JP2008165938A - 撮像装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】光ディスクを備える撮像装置において、ディスク収納部を有する外装ケースと収納部を開閉するディスク蓋の間でガタのない蓋開閉機構を提供する。
【解決手段】ターンテーブル46に着脱可能に装着されるディスクを駆動するテーブル回転装置48と、画像の情報信号を記録する光ピックアップ49と、ターンテーブル46が配置されるディスク収納部47を有する外装ケースと、外装ケースに回動可能に取付けられたディスク蓋50と、ディスク収納部を閉じたディスク蓋をロックすると共にロックの解除が可能とされた蓋開閉機構と、を備え、蓋開閉機構は、ディスク蓋50と一体に設けた固定爪56と、外装ケースに固定されるベースプレートに回動可能に支持されたロック爪61と、を具え、固定爪61はディスク蓋50の平面部50aに対して略垂直をなす方向へ突出し、その固定爪56の先端にディスク蓋の方向に突出する凸部を設けた。
【選択図】図3
【解決手段】ターンテーブル46に着脱可能に装着されるディスクを駆動するテーブル回転装置48と、画像の情報信号を記録する光ピックアップ49と、ターンテーブル46が配置されるディスク収納部47を有する外装ケースと、外装ケースに回動可能に取付けられたディスク蓋50と、ディスク収納部を閉じたディスク蓋をロックすると共にロックの解除が可能とされた蓋開閉機構と、を備え、蓋開閉機構は、ディスク蓋50と一体に設けた固定爪56と、外装ケースに固定されるベースプレートに回動可能に支持されたロック爪61と、を具え、固定爪61はディスク蓋50の平面部50aに対して略垂直をなす方向へ突出し、その固定爪56の先端にディスク蓋の方向に突出する凸部を設けた。
【選択図】図3
Description
本発明は、外装ケースに回動可能に取り付けられたディスク蓋のロックとそのロック解除を行う蓋開閉機構を備えた撮像装置に関し、特に、蓋開閉機構の部品点数を削減して簡単な構造でありながら、ディスク蓋のロックとそのロック解除を簡単且つ確実に行うことができる撮像装置に関するものである。
従来の、この種の撮像装置としては、例えば、特許文献1に記載されているようなものがある。特許文献1には、外装ケースに開閉自在に取り付けられたディスク蓋のロックとそのロック解除を行う蓋開閉機構を備えた撮像装置に関し、特に、蓋開閉機構を外装ケース内のディスクドライブ装置近傍の空き領域に配置し、装置の小型化、薄型化を可能とした撮像装置に関するものが記載されている。
この特許文献1に記載された撮像装置は、「ターンテーブルに着脱可能に装着されるディスク状記録媒体を回転駆動するテーブル回転装置と、前記テーブル回転装置により回転駆動される前記ディスク状記録媒体に対して、少なくともレンズ装置を介して入力される被写体の光に対応した画像の情報信号を記録可能なピックアップ装置と、前記テーブル回転装置及び前記ピックアップ装置が収納されると共に前記ターンテーブルが配置されるディスク収納部を有する外装ケースと、前記ディスク収納部を覆うことができるよう前記外装ケースに開閉自在に取り付けられたディスク蓋と、前記ディスク収納部を閉じた状態で前記ディスク蓋をロックすると共に当該ロックの解除が可能とされた蓋開閉機構と、を備えた撮像装置において、前記蓋開閉機構は、前記ディスク蓋に取り付けられたロック爪と、前記ロック爪に対して係合・離脱可能とされ且つ前記外装ケースに移動可能に支持されたストッパ爪と、を有し、当該ストッパ爪を、前記外装ケース内の前記テーブル回転装置及び前記ピックアップ装置の近傍の空き領域に配置した」ことを特徴としている。
このような構成を有する撮像装置によれば、「外装ケース内の、ディスクドライブ装置と重ならない空き領域を有効に活用することができ、外装ケースを小型化させて撮像装置全体の小型化、薄型化を図ることができる。」(明細書の段落[0014])という効果を得ることができる。
特開2005−182877号公報
しかしながら、前述した従来の撮像装置において、蓋開閉機構は、外装ケースに固定されたベースプレートに摺動可能に支持されたスライド部材を有し、このスライド部材にストッパ爪(本願発明のロック爪に相当する。)が設けられている。更に、スライド部材をロックすると共にそのロック解除が可能とされた回動レバーと、スライド部材を移動させるモータ組立体と、ストッパ爪をロックの方向へ付勢するコイルバネを有している。この蓋開閉機構では、回動レバーとモータ組立体とコイルバネの他にスライド部材が設けられており、このスライド部材を設けたことによって機構自体が複雑なものになっていた。しかも、スライド部材が摺動するために、その摺動を確保するための隙間が必要とされることから、蓋開閉機構にガタが生じているという問題があった。
解決しようとする問題点は、従来の撮像装置の蓋開閉機構では、回動レバーとモータ組立体とコイルバネの他にスライド部材が設けられており、このスライド部材によって機構自体が複雑なものになっていた。しかも、スライド部材の摺動動作を確保するために適当な大きさの隙間が必要とされることから、蓋開閉機構にガタが生じている、という点である。
本出願の撮像装置は、ターンテーブルに着脱可能に装着されるディスク状記録媒体を回転駆動するテーブル回転装置と、そのテーブル回転装置により回転駆動されるディスク状記録媒体に対して、少なくともレンズ装置を介して入力される被写体の光に対応した画像の情報信号を記録可能なピックアップ装置と、テーブル回転装置及びピックアップ装置が収納されると共にターンテーブルが配置されるディスク収納部を有する外装ケースと、ディスク収納部を開閉可能なように外装ケースに回動可能に取り付けられたディスク蓋と、ディスク収納部を閉じた状態でディスク蓋をロックすると共にロックの解除が可能とされた蓋開閉機構と、を備えた撮像装置において、蓋開閉機構は、ディスク蓋と一体に設けた固定爪と、外装ケース又は外装ケースに固定されるケース側部材に回動可能に支持されたロック爪と、を具え、固定爪はディスク蓋の主面に対して略垂直をなす方向へ突出し、その固定爪の先端にディスク蓋の方向に突出する凸部を設けたことを最も主要な特徴とする。
本出願の撮像装置によれば、蓋開閉機構が、ディスク蓋と一体の固定爪と、外装ケース等に回動可能に支持されたロック爪とを具え、固定爪をディスク蓋の主面に対して略垂直に突出し、その固定爪の先端に凸部を設ける構成としたことにより、従来のスライド部材のような移動する部品を無くして機構自体を簡単化できると共に、ロック時にはロック爪が固定爪を引き込むように係合動作するため、ディスク蓋を強固に且つディスク蓋のガタを減らしてロックすることができる。
蓋開閉機構が、ディスク蓋と一体に設けた固定爪と、外装ケース又は外装ケースに固定されるケース側部材に回動可能に支持されたロック爪と、を具えて構成され、その固定爪がディスク蓋の主面に対して略垂直をなす方向へ突出し、その固定爪の先端にディスク蓋の方向に突出する凸部を設けることにより、機構自体を簡単化できると共に、ロック時にディスク蓋を強固に且つガタを減らしてロックすることができる撮像装置を、簡単な構造によって実現した。
図1〜図14は、本発明の実施の形態を示すものである。即ち、図1〜図3は本発明の撮像装置の第1の実施の例を示すもので、正面側から見た斜視図、表示装置を開いて背面側から見た斜視図及びディスク蓋を開いて正面側から見た斜視図、図4は駆動装置側パネルを内側から見た説明図、図5〜図8は本発明の撮像装置に係る蓋開閉機構を示すもので、斜視図、正面図、平面図及び底面図、図9A,B,C及び図10A,B,Cは本発明の撮像装置に係るロック爪を示すもので、斜視図、正面図、平面図及び底面図、一部を断面した左側面図及び右側面図、図11A,B,Cは本発明の撮像装置に係る蓋検出部材を示すもので、斜視図、平面図及び一部を断面した正面図、図12は本発明の固定爪とロック爪の係合状態の説明図、図13は図12の要部を拡大して示す説明図、図14は本発明の撮像装置に係るディスク蓋等の位置を検出する3つの検出器の出力状態の説明図である。
本発明の撮像装置について、図1〜図14を参照して説明する。図1〜図3に示す撮像装置は、本発明の第1の実施の例として適用したデジタルビデオカメラ1である。このデジタルビデオカメラ1は、情報記憶媒体の一具体例を示す光ディスクを情報記憶メディアとして使用し、光学的な画像を、撮像機構の一具体例を示す撮像素子{例えば、CCD(電荷結合素子)、CMOS(相補性金属酸化膜半導体)等}で電気的な信号に変換して、その画像情報を光ディスクに記録したり、液晶ディスプレイ等の平面パネルからなる表示装置に表示できるようにしたものである。
しかしながら、本発明の撮像装置に使用される情報記憶媒体としては、この実施例で示す光ディスク(DVD−R、DVD−RW、DVD−RAM等)に限定されるものではなく、例えば、MO、FDその他の記録可能な光磁気ディスク、磁気ディスク等のディスク状記録媒体を用いることができる。これらのディスク状記録媒体を使用する電子機器としては、例えば、光磁気ディスクを用いる場合には光磁気ディスク式スチルカメラとして適用可能であり、また、磁気ディスクを用いる場合には磁気ディスク式電子手帳として実現することができる。
図1〜図3に示すように、デジタルビデオカメラ1は、外観形態を構成する筐体の一具体例を示す外装ケース2と、この外装ケース2の内部に収納されると共に着脱自在に装着される光ディスクを回転駆動して情報信号の記録(書き込み)及び再生(読み出し)を行うディスクドライブ装置3と、被写体の像を光として取り込んで撮像素子に導くレンズ装置4と、外装ケース2に回動自在に取り付けられた表示装置5と、これらディスクドライブ装置3とレンズ装置4及び表示装置5等の駆動制御を行う制御回路等を備えて構成されている。
外装ケース2は、略直方体をなす中空の筐体からなり、左右方向に対向させて配置された駆動装置側パネル6及び表示装置側パネル7と、両パネル6,7を組み合わせることによって構成される筒体の前側開口部を閉じるフロントパネル8と、その筒体の後側開口部を閉じるリアパネル9を有している。この外装ケース2は、長手方向を前後方向に設定すると共に幅方向に立ち上げたような状態で使用されている。リアパネル9には、携帯用電源であるバッテリー装置11が着脱可能に装着されるバッテリー収納部12が設けられている。バッテリー収納部12は、外装ケース2の背面の略中央に配設されており、このバッテリー収納部12に対してバッテリー装置11は、後方斜め上方から差し込み、また同方向に取り出し可能とされている。
この外装ケース2の上部に、レンズ系の撮像レンズである対物レンズ15を正面に露出させた状態でレンズ装置4が配設されている。レンズ装置4は、そのレンズ系の光軸を水平方向に向けた状態で外装ケース2に取り付けられている。この外装ケース2の内部において、レンズ装置4の後部に撮像素子が取り付けられている。そして、レンズ装置4の後方に、そのレンズ装置4から入力された被写体の画像を写し出すビューファインダ装置16が配置されている。このビューファインダ装置16の下方であって、リアパネル9のバッテリー収納部12の右側である駆動装置側パネル6側に録画ボタン13が配置されている。
更に、外装ケース2の上部には、ビデオライトや外付けマイクロホン等のアクセサリーが着脱自在に装着されるアクセサリーシューを露出させる開口部が設けられている。アクセサリーシューはビューファインダ装置16の直前に配置されており、通常は、開口部を開閉するシューキャップ17によって着脱可能に覆われている。更に、外装ケース2の前面には、フラッシュ装置の発光部18が配置されている。そして、外装ケース2の前側上部に、ステレオ方式のマイクロホン19が内蔵されて配置されている。このマイクロホン19の後方にシューキャップ17が配置され、その後方に、複数の操作ボタンからなる操作部21が設けられている。
外装ケース2の一方の側面である表示装置側パネル6には、表示装置5が姿勢変更可能に取り付けられている。表示装置5は、平板状の液晶ディスプレイ等からなる平面パネル22と、この平面パネル22が収納されたパネルケース23と、このパネルケース23を外装ケース2に対して姿勢変更可能に支持するパネル支持部24とを備えて構成されている。パネルケース23の内面には、横長とされた長方形の開口窓25が設けられており、この開口窓25に平面パネル22が嵌め込まれている。そして、パネルケース23の内面の下辺に、メニュー切換ボタン26とズームボタン27とスタート・ストップボタン28が配設されている。
表示装置5のパネル支持部24は、垂直軸を回動中心としてパネルケース23を水平方向に略90度回動可能とした水平回動部と、水平軸を回動中心としてパネルケース23を前後方向に略180度回動可能とした前後回動部とを有している。これにより、表示装置5は、図1に示すように外装ケース2の側面に収納した収納状態と、図2に示すようにパネルケース23を水平方向へ90度回動させて平面パネル22を後方へ対向させた状態と、その後方対向状態からパネルケース23を180度回動させて平面パネル22を前方へ対向させた状態と、それらの中間位置の状態とを任意に取ることができるようになっている。
表示装置側パネル7には、図示しない外部記憶装置が着脱可能に装着される記憶媒体挿入口30と、4つの操作ボタン31〜34と、スピーカ装置のための多数の微小な透孔35と、平面パネル22を保護する防傷シート35と、パネルケース23のクッション材37が設けられている。記憶媒体挿入口30は、使用される情報記憶媒体の大きさに対応する大きさのスリット穴として形成されており、その長手方向を上下方向に延在させて設けられている。この記憶媒体挿入口30は、表示装置側パネル7のパネル支持部24と反対側において、パネルケース23の開口窓25の内側となる位置に配置されている。
4つの操作ボタン31〜34のうち、第1の操作ボタン31は再生ボタン、第2の操作ボタン32は電池残量チェックボタン、第3の操作ボタン33はメニュー簡易操作ボタン、第4の操作ボタン34はリセットボタンである。これら4つの操作ボタン31〜34は、表示装置側パネル7の下辺側において、パネルケース23の開口窓25の内側となる位置に横並びに配置されている。多数の微小な透孔35は、記憶媒体挿入口30の斜め上方であって、同じくパネルケース23の開口窓25の内側となる位置に設けられている。これら透孔35の内側に、図に表れないスピーカ装置が配置されている。
防傷シート36は、表示装置側パネル7の金属プレート層が体裁面として表面に出ないようにして平面パネル22を保護するものである。そのため、防傷シート36は、その一部がパネルケース23の開口窓25の外側に設けられた枠部分、特に、パネル支持部24側の縦枠部分と重なり合う形状とされている。この防傷シート36の材質としては、例えば、ポリカーボネート(PC)やポリプロピレン(PP)等が好適である。また、表示装置側パネル7の防傷シート36と反対側に3つのクッション材37が配置されている。3つのクッション材37のうち、2つのクッション材37,37は、上下方向へ適宜な間隔をあけると共に、パネルケース23の縦枠部分と重なり合う位置に配置されている。
表示装置側パネル7は、図示しないが、いわばハイブリッド筐体を構成するものであり、表面をプラスチックによる樹脂プレート層とすると共に、その内側をマグネシウム合金等の金属プレート層で構成し、樹脂プレート層と金属プレート層との2層構造として構成されている。このように構成したハイブリッド筐体によれば、プラスチックで形成した筐体と同じ程度の安さでありながら、強度の高いフレームとして使用することができ、ダイカストをそのまま表面に使用する場合に比べて極めて安価に製造することができる。しかも、このハイブリッド筐体によれば、スイッチその他の電子部品や、小物の機械部品等をそのまま取り付けることができ、従って、内部のフレーム構造等を簡略化することができる。更に、ハイブリッド筐体の表面に防傷シート36等を貼り付けることにより、使用者の触感温度を下げることができると共に、放熱効率を高めることができるという効果が得られる。
図3に示すように、外装ケース2の表示装置5と反対側の側面である駆動装置側パネル6は、図3及び図4に示すように、ディスク蓋44が取り付けられる主面をなす平面部6aと、この平面部6aの外縁を囲うように連続する周面部6bとからなっている。駆動装置側パネル6の周面部6bは、平面部6aの外周縁の略全周に渡って連続するように形成されている。この周面部6bには、モード選択スイッチを兼ねる電源スイッチ41と、静止画の撮影を行うシャッタボタン42と、所定の範囲内で画像を連続的に拡大(テレ)又は縮小(ワイド)させるズームレバー43と、ディスク蓋50のロックを解除するロック解除ボタン44等が設けられている。
電源スイッチ41は、回動操作によって電源をオン・オフ切り換える機能と、電源をオンした状態で回動操作することにより複数の機能モードを繰り返すように切り換える機能とを有している。モード切換機能は、電源スイッチ44を回動操作することによって実行され、例えば「静止画モード」と「動画モード」と「見る・編集モード」との3態様の中から任意のモードを選択できる構成とすることができる。シャッタボタン42は静止画を撮影するためのもので、その押圧操作により、1回の押圧操作毎に1つの静止画が撮影される。また、ズームレバー43は撮影時や再生時等において画像を拡大するためのもので、その操作量に応じて一定の範囲内で倍率を無段階に調整することができる。
この駆動装置側パネル6の平面部6aの所定位置に所定の形状を有する開口部45が設けられている。開口部45は、ディスクドライブ装置3の上面部の一部を露出させるためのものである。そのため、開口部45の形状は、ディスクドライブ装置3の平面側から見た形状に対応した形状とされており、その平面形状よりもやや大きく開口されている。そして、図示しないメカシャーシに取り付けられたディスクドライブ装置3の上面部の一部が開口部45に緩く嵌め込まれ、その上面部が外装ケース2の外面に露出されている。
このディスクドライブ装置3の、光ディスク(ディスク状記録媒体)が着脱可能に装着されるディスク装着部であるターンテーブル46とその周辺の一定領域がディスク収納部47となっている。ディスク収納部47は、この実施例では直径が8cmの光ディスクに対応する大きさの領域として形成されている。このディスク収納部47の略中央部にはディスクドライブ装置3のテーブル回転装置48が配置され、その中央部に位置するターンテーブル46に対して、ディスク状記録媒体の一具体例を示す直径8cmの光ディスク(DVD、CD−RW等)が装着可能とされている。
ディスクドライブ装置3は、図3において一部のみを示すが、外装ケース2に取り付けられるメカシャーシと、このメカシャーシに固定されるテーブル回転装置48と、ピックアップ装置の一具体例を示す光ピックアップ49等を備えて構成されている。メカシャーシは導電性の板材で形成されていて、絶縁性材料で形成された弾性体からなる複数個のマウントインシュレータを介して外装ケース2に弾性的に支持されている。メカシャーシに搭載されたテーブル回転装置48は、メカシャーシに固定されたスピンドルモータと、このスピンドルモータの回転部に固定されたターンテーブル46とから構成されている。
ターンテーブル46は、光ディスクのセンタ穴が嵌合される嵌合部46aと、センタ穴の周縁部が載置される載置部46bとからなっている。更に、ターンテーブル46の嵌合部46aには、光ディスクのセンタ穴の周縁部に係合して光ディスクを保持する複数個の係合爪46cが周方向に複数個設けられている。各係合爪46cはスプリングによって半径方向外側へ付勢されており、このスプリングのバネ力によって光ディスクが嵌合部46aに位置決めされて固定される。
光ピックアップ49は、図示しないが、光ディスクの情報記録面に対向されるピックアップレンズ52を有する二軸アクチュエータと、この二軸アクチュエータが搭載されたスライド部材等を備えて構成されている。スライド部材は、2本のガイド軸にガイドされて移動可能とされている。2本のガイド軸は、スピンドルモータを挟んで互いに平行とされており、一方のガイド軸の近傍にピックアップ移動装置が設けられている。ピックアップ移動装置は、スライド部材に取り付けられた送りナットに係合される送りネジ軸と、この送りネジ軸を回転軸とした送りモータとから構成されている。送りネジ軸は光ピックアップ49のガイド軸と平行に設定され、メカシャーシに回転自在に支持されている。
かくして、送りモータを駆動して送りネジ軸を回転することにより、その送りネジ軸の回転方向に応じて光ピックアップ49がターンテーブル46に近づく方向とターンテーブル46から離れる方向とに選択的に移動される。これらメカシャーシとテーブル回転装置48と光ピックアップ49とピックアップ移動装置とその他の関連機構によってディスクドライブ装置3が構成されている。
このディスクドライブ装置3の、テーブル回転装置48が配置されたディスク収納部476は、駆動装置側パネル6に側面部を回動自在に支持されたディスク蓋50によって開閉可能に覆われている。ディスク蓋50は、ディスク収納部47の形状に見合う形状とされていて、この実施例では略円形とされている。このディスク蓋50は、ディスク収納部47の外側を覆う若干湾曲させて形成した主面をなす平面部50aと、この平面部50aの外周縁の略全周に亘って連続する周面部50bを有している。ディスク蓋50の周面部50bは、駆動装置側パネル6のディスク収納部47の外周側切欠き部と嵌り合うように構成されている。
この実施例で示すディスク蓋50は、外周縁一周の略5/6(約300度)が円形(円形部分は全体の略3/4以上あれば良い。)とされたシェル形をなしており、残りの部分には、側方へ突出する方形部50cが形成されている。この方形部50cには、ディスク蓋50を開閉動作させるための回動中心となる蓋回動軸部54が取り付けられる。蓋回動軸部54は、図示しないが、方形部50cに取り付けられた支持軸と、この支持軸の両端を固定的に支持する一対の軸受片を有する軸受部材とからなり、軸受部材を駆動装置側パネル6に固定することによってディスク蓋50が回動自在に支持されている。この蓋回動軸部54には、ディスク蓋50の最大開き角度(例えば、90度)を設定するストッパ部が設けられている。
このような蓋回動軸部54が、その支持軸の軸方向を上下方向に設定して駆動装置側パネル6に取り付けられている。これにより、ディスク蓋50が蓋回動軸部54を介して駆動装置側パネル6の後部に回動可能に支持されている。その結果、ディスク蓋50は、デジタルビデオカメラ1の正面を前側として前開きによって側方へ略90度開放動作させることができる。なお、蓋回動軸部54には、一定の開放角度の範囲内においてディスク蓋50を任意の開放位置で静止させることができると共に、その開放角度を超えたときにはディスク蓋50を開放側へ付勢するようにバネ部材が装着されている。
このディスク蓋50と駆動装置側パネル6に関連させて、ディスク蓋50の蓋開閉機構55が設けられている。この蓋開閉機構55は、ディスク収納部47を閉じた状態のディスク蓋50を、その閉じ状態においてロックするロック機能と、そのロックを解除するロック解除機能とを有するものである。この蓋開閉機構55を介して、ディスク収納部47がディスク蓋50によって開閉され、そのディスク蓋50のロック及びそのロック解除が蓋開閉機構55によって実行される。
蓋開閉機構55は、図3〜図8に示すように、ディスク蓋50に固定される固定爪56と、外装ケース2の一部を構成する駆動装置側パネル6に固定されるケース側部材の一具体例を示すベースプレート60と、このベースプレート60に回動自在に支持されたロック爪61及び蓋検出部材62と、ベースプレート60に回転自在に支持された端面カム63と、この端面カム63を回動させるカム駆動部64等から構成されている。
固定爪56は、図12及び図13に示すように、ディスク蓋50の主面をなす平面部50aの内面に、その主面と略垂直をなす方向へ突出するよう一体に設けられている。この固定爪56は、平面部50aから立設されたくさび状の形状を有しており、ディスク蓋50と同一材料によって一体成型されている。固定爪56の先端は、一方に傾斜した斜面部を有し、その斜面部には、平面部50aの面方向と平行をなす方向(側方)に突出するフック部57が設けられている。更に、フック部57の先端には、ディスク蓋50の方向に突出する凸部57aが設けられている。この凸部57aを設けたことにより、フック部57の内側には、固定爪56の先端側に向って凹んだ凹部58が形成されている。
ベースプレート60は、蓋開閉機構55の固定爪56を除く他の部品が搭載される板材によって形成された部材であり、図4に示すような状態で駆動装置側パネル6の内面にネジ止めされている。そのため、ベースプレート60は、駆動装置側パネル6の撮像装置前側の収納部に収まるようにその収納部の形状に見合った形状をしており、この実施例では平面形状が蒲鉾型のような形状となっている。このベースプレート60の中央部には、長手方向へ2分するように段差部60aが設けられており、この段差部60aを境として一側に第1の領域が設定され、他側に第2の領域が設定されている。そして、ベースプレート60の長手方向の両端に、このベースプレート60を駆動装置側パネル6にネジ止めするための固定部60b,60cが設けられている。各固定部60b,60cには、固定ネジが挿通される挿通孔65aと、位置決めのための位置決め孔65bとが設けられている。
ベースプレート60の段差部60aによって分けられた第1の領域には、ロック爪61と端面カム63と中間ギア66が配置されている。ロック爪61は、図9A,B,C及び図10A,B,Cに示すような構成を有している。即ち、ロック爪61は、円筒状に形成された筒軸部61aと、この筒軸部61aの外周面から半径方向外側に突出するように形成された爪部61bとアーム部61cとバネ受部61dを有している。爪部61bに対してアーム部61cは、略90度回転変位した位置に配置されており、そのアーム部61cに対して略90度回転変位した位置にバネ受部61dが配置されている。従って、爪部61bとバネ受部61dは、略180度回転変位した反対側の位置に設けられている。
ロック爪61の爪部61bは、一方に傾斜面71を有するくさび形状を有している。更に、爪部61bの傾斜面71側の中間部には、半径方向斜め内側に開口する切欠き部72が設けられている。この切欠き部72を設けることにより爪部61bには、先端の尖ったくちばし状のフック部73が形成されている。切欠き部72の底部は、適当な大きさの円形の曲面として形成されている。また、フック部73の内面は、筒軸部61aの中央穴74の中心Oを中心として曲率半径Rによって形成された円弧状のガイド曲面75となっている。このガイド曲面75は、切欠き部72の底部の円形曲面とも連続されている。
ロック爪61のアーム部61cは、筒軸部61aの中央穴74の穴方向と直交する方向に延在された直交方向片76aと、この直交方向片76aの先部に連続されると共に中央穴74の穴方向と平行する方向に延在された平行方向片76bを有している。そして、平行方向片76bの先端に、端面カム63のカム面63aに摺動接触されるカム接触部77が設けられている。また、ロック爪61のバネ受部61dには、付勢部材の一具体例を示す第1の捩りバネ78の一片を係止するためのスリット部79が設けられている。
端面カム63は、円筒体の端面にカム面63aを設けたものであり、カムギア80の一面に同心状をなして一体に形成されている。端面カム63の上端面が上昇端であり、カムギア80の一面が下降端であって、その間が一定の勾配角度によって連続されている。この端面カム63と一体をなすカムギア80は、ベースプレート60に立設された第1の支持軸81によって回動自在に支持されている。また、カムギア80の直径は、端面カム63の直径よりも大きく形成されている。このカムギア80には、ベースプレート60に立設された第2の支持軸82によって回動自在に支持され中間ギア66の小径ギアが噛合されている。中間ギア66と小径ギアは一体に形成されており、その中間ギア66にウォームギア83が噛合されている。
ウォームギア83は、駆動モータ67の回転軸に固定され、一体的に回転可能とされている。駆動モータ67は、ベースプレート60の段差部60aに設けた穴に回転軸を貫通させた状態で、固定ネジによって段差部60aにネジ止めされている。この段差部60aによって分けられた第2の領域には、蓋検出部材62が第2の回動軸84によって回動自在に支持されている。第2の回動軸84は、ベースプレート60に立設されている。蓋検出部材62は、図11A,B,Cに示すような構成を有している。即ち、蓋検出部材62は、くの字状に形成された棒状の部材からなり、長手方向の一端に回動軸部62aが設けられ、長手方向の他端に、固定爪56によって押圧操作される入力部62bが設けられている。
蓋検出部材62の回動軸部62aは、中央穴85を有すると共に、外周面には適当な隙間をあけて第2の付勢部材の一具体例を示す第2の捩りバネ86が装着されている。この第2の捩りバネ86の一方のバネ片は、蓋検出部材62に設けた保持溝87に挿入され、その保持溝87内に設けたバネ受片87aに係合されて支持されている。更に、蓋検出部材62の回動軸部62aと入力部62bとの間には、固定爪56の位置を検出するために用いられる検出カム部62cが設けられている。そして、検出カム部62cと入力部62bとの間には、蓋検出部材62の回動量を制限するためのストッパ部62dが設けられている。
このような構成を有する蓋検出部材62が、入力部62bをベースプレート60の長手方向の略中央に配置した状態で第2の回動軸84bに回動自在に支持されている。そして、回動軸部62aにコイル部が装着された前記第2の捩りバネ86の他方のバネ片が、ベースプレート60に設けたバネ受片88aに係合されている。この第2の捩りバネ86のバネ力によって蓋検出部材62は、図8において反時計方向へ付勢されている。そして、第2の捩りバネ86のバネ力による蓋検出部材62の回動がベースプレート60に設けたストッパ片88bによって阻止されている。
この蓋検出部材62に関連して、検出カム部62cの近傍には、固定爪56を介してディスク蓋50の位置を検出するための位置検出器の一具体例を示す2つの蓋検出スイッチ91,92が設けられている。位置検出器である蓋検出スイッチを2個設けた理由は、2つの蓋検出スイッチ91,92でディスク蓋50の位置を検出することにより、ディスク蓋50の開閉状態を確実に且つ安全に検出するためである。即ち、光ピップアップを用いた情報記録・再生装置では、万一、レーザ光が発射されている状態でディスク蓋50が開放されると、そのレーザ光が人の目に触れるおそれが生じるため、ディスク蓋50を開放するためには、必ず光ピップアップを停止させてレーザ光が発射されていないようにするものである。
2つの蓋検出スイッチ91,92は、蓋検出部材62の一面から突出するように設けた検出カム部62cを両側から挟むように配置されている。この2つの蓋検出スイッチ91,92は、後述するようなタイミングの違いの下に、蓋検出部材62の回動によってオン・オフするように構成されている。なお、2つの蓋検出スイッチ91,92は、同じ位置に重ね合せるように配置して設ける構成としてもよい。更に、2つの蓋検出スイッチ91,92は、フレキシブル配線板93の所定位置に実装されている。このフレキシブル配線板93をベースプレート60の所定位置に固定することにより、2つの蓋検出スイッチ91,92がベースプレート60の所定位置に取り付けられている。
図5〜図8に示すように、ロック爪61は、ベースプレート60の段差部60aによって分けられた第1の領域内に配置され、その爪部61bが、第2の領域内に配置された蓋検出部材62の入力部62bと向き合うようにベースプレート60に回動自在に支持されている。即ち、ロック爪61は、ベースプレート60に設けた軸受片60dに立設された第1の回動軸84aに、その筒軸部61aの中央穴を嵌合することによって取り付けられている。軸受片60dは、段差部60aと同方向へ立ち上げると共に互いに略直交する方向へ展開するように設けられている。その結果、軸受片60dに固定された第1の回動軸84aの軸心線の延長線は、段差部60aに固定された駆動モータ67の回転軸と高さ方向に所定量だけ変位させて略直交する方向に延在されている。
これにより、ロック爪61の爪部61bがベースプレート60の幅方向の一側において蓋検出部材62の入力部62bに対向されると共に、アーム部61cが端面カム63側に延在され、その先端に設けたカム接触部77がカムギア80の一面に接触されている。このロック爪61を支持する第1の回動軸84aに、一方のバネ片がバネ受部61dに係合された第1の捩りバネ78のコイル部が装着されている。第1の捩りバネ78の他方のバネ片は軸受片60dに係止されており、この第1の捩りバネ78のバネ力によってロック爪61が、その爪部61bのフック部73を蓋検出部材62の入力部62bに近づける方向へ付勢されている。このとき、アーム部61cの先端に設けたカム接触部77が端面カム63の移動軌跡上に位置しており、そのカム接触部77が捩りバネ78のバネ力によってカムギア80側に付勢されている。
更に、ベースプレート60には、ロック爪61の回動動作によってオン・オフ動作されるモータ停止スイッチ94が設けられている。モータ停止スイッチ94は、ベースプレート60に設けた取付片60eにフレキシブル配線板93を介してネジ止めされて取り付けられている。取付片60eは、軸受片60dと同方向へ立ち上げるように設けられている。モータ停止スイッチ94の作動子は、ロック爪61のアーム部61cと対向するように配置されている。このモータ停止スイッチ94は、固定爪56がロック爪61と係合する方向へ移動する際にアーム部61cによりオンとされて、その信号を制御装置に出力する。これにより、駆動モータ67への電力の供給が遮断され、駆動モータ67が停止される。取付片60eの先端には、ロック爪61の回動量を制限するストッパ部60fが設けられている。
このような構成を有する蓋開閉機構55が取り付けられた駆動装置側パネル6の内面の所定位置に、図4に示すように、ディスク蓋50を開放動作させるための蓋開放スライドボタン(イジェクトボタン)95が設けられている。この蓋開放スライドボタン95は、駆動装置側パネル6の前側上部に配置されており、前後方向へ所定の距離だけ移動可能とされている。この蓋開放スライドボタン95は、移動規制部材96によって前後方向へのみ直線的に移動可能とされている。更に、蓋開放スライドボタン95は、リターンバネ97によって常時前側へ付勢されている。この蓋開放スライドボタン95の移動を検出するイジェクト検出スイッチ98が、その蓋開放スライドボタン95の近傍に配置されている。イジェクト検出スイッチ98は、フレキシブル配線板93の枝部分の先端に固定された配線基板99に実装されている。
また、図3に示すように、駆動装置側パネル6には、ディスク蓋50を水平方向へ囲うようにハンドストラップ110が取り付けられている。ハンドストラップ110は、外装ケース2の把持部とされたグリップ部(駆動装置側パネル6とディスク蓋50)を握るユーザーの手の部分を支えて、デジタルビデオカメラ1の取り落とし等を防止するものである。このハンドストラップ110は、両端が駆動装置側パネル6に固定された支持ベルト111と、この支持ベルト111に装着されてユーザーの手の甲部分に当接される保護パッド112から構成されている。支持ベルト111の一端は駆動装置側パネル6の前側下部に固定された取付金具113に連結され、他端は駆動装置側パネル6の後側中途部に設けた貫通穴から内側に挿入されて、その内部に取り付けられた取付金具に固定されている。
前記外装ケース2を構成する駆動装置側パネル6と表示装置側パネル7とディスク蓋50とロック爪61と蓋検出部材62の材料としては、例えば、ABS(アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン樹脂)が好適である。しかしながら、ABSに限定されるものではなく、その他のエンジニアリングプラスチックを適用できることは勿論のこと、合成樹脂以外のアルミニウム合金等の金属を用いることもできる。また、ベースプレート60の材料としては、例えば、ステンレス鋼やスチール鋼等の金属が好適である。しかしながら、金属材料に限定されるものではなく、ABSその他のエンジニアリングプラスチックを適用できることは勿論である。
かくして、駆動装置側パネル6の所定位置に蓋開閉機構55を取り付けると、図3に示すように、駆動装置側パネル6のディスク収納部47の外周縁に設けた開口穴89にロック爪61の爪部61bと蓋検出部材62の入力部62bが対向される。特に、ロック爪61の爪部61bの先部は、開口穴89を貫通して表面側に突出している。また、蓋開放スライドボタン95は、リターンバネ97で付勢されて、閉じたときの状態の位置に移動している。
この状態から、ディスク蓋50によってディスク収納部47を閉じるときには、そのディスク蓋47を指で押すだけで実行することができる。この場合、ディスク蓋47を指で押すと、ディスク蓋50に設けた固定爪56が駆動装置側パネル6の開口部89に近づき、固定爪56の先端面がロック爪61の爪部61bと蓋検出部材62の入力部62bとに略同時に当接される。これにより、ロック爪61では、第1の捩りバネ78のバネ力に抗して、図12において、第1の回動軸84aを回動中心として反時計方向に回動される。その結果、ロック爪61の爪部61bの先端に設けた可動側のフック部73が、固定爪56の斜面側に設けた固定側のフック部57の端面にガイドされて反時計方向である後方に回動される。
更に、ディスク蓋50を閉じ方向へ押圧することにより、爪部61bの可動側フック部73が固定爪56の固定側フック部57を乗り越えると、第1の捩りバネ78のバネ力によってロック爪61が時計方向に回動され、図12に示すような状態となる。そして、爪部61bの、固定側フック部57が入り込む切欠き部72は、その固定側フック部57に見合う大きさに形成されている。更に、切欠き部72の底部は、固定側フック部57の先端に設けた凸部57aを引き込むことができるように円弧状に形成されている。しかも、伝達トルクの作用点となる固定側フック部57と可動側フック部73との接触点STが、ロック爪61の回動中心となる筒軸部61aの中心Oの略真上に設定されている。
その結果、固定側フック部57に対して可動側フック部73を確実且つ容易に引っ掛けることができる。しかも、可動側フック部73の内面が、筒軸部61aの中心Oを中心として曲率半径Rによるガイド曲面75とされているため、可動側フック部73による固定側フック部57の引き込み動作をスムースに行うことができる。更に、固定側フック部57と可動側フック部73との接触点STは、可動側フック部73の入り口部分よりも奥の部分が、その回動量に応じて中心Oからの距離が小さくなるように湾曲形成されている。そのため、ロック爪61を付勢する第1の捩りバネ78の付勢力により、固定爪56を介してディスク蓋50を引き込む力が確実に作用することになる。
これにより、ロック爪61による固定爪56の引き込み量Gを大きくして、ロック時のガタ(ディスク蓋50と外装ケース2との隙間)を減らすことができる。しかも、固定爪56の先端が、凸部57aとしてディスク蓋50側に出っ張っているので、ロック爪61を奥まで入れることができ、且つ、確実に引き込みすることができる。また、ロック爪61の回動動作をカムギア80と一体に設けた端面カム63で行う構成としたため、第1の捩りバネ78のバネ力を大きくした場合にも、端面カム63を容易に回動することができるから、第1の捩りバネ78のバネ力を大きくして密着性を高めることができる。このロック爪61による固定爪56の引き込みが効いたロック状態を、図13に示している。
この蓋開閉機構55によるディスク蓋50の開放動作は、例えば、蓋開放スライドボタン(イジェクトボタン)95を操作するだけで簡単に行うことができる。いま、図4に示すように、蓋開放スライドボタン95をオープン(蓋開放)方向へスライド操作すると、そのスライド動作がイジェクト検出スイッチ98によって検出される。これにより、蓋開放検出信号が制御装置に出力され、その結果、制御装置から蓋開閉機構55の駆動モータ67に駆動信号が出力され、駆動モータ67が所定方向に回転駆動される。これにより、駆動モータ67の回転力が、その回転軸に固定されたウォームギア83から中間ギア66、その小径ギアを介してカムギア80に伝達され、そのカムギア80と一体に端面カム63が回転駆動される。
この端面カム63の回転により、その回転量に応じてロック爪61のアーム部61cの先端に設けたカム接触部77がカム面63aに沿って移動する。これにより、図13において、ロック爪61の可動側フック部73が固定爪56の固定側フック部57から離れる反時計方向へ回動される。そして、可動側フック部73が所定量回動することにより、固定側フック部57との係合が解除される。これにより、ディスク蓋50を常に開放方向に付勢している図示しない付勢部材(捩りバネ)のバネ力により、ディスク蓋50がディスク収納部47を開放する方向へ所定量だけ移動される。その結果、ディスク蓋50がフリーな状態となり、その後、ディスク蓋50を大きく開くことにより、ディスク収納部47が大きく開放され、ディスク装着部に対する光ディスクの装着又は離脱動作が可能となる。
この際、ロック爪61の回動動作により、モータ停止スイッチ94がオンとなり、その検出信号が制御装置に送出される。これにより、制御装置から出力されるスピンドルモータを駆動するための制御信号の出力が停止され、モータ停止スイッチ94がオンなっている間、光ピックアップからのレーザ光の発射が停止される。
これと略同時に或いは近い時間に前後して、固定爪56によって蓋検出部材62が回動される。即ち、固定爪56の押圧力により、蓋検出部材62が第2の回動軸84bを回動中心として、図8において時計方向に回動される。これにより、蓋検出部材62の内側に設置されている2つの蓋検出スイッチ91,92が、蓋検出部材62の検出カム部62cによってオンとされ、それぞれの検出信号が制御装置に出力される。制御装置では、これらの検出信号に基づいて、ディスク蓋50が開かれているか、閉じられているかを判断する。即ち、この蓋開閉機構55では、「モータ停止スイッチ94がオフ」であって「2つの蓋検出スイッチ91,92が共にオン」の状態を、ディスク蓋50が閉まっていると判断する。
この3つのスイッチ91,92,94のタイミングチャートを図14に示す。図14は、ディスク蓋50の高さ(開放量)mmと、3つのスイッチ91,92,94がオン・オフするタイミングを示したものである。図14に示すように、時点t1において、固定爪56がロック爪61に接触を開始する。このとき、ディスク蓋50の高さ(開放量)は、例えば、8.35mmである。また、2つの蓋検出スイッチ91,92とモータ停止スイッチ94は、共にオフとなっている。この状態から、ディスク蓋50が外装ケース2に近づく方向に移動して、時点t2になると、ロック爪61のアーム部61cによってモータ停止スイッチ94がオンに切り換えられる。その結果、スピンドルモータが停止された状態となり、光ピックアップからレーザ光が発射されることがない。時点t3は、ディスク蓋50の高さを3.6mmとしたときに、モータ停止スイッチ94がオンに切り換えられることを示している。
次に、時点t4まで進むと、第2の蓋検出スイッチ92がオンとなる。そして、時点t5になると、第1の蓋検出スイッチ91がオンとなる。これにより、3つのスイッチが全てオンになるため、ディスクドライブ装置3の駆動が可能となり、スピンドルモータを回転させることができると共に、光ピックアップからレーザ光を発射することも可能となる。時点t6は、ディスク蓋50の高さを2.0mmとしたときに、第1の蓋検出スイッチ91がオンとなることを示している。また、時点t6は、第2の蓋検出スイッチ92がオンからオフに切り換えられる状態を示している。
次に、時点t8まで進むと、モータ停止スイッチ94がオンからオフに切り換えられることを示している。この切換時点は、時点t7のように、ディスク蓋50が完全に閉じる少し手前(高さ0.5mm)において、モータ停止スイッチ94がオンからオフに切り換えられるようにすることもできる。
本発明は、前述しかつ図面に示した実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内で種々の変形実施が可能である。例えば、前記実施例では、ディスク蓋50に固定爪56を設け、外装ケース2側に回動可能なロック爪61を設けた例について説明したが、これとは逆に、ディスク蓋50にロック爪61を設け、外装ケース2側に固定爪56を設ける構成とすることもできる。更に、前記実施例では、ベースプレート60をケース側部材の一具体例として設け、そのベースプレート60を介して端面カム63やロック爪61を外装ケース2の一部を構成する駆動装置側パネルに取り付ける構成としたが、ベースプレート60の使用を止めて、端面カム63やロック爪61等を直接駆動装置側パネルに取り付ける構成としてもよいことは勿論である。
また、前記実施例では、撮像装置の具体例としてデジタルビデオカメラに適用した例について説明したが、アナログビデオカメラに適用できることは勿論のこと、電子スチルカメラ、その他の撮像装置は勿論のこと、携帯電話、PHS、通信機器その他の撮像装置として使用可能な各種の装置に適用できるものである。
1…デジタルビデオカメラ(撮像装置)、 2…外装ケース(筐体)、 3…ディスクドライブ装置、 6…駆動装置側パネル、 7…表示装置側パネル、 46…ターンテーブル(ディスク装着部)、 47…ディスク収納部、 48…テーブル回転装置、 49…光ピックアップ(ピックアップ装置)、 50…ディスク蓋、 50a…平面部(主面)、 55…蓋開閉機構、 56…固定爪、 57…固定側フック部、 57a…凸部、 60…ベースプレート(ケース側部材)、 61…ロック爪、 61a…爪部、 61b…アーム部、 62…蓋検出部材、 62b…入力部、 62c…検出カム部、 63…端面カム、 64…カム駆動部、 71…傾斜面、 72…切欠き部、 73…可動側フック部、 77…カム接触部、 78,86…捩りバネ(付勢部材)、 80…カムギア、 83…ウォームギア、 91,92…蓋検出スイッチ(位置検出器)、 94…モータ停止スイッチ、 95…蓋開放スライドボタン(イジェクトボタン)、 98…イジェクト検出スイッチ、 ST…接触点
Claims (5)
- ターンテーブルに着脱可能に装着されるディスク状記録媒体を回転駆動するテーブル回転装置と、
前記テーブル回転装置により回転駆動される前記ディスク状記録媒体に対して、少なくともレンズ装置を介して入力される被写体の光に対応した画像の情報信号を記録可能なピックアップ装置と、
前記テーブル回転装置及び前記ピックアップ装置が収納されると共に前記ターンテーブルが配置されるディスク収納部を有する外装ケースと、
前記ディスク収納部を開閉可能なように前記外装ケースに回動可能に取り付けられたディスク蓋と、
前記ディスク収納部を閉じた状態で前記ディスク蓋をロックすると共に当該ロックの解除が可能とされた蓋開閉機構と、
を備えた撮像装置において、
前記蓋開閉機構は、前記ディスク蓋と一体に設けた固定爪と、前記外装ケース又は当該外装ケースに固定されるケース側部材に回動可能に支持されたロック爪と、を具え、
前記固定爪は前記ディスク蓋の主面に対して略垂直をなす方向へ突出し、当該固定爪の先端に当該ディスク蓋の方向に突出する凸部を設けた
ことを特徴とする撮像装置。 - 前記外装ケース又は前記ケース側部材に、前記固定爪の位置を検出するための位置検出器を設けた
ことを特徴とする請求項1記載の撮像装置。 - 前記位置検出器は、前記固定爪の位置を同一箇所又は互いに接近した2箇所で検出する2つの位置検出器からなる
ことを特徴とする請求項2記載の撮像装置。 - 前記蓋開閉機構は、前記外装ケース又は前記ケース側部材に回転自在に支持された端面カムを有し、当該端面カムのカム面に摺動接触するカム接触部を前記ロック爪に設け、
前記端面カムの回動に基づき前記ロック爪を回動させることにより当該ロック爪を前記固定爪に対して係合・離脱させる
ことを特徴とする請求項1記載の撮像装置。 - 前記カム接触部は、前記ロック爪の回動中心から偏倚した位置において当該回動中心が延在する方向に延在させて設けた
ことを特徴とする請求項4に記載の撮像装置。
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