JPH08138367A - 電子機器用筐体 - Google Patents

電子機器用筐体

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Publication number
JPH08138367A
JPH08138367A JP6275268A JP27526894A JPH08138367A JP H08138367 A JPH08138367 A JP H08138367A JP 6275268 A JP6275268 A JP 6275268A JP 27526894 A JP27526894 A JP 27526894A JP H08138367 A JPH08138367 A JP H08138367A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
chassis
cassette
front panel
frame
battery
Prior art date
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Pending
Application number
JP6275268A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshio Arai
俊雄 新井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP6275268A priority Critical patent/JPH08138367A/ja
Publication of JPH08138367A publication Critical patent/JPH08138367A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Landscapes

  • Battery Mounting, Suspending (AREA)
  • Casings For Electric Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 シャーシ92に取り付けらるフレーム85
は、合成樹脂材料により形成され、バッテリーホルダ9
4,96が一体的に形成されている。バッテリーホルダ
94,96は、射出成型が容易な状態で形成され、中途
部の可撓変位部95において可撓変位された状態で、シ
ャーシ92に取り付けられる。 【効果】 フレーム85の射出成型が、簡易な金型によ
り容易に行える。バッテリーホルダ94,96の配設が
容易化される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、テーププレー
ヤ装置、ディスクプレーヤ装置やラジオ受信装置の如
き、携帯用電子機器を構成するのに特に好適な電子機器
用筐体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば磁気テープを記録媒体とし
て用いたテーププレーヤ装置、光ディスクを記録媒体と
して用いたディスクプレーヤ装置、あるいは、ラジオ受
信装置等の電子機器においては、装置構成を小型化し、
携帯が可能なように構成された携帯用電子機器が提案さ
れている。
【0003】このような携帯用電子機器は、本体部が、
例えば、ワイシャツの胸ポケットに収納できる程度の大
きさとなされて構成されている。
【0004】このような携帯用電子機器は、駆動のため
の電源が乾電池より供給されるように構成されており、
この乾電池を上記本体部を構成する電子機器用筐体の内
部に収納している。この乾電池には、いわゆる充電式の
二次電池及び充電のできない一次電池の双方が含まれ
る。
【0005】上記電子機器用筐体は、金属材料や、鍍金
処理を施した合成樹脂材料により構成されている。その
ため、この電子機器用筐体においては、上記乾電池を収
納する収納部を、一体的に形成することができない。こ
の収納部には、上記乾電池の電極部に接触される端子
を、上記電子機器用筐体とは電気的に絶縁した状態で配
設する必要があるからである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、携帯用
電子機器においては、乾電池用の収納部を構成する部材
を、上記電子機器用筐体を構成する部材とは別個にこの
電子機器用筐体内に配設する必要があるため、構成が複
雑化し、製造工程の煩雑化、耐久性や耐衝撃性の低下が
招来されている。
【0007】ここで、上記電子機器用筐体を鍍金処理を
施さない合成樹脂材料により構成することが考えられる
が、その場合には、耐久性や剛性の低下を招くのみなら
ず、この電子機器用筐体の製造の困難性を招来してしま
うこととなる。
【0008】すなわち、上記乾電池のための収納部を上
記電子機器用筐体と一体的に形成しようとすると、この
電子機器用筐体の形状が複雑化し、この電子機器用筐体
を形成するための金型の構造を複雑化せざるを得なくな
る。
【0009】この金型は、上記電子機器用筐体を金属板
材料により構成する場合には、いわゆるプレス加工用の
金型であり、該電子機器用筐体を金属材料によるいわゆ
るダイキャスト成型により構成する場合には、いわゆる
鋳造用の鋳型であり、該電子機器用筐体を合成樹脂材料
によるいわゆる射出成型により構成する場合には、いわ
ゆるモールド成型用の金型である。
【0010】上記収納部を一体的に有する電子機器用筐
体を合成樹脂材料により構成する場合の金型は、多数の
スライドコアを設けて構成する必要がある。
【0011】そこで、本発明は、上述の実情に鑑みて提
案されるものであって、製造の困難性を招来することな
く、乾電池の収納部を一体的に構成することが可能とな
され、この電子機器用筐体を用いて構成される電子機器
の構成の簡素化、組立の容易化を実現することができ、
特に、携帯用電子機器を構成するのに好適な電子機器用
筐体を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決し上記
目的を達成するため、本発明に係る電子機器用筐体は、
合成樹脂材料よりなるフレームとこのフレームが取り付
けられるシャーシとからなるシャーシ部を備え、上記フ
レームには、電子機器の駆動電源を供給する電池を保持
するバッテリーホールド部が一体的に形成されているも
のである。
【0013】また、本発明は、上記電子機器用筐体にお
いて、上記フレームは、上記バッテリーホールド部に可
撓変位部を有し、この可撓変位部を可撓変位された状態
で、上記シャーシに取り付けられているものである。
【0014】
【作用】本発明に係る電子機器用筐体においては、合成
樹脂材料よりなりシャーシに取り付けられることにより
シャーシ部を構成するフレームには、電子機器の駆動電
源を供給する電池を保持するバッテリーホールド部が一
体的に形成されているので、電子機器の構成を簡素化す
ることができる。
【0015】また、上記電子機器用筐体において、上記
フレームは、上記バッテリーホールド部に可撓変位部を
有するものとし、この可撓変位部を可撓変位された状態
で上記シャーシに取り付けられているものとすると、射
出成型手段により形成する場合において、簡素な構成の
金型により形成することが可能な形状として形成してお
き、上記シャーシ部を構成するときに、所望の形状とし
て使用することができる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の具体的な実施例を図面を参照
しながら説明する。
【0017】この例は、本発明を、テープカセットを使
用して音響信号の再生を行う音響再生装置に適用した例
である。この例について以下の順序により説明する。
【0018】[1]音響再生装置の構成の概要(図1、
図3、図4、図9及び図18) [2]スライダ板の構成(図1及至図8) [3]前面パネル部の補強(図4及至図6、図10及至
図15) [4]スイッチ操作釦の構成(図10、図12及至図1
5) [5]カセット蓋部の構成(図1及至図4、図18及至
図20) [6]シャーシ部の構成(図21及至図25) [7]チューナ基板の取り付け(図16及び図17) なお、本発明は、以下に述べる実施例の如き音響再生装
置のみならず、種々の携帯用電子機器、例えば、音響記
録及び再生装置(テープレコーダ装置、または、ディス
クプレーヤ装置)、ラジオ受信装置、テレビジョン受像
機、ビデオテープレコーダ装置、ビデオカメラ装置等に
も適用することができるものである。
【0019】[1]音響再生装置の構成の概要(図1、
図3、図4、図9及び図18) この音響再生装置は、図1に示すように、本体部1を有
して構成されている。この本体部1は、外筺体を有して
構成されている。この外筐体は、シャーシ部2と、この
シャーシ部2の前面側に取付けられた前面パネル部3
と、該シャーシ部2の後面側に取付けられた蓋体となる
カセット蓋部4とを有して構成されている。
【0020】上記前面パネル部3は、上記シャーシ部2
に対し、ネジ止め等の手段により固定して取付けられて
いる。これらシャーシ部2及び前面パネル部3は、上記
外筐体の本体部を構成している。
【0021】上記カセット蓋部4は、図9及び図18に
示すように、上記シャーシ部2に対し一側側をカセット
蓋支軸87を介して回動可能に支持されており、図1に
示す上記シャーシ部2に突き合わせられた閉蓋位置よ
り、図9に示す上記シャーシ部2より離間された開蓋位
置に亘って、図9及び図18中矢印Cで示すように、他
側側を上記シャーシ部2より接離させる方向に回動可能
となされている。
【0022】なお、上記カセット蓋部4は、上記シャー
シ部2内に設けられた図示しない係止機構により、上記
閉蓋位置で係止されるようになされている。そして、こ
のカセット蓋部4は、上記シャーシ部2に設けられた係
止解除レバー10が操作されることにより、上記係止機
構による係止を解除されて、他側側を該シャーシ部2よ
り離間させることが可能となされる。
【0023】上記シャーシ部2と上記カセット蓋部4と
の間の部分は、テープカセット収納部となされている。
上記シャーシ部2の後面部には、上記テープカセット収
納部内に突出するように、一対のリール駆動軸48,4
9が配設されている。これらリール駆動軸48,49
は、上記シャーシ部2に配設されるモータにより回転駆
動されるとともに、上記テープカセット収納部に装着さ
れるテープカセット101の一対のテープリールに対応
して係合し、これらテープリールを回転操作する。
【0024】また、上記シャーシ部2の後面部には、上
記テープカセット収納部内に突出するように、一対のキ
ャプスタン軸51,51及び一対のカセット位置決めピ
ン50,50が配設されている。これらカセット位置決
めピン50,50は、上記テープカセット101を構成
するカセットに設けられた位置決め孔に嵌入係合して、
該テープカセット101の位置決めを行う。また、上記
各キャプスタン軸51,51は、上記シャーシ部2に配
設されるモータにより回転駆動されるとともに、上記カ
セットに収納された磁気テープに当接し、該磁気テープ
を送り操作する。
【0025】上記カセット蓋部4の一側側近傍には、カ
セットホルダ83が設けられている。このカセットホル
ダ83は、図18に示すように、上記シャーシ部2に対
してホルダ支軸86を介して回動可能に支持されてい
る。このホルダ支軸86は、上記カセット蓋支軸87に
平行となされ、このカセット蓋支軸87よりも、上記前
面パネル部3側に位置して配設されている。
【0026】上記カセットホルダ83は、上記カセット
蓋4に略々沿うようにして、回動可能に支持されてい
る。このカセットホルダ83は、上記テープカセット1
01の前方側の両側側部分を保持するように構成されて
いる。
【0027】そして、上記カセットホルダ83には、上
記テープカセット収納部内に突出するように、一対のピ
ンチローラ54,54及び再生ヘッド52が配設されて
いる。上記再生ヘッド52は、上記磁気テープに摺接
し、該磁気テープよりの音響信号の読出しを行う。上記
各ピンチローラ54,54は、ゴム等の摩擦係数の大き
な材料により形成されており、上記各キャプスタン軸5
1,51と共働して上記磁気テープを挟持し、該キャプ
スタン軸51による該磁気テープの送り操作を確実なも
のとする。
【0028】なお、上記再生ヘッド52の両側側には、
一対のテープガイド部材53,53が取付けられてい
る。これらテープガイド部材53,53は、中央部に設
けられた凹部に上記磁気テープを挿通させることによ
り、該磁気テープの上記再生ヘッド52に対する走行位
置を位置決めする。
【0029】また、上記シャーシ部2と上記カセット蓋
部4とは、互いに回動可能に連結されたリンク部材5
5,56により略々中央部同士を連結されている。これ
らリンク部材55,56は、上記シャーシ部2及び上記
カセット蓋部4に対しそれぞれ回動可能に取付けられて
おり、これらシャーシ部2とカセット蓋部4との間の開
き角度を規制している。
【0030】上記前面パネル部3の略々中央部には、図
1に示すように、複数のスイッチ操作用押釦6,6・・・・
6が設けられている。これらスイッチ操作用押釦6,6
・・・・6は、一列に配列されて、配設されている。これら
スイッチ操作用押釦6,6・・・・6は、上記本体部1内に
配設された押圧スイッチを操作するための押釦であっ
て、巻戻し(REW)スイッチ、早送り(FF)スイッ
チ、停止(STOP)スイッチ及び再生スイッチ(PL
AY)スイッチとして用いられている。
【0031】上記再生スイッチは、上記磁気テープを上
記キャプスタン軸51の回転速度に応じた所定の速度で
送り操作して上記再生ヘッド52による音響信号の読出
しを行う再生モードを実行させるためのスイッチであ
る。
【0032】上記早送りスイッチは、上記磁気テープを
順方向に高速で送り操作する早送りモードを実行させる
ためのスイッチである。上記巻戻しスイッチは、上記磁
気テープを逆方向に高速で送り操作する巻戻しモードを
実行させるためのスイッチである。
【0033】そして、上記停止スイッチは、上記再生モ
ード、早送りモード、または、巻戻しモードを解除し、
動作を停止させるためのスイッチである。
【0034】上記各スイッチ操作用押釦6,6・・・・6
は、図3及び図4に示すように、上記前面パネル部3の
背面側に配設された釦支持板18により支持されてい
る。この釦支持板18は、薄い金属板材料により形成さ
れ、上記各スイッチ操作用押釦6,6・・・・6を、可撓性
を有する幅の狭い支持腕部24を介して支持している。
これらスイッチ操作用押釦6,6・・・・6は、上記前面パ
ネル部3に形成された複数の押釦用透孔15,15・・・・
15に対応してこれら押釦用透孔15,15・・・・15を
介して前方側外方に臨んでおり、該前面パネル部3に対
し出没可能に支持されている。
【0035】これらスイッチ操作用押釦6,6・・・・6
は、押圧操作されて上記前面パネル部3の内方側に没入
されると、上記シャーシ部2に配設された電子回路基板
73上の電気接点からなる押圧スイッチ(いわゆるダイ
ヤフラムスイッチ)を投入(導通)操作するように構成
されている。
【0036】なお、上記釦支持板18は、上記前面パネ
ル部3の背面部に取り付けられる後述するガイド板17
に対して取り付けられることによって、該前面パネル部
3に対して支持されている。
【0037】この音響再生装置は、上記カセット収納部
にテープカセット101が収納されて上記カセット蓋部
4が上記閉蓋位置となされた状態で、上記再生スイッチ
が操作されると、該テープカセット101の磁気テープ
よりの音響信号の読出しを行う。
【0038】上記磁気テープより読出された音響信号
は、電気信号として、上記シャーシ部2の側面部に設け
られた図示しない出力ジャックに送られる。この出力ジ
ャックは、電気−音響変換器であるヘッドホン装置57
が接続されるように構成されている。
【0039】このヘッドホン装置57は、上記出力ジャ
ックに接続される入力プラグ部60と、この入力プラグ
部60に送電コード61を介して接続された一対のユニ
ット部58,59とを有して構成されている。このヘッ
ドホン装置57は、上記入力プラグ部60が上記出力ジ
ャックに接続されると、この入力プラグ部60及び上記
送電コード61を介して上記一対のユニット部58,5
9に上記電気信号が供給され、これらユニット部58,
59により上記電気信号を音響に変換する。
【0040】また、この音響再生装置は、上記早送りモ
ード及び巻戻しモードにおいては、上記磁気テープを高
速で送り操作して、該磁気テープ上の再生箇所を迅速に
探しだすことができる。
【0041】[2]スライダ板の構成(図1及至図8) そして、上記前面パネル部3には、スライダ5が、図1
中矢印Aで示すように、スライド可能に取付けられてい
る。このスライダ板5は、金属板材料により、略々平板
状に形成されており、上記前面パネル部3に対してスラ
イドされることにより、図2に示すように、上記各スイ
ッチ操作用押釦6,6・・・・6を覆い隠すようになされて
いる。
【0042】すなわち、このスライダ板5は、図2に示
す上記各スイッチ操作用押釦6,6・・・・6を覆うクロー
ズ位置と、図1に示す該各スイッチ操作用押釦6,6・・
・・6を外方に露出させるオープン位置とに亘って、スラ
イド可能となされている。このスライダ板5のスライド
可能方向は、上記各スイッチ操作用押釦6,6・・・・6の
配列方向に直交する方向となされている。
【0043】上記スライダ板5は、図3及至図7に示す
ように、上記前面パネル部3の背面側に配設される押さ
え板19等とともに、スライダ部材を構成している。す
なわち、上記スライダ板5は、このスライダ板5のスラ
イド方向に対する両側部分に一対のピン挿通孔33,3
3を有しており、これらピン挿通孔33,33に対応し
て挿通させた一対のカシメピン27,27を、上記前面
パネル部3に設けられた一対のスリット部16,16に
対応させて挿通させている。
【0044】また、上記一対のスリット部16,16
は、長手方向を上記各スイッチ操作用押釦6,6・・・・6
の配列方向に直交する方向、すなわち、上記スライダ板
5のスライド方向として、互いに平行に形成されてい
る。
【0045】そして、上記各カシメピン27,27は、
上記押さえ板19に設けられた一対のピン挿通孔28,
28に対応して挿通され、この押さえ板19の背面側で
先端側をカシメられて拡径されている。すなわち、上記
スライダ板5と上記押さえ板19とは、上記前面パネル
部3を共働して挟持するようにして、互いに接合されて
いる。
【0046】そして、上記押さえ板19は、一対のガイ
ドピン取り付け孔29,30を有している。これら一対
のガイドピン取り付け孔29,30には、一対のガイド
ピン31,26が対応して植立されている。これらガイ
ドピン31,26は、略々上記スライダ板5のスライド
方向に配列されている。これらガイドピン31,26
は、上記前面パネル部3の背面部に対向するようにし
て、前方側に突出されている。
【0047】一方、上記前面パネル部3の背面部には、
ガイド板17が取り付けられている。このガイド板17
は、薄い金属板材料により、平板状に形成されている。
このガイド板17には、上記各ガイドピン31,26に
対応して、一対のガイドスリット20,21が形成され
ている。これらガイドスリット20,21は、上記スラ
イダ板5のスライド方向を長手方向となして形成されて
いる。
【0048】上記各ガイドピン31,26は、上記各ガ
イドスリット20,21に対応して嵌入されており、上
記スライダ板5及び上記押さえ板19のスライドととも
に、該各ガイドスリット20,21内を各ガイドスリッ
ト20,21に案内されて移動する。
【0049】上記スライダ板5及び上記押さえ板19
は、上記各ガイドピン31,26が上記各ガイドスリッ
ト20,21に嵌入していることにより、スライド操作
されるときに、上記スライド方向に対して傾くことが防
止され、円滑にスライド操作さる。
【0050】そして、上記前面パネル部3の背面側に
は、トグルバネ23が配設されている。このトグルバネ
23は、一方のアーム部を上記ガイド板17に背面部に
向けて突設された第1の係合ピン22に係合させ、他方
のアーム部を上記押さえ板19に背面側に向けて突設さ
れた第2の係合ピン25に係合させている。
【0051】これら各係合ピン22,25は、上記スラ
イダ板5が上記クローズ位置と上記オープン位置との中
間位置にあるときに、上記トグルバネ23が最も圧縮さ
れて該トグルバネ23の各アーム部が接近されるような
位置に設けられている。したがって、上記トグルバネ2
3は、上記スライダ板5が上記クローズ位置と上記オー
プン位置との間にあるときには、該スライダ板5及び上
記押さえ板19を、上記クローズ位置または上記オープ
ン位置のいずれかとなる方向に弾性付勢する。上記スラ
イダ板5は、表面部及び裏面部が、電着塗装プロセス
(例えば、エレコートナイスロン(商品名:株式会社シ
ミズ製))によって、含フッ素アクリル樹脂(アニオ
ン)の塗装処理をなされ、滑性化処理されている。した
がって、このスライダ板5は、上記前面パネル部3に対
し、円滑にスライド操作される。
【0052】また、上記スライダ板5は、プレス加工に
より一部が前方側に向けて膨出形成されることにより、
表面部に凸部8が形成されている。この凸部8は、文字
や、記号、図形を示す形状として形成してもよく、ま
た、ドット状のものとしてもよく、さらに、図8に示す
ように、単なる突条として形成してもよい。
【0053】上記スライダ板5は、上記凸部8を有して
いることにより、表面部における手指の滑りを防止する
ことができ、該手指による確実なスライド操作をなされ
ることができる。
【0054】この音響再生装置においては、図2及び図
5に示すように、上記スライダ板5は、上記クローズ位
置となされることによって、上記各スイッチ操作用押釦
6,6・・・・6に対する操作を阻止し、この音響再生装置
をホールド状態、すなわち、上記各スイッチ操作用押釦
6,6・・・・6による動作モードの切換え及び停止が行え
ない状態とする。
【0055】このとき、上記各スイッチ操作用押釦6,
6・・・・6が覆い隠されることにより、この音響再生装置
がホールド状態であることが明瞭に標示される。
【0056】また、この音響再生装置においては、図1
及び図6に示すように、上記スライダ板5は、上記オー
プン位置となされることによって、上記各スイッチ操作
用押釦6,6・・・・6を前方側外方に露出させ、これらス
イッチ操作用押釦6,6・・・・6に対する押圧操作を可能
として、この音響再生装置のホールド状態を解除する。
【0057】このとき、上記各スイッチ操作用押釦6,
6・・・・6が露出していることにより、この音響再生装置
が非ホールド状態であることが明瞭に標示される。
【0058】なお、この音響再生装置においては、上記
スライダ板5は、この音響再生装置を電気的なホールド
状態、すなわち、上記各スイッチ操作用押釦6,6・・・・
6が上記シャーシ部2内に配設される電子回路と電気的
に遮断される状態となすスイッチを兼ねるようにしても
よい。
【0059】なお、この音響再生装置において、上記各
スイッチ操作用押釦6,6・・・・6と並列に接続されるリ
モートコントロールスイッチを使用する場合には、この
音響再生装置を電気的なホールド状態とすることによ
り、該リモートコントロールスイッチについてもホール
ド状態とすることができる。
【0060】[3]前面パネル部の補強(図4及至図
6、図10及至図15) 上記前面パネル部3は、図4及至図6、図10に示すよ
うに、外筐補強部材32により、外方側からの押圧力に
よる塑性変形を防止されている。
【0061】上記外筐補強部材32は、合成樹脂材料に
より、略々平板形状を有して一体的に形成され、金属材
料よりなる上記前面パネル部3の内側面部に接着材によ
り取り付けられている。
【0062】この外筐補強部材32は、上記外筐体の内
方側に向けて突出させた複数の補強用突条部70を有し
ている。この外筐補強部材32は、上記各補強用突条部
70を、上記各押釦用透孔15の近傍に位置させてい
る。すなわち、上記各補強用突条部70は、上記各押釦
用透孔15同士の間に位置している。
【0063】なお、上記押釦用透孔15は、前述したよ
うに、上記前面パネル部3に設けられ、上記各スイッチ
操作用押釦6が挿通され、これらスイッチ操作用押釦6
が出没操作される透孔である。
【0064】そして、上記外筐補強部材32は、透明な
合成樹脂材料により形成され、一部分によって、上記前
面パネル部3に設けられこの前面パネル部3の後方側部
分の前方側よりの目視を可能とする目視用透孔14を閉
蓋している。この目視用透孔14とこの目視用透孔14
を閉蓋している上記外筐補強部材32の一部とは、目視
用窓7を構成している。
【0065】上記目視用窓7の後方側となる上記外筐体
内には、いわゆる液晶表示デバイス(LCD)からなる
図示しない表示装置が配設される。この表示装置は、こ
の音響再生装置において実行中の動作モードや、上記磁
気テープの走行状況等を表示するものである。この表示
装置は、上記目視用窓7を透して、前方側より目視する
ことができる。
【0066】上記外筐補強部材32は、上記目視用透孔
14の周囲部となる位置にも、補強用突条部68,69
を有している。
【0067】上記各補強用突条68,69,70は、図
11に示すように、上記前面パネル部3の背後に位置し
て上記外筐体内に配設された電子回路基板73に当接し
ている。すなわち、これら補強用突条68,69,70
は、上記前面パネル部3と上記電子回路基板73との間
に所定の空隙部が確保されるようにこれら前面パネル部
3及び上記電子回路基板73を支持している。
【0068】また、上記外筐補強部材32は、一部によ
り、上記前面パネル部3に設けられたLED用透孔34
をも閉蓋している。このLED用透孔34は、上記目視
用透孔14の近傍であって上記外筐体内に配設される発
光素子(LED)に対向する位置に設けられている。こ
の発光素子は、この音響再生装置の動作状態等を表示す
るためのものである。
【0069】上記LED用透孔34とこのLED用透孔
34を閉蓋する上記外筐補強部材32の一部とは、LE
D用窓を構成している。
【0070】さらに、上記外筐補強部材32は、図12
に示すように、バネ掛け部66及び一対のスイッチ操作
釦支持部64,64を一体的に形成されて有している。
【0071】上記バネ掛け部66には、上記外筐体にス
ライド可能に支持されたスイッチ用スライダ41を付勢
するための捻りコイルバネ44のコイル部が掛止され
る。
【0072】上記スライダ41は、背面部に支持突起4
2を有し、この支持突起42を上記前面パネル部3の側
壁部に設けられたスライダ用透孔62に挿通させて、ス
ライド可能に支持されている。また、このスライダ41
は、背面部にバネ掛止突起43を有している。このバネ
掛止突起43は、上記捻りコイルバネ44の一対のアー
ム部45,46に挟持される。
【0073】また、上記外筐補強部材32は、上記各ア
ーム部45,46の間に位置する保持突起67を有して
いる。
【0074】上記スライダ41は、図12中矢印Dで示
すように、上記前面パネル部3に対してスライド操作さ
れると、中心位置よりいずれの方向にスライドされて
も、上記各アーム部45,46のいずれかを変位させる
こととなり、該中央位置に復帰する方向に付勢される。
【0075】また、上記各スイッチ操作釦支持部64,
64は、後述するように、上記前面パネル部3の側縁部
に設けられたスイッチ操作釦用透孔47に対して出没操
作されるスイッチ操作釦35を移動可能に支持する。
【0076】[4]スイッチ操作釦の構成(図10、図
12及至図15) 上記スイッチ操作釦35は、図10及び図13に示すよ
うに、可撓性を有する合成樹脂材料により、一方側部分
が回動軸部36となされ、他方側部分を押圧部38とな
されて、一体的に形成されている。
【0077】このスイッチ操作釦35は、図14に示す
ように、上記回動軸部36を上記外筐体のシャーシ部2
に形成された回動支持部75により回動可能に支持さ
れ、上記押圧部38を該外筐体内に配設された押圧スイ
ッチ74に対向させて、上記前面パネル部3の側壁部の
内側部に沿って配設されている。このスイッチ操作釦3
5は、上記押圧部38を上記前面パネル部3の側壁部の
内側部に対して接離させる方向に回動可能となされてい
る。
【0078】また、このスイッチ操作釦35は、上記外
筐体の外方側に向けた面部であって上記回動軸部36と
上記押圧部38との中途部となる位置に、押圧操作部3
7が突設されている。この押圧操作部37は、上記前面
パネル部3の側壁部に設けられたスイッチ操作釦用透孔
47に挿通され、このスイッチ操作用透孔47に対して
出没可能となされている。
【0079】そして、このスイッチ操作釦35は、上記
押圧部38の近傍より、上記外筐体の内方側に向けて一
体的に突設された一対の弾性変位部39,39を有して
いる。これら弾性変位部39,39の先端側には、被支
持部40が一体的に形成されている。
【0080】この被支持部40は、上記外筐補強部材3
2の各スイッチ操作釦支持部64,64間に挟持され
て、この外筐補強部材32により保持される。また、こ
の外筐補強部材32の上記被支持部40の先端部に当接
する位置には、位置決め突起63が突設されている。さ
らに、上記外筐補強部材32は、上記各弾性変位部3
9,39の両側側となる位置に、一対の位置規制突起6
5,65を有している。
【0081】上記スイッチ操作釦35は、上記押圧操作
部37を上記外筐体の内方側方向に押圧されると、図1
5において矢印Eで示すように、上記各弾性変位部3
9,39を弾性変位させつつ、上記回動軸部36回りに
回動操作され、上記押圧部38により上記押圧スイッチ
74を押圧操作する。
【0082】そして、上記スイッチ操作釦35は、上記
押圧操作部37に対する押圧操作が解除されると、上記
各弾性変位部39,39の弾発力及び上記押圧スイッチ
74の復元力により、図14に示す初期位置に戻る。
【0083】[5]カセット蓋部の構成(図1及至図
4、図18及至図20) 上記カセット蓋部4は、上述のように、上記カセット蓋
支軸87により、上記シャーシ部2に対して回動可能に
支持されている。そして、このカセット蓋4は、図18
に示すように、内枠部材123を有している。この内枠
部材123は、上記カセット蓋部4の内側部分に嵌入さ
れた状態で配設されている。
【0084】上記内枠部材123の上記カセット蓋支軸
87の近傍となる位置には、図18及び図19に示すよ
うに、上記シャーシ部2側に向けて突出されるようにし
て、板バネ部材88が配設されている。一方、上記シャ
ーシ部2には、上記カセット蓋支軸87の近傍であって
上記板バネ部材88に対応する位置に、規制部材89が
配設されている。
【0085】上記規制部材89は、図19中矢印Mで示
すように、上記カセット蓋部4が閉蓋操作されるときに
は、上記板バネ部材88に当接係合し、この板バネ部材
88を、図19中矢印Jで示すように、上記シャーシ部
2側、すなわち、上記カセット蓋支軸87側に弾性変位
させる。この板バネ部材88が上記カセット蓋支軸87
側に弾性変位されることにより、上記カセット蓋部4
は、図19中矢印Kで示すように、一側側部分を上記シ
ャーシ部2側に引き付けられる。
【0086】したがって、このとき、上記カセット蓋部
4の一側側部分は、上記シャーシ部2との間に、空隙を
生じさせない状態に保持される。
【0087】上記カセット蓋部4が開蓋されて上記シャ
ーシ部2より離間されるときには、上記板バネ部材88
は、上記規制部材89に対して摺接しつつ移動し、該カ
セット蓋部4が上記開蓋位置に至ると、この規制部材8
9より離間する。
【0088】上記カセット蓋部4が開蓋されるとき、上
記内枠部材123は、側縁部分に設けられた係合凹部1
25内に上記カセットホルダ83の側縁部に突設された
係合片126を掛合させ、上記カセットホルダ83を引
き上げて回動させる。上記掛合片126が上記掛合凹部
125内に位置することにより、上記カセットホルダ8
3は、上記カセット蓋部4より、このカセットホルダ8
3に対する上記テープカセット101の挿入が容易とな
る程度の所定の距離だけ離間される。
【0089】なお、上記板バネ部材88と上記規制部材
89とは、互いの位置関係を入れ替えて構成してもよ
い。すなわち、この音響再生装置は、上記板バネ部材8
8を上記シャーシ部2に取り付け、上記規制部材89を
上記カセット蓋部4の内枠部材123に取り付けて構成
してもよい。
【0090】そして、上記カセット蓋部4は、図20に
おいて矢印Mで示すように、閉蓋操作されたときには、
一側側の縁部分を上記外筐体の本体部の外側面部に重ね
る。すなわち、上記前面パネル部3の上記カセット蓋支
軸87側の縁部分には、略々この縁部分の全幅に亘っ
て、舌片部91が突設されている。この舌片部91は、
上記外筐体の内方側に向けて、やや屈曲されて形成され
ている。
【0091】閉蓋操作された上記カセット蓋部4は、一
側側の縁部分を、上記舌片部91の外側側に位置させ、
図20中矢印Lで示す所定の幅に亘って、この舌片部9
1に対してオーバーラップさせる。
【0092】したがって、上記カセット蓋部4が閉蓋位
置となされたとき、このカセット蓋部4と上記前面パネ
ル部3との間には、空隙が生ずることがない。
【0093】[6]シャーシ部の構成(図21及至図2
5) 上記シャーシ部2は、図22に示すように、合成樹脂材
料よりなるフレーム85と、このフレーム85が取り付
けられるシャーシ92とから構成されている。上記フレ
ーム85は、射出成型手段により、枠状の形状を有して
一体的に形成されている。
【0094】上記シャーシ92は、金属板材料により略
々平板状に形成され、電子回路基板73が取り付けられ
る。この電子回路基板73には、電子回路を構成する複
数の電子素子及びモータが取り付けられている。また、
上記シャーシ92には、上記モータの駆動力を上記各リ
ール駆動軸48,49及び上記各キャプスタン軸51,
51に伝達するための複数のギヤが回転可能に取り付け
られている。
【0095】上記フレーム85には、この音響再生装置
の駆動電源を供給する電池を保持するバッテリーホール
ド部となる第1及び第2のバッテリーホールド壁94,
96が一体的に形成されている。すなわち、これら各バ
ッテリーホールド壁94,96は、上記フレーム85の
枠状の部分より内方側に向けて互いに連設されて突設さ
れ、略々L字型の壁部をなし、該枠状の部分の角部分と
共働して、略々矩形の電池室100を構成している。
【0096】上記フレーム85の上記電池室100の一
端側に対応する位置には、切り欠き部93が形成されて
いる。この切り欠き部93は、図1及至図4に示すよう
に、上記前面パネル部3の側壁部に形成された電池挿入
スリット71に対応している。この電池挿入スリット7
1は、電池室蓋72により、開閉可能に閉蓋されてい
る。
【0097】すなわち、上記電池室100には、上記電
池室蓋72が開蓋されることにより、上記電池挿入スリ
ット71を介して、電池が挿入操作される。
【0098】上記電池室100内には、上記電子回路基
板73上の電源供給ランド部に接続されるとともにこの
電池室100内に挿入操作された電池の電極に接触する
図示しない端子が設けられている。
【0099】上記第2のバッテリーホールド壁96は、
一対のネジ止め片部99,99を有し、これらネジ止め
片部99,99を一対の止めネジ97,98により対応
して上記シャーシ92に取り付けられることにより、該
シャーシ92上に固定されている。
【0100】そして、上記第1のバッテリー壁94と上
記第2のバッテリーホールド壁96との間の部分は、可
撓変位部95となされている。この可撓変位部95は、
上記各バッテリーホールド壁94,96よりもやや肉薄
に形成されて弾性変位可能となされ、該第2のバッテリ
ーホールド壁96を上記第1のバッテリーホールド壁9
4に対して可撓的に変位可能としている。
【0101】上記フレーム85の側壁部分には、上記係
止解除レバー10が取り付けられるための解除レバー用
透孔85aが開設されている。
【0102】ところで、上記フレーム85は、射出成型
されたときには、図21に示すように、上記第2のバッ
テリーホールド壁96を上記枠状の部分より離間させた
形状として、形成される。そして、このフレーム85
は、図21中矢印Nで示すように、上記可撓変位部95
を可撓変位され、上記第2のバッテリーホールド壁96
の先端部を上記枠状の部分に当接させた状態で、上記シ
ャーシ92に取り付けられている。
【0103】上記フレーム85を射出成型するための金
型のコアとしては、図23に示すように、上記第2のバ
ッテリーホールド壁96を上記枠状の部分より離間した
状態で形成するためのキャビティ部104を有するもの
を用いる。このキャビティ部104には、ランナー部を
形成することとなるランナー形成部103が連通されて
いる。このランナー形成部103内には、樹脂流入口1
05を介して、熔融された合成樹脂材料が射出される。
【0104】また、上記コア102は、上記解除レバー
用透孔85aを形成するための、図24及び図25に示
すスライドコア109,109が挿入されるスライドコ
ア挿入孔107が設けられている。このコア102に挿
入されるスライドコア108,109は、簡素な形状の
ものであり、図24中の矢印O及び図25中の矢印Pで
示すように、上記コア102に対して挿入及び抜き取り
操作される。
【0105】[7]チューナ基板の取り付け(図16及
び図17) 上記カセット蓋部4の内側面部には、図16に示すよう
に、プリント回路基板であるチューナ基板76が取り付
けられている。
【0106】このチューナ基板76には、上記カセット
蓋部4に対向する側の主面部に、電子回路を構成する複
数の電子素子78,79が取り付けられている。このチ
ューナ基板76上の電子回路は、ラジオ受信回路を構成
しており、上記本体部側の電子回路基板に接続されてい
る。
【0107】そして、上記カセット蓋部4の上記チュー
ナ基板76上の電子素子78,79に対応する位置に
は、図17に示すように、凹部が形成されている。
【0108】上記カセット蓋部4の図17中矢印Fで示
す厚みは、1.5mmとなっている。そして、上記凹部
の深さは、0.7mmであり、この凹部が設けられてい
る部分における上記カセット蓋部4の厚みは、0.8m
mとなっている。
【0109】上記凹部の周囲部には、上記外筐体の内方
側に向けて補強用のリブ81が突出形成され、上記カセ
ット蓋部4の剛性が維持されている。また、上記カセッ
ト蓋部4からは、基板受け突起82が一体的に突設され
ている。この基板受け突起82の高さは、1.9mmで
あり、上記凹部の底面部より該基板受け突起82の先端
部までの距離、すなわち、図17中矢印Gで示す該凹部
の底面部より上記チューナ基板76までの距離は、2.
6mmとなっている。
【0110】上記チューナ基板76の厚さは、0.5m
mである。このチューナ基板76の上記外筐体の内方側
に臨む裏面部には、カバー板77が接着されて取り付け
られている。このカバー板77は、合成樹脂材料よりな
るシート状の部材であり、厚さが0.3mmである。
【0111】したがって、上記カセット蓋部4の外側側
の表面部より上記カバー板77の内側側の面部までの図
17中矢印Hで示す厚さは、4.2mmである。すなわ
ち、この音響再生装置においては、上記凹部の深さの分
だけ、上記カセット蓋部4と上記チューナ基板76とに
より構成される蓋部分の厚さが薄くなされている。
【0112】
【発明の効果】上述のように、本発明に係る電子機器用
筐体においては、合成樹脂材料よりなりシャーシに取り
付けられることによりシャーシ部を構成するフレームに
は、電子機器の駆動電源を供給する電池を保持するバッ
テリーホールド部が一体的に形成されている。
【0113】そのため、この電子機器用筐体は、電子機
器を構成する部品数を削減して、この電子機器の組立、
製造を容易化することができる。また、この電子機器用
筐体においては、上記シャーシを金属材料とすること等
により、充分な剛性を維持することができる。
【0114】また、この電子機器用筐体において、上記
フレームは、上記バッテリーホールド部に可撓変位部を
有するものとし、この可撓変位部を可撓変位された状態
で上記シャーシに取り付けられているものとすると、射
出成型手段により形成する場合において、簡素な構成の
金型により形成することが可能な形状として形成してお
き、上記シャーシ部を構成するときに、所望の形状とし
て使用することができる。
【0115】すなわち、本発明は、製造の困難性を招来
することなく、乾電池の収納部を一体的に構成すること
が可能となされ、この電子機器用筐体を用いて構成され
る電子機器の構成の簡素化、組立の容易化を実現するこ
とができ、特に、携帯用電子機器を構成するのに好適な
電子機器用筐体を提供することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電子機器用筐体を有する携帯用電
子機器の構成を示す斜視図である。
【図2】上記携帯用電子機器のホールド状態における構
成を示す斜視図である。
【図3】上記携帯用電子機器の要部となる前面パネル部
の構成を示す分解斜視図である。
【図4】上記前面パネル部の背面側の構成を示す分解斜
視図である。
【図5】上記前面パネル部の背面側の構成を示す拡大正
面図である。
【図6】上記前面パネル部の背面側のホールド解除状態
における構成を示す拡大正面図である。
【図7】上記前面パネル部の構成を示す縦断面図であ
る。
【図8】上記携帯用電子機器を構成するスライダ板の形
状の他の例を一部を破断して示す斜視図である。
【図9】上記携帯用電子機器のテープカセットを収納す
る部分の側の構成を示す斜視図である。
【図10】上記前面パネル部の背面側の要部の構成を示
す分解斜視図である。
【図11】上記前面パネル部に取り付けられた外筐補強
部材の要部の形状を示す縦断面図である。
【図12】上記外筐補強部材の要部の形状を示す要部平
面図である。
【図13】上記外筐補強部材により支持されるスイッチ
操作釦の形状を示す斜視図である。
【図14】上記外筐補強部材により支持された状態のス
イッチ操作釦を示す縦断面図である。
【図15】上記スイッチ操作釦が押圧操作された状態を
示す縦断面図である。
【図16】上記携帯用電子機器のカセット蓋の構成を示
す分解斜視図である。
【図17】上記カセット蓋の要部の構成を示す要部縦断
面図である。
【図18】上記カセット蓋を支持する回動支軸の構成を
一部を透視して示す側面図である。
【図19】上記カセット蓋の回動支軸近傍の構成を示す
要部側面図である。
【図20】上記カセット蓋の回動支軸側の構成を示す要
部側面図である。
【図21】上記携帯用電子機器のシャーシ部を構成する
フレームの形状を示す斜視図である。
【図22】上記フレームがシャーシに取り付けられた状
態を示す斜視図である。
【図23】上記フレームを射出成型するための金型の要
部の形状を示す平面図である。
【図24】上記金型を構成する第1のスライドコアの形
状を示す側面図である。
【図25】上記金型を構成する第2のスライドコアの形
状を示す側面図である。
【図26】従来のスイッチ操作釦の構成を示す縦断面図
である。
【図27】従来のカセット蓋の構成を示す要部縦断面図
である。
【符号の説明】
2 シャーシ部 85 フレーム 92 シャーシ 94 第1のバッテリーホールド壁 95 可撓変位部 96 第2のバッテリーホールド壁 100 バッテリー収納部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 合成樹脂材料よりなるフレームとこのフ
    レームが取り付けられるシャーシとからなるシャーシ部
    を備え、 上記フレームには、電子機器の駆動電源を供給する電池
    を保持するバッテリーホールド部が一体的に形成されて
    いる電子機器用筐体。
  2. 【請求項2】 フレームは、バッテリーホールド部に可
    撓変位部を有し、この可撓変位部を可撓変位された状態
    で、シャーシに取り付けられている請求項1記載の電子
    機器用筐体。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1998022948A1 (fr) * 1996-11-20 1998-05-28 Sony Corporation Dispositif electronique, et enregistreur et/ou dispositif de reproduction de supports enregistres

Cited By (2)

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