JP2000243053A - ディスクカートリッジとジャケット及びチェンジャ装置 - Google Patents

ディスクカートリッジとジャケット及びチェンジャ装置

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JP2000243053A
JP2000243053A JP4090399A JP4090399A JP2000243053A JP 2000243053 A JP2000243053 A JP 2000243053A JP 4090399 A JP4090399 A JP 4090399A JP 4090399 A JP4090399 A JP 4090399A JP 2000243053 A JP2000243053 A JP 2000243053A
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JP
Japan
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jacket
disk
disk cartridge
groove
opening
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JP4090399A
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English (en)
Inventor
Eiichi Hanakawa
栄一 花川
Akira Kurozuka
章 黒塚
Tomio Yamamoto
富夫 山本
Satoru Mitsunabe
哲 三鍋
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 チェンジャ装置への交換作業性がよく、チェ
ンジャ装置に収納したとき貼付ラベルを容易に読み取る
ことができ、チェンジャ装置の小型化、軽量化、高速化
を可能にする。 【解決手段】 隅部に掛合部を設けたディスクカートリ
ッジを、掛合部が開口側になるようにジャケットに挿入
し、ジャケットの開口側をチェンジャ装置の搬送メカ側
になるように前向きにしてチェンジャ装置のジャケット
保持部材に装着する。ジャケット保持部材はディスク面
と直角方向に摺動可能に設置される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はディスク状情報記録
媒体(以下、単に「ディスク」と称することがある)を
収納してなるディスクカートリッジと、該ディスクカー
トリッジを収納するジャケット、及び、ジャケットに収
納されたディスクカートリッジを複数枚搭載し、その中
の任意のディスクカートリッジについて情報の記録・再
生・消去を行なうチェンジャ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】オーディオディスクやビデオディスク、
また、コンピュータのデータ記憶装置として、光ディス
ク装置が広く用いられている。それらの機器は、画像情
報等の記録情報の増大に伴い、大容量化が要望されてい
る。大容量化の手段としては、高密度記録技術により1
枚のディスクに記録できる情報量を増加させて、大容量
化を図る手段がある。一方、光ディスクが交換可能媒体
であるという特徴を生かして、チェンジャ装置を用いて
複数のディスクに情報を分割して記録することにより大
容量化を図る手段がある。
【0003】以下に、従来のディスクカートリッジの構
成を説明する。
【0004】図18は従来のディスクカートリッジの一
例の外観斜視図であり、図18(A)はシャッターが閉
じた状態を、また、図18(B)はシャッターが開いた
状態を示している。
【0005】図18において、900は従来のディスク
カートリッジ、910は上ハーフ911及び下ハーフ9
12からなるケース本体、913は上ハーフ911及び
下ハーフ912にそれぞれ形成された開口部、915
a,915bはケース本体901の両側辺に形成された
チェンジャグリップ、917はケース本体910に貼付
された背面ラベル、920はケース本体910内に回転
可能に収納された光ディスク、930は開口部913を
開閉できるように摺動可能に保持された断面略コ字状の
シャッター、932はシャッターガイドである。
【0006】シャッターガイド932はケース本体91
0に摺動可能に保持される。シャッター930はシャッ
ターガイド932に固定されている。この結果、シャッ
ター930は、シャッターガイド932を介してケース
本体910に摺動可能に保持される。
【0007】ケース本体910内部において、シャッタ
ーガイド932の一端部にシャッターばね(図示せず)
が掛止されている。シャッターガイド932は、シャッ
ターバネの弾性力により、シャッター930が開口部9
13を閉塞する方向に付勢されている。
【0008】以上の結果、通常の状態では図18(A)
のようにシャッター930が開口部を閉じた状態とな
り、ディスク920面に指紋や埃が付着するのが防止さ
れる。また、ディスクカートリッジ900をディスクド
ライブ装置に装着すると、ドライブ装置のシャッターオ
ープナによって図18(B)のようにシャッター930
が開かれ、開口部913を介してディスク920に情報
の記録・再生・消去が行なわれる。
【0009】ディスクカートリッジ900の運搬や保管
等の際には、シャッター930が不用意に開いたり、ケ
ース本体910とシャッター930との隙間から埃が内
部に侵入したりするのを防止するために、図19に示す
ように、ジャケット940に収納される。
【0010】図20は、従来のチェンジャ装置の概略構
成を示した模式的平面図である。図20において、95
0はチェンジャ装置、952はディスクカートリッジ9
00を所定枚数収納できるストッカ、955はディスク
ドライブ装置、956はディスクドライブ装置955に
ディスクカートリッジ900を装着するための挿入口、
961はディスクカートリッジ900を把持するチャッ
キングアーム、962はチャッキングアーム961を移
動方向967の向きに移動させることができるアクチュ
エータ、963はチャッキングアーム961を支持する
とともに、チャッキングアーム961を移動方向968
の向きに移動させることができる搬送機構(例えばボー
ルネジ)、964はチャッキングアーム961、アクチ
ュエータ962及び搬送機構963の動作を制御する制
御装置、965は、チャッキングアーム961・アクチ
ュエータ962及び搬送機構963と、制御装置964
とを接続する接続ケーブルである。
【0011】このように構成されたチェンジャ装置95
0の動作について以下に説明する。
【0012】使用者は、チャッキングアーム961を待
避させた状態でストッカ952にディスク900を1枚
ずつ順に装着する。このとき、背面ラベル917(図1
8参照)側がチャッキングアーム961側になるよう
に、また、チェンジャグリップ915(図18のチェン
ジャグリップ915a,915b)がストッカ952か
ら露出するように装着する。
【0013】次に、使用者が所望するディスクを図示し
ない入力装置から入力すると、その入力信号が制御装置
964に送られる。制御装置964は、チャッキングア
ーム961を移動方向968の指示されたディスクの位
置まで移動するよう搬送機構963を制御し、次いでチ
ャッキングアーム961を移動方向967のディスクを
把持できる位置まで移動するようアクチュエータ962
を制御する。その後、制御装置964は、チャッキング
アーム961にディスクのチェンジャグリップ915を
把持するように指示する。チャッキングアーム961が
ディスクを把持した後、制御装置964は、アクチュエ
ータ962と搬送機構963を制御して該ディスクをド
ライブ装置955の挿入口956に移動させ、ディスク
は挿入方向969の向きにドライブ装置955の挿入口
956に挿入される。
【0014】ドライブ装置955によりディスクに情報
の記録・再生・消去が行なわれた後、ディスクは挿入口
956から排出され、チャッキングアーム961に把持
されてストッカ952のもとの収納場所に戻される。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来のディスクカートリッジ、ジャケット、及びチェン
ジャ装置は以下のような問題があった。
【0016】図19に示したように、一般にディスクカ
ートリッジ900はジャケット940に収納されて保管
・運搬等される。ドライブ装置にディスクカートリッジ
900を装着する際には、ジャケット940からディス
クカートリッジ900を取り出してドライブ装置に装着
する。また、ディスクカートリッジ900をドライブ装
置に装着している間はジャケット940を別に保管して
おく必要がある。ドライブ装置がディスクカートリッジ
を1枚のみしか装着できないタイプであればまだよい
が、図950に示すように多数のディスクカートリッジ
を装着できるチェンジャ装置を備える場合には、ディス
クカートリッジをストッカ952に装着している間、デ
ィスクカートリッジと同じ数のジャケットを別に保管し
ておく必要がある。即ち、従来のチェンジャ装置では、
ディスクカートリッジをチェンジャ装置に装着するとき
にはディスクカートリッジをジャケットから取り出し、
チェンジャ装置からディスクカートリッジを取り出すと
きにはディスクカートリッジをジャケットに収納する作
業が必要になり、作業が繁雑である。また、ディスクカ
ートリッジをチェンジャ装置に装着している間は、ジャ
ケットを別に保管しておく必要があり、保管スペースが
必要になり、また、ジャケットを紛失する等の問題があ
った。
【0017】また、図20で説明したように、従来のチ
ェンジャ装置では、ディスクカートリッジ900の両側
辺に形成されたチェンジャグリップ915a,915b
にチャッキングアーム961を係止させることにより、
ディスクカートリッジ900が把持され搬送される。従
って、チャッキングアーム961は、少なくとも両チェ
ンジャグリップ915a,915bの間隔だけの大きさ
が必要となり、装置が大型化し重量も増大する。この結
果、チャッキングアーム961を移動するアクチュエー
タ962及び搬送機構963も、チャッキングアーム9
61の重量に応じて大型化する必要がある。さらに。こ
の結果、搬送速度を高速化できず、ディスクカートリッ
ジの交換時間を短縮化できない。即ち、従来の構成で
は、チェンジャ装置を小型化、軽量化、高速化すること
は困難であった。
【0018】さらに、従来のチェンジャ装置では、ディ
スクカートリッジ900のストッカ952への装着、又
はストッカ952からの取り出しは、チャッキングアー
ム961側から行なう必要がある。このため、ディスク
カートリッジの装着又は取り出し作業をするたびにチャ
ッキングアーム961を邪魔にならない場所に待避させ
る必要があり、作業性に劣る。また、待避スペースを予
め確保しておく必要があり、装置の小型化ができない。
さらに、待避のための機構を備える必要があり、装置が
複雑化する。
【0019】また、ディスクカートリッジ900をスト
ッカ952へ装着した状態では、ディスクカートリッジ
のタイトル等の情報が記載された背面ラベル917がチ
ャッキングアーム961側となってしまい、その確認が
困難である。
【0020】さらに、一連の情報を複数枚のディスクに
分割して記録してあるような場合(いわゆる「セットも
の」の場合)であっても、ディスクカートリッジのチェ
ンジャ装置への装着、又はチェンジャ装置からの取り出
しは通常のディスクカートリッジと同様に1枚ごとに行
なう必要がある。このため、装着・取り出しの際には、
セットものであるか否かの確認と、セットものである場
合にはその構成枚数や順番を常に注意する必要があり、
作業が煩雑になる。また、チェンジャ装置から取り出し
た後も、セットものとしてひとかたまりで整理・保管し
ておく必要があり、ディスクカートリッジの取り扱いに
特別の注意を払う必要がある。
【0021】本発明は、上記の従来の問題点が解決され
たディスクカートリッジとジャケットとチェンジャ装置
とを提供することを目的とする。即ち、本発明は、以下
を可能にするディスクカートリッジとジャケットとチェ
ンジャ装置とを提供することを目的とする。
【0022】(a)チェンジャ装置への装着又はチェンジ
ャ装置からの取り出しの作業性が優れること。
【0023】(b)ディスクカートリッジをチェンジャ装
置に装着中にジャケットを別個に保管しておく必要がな
いこと。
【0024】(c)チェンジャ装置の小型化、軽量化、高
速化、構造の簡素化が実現できること。
【0025】(d)ディスクカートリッジをチェンジャ装
置に装着中にもディスクカートリッジに貼付されたラベ
ルに記載された情報の確認が可能であること。
【0026】(e)セットもののディスクカートリッジに
ついては、ひとかたまりでチェンジャ装置に装着し又は
チェンジャ装置から取り出すことができ、取り出し後は
ひとかたまりで整理・保管が可能であること。
【0027】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成するために以下の構成とする。
【0028】即ち、本発明の第1の構成にかかるディス
クカートリッジは、略矩形状の平面形状を有し、ディス
ク状記録媒体を回転可能に収納し、前記ディスク状記録
媒体表面を露出する開口部と、前記開口部を開閉するシ
ャッターとを備えたディスクカートリッジであって、デ
ィスクドライブ装置への挿入方向前方の片隅に設けられ
た掛合部と、前記ディスク状記録媒体表面と略直交し、
前記挿入方向と略平行な側壁面に前記挿入方向後端部か
ら形成された所定長さの溝と、前記溝内の前記挿入方向
後端部に、前記溝の深さを変化せることにより形成され
た凹部と、前記凹部と離間して前記溝内に前記溝の深さ
を変化せることにより形成された凹陥部とを有すること
を特徴とする。
【0029】また、本発明の第2の構成にかかるディス
クカートリッジは、略矩形状の平面形状を有し、ディス
ク状記録媒体を回転可能に収納し、前記ディスク状記録
媒体表面を露出する開口部と、前記開口部を開閉するシ
ャッターとを備えたディスクカートリッジであって、前
記ディスクカートリッジを収納するジャケットへの挿入
方向後方の片隅に設けられた掛合部と、前記ディスク状
記録媒体表面と略直交し、前記挿入方向と略平行な側壁
面に前記挿入方向前端部から形成された所定長さの溝
と、前記溝内の前記挿入方向前端部に、前記溝の深さを
変化せることにより形成された凹部と、前記凹部と離間
して前記溝内に前記溝の深さを変化せることにより形成
された凹陥部とを有することを特徴とする。
【0030】さらに、本発明にかかるジャケットに収納
されたディスクカートリッジは、略矩形状の平面形状を
有するディスクカートリッジと、前記ディスクカートリ
ッジを開口から前記開口に連続して形成された収納部に
挿入することにより前記ディスクカートリッジを収納す
るジャケットとからなり、前記ディスクカートリッジ
は、回転可能に収納されたディスク状記録媒体と、前記
ディスク状記録媒体表面を露出する開口部と、前記開口
部を開閉するシャッターと、前記ジャケットへの挿入方
向後方の片隅に設けられた掛合部と、前記ディスク状記
録媒体表面と略直交し、前記挿入方向と略平行な側壁面
に前記挿入方向前端部から形成された所定長さの溝と、
前記溝内の前記挿入方向前端部に、前記溝の深さを変化
せることにより形成された凹部と、前記凹部と離間して
前記溝内に前記溝の深さを変化せることにより形成され
た凹陥部とを有し、前記ジャケットは、前記凹部及び前
記凹陥部と嵌合する、前記収納部内に保持された弾性変
位可能な嵌合部材と、前記挿入方向と略平行方向に摺動
可能に保持され、前記嵌合部材の弾性変位を制限するこ
とにより前記凹陥部との嵌合の解除を防止するスライド
部材とを有することを特徴とする。
【0031】また、本発明にかかるジャケットは、略矩
形状の平面形状を有するディスクカートリッジを収納す
る収納部を備えたジャケットであって、前記収納部に前
記ディスクカートリッジを挿入するために一側面に形成
された開口と、前記収納部内の奥の一隅部に保持され
た、前記ディスクカートリッジの誤挿入防止と脱落防止
のための弾性変位可能な嵌合部材と、前記ディスクカー
トリッジの挿入方向と略平行方向に摺動可能に保持さ
れ、前記嵌合部材の弾性変位を制限することにより前記
ディスクカートリッジの脱落を防止するスライド部材と
を有することを特徴とする。
【0032】さらに、本発明にかかるチェンジャ装置
は、ディスク状記録媒体を回転可能に収納するディスク
カートリッジを収納するジャケットを同時に複数個装着
できるディスクストッカを備えたチェンジャ装置であっ
て、前記ディスクストッカは、前記ジャケットを前記デ
ィスク状記録媒体の面内方向に支持する一対のジャケッ
トガイド片を所定数具備し、前記ジャケットガイド片
は、前記ディスク状記録媒体表面と略直角方向に摺動可
能に保持されていることを特徴とする。
【0033】上記の構成によれば、チェンジャ装置での
ディスク交換は、ディスクカートリッジを掛合部を把持
して行なうことができるので、ディスクカートリッジの
把持機構を従来に比べて大幅に小型化することができ
る。また、ディスクカートリッジの搬送機構も小型化が
可能である。この結果、チェンジャ装置を小型化、軽量
化することができる。また、搬送速度を高速化でき、デ
ィスクカートリッジの交換時間を短縮化することができ
る。
【0034】また、ジャケットにディスクカートリッジ
を収納した状態のままでチェンジャ装置のディスクスト
ッカに装着できる。即ち、従来のようにチェンジャ装置
に装着するたびにディスクカートリッジをジャケットか
ら抜き取る必要がない。従って、チェンジャ装置に装着
中にジャケットのみを別に保管しておく必要もない。ま
た、チェンジャ装置から取り出したディスクカートリッ
ジはジャケットに収納された状態になっているから、従
来のように別に保管しておいたジャケットに収納する必
要がない。この結果、操作性が向上するとともに、ジャ
ケットの保管スペースも不要になり、ジャケットの紛失
という問題も解消する。
【0035】また、いわゆるセットものとして複数のジ
ャケットを積層一体化してひとかたまりで整理・保管し
てある場合には、そのままの状態でチェンジャ装置に装
着することができる。この結果、チェンジャ装置に装着
する際にジャケットを1枚ずつ分離する必要がなく、チ
ェンジャ装置から取り出した際にジャケットを再び積層
一体化する必要がない。また、ジャケットがセットもの
であるか否かについて注意を払う必要がなくなり、ま
た、セットものである場合にはその構成枚数や順番につ
いても注意を払う必要がない。このように、セットもの
のディスクカートリッジの取り扱い性が格段に向上す
る。
【0036】また、ディスクカートリッジの掛合部がジ
ャケットの開口側になるように、ディスクカートリッジ
をジャケットに収納し、さらに、ジャケットの開口側を
前向きに、背面側を使用者側にしてディスクストッカに
挿入するように装着することが好ましい。
【0037】かかる好ましい構成によれば、ディスクス
トッカへのジャケットの装着及び取り出しを、チェンジ
ャ装置に備えられたディスクカートリッジの掛合部材や
搬送機構が存在する側とは反対側から行なうことができ
るので、従来のようにディスクカートリッジの装着及び
取り出しのために掛合部材や搬送機構を待避させる必要
がない。この結果、ジャケットの装着及び取り出しの作
業性が向上する。また、待避のための機構を必要としな
いので装置が簡略化、低コスト化できる。さらに、掛合
部材や搬送機構の待避スペースを確保しておく必要がな
いので、装置の小型化ができる。また、ディスクストッ
カからディスクカートリッジを抜き出す方向の延長上に
ディスクドライブ装置を配置することができ、搬送距離
が短縮化でき、ディスクの交換速度が向上する。
【0038】また、上記の好ましい構成において、ジャ
ケットの背面を透明部材で構成すれば、背面を通して内
部のディスクカートリッジに貼付されたラベルに記載さ
れた文字又は記号を読み取ることができる。しかも、背
面に凸レンズ機能を付与することで、記載された文字又
は記号を拡大して読み取ることができる。
【0039】
【発明の実施の形態】以下に、本発明を図面を参照しな
がら詳細に説明する。
【0040】(ディスクカートリッジについて)まず、
本発明のディスクカートリッジの実施の形態について説
明する。
【0041】図1は本発明のディスクカートリッジの一
例の概略斜視図である。また、図2は図1に示したディ
スクカートリッジの概略構成を示した図であり、図2
(A)は正面図、図2(B)は底面図、図2(C)は側
面図である。
【0042】図1,図2において、100は本実施の形
態のディスクカートリッジ、101はディスクカートリ
ッジ内部に回転可能に収納された円盤状の記録媒体とし
てのディスク、105はディスクドライブ装置への挿入
方向、110はディスク101を収納する、略矩形状の
平面形状を有するケース本体、111はディスク101
の表面を露出するためにケース本体に設けられた開口
部、113はケース本体110の挿入方向105の前側
に設けられた鈎状の掛合部、115はケース本体110
の挿入方向105の後ろ側の片隅に角部を面取りするよ
うに設けられた凹部、116は凹部115と連続してケ
ース本体の側壁面に形成された溝、117は溝116と
連続して形成されたV字状の凹陥部、119は背面ラベ
ル貼付位置、120は開口部111を開閉することがで
きるようにケース本体の側壁面に沿って摺動可能に保持
されたシャッターである。
【0043】本実施の形態において、記録媒体としての
ディスク101の記録方式やサイズは特に限定はない。
例えば、記録方式としては、光磁気記録方式、光記録方
式、磁気記録方式等のいずれでも良い。また、読み取り
及び再記録が可能なディスク、読み取り専用のディス
ク、読み取りと1回のみ記録が可能なディスク等のいず
れのタイプのディスクであっても良い。
【0044】シャッター120は、断面が略コ字状に形
成されており、挿入方向105と直角方向にケース本体
110の側壁面に沿って摺動可能に保持されている。シ
ャッター120のケース本体110への保持の方法は、
特に制限はなく、周知の方法、例えば図示しないシャッ
ターガイド(図18のシャッターガイド932を参照)
を介して保持される。また、シャッター120は、開口
部111を閉じる方向に弾性力により付勢されていても
良く、また、開口部111を閉じた状態でロック機構が
作動するように構成されていても良い。
【0045】ケース本体110は、例えば従来技術と同
様に、上ケースと下ケースとを貼り合わせて一体化した
もので構成できる。
【0046】本実施の形態のケース本体110は、挿入
方向105の前方の、好ましくはシャッター120の摺
動と干渉しない位置に鈎状に形成された掛合部113が
形成されている。掛合部113は、後述する本発明のチ
ェンジャ装置の掛合部材391に掛合して、ディスクカ
ートリッジ100をジャケットから引き出すためのもの
である。従って、このような機能が発揮される限り、掛
合部113の形状は本実施の形態のような鈎状である必
要はなく、例えば切り欠き状、穴状等であってもよい。
このように、チェンジャ装置内でのディスクカートリッ
ジ100の把持を掛合部113により行なうので、ディ
スクカートリッジ100の把持機構を従来に比べて大幅
に小型化することができる。この結果、チェンジャ装置
を小型化、軽量化することができる。また、搬送速度を
高速化でき、ディスクカートリッジの交換時間を短縮化
することができる。
【0047】凹部115はケース本体110の挿入方向
後ろ側の一方の隅部に形成される。また、溝116及び
凹陥部117は、凹部115に連続して、挿入方向10
5と平行な側壁面に形成される。凹部115及び凹陥部
117は、ケース本体110の表面及び裏面の双方から
望めるように形成されていても良いが、本実施の形態の
ように側壁面にのみ凹状に形成すると、従来のディスク
カートリッジと外形状の互換性が確保されるので好まし
い。本実施の形態では、凹部115、溝116及び凹陥
部117の、ディスク101の面と直角方向の幅は全て
同一である。
【0048】凹部115は、ディスクカートリッジ10
0が後述する本発明のジャケットに挿入されたときに、
そのロック部材230の傾斜アーム部232aが嵌入可
能な形状に形成されている。このような嵌合部材がケー
ス本体110の挿入方向105の後ろ側の一方の隅部に
のみ形成することによって、凹部115は、後述する本
発明のジャケットにディスクカートリッジ100が正し
い方向にのみ挿入されるようにする誤挿入防止機能を発
揮する。
【0049】溝116は、後述する本発明のジャケット
にディスクカートリッジ100を挿入するとき、または
それから取り出すときに、ジャケットのロック部材23
0の突起部233を通過させる。また、溝116は、ジ
ャケットに装着されたときには、ロック部材230の直
線アーム部232bを収納する。
【0050】凹陥部117は、後述する本発明のジャケ
ットにディスクカートリッジ100を完全に挿入したと
き、ジャケットのロック部材230の突起部233と嵌
合する。この結果、ディスクカートリッジ100がジャ
ケットに完全に挿入されたときにクリック感が得られる
とともに、ディスクカートリッジがジャケットから脱落
したり、両者が容易に分離したりするのが防止される。
【0051】凹部115、溝116及び凹陥部117の
形状及び大きさは、本実施の形態のものに限られず、適
宜変更可能であることはいうまでもない。
【0052】本実施の形態のように、凹部115、溝1
16及び凹陥部117を、ディスク厚み方向の間隔が同
一の連続する溝状に形成し、その深さが変化するように
形成することにより、ジャケットへの挿入又は抜き取り
時にロック部材230を該溝を摺動するように嵌入させ
ることができ、安定した動作が得られる。
【0053】ディスク101への記録内容等を記載した
ラベルは、例えば図18に示した従来のディスクカート
リッジの背面ラベル917と同様の位置に貼付すること
ができる。しかしながら、本実施の形態においては、挿
入方向105の後ろ側周囲壁119上に貼付するのが好
ましい。この位置に貼付すれば、ジャケット100を後
述する本発明のジャケットに収納し、それを積層一体化
した場合(図11参照)、又は、後述する本発明のジャ
ケットに収納して、さらに本発明のチェンジャ装置に装
着した場合にも、ジャケットの背面205を通して貼付
した背面ラベルを読み取ることができる。
【0054】なお、上記の実施の形態では、挿入方向1
05の前方の隅部に掛合部113を設け、挿入方向10
5と平行な側壁面の、挿入方向105の後方に凹部11
5、溝116及び凹陥部117を形成したが、これらの
配置は本実施の形態に限定されない。上記の実施の形態
では、ディスクドライブ装置への挿入方向105と後述
するジャケット200への挿入方向とが平行である場合
を想定している。例えば、ジャケット200への挿入を
シャッター120の摺動方向と平行方向に行なうような
設計においては、ジャケットへの挿入方向の後方の隅部
に掛合部113を設け、ジャケットへの挿入方向と平行
な側壁面の、挿入方向105の前方に凹部115、溝1
16及び凹陥部117を形成すればよい。
【0055】即ち、ジャケットに装着した時にジャケッ
トの開口側に掛合部113を配することにより、ジャケ
ットを後述するチェンジャ装置に装着したときに、チェ
ンジャ装置の掛合部材391を掛合部113に掛合させ
ることができる。また、ジャケットへの挿入方向と平行
な側壁面に沿って凹部115、溝116及び凹陥部11
7を形成することにより、ジャケットへの挿入又は取り
出し時に、ロック部材230がこれらの上を摺動するよ
うにして、嵌合させることができる。
【0056】(ジャケットについて)次に、本発明のジ
ャケットの実施の形態について説明する。
【0057】図3は本発明のジャケットの一例の概略斜
視図である。図4は図3に示したジャケットの概略構成
を示した図であり、図4(A)は正面図、図4(B)は
上面図、図4(C)は底面図、図4(D)は側面図、図
4(E)は背面図である。図5は図3に示したジャケッ
トの構成要素の概略を示した分解斜視図である。図6
は、図3に示したジャケットに図1に示したディスクカ
ートリッジを収納した状態を示した概略斜視図である。
【0058】図5に示したように、本実施の形態のジャ
ケット200は、上ハーフ210と下ハーフ220とか
らなるジャケット本体201と、ロック部材230と、
スライド部材240とから構成される。なお、図3にお
いて、矢印251は後述するチェンジャ装置のディスク
ストッカへの挿入方向を示す。
【0059】図3〜図6に示したように、ジャケット本
体201の一方の側壁面には上記のディスクカートリッ
ジ100が収納される収納部に連続する開口202が形
成されている。上ハーフ210と下ハーフ220の、開
口202側の端部には開口部切り欠き219,229が
それぞれ形成されている。開口部切り欠き219,22
9は、図6に示すように、ジャケット200にディスク
カートリッジ100が挿入されたとき、ディスクカート
リッジ100の掛合部113をジャケット本体201か
ら露出させる。後述するチェンジャ装置の掛合部材39
1が容易に掛合できるようにするためである。
【0060】開口202と隣接する両外囲壁面には、挿
入方向251に平行な案内溝203,204が形成され
ている。案内溝203,204は、後述するチェンジャ
装置にジャケット100を装着する際に、上下のジャケ
ットガイド片のガイドリブ321,341と嵌合する。
これによりジャケット100はチェンジャ装置に整然と
配列されて収納される。案内溝203,204は、ガイ
ドリブ321,341が容易に挿入できるように、その
開口202側の端部の間隔を広く形成してあるのが好ま
しい。
【0061】案内溝203,204の挿入方向251の
長さがは同一ではなく、異なることが好ましい。ここ
で、案内溝204に隣接して後述するスライド部材24
0を有する本実施の形態のジャケット200では、案内
溝204の長さとは、スライド部材240を挿入方向2
51の後ろ側(開口202の反対側)に移動させた状態
での開口202側の端部からスライド部材240の当接
部242までの距離を意味する。案内溝203,204
の長さを異ならせておくことにより、ジャケットを後述
するチェンジャ装置に装着する際に誤挿入防止機能を発
揮させることができる。即ち、後述するチェンジャ装置
の上下のガイドリブ321,341の先端部322,3
42(図13,図14参照)の位置に合わせて案内溝2
03,204の長さを異ならせておくことによって、ジ
ャケットを上下を逆にして挿入した際には、所定位置ま
でジャケットを挿入することができない。これにより使
用者はジャケットを上下を逆にして挿入したことを認識
でき、チェンジャ装置の誤動作や故障を防止することが
できる。
【0062】案内溝203が形成された周囲壁面には、
掛合溝206とロック溝207とが、案内溝203と直
交する方向に形成されている。
【0063】ジャケット100を後述するチェンジャ装
置に所定位置に装着した際に、チェンジャ装置の上部ジ
ャケットガイド片320の掛止突起344が掛合溝20
6に嵌合する(図13参照)。このとき、使用者はクリ
ック感を感じ取ることができ、ジャケット100が所定
位置に挿入されたことを確認することができる。掛合溝
206は、ディスク面に直角方向から見た形状が、所定
の傾斜面を有したV字状に形成されるのが好ましい。こ
れは、ジャケット100をチェンジャ装置に挿入方向2
51の向きに挿入したときチェンジャ装置の掛止突起が
容易に嵌入し、また、その反対の向きに抜き取ったとき
にチェンジャ装置の掛止突起の嵌入が容易に解除できる
ようにするためである。なお、掛合溝206は、チェン
ジャ装置の掛止突起と嵌合して上記の効果を奏する限
り、本実施の形態のように溝状である必要はない。例え
ば、チェンジャ装置の掛止突起と嵌合可能なすり鉢状の
窪み状であっても良い。
【0064】また、掛合溝206にチェンジャ装置の掛
止突起344が嵌入した状態のとき、ロック溝207に
チェンジャ装置のロック部材350のロック爪351が
嵌入することにより、ジャケット100はチェンジャ装
置の所定の位置に保持される(図13参照)。掛合溝2
06は、ディスク面に直角方向から見た形状が、挿入方
向251に略直交する面を有する略矩形状に形成される
のが好ましい。これは、チェンジャ装置のロック爪35
1がロック溝207に嵌合した後に、使用者がジャケッ
ト100を誤って抜き取るのを確実に防止するためであ
る。
【0065】案内溝204の開口202側と反対側には
スライド部材240が挿入方向251と平行な方向に摺
動可能に保持されている。図5に示すように、下ハーフ
220の側壁部には摺動溝222が形成され、これと同
様に上ハーフ210の側壁部にも図示しない摺動溝が形
成されている。これらの摺動溝にスライド部材240の
両側辺が摺動可能に嵌合することによって、スライド部
材240はジャケット本体201に保持される。スライ
ド部材240には、開口241と、これに隣接して停止
壁243が形成されている。
【0066】下ハーフ220の案内溝222に沿って、
切り欠き221が形成されている。同様に、上ハーフ2
10の図示しない案内溝に沿って、切り欠き(図7
(C)の切り欠き211)が形成されている。上下ハー
フに形成されたこれらの切り欠きは、ジャケット本体2
01の側壁面の開口部209を構成する(図3、図7参
照)。
【0067】ロック部材230は、図5に示すように、
固定部231と、固定部231に連続する弾性アーム部
232と、弾性アーム部232の端部に形成された突起
部233とを有する。弾性アーム部232は、傾斜アー
ム部232aと直線アーム部232bとからなる。ま
た、突起部233の反対側の面には、やや隆起した当接
面234が形成されている。
【0068】図7はロック部材230の取り付け状態を
説明するための部分拡大図であり、図7(A)はジャケ
ットの上ハーフ210と下ハーフ220との接合面での
正面方向断面図、図7(B)は底面図である。
【0069】図5及び図7に示すように、下ハーフ22
0の切り欠き221の近傍の周囲壁には窪み部224が
形成されている。これと同様に上ハーフ210の周囲壁
の、窪み部224に対応する位置にも窪み部が形成され
ている。ロック部材230の固定部231をこれら窪み
部に嵌入することによって、ロック部材230はジャケ
ット本体201の内部に保持される。このとき、傾斜ア
ーム部232aと、直線アーム部232bの一部と、突
起部233は、ジャケットの周囲壁223の表面よりデ
ィスクカートリッジの収納空間側に突出している。同時
に、直線アーム部232bの一部と当接面234は、切
り欠き211,221によって形成される開口部209
内に遊嵌している。
【0070】ロック部材230は、ディスクカートリッ
ジ100が誤った方向に挿入されるのを防止する(誤挿
入防止機能)。また、ディスクカートリッジ100がジ
ャケット200に完全に挿入されたときにクリック感を
生じさせる(クリック感発生機能)。さらに、ディスク
カートリッジ100がジャケット200から容易に脱落
するのを防止する(ロック機能)。
【0071】以下に、このようなロック部材230の機
能を説明する。
【0072】図8は、ジャケットの開口202からディ
スクカートリッジ100を挿入していく途中の状態にお
けるロック部材230の周辺部を拡大した図であり、図
8(A)は上ハーフ210と下ハーフ220との接合面
での正面方向断面図、図8(B)は底面図、図8(C)
は図8(A)のI−I線での矢印方向から見た断面図で
ある。図9は、ジャケットにディスクカートリッジが完
全に挿入された状態におけるロック部材230の周辺部
を拡大した図であり、図9(A)は上ハーフ210と下
ハーフ220との接合面での正面方向断面図、図9
(B)は底面図、図9(C)は図9(A)のII-II線で
の矢印方向から見た断面図である。図10は、図9の状
態から、さらにロック機能(第2のロック機能)を作動
させた状態(図6の状態)におけるロック部材230の
周辺部を拡大した図であり、図10(A)は上ハーフ2
10と下ハーフ220との接合面での正面方向断面図、
図10(B)は底面図、図10(C)は図9(A)のII
I−III線での矢印方向から見た断面図である。
【0073】ジャケット200の開口202にディスク
カートリッジ100を、シャッター120側を後ろ側に
して挿入していく。挿入が完了する直前に、ロック部材
230の突起部233がディスクカートリッジ100の
凹部115に当接する。凹部115はディスクカートリ
ッジ100の隅部を面取りするように傾斜面を有してい
るので、図8に示すように、突起部233が逃げる方向
に弾性アーム部232(即ち、傾斜アーム部232a及
び直線アーム部232b)が弾性変形する。このとき、
直線アーム部232b及び当接面234は、切り欠き2
11,221によって形成される開口部209を通り、
スライド部材240の開口241内にまで侵入する。さ
らにディスクカートリッジ100を挿入方向106の向
きに挿入していくと、突起部233は、凹部115の表
面上、及び溝116の表面上を順に摺動していく。
【0074】ロック部材230の突起部233は、ディ
スクカートリッジ100がジャケット200内に完全に
収納されたときに、ディスクカートリッジの凹陥部11
7に対向する位置に形成されている。従って、ディスク
カートリッジ100がジャケット200内に完全に収納
されると、弾性アーム部232(即ち、傾斜アーム部2
32a及び直線アーム部232b)が弾性回復して、図
9に示すように突起部233が凹陥部117に嵌入す
る。このとき、使用者はクリック感を感じ取ることがで
き、ディスクカートリッジが完全に挿入されたことを認
識できる(クリック感発生機能)。また、弾性アーム部
232の弾性力により突起部233が凹陥部117に嵌
入しているので、開口202側を下向きにしてもディス
クカートリッジ100はジャケット200から簡単に抜
け落ちることがない(第1のロック機能)。
【0075】また、使用者がディスクカートリッジ10
0を挿入する際にその前後又は表裏を間違った場合、ロ
ック部材230の傾斜アーム部232aがディスクカー
トリッジ100の角部に当接して、ディスクカートリッ
ジ100を完全に収納することができない。また、上記
のクリック感を感じることもない。これにより、使用者
は挿入の向きが間違っていることを容易に認識すること
ができる(誤挿入防止機能)。
【0076】図9の状態において、弾性アーム部232
の弾性力以上の力で、取り出し方向107の向きにディ
スクカートリッジ100を引き抜こうとすれば、突起部
233の凹陥部117への嵌入が解除されて(第1のロ
ック機能の解除)、図8の状態を経て、ディスクカート
リッジ100とジャケット200とを容易に分離するこ
とができる。
【0077】また、図9の状態から図10に示すよう
に、スライド部材240を挿入方向と反対側(図10
(A),(B)において紙面右側)に移動させる。この
結果、ロック部材の当接面234に対向する位置にスラ
イド部材240の停止壁243が移動する。この状態
で、取り出し方向107の向きにディスクカートリッジ
100を引き抜こうとしても、ロック部材230の当接
面234が停止壁243に当接するので、突起部233
の変位が阻止される。この結果、突起部233と凹陥部
117との嵌合状態を解除することができない。これに
より、ディスクカートリッジ100とジャケット200
との分離が防止される(第2のロック機能)。
【0078】勿論、図10の状態から、スライド部材2
40を図9の状態に移動させることにより、第2のロッ
ク機能を解除することができる。
【0079】このように、誤挿入防止機能とクリック感
発生機能とロック機能とをロック部材230という一の
部品で発揮させることにより、部品点数が減少し、構造
が簡略化できる。また、ロック部材230を樹脂成型品
などで作成して、突起部233を弾性変位可能に支持す
ることにより、簡単な構造で嵌合及びその解除を繰り返
し行なわせることができる。
【0080】本実施の形態のジャケット200は、図4
に示すように、上ハーフ210の外表面には結合リブ2
15,217が突出して形成され、結合リブ215,2
17の内側には、これらと隣接して結合溝216,21
8が形成されている。結合リブ215の結合溝216側
の壁面215aと結合溝216の底面とがなす角、結合
リブ217の結合溝218側の壁面217aと結合溝2
18の底面とがなす角はいずれも鋭角である(図8
(C)参照)。同様に、下ハーフ220の外表面には結
合リブ225,227が突出して形成され、結合リブ2
25,227の外側には、これらと隣接して結合溝22
6,228が形成されている。結合リブ225の結合溝
226側の壁面225aと結合溝226の底面とがなす
角、結合リブ227の結合溝228側の壁面227aと
結合溝228の底面とがなす角はいずれも鋭角である
(図8(C)参照)。
【0081】このように、ジャケット200の両表面に
結合リブと結合溝とを形成することにより、複数のジャ
ケットを結合リブと結合溝を噛み合わせて積層一体化す
ることができる。
【0082】図11は2枚のジャケット200,20
0’を一体化させる途中の状態を示した概略図であり、
図11(A)は正面図、図11(B)は上面図、図11
(C)は側面図である。なお、図11において、手前に
あるジャケット200’の構成要素を示す符号には全て
「’」を付して、奥にあるジャケット200のそれと区
別してある。また、図11(A)では、両ジャケットの
結合リブと結合溝の噛み合い状態を明瞭にするために、
手前のジャケット200’は、下ハーフ220’の外表
面に形成された結合リブ225’,227’と結合溝2
26’,228’のみを2点鎖線で示してある。
【0083】図11に示すように、ジャケット200の
結合リブ215及び結合溝216が、ジャケット20
0’の結合溝226’及び結合リブ225’とそれぞれ
噛み合うように、また、ジャケット200の結合リブ2
17及び結合溝218が、ジャケット200’の結合溝
228’及び結合リブ227’とそれぞれ噛み合うよう
にして、ジャケット200を矢印252の方向に、ジャ
ケット200’を矢印252’の方向に移動する。両ジ
ャケット200,200’の外形端部が一致するまで移
動させることにより、両ジャケット200,200’を
積層一体化することができる。図11では、2枚のジャ
ケットを積層一体化する場合を示したが、同様にして3
枚以上のジャケットを積層一体化することができる。
【0084】例えば、一連の情報を複数枚のディスクに
分割して記録してあるような場合(いわゆる「セットも
の」の場合)には、それらのジャケットをこのように積
層一体化することにより、セットものとしてひとかたま
りで整理・保管しておくことができる。
【0085】なお、図4に示すように、上ハーフ210
に形成された結合リブ215,217の壁面215a,
217aを、開口202側で両間隔が広くなるように形
成し、同時に、下ハーフ220に形成された結合リブ2
25,227の壁面225a,227aを、開口202
側で両間隔が広くなるように形成するのが好ましい。こ
のように構成することにより、図11に示したジャケッ
トの移動に要する力が少なくて済み、積層一体化の作業
性が向上する。
【0086】また、図4に示すように、上ハーフ210
の結合溝216,218の開口202と反対側の端部に
凸部216a,218aを形成しておくのが好ましい。
このような構成にすることにより、図11の状態から両
ジャケット200,200’をそれぞれ矢印252,2
52’の方向に移動していくと、両者の外形端部が完全
に一致するとき、ジャケット200の凸部216a,2
18aが、ジャケット200’の結合リブ225’,2
27’の開口と反対側の端部に当接し、矢印252,2
52’の方向の移動が制限される。この結果、両ジャケ
ット200,200’の相対的な位置合わせを正確に行
なうことができる。
【0087】本発明のジャケットは例えば樹脂成型品を
組み合わせて製造することができる。このとき、収納さ
れるディスクカートリッジ100に貼付されたラベルが
読み取り可能なように、その貼付位置に開口を設ける
か、又は少なくともその部分を透明部材で構成するのが
好ましい。特にディスクカートリッジ100のラベルを
貼付位置119(図2参照)に貼付する場合には、ジャ
ケット200の背面205を透明部材で構成するととも
に、背面205を円筒面として凸レンズ機能を付与する
のが好ましい(図7(B)参照)。このように構成する
ことにより、貼付位置119に貼付されたラベルに記載
された小さい文字又は記号を容易に読み取ることができ
る。
【0088】(チェンジャ装置について)本発明のチェ
ンジャ装置に備えられたディスクストッカは、従来と異
なり、ジャケットにディスクカートリッジを収納した状
態(図6の状態)のままで装着できる。また、複数のジ
ャケットを結合リブと結合溝とで積層一体化してある場
合には、積層一体化した状態のままでディスクストッカ
に装着できる。以下に、そのような本発明のチェンジャ
装置について具体的に説明する。
【0089】図12は本発明のチェンジャ装置に使用さ
れるディスクストッカの一例の概略構成を示した図であ
り、図12(A)は上面図、図12(B)は正面図であ
る。図13は図12のディスクストッカに収納されたジ
ャケットからディスクカートリッジが引き出される途中
の状態を示した、ディスク面と平行な面での断面図であ
る。図14は図12のディスクストッカのジャケット保
持機構を説明するための分解斜視図である。図15は図
12のディスクストッカのジャケットロック装置の概略
構成を示した分解斜視図である。なお、図12は、内部
構造を理解しやすいように、カバー380は2点鎖線で
示してある。
【0090】図12〜図15に示すように、本実施の形
態のディスクストッカ300は、下部保持機構310
と、上部保持機構330と、これら上下の保持機構31
0,330を支持する左右の側板301,302とから
なる。
【0091】下部保持機構310は、下部保持板311
と、摺動ガイド312(312a,312b)と、圧縮
コイルばね313(313a,313b)と、スペーサ
314(314a,314b)と、下部ジャケットガイ
ド片320とからなる。なお、図12では、摺動ガイド
312、圧縮コイルばね313、スペーサ314につい
ては、添え字「a」、「b」を省略してある。同様に、
以下の説明でも両者を特に区別する必要がないときは添
え字「a」、「b」を省略することがある。
【0092】摺動ガイド312a,312bは、圧縮コ
イルばね313a,313bと、所定数のジャケットガ
イド片320と、スペーサ314a,314bを順に貫
通して、これらを摺動可能に支持している。そして、こ
れらは、下部保持板311を介して左右の側板301,
302に固定される。圧縮コイルばね313a,313
bにより、ジャケットガイド片320はスペーサ314
a,314b側に付勢されている。ジャケットガイド片
320の個数は特に制限はなく、同時に装着しようとす
るジャケットの枚数に応じて適宜変更することができ
る。
【0093】一方、上部保持機構330は、上部保持板
331と、摺動ガイド332(332a,332b)
と、圧縮コイルばね333(333a,333b)と、
スペーサ334(334a,334b)と、下部ジャケ
ットガイド片320と同一個数の上部ジャケットガイド
片340とからなる。なお、図12では、摺動ガイド3
32、圧縮コイルばね333、スペーサ334について
は、添え字「a」、「b」を省略してある。同様に、以
下の説明でも両者を特に区別する必要がないときは添え
字「a」、「b」を省略することがある。
【0094】摺動ガイド332a,332bは、圧縮コ
イルばね333a,333bと、所定数のジャケットガ
イド片340と、スペーサ334a,334bを順に貫
通して、これらを摺動可能に支持している。そして、こ
れらは、上部保持板331を介して左右の側板301,
302に固定される。圧縮コイルばね333a,333
bにより、ジャケットガイド片340はスペーサ334
a,334b側に付勢されている。
【0095】上部ジャケットガイド片320と下部ジャ
ケットガイド片340は、いずれもジャケット200の
挿入方向251の向きに形成されたガイドリブ321,
341を有する。ガイドリブ321,341は、それぞ
れジャケット200の案内溝203,204に嵌合して
複数のジャケット200を略平行に配列する。ガイドリ
ブ321,341は、挿入方向の先端部322,342
の幅が狭いテーパ状に形成されている。これにより、後
述するように、複数のジャケットを積層一体化すること
により隣接するジャケット間の案内溝203,204の
間隔が変化する場合にも、ジャケットの挿入時にガイド
リブ321,341を案内溝203,204に容易に嵌
合させることができる。
【0096】下部ジャケットガイド片340の挿入方向
251の前端部には停止壁323が形成されている。ジ
ャケット200の挿入方向251の前側下端部が停止壁
323に当接するまで挿入することによりジャケット2
00の挿入方向位置を所定位置に揃えることができる。
また、停止壁323は、チェンジャ装置のカートリッジ
引き抜き機構の掛合部材391がジャケット200に内
蔵されたディスクカートリッジ100を引き抜く際(図
13参照)に、ジャケット200を固定しておく機能を
も有する。
【0097】上部ジャケットガイド片320には、弾性
アーム345を介して掛止突起344が形成されてい
る。ジャケット200を停止壁323に当接するまで挿
入したときに、掛止突起344はジャケット上部に形成
された掛合溝206に嵌合する。このように弾性力によ
り嵌合する掛止突起344と掛合溝206とを形成して
おくことにより、ジャケット200を所定位置まで挿入
したときに使用者はクリック感を感じ取ることができ、
ジャケット100が所定位置に挿入されたことを確認す
ることができる。また、挿入後に、挿入したジャケット
200の挿入方向の位置が変化したり、ジャケット20
0が不用意に落下したりするのを防止することができ
る。両者が嵌合した状態から弾性アーム345の弾性力
に抗してジャケット200を矢印251の反対方向に引
き抜こうとすれば容易に嵌合状態が解除できるように、
掛止突起344と掛合溝206は図示したように挿入方
向251に対して傾斜した傾斜面を有している。
【0098】下部ジャケットガイド片320のガイドリ
ブ321の長さL321、即ち、停止壁323の当接面
と、その反対側の先端部322との距離(図13参照)
は、ジャケット200において、スライド部材240を
挿入方向251の後ろ側(開口202の反対側)に移動
させたときの開口202側の端部からスライド部材24
0の当接部242までの距離に略一致することが好まし
い。ガイドリブ321の長さL321をこのようにしてお
くと、スライド部材240を開口202の方向に移動し
て第2のロック機能を作動させた状態(図10の状態)
のままでジャケット200を挿入しても、ガイドリブ3
21の先端部322がスライド部材240の当接部24
2に当接してスライド部材240を移動させ、第2のロ
ック機能を解除させることができる(図9の状態)。こ
の結果、使用者はディスクストッカ300にジャケット
200を挿入するに先だって、第2のロック機構が解除
されていることを確認する必要がなくなり、操作性が格
段に向上する。また、第2のロック機能が作動した状態
のままでチェンジャ装置が内蔵されたディスクカートリ
ッジを引き抜こうとするようなことがなくなり、装置の
故障や破損を未然に防止することができる。
【0099】また、上部ジャケットガイド片340のガ
イドリブ341の先端部342の位置は、ジャケット2
00の案内溝203の挿入方向251の長さに応じて決
定するのが好ましい。即ち、ジャケット200が停止壁
323に当接する位置まで挿入されたときに、ガイドリ
ブ341の先端部342が案内溝203の終端部(案内
溝203の開口202と反対側の端部)にほぼ当接する
ように先端部342を形成しておくのが好ましい。そし
て、同時に、上部ジャケットガイド片340の先端部3
42と、下部ジャケットガイド片320の先端部322
との挿入方向251の位置を異ならせておくのが好まし
い。このようにしておくと、ジャケット200を上下を
逆にして挿入したときには、所定位置まで挿入すること
ができない。このため、使用者は上下を誤って挿入した
ことを認識でき、ジャケットの誤挿入防止機能を発揮さ
せることができる。
【0100】本実施の形態のディスクストッカ300
は、ジャケット200のロック機構を有する。ジャケッ
トのロック機構は、ジャケット200をディスクストッ
カ300に装着後、使用者が誤ってジャケット200を
抜き取るのを防止するための装置である。例えば、チェ
ンジャ装置がディスクカートリッジを交換作業中に、ま
たはディスクカートリッジがドライブ装置に装着されて
いるときに、該当するジャケットを抜き取ってしまう
と、チェンジャ装置に損傷や誤動作が生じる。ジャケッ
トのロック機構はこれを防止するためのものである。
【0101】本実施の形態のジャケットのロック機構
は、図13、図15に示すように、ロック部材350
と、板バネ360と、操作レバー370とからなる。
【0102】板バネ360の一端は、ネジ361a,3
61bにより、ロック部材350と略同一厚さのスペー
サ362を介して、上部保持板331に固定されてい
る。板バネ360の他端は、ネジ363a,363bに
より、ロック部材350に固定されている。この結果、
ロック部材350は板バネ360が弾性変形することに
より図15の矢印359の方向に変位することができ
る。
【0103】操作レバー370は、上部保持板331の
所定位置に、回動軸375を回動中心として回動可能に
設置される。操作レバー370の上部には傾斜案内面3
73が形成され、ロック部材350の摺動片353が傾
斜案内面373上に接触している。
【0104】このとき、操作レバー370の操作部37
1を用いて、操作レバー370を図15の操作方向37
9の方向に回動させると、摺動片353が傾斜案内面3
73上を摺動することにより、板バネ360が弾性変形
して、ロック部材350が移動方向359の向きに持ち
上げられる。
【0105】図13に示すように、ロック部材350が
持ち上げられていない状態(実線の状態)では、ロック
部材350のロック爪351がジャケット200のロッ
ク溝207に嵌入してジャケット200の抜き取りを防
止している。一方、ロック部材350が操作レバー37
0によって持ち上げられている状態(2点鎖線の状態)
では、ロック部材350のロック爪351がジャケット
200のロック溝207から持ち上げられて、嵌合状態
が解除されている。この状態では、使用者は掛止突起3
44と掛合溝206との嵌合状態を解除できる力を加え
ることにより、ジャケット200をディスクストッカ3
00から容易に抜き取ることができる。
【0106】図12、図13、図15において380は
上部カバーであり、前面側に設けられた開口381から
操作レバー370の操作部371が突き出るように設置
される。
【0107】なお、上記の実施の形態では、ロック機構
によるジャケットのロック動作の操作は、操作レバー3
70を用いて手動で行なう構成とした。しかしながら本
発明はこのような構成に限定されるものではない。例え
ば、後述するディスクカートリッジの交換動作やディス
クドライブ装置に連動させて、自動的にロック機構が作
動・解除される構成とすることもできる。
【0108】次に、複数のジャケットが結合リブと結合
溝とで積層一体化してある場合のジャケットの装着方法
について説明する。
【0109】図16は2枚のジャケットを積層一体化し
たときの厚みの変化を説明するための概略部分断面図で
あり、図16(A)は積層一体化した状態、図16
(B)は積層一体化しないで隣接させた状態をそれぞれ
示している。なお、2枚のジャケットを区別するため
に、紙面右側のジャケットに関する符号には「’」を付
してある。また、図面を簡略化するために収納されたデ
ィスクカートリッジは省略してある。
【0110】図16(A)のように、2枚のジャケット
200,200’が積層一体化されているときの両ジャ
ケットの中心線間距離をP1とし、図16(B)のよう
に、2枚のジャケット200,200’が積層一体化さ
れずに隣接しているときの両ジャケットの中心線間距離
をP2とすると、両者にはP2=P1+ΔPの関係が成
立する。即ち、積層一体化することにより、隣接するジ
ャケット間の中心線間距離はΔPだけ狭くなる。従っ
て、ジャケットを積層一体化したままでディスクストッ
カに装着することを可能にするためには、このようなジ
ャケット間の中心線間距離の変化に対応する構造を有す
る必要がある。
【0111】本実施の形態のディスクストッカ300で
は、下部ジャケットガイド片320と上部ジャケットガ
イド片340とを、それぞれ摺動ガイド312,332
で摺動可能に保持し、さらにこれらを圧縮コイルばね3
13,333で付勢する構造とすることで、ジャケット
間の中心線間距離の変化に対応する。
【0112】図17は、本実施の形態のディスクストッ
カに積層一体化されたジャケットがどのように装着され
るかを示した概念図であり、図17(A)はジャケット
を装着する前の状態の部分断面図であり、図17(B)
はジャケットが装着された状態の部分断面図である。な
お、図面を簡略化するために、図17(B)では収納さ
れたディスクカートリッジは省略してある。
【0113】ジャケットが装着されていない状態では
(図17(A))、既に説明したように、圧縮コイルば
ね333と所定数の上部ジャケットガイド片340とス
ペーサ334とを順に貫通する摺動ガイド332を上部
保持板331が保持している。各ジャケットガイド片3
40は、圧縮コイルばね333の付勢力により紙面左側
(スペーサ334側)に押圧されている。このとき、隣
接するジャケットガイド片340のガイドリブ341の
中心線線間距離は図17(A)のようにP1である。即
ち、積層一体化されたジャケット間の中心線間距離P1
(図16(A))に一致させてある。なお、図示してい
ないが、このとき下部ジャケットガイド片も、同様に圧
縮コイルばねの付勢力により同方向に押圧され、ガイド
リブの中心線線間距離がP1で配列している。
【0114】図17(B)は、図17(A)のディスク
ストッカに、積層一体化されていないジャケット200
を3枚と、2枚のジャケットが積層一体化された2枚集
合ジャケット体200″と、3枚のジャケットが積層一
体化された3枚集合ジャケット体200'''とを装着し
た状態を示している。図示したように、隣接するジャケ
ット同士が積層一体化している場合には、隣接するジャ
ケットガイド片340のガイドリブ341の中心線線間
距離はP1のままで変化しない。一方、隣接するジャケ
ット同士が積層一体化していない場合には、隣接するジ
ャケットガイド片340のガイドリブ341の中心線線
間距離がP2に拡大してジャケットを保持する。なお、
図示していないが、下部ジャケットガイド片も、同様に
ガイドリブの中心線線間距離がP1又はP2に変化す
る。
【0115】このように、上下のジャケットガイド片3
20,340をディスク厚み方向に摺動可能に保持して
いるので、積層一体化したジャケットはそのままの状態
で、配列ピッチが異なる単体のジャケットと積層一体化
したジャケットとを混在させて装着することができる。
この結果、積層一体化したジャケットをチェンジャ装置
に装着する際にジャケットを1枚ずつ分離する必要がな
く、チェンジャ装置から取り出した際にジャケットを再
び積層一体化する必要がない。また、ジャケットがセッ
トものであるか否かについて注意を払う必要がなくな
り、また、セットものである場合にはその構成枚数や順
番についても注意を払う必要がない。このように、セッ
トもののジャケットを物理的にもひとかたまりとして取
り扱うことができ、セットものの取り扱い性が格段に向
上する。
【0116】また、上下のジャケットガイド片を付勢力
により同一方向に押圧保持しているので、上下の一対の
ジャケットガイド片のガイドリブの中心線が上下で常に
一致する。このため、ジャケットの挿入動作が容易にな
るとともに、装着されたジャケットは略平行に配列され
る。
【0117】次に、本発明のチェンジャ装置のディスク
カートリッジの交換作業について説明する。
【0118】ディスクストッカ300に装着されたジャ
ケット200からディスクカートリッジ100を引き出
す操作は、図13に示すように、チェンジャ装置に備え
られた掛合部材391をディスクカートリッジ100の
鈎状の掛合部113に掛合させて矢印392の方向に引
き抜くことにより行なう。所定位置まで引き抜かれたデ
ィスクカートリッジ100は、搬送機構395に載置さ
れて図示しないディスクドライブ装置まで搬送され、装
着される。また、ディスクドライブ装置に装着されてい
るディスクカートリッジ100は、上記と逆の経路をた
どり、掛合部113に掛合されて搬送機構395に載置
され、所定のジャケット200の位置まで搬送され、掛
合部113で把持されてジャケット200の開口202
内に挿入される。
【0119】このように、掛合部材391や搬送機構3
95は、ディスクストッカ300へのジャケット200
の装着及び取り出し側(使用者側)とは反対側に配置す
ることができるので、従来のようにジャケット200の
装着及び取り出しのために掛合部材391や搬送機構3
95を待避させる必要がない。この結果、ジャケット2
00の装着及び取り出しの作業性が向上する。また、待
避のための機構を必要としないので装置が簡略化、低コ
スト化できる。さらに、掛合部材391や搬送機構39
5の待避スペースを確保しておく必要がないので、装置
の小型化ができる。また、ディスクドライブ装置をディ
スクストッカからディスクカートリッジを抜き出す方向
392の延長上に配置する構成をとることができ、搬送
距離が短縮化でき、ディスクの交換速度が向上する。
【0120】また、ジャケット200の背面205を使
用者側にして装着するので、ジャケットの背面205を
透明樹脂で構成すれば、内部のディスクカートリッジ1
00の貼付位置119に貼付されたラベルに記載された
文字又は記号を読み取ることができる。ちょうど本棚に
本が整然と並べられているのと同様の状態となり、どこ
にどのディスクカートリッジが並んでいるのかが一目瞭
然となる。
【0121】ディスクストッカに装着されたジャケット
中に、複数のジャケットが積層一体化された集合ジャケ
ット体が含まれている場合には、上記のようにジャケッ
トの配列ピッチが不規則に変化する。このような場合に
も、掛合部材391がディスクカートリッジの掛合部1
13と確実に掛合するように、ジャケットの配列ピッチ
測定手段を備えることが好ましい。ジャケットの配列ピ
ッチ測定手段の具体的構成は特に限定はないが、例え
ば、ジャケット、上部若しくは下部ジャケットガイド
片、又は掛合部113に沿ってセンサを配列方向に走査
させ、その走査距離より配列ピッチを測定する方法等が
利用できる。
【0122】また、ジャケットの配列ピッチ測定手段に
よって得た配列ピッチ情報をもとに、隣り合うジャケッ
トの配列ピッチがP1のときは両者は結合一体化された
セットものと認識し、配列ピッチがP2のときは無関係
であると認識させる制御装置を備えることもできる。こ
れによれば、装着された各ディスクがセットものである
か否かの判断を自動的に行なわせ、また、セットものの
ディスクに対しては連続記録又は連続再生を自動的に行
なわせることが可能になる。
【0123】本実施の形態のディスクストッカでは、上
下のジャケットガイド片320,340は圧縮コイルば
ね313,333の付勢力により同一方向に押圧保持し
ている。従って、ジャケットの配列ピッチはP1又はP
2のいずれかのみになるので、配列ピッチを測定して隣
接するジャケット同士の関連性を判断する場合に、正確
な判断をすることができる。
【0124】
【発明の効果】以上のように、本発明のディスクカート
リッジとジャケットとチェンジャ装置によれば、チェン
ジャ装置でのディスク交換は、ディスクカートリッジを
掛合部を把持して行なうことができるので、ディスクカ
ートリッジの把持機構を従来に比べて大幅に小型化する
ことができる。また、ディスクカートリッジの搬送機構
も小型化が可能である。この結果、チェンジャ装置を小
型化、軽量化することができる。また、搬送速度を高速
化でき、ディスクカートリッジの交換時間を短縮化する
ことができる。
【0125】また、ジャケットにディスクカートリッジ
を収納した状態のままでチェンジャ装置のディスクスト
ッカに装着できる。即ち、従来のようにチェンジャ装置
に装着するたびにディスクカートリッジをジャケットか
ら抜き取る必要がない。従って、チェンジャ装置に装着
中にジャケットのみを別に保管しておく必要もない。ま
た、チェンジャ装置から取り出したディスクカートリッ
ジはジャケットに収納された状態になっているから、従
来のように別に保管しておいたジャケットに収納する必
要がない。この結果、操作性が向上するとともに、ジャ
ケットの保管スペースも不要になり、ジャケットの紛失
という問題も解消する。
【0126】また、いわゆるセットものとして複数のジ
ャケットを積層一体化してひとかたまりで整理・保管し
てある場合には、そのままの状態でチェンジャ装置に装
着することができる。この結果、チェンジャ装置に装着
する際にジャケットを1枚ずつ分離する必要がなく、チ
ェンジャ装置から取り出した際にジャケットを再び積層
一体化する必要がない。また、ジャケットがセットもの
であるか否かについて注意を払う必要がなくなり、ま
た、セットものである場合にはその構成枚数や順番につ
いても注意を払う必要がない。このように、セットもの
のディスクカートリッジの取り扱い性が格段に向上す
る。
【0127】また、ディスクカートリッジの掛合部がジ
ャケットの開口側になるように、ディスクカートリッジ
をジャケットに収納し、さらに、ジャケットの開口側を
前向きに、背面側を使用者側にしてディスクストッカに
挿入するように装着することが好ましい。
【0128】かかる好ましい構成によれば、ディスクス
トッカへのジャケットの装着及び取り出しを、チェンジ
ャ装置に備えられたディスクカートリッジの掛合部材や
搬送機構が存在する側とは反対側から行なうことができ
るので、従来のようにディスクカートリッジの装着及び
取り出しのために掛合部材や搬送機構を待避させる必要
がない。この結果、ジャケットの装着及び取り出しの作
業性が向上する。また、待避のための機構を必要としな
いので装置が簡略化、低コスト化できる。さらに、掛合
部材や搬送機構の待避スペースを確保しておく必要がな
いので、装置の小型化ができる。また、ディスクストッ
カからディスクカートリッジを抜き出す方向の延長上に
ディスクドライブ装置を配置することができ、搬送距離
が短縮化でき、ディスクの交換速度が向上する。
【0129】また、上記の好ましい構成において、ジャ
ケットの背面を透明部材で構成すれば、背面を通して内
部のディスクカートリッジに貼付されたラベルに記載さ
れた文字又は記号を読み取ることができる。しかも、背
面に凸レンズ機能を付与することで、記載された文字又
は記号を拡大して読み取ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のディスクカートリッジの一例の概略
斜視図である。
【図2】 図1に示したディスクカートリッジの概略構
成を示した図であり、図2(A)は正面図、図2(B)
は底面図、図2(C)は側面図である。
【図3】 本発明のジャケットの一例の概略斜視図であ
る。
【図4】 図3に示したジャケットの概略構成を示した
図であり、図4(A)は正面図、図4(B)は上面図、
図4(C)は底面図、図4(D)は側面図、図4(E)
は背面図である。
【図5】 図3に示したジャケットの構成要素の概略を
示した分解斜視図である。
【図6】 図3に示したジャケットに図1に示したディ
スクカートリッジを収納した状態を示した概略斜視図で
ある。
【図7】 ロック部材の取り付け状態を説明するための
部分拡大図であり、図7(A)はジャケットの上ハーフ
と下ハーフとの接合面での正面方向断面図、図7(B)
は底面図である。
【図8】 ジャケットの開口からディスクカートリッジ
を挿入していく途中の状態におけるロック部材の周辺部
を拡大した図であり、図8(A)は上ハーフと下ハーフ
との接合面での正面方向断面図、図8(B)は底面図、
図8(C)は図8(A)のI−I線での矢印方向から見
た断面図である。
【図9】 ジャケットにディスクカートリッジが完全に
挿入された状態におけるロック部材の周辺部を拡大した
図であり、図9(A)は上ハーフと下ハーフとの接合面
での正面方向断面図、図9(B)は底面図、図9(C)
は図9(A)のII-II線での矢印方向から見た断面図で
ある。
【図10】 図9の状態から、さらにロック機能(第2
のロック機能)を作動させた状態におけるロック部材の
周辺部を拡大した図であり、図10(A)は上ハーフと
下ハーフとの接合面での正面方向断面図、図10(B)
は底面図、図10(C)は図9(A)のIII−III線での
矢印方向から見た断面図である。
【図11】 2枚のジャケットを一体化させる途中の状
態を示した概略図であり、図11(A)は正面図、図1
1(B)は上面図、図11(C)は側面図である。
【図12】 本発明のチェンジャ装置に使用されるディ
スクストッカの一例の概略構成を示した図であり、図1
2(A)は上面図、図12(B)は正面図である。
【図13】 図12のディスクストッカに収納されたジ
ャケットからディスクカートリッジが引き出される途中
の状態を示した、ディスク面と平行な面での断面図であ
る。
【図14】 図12のディスクストッカのジャケット保
持機構を説明するための分解斜視図である。
【図15】 図12のディスクストッカのジャケットロ
ック装置の概略構成を示した分解斜視図である。
【図16】 2枚のジャケットを積層一体化したときの
厚みの変化を説明するための概略部分断面図であり、図
16(A)は積層一体化した状態、図16(B)は積層
一体化しないで隣接させた状態をそれぞれ示している。
【図17】 図12のディスクストッカに積層一体化さ
れたジャケットがどのように装着されるかを示した概念
図であり、図17(A)はジャケットを装着する前の状
態の部分断面図であり、図17(B)はジャケットが装
着された状態の部分断面図である。
【図18】 従来のディスクカートリッジの一例の外観
斜視図であり、図18(A)はシャッターが閉じた状態
を、図18(B)はシャッターが開いた状態をそれぞれ
示す。
【図19】 図18のディスクカートリッジとこれを収
納するジャケットとを示した概略斜視図である。
【図20】 従来のチェンジャ装置の概略構成を示した
模式的平面図である。
【符号の説明】
100 ディスクカートリッジ 101 ディスク状記録媒体(ディスク) 105 ディスクドライブ装置への挿入方向 106 ジャケットへの挿入方向 107 ジャケットからの抜き取り方向 110 ケース本体 111 開口部 113 鈎状の掛合部 115 凹部 116 溝 117 凹陥部 119 背面ラベル貼付位置 120 シャッター 200 ジャケット 201 ジャケット本体 202 開口 203,204 案内溝 205 背面 206 掛合溝 207 ロック溝 209 開口部 210 上ハーフ 211 切り欠き 215 結合リブ 215a 結合リブの壁面 216 結合溝 216a 凸部 217 結合リブ 217a 結合リブの壁面 218 結合溝 218a 凸部 219 開口部切り欠き 220 下ハーフ 221 切り欠き 222 摺動溝 223 周囲壁 224 窪み部 225 結合リブ 225a 結合リブの壁面 226 結合溝 227 結合リブ 227a 結合リブの壁面 228 結合溝 229 開口部切り欠き 230 ロック部材 231 固定部 232 弾性アーム部 232a 傾斜アーム部 232b 直線アーム部 233 突起部 234 当接面 240 スライド部材 241 開口 242 当接部 243 停止壁 251 ディスクストッカへの挿入方向 252,252’ 結合一体化のための移動方向 300 ディスクストッカ 301,302 側板 310 下部保持機構 311 下部保持板 312,312a,312b 摺動ガイド 313,313a,313b 圧縮コイルばね 314,314a,314b スペーサ 320 下部ジャケットガイド片 321 ガイドリブ 322 先端部 323 停止壁 330 上部保持機構 331 上部保持板 332,332a,332b 摺動ガイド 333,333a,333b 圧縮コイルばね 334,334a,334b スペーサ 340 上部ジャケットガイド片 341 ガイドリブ 342 先端部 344 掛止突起 345 弾性アーム 350 ロック部材 351 ロック爪 353 摺動片 359 ロック部材の変位方向 360 板バネ 361a,361b ネジ 362 スペーサ 363a,363b ネジ 370 操作レバー 371 操作部 373 傾斜案内面 375 回動軸 379 操作方向 380 上部カバー 381 開口 391 掛合部材 392 ディスクカートリッジの引き抜き方向 395 搬送機構 900 ディスクカートリッジ 910 ケース本体 911 上ハーフ 912 下ハーフ 913 開口部 915a,915b チェンジャグリップ 917 背面ラベル 920 光ディスク 930 シャッター 932 シャッターガイド 940 ジャケット 950 チェンジャ装置 952 ストッカ 955 ディスクドライブ装置 956 挿入口 961 チャッキングアーム 962 アクチュエータ 963 搬送機構 964 制御装置 965 接続ケーブル 967,968 移動方向
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山本 富夫 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 三鍋 哲 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5D072 AB22 AB27 BB28 BB33 BB35 CA17 EB11 EB14 EB18

Claims (28)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 略矩形状の平面形状を有し、ディスク状
    記録媒体を回転可能に収納し、前記ディスク状記録媒体
    表面を露出する開口部と、前記開口部を開閉するシャッ
    ターとを備えたディスクカートリッジであって、 ディスクドライブ装置への挿入方向前方の片隅に設けら
    れた掛合部と、 前記ディスク状記録媒体表面と略直交し、前記挿入方向
    と略平行な側壁面に前記挿入方向後端部から形成された
    所定長さの溝と、 前記溝内の前記挿入方向後端部に、前記溝の深さを変化
    せることにより形成された凹部と、 前記凹部と離間して前記溝内に前記溝の深さを変化せる
    ことにより形成された凹陥部とを有することを特徴とす
    るディスクカートリッジ。
  2. 【請求項2】 略矩形状の平面形状を有し、ディスク状
    記録媒体を回転可能に収納し、前記ディスク状記録媒体
    表面を露出する開口部と、前記開口部を開閉するシャッ
    ターとを備えたディスクカートリッジであって、 前記ディスクカートリッジを収納するジャケットへの挿
    入方向後方の片隅に設けられた掛合部と、 前記ディスク状記録媒体表面と略直交し、前記挿入方向
    と略平行な側壁面に前記挿入方向前端部から形成された
    所定長さの溝と、 前記溝内の前記挿入方向前端部に、前記溝の深さを変化
    せることにより形成された凹部と、 前記凹部と離間して前記溝内に前記溝の深さを変化せる
    ことにより形成された凹陥部とを有することを特徴とす
    るディスクカートリッジ。
  3. 【請求項3】 前記凹部は前記ディスクカートリッジを
    収納するジャケットへの誤挿入防止のための嵌合部材で
    ある請求項1又は2に記載のディスクカートリッジ。
  4. 【請求項4】 前記凹陥部は、前記ディスクカートリッ
    ジを収納するジャケットからの脱落を防止するロック用
    の嵌合部材である請求項1又は2に記載のディスクカー
    トリッジ。
  5. 【請求項5】 略矩形状の平面形状を有するディスクカ
    ートリッジを収納する収納部を備えたジャケットであっ
    て、 前記収納部に前記ディスクカートリッジを挿入するため
    に一側面に形成された開口と、 前記収納部内の奥の一隅部に保持された、前記ディスク
    カートリッジの誤挿入防止と脱落防止のための弾性変位
    可能な嵌合部材と、 前記ディスクカートリッジの挿入方向と略平行方向に摺
    動可能に保持され、前記嵌合部材の弾性変位を制限する
    ことにより前記ディスクカートリッジの脱落を防止する
    スライド部材とを有することを特徴とするジャケット。
  6. 【請求項6】 前記スライド部材が前記開口側に移動し
    たとき前記嵌合部材の弾性変位が制限され、前記スライ
    ド部材が前記開口と反対側に移動したとき前記嵌合部材
    の弾性変位が可能になる請求項5に記載のジャケット。
  7. 【請求項7】 前記ディスクカートリッジの挿入方向と
    略平行で、前記ディスクカートリッジに収納されたディ
    スク状記録媒体表面と略直交する両外囲壁に、前記開口
    側端部から前記ディスクカートリッジの挿入方向に所定
    の長さで案内溝がそれぞれ形成され、 一方の前記案内溝の延長上に前記スライド部材が設置さ
    れている請求項5に記載のジャケット。
  8. 【請求項8】 前記案内溝が形成された外囲壁の少なく
    とも一方の外囲壁に、チェンジャ装置のディスクストッ
    カと掛合する窪み部が形成されている請求項7に記載の
    ジャケット。
  9. 【請求項9】 前記窪み部は、前記案内溝に略直交する
    V字状の溝と、前記案内溝に略直交する略矩形状の溝と
    からなる請求項8に記載のジャケット。
  10. 【請求項10】 前記ディスクカートリッジに収納され
    たディスク状記録媒体表面と平行な外表面に、複数のジ
    ャケットを連結するための結合部材が形成されている請
    求項5に記載のジャケット。
  11. 【請求項11】 前記結合部材が、結合リブと、結合溝
    と、前記結合リブと前記結合溝との間の傾斜面とからな
    る請求項10に記載のジャケット。
  12. 【請求項12】 前記開口と対向する外囲壁が透明部材
    で構成され、かつ、凸レンズ機能を有する請求項5に記
    載のジャケット。
  13. 【請求項13】 請求項1又は2に記載のディスクカー
    トリッジを収納するための収納部を備えたジャケットで
    あって、 前記収納部に前記ディスクカートリッジを挿入するため
    に一側面に形成された開口と、 前記収納部内の奥の一隅部に保持された、前記ディスク
    カートリッジの誤挿入防止と脱落防止のための弾性変位
    可能な嵌合部材と、 前記ディスクカートリッジの挿入方向と略平行方向に摺
    動可能に保持され、前記嵌合部材の弾性変位を制限する
    ことにより前記ディスクカートリッジの脱落を防止する
    スライド部材とを有することを特徴とするジャケット。
  14. 【請求項14】 前記ディスクカートリッジのシャッタ
    ー側が前記開口側になるようにして収納される請求項1
    3に記載のジャケット。
  15. 【請求項15】 前記掛合部が前記開口側に配され、か
    つ、前記溝が形成された側壁面がディスクカートリッジ
    の挿入方向と平行になるように、前記ディスクカートリ
    ッジが収納される請求項13に記載のジャケット。
  16. 【請求項16】 前記ディスクカートリッジの前記凹部
    及び前記凹陥部に前記嵌合部材が嵌合する請求項13に
    記載のジャケット。
  17. 【請求項17】 前記ディスクカートリッジの掛合部が
    露出するように、前記開口端部に切り欠きを有する請求
    項15に記載のジャケット。
  18. 【請求項18】 略矩形状の平面形状を有するディスク
    カートリッジと、前記ディスクカートリッジを開口から
    前記開口に連続して形成された収納部に挿入することに
    より前記ディスクカートリッジを収納するジャケットと
    からなり、 前記ディスクカートリッジは、回転可能に収納されたデ
    ィスク状記録媒体と、前記ディスク状記録媒体表面を露
    出する開口部と、前記開口部を開閉するシャッターと、
    前記ジャケットへの挿入方向後方の片隅に設けられた掛
    合部と、前記ディスク状記録媒体表面と略直交し、前記
    挿入方向と略平行な側壁面に前記挿入方向前端部から形
    成された所定長さの溝と、前記溝内の前記挿入方向前端
    部に、前記溝の深さを変化せることにより形成された凹
    部と、前記凹部と離間して前記溝内に前記溝の深さを変
    化せることにより形成された凹陥部とを有し、 前記ジャケットは、前記凹部及び前記凹陥部と嵌合す
    る、前記収納部内に保持された弾性変位可能な嵌合部材
    と、前記挿入方向と略平行方向に摺動可能に保持され、
    前記嵌合部材の弾性変位を制限することにより前記凹陥
    部との嵌合の解除を防止するスライド部材とを有するこ
    とを特徴とするジャケットに収納されたディスクカート
    リッジ。
  19. 【請求項19】 前記ディスクカートリッジの掛合部が
    露出するように、前記ジャケットの前記開口端部に切り
    欠きが形成されている請求項18に記載のジャケットに
    収納されたディスクカートリッジ。
  20. 【請求項20】 ディスク状記録媒体を回転可能に収納
    するディスクカートリッジを収納するジャケットを同時
    に複数個装着できるディスクストッカを備えたチェンジ
    ャ装置であって、 前記ディスクストッカは、前記ジャケットを前記ディス
    ク状記録媒体の面内方向に支持する一対のジャケットガ
    イド片を所定数具備し、 前記ジャケットガイド片は、前記ディスク状記録媒体表
    面と略直角方向に摺動可能に保持されていることを特徴
    とするチェンジャ装置。
  21. 【請求項21】 前記一対のジャケットガイド片は、前
    記ディスク面と直角方向に付勢されている請求項20に
    記載のチェンジャ装置。
  22. 【請求項22】 装着されるジャケットの配列ピッチに
    応じて前記ジャケットガイド片の配列ピッチが変化可能
    である請求項20に記載のチェンジャ装置。
  23. 【請求項23】 装着されたジャケットの配列ピッチを
    測定する配列ピッチ測定手段を備える請求項20に記載
    のチェンジャ装置。
  24. 【請求項24】 ジャケットに収納されたディスクカー
    トリッジの脱落を防止するために両者に備えられた嵌合
    部材の嵌合状態が解除されるのを防止するロック機構が
    作動しているジャケットが装着されると、前記装着と同
    時に前記ロック機構の作動を解除する解除機構を有する
    請求項20に記載のチェンジャ装置。
  25. 【請求項25】 前記一対のジャケットガイド片が、ジ
    ャケットの誤挿入防止機能を有する請求項20に記載の
    チェンジャ装置。
  26. 【請求項26】 装着されたジャケットが取り出される
    のを防止するロック機構を有する請求項20に記載のチ
    ェンジャ装置。
  27. 【請求項27】 装着されるジャケットが請求項5又は
    13に記載のジャケットである請求項20に記載のチェ
    ンジャ装置。
  28. 【請求項28】 前記ジャケットを前記ディスクストッ
    カに装着する際、前記ジャケットの前記開口を前側にし
    て装着する請求項27に記載のチェンジャ装置。
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