JP4144111B2 - 電子機器 - Google Patents

電子機器 Download PDF

Info

Publication number
JP4144111B2
JP4144111B2 JP12735099A JP12735099A JP4144111B2 JP 4144111 B2 JP4144111 B2 JP 4144111B2 JP 12735099 A JP12735099 A JP 12735099A JP 12735099 A JP12735099 A JP 12735099A JP 4144111 B2 JP4144111 B2 JP 4144111B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
recording medium
information recording
memory stick
support
notch
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP12735099A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2000323855A (ja
Inventor
浩司 泉
裕之 磨見
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP12735099A priority Critical patent/JP4144111B2/ja
Priority to SG200002377A priority patent/SG92699A1/en
Priority to KR1020000023896A priority patent/KR100676094B1/ko
Priority to MYPI20001929A priority patent/MY122507A/en
Priority to US09/566,057 priority patent/US6491227B2/en
Priority to CNB001186477A priority patent/CN1154991C/zh
Publication of JP2000323855A publication Critical patent/JP2000323855A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4144111B2 publication Critical patent/JP4144111B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06KGRAPHICAL DATA READING; PRESENTATION OF DATA; RECORD CARRIERS; HANDLING RECORD CARRIERS
    • G06K13/00Conveying record carriers from one station to another, e.g. from stack to punching mechanism
    • G06K13/02Conveying record carriers from one station to another, e.g. from stack to punching mechanism the record carrier having longitudinal dimension comparable with transverse dimension, e.g. punched card
    • G06K13/08Feeding or discharging cards
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
  • Casings For Electric Apparatus (AREA)
  • Packaging Of Annular Or Rod-Shaped Articles, Wearing Apparel, Cassettes, Or The Like (AREA)
  • Holding Or Fastening Of Disk On Rotational Shaft (AREA)
  • Studio Devices (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、一般にメモリステックと呼ばれているIC記録メディア、磁気ディスクが収納されたFD(フロッピィディスク)、或いは光ディスクが収納されたディスク状記録媒体その他の情報記録媒体を使用して情報信号の記録及び/又は再生を行うようにしたデジタルビデオカメラレコーダ(カメラ一体型ビデオテープレコーダ)、電子スチルカメラ、電子ブックプレーヤ等の電子機器に関し、特に、装置本体に対する情報記録媒体の誤挿入を防止するための誤挿入防止機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、一般に、カセット筐体内に磁気テープや磁気ディスク等が収納されたカセットテープやFD(フロッピィディスク)等の情報記録媒体を用いて情報信号の記録及び/又は再生を行うようにした電子機器としては、例えば、カメラ一体型ビデオテープレコーダ(以下「カメラ一体型VTR」という。)等が知られている。このカメラ一体型VTRは、カラーカメラとビデオテープレコーダとを一体化させたもので、大きく分けてカメラブロックとVTRブロックとから構成されている。
【0003】
カメラ一体型VTRのカメラブロックは、像を光として捕らえるレンズ部と、このレンズ部を通過してきた光の像を電気信号に変換する光電変換部と、その電気信号を処理するカメラ回路部とを備えている。また、VTRブロックは、情報記録媒体であるカセットテープを保持して磁気テープに情報信号を記録したり読出したりするメカデッキ部と、その情報信号を処理するVTR回路部と、このVTR回路部及びメカデッキ部を支持するフレーム部とを備えている。カセットテープに収納された磁気テープは、メカデッキ部のテープローディング機構によってカセット筐体内から引き出され、回転ドラムに巻き付けられて所定速度で走行される。この磁気テープに対して、回転ドラムに取り付けられた磁気ヘッドが回転しながら接触し、この磁気ヘッドによって磁気テープに情報信号が書き込まれ、又は磁気テープから情報信号が読み出される。
【0004】
このようなカメラ一体型VTRその他の電子機器において、近年、この出願人は、一般に「メモリスティック」と呼ばれているコンパクトで高信頼性のIC記録メディアを開発して情報記録媒体として使用している。このように従来の情報記録媒体であるカセットテープに加えてメモリスティックを増設メモリとして用いることにより、記録可能な情報容量の大容量化を図ることができるようになった。その結果、例えば、カメラ一体型VTRにおいては、メモリスティックを用いることによってメモリの記録容量が増大し、1個のメモリスティックによって多数枚の静止画の記録が可能となり、この種の電子機器における利便性の向上を図ることができた。
【0005】
このメモリスティックは、図21A及びBに示すような外観形状を備えている。即ち、メモリスティック1は、略長方形をなす薄くて偏平なケース本体2を有し、このケース本体2の内部に記憶容量の大きなメモリが内蔵されている。このケース本体2の電子機器への挿入方向となる先端側の一方の角部には、誤挿入を防止するための切欠き部3が設けられている。この切欠き部3は凸側の円弧面とされていて、この切欠き部3のケース本体2の一面には、前方及び側方に開口された凹部3aが設けられている。更に、ケース本体2の先端側には、多数のコネクタピン4が設けられている。これらのコネクタピン4はケース本体2の凹部3aと同じ面に露出されており、メモリスティック1の挿入時、前方の開口から入り込む機器本体側の端子に接続される。
【0006】
このような構成を有するメモリスティック1は、機器本体5に設けられた記録媒体挿入口6から電子機器に対して着脱可能に装着される。この記録媒体挿入口6は、メモリスティック1に対応した大きさの空間部とされていて、その最深部の一方の角部には、メモリスティック1の凹部3aに係合可能な凸部6aが設けられている。この凸部6aは、記録媒体挿入口6の一方の面に設けられており、記録媒体挿入口6に対してメモリスティック1が正しい姿勢で、しかも正しい挿入方向で挿入されたときにのみ凸部6aが凹部3aに係合される構成となっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述したような先行技術に係る電子機器においては、メモリスティック1が正常な状態で挿入されているか誤挿入されているかを判別する手段としてメモリスティック1の凹部3aと機器本体5の凸部6aとを利用する構成とされており、切欠き部3の凹部3aが記録媒体挿入口6の凸部6aに係合されるか否かによって誤挿入の有無を判別できるようになっていた。そして、凸部6aが記録媒体挿入口6の最深部に設けられていることから、メモリスティック1を最終端の近傍まで挿入しないと凹部3aが凸部6aの位置まで到達しないために、最後までメモリスティック1を挿入しないと凹部3aが凸部6aに嵌合されるか否かが分からず、最終段階まで誤挿入であるかどうかを判別することができないという課題があった。
【0008】
即ち、メモリスティック1の切欠き部3の深さ(先端からの距離)は、ケース本体2内に収納されるメモリ等の内部構造物によって制約を受けており、実際には略7mmと短くなっている。そのため、メモリスティック1の挿入動作が完全に終了する直前(7mm手前)まで誤挿入の判別ができないことから、メモリスティック1の挿入時、使用者がメモリスティック1の挿入方向を誤っていることに気づくのが遅れる原因になる。
【0009】
更に、誤挿入したときにメモリスティック1を機器本体5へ挿入できる距離と、正しく挿入されて挿入動作が完了したときのメモリスティック1の位置との差が少ない(7mm)ことから、メモリスティック1の挿入状態だけでは、メモリスティック1が正しく挿入されたか誤挿入されたかの判別がし難い。そのため、使用者が判別を誤って、誤挿入しているにもかかわらず誤挿入位置から更に無理な力を加えて挿入すると、メモリスティック1や機器本体5を破損させるおそれがある。
【0010】
本発明は、かかる従来の課題に鑑みてなされたものであり、情報記録媒体に設けられている切欠き部を利用して、記録媒体挿入口に近い位置で情報記録媒体の誤挿入を判別できるようにすることにより、上記課題を解決することを目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上述したような課題等を解決し、上記目的を達成するために、本発明電子機器は、誤挿入を防止するために用いられる切欠き部が1の角部に設けられた情報記録媒体が出し入れされる記録媒体挿入口と、情報記録媒体の誤挿入を防止するため記録媒体挿入口の内側に設けられた誤挿入防止機構と、を備え、情報記録媒体を用いて情報信号の記録及び/又は再生を行うようにした電子機器であって、誤挿入防止機構は、情報記録媒体の挿入方向の前方に突出するストッパ部を有する弾性を具えたバネ部材と、ストッパ部を弾性変形可能としてバネ部材を支持する支持部材と、を有し、支持部材は、バネ部材の一端を支持する固定部と、この固定部と一体に形成される支持部とを有し、支持部には、情報記録媒体の切欠き部に対してはストッパ部を移動させ且つ情報記録媒体の切欠き部以外の角部に対してはストッパ部を受けて反力を生じさせる案内溝を設け、情報記録媒体の切欠き部に対しては外側に移動されて情報記録媒体の挿入を許容し、情報記録媒体の切欠き部以外の角部に対しては係合されて情報記録媒体の挿入を阻止するように構成した。
【0014】
本発明電子機器は、支持部は、挿入される情報記録媒体を跨ぐように形成されると共に案内溝が互いに重なり合うように設けられる一対の支持片を有し、この一対の支持片でストッパ部の両端を支持するようにした
【0015】
上述のように構成したことにより、本発明電子機器では、記録媒体挿入口の内側に設けられた誤挿入防止機構により、情報記録媒体が正しい状態(正しい姿勢及び正しい方向)で挿入されたときには、誤挿入を防止するための切欠き部によって情報記録媒体の通過が許容され、情報記録媒体が所定位置まで挿入される。これに対して、情報記録媒体が誤った状態(正しい状態以外の状態)で挿入されたときには、切欠き部以外の角部によって情報記録媒体の通過が阻止され、情報記録媒体が所定位置まで挿入されないことになる。
【0016】
本発明電子機器では、バネ部材のストッパ部が情報記録媒体の挿入方向の前方に突出し、このバネ部材を支持部材が支持することにより、情報記録媒体が正しい状態で挿入されたときにのみ切欠き部にガイドされてストッパ部が外側に移動して情報記録媒体の挿入動作が許容され、情報記録媒体が誤った状態で挿入されたときにはストッパ部が切欠き部以外の角部に当接して情報記録媒体の挿入動作が阻止される。
【0017】
本発明電子機器では、バネ部材の一端が固定部によって支持され、この固定部に連続する支持部に案内溝が設けられていて、その案内溝内にバネ部材のストッパ部が挿通されていることにより、情報記録媒体が正しい状態で挿入されたときには切欠き部によってストッパ部が案内溝に沿って外側に移動して情報記録媒体の挿入動作が許容され、情報記録媒体が誤った状態で挿入されたときには切欠き部以外の角部によってストッパ部が案内溝内において係合されて情報記録媒体の挿入動作が阻止される。
【0018】
本発明電子機器では、支持部の一対の支持片に互いに重なり合うように設けた案内溝にバネ部材のストッパ部が挿通されていることにより、情報記録媒体が誤った状態で挿入されて切欠き部以外の角部がストッパ部に当接したときには、そのストッパ部の両端が一対の支持片によって両端支持されるために使用者による過度の挿入力に耐えることができ、無理な挿入力が加えられることによる情報記録媒体や装置本体の破損を防ぐことができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。図1〜図20は、本発明の実施の一例を示すもので、電子機器の一具体例を示すデジタルビデオカメラレコーダ(カメラ一体型ビデオテープレコーダ、以下「カメラ一体型VTR」という。)に適用したものである。尚、電子機器の他の具体例としては、例えば、電子スチルカメラ、電子ブックプレーヤ、デジタルフォトプリンタ、カラービデオプリンタ、パーソナルコンピュータ等を挙げることができる。
【0020】
即ち、図1は本発明の一実施例に係るカメラ一体型VTRを示す斜視図、図2は図1に示すカメラ一体型VTRの装置蓋体組立体を示す正面図、図3は図2の背面図、図4は図2の右側面図、図5は図2の左側面図、図6は図2の平面図、図7は図5のA−A線断面図、図8はカメラ一体型VTRに使用されている誤挿入防止機構を示す斜視図、図9は誤挿入防止機構の正面図、図10は同じく平面図、図11は同じく要部を拡大して示す側面図、図12及び図13は情報記録媒体を誤って挿入した状態を示す誤挿入防止機構の説明図、図14A,Bはカメラ一体型VTRの記録媒体挿入口及び開閉扉を断面して示す説明図、図15は開閉扉の他の実施例を示す断面図、図16は記録媒体収納部を示す縦断面図及びイジェクトツマミを示す側面図、図17A,Bは記録媒体収納部を示す断面図、図18は記録媒体収納部に情報記録媒体を収納した状態を示す説明図、図19は記録媒体収納部から情報記録媒体を取出した状態を示す説明図、図20は情報記録媒体を示す斜視図及び平面図である。
【0021】
まず、情報記録媒体の一実施例を示すメモリスティック11について説明する。このメモリスティック11は、画像や音声等のデータの記録再生が可能なIC記録メディアである。このメモリスティック11対応のカメラ一体型VTRでは、多数枚の静止画を記録することができる。また、メモリスティック11用のPCカードアダプターを使用することにより、メモリスティック11に記録された静止画データをパーソナルコンピュータに取り込むこともできる。
【0022】
このメモリスティック11は、図20A,Bに示すような外観構成を備えている。即ち、メモリスティック11は、略長方形をなす薄くて偏平な筐体からなるケース本体12を有し、このケース本体12の内部に記憶容量の大きなメモリが内蔵されている。ケース本体12の材料としては、例えばプラスチックが好適である。このケース本体12の電子機器への挿入方向となる長手方向の先端側の一方の角部には、このメモリスティック11の誤挿入を防止するための切欠き部13が設けられている。
【0023】
このメモリスティック11の切欠き部13は凸側の円弧部とされていて、この切欠き部13のケース本体12の一面には、前方及び側方に開口された凹部13aが設けられている。この凹部13aは、メモリスティック11を電子機器に設けた記録媒体収納部の所定位置に位置決めするためのものである。メモリスティック11が正常な状態で記録媒体収納部に収納されたとき、その凹部13aには記録媒体収納部の所定位置に設けられた凸部が係合され、これによりメモリスティック11の位置決めが行われる。更に、ケース本体12の凹部13aが設けられた面と同一面には、幅方向の両側において側方に開口された凹部14a,14bが設けられている。これらの凹部14a,14bは、メモリスティック11の位置決め或いはメモリスティック11の状態を検出する等を目的として設けられたものである。
【0024】
更に、ケース本体12の長手方向の先端部には、前方及び凹部13aが設けられた面と同一面に開口する端子接続部15が設けられている。この端子接続部15は、複数の仕切り片15aによって幅方向に等間隔に仕切られている。これら仕切り片15aで仕切られた各区分には、それぞれコネクタピン16の先端部が露出されている。従って、複数のコネクタピン16は横並びに配置されていて、それぞれの他端部はケース本体12内においてメモリと電気的に接続されている。これらのコネクタピン16は、メモリスティック11を電子機器に装着した際に、前方から挿入される機器本体側の端子にそれぞれ個別に接続される。この機器本体側の端子接続部との接続を容易にするため、端子接続部15の先端角部及び各仕切り片15aの先端角部には、それぞれ面取り15b,15cが設けられている。
【0025】
また、端子接続部15の内側には、内蔵されたメモリに記録された情報の誤消去を防止するための誤消去防止スイッチ17が設けられている。図20Aに示すように、誤消去防止スイッチ17を矢印方向へスライドさせることにより、誤消去防止機能が働いてメモリへの新たな情報の記録が防止される。その一方、誤消去防止スイッチ17を矢印と反対方向へスライドさせることにより、誤消去防止機能が解除されてメモリへの新たな情報の記録が可能となる。尚、ケース本体12の表面には、ラベルが貼付される浅い凹部14cが設けられている。
【0026】
このような構成を有するメモリスティック11が使用可能とされたカメラ一体型VTR20は、2種類の情報記録媒体を同時に使用することができる構成とされている。即ち、情報記録媒体の1つは上述したメモリスティック11であり、他の1つは画像情報を記録するために使用されるテープカセットである。このカメラ一体型VTR20は、図1に示すような構成を備えている。
【0027】
図1に示すように、カメラ一体型VTR20は、機器本体21と、この機器本体21の開口部を開閉する機器蓋体22と、機器本体21に姿勢変更自在に取り付けられた表示装置としての液晶モニタ23等を備えて構成されている。機器本体21は縦長とされた略長方形をなす筐体からなり、主として、機器本体21の上部にカメラブロックが収納され、その下部にVTRブロックが収納されている。
【0028】
即ち、機器本体21の上部にはカメラブロックのレンズ部が配置され、このレンズ部の一端は対物レンズとされて機器本体21の幅方向の一面側に露出されている。この機器本体21の幅方向の他面側には、カラービューファインダ25が側方へ突出するように取り付けられている。そして、機器本体21の上面には、マイクロホン26とアクセサリーシュー27とが取り付けられている。更に、機器本体21の上部の厚み方向の一側にはモニタ用凹部28が設けられている。このモニタ用凹部28の対物レンズ側には、液晶モニタ23を姿勢変更可能に支持するための上下一対のモニタ支持部29,29が設けられている。
【0029】
この一対のモニタ支持部29,29には連結部材30が両端支持されており、これにより、連結部材30が機器本体21に対して水平方向へ回動自在とされている。この連結部材30にはモニタホルダ31が片持ち状に軸支持されており、このモニタホルダ31に液晶モニタ23が装着されている。従って、液晶モニタ23は、モニタホルダ31を介して連結部材30に対して上下方向へ回動自在とされている。これらモニタホルダ31と連結部材30及び連結部材30と機器本体21の結合関係により、液晶モニタ23が上下方向及び左右方向へ自在に姿勢変更可能とされている。
【0030】
モニタホルダ31の下部には爪受け部31aが設けられており、この爪受け部31aにロック機構のロック爪32を係合させることにより、液晶モニタ23をモニタ用凹部28内に収納した状態でモニタホルダ31がロックされる。ロック爪32によるロック及びその解除動作は、機器本体21に保持されたロック解除ボタン33を操作することによって行われる。機器本体21のロック爪32の下部には、バッテリー収納部34が設けられている。このバッテリー収納部34には、充電して繰り返し使用することができるバッテリーパック35が着脱可能に装着されている。更に、機器本体21のバッテリー収納部34の側方にはスピーカ用穴36が開口されており、このスピーカ用穴36の内側にスピーカが内蔵されている。
【0031】
この機器本体21の下部には、図示しないが、VTRブロックのメカデッキ部が内蔵されている。このメカデッキ部の上面及び正面を露出させるため機器本体21の下部には開口部が設けられており、この開口部が機器蓋体22によって開閉自在とされている。メカデッキ部にはVTR回路部が取り付けられており、そのメカデッキ部がフレーム部であるの機器本体21の内面に固定されている。このメカデッキ部を動作させる一部の操作ボタン38が、モニタ用凹部28の側面に配設されている。そして、操作ボタン38の内側には、カメラブロックのカメラ回路部や光電変換部等が配設されている。
【0032】
この機器本体21に対して機器蓋体22は、ヒンジ等の連結手段によって回動可能に連結されている。この機器蓋体22の回動動作は、メカデッキ部のカセットホルダの動作に連動されている。機器蓋体22を開いて機器本体21の開口部を開放することにより、メカデッキ部のカセットホルダが移動して、そのカセット挿入口が開口される。これにより、テープカセットをカセットホルダに装着したり、予めカセットホルダに装着されているテープカセットを取り出すことができる。
【0033】
このように機器本体21の開口部を開閉する機器蓋体22は、図2〜図7に示すような構成とされている。即ち、機器蓋体22は、機器本体21の開口部の背面側を覆う後面部22aと、同じく開口部の側面側を覆う側面部22bとからなり、全体として平面形状がL字状をなしている。この機器蓋体22の後面部22aには、図2に示すように、メモリスティック11が出し入れされる記録媒体挿入口40が設けられている。更に、後面部22aには、各種のボタンやツマミが装着される貫通穴41a,41b,41cが設けられている。
【0034】
機器蓋体22の後面部22aの上部に設けられた貫通穴41aは、横方向に開いた扇形のような形状をなしている。この貫通穴41aには、モード切換スイッチ42が回動可能に装着されると共に、その回動の中心部には録画ボタン43が装着されている。後面部22aの中部に設けられた貫通穴41bは、横方向に長い長穴とされていて、この貫通穴41bには画面表示ボタン44が装着されている。更に、後面部22aの下部に設けられた貫通穴41cは、上下方向に長い長穴とされていて、この貫通穴41cには蓋体用イジェクト部材45のツマミが装着されている。この蓋体用イジェクト部材45を下方へスライド動作させて蓋用ロック機構のロック状態を解除することにより、機器蓋体22を開いてメカデッキ部のカセット挿入口を開口させることができる。
【0035】
また、機器蓋体22の側面部22bの上部は外側に膨出するように形成されている。この機器蓋体22の膨出部22cの内側には、メモリスティック11が着脱可能に装着される記録媒体装着機構50が設けられている。この記録媒体装着機構50は、図3及び図6に示すように、膨出部22cの内側に略収まり切るように構成されている。この記録媒体装着機構50の内部に、メモリスティック11が収納される記録媒体収納部51が設定されている。この記録媒体収納部51の一側に、図7に示すように、機器蓋体22の後面部22aに開口された記録媒体挿入口40が連通されている。
【0036】
機器蓋体22の側面部22bの膨出部22cには、図4に示すように、記録媒体収納部51を覗き見るためのメモリスティック用覗き窓(以下「MS用覗き窓」という。)52が設けられている。このMS用覗き窓52には記録媒体収納部51に収納されたメモリスティック11が対向され、このMS用覗き窓52を見ることによってメモリスティック11の有無を知ることができる。更に、膨出部22cのMS用覗き窓52と略同じ高さ位置には、メモリスティック11を記録媒体収納部51から取り出すためのツマミ穴53が設けられている。このツマミ穴53には、メモリスティック用イジェクト部材(以下「MS用イジェクト部材」という。)54のツマミ54aが摺動可能に挿入されている。
【0037】
また、機器蓋体22の側面部22bの略中央部には、メカデッキ部を覗き見るためのテープカセット用覗き窓(以下「TC用覗き窓」という。)55が設けられている。このTC用覗き窓55を覗き見ることにより、メカデッキ部にテープカセットが装着されているか否かを知ることができる。このTC用覗き窓55の斜め上方には、リセットスイッチ56が配置されている。更に、側面部22bの後部には、上下方向に延びる貫通穴57が設けられている。この貫通穴57には止め金具58が挿通されており、この止め金具58には取付ベルト59の一端が固定されている。この取付ベルト59の他端は、図示しないが機器本体21に取り付けられた止め金具に固定されている。この取付ベルト59がグリップカバー60を貫通しており、このグリップカバー60と取付ベルト59とでグリップベルトが構成されている。
【0038】
この機器蓋体22の記録媒体挿入口40は、上下方向へ細長く延びた長方形をなす開口からなり、図7に示すように、記録媒体挿入口40の内側には開閉扉62が配置されている。図8に示すように、開閉扉62は、記録媒体挿入口40を内側から覆うことができるように上下方向へ細長く形成された長方形の板体からなる。この開閉扉62の中央部には、円弧形状が上下方向に連続されたカマボコ状をなすガイド突条62aが設けられている。このガイド突条62aは記録媒体挿入口40よりも若干小さく形成し、ガイド突条62aの全体が記録媒体挿入口40内に臨むように設定する。
【0039】
この開閉扉62の幅方向の一側には、その端部を長手方向に沿って円筒状に丸めることによって円筒部62bが設けられている。この円筒部62bには支持軸63が挿通され、その両端が円筒部62bから突出されている。支持軸63の下突出部には軸受部材64が取り付けられている。軸受部材64は、支持軸63の下突出部が固定される軸受部64aと、この軸受部64aに連続して一体に形成された固定片64bとを有している。この固定片64bの略中央部には弾性片64cが設けられており、この弾性片64cは三辺を切断して自由端側を折り出すことによって形成されている。
【0040】
支持軸63の上突出部には、捩りコイルばね65のコイル部が緩く嵌合されている。この捩りコイルばね65のコイル部に連続する一方のばね片65aは、開閉扉62の上端部に設けられたばね受け片62cに係止されている。また、捩りコイルばね65のコイル部に連続する他方のばね片65bは、支持部材66に係止されている。この捩りコイルばね65のバネ力により付勢されて開閉扉62が、記録媒体挿入口40を内側から閉じている。このとき、開閉扉62は記録媒体挿入口40に対して傾くように取り付けられている。
【0041】
即ち、支持軸63の取付位置は記録媒体挿入口40の内側に設定され、開閉扉62の自由端が圧接される扉受け面66が側面部22bにおける膨出部22cの裏面に設けられている。図14A,Bに拡大して示すように、扉受け部66は、記録媒体挿入口40の前面から支持軸63までの距離よりも深い位置に設定されている。これにより、扉受け面66と支持軸63の中心(開閉扉62の回動中心S)とを結んだ平面Tが、回動中心Sを通って記録媒体挿入口40の前面と平行をなす平行面Uと一直線上に並ばないようにしている。
【0042】
このように構成することにより、記録媒体挿入口40の外縁40aに外力Wが加えられ、その外縁40aが記録媒体挿入口40を狭めるように撓んだときにも、扉受け面66によって開閉扉62に回転する力を与えることができる。その結果、外力Wによって開閉扉62に回転力を与え、開閉扉62の自由端側を扉受け面66から逃がすことができる。これにより、記録媒体挿入口40の外縁40aが撓むことによる開閉扉62や支持軸63の変形或いは破損を防止することができる。
【0043】
この外力Wによる開閉扉62の回転力は、次のようにして計算することができる。いま、扉受け面66の接触中心から開閉扉62の回動中心Sまでの距離をL、扉受け面66の接触中心から平行面Uまでの垂直距離をLo 、外力Wに基づいて開閉扉62に加えられる平行面Uと平行をなす方向に作用する力をF、この力Fの平面Tと垂直をなす方向に作用する力をFa 、開閉扉62に働くモーメントをMとすると、
M=Fa ×L又はM=F×Lo である。
従って、開閉扉62には、M=Fa ×L=F×Lo なるモーメントが働くことになる。このモーメントMによって開閉扉62は、図14において反時計方向に回転され、同図Aから同図Bの状態に変化して、その自由端が扉受け面66から逃げることになる。
【0044】
このような開閉扉62の奥で記録媒体収納部51の上部には、メモリスティック11の誤挿入を防止するための誤挿入防止機構70が設けられている。この誤挿入防止機構70は、弾性を具えたバネ部材71と、このバネ部材71を支持する支持部材72とから構成されている。バネ部材71は、U字状に折り曲げ形成することにより対向された一対のバネ片71a,71bと、一方のバネ片71bの先端部に連続され且つコ字状に折り曲げ形成されたストッパ片71cとを有している。バネ部材71のバストッパ片71cの先端の一片が、メモリスティック11の挿入方向の前方に突出するストッパ部を構成している。
【0045】
支持部材72は、バネ部材71の一端を支持する固定部72aと、この固定部72aの一端に連続して設けられた支持部72bと、この支持部72bと固定部72aとを連結する連結部72cとを備えている。支持部材72の固定部72aは横方向に延在されていて、バネ部材71の一方のバネ片71aを支持するための3個の支持爪74a,74b,74cと、上述した支持軸63の上突出部を固定して支持する軸受部74dとが設けられている。更に、固定部72aには、複数の位置決め穴75a,75bとネジ止め穴75cとが設けられている。尚、軸受部74dは、固定部72aの支持部72bから最も離れた端部を円筒状に丸めることによって形成されている。
【0046】
更に、固定部72aの3個の支持爪74a,74b,74cは横並びに配置されていて、支持部72bに近い第1の支持爪74aは下方に開口されたコ字形状をなし、中央の第2の支持爪74b及び支持部72bから最も離れた第3の支持爪74cはL字形状とされている。第2及び第3の支持爪74b,74cは互いに内側へ向き合うように設けられていて、両支持爪74b,74c間を第1のバネ片71aが挿通されている。第1のバネ片71aの先端には直角に折り曲げられた爪部71dが設けられており、この爪部71dを第1の支持爪74aに設けた止め溝に係止させることにより、バネ部材71が支持部材72に取り付けられている。
【0047】
支持部材72の支持部72bは、下方に開口されたコ字状の板体からなり、これにより、横方向に対向する一対の支持片76a,76bが設けられている。この一対の支持片76a,76bには、互いに重なり合うように設けられると共に上方に開口された案内溝77が設けられている。この案内溝77は、バネ部材71の第2のバネ片71bの揺動中心からストッパ部73までの長さと略同程度の曲率半径によって円弧状に形成されている。この案内溝77内にバネ部材71のストッパ部73が挿通され、そのストッパ部73の先端はL字状に折り曲げられて案内溝77から外れないように考慮されている。かくしてストッパ部73は、バネ部材71がそれ自体持つ弾性により案内溝76の底部に常時付勢されている。
【0048】
このような支持部材72が、図5に示すように、挿入されるメモリスティック11の上部を跨ぐように記録媒体収納部51の上部に配置されている。そして、支持部材72は、位置決め穴75a,75bに挿通される位置決めピンによって機器蓋体22の所定位置に位置決めされると共に、ネジ止め穴75cに挿通される取付ねじ78aによって固定されている。更に、この支持部材72に設けた軸受部74dに、開閉扉62を軸支する支持軸63の上端部が固定されている。
【0049】
このような構成を有する誤挿入防止機構70が記録媒体挿入口40側の上部に取り付けられた記録媒体収納機構50は、記録媒体ホルダ80と接続端子ホルダ81と上述したMS用イジェクトツマミ54とを備えている。記録媒体ホルダ80は、メモリスティック11が貫通されるホルダ部80aと、このホルダ部80aの一側に連続し且つ挿入されたメモリスティック11の端子接続部15を囲う枠状のフレーム部80bとを有している。ホルダ部80aは、一方の側面に開口された断面形状がコ字状をなす部分からなり、その上部の一側には、支持部材72の支持部72bが配置される切欠き部82bが設けられている。
【0050】
記録媒体ホルダ80のフレーム部80bは略四角形をなす枠体からなり、このフレーム部80b及びホルダ部80aの複数箇所をカシメ止めすることにより、記録媒体ホルダ80が機器蓋体22の側面部22bにおける膨出部22cの内側に固定されている。このフレーム部80bの開口部に接続端子ホルダ81が嵌合され、取付ねじ等の固着手段によって膨出部22cの内側に固定されている。
【0051】
接続端子ホルダ81は、フレーム部80bの開口部に見合った形状を具えた断面コ字状のホルダベース81aと、このホルダベース81aの開口側を覆うホルダカバー81bとを有している。接続端子ホルダ81のホルダベース81aには、メモリスティック11に設けられたコネクタピン16と同数の端子を有する端子部81cが設けられている。更に、ホルダベース81aには、メモリスティック11の切欠き部13に設けた凹部13aに係合される凸部81dが設けられている。この凸部81dは、記録媒体収納部51に装着されたメモリスティック11の位置決めをなすもので、凸部81dに凹部13aを完全に係合させることにより、メモリスティック11が所定位置に位置決めされると共にその端子部81cにコネクタピン16が接続される。
【0052】
図7、図16A及び図17A,Bに示すように、接続端子ホルダ81と機器蓋体22の膨出部22cとの間にMS用イジェクト部材54がスライド可能に収納されている。このMS用イジェクト部材54は、上述した操作部54aと、接続端子ホルダ81のホルダカバー81b側を覆うことができる部材本体54bと、この部材本体54bの一面側に突出するように設けられた一対の押出し部54c,54cと、この一対の押出し部54c,54cの外側に一体に設けられた一対のバネ受けピン54d,54dとを具えている。部材本体54bは、膨出部22cの内面に沿って横方向へ移動可能とされていると共に、操作部54aがツマミ穴53を貫通して表側に露出されている。
【0053】
図18及び図19に示すように、MS用イジェクト部材54の一対の押出し部54c,54cは、ホルダカバー81bに設けられたスリットから接続端子ホルダ81の内部に挿入されている。また、一対のバネ受けピン54d,54dには、それぞれ圧縮コイルばね83の一端が係合されている。これら圧縮コイルばね83の他端は、図6に示すように、膨出部22cの内面に立設されたバネ受け片22dに着座されている。
【0054】
この圧縮コイルばね83のバネ力によりMS用イジェクト部材54は、図18に示すように、記録媒体挿入口40から離れる方向へ常時付勢されている。この圧縮コイルばね83のバネ力に抗してMS用イジェクト部材54を記録媒体挿入口40側へスライド動作させることにより、図19に示すように、記録媒体挿入口40からメモリスティック11の基部が露出される。
【0055】
このような構成を有するカメラ一体型VTR20に対してメモリスティック11は、次のようにして挿入及び取出し動作が行われる。まず、メモリスティック11を記録媒体収納部51に装着する場合について説明する。この場合は、図9及び図10に示すように、メモリスティック11を正常な状態で記録媒体挿入口40に挿入する。
【0056】
即ち、メモリスティック11は、図7及び図14Aに示すように、その端子接続部15側を内側にして切欠き部13のある先端部を記録媒体挿入口40に臨ませる。そして、その先端部からメモリスティック11を、記録媒体挿入口40に差し込む。このとき、記録媒体挿入口40の内側には開閉扉62が配置されているため、メモリスティック11の先端部は、まず、開閉扉62に当接する。この開閉扉62は、捩りコイルばね65のバネ力によって記録媒体挿入口40を閉じるように付勢されているため、この捩りコイルばね65のバネ力に抗してメモリスティック11を差し込み、開閉扉62を後方へ回動させる。
【0057】
メモリスティック11をある程度挿入すると、その先端部は、誤挿入防止機構70のバネ部材71のストッパ部73に接触する。このとき、メモリスティック11は正常な状態で挿入されているため、図9に示すように、メモリスティック11の移動軌跡上を横断するように設定されているストッパ部73には切欠き部13の円弧面が接触する。このストッパ部73は、これが設けられたバネ部材71自体が持つ弾性によってメモリスティック11の幅方向、即ち、上方への移動が可能である。そのため、メモリスティック11を更に押し込むことにより、切欠き部13の円弧面にガイドされてストッパ部73が外側へ移動する。そして、ストッパ部73が案内溝77に沿って切欠き部13を通過してメモリスティック11の側面に達すると、後は側面部を摺動するだけであるため、更にメモリスティック11を奥まで差し込むことができる。
【0058】
これに対して、メモリスティック11が異常な状態で記録媒体挿入口40に挿入されると、誤挿入防止機構70の働きにより挿入動作の途中からメモリスティック11の挿入が不可能になる。ここで、メモリスティック11が異常な状態で挿入されるとは、次の3つの場合を言うことができる。その1は、図12に示すように、メモリスティック11の表裏を逆にして切欠き部13のある先端側から挿入する場合である。その2は、図13において二点鎖線で示すように、メモリスティック11の前後を逆にして切欠き部13のない後端側から挿入する場合である。その3は、図13において実線で示すように、メモリスティック11の表裏及び前後を逆にして切欠き部13のない後端側から挿入する場合である。
【0059】
これら3つの態様の場合には、いずれの場合においても、誤挿入防止機構70のストッパ部73にはメモリスティック11の切欠き部13以外の角部が当接される。この切欠き部13以外の角部は、略90度に突き出した凸部とされており、メモリスティック11の挿入方向に対して直交する方向に展開された平面がストッパ部73に係合される。そのため、ストッパ部73に対してメモリスティック11の挿入力はその挿入方向にのみ作用し、その挿入方向と直交する方向に向かう分力を生ずることがない。
【0060】
その結果、ストッパ部73が上方へ移動せずにメモリスティック11の移動軌跡上に維持されるため、それ以上のメモリスティック11の挿入動作が阻止される。しかも、図11に示すように、メモリスティック11の挿入によってストッパ部73に加えられる力は、支持部材72の支持部72bを構成する一対の支持片76a,76bにおいて互いに重なり合うように設けられた案内溝77の縁によって両端支持される。そのため、メモリスティック11から加えられる力をストッパ部73によって確実に受け止めることができる。従って、メモリスティック11の過大な挿入力によるバネ部材71や支持部材72の変形を防ぎ、その破損を防止することができる。
【0061】
次に、メモリスティック11の切欠き部13が誤挿入防止機構70の誤挿入検出部を通過した後、図17Aに示すように、所定位置まで挿入されると、切欠き部13に設けた凹部13aが記録媒体収納機構50の接続端子ホルダ81に設けた凸部81dに係合される。そして、図17Bに示すように、凸部81dに凹部13aが確実に係合されるまでメモリスティック11を挿入することにより、メモリスティック11の挿入動作が完了する。このとき、メモリスティック11の端子接続部15が接続端子ホルダ81の端子部81cに接続され、電気的接続が同時に完了する。これにより、メモリスティック11に対して情報信号の記録が可能となる。
【0062】
次に、記録媒体収納部51からメモリスティック11を取り出す場合について説明する。図18は、メモリスティック11が記録媒体収納部51に装着されている状態を示すものである。この場合、メモリスティック11の先端部は接続端子ホルダ81に嵌合されていて、MS用イジェクト部材54は一対の圧縮コイルばね83,83のバネ力によって後退した状態にある。
【0063】
この状態から、手動操作でMS用イジェクト部材54をスライド動作させることにより、メモリスティック11を簡単に取り出すことができる。即ち、機器蓋体22の膨出部22cに露出されているMS用イジェクト部材54の操作部54aを記録媒体挿入口40側にスライドさせる。このとき、図19に示すように、圧縮コイルばね83のバネ力に抗してMS用イジェクト部材54をスライドさせると、一対の押出し部54c,54cがメモリスティック11の先端部に当接する。そして、MS用イジェクト部材54を移動させる力によってメモリスティック11が押し出され、その後端部が記録媒体挿入口40から所定量だけ突出される。この突出部を摘んで引き出すことにより、メモリスティック11を取り出すことができる。
【0064】
このとき、メモリスティック11の内面には開閉扉62の一面が摺動接触されるが、その一面には断面円弧状のガイド突条62aが設けられていて、このガイド突条62aがメモリスティック11の内面に接触する。そのため、メモリスティック11を取り出す際に、開閉扉62の縁がメモリスティック11の内面に係合される等の不具合の発生を防止して、メモリスティック11の取出動作を確実に行うことができる。また、誤挿入防止機構50のバネ部材71のストッパ部73はメモリスティック11の側面を摺動するため、このバネ部材71がメモリスティック11の取出し動作の妨げとなることがない。
【0065】
図15は、記録媒体挿入口40を開閉する開閉扉の第2の実施例を示すものである。この開閉扉85は、ガイド突条85aを三角山形に形成したものである。ガイド突条85aは、開閉扉85の中央部を一面側へ膨出させることによって形成されており、その頂上部分には適宜な大きさのアール部を設けるようにする。他の構成は上述した実施例の開閉扉62と同様である。このように構成することによっても上述した実施例と同様の効果を得ることができる。
【0066】
以上説明したが、本発明は上記実施の例に限定されるものではなく、上記実施例においては、メモリスティックと呼ばれているIC記録メディアを情報記録媒体として用いて、そのメモリスティック11の誤挿入を防止する誤挿入防止機構70に適用した例について説明したが、例えば、フロッピィディスク(FD)のようにメモリスティック11と同様に使用可能な切欠き部を設けて方向性を持たせた情報記録媒体を用いて、その誤挿入を防止するための誤挿入防止機構に適用することができる。このように、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲で種々変更できるものである。
【0067】
以上説明したように、本発明電子機器によれば、記録媒体挿入口の内側に誤挿入防止機構を設ける構成としたため、情報記録媒体が正しい状態で挿入されたときには、誤挿入を防止するための切欠き部によって情報記録媒体の通過が許容して情報記録媒体を所定位置まで挿入し、情報記録媒体が誤った状態で挿入されたときには、切欠き部以外の角部によって情報記録媒体の通過を阻止して情報記録媒体の誤挿入を防止することができる。しかも、使用者が挿入方向や表裏面を誤って情報記録媒体を記録媒体挿入口へ挿入しようとしたとき、記録媒体挿入口に近い位置に誤挿入防止機構が設けられているため、その挿入操作が誤挿入であることを比較的早い段階で使用者に認識させることができる。更に、正しい状態で挿入した場合と比較して情報記録媒体の挿入量の差が大きいために、情報記録媒体の挿入操作が誤っていることを使用者により確実に認知させることができるという効果が得られる。
【0068】
本発明電子機器によれば、ストッパ部を有するバネ部材と支持部材とで誤挿入防止機構を構成したため、支持部材で支持されたバネ部材のストッパ部が情報記録媒体の挿入方向の前方に突出することにより、情報記録媒体が正しい状態で挿入されたときにのみ切欠き部にガイドされてストッパ部が外側に移動して情報記録媒体の挿入動作を許容し、情報記録媒体が誤った状態で挿入されたときにはストッパ部が切欠き部以外の角部に当接して情報記録媒体の挿入動作を阻止することができる。そのため、使用者が挿入方向や表裏面を誤って情報記録媒体を記録媒体挿入口へ挿入しようとしたとき、記録媒体挿入口に近い位置で誤挿入を認識して、誤挿入であることを比較的早い段階で使用者に確実に認識させることができるという効果を得ることができる。
【0069】
本発明電子機器によれば、支持部材を固定部と支持部とで構成し、その支持部に案内溝を設ける構成としたため、情報記録媒体が正しい状態で挿入されたときには、切欠き部によってストッパ部が案内溝に沿って外側に移動して情報記録媒体の挿入動作を許容し、情報記録媒体が誤った状態で挿入されたときには、切欠き部以外の角部によってストッパ部が案内溝内において係合されて情報記録媒体の挿入動作を阻止し、情報記録媒体の誤挿入を確実に防止することができるという効果を得ることができる。
【0070】
本発明電子機器によれば、支持部である一対の支持片に案内溝を設け、この案内溝でストッパ部の両端を支持する構成としたため、情報記録媒体が誤った状態で挿入されて切欠き部以外の角部がストッパ部に当接したときには、そのストッパ部の両端が一対の支持片によって両端支持されることから、使用者による過度の挿入力に耐えることができ、無理な挿入力が加えられることによる情報記録媒体や装置本体の破損を防ぐことができるという効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電子機器の一実施例を示すもので、電子機器として適用されたカメラ一体型VTRを背面側から見た状態の斜視図である。
【図2】本発明の電子機器に係る機器蓋体の後面として現れた正面図である。
【図3】本発明の電子機器に係る機器蓋体の背面図である。
【図4】本発明の電子機器に係る機器蓋体の側面として現れた右側面図である。
【図5】本発明の電子機器に係る機器蓋体の左側面図である。
【図6】本発明の電子機器に係る機器蓋体の一部を断面して示す平面図である。
【図7】本発明の電子機器に係る機器蓋体の図5に示すA−A線部分の断面図である。
【図8】本発明の電子機器に係る誤挿入防止機構を示す斜視図である。
【図9】本発明の電子機器に係る誤挿入防止機構の動作を示すもので、情報記録媒体を正しい状態で挿入したときの側面図である。
【図10】本発明の電子機器に係る誤挿入防止機構の動作を示すもので、情報記録媒体を正しい状態で挿入したときの平面図である。
【図11】本発明の電子機器に係る誤挿入防止機構の動作を示すもので、情報記録媒体を正しい状態で挿入したときの要部を拡大して示す正面図である。
【図12】本発明の電子機器に係る誤挿入防止機構の動作を示すもので、情報記録媒体を誤った状態で挿入したときの第1の例の側面図である。
【図13】本発明の電子機器に係る誤挿入防止機構の動作を示すもので、情報記録媒体を誤った状態で挿入したときの第2の例の側面図である。
【図14】本発明の電子機器に係る記録媒体挿入口を開閉する開閉扉の第1の例を示すもので、同図Aは通常の状態、同図Bは記録媒体挿入口が潰れた状態を示す断面図である。
【図15】本発明の電子機器に係る記録媒体挿入口を開閉する開閉扉の第2の例を示す断面図である。
【図16】本発明の電子機器に係るMS用イジェクト部材を示すもので、同図Aは記録媒体収納部に収納された状態の断面図、同図Bは正面図である。
【図17】本発明の電子機器に係る記録媒体収納部を断面して示すもので、同図Aは情報記録媒体を途中まで挿入した状態、同図Bは情報記録媒体を完全に挿入した状態を示す断面図である。
【図18】本発明の電子機器に係る記録媒体収納部を示すもので、情報記録媒体を押し出す前の状態を示す説明図である。
【図19】本発明の電子機器に係る記録媒体収納部を示すもので、情報記録媒体を押し出した後の状態を示す説明図である。
【図20】本発明の電子機器に使用される情報記録媒体の一実施例を示すもので、同図Aは裏面側から見た斜視図、同図Bは表面側から見た平面図である。
【図21】従来の電子機器に係る誤挿入防止機構を示すもので、同図Aは正しい挿入状態の側面図、同図Bは同じく平面図、同図Cは誤挿入状態の側面図である。
【符号の説明】
11 メモリステッィク(情報記録媒体)、 13 切欠き部、 13a 凹部、 15 端子接続部、 20 カメラ一体型VTR(電子機器)、 21 機器本体、 22 機器蓋体、 22c 膨出部、 40 記録媒体挿入口、 50 記録媒体収納機構、 51 記録媒体収納部、 54 メモリスティック用イジェクト部材、 54a ツマミ、 54c 押出し部、 62,85 開閉扉、 70 誤挿入防止機構、 71 バネ部材、 72 支持部材、 72b 支持部、 73 ストッパ部、 76a,76b 支持片、 77 案内溝、 83 圧縮コイルばね

Claims (2)

  1. 誤挿入を防止するために用いられる切欠き部が1の角部に設けられた情報記録媒体が出し入れされる記録媒体挿入口と、
    上記情報記録媒体の誤挿入を防止するため上記記録媒体挿入口の内側に設けられた誤挿入防止機構と、を備え、
    上記情報記録媒体を用いて情報信号の記録及び/又は再生を行うようにした電子機器であって、
    上記誤挿入防止機構は、上記情報記録媒体の挿入方向の前方に突出するストッパ部を有する弾性を具えたバネ部材と、上記ストッパ部を弾性変形可能として上記バネ部材を支持する支持部材と、を有し、
    上記支持部材は、上記バネ部材の一端を支持する固定部と、この固定部と一体に形成される支持部とを有し、当該支持部には、上記情報記録媒体の上記切欠き部に対しては上記ストッパ部を移動させ且つ当該情報記録媒体の当該切欠き部以外の角部に対しては当該ストッパ部を受けて反力を生じさせる案内溝を設け
    上記情報記録媒体の上記切欠き部に対しては外側に移動されて情報記録媒体の挿入を許容し、当該情報記録媒体の上記切欠き部以外の角部に対しては係合されて情報記録媒体の挿入を阻止するように構成した
    電子機器。
  2. 上記支持部は、挿入される上記情報記録媒体を跨ぐように形成されると共に上記案内溝が互いに重なり合うように設けられる一対の支持片を有し、当該一対の支持片で上記ストッパ部の両端を支持するようにした
    請求項記載の電子機器。
JP12735099A 1999-05-07 1999-05-07 電子機器 Expired - Fee Related JP4144111B2 (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12735099A JP4144111B2 (ja) 1999-05-07 1999-05-07 電子機器
SG200002377A SG92699A1 (en) 1999-05-07 2000-05-02 Electronic apparatus
KR1020000023896A KR100676094B1 (ko) 1999-05-07 2000-05-04 전자 기기
MYPI20001929A MY122507A (en) 1999-05-07 2000-05-04 Erroneous insertion prevention mechanism
US09/566,057 US6491227B2 (en) 1999-05-07 2000-05-05 Erroneous insertion prevention mechanism
CNB001186477A CN1154991C (zh) 1999-05-07 2000-05-07 电子仪器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12735099A JP4144111B2 (ja) 1999-05-07 1999-05-07 電子機器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000323855A JP2000323855A (ja) 2000-11-24
JP4144111B2 true JP4144111B2 (ja) 2008-09-03

Family

ID=14957766

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12735099A Expired - Fee Related JP4144111B2 (ja) 1999-05-07 1999-05-07 電子機器

Country Status (6)

Country Link
US (1) US6491227B2 (ja)
JP (1) JP4144111B2 (ja)
KR (1) KR100676094B1 (ja)
CN (1) CN1154991C (ja)
MY (1) MY122507A (ja)
SG (1) SG92699A1 (ja)

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3173438B2 (ja) * 1997-06-04 2001-06-04 ソニー株式会社 メモリカード及び装着装置
JP2001352035A (ja) * 2000-06-07 2001-12-21 Sony Corp 多層半導体装置の組立治具及び多層半導体装置の製造方法
JP2002175678A (ja) * 2000-09-26 2002-06-21 Hitachi Maxell Ltd 誤挿入防止機能を有するカートリッジと駆動装置
KR100852311B1 (ko) 2001-01-26 2008-08-14 소니 가부시끼 가이샤 집적회로 카드 및 집적회로 카드 어댑터 장치
US7571862B2 (en) * 2005-06-02 2009-08-11 Avery Dennison Corporation RFID tag that provides a flat print area and a pinch roller that enables the same
US20070166024A1 (en) * 2006-01-19 2007-07-19 Aci International Camera and footwear
JP2008263317A (ja) * 2007-04-10 2008-10-30 Sony Corp 撮像装置
EP2178020A1 (fr) * 2008-10-17 2010-04-21 Gemalto SA Procédé d'assemblage d'un module SIM, connecteur associé, et dispositif comprenant un tel module
US8255820B2 (en) 2009-06-09 2012-08-28 Skiff, Llc Electronic paper display device event tracking
JP2011118905A (ja) 2009-12-07 2011-06-16 Samsung Electronics Co Ltd メモリカード及び電子機器
JP5735934B2 (ja) * 2012-03-22 2015-06-17 京セラコネクタプロダクツ株式会社 メモリカード用コネクタ

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE2534088A1 (de) * 1974-08-30 1976-03-25 Fuji Photo Film Co Ltd Filmtransportvorrichtung
JPS625363U (ja) * 1985-03-25 1987-01-13
US4931622A (en) * 1985-08-09 1990-06-05 Daiichi Denshi Kogyo Kabushiki Kaisha Electronic card receiving device and ejection mechanism
JP2889251B2 (ja) * 1988-11-08 1999-05-10 日立マクセル株式会社 Icカード
US5164935A (en) * 1990-06-15 1992-11-17 Mitsubishi Electric Company Magneto-optical disk storage having erroneous insertion prevention mechanism
TW335951U (en) * 1991-12-27 1998-07-01 Teac Corp Recording medium loading device
US5598319A (en) * 1993-12-29 1997-01-28 Goldstar Co., Ltd. Magnetic recording and reproducing apparatus with game pack driver
US5675566A (en) * 1994-10-31 1997-10-07 Sony Corporation Recording and/or reproducing apparatus and a cartridge for a recording medium
JPH09270161A (ja) * 1996-01-31 1997-10-14 Mitsubishi Electric Corp 記憶装置及び記録媒体カートリッジ
US6271989B1 (en) * 1997-09-15 2001-08-07 Hans K. Tannert Method for inserting a removable disk cartridge into a disk drive
JPH11134765A (ja) * 1997-10-31 1999-05-21 Teac Corp 記録媒体カートリッジ装着装置
JPH11271888A (ja) * 1998-03-19 1999-10-08 Fuji Photo Optical Co Ltd 画像処理装置のキャリア駆動用ワイヤの緊張機構

Also Published As

Publication number Publication date
MY122507A (en) 2006-04-29
JP2000323855A (ja) 2000-11-24
CN1154991C (zh) 2004-06-23
CN1274919A (zh) 2000-11-29
US20020125327A1 (en) 2002-09-12
US6491227B2 (en) 2002-12-10
SG92699A1 (en) 2002-11-19
KR100676094B1 (ko) 2007-02-01
KR20010014865A (ko) 2001-02-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100385999B1 (ko) 디스크인출가능한디스크카트리지
US5537389A (en) Disk cartridge having a single closing energizer for closing two independently opened shutters
JP4725317B2 (ja) 電子機器
JP4144111B2 (ja) 電子機器
JP4240706B2 (ja) 記憶媒体のローディング装置
JP2000048547A (ja) 記録媒体の記録再生システム
JP4539005B2 (ja) 記録及び/又は再生装置
AU683625B2 (en) Disk cartridge
JP2000322518A (ja) 電子機器
JP4649814B2 (ja) 記録及び/又は再生装置
US5999363A (en) Cassette housing having cassette stoppers to prevent mis-insertion
JP2001053994A (ja) ビデオカメラ
JPH11312348A (ja) 記録再生装置
JPH06215527A (ja) デイスクカートリツジ
JP3297117B2 (ja) ディスクカートリッジ
JPH08129621A (ja) 電子デバイス構体収納機構
JP3257557B2 (ja) 記録及び/又は再生装置
JPH0124782Y2 (ja)
JPH0361268B2 (ja)
JP2928039B2 (ja) 光ディスク装置
JP2890587B2 (ja) 光ディスクドライブ装置の対物レンズクリーニング方法
JP2001060253A (ja) 記憶媒体のローディング装置
JPH09138998A (ja) 記録再生装置
JPH07320369A (ja) ディスク装置
JPH08255225A (ja) 電子機器における情報記憶媒体の収容構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060313

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080305

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080311

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080425

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080527

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080609

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110627

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees