JP3297117B2 - ディスクカートリッジ - Google Patents

ディスクカートリッジ

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JP3297117B2
JP3297117B2 JP01171893A JP1171893A JP3297117B2 JP 3297117 B2 JP3297117 B2 JP 3297117B2 JP 01171893 A JP01171893 A JP 01171893A JP 1171893 A JP1171893 A JP 1171893A JP 3297117 B2 JP3297117 B2 JP 3297117B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はディスクカートリッジに
関し、特にたとえば光ディスクや光−磁気ディスクや磁
気ディスクなどのディスク状記録(又は記憶)媒体を収
納するとともに、電子回路部を収納したディスクカート
リッジに関する。
【0002】
【従来の技術】メモリやマイクロプロセッサ等の電子部
品を回路基板に実装してなる電子回路部を収納したディ
スクカートリッジとしては、たとえば実公平4−163
09号(考案の名称「固体メモリ付き記録媒体カセッ
ト」:以下「従来技術1」という)が知られている。従
来技術1のカセット(2;但し、括弧内の参照符号は実
公平4−16309号に示すものを示す)は、上下シェ
ル(2a,2b)で囲まれる凹部(20)に、電子部品
を実装した回路基板(4)を組み込んで構成される。回
路基板(4)上には、予め情報が書き込まれたROM
(5)と、ROMのピン端子に印刷配線を介して接続さ
れたコネクタ(6a)とが装着される。ROM(5)に
は例えば磁気ディスク等の情報記録媒体に記録されたデ
ータの保護等のためのプログラム等が記憶される。コネ
クタ(6a)の接点(7)は、ディスクドライブ装置と
の接続を図るために、カセット(2)の端面より露出し
て形成される。しかし、接点(7)に異物や塵埃等が付
着して接触不良の原因となるのを防止するために、断面
コ字状の大きな形状をした1個のシャッター(3)が摺
動自在に装着される。このシャッター(3)は、カセッ
ト(2)の不使用時にヘッド挿入孔(16)およびコネ
クタ(6a)の接点(7)を覆い、使用時にヘッド挿入
孔(16)およびコネクタ(6a)を露出することによ
り、接点(7)の保護を図っている。
【0003】その他の従来技術として、特開昭64−6
7781号のディスクカートリッジ(従来技術2)が知
られている。従来技術2は、コネクタ等の外部端子を別
の位置に設けたものであって、外部端子(36)がヘッ
ド挿入窓(33)とディスクカートリッジの側端との間
に配置されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来技術1は、コネク
タ(6a)の接点(7)がシャッター(3)の摺動方向
に沿ってヘッド挿入孔(16)と並んで設けられ、しか
も1枚のシャッター(3)がヘッド挿入孔とコネクタ
(6a)の両方を同時に閉成又は開成するため、その横
幅が必然的に大きくなる。また、シャッター(3)の窓
孔(13)の両側には、コネクタ(6a)の横幅に相当
する領域がそれぞれ必要となり、コネクタ(6a)の横
幅が大きくなればそれだけシャッター(3)の横幅も大
きくなる。同様に、カセット(2)のヘッド挿入孔(1
6)とコネクタ(6a)との間隔もコネクタ(6a)の
横幅にあわせて広げる必要があり、その結果カセット
(2)自体の横幅がさらに大きくなる。さらに、電子回
路部の配置位置がヘッド挿入孔の近傍に制限され、ディ
スクドライブ装置側の接続具もヘッド挿入孔の近傍に設
ける必要があり、接続具とヘッドの配置位置や形状等に
制約を受ける。さらに、使用者がシャッター(3)を指
で摘んで簡単に開成できるので、ディスクや接点を誤っ
て指で触れることもあり、汚れによる信頼性の低下を招
きやすい。さらに、シャッターを挿入方向に直交する方
向に開閉する構造のため、ディスクドライブ装置側のシ
ャッター開閉機構が複雑となり、高価となる。
【0005】従来技術2によれば、シャッタ(34)の
横幅はヘッド挿入窓(33)を覆うだけの幅があれば足
りるが、収納体(32)の縦幅が外部端子(36)の縦
幅分だけ必然的に大きくなる。
【0006】それゆえに、この発明の主たる目的は、デ
ィスク状記録媒体と電子回路部を収納したものにおい
て、信頼性が高く、電子回路部の配置位置の自由度があ
り、シャッタやケースの形状(幅)が大きくなることな
く、小型のディスクカートリッジを提供することであ
る。
【0007】この発明の他の目的は、2枚のシャッタを
有するディスクカートリッジにおいて、1つの付勢手段
で両方のシャッタを閉成できる部品点数の少ないディス
クカートリッジを提供することである。
【0008】この発明のさらに他の目的は、ディスクド
ライブ装置に装着しない不使用状態において、シャッタ
の開閉が容易にできず、使用者が誤ってシャッタを開成
することによってディスク状記録媒体および電子回路部
を汚すのを防止し、動作信頼性の高いディスクカートリ
ッジを提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明は、その内部に
ディスク状記録媒体を回転自在に収納し、ディスクドラ
イブ装置に装着して用いられるディスクカートリッジで
あって、ケースとヘッド開口と第1のシャッタと第1の
摺動方向規制手段と電子回路部と端子挿入口と外部接続
端子部と第2のシャッタと第2の摺動方向規制手段と付
勢手段とから構成される。ケースは、その平面がほぼ四
辺形で偏平な形状に選ばれる。ヘッド開口は、ケースの
一方主面であって、ケースの中心部とケースの挿入方向
に沿う第1の辺との間に形成される。第1のシャッタ
は、ヘッド開口を開閉するために、ケースの第1の辺に
沿って摺動自在に設けられる。第1の摺動方向規制手段
は、第1のシャッタの摺動方向を規制するために、第1
の辺に沿うケースの内部に形成される。電子回路部は、
ディスク状記録媒体を収納する領域を除くケース内に収
納され、半導体素子を含む。端子挿入口は、ヘッド開口
の形成領域及び第1のシャッタを開成したときに第1の
シャッタが位置する領域を除く領域であって、ディスク
カートリッジの挿入方向先端とヘッド開口の間のケース
の主面に形成される。外部接続端子部は、ディスクドラ
イブ装置と電子回路部の端子を電気的に接続するため
に、端子挿入口に対向して形成される。第2のシャッタ
は、第の1シャッタとは分離され、端子挿入口を開閉す
るためにケースの第1の辺に沿って摺動自在に設けられ
る。第2の摺動方向規制手段は、第2のシャッタの摺動
方向を規制するために、第1の辺に沿うケースの内部に
形成される。付勢手段は、第1のシャッタを閉成方向に
付勢する。
【0010】
【作用】本発明は、ケースをディスクドライブ装置に装
着する際に、第2のシャッタが第1のシャッタの開成動
作とは連動しないで開成され、その開成状態においてヘ
ッド開口を塞がない位置に保持される。また、ケースを
ディスクドライブ装置から取り出す際に、第2のシャッ
タは、付勢手段が第1のシャッタを閉成方向に付勢する
のに連動して、第1のシャッタを介して閉成方向に付勢
される。
【0011】
【実施例】図1ないし図3は、本発明の一実施例のディ
スクカートリッジ10を示す図であり、特に図1は平面
図、図2は底面図、図3は背面図を示す。
【0012】次に、図1ないし図3を参照して、ディス
クカートリッジ10の概略を説明する。ディスクカート
リッジ10は、ケース11と、その内部に回転自在に収
納された光ディスクや磁気ディスク等からなるディスク
状記録媒体(以下「ディスク」と略称)15と、ケース
11に摺動自在に取り付けられた第1のシャッタ40お
よび第2のシャッタ50と、電子回路部60と、トレイ
70(図4参照)とから構成される。
【0013】ケース11は、上ハーフ20と下ハーフ3
0とを組み合わせることにより、その内部にシャッタ4
0,50や電子回路部60やトレイ70等を収納する収
納空間を有する。ケース11の挿入方向に沿う一方側面
には、トレイ挿入口16が設けられる。トレイ挿入口1
6には、ディスク15を回転自在に収納したトレイ70
が挿入される。上ハーフ20のほぼ中央には、ディスク
15の中央部に設けられたハブ(図示せず)と対向して
ディスク15を固定するために、ハブ押さえ12が形成
される。下ハーフ30のほぼ中央部とケース11の挿入
方向に沿う一辺の間には、開口31が形成される。開口
31は、ケース11の一方主面であって、ディスクドラ
イブ装置(図示せず)のヘッドよりも大きな形状に選ば
れる。実施例では、開口31がヘッド開口(又はヘッド
開口部)31aとスピンドル挿入用開口(以下「スピン
ドル開口」という)31bとを連らねた形状で形成され
た場合を示すが、ヘッド開口31aとスピンドル開口3
1bとを別々に形成してもよい。開口31の形成領域及
び第1のシャッタ40を開成したときに第1のシャッタ
40が位置する平面領域を除くケース11の平面領域に
は、電子回路部60の外部接続端子を露出するために、
端子挿入口32が形成される。具体的には、端子挿入口
32は、開口31とカートリッジ挿入方向先端部の間に
形成される。
【0014】この端子挿入口32は、電子回路部60の
外部接続端子を露出する程度の小さな形状、例えば開口
31よりも大幅に小さな形状に選ばれる。好ましくは、
端子挿入口32とヘッド開口31aとは、ケース11を
ディスクドライブ装置に挿入する際の挿入方向と同一方
向となるように、カートリッジ挿入方向Xの一方辺に沿
ってある間隔だけ離れ、かつ一方辺にそれぞれ直交する
ように、その配置位置が選ばれる。これらのヘッド開口
31a及び端子挿入口32は、対応する第1のシャッタ
40および第2のシャッタ50によって開閉される。ま
た、下ハーフ30のカートリッジ挿入方向先端部付近に
は、所定の間隔を隔てて、2つの基準ピン挿入孔33
a,33bが形成される。
【0015】電子回路部60は下ハーフ30の開口31
とカートリッジ挿入方向先端部の間に配置される。電子
回路部60は、ICチップ(図示せず)などを搭載した
プリント基板61を含む。プリント基板61上には、接
触端子部(外部接続端子)62が下ハーフ30の端子挿
入口32から露呈するように形成される。第2のシャッ
タ50は、プリント基板61と下ハーフ30に挟まれた
隙間をスライドする。
【0016】トレイ70は、ケース11に収納したとき
にケース11のトレイ挿入口16から突出する取手部7
4を含む。取手部74を指で挟んでケース11から抜き
出すことにより、ディスク15を交換したり単独でドラ
イブ装置に装着することが可能となる。
【0017】図4ないし図10はこの発明の一実施例の
ディスクカートリッジ10の詳細図であり、特に図4は
ディスクカートリッジ10の分解斜視図、図5はトレイ
70の平面図、図6はプリント基板61の平面図、図7
は第1のシャッタ40の平面図、図8は第1のシャッタ
40の背面図、図9は第2のシャッタ50の平面図、図
10は第2のシャッタ50の背面図である。
【0018】次に、図4ないし図10を参照して各部の
詳細を説明する。図4において、上ハーフ20のほぼ中
央部には、取付孔21が形成される。取付孔21には、
クランパ12aと蓋12bとから成るハブ押さえ12が
取り付けられる。上ハーフ20のトレイ挿入口16近傍
には、所定の間隔を隔てて2つのトレイロック孔22が
形成される。トレイロック孔22は、トレイ70側のロ
ック突部71がそれぞれ嵌入することにより(図1参
照)、トレイ70がケース11に対してロックされ、ト
レイ70がケース11から不所望に脱落するのを防ぐ。
トレイ70を取り出すには、指でロック突部71を押圧
することにより、ケース11とトレイ70の係合を解除
して、トレイ70を引き出せばよい。さらに、ロック突
部71は、その弾性によってトレイ70を下ハーフ30
に圧接し、上下方向のガタつきを防止している。
【0019】上ハーフ20のトレイ挿入口16とは反対
側の辺に沿った内側には、直線状に延びた突条23(図
示せず)が設けられる。突条23は、高さが比較的高い
高突条23aと、それに続く高さが比較的低い低突条2
3bとから構成される。高突条23aと低突条23bと
の間には段差が形成される。
【0020】下ハーフ30の開口31および端子挿入口
32の近傍には、第1のシャッタ40の収納凹部34お
よび第2のシャッタ50の収納凹部35が、カートリッ
ジ抜出方向(X方向と逆方向)に広がって形成される。
【0021】収納凹部34のトレイ挿入口16側には、
直線状に延びたガイド溝36が収納凹部34の全幅にわ
たって形成される。なお、ガイド溝36の開口31と対
向している箇所は下ハーフ30の下面に貫通しており、
他の箇所は有底状の凹溝となっている。ガイド溝36の
貫通している部分は、下ハーフ30の内面側から一体に
突出したシャッタ押さえ37によって覆われている。
【0022】下ハーフ30のトレイ挿入口16とは反対
側の辺に沿った内側には、直線状に延びた突条38が設
けられる。突条38は、高さが比較的高い高突条38a
と、それに続く高さが比較的低い低突条38bとから構
成される。高突条38aと低突条38bとの間には段差
が形成される。これによって、上ハーフ20と下ハーフ
30とを組み合わせたとき、上ハーフ20側の高突条2
3aと下ハーフ30側の高突条38aとが対向し、上ハ
ーフ20側の低突条23bと下ハーフ30側の低突条3
8bとが対向する。
【0023】図5において、トレイ70のほぼ中央部に
は、円形のディスク収納凹部72が形成される。ディス
ク収納凹部72の中央部には、ほぼ長方形の開口73が
設けられる。トレイ70の所定位置には、基準ピン挿入
孔75a,75bが形成されている。基準ピン挿入孔7
5a,75bは、トレイ70をケース11に収めた際
に、下ハーフ30側の基準ピン挿入孔33a,33bと
一致する(図2参照)。
【0024】トレイ70の一方側面の前後には所定の間
隔をおいて弾性突起76が形成される。弾性突起76
は、ケース11の側壁内面に弾接し、トレイ70の左右
方向のガタつきを防止する。
【0025】図6において、プリント基板61には、I
Cチップ63,CPU64ならびにデータバックアップ
用の電池65などが搭載される。また、プリント基板6
1上には、所定の導電パターン(図示せず)と接触端子
部62と取付孔66等が形成される。接触端子部62
は、下ハーフ30の端子挿入口32と対向する位置に設
けられる。電池65は、電池ホルダ67に保持された状
態でケース11の側面から押し込まれ、プリント基板6
1上に設けられた枠体68内に電池ホルダ67と共に収
納される。
【0026】図7および図8において、第1のシャッタ
40は、合成樹脂等によって、シャッタ板41とスライ
ダ42との一体物として成形される。シャッタ板41
は、下ハーフ30の開口31ならびにトレイ70の開口
73を確実に覆う広さを有する。シャッタ板41の自由
端(スライダ42が設けられる辺と相対する辺)の一方
主面には、ほぼ全幅にわたって爪部43が突出して形成
される。さらに、自由端付近の一方側部には、ほぼ台形
をした突出部44が設けられる。スライダ42は、断面
H字形に形成され、その長手方向辺に沿う上下両面に溝
部45を備える。
【0027】さらに、スライダ42の側面の一方端部
に、ピン当接突部46が設けられる。
【0028】図9および図10において、第2のシャッ
タ50は、シャッタ板51とスライダ52との一体物か
らなり、合成樹脂により成形されている。シャッタ板5
1は下ハーフ30の端子挿入口32を確実に覆うことが
できる程度の平面形状を有する。スライダ52は、断面
h字形に形成され、その長手方向辺に沿う一方の面に溝
部53を備える。さらに、スライダ52の側面の長手方
向ほぼ中央に、ピン当接突部54が設けられる。
【0029】ディスクカートリッジ10を組み立てたと
き、第1のシャッタ40は、その溝部45が、上ハーフ
20の高突条23aおよび下ハーフ30の高突条38a
に嵌入する事により、ケース11に対してスライド可能
に保持される。また、第2のシャッタ50は、その溝部
53が下ハーフ30の低突条38bに嵌入し、ピン当接
突部54が上ハーフ20の低突条23bに対向して、ケ
ース11に対してスライド可能に保持される。したがっ
て、第1のシャッタ40のスライダ42と第2のシャッ
タ50のスライダ52は、突条23,38の上に一直線
状に並んでいる。
【0030】第2のシャッタ50付近の寸法関係の詳細
を説明すると、ケース11のカートリッジ挿入方向先端
部と開口31の端縁との間隔は第2のシャッタ50の幅
の2倍以上に選ばれ、開口31と端子挿入口32との間
隔は第2のシャッタ50の幅以上に選ばれる。そして、
端子挿入口32を開いたとき、第2のシャッタ50が開
口31と端子挿入口32との間に配置されるような寸法
関係となっている。
【0031】また、図3に示すように、ケース11の背
面にはシャッタ開閉用溝13がカートリッジ挿入方向先
端部から切込み状に形成される。シャッタ開閉用溝13
内には、第1のシャッタ40のスライダ42と第2のシ
ャッタ50のスライダ52とが臨んでいる。
【0032】図11ないし図15は第1のシャッタ40
及び第2のシャッタ50の開閉動作を説明するための図
であり、特に図11は第1のシャッタ40および第2の
シャッタ50の閉成状態を示し、図12は第1のシャッ
タ40が移動する直前の状態を示し、図13は第の2の
シャッタが移動する直前の状態を示し、図14は第1の
シャッタ40および第2のシャッタ50が開成位置にあ
る状態を示し、図15は第1のシャッタ40および第2
のシャッタ50を閉じる状態を示す。
【0033】次に、図11ないし図14を参照して、第
1のシャッタ40および第2のシャッタ50が開成する
ときの動作を説明する。ディスクカートリッジ10をド
ライブ装置に挿入する前の状態(図11参照)では、第
1のシャッタ40は開口31を開成し、第2のシャッタ
50は端子挿入口32を開成する。第1のシャッタ40
とケース11の側壁との間にはバネ14が介挿される。
第1のシャッタ40と第2のシャッタ50は、バネ14
の弾性力によって閉成方向に付勢される。閉成位置にお
いて、第1のシャッタ40と第2のシャッタ50は、互
いに当接した状態で、バネ14と下ハーフ30に突設さ
れたシャッタストッパ39との間で保持される。シャッ
タ板41の自由端は、爪部43(図7,図8参照)が下
ハーフ30側に形成されたガイド溝36にスライド自在
に挿入されるとともに、シャッタ押さえ37の下方に位
置する。
【0034】一方、ドライブ装置には、第1のシャッタ
40を押し開くための比較的短めの第1ピン80と、第
2のシャッタ50を押し開くための比較的長めの第2ピ
ン81が形成される。第1ピン80と第2ピン81は、
カートリッジ挿入方向Xに沿う同一直線上に所定の間隔
をおいて形成され、カートリッジ挿入方向Xと直交する
方向に突出している。図11ないし図15に示すよう
に、第1ピン80はドライブ装置のカートリッジ挿入口
(図示せず)から見て手前側に配置され、第2ピン81
は第1ピン80よりも奥側に配置される。
【0035】ディスクカートリッジ10をドライブ装置
内に挿入すると、まず、第1ピン80の先端部がシャッ
タ開閉用溝13内に挿入される。第1ピン80は短いか
ら、第2のシャッタ50のスライダ52には当接せずに
その傍らを素通りし、図12に示すように、第1のシャ
ッタ40のピン当接突部46に当接する。なお、図8に
は、第1ピン80がピン当接突部46に当接した状態を
点線で示している。
【0036】さらに、ディスクカートリッジ10を挿入
すると、第1のシャッタ40は第1ピン80によって開
口31を開成する方向に移動する。バネ14は開口31
が開くにしたがって、第1のシャッタ40により弾性変
形される。開口31が半ば開いた時点で第2ピン81が
シャッタ開閉用溝13に挿入される。第2ピン81は、
第1ピン80よりも長く突出しているので、第2のシャ
ッタ50のスライダ52に当接する。なお、図9および
図10には、第2ピン81がピン当接突部54に当接す
る直前の状態を点線で示している。したがって、第2の
シャッタ50は、第2ピン81がピン当接突部54に当
接するまでの間、シャッタストッパ39と当接した位置
に留まっている。
【0037】引き続きディスクカートリッジ10を挿入
すると、図13に示すように、第1ピン80が第1のシ
ャッタ40を開き、第2ピン81が第2のシャッタ50
を開く。ディスクカートリッジ10が所定の位置まで挿
入されると、図14に示すように開口31ならびに端子
挿入口32が完全に開かれる。この状態で開口31はデ
ィスク15を露呈し、端子挿入口32は接触端子部62
を露呈する。第2のシャッタ50が開成位置に有ると
き、スライダ52の一端は、突条23,38の途中に形
成された段差に当接し、第2のシャッタ50がそれ以上
開口31側に移動しないように構成される。したがっ
て、各々の開成位置において、第2のシャッタ50は段
差と第2ピン81との間で保持され、第1のシャッタ4
0は弾性変形されたバネ14と第1ピン80との間で保
持される。また、第2のシャッタ50は、開口31を塞
がない位置、すなわち、開口31と端子挿入口32の間
に配置される。
【0038】ところで、第1のシャッタ40は、第2の
シャッタ50より長いので、その自由端側が浮き上がる
心配がある。自由端側が浮き上がると、矢印Y方向(図
4,図11参照)にトレイ70を挿入したときにトレイ
70が引っ掛かったり、第1のシャッタ40が変形する
等の支障をきたす。このようなことを防止するために、
第1のシャッタ40がどの位置にあっても、第1のシャ
ッタ40の一部がシャッタ押さえ37と常に係合するよ
うな構造になっている。具体的には、第1のシャッタ4
0が閉成位置および半ば開いた位置において、その自由
端がシャッタ押さえ37の下方に位置する。また、開成
位置においても、突出部44が形成されているので、第
1のシャッタ40は、シャッタ押さえ37と係合状態を
保つ。
【0039】さらに、第1のシャッタ40とシャッタ押
さえ37が常に係合していることにより、第1のシャッ
タ40が閉位置に戻るとき、シャッタ押さえ37と干渉
せずに、スムーズに動作することができる。
【0040】第2のシャッタ50が開いて端子挿入口3
2が露出されると、ドライブ装置側の外部端子が端子挿
入口32から挿入される。外部端子は接触端子部62と
接触して、ドライブ装置とCPU64(図6参照)との
間でデータの授受を行う。このデータは、たとえばゲー
ムに関するゲームデータであったり、あるいはディスク
15のインデックスデータであったりする。
【0041】ディスクカートリッジ10をドライブ装置
から排出する場合は、図14に示す開成状態からディス
クカートリッジ10が引き出されるにつれて、第1のシ
ャッタ40は、バネ14と第1ピン80の間で挟まれた
状態で、バネ14の復元力により開口31を徐々に閉じ
る。一方、第2ピン81はディスクカートリッジ10の
引き出しにともなって第2のシャッタ50から離れる。
第2のシャッタ50は突条23,38に形成される段差
に当接した状態で開成位置に残る。
【0042】ディスクカートリッジ10がさらに引き出
されると、図15に示すようにスライダ42の端部がス
ライダ52の端部に当接する。引き続きディスクカート
リッジ10を引き出すと、第2のシャッタ50は第1の
シャッタ40とともにバネ14の復元力により押し戻さ
れる。
【0043】第2のシャッタ50は、第1のシャッタ4
0と同時に完全に閉成され、バネ14とシャッタストッ
パ39の間で第1のシャッタ40と共に閉成状態に保持
される。さらにディスクカートリッジ10を引き出す
と、第1ピン80はスライダ52の傍らを素通りして図
11の状態に戻る。こうしてディスクカートリッジ10
を引き出す動作に連動して、第1のシャッタ40が開口
31を覆い、第2のシャッタ50が端子挿入口32を覆
うことになる。
【0044】
【発明の効果】本発明によれば、不使用状態において、
使用者が2つのシャッタの一方および/または両方を開
成することが困難であり、使用者の手がディスクや外部
接続端子に触れることを防止でき、信頼性を向上できる
ディスクカートリッジが得られる。また、本発明によれ
ば、端子挿入口を開閉する第2のシャッタをヘッド開口
部を開閉する第1のシャッタとは別体に設けるものにお
いて、端子挿入口とヘッド開口部との幅寸法が異なって
もシャッタおよびケースに無駄な領域が生じることな
く、端子挿入口(記憶部)を設けても、従来技術のよう
に横幅寸法や縦幅寸法が大きくならない。その結果、端
子挿入口が設けられていないカートリッジケースと同じ
横幅寸法ならびに縦幅寸法のコンパクトなディスクカー
トリッジが得られる。さらに、本発明のようにディスク
カートリッジを構成すれば、ディスクドライブ装置側の
シャッタ開閉機構を簡略化でき、安価となる利点があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例のディスクカートリッジの
平面図である。
【図2】図1の実施例の底面図である。
【図3】図1の実施例の背面図である。
【図4】図1の実施例の分解斜視図である。
【図5】図1の実施例に用いられるトレイの平面図であ
る。
【図6】図1の実施例に用いられる電子回路部の平面図
である。
【図7】図1の実施例に用いられる第1のシャッタの平
面図である。
【図8】図7の第1のシャッタの背面図である。
【図9】図1の実施例に用いられる第2のシャッタの平
面図である。
【図10】図9の第2のシャッタの背面図である。
【図11】第1のシャッタ及び第2のシャッタの閉成位
置にある状態を示す図である。
【図12】第1のシャッタが移動する直前の状態を示す
図である。
【図13】第2のシャッタが移動する直前の状態を示す
図である。
【図14】第1のシャッタおよび第2のシャッタが開成
位置にある状態を示す図である。
【図15】第1のシャッタおよび第2のシャッタを閉じ
る途中の状態を示す図である。
【符号の説明】
10 : ディスクカートリッジ 11 : ケース 14 : バネ(付勢手段) 15 : ディスク 20 : 上ハーフ 23a: 高突条(第1の摺動方向規制手段) 23b: 低突条(第2の摺動方向規制手段) 30 : 下ハーフ 31 : 開口 31a: ヘッド開口 32 : 端子挿入口 38a: 高突条(第1の摺動方向規制手段) 38b: 低突条(第2の摺動方向規制手段) 40 : 第1のシャッタ 50 : 第2のシャッタ 60 : 電子回路部 61 : プリント基板 62 : 接触端子部(外部接続端子部) 70 : トレイ 80 : 第1ピン 81 : 第2ピン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 飯田 保 大阪府茨木市丑寅一丁目1番88号 日立 マクセル株式会社内 (72)発明者 円谷 欣胤 大阪府茨木市丑寅一丁目1番88号 日立 マクセル株式会社内 (72)発明者 加藤 良武 大阪府茨木市丑寅一丁目1番88号 日立 マクセル株式会社内 (72)発明者 上松 正典 京都府京都市東山区福稲上高松町60番地 任天堂株式会社内 (72)発明者 湯川 真行 京都府京都市東山区福稲上高松町60番地 任天堂株式会社内 (72)発明者 高本 純治 京都府京都市東山区福稲上高松町60番地 任天堂株式会社内 (72)発明者 太田 雅彦 京都府京都市東山区福稲上高松町60番地 任天堂株式会社内 (56)参考文献 特開 昭63−106977(JP,A) 特開 昭64−67781(JP,A) 実開 昭62−73382(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 23/00

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】その内部にディスク状記録媒体を回転自在
    に収納し、ディスクドライブ装置に装着して用いられる
    ディスクカートリッジであって、 その平面形状がほぼ四辺形の偏平なケース、 前記ケースの一方主面であって、ケースの中心部とケー
    スの挿入方向に沿う第1の辺との間に形成されたヘッド
    開口、 前記ヘッド開口を開閉するために、前記ケースの第1の
    辺に沿って摺動自在に設けられる第1のシャッタ、 前記第1のシャッタの摺動方向を規制するために、前記
    第1の辺に沿う前記ケースの内部に形成される第1の摺
    動方向規制手段、 前記ディスク状記録媒体を収納する領域を除く前記ケー
    ス内に収納され、半導体素子を含む電子回路部、 前記ヘッド開口の形成領域及び前記第1のシャッタを開
    成したときに第1のシャッタが位置する領域を除く領域
    であって、前記ディスクカートリッジの挿入方向先端と
    ヘッド開口の間の前記ケースの主面に形成される端子挿
    入口、 前記ディスクドライブ装置と前記電子回路部の端子を電
    気的に接続するために、前記端子挿入口に対向して形成
    される外部接続端子部、 前記第1のシャッタとは分離され、前記端子挿入口を開
    閉するために、前記ケースの第1の辺に沿って摺動自在
    に設けられる第2のシャッタ、 前記第2のシャッタの摺動方向を規制するために、前記
    第1の辺に沿う前記ケースの内部に形成される第2の摺
    動方向規制手段、および前記第1のシャッタを閉成方向
    に付勢するための付勢手段を備え、 前記第2のシャッタは、 前記第1のシャッタの開成動作とは連動しないで開成さ
    れ、開成状態においてヘッド開口を塞がない位置に保持
    され、 前記付勢手段が前記第1のシャッタを閉成方向に付勢す
    るのに連動して、前記第1のシャッタを介して閉成方向
    に付勢される、ディスクカートリッジ。
  2. 【請求項2】前記第1のシャッタおよび第2のシャッタ
    は、前記ヘッド開口と前記端子挿入口の対応するものを
    開閉するシャッタ板と、シャッタ板の摺動を案内しかつ
    前記摺動方向規制手段上を摺動するスライダとを含む、
    請求項1に記載のディスクカートリッジ。
  3. 【請求項3】前記第1の摺動方向規制手段および第2の
    摺動方向規制手段は、同一直線上に連続して形成され、 前記第1のシャッタおよび第2のシャッタの閉成時にお
    いて、第1のシャッタのスライダの一方端が第2のシャ
    ッタのスライダに当接することにより、第2のシャッタ
    の閉成状態を保持することを特徴とする、請求項2に記
    載のディスクカートリッジ。
  4. 【請求項4】前記ディスクドライブ装置は、前記第1の
    シャッタおよび第2のシャッタを開成するために、その
    内部であって前記ケースの前記第1の辺に対応しかつケ
    ースの挿入方向に沿う一直線上に、第1のシャッタ開成
    手段および第2のシャッタ開成手段が所定の間隔を隔て
    て突出して形成され、 前記第2のシャッタ開成手段は、前記第1のシャッタ開
    成手段よりも突出し、 前記ケースは、前記第1の辺に沿って、前記第1のシャ
    ッタ開成手段および第2のシャッタ開成手段の侵入を許
    容するシャッタ開成用溝が形成され、 前記第1のシャッタおよび第2のシャッタのスライダ
    は、前記シャッタ開成用溝内で前記第1のシャッタ開成
    手段および第2のシャッタ開成手段に当接するための当
    接部を備え、 前記第1のシャッタの当接部は、前記第2のシャッタの
    当接部よりもシャッタ開成用溝方向に突出し、 前記第1のシャッタ開成手段が、前記第1のシャッタの
    当接部のみに当接することを特徴とする、請求項3に記
    載のディスクカートリッジ。
  5. 【請求項5】前記ヘッド開口と前記端子挿入口は、前記
    第2のシャッタの摺動方向の幅寸法以上であって、端子
    挿入口を開いたときに第2のシャッタがヘッド開口と端
    子挿入口との間に配置されるような間隔に選ばれる、請
    求項1に記載のディスクカートリッジ。
  6. 【請求項6】前記ケースは、前記ディスク状記録媒体を
    収容しかつケースに対して着脱自在なトレイと、 前記トレイをケースに対して挿脱するために、前記第1
    の辺に相対する第2の辺に形成されるトレイ挿入口を含
    み、 前記トレイは、前記トレイ挿入口へ挿入された状態でロ
    ックされる、請求項1に記載のディスクカートリッジ。
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