JP2008282458A - 光ピックアップ装置及びディスクドライブ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】従来の光ピックアップ装置では、係合突起におけるベース部材の主面部の反対側が側面部に対して垂直をなしていたため、係合突起における主面部の反対側の一面と係合穴の先端側の一辺に隙間が生じ、ベース部材とカバー部材にガタツキが発生していた。
【解決手段】光ビームが通過する光路を有するベース部材52と、光路を覆うようにベース部材52の主面部52aにその主面部61aが重ね合わされるカバー部材61と、を備えている。ベース部材52の主面部52aと略垂直をなす側面部52bに設けた係合突起54に、カバー部材61の主面部61aと略垂直をなす係合片62に設けた係合穴63を係合させることによりカバー部材61をベース部材52に取り付けている。そして、この係合突起54におけるベース部材52の主面部52aと反対側に、先端側が主面部52aに近づく方向に変位する係合変位面54bを設けた。
【選択図】図3

Description

本発明は、光ビームが通過する光路を有するベース部材とこのベース部材の光路を覆うようにベース部材に装着されるカバー部材とを設けた光ピックアップ装置、及びその光ピックアップ装置を備えたディスクドライブ装置に関するものである。
一般的に、従来の光ピックアップ装置は、光ビームが通過する光路を有するベース部材に、この光路を覆うようにカバー部材が装着されている。ベース部材の側面部には係合突起が設けられ、カバー部材には係合穴を有する係合片が設けられている。この係合片の係合穴を係合突起に係合させることにより、カバー部材がベース部材に係合されて取り付けられている。このカバー部材により、ベース部材に収納した光学部品を支持したり、ベース部材の内部に塵や埃等が侵入することを防いでいる。
この従来の光ピックアップ装置について図9A及び図9Bを参照して説明する。図9Aに示すように、この光ピックアップ装置100は、ベース部材101と、このベース部材101の主面部101aにその主面部102aが重ね合わされるカバー部材102等から構成されている。ベース部材101の側面部101bには、係合突起103が設けられている。係合突起103は、ベース部材101の主面部101aと反対側の一面103aが側面部101bに対して垂直をなしており、縦方向の断面形状が直角三角形をなしている。
一方、カバー部材102は、その主面部102aと略垂直をなす係合片104を有している。この係合片104には、係合穴105が設けられている。係合穴105は、略長方形状をなしている。この係合穴105をベース部材101の係合突起103に係合させることにより、カバー部材102がベース部材101に取り付けられる。
この場合、係合穴105を係合突起103に係合させるためには、図9Bに示す破線のように、係合穴105が係合突起103の頂点103bを乗り越える必要がある。そのため、係合穴105の先端側の一辺105aは、係合片104とカバー部材102の角部Gまでの長さCを、角部Gから係合突起103の頂点103bまでの長さDよりも長くなるように設定されている(C>D)。その結果、係合突起103と係合穴105を係合した際には、係合突起103の一面103aと係合穴105の一辺105aに、隙間eが生じる。この隙間eにより、カバー部材102とベース部材101にガタツキが発生する。
このように、従来の光ピックアップ装置では、係合穴の先端側の一辺と係合突起におけるベース部材の主面部と反対側の一面に隙間が生じ、ベース部材とカバー部材にガタツキが発生する。そのため、ベース部材とカバー部材の隙間から、ベース部材の内部にホコリや塵が入り込み、不具合発生の原因となるだけでなく、ベース部材とカバー部材による光学部品の支持力が低下し、光学部品のズレが発生すると共にその焦点距離にもズレが生じて、光ピックアップ装置の信頼性が低下する、という問題があった。また、二軸アクチュエータ等が発生する振動にカバー部材が共振することにより、放射ノイズを悪化させる、という問題もあった。更に、カバー部材がガタツキによって浮き上がることにより、カバー部材が情報記録媒体に接触し、情報記録媒体を傷つけるおそれがある、という問題もあった。
また、このような問題の対策として、従来のピックアップ装置では、ベース部材とカバー部材を接着剤で固定したり、カバー部材を固定ネジでネジ止めして、ベース部材とカバー部材のガタツキの発生を防止するような構成としていた。しかしながら、このような構成では、接着剤でカバー部材を固定する工程や、固定ネジが必要となるため、部品点数の増加を招くと共に組立工数が多くなるばかりでなく、コストアップを生じている、という問題があった。
また、従来のこの種の光ピックアップ装置としては、例えば、特許文献1に記載されているようなものがある。特許文献1には、ディスク状光学記録媒体である光学ディスクを記録及び/又は再生する光学ディスク装置に備える光学ピックアップ装置に関するものが記載されている。
この特許文献1に記載された光学ピックアップ装置は、「ベース部材に組み込まれる光学系部品を保持する固定部材に、前記ベース部材に対する組み付け係合方向に弾性変形可能な係合片を形成し、前記係合片を介して前記固定部材を前記ベース部材に組み付け固定し、前記光学系部品を保持するようにした」ことを特徴としている。
このような構成を有する光学ピックアップ装置によれば、「調整部品は良好な押圧が付加された状態で保持されて調整操作を安定して円滑に行うことができる」等の効果が期待される。
特開2000−137925号公報
しかしながら、特許文献1に記載された光学ピックアップ装置では、固定部材とベース部材のガタツキを防止又は抑制するため、固定部材に、組み付け方向に弾性変形する弾性変形可能な係合片を設けている。そのため、ベース部材における係合片の曲げ元に、弾性変形を確保するための逃げ凹部が必要となる。その結果、ベース部材に逃げ凹部を設けるための加工が必要となり、加工工数の増加を招き、不経済である、という問題があった。
解決しようとする問題点は、従来の光ピックアップ装置では、係合突起における主面部と反対側の一面が側面部に対して垂直をなしていたため、係合突起の主面部と反対側の一面と係合穴の先端側の一辺に隙間が生じ、ベース部材とカバー部材にガタツキが発生する。そのため、ベース部材とカバー部材の隙間からベース部材の内部にホコリや塵が入り込み、不具合発生の原因となるだけでなく、ベース部材とカバー部材による光学部品の支持力が低下し、光学部品にズレが発生すると共にその焦点距離にズレが生じて、光ピックアップ装置の信頼性が低下する、という点である。また、かかるベース部材とカバー部材のガタツキの対策として、カバー部材を接着剤や固定ネジ等で固定すると、その接着剤でカバー部材を固定する工程や、固定ネジが必要となり、部品点数が増加し、組立工数が多くなるばかりでなく、コストアップを招くことになる、という点である。
更に、特許文献1に記載された光学ピックアップ装置では、カバー部材とベース部材のガタツキを防止するため、固定部材に、組み付け方向に弾性変形可能な係合片を設けている。そのため、ベース部材における係合片の曲げ元に、弾性変形を確保するための逃げ凹部が必要となるため、ベース部材に逃げ凹部を設けるための加工が必要となり、加工工数の増加を招き、不経済である、という不十分な点が生ずる。
本発明の光ピックアップ装置は、光ビームが通過する光路を有するベース部材と、この光路を覆うようにベース部材の主面部にその主面部が重ね合わされるカバー部材と、を備えている。そのベース部材の主面部と略垂直をなす側面部に設けた係合突起に、カバー部材の主面部と略垂直をなす係合片に設けた係合穴を係合させることにより、カバー部材をベース部材に取り付けている。そして、係合突起におけるベース部材の主面部と反対側に、先端側が主面部に近づく方向へ変位する係合変位面を設けたことを最も主要な特徴とする。
本発明のディスクドライブ装置は、ディスク状記録媒体が着脱可能に装着されるターンテーブルを回転駆動するディスク回転駆動部と、このディスク回転駆動部により回転駆動されるディスク状記録媒体に対して情報信号の記録及び/又は再生を行う光ピックアップ装置と、この光ピックアップ装置をディスク状記録媒体の情報記録面に沿って当該ディスク状記録媒体の半径方向へ移動させるピックアップ移動部と、を備えている。
光ピックアップ装置は、光ビームが通過する光路を有するベース部材と、光路を覆うようにベース部材の主面部にその主面部が重ね合わされるカバー部材と、を具えている。ベース部材の主面部と略垂直をなす側面部に設けた係合突起に、カバー部材の主面部と略垂直をなす係合片に設けた係合穴を係合させることにより、カバー部材をベース部材に取り付けている。そして、係合突起におけるベース部材の主面部と反対側に、先端側が主面部に近づく方向へ変位する係合変位面を設けたことを特徴とする。
本発明の光ピックアップ装置及びディスクドライブ装置によれば、係合突起におけるベース部材の主面部と反対側に、先端側が主面部に近づく方向に変位する係合変位面を設けた。そして、この係合変位面に係合穴の先端側の一辺が係止されるため、係合突起の係合変位面と係合穴の先端側の一辺との隙間をなくすことができ、ベース部材とカバー部材のガタツキを防止することができる。これにより、カバー部材とベース部材の密閉性を高め、ベース部材の内部にホコリや塵等が入り込むことを防ぐことができる。更に、カバー部材とベース部材による光学部品の保持を維持することができるため、光学部品のズレを防ぐと共に光学部品の焦点距離を所定の位置で保持することができ、光ピックアップ装置の信頼性を向上させることができる。
係合突起におけるベース部材の主面部と反対側に、先端側が主面部に近づく方向に変位する係合変位面を設ける。これにより、係合穴の先端側の一辺を係合突起の係合変位面に係止させることができ、ベース部材とカバー部材のガタツキを防止することができる光ピックアップ装置及びディスクドライブ装置を、簡単な構成によって実現した。
以下、本発明の実施の形態を、添付図面を参照して説明する。図1は本発明のディスクドライブ装置の第1の実施の例を示す斜視図、図2は本発明の光ピックアップ装置の光学系を示す斜視図、図3は本発明の光ピックアップ装置の第1の実施の例に係る要部を示す斜視図、図4は本発明の光ピックアップ装置に係る光学部品の調整機構を示す分解斜視図、図5は斜視図、図6は断面図、図7及び図8は本発明のディスクドライブ装置を備えた電子機器に係る撮像装置を示すもので、図7は正面側から見た斜視図、図8はディスク蓋及び表示装置を開いて正面側から見た斜視図である。
まず、本発明のディスクドライブ装置を備えた電子機器の第1の実施の例に係る撮像装置を、図7及び図8を参照して説明する。図7及び図8に示す装置は、撮像装置の第1の実施の例として適用したデジタルビデオカメラ1である。このデジタルビデオカメラ1は、ディスク状記憶媒体の一具体例を示す光ディスク10を情報記憶メディアとして使用し、光学的な画像を、撮像素子{例えば、CCD(電荷結合素子)、CMOS(相補性金属酸化膜半導体)等}で電気的な信号に変換して、その画像情報を光ディスク10に記録したり、液晶ディスプレイ等の平面パネルからなる表示装置に表示できるようにしたものである。
しかしながら、本発明の撮像装置に使用されるディスク状記録媒体としては、この実施例で示す光ディスク10(DVD−R、DVD−RW、DVD−RAM等)に限定されるものではなく、例えば、MO、その他の記録可能な光磁気ディスク等のディスク状記録媒体を用いることができる。これらのディスク状記録媒体を使用する電子機器としては、例えば、光磁気ディスクを用いる場合には光磁気ディスク式スチルカメラとして適用可能である。
図7及び図8に示すように、デジタルビデオカメラ1は、外観形態を構成する外装ケース2と、この外装ケース2の内部に収納されると共に着脱自在に装着される光ディスク10を回転駆動して情報信号の記録(書き込み)及び再生(読み出し)を行う本発明のディスクドライブ装置の一実施の例を示すディスクドライブ装置3と、被写体の像を光として取り込んで撮像素子に導くレンズ装置4と、外装ケース2に回動自在に取り付けられた表示装置5と、これらディスクドライブ装置3とレンズ装置4及び表示装置5等の駆動制御を行う制御回路等を備えて構成されている。
外装ケース2は、略直方体をなす中空の筐体からなり、左右方向に対向させて配置された駆動装置側パネル6及び表示装置側パネル7と、両パネル6,7を組み合わせることによって構成される筒体の前側開口部を閉じるフロントパネル8と、その筒体の後側開口部を閉じる図に表れないリアパネルを有している。この外装ケース2は、長手方向を前後方向に設定すると共に幅方向に立ち上げたような状態で使用されている。リアパネルには、携帯用電源であるバッテリー装置11が着脱可能に装着されるバッテリー収納部が設けられている。バッテリー収納部は、外装ケース2の背面の略中央に配設されており、このバッテリー収納部に対してバッテリー装置11は、後方斜め上方から差し込み、また同方向に取り出し可能とされている。
この外装ケース2の上部に、レンズ系の撮像レンズである対物レンズ15を正面に露出させた状態でレンズ装置4が配設されている。レンズ装置4は、そのレンズ系の光軸を水平方向に向けた状態で外装ケース2に取り付けられている。この外装ケース2の内部において、レンズ装置4の後部に撮像素子が取り付けられている。そして、レンズ装置4の後方に、そのレンズ装置4から入力された被写体の画像を写し出すビューファインダ装置16が配置されている。
更に、外装ケース2の上部には、ビデオライトや外付けマイクロホン等のアクセサリーが着脱自在に装着されるアクセサリーシューを露出させる開口部が設けられている。アクセサリーシューはビューファインダ装置16の直前に配置されており、通常は、開口部を開閉するシューキャップ17によって着脱可能に覆われている。更に、外装ケース2の前面には、フラッシュ装置の発光部18が配置されている。そして、外装ケース2の前側上部に、ステレオ方式のマイクロホン19が内蔵されて配置されている。このマイクロホン19の後方にシューキャップ17が配置され、その後方に、複数の操作ボタンからなる操作部21が設けられている。
外装ケース2の一方の側面部である表示装置側パネル7には、表示装置5が姿勢変更可能に取り付けられている。表示装置5は、平板状の液晶ディスプレイ等からなる図示しない平面パネルと、この平面パネルが収納されたパネルケース23と、このパネルケース23を外装ケース2に対して姿勢変更可能に支持するパネル支持部24とを備えて構成されている。パネルケース23の内面には、図示しない横長とされた長方形の開口窓が設けられており、この開口窓に平面パネルが嵌め込まれている。
表示装置5のパネル支持部24は、垂直軸を回動中心としてパネルケース23を水平方向に略90度回動可能とした水平回動部と、水平軸を回動中心としてパネルケース23を前後方向に略180度回動可能とした前後回動部とを有している。これにより、表示装置5は、図1に示すように外装ケース2の側面部に収納した収納状態と、パネルケース23を水平方向へ90度回動させて平面パネルを後方へ対向させた状態と、その後方対向状態からパネルケース23を180度回動させて平面パネルを前方へ対向させた状態と、それらの中間位置の状態とを任意に取ることができるようになっている。
表示装置側パネル7は、図示しないが、いわゆるハイブリッド筐体を構成するものであり、表面をプラスチックによる樹脂プレート層とすると共に、その内側をマグネシウム合金等の金属プレート層で構成し、樹脂プレート層と金属プレート層との2層構造として構成されている。このように構成したハイブリッド筐体によれば、プラスチックで形成した筐体と同じ程度の安さでありながら、強度の高いフレームとして使用することができ、ダイカストをそのまま表面に使用する場合に比べて極めて安価に製造することができる。しかも、このハイブリッド筐体によれば、スイッチその他の電子部品や、小物の機械部品等をそのまま取り付けることができ、従って、内部のフレーム構造等を簡略化することができる。
図8に示すように、外装ケース2の表示装置5と反対側の側面である駆動装置側パネル6は、ディスク蓋30が取り付けられる主面をなす平面部と、この平面部の外縁を囲うように連続する周面部とからなっている。駆動装置側パネル6の周面部は、平面部の外周縁の略全周に渡って連続するように形成されている。この周面部には、モード選択スイッチを兼ねる電源スイッチ25と、静止画の撮影を行うシャッタボタン26と、所定の範囲内で画像を連続的に拡大(テレ)又は縮小(ワイド)させるズームレーバー27と、ディスク蓋30のロックを解除するロック解除ボタン28等が設けられている。
電源スイッチ25は、回動操作によって電源をオン・オフ切り換える機能と、電源をオンした状態で回動操作することにより複数の機能モードを繰り返すように切り換える機能とを有している。モード切換機能は、電源スイッチ25を回動操作することによって実行され、例えば「静止画モード」と「動画モード」と「見る・編集モード」との3態様の中から任意のモードを選択できる構成とすることができる。シャッタボタン26は静止画を撮影するためのもので、その押圧操作により、1回の押圧操作毎に1つの静止画が撮影される。また、ズームレーバー27は撮影時や再生時等において画像を拡大するためのもので、その操作量に応じて一定の範囲内で倍率を無段階に調整することができる。
この駆動装置側パネル6の平面部の所定位置に所定の形状を有する開口部45が設けられている。開口部45は、ディスクドライブ装置3の上面部の一部を露出させるためのものである。そのため、開口部45の形状は、ディスクドライブ装置3の平面側から見た形状に対応した形状とされており、その平面形状よりもやや大きく開口されている。そして、図示しないメカシャーシに取り付けられたディスクドライブ装置3の上面部の一部が開口部45に緩く嵌め込まれ、その上面部が外装ケース2の外面に露出されている。
このディスクドライブ装置3の、光ディスク10(ディスク状記録媒体)が着脱可能に装着されるディスク装着部であるターンテーブル46とその周辺の一定領域がディスク収納部47となっている。ディスク収納部47は、この実施例では直径が8cmの光ディスク10に対応する大きさの領域として形成されている。このディスク収納部47の略中央部にはディスクドライブ装置3のディスク回転駆動部48が配置され、その中央部に位置するターンテーブル46に対して、ディスク状記録媒体の一具体例を示す直径8cmの光ディスク10(DVD、CD−RW等)が装着可能とされている。
ディスク収納部47は、駆動装置側パネル6に側面部を回動自在に支持されたディスク蓋30によって開閉可能に覆われている。ディスク蓋30は、ディスク収納部47の形状に見合う形状とされていて、この実施例では略円形とされている。このディスク蓋30は、ディスク収納部47の外側を覆う若干湾曲させて形成した主面をなす平面部30aと、この平面部30aの外周縁の略全周に亘って連続する周面部30bを有している。ディスク蓋30の周面部30bは、駆動装置側パネル6のディスク収納部47の外周側切欠き部と嵌り合うように構成されている。
このディスク蓋30は、外周縁一周の略5/6(約300度)が円形(円形部分は全体の略3/4以上あれば良い。)とされたシェル形をなしており、残りの部分には、側方へ突出する方形部30cが形成されている。この方形部30cには、ディスク蓋30を開閉動作させるための回動中心となる蓋回動軸部31が取り付けられる。蓋回動軸部31は、図示しないが、方形部30cに取り付けられた支持軸と、この支持軸の両端を固定的に支持する一対の軸受片を有する軸受部材とからなり、軸受部材を駆動装置側パネル6に固定することによってディスク蓋30が回動自在に支持されている。この蓋回動軸部31には、ディスク蓋30の最大開き角度(例えば、90度)を設定するストッパ部が設けられている。
このような蓋回動軸部31が、その支持軸の軸方向を上下方向に設定して駆動装置側パネル6に取り付けられている。これにより、ディスク蓋30が蓋回動軸部31を介して駆動装置側パネル6の後部に回動可能に支持されている。その結果、ディスク蓋30は、デジタルビデオカメラ1の正面を前側として前開きによって側方へ略90度開放動作させることができる。なお、蓋回動軸部31には、一定の開放角度の範囲内においてディスク蓋30を任意の開放位置で静止させることができると共に、その開放角度を超えたときにはディスク蓋30を開放側へ付勢するようにバネ部材が装着されている。
このディスク蓋30と駆動装置側パネル6に関連させて、ディスク蓋30の図示しない蓋開閉機構が設けられている。この蓋開閉機構は、ディスク収納部47を閉じた状態のディスク蓋30を、その閉じた状態においてロックするロック機能と、そのロックを解除するロック解除機能とを有するものである。この蓋開閉機構を介して、ディスク収納部47がディスク蓋30によって開閉され、そのディスク蓋30のロック及びそのロック解除が蓋開閉機構によって実行される。この蓋開閉機構に対応させて、ディスク蓋30の内面にはロック部材32が取り付けられている。
また、図8に示すように、駆動装置側パネル6には、ディスク蓋30を囲うようにハンドストラップ35が取り付けられている。ハンドストラップ35は、外装ケース2を握るユーザーの手を支え、デジタルビデオカメラ1の取り落とし等を防止するものである。このハンドストラップ35は、両端が駆動装置側パネル6に固定された支持ベルト36と、この支持ベルト36に装着されてユーザーの手の甲部分に当接される保護パッド37とから構成されている。支持ベルト36の一端は駆動装置側パネル6の前側下部に固定された取付金具38に連結され、他端は駆動装置側パネル6の後側中途部に設けた貫通穴から内側に挿入されて、その内部に取り付けられた取付金具38に固定されている。
また、図1及び図8に示すように、ディスクドライブ装置3は、外装ケース2に取り付けられるメカシャーシと、このメカシャーシに固定されるディスク回転駆動部48と、光ディスク10に対して情報信号の記録及び/又は再生を行う光ピックアップ装置50と、この光ピックアップ装置50を光ディスク10の半径方向に移動させるピックアップ移動部等を備えて構成されている。メカシャーシは導電性の板材で形成されていて、絶縁性材料で形成された弾性体からなる複数個の図示しないマウントインシュレータを介して外装ケース2に弾性的に支持されている。
メカシャーシに搭載されたディスク回転駆動部48は、メカシャーシに固定されたスピンドルモータ49と、このスピンドルモータ49の回転部に固定されたターンテーブル46とから構成されている。図8に示すように、ターンテーブル46は、光ディスク10のセンタ穴が嵌合される嵌合部46aと、センタ穴の周縁部が載置される載置部46bとからなっている。更に、ターンテーブル46の嵌合部46aには、光ディスク10のセンタ穴の周縁部に係合して光ディスク10を保持する係合爪46cが周方向に複数個(本実施の例では4個)設けられている。各係合爪46cはスプリングによって半径方向外側へ付勢されており、このスプリングのバネ力によって光ディスク10が嵌合部46aに位置決めされて固定される。
このディスク回転駆動部48の近傍に光ピックアップ装置50が配設されている。図1に示すように、光ピックアップ装置50は、光ディスク10の情報記録面に対向されるピックアップレンズ51を有する二軸アクチュエータ53と、この二軸アクチュエータ53が搭載されたベース部材52等を備えて構成されている。ベース部材52は、光ビームの光路を有すると共に第1のガイド軸65と第2のガイド軸66との2本のガイド軸65,66にガイドされてスピンドルモータ49に対して進退移動(接近及び離反)可能に構成されている。
2本のガイド軸65,66は、それぞれ金属製の真っ直ぐな丸棒によって形成されている。一方の第1のガイド軸65は、ベース部材52の長手方向の一端に設けた一対の第1の軸受部56a,56bの軸受穴に摺動自在に貫通している。一対の第1の軸受部56a,56bは、第1のガイド軸65の軸方向に適宜な間隔を開けて同一軸心線上に設定されている。この一対の第1の軸受部56a,56bで1本の第1のガイド軸65を支持することによってベース部材52が移動する際の直進性を確保するようにしている。また、この一対の第1の軸受部56a,56bの材質としては、耐摩耗性と摺動特性に優れた材質が好ましく、例えば含油焼結材料等が挙げられる。
他方の第2のガイド軸66は、ベース部材52の長手方向の他方に設けた第2の軸受部57の軸受溝に摺動自在に貫通されている。第2の軸受部57の軸受溝は、ベース部材52の長手方向の側方へ開口するように設けられている。第2の軸受部57は、ベース部材52と一体に例えば鋳造により形成されている。
そして、この第1のガイド軸65と、第2のガイド軸66とは、スピンドルモータ49を挟むようにして所定の間隔を開けて互いに略平行をなすように配置されている。また、第1のガイド軸65と、第2のガイド軸66を通る平面は、ターンテーブル46に装着された光ディスク10の情報記録面である主面に対して略平行に配置されている。これらの第1のガイド軸65と第2のガイド軸66は、それぞれ軸方向の両端部において、図示しない支持手段、或いは接着剤によってメカシャーシに固定するように支持されている。
この第1のガイド軸65と、第2のガイド軸66と、図示しない送りネジ軸と、この送りネジ軸を回転軸とする送りモータ等からピックアップ移動部が構成されている。
送りネジ軸は、その外周面に螺旋状に延在されたネジ溝が設けられており、このネジ溝にベース部材52に取り付けられた送りナットが係合されている。この送りネジ軸は、2本のガイド軸65,66の軸心線と略平行をなすように配置されている。そして、送りネジ軸は、メカシャーシに設けられた図示しない軸受ホルダによって回転自在に支持されている。
かくして、送りモータを駆動して送りネジ軸を回転駆動することにより、その送りネジ軸の回転力が送りナットを介してベース部材52に伝達される。その結果、送りネジ軸の回転方向に応じて、光ピックアップ装置50が2本のガイド軸65,66に沿ってディスク回転駆動部48(ターンテーブル46及びスピンドルモータ49)に近づく方向とディスク回転駆動部48から離れる方向に移動される。
ベース部材52は、ディスク回転駆動部48のスピンドルモータ49側に凹部を有する略長方形状をなしている。図3に示すように、ベース部材52は、主面部52aと、この主面部52aと略垂直をなして連続する側面部52bを有している。側面部52bの所定の箇所には、係合突起54が複数個設けられている。
係合突起54は、山形状の凸部として形成されている。この係合突起54は、摺動面54aと係合変位面54bを有している。摺動面54aは、ベース部材52の主面部52a側に位置している。摺動面54aは、側面部52bに対して緩やかに傾斜している。係合変位面54bは、摺動面54aとは逆に、ベース部材52の主面部52aと反対側に位置している。係合変位面54bは、先端側である頂点54cが主面部52aに近づく方向に変位して形成されている。本実施の例において、係合変位面54bは、側面部52bに対して所定の角度θをなして傾斜した傾斜面である。この係合変位面54bの角度θは、後述する係合穴63が滑らず係合でき且つ係合穴63の先端側の一辺63aと係合変位面54bとの隙間を無くすために、45度以上90度未満が好適であり、好ましくは75度〜85度である。なお、この実施の例では、係合変位面54bを傾斜面として説明したが、これに限定されるものではなく、例えば、係合変位面54bを曲面として設定してもよい。
また、ベース部材52は、主面部52aにおける係合突起54の近傍に溝部58を有している。溝部58は、略V字状をなしており、底部に近づくにつれて溝の幅が狭くなっている。この溝部58に、光学部品、例えば、コリメータレンズ83を保持したレンズホルダ59が収納される。レンズホルダ59は、一面を切り欠いた略円筒形をなしている。レンズホルダ59は、切り欠いた一面59aを主面部52a側に向けて溝部58に収納される。そして、溝部58に収納したレンズホルダ59をコリメータレンズ83の光軸方向に摺動させることにより、コリメータレンズ83の焦点距離の調整を行うことができる。
このベース部材52の主面部52aの略中央部には、光ピックアップ装置50の光学系80の一部をなすピックアップレンズ51が上向き状態で配置されている。また、ベース部材52の側面部52bには、光学系80の一部をなすレーザダイオード81が配置されている。
光学系80は、例えば、図2に示すような光学部品と電子部品の組み合わせによって構成されている。図2に示すように、光学系80は、光ビームを発生する光発生器の一具体例を示すレーザダイオード(LD)81を有しており、そのレーザダイオード81の前方にグレーティング(回折格子)82が配置されている。このグレーティング82の前方には第1のコリメータレンズ83とアナモルフィックプリズム84が直列に配置されている。このアナモルフィックプリズム84の側方には、ビームスプリッタ85とプリズムミラー86が直列に配置されている。
プリズムミラー86のビームスプリッタ側の面は45°に傾斜された反射面とされており、その反射面に対向するようにピックアップレンズ51が配置されている。ビームスプリッタ85の側方には、フロントフォトダイオード87(FPDIC)が配置されている。FPDIC87は、レーザダイオード81から出射される光ビームの光量を検出するものである。このFPDIC87で検出された光量を元にレーザダイオード81から出射される光量を一定にしている。
ビームスプリッタ85の後方には、第2のコリメータンレンズ88と、シリドリカルレンズ(マルチレンズ)89と、ディテクタ(PDIC)90とが順次直列に配置されている。ディテクタ90は、光ディスク10の情報記録面にて反射された反射光(再生信号)を受光して情報信号を取り出す光検出器の一具体例を示すものである。
レーザダイオード81から出射された光ビームは、グレーティング82により3本の光ビームに分割される。分割された光ビームは、第1のコリメータレンズ83により、発散光から平行光に変換され、アナモルフィックプリズム84にて、3本の光ビームの縦横比が整形されて90°屈折される。縦横比が整形された3本の光ビームは、ビームスプリッタ85に入射される。ビームスプリッタ85に入射された光ビームの一部は、当該ビームスプリッタ85を直線的に透過してプリズムミラー86に出射される。残りの光ビームは、ビームスプリッタ85で反射されて、FPDIC87に向かい、LD81の出力検出に供される。
ビームスプリッタ85を直線的に透過した光ビームは、光軸Lに沿ってプリズムミラー86の反射面に到達する。プリズムミラー86の反射面に達した光ビームは、その反射面で90°屈折されてピックアップレンズ51に向う。そのピックアップレンズ51で集光されて光ディスク10の情報記録面に照射される。情報記録面で反射された光ビームは、ピックアップレンズ51を通ってプリズムミラー86の反射面にて反射される。これにより、その進行方向が90°屈折され、光軸Lに沿ってビームスプリッタ85側に戻る。
ビームスプリッタ85に入射された光ビームは、ビームスプリッタ85内部の境界面で反射し、第2のコリメータレンズ88及びシリンドリカルレンズ89を透過して、PDIC90にて受光される。このPDIC90により、受光された光ビームに基づいて情報信号の再生が行われると共に、フォーカスエラーやトラッキングエラーが検出され、フォーカス制御及びトラッキング制御に供される。
更に、図1に示すように、ベース部材52には、レーザ駆動用の駆動回路部が搭載されたフレキシブル配線板55が設けられている。フレキシブル配線板55により、光学系80のレーザダイオード81やPDIC90等の電子部品への情報伝達を行っている。
このベース部材52に収納した光学部品及び電子部品や、光ビームの光路等を覆うように、カバー部材61が装着されている。カバー部材61は、薄い平板状をなしており、その主面部61aがベース部材52の主面部52aに重ね合わされている。主面部61aには、二軸アクチュエータ53の一部を露出させるための開口部61bが設けられている。カバー部材61には、その主面部61aと略垂直をなして連続する係合片62が設けられている。係合片62は、弾性を有しており、カバー部材61の所定の箇所(カバー部材61をベース部材52に臨ませた際に、ベース部材52の係合突起54と対応する箇所)に複数個形成されている。図3A及び図3Bに示すように、この係合片62には、係合穴63が設けられている。
係合穴63は、略長方形状の長穴として形成されている。この係合穴63と係合突起54を係合することにより、ベース部材52にカバー部材61が取り付けられる。ここで、係合穴63の先端側の一辺63aは、係合突起54の頂点54cを乗り越えるために、係合片62とカバー部材61の角部Gまでの長さCを、角部Gから係合突起54までの長さDよりも長く設定している(C>D)。更に、長さCは、角部Gから係合突起54の係合変位面54bが側面部52bと接続する点までの長さEよりも短く設定している(C<E)。そのため、係合穴63は、係合突起54の頂点54cを乗り越えると、係合穴63の一辺63aが係合変位面54bに当接し、係合される。これにより、係合穴63の先端側の一辺63aと係合突起54の係合変位面54bに隙間が生じないため、ベース部材52とカバー部材61とのガタツキを防止することができる。
また、図4〜図5に示すように、カバー部材61の主面部61aにおける、係合片62の近傍には、弾性を有する弾性片64が設けられている。この弾性片64は、舌片状をなしており、カバー部材61の主面部61aからベース部材52への取り付け方向に凹んでいる。この弾性片64により、ベース部材52に収納された光学部品、例えば、コリメータレンズ83を保持したレンズホルダ59がベース部材52側に付勢される。
次に、カバー部材61のベース部材52への装着作業について説明する。まず、ベース部材52に光学部品や電子部品を収納する。例えば、ベース部材52の溝部58に、コリメータレンズ83を保持したレンズホルダ59を切り欠いた一面59aを主面部52a側に向けて収納する。次に、コリメータレンズ83の光軸方向に沿ってレンズホルダ59を摺動させて、コリメータレンズ83の焦点距離を調整する。
次に、係合突起54に係合片62を対応させて、ベース部材52の主面部52aの上方にカバー部材61を臨ませる。そして、ベース部材52の主面部52aにカバー部材61の主面部61aを重ね合わせる。このとき、図3Bに示す破線のように、係合片62が、係合突起54の摺動面54aを摺動し、弾性力に抗して、角部Gを中心にベース部材52の側面部52bから離れる方向に変位する。そして、係合片62に設けた係合穴63の一辺63aが、係合突起54の頂点54cを乗り越えると、係合片62は、その弾性力により、角部Gを中心にベース部材52の側面部52bに近づく方向に移動する。
ここで、係合穴63の先端側の一辺63aは、係合片62とカバー部材61の角部Gまでの長さCを、角部Gから係合突起54の係合変位面54bが側面部52bと接続する点までの長さEよりも短く設定している。そのため、係合片62がベース部材52の側面部52bに近づく方向に移動すると、係合穴63の先端側の一辺63aが係合突起54の係合変位面54bに当接し、係合される。その結果、係合穴63の一辺63aと係合突起54の係合変位面54bとの隙間をなくすことができる。また、角部Gがベース部材52と接触する位置までカバー部材61を押し込んでも、係合穴63の一辺63aは係合突起54の係合変位面54bに当接する。これにより、カバー部材61とベース部材52のガタツキを防止又は抑制することができる。
更に、係合穴63の先端側の一辺63aと係合突起54の係合変位面54bが当接し、係合していることにより、スピンドルモータ49や送りモータ等からの振動を抑止し、異音の発生を防ぐことができる。
これと同時に、図6に示すように、カバー部材61の弾性片64が、レンズホルダ59の切り欠かれた一面59aに接触する。そして、弾性片64の弾性力により、レンズホルダ59が溝部58の底部側に付勢される。その結果、所定の焦点距離を維持した状態でレンズホルダ59を保持することができる。また、弾性片64がレンズホルダ59を付勢(押圧)することにより、カバー部材61はレンズホルダ59から主面部61aの上方に向かう反力を受ける。そのため、この反力により、カバー部材61の係合穴63の先端側の一辺63aが更に強くベース部材52の係合変位面54bに当接する。これにより、カバー部材61とベース部材52のガタツキを更に防止又は抑制することができる。これらにより、カバー部材61のベース部材52への装着作業が完了する。
以上説明してきたように、本発明の光ピックアップ装置及びディスクドライブ装置によれば、係合突起に、先端側が主面部に近づく方向に変位する係合変位面を設けた。そして、カバー部材をベース部材に取り付ける際に、係合穴の先端側の一辺を係合突起の係合変位面に当接させる構成とした。その結果、係合穴の先端側の一辺と係合突起の係合変位面との隙間を無くし、カバー部材とベース部材のガタツキを防止又は抑制することができ、光ピックアップ装置の信頼性を向上させることができる。
更に、カバー部材の主面部おける係合片の近傍に、弾性を有する弾性片を設けた。この弾性片により、ベース部材に収納した光学部品を押圧して保持することができ、光学部品における所定の焦点距離を保持することができる。また、弾性片で光学部品を押圧することにより、カバー部材は、光学部品からの取り付け方向と反対側に向かう反力を受ける。そのため、この反力により、係合穴の先端側の一辺は、更に係合突起の係合変位面に強く当接する。これにより、カバー部材とベース部材のガタツキを更に防止又は抑制することができる。
また、係合突起に係合変位面を設けることにより、係合突起と係合穴の隙間を無くすことができるため、ベース部材とカバー部材の製造精度を緩和することができる。これにより、ベース部材及びカバー部材の歩留りを向上させることができる。
尚、本発明は前述しかつ図面に示した実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内で種々の変形実施が可能である。例えば、前記実施例においては、電子機器の具体例としてデジタルビデオカメラを適用した例について説明したが、これに限定されるものではなく、この主のディスクドライブ装置が用いられるパーソナルコンピュータ、電子辞書、DVDプレーヤ、カーナビゲーションその他各種の電子機器に適用できるものである。
本発明のディスクドライブ装置の第1の実施の例を示す斜視図である。 本発明の光ピックアップ装置の第1の実施の例に係る光学系を示す斜視図である。 本発明の光ピックアップ装置の第1の実施の例を示すもので、図3Aは要部の斜視図、図3Bは要部の側面図。 本発明の光ピックアップ装置の第1の実施の例を示す分解斜視図である。 本発明の光ピックアップ装置の第1の実施の例に係る光学部品の収納状態を示す斜視図である。 本発明の光ピックアップ装置の第1の実施の例を示す図5の断面図である。 本発明のディスクドライブ装置を備えた撮像装置の一具体例であるデジタルビデオカメラを正面側から見た斜視図である 本発明のディスクドライブ装置を備えた撮像装置の一具体例であるデジタルビデオカメラをディスク蓋及び表示装置を開いて正面側から見た斜視図である。 従来の光ピックアップ装置を示すもので、図9Aは要部を示す斜視図、図9Bは要部を示す側面図である。
符号の説明
1…デジタルスチルカメラ(電子機器)、 3…ディスクドライブ装置、 10…光ディスク(ディスク状記録媒体)、 46…ターンテーブル 48…ディスク回転駆動部、 50…光ピックアップ、 52…ベース部材、 52a…主面部、 52b…側面部、 54…係合突起、 54b…係合変位面、 58…溝部、 61…カバー部材、 61a…主面部、 62…係合片、 63…係合穴、 64…弾性片

Claims (5)

  1. 光ビームが通過する光路を有するベース部材と、
    前記光路を覆うように前記ベース部材の主面部にその主面部が重ね合わされるカバー部材と、を備え、
    前記ベース部材の前記主面部と略垂直をなす側面部に設けた係合突起に、前記カバー部材の前記主面部と略垂直をなす係合片に設けた係合穴を係合させることにより、当該カバー部材を当該ベース部材に取り付けた光ピックアップ装置であって、
    前記係合突起における前記ベース部材の前記主面部と反対側に、先端側が前記主面部に近づく方向へ変位する係合変位面を設けた
    ことを特徴とする光ピックアップ装置。
  2. 前記係合変位面は、前記ベース部材の前記側面部に対して45°以上90°未満の傾斜面からなる
    ことを特徴とする請求項1に記載の光ピックアップ装置。
  3. 前記係合変位面は、前記ベース部材の前記側面部に対して75°以上85°以下の傾斜面からなる
    ことを特徴とする請求項1に記載の光ピックアップ装置。
  4. 前記カバー部材の前記主面部における前記係合片の近傍に、前記ベース部材に収納された光学部品を付勢する弾性片を設けた
    ことを特徴とする請求項1に記載の光ピックアップ装置。
  5. ディスク状記録媒体が着脱可能に装着されるターンテーブルを回転駆動するディスク回転駆動部と、
    前記ディスク回転駆動部により回転駆動される前記ディスク状記録媒体に対して情報信号の記録及び/又は再生を行う光ピックアップ装置と、
    前記光ピックアップ装置を前記ディスク状記録媒体の情報記録面に沿って当該ディスク状記録媒体の半径方向へ移動させるピックアップ移動部と、を備えたディスクドライブ装置において、
    前記光ピックアップ装置は、
    光ビームが通過する光路を有するベース部材と、
    前記光路を覆うように前記ベース部材の主面部にその主面部が重ね合わされるカバー部材と、を具え、
    前記ベース部材の前記主面部と略垂直をなす側面部に設けた係合突起に、前記カバー部材の前記主面部と略垂直をなす係合片に設けた係合穴を係合させることにより、当該カバー部材を当該ベース部材に取り付け、
    前記係合突起における前記ベース部材の前記主面部と反対側に、先端側が前記主面部に近づく方向へ変位する係合変位面を設けた
    ことを特徴するディスクドライブ装置。
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