JPH10178691A - アダプタ装置の着脱機構及びスピーカユニットの着脱機構 - Google Patents

アダプタ装置の着脱機構及びスピーカユニットの着脱機構

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JPH10178691A
JPH10178691A JP34025896A JP34025896A JPH10178691A JP H10178691 A JPH10178691 A JP H10178691A JP 34025896 A JP34025896 A JP 34025896A JP 34025896 A JP34025896 A JP 34025896A JP H10178691 A JPH10178691 A JP H10178691A
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JP34025896A
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Takashi Tanigawa
孝史 谷川
Hideaki Kurosawa
秀明 黒沢
Ichiro Fujii
一郎 藤井
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Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 記録媒体の記録及び/又は再生を行う記録再
生ユニットに対し着脱が可能なスピーカユニットの着脱
機構を提供する。 【解決手段】 記録再生ユニット31側に設けられる第
1の係合部95に係合されるスピーカユニット32側の
第1のロック部73と、収縮バネ81により一方向に付
勢される第1の位置と記録再生ユニット31側に設けら
れた押圧部94により押圧され弾性力に抗じて第2の係
合部96に係合される第2の位置とに亘って移動する第
2のロック部68と、第2のロック部68を第2の位置
に維持する第3のロック部84が設けられる操作部材8
2とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子機器等の本体
に対し着脱が可能なアダプタ装置の着脱機構及び記録媒
体の記録及び/又は再生を行う記録再生ユニットに対し
着脱可能なスピーカユニットの着脱機構に関する。
【0002】
【従来の技術】例えばテープカセット等の記録媒体の記
録及び/又は再生を行う記録及び/又は再生装置の中に
は、携帯性に優れる小型の記録及び/又は再生装置が知
られている。そして、この種の記録及び/又は再生装置
の中には、記録及び/又は再生機構の他スピーカ装置が
備え付けられているものがある。この記録及び/又は再
生装置は、テープカセットの記録及び/又は再生を行う
場合、テープカセットが装着され記録及び/又は再生が
行われる記録再生部において、カセット前面側に設けら
れた複数の開口部より磁気ヘッド及びピンチローラがカ
セット内に進入し、磁気テープに圧着されることにより
行われる。そして、音声データは、スピーカ装置より出
力される他、装置の設けられたイヤホンジャックにイヤ
ホンを接続することによりイヤホンを介して出力され
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような小型の記録
及び/又は再生装置は、通常、イヤホンを用いて音声デ
ータの再生が行われる。この種の記録及び/又は再生装
置は、イヤホンが用いられている場合には、スピーカ装
置からは音声データは出力されない。また、このような
記録及び/又は再生装置は、テープカセットに音声デー
タの録音を行う場合には、スピーカ装置は用いられな
い。したがって、記録及び/又は再生装置の更なる小型
化を進めていく場合には、この使用頻度の少ないスピー
カ装置を着脱式にすることが考えられる。
【0004】そこで、本発明は、本体に対し着脱が可能
なアダプタ装置において、アダプタ装置が本体に取り付
けられている場合には、着実に装着されると共にアダプ
タ装置の取り外し時において誤ってアダプタ装置を落下
させてしまうことを防止するアダプタ装置の着脱機構を
提供することを目的とする。
【0005】また、本発明は、記録媒体の記録及び/又
は再生を行う記録再生ユニットに対し着脱が可能なスピ
ーカユニットの着脱機構において、着実にスピーカユニ
ットを記録及び/又は再生ユニットに取り付けることが
可能とされると共にスピーカユニットの取り外し時に誤
って落としてしまうことを防止するスピーカユニットの
着脱機構を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係るアダプタ装
置の着脱機構は、上述のような課題を解決すべく、本体
に対し着脱が可能なアダプタ装置の着脱機構において、
本体側に設けられる第1の係合部に係合されるアダプタ
装置側の第1のロック部と、弾性体により一方向に付勢
される第1の位置と本体側に設けられた押圧部により押
圧され弾性力に抗じて第2の係合部に係合される第2の
位置とに亘って移動する第2のロック部と、第2のロッ
ク部を第2の位置に維持する第3のロック部が設けられ
る操作部とを備える。
【0007】このようなアダプタ装置の着脱機構は、ア
ダプタ装置を本体に対してスライドさせることで、アダ
プタ装置側の第1のロック部と本体側の第1の係合部が
係合されると共にアダプタ装置側の第2のロック部と本
体側の第2の係合部が係合される。そして、第2のロッ
ク部は、操作部の第3のロック部に係合されることによ
り、ロック状態が維持される。
【0008】また、本発明に係るスピーカユニットの着
脱機構は、上述のような課題を解決すべく、記録媒体の
記録及び/又は再生を行う記録再生ユニットに対し着脱
が可能なスピーカユニットの着脱機構において、記録再
生ユニット側に設けられる第1の係合部に係合されるス
ピーカユニット側の第1のロック部と、弾性体により一
方向に付勢される第1の位置と本体側に設けられた押圧
部により押圧され弾性力に抗じて第2の係合部に係合さ
れる第2の位置とに亘って移動する第2のロック部と、
第2のロック部を第2の位置に維持する第3のロック部
が設けられる操作部とを備える。
【0009】このようなスピーカユニットの着脱機構
は、スピーカユニットを記録再生ユニットに対してスラ
イドさせることで、スピーカユニット側の第1のロック
部と本体側の第1の係合部が係合されると共にスピーカ
ユニット側の第2のロック部と記録再生ユニット側の第
2の係合部が係合される。そして、第2のロック部は、
操作部の第3のロック部に係合されることにより、ロッ
ク状態が維持される。
【0010】また、記録再生ユニットとスピーカユニッ
トとが対向する面には、プラグ部とジャック部が設けら
れている。そして、ジャック部には、各端子が設けられ
ない領域に弾性材料よりなる絶縁領域が形成される。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るアダプタ装置
の着脱機構及びスピーカユニットの着脱機構が適用され
た記録及び/又は再生装置について図面を用いて詳細に
説明する。この記録及び/又は再生装置は、通常のテー
プカセットの約4分の1程度の大きさを有する小型のテ
ープカセットの記録及び/又は再生装置である。
【0012】この記録及び/又は再生装置に用いられる
テープカセット1は、図1に示すように、合成樹脂材料
により形成される長方形の主面部を有するカセット本体
2内に磁気テープ3が巻回された一対のテープリール
4、5が回転自在に収納されて構成される。そして、カ
セット本体2には、その前面側にテープリール4、5か
ら繰り出されている磁気テープ3が延在されている。具
体的には、カセット本体2の前面側には、記録及び/又
は再生機構である磁気ヘッドが進入する記録再生用開口
部6、7と、ピンチローラが進入するピンチローラ用開
口部8が設けられ、磁気テープ3を外方に臨ませてい
る。さらには、記録及び/又は再生装置側の押さえ部材
が進入する開口部9、10が記録再生用開口部6、7の
外側に設けられている。
【0013】また、カセット本体2には、その主面部に
テープリール4、5に設けられたテープリール駆動機構
が嵌合されるリール軸穴11、12を外方に臨ませるリ
ール軸挿通穴13、14が設けられている。また、カセ
ット本体2には、前面中央にキャプスタン軸が進入され
るキャプスタン用軸穴15が設けられ、また、このキャ
プスタン用軸穴15の両側には位置決めピン嵌合される
位置決め穴16、17が設けられている。
【0014】また、カセット本体2には、その背面側の
両側面に誤記録防止機構18、19が設けられている。
この誤記録防止機構18、19は、カセット本体2に設
けられた穴部20、21と、この穴部20、21を閉塞
するように設けられた切除片22、23とから構成され
る。このような誤記録防止機構18、19は、この切除
片22、23がカセット本体2に設けられ穴部20、2
1を閉塞している状態においては、記録及び/又は再生
装置30側の検出機構によりテープカセット1が磁気テ
ープ3への記録が可能な状態にあることが検出される。
そして、誤記録防止機構18、19は、穴部20、21
より切除片22、23が切除されて開蓋されている状態
では、テープカセット1が記録不可の状態にあることが
記録及び/又は再生装置側の検出機構により検出され
る。
【0015】そして、このように構成される記録及び/
又は再生装置30は、図2に示すように、テープカセッ
ト1の記録再生部が構成される記録再生ユニット31
と、この記録再生ユニット31に対し着脱自在に取り付
けられるスピーカユニット32とから構成されることを
特徴とする。
【0016】記録再生ユニット31は、テープカセット
1の長辺方向の背面側を挿入端としてテープカセット1
が収納されこのテープカセット1に収納された磁気テー
プ3の記録及び/又は再生が行われる記録再生部が構成
される本体33と、記録再生部を開閉自在に閉塞する蓋
体34とから構成される。
【0017】記録再生ユニット31は、その外筐体がア
ルミニウム(Al)等の金属材料により形成され、全体
としてテープカセット1の外形形状よりやや大きい直方
体形を有して構成されてる。そして、本体33には、そ
の前面側に操作部35が設けられている。この操作部3
5は、押しボタンにより構成され、テープカセット1の
磁気テープ3に音声信号を記録する操作を行うための録
音ボタン36と、録音又は再生動作を一時停止させるた
めの一時停止ボタン37とから構成される。この操作部
35は、押圧操作されると、本体22内に配設されたフ
レキシブル基板に設けられたダイヤフラムスイッチを押
圧するように構成されている。
【0018】また、操作部35には、誤操作防止シャッ
タ38が本体33に組み付けられている。この誤操作防
止シャッタ38は、操作部35を覆う第1の位置と操作
部35を外方に臨ませる第2の位置に亘ってスライド自
在に組み付けられている。すなわち、この誤操作防止シ
ャッタ38は、利用者が録音操作又は録音操作の一時停
止操作を行う場合に限って操作部35を外方に臨ませる
第2の位置にスライドさせる、すなわち図2中左方向に
スライドさせることで誤操作を防止する。
【0019】また、本体33には、操作部35の近傍に
蓋体34を回動させて記録再生部を開放した状態にする
ための蓋体34のロック解除つまみ39が設けられてい
る。このロック解除つまみ39は、本体33の前面側に
設けられたガイド穴40に沿ってスライドする。そし
て、ロック解除つまみ39は、図示しないがスプリング
により図2中左方向に付勢され、ガイド穴40の左側に
位置している。この状態においては、図示しないが本体
33側のロック爪が蓋体34側の係合部に係合されたロ
ック状態ある。そして、ロック解除つまみ39は、上記
スプリングの弾性力に抗じて図2中右方向にスライドさ
れることで、本体33側のロック爪と蓋体34の係合部
とのロック状態が解除され蓋体34が記録再生部を開放
した状態にさせる。
【0020】本体33の一方の側面部には、蓋体34が
支持されされる背面側にイヤホン/マイクジャック41
が設けられている。このイヤホン/マイクジャック41
は、例えば利用者がスピーカユニット32が記録再生ユ
ニット31より取り外されている場合にイヤホンを差し
込むことで再生される音声データを聞くことができるよ
うにする。また、この側面部には、音量つまみ42、テ
ープスピード切換えつまみ43、録音状態時に限って点
灯される識別部44が設けられている。
【0021】一方、蓋体34には、その主面に操作部4
5が設けられている。この操作部45は、記録再生部に
装着されたテープカセット1の磁気テープ3の巻き戻し
操作を行うための巻戻しボタン46と、同じくテープカ
セット1の磁気テープ3の早送り操作を行うための早送
りボタン47と、再生、録音等の動作を停止させる停止
ボタン48と、再生動作を開始させる再生ボタン49
と、装置の操作をホールドするためのホールドつまみ5
0と、磁気テープ3の進行状況を表示するカウンタのリ
セット操作を行うカウンタボタン51と、一定の大きさ
以上の音をマイクが拾った場合にのみ録音が開始するよ
うに装置をセットする第2の録音ボタン52とから構成
され、上述の操作部35の場合と同様に、これら操作ボ
タン46〜49は、押圧操作されると、本体22内に配
設されたフレキシブル基板に設けられたダイヤフラムス
イッチを押圧するように構成されている。
【0022】また、蓋体34には、液晶表示パネル53
が設けられている。この液晶表示パネル53には、装置
の現状を示す例えば再生、録音状態を示すマーク、ま
た、電源となる電池の残量表示を示すマークが表示され
ると共に、磁気テープ3の走行量を表示するテープカウ
ンタが表示される。
【0023】スピーカユニット32は、記録再生ユニッ
ト31のイヤホン/マイクジャック41、音量つまみ4
2、テープスピード切換えつまみ43、及び識別部44
が設けられない側の側面に着脱自在に取り付けられる。
このスピーカユニット32は、その内部にスピーカ装置
が備えられている。そして、スピーカユニット32は、
記録再生ユニット31に取り付けられた場合に限って記
録再生部に装着されているテープカセット1の磁気テー
プ3に記録されている音声データを出力する。また、こ
のスピーカユニット32には、図3に示すように、外部
からの電源を装置に供給するための外部電源端子である
DC IN ジャック54が側面部に設けられている。このDC
IN ジャック54には、外部電源の出力端子が接続さ
れ、家庭用の交流電源を所定の直流電源に変換する電源
アダプタから供給される直流電源が供給される。
【0024】さらには、記録再生ユニット31のスピー
カユニット32が取り付けられる側の取付け面55に
は、図3及び図4に示すように、ジャック部56が設け
られている。このジャック部56は、6つの端子よりな
り、56a、56b、56cは、電源端子を構成し、5
6d、56e、56fは、信号端子を構成する。一方、
スピーカユニット32側の記録再生ユニット31が取り
付けられる側の取付け面57には、このジャック部56
に接続されるコネクタ部58が設けられている。このコ
ネクタ部58は、ジャック部56の各端子56a、56
b、56c、56d、56e、56fに対応して、6つ
の接続端子56a、56b、56c、56d、56e、
56fが設けられている。ここで、接続端子58a、5
8b、58cは、電源端子を構成し、58d、58e、
58fは、信号端子を構成する。この各接続端子58a
〜58fは、導電性の金属ピンよりなり、ジャック部5
6に接続されていない状態では取付け面57より突出
し、ジャック部56に接続されている場合には、ジャッ
ク部56に押され取付け面56に引っ込むように形成さ
れる。なお、これらジャック部56の各端子56a〜5
6fが設けられない領域及びコネクタ部58の接続端子
58a〜58fの設けられない領域には、ゴム材等の弾
性材料からなる絶縁領域59、60が形成されている。
【0025】また、記録再生ユニット31とスピーカユ
ニット32には、それぞれ電源部が備えられている。記
録再生ユニット31の電源部は、単四型電池が1本装填
できるように構成されており、スピーカユニット32の
電源部は、単四型電池が2本装填できるように構成され
ている。また、上述したスピーカユニット32に設けら
れたDC IN ジャック54からも電源が供給できるように
構成されている。すなわち、この記録及び/又は再生装
置30は、記録再生ユニット31の電源と、スピーカユ
ニット32の電源と、DC IN ジャック54の電源の3つ
の電源を有している。記録再生ユニット31とスピーカ
ユニット32とは、ジャック部56とコネクタ部58が
接続されることにより導通が図られる。そして、この記
録及び/又は再生装置30は、記録再生ユニット31に
のみ電池が装填されている場合には、この電池より電源
が供給されることになり、記録再生ユニット31及びス
ピーカユニット32の両方に電池が装填されている場合
には、これら両方より電源が供給されることになり、記
録再生ユニット31若しくは記録再生ユニット31の何
れかに電池が装填されている場合、両方に電池が装填さ
れている場合、又は記録再生ユニット31及びスピーカ
ユニット32の何れにも電池が装填されていない場合で
あってもDC IN ジャック54がスピーカユニット32に
接続されている場合には、DC IN ジャック54からの電
源が優先的に供給されるように構成されている。
【0026】このような記録及び/又は再生装置30
は、記録再生ユニット31のみで使用する場合には、記
録再生ユニット31の大きさが使用されるテープカセッ
ト1の大きさよりやや大きいだけてあり、小型であるこ
とから非常に携帯性に優れる。また、記録及び/又は再
生装置30は、テープカセット1の磁気テープ3に記録
されている音声データを再生する場合には、スピーカユ
ニット32を取り付けて音声を出力できるので利便性の
向上が図られる。さらには、記録及び/又は再生装置3
0は、記録再生ユニット31やスピーカユニット32の
電源部に電池が装填されている場合にあっても、DC IN
ジャック54から電源が供給されているときには、これ
が優先的に使用されることになり、電池電力の消費が防
止される。
【0027】ところで、このような記録及び/又は再生
装置30は、図3に示すように、記録再生ユニット31
に対し次のようにスピーカユニット32の着脱が可能に
なされている。このスピーカユニット32の着脱機構6
0は、図5に示すように、スピーカユニット32側に、
スライダ61とこのスライダ61の外側に並んで取り付
けられ取付け面57を構成する第1の取付け板62とが
備えられ、記録再生ユニット31側に第1の取付け板6
2に対向して取付け面55を構成する第2の取付け板6
3が備えられている。そして、スピーカユニット32の
着脱機構60は、これらスライダ61、第1及び第2の
取付け板61、62とにより第1のロック機構64と第
2のロック機構65を構成する。
【0028】スライダ61は、板状の金属板により形成
され、スピーカユニット32の取付け面57の内側に沿
ってスライド可能に取り付けられている。そして、この
スライダ61の一方の端部の側面には、被押圧片66が
設けられている。この被押圧片66は、一方の端部にス
ピーカユニット32に取り付けられた際押圧される被押
圧部67を構成する。この被押圧片66は、スピーカユ
ニット32に取り付けられた際に押圧されて、図5中矢
印X1方向にスライダ61全体をスライドさせる。ま
た、この被押圧片66には、被押圧部67とは反対側に
第2のロック部68が突き出して形成されている。この
第2のロック部68は、詳細は後述するがスピーカユニ
ット32側の第2の係合部に係合される。さらには、こ
のスライダ61には、被押圧片66が設けられない側の
他方の端部に係止め片69が曲折して形成される。
【0029】取付け面57を構成する第1の取付け板6
2は、図5及び図6に示すように、一方の側に第1のロ
ック機構64を構成するガイド片71とこのガイド片7
1と離間して平行にロック片72が設けられている。そ
して、これらガイド片71とロック片72の間には、被
押圧片66が臨まされる。ロック片72は、その一方の
側にロック爪を構成する第1のロック部73が形成され
ている。そして、ガイド片71の一方の側の端面と被押
圧部67と第1のロック部73とは、同一面を構成する
ようにして位置される。なお、ロック片72には、第1
のロック部73と隣り合って凹部74が形成されてい
る。この凹部74には、被押圧部67が外方に臨ませ
る。
【0030】また、第1の取付け板62には、図5に示
すように、他方の側に第2のロック機構65を構成する
ガイド片75とこのガイド片75と離間して平行にロッ
ク片75が設けられている。ロック片76は、その一方
の側にロック爪を構成するロック部77が形成されてい
る。そして、第1の取付け板62には、その一方の端部
の係止部79aとスライダ61の係止部79bとに係止
され収縮バネ81が取り付けられている。この収縮バネ
81は、スライダ61を図5中矢印X2方向に付勢して
いる。
【0031】そして、このような第1のロック機構64
と第2のロック機構65とは、図4に示すように、それ
ぞれ設けられる高さが異なるように設けられている。こ
れにより、スピーカユニット32は、記録再生ユニット
31への取付け状態が規制され誤装着が防止される。
【0032】そして、スピーカユニット32には、スラ
イダ61が矢印X2方向に押された状態を維持する第3
のロック部が構成された操作部材82が取り付けられて
いる。この操作部材82は、スピーカユニット32の筐
体より外方に臨まされる操作部83と、スライダ61の
係止片69が係止される第3のロック部84とを備え
る。そして、この操作部材82は、スピーカユニット3
2の筐体のコーナ部に設けられた支軸85を回動支点に
して、図5中矢印X3方向、矢印X4方向に回動可能に取
り付けられている。そして、操作部材82は、係止片6
9と収縮バネ86を介して接続されている。したがっ
て、この操作部材82は、常時、矢印X4方向に付勢さ
れた状態にある。
【0033】一方、記録再生ユニット31側の第2の取
付け板63には、図7に示すように、上記第1のロック
機構64及び第2のロック機構65に対応する第1の凹
部91と第2の凹部92が形成されている。第1の凹部
91は、第1のロック機構64に対応する高さの位置に
設けられている。そして、この第1の凹部91は、その
深さが上記ガイド片71の一方の側の端面と被押圧部6
7と第1のロック部73の第1の取付け板63から突出
した寸法よりやや深くして設けられている。そして、こ
の第1の凹部91の一方の側壁の中程には、第1の凹部
91の底壁と平行にガイド壁93が設けられている。こ
のガイド壁93は、第1の凹部91の内方に向かった端
面がスライダ61の被押圧部67を押圧する押圧部94
として構成される。また、このガイド壁93は、ロック
片72の第1のロック部73が係合される第1の係合部
95としても機能する。また、この第1の凹部91に
は、ガイド壁93と対向する側の上側奥コーナ部に切欠
部が形成され、第2の係合部96を構成している。この
第2の係合部96には、上記スライダ61の第2のロッ
ク部68が進入される。また、ガイド壁93と第1の凹
部91の天井部との間には、クリアランス98が設けら
れている。このクリアランス98には、上記第1のロッ
ク機構64のガイド片71が進入される。
【0034】第2の凹部92は、第2のロック機構65
に対応する高さの位置に設けられている。そして、この
第2の凹部92は、その深さが上記ガイド片75の一方
の側の端面とロック部77の第1の取付け板63から突
出した寸法よりやや深くして設けられている。そして、
この第2の凹部92の一方の側壁の中程には、第2の凹
部92の底壁と平行に係合部97が設けられている。こ
の係合部97は、スピーカユニット32が記録再生ユニ
ット31に取り付けられた際にロック部77と係合す
る。また、係合部97と第2の凹部92の天井部との間
には、クリアランス99が設けられている。このクリア
ランス99には、第2のロック機構65のガイド片75
が進入される。
【0035】次に、記録再生ユニット31にスピーカユ
ニット32が取り付けられていない状態での着脱機構6
0について上記図5を用いて説明する。この状態では、
スライダ61は、収縮バネ81により図中矢印X2方向
にスライドされている。そして、ガイド片71の一方の
側の端面と被押圧部67と第1のロック部73とは、同
一面を構成するようにして位置される。そして、このよ
うな状態からスピーカユニット32は、図5中点線で示
す矢印で示すようにして記録再生ユニット31に取り付
けられる。すなわち、スピーカユニット32は、第1及
び第2のロック機構64、65が記録再生ユニット31
の第1及び第2の凹部91、92に填め込まれ、図中上
方向にスライドされて取り付けられる。
【0036】この状態においては、図8に示すように、
スライダ61は、その被押圧部67が記録再生ユニット
31側の押圧部94に押圧される。すると、被押圧片6
6は、図中矢印X1方向にスライドされ、第1の凹部9
1の第2の係合部96に第2のロック部68が係合され
る。また、第1のロック部73は、ガイド壁93の第1
の係合部95に係合されることになる。また、第2のロ
ック機構65においては、ロック部78が第2の凹部9
2の係合部95に係合される。一方、矢印X1方向にス
ライドされたスライダ61は、その他方の端部に設けら
れた係止片69が操作部材82の第3のロック部84に
より係止された状態にされる。これによりスライダ61
は、矢印X1方向にスライドされた状態で維持されるこ
とになる。したがって、第1のロック機構64において
第1のロック部73と第1の係合部95とが係合すると
共に第2の係合部96が第2のロック部68が係合され
た状態にされる。また、加えて、第2のロック機構65
においてロック部78が係合部95に係合された状態に
される。そして、スライダ61は、操作部材82の第3
のロック部84により固定される。したがって、スピー
カユニット32は、着実に記録再生ユニット31にロッ
クされた状態で取り付けられる。
【0037】次に、スピーカユニット32が記録再生ユ
ニット31に取り付けられている状態からスピーカユニ
ット32を取り外す場合について説明する。先ず、操作
部材82の操作部を図中矢印X3方向に回動させる。す
ると、第3のロック部84とスライダ61の係止片69
との係止状態が解除される。そして、スピーカユニット
32を記録再生ユニット31に対し図中下方向にスライ
ドさせる。すると、スライダ61は、収縮バネ81によ
り矢印X2方向にスライドされることになる。そして、
これと共に、第1のロック部73と第1の係合部95と
が係合状態が解除されると共に第2の係合部96が第2
のロック部68が係合状態が解除される。また、加え
て、ロック部78が係合部95に係合された状態が解除
される。これによりスピーカユニット32は、記録再生
ユニット31とのロック状態が解除されることになり、
記録再生ユニット31と離間する方向に移動させること
で記録再生ユニット31から取り外される。
【0038】このようにスピーカユニット32を記録再
生ユニット31から取り外す際には、ユーザは、一方の
手で記録再生ユニット31を保持し、他方の手でスピー
カユニット32を保持して両手を用いて着脱操作を行わ
なければならない。したがって、記録及び/又は再生装
置30は、スピーカユニット32を着脱操作の際誤って
落としてしまうことが防止される。
【0039】また、記録及び/又は再生装置30は、ス
ピーカユニット32の着脱操作がスピーカユニット32
側のスライダ61の被押圧片66のストローク分スライ
ドさせることにより行われる。したがって、このストロ
ークは、小さくすることができる。実際には、このスト
ロークを0.8mmで行った。したがって、スピーカユ
ニット32の着脱操作の際、取付け面55、57には、
ジャック部56とコネクタ部58が設けられているがそ
れそれの端子が隣の端子に接触することが防止され短絡
することが防止される。また、ジャック部56の各端子
56a〜56fが設けられない領域は、上述の通りゴム
材等の弾性材料により絶縁領域59が形成されている。
したがって、コネクタ部58の各端子58a〜58f
は、スピーカユニット32の着脱の際のスライド操作の
際にジャック部56の絶縁領域60に接触される。した
がって、コネクタ部58の各端子58a〜58fは、着
脱操作の際に弾性材料よりなる絶縁領域60によりクリ
ーニング効果を得ることができる。
【0040】以上、通常のテープカセットの約4分の1
の大きさを有するテープカセットの記録及び/又は再生
装置30について詳細に説明したが、本発明はこれに限
定されるものではなく、通常の大きさを有したテープカ
セットの記録及び/又は再生装置や円盤状記録媒体を記
録媒体として用いるディスクカートリッジの記録及び/
又は再生装置に適用してもよいのは勿論である。
【0041】
【発明の効果】本発明に係るアダプタ装置の着脱機構に
よれば、アダプタ装置を本体に対してスライドさせるこ
とで、アダプタ装置側の第1のロック部と本体側の第1
の係合部が係合されると共にアダプタ装置側の第2のロ
ック部と本体側の第2の係合部が係合される。そして、
第2のロック部は、操作部の第3のロック部に係合され
ることにより、ロック状態が維持される。このような操
作を行うには、ユーザは、本体とアダプタ装置それぞれ
を手で保持してスライド操作を行うことになる。したが
って、アダプタ装置の着脱操作の際に、アダプタ装置を
誤って落下させてしまうことを防止できる。
【0042】また、本発明に係るスピーカユニットの着
脱機構によれば、スピーカユニットを記録再生ユニット
に対してスライドさせることで、スピーカユニット側の
第1のロック部と本体側の第1の係合部が係合されると
共にスピーカユニット側の第2のロック部と記録再生ユ
ニット側の第2の係合部が係合される。そして、第2の
ロック部は、操作部の第3のロック部に係合されること
により、ロック状態が維持される。このような操作を行
うには、ユーザは、記録再生ユニットとスピーカユニッ
トそれぞれを手で保持してスライド操作を行うことにな
る。したがって、スピーカユニットの着脱操作の際に、
スピーカユニットを誤って落下させてしまうことを防止
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】テープカセットの全体斜視図である。
【図2】実施の形態で説明する記録及び/又は再生装置
の外観斜視図である
【図3】記録再生ユニットとスピーカユニットとを切り
離した状態を示す全体斜視図である。
【図4】記録再生ユニットの取付け面とスピーカユニッ
トの取付け面を示す平面図である。
【図5】記録再生ユニットとスピーカユニットとを切り
離した状態における着脱機構の平面図である。
【図6】第1のロック機構の斜視図である。
【図7】記録再生ユニットの取付け面の拡大要部斜視図
である。
【図8】記録再生ユニットにスピーカユニットが取り付
けられた状態における着脱機構の平面図である。
【符号の説明】
1 テープカセット、2 カセット本体、3 磁気テー
プ、30 記録及び/又は再生装置、31 記録再生ユ
ニット、32 スピーカユニット、60 着脱機構、6
1 スライダ、67 被押圧部、68 第2のロック
部、82 操作部材、84 第3のロック部、86 収
縮バネ、91 第1の凹部、94 押圧部、95 第1
の係合部、96 第2の係合部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体に対し着脱が可能なアダプタ装置の
    着脱機構において、 上記本体側に設けられる第1の係合部に係合されるアダ
    プタ装置側の第1のロック部と、 弾性体により一方向に付勢される第1の位置と本体側に
    設けられた押圧部により押圧され弾性力に抗じて第2の
    係合部に係合される第2の位置とに亘って移動する第2
    のロック部と、 上記第2のロック部を上記第2の位置に維持する第3の
    ロック部が設けられる操作部と、 を備えるアダプタ装置の着脱機構。
  2. 【請求項2】記録媒体の記録及び/又は再生を行う記録
    再生ユニットに対し着脱が可能なスピーカユニットの着
    脱機構において、 上記記録再生ユニット側に設けられる第1の係合部に係
    合されるスピーカユニット側の第1のロック部と、 弾性体により一方向に付勢される第1の位置と本体側に
    設けられた押圧部により押圧され弾性力に抗じて第2の
    係合部に係合される第2の位置とに亘って移動する第2
    のロック部と、 上記第2のロック部を上記第2の位置に維持する第3の
    ロック部が設けられる操作部と、 を備えるスピーカユニットの着脱機構。
  3. 【請求項3】 上記記録再生ユニットとスピーカユニッ
    トとが対向する面には、プラグ部とジャック部が設けら
    れていることを特徴とする請求項2記載のスピーカユニ
    ットの着脱機構。
  4. 【請求項4】 上記ジャック部には、各端子が設けられ
    ない領域に弾性材料よりなる絶縁領域が形成されること
    を特徴とする請求項3記載のスピーカユニットの着脱機
    構。
JP34025896A 1996-12-19 1996-12-19 アダプタ装置の着脱機構及びスピーカユニットの着脱機構 Withdrawn JPH10178691A (ja)

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