JPH11134765A - 記録媒体カートリッジ装着装置 - Google Patents

記録媒体カートリッジ装着装置

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JPH11134765A
JPH11134765A JP9300543A JP30054397A JPH11134765A JP H11134765 A JPH11134765 A JP H11134765A JP 9300543 A JP9300543 A JP 9300543A JP 30054397 A JP30054397 A JP 30054397A JP H11134765 A JPH11134765 A JP H11134765A
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JP
Japan
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cartridge
recording medium
disk
lever
medium cartridge
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JP9300543A
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English (en)
Inventor
Hidetoshi Kabasawa
秀年 椛澤
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Teac Corp
Original Assignee
Teac Corp
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B17/00Guiding record carriers not specifically of filamentary or web form, or of supports therefor
    • G11B17/02Details
    • G11B17/04Feeding or guiding single record carrier to or from transducer unit
    • G11B17/041Feeding or guiding single record carrier to or from transducer unit specially adapted for discs contained within cartridges
    • G11B17/043Direct insertion, i.e. without external loading means
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B33/00Constructional parts, details or accessories not provided for in the other groups of this subclass
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B2220/00Record carriers by type
    • G11B2220/20Disc-shaped record carriers
    • G11B2220/25Disc-shaped record carriers characterised in that the disc is based on a specific recording technology
    • G11B2220/2508Magnetic discs
    • G11B2220/2512Floppy disks

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  • Feeding And Guiding Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、高容量のディスクカートリッジが
誤挿入されることを挿入途中に防止することを課題とす
る。 【解決手段】 誤挿入防止機構25は、ディスクホルダ
12の上面に形成された開口12bに設けられており、
ディスクカートリッジ100,105の前端に最初に当
接する第1レバー32と、第1レバー32の後方に配設
された第2レバー33と、第1レバー32を付勢する第
1トーションバネ34と、第2レバー33を付勢する第
2トーションバネ35とから構成されている。誤挿入防
止機構25は、第1レバー32と第2レバー33とが相
互に回動を規制した状態で回動を停止し、ディスクカー
トリッジ105の挿入を防止する誤挿入防止状態とな
る。よって、ディスクカートリッジ105は、カートリ
ッジ搬送路40の中間位置で誤挿入が防止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は記録媒体カートリッ
ジ装着装置に係り、特に記録媒体を収容する記録媒体カ
ートリッジが正しい向きで挿入されたときのみ記録媒体
カートリッジの装着動作が行われるよう構成された記録
媒体カートリッジ装着装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、パーソナルコンピュータあるい
はワードプロセッサ等の電子装置では、情報を記録させ
る手段として磁気ディスク装置が装備されている。そし
て、磁気ディスク装置は、記録媒体としての磁気ディス
クが収容されたディスクカートリッジ(記録媒体カート
リッジ)が装着されると、ディスクカートリッジ内に収
容された磁気ディスクが回転駆動されると共に、磁気ヘ
ッドが磁気ディスクに摺接して磁気記録再生を行う。
【0003】また、上記のような磁気ディスク装置にお
いては、磁気ヘッドを支持するヘッドキャリッジがガイ
ドシャフトに沿って磁気ディスクの半径方向に移動する
ことにより、磁気ディスクの任意の記録トラックに磁気
ヘッドを摺接させて磁気記録又は再生が行われる。ま
た、磁気ディスク装置においては、ディスク回転速度を
高くすることにより記憶容量の高密度化を図り、磁気デ
ィスクの記憶容量の大容量化が進められている。この種
の大容量の磁気ディスク装置では、磁気ディスクの高速
回転に伴って発生する空気流による浮上力が磁気ヘッド
に付与されるため、磁気ヘッドが磁気ディスクの表面を
僅かに浮上した状態で磁気記録再生を行うことができ
る。
【0004】ディスクカートリッジには、記憶容量の異
なる複数の種類があり、ディスク状記録媒体の記憶容量
に応じて両面倍密度倍トラックディスク(一般に「2D
D」と呼ばれる)、両面高密度ディスク(一般に「2H
D」と呼ばれる)が規格化されている。さらに、近年、
2HDの記憶容量1.44MBよりも大容量のディスク
状記録媒体が開発されつつある。例えばアンフォーマッ
ト状態で約240MB、フォーマット状態で約200M
Bの記憶容量を有するディスクカートリッジ(一般に
「HiFD」と呼ばれる)がある。
【0005】従来から使用されている下位カートリッジ
(2DD,2HD)と、大容量化された上位カートリッ
ジ(HiFD)とは、互換性が採れるように各寸法及び
外観形状が略同じ構成となっている。そのため、上記の
ような構成とされた磁気ディスク装置では、従来から使
用されている下位カートリッジ(2DD,2HD)と、
大容量化された上位カートリッジ(HiFD)のどの種
類のディスクカートリッジが装着されても磁気記録又は
再生が行えるような構成となっている。
【0006】パーソナルコンピュータ等で広く使用され
ている従来の磁気ディスク装置では、主に2DD及び2
HDの下位カートリッジが装着できるように構成されて
いる。そして、従来の磁気ディスク装置では、2DD又
は2HDの磁気ディスクによってフォーマットが異なる
ため、装着されたディスクカートリッジが2DD又は2
HDのいずれかであるのか判別する必要がある。そのた
め、磁気ディスク装置には、2DDであること検出する
検出スイッチが設けられており、この検出スイッチがオ
ンのときは2DDであるものと判断し、この検出スイッ
チがオフのときは2HDであるものと判断する。
【0007】また、上位カートリッジが装着される上位
の磁気ディスク装置では、下位カートリッジも装着可能
となっている。これらの各ディスクカートリッジは、夫
々記憶容量が異なるが外観形状及び各部の寸法が同一と
なっている。しかしながら、上位カートリッジの磁気デ
ィスクは、下位カートリッジのものに比べて記憶容量が
大きいため、例えば回転速度も高速であり、磁気ヘッド
及びヘッドキャリッジもHiFD仕様となっている。
【0008】ここで、各カートリッジの形状について説
明する。図17は2HDカートリッジの形状を示す斜視
図である。図17に示されるように、2HD用の下位カ
ートリッジ100は、内部に磁気ディスク(図示せず)
を収容しており、挿入方向の前端側には磁気ヘッド(図
示せず)が進入するための開口101を開閉するための
シャッタ102が摺動可能に取り付けられている。
【0009】また、下位カートリッジ100の挿入方向
の前端右側の角部には、挿入方向に対し45°の角度で
傾斜する切除部103が設けられている。この切除部1
03は、後述する記録媒体カートリッジ装着装置(以下
「装着装置」と称す)に設けられた誤挿入防止機構に係
合してカートリッジ挿入動作を許容させることができ
る。
【0010】すなわち、下位カートリッジ100の挿入
方向が間違っている場合には、切除部103が誤挿入防
止機構に係合できない位置にあるため、下位カートリッ
ジ100の挿入が阻止される。下位カートリッジ100
の後部側には、書き込みを禁止するライトプロテクト1
00aと、2HDであることを識別するための開口10
0bが設けられている。
【0011】尚、2DD用のカートリッジは、上記2H
D用の下位カートリッジ100と同一形状に構成されて
いるが、2HD識別用の開口100bのみが設けられて
いないだけなので、図示を省略する。図18はHiFD
カートリッジの形状を示す斜視図である。図18に示さ
れるように、HiFD用の上位カートリッジ105は、
上記2DD又は2HD用の下位カートリッジ100と同
じ寸法、形状であり、挿入方向の前端側には磁気ヘッド
(図示せず)が進入するための開口106を開閉するた
めのシャッタ107が摺動可能に取り付けられている。
【0012】また、挿入方向の前端には、挿入方向に延
在する溝からなる切除部108が設けられている。この
切除部108は、上記2DD又は2HD用の下位カート
リッジ100の切除部103とは異なる。そのため、H
iFD用の上位カートリッジ105は、2DD又は2H
D用装着装置に挿入できないようになっている。また、
2DD又は2HD用の下位カートリッジ100及びHi
FD用の上位カートリッジ105が装着可能な装着装置
では、上記切除部103と切除部108のどちらでも検
出してカートリッジ100,105の誤挿入を防止する
ことができるように構成されている。そして、上位カー
トリッジ105には、開口105aと、書き込みを禁止
するライトプロテクト105bと、HiFDであること
を識別するための開口105cが設けられている。
【0013】ここで、2DD又は2HD又はHiFD用
のカートリッジが装着可能な装着装置について説明す
る。図19は従来の2DD,2HD,HiFD用の各カ
ートリッジが装着可能な磁気ディスク装置の平面図であ
る。図19に示されるように、磁気ディスク装置110
には、シャーシ112の上方に2DD,2HD,HiF
Dの3種類のディスクカートリッジ(図示せず)を装着
可能とされた装着装置111が設けられている。この装
着装置111は、ディスクカートリッジ(図示せず)を
挿入されるディスクホルダ113を有する。
【0014】また、シャーシ112の前面側には、ディ
スク挿入口とイジェクト釦114を有する前面ベゼル1
15が取り付けられている。また、ディスクホルダ11
3の下方には、摺動動作に連動してディスクホルダ11
3を昇降させるスライダ116が設けられている。ディ
スクホルダ113は、後述する各種のディスクカートリ
ッジが挿入される空間を両側から囲むように形成された
ディスク挿入ガイド113a,113bを有する。ディ
スクカートリッジ100,105は、両側がディスク挿
入ガイド113a,113bに摺動することにより挿入
位置をガイドされる。
【0015】また、ディスクホルダ113の天板後部に
は、誤挿入防止機構130が設けられている。この誤挿
入防止機構130は、ディスクホルダ113の上面後部
に起立する軸131に回動自在に支持されたレバー13
2と、レバー132を時計方向に付勢するコイルバネ1
33とからなる。そして、レバー132には、カートリ
ッジ100,105の切除部103,108に係合する
係合部134が下方に折曲されている。
【0016】また、ディスクホルダ113の後部中央に
は、磁気ヘッド116を支持するヘッドキャリッジ11
7と、ヘッドキャリッジ117を駆動するキャリッジ駆
動機構118とが設けられている。キャリッジ駆動機構
118は、ヘッドキャリッジ117をガイドするガイド
シャフト119及びリードスクリュウ120と、リード
スクリュウ120を回転させてヘッドキャリッジ117
を移動させるキャリッジ駆動モータ121とからなる。
【0017】また、ディスクホルダ113の後部右側に
は、ディスク排出時はスライダ(図示せず)を係止し、
イジェクト操作時にはディスクホルダ113内に挿入さ
れたディスクカートリッジ100,105をイジェクト
方向に押し出すラッチレバー122が回動自在に設けら
れている。すなわち、ラッチレバー122は、回転軸孔
122aを回転中心としてシャーシ112に回転自在に
取り付けられており、トーションバネ(図示せず)のバ
ネ力によりイジェクト方向(反時計方向)に付勢されて
いる。そして、ラッチレバー122は、ディスクカート
リッジの挿入動作により時計方向に回動してスライダの
係止を解除する。
【0018】尚、イジェクト釦114は、スライダの前
端に結合されており、押圧操作によりスライダをラッチ
レバー122の係止解除位置にスライドさせる。これに
より、ディスクカートリッジ100,105は、前面ベ
ゼル115のディスク挿入口からイジェクトされる。ま
た、シャーシ112上には、ディスクホルダ113の降
下動作による装着位置に保持されたディスクカートリッ
ジ100,105の磁気ディスクを回転駆動するターン
テーブル124及びターンテーブル124を回転駆動す
るディスクモータ125が設けられている。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】上記のような誤挿入防
止機構130では、ディスクホルダ113の上面後部に
設けられたレバー132の係合部134がカートリッジ
100,105の切除部103,108に係合すること
によりカートリッジ100,105の挿入が可能となる
構成である。
【0020】図20(A)〜(C)はカートリッジの挿
入方向に対する従来の誤挿入防止機構の動作を説明する
ための図である。図20(A)に示されるように、上位
カートリッジ105が上下逆向きに挿入された場合、切
除部108が係合部134と係合できず、上位カートリ
ッジ105の挿入方向の前縁が係合部134の端部に当
接する。そのため、上位カートリッジ105は、係合部
134に当接してそれ以上挿入できなくなり、誤挿入が
防止される。
【0021】また、図20(B)に示されるように、上
位カートリッジ105が正しい向きで挿入された場合、
切除部108の溝内に係合部134が嵌入して上位カー
トリッジ105の挿入が許容される。そのため、上位カ
ートリッジ105は、所定装着位置に装着される。ま
た、図20(C)に示されるように、下位カートリッジ
100が正しい向きで挿入された場合、切除部103の
傾斜面に係合部134が係合してレバー132が反時計
方向に回動する。このように、係合部134が下位カー
トリッジ100が挿入される搬送路から退避するため、
下位カートリッジ100の挿入が許容される。そのた
め、下位カートリッジ100は、所定装着位置に装着さ
れる。
【0022】しかしながら、上記誤挿入防止機構130
は、レバー132がディスクホルダ113の上面後部に
設けられているので、下位カートリッジ100あるいは
上位カートリッジ105が間違った向きでディスクホル
ダ113に挿入された場合には、カートリッジ100,
105をディスクホルダ113に挿入し終わる直前の最
終段階まで挿入させたとき、係合部134の端部がカー
トリッジの挿入側縁部に当接してカートリッジ100,
105の挿入を阻止できる。
【0023】そのため、上記誤挿入防止機構130で
は、カートリッジ100,105の殆どがディスクホル
ダ113に挿入されるまで、カートリッジ100,10
5の向きが間違っているか否かが分からず、カートリッ
ジ挿入の初期段階にカートリッジ100,105の向き
を判別することができないという問題がある。さらに、
従来の磁気ディスク装置では、図19に示されるよう
に、シャーシ112上に設けられたラッチレバー122
と、ディスクホルダ113の上面に設けられた誤挿入防
止機構130とが平面図上同一位置に配設されている。
そのため、従来は、ラッチレバー122と誤挿入防止機
構130とがディスクホルダ113を介して上下方向に
重なっているので、装置自体の薄型化を図ることが難し
かった。
【0024】そこで、本発明は上記問題を解決した記録
媒体記録再生装置を提供することを目的とする。
【0025】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は以下のような特徴を有する。上記請求項1
記載の発明は、内部に記録媒体を収容し、挿入方向の前
端部分に切除部を備えてなる記録媒体カートリッジが挿
入可能とされたカートリッジ搬送路と、誤挿入防止機構
とを有する記録媒体カートリッジ装着装置であって、前
記誤挿入防止機構は、前記カートリッジ搬送路の途中に
配され、前記記録媒体カートリッジの前記切除部に嵌入
される嵌入部と、少なくとも一部が該嵌入部よりも挿入
方向側に位置するように前記カートリッジ搬送路の途中
に配され、且つ挿入される記録媒体カートリッジの前端
に当接する当接部とを備えてなり、前記記録媒体カート
リッジが正常な向き以外の向きに挿入されたときには、
前記嵌入部が前記記録媒体カートリッジの挿入方向前端
に当接して、前記記録媒体カートリッジのそれ以上の挿
入を阻止し、前記記録媒体カートリッジが正常な向きに
挿入されたときには、前記嵌入部が前記切除部に嵌入し
ているときに前記当接部が前記記録媒体カートリッジの
前端に押圧されて前記記録媒体カートリッジの挿入を許
容する方向に動作することを特徴とするものである。
【0026】従って、請求項1記載の発明によれば、記
録媒体カートリッジが正常な向き以外の向きに挿入され
たときには、カートリッジ搬送路の途中に配された嵌入
部が記録媒体カートリッジの挿入方向前端に当接して、
記録媒体カートリッジのそれ以上の挿入を阻止するた
め、記録媒体カートリッジがカートリッジ搬送路の最終
段階まで挿入される前に記録媒体カートリッジの向きが
間違っていることを検出してそれ以上記録媒体カートリ
ッジが挿入されることを防止できる。
【0027】上記請求項2記載の発明は、前記請求項1
記載の記録媒体カートリッジ装着装置であって、前記誤
挿入防止機構は、前記嵌入部と前記当接部とが一体的に
形成されており、前記当接部が挿入される記録媒体カー
トリッジの前端に駆動されて前記カートリッジ搬送路か
ら退避することによって前記嵌入部が前記カートリッジ
搬送路から退避する構成としたことを特徴とするもので
ある。
【0028】従って、請求項2記載の発明によれば、嵌
入部と当接部とが一体的に形成されており、当接部が挿
入される記録媒体カートリッジの前端に駆動されてカー
トリッジ搬送路から退避することによって嵌入部がカー
トリッジ搬送路から退避する構成としたため、記録媒体
カートリッジがカートリッジ搬送路の最終段階まで挿入
される前に記録媒体カートリッジの向きが間違っている
ことを検出してそれ以上記録媒体カートリッジが挿入さ
れることを防止できると共に部品点数を削減することが
できる。
【0029】上記請求項3記載の発明は、前記請求項1
記載の記録媒体カートリッジ装着装置であって、前記誤
挿入防止機構は、前記嵌入部と前記当接部とが別体に形
成されており、前記嵌入部は、前記カートリッジ搬送路
内で、挿入される記録媒体カートリッジの前記切除部に
嵌入される第1の位置と、前記カートリッジ搬送路外の
第2の位置とを移動可能に設けられ、前記当接部は、挿
入される記録媒体カートリッジの前端に当接され、前記
嵌入部が第1の位置から第2の位置へと移動することを
阻止するロック位置と、前記カートリッジ搬送路外で、
前記嵌入部が第1の位置から第2の位置へと移動するこ
とを許容するアンロック位置とを移動可能に設けられて
なり、前記記録媒体カートリッジが正常な向き以外の向
きに挿入されたときには、第1の位置に位置した前記嵌
入部が前記記録媒体カートリッジの挿入方向前端に当接
して、前記記録媒体のそれ以上の挿入を阻止し、前記記
録媒体カートリッジが正常な向きに挿入されたときに
は、前記嵌入部が前記切除部に嵌入しているときに、前
記当接部が前記記録媒体カートリッジの前端に駆動され
てアンロック位置へ移動し、前記嵌入部が第2の位置へ
と移動して前記記録媒体カートリッジの挿入を許容する
ことを特徴とするものである。
【0030】従って、請求項3記載の発明によれば、嵌
入部と当接部とが別体に形成されており、記録媒体カー
トリッジが正常な向き以外の向きに挿入されたときに
は、第1の位置に位置した嵌入部が記録媒体カートリッ
ジの挿入方向前端に当接して、記録媒体のそれ以上の挿
入を阻止するため、記録媒体カートリッジがカートリッ
ジ搬送路の最終段階まで挿入される前に記録媒体カート
リッジの向きが間違っていることを検出してそれ以上記
録媒体カートリッジが挿入されることを防止できると共
に、挿入方向の押圧力を嵌入部と当接部とで受けること
によりカートリッジ挿入操作に対する強度がより高めら
れる。
【0031】
【発明の実施の形態】以下図面と共に本発明になる記録
媒体カートリッジ装着装置の一実施例について説明す
る。図1は本発明になる記録媒体カートリッジ装着装置
の一実施例が適用された磁気ディスク装置11の平面図
である。
【0032】図1に示されるように、磁気ディスク装置
11は、ディスクカートリッジ(図示せず)が挿入され
るディスクホルダ12と、前後方向に摺動してディスク
ホルダ12を昇降させるスライダ13とがフレーム14
上に取り付けられている。スライダ13はフレーム14
上をA,B方向に摺動自在に設けられ、ディスクカート
リッジ100,105(図17、図18を参照)の挿入
操作によりA方向に摺動してホルダ12をカートリッジ
挿入・イジェクト位置からカートリッジ装着位置へ降下
させる。
【0033】スライダ13は前部右側にイジェクト釦1
5が固着される。また、スライダ13はコイルスプリン
グ16によりA方向に付勢される。フレーム14上に
は、ディスク回転用のモータに駆動されるターンテーブ
ル17(図1中、破線で示す)と、磁気ヘッド(図示せ
ず)を支持するヘッドキャリッジ18とが設けられてい
る。また、フレーム14の下面側には、制御回路を有す
る回路基板(図示せず)が取り付けられている。
【0034】ヘッドキャリッジ18は、前後方向(A,
B方向)に延在するガイドシャフト19,20にガイド
されて移動可能に設けられている。ヘッドキャリッジ1
8は、後述するボイスコイルモータ21からの駆動力に
よりガイドシャフト19,20にガイドされてA,B方
向に移動する。これにより、ヘッドキャリッジ18に支
持された磁気ヘッドは、ディスクカートリッジ100,
105内に収納された磁気ディスク(図示せず)の半径
方向に移動して所望とするトラックに磁気記録又は再生
を行うことができる。
【0035】そして、スライダ13の下面には、ダンパ
機構22が配設されている。このダンパ機構22は、ス
ライダ13の下面に回動自在に設けられたダンパプレー
ト23と、このダンパプレート23を付勢するトーショ
ンバネ24とよりなる。ダンパ機構22のトーションバ
ネ24は、スライダ13がカートリッジ挿入・イジェク
ト位置からカートリッジ装着位置への移動初期にはスラ
イダ13を移動方向と逆方向(B方向)に付勢し、スラ
イダ13が摺動する過程でダンパプレート23が所定以
上回動したときスライダ13を移動方向(A方向)に付
勢するように構成されている。
【0036】また、ディスクホルダ12のカートリッジ
搬送路40途中には、ディスクカートリッジ100,1
05が正しい向きで挿入された場合のみディスクカート
リッジ100,105の挿入を許容し、ディスクカート
リッジ100,105が間違った向きで挿入された場合
にはディスクカートリッジ100,105の挿入を阻止
する誤挿入防止機構25が設けられている。
【0037】図2はディスク装置の正面図である。図2
に示されるように、フレーム14の前側端部には、ディ
スク挿入口26を有する前面ベゼル27が取り付けられ
ている。また、前面ベゼル27の上端右側には、イジェ
クト釦15が摺動可能に嵌合される凹部27aが設けら
れている。尚、前面ベゼル27の裏側には、ディスク挿
入口26を内側から閉塞するフラップ28が開閉方向に
回動可能に設けられている。
【0038】図3はディスクホルダ12とスライダ13
とが組み合わされた状態を示す側面図である。図3に示
されるように、スライダ13の両側に設けられた傾斜溝
13aには、ディスクホルダ12の係合ピン12aが嵌
合している。そのため、スライダ13がA,B方向に摺
動動作することにより係合ピン12aが傾斜溝13aに
沿って駆動される。よって、スライダ13がB方向に摺
動すると、ディスクホルダ12はカートリッジ挿入・イ
ジェクト位置に上昇し、スライダ13がA方向に摺動す
るとカートリッジ装着位置に降下する。
【0039】ここで、図1に戻って説明する。フレーム
14上には、スライダ13を係止するラッチレバー30
が設けられている。このラッチレバー30は、ディスク
カートリッジ100,105のシャッタ102,107
(図17、図18を参照)を開閉するためのレバー部3
0aと、スライダ13を掛止する円弧状の掛止部30b
とを有する。
【0040】本実施例では、図1に示されるように、誤
挿入防止機構25がディスクカートリッジ100,10
5の挿入途中に配設されているため、ラッチレバー30
よりA方向にずらした位置に設けられている。すなわ
ち、誤挿入防止機構25とラッチレバー30との配置が
上下方向で重ならないため、磁気ディスク装置11の薄
型化を図ることができる。
【0041】ラッチレバー30は、ディスクカートリッ
ジがディスクホルダ12に挿入されると共に、ディスク
カートリッジ前端に押圧されて時計方向に回動する。そ
して、円弧状の掛止部30bがスライダ13の被掛止部
13bから離間すると、コイルスプリング16により付
勢されているスライダ13はA方向に摺動する。このよ
うにラッチレバー30が回動することにより、レバー部
30aの先端がディスクカートリッジ100,105の
シャッタ102,107(図17、図18を参照)を開
方向に押圧して磁気ヘッドが磁気ディスクに摺接できる
ようにする。
【0042】また、イジェクト釦15がB方向に押圧さ
れてスライダ13が同方向に摺動すると、スライダ13
の被掛止部13bの側面に当接していた掛止部30bの
掛止が解除されるため、ラッチレバー30はコイルスプ
リング16のバネ力により反時計方向に回動する。これ
により、ディスクホルダ12に挿入されていたディスク
カートリッジはラッチレバー30によりA方向に押し出
されてイジェクトされる。
【0043】ここで、本発明の要部である誤挿入防止機
構25の構成について説明する。図4は誤挿入防止機構
25を拡大して示す平面図である。図4に示されるよう
に、誤挿入防止機構25は、ディスクホルダ12の上面
に形成された開口12bに設けられた第1レバー32
と、第1レバー32の後方に配設された第2レバー33
と、第1レバー32を付勢する第1トーションバネ34
と、第2レバー33を付勢する第2トーションバネ35
とから構成されている。
【0044】第1レバー32には、C,D方向に延在す
る軸36が挿通されている。軸36は、ディスクホルダ
12の上面に切り起こしされた軸受け部37により軸承
される。そして、第1レバー32は、ディスクカートリ
ッジ100,105の切除部103,108に係合又は
嵌入する嵌入部32aを有する。この嵌入部32aは、
ディスクカートリッジ100,105が誤った向きで挿
入された場合にディスクカートリッジ100,105の
挿入側端部に当接する。
【0045】また、第2レバー33には、C,D方向に
延在する軸38が挿通されている。軸38は、ディスク
ホルダ12の上面に切り起こしされた軸受け部39によ
り軸承される。そして、第2レバー33は、第1レバー
32の背面に当接する第2当接部33aを有する。図5
は第1レバー32の形状を説明するための図である。
【0046】図5に示されるように、第1レバー32
は、上記嵌入部32aと、嵌入部32aの上方で軸36
が挿通される孔32bと、嵌入部32aの下方でクラン
ク状に曲げられたディスクカートリッジ105の挿入側
端部に当接する第1当接部32cと、嵌入部32aの背
面側に設けられた段部32dとを有する。尚、嵌入部3
2a及び第1当接部32c及び段部32dの形状は、後
述するように上記第2レバー33の回動動作位置に連動
してディスクカートリッジ100,105の挿入動作を
許容又は阻止するように形成されている。
【0047】図6は第2レバー33の形状を説明するた
めの図である。図6に示されるように、第2レバー33
は、上記第2当接部33aと、軸38が挿通される孔3
3b,33cと、第2トーションバネ35が取り付けら
れる凹部33dと、ディスクカートリッジ100,10
5が正しい向きで挿入された場合にディスクカートリッ
ジ100,105の挿入側端部に当接する第3当接部3
3eとを有する。また、第2レバー33の背面側には、
第2トーションバネ35の端部が掛止される掛止用凹部
33fが設けられている。
【0048】尚、第2当接部33a及び第3当接部33
eの形状は、後述するように上記第1レバー32の回動
動作位置に連動してディスクカートリッジ100,10
5の挿入動作を許容又は阻止するように形成されてい
る。図7はディスクカートリッジ105が誤った向きで
挿入された場合の誤挿入防止機構25の動作を説明する
ための動作図である。また、図8はディスクカートリッ
ジ105が正しい向きで挿入された場合の誤挿入防止機
構25の動作を説明するための動作図である。
【0049】まず、図7を参照して上位のディスクカー
トリッジ105が誤った向きで挿入された場合の誤挿入
防止機構25の動作について説明する。図7(A)に示
されるように、第1レバー32及び第2レバー33は、
トーションバネ34,35のバネ力により時計方向に付
勢されている。そして、第1レバー32は、第1当接部
32cがディスクホルダ12の下面側に設けられたスト
ッパ39に当接した状態、すなわちカートリッジ搬送路
40を塞ぐように上下方向に延在した状態で停止してい
る。また、第2レバー33は、ディスクホルダ12の上
面側に設けられた開口12bの縁部12cに当接して第
3当接部33eが第1レバー32の背面側から所定距離
離間した傾斜状態で停止している。
【0050】ここで、ディスクカートリッジ105が間
違った向きで挿入された場合、ディスクカートリッジ1
05の切除部108が第1レバー32の嵌入部32aに
対向せず、ディスクカートリッジ105の挿入側端部1
05bが第1レバー32の嵌入部32aに当接する。こ
のように、操作力Fで挿入されたディスクカートリッジ
105の挿入側端部105bが第1レバー32の嵌入部
32aに当接すると、第1レバー32の嵌入部32aが
反時計方向に回動する。このとき、第2レバー33は、
ディスクカートリッジ105の挿入側端部105bに当
接しておらず、反時計方向に回動していない。
【0051】図7(B)に示されるように、ディスクカ
ートリッジ105が間違った向きで挿入されると共に、
第1レバー32は嵌入部32aがディスクカートリッジ
105の挿入側端部105bに押圧されて反時計方向に
回動させる力Faが作用するため、背面側に設けられた
段部32dが第2レバー33の第2当接部33aに対し
下方から当接する。
【0052】一方、第2レバー33は、第3当接部33
eの端部がディスクカートリッジ105の挿入側端部1
05bから隙間Sを介して離間しているため、反時計方
向に回動させる力が作用していない。これにより、第2
レバー33は、第2当接部33aが第1レバー32の段
部32dによりロックされて回動できない状態となると
共に、第1レバー32がそれ以上反時計方向に回動する
ことを阻止する。
【0053】そのため、誤挿入防止機構25は、第1レ
バー32と第2レバー33とが相互に回動を規制した状
態で回動を停止し、ディスクカートリッジ105の挿入
を防止する誤挿入防止状態となる。よって、ディスクカ
ートリッジ105は、カートリッジ搬送路40の中間位
置で誤挿入が防止され、それ以上ディスクホルダ12内
に挿入することができない。
【0054】このように、ディスクカートリッジ105
が間違った向きで挿入された場合には、第1レバー32
と第2レバー33とが相互に回動不可状態にロックされ
る。そのため、ディスクホルダ12内のカートリッジ搬
送路40においては、第1レバー32及び第2レバー3
3により塞がれ間違った向きで挿入されたディスクカー
トリッジ105の挿入が阻止される。
【0055】よって、操作者は、ディスクカートリッジ
105がディスクホルダ12への挿入途中で挿入が阻止
されるため、ディスクカートリッジ105の向きが間違
っていることが分かる。従って、上記の如く誤挿入防止
機構25によれば、ディスクカートリッジ105がディ
スクホルダ12への最終段階まで挿入される前の挿入途
中でディスクカートリッジ105の誤挿入を検出できる
ので、ディスクカートリッジ105を正しい向きに直す
入れ換え操作が容易に行える。
【0056】また、誤挿入防止機構25では、第1レバ
ー32及び第2レバー33によりディスクカートリッジ
105の挿入方向の力Fを受けることができるので、比
較的大きな操作力で挿入操作された場合でも、変形する
ことなく操作力Fに耐えうる強度を有している。また、
下位のディスクカートリッジ100が間違った向きで挿
入された場合には、ディスクカートリッジ100の挿入
側端部100bが第1レバー32の嵌入部32aに当接
するため、第1レバー32及び第2レバー33が相互に
回動不可状態となってディスクカートリッジ100の挿
入を阻止する。このように、誤挿入防止機構25は、下
位のディスクカートリッジ100が間違った向きで挿入
された場合でも上位のディスクカートリッジ105の場
合と同様に挿入を阻止する。
【0057】次に、図8を参照してディスクカートリッ
ジ105が正しい向きで挿入された場合の誤挿入防止機
構25の動作について説明する。図8(A)に示される
ように、ディスクカートリッジ105が正しい向きで挿
入された場合、ディスクカートリッジ105の切除部1
08が第1レバー32の嵌入部32aに対向する位置に
ある。そのため、ディスクカートリッジ105が操作力
Fで挿入されると、ディスクホルダ12内のカートリッ
ジ搬送路40に挿入される中間付近で第1レバー32の
嵌入部32aが切除部108に相対的に嵌入する。
【0058】これと共に、ディスクカートリッジ105
の挿入側端部105aが第1レバー32の第1当接部3
2c及び第2レバー33の第3当接部33eに当接す
る。そのため、ディスクカートリッジ105がさらに挿
入されると、第1レバー32はトーションバネ34のバ
ネ力に抗して反時計方向に回動すると共に、第2レバー
33もトーションバネ35のバネ力に抗して反時計方向
に回動しはじめる。
【0059】図8(B)に示されるように、ディスクカ
ートリッジ105が挿入されると共に、第1レバー32
は嵌入部32aが切除部108の溝内に相対的に嵌入し
ているので、第1当接部32cが傾斜した状態で第2レ
バー33の第2当接部33aの先端に当接する。これに
より、第2レバー33は、第2当接部33aが第1当接
部32cの背面に押圧されて反時計方向に回動して第1
レバー32に対するロックを解除する。
【0060】また、ディスクカートリッジ105が挿入
されると共に、第1レバー32は第1当接部32cが傾
斜した状態で第2レバー33の第2当接部33aの先端
に当接する。図8(C)に示されるように、さらにディ
スクカートリッジ105が挿入されると、第2レバー3
3は、第2当接部33aが第1当接部32cの背面に押
圧されて反時計方向に回動する。
【0061】やがて、第1レバー32は嵌入部32aが
切除部108の壁部108aに当接して切除部108の
上方に退避する。また、第2レバー33は、前面側がデ
ィスクカートリッジ105の挿入側端部105aに押圧
されてディスクカートリッジ105の上方に退避する。
これにより、誤挿入防止機構25はディスクカートリッ
ジ105の挿入が許容された状態となる。よって、ディ
スクカートリッジ105は、カートリッジ搬送路40の
最終段階まで挿入させることが可能となる。
【0062】また、下位のディスクカートリッジ100
が正しい向きで挿入された場合には、第2レバー33の
第3当接部33eがディスクカートリッジの挿入方向前
端100aにより駆動されて時計方向に回動し、第1レ
バー32に対するロックを解除する。この後、第1レバ
ー32は嵌入部32aが切除部103の傾斜面を摺動し
て上方へ退避する。続いて、第2レバー33も第3当接
部33eがディスクカートリッジの挿入方向前端100
aに押圧されて上方に退避する。
【0063】このように、誤挿入防止機構25は、下位
のディスクカートリッジ100が正しい向きで挿入され
た場合でも上位のディスクカートリッジ105の場合と
同様に下位のディスクカートリッジ100の挿入を許容
する。また、ディスクカートリッジ100,105が正
しい向きで挿入された場合、図8(C)に示されるよう
に、第1レバー32及び第2レバー33はトーションバ
ネ34,35のバネ力により反時計方向に回動付勢され
ているので、ディスクカートリッジ100,105の上
面を押圧している。そのため、ディスクカートリッジ1
00,105がイジェクトされる際には、第1レバー3
2及び第2レバー33の押圧力がイジェクト動作の負荷
となり、ディスクカートリッジ100,105のイジェ
クト動作を減速する。よって、イジェクト動作時は、第
1レバー32及び第2レバー33の押圧力によりディス
クカートリッジ100,105がディスク挿入口26か
ら飛び出すことが防止される。
【0064】図9は誤挿入防止機構の変形例1を説明す
るための平面図である。図9に示されるように、誤挿入
防止機構41は、ディスクホルダ12の上面側開口12
bに設けられたレバー42と、レバー42を付勢するト
ーションバネ43とから構成されている。このように、
誤挿入防止機構41では、1個のレバー42でディスク
カートリッジ100,105の誤挿入を防止できるの
で、構成の簡略化及び部品点数の削減が図られている。
【0065】レバー42には、C,D方向に延在する軸
44が挿通されている。軸44は、ディスクホルダ12
の上面に切り起こしされた軸受け部45により軸承され
る。そして、レバー42は、ディスクカートリッジ10
0,105の切除部103,108に係合又は嵌入する
嵌入部42aと、ディスクカートリッジ100,105
の挿入側端部100a,105aに当接する当接部42
bとを有する。
【0066】この嵌入部42aは、ディスクカートリッ
ジ100,105が誤った向きで挿入された場合にディ
スクカートリッジ100,105の挿入側端部100
b,105bに当接する。また、当接部42bはカート
リッジ挿入方向(B方向)に対し約45°の角度で傾斜
する傾斜面よりなる。ここで、ディスクカートリッジ1
05が正しい向きで挿入された場合の誤挿入防止機構4
1の動作について図10を参照して説明する。
【0067】図10(A)に示されるように、レバー4
2はトーションバネ43のバネ力により反時計方向に付
勢されている。そして、カートリッジ挿入前の状態にお
いて、レバー42は、ディスクホルダ12の開口12b
内に横架された支持部12dに当接して水平状態を保
つ。このとき、嵌入部42aは下方に曲げられているの
で、開口12bからディスクホルダ12内に突出してい
る。また、当接部42bも約45°の角度で傾斜した状
態で開口12bからディスクホルダ12内に突出してい
る。
【0068】ここで、ディスクカートリッジ105が正
しい向きで挿入された場合、ディスクカートリッジ10
5の切除部108がレバー42の嵌入部42aに対向す
る位置にある。そのため、ディスクカートリッジ105
が操作力Fで挿入されると、ディスクホルダ12内のカ
ートリッジ搬送路40の中間付近でレバー42の嵌入部
42aが切除部108に相対的に嵌入する。
【0069】図10(B)に示されるように、ディスク
カートリッジ105が挿入されると共に、レバー42は
嵌入部42aが切除部108の溝内に相対的に嵌入して
いるので、当接部42bの傾斜面がディスクカートリッ
ジ105の挿入側端部105aに押圧される。そのた
め、ディスクカートリッジ105がさらに挿入される
と、レバー42はトーションバネ43のバネ力に抗して
上方に回動する。
【0070】図10(C)に示されるように、ディスク
カートリッジ105が挿入されると共に、レバー42全
体が上方に回動して嵌入部42a及び当接部42bがカ
ートリッジ搬送路40から退避する。これにより、誤挿
入防止機構41はディスクカートリッジ105の挿入が
許容された状態となる。よって、ディスクカートリッジ
105は、カートリッジ搬送路40の最終段階まで挿入
させることが可能となる。
【0071】また、下位のディスクカートリッジ100
が正しい向きで挿入された場合には、当接部42bが挿
入方向前端100aを摺動してレバー42の嵌入部42
aが上方に退避する。このように、誤挿入防止機構41
は、下位のディスクカートリッジ100が正しい向きで
挿入された場合でも上位のディスクカートリッジ105
の場合と同様にディスクカートリッジ100の挿入を許
容する。
【0072】また、ディスクカートリッジ100,10
5が正しい向きで挿入された場合、図10(C)に示さ
れるように、レバー42はトーションバネ43のバネ力
により反時計方向に回動付勢されているので、当接部4
2bがディスクカートリッジ100,105の上面を押
圧している。そのため、ディスクカートリッジ100,
105がイジェクトされる際には、レバー42の押圧力
がイジェクト動作の負荷となり、ディスクカートリッジ
100,105のイジェクト動作を減速する。よって、
イジェクト動作時は、レバー42の押圧力によりディス
クカートリッジ100,105がディスク挿入口26か
ら飛び出すことが防止される。
【0073】次に、図11を参照して上位のディスクカ
ートリッジ105が誤った向きで挿入された場合の誤挿
入防止機構41の動作について説明する。図11(A)
に示されるように、ディスクカートリッジ105が間違
った向きで挿入された場合、ディスクカートリッジ10
5の切除部108がレバー42の嵌入部42aに対向せ
ず、ディスクカートリッジ105の挿入側端部105b
が垂下方向に延在するレバー42の嵌入部42aに対向
する。
【0074】図11(B)に示されるように、ディスク
カートリッジ105が間違った向きで挿入されると共
に、レバー42の嵌入部32aはディスクカートリッジ
105の挿入側端部105bに当接する。これにより、
レバー42は、ディスクカートリッジ105の挿入側端
部105bに当接して上方に回動できない状態となり、
ディスクカートリッジ105の挿入を防止する誤挿入防
止状態となる。よって、ディスクカートリッジ105
は、カートリッジ搬送路40の中間位置で誤挿入が防止
され、それ以上ディスクホルダ12内に挿入することが
できない。
【0075】このように、ディスクカートリッジ105
が間違った向きで挿入された場合には、レバー42の回
動が規制されて回動不可状態にロックされる。そのた
め、ディスクホルダ12内のカートリッジ搬送路40に
おいては、間違った向きで挿入されたディスクカートリ
ッジ105の挿入が阻止される。よって、操作者は、デ
ィスクカートリッジ105がディスクホルダ12への挿
入途中で挿入が阻止されるため、ディスクカートリッジ
105の向きが間違っていることが分かる。従って、上
記の如く誤挿入防止機構41によれば、ディスクカート
リッジ105がディスクホルダ12への最終段階まで挿
入される前の挿入途中でディスクカートリッジ105の
誤挿入を検出できるので、ディスクカートリッジ105
を正しい向きに直す入れ換え操作が容易に行える。
【0076】また、誤挿入防止機構41は、下位のディ
スクカートリッジ100が間違った向きで挿入された場
合も上位のディスクカートリッジ105の場合と同様に
挿入を阻止する。図12は誤挿入防止機構の変形例2を
説明するための平面図である。また、図13は変形例2
のバネ部材を拡大して示す斜視図である。
【0077】図12及び図13に示されるように、誤挿
入防止機構51は、ディスクホルダ12の上面側開口1
2bに設けられたバネ部材52のみにより構成されてい
る。このように、誤挿入防止機構51では、線材を曲げ
加工したバネ部材52でディスクカートリッジ100,
105の誤挿入を防止できるので、構成の簡略化及び部
品点数の削減がより一層図られている。
【0078】バネ部材52は、ディスクホルダ12の上
面に形成された支持部12eに巻装されるコイル部52
aと、コイル部52aから法線方向となるA方向に延在
する第1腕部52bと、第1腕部52bの先端で下方に
曲げられた嵌入部52cと、嵌入部52cより横方向
(C方向)に延在する第2腕部52dと、第2腕部52
dの先端で挿入方向(B方向)に曲げられた当接部52
eとを有する。
【0079】尚、嵌入部52cの後方には、V字状に曲
げられた補強部52fが設けられている。この補強部5
2fは、当接部52eにディスクカートリッジ100,
105の端部100b,105bが当接したときの強度
を確保するため、当接部52eの背面側に当接して挿入
時の操作力Fにより当接部52eが変形しないように支
持している。
【0080】また、当接部52eはカートリッジ挿入方
向(B方向)に対し約45°の角度で傾斜した状態に曲
げ加工されている。ここで、ディスクカートリッジ10
5が正しい向きで挿入された場合の誤挿入防止機構51
の動作について図14を参照して説明する。図14
(A)に示されるように、バネ部材52は、コイル部5
2aのバネ力により反時計方向に付勢されている。そし
て、カートリッジ挿入前の状態において、バネ部材52
の第1腕部52bは、ディスクホルダ12の上面12f
に当接して水平状態を保つ。このとき、嵌入部52cは
下方に曲げられているので、開口12bからディスクホ
ルダ12内に突出している。また、当接部52eも約4
5°の角度で傾斜した状態で開口12bからディスクホ
ルダ12内に突出している。
【0081】今、ディスクカートリッジ105が正しい
向きで挿入された場合、ディスクカートリッジ105の
切除部108がバネ部材52の嵌入部52cに対向する
位置にある。そのため、ディスクカートリッジ105が
操作力Fで挿入されると、ディスクホルダ12内のカー
トリッジ搬送路40の中間付近で切除部108にバネ部
材52の嵌入部52cが相対的に嵌入する。
【0082】図14(B)に示されるように、ディスク
カートリッジ105が挿入されると共に、バネ部材52
は嵌入部52cが切除部108の溝内に相対的に嵌入し
ているので、傾斜した当接部52eがディスクカートリ
ッジ105の挿入側端部105aに押圧される。そのた
め、ディスクカートリッジ105がさらに挿入される
と、バネ部材52のコイル部52aが捩じられると共
に、腕部52bは上方に変位する。
【0083】図14(C)に示されるように、ディスク
カートリッジ105が挿入されると共に、バネ部材52
の腕部52b、嵌入部52c、当接部52eが上方に回
動してカートリッジ搬送路40から退避する。これによ
り、誤挿入防止機構51はディスクカートリッジ105
の挿入が許容された状態となる。よって、ディスクカー
トリッジ105は、カートリッジ搬送路40の最終段階
まで挿入させることが可能となる。
【0084】また、下位のディスクカートリッジ100
が正しい向きで挿入された場合には、当接部52eが挿
入方向前端100aeを摺動してバネ部材52の嵌入部
52cが上方に退避する。このように、誤挿入防止機構
51は、下位のディスクカートリッジ100が正しい向
きで挿入された場合でも上位のディスクカートリッジ1
05の場合と同様にディスクカートリッジ100の挿入
を許容する。
【0085】また、ディスクカートリッジ100,10
5が正しい向きで挿入された場合、図14(C)に示さ
れるように、バネ部材52は腕部52bがコイル部52
aのバネ力により反時計方向に回動付勢されているの
で、腕部52bの先端に設けられた当接部52eがディ
スクカートリッジ100,105の上面を押圧してい
る。そのため、ディスクカートリッジ100,105が
イジェクトされる際には、バネ部材52の押圧力がイジ
ェクト動作の負荷となり、ディスクカートリッジ10
0,105のイジェクト動作を減速する。よって、イジ
ェクト動作時は、バネ部材52の押圧力によりディスク
カートリッジ100,105がディスク挿入口26から
飛び出すことが防止される。
【0086】次に、図15を参照して上位のディスクカ
ートリッジ105が誤った向きで挿入された場合の誤挿
入防止機構51の動作について説明する。図15(A)
に示されるように、ディスクカートリッジ105が間違
った向きで挿入された場合、ディスクカートリッジ10
5の切除部108がバネ部材52の嵌入部52cに対向
せず、ディスクカートリッジ105の挿入側端部105
bが垂下方向に延在するバネ部材52の嵌入部52cに
対向する。
【0087】図15(B)に示されるように、ディスク
カートリッジ105が間違った向きで挿入されると共
に、バネ部材52の嵌入部52cはディスクカートリッ
ジ105の挿入側端部105bに当接する。これによ
り、バネ部材52の腕部52bは、ディスクカートリッ
ジ105の挿入側端部105bに当接して上方に変形で
きない状態となり、ディスクカートリッジ105の挿入
を防止する誤挿入防止状態となる。よって、ディスクカ
ートリッジ105は、カートリッジ搬送路40の中間位
置で誤挿入が防止され、それ以上ディスクホルダ12内
に挿入することができない。
【0088】このように、ディスクカートリッジ105
が間違った向きで挿入された場合には、バネ部材52の
コイル部52aに捩じり方向に力が作用せず、腕部52
bが回動不可状態にロックされる。そのため、ディスク
ホルダ12内のカートリッジ搬送路40においては、間
違った向きで挿入されたディスクカートリッジ105の
挿入が阻止される。
【0089】よって、操作者は、ディスクカートリッジ
105がディスクホルダ12への挿入途中で挿入が阻止
されるため、ディスクカートリッジ105の向きが間違
っていることが分かる。従って、上記の如く誤挿入防止
機構51によれば、ディスクカートリッジ105がディ
スクホルダ12への最終段階まで挿入される前の挿入途
中でディスクカートリッジ105の誤挿入を検出できる
ので、ディスクカートリッジ105を正しい向きに直す
入れ換え操作が容易に行える。
【0090】また、誤挿入防止機構51は、下位のディ
スクカートリッジ100が間違った向きで挿入された場
合も上位のディスクカートリッジ105の場合と同様に
挿入を阻止する。図16は誤挿入防止機構の変形例3を
説明するための斜視図である。図16に示されるよう
に、誤挿入防止機構61は、上記バネ部材52の代わり
に合成樹脂材により一体成形されたレバー部材62で構
成されている。
【0091】レバー部材62は、ディスクホルダ12の
上面に軸承される支持部62aと、支持部62aから水
平方向に延在する平板部62bと、支持部62aと平板
部62bとの間を弾性変形可能に連結する弾性変形部6
2cと、平板部62bの下面右側より下方に突出する嵌
入部62dと、平板部62bの下面左側より下方に突出
する当接部62eとを有する。
【0092】また、当接部62eは、カートリッジ挿入
方向(B方向)に対して約45°の角度の傾斜面62
f,62gを有する。このように、誤挿入防止機構61
では、合成樹脂材により一体成形されたレバー部材62
のみにより構成されているので、構成の簡略化及び部品
点数の削減がより一層図られている。
【0093】従って、ディスクカートリッジ105が正
しい向きで挿入された場合、ディスクカートリッジ10
5の切除部108がレバー部材62の嵌入部62dに対
向する位置にある。そのため、ディスクカートリッジ1
05が挿入されると共に、レバー部材62は嵌入部62
dが切除部108の溝内に相対的に嵌入するため、当接
部62eの傾斜面62fがディスクカートリッジ105
の挿入側端部105aに押圧される。
【0094】よって、ディスクカートリッジ105がさ
らに挿入されると、レバー部材62は、弾性変形部62
cが弾性変形することにより上方に変位する。ディスク
カートリッジ105が挿入されると共に、レバー部材6
2が上方に変位して嵌入部62d及び当接部62eがカ
ートリッジ搬送路40から退避してディスクカートリッ
ジ105の挿入が許容された状態となる。
【0095】尚、ディスクカートリッジ100,105
が正しい向きで挿入された場合、レバー部材62は弾性
変形部62cの弾性復元力により嵌入部62d及び当接
部62eが反時計方向に回動付勢されているので、当接
部62eがディスクカートリッジ100,105の上面
を押圧している。そのため、ディスクカートリッジ10
0,105がイジェクトされる際には、レバー部材62
の押圧力がイジェクト動作の負荷となり、ディスクカー
トリッジ100,105のイジェクト動作を減速する。
よって、イジェクト動作時は、レバー部材62の押圧力
によりディスクカートリッジ100,105がディスク
挿入口26から飛び出すことが防止される。
【0096】また、ディスクカートリッジ105が間違
った向きで挿入された場合、ディスクカートリッジ10
5の切除部108がレバー部材62の嵌入部62dに対
向せず、ディスクカートリッジ105の挿入側端部10
5bが垂下方向に延在するバネ部材62の嵌入部62d
に対向する。ディスクカートリッジ105が間違った向
きで挿入されると共に、レバー部材62の嵌入部62d
はディスクカートリッジ105の挿入側端部105bに
当接する。これにより、レバー部材62は、ディスクカ
ートリッジ105の挿入側端部105bに当接して上方
に変形できない状態となり、ディスクカートリッジ10
5の挿入を防止する誤挿入防止状態となる。
【0097】尚、上記実施例では、磁気ディスク装置を
例に挙げて説明したが、これに限らず、これ以外の例え
ば光ディスク装置あるいは光磁気ディスク装置あるいは
メモリカード等のカード状の記録媒体が装着される装着
装置等にも適用できるのは勿論である。
【0098】
【発明の効果】上述の如く、請求項1記載の発明によれ
ば、記録媒体カートリッジが正常な向き以外の向きに挿
入されたときには、カートリッジ搬送路の途中に配され
た嵌入部が記録媒体カートリッジの挿入方向前端に当接
して、記録媒体カートリッジのそれ以上の挿入を阻止す
るため、記録媒体カートリッジがカートリッジ搬送路の
最終段階まで挿入される前に記録媒体カートリッジの向
きが間違っていることを検出してそれ以上記録媒体カー
トリッジが挿入されることを防止できる。そのため、間
違った向きで挿入記録媒体カートリッジを正しい向きに
入れ換える操作を容易に行うことができる。さらに、誤
挿入防止機構がラッチレバーから離間したカートリッジ
搬送路の途中に配されているので、装置の薄型化を図る
ことができる。
【0099】また、請求項2記載の発明によれば、嵌入
部と当接部とが一体的に形成されており、当接部が挿入
される記録媒体カートリッジの前端に駆動されてカート
リッジ搬送路から退避することによって嵌入部がカート
リッジ搬送路から退避する構成としたため、記録媒体カ
ートリッジがカートリッジ搬送路の最終段階まで挿入さ
れる前に記録媒体カートリッジの向きが間違っているこ
とを検出してそれ以上記録媒体カートリッジが挿入され
ることを防止できると共に部品点数を削減することがで
きる。
【0100】また、請求項3記載の発明によれば、嵌入
部と当接部とが別体に形成されており、記録媒体カート
リッジが正常な向き以外の向きに挿入されたときには、
第1の位置に位置した嵌入部が記録媒体カートリッジの
挿入方向前端に当接して、記録媒体のそれ以上の挿入を
阻止するため、記録媒体カートリッジがカートリッジ搬
送路の最終段階まで挿入される前に記録媒体カートリッ
ジの向きが間違っていることを検出してそれ以上記録媒
体カートリッジが挿入されることを防止できると共に、
挿入方向の押圧力を嵌入部と当接部とで受けることによ
りカートリッジ挿入操作に対する強度がより高められ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明になる記録媒体カートリッジ装着装置の
一実施例が適用された磁気ディスク装置の平面図であ
る。
【図2】ディスク装置の正面図である。
【図3】ディスクホルダとスライダとが組み合わされた
状態を示す側面図である。
【図4】誤挿入防止機構を拡大して示す平面図である。
【図5】第1レバーの形状を説明するための図である。
【図6】第2レバーの形状を説明するための図である。
【図7】ディスクカートリッジが誤った向きで挿入され
た場合の誤挿入防止機構の動作を説明するための動作図
である。
【図8】ディスクカートリッジが正しい向きで挿入され
た場合の誤挿入防止機構の動作を説明するための動作図
である。
【図9】誤挿入防止機構の変形例1を説明するための平
面図である。
【図10】ディスクカートリッジが正しい向きで挿入さ
れた場合の変形例1の動作を説明するための動作図であ
る。
【図11】ディスクカートリッジが間違った向きで挿入
された場合の変形例1の動作を説明するための動作図で
ある。
【図12】誤挿入防止機構の変形例2を説明するための
平面図である。
【図13】変形例2のバネ部材を拡大して示す斜視図で
ある。
【図14】ディスクカートリッジが正しい向きで挿入さ
れた場合の変形例2の動作を説明するための動作図であ
る。
【図15】ディスクカートリッジが間違った向きで挿入
された場合の変形例2の動作を説明するための動作図で
ある。
【図16】誤挿入防止機構の変形例3を説明するための
斜視図である。
【図17】2HDカートリッジの形状を示す斜視図であ
る。
【図18】HiFDカートリッジの形状を示す斜視図で
ある。
【図19】従来の2DD,2HD,HiFD用の各カー
トリッジが装着可能な磁気ディスク装置の平面図であ
る。
【図20】カートリッジの挿入方向に対する従来の誤挿
入防止機構の動作を説明するための図である。
【符号の説明】
11 磁気ディスク装置 12 ディスクホルダ 13 スライダ 14 フレーム 18 ヘッドキャリッジ 22 ダンパ機構 25,41,51,61 誤挿入防止機構 32 第1レバー 32a 嵌入部 32c 第1当接部 32d 段部 33 第2レバー 33a 第2当接部 33e 第3当接部 34 第1トーションバネ 35 第2トーションバネ 40 カートリッジ搬送路 42 レバー 42a 嵌入部 42b 当接部 43 トーションバネ 52 バネ部材 52a コイル部 52b 第1腕部 52c 嵌入部 52d 第2腕部 52e 当接部 52f 補強部 62 レバー部材 62a 支持部 62b 平板部 62c 弾性変形部 62d 嵌入部 62e 当接部 62f,62g 傾斜面 100,105 ディスクカートリッジ 103,108 切除部 100a,100b,105a,105b 挿入側端部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に記録媒体を収容し、挿入方向の前
    端部分に切除部を備えてなる記録媒体カートリッジが挿
    入可能とされたカートリッジ搬送路と、誤挿入防止機構
    とを有する記録媒体カートリッジ装着装置であって、 前記誤挿入防止機構は、 前記カートリッジ搬送路の途中に配され、前記記録媒体
    カートリッジの前記切除部に嵌入される嵌入部と、 少なくとも一部が該嵌入部よりも挿入方向側に位置する
    ように前記カートリッジ搬送路の途中に配され、且つ挿
    入される記録媒体カートリッジの前端に当接する当接部
    とを備えてなり、 前記記録媒体カートリッジが正常な向き以外の向きに挿
    入されたときには、前記嵌入部が前記記録媒体カートリ
    ッジの挿入方向前端に当接して、前記記録媒体カートリ
    ッジのそれ以上の挿入を阻止し、 前記記録媒体カートリッジが正常な向きに挿入されたと
    きには、前記嵌入部が前記切除部に嵌入しているときに
    前記当接部が前記記録媒体カートリッジの前端に押圧さ
    れて前記記録媒体カートリッジの挿入を許容する方向に
    動作することを特徴とする記録媒体カートリッジ装着装
    置。
  2. 【請求項2】 前記請求項1記載の記録媒体カートリッ
    ジ装着装置であって、 前記誤挿入防止機構は、 前記嵌入部と前記当接部とが一体的に形成されており、 前記当接部が挿入される記録媒体カートリッジの前端に
    駆動されて前記カートリッジ搬送路から退避することに
    よって前記嵌入部が前記カートリッジ搬送路から退避す
    る構成としたことを特徴とする記録媒体カートリッジ装
    着装置。
  3. 【請求項3】 前記請求項1記載の記録媒体カートリッ
    ジ装着装置であって、 前記誤挿入防止機構は、 前記嵌入部と前記当接部とが別体に形成されており、 前記嵌入部は、前記カートリッジ搬送路内で、挿入され
    る記録媒体カートリッジの前記切除部に嵌入される第1
    の位置と、前記カートリッジ搬送路外の第2の位置とを
    移動可能に設けられ、 前記当接部は、挿入される記録媒体カートリッジの前端
    に当接され、前記嵌入部が第1の位置から第2の位置へ
    と移動することを阻止するロック位置と、前記カートリ
    ッジ搬送路外で、前記嵌入部が第1の位置から第2の位
    置へと移動することを許容するアンロック位置とを移動
    可能に設けられてなり、 前記記録媒体カートリッジが正常な向き以外の向きに挿
    入されたときには、第1の位置に位置した前記嵌入部が
    前記記録媒体カートリッジの挿入方向前端に当接して、
    前記記録媒体のそれ以上の挿入を阻止し、 前記記録媒体カートリッジが正常な向きに挿入されたと
    きには、前記嵌入部が前記切除部に嵌入しているとき
    に、前記当接部が前記記録媒体カートリッジの前端に駆
    動されてアンロック位置へ移動し、前記嵌入部が第2の
    位置へと移動して前記記録媒体カートリッジの挿入を許
    容することを特徴とする記録媒体カートリッジ装着装
    置。
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