JP3089727B2 - 携帯型電子機器 - Google Patents
携帯型電子機器Info
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- JP3089727B2 JP3089727B2 JP03228660A JP22866091A JP3089727B2 JP 3089727 B2 JP3089727 B2 JP 3089727B2 JP 03228660 A JP03228660 A JP 03228660A JP 22866091 A JP22866091 A JP 22866091A JP 3089727 B2 JP3089727 B2 JP 3089727B2
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- JP
- Japan
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- slider
- front panel
- slider portion
- switch
- holding
- Prior art date
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- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B33/00—Constructional parts, details or accessories not provided for in the other groups of this subclass
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04B—TRANSMISSION
- H04B1/00—Details of transmission systems, not covered by a single one of groups H04B3/00 - H04B13/00; Details of transmission systems not characterised by the medium used for transmission
- H04B1/06—Receivers
- H04B1/08—Constructional details, e.g. cabinet
- H04B1/086—Portable receivers
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B25/00—Apparatus characterised by the shape of record carrier employed but not specific to the method of recording or reproducing, e.g. dictating apparatus; Combinations of such apparatus
- G11B25/06—Apparatus characterised by the shape of record carrier employed but not specific to the method of recording or reproducing, e.g. dictating apparatus; Combinations of such apparatus using web-form record carriers, e.g. tape
- G11B25/063—Apparatus characterised by the shape of record carrier employed but not specific to the method of recording or reproducing, e.g. dictating apparatus; Combinations of such apparatus using web-form record carriers, e.g. tape using tape inside container
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B33/00—Constructional parts, details or accessories not provided for in the other groups of this subclass
- G11B33/02—Cabinets; Cases; Stands; Disposition of apparatus therein or thereon
- G11B33/022—Cases
- G11B33/025—Portable cases
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B33/00—Constructional parts, details or accessories not provided for in the other groups of this subclass
- G11B33/02—Cabinets; Cases; Stands; Disposition of apparatus therein or thereon
- G11B33/027—Covers
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Casings For Electric Apparatus (AREA)
- Details Of Measuring And Other Instruments (AREA)
- Telephone Set Structure (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、記録及び/又は再生装
置やラジオ受信機等の携帯して用いることを可能とする
携帯型電子機器に関する。
置やラジオ受信機等の携帯して用いることを可能とする
携帯型電子機器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、磁気テープを収納したテープカセ
ットを用いるテープレコーダ等の記録及び/又は再生装
置やラジオ受信機等の電子機器において、携帯して用い
ることを可能とするまで小型化された携帯型電子機器が
提案されている。この種の携帯型電子機器は、機器本体
を、例えば、ワイシャツの胸ポケットに収納できる程度
に小型化されている。
ットを用いるテープレコーダ等の記録及び/又は再生装
置やラジオ受信機等の電子機器において、携帯して用い
ることを可能とするまで小型化された携帯型電子機器が
提案されている。この種の携帯型電子機器は、機器本体
を、例えば、ワイシャツの胸ポケットに収納できる程度
に小型化されている。
【0003】携帯型電子機器は、この電子機器の動作を
制御するための複数の操作スイッチを機器本体の外側に
配している。これら操作スイッチは、例えばテープレコ
ーダにおいては、再生スイッチ、停止スイッチ、テープ
早送りスイッチ、テープ巻戻しスイッチであり、ラジオ
受信機においては、選局スイッチ等である。
制御するための複数の操作スイッチを機器本体の外側に
配している。これら操作スイッチは、例えばテープレコ
ーダにおいては、再生スイッチ、停止スイッチ、テープ
早送りスイッチ、テープ巻戻しスイッチであり、ラジオ
受信機においては、選局スイッチ等である。
【0004】携帯型電子機器は、機器本体の外側に操作
スイッチを廃しているため、胸ポケット等に収納して用
いているとき、各操作スイッチが不用意に操作されてし
まうことがある。操作スイッチが操作されると、予定し
ない動作が開始されてしまったり、継続させたい動作が
停止されてしまう。このような不用意な操作を防止する
ため、携帯型電子機器には、操作スイッチを一定の操作
状態を保持可能となすホールド側のスイッチが用いられ
ている。ホールド型のスイッチとしては、操作部にトグ
ルバネを用いたスイッチやスライド型のスイッチ等が用
いられている。
スイッチを廃しているため、胸ポケット等に収納して用
いているとき、各操作スイッチが不用意に操作されてし
まうことがある。操作スイッチが操作されると、予定し
ない動作が開始されてしまったり、継続させたい動作が
停止されてしまう。このような不用意な操作を防止する
ため、携帯型電子機器には、操作スイッチを一定の操作
状態を保持可能となすホールド側のスイッチが用いられ
ている。ホールド型のスイッチとしては、操作部にトグ
ルバネを用いたスイッチやスライド型のスイッチ等が用
いられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のした
ような携帯型電子機器は、携帯されるときワイシャツの
胸ポケットやカバン等に収納されて用いられるため、操
作スイッチが一定の操作状態を保持した状態にあるか否
かを目視により容易に判別することができない。
ような携帯型電子機器は、携帯されるときワイシャツの
胸ポケットやカバン等に収納されて用いられるため、操
作スイッチが一定の操作状態を保持した状態にあるか否
かを目視により容易に判別することができない。
【0006】また、小型化された携帯型電子機器の設け
られる操作スイッチは、機器本体の大きさに合わせて小
型化されているため、たとえ目視可能な状態で使用して
いる場合であっても、操作スイッチの移動量が小さいた
め、一定の操作状態を保持した位置に移動されているか
否かを判別することが困難である。
られる操作スイッチは、機器本体の大きさに合わせて小
型化されているため、たとえ目視可能な状態で使用して
いる場合であっても、操作スイッチの移動量が小さいた
め、一定の操作状態を保持した位置に移動されているか
否かを判別することが困難である。
【0007】このように、小型化された携帯型電子機器
は、操作スイッチの操作状態を容易に判別することがで
きないため、各操作スイッチの誤操作を生じ易い。操作
スイッチの誤操作を防止するため、操作スイッチを大型
化することにより、操作状態を容易に判別することを可
能とすることが考えられるが、設置スペースの点から小
型化された携帯型電子機器に大型の複数の操作スイッチ
を設けることはできない。操作スイッチの大型化を図る
と、機器自体も大型化してしまい、容易に携帯して用い
ることを可能とする電子機器を構成できなくなってしま
う。
は、操作スイッチの操作状態を容易に判別することがで
きないため、各操作スイッチの誤操作を生じ易い。操作
スイッチの誤操作を防止するため、操作スイッチを大型
化することにより、操作状態を容易に判別することを可
能とすることが考えられるが、設置スペースの点から小
型化された携帯型電子機器に大型の複数の操作スイッチ
を設けることはできない。操作スイッチの大型化を図る
と、機器自体も大型化してしまい、容易に携帯して用い
ることを可能とする電子機器を構成できなくなってしま
う。
【0008】本発明は、上述のような実情に鑑みて提案
されるものであり、機器本体の外側に設けられる操作ス
イッチの誤操作を確実に防止することができる携帯型電
子機器を提供することを目的とする。また、本発明は、
操作スイッチを操作可能な状態であるか否かを確実に判
別でき、正確な操作を実行することを可能とする携帯型
電子機器を提供することにある。
されるものであり、機器本体の外側に設けられる操作ス
イッチの誤操作を確実に防止することができる携帯型電
子機器を提供することを目的とする。また、本発明は、
操作スイッチを操作可能な状態であるか否かを確実に判
別でき、正確な操作を実行することを可能とする携帯型
電子機器を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述したような課題を解
決し上記目的を達成するため、本発明に係る携帯型電子
機器は、機器本体の外側に設けられた複数の操作スイッ
チと、これら複数の操作スイッチの上面側を覆う第1の
位置と複数の操作スイッチを外部に露出させる第2の位
置との間を移動自在に機器本体に設けられた略々平板状
のスライダ部と、上記スライダ部と連結され上記スライ
ダ部とともに上記機器本体を挟持するように配され被係
止部が設けられた押さえ部を有し、上記スライダ部を上
記第1の位置と上記第2の位置との間をガイドするガイ
ド手段と、上記スライダ部を上記第1の位置と第2の位
置に保持する保持手段とを備えている。
決し上記目的を達成するため、本発明に係る携帯型電子
機器は、機器本体の外側に設けられた複数の操作スイッ
チと、これら複数の操作スイッチの上面側を覆う第1の
位置と複数の操作スイッチを外部に露出させる第2の位
置との間を移動自在に機器本体に設けられた略々平板状
のスライダ部と、上記スライダ部と連結され上記スライ
ダ部とともに上記機器本体を挟持するように配され被係
止部が設けられた押さえ部を有し、上記スライダ部を上
記第1の位置と上記第2の位置との間をガイドするガイ
ド手段と、上記スライダ部を上記第1の位置と第2の位
置に保持する保持手段とを備えている。
【0010】ここで、スライダ部を少なくとも上記第1
の位置に保持する保持手段は、上記押さえ部の上記被係
止部を係止する第1及び第2の係止部を有する弾性部材
を有し、上記スライダ部が上記第1の位置に移動された
ときに上記弾性部材の上記第1の係止部によって上記被
係止部を係止することにより上記スライダ部を上記第1
の位置に保持し、上記スライダ部が上記第2の位置に移
動されたときに上記弾性部材の上記第2の係止部によっ
て上記被係止部を係止することによって上記スライダ部
を上記第2の位置に保持する。
の位置に保持する保持手段は、上記押さえ部の上記被係
止部を係止する第1及び第2の係止部を有する弾性部材
を有し、上記スライダ部が上記第1の位置に移動された
ときに上記弾性部材の上記第1の係止部によって上記被
係止部を係止することにより上記スライダ部を上記第1
の位置に保持し、上記スライダ部が上記第2の位置に移
動されたときに上記弾性部材の上記第2の係止部によっ
て上記被係止部を係止することによって上記スライダ部
を上記第2の位置に保持する。
【0011】
【作用】本発明に係る携帯型電子機器は、スライダ部が
第1の位置に移動されることにより、スライダ部によっ
て複数の操作スイッチの上面側が覆われ、これら操作ス
イッチの操作が規制され、スライダ部が第2の位置に移
動されることにより、複数の操作スイッチが外部に露出
されて操作可能な状態となる。
第1の位置に移動されることにより、スライダ部によっ
て複数の操作スイッチの上面側が覆われ、これら操作ス
イッチの操作が規制され、スライダ部が第2の位置に移
動されることにより、複数の操作スイッチが外部に露出
されて操作可能な状態となる。
【0012】また、複数の操作スイッチの上面側を覆う
第1の位置と複数の操作スイッチを外部に露出させる第
2の位置との間を移動するスライダ部は、第2の位置に
移動されたときに弾性部材によって保持される。
第1の位置と複数の操作スイッチを外部に露出させる第
2の位置との間を移動するスライダ部は、第2の位置に
移動されたときに弾性部材によって保持される。
【0013】
【実施例】以下、本発明を磁気テープを収納したテープ
カセットを記録媒体に用いる記録及び/又は再生装置で
あるテープレコーダに適用した例を挙げて説明する。本
発明に係るテープレコーダは、図1及び図2に示すよう
に、ベース1の外周を囲むように設けられたフレーム2
と、ベース1の一方の面側を覆うようにフレーム2に前
面パネル3と、ベース1の他方の面側に回動可能に取り
付けられるカセット蓋4とからなる機器本体を備える。
カセットを記録媒体に用いる記録及び/又は再生装置で
あるテープレコーダに適用した例を挙げて説明する。本
発明に係るテープレコーダは、図1及び図2に示すよう
に、ベース1の外周を囲むように設けられたフレーム2
と、ベース1の一方の面側を覆うようにフレーム2に前
面パネル3と、ベース1の他方の面側に回動可能に取り
付けられるカセット蓋4とからなる機器本体を備える。
【0014】前面パネル3は、フレーム2に固定ネジな
どを用いて取り付けられ、カセット蓋4は、図2に示す
ように、基端側の一側をフレーム2に支持され、図1に
示すベース1の他方の面側を覆った位置と、図2に示す
ベース1の他方の面側を開放した位置との間に亘って図
2中矢印C1方向及び矢印C2方向に回動操作される。カ
セット蓋4は、ベース1の他方の面側を覆った位置に回
動されたときと、フレーム2内に設けられた図示しない
ロック機構にロックされ、ベース1の他方の面側を覆っ
た位置に保持され、フレーム2の一側面に設けられた係
止解除レバー10を操作することによりことによりロッ
ク機構によるロックが解除され、ベース1の他方の面側
を開放する図2中矢印C1方向に回動可能となる。
どを用いて取り付けられ、カセット蓋4は、図2に示す
ように、基端側の一側をフレーム2に支持され、図1に
示すベース1の他方の面側を覆った位置と、図2に示す
ベース1の他方の面側を開放した位置との間に亘って図
2中矢印C1方向及び矢印C2方向に回動操作される。カ
セット蓋4は、ベース1の他方の面側を覆った位置に回
動されたときと、フレーム2内に設けられた図示しない
ロック機構にロックされ、ベース1の他方の面側を覆っ
た位置に保持され、フレーム2の一側面に設けられた係
止解除レバー10を操作することによりことによりロッ
ク機構によるロックが解除され、ベース1の他方の面側
を開放する図2中矢印C1方向に回動可能となる。
【0015】ベース1のカセット蓋4によって覆われる
他方の面側には、図2に示すように、カセット装着部7
1が構成されている。カセット装着部71には、このカ
セット装着部71に装着される図示しないテープカセッ
トのテープリールに係合し、テープリールを回転操作す
る一対のリール駆動軸48,49が設けられている。こ
れらリール駆動軸48,49は、ベース1に取り付けら
れた図示しないリールモータによって回転駆動される。
また、カセット装着部には、このカセット装着部に装着
されるテープカセットに収納された磁気テープを定速走
行させるための一対のキャプスタン軸51,51が設け
られている。これらキャプスタン軸51,51は、ベー
ス1に取り付けられた図示しないキャプスタンモータに
よって回転駆動される。さらに、カセット装着部には、
ここに装着されるテープカセットに設けた位置決め孔に
係合して、テープカセットの装着位置を位置決めする一
対の位置決めピン50,50が設けられている。
他方の面側には、図2に示すように、カセット装着部7
1が構成されている。カセット装着部71には、このカ
セット装着部71に装着される図示しないテープカセッ
トのテープリールに係合し、テープリールを回転操作す
る一対のリール駆動軸48,49が設けられている。こ
れらリール駆動軸48,49は、ベース1に取り付けら
れた図示しないリールモータによって回転駆動される。
また、カセット装着部には、このカセット装着部に装着
されるテープカセットに収納された磁気テープを定速走
行させるための一対のキャプスタン軸51,51が設け
られている。これらキャプスタン軸51,51は、ベー
ス1に取り付けられた図示しないキャプスタンモータに
よって回転駆動される。さらに、カセット装着部には、
ここに装着されるテープカセットに設けた位置決め孔に
係合して、テープカセットの装着位置を位置決めする一
対の位置決めピン50,50が設けられている。
【0016】そして、カセット蓋4の基端部側には、キ
ャプスタン軸51,51に圧着し、これらキャプスタン
軸51,51と共同して磁気テープの定速走行を行う一
対の一対のピンチローラ54,54と、定速走行される
磁気テープに摺接して磁気テープに記録された音響信号
を再生する再生用磁気ヘッド52が設けられている。
ャプスタン軸51,51に圧着し、これらキャプスタン
軸51,51と共同して磁気テープの定速走行を行う一
対の一対のピンチローラ54,54と、定速走行される
磁気テープに摺接して磁気テープに記録された音響信号
を再生する再生用磁気ヘッド52が設けられている。
【0017】再生用磁気ヘッド52の両側には、一対の
テープガイド53,53が取り付けられている。これら
テープガイド53,53は、走行する磁気テープと対向
する側に設けられた凹部内を磁気テープが走行すること
により磁気ヘッド52に対する走行位置をガイドする。
また、カセット蓋4は、リンク部材55,56を介して
フレーム2に回動可能に連結され、これらリンク部材5
5,56によりベース1に対する回動角度が規制されて
いる。している。
テープガイド53,53が取り付けられている。これら
テープガイド53,53は、走行する磁気テープと対向
する側に設けられた凹部内を磁気テープが走行すること
により磁気ヘッド52に対する走行位置をガイドする。
また、カセット蓋4は、リンク部材55,56を介して
フレーム2に回動可能に連結され、これらリンク部材5
5,56によりベース1に対する回動角度が規制されて
いる。している。
【0018】前面パネル3の略々中央部には、図1に示
すように、押釦式の操作スイッチであって、巻戻し(R
EW)スイッチ6a、早送り(FF)スイッチ6b、停
止(STOP)スイッチ釦6c及び再生スイッチ(PL
AY)スイッチ6dが一列に配列されている。再生スイ
ッチ6dは、磁気テープを定速走行させた状態で再生用
磁気ヘッド52を摺接させて磁気テープに記録された音
響信号の再生を行う再生モードを選択するためのスイッ
チである。早送りスイッチ6bは、磁気テープを順方向
に高速で送り操作する早送りモードを選択するためのス
イッチである。巻戻しスイッチ6aは、磁気テープを逆
方向に高速で送り操作する巻戻しモードを選択するため
のスイッチである。そして、停止スイッチ6cは、再生
モード、早送りモード又は巻戻しモードを解除しそれら
の動作を停止させるためのスイッチである。
すように、押釦式の操作スイッチであって、巻戻し(R
EW)スイッチ6a、早送り(FF)スイッチ6b、停
止(STOP)スイッチ釦6c及び再生スイッチ(PL
AY)スイッチ6dが一列に配列されている。再生スイ
ッチ6dは、磁気テープを定速走行させた状態で再生用
磁気ヘッド52を摺接させて磁気テープに記録された音
響信号の再生を行う再生モードを選択するためのスイッ
チである。早送りスイッチ6bは、磁気テープを順方向
に高速で送り操作する早送りモードを選択するためのス
イッチである。巻戻しスイッチ6aは、磁気テープを逆
方向に高速で送り操作する巻戻しモードを選択するため
のスイッチである。そして、停止スイッチ6cは、再生
モード、早送りモード又は巻戻しモードを解除しそれら
の動作を停止させるためのスイッチである。
【0019】テープレコーダの各操作モードを選択する
各スイッチ6a〜6dの各操作部となる操作釦106a
〜106dは、図3に示すように、前面パネル3の背面
側に取り付けられた釦支持杆39により支持され、前面
パネル3に設けられた挿通孔を介して先端側を前面パネ
ル3の前面側に突出されている。この釦支持杆39は、
合成樹脂等の可撓性を有する材料により形成され、上記
各スイッチ6a〜6dの各操作釦106a〜106dを
前面パネル3に対し出没可能に支持している。これらス
イッチ6a〜6dは、各操作釦106a〜106dが押
圧操作されて前面パネル3の内方側に没入されると、フ
レーム2内に配設された図示しないプリント基板上に設
けられた接点部を導通させる。
各スイッチ6a〜6dの各操作部となる操作釦106a
〜106dは、図3に示すように、前面パネル3の背面
側に取り付けられた釦支持杆39により支持され、前面
パネル3に設けられた挿通孔を介して先端側を前面パネ
ル3の前面側に突出されている。この釦支持杆39は、
合成樹脂等の可撓性を有する材料により形成され、上記
各スイッチ6a〜6dの各操作釦106a〜106dを
前面パネル3に対し出没可能に支持している。これらス
イッチ6a〜6dは、各操作釦106a〜106dが押
圧操作されて前面パネル3の内方側に没入されると、フ
レーム2内に配設された図示しないプリント基板上に設
けられた接点部を導通させる。
【0020】なお、各スイッチ6a〜6dの各操作釦1
06a〜106dは、前面パネル3の前面側に形成され
た凹状部14内に突出されている。このとき、各操作釦
106a〜106dは、図1に示すように、前面パネル
3の表面から突出しないような高さに形成されている。
凹状部14は、図5に示すように、移動用凹部13より
一段深く形成され、各スイッチ6a〜6dの各操作釦1
06a〜106dが一定量突出可能となされている。
06a〜106dは、前面パネル3の前面側に形成され
た凹状部14内に突出されている。このとき、各操作釦
106a〜106dは、図1に示すように、前面パネル
3の表面から突出しないような高さに形成されている。
凹状部14は、図5に示すように、移動用凹部13より
一段深く形成され、各スイッチ6a〜6dの各操作釦1
06a〜106dが一定量突出可能となされている。
【0021】本発明に係るテープレコーダは、カセット
装着部71にテープカセットが装着され、カセット蓋4
がカセット装着部71を閉塞するようにフレーム2に突
き合わせられた状態で、再生スイッチ6cが操作される
と、テープカセットに収納された磁気テープが定速走行
され、この磁気テープに記録された音響信号の再生が行
われる。磁気テープより再生される音響信号は、フレー
ム2の側面に設けられ出力ジャック11,12から出力
される。出力ジャック11,12には、電気−音響変換
器であるヘッドホン装置57が接続される。ヘッドホン
装置57は、図2に示すように、出力ジャック11,1
2に接続される入力プラグ60と、この入力プラグ60
に接続コード61を介して接続された一対のスピーカユ
ニット部58,59とをを備えている。このヘッドホン
装置57は、入力プラグ部60が出力ジャック11,1
2に接続されると、この入力プラグ部60及び接続コー
ド61を介して一対のスピーカユニット58,59に音
響信号が供給され、これらスピーカユニット58,59
により音響再生が行われる。
装着部71にテープカセットが装着され、カセット蓋4
がカセット装着部71を閉塞するようにフレーム2に突
き合わせられた状態で、再生スイッチ6cが操作される
と、テープカセットに収納された磁気テープが定速走行
され、この磁気テープに記録された音響信号の再生が行
われる。磁気テープより再生される音響信号は、フレー
ム2の側面に設けられ出力ジャック11,12から出力
される。出力ジャック11,12には、電気−音響変換
器であるヘッドホン装置57が接続される。ヘッドホン
装置57は、図2に示すように、出力ジャック11,1
2に接続される入力プラグ60と、この入力プラグ60
に接続コード61を介して接続された一対のスピーカユ
ニット部58,59とをを備えている。このヘッドホン
装置57は、入力プラグ部60が出力ジャック11,1
2に接続されると、この入力プラグ部60及び接続コー
ド61を介して一対のスピーカユニット58,59に音
響信号が供給され、これらスピーカユニット58,59
により音響再生が行われる。
【0022】また、本発明に係るテープレコーダは、高
速サーチモードを備え、早送りモード又は巻戻しモード
において、磁気テープを高速で走行操作させて磁気テー
プに記録された所望の音響信号の再生位置を検索するこ
とができる。そして、前面パネル3の前面側には、凹状
部14内に突出される各スイッチ6a〜6dの各操作釦
106a〜106dを開閉するスライダ部5が、図1中
矢印A方向及び矢印B方向に移動可能に配設されてい
る。このスライダ部5は、略々平板状に形成され前面パ
ネル3の前面側に形成された移動用凹部13内に配設さ
れ、前面パネル3の前面に臨まされた各スイッチ6a〜
6dの上面側を覆う開閉部5aを備える。このスライダ
部5は、図4に示すように各スイッチ6a〜6dの上面
側を覆う第1の位置と、図1に示すように各スイッチ6
a〜6dを前面パネルの前面側の外部に臨ませる第2の
位置との間に亘って図1及び図4中矢印A方向又は矢印
B方向に移動される。
速サーチモードを備え、早送りモード又は巻戻しモード
において、磁気テープを高速で走行操作させて磁気テー
プに記録された所望の音響信号の再生位置を検索するこ
とができる。そして、前面パネル3の前面側には、凹状
部14内に突出される各スイッチ6a〜6dの各操作釦
106a〜106dを開閉するスライダ部5が、図1中
矢印A方向及び矢印B方向に移動可能に配設されてい
る。このスライダ部5は、略々平板状に形成され前面パ
ネル3の前面側に形成された移動用凹部13内に配設さ
れ、前面パネル3の前面に臨まされた各スイッチ6a〜
6dの上面側を覆う開閉部5aを備える。このスライダ
部5は、図4に示すように各スイッチ6a〜6dの上面
側を覆う第1の位置と、図1に示すように各スイッチ6
a〜6dを前面パネルの前面側の外部に臨ませる第2の
位置との間に亘って図1及び図4中矢印A方向又は矢印
B方向に移動される。
【0023】スライダ部5は、図3及び図5に示すよう
に、前面パネル3の背面側に配設される押さえ板26等
とともに開閉機構を構成している。すなわち、スライダ
部5は、図3に示すように、背面側に一対のネジ孔を穿
設したボス部46,47が突設され、これらボス部4
6,47を、前面パネル3に設けられた長孔として形成
された一対の移動ガイド孔23,24に挿通させて前面
パネル3の前面側に形成した移動用凹部13内に配設さ
れる。スライダ部5に設けられたネジボス46,47が
挿通される移動ガイド孔23,24は、各スイッチ6a
〜6dの配列方向に直交するスライダ部5の移動方向を
長径とした長孔として互いに平行に形成されている。移
動ガイド孔23,24に挿通されて前面パネル3の背面
側に突出されたネジボス46,47には、押さえ板26
に設けられた一対のネジ挿通孔33a,33bを介して
挿通される一対の止めネジ27,28が螺合される。す
なわち、スライダ部5と押さえ板26とは、前面パネル
3を前面側と背面側から挟持するようにして一体化され
る。
に、前面パネル3の背面側に配設される押さえ板26等
とともに開閉機構を構成している。すなわち、スライダ
部5は、図3に示すように、背面側に一対のネジ孔を穿
設したボス部46,47が突設され、これらボス部4
6,47を、前面パネル3に設けられた長孔として形成
された一対の移動ガイド孔23,24に挿通させて前面
パネル3の前面側に形成した移動用凹部13内に配設さ
れる。スライダ部5に設けられたネジボス46,47が
挿通される移動ガイド孔23,24は、各スイッチ6a
〜6dの配列方向に直交するスライダ部5の移動方向を
長径とした長孔として互いに平行に形成されている。移
動ガイド孔23,24に挿通されて前面パネル3の背面
側に突出されたネジボス46,47には、押さえ板26
に設けられた一対のネジ挿通孔33a,33bを介して
挿通される一対の止めネジ27,28が螺合される。す
なわち、スライダ部5と押さえ板26とは、前面パネル
3を前面側と背面側から挟持するようにして一体化され
る。
【0024】そして、前面パネル3の略々中央部には、
図1及び図4に示すように、フレーム2内に配設される
図示しない一対の表示灯からの光を透過させるための一
対の表示光透過孔21,22が形成されている。各表示
灯は、テープカセットの磁気テープの走行方向、すなわ
ち、順方向と逆方向とのいずれであるかを表示するもの
であって、LED等の発光素子から構成されている。ま
た、スライダ部5の略々中央部には、図3に示すよう
に、各表示光透過孔21,22に対応して、一対の表示
光透過孔9,8が形成されている。これら表示光透過孔
9,8は、スライダ部5の移動方向を長径とした長孔と
して形成され、スライダ部5の移動量に対応した長さを
有している。すなわち、表示灯からの光は、スライダ部
5が上述した第1の位置及び第2の位置のいずれの位置
にあっても、表示光透過孔21,22及び表示光透過孔
9,8を介して、前面パネル3の前面側に透過される。
図1及び図4に示すように、フレーム2内に配設される
図示しない一対の表示灯からの光を透過させるための一
対の表示光透過孔21,22が形成されている。各表示
灯は、テープカセットの磁気テープの走行方向、すなわ
ち、順方向と逆方向とのいずれであるかを表示するもの
であって、LED等の発光素子から構成されている。ま
た、スライダ部5の略々中央部には、図3に示すよう
に、各表示光透過孔21,22に対応して、一対の表示
光透過孔9,8が形成されている。これら表示光透過孔
9,8は、スライダ部5の移動方向を長径とした長孔と
して形成され、スライダ部5の移動量に対応した長さを
有している。すなわち、表示灯からの光は、スライダ部
5が上述した第1の位置及び第2の位置のいずれの位置
にあっても、表示光透過孔21,22及び表示光透過孔
9,8を介して、前面パネル3の前面側に透過される。
【0025】また、押さえ板26には、図3及び図5に
示すように、一対の第1及び第2のガイドピン29,3
1が植立されている。これら第1及び第2のガイドピン
29,31は、それぞれ各ネジ挿通孔33a,33bに
対し略々等距離となる位置に、スライド部5の移動方向
の両端に位置して設けられている。これらガイドピン2
9,31は、前面パネル3の背面側から前面側に突出さ
れる。
示すように、一対の第1及び第2のガイドピン29,3
1が植立されている。これら第1及び第2のガイドピン
29,31は、それぞれ各ネジ挿通孔33a,33bに
対し略々等距離となる位置に、スライド部5の移動方向
の両端に位置して設けられている。これらガイドピン2
9,31は、前面パネル3の背面側から前面側に突出さ
れる。
【0026】一方、前面パネル3の背面側には、図3に
示すように、ガイド板40が貼付されている。このガイ
ド板40は、平板状に形成され、中央部には、移動ガイ
ド孔23,24及び各表示光透過孔21,22を外方に
臨ませるための開口部41が形成されている。このガイ
ド板40には、押さえ板26に設けた第1及び第2のガ
イドピン29,31がそれぞれ挿通される一対のガイド
孔43,42が形成されている。これらガイド孔43,
42は、スライド部5の移動方向を長径として形成され
ている。各ガイドピン29,31は、各ガイド孔43,
42にそれぞれ挿通され、スライダ部5及び押さえ板2
6とともに各ガイド孔43,42にガイドされて移動す
る。スライダ部5及び押さえ板26は、各ガイドピン2
9,31が各ガイド孔43,42に挿通されていること
により、移動操作されるときに傾くことなく移動方向に
円滑に移動される。
示すように、ガイド板40が貼付されている。このガイ
ド板40は、平板状に形成され、中央部には、移動ガイ
ド孔23,24及び各表示光透過孔21,22を外方に
臨ませるための開口部41が形成されている。このガイ
ド板40には、押さえ板26に設けた第1及び第2のガ
イドピン29,31がそれぞれ挿通される一対のガイド
孔43,42が形成されている。これらガイド孔43,
42は、スライド部5の移動方向を長径として形成され
ている。各ガイドピン29,31は、各ガイド孔43,
42にそれぞれ挿通され、スライダ部5及び押さえ板2
6とともに各ガイド孔43,42にガイドされて移動す
る。スライダ部5及び押さえ板26は、各ガイドピン2
9,31が各ガイド孔43,42に挿通されていること
により、移動操作されるときに傾くことなく移動方向に
円滑に移動される。
【0027】そして、前面パネル3の前面側に形成した
移動用凹部13内には、図5及び図6に示すように、表
面を平滑な面とした軸状の移動ガイド軸17,18が取
り付けれている。これら移動ガイド軸17,18は、移
動凹部13内に設けられた断面コ字状をなす一対ずつの
支持突起19,19、20,20にそれぞれ両端を支持
されている。これら支持突起19,19、20,20に
支持された移動ガイド軸17,18は、外周面をスライ
ダ部5の背面部を支持することにより、スライダ部5が
移動するときの摩擦力を軽減して円滑な移動を実現して
いる。
移動用凹部13内には、図5及び図6に示すように、表
面を平滑な面とした軸状の移動ガイド軸17,18が取
り付けれている。これら移動ガイド軸17,18は、移
動凹部13内に設けられた断面コ字状をなす一対ずつの
支持突起19,19、20,20にそれぞれ両端を支持
されている。これら支持突起19,19、20,20に
支持された移動ガイド軸17,18は、外周面をスライ
ダ部5の背面部を支持することにより、スライダ部5が
移動するときの摩擦力を軽減して円滑な移動を実現して
いる。
【0028】また、スライダ部5の背面の両側には、図
5に示すように、一対の摺接突条部16,16が形成さ
れている。これら摺接突条部16,16は、前面パネル
3の移動用凹部13内に設けた表面を平坦な面とした被
摺接部15,15に当接されされることにより、スライ
ダ部5が移動するときの摩擦力を軽減して円滑な移動を
実現している。
5に示すように、一対の摺接突条部16,16が形成さ
れている。これら摺接突条部16,16は、前面パネル
3の移動用凹部13内に設けた表面を平坦な面とした被
摺接部15,15に当接されされることにより、スライ
ダ部5が移動するときの摩擦力を軽減して円滑な移動を
実現している。
【0029】そして、押さえ板部26には、図3及び図
5に示すように、第1のガイドピン29の近傍に、この
第1のガイドピン29の両側に位置して、一対の摺接突
起30,30が形成されている。これら摺接突起30,
30は、前面パネル3に向かって突設されている。ま
た、第2のガイドピン31の近傍にも、この第2のガイ
ドピン31の両側に位置して、一対の摺接突起32,3
2が形成されている。これら摺接突起32,32も、前
面パネル3に向かって突設されている。ガイド板40に
は、各摺接突起30,30、32,32の先端が当接す
る表面を平坦に形成した突起摺接部45,44が形成さ
れている。これら突起摺接部45,44は、ガイド溝4
3,42の周囲を囲むようにして形成されている。各摺
接突起30,30、32,32は、各突起摺接部45,
44に当接している。これら摺接突起30,30、3
2,32及び突起摺接部45,44は、押さえ板26が
移動するときの摩擦力を軽減して円滑な移動を実現して
いる。
5に示すように、第1のガイドピン29の近傍に、この
第1のガイドピン29の両側に位置して、一対の摺接突
起30,30が形成されている。これら摺接突起30,
30は、前面パネル3に向かって突設されている。ま
た、第2のガイドピン31の近傍にも、この第2のガイ
ドピン31の両側に位置して、一対の摺接突起32,3
2が形成されている。これら摺接突起32,32も、前
面パネル3に向かって突設されている。ガイド板40に
は、各摺接突起30,30、32,32の先端が当接す
る表面を平坦に形成した突起摺接部45,44が形成さ
れている。これら突起摺接部45,44は、ガイド溝4
3,42の周囲を囲むようにして形成されている。各摺
接突起30,30、32,32は、各突起摺接部45,
44に当接している。これら摺接突起30,30、3
2,32及び突起摺接部45,44は、押さえ板26が
移動するときの摩擦力を軽減して円滑な移動を実現して
いる。
【0030】本発明に係るテープレコーダは、図3及び
図5に示すように、スライダ部5及びこのスライダ部5
と一体に前面パネル3を挟んで移動操作される押さえ板
26を第1又は第2の位置から容易に移動しないように
保持する保持機構を構成する板バネ37及びトグルバネ
36を備えている。板バネ37は、押さえ板26の一側
部分に対応して、前面パネル3の背面側に取り付けられ
ている。この板バネ37は、図3及び図5に示すよう
に、矩形板状に形成され前面パネル3の背面側に固定さ
れる支持部37aと、この支持部37aに中央部を支持
された弾性変位部37dとを有している。弾性変位部3
7dの両端には、それぞれクランク状に折り曲げられた
第1の折り曲げ部37b及び第2の折り曲げ部37cが
形成されている。
図5に示すように、スライダ部5及びこのスライダ部5
と一体に前面パネル3を挟んで移動操作される押さえ板
26を第1又は第2の位置から容易に移動しないように
保持する保持機構を構成する板バネ37及びトグルバネ
36を備えている。板バネ37は、押さえ板26の一側
部分に対応して、前面パネル3の背面側に取り付けられ
ている。この板バネ37は、図3及び図5に示すよう
に、矩形板状に形成され前面パネル3の背面側に固定さ
れる支持部37aと、この支持部37aに中央部を支持
された弾性変位部37dとを有している。弾性変位部3
7dの両端には、それぞれクランク状に折り曲げられた
第1の折り曲げ部37b及び第2の折り曲げ部37cが
形成されている。
【0031】押さえ板26には、板バネ37の各折り曲
げ部37b,37cに対応して、被係止ピン34が植立
されている。この被係止ピン34は、スライダ部5が第
1の位置にあるときには、図7に示すように、第1の折
り曲げ部37bに係止され、スライダ部5が第2の位置
にあるときには、図8に示すように、第2の折り曲げ部
37bに係止される位置に設けられている。すなわち、
板バネ37の弾性変位部37dは、スライダ部5及び押
さえ板26を第1の位置又は第2の位置から容易に移動
しないように保持する。
げ部37b,37cに対応して、被係止ピン34が植立
されている。この被係止ピン34は、スライダ部5が第
1の位置にあるときには、図7に示すように、第1の折
り曲げ部37bに係止され、スライダ部5が第2の位置
にあるときには、図8に示すように、第2の折り曲げ部
37bに係止される位置に設けられている。すなわち、
板バネ37の弾性変位部37dは、スライダ部5及び押
さえ板26を第1の位置又は第2の位置から容易に移動
しないように保持する。
【0032】被係止ピン34は、スライダ部5が第1の
位置より第2の位置へ向かって図7及び図8中矢印B方
向に移動し、又は第2の位置より第1の位置へ向かって
図7及び図8中矢印A方向に移動するとき、板バネ37
の弾性変位部37dを押圧し、この弾性変位部37dへ
の係止を解除する。
位置より第2の位置へ向かって図7及び図8中矢印B方
向に移動し、又は第2の位置より第1の位置へ向かって
図7及び図8中矢印A方向に移動するとき、板バネ37
の弾性変位部37dを押圧し、この弾性変位部37dへ
の係止を解除する。
【0033】そして、トグルバネ36は、一方のアーム
部36aを前面パネル3の背面側に設けた第1の係合ピ
ン38に係止させ、他方のアーム部36bを押さえ板2
6の他側に設けた第2の係合ピン35に係止させてい
る。これら係合ピン38,35は、スライダ部5が第1
の位置と第2の位置との中間位置にあるときに、トグル
バネ36が最も圧縮され、トグルバネ36の各アーム部
36a,36bが接近されるような位置に設けられてい
る。したがって、トグルバネ36は、スライダ部5が第
1の位置と第2の位置との間にあるときには、スライダ
部5及び押さえ板26を、第1の位置又は第2の位置の
いずれかの方向に移動するように付勢する。
部36aを前面パネル3の背面側に設けた第1の係合ピ
ン38に係止させ、他方のアーム部36bを押さえ板2
6の他側に設けた第2の係合ピン35に係止させてい
る。これら係合ピン38,35は、スライダ部5が第1
の位置と第2の位置との中間位置にあるときに、トグル
バネ36が最も圧縮され、トグルバネ36の各アーム部
36a,36bが接近されるような位置に設けられてい
る。したがって、トグルバネ36は、スライダ部5が第
1の位置と第2の位置との間にあるときには、スライダ
部5及び押さえ板26を、第1の位置又は第2の位置の
いずれかの方向に移動するように付勢する。
【0034】上述のように構成された本発明に係るテー
プレコーダは、図4及び図7に示すように、スライダ部
5が第1の位置に移動されることにより、スライダ部5
の平板状をなす開閉部5aの先端側が凹状部14内に突
出し、各スイッチ6a〜6dの上面側を覆覆う。これら
スイッチ6a〜6dは、スライダ部5の開閉部5aによ
って覆われることにより押圧操作が規制し、いずれかの
スイッチ6a〜6dが押圧操作された選択された操作モ
ードが保持される状態となり、誤操作が確実に防止され
る。
プレコーダは、図4及び図7に示すように、スライダ部
5が第1の位置に移動されることにより、スライダ部5
の平板状をなす開閉部5aの先端側が凹状部14内に突
出し、各スイッチ6a〜6dの上面側を覆覆う。これら
スイッチ6a〜6dは、スライダ部5の開閉部5aによ
って覆われることにより押圧操作が規制し、いずれかの
スイッチ6a〜6dが押圧操作された選択された操作モ
ードが保持される状態となり、誤操作が確実に防止され
る。
【0035】また、本発明に係るテープレコーダは、ス
ライダ部5の開閉部5aが図4及び図7に示すように各
スイッチ6a〜6dの上面側を覆った第1の位置から図
4及び図8中矢印B方向に移動され第2の位置に移動さ
れると、図1に示すように各スイッチ6a〜6dの上面
側が外方に露出された状態となり、各スイッチ6a〜6
dの操作が可能な状態となり、所望の操作モードが選択
可能な状態となる。
ライダ部5の開閉部5aが図4及び図7に示すように各
スイッチ6a〜6dの上面側を覆った第1の位置から図
4及び図8中矢印B方向に移動され第2の位置に移動さ
れると、図1に示すように各スイッチ6a〜6dの上面
側が外方に露出された状態となり、各スイッチ6a〜6
dの操作が可能な状態となり、所望の操作モードが選択
可能な状態となる。
【0036】さらに、本発明に係るテープレコーダは、
スライダ部5が各スイッチ6a〜6dの上面側、すなわ
ち各スイッチ6a〜6dの各操作釦106a〜106d
を覆った状態と開放した状態とで、各スイッチ6a〜6
dを操作する状態を異にするので、スライダ部5の移動
位置を目視することにより各スイッチ6a〜6dが操作
可能な状態にあるか否かを容易に判別することができ
る。
スライダ部5が各スイッチ6a〜6dの上面側、すなわ
ち各スイッチ6a〜6dの各操作釦106a〜106d
を覆った状態と開放した状態とで、各スイッチ6a〜6
dを操作する状態を異にするので、スライダ部5の移動
位置を目視することにより各スイッチ6a〜6dが操作
可能な状態にあるか否かを容易に判別することができ
る。
【0037】本発明は、上述したようなテープレコーダ
に限らず、ディスク記録及び/又は再生装置やラジオ受
信機、テレビジョン受像機、ビデオテープレコーダ、ビ
デオカメラ等携帯して用いられ、これら機器の操作モー
ドを選択するためのスイッチの操作部を機器本体の外方
に臨ませた携帯型の電子機器に広く適用することによ
り、上述したテープレコーダに適用したものと同様の利
点を得ることができる。
に限らず、ディスク記録及び/又は再生装置やラジオ受
信機、テレビジョン受像機、ビデオテープレコーダ、ビ
デオカメラ等携帯して用いられ、これら機器の操作モー
ドを選択するためのスイッチの操作部を機器本体の外方
に臨ませた携帯型の電子機器に広く適用することによ
り、上述したテープレコーダに適用したものと同様の利
点を得ることができる。
【0038】
【発明の効果】上述したように、本発明は、略々平板状
に形成されたスライダ部と連結され上記スライダ部とと
もに機器本体に挟持されるように配され被係止部が設け
られた押さえ部を備えるとともに、保持手段によってス
ライダ部を操作スイッチの上面側を覆う第1の位置と操
作スイッチを外部に露出させる第2の位置とに保持する
ようにしているので、複数の操作スイッチの上面を覆う
位置とこれら操作スイッチ外部に露出される位置との間
を移動するスライダ部の機器本体からの脱落を確実に防
止しながらこのスライダ部の機構の薄型化を図って携帯
型電子機器の薄型化を実現できる。
に形成されたスライダ部と連結され上記スライダ部とと
もに機器本体に挟持されるように配され被係止部が設け
られた押さえ部を備えるとともに、保持手段によってス
ライダ部を操作スイッチの上面側を覆う第1の位置と操
作スイッチを外部に露出させる第2の位置とに保持する
ようにしているので、複数の操作スイッチの上面を覆う
位置とこれら操作スイッチ外部に露出される位置との間
を移動するスライダ部の機器本体からの脱落を確実に防
止しながらこのスライダ部の機構の薄型化を図って携帯
型電子機器の薄型化を実現できる。
【0039】さらに、スライダ部は、保持手段によって
第1の位置及び第2の位置に保持されることから、各操
作スイッチの操作を規制する状態と操作を可能とする状
態とを確実に選択するとともに、各操作スイッチの誤操
作を確実に防止することができ、選択された操作モード
を確実に保持できる。
第1の位置及び第2の位置に保持されることから、各操
作スイッチの操作を規制する状態と操作を可能とする状
態とを確実に選択するとともに、各操作スイッチの誤操
作を確実に防止することができ、選択された操作モード
を確実に保持できる。
【図1】本発明に係るテープレコーダの外観を示し、ス
ライダ部が各操作スイッチの上面側を開放した位置に移
動された状態を示す斜視図である。
ライダ部が各操作スイッチの上面側を開放した位置に移
動された状態を示す斜視図である。
【図2】カセット蓋を開放し、テープカセットの装脱を
可能とする状態を示す斜視図である。
可能とする状態を示す斜視図である。
【図3】前面パネルに移動可能に取り付けられるスライ
ダ部と押さえ板を前面パネルの背面側から見た分解斜視
図である。
ダ部と押さえ板を前面パネルの背面側から見た分解斜視
図である。
【図4】スライダ部が各操作スイッチを覆った状態を示
すテープレコーダの斜視図である。
すテープレコーダの斜視図である。
【図5】前面パネルに移動可能に取り付けられるスライ
ダ部と押さえ板を示す分解斜視図である。
ダ部と押さえ板を示す分解斜視図である。
【図6】前面パネルに移動可能に取り付けられるスライ
ダ部と押さえ板を前面パネルの背面側から見た分解斜視
図である。
ダ部と押さえ板を前面パネルの背面側から見た分解斜視
図である。
【図7】スライダ部と押さえ板が各操作スイッチの上面
側を覆った第1の位置に移動された状態を示す前面パネ
ルの背面図である。
側を覆った第1の位置に移動された状態を示す前面パネ
ルの背面図である。
【図8】スライダ部と押さえ板が各操作スイッチの上面
側を開放した第2の位置に移動された状態を示す前面パ
ネルの背面図である。
側を開放した第2の位置に移動された状態を示す前面パ
ネルの背面図である。
1 ベース、 2 フレーム、 3 前面パネル、 4
カセット蓋、 5スライダ部、 6a〜6d 操作ス
イッチ、 26 押さえ板、 29 第1のガイドピ
ン、 31 第2のガイドピン、 34 被係止ピン、
35 第2の係合ピン、 36 トグルバネ、 37
板バネ、 38 第1の係合ピン。
カセット蓋、 5スライダ部、 6a〜6d 操作ス
イッチ、 26 押さえ板、 29 第1のガイドピ
ン、 31 第2のガイドピン、 34 被係止ピン、
35 第2の係合ピン、 36 トグルバネ、 37
板バネ、 38 第1の係合ピン。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 新井 俊雄 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソ ニー株式会社内 (56)参考文献 実開 昭58−65609(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G12B 3/02
Claims (3)
- 【請求項1】 機器本体の外側に設けられた複数の操作
スイッチと、 上記複数の操作スイッチの上面側を覆う第1の位置と上
記複数の操作スイッチを外部に露出させる第2の位置と
の間を移動自在に上記機器本体に設けられた略々平板状
のスライダ部と、 上記スライダ部と連結され上記スライダ部とともに上記
機器本体を挟持するように配され被係止部が設けられた
押さえ部を有し、上記スライダ部を上記第1の位置と上
記第2の位置との間をガイドするガイド手段と、 上記スライダ部を上記第1の位置と上記第2の位置に保
持する保持手段 とを備えている携帯型電子機器。 - 【請求項2】 上記保持手段は、上記押さえ部の上記被
係止部を係止する第1及び第2の係止部を有する弾性部
材を有し、上記スライダ部が上記第1の位置に移動され
たときに上記弾性部材の上記第1の係止部によって上記
被係止部を係止することにより上記スライダ部を上記第
1の位置に保持し、上記スライダ部が上記第2の位置に
移動されたときに上記弾性部材の上記第2の係止部によ
って上記被係止部を係止することによって上記スライダ
部を上記第2の位置に保持する請求項1記載の携帯型電
子機器。 - 【請求項3】 上記押さえ部には、上記スライダ部の移
動方向に配された一対のガイドピンが設けられていると
ともに、上記機器本体には上記一対のガイドピンが各々
挿入される複数のガイド溝が設けられていることを特徴
とする請求項1
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03228660A JP3089727B2 (ja) | 1991-08-14 | 1991-08-14 | 携帯型電子機器 |
KR1019920000730A KR100276783B1 (ko) | 1991-08-14 | 1992-01-20 | 휴대형 전자 기기 |
US07/926,030 US5249102A (en) | 1991-08-14 | 1992-08-07 | Portable electric device with sliding switch cover |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03228660A JP3089727B2 (ja) | 1991-08-14 | 1991-08-14 | 携帯型電子機器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0545479A JPH0545479A (ja) | 1993-02-23 |
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