JP4539005B2 - 記録及び/又は再生装置 - Google Patents
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Description
技術分野
本発明は、記憶媒体として板状のメモリを用いる記録及び/又は再生装置に関し、特に板状のメモリが装脱可能に装着される記録及び/又は再生装置に関する。
【0002】
背景技術
従来、パーソナルコンピュータやオーディオ・ビジュアル機器に内蔵される記録及び/又は再生装置や、これら機器の外部記憶装置として用いられる記録及び/又は再生装置として、磁気ディスクや光ディスク等を記録媒体とするものが広く用いられている。また、オーディオ情報やビデオ情報の記録及び/又は再生装置として、磁気テープや磁気ディスク、あるいは光ディスクを記録媒体とするものが用いられている。
【0003】
この種の記録及び/又は再生装置にあっては、例えば集積回路やフラッシュメモリ等の固体メモリを備えより小型化が図られた板状のメモリを記憶媒体として用いるものが提案されている。固体メモリを用いた板状のメモリは、大きな記憶容量を確保しながら小型に形成することができるので、このメモリを用いた記録及び/又は再生装置の一層の小型化を図ることができる。
【0004】
固体メモリを用いたメモリを記憶媒体に用いる記録及び/又は再生装置は、テープカセットやディスクカートリッジに比し十分に小型化が図られるメモリに合わせ一層の小型化が可能である。記録及び/又は再生装置が小型化されると、この装置の操作モードを選択する操作部や、装置本体に装着されるメモリをイジェクト操作するためのイジェクト操作部等が互いに近接して配設される。
【0005】
このように複数の操作部が近接して配設されると、誤った操作をしてしまうおそれがある。記録及び/又は再生操作モードが選択された状態で、誤ってイジェクト操作部が操作されメモリがイジェクトされてしまうと、正確な情報の記録が行えなくなるばかりか、メモリに記録された情報を損傷させてしまうおそれもある。
【0006】
発明の開示
本発明の目的は、小型化が可能な板状のメモリを用い、一層の小型化が図れる記録及び/又は再生装置の操作性の向上を図ることができる記録及び/又は再生装置を提供することにある。
【0007】
本発明の他の目的は、小型化が可能な記録及び/又は再生装置の誤操作を防止し、正確な情報信号の記録及び/又は再生を行うことができる記録及び/又は再生装置を提供することにある。
【0008】
本発明にさらに他の目的は、操作状態を容易に確認し、所望の操作モードを容易に選択することができる記録及び/又は再生装置を提供することにある。
【0009】
上述したような目的を達成するため、本発明に係る記録及び/又は再生装置は、板状をなすメモリが装脱可能に装着される装置本体を備え、装置本体の一方の側面において、中央部より一端側の位置に少なくとも操作モードを選択する選択操作部を設け、装置本体の他方の側面において、中央部より他端側の位置に装置本体に装着されたメモリをイジェクトするイジェクト操作部を設けることにより、操作モードの選択とメモリのイジェクト操作の誤操作を防止する。
【0010】
この記録及び/又は再生装置に設けられる操作モードを選択する選択操作部は、装置本体に出没する方向に移動操作されるとともに装置本体に対し回動操作可能であり、イジェクト操作部は、装置本体の一の面に平行に移動される。
【0011】
イジェクト操作部は、メモリの装置本体への挿入方向に移動操作されてメモリを装置本体からイジェクトされる。
【0012】
本発明に係る記録及び/又は再生装置は、装置本体のメモリが装脱される装脱口が設けられる面側に、少なくとも外部機器から供給されるデータが入力される入力部が着脱可能に取り付けられることにより、少なくともデータの入力が行われるとき、メモリのイジェクト操作が規制され、データの記録中にメモリがイジェクトされ、データの誤記録を防止することができる。
【0013】
また、本発明に係る記録及び/又は再生装置は、板状をなすメモリが装脱可能に装着される装置本体と、装置本体内に移動可能に配設され、メモリの装置本体への挿入端側に設けられた接続端子が接続される接続部が設けられたホルダと、ホルダに挿入されたメモリの一方の面の少なくとも一部を外方に臨ませる窓部と、本体に設けた接続部を覆うとともに、ホルダの移動に関連して移動され、少なくともホルダがメモリをイジェクトする位置に移動されたとき、窓部を介して装置本体の外方に臨む覆板とを備えている。この覆板によって、窓部を大きくしながら、ホルダがイジェクト位置に移動されたときに、接続部を外方に臨むことを防止できる。
【0014】
覆板の窓部に臨む面に、メモリの挿入方向やメモリの装着の有無を示す表示部を設けることにより、一層の操作性が向上される。
【0015】
また、本発明に係る記録及び/又は再生装置は、板状をなすメモリが装脱可能に装着される装置本体を有し、装置本体の平面に、装置本体に配設された表示体の表示面を外方に臨ませる第1の窓部とホルダに挿入されたメモリの一方の面の少なくとも一部を外方に臨ませる第2の窓部を設け、第1及び第2の窓部が一体に形成された透視板によって覆われることにより、各窓部に臨む表示体の表示面やホルダに挿入されたメモリに施された表示を容易に把握でき一層操作性を向上することができる。
【0016】
本発明の更に他の目的、本発明によって得られる具体的な利点は、以下に説明される実施例の説明から一層明らかにされるであろう。
【0017】
発明を実施するための最良の形態
以下、本発明に係る板状のメモリを記憶媒体に用いる記録及び/又は再生装置を図面を参照して説明する。
【0018】
本発明に係る記録及び/又は再生装置は、図1及び図2に示すような板状メモリ1を記憶媒体に用いるものである。この板状メモリ1は、合成樹脂をモールド成型したメモリ本体を構成する筐体2を備え、この筐体2の内部に、例えば32メガバイト以上の大きな記憶容量を有するフラッシュメモリ等のメモリ素子が設けられている。板状メモリ1は、例えば、図1に示すように、短辺の長さW1を略21.45mmとなし、長辺の長さL1を略50mmとなし、厚さD1を略2.8mmとなす略矩形状に形成されている。
【0019】
板状メモリ1を構成する筐体2の一方の短辺側である前面2a側には、図1及び図2に示すように、前面2aから底面2bに亘るように、端子部3が形成されている。この端子部3には、互いに仕切り壁3aに分離された複数の電極3bが設けられている。筐体2内に設けられたメモリ素子に対する情報の読み出し又は書き込み動作は、端子部3に設けられた電極3bを介して行われる。また、端子部3は、仕切り壁3aにより係合凹部3cが形成され、電極3bは、係合凹部3cの底面に配設されることで、手指等が直接触れないように保護されている。
【0020】
また、筐体2の端子部3が形成された前面2a側の一方のコーナ部には、図1及び図2に示すように、円弧状に切り欠かれた記録及び/又は再生装置への挿入方向を示す切り欠き部4が設けられている。筐体2の切り欠き部4が形成された側の一方の側面2cには、図2に示すように、筐体2の底面2b側を開放した誤挿入防止溝5が切り欠き部4に連続して形成されている。この切り欠き部4及び誤挿入防止溝5は、板状メモリ1が記録及び/又は再生装置に装着されるとき、記録及び/又は再生装置に対する挿入方向を規制して誤挿入を防止するためのものである。
【0021】
筐体2の底面2b側には、端子部3の近傍に位置して、誤って情報信号を半導体メモリに記録することを防止する誤記録防止スイッチ6が設けられている。誤記録防止スイッチ6は、筐体2内の操作子に連結され、一方にスライドされたとき、情報信号の記録を可能となし、他方にスライドされたとき、新たな情報信号が上書きされないようにしている。また、筐体2の一方の側面2cには、記録及び/又は再生装置に挿入されたとき、記録及び/又は再生装置側に設けた係合保持部に係合して記録及び/又は再生装置からの脱落を防止する脱落防止用凹部7が形成されている。また、筐体2の他方の側面2d側の略中央部には、装着検出用の係合凹部8が形成されている。この係合凹部8は、記録及び/又は再生装置側に設けられる検出部が係合することによって、板状メモリ1の記録及び/又は再生装置への装着の有無を検出する。
【0022】
板状メモリ1の筐体2には、図1及び図2に示すように、平面2e側から背面2fに亘り、さらに底面2b側に亘ってラベル貼着部9が設けられている。ラベル貼着部9は、筐体2の平面2e側から背面2fに亘り、さらに底面2bに亘る部分に凹状部を形成して構成されている。ラベル貼着部9は、ラベル10がラベル貼着部9に貼着されるとき、ラベル10が筐体2の外周面から突出しない若しくは面一となる深さに形成されている。また、ラベル貼着部9の平面2e側部分は、図1に示すように、筐体2の背面2f側から前面2a側の近傍まで設けられている。ラベル貼着部9に貼着されるラベル10には、この板状メモリ1を用いることができる機種名や板状メモリ1に記録される記録内容等を示す表示が施される。
【0023】
上述のように構成された板状メモリ1が記憶媒体として用いられる記録及び/又は再生装置11は、オーディオデータ等の情報信号を板状メモリ1に記録し、又は板状メモリ1に記録されたオーディオデータ等の情報信号の再生を行うものである。この記録及び/又は再生装置11は、図3及び図4に示すように、合成樹脂を成形した上下一対のハウジング半体12a,12bを突き合わせ結合した装置本体を構成するハウジング12を備えている。
【0024】
ハウジング12内には、図5及び図6に示すように、板状メモリ1を装着し、また、自動的に板状メモリ1を排出するローディング装置が配設されている。このローディング装置は、板状メモリ1が挿入保持されるホルダ13と、このホルダ13が取り付けられるシャーシ14とを備え、ホルダ13がシャーシ14に対して移動可能に取り付けられてなる。
【0025】
ホルダ13が移動可能に配設されるシャーシ14は、図5に示すように、底板15の相対向する両側に一対の第1及び第2の側壁16,17が立ち上がり形成されて、断面コ字状に形成されている。
【0026】
シャーシ14に移動可能に配設されるホルダ13は、図5に示すように、板状メモリ1を支持するメモリ支持板18の相対向する両側に一対の第1及び第2のメモリ保持部19,20が設けられている。ホルダ13の上面側である一対の第1及び第2のメモリ保持部19,20間は開放され、これら第1及び第2のメモリ保持部19,20間に挿入される板状メモリ1の平面2eに設けたラベル貼着部9を外方に臨ませるようにしている。ホルダ13の開放された一端側は、このホルダ13に装脱される板状メモリ1の挿脱口21とされる。ホルダ13の挿脱口21が設けられた一端側に対向する他端側には、このホルダ13に挿入される板状メモリ1に設けた端子部3が電気的に接続されるコネクタ22が取り付けられている。コネクタ22は、図5に示すように、板状メモリ1の端子部3を構成する複数の電極3bにそれぞれ電気的に接続される複数の端子からなる第1の接続端子23が設けられている。第1の接続端子23は、コネクタ22の内方端側に設けられている。また、コネクタ22には、ホルダ13側に突出するようにして、記録及び/又は再生装置11内に設けられる信号処理回路と板状メモリ1内のメモリとの間で板状メモリ1に記録され若しくは板状メモリ1に記録された情報信号の授受を行うための複数の端子からなる第2の接続端子24が設けられている。
【0027】
コネクタ22の上面側には、ホルダ13側に突出して設けられ、コネクタ22の外方に臨む第2の接続端子24を覆う覆板25が設けられている。この覆板25は、ホルダ13がハウジング12内に配設されたとき、後述するようにハウジング12に設けた窓部を介して外方に臨まされる。覆板25の表面には、ホルダ13に挿入される板状メモリ1の挿入方向や、板状メモリ1の装着の有無を示す表示部26が印刷や刻印によって設けられている。
【0028】
上述のように構成されたホルダ13は、シャーシ14の底板15上に載置するようにして、図6中矢印B方向及び反矢印B方向に移動可能に配設される。このとき、ホルダ13は、図示しない移動ガイド軸をシャーシ14側に設けた移動ガイド孔に係合支持することによってシャーシ14からの脱落が防止され、底板15上を、図6中矢印B方向及び反矢印B方向に移動可能に取り付けられる。
【0029】
ホルダ13とシャーシ14との間には、トグルバネ27が取り付けられている。ホルダ13は、板状メモリ1の記録及び/又は再生装置11への挿脱を可能となす初期位置にある状態から板状メモリ1がホルダ13に挿入され、図6中反矢印B方向に移動される。更にホルダ13がシャーシ14の途中位置まで移動されると、トグルバネ27の付勢方向が反転することにより、トグルバネ27の付勢力を受けて図6中反矢印B方向にさらに移動され所定のメモリ装着位置に移動される。
【0030】
また、ホルダ13は、装着位置に移動された状態から、図6中反矢印B方向に移動され、シャーシ14の途中位置まで移動されると、トグルバネ27の付勢方向が反転することにより、トグルバネ27の付勢力を受けて図6中反矢印B方向にさらに移動され板状メモリ1の挿脱を可能とする挿脱位置に移動される。
【0031】
板状メモリ1が挿入され、記録及び/又は再生装置11内のメモリ装着位置に移動されたホルダ13は、シャーシ14の第1の側壁16上に移動可能に支持されたイジェクト部材28が図6中矢印B方向に移動操作されることにより、図6中反矢印B方向に移動され、挿脱位置に移動される。イジェクト部材28は、板状メモリ1をホルダ13に挿入する方向と同方向に移動操作されてホルダ13に挿入保持された板状メモリ1のイジェクト操作を行うものであるので、板状メモリ1のイジェクト操作の操作感を良好にすることができる。
【0032】
なお、イジェクト部材28は、イジェクト部材28とシャーシ14の第1の側壁16との間に張設された引っ張りバネ30の付勢力を受けて図6中反矢印B方向に移動付勢されている。
【0033】
なお、シャーシ14のホルダ13の挿脱口21が臨む一端側には、挿脱口21を開閉する蓋体29が回動可能に取り付けられている。蓋体29は、図示しない付勢部材により常時挿脱口21を閉塞する方向に回動付勢されている。また、蓋体29は、イジェクト部材28の図6中矢印B方向への移動操作に連動して付勢部材の付勢力に抗して挿脱口21を開放する方向に回動操作される。
【0034】
板状メモリ1は、端子部3が設けられた前面2a側を挿入端とし、平面2e側を上方に向けてホルダ13に挿入される。したがって、板状メモリ1は、ホルダ13に挿入されたとき、平面2eに設けたラベル貼着部9が、一対の第1及び第2のメモリ保持部19,20間の開放された部分を介して外方に臨む。
【0035】
上述のようにシャーシ14上に移動可能に取り付けられたホルダ13は、挿脱口21をハウジング12の背面31に設けたメモリ挿脱口32に対向させてハウジング12内に配設される。このとき、ホルダ13は、上面側の一対の第1及び第2のメモリ保持部19,20間の開放された部分をハウジング12の平面33側に位置するようにしてハウジング12内に配設される。
【0036】
ところで、記録及び/又は再生装置11の装置本体を構成するハウジング12の長手方向に亘る中央部より前面35側に位置する一端側には、図3及び図4に示すように、ハウジング12内に配設された液晶表示体等により構成された表示体34の表示面34aを外方に臨ませる第1の窓部36が設けられている。第1の窓部36は、図3及び図4に示すように、ハウジング12の平面33の一端側に位置してハウジング12の両側に亘る矩形状に形成されている。
【0037】
また、ハウジング12の長手方向に亘る中央部より背面31側に位置する他端側の平面33には、図3及び図4に示すように、ハウジング12内に配設されたホルダ13を外方に臨ませる第2の窓部37が設けられている。ホルダ13は、上面側の開放された部分をハウジング12の平面33側に対向させてハウジング12内に配設されることにより、この開放された部分がハウジング12に設けた第2の窓部37を介してハウジング12の外方に臨み、ホルダ13に挿入された板状メモリ1も第2の窓部37を介して外方に臨む。
【0038】
第2の窓部37は、図3及び図4に示すように、ホルダ13の上面側の一対の第1及び第2のメモリ保持部19,20間の開放された部分及びコネクタ22の第2の接続端子24を覆う覆板25をハウジング12の外方に臨ませるように長尺な矩形状に形成されている。このように第2の窓部37が形成されることにより、図7及び図8に示すように、ホルダ13に挿入された板状メモリ1の平面2e側に設けたラベル貼着部9が第2の窓部37を介して外方に臨み、ユーザはラベル貼着部9に貼着されたラベル10に施された表示をハウジング12の外部から目視することができ、板状メモリ1が記録及び/又は再生装置11に装着された状態で、装着された板状メモリ1の種類や、板状メモリ1に記録された情報の内容を確認することができる。同時に、覆板25に施された表示部26も、第2の窓部37を介して外方に臨み、ユーザはハウジング12の外部から表示部26を目視することができる。
【0039】
ところで、覆板25は、ホルダ13とともに移動するコネクタ22に取り付けられているので、板状メモリ1の挿脱に関連してホルダ13とともに第2の窓部37内を移動する。そこで、第2の窓部37に大きさをホルダ13の移動位置に応じて覆板25の第2の窓部37に対向する量が変化するような大きさに形成することにより、覆板25に施される表示部26の第2の窓部37に臨む状態を可変することができる。表示部26により、ホルダ13に板状メモリ1を挿入された状態にあるか、板状メモリ1の挿入を可能とする位置にあるかを容易に識別することができる。すなわち、ホルダ13が、図7に示すように、板状メモリ1の挿脱を可能となすハウジング12の背面31側に設けたメモリ挿脱口32に近接する位置にあるとき、例えば覆板25に設けた挿入方向を示す矢印で構成した表示部26の全体がハウジング12の外方に臨む。ホルダ13が、図8に示すようにこのホルダ13に挿入保持された板状メモリ1を記録及び/又は再生装置11内の装着位置に装着させる位置に移動したとき、表示部26を構成する矢印の矢の部分が覆われような大きさに第2の窓部37が形成されることにより、ユーザによってホルダ13に対する板状メモリ1の挿入状態を容易に確認することができる。
【0040】
第1及び第2の窓部36,37は、ハウジング12の共通の面である平面33に並列して設けられているので、共通の1枚の透視板40によって覆うことができる。透視板40は、光透過性を合成樹脂等によって形成される。透視板40は、第1及び第2の窓部36,37に対応する部分に第1及び第2の透視部41,42が設けられ、他の部分は着色が施されて不透明な部分とされている。また、この透視板40は、少なくとも第1及び第2の透視部41,42にホログラムが設けられ、視野角を制限するようにしている。すなわち、第1及び第2の透視部41,42の視野角を制限することで、第1及び第2の透視部41,42を介して、表示体34に表示される内容や表示部26に記載された内容を第三者に見られることを防止することができる。
【0041】
表示体34の表示面35を外方に臨ませる第1の窓部36及びホルダ13の一部を外方に臨ませる第2の窓部37は、ハウジング12の共通の面である平面33に並列して設けられている。ユーザは、図9に示すように、記録及び/又は再生装置11を片手で把持したとき、第1及び第2の窓部36,37を同時に目視することができるので、板状メモリ1の装着の有無や装着された板状メモリ1の種類等を識別し、表示体34の表示面34aに表示される操作モード等を識別しながら情報信号の記録又は再生を行うことができる。よって、ユーザは、所望の情報を正確に記録又は再生することができるばかりか、操作状態を確実に把握して記録及び/又は再生装置11の操作を行うことができる。
【0042】
本発明に係る記録及び/又は再生装置11は、ハウジング12の一方の側面45側であって、ハウジング12の前面35側に位置するハウジング12の中央部より一端側の位置に、この記録及び/又は再生装置11の操作モードを選択する選択操作部46が設けられている。選択操作部46は、ハウジング12内に設けた回動支点を中心にして、図7中矢印X1方向及び矢印X2方向に回動操作されて記録及び/又は再生装置11の記録モードや再生モード等の操作モードを選択し、ハウジング12の側面45に直交する矢印Y1方向に押圧操作されることにより選択された操作モードを決定する。
【0043】
選択操作部46が設けられたハウジング12の一方の側面45の長手方向の中央部には、選択された操作モードを固定するホールド釦47が設けられている。また、同じ側面45には、操作モードの一覧を表示体34の表示面34aに表示させるためのメニュー釦45が設けられている。
【0044】
ホルダ13は、上面側の一対の第1及び第2のメモリ保持部19,20間の開放された部分を第2の窓部37に対向するようにしてハウジング12内に配設される。第1の側壁16側に設けたイジェクト部材28は、ハウジング12の他方の側面48側に位置する。イジェクト部材28に設けた操作部28aが、ハウジング12の他方の側面48側に突出し、図4に示すように、他方の側面48に沿って図4中矢印B方向及び矢印Bに移動可能に取り付けられたイジェクト操作部50に係合されている。イジェクト操作部50が板状メモリ1を記録及び/又は再生装置11内に挿入する図4中矢印B方向に移動操作されることにより、ホルダ13に挿入保持された板状メモリ1を記録及び/又は再生装置11の外方に突出させるイジェクト操作を行う。このイジェクト操作部50は、図4に示すように、ハウジング12の他方の側面48側に位置し、ハウジング12の中央部より背面31側の他端側に設けられている。
【0045】
上述のように、操作モードを選択する選択操作部46がハウジング12の中央部より一端側に位置する部分に設けられ、イジェクト操作部50がハウジング12の中央部より他端側に位置する部分に設けられるので、ユーザが記録及び/又は再生装置11を図9A、図9B、図9Cに示すように、片手で把持したとき、選択操作部46に親指あるいは人差し指を臨ませると、イジェクト操作部50が手指により操作しにくい位置に置かれ、ユーザがイジェクト操作部50を操作するように親指を位置させると、選択操作部46が手指により操作しにくい置かれるので、ユーザが記録又は再生中に誤ってイジェクト操作部50を操作して記録及び/又は再生装置11に装着された板状メモリ1をイジェクトしてしまうような誤操作を確実に回避することができる。
【0046】
特に、選択操作部46をハウジング12の中央部より一端側に位置する部分に設け、イジェクト操作部50をハウジング12の中央部より他端側に位置する部分に設け、しかも、選択操作部46とイジェクト操作部50をハウジング12の異なる側面45,48に配置することにより、選択操作部46とイジェクト操作部50の誤操作を確実に防止することができる。
【0047】
また、本発明に係る記録及び/又は再生装置11にあっては、図3に示すように、メモリ挿脱口32が設けられるハウジング12の背面31側には、図3及び図4に示すように、パーソナルコンピュータ51やディスクドライブ装置52等の外部機器から供給される制御データやオーディオデータ等のデータや商用電源を直流に変換した駆動電源を供給するための入力部55が着脱可能に取り付けられる。この入力部55は、ハウジング12への突き合わせ面に設けたコネクタ部56をハウジング12の背面31側にメモリ挿脱口32と並列して設けた接続端子部57に接続してハウジング12に取り付けられる。入力部55の一方の側面に外部機器との接続を図るデータ入力用接続端子が接続される第1の接続部58が設けられ、他方の側面に外部電源入力用の電源接続端子が接続される第2の接続部59が設けられている。
【0048】
第1の接続部58は、USB(Universal Serial Bus)に準拠しており、接続コードを介してパーソナルコンピュータ51やディスクドライブ装置52と接続される。そして、板状メモリ1には、記録及び/又は再生装置11に入力部55が取り付けられた状態において、電気通信回線53を介してパーソナルコンピュータ51にダウンロードされたオーディオデータやディスクドライブ装置52で再生される光ディスク等のディスクに記録されているオーディオデータが記録される。ここで、電気通信回線53は、インターネット、公衆電話回線、衛星通信、無線通信を含む。
【0049】
入力部55は、メモリ挿脱口32を覆ってハウジング12の背面31側に取り付けられるので、メモリ挿脱口32を閉塞し、外部機器から板状メモリ1に記録されるデータや制御用のデータが入力されるとき、確実に板状メモリ1の記録及び/又は再生装置11からのイジェクトを規制する。後述するが、メモリ挿脱口32を覆う蓋体29とイジェクト操作部50は連動しているため、入力部55が蓋体29の回動を規制することにより連動されるイジェクト操作部50も規制され、結果的に記憶媒体のイジェクトが規制される。よって、入力部55は、外部機器からデータが入力されているとき、板状メモリ1のイジェクト操作が規制されることから、板状メモリ1に記録されたデータや記録及び/又は再生装置11に供給されたデータの確実な保護を図ることができる。
【0050】
以上のような記録及び/又は再生装置11の操作モードを選択するための選択操作部46は、具体的に図10乃至図15に示すような回動押圧型スイッチ70により構成されている。この回動押圧型スイッチ70は、図13に示すように、上部開口71aを有する合成樹脂製のウエハ71と、このウエハ71に回動可能に保持された操作体72と、この操作体72の下面に固定された導電性弾性板からなる摺動子73と、中央の巻回部74aの両端から一対の腕部74b,74cが突出する捻りコイルバネ74と、ウエハ71内に配置されたクリック板75と、ウエハ71の上部開口71aを覆う蓋部材76とから構成されている。
【0051】
ウエハ71は、図15に示すように、略円形の底部77と、この底部77の周囲に全周にわたって立設された周壁78とからなり、周壁78には、捻りコイルバネ74の一対の腕部74b,74cが係止される一対の係合段部78a,78bが形成されている。底部77の中央には、操作体72を軸支する支軸79が立設されている。支軸79には、操作体72が押圧操作されたときの押圧力を受ける平面部79aが形成されている。また、底部77には、操作体72の回動方向に沿って形成された回動検出用の第1及び第2の固定接点80,81と、操作体72の押圧操作を検出する第3の固定接点82と、支軸79を挟んで第3の固定接点82の反対側に形成され、GNDに接続された共通接点83とが設けられている。これら第1乃至第3の固定接点80〜82は、それぞれ周壁78より突出して形成された第1乃至第3の外部出力端子80a〜82aに電気的に接続されている。また、共通接点83も、周壁78より突出して形成された外部端子83aに電気的に接続されている。
【0052】
周壁78は、支軸79を中心にして略円弧状に形成され、この円弧状部分には、操作体72の回動範囲を規制する規制段部84が形成されている。この規制段部84は、操作体72の回動範囲を規制するもので、中央部分には、操作体72が押圧操作されたとき移動する操作体72のガイドを行うガイド凹部85が形成されている。また、周壁78には、記録及び/又は再生装置11のハウジング12に取り付けるための取付孔86が形成されている。
【0053】
以上のようなウエハ71に配設される操作体72は、左右対称形状に形成され、図13に示すように、ウエハ71内に配置される基部87と、ウエハ71から突出する操作部88と、これら基部87と操作部88を連結する連結部89とからなり、連結部89は、ウエハ71の規制段部84に係合されている。基部87の中央には、円筒状のボス91が立設されており、このボス91に形成された挿通孔90は、操作体72の押圧方向を長手方向として形成され、支軸79が挿通される。また、挿通孔90の周囲には、捻りコイルバネ74を配設するための環状溝87aが形成されており、この環状溝87aには、それぞれ斜め上方向に向かって一対の係合溝92,93が形成されている。
【0054】
図10に示すように、捻りコイルバネ74の巻回部74aは、ボス91に嵌合されて環状溝87a内に配設され、両腕部74b,74cは、係合溝92,93に係合され、更にウエハ71の係合段部78a,78bに係止される。更に、挿通孔90の平面部79aと対向する位置には、この挿通孔90の長手方向に対して垂直な平面部90aが形成されている。平面部90aは、図10に示すように、非操作時には平面部79aと離間した状態にあり、回動操作されたとき、図11に示すように、平面部79aと位置がずれた状態にあり、押圧操作されたとき、図12に示すように、平面部79aが当接される。
【0055】
操作部88は、基部97を中心として円弧状に形成され、この操作部88の中央の内側には、ガイド凹部85に係合されるガイド突起94が形成されている。図10に示す操作体72の回動操作時に、このガイド突起94は、ガイド凹部85と非係合状態にあり、ウエハ71の規制段部84の外側を移動し、図11に示す操作体72のセンタ位置での押圧操作時に、ガイド突起94は、ウエハ71のガイド凹部85にガイドされて移動する。
【0056】
以上のような操作体72に取り付けられる摺動子73は、導電性の金属板により形成され、基部87の下面に取り付けられる一対の取付部95,96と、これら取付部95,96間に形成された一対の摺接部97,98とを有している。各摺接部97,98には、突出して第1及び第2の可動接点97a,98aが形成され、第2の可動接点98aは、共通接点83と常時接触され、電気的に接続されている。そして、第1の可動接点97aは、操作体72が押圧操作又は回動操作されることで、選択的に第1乃至第3の固定接点80〜82に接触され、電気的に接続される。
【0057】
そして、以上のような操作体72が取り付けられたウエハ71には、上部開口71aを閉塞するように蓋部材76が取り付けられる。この蓋部材76には、この蓋部材76をウエハ71に取り付けるための複数の係止部99が形成されている。蓋部材76は、これら係止部99をウエハ71の周壁78に沿って挿入し、ウエハ71の下面に係止することにより、図14に示すように、ウエハ71の上部開口71aを閉塞する。
【0058】
次に、以上のように構成された回動押圧型スイッチ70の操作方法について説明する。この回動押圧型スイッチ70は、操作体72が押圧操作されたときと、一方に回動操作されたときと、他方に回動操作されたときの3つのモードに切り換えることができる。図10に示すように、非使用時には、操作体72は、捻りコイルバネ74の両腕部74b,74cがウエハ71の係合段部78a,78bにそれぞれ係止され、巻回部74aが操作体72のボス91に巻回されているため、捻りコイルバネ74によりセンタ位置への付勢力が付与されている。このとき、操作体72のガイド突起94は、ウエハ71のガイド凹部85と非係合状態にあり、また、操作体72の挿通孔90の平面部90aと支軸79の平面部79aとが離間した状態にある。また、摺動子73の第2の可動接点98aは、共通接点83に常時接触しているが、第1の可動接点97aは、第1乃至第3の固定接点80〜82の何れにも接触していない状態にある。したがって、回動押圧型スイッチ70は、何れの電気信号も出力していないオフの状態にある。
【0059】
何れの電気信号も出力していない状態を基本状態とし、この基本状態から操作体72が反時計方向に回動されると、図11に示すように、操作体72に連動して摺動子73も支軸79を中心にして回動し、摺動子73の第1の可動接点97aが回動検出用の第2の固定接点81に接触する。これにより、回動押圧型スイッチ70は、第2の外部端子81aより第1の電気信号を出力する。
【0060】
なお、捻りコイルバネ74の一方の腕部74bは、ウエハ71の係合段部78aに係止され、他の腕部74cは、操作体72の係合溝93の端部により回動方向に押圧されて係合段部78bから離れた状態にある。すなわち、捻りコイルバネ74は、腕部74b,74cが閉じる方向に圧縮されることにより、操作体2にセンタ位置への復帰力を付与している。ユーザが操作部88を手放すと、操作体72は、捻りコイルバネ74の付勢力で時計方向に回動し、図10に示すセンタ位置まで自動的に戻る。回動押圧型スイッチ70は、第1の可動接点97aが回動検出用の第2の固定接点81から離れ、電気的に切断されることで、図10に示す状態に戻り、オフの状態となる。なお、操作体72の回動操作中に、ガイド突起94は、ガイド凹部85から離れて、規制段部84の外側を移動する。回動押圧型スイッチ70は、操作体72の回動操作時に誤って操作体72に押圧力が加わった場合にも、ガイド突起94が規制段部84に当接することで、ユーザは操作体72を押圧操作することができなくなり、誤操作を防止することができる。
【0061】
同様に、操作体72が時計方向に回動操作された場合、摺動子73の第2の可動接点98aは、共通接点83に常時接触しており、第1の可動接点97aは、回動検出用の第1の固定接点80に接触し、共通接点83aと導通する。これにより、回動押圧型スイッチ70は、オン状態となり、第1の外部端子80aを第2の電気信号を出力する。
【0062】
図10に示す操作体2が押圧操作される場合、操作部18をウエハ1の方向へ押圧すると、図12示すように、操作体72及び摺動子73は、挿通孔90の押圧方向へ移動する。これに伴って、クリック板75が基部87に押圧されて座屈変形するため、クリック感が生起される。これと共に、摺動子73の第1の可動接点97aは、第3の固定接点82に接触する。これにより、回動押圧型スイッチ70は、オンの状態となり、第3の外部端子82aを介して、第3の電気信号を出力する。
【0063】
このとき、捻りコイルバネ74は、両腕部74b,74cがウエハ71の係合段部78a,78bに係止されているが、巻回部74aが操作体72のボス91によって押圧方向に移動するため、これら腕部74b,74cが閉じる方向に圧縮され、操作体72をセンタ位置へ付勢する。ユーザが操作部88を手放すと、操作体72は、捻りコイルバネ74の付勢力で上昇して図10に示すセンタ位置まで自動的に戻る。これにより、第1の可動接点97aは、押圧検出用の固定接点82から離れ、回動押圧型スイッチ70は、再びオフ状態となる。回動押圧型スイッチ70は、操作体72の押圧操作中に、ガイド突起94がガイド凹部85にガイドされて移動するため、操作体72の押圧操作時に誤って回動方向の力が作用しても、ガイド突起94がガイド凹部85の壁面に当接して操作体2の回動を禁止することから誤操作を防止することができる。
【0064】
記録及び/又は再生装置11の操作モードを選択するための選択操作部46は、以上のような回動押圧型スイッチ70により構成され、図7に示すように、操作体72が図7中矢印X1方向又は矢印X2方向に回動され、また、図7中矢印Y1方向に押圧されることで、記録及び/又は再生装置11の操作モードが選択され決定される。
【0065】
ここで、具体的に、回動押圧型スイッチ70により構成される選択操作部46の使用方法について説明する。例えば、ユーザが板状メモリ1に記憶されたオーディオデータを再生する場合について説明する。図8に示すように、記録及び/又は再生装置11は、オーディオデータの再生をしているとき、選択操作部46が図8中矢印Y1方向に一度押圧されると、再生動作を一時停止し、図8中矢印X1方向に一度回動されると、再生中の曲の頭出しを行い、断続して図8中矢印X1方向に回動されると、回動された回転角度分、前に記録された曲の頭出しを行う。記録及び/又は再生装置11は、オーディオデータを再生しているとき、選択操作部46が図8中矢印X2方向に回動されると、現在再生中の曲の次に記録された曲の頭出しを行い、断続して図8中矢印X2方向に回動されると、回動された角度分後に記録された曲の頭出しを行う。更に、記録及び/又は再生装置11は、オーディオデータを再生しているとき、選択操作部46が図8中矢印X1方向に回動され続けると、再生中のオーディオデータを巻き戻し、図8中矢印X2方向に回動され続けると、再生中のオーディオデータを早送りする。
【0066】
更にまた、記録及び/又は再生装置11は、図4に示すメニュー釦44が押されたとき、表示体34の表示面34aには記録及び/又は再生装置11の操作メニューが表示される。具体的に、メニュー釦44が押されたとき、表示体34の表示面34aには、再生されるオーディオデータの低音を強調するように音質を変更する音質変更機能、板状メモリ1に記録されたオーディオデータを繰り返し再生するためのリピート機能、イヤホン等でオーディオを聴いているときに再生音がイヤホンより漏れ周囲の人に迷惑をかけることを防止するため、音量を制限する音量制限機能等の記録及び/又は再生装置11の機能の一覧が表示される。ユーザは、上述した選択操作部46を図8中矢印X1方向又は矢印X2方向に回動することで、表示面34aに表示された操作メニューの中から1つを選択する。次いで、ユーザが、選択操作部46を図8中矢印Y1方向に押圧操作することで、選択された記録及び/又は再生装置11の動作が決定される。ユーザは、更に選択操作部46を図8中矢印X1方向又は矢印X2方向に回動することで、例えば選択した動作のオン、オフを選択し、次いで、図8中矢印Y1方向に押圧することで、オン、オフを設定することができる。
【0067】
例えば、ユーザがメニュー釦44を押圧し、表示面34aに表示された操作メニューの中から、選択操作部46を図8中矢印X1方向又は矢印X2方向に回動することで、音質変更機能を選択し、図8中矢印Y1方向に押圧操作すると、表示面34aには、音質表示機能のオンとオフの表示がされる。ユーザは、更に選択操作部46を図8中矢印X1方向又は矢印X2方向に回動し、音質表示機能のオンオフを選択し、図8中矢印Y1方向に押圧することで、音質変更機能のオン、オフを切り換えることができる。
【0068】
以上のように回動押圧型スイッチ70により構成される選択操作部46は、3方向に操作することができることから、少ない操作釦で多くの機能の切り換えを行うことできる。特に、手のひらサイズにまで小型化された記録及び/又は再生装置11のような電子機器の場合には、操作釦を設けるスペースも少ないことから、回動押圧型スイッチ70により構成される選択操作部46を設けることは有効である。
【0069】
ところで、記録及び/又は再生装置11に用いられる板状メモリ1のハウジング12内に配設されるローディング装置は、具体的には、次のように構成されている。このローディング装置120は、図16及び図17に示すように、ハウジング12に取り付けられるシャーシ14と、このシャーシ14にスライド可能に取り付けられるとともに、板状メモリ1を保持するホルダ13とを備える。
【0070】
シャーシ14は、図16及び図17に示すように、金属板を打ち抜き折曲して形成され、略矩形状の底板15と、この底板15の長手方向の両側に互いに略平行となるように立ち上がり形成された第1及び第2の側壁16,17とを備え、全体が断面略コ字状となるように形成されている。そして、ホルダ13は、底板15と第1及び第2の側壁16,17とに囲まれる領域に、板状メモリ1の挿入方向と同じ図16及び図17中矢印B及び反矢印B方向に移動可能に配設される。
【0071】
ホルダ13が配設される底板15は、長手方向の長さが板状メモリ1の長手方向の長さとほぼ同じ略矩形状に形成され、背面側にホルダ13の移動をガイドするためのガイド孔129,129がホルダ13の移動方向に沿って形成されている。これらガイド孔129,129は、ホルダ13の底面に突出したガイド突起が係合され、ホルダ13の移動領域を規制している。第1及び第2の側壁16,17には、ホルダ13の移動をガイドし、移動領域を規制するガイド孔130,130がホルダ13の移動方向に沿って形成されている。
【0072】
底板15の板状メモリ1の挿入側となる前面側には、図16及び図17中矢印B方向にスライドしたホルダ13を同図中反矢印B方向にスライドさせる回動アーム131が取り付けられている。この回動アーム131は、中程が、底板15に設けられた支軸132に軸支され、この支軸132を中心に図16及び図17中矢印C方向又は反矢印C方向に回動可能に支持されている。この回動アーム131は、第1及び第2の側壁16,17間の間隔とほぼ同じ長さを有し、第1の側壁16側の一端部に、ホルダ13を図16及び図17中反矢印B方向に押圧する押圧部133が形成され、第2の側壁17側の他端部に、イジェクト部材28の押圧部により押圧される被押圧部134が形成されてなる。回動アーム131の一端部に形成された押圧部133は、底板15に形成された開口部135より外方に臨まされている。また、他端部に形成された被押圧部134は、イジェクト部材28との接続を図るため、シャーシ14の底板15と第2の側壁17とに亘って形成された開口部136より外方に臨まされている。
【0073】
回動アーム131は、イジェクト部材28の操作子28aにより被押圧部134が図16及び図17中矢印C方向に押圧されることで、支軸132を中心に同図中矢印C方向に回動し、他端側の押圧部133をシャーシ14の前面側に移動させる。これにより、シャーシ14の背面側に位置しているホルダ13は、シャーシ14の前面側に移動する押圧部133に押圧されて、シャーシ14の前面側、すなわち図16及び図17中反矢印B方向にスライドされる。
【0074】
なお、底板15には、記録及び/又は再生装置11のハウジング12に取り付けるための複数の取付孔137が形成されている。
【0075】
以上のようなシャーシ14にスライド可能に取り付けられるホルダ13は、図16及び図17に示すように、シャーシ14よりやや小さい大きさで、金属板を折曲して形成されている。このホルダ13は、メモリ支持板18の前面側両側に板状メモリ1を保持する第1及び第2のメモリ保持部19,20が形成されている。これら第1及び第2のメモリ保持部19,20は、メモリ支持板18の両側を垂直に折り曲げて形成され、板状メモリ1と厚さ分の高さを有する互いに略平行な側壁144,145と、これら側壁144,145の先端側をメモリ支持板18と平行となるように折り曲げて形成された支持片146,147とから構成されている。ホルダ13の前面側には、第1及び第2のメモリ保持部19,20とメモリ支持板18とで構成される板状メモリ1を挿脱するための挿脱口21が形成されている。また、第1のメモリ保持部19と第2のメモリ保持部20との間は、開放されており、第1及び第2のメモリ保持部19,20が板状メモリ1を保持したとき、ユーザはラベル貼着部9に貼着されたラベル10をハウジング12の第2の窓部37を介して目視することができる。
【0076】
また、ホルダ13の背面側には、板状メモリ1の挿入端に設けられた電極3bが接続されるコネクタが取り付けられるコネクタ取付部148が形成されている。このコネクタ取付部148は、メモリ支持板18の前面側を除く側縁に形成されたコネクタの取付位置を規制する規制壁149a,149b,149cとメモリ支持板18とにより構成されている。規制壁149a,149b,149cの先端には、コネクタ取付部148にコネクタを係止するためのコネクタ係止片151が形成されている。コネクタ取付部148を構成するメモリ支持板18には、コネクタを位置決めして取り付けるための位置決め孔150,150が形成されている。
【0077】
コネクタ取付部148に取り付けられるコネクタ22は、図16及び図17に示すように、板状メモリ1の電極3bとの接続を図るための端子板153と、この端子板153に取り付けられる断面略コ字状のカバー154とから構成される。コネクタ22は、端子板153にカバー154が取り付けられることで、内部に板状メモリ1の前面側が収納される収納部が形成され、前面側に端子部3が形成された板状メモリ1の前面が挿入される挿入口155が形成されている。
【0078】
カバー154には、一方の側壁に、板状メモリ1が挿入された際、板状メモリ1の脱落防止用凹部7に係合される脱落防止片を構成する弾性係合片160が設けられている。弾性係合片160は、板状メモリ1の脱落防止用凹部7に係合されることで、板状メモリ1をホルダ13内に保持し、ローディング装置120に装着された板状メモリ1が脱落しないようにする。弾性係合片160は、板状メモリ1の脱落防止用凹部7に係合するとき、弾性変位することで、利用者にクリック感を与え、利用者に板状メモリ1がホルダ13に完全に挿入されたことを認識させる。この弾性係合片160は、板状メモリ1が正規な状態で挿入されなかったとき、板状メモリ1がホルダ13内に挿入されることを阻止する誤挿入防止片としても機能する。なお、コネクタ22には、カバー154の背面壁に板状メモリ1の背面に設けた切り欠き部4及び誤挿入防止溝5に係合する脱落防止部材を設けてもよい。
【0079】
コネクタ22の底面を構成する端子板153には、板状メモリ1の端子部3が電気的に接続される第1の接続端子23と、信号処理回路等の電気回路が組み込まれたプリント配線基板と電気的に接続するためフレキシブルプリント配線基板が接続される第2の接続端子24とが設けられている。第1の接続端子23は、板状メモリ1の端子部3を構成する電極3bの数に対応して設けられている。これら第1の接続端子23は、略L字状に折曲され、この折曲部が上方に突出し、板状メモリ1の電極3bに押圧されて弾性変位する。第1の接続端子23は、板状メモリ1が挿入されたとき、板状メモリ1の端子部3の開放側より進入し、電極3bに押圧状態で接触することで、電極3bと電気的に接続される。
【0080】
第2の接続端子24には、信号処理回路等の電気回路が組み込まれたプリント配線基板と電気的に接続するためのフレキシブルプリント配線基板が接続される。すなわち、第1の接続端子23に端子部3が電気的に接続された板状メモリ1は、第2の接続端子24とハウジング12に配設されるプリント配線基板とを電気的に接続するフレキシブルプリント配線基板を介して、プリント配線基板に設けられた信号処理回路により制御される。第2の接続端子24は、フレキシブルプリント配線基板との接続を容易にするため挿入口155の近傍に設けられている。フレキシブル配線基板は、ホルダ13がシャーシ14の前面側の挿脱位置と背面側の装着位置とに亘って移動し得る長さに形成されている。上述のような第1の接続端子23と第2の接続端子24が設けられたコネクタ22を構成する端子板153の裏面側には、ホルダ13のメモリ支持板18に構成されたコネクタ取付部148に位置決めして取り付けるための位置決め突起158,158が設けられている。
【0081】
コネクタ22を構成するカバー154の天板には、上述した覆板25が接着等により取り付けられる。覆板25は、端子板153に設けられた第2の接続端子24を覆うようにカバー154の天板に取り付けられている。この覆板25は、ローディング装置120がハウジング12に取り付けられたとき、ハウジング12の第2の窓部37を介して外方に臨まされる。すなわち、覆板25は、第2の接続端子24を隠すことができる程度で、且つ第1及び第2のメモリ保持部19,20に板状メモリ1が挿入されたとき、ラベル貼着部9に貼着されたラベル10を隠さない程度の大きさに形成される。この覆板25の表面には、ホルダ13に挿入される板状メモリ1の挿入方向や、板状メモリ1の装着の有無を示す表示部26が印刷や刻印によって設けられている。
【0082】
端子板153にカバー154が取り付けられたコネクタ22は、メモリ支持板18のコネクタ取付部148に形成された位置決め孔150,150に端子板153の位置決め突起158,158が係合され、コネクタ取付部148を構成する規制壁149a,149b,149cの先端部に形成されたコネクタ係止片151が折曲されコネクタ22が係止されることで、コネクタ取付部148に取り付けられる。なお、端子板153に形成された位置決め突起158,158は、メモリ支持板18の位置決め孔150,150を挿通し、ホルダ13のメモリ支持板18より突出し、この突出した部分がシャーシ14に形成されたガイド孔129,129に係合することで、ホルダ13がシャーシ14に対して移動する際のガイド突起としても機能する。
【0083】
ホルダ13の側壁144,145と平行なコネクタ取付部148を構成する規制板149a,149bには、図16に示すように、外側の面にシャーシ14の第1及び第2の側壁16,17に形成されたガイド孔130,130に係合されるガイド突起159,159が設けられている。また、ホルダ13のメモリ支持板18には、ホルダ13の移動方向に沿って、ガイド孔171が形成されている。このガイド孔171には、シャーシ14の底板15に取り付けられた回動アーム131の支軸132が係合される。すなわち、この支軸132も、ホルダ13がシャーシ14に対して移動する際のガイド突起としても機能する。
【0084】
ホルダ13の第2のメモリ保持部20を構成する側壁145には、図16、図17及び図18に示すように、シャーシ14に対するホルダ13の移動を規制する規制部材161が回動可能に取り付けられている。規制部材161は、基端側に、軸孔162が形成され、ホルダ13の側壁145に設けられ支軸162aに挿通されることにより図18中矢印D及び反矢印D方向に回動可能に支持される。
【0085】
規制部材161は、先端側に、板状メモリ1がホルダ13に挿入された際、板状メモリ1の係合凹部8に係合される係合突部163が形成されている。係合突部163は、ホルダ13に保持された板状メモリ1の係合凹部8に係合されるように、ホルダ13のメモリ支持板18及び側壁145に亘って形成された開口部164よりホルダ13内に臨まされる。また、規制部材161の係合突部163の更に先端側には、メモリ支持板18及び側壁145に形成された開口部164の周縁の裏面側に係止され、規制部材161の図18中矢印D方向の回動領域を規制する係止部165が形成されている。この係止部165の近傍には、ホルダ13がシャーシ14にスライド可能な状態で取り付けられたとき、シャーシ14の底板15の開口部136の近傍に設けられた係合突起170に係合される規制孔166が形成されている。規制孔166は、シャーシ14に形成された係合突起170に係合することで、ホルダ13がシャーシ14の前面側の挿脱位置よりシャーシ14の背面側の装着位置にスライドすることを禁止する。すなわち、挿脱位置にあるホルダ13に板状メモリ1が挿入されるとき、ホルダ13が規制部材161により挿脱位置にロックされていることから、板状メモリ1の端子部3が第1の接続端子23に確実に接続される。
【0086】
上述のような規制部材161は、付勢部材であるトーションバネ167によりホルダ13の内方側である図18中矢印D方向に付勢されている。トーションバネ167は、基体部167aがホルダ13の側壁145に植立された支軸162aに規制部材161の上側から嵌合される。更にトーションバネ167の一方のアーム部167bがホルダ13の側壁145に形成された係止片168に係止され、他方のアーム部167cが規制部材161に形成された係止片169に係止される。上述の構成によりトーションバネ167は、規制部材161を図18中矢印D方向に付勢している。規制部材161は、先端部の係止部165を開口部164の近傍のメモリ支持板18の裏面側に係止させ、係合突部163を開口部164よりホルダ13内に臨ませた状態で側壁145に取り付けられている。
【0087】
上述のように構成されるホルダ13は、図16及び図17に示すように、コネクタ取付部148を構成する規制板149a,149bに設けられたガイド突起159,159がシャーシ14のガイド孔130,130に係合し、コネクタ取付部148に取り付けられた端子板153の位置決め突起158,158がシャーシ14のガイド孔129,129に係合する。更に、ホルダ13は、シャーシ14側の回動アーム131の支軸132がホルダ13のメモリ支持板18に形成されたガイド孔171に係合されることにより、シャーシ14の第1及び第2の側壁16,17間にスライド可能に取り付けられる。ホルダ13は、板状メモリ1の挿脱が行われるシャーシ14の前面側の挿脱位置と、板状メモリ1内の半導体メモリに対して情報信号の書き込み又は読み出しを行うシャーシ14の背面側の装着位置とに亘ってスライドされる。ここで、挿脱位置とは、上述した図7に示す状態であり、装着位置とは、上述した図8に示す状態である。ホルダ13が挿脱位置にあるとき、板状メモリ1の挿脱が行われ、ホルダ13が装着位置にあるときに、板状メモリ1内の半導体メモリに対して情報信号の書き込み又は読み出しが行われる。
【0088】
シャーシ14とホルダ13とは、図16及び図17に示すように、付勢部材であるトグルバネ27により接続される。このトグルバネ27は、線状部材が巻回されてなるコイル部174と、コイル部174より一方の側に延びた第1のアーム部175と、コイル部174より他方の側に延びた第2のアーム部176とからなる。そして、第1のアーム部175の先端部には、シャーシ14側に係合される第1の係合部175aが形成され、第2のアーム部176の先端部には、ホルダ13側に係合される第2の係合部176aが形成されている。第1の係合部175aは、シャーシ14を構成する底板15の裏面側に設けられた第1の係合突起177に係合され、第2の係合部176aは、ホルダ13を構成するメモリ支持板18の裏面側に設けられた第2の係合突起178に係合される。
【0089】
上述のようにシャーシ14とホルダ13を接続したトグルバネ27は、ホルダ13がシャーシ14の前面側に移動した挿脱位置にあるとき、図16及び図17中反矢印B方向に付勢する第1の状態にある。ホルダ13がシャーシ14に対して図16及び図17中矢印B方向にスライド操作されると、トグルバネ27は、ホルダ13を図16及び図17中矢印B方向に付勢する第2の状態に反転し、ホルダ13をシャーシ14の背面側の装着位置にスライドさせる。また、ホルダ13が装着位置にあるとき、シャーシ14の底板15に取り付けられた回動アーム131が図17中矢印C方向に回動されると、回動アーム131の一端に形成された押圧部133は、ホルダ13の第2の係合突起178を押圧する。第2の状態にあるトグルバネ27は、回動アーム131の押圧部133がホルダ13の第2の係合突起178を押圧する押圧力を受けて、ホルダ13が図17中反矢印B方向にスライドされることにより、図17中反矢印B方向にホルダ13を付勢する第1の状態に反転し、ホルダ13を挿脱位置に移動させる。
【0090】
上述のようにホルダ13がスライド可能に取り付けられたシャーシ14には、ホルダ13の前面側に形成された板状メモリ1の挿脱口21とシャーシ14の前面を開閉する蓋体29が回動可能に取り付けられている。蓋体29は、図16、図17、図19及び図20に示すように、挿脱口21及びシャーシ14の前面を閉塞する閉塞板182と、この閉塞板182の両側に形成される第1及び第2の回動支持アーム183,184とを備える。
【0091】
閉塞板182は、ホルダ13の挿脱口21及びシャーシ14の前面を閉塞する第1の閉塞部185と、シャーシ14の底板15の前面に形成された切欠部180に嵌合する第2の閉塞部186とからなる。
【0092】
シャーシ14の第1の側壁16側に位置する第1の回動支持アーム183は、図19に示すように、先端側に、蓋体29を回動支持するための第1の支持孔187が形成されている。この第1の支持孔187は、シャーシ14の第1の側壁16の前面側に設けられた第1の支軸188に係合される。蓋体29は、第1の回動支持アーム183側で、付勢部材であるトーションバネ189により挿脱口21を閉塞する図20中矢印E方向に回動付勢されている。トーションバネ189は、基体部189aがシャーシ14の第1の側壁16に形成された係合片191に係合される。更に、トーションバネ189は、一方のアーム部189bが第1の移動支持アーム183の先端部に形成された係止部192に係止され、他方のアーム部189cが第1の側壁16に形成された係止部193に係止されることで、蓋体29を図20中矢印E方向に回動付勢している。
【0093】
シャーシ14の第2の側壁17側に位置する第2の回動支持アーム184は、図20に示すように、先端側に第1の支持孔187とともに蓋体29を回動支持するための第2の支持孔194が形成されている。この第2の支持孔194は、シャーシ14の第2の側壁17の前面側に設けられた第2の支軸195に係合される。第2の回動支持アーム184の先端部には、イジェクト部材28により押圧されて蓋体29を図20中反矢印E方向に回動するための突部196が設けられる。突部196の下側には、閉塞板182側にイジェクト部材28のカム部が接触しやすくするため傾斜面部197が形成されている。
【0094】
上述のような蓋体29は、図19及び図20に示すように、第1及び第2の支持孔187,194に第1及び第2の支軸188,195が係合されることで、第1及び第2の支軸188,195を中心に図19及び図20中矢印E方向及び反矢印E方向に回動可能に支持されている。蓋体29は、トーションバネ189の付勢力により、シャーシ14の前面を閉塞する図19及び図20中矢印E方向に回動付勢されている。第2の回動支持アーム184に形成された突部196の傾斜面部197がイジェクト部材28のカム部により押圧されることで、蓋体29は、図19及び図20中反矢印E方向に第1及び第2の支軸188,195を中心に回動され、シャーシ14の前面及びホルダ13の挿脱口21を開放する。
【0095】
シャーシ14の第2の側壁17には、図16及び図17に示すように、シャーシ14とホルダ13とを連結するトグルバネ27によりシャーシ14の背面側である装着位置にあるホルダ13を、シャーシ14の前面側の挿脱位置に移動させるイジェクト部材28が設けられる。イジェクト部材28は、第2の側壁17に長手方向、すなわち図20中矢印B方向及び反矢印B方向にスライド可能に取り付けられている。イジェクト部材28は、図20に示すように、シャーシ14の第2の側壁17の高さとほぼ同じ幅を有し、長尺の略矩形状に金属板を打ち抜いて形成されている。イジェクト部材28には、長手方向に沿って、第1のガイド孔202と第2のガイド孔203とが形成されている。第1のガイド孔202には、シャーシ14の第2の側壁17に設けられたガイド突部204が係合され、第2のガイド孔203には、第2の側壁17に形成されたガイド片205が係合される。イジェクト部材28は、第1のガイド孔202に第2の側壁17に形成されたガイド突部204に形成されたねじ孔206aに、止めねじ206が螺合されることにより第2の側壁17に取り付けられる。
【0096】
イジェクト部材28は、図20に示すように、付勢部材である引っ張りバネ30により図20中反矢印B方向に付勢されている。この引っ張りバネ30は、一端がイジェクト部材28のシャーシ14の背面側に対応する端部に形成されたバネ係止片211に係止され、他端がシャーシ14の第2の側壁17の長手方向の中程に形成されたバネ係止片212に係止されることで、イジェクト部材28を図20中反矢印B方向に付勢している。
【0097】
上述のようにシャーシ14の第2の側壁17に取り付けられるイジェクト部材28には、図20に示すように、シャーシ14の前面側に位置する一端側に、シャーシ14の底板15と平行となるように折曲して、上述した蓋体29の第2の回動支持アーム184に形成された突部196を押圧するカム部207が形成されている。カム部207は、シャーシ14の底板15に形成された開口部136よりシャーシ14内に臨まされている。そして、カム部207は、蓋体29の第2の回動支持アーム184に設けられた突部196の下側に形成された傾斜面部197を押圧しやすくするため、シャーシ14の背面側となる側に下側に折曲した折曲部208が形成されている。
【0098】
イジェクト部材28のシャーシ14の前面側に位置する一端側には、上述した回動アーム131の他端側に形成された被押圧部134をシャーシ14の背面側、すなわち図20中矢印C方向に押圧する操作片209がシャーシ14の底板15と平行となるように折曲して形成されている。操作片209には、イジェクト部材28の先端側に上側に折曲して押圧部210が形成されている。操作片209に形成された押圧部210は、シャーシ14の底板15に形成された開口部136よりシャーシ14内に臨まされ、回動アーム131の被押圧部134に係合される。
【0099】
更に、イジェクト部材28の一端側には、図示しないが装置本体を構成する筐体より外方に臨まされたイジェクト操作部50によりスライド操作される操作子28aが折り曲げ形成されている。イジェクト部材28は、操作子28aが図20中矢印B方向にスライド操作されることで、同方向にスライドされる。
【0100】
上述のようなイジェクト部材28は、ホルダ13がシャーシ14の背面側の装着位置にある状態において、図20に示すように、図20中矢印B方向に押圧され、イジェクト部材28を図20中反矢印B方向に付勢する引っ張りバネ30の付勢力に抗して図20中矢印B方向にスライドされる。イジェクト部材28が図20中矢印B方向にスライドされると、カム部207は、蓋体29の第2の回動支持アーム184に設けられた突部196の下側に形成された傾斜面部197を押圧し、蓋体29をトーションバネ189の付勢力に抗してホルダ13の挿脱口21を開放する図20中反矢印E方向に回動させる。これと同時に、操作片209に形成された押圧部210は、回動アーム131の被押圧部134を図20中矢印C方向に押圧し、同方向に回動アーム131を回動させる。回動アーム131の一端に形成された押圧部133は、ホルダ13の第2の係合突起178を押圧し、ホルダ13を図17中反矢印B方向にスライドさせる。回動アーム131の押圧部133がホルダ13の第2の係合突起178を押圧する押圧力を受けて、ホルダ13が図17中反矢印B方向にスライドされる。ホルダ13が図17中反矢印B方向にスライドされると、トグルバネ27は、ホルダ13を図17中反矢印B方向に付勢する第1の状態に反転し、ホルダ13を挿脱位置に付勢し、ホルダ13を挿脱位置に移動させる。
【0101】
上述のように構成されたローディング装置120に板状メモリ1が挿入されてから板状メモリ1内の半導体メモリに対する情報信号の記録又は再生が行われるまでの一連の動作について説明する。先ず、非使用時のローディング装置120について説明すると、図17に示すように、ホルダ13は、シャーシ14の前面側に移動した挿脱位置にあり、シャーシ14とホルダ13を接続するトグルバネ27は、ホルダ13をシャーシ14の前面側の挿脱位置に付勢する第1の状態にある。
【0102】
蓋体29は、蓋体29側の係止部192とシャーシ14側の係止部193に係止されたトーションバネ189の付勢力により、シャーシ14の前面を閉塞する図19及び図20中矢印E方向に回動付勢され、シャーシ14の前面及び挿脱位置にあるホルダ13の挿脱口21を閉塞する。蓋体29は、ホルダ13の挿脱口21からローディング装置120内に塵埃等が侵入することを防止している。
【0103】
回動アーム131は、押圧部133がシャーシ14の前面側に位置するように、図17中矢印C方向に回動されている。また、シャーシ14の第1の側壁16に取り付けられた規制部材161は、図18に示すように、一方のアーム部167bが側壁145に形成された係止片168に係止され、他方のアーム部167cが回動アーム131に形成された係止片169に係止されたトーションバネ167により図18中矢印D方向に回動付勢される。規制部材16は、先端部の係止部165がホルダ13のメモリ支持板18に形成された開口部164の近傍の裏面に係止された状態にあり、先端側に設けられた係合突部163がホルダ13内に臨み、規制孔166がシャーシ14の底板に設けられた係合突起170と係合していない状態にある。すなわち、ホルダ13は、規制部材161の規制孔166がシャーシ14の係合突起170に係合されていないことにより、シャーシ14に対し、背面側となる図17中矢印B方向に移動可能な状態にある。
【0104】
イジェクト部材28は、イジェクト部材28側のバネ係止片211とシャーシ14側のバネ係止片212とに係止された引っ張りバネ30により、シャーシ14の前面側となる図17及び図20中反矢印B方向にスライドされた状態にある。
【0105】
この状態は、上述した図7に示す状態であり、ユーザは、ハウジング12に設けられた第2の窓部37を介して覆板25に設けられた表示部26を目視することができ、ユーザは、板状メモリ1の記録及び/又は再生装置11への挿入方向を容易に識別することができる。
【0106】
上述のような非使用時のローディング装置120には、図21に示すように、板状メモリ1が端子部3が設けられた前面側を挿入端とし、主面2aをシャーシ14の底板15と対向する下側にして挿入される。板状メモリ1がローディング装置120の前面側より挿入されるとき、蓋体29は、手指又は板状メモリ1の前面部を引っかける等して、蓋体29をシャーシ14の前面を閉塞する図19及び図20中矢印E方向に付勢するトーションバネ189の付勢力に抗して、シャーシ14の前面側、すなわちシャーシ14の前面側の挿脱位置にあるホルダ13の挿脱口21を開放する同図中反矢印E方向に回動される。
【0107】
シャーシ14の前面を蓋体29が開放すると同時に、図21に示すように、ホルダ13の挿脱口21からは、板状メモリ1が端子部3を挿入端として挿入される。図16及び図21に示すように、板状メモリ1の前面側の先端と主面2a側に形成された係合凹部8との間の領域がホルダ13内に臨まされた規制部材161上を図21中矢印B方向に移動しているとき、規制部材161は、ホルダ13内に臨まされた規制部材161の係合突部163が板状メモリ1の先端と主面2a側に形成された係合凹部8との間の領域により押圧されることで、トーションバネ167の付勢力に抗して、支軸162aを回動支点として、図21中反矢印D方向に回動される。規制部材161が反矢印D方向に回動されることにより、規制部材161の規制孔166は、図18及び図21に示すように、シャーシ14側の係合突起170と係合され、シャーシ14の前面側の挿脱位置にあるホルダ13は、板状メモリ1の挿入に伴ってシャーシ14の背面側の図21中矢印B方向にスライドすることを禁止された状態となる。ホルダ13は、板状メモリ1の端子部3がホルダ13に設けられたコネクタ22の第1の接続端子23に接続されるまで規制部材161により挿脱位置にロックされることで、確実に端子部3を構成する電極3bがコネクタ22の第1の接続端子23に接続される。
【0108】
更に、板状メモリ1がローディング装置120内に挿入されると、図22及び図23に示す状態となる。すなわち、ホルダ13がシャーシ14の前面側の挿脱位置にあるとき、板状メモリ1が挿脱位置にあるホルダ13に完全に挿入されると、板状メモリ1は、ホルダ13の背面側に配設されたコネクタ22の挿入口155より挿入される。コネクタ22の第1の接続端子23は、板状メモリ1の端子部3の開放端より係合凹部3cに係合し、電極3bを押圧した状態で電極3bと電気的な接続が図られる。
【0109】
板状メモリ1の係合凹部3cに第1の接続端子23が係合し、電極3bと第1の接続端子23とが接続されたとき、板状メモリ1の係合凹部8は、ホルダ13内の規制部材161の係合突部163の上方に位置する。すると、これまで板状メモリ1の先端から係合凹部8に亘る領域に係合突部163が押圧され、図23中反矢印D方向に回動されていた規制部材161は、板状メモリ1の係合凹部8と規制部材161の係合突部163が係合可能な状態となることで、トーションバネ167の付勢力により図23中矢印D方向に回動され、係合突部163が板状メモリ1の係合凹部8に係合される。これにより、これまでシャーシ14の係合突起170に係合されていた規制部材161の規制孔166と係合突起170との係合状態は解除され、ホルダ13は、シャーシ14の背面側である装着位置の方向である図22及び図23中矢印B方向にスライド可能な状態になる。板状メモリ1がホルダ13に完全に挿入されたとき、図17に示すように、コネクタ22に設けられた弾性係合片160は、板状メモリ1の脱落防止用凹部7に係合し、板状メモリ1がホルダから抜け落ちることを防止している。弾性係合片160は、板状メモリ1の脱落防止用凹部7に係合したとき、弾性変位することで利用者にクリック感を与え、板状メモリ1がホルダ13内に完全に挿入されたこと、すなわち、、端子部3と第1の接続端子23とが確実に係合していることをユーザに認識させる。この状態は、上述した図7に示す状態であり、ユーザが第2の窓部37を介して覆板25に設けられた表示部26を目視することができる状態である。
【0110】
ここで、板状メモリ1が上述のような正規な状態でローディング装置120に挿入されなかった場合、すなわち板状メモリ1が背面側から挿入された場合や板状メモリ1が主面2aを上側にされて挿脱口21より挿入された場合には、挿脱位置にあるホルダ13に挿入された場合であっても、板状メモリ1の係合凹部8に規制部材161の係合突部163が係合されることはない。すなわち、図22及び図23に示す位置まで板状メモリ1が挿入されても、ホルダ13内の規制部材161の係合突部163の上方には、板状メモリ1の係合凹部8がないことから、規制部材161は、係合突部163が板状メモリ1の主面に押圧されたままの状態である。すなわち、規制孔166がシャーシ14の係合突起170と係合された状態が続くことになる。したがって、挿脱位置にあるホルダ13は、板状メモリ1の挿入に伴ってシャーシ14の背面側の図21中矢印B方向にスライドすることが禁止される。これにより、ローディング装置120は、板状メモリ1が誤挿入された場合に、挿脱位置にあるホルダ13がシャーシ14の背面側の装着位置の方向である図22及び図23中B方向にスライドすることが禁止され、板状メモリ1の誤挿入が防止される。板状メモリ1が正規の状態で挿入されなかったとき、弾性係合片160は、板状メモリ1の脱落防止用凹部7に係合しないことから、板状メモリ1が挿脱位置にあるホルダ13に、端子部3の係合凹部3cに第1の接続端子23が係合し電極3bと電気的に接続するまで挿入されることを阻止し、板状メモリ1の誤挿入を防止する。
【0111】
図22及び図23に示すように、板状メモリ1がシャーシ14の前面側の挿脱位置にあるホルダ13に完全に挿入された後、更に板状メモリ1が図22及び図23中矢印A方向に押圧されると、図24に示すように、板状メモリ1は、ローディング装置120内に完全に収納され、ローディング装置120に装着され、半導体メモリに対して情報信号の記録又は再生が可能な状態となる。すなわち、図24に示すように、板状メモリ1が図22及び図23に示す状態から更に押圧されると、ホルダ13は、規制部材161の規制孔166とシャーシ14の係合突起170との係合状態が解除され、シャーシ14の背面側である装着位置の方向である図22及び図23中矢印B方向にスライド可能な状態にある。
【0112】
ホルダ13が板状メモリ1により図24中矢印B方向へ押圧されると、トグルバネ27が図24中矢印B方向に付勢されて第1の状態から反転し、同図中反矢印B方向にホルダ13を付勢する第2の状態となる。トグルバネ27が図24中矢印B方向に付勢されることで、ホルダ13はシャーシ14の背面側の装着位置にスライドされる。これにより、コネクタ22に接続された板状メモリ1は、ローディング装置120内に完全に収納される。板状メモリ1の背面側でシャーシ14の前面側を閉塞することを阻止されていた蓋体29は、トーションバネ189の付勢力を受けて図23中矢印E方向に回動され、シャーシ14の前面を閉塞し、ローディング装置120内に塵埃等が侵入することを防止する。また、シャーシ14の底板15に回動可能に取り付けられた回動アーム131は、ホルダ13が図24中矢印B方向にスライドすることで、一端側の押圧部133がトグルバネ27の第2のアーム部176の係合部176aが係合された第2の係合突起178により押圧され、図24中反矢印C方向に回動される。
【0113】
上述のように板状メモリ1の電極3bとコネクタ22の第1の接続端子23とが接続された状態で、シャーシ14の背面側の装着位置に装着された板状メモリ1は、コネクタ22の第2の接続端子24に接続されたフレキシブル配線基板を介して制御される。具体的には、板状メモリ1は、この装着位置に装着された状態において、コンピュータ等のデータ処理装置からの制御信号により、カード本体2に内蔵された半導体メモリに対し情報信号の書き込みが行われ、あるいは、半導体メモリに記憶された情報信号の読み出しが行われる。この状態は、上述した図8に示す状態であり、ユーザは、ハウジング12に設けられた第2の窓部37を介して記録及び/又は再生装置11に装着された板状メモリ1のラベル貼着部9に貼着されたラベル10の記載を目視することができる。
【0114】
上述のように板状メモリ1が装着されたローディング装置120は、次のように板状メモリ1をローディング装置120から排出する。すなわち、図25及び図26に示すように、装置本体の筐体より外方に臨まされたイジェクト操作部50を介して操作子28aが図25及び図26中矢印B方向に押圧されると、イジェクト部材28は、引っ張りバネ30の付勢力に抗して図25及び図26中矢印B方向にスライドされる。このとき、イジェクト部材28のカム部207は、蓋体29の第2の回動支持アーム184に設けられた突部196を図25及び図26中矢印B方向に押圧する。そして、図20に示すように、カム部207には、折曲部208が形成され、突部196には、下側の折曲部208と対向する位置に傾斜面部197が形成されていることから、カム部207は、突部196を確実に押圧することができる。カム部207が蓋体29の突部196を押圧することで、トーションバネ189の付勢力によりシャーシ14の前面を閉塞している蓋体29は、カム部207が蓋体29の突部196を押圧する押圧力を受けて、トーションバネ189の付勢力に抗して図26中反矢印E方向に回動され、シャーシ14の前面を開放し、板状メモリ1を排出可能な状態にする。
【0115】
これと同時に、イジェクト部材28の操作片209に形成された押圧部210は、図25中反矢印C方向に回動され、被押圧部134がシャーシ14の前面側に位置している回動アーム131の被押圧部134に当接される。そして、イジェクト操作部50が更に操作され、更に、イジェクト部材28が更に図25及び図26中矢印B方向にスライドされると、押圧部210は、回動アーム131の被押圧部134を押圧し、回動アーム131を図25中矢印C方向に回動させる。すると、イジェクト部材28の押圧部210が回動アーム131の被押圧部134を押圧する押圧力を受けて、回動アーム131の押圧部133は、トグルバネ27の第2のアーム部176の係合部176aが係合された第2の係合突起178を押圧する。シャーシ14とホルダ13を接続した第2の状態にあるトグルバネ27は反転し、ホルダ13を図25中反矢印B方向に付勢する第1の状態に戻り、ホルダ13を図25及び図26中反矢印B方向にスライドさせる。これにより、シャーシ14の背面側にあったホルダ13は、シャーシ14の前面側の挿脱位置にスライドし、保持している板状メモリ1の背面側をシャーシ14の前面よりローディング装置120外に臨ませる。
【0116】
シャーシ14の前面より背面側が外方に臨まされた板状メモリ1は、利用者によりシャーシ14の前面側の挿脱位置にあるホルダ13より引き抜かれ、板状メモリ1の端子部3とコネクタ22の第1の接続端子23との接続が解除される。この後、蓋体29は、トーションバネ189の付勢力により、シャーシ14の前面を閉塞する図25及び図26中矢印E方向に回動され、シャーシ14の前面及び挿脱位置にあるホルダ13の挿脱口21を閉塞し、ローディング装置120内に塵埃等が侵入しないようにする。
【0117】
上述のように構成された板状メモリ1のローディング装置120は、板状メモリ1を排出するとき、利用者が装置本体の筐体に設けられたイジェクト操作部を操作する押圧力を受けて、シャーシ14の背面側の装着位置にあるホルダ13をシャーシ14の前面側の挿脱位置に移動させるのみで、ホルダ13に取り付けられたコネクタ22の第1の接続端子23と板状メモリ1の端子部3を構成する電極3bとの係合状態を解除させるものではない。すなわち、このローディング装置120では、最終的な板状メモリ1の取り出しは利用者により行われる。したがって、ローディング装置120は、イジェクトボタンを押圧操作することでコネクタ22の第1の接続端子23と板状メモリ1の端子部3の電極3bとの係合状態を解除させるローディング装置に比しイジェクト操作部を操作する操作力が小さくなり、容易に板状メモリ1のイジェクト操作を行うことができる。また、板状メモリ1が誤挿入されたときには、規制孔166がシャーシ14側のシャーシ14の係合突起170と係合した状態が維持されることになることから、ローディング装置120への誤挿入を防止することができる。
【0118】
上述の説明では板状メモリ1のローディング装置120への誤挿入を防止する手段として、規制部材161を用いた例を挙げて説明したが、板状メモリ1の誤挿入を防止する手段は、次のように構成してもよい。なお、以下説明するローディング装置220は、規制部材の部分を除いて、上述したローディング装置120とほぼ同様な構成を有するため、ローディング装置120と同一部材については同一の符号を付してその詳細は省略する。
【0119】
このローディング装置220は、図27に示すように、ホルダ13を構成する側壁145側に、ホルダ13がシャーシ14の前面側の挿脱位置からシャーシ14の背面側に移動することを防止する規制部材221が取り付けられる。この規制部材221は、ホルダ13の側壁145に沿って配設できるように長尺状に形成されている。この規制部材221は、中程に支持孔222が形成される。この支持孔222にホルダ13の側壁145と並んで形成されたコネクタ取付部148を構成する規制壁149bに設けられた支軸223が挿通されることで、図27中矢印F方向及び反矢印F方向に回動可能に取り付けられている。ここに示すローディング装置220は、ホルダ13の背面側が開放された状態にある。
【0120】
規制部材221が規制壁149bに取り付けられたとき、規制部材221のホルダ13の背面側に位置する後端部には、ホルダ13の内方に向かって略直角に折曲した折曲片224が形成される。この折曲片224には、板状メモリ1がホルダ13内に挿入されたとき、板状メモリ1の挿入端側に形成された傾斜面部3aが突き当てられ押圧される被押圧部225が形成されている。この被押圧部225は、ホルダ13の背面側よりホルダ13内に臨まされ、ホルダ13内に正規な状態で板状メモリ1が挿入されたとき、板状メモリ1の傾斜面部3aと対向するように折曲片224の上端より下方に向かって鋭角に折曲して形成されている。
【0121】
規制部材221には、下端側の中程に、ホルダ13の挿脱位置から装着位置への移動を規制する規制部226が形成され突出して形成されている。この規制部226は、ホルダ13をシャーシ14の前面側の挿脱位置にロックするとき、シャーシ14の底板15と第2の側壁17とに亘って形成された係合孔227に係合される。シャーシ14の底板15と第2の側壁17に亘る位置には、係合孔227よりシャーシ14の背面側に、規制部226の逃げとなるスリット228が形成されている。規制部226は、挿脱位置にあるホルダ13に板状メモリ1が挿入されるまでシャーシ14の背面側の装着位置に移動されないようにするため、後端側に垂直面部229が形成され、係合孔227の後端に確実に係合するようにされている。規制部226は、ホルダ13が板状メモリ1をイジェクトするため、シャーシ14の背面側の装着位置から前面側の挿脱位置に移動する際、スリット228の前端を円滑に乗り上げることができるように、傾斜面部230が形成されている。
【0122】
規制部材221は、支持孔222にホルダ13の規制壁149bに形成された支軸223が挿通され規制壁149bに図27中矢印F方向及び反矢印F方向に回動可能に取り付けられる。このとき、規制部材221は、付勢部材であるトーションバネ231により、図27中矢印F方向に回動付勢されている。トーションバネ231は、基体部231aが規制部材221の被押圧部225が形成された後端部と対向する前端部に設けられた取付片232に取り付けられる。このトーションバネ231は、一方のアーム部231bがホルダ13を構成する側壁145に形成された係止片233に係止され、他方のアーム部231cが規制部材221の下端に形成された係止片234に係止される。トーションバネ231は、規制部材221を図27中矢印F方向に付勢し、規制部226を係合孔227に係合させる。
【0123】
図27中矢印F方向に付勢されている規制部材221は、同図中F方向に回動し過ぎることを防止する回動規制突起235が設けられている。回動規制突起235は、シャーシ14の第2の側壁17の上端のカム部236に係合される。ホルダ13がシャーシ14の前面側の挿脱位置にあるとき、回動制御突起235は第1の水平面部236aと係合する。ホルダ13がシャーシ14の背面側の装着位置にあるとき、回動制御突起235は第2の水平面部236bと係合する。カム部236は、第1及び第2の水平面部236a,236bと、これら第1及び第2の水平面部236a,236bとを連結する傾斜面部236cとから構成されている。第1の水平面部236aは、第2の水平面部236bより1段低く形成されている。回動規制突起235は、ホルダ13が挿脱位置から装着位置に移動するとき、第1の水平面部236a、傾斜面部236c、第2の水平面部236b上を、この順番に従って移動する。
【0124】
なお、規制部材221の支持孔222に挿通されたホルダ13の支軸223は、シャーシ14の第2の側壁17に、ホルダ13の移動方向に沿って形成されたガイド孔237に係合される。
【0125】
上述のように構成されたローディング装置220に板状メモリ1が挿入されてから板状メモリ1の半導体メモリに対して情報信号の記録又は再生を行うまでの一連の動作について説明する。先ず、非使用時のローディング装置220について説明すると、ホルダ13は、図28に示すように、シャーシ14の前面側に移動した挿脱位置にある。このとき、規制部材221は、トーションバネ231の付勢力により、支軸223を中心にして、図28中矢印F方向に回動され、規制部226をシャーシ14の係合孔227に係合させた状態にある。したがって、規制部材221が取り付けられているホルダ13は、シャーシ14の前面側の挿脱位置にロックされた状態にある。このとき、規制部材221の回動規制突起235は、カム部236を構成する第1の水平面部236aに係合されている。
この状態は、上述した図7に示す状態であり、ユーザは、ハウジング12に設けられた第2の窓部37を介して覆板25に設けられた表示部26を目視することができ、利用者は、板状メモリ1の記録及び/又は再生装置11への挿入方向を容易にし識別することができる。
【0126】
上述のようなローディング装置220には、図29に示すように、板状メモリが、端子部3側を挿入端として挿脱位置に規制部材221によりロックされているホルダ13に挿入される。板状メモリ1がローディング装置220の前面側より挿入されるとき、蓋体29に手指又は板状メモリ1の前面部を引きかける等して、蓋体29をシャーシ14の前面を開放する図29中反矢印E方向に回動させてホルダ13の挿脱口21を開放する。
【0127】
シャーシ14の前面が開放されると同時に、図29に示すように、ホルダ13の挿脱口21から板状メモリ1が端子部3を挿入端として挿入される。このとき、コネクタ22の第1の接続端子23が板状メモリ1の端子部3の開放端より係合凹部3cに係合し、電極3bを押圧した状態で電極3bと電気的に接続される。第1の接続端子23と電極3bとが接続されるまで、規制部材221の規制部226はシャーシ14の係合孔227に係合され、ホルダ13が挿脱位置にロックされていることから、第1の接続端子23は、板状メモリ1の係合凹部3cに係合し、端子部7と確実に電気的な接続が図られる。板状メモリ1が挿脱位置にあるホルダ13に完全に挿入されると、規制部材221の被押圧部225は、板状メモリ1の傾斜面部3aに押圧される。すると、規制部材221は、支軸223を中心に、トーションバネ231の付勢力に抗して、図29中反矢印F方向に回動され、規制部226と係合孔227との係合状態が解除され、ホルダ13がシャーシ14の前面側の挿脱位置から背面側の装着位置へ移動可能な状態となる。この状態は、上述した図7に示す状態であり、ユーザが第2の窓部37を介して覆板25に設けられた表示部26を目視することができる状態である。
【0128】
板状メモリ1が上述のような正規な状態でローディング装置220に挿入されなかった場合には、第1の接続端子23が板状メモリ1の端子部3を構成する係合凹部3cに係合されない。規制部材221の被押圧部225も、板状メモリ1の傾斜面部3aに押圧されない。規制部材221は、図28中反矢印F方向に回動されることなく、規制部226とシャーシ14の係合孔227との係合状態が維持され、ホルダ13は挿脱位置にロックされたままの状態となる。これにより、ローディング装置220は、板状メモリ1が誤挿入された場合に、挿脱位置にあるホルダ13がシャーシ14の背面側の装着位置の方向である図28中B方向にスライドすることが禁止され、板状メモリ1の誤挿入が防止される。
【0129】
そして、図29に示すように、板状メモリ1がシャーシ14の前面側の挿脱位置にあるホルダ13に完全に挿入された後、更に板状メモリ1が図29中矢印B方向に押圧されると、図30に示すように、板状メモリ1は、ローディング装置220内に完全に収納され、ローディング装置220に装着され、半導体メモリに対して情報信号の記録又は再生が可能な状態となる。すなわち、図30に示すように、シャーシ14の前面側の挿脱位置にあるホルダ13は、規制部材221がトーションバネ231の付勢力に抗して図30中反矢印F方向に回動し、規制部226と係合孔227との係合状態が解除された状態で、シャーシ14の背面側の装着位置に移動される。このとき、規制部材221の回動規制突起235は、カム部236を構成する第1の水平面部236aから傾斜面部236cを介して第1の水平面部236aより1段高い第2の水平面部236bに移動する。規制部材221は、第1の水平面部236aより1段高い第2の水平面部236bに移動することで、トーションバネ231の付勢力により図30中矢印F方向に回動することが防止されている。そして、蓋体29は、図30中矢印E方向に回動され、ホルダ13の挿脱口21及びシャーシ14の前面を閉塞し、ローディング装置220内に塵埃等が侵入することを防止する。
【0130】
この状態は、上述した図8に示す状態であり、ユーザは、ハウジング12に設けられた第2の窓部37を介して記録及び/又は再生装置11に装着された板状メモリ1のラベル貼着部9に貼着されたラベル10の記載を目視することができる。
【0131】
上述のように板状メモリ1が装着されたローディング装置220は、次のように板状メモリ1をローディング装置220から排出する。すなわち、装置本体の筐体より外方に臨まされたイジェクト操作部50が操作されると、シャーシ14の背面側の装着位置にあるホルダ13は、シャーシ14の前面側の挿脱位置に移動する。すると、図30に示すように、トーションバネ231の付勢力に抗して図30中反矢印F方向に回動している規制部材221は、回動規制突起235がカム部236を構成する第2の水平面部236bから1段低い第1の水平面部236a上に移動することで、図29中矢印F方向に回動可能な状態となる。ここで、ホルダ13には板状メモリ1が挿入されていることから、規制部材221は、被押圧部225が板状メモリ1の傾斜面部3aに押圧された状態にあり、図29中反矢印F方向に回動された状態におかれる。板状メモリ1の背面側は、蓋体29が開放しているホルダ13の挿脱口21より外方に臨まされる。
【0132】
板状メモリ1が利用者により挿脱位置にあるホルダ13より引き抜かれることにより、板状メモリ1の端子部3とコネクタ22の第1の接続端子23との接続が解除される。これと共に、規制部材221の被押圧部225は、板状メモリ1の傾斜面部3aにより押圧された状態が解除され、図28に示すように、トーションバネ231の付勢力により、図28中矢印F方向に回動される。これにより、規制部材221の規制部226は、シャーシ14の係合孔227に係合され、ホルダ13は、シャーシ14の前面側の挿脱位置にロックされる。板状メモリ1が完全にローディング装置220より引き抜かれた後、蓋体29は、図28中矢印E方向に回動され、挿脱位置にあるホルダ13の挿脱口21を閉塞し、ローディング装置220内に塵埃等が侵入することを防止する。
【0133】
ここに示すローディング装置220も、前述したローディング装置120と同様に、コネクタ22をホルダ13に取り付け、板状メモリ1の挿脱操作をユーザに委ねることで、板状メモリ1をローディング装置220より排出する際の操作力を小さくすることができ、使い勝手を良くすることができる。また、このローディング装置220は、板状メモリ1が正規な状態で挿脱位置にあるホルダ13に挿入されたときに限って、規制部材221の被押圧部225が押圧され、規制部226とシャーシ14の係合孔227との係合状態が解除され、情報信号の記憶又は再生を行うシャーシ14の背面側の装着位置に移動可能となる。すなわち、板状メモリ1が正規な状態でホルダ13に挿入されないときは、規制部材221の被押圧部225が押圧されず、規制部226と係合孔227との係合状態が解除されないことから、ホルダ13が挿脱位置から装着位置に移動することがない。したがって、このローディング装置220も、板状メモリ1の誤挿入を防止することができる。
【0134】
上述の例では、規制部材がホルダ13に取り付けられているが、規制部材はシャーシ14に対してホルダ13の移動を規制するものであればよい。したがって、規制部材は、シャーシ14に取り付けるようにしてもよい。
【0135】
上述したように本発明に係るローディング装置120,220は、ホルダ13が板状メモリ1を保持した状態で挿脱位置と装着位置とに亘って移動する。したがって、覆板25は、ホルダ13とともに移動するコネクタ22に取り付けられているので、板状メモリ1の挿脱に関連してホルダ13とともに第2の窓部37内を移動する。したがって、ローディング装置120,220を備える記録及び/又は再生装置11は、第2の窓部37の大きさがホルダ13の移動位置に応じて覆板25の第2の窓部37に対向する量が変化するように形成されることにより、覆板25に施される表示部26の第2の窓部37に臨む状態が可変される。更に、表示部26により、ホルダ13に板状メモリ1が挿入された状態にあるか、板状メモリ1の挿入を可能とする位置にあるかをユーザが容易に識別することができる。すなわち、ホルダ13が、図7に示すように、板状メモリ1の挿脱を可能となすハウジング12の背面31側に設けたメモリ挿脱口32に近接する位置にあるとき、例えば覆板25に設けた挿入方向を示す矢印で構成した表示部26の全体がハウジング12の外方に臨み、ホルダ13が、図8に示すようにこのホルダ13に挿入保持された板状メモリ1が記録及び/又は再生装置11内の装着位置に装着される位置に移動されたとき、表示部26を構成する矢印の一部、例えば矢の部分が覆われるような大きさに第2の窓部37が形成されることにより、ユーザは、ホルダ13に対する板状メモリ1の挿入状態を容易に確認することができる。
【0136】
産業上の利用可能性
本発明は、板状をなすメモリが装脱可能に装着される装置本体の中央部より一端側の位置に操作モードを選択する選択操作部を設け、装置本体の中央部より他端側の位置に装置本体に装着された板状メモリをイジェクトするイジェクト操作部を設けることにより、操作モードの選択と板状メモリのイジェクト操作の誤操作を防止することを可能となす。小型化が可能な板状メモリを用いることにより、一層の小型化が図れる記録及び/又は再生装置の操作性の向上を達成する。
【図面の簡単な説明】
【0137】
図1は、本発明に係る記録及び/又は再生装置に用いられる板状メモリを示す斜視図である。
【0138】
図2は、図1に示す板状メモリの底面側を示す斜視図である。
【0139】
図3は、本発明に係る記録及び/又は再生装置を背面側から見た斜視図である。
【0140】
図4は、本発明に係る記録及び/又は再生装置を前面側から見た斜視図である。
【0141】
図5は、本発明に係る記録及び/又は再生装置を構成するホルダを示す斜視図である。
【0142】
図6は、上記ホルダをシャーシに取り付けた状態を示す斜視図である。
【0143】
図7は、本発明に係る記録及び/又は再生装置に板状メモリを挿入する状態を示す平面図である。
【0144】
図8は、本発明に係る記録及び/又は再生装置に板状メモリを装着した状態を示す平面図である。
【0145】
図9Aは、本発明に係る記録及び/又は再生装置から板状メモリをイジェクト操作するときの手指による把持の状態を示す斜視図であり、図9Bは、記録及び/又は再生装置を把持して各種の操作モードを選択操作するときの様子を示す斜視図であり、図9Cは、記録及び/又は再生装置を把持して各種の操作モードを選択操作するときの他の状態を示す斜視図である。
【0146】
図10は、選択操作部を構成する回動押圧型スイッチの基本状態を示す平面図である。
【0147】
図11は、回動押圧型スイッチを回動操作したときの状態を示す平面図であり、図12は、回動押圧型スイッチを押圧操作したときの状態を示す平面図である。
【0148】
図13は、回動押圧型スイッチの分解斜視図であり、図14は、その組立斜視図である。
【0149】
図15は、回動押圧型スイッチに設けられるウエハの平面図である。
【0150】
図16は、本発明が適用された記録及び/又は再生装置に内蔵される板状メモリのローディング装置の分解斜視図であり、図17は、その平面図である。
【0151】
図18は、ローディング装置を構成するホルダに取り付けられた規制部材の取付状態を示す要部斜視図である。
【0152】
図19は、シャーシに取り付けられる蓋体の取付状態を示す要部斜視図である。
【0153】
図20は、シャーシに取り付けられるイジェクト部材の取付状態を示す要部斜視図である。
【0154】
図21は、ローディング装置に板状メモリが挿入されたときの状態を示すローディング装置の側面図である。
【0155】
図22は、シャーシ前面側の挿脱位置にあるホルダに板状メモリが完全に差し込まれた状態を示すローディング装置の平面図であり、図23は、その側面図である。
【0156】
図24は、板状メモリがローディング装置に装着された状態を示すローディング装置の平面図である。
【0157】
図25は、ローディング装置に装着された板状メモリを排出するときの初期状態を示すローディング装置の平面図であり、図26は、その側面図である。
【0158】
図27は、板状メモリのローディング装置の他の例を示す分解斜視図である。
【0159】
図28は、上記ローディング装置の非使用時の状態を示す側面図である。
【0160】
図29は、シャーシ前面側の挿脱位置にあるホルダに板状メモリが完全に差し込まれた状態を示すローディング装置の側面図である。
【0161】
図30は、板状メモリがローディング装置に装着された状態を示すローディング装置の側面図である。
Claims (64)
- 板状メモリが挿脱可能に装着される装置本体と、
上記装置本体の中央部より一端側に位置して設けられ、少なくとも一の操作モードを選択する選択操作部と、
上記板状メモリが挿脱される第1の位置から上記板状メモリが収納される第2の位置に上記板状メモリをローディングするローディング部と、
上記装置本体の中央部より他端側に設けられ、上記装置本体に装着された板状メモリをイジェクトするイジェクト操作部と、
上記装置本体の他端側の背面に設けられ、上記板状メモリが上記装置本体の他端側から一端側に向かって挿入される記憶媒体挿脱口と、
上記装置本体の上記記憶媒体挿脱口が設けられる面に着脱可能に取り付けられ、取り付けられたときに上記記憶媒体挿脱口を閉塞するとともに、少なくとも外部機器からのデータを受信するとともに上記装置本体に転送する入力部と、
上記装置本体に設けられた記憶媒体挿脱口を開閉するように回動自在に設けられた蓋体と、
上記イジェクト操作部に連結されて上記蓋体と係合するイジェクト部材とを備え、
上記入力部が上記蓋体の回動を規制することにより、上記蓋体に係合されるイジェクト部材の移動を規制するとともに、上記イジェクト部材に連結されるイジェクト操作部の移動を規制する記録及び/又は再生装置。 - 上記選択操作部は、上記装置本体の一方の側面に直交する方向に移動可能であるとともに、上記装置本体に対して回動可能である請求項1記載の記録及び/又は再生装置。
- 上記選択操作部は、上記装置本体のイジェクト操作部が設けられる面と対向する面に設けられている請求項1記載の記録及び/又は再生装置。
- 上記イジェクト操作部は、上記装置本体のイジェクト操作部が設けられる面に平行に移動可能である請求項3記載の記録及び/又は再生装置。
- 上記イジェクト操作部は、上記板状メモリの上記装置本体への挿入方向に移動されることにより、上記装置本体に装着された板状メモリのイジェクトを行う請求項3記載の記録及び/又は再生装置。
- 上記入力部は、外部電源からの駆動電源を上記装置本体に供給する請求項1−請求項5のうち何れか1項記載の記録及び/又は再生装置。
- 上記入力部は、上記装置本体とパーソナルコンピュータを接続する請求項1−請求項5のうち何れか1項記載の記録及び/又は再生装置。
- 上記入力部は、上記装置本体とディスク駆動装置を接続する請求項1−請求項5のうち何れか1項記載の記録及び/又は再生装置。
- 上記入力部に設けられる少なくとも外部機器からデータを受信する接続部は、USB(Universal Serial Bus)に準拠されている請求項1−請求項5のうち何れか1項記載の記録及び/又は再生装置。
- 上記ローディング部は、
上記装置本体内に設けられるシャーシと、
上記シャーシ上を、上記板状メモリを保持し、上記装置本体に対して上記板状メモリが挿脱される第1の位置と上記板状メモリが収納される第2の位置との間を移動するホルダと、
上記ホルダに設けられ、上記ホルダが第1の位置にあるときに、上記板状メモリの端子部が接続されるコネクタと、
一端が上記シャーシに係止され、他端が上記ホルダに係止されることにより上記ホルダと上記シャーシとを接続し、付勢方向が反転することで、上記ホルダを、上記第1の位置と上記第2の位置とに選択的に付勢する付勢部材と
を有する請求項1−請求項9のうち何れか1項記載の記録及び/又は再生装置。 - 上記イジェクト部材は、上記シャーシに移動可能に設けられ、
上記ホルダは、上記イジェクト部材が上記板状メモリの挿入方向に移動されることにより上記第2の位置から上記第1の位置に移動される請求項10記載の記録及び/又は再生装置。 - 上記ローディング部は、更に、上記シャーシに回動自在に設けられる回動アームを備え、
上記回動アームは、上記板状メモリの挿入方向に移動される上記イジェクト部材に一端が押圧されることにより、他端が上記ホルダを上記第2の位置から上記第1の位置に移動する請求項11記載の記録及び/又は再生装置。 - 上記イジェクト部材は、上記装置本体に装着された板状メモリをイジェクトする方向に付勢されている請求項11又は請求項12記載の記録及び/又は再生装置。
- 上記装置本体の平面には、上記装置本体に装着される板状メモリの一部を外方に臨ませる窓部を設けられている請求項1−請求項13のうち何れか1項記載の記録及び/又は再生装置。
- 上記装置本体の平面側であって、上記装置本体の中央部より一端側に位置して、少なくとも上記操作モードに関する情報が表示される表示部が設けられている請求項14記載の記録及び/又は再生装置。
- 上記装置本体の平面に、上記表示部を外方に臨ませる更なる窓部を備える請求項15記載の記録及び/又は再生装置。
- 上記窓部及び上記更なる窓部は、上記装置本体に一体に設けられる透視板によって覆われている請求項16記載の記録及び/又は再生装置。
- 上記透視板は、少なくとも上記窓部及び上記更なる窓部に対応する領域の視野角が制限されている請求項17記載の記録及び/又は再生装置。
- 上記透視板は、ホログラムである請求項18記載の記録及び/又は再生装置。
- 上記装置本体に装着された板状メモリと上記装置本体内の信号処理回路とを電気的に接続するための接続端子を覆うとともに上記窓部から上記装置本体の外方に臨まされる覆板を備える請求項14記載の記録及び/又は再生装置。
- 上記覆板には上記板状メモリの上記装置本体への挿入方向を示すシンボルが設けられ、上記シンボルは上記窓部から透視される請求項20記載の記録及び/又は再生装置。
- 上記窓部は、上記板状メモリに貼着されたラベルを上記装置本体の外方に臨ませる請求項14記載の記録及び/又は再生装置。
- 上記ローディング部は、装着された上記板状メモリと上記装置本体内の信号処理回路とを電気的に接続するための接続端子が設けられ、上記接続端子により上記板状メモリと上記信号処理回路が接続された状態で、上記板状メモリが挿脱される第1の位置から上記板状メモリが収納される第2の位置に上記板状メモリをローディングし、
上記覆板は上記ローディング部の一部を覆うように設けられている請求項20記載の記録及び/又は再生装置。 - 上記ローディング部は、上記板状メモリの端子部に接続される第1の接続端子と、上記第1の接続端子を介して上記板状メモリに電気的に接続されるとともに上記装置本体内の信号処理回路に接続される第2の接続端子とを有し、上記覆板は、上記第2の接続端子を覆うように設けられている請求項23記載の記録及び/又は再生装置。
- 板状メモリが挿脱可能に装着される装置本体と、
上記板状メモリを保持し、上記装置本体に対して上記板状メモリが挿脱される第1の位置と上記板状メモリが収納される第2の位置との間を移動するホルダと、
上記ホルダに設けられ、上記ホルダが第1の位置にあるときに、上記板状メモリの端子部が接続されるコネクタと、
上記装置本体の中央部より一端側に位置して設けられ、少なくとも一の操作モードを選択する選択操作部と、
上記装置本体の中央部より他端側に設けられ、上記装置本体に装着された板状メモリをイジェクトするイジェクト操作部と、
上記装置本体の他端側の背面に設けられ、上記板状メモリが上記装置本体の他端側から一端側に向かって挿入される記憶媒体挿脱口と、
上記装置本体の上記記憶媒体挿脱口が設けられる面に着脱可能に取り付けられ、取り付けられたときに上記記憶媒体挿脱口を閉塞するとともに、少なくとも外部機器からのデータを受信するとともに上記装置本体に転送する入力部と、
上記装置本体に設けられた記憶媒体挿脱口を開閉するように回動自在に設けられた蓋体と、
上記イジェクト操作部に連結されて上記蓋体と係合するイジェクト部材とを備え、
上記入力部が上記蓋体の回動を規制することにより、上記蓋体に係合されるイジェクト部材の移動を規制するとともに、上記イジェクト部材に連結されるイジェクト操作部の移動を規制する記録及び/又は再生装置。 - 上記選択操作部は、上記装置本体の一方の側面に直交する方向に移動可能であるとともに、上記装置本体に対して回動可能である請求項25記載の記録及び/又は再生装置。
- 上記選択操作部は、上記装置本体のイジェクト操作部が設けられる面と対向する面に設けられている請求項25記載の記録及び/又は再生装置。
- 上記イジェクト操作部は、上記装置本体のイジェクト操作部が設けられる面に平行に移動可能である請求項27記載の記録及び/又は再生装置。
- 上記イジェクト操作部は、上記板状メモリの上記装置本体への挿入方向に移動されることにより、上記装置本体に装着された板状メモリのイジェクトを行う請求項27記載の記録及び/又は再生装置。
- 上記入力部は、外部電源からの駆動電源を上記装置本体に供給する請求項25−請求項29のうち何れか1項記載の記録及び/又は再生装置。
- 上記入力部は、上記装置本体とパーソナルコンピュータを接続する請求項25−請求項29のうち何れか1項記載の記録及び/又は再生装置。
- 上記入力部は、上記装置本体とディスク駆動装置を接続する請求項25−請求項29のうち何れか1項記載の記録及び/又は再生装置。
- 上記入力部に設けられる少なくとも外部機器からデータを受信する接続部は、USB(Universal Serial Bus)に準拠されている請求項25−請求項29のうち何れか1項記載の記録及び/又は再生装置。
- 上記装置本体の平面には、上記装置本体に装着される板状メモリの一部を外方に臨ませる窓部を設けているなる請求項25−請求項33のうち何れか1項記載の記録及び/又は再生装置。
- 上記装置本体の平面側であって、上記装置本体の中央部より一端側に位置して、少なくとも上記操作モードに関する情報が表示される表示部が設けられている請求項34記載の記録及び/又は再生装置。
- 上記装置本体の平面に、上記表示部を外方に臨ませる更なる窓部を備える請求項35記載の記録及び/又は再生装置。
- 上記窓部及び上記更なる窓部は、上記装置本体に一体に設けられる透視板によって覆われている請求項36記載の記録及び/又は再生装置。
- 上記透視板は、少なくとも上記窓部及び上記更なる窓部に対応する領域の視野角が制限されている請求項37記載の記録及び/又は再生装置。
- 上記透視板は、ホログラムである請求項38記載の記録及び/又は再生装置。
- 上記装置本体に装着された板状メモリと上記装置本体内の信号処理回路とを電気的に接続するための接続端子を覆うとともに上記窓部から上記装置本体の外方に臨まされる覆板を備える請求項34記載の記録及び/又は再生装置。
- 上記覆板には上記板状メモリの上記装置本体への挿入方向を示すシンボルが設けられ、上記シンボルは上記窓部から透視される請求項40記載の記録及び/又は再生装置。
- 上記窓部は、上記板状メモリに貼着されたラベルを上記装置本体の外方に臨ませる請求項34記載の記録及び/又は再生装置。
- 上記装置本体に装着された板状メモリと上記装置本体内の信号処理回路とを電気的に接続するための接続端子が設けられ、上記接続端子により上記板状メモリと上記信号処理回路が接続された状態で、上記板状メモリが挿脱される第1の位置から上記板状メモリが収納される第2の位置に上記板状メモリをローディングするローディング部を備え、上記覆板は上記ローディング部の一部を覆うように設けられている請求項40記載の記録及び/又は再生装置。
- 上記ローディング部は、上記板状メモリの端子部に接続される第1の接続端子と、上記第1の接続端子を介して上記板状メモリに電気的に接続されるとともに上記装置本体内の信号処理回路に接続される第2の接続端子とを有し、上記覆板は、上記第2の接続端子を覆うように設けられている請求項43記載の記録及び/又は再生装置。
- 上記コネクタが上記板状メモリの端子部に接続されるまで、上記ホルダの上記第1の位置から上記第2の位置への移動を規制する規制部材を備える請求項44記載の記録及び/又は再生装置。
- 上記規制部材は、上記装置本体内のシャーシに形成された係合部に係合する規制部を有することにより上記ホルダの上記第1の位置から上記第2の位置への移動を規制する請求項45記載の記録及び/又は再生装置。
- 上記規制部材は、上記コネクタが上記端子部に接続された後、上記ホルダに対する上記規制を解除する請求項45記載の記録及び/又は再生装置。
- 上記規制部材は、上記ホルダに挿入される上記板状メモリに形成される凹部に係合する突部を有し、上記突部が上記凹部に係合することにより上記ホルダを上記第1の位置に規制する状態を解除する請求項47記載の記録及び/又は再生装置。
- 上記規制部材は、上記ホルダに回動自在に設けられるとともに一方に付勢され、上記シャーシに形成される係合部に係合する規制部を有し、上記ホルダに挿入される上記板状メモリの前面側と上記突部が係合するとともに他方に回動されることにより、上記規制部が上記係合部と係合し、更に上記ホルダに上記板状メモリが挿入され、上記板状メモリの凹部と上記突部が係合されることにより上記一方に回動され、上記規制部の上記係合部との係合が再び解除される請求項48記載の記録及び/又は再生装置。
- 上記規制部材は、上記シャーシに形成された係合部に係合する規制部と、上記ホルダに挿入される上記板状メモリの挿入端により押圧される被押圧部とを有し、上記板状メモリが上記第1の位置にあるホルダに挿入され、上記被押圧部が上記挿入端に押圧されることにより上記規制部と上記係合部との係合を解除する請求項48記載の記録及び/又は再生装置。
- 上記規制部材は、上記ホルダに回動自在に設けられるとともに一方に付勢され、上記ホルダに挿入される上記板状メモリの挿入端に上記被押圧部が係合されるとともに他方に回動されることにより上記規制部と上記係合部との係合が解除される請求項50記載の記録及び/又は再生装置。
- 上記規制部材は、上記板状メモリが上記ホルダに誤挿入されたとき、上記ホルダに対する上記規制の解除が禁止される請求項49記載の記録及び/又は再生装置。
- 上記規制部材は、上記シャーシに形成される突部に係合する孔部を備える請求項47記載の記録及び/又は再生装置。
- 上記規制部材は、上記シャーシに形成される孔部に係合する突部を備える請求項47記載の記録及び/又は再生装置。
- 上記ホルダは、一端が上記シャーシに係止される付勢部材の他端が係止されることにより上記シャーシに接続され、上記規制部材による上記第1の位置への規制の解除の後、上記付勢部材により上記第2の位置の方向に付勢される請求項45記載の記録及び/又は再生装置。
- 上記ホルダは、上記イジェクト部材が上記板状メモリの挿入方向に移動されることにより上記第2の位置から上記第1の位置に移動される請求項45記載の記録及び/又は再生装置。
- 上記シャーシに回動自在に設けられる回動アームを備え、上記回動アームは、上記板状メモリの挿入方向に移動される上記イジェクト部材に一端が押圧されることにより、他端が上記ホルダを上記第2の位置から上記第1の位置に移動する請求項56記載の記録及び/又は再生装置。
- 上記イジェクト部材は、イジェクト方向に付勢されている請求項56記載の記録及び/又は再生装置。
- 上記蓋体は、上記ホルダに上記板状メモリの挿脱を行うシャーシの前面側を開閉する請求項45記載の記録及び/又は再生装置。
- 上記蓋体は、上記シャーシの前面側を閉塞する閉塞部と、上記閉塞部を上記シャーシに対して回動支持する回動支持部を備える請求項59記載の記録及び/又は再生装置。
- 上記蓋体は、一端が上記シャーシに係止され他端が上記回動支持部に係止される付勢部材により閉塞方向に付勢される請求項59記載の記録及び/又は再生装置。
- 上記蓋体は、上記板状メモリの挿入方向に移動される上記イジェクト部材に押圧されることにより開放方向に回動される請求項61記載の記録及び/又は再生装置。
- 上記蓋体は、上記板状メモリの挿入方向に移動される上記イジェクト部材に形成されたカム部により上記回動支持部に形成された突部が押圧され、上記付勢部材の付勢力に抗して上記シャーシの全面を開放する方向に回動される請求項62記載の記録及び/又は再生装置。
- 上記コネクタには、上記板状メモリが正規な状態で挿入されたとき、上記板状メモリに形成された凹部に係合される誤挿入防止部が設けられている請求項45記載の記録及び/又は再生装置。
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