JP2002175678A - 誤挿入防止機能を有するカートリッジと駆動装置 - Google Patents
誤挿入防止機能を有するカートリッジと駆動装置Info
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Abstract
速に識別し、カートリッジの誤挿入とカートリッジ及び
駆動装置の破壊を防止するカートリッジとその駆動装
置、並びに、これらからなるシステムを提供する。 【解決手段】 カートリッジ100と、当該カートリッ
ジ100が挿入される挿入口132を有して前記カート
リッジ100を駆動する駆動装置であって、当該駆動装
置は、当該挿入口132に設けられた開閉自在なシャッ
ター134と、前記カートリッジの前記駆動装置内部へ
の進入を禁止するように前記シャッター134の閉口状
態をロックすると共に前記カートリッジ100の前記駆
動装置内部への進入を許容するように前記閉口状態のロ
ックを解除して前記シャッター100を開口可能にする
機構とを有し、前記カートリッジ100は、前記機構と
協同して前記シャッター134の前記閉口状態のロック
を解除するロック解除部を有するシステムを提供する。
Description
リッジと当該カートリッジが挿入される駆動装置に係
り、特に、カートリッジの誤挿入の防止に関する。ま
た、本発明は、ユニットを、当該ユニットを収納する電
子機器に挿入する際の誤挿入の防止にも広く適用するこ
とができる。
しく挿入されない状態又は決められた進入方向以外から
挿入される状態をいい、カートリッジの種類が正しくな
い場合(例えば、カートリッジに収納されている媒体の
種類、形状及び寸法が異なる場合やカートリッジが純正
品ではない場合)や、カートリッジの姿勢が正しくない
場合(例えば、カートリッジが前後又は上下(又は表
裏)逆に挿入されたりする場合)を含む概念である。
量のデータを高密度で記録し、かつ迅速に再生する光情
報記録装置が注目されている。この光情報記録装置はC
D、レーザディスクのようにディスク作製時に情報をデ
ィスク上にスタンピングし、情報の再生のみを可能とし
た再生専用形ディスクを用いたもの、CD−Rのように
一度だけ記録を可能とした追記形ディスクを用いたも
の、光磁気記録方式や相変化記録方式を用いて何度でも
データの書き換え・消去を可能とした書き換え型ディス
クを用いたものなどである。これらの光情報記録装置の
中でも、高転送レートを要求される分野では、主に光磁
気記録装置が用いられる。
させるために、装置側でも様々な機構を備えた幾種の光
磁気記録装置が必要となる。例えば、ヘッド部の配置に
関しては、片側に磁気ヘッド、反対側に光ヘッドを配置
して片面記録を行う方式、両側に光ヘッド、磁気ヘッド
を配置して両面記録が可能な方式に対応するために、ヘ
ッド部の配置に工夫が必要となる。またディスクカート
リッジ側でもヘッド挿通部の形状を変えるため、幾種も
のディスクカートリッジが必要となる。
が開発される度に、新たにディスクカートリッジや、デ
ィスク駆動装置を作りだす場合、各々のディスクカート
リッジの駆動装置の互換性の確保と、誤挿入防止の点に
問題を生じる。
システムを既存のシステムにそのまま適用できるように
各メーカーが工夫を凝らしている。具体的には、記憶容
量の低い、既存の情報記録装置のシステムに同じサイズ
のディスクカートリッジに記憶容量の高いディスクを収
納して使用する等である。
ジとその駆動装置に対して、新たなディスクカートリッ
ジと情報記録装置を作製し、互換性の存非を切り分ける
ために、ディスクカートリッジの誤挿入を防止する必要
がある。
ートリッジ構造及びディスクの形状等は各々共通にして
おき、識別の方法として記録ディスクにあらかじめ識別
符号を記録し、駆動装置側で識別符号のデータを読み込
んで、記録ディスクの属性を識別し、ディスクの種別の
表示をしたり、異種の場合、自動排出するなりの処置を
行っていた。あるいは、直接、ディスクカートリッジに
識別孔などを設けて、孔の有無を、駆動装置側で、機械
的あるいは光学的に識別して同様の処理を行っていた。
変えて、駆動装置の誤挿入防止を行う工夫も施されてい
る。特開昭64−30068に示されるディスクカート
リッジの例では、3.5インチサイズのフロッピーディ
スク用のディスクカートリッジと光ディスク用のディス
クカートリッジのそれぞれの駆動装置への誤挿入を防止
するために、フロッピー(登録商標)ディスク用のディ
スクカートリッジには挿入方向のケース前端左隅に切り
欠きを、光ディスク用のディスクカートリッジには挿入
方向ケース前端右隅に切り欠きを設け、駆動装置側のそ
れぞれのディスクカートリッジが挿入されるカートリッ
ジホルダ内に切り欠きに対応する凸部を設けることによ
って誤挿入防止を実現させている。
装置の内部のディスクカートリッジが挿入される途中に
中間面と中間面よりも突出したスイッチを設け、ディス
クカートリッジの前面に突起を設けて突起がスイッチを
押圧した場合に中間面がディスクカートリッジの駆動装
置内部への進入を許容するシステムを開示している。
構造及び記録媒体形状を共通にする方式ではカートリッ
ジが駆動装置に挿入又は配置され、しかるのちに駆動装
置が判別するのを待って、誤挿入を認識するので、誤挿
入の判断に時間を要するという問題が生じる。
トリッジを駆動装置内に挿入しないと誤挿入を判断でき
ない。このため、カートリッジ挿入中に、カートリッジ
が、駆動装置内に配置されたヘッド機構、シャッター開
閉アーム等の複雑な機構と接触して損傷させるという問
題が生じ得る。特に、ユーザが誤挿入だと気づかずにカ
ートリッジを無理やり駆動装置の内部に押し込めばカー
トリッジと駆動装置の破損の可能性が高まる。また、誤
挿入後に、カートリッジが駆動装置から取り出せなくな
るという問題も生じ得る。
に対する適合性を迅速に識別し、カートリッジの誤挿入
とカートリッジ及び駆動装置の破壊を防止するカートリ
ッジとその駆動装置、並びに、これらからなるシステム
を提供することにある。
に、本発明の一側面としてのカートリッジは、挿入口を
有する駆動装置の前記挿入口から挿入されて前記駆動装
置によって駆動される情報記録媒体を収納するカートリ
ッジであって、前記駆動装置は、前記挿入口を開閉自在
なシャッターと、異種カートリッジ及び前記カートリッ
ジの決められた進入方向以外からの前記駆動装置内部へ
の進入を禁止するように前記シャッターの閉口状態をロ
ックすると共に前記カートリッジの前記駆動装置内部へ
の進入を許容するように前記閉口状態のロックを解除す
る機構とを有し、前記カートリッジは、前記機構と協同
して前記シャッターの前記閉口状態のロックを解除する
ロック解除部を有する。また、かかる駆動装置、及び、
カートリッジと駆動装置からなるシステムも本発明の一
側面を構成する。
ば、正規のカートリッジが正しく挿入されなければシャ
ッターが開口せずに、カートリッジは駆動装置の内部に
進入することができない。従って、誤挿入は駆動装置の
内部に進入する前に検出される。
カートリッジ、ケース、筐体、カード、スティックなど
名称及び形状の如何を問わず駆動装置によって駆動され
る情報記録媒体を収納する容器を広く含む。情報記録媒
体は、例えば、ディスク、テープ、半導体メモリなどを
含む。従って、かかるカートリッジは、ディスクカート
リッジ、ICカード、ICタグ、ゲーム機用のメモリー
カード、ビデオテープカートリッジを含む。なお、本出
願においては、「ICカード」は、スマートカード、イ
ンテリジェントカード、チップインカード、マイクロサ
ーキット(マイコン)カード、メモリーカード、スーパ
ーカード、多機能カード、コンビネーションカードなど
を総括している。「ICタグ」は、ICカードと同様の
機能を有するが、切手サイズやそれ以下の超小型やコイ
ン等の形状を有する全ての情報記録媒体を含む。「駆動
装置」は、ディスク装置、ICカードリーダ/ライタ、
ゲーム機、ビデオデッキ、MDプレーヤーなどカートリ
ッジを駆動する装置を広く含む。「シャッター」は、ゲ
ート、蓋、ガードなど名称の如何によらず、進路の障害
となる部材を広く含む。
挿入される前面を更に有し、前記ロック解除部は、前記
カートリッジの前記駆動装置への挿入方向に前記前面か
ら突出する突起から構成されてもよい。かかる突起はロ
ックを解除するための鍵として機能する。カートリッジ
の厚み方向に関して前面及びシャッターを独特の形状に
することも考えられるが、これではカートリッジが厚く
なってしまい、特に、近年薄型化が要求されているディ
スクカートリッジには適用しにくくなる。そこで、カー
トリッジの前面から前方に突起を形成してカートリッジ
が厚くなることを防止して簡易な構成でシャッターのロ
ックを解除している。
もよい。これに対応してシャッターを同様に曲面(凹面
又は凸面)に構成してロック解除用の鍵としての機能を
設けてもよい。前記突起は、前記挿入方向に平行な前記
カートリッジの中央線に関して略対称に設けられてもよ
い。カートリッジをシャッターに押し当てた場合にシャ
ッターには略対称な力が作用するために、シャッターの
変形や破壊を防止することができる。同様な趣旨から、
前記突起は前記前面の中央部に設けられるか、前記前面
に複数設けられることが好ましい。
み、前記突起は、前記対称軸に関してほぼ対称な位置に
設けられ、前記前面の形状は前記前面を180度回転さ
せた場合の形状とは異なってもよい。突起が対称軸に関
してほぼ対称な位置に設けられるので、カートリッジを
シャッターに押し当てた場合にシャッターには対称軸に
関して略対称な力が作用し、シャッターの変形や破壊を
防止することができる。また、前面の180度の回転の
前後で形状は維持されないため、カートリッジが表裏逆
に挿入された場合など、カートリッジの姿勢に関する誤
挿入を防止することができる。
ーの方向に付勢され、当該シャッターに係合可能で、前
記カートリッジの挿入方向とほぼ直交する方向に移動可
能なロック部を含む。また、前記ロック部は、前記シャ
ッターの表面よりも前記駆動装置の内部に退避している
ことが好ましい。ロック部がシャッターの表面よりも駆
動装置の外側に突出していれば、突起のないカートリッ
ジとも接触し、当該カートリッジに対して挿入方向に衝
撃を加えた場合にロック部によるロックを解除して駆動
装置の内部に進入する惧れがあるからである。
入部を有する電子機器の前記挿入部から挿入されて前記
電子機器に収納されるユニットであって、前記電子機器
は、当該挿入部に設けられて前記ユニットの進入を遮る
進入遮断部と、異種カートリッジ及び前記カートリッジ
の決められた進入方向以外からの前記電子機器内部への
進入を禁止するように前記進入遮断部を第1の状態にす
ると共に前記ユニットの前記電子機器内部への進入を許
容するように前記進入遮断部を第2の状態にする機構と
を有し、前記ユニットは、前記機構と協同して前記進入
遮断部を前記第2の状態にする解除部を有する。また、
かかる電子機器、及び、ユニットと電子機器からなるシ
ステムも本発明の一側面を構成し、上述のカートリッ
ジ、駆動装置及びシステムと同様の作用を奏する。
電話、PHSその他の通信端末、パーソナルコンピュー
タ(以下、「PC」という。)及びその周辺機器、上述
の駆動装置、パーソナルデジタルアシスタンツ(以下、
「PDA」という。)、テレビ、ビデオ、カメラ、家電
製品などユニットを収納する機器を含む。「ユニット」
は電源ユニット、ハードディスクユニットその他の増設
ユニット、上述のカートリッジを広く含む。電子機器
は、電源ユニットに見られるように、必ずしもユニット
を駆動するものに限定されない。
添付図面を参照して説明される好ましい実施例によって
明らかにされるであろう。
明のカートリッジ及びユニットの一例としてのディスク
カートリッジ100及び本発明の駆動装置及び電子機器
の一例としてのディスク駆動装置200について説明す
る。
ディスク駆動装置200の一例を図1〜図7に示す。
ディスクカートリッジ100の(裏側の)平面図であ
る。ディスクカートリッジ100は、カートリッジケー
ス110内にディスク120を収納し、中心部にディス
ク120を駆動するためのディスク駆動軸挿入孔112
が設けられている。カートリッジケース110の側面に
はヘッド挿入孔132とヘッド挿入孔132を開閉する
ためのシャッター134が設けられている。シャッター
134は矢印T方向に移動可能であり、ヘッド挿入孔1
32を閉口するように図示しないバネ部材によって付勢
されている。図1はシャッター134が開口している状
態を示している。ディスクカートリッジ100がディス
ク駆動装置200に挿入される前は、シャッター134
は閉口している。なお、本図では、ヘッド挿入孔132
のみを開閉可能に構成しているが、必要に応じてヘッド
挿入孔132とディスク駆動軸挿入孔112を同時に開
閉する機構を設けてもよい。
やポリカーボネート樹脂など従来からカートリッジ材料
として用いられてきた任意の材料、またスチロール系樹
脂、窒素含有樹脂、エステル系樹脂等の耐熱材料等を、
分散、混合した組成物を利用することができる。
動装置200の後述する挿入口204に最初に挿入され
る前面114を有している。前面114には、カートリ
ッジ100の挿入方向Sに前面114から突出する誤挿
入防止用突起140が前面114の両端に形成されてい
る。誤挿入防止用突起140は、後述するように、ディ
スク駆動装置200の挿入口204に設けられた開閉蓋
210の(閉口状態の)ロックを解除する鍵としての機
能を有する。換言すれば、誤挿入防止用突起140は、
後述するロック機構220と協同して開閉蓋210の閉
口状態のロックを解除するように構成されている。
矩形形状を有する。ディスクカートリッジ100のディ
スク駆動装置200への誤挿入を防止するために、前面
114及び挿入口204の形状を独特の形状にして、か
かる形状に鍵の機能を設けることも考えられる。しか
し、これではカートリッジケース110が厚くなってし
まい、特に、近年薄型化が要求されているディスクカー
トリッジには好ましくない。そこで、カートリッジの前
面114から挿入方向Sに沿って前方に誤挿入防止用突
起140を形成してカートリッジケース110の全部又
は一部が厚くなることを防止して簡易な構成で誤挿入を
防止している。なお、本発明は、後述するように、前面
114が平面その他の形状にも適用することができる。
状を有する。本実施形態では、開閉蓋210のロックを
解除する鍵としての機能はディスクカートリッジ100
の誤挿入防止用突起140に付与されているが、必要が
あれば、これと共に/又はこれに代えて、前面114の
形状にかかる機能を付与してもよい。例えば、前面11
4の曲面形状に対応して開閉蓋210を同様に曲面(例
えば、凹面)に構成して前面114が開閉蓋210の全
体を押圧した場合に開閉蓋210のロックが解除される
ように構成するなどである。前面114の曲面は凹面状
に形成されて開閉蓋210が凸面状に形成されてもよい
ことはもちろんである。
リッジがディスク駆動装置200に誤挿入されることを
防止する。また、本実施形態においては、誤挿入防止用
突起140は、ディスクカートリッジ100自身の誤挿
入(即ち、前後又は上下が逆の挿入)も防止する。誤挿
入防止用突起140の動作については図2以下で詳しく
説明する。
平行なカートリッジケース110の中央線Mに関して対
称に2つ設けられている。この結果、カートリッジケー
ス110をディスク駆動装置200の開閉蓋210に押
し当てた場合に開閉蓋210にはほぼ対称な力が作用す
るようになり、開閉蓋210の変形や破壊を防止するこ
とができる。もっとも、本発明は、誤挿入防止用突起1
40が片側だけに設けられて、開閉蓋ロック部230も
対応する片側だけに設けられる場合にも適用することが
できる。
を有して略直方体形状を有する基部142から構成され
ている。切欠き144は、図2を参照して後述される開
閉蓋ロック部230の斜面231と係合し、挿入の際に
ユーザがディスクカートリッジ100に対して挿入方向
Sに付与する力を挿入方向Sと直交する方向L2(但
し、反対側の斜面231に対しては方向L1)に変換す
る。
ロック部230によるロックが解除できるのに必要かつ
十分な長さが選択される。即ち、突起140の長さが短
か過ぎればロック部230もこれに対応して短くなり、
突起を有しないカートリッジを挿入した場合の衝撃でロ
ックが外れて当該カートリッジの駆動装置内部への進入
を許すことになり好ましくない。また、突起140の長
さが長すぎると、カートリッジの大型化や突起の機械的
強度の低下を招くので好ましくない。なお、必要があれ
ば、各突起の形状及び寸法は異なってもよい。
するには、先ず、ポリカーボネート樹脂等でカートリッ
ジケース110の上部と下部のそれぞれを、射出成形法
を用いて形成する。この時、上部にはヘッド挿入孔13
2に対応する孔及び誤挿入防止用突起140の半分を、
下部にはディスク駆動軸挿入孔112、(両面からヘッ
ドによってアクセスされる場合にはヘッド挿入孔132
に対応する孔)及び誤挿入防止用突起140の半分を形
成する。次に、ディスクケース110の上部及び下部の
間に所定のディスク120を収納し、上部及び下部を加
熱して融着する。その後、シャッター134を取付けて
ディスクカートリッジ100が完成する。
クカートリッジ挿入部202の詳細図であり、ディスク
カートリッジ100をディスク駆動装置200に挿入す
る前の状態を示している。図3は、図2を側面から眺め
た状態を表した図である。
トリッジ挿入部202にはディスクカートリッジ100
がディスク駆動装置200内に挿入されるための挿入口
204が設けられており、挿入口204には開閉蓋21
0が設けられている。開閉蓋210の両側には、カート
リッジの誤挿入を防止するためのロック機構220が設
けられている。
と完全に一致する必要はない。但し、本発明は、カート
リッジが駆動装置に誤挿入されて駆動装置の部品を破損
したり抜けなくなったりすることを防止することを企図
しているので、駆動装置200の部品を保護するために
挿入口204近傍に設けられる必要がある。
蓋210をロック及びロック解除するために方向Lに移
動可能な開閉蓋ロック部230と、開閉蓋ロック部23
0を開閉蓋210に常に係合させる方向L1(但し、反
対側の斜面231に対しては方向L2)に付勢するため
のスプリング240とを収納している。スプリング24
0は、例えば、圧縮バネから構成される。
ャッター210の表面よりも駆動装置200の内部に退
避している。ロック部230がシャッター210の表面
よりも駆動装置200の外側に突出していれば、突起の
ないカートリッジでもロック部230に接触することが
でき、挿入方向Sに衝撃を加えた場合に当該カートリッ
ジがロック部230によるロックを解除して駆動装置2
00の内部に進入する惧れがあるからである。
移動するための孔223が設けられ、また、筐体222
は孔223に張り出して後述する開閉蓋ロック部230
の係止部234と係合する張り出し部224を有する。
筐体222の外形は円筒、直方体など特に限定されな
い。
実施形態では例示的に略T字形状を有するが、カートリ
ッジの進入を遮断することができる限り、その形状は特
に限定されない。開閉蓋210は、支軸212の回りに
ディスク駆動装置200の内側で回転可能に支持され、
図2及び図4に示すように、開閉蓋ロック部230と係
合する孔214を有する。開閉蓋210の支軸212は
開閉蓋210を閉口方向(図3及び図5においては時計
回り)に付勢する図示しないバネなどの付勢部材に接続
されている。なお、図3においては、開閉蓋210の底
部が挿入部202からの張り出し206と係合している
ものの回転には支障がない。ディスクカートリッジ10
0が挿入する前の状態では、開閉蓋210は開閉蓋ロッ
ク部230によって常にロックされており、開くことが
できない。
におけるA−A断面である。孔214の形状は開閉蓋ロ
ック部230の突部232に対応しており、円筒、直方
体などその形状は特に限定されない。開閉蓋ロック部2
30は、図2及び後述する図4に示すように、略T字形
断面を有し、斜面231と、突部232と、係止部23
4とを有する。斜面231は、上述したように、ディス
クカートリッジ100の切欠き144と係合する。斜面
231は、円筒面、四角柱面、その他の面に形成される
ことができるので、斜面231を含む部材は円筒、四角
柱などの形状を有する。突部232は、開閉蓋210の
孔214に嵌合する。突部232は、孔214の形状に
対応した、円筒、直方体などの形状を有する。係止部2
34は、スプリング240と係合すると共に筐体222
の張り出し部224によって係止される。係止部234
は、張り出し部224に対応した、円筒形状、四角柱形
状などを有する。
ッジケース110の誤挿入防止用突起140が両外側に
押し出すようにして、開閉蓋210のロックを解除して
いる状態を示す。図5は、図4を側面から眺めた状態を
示す図である。図4では、既に誤挿入防止用突起140
が開閉蓋ロック部230を既に解除しているので、図5
に示すように、開閉蓋210は開口状態にある。
端がディスク駆動装置200内に挿入し、開口した開閉
蓋210から進入した状態を示す断面図である。図7
は、図6を側面から眺めた図である。この状態では、図
6に示されるように、開閉蓋ロック部230は開閉蓋2
10離れて、開閉蓋210は開口し、ディスクカートリ
ッジ100はディスク駆動装置200内部に挿入可能と
なる。
10に誤挿入防止用突起140が設けられていないカー
トリッジは、開閉蓋ロック部230の解除を行うことが
できず、ディスク駆動装置200内に進入することがで
きない。これにより、ディスクカートリッジの誤挿入防
止を実現することができる。より詳細には、本実施形態
では、異なる種類のディスクカートリッジを誤挿入を防
止することができ、特に、誤挿入し易い同サイズ、ある
いはそれ以下のサイズのディスクカートリッジの誤挿入
防止に有効である。また、ディスクカートリッジ100
が使用されても前面114から挿入されない場合(例え
ば、後面を前にして挿入される場合など)の誤挿入を防
止することができる。
0の前面114の両端に誤挿入防止用突起140を設け
たが、本発明はかかる構成に限るものではなく、後述す
るように、中央部に設けたり、厚み方向の上下面につけ
たりしても構わない。ディスク駆動装置側の対応する箇
所に開閉蓋ロック部を設けられる構成にすれば、本発明
の目的の一つを達成することができる。
形態のディスクカートリッジ100Aについて説明す
る。ここで、図8(a)は、ディスクカートリッジ10
0Aのシャッター134Aが閉口した状態における表側
の外観斜視図、図8(b)は、ディスクカートリッジ1
00Aの正面図、図8(c)は、ディスクカートリッジ
100Aの裏側の平面図である。図8(d)は、図8
(a)に示すディスクカートリッジ100Aの裏側の外
観斜視図、図8(e)は、ディスクカートリッジ100
Aのシャッター134Aが開口した状態における表側の
外観斜視図、図8(f)は、図8(e)に示すディスク
カートリッジ100Aの裏側の外観斜視図である。
リッジケース(又はシェル)110Aの前面114Aの
両端に異なる形状の突起140A及び140Bを有す
る。突起140Bには挿入方向Sに沿って溝141Aが
中央に形成されている点で突起140Aと相違する。溝
141Aは、後述するシャッター134Aが移動するた
めの溝と連通している。
び140Bは、前面114Aの対称軸Q及びHの各々に
関して(又は図8(c)に示す中心線Mに関して)ほぼ
対称な位置に配置されている。これにより、カートリッ
ジ100Aを図示しない駆動装置の図示しない開閉蓋に
押し当てた場合にシャッターには対称軸Q及びHに関し
て対称な力が作用し、シャッターの変形や破壊をもたら
さない。また、前面114Aの形状は、180度回転し
た場合の形状とは溝141Aにより異なる。これによ
り、カートリッジ100Aが図示しないディスク駆動装
置の内部に表裏逆に誤挿入されることを防止することが
できる。
ないロック部によるロックが解除できるのに必要かつ十
分な長さが選択される。即ち、突起の長さが短か過ぎれ
ばロック部もこれに対応して短くなり、突起を有しない
カートリッジを挿入した場合の衝撃でロックが外れて当
該カートリッジの駆動装置内部への進入を許すことにな
り好ましくない。また、突起が長すぎると、カートリッ
ジの大型化や突起の機械的強度の低下を招くので好まし
くない。なお、必要があれば、突起140A及び140
Bの寸法や形状は異なってもよい。
シャッター134と異なるシャッター134Aを有す
る。シャッター134Aは、図1に示すディスク駆動軸
挿入孔112とヘッド挿入孔132とを同時に開閉する
点でシャッター134と相違する。
34Aが閉口している状態を示し、図8(e)及び図8
(f)はシャッター134Aが開口している状態を示し
ている。シャッター134Aが開口すると、図8(e)
に示すように、ヘッド挿入孔136Aが開口すると共
に、図8(f)に示すように、ディスク駆動軸挿入孔1
12A及びヘッド挿入孔132Aが開口する。シャッタ
ー134Aが開口することにより、図示しないヘッドが
ヘッド挿入孔132A及び136Aを介してディスク1
20の上下をアクセスすることができるようになると共
にディスク駆動軸(又はスピンドル軸)が挿入孔112
Aを介してディスク120を回転することができるよう
になる。
面114Aが平面部を有する点で前面114と相違する
が、本実施形態ではかかる平面形状をロック解除などに
は使用していない。
形態のディスクカートリッジ100Bについて説明す
る。ここで、図9(a)は、ディスクカートリッジ10
0Bの表側の外観斜視図、図9(b)は、ディスクカー
トリッジ100Bの正面図、図9(c)はディスクカー
トリッジ100Bの平面図、図9(d)は、ディスクカ
ートリッジ100Bの裏側の外観斜視図である。
リッジケース(又はシェル)110Bの前面114Bの
両端に異なる形状の突起140C及び140Dを有す
る。突起140Dには挿入方向Sに沿って溝141Bが
中央に形成されている点で突起140Cと相違する。溝
141Bは、シャッター134Aが移動するための溝と
連通している。
び140Dは、前面114Bの対称軸Q及びHの各々に
関してほぼ対称な位置に配置されている。これにより、
カートリッジ100Bを図示しない駆動装置の図示しな
い開閉蓋に押し当てた場合にシャッターには対称軸Q及
びHに関して対称な力が作用し、シャッターの変形や破
壊をもたらさない。また、前面114Bの形状は、18
0度回転した場合の形状とは溝141Bにより異なる。
これにより、ディスクカートリッジ100Bが表裏逆に
図示しないディスク駆動装置の内部に誤挿入されること
を防止することができる。
ないロック部によるロックが解除できるのに必要かつ十
分な長さが選択される。即ち、突起の長さが短か過ぎれ
ばロック部もこれに対応して短くなり、突起を有しない
カートリッジを挿入した場合の衝撃でロックが外れて当
該カートリッジの駆動装置内部への進入を許すことにな
り好ましくない。また、突起が長すぎると、カートリッ
ジの大型化や突起の機械的強度の低下を招くので好まし
くない。なお、必要があれば、突起140C及び140
Dの寸法や形状は異なってもよい。
面114Bが前面114と同様の曲面部を有している
が、本実施形態ではかかる曲面形状をロック解除などに
は使用していない。
施形態のディスクカートリッジ100Cについて説明す
る。ここで、図10(a)は、ディスクカートリッジ1
00Cの表側の外観斜視図、図10(b)は、ディスク
カートリッジ100Cの正面図、図10(c)は、ディ
スクカートリッジ100Cの裏側の平面図、図10
(d)は、ディスクカートリッジ100Cの裏側の外観
斜視図である。
リッジケース(又はシェル)110Cの前面114Cの
両端に異なる形状の突起140E及び140Fを有す
る。突起140E及び140Fは、それぞれ、L字状に
形成されているが、突起140Fには挿入方向Sに沿っ
て溝141Cが中央に形成されている点で突起140E
と相違する。溝141Cは、シャッター134Aが移動
するための溝と連通している。
起140E及び140FのL字形状はそれぞれ、水平部
146aと垂直部146bから構成され、L字形状の開
口は外側を向いている。一対の水平部146aは図10
(a)に示すシェル110Cの表面と同一平面であり、
一対の垂直部146bはシェル110Cの側面からやや
内側に水平部146aとは垂直にシェル110Cの厚さ
方向に延びている。かかる突起140及び140Fの形
状は、後述するように、ディスクカートリッジ100C
が表裏逆にディスク駆動装置200Cの内部に誤挿入さ
れることを防止する。
るロック部230Cによるロックが解除できるのに必要
かつ十分な長さが選択される。即ち、突起の長さが短か
過ぎればロック部230Cもこれに対応して短くなり、
突起を有しないカートリッジを挿入した場合の衝撃でロ
ックが外れて当該カートリッジの駆動装置内部への進入
を許すことになり好ましくない。また、突起が長すぎる
と、カートリッジの大型化や突起の機械的強度の低下を
招くので好ましくない。なお、必要があれば、突起14
0E及び140Fの寸法や形状は異なってもよい。
及び140Fは、前面114Cの対称軸Q及びHの各々
に関してほぼ対称な位置に配置されている。これによ
り、カートリッジ100Cを後述するディスク駆動装置
200Cのシャッター210Cに押し当てた場合にシャ
ッター210Cに対称軸Q及びHに関して対称な力が作
用し、シャッターの変形や破壊をもたらさない。また、
前面114Cの形状は、180度回転した場合の形状と
は溝141C及び突起140E及び140Fにより異な
る。本実施形態では、突起140E及び140Fの形状
を利用して、カートリッジ100Cが表裏逆に駆動装置
200Cの内部に誤挿入されることを防止している。
面114Cが平面部を有する点で前面114と相違する
が、本実施形態ではかかる平面形状をロック解除などに
は使用していない。
リッジ100Cに適合するディスク駆動装置200Cに
ついて説明する。ここで、図11(a)は、ディスク駆
動装置200Cの外観斜視図、図11(b)は、ディス
ク駆動装置200Cの正面図である。また、図11
(c)は図11(b)に示すB−B断面図、図11
(d)は図11(b)に示すC−C断面図である。
(a)及び(b)に示すように、挿入部202Cに、挿
入口204Cとイジェクトボタン208とを有する。挿
入口204Cにはシャッター(開閉蓋)210Cが設け
られ、ロック機構220Cによってロックされる。ロッ
ク機構220Cは、筐体222Cにロック部230Cと
スプリング240Cとを収納している。なお、筐体22
2C及びスプリング240Cは筐体222及びスプリン
グ240Cと同様であるので、ここでは説明は省略す
る。
0Cは、シャッター210Cの表面よりも駆動装置20
0Cの内部に退避している。ロック部230Cがシャッ
ター210Cの表面よりも駆動装置200Cの外側に突
出していれば、突起のないカートリッジでもロック部2
30Cに接触することができ、挿入方向Sに衝撃を加え
た場合に当該カートリッジがロック部230Cによるロ
ックを解除して駆動装置200Cの内部に進入する惧れ
があるからである。ロック部230の退避量は突起14
0E及び140Fの長さを考慮して設定される。
0Cは、スプリング240Cによってシャッター210
Cを押圧する方向L2(但し、反対側のロック部230
は方向L1)に付勢され、筐体222C内を移動可能に
設けられる。図11(c)において、上側からディスク
カートリッジ100Cが挿入される。なお、図11
(c)は便宜上一のロック部230Cのみを示してい
る。本実施形態においては、ロック部230Cは凹状に
形成されてかかる凹部にシャッター210Cが嵌合する
が、図2に示すように、シャッター210に凹部が形成
されてもよい。
よりも前側において、カートリッジ100Cに対向する
上半分が図11(c)に示すように、カートリッジ10
0Cに対向する三角柱235と直方体236の一部を組
み合わせた形状を有し、カートリッジ100Cに対向す
る下半分が図11(d)に示すように、直方体236の
残りからなり三角形235の下は空間237が形成され
ている。
駆動装置200Cに正しく挿入される動作は図2、図4
及び図6を参照して説明した動作と同様である。即ち、
図12乃至図16に示すように、ディスクカートリッジ
100Aが正しくディスク駆動装置200Aに挿入され
た場合は、シャッター210Cはディスクカートリッジ
100Cの進入を許容する。
とディスク駆動装置200Cからなるシステム300C
の外観斜視図である。図13(a)は、図12に示す状
態からディスクカートリッジ100Cが挿入口204C
に挿入された様子を示す外観斜視図であり、図13
(b)は、この時、ロック部230Cに突起140E及
びFが接触した状態を示す断面図である。
からディスクカートリッジ100Cが挿入方向Sに更に
進んだ状態を示す外観斜視図であり、図14(b)は、
この時、突起140E及び140Fがロック部230C
によるシャッター210Cのロックを解除した様子を示
す断面図である。かかるロック解除により、カートリッ
ジケース110Cの前面114Cの更なる進入によりシ
ャッター210Cが開口することになる。
からディスクカートリッジ100Cが挿入方向Sに更に
進んだ状態を示す外観斜視図であり、図15(b)は、
この時、突起140E及び140Fがディスク駆動装置
200Cの内部に進入した様子を示す断面図である。こ
の状態では、ロック部230Cはシャッター210Cか
ら離れて筐体222Cに収納され、シャッター210C
は開口し、ディスクカートリッジ100Cがディスク駆
動装置200Cの内部に進入している。
装置200Cに挿入された場合には、かかるカートリッ
ジには突起140E及び140Fがないために、ロック
部230Cによるロックを解除できず、ディスク駆動装
置200Cの内部に進入できない。
裏逆にしてディスク駆動装置200Cに挿入した場合
を、図10、図11及び図16を参照して説明する。こ
こで、図16(a)は、ディスクカートリッジ100C
を表裏逆にしてディスク駆動装置200Cに挿入した状
態を示す外観斜視図、図16(b)は、図11(d)に
対応し、表裏逆のディスクカートリッジ100Cが挿入
された場合の様子を示す断面図である。
(b)に示すように、突起140E及び140Fの水平
部146aがロック部230Cの空間237に嵌まり、
垂直部146bが図11(d)に示す空洞237の隣に
起立するようになる。また、三角柱235にはディスク
カートリッジ100Cが接触しない。従って、ロック部
230Cにはシャッター210Cから離れる方向L
1(但し、反対側のロック部230Cにとっては方向L
2)に力が作用せずに挿入方向Sにのみ力を受けるた
め、ロック部230Cは移動しない。この結果、カート
リッジ100Cは、突起140E及び140Fがロック
部230Cに接触した状態からもはや挿入方向Sに移動
せずにブロックされることになり、システム300Cは
カートリッジ100Cの表裏逆の誤挿入を防ぐことがで
きる。
ジ100Cに180度回転した場合には非対称となる形
状を有する突起140E及び140Fを設け、それに対
応した形状のロック部230Cをディスク駆動装置20
0Cに設けることにより、誤挿入防止効果を高めること
ができる。
施形態のディスクカートリッジ100Dについて説明す
る。ここで、図17(a)は、ディスクカートリッジ1
00Dの表側の外観斜視図、図17(b)は、ディスク
カートリッジ100Dの正面図、図17(c)は、ディ
スクカートリッジ100Dの裏側の平面図、図17
(d)は、ディスクカートリッジ100Dの裏側の外観
斜視図である。
リッジケース(又はシェル)110Dの前面114Dの
中央に一の突起140Gを有する。突起140Gは、断
面台形状に前面114Dから突出している。前面114
Dの左側には溝141Dが形成されており、ディスクカ
ートリッジ100Dの表裏を区別している。溝141D
は、シャッター134Aが移動するための溝と連通して
いる。
は、前面114Dの対称軸Q及びHの各々に関して対称
な位置に配置されている。これにより、カートリッジ1
00Dを図示しないディスク駆動装置の図示しないシャ
ッターに押し当てた場合にシャッターには対称軸Q及び
Hに関して対称な力が作用し、シャッターの変形や破壊
をもたらさない。また、前面114Dの形状は、180
度回転した場合の形状とは溝141Dにより異なる。こ
れにより、カートリッジ100Dが表裏逆に駆動装置の
内部に誤挿入されることを防止することができる。
によるロックが解除できるのに必要かつ十分な長さが選
択される。即ち、突起の長さが短か過ぎればロック部も
これに対応して短くなり、突起を有しないカートリッジ
を挿入した場合の衝撃でロックが外れて当該カートリッ
ジの駆動装置内部への進入を許すことになり好ましくな
い。また、突起が長すぎると、カートリッジの大型化や
突起の機械的強度の低下を招くので好ましくない。
前面114Dが平面部を有する点で前面114と相違す
るが、本実施形態ではかかる平面形状をロック解除など
には使用していない。
施形態のディスクカートリッジ100Eについて説明す
る。ここで、図18(a)は、ディスクカートリッジ1
00Eの表側の外観斜視図、図18(b)は、ディスク
カートリッジ100Eの正面図、図18(c)は、ディ
スクカートリッジ100Eの裏側の平面図、図18
(d)は、ディスクカートリッジ100Eの裏側の外観
斜視図である。
リッジケース(又はシェル)110Eの前面114Eの
中央に一の突起140Hを有する。突起140Hは、断
面台形状に前面114Eから突出している。前面114
Eの左側には溝141Eが形成されており、ディスクカ
ートリッジ100Eの表裏を区別している。溝141E
は、シャッター134Aが移動するための溝と連通して
いる。
は、前面114Eの対称軸Q及びHの各々に関して対称
な位置に配置されている。これにより、カートリッジ1
00Dを図示しないディスク駆動装置の図示しないシャ
ッターに押し当てた場合にシャッターには対称軸Q及び
Hに関して対称な力が作用し、シャッターの変形や破壊
をもたらさない。また、前面114Eの形状は、180
度回転した場合の形状とは溝141Eにより異なる。こ
れにより、カートリッジ100Eが表裏逆に駆動装置の
内部に誤挿入されることを防止することができる。
によるロックが解除できるのに必要かつ十分な長さが選
択される。即ち、突起の長さが短か過ぎればロック部も
これに対応して短くなり、突起を有しないカートリッジ
を挿入した場合の衝撃でロックが外れて当該カートリッ
ジの駆動装置内部への進入を許すことになり好ましくな
い。また、突起が長すぎると、カートリッジの大型化や
突起の機械的強度の低下を招くので好ましくない。
前面114Eが凸部を有する点で前面114と相違する
が、本実施形態ではかかる凸型形状をロック解除などに
は使用していない。
施形態のディスクカートリッジ100Fについて説明す
る。ここで、図19(a)は、ディスクカートリッジ1
00Fの表側の外観斜視図、図19(b)は、ディスク
カートリッジ100Fの正面図、図19(c)は、ディ
スクカートリッジ100Fの裏側の平面図、図19
(d)は、ディスクカートリッジ100Fの裏側の外観
斜視図である。
リッジケース(又はシェル)110Fの前面114Fの
中央に一の突起140Iを有する。突起140Iは、断
面台形状に前面114Iから突出している。前面114
Fの左側には溝141Fが形成されており、ディスクカ
ートリッジ100Fの表裏を区別している。溝141F
は、シャッター134Aが移動するための溝と連通して
いる。また、突起140Iのほぼ下半分には切欠き14
7が形成され、ディスクカートリッジ100Fの表裏を
区別している。図19(c)に示すように、切欠き14
7は台形断面を有する。
は、前面114Fの対称軸Q及びHの各々に関してほぼ
対称な位置に配置されている。これにより、カートリッ
ジ100Dを後述するディスク駆動装置200Fのシャ
ッター210Fに押し当てた場合にシャッター210F
には対称軸Q及びHに関して対称な力が作用し、シャッ
ター210Fの変形や破壊を防止する。また、前面11
4Fの形状は、180度回転した場合の形状とは溝14
1F及び切欠き147により異なる。本実施形態では、
後述するように、切欠き147を利用して、カートリッ
ジ100Fが表裏逆に駆動装置200Fの内部に誤挿入
されることを防止している。
30Fによるロックが解除できるのに必要かつ十分な長
さが選択される。即ち、突起の長さが短か過ぎればロッ
ク部もこれに対応して短くなり、突起を有しないカート
リッジを挿入した場合の衝撃でロックが外れて当該カー
トリッジの駆動装置内部への進入を許すことになり好ま
しくない。また、突起が長すぎると、カートリッジの大
型化や突起の機械的強度の低下を招くので好ましくな
い。
前面114Fが平面部を有する点で前面114と相違す
るが、本実施形態ではかかる平面形状をロック解除など
には使用していない。
クカートリッジ100Fに適合するディスク駆動装置2
00Fについて説明する。ここで、図20(a)は、デ
ィスクカートリッジ100Fとこれに適合するディスク
駆動装置200Fからなるシステム300Fの上方から
見た外観斜視図、図20(b)は、システム300Fを
下方から見た外観斜視図、図20(c)は、駆動装置2
00Fの正面図である。また、図20(d)は図20
(c)に示すD−D断面図であり、図20(e)は図2
0(d)に示すE−E断面図である。
(b)及び20(c)に示すように、挿入部202F
に、挿入口204Fとイジェクトボタン208とを有す
る。挿入口204Fにはシャッター210Fが設けら
れ、上部中央に設けられたロック機構220Fによって
ロックされる。ロック機構220Fは、筐体222Fに
ロック部230とスプリング240Fとを収納する。な
お、筐体222F及びスプリング240Fは筐体222
及びスプリング240と同様であるので、ここでは説明
は省略する。
に、シャッター210Fは中央が両端よりも所定距離だ
け退避した形状を有する。即ち、ロック部230Fは、
シャッター210Fの表面よりも駆動装置200Fの内
部に退避している。ロック部230Fがシャッター21
0Fの表面よりも駆動装置200Fの外側に突出してい
れば、突起のないカートリッジでもロック部230Fに
接触することができ、挿入方向Sに衝撃を加えた場合に
当該カートリッジがロック部230Fによるロックを解
除して駆動装置200Fの内部に進入する惧れがあるか
らである。ロック部230Fの退避量は突起140Iの
長さを考慮して設定される。
0Fは、スプリング240Fによってシャッター210
Fを押圧する方向R1に付勢され、筐体222F内を移
動可能に設けられる。本実施形態においては、ロック部
230Fは凹状に形成されてかかる凹部にシャッター2
10Fが嵌合するが、図2に示すように、シャッター2
10Fに凹部が形成されてもよい。このように、本実施
形態では、ロック部230Fは上からシャッター210
Fをロックする。
駆動装置200Cに正しく挿入される動作は、ロック部
230Fが方向R2に退避する以外は図2、図4及び図
6を参照して説明した動作と同様である。即ち、図21
乃至図23に示すように、ディスクカートリッジ100
Fが正しくディスク駆動装置200Fに挿入された場合
は、シャッター210Fはディスクカートリッジ100
Fの進入を許容する。
(c)に示す状態からディスクカートリッジ100Fが
挿入方向Sに更に進んで突起140Iがロック部230
Fに接触した状態を示す断面図である。
(a)及び図21(b)に示す状態からディスクカート
リッジ100Fが挿入方向Sに更に進んで突起140I
がロック部230Fによるシャッター210Fのロック
を解除した様子を示す断面図である。かかるロック解除
により、カートリッジケース110Fの前面114Fの
更なる進入によりシャッター210Fが開口することに
なる。
(a)及び図22(b)に示す状態からディスクカート
リッジ100Fが挿入方向Sに更に進んで突起140I
がディスク駆動装置200Fの内部に進入した様子を示
す断面図である。この状態では、ロック部230Fはシ
ャッター210Fから離れて筐体222Fに収納され、
シャッター210Fは開口し、ディスクカートリッジ1
00Fがディスク駆動装置200Fの内部に進入してい
る。
装置200Fに挿入された場合には、かかるカートリッ
ジには突起140Iがないために、ロック部230Fに
よるロックを解除できず、ディスク駆動装置200Fの
内部に進入できない。
裏逆にしてディスク駆動装置200Fに挿入した場合
を、図24を参照して説明する。ここで、図24は、表
裏逆のディスクカートリッジ100Fが挿入されてシャ
ッター210Fに接触した状態を示す断面図である。
き147がロック部230Fと接触しないため、ロック
部230Fにはシャッター210Fから離れる方向R2
に力が作用せずに方向R2に移動しない。この結果、カ
ートリッジ100Fは、シャッター210Fに接触した
状態からもはや挿入方向Sに移動できずにブロックされ
るため、システム300Fはカートリッジ100Fの表
裏逆の誤挿入を防ぐことができる。
ジ100Fに180度回転した場合には非対称となる形
状を有する突起140Iを設け、それに対応した形状の
ロック部230Fをディスク駆動装置200Cに設ける
ことにより、誤挿入防止効果を高めることができる。
たが、本発明はこれらに限定されずその要旨の範囲内で
様々な変形や変更が可能である。例えば、本発明は、一
般に、ユニットとそれを収納する電子機器に適用するこ
とができる。また、溝141A等に表裏逆による誤挿入
防止の機能を持たせてもよい。更に、本実施形態では、
カートリッジの突起がロック機構と機械的に係合する場
合について説明しているが、ロック機構は、電気、電
子、磁気その他の機構又はこれらの組み合わせから構成
されてもよい。例えば、センサやソレノイドなどを設け
るなどである。
駆動装置に対する適合性を迅速に識別し、カートリッジ
の誤挿入とカートリッジ及び駆動装置の破壊を防止する
カートリッジとその駆動装置、並びに、これらからなる
システムを提供するものである。特に、前述したよう
に、本実施形態は、ディスクカートリッジとディスク駆
動装置双方に他種のディスクカートリッジの誤挿入防止
機構を設けたので、確実に他種のディスクカートリッジ
の誤挿入を防止し、かつカートリッジ挿入方向前端に設
けることによって、挿入初期時に誤挿入の判別ができる
ので、ディスクカートリッジと駆動装置内の機構部との
接触による損傷を未然に防ぐ効果を合わせ持つことがで
きる。
ートリッジの平面図である。
駆動装置に挿入する前の状態を示す部分拡大断面図であ
る。
駆動装置の開閉蓋のロックを解除している状態を示す部
分拡大断面図である。
駆動装置の開閉蓋を開口して駆動装置の内部に進入した
状態を示す部分拡大断面図である。
ッジの斜視図、正面図及び平面図である。
ッジの斜視図、正面図及び平面図である。
リッジの斜視図、正面図及び平面図である。
するディスク駆動装置の斜視図、正面図及び部分断面図
である。
1に示すディスク駆動装置からなるシステムの外観斜視
図である。
1に示すディスク駆動装置の挿入口に挿入されている様
子を示す斜視図及び部分断面図である。
から更にディスク駆動装置内に挿入されている様子を示
す斜視図及び部分断面図である。
から更にディスク駆動装置内に挿入されている様子を示
す斜視図及び部分断面図である。
1に示すディスク駆動装置に誤挿入される場合を説明す
るための斜視図及び断面図である。
リッジの斜視図、正面図及び平面図である。
リッジの斜視図、正面図及び平面図である。
リッジの斜視図、正面図及び平面図である。
に適合するディスク駆動装置からなるシステムの外観斜
視図、正面図及び部分断面図である。
0に示すディスク駆動装置の挿入口に挿入されている様
子を示す斜視図及び部分断面図である。
から更にディスク駆動装置内に挿入されている様子を示
す斜視図及び部分断面図である。
から更にディスク駆動装置内に挿入されている様子を示
す斜視図及び部分断面図である。
逆に図20に示す駆動装置に挿入してシャッターに接触
した状態を示す断面図である。
Claims (16)
- 【請求項1】 挿入口を有する駆動装置の前記挿入口か
ら挿入されて前記駆動装置によって駆動される情報記録
媒体を収納するカートリッジであって、 前記駆動装置は、前記挿入口を開閉するシャッターと、
異種カートリッジ及び前記カートリッジの決められた進
入方向以外からの前記駆動装置内部への進入を禁止する
ように前記シャッターの閉口状態をロックすると共に前
記カートリッジの前記駆動装置内部への進入を許容する
ように前記閉口状態のロックを解除する機構とを有し、 前記カートリッジは、前記機構と協同して前記シャッタ
ーの前記閉口状態のロックを解除するロック解除部を有
するカートリッジ。 - 【請求項2】 前記カートリッジは、前記挿入口に最初
に挿入される前面を更に有し、 前記ロック解除部は、前記カートリッジの前記駆動装置
への挿入方向に前記前面から突出する突起を含む請求項
1記載のカートリッジ。 - 【請求項3】 前記カートリッジの正面から見た場合に
前記前面は少なくとも1つの対称軸を含み、前記ロック
解除部は突起を有し、当該突起は前記対称軸に関してほ
ぼ対称な位置に設けられ、 前記前面の形状は前記前面を180度回転させた場合の
形状とは異なる請求項2記載のカートリッジ。 - 【請求項4】 前記ロック解除部は複数の突起を有し、
当該突起は、前記挿入方向に平行な前記カートリッジの
中央線に関して略対称に設けられる請求項2記載のカー
トリッジ。 - 【請求項5】 前記前面は曲面部を有する請求項2記載
のカートリッジ。 - 【請求項6】 前記前面は凸状部を有する請求項2記載
のカートリッジ。 - 【請求項7】 前記突起は前記前面の中央部に設けられ
る請求項2記載のカートリッジ。 - 【請求項8】 前記突起は前記前面に複数設けられる請
求項2記載のカートリッジ。 - 【請求項9】 前記ロック解除部は2つの突起を有し、
一方には溝が設けられ、 前記カートリッジは、前記溝に沿って移動して前記情報
記録媒体を開閉する別のシャッターを更に有する請求項
2記載のカートリッジ。 - 【請求項10】 挿入部を有する電子機器の前記挿入部
から挿入されて前記電子機器に収納されるユニットであ
って、 前記電子機器は、当該挿入部を介した前記ユニットの進
入を遮る進入遮断部と、異種ユニット及び前記ユニット
の決められた進入方向以外からの前記電子機器内部への
進入を禁止するように前記進入遮断部を第1の状態にす
ると共に前記ユニットの前記電子機器内部への進入を許
容するように前記進入遮断部を第2の状態にする機構と
を有し、 前記ユニットは、前記機構と協同して前記進入遮断部を
前記第2の状態にする解除部を有するユニット。 - 【請求項11】 カートリッジが挿入される挿入口を有
して前記カートリッジを駆動するための駆動装置であっ
て、 前記挿入口を開閉するシャッターと、 異種カートリッジ及び前記カートリッジの決められた進
入方向以外からの前記駆動装置内部への進入を禁止する
ように前記シャッターの閉口状態をロックすると共に前
記カートリッジの前記駆動装置内部への進入を許容する
ように前記閉口状態のロックを解除する機構とを有し、 当該機構は前記カートリッジと協同して前記シャッター
の前記閉口状態のロックを解除する駆動装置。 - 【請求項12】 前記機構は、 前記シャッターの方向に付勢され、当該シャッターに係
合可能で、前記カートリッジの挿入方向とほぼ直交する
方向に移動可能なロック部を含む請求項11記載の駆動
装置。 - 【請求項13】 前記ロック部は、前記シャッターの表
面よりも前記駆動装置の内部に退避している請求項12
記載の駆動装置。 - 【請求項14】 ユニットが挿入される挿入部を有して
当該ユニットを収納する電子機器であって、 前記挿入部を介した前記ユニットの進入を遮る進入遮断
部と、 異種カートリッジ及び前記カートリッジの決められた進
入方向以外からの前記電子機器内部への進入を禁止する
ように前記進入遮断部を第1の状態にすると共に前記ユ
ニットの前記電子機器内部への進入を許容するように前
記進入遮断部を第2の状態にする機構とを有し、 当該機構は前記ユニットと協同して前記進入遮断部を第
2の状態にする電子機器。 - 【請求項15】 カートリッジと、 当該カートリッジが挿入される挿入口を有して前記カー
トリッジを駆動するための駆動装置からなるシステムで
あって、 当該駆動装置は、 当該挿入口に設けられた開閉自在なシャッターと、 異種カートリッジ及び前記カートリッジの決められた進
入方向以外からの前記駆動装置内部への進入を禁止する
ように前記シャッターの閉口状態をロックすると共に前
記カートリッジの前記駆動装置内部への進入を許容する
ように前記閉口状態のロックを解除して前記シャッター
を開口可能にする機構とを有し、 前記カートリッジは、前記機構と協同して前記シャッタ
ーの前記閉口状態のロックを解除するロック解除部を有
するシステム。 - 【請求項16】 ユニットと、 当該ユニットが挿入される挿入部を有して当該ユニット
を収納する電子機器とを有するシステムであって、 前記電子機器は、 当該挿入部に設けられて前記ユニットの進入を遮る進入
遮断部と、 異種カートリッジ及び前記カートリッジの決められた進
入方向以外からの前記電子機器内部への進入を禁止する
ように前記進入遮断部を第1の状態にすると共に前記ユ
ニットの前記電子機器内部への進入を許容するように前
記進入遮断部を第2の状態にする機構とを有し、 前記ユニットは、前記機構と協同して前記進入遮断部を
前記第2の状態にする解除部を有するシステム。
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