JPH08116180A - 携帯用電子機器 - Google Patents

携帯用電子機器

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Publication number
JPH08116180A
JPH08116180A JP24748494A JP24748494A JPH08116180A JP H08116180 A JPH08116180 A JP H08116180A JP 24748494 A JP24748494 A JP 24748494A JP 24748494 A JP24748494 A JP 24748494A JP H08116180 A JPH08116180 A JP H08116180A
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JP
Japan
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operation switches
portable electronic
electronic device
slider plate
slider
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JP24748494A
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English (en)
Inventor
Noriko Sato
紀子 佐藤
Toshio Arai
俊雄 新井
Yozo Matsuzaka
洋三 松坂
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 本体パネル3の外側側に、複数の操作スイッ
チ6を覆うホールド位置とこれら操作スイッチ6を外方
に露出させる非ホールド位置とに亘ってスライド可能な
スライダ板5を有する。このスライダ板5は、金属板よ
り形成され、プレス加工による凸部8を有する。 【効果】 装置構成が大型化、複雑化されず、ホールド
状態であることが明瞭に判別でき、また、スライダ板5
の手指による開閉操作が容易である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、テーププレー
ヤ装置、ディスクプレーヤ装置やラジオ受信装置の如
き、携帯用電子機器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば磁気テープを記録媒体とし
て用いたテーププレーヤ装置、光ディスクを記録媒体と
して用いたディスクプレーヤ装置、あるいは、ラジオ受
信装置等の電子機器においては、装置構成を小型化し、
携帯が可能なように構成された携帯用電子機器が提案さ
れている。
【0003】このような携帯用電子機器は、本体部が、
例えば、ワイシャツの胸ポケットに収納できる程度の大
きさとなされて構成されている。
【0004】このような携帯用電子機器においては、上
記本体部の外側側に複数の操作スイッチが配設されてい
る。これら操作スイッチは、この携帯用電子機器の動作
を選択して実行させるためのスイッチであり、例えば、
再生スイッチ、停止スイッチ、テープ早送りスイッチ、
テープ巻戻しスイッチ、選局スイッチ等となされてい
る。これら操作スイッチとしては、いわゆる押釦スイッ
チが用いられている。この携帯用電子機器は、上記各操
作スイッチが選択的に押圧操作されると、押圧操作され
た操作スイッチに応じた動作を行うように構成されてい
る。
【0005】ところで、この携帯用電子機器において
は、この携帯用電子機器を胸ポケット等に収納して用い
ているときに、上記各操作スイッチが不用意に押圧操作
されて、予定しない動作が開始されてしまったり、継続
させたい動作が停止されてしまったりする虞れがある。
【0006】そのため、この携帯用電子機器において
は、上記各操作スイッチが不用意に押圧操作されても、
予定外の動作が行われないようにするため、いわゆるホ
ールドスイッチが設けられている。
【0007】このホールドスイッチとしては、いわゆる
トグルスイッチやスライドスイッチ等が用いられ、上記
本体部が押圧されても不用意に操作されないように構成
されている。このホールドスイッチは、ホールド側と非
ホールド側とを切換え操作するように構成されている。
そして、このホールドスイッチは、ホールド側に操作さ
れると、この携帯用電子機器を、上記各操作スイッチが
押圧されても押圧された操作スイッチに応じた操作を行
わないホールド状態となす。
【0008】さらに、このような携帯用電子機器におい
ては、上記ホールドスイッチのスライド量が小さいため
にこのホールドスイッチがホールド側と非ホールド側と
のいずれに切換え操作されているかの視認による判別が
困難であるため、上記本体部の外側側にスライド可能な
スライダ板を設けたものがある。このスライダ板は、上
記複数の操作スイッチを覆う第1の位置と該各操作スイ
ッチを外方に露出させる第2の位置とに亘ってスライド
可能となされている。
【0009】すなわち、上記スライダ板が上記各操作ス
イッチを覆っている状態においては、該各操作スイッチ
は、該スライダ板に遮られ、押圧される虞れがない。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のよう
に、本体部に対してスライド可能なスライダ板を有する
携帯用電子機器においては、この本体部の薄型化に対応
して、該スライダ板を薄型化する必要が生じている。そ
のため、金属材料よりなる薄板により構成したスライダ
板を有する携帯用電子機器が提案されている。
【0011】上記スライダ板は、金属板により構成する
と、充分な強度を維持しながら、例えば0.6mm程度
という薄型化を達成することができる。
【0012】ところが、上記スライダ板を金属板により
構成した場合には、外側側の表面部が手指等に対して滑
り易いため、このスライド部材の開閉操作が困難とな
る。
【0013】ここで、金属板により構成したスライダ板
の外側側の表面部の手指に対する滑りを防止するため、
このスライダ板に対して、アルミダイカスト等により構
成した別個の部品を取り付けて構成した携帯用電子機器
が提案されている。
【0014】しかしながら、上記スライダ板に別個の部
品を取り付けることは、上記携帯用電子機器の構成の複
雑化を招来し、この携帯用電子機器の製造工程を煩雑な
ものとする。
【0015】そこで、本発明は、上述の実情に鑑みて提
案されるものであって、本体部にスライド可能に支持さ
れこの本体部の外側側に設けられた操作スイッチを覆う
ことができるスライダ板を有し、このスライダ板が薄型
化されながら、このスライダ板の手指に対する滑りが防
止された携帯用電子機器を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決し上記
目的を達成するため、本発明に係る携帯用電子機器は、
本体部の外側側に設けられた複数の操作スイッチと、こ
れら各操作スイッチを覆う第1の位置と該各操作スイッ
チを外方に露出させる第2の位置とに亘って該本体部外
側側にスライド可能に支持されたスライダ板とを備え、
上記スライダ板は、金属板材料により形成され、外側面
部に、該金属板材料が外側側に向けて膨出されて形成さ
れた凸部を有するものである。
【0017】
【作用】本発明に係る携帯用電子機器においては、本体
部の外側側に設けられた複数の操作スイッチを覆う第1
の位置と該各操作スイッチを外方に露出させる第2の位
置とに亘って該本体部外側側にスライド可能に支持され
たスライダ板は、金属板材料により形成され、外側面部
に、該金属板材料が外側側に向けて膨出されて形成され
た凸部を有するので、構成が複雑化されることなく、ま
た、厚みが増大されることなく、手指の滑りが防止さ
れ、容易に開閉操作される。
【0018】
【実施例】以下、本発明の具体的な実施例を図面を参照
しながら説明する。
【0019】この例は、本発明に係る携帯用電子機器
を、テープカセットを使用して音響信号の再生を行う音
響再生装置として構成した例である。
【0020】この音響再生装置は、図1に示すように、
本体部1を有して構成されている。この本体部1は、シ
ャーシ部2とこのシャーシ部2の前面側に取付けられる
前面パネル部3と上記シャーシ部2の後面側に取付けら
れるカセット蓋部4とからなる外筺体を有して構成され
ている。
【0021】上記前面パネル部3は、上記シャーシ部2
に対し、ネジ止め等の手段により固定して取付けられて
いる。
【0022】上記カセット蓋部4は、図9に示すよう
に、上記シャーシ部2に対し一側側を回動可能に支持さ
れており、図1に示す上記シャーシ部2に突き合わせら
れる位置より、図9に示す上記シャーシ部2より離間す
る位置に亘って、図9中矢印Cで示すように、他側側を
上記シャーシ部2より離間させる方向に回動可能となさ
れている。
【0023】なお、上記カセット蓋部4は、上記シャー
シ部2内に設けられた図示しない係止機構により、該シ
ャーシ部2に突き合わせられた位置で係止されるように
なされている。そして、このカセット蓋部4は、上記シ
ャーシ部2に設けられた係止解除レバー10が操作され
ることにより、上記係止機構による係止を解除されて、
該シャーシ部2より離間することが可能となされる。
【0024】上記シャーシ部2と上記カセット蓋部4と
の間の部分は、テープカセット収納部となされている。
上記シャーシ部2の後面部には、上記テープカセット収
納部内に突出するように、一対のリール駆動軸48,4
9が配設されている。これらリール駆動軸48,49
は、上記シャーシ部2内に配設されるモータにより回転
駆動されるとともに、上記テープカセット収納部に装着
される図示しないテープカセットの一対のテープリール
に対応して係合し、これらテープリールを回転操作す
る。
【0025】また、上記シャーシ部2の後面部には、上
記テープカセット収納部内に突出するように、一対のキ
ャプスタン軸51,51及び一対のカセット位置決めピ
ン50,50が配設されている。これらカセット位置決
めピン50,50は、上記テープカセットを構成するカ
セットに設けられた位置決め孔に嵌入係合して、該テー
プカセットの位置決めを行う。また、上記各キャプスタ
ン軸51,51は、上記シャーシ部2内に配設されるモ
ータにより回転駆動されるとともに、上記カセットに収
納された磁気テープに当接し、該磁気テープを送り操作
する。
【0026】また、上記カセット蓋部4の一側側には、
上記テープカセット収納部内に突出するように、一対の
ピンチローラ54,54及び再生ヘッド52が配設され
ている。上記再生ヘッド52は、上記磁気テープに摺接
し、該磁気テープよりの音響信号の読出しを行う。上記
各ピンチローラ54,54は、ゴム等の摩擦係数の大き
な材料により形成されており、上記各キャプスタン軸5
1,51と共働して上記磁気テープを挟持し、該キャプ
スタン軸51による該磁気テープの送り操作を確実なも
のとする。
【0027】なお、上記再生ヘッド52の両側側には、
一対のテープガイド部材53,53が取付けられてい
る。これらテープガイド部材53,53は、中央部に設
けられた凹部に上記磁気テープを挿通させることによ
り、該磁気テープの上記再生ヘッド52に対する走行位
置を位置決めする。また、上記シャーシ部2と上記カセ
ット蓋部4とは、互いに回動可能に連結されたリンク部
材55,56により略々中央部同士を連結されている。
これらリンク部材55,56は、上記シャーシ部2及び
上記カセット蓋部4に対しそれぞれ回動可能に取付けら
れており、これらシャーシ部2とカセット蓋部4との間
の開き角度を規制している。
【0028】上記前面パネル部3の略々中央部には、図
1に示すように、複数の操作スイッチ6,6・・・・6が設
けられている。これら操作スイッチ6,6・・・・6は、一
列に配列されて、配設されている。これら操作スイッチ
6,6・・・・6は、押釦スイッチであって、巻戻し(RE
W)スイッチ、早送り(FF)スイッチ、停止(STO
P)スイッチ及び再生スイッチ(PLAY)スイッチと
して用いられている。上記再生スイッチは、上記磁気テ
ープを上記キャプスタン軸51の回転速度に応じた所定
の速度で送り操作して上記再生ヘッド52による音響信
号の読出しを行う再生モードを実行させるためのスイッ
チである。
【0029】上記早送りスイッチは、上記磁気テープを
順方向に高速で送り操作する早送りモードを実行させる
ためのスイッチである。上記巻戻しスイッチは、上記磁
気テープを逆方向に高速で送り操作する巻戻しモードを
実行させるためのスイッチである。
【0030】そして、上記停止スイッチは、上記再生モ
ード、早送りモード、または、巻戻しモードを解除し、
動作を停止させるためのスイッチである。
【0031】上記各操作スイッチ6,6・・・・6は、図3
及び図4に示すように、上記前面パネル部3の背面側に
配設された釦支持板18により支持されている。この釦
支持板18は、薄い金属板材料により形成され、上記各
操作スイッチ6,6・・・・6を、可撓性を有する幅の狭い
支持腕部24を介して支持している。これら操作スイッ
チ6,6・・・・6は、上記前面パネル部3に形成された複
数の透孔15,15・・・・15に対応してこれら透孔1
5,15・・・・15を介して前方側外方に臨んでおり、該
前面パネル部3に対し出没可能に支持されている。
【0032】これら操作スイッチ6,6・・・・6は、押圧
操作されて上記前面パネル部3の内方側に没入される
と、上記シャーシ部2内に配設された図示しないプリン
ト基板上の電気接点を導通させるように構成されてい
る。
【0033】なお、上記釦支持板18は、上記前面パネ
ル部3の背面部に取り付けられる後述するガイド板17
に対して取り付けられることによって、該前面パネル部
3に対して支持されている。
【0034】この音響再生装置は、上記カセット収納部
にテープカセットが収納されて上記カセット蓋部4が上
記シャーシ部2に突き合わせられた状態で、上記再生ス
イッチが操作されると、該テープカセットの磁気テープ
よりの音響信号の読出しを行う。
【0035】上記磁気テープより読出された音響信号
は、電気信号として、上記シャーシ部2の側面部に設け
られた図示しない出力ジャックに送られる。この出力ジ
ャックは、電気−音響変換器であるヘッドホン装置57
が接続されるように構成されている。
【0036】このヘッドホン装置57は、上記出力ジャ
ックに接続される入力プラグ部60と、この入力プラグ
部60に送電コード61を介して接続された一対のユニ
ット部58,59とを有して構成されている。このヘッ
ドホン装置57は、上記入力プラグ部60が上記出力ジ
ャックに接続されると、この入力プラグ部60及び上記
送電コード61を介して上記一対のユニット部58,5
9に上記電気信号が供給され、これらユニット部58,
59により上記電気信号を音響に変換する。
【0037】また、この音響再生装置は、上記早送りモ
ード及び巻戻しモードにおいては、上記磁気テープを高
速で送り操作して、該磁気テープ上の再生箇所を迅速に
探しだすことができる。
【0038】そして、上記前面パネル部3には、スライ
ダ5が、図1中矢印Aで示すように、スライド可能に取
付けられている。このスライダ板5は、金属板材料によ
り、略々平板状に形成されており、上記前面パネル部3
に対してスライドされることにより、図2に示すよう
に、上記各操作スイッチ6,6・・・・6を覆い隠すように
なされている。
【0039】すなわち、このスライダ板5は、図2に示
す上記各操作スイッチ6,6・・・・6を覆う第1の位置
と、図1に示す該各操作スイッチ6,6・・・・6を外方に
露出させる第2の位置とに亘って、スライド可能となさ
れている。このスライダ板5のスライド可能方向は、上
記各操作スイッチ6,6・・・・6の配列方向に直交する方
向となされている。
【0040】上記スライダ板5は、図3及至図7に示す
ように、上記前面パネル部3の背面側に配設される押さ
え板19等とともに、スライダ部材を構成している。す
なわち、上記スライダ板5は、このスライダ板5のスラ
イド方向に対する両側部分に一対のピン挿通孔33,3
3を有しており、これらピン挿通孔33,33に対応し
て挿通させた一対のカシメピン27,27を、上記前面
パネル部3に設けられた一対のスリット部16,16に
対応させて挿通させている。
【0041】また、上記一対のスリット部16,16
は、長手方向を上記各操作スイッチ6,6・・・・6の配列
方向に直交する方向、すなわち、上記スライダ板5のス
ライド方向として、互いに平行に形成されている。
【0042】そして、上記各カシメピン27,27は、
上記押さえ板19に設けられた一対のピン挿通孔28,
28に対応して挿通され、この押さえ板19の背面側で
先端側をカシメられて拡径されている。すなわち、上記
スライダ板5と上記押さえ板19とは、上記前面パネル
部3を共働して挟持するようにして、互いに接合されて
いる。
【0043】そして、上記押さえ板19は、一対のガイ
ドピン取り付け孔29,30を有している。これら一対
のガイドピン取り付け孔29,30には、一対のガイド
ピン31,26が対応して植立されている。これらガイ
ドピン31,26は、略々上記スライダ板5のスライド
方向に配列されている。これらガイドピン31,26
は、上記前面パネル部3の背面部に対向するようにし
て、前方側に突出されている。
【0044】一方、上記前面パネル部3の背面部には、
ガイド板17が取り付けられている。このガイド板17
は、薄い金属板材料により、平板状に形成されている。
このガイド板17には、上記各ガイドピン31,26に
対応して、一対のガイドスリット20,21が形成され
ている。これらガイドスリット20,21は、上記スラ
イダ板5のスライド方向を長手方向となして形成されて
いる。
【0045】上記各ガイドピン31,26は、上記各ガ
イドスリット20,21に対応して嵌入されており、上
記スライダ板5及び上記押さえ板19のスライドととも
に、該各ガイドスリット20,21内を各ガイドスリッ
ト20,21に案内されて移動する。
【0046】上記スライダ板5及び上記押さえ板19
は、上記各ガイドピン31,26が上記各ガイドスリッ
ト20,21に嵌入していることにより、スライド操作
されるときに、上記スライド方向に対して傾くことが防
止され、円滑にスライド操作さる。
【0047】そして、上記前面パネル部3の背面側に
は、トグルバネ23が配設されている。このトグルバネ
23は、一方のアーム部を上記ガイド板17に背面部に
向けて突設された第1の係合ピン22に係合させ、他方
のアーム部を上記押さえ板19に背面側に向けて突設さ
れた第2の係合ピン25に係合させている。
【0048】これら各係合ピン22,25は、上記スラ
イダ板5が上記第1の位置と上記第2の位置との中間位
置にあるときに、上記トグルバネ23が最も圧縮されて
該トグルバネ23の各アーム部が接近されるような位置
に設けられている。したがって、上記トグルバネ23
は、上記スライダ板5が上記第1の位置と上記第2の位
置との間にあるときには、該スライダ板5及び上記押さ
え板19を、上記第1の位置または上記第2の位置のい
ずれかとなる方向に弾性付勢する。
【0049】上記スライダ板5は、表面部及び裏面部
が、電着塗装プロセス(例えば、エレコートナイスロン
(商品名:株式会社シミズ製))によって、含フッ素ア
クリル樹脂(アニオン)の塗装処理をなされ、滑性化処
理されている。したがって、このスライダ板5は、上記
前面パネル部3に対し、円滑にスライド操作される。
【0050】また、上記スライダ板5は、プレス加工に
より一部が前方側に向けて膨出形成されることにより、
表面部に凸部8が形成されている。この凸部8は、文字
や、記号、図形を示す形状として形成してもよく、ま
た、ドット状のものとしてもよく、さらに、図8に示す
ように、単なる突条として形成してもよい。
【0051】上記スライダ板5は、上記凸部8を有して
いることにより、表面部における手指の滑りを防止する
ことができ、該手指による確実なスライド操作をなされ
ることができる。
【0052】上述のように構成された音響再生装置にお
いては、図2及び図5に示すように、上記スライダ板5
は、上記第1の位置となされることによって、上記各操
作スイッチ6,6・・・・6に対する操作を阻止し、この音
響再生装置をホールド状態、すなわち、上記各操作スイ
ッチ6,6・・・・6による動作モードの切換え及び停止が
行えない状態とする。
【0053】このとき、上記各操作スイッチ6,6・・・・
6が覆い隠されることにより、この音響再生装置がホー
ルド状態であることが明瞭に標示される。
【0054】また、この音響再生装置においては、図1
及び図6に示すように、上記スライダ板5は、上記第2
の位置となされることによって、上記各操作スイッチ
6,6・・・・6を前方側外方に露出させ、これら操作スイ
ッチ6,6・・・・6に対する押圧操作を可能として、この
音響再生装置のホールド状態を解除する。
【0055】このとき、上記各操作スイッチ6,6・・・・
6が露出していることにより、この音響再生装置が非ホ
ールド状態であることが明瞭に標示される。
【0056】なお、この音響再生装置においては、上記
スライダ板5は、この音響再生装置を電気的なホールド
状態、すなわち、上記各操作スイッチ6,6・・・・6が上
記シャーシ部2内に配設される電子回路と電気的に遮断
される状態となすスイッチを兼ねるようにしてもよい。
【0057】なお、この音響再生装置において、上記各
操作スイッチ6,6・・・・6と並列に接続されるリモート
コントロールスイッチを使用する場合には、この音響再
生装置を電気的なホールド状態とすることにより、該リ
モートコントロールスイッチについてもホールド状態と
することができる。
【0058】また、本発明に係る携帯用電子機器は、上
述の実施例の如き音響再生装置のみならず、種々の携帯
用電子機器、例えば、音響記録及び再生装置(テープレ
コーダ装置、または、ディスクプレーヤ装置)、ラジオ
受信装置、テレビジョン受像機、ビデオテープレコーダ
装置、ビデオカメラ装置等として構成することができ
る。
【0059】
【発明の効果】上述のように、本発明に係る携帯用電子
機器においては、本体部の外側側に設けられた複数の操
作スイッチを覆う第1の位置と該各操作スイッチを外方
に露出させる第2の位置とに亘って上記本体部外側側に
スライド可能に支持されたスライダ板は、上記第1の位
置となされることによって、上記各操作スイッチに対す
る操作を阻止し、この携帯用電子機器をホールド状態と
なす。このとき、上記各操作スイッチが覆い隠されるこ
とにより、この携帯用電子機器がホールド状態であるこ
とが明瞭に標示される。
【0060】そして、上記スライダ板は、金属板材料に
より形成され、外側面部に、該金属板材料が外側側に向
けて膨出されて形成された凸部を有する。そのため、こ
のスライダ板は、構成を複雑化することなく、また、厚
みを増大させることなく、手指の滑りを防止して、容易
な開閉操作を実現することができる。
【0061】すなわち、本発明は、本体部にスライド可
能に支持されこの本体部の外側側に設けられた操作スイ
ッチを覆うことができるスライダ板を有し、このスライ
ダ板が薄型化されながら、このスライダ板の手指に対す
る滑りが防止された携帯用電子機器を提供することがで
きるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る携帯用電子機器の構成を示す斜視
図である。
【図2】上記携帯用電子機器のホールド状態における構
成を示す斜視図である。
【図3】上記携帯用電子機器の要部となる前面パネル部
の構成を示す分解斜視図である。
【図4】上記前面パネル部の背面側の構成を示す分解斜
視図である。
【図5】上記前面パネル部の背面側の構成を示す拡大正
面図である。
【図6】上記前面パネル部の背面側のホールド解除状態
における構成を示す拡大正面図である。
【図7】上記前面パネル部の構成を示す縦断面図であ
る。
【図8】上記携帯用電子機器を構成するスライダ板の形
状の他の例を一部を破断して示す斜視図である。
【図9】上記携帯用電子機器のテープカセットを収納す
る部分の側の構成を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 本体部 2 シャーシ部 3 前面パネル部 4 カセット蓋部 5 スライダ板 6 操作スイッチ 8 凸部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体部の外側側に設けられた複数の操作
    スイッチと、 上記各操作スイッチを覆う第1の位置と該各操作スイッ
    チを外方に露出させる第2の位置とに亘って、上記本体
    部外側側にスライド可能に支持されたスライダ板とを備
    え、 上記スライダ板は、金属板材料により形成され、外側面
    部に、該金属板材料が外側側に向けて膨出されて形成さ
    れた凸部を有する携帯用電子機器。
JP24748494A 1994-10-13 1994-10-13 携帯用電子機器 Withdrawn JPH08116180A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008103555A (ja) * 2006-10-19 2008-05-01 Hitachi Kokusai Electric Inc メンテナンスカバー付き通信機器

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