JP2019040491A - 光学的情報読取装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】可視光を照射する光源と不可視光を照射する光源との双方を搭載する場合でも両照射範囲のずれに起因する読取性能の低下を抑制可能な構成を提供する。【解決手段】情報コードCからの反射光を長方形状の受光面23aにて受光するエリアセンサ23と、このエリアセンサ23による撮像視野ARに向けて照明光として可視光を照射する第1光源21と不可視光を照射する第2光源22とが設けられており、第1光源21及び第2光源22は、受光面23aの短手方向(X方向)に沿い一列に配置される。【選択図】図6

Description

本発明は、光学的情報読取装置に関するものである。
近年、QRコード(登録商標)などの二次元コードの普及に応じて、小売店などでクーポンなどの読み取りニーズが高まる一方、公共の宿泊施設、ロッカー、鉄道、医療関連では、情報コードを暗号化用として使用したり真贋判定用として使用する等、セキュリティ対策用として導入するケースが増えてきている。このような用途では、従来の照明光として利用する可視光に加えて、赤外光等の不可視光を利用することで、セキュリティ性向上を図っている読取装置もある。また、通常は可視光を照明光として使用し、照明光を多くの人が視認しやすい公共の場等では、眩しいと感じさせなくするために赤外光等の不可視光に切り替えて使用されることも多い。
このように、2種類の照明光を用いる光学的情報読取装置に関する技術として、例えば、下記特許文献1に開示される読取装置が知られている。この読取装置は、2つの異なる光源から近赤外光及び赤外光が同時に照射されることにより発生するアップコンバージョンを利用することで、二次元透明バーコードからの反射光を受光した際に高出力かつ高S/N比を有する信号を読み取ることが可能となり、情報識別能力を向上させている。
特開2010−039958号公報
ところで、可視光を照射する光源と赤外光等の不可視光を照射する光源との双方が搭載される読取装置では、受光センサとそれぞれの光源との配置の制約等のため、通常、撮像視野(結像視野)に対する可視光の照射範囲と不可視光の照射範囲とが異なる。このため、可視光が照射される状態から不可視光が照射される状態に切り替わった場合、不可視光の照射範囲を視認できないことから可視光が照射されていた照射範囲を読み取り可能な範囲として読み取り作業を行うと、その情報コードに不可視光が適切に照射されないために、不可視光を照射した状態での読み取りが失敗してしまうという問題がある。この問題は、可視光と不可視光とを同時に情報コードに照射してその情報コードを読み取る場合でも同様に生じる場合がある。特に、近距離に位置する情報コードを読み取る場合では、可視光の照射範囲と不可視光の照射範囲との位置ずれが大きくなり、上記問題が顕著となる。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、可視光を照射する光源と不可視光を照射する光源との双方を搭載する場合でも両照射範囲のずれに起因する読取性能の低下を抑制可能な構成を提供することにある。
上記目的を達成するため、特許請求の範囲の請求項1に記載の発明は、
情報コード(C)からの反射光を長方形状の受光面(23a)にて受光するエリアセンサ(23)を備え、前記エリアセンサから出力される信号に基づいて前記情報コードを光学的に読み取る光学的情報読取装置(10)であって、
前記エリアセンサによる撮像視野(AR)に向けて照明光として可視光(Lf1)を照射する第1光源(21)と不可視光(Lf2)を照射する第2光源(22)とを備え、
前記第1光源及び前記第2光源は、前記受光面の短手方向に沿い一列に配置されることを特徴とする。
なお、上記各括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
請求項1の発明では、情報コードからの反射光を長方形状の受光面にて受光するエリアセンサと、このエリアセンサによる撮像視野に向けて照明光として可視光を照射する第1光源と不可視光を照射する第2光源とが設けられており、第1光源及び第2光源は、受光面の短手方向に沿い一列に配置される。
これにより、受光面の形状に応じて長方形状となる撮像視野に対して、可視光の照射範囲と不可視光の照射範囲とが撮像視野の長手方向に関してずれ難くなる。通常、バーコードのように一方向に長い情報コードを読み取る際、その情報コードの長手方向が撮像視野の長手方向、すなわち読取口の長手方向に一致するように読取口を情報コードに向けた状態になる。この状態では、情報コードに対して可視光の照射範囲と不可視光の照射範囲とが撮像視野の長手方向ではずれないので、両照射範囲が撮像視野の長手方向にてずれているために生じる読み取り失敗、例えば、不可視光が情報コードの長手方向一側に照射されている一方で長手方向他側に照射されていないために生じる読み取り失敗等を抑制することができる。したがって、可視光を照射する第1光源と不可視光を照射する第2光源との双方を搭載する場合でも両照射範囲のずれに起因する読取性能の低下を抑制することができる。
請求項2の発明では、第1光源及び第2光源は、第1光源と第2光源との間にエリアセンサの受光光軸が位置するように配置される。これにより、撮像視野の中心と可視光の照射範囲の中心と不可視光の照射範囲の中心とが、撮像視野の短手方向において一致するように近づくので、撮像視野と両照射範囲とのずれをさらに小さくでき、読取性能を向上させることができる。
請求項3の発明では、第1光源及び第2光源は、結像レンズに対して受光面の長手方向にずれるように配置される。これにより、第1光源と第2光源とを受光面の短手方向にて近づけるように配置しても結像レンズに干渉することもないので、第1光源と第2光源とを近づけるように配置したことによる装置の小型化を図ることができる。
請求項4の発明では、第1光源及び第2光源は、同一の基板上に実装されるため、第1光源と第2光源との位置ずれを抑制できるだけでなく、第1光源と第2光源とをコンパクトに配置しやすくなり、装置の小型化を図ることができる。
請求項5の発明では、第1光源に用いられる照明レンズと第2光源に用いられる照明レンズとが一体に成形されるため、照明レンズに関して部品点数を削減できるだけでなく、第1光源と第2光源とをコンパクトに配置しやすくなり、装置の小型化を図ることができる。
請求項6の発明では、ユーザから見て第1光源による照射範囲が第2光源による照射範囲よりも下側に位置するように、第1光源及び第2光源が配置される。
通常、所定の表示面に表示された情報コードに読取口を向ける場合、ユーザは、読取口を介して情報コードを見ながら読み取り作業を行うため、所定の表示面は、受光光軸に対してその上側が読取口から離れるように相対的に傾斜した状態になりやすい。この状態では、所定の表示面を介した折り返し視野が受光光軸に対して上側となるため、その用途上、光強度が不可視光よりも強くなる可視光を照射する第1光源が受光光軸に対して上側に位置していると、上記折り返し視野に第1光源が入りやすくなる。すなわち、上記所定の表示面にて反射した可視光が映り込みやすくなるため、撮像した情報コード上に可視光が映り込んでいると読取性能が低下してしまう可能性がある。
そこで、ユーザから見て第1光源による照射範囲が第2光源による照射範囲よりも下側に位置するように、第1光源及び第2光源を配置することで、上記所定の表示面を介した折り返し視野に第1光源が入り難くなり、光強度が強い可視光の映り込みに起因する読取性能の低下を抑制することができる。
本発明の第1実施形態に係る光学的情報読取装置を概略的に示す斜視図である。 図1の光学的情報読取装置の右側面図である。 図1の光学的情報読取装置の正面図である。 図1の光学的情報読取装置の電気的構成を概略的に示すブロック図である。 第1実施形態において受光光軸に対して直交する方向であって第1光源側から見た第1光源とエリアセンサとの位置関係を説明する説明図である。 第1実施形態において読取口側から見た両光源とエリアセンサとの位置関係を説明する説明図である。 読み取り作業時における所定の表示面の情報コードと光学的情報読取装置との角度を説明する説明図であり、図7(A)は、手持ちのラベル等における所定の表示面の情報コードを読み取る場合を示し、図7(B)は、机上のラベル等における所定の表示面の情報コードCを読み取る場合を示す。 所定の表示面を介した折り返し視野と受光光軸との関係を説明する説明図であり、図8(A)は、第1光源が受光光軸に対して下側に位置している状態を示し、図8(B)は、第1光源が受光光軸に対して上側に位置している状態を示す。 図9(A)は、図8(A)の状態にて情報コードを撮像した撮像状態を説明する説明図であり、図9(B)は、図8(B)の状態にて情報コードを撮像した撮像状態を説明する説明図である。 第2実施形態において受光光軸に対して直交する方向であって第1光源側からから見た第1光源とエリアセンサとの位置関係を説明する説明図である。 第2実施形態において読取口側から見た両光源とエリアセンサとの位置関係を説明する説明図である。
[第1実施形態]
以下、本発明の第1実施形態に係る光学的情報読取装置について、図面を参照して説明する。
図1〜図4に示す光学的情報読取装置10は、1又は2以上の情報コード(一次元コードや二次元コード等)を光学的に読み取るコードリーダとして構成されるものであり、いわゆるガンタイプとしての外観をなし、ABS樹脂等の合成樹脂からなるケース11の内部に各種電気部品等からなる回路部20が収容されている。
光学的情報読取装置10は、図1〜図3に示すように、端部に照明光及びその反射光を通過させる読取口13が形成されてなる本体部12と、本体部12における読取口13が形成される部位とは異なる部位に連結されて使用者によって把持される把持部15と、を備えている。読取口13は、図3に示すように、左右方向の長さが上下方向の長さよりも短くなるように略長方形状に開口するように形成されている。本体部12における読取口13の下部には延出部14が設けられており、この延出部14は、その延出端部14aを情報コードが付された読取対象に接触させてもその情報コードや後述するマーカ光を上方から視認できるように、上部が開口した略U字状となるように形成されている。把持部15は、本体部12の下側の壁部から下方に延びており、把持部15の上端部付近に押圧操作可能なトリガースイッチ42が配置され、把持部15の下端部付近にはインタフェース用のケーブル(図示略)が組み付けられる構造となっている。
次に、光学的情報読取装置10の電気的構成について、図4を参照して説明する。
図4に示すように、ケース11に収容される回路部20は、主に、第1光源21、第2光源22、エリアセンサ23、結像レンズ25等の光学系と、メモリ35、制御部40等のマイクロコンピュータ(以下「マイコン」という)系とを備えている。
光学系は、投光光学系と、受光光学系とに分かれている。投光光学系は、一対の光源として第1光源21及び第2光源22を備えるように構成されている。第1光源21は、例えば波長380nm〜750nmの可視光Lf1を照射するLED21aとこのLED21aの出射側に設けられる照明レンズとを備えるように構成されている。また、第2光源22は、波長750nm以上の赤外光等のように視認不能な不可視光Lf2を照射するLED22aとこのLED22aの出射側に設けられる照明レンズとを備えるように構成されている。
受光光学系は、エリアセンサ23、結像レンズ25などによって構成されている。エリアセンサ23は、例えば、C−MOSやCCD等の固体撮像素子である受光素子を二次元に配列した長方形状の受光面23aを有する受光センサとして情報コードCを撮像可能に構成されるものであり、受光した情報コードの各セル(パターン)ごとに反射光Lrの強度に応じた電気信号を出力するように構成されている。このエリアセンサ23は、結像レンズ25を介して入射する入射光を受光可能にセンサ基板51に実装されている。
結像レンズ25は、1又は2以上のレンズを有するように構成されており、外部から読取口13を介して入射する入射光を集光してエリアセンサ23の受光面23aに像を結像可能な結像光学系として機能するものである。本実施形態では、情報コードCやこの情報コードCが付された所定の表示面Rからの反射光Lrを結像レンズ25で集光し、エリアセンサ23の受光面23aにコード像を結像させている。このように構成される光学系の詳細な配置構成については後述する。
マイコン系は、増幅回路31、A/D変換回路33、メモリ35、アドレス発生回路36、同期信号発生回路38、制御部40、トリガースイッチ42、発光部43、ブザー44、バイブレータ45、通信インタフェース48等から構成されている。
光学系のエリアセンサ23から出力される画像信号(アナログ信号)は、増幅回路31に入力されることで所定ゲインで増幅され、その後、A/D変換回路33に入力されてアナログ信号からディジタル信号に変換される。そして、ディジタル化された画像信号、つまり画像データ(画像情報)は、ROM、RAMなどの公知の記憶媒体によって構成されたメモリ35に入力され、所定の格納領域に蓄積される。なお、同期信号発生回路38は、エリアセンサ23およびアドレス発生回路36に対する同期信号を発生可能に構成されており、またアドレス発生回路36は、この同期信号発生回路38から供給される同期信号に基づいて、メモリ35に格納される画像データの格納アドレスを発生可能に構成されている。
制御部40は、光学的情報読取装置10全体を制御可能なマイコンで、CPU、システムバス、入出力インタフェース等からなるもので、メモリ35とともに情報処理装置を構成し得るもので情報処理機能を有する。この制御部40は、エリアセンサ23によって撮像されてメモリ35に記憶される情報コードのコード画像について解読処理(デコード)を行うように機能する。また、制御部40は、内蔵された入出力インタフェースを介して種々の入出力装置と接続可能に構成されており、本実施形態の場合、トリガースイッチ42、発光部43、ブザー44、バイブレータ45、通信インタフェース48等が接続されている。これにより、例えば、トリガースイッチ42の監視や管理、発光部43の点灯、非点灯、ビープ音やアラーム音を発生可能なブザー44の鳴動のオンオフ、バイブレータ45の駆動制御、通信インタフェース48の制御等を可能にしている。
次に、上述のように設けられる光学系の詳細配置構成等について、図5〜図9を参照して詳述する。なお、受光面23aの短手方向をX方向、受光面23aの長手方向をY方向、X方向及びY方向の双方に直交する方向(受光光軸方向)をZ方向として、以下説明する。
本実施形態における光学系は、エリアセンサ23が実装されるセンサ基板51やLED21aが実装される第1照明基板52、LED22aが実装される第2照明基板53等がホルダ50の所定位置に固定されている。これにより、図5及び図6に示す位置関係にて、第1光源21及び第2光源22やエリアセンサ23及び結像レンズ25が配置される。
より具体的には、図6に示すように、第1光源21及び第2光源22は、受光面23aの短手方向(X方向)に沿うように一列であって、第1光源21と第2光源22とから等間隔となる位置に結像レンズ25が配置されることで、第1光源21と第2光源22との間にエリアセンサ23の受光光軸Lが位置するように配置される。このため、受光光軸Lと第1光源21の投光光軸L1と第2光源22の投光光軸L2とが受光面23aの短手方向において一致する。すなわち、LED21aから受光光軸Lまでの距離とLED22aから受光光軸Lまでの距離とが等しくなるように、第1光源21及び第2光源22が配置される。
上述のような位置関係にてセンサ基板51や第1照明基板52及び第2照明基板53等が固定されたホルダ50は、受光面23aの長手方向(Y方向)が読取口13の左右方向と略平行となるようにして、ケース11内に収容される。これにより、受光面23aの形状に応じて長方形状となるエリアセンサ23の撮像視野ARは、読取口13と同様に、左右方向が長手方向となり、可視光Lf1の照射範囲と不可視光Lf2の照射範囲とは、中心位置が左右方向にてほぼ一致してずれ難くなり、上下方向にずれる状態となる。
通常、バーコードのように一方向に長い情報コードを読み取る際、その情報コードの長手方向が撮像視野ARの長手方向、すなわち読取口13の長手方向に一致するように読取口13を情報コードに向けた状態になる。そのため、本実施形態と異なり、両照射範囲が撮像視野ARの長手方向にてずれていると、例えば、不可視光Lf2がバーコードの長手方向一側に照射されている一方で長手方向他側に照射されていないために読み取り失敗してしまう場合がある。
この問題に対して、本実施形態では、情報コードCに対して可視光Lf1の照射範囲と不可視光Lf2の照射範囲とが撮像視野ARの長手方向ではずれないので、両照射範囲が撮像視野ARの長手方向にてずれているために生じる上述のような読み取り失敗等を抑制することができる。
特に、本実施形態では、ユーザから見て第1光源21による照射範囲が第2光源22による照射範囲よりも下側に位置するように、第1光源21及び第2光源22が配置されている。すなわち、第1光源21が第2光源22よりも下側に位置するようにしてホルダ50がケース11内に収容される。
ここで、上述のように第1光源21を第2光源22よりも下側に位置させる理由について、図7〜図9を参照して説明する。
通常、ラベル等の所定の表示面Rに表示された情報コードCに読取口13を向ける場合、ユーザは、読取口13を介して情報コードCを見ながら読み取り作業を行う。このため、例えば、図7(A)に示すように手持ちのラベル等における所定の表示面Rの情報コードCを読み取る場合や図7(B)に示すように机上のラベル等における所定の表示面Rの情報コードCを読み取る場合のように、所定の表示面Rは、受光光軸Lに対してその上側が読取口13から離れるように相対的に傾斜した状態になりやすい。
この状態では、撮像視野ARに関して所定の表示面Rを介した折り返し視野AR1が受光光軸Lに対して上側となるため、図8(B)に示すように、その用途上、光強度が不可視光Lf2よりも強くなる可視光Lf1を照射する第1光源21が受光光軸Lに対して上側に位置していると、折り返し視野AR1に第1光源21が入りやすくなる。すなわち、上記所定の表示面Rにて反射した可視光Lf1が映り込みやすくなるため、図9(B)に示すように、撮像した情報コードC上に可視光Lf1が映り込んでいると読取性能が低下してしまう可能性がある。
そこで、第1光源21を受光光軸Lに対して下側に位置させるため、ユーザから見て第1光源21による照射範囲が第2光源22による照射範囲よりも下側に位置するように、第1光源21及び第2光源22を配置する(図6参照)。これにより、図8(A)に示すように、所定の表示面Rを介した折り返し視野AR1に第1光源21が入り難くなり、図9(A)に示すように、撮像した情報コードC上に可視光Lf1が映り込むこともなく、光強度が強い可視光Lf1の映り込みに起因する読取性能の低下を抑制することができる。
以上説明したように、本実施形態に係る光学的情報読取装置10では、情報コードCからの反射光を長方形状の受光面23aにて受光するエリアセンサ23と、このエリアセンサ23による撮像視野ARに向けて照明光として可視光Lf1を照射する第1光源21と不可視光Lf2を照射する第2光源22とが設けられており、第1光源21及び第2光源22は、受光面23aの短手方向(X方向)に沿い一列に配置される。
これにより、受光面23aの形状に応じて長方形状となる撮像視野ARに対して、可視光Lf1の照射範囲と不可視光Lf2の照射範囲とが撮像視野ARの長手方向に関してずれ難くなり、両照射範囲が撮像視野ARの長手方向にてずれているために生じる読み取り失敗を抑制することができる。したがって、可視光Lf1を照射する第1光源21と不可視光Lf2を照射する第2光源22との双方を搭載する場合でも両照射範囲のずれに起因する読取性能の低下を抑制することができる。
さらに、第1光源21及び第2光源22は、第1光源21と第2光源22との間にエリアセンサ23の受光光軸Lが位置するように配置される。これにより、撮像視野ARの中心と可視光Lf1の照射範囲の中心と不可視光Lf2の照射範囲の中心とが、撮像視野ARの短手方向において一致するように近づくので、撮像視野ARと両照射範囲とのずれをさらに小さくでき、読取性能を向上させることができる。
特に、ユーザから見て第1光源21による照射範囲が第2光源22による照射範囲よりも下側に位置するように、第1光源21及び第2光源22が配置される。これにより、上述のように所定の表示面Rを介した折り返し視野AR1に第1光源21が入り難くなり、光強度が強い可視光Lf1の映り込みに起因する読取性能の低下を抑制することができる。
[第2実施形態]
次に、本第2実施形態に係る光学的情報読取装置について、図10及び図11を参照して説明する。
本第2実施形態では、第1光源21及び第2光源22を同一基板上に実装する点が、上記第1実施形態と主に異なる。
具体的には、図10及び図11に示すように、照明基板54上にLED21a及びLED22aが実装されることで、第1光源21及び第2光源22は、受光面23aの短手方向(X方向)に沿うように一列であって、結像レンズ25に対して受光面23aの長手方向(Y方向)にずれて互いに近接し、LED21aから受光光軸Lまでの距離とLED22aから受光光軸Lまでの距離とが等しくなるように配置される。特に、本実施形態では、このように第1光源21及び第2光源22が近接して配置されるため、第1光源21の照明レンズと第2光源22の照明レンズとを一体に成形した照明レンズ27が採用されている。なお、図10及び図11では、照明レンズ27の概略的な位置を破線にて図示している。
このように、第1光源21及び第2光源22は、結像レンズ25に対して受光面23aの長手方向にずれるように配置されることで、上記第1実施形態の場合よりも、第1光源21と第2光源22とを受光面23aの短手方向にて近づけるように配置しても結像レンズ25に干渉することもない。これにより、第1光源21と第2光源22とを近づけるように配置したことによるホルダ50の省スペース化にともない、光学的情報読取装置10の小型化を図ることができる。
さらに、第1光源21及び第2光源22は、同一の照明基板54上に実装されるため、第1光源21と第2光源22との位置ずれを抑制できるだけでなく、第1光源21と第2光源22とをコンパクトに配置しやすくなり、光学的情報読取装置10の小型化を図ることができる。
特に、第1光源21に用いられる照明レンズと第2光源22に用いられる照明レンズとが照明レンズ27として一体に成形されるため、照明レンズに関して部品点数を削減できるだけでなく、第1光源21と第2光源22とをコンパクトに配置しやすくなり、光学的情報読取装置10の小型化を図ることができる。
なお、第1光源21及び第2光源22を同一の基板上に実装する構成や第1光源21及び第2光源22に用いる照明レンズを一体成形する構成等は、他の実施形態等にも適用することができる。
なお、本発明は上記各実施形態及び変形例に限定されるものではなく、例えば、以下のように具体化してもよい。
(1)図6や図11に示すように、第1光源21を第2光源22よりも下側に位置させるように配置することに限らず、例えば、所定の表示面Rを介した折り返し視野AR1が受光光軸Lに対して下側となりやすい読み取り作業環境等では、第1光源21を第2光源22よりも上側に位置させるように配置してもよい。
(2)第1光源21及び第2光源22は、受光面23aの短手方向(X方向)に沿い一列に配置される際、上述したようにLED21aから受光光軸Lまでの距離とLED22aから受光光軸Lまでの距離とが等しくなるように配置されることに限らず、LED21aから受光光軸Lまでの距離がLED22aから受光光軸Lまでの距離よりも長くなるように配置されてもよいし、逆にLED22aから受光光軸Lまでの距離がLED21aから受光光軸Lまでの距離よりも長くなるように配置されてもよい。
(3)本発明は、ガンタイプの外観を有する光学的情報読取装置に適用されることに限らず、様々な外観を有する光学的情報読取装置、例えば、略箱状の外観を有する光学的情報読取装置に適用されてもよい。また、本発明は、情報コードを光学的に読み取る光学的情報読取装置に適用されることに限らず、公知の記号認識処理機能(OCR)を利用することで文字情報等を光学的に読み取る光学的情報読取装置に適用されてもよいし、情報コード等を光学的に読み取る機能に加えて他の機能、例えば、無線通信媒体と無線通信する無線通信機能等を兼備する情報読取装置に適用されてもよい。
10…光学的情報読取装置
21…第1光源
22…第2光源
23…エリアセンサ
23a…受光面
25…結像レンズ
AR…撮像視野
AR1…折り返し視野
C…情報コード
L…受光光軸
Lf1…可視光
Lf2…不可視光
R…所定の表示面

Claims (6)

  1. 情報コードからの反射光を長方形状の受光面にて受光するエリアセンサを備え、前記エリアセンサから出力される信号に基づいて前記情報コードを光学的に読み取る光学的情報読取装置であって、
    前記エリアセンサによる撮像視野に向けて照明光として可視光を照射する第1光源と不可視光を照射する第2光源とを備え、
    前記第1光源及び前記第2光源は、前記受光面の短手方向に沿い一列に配置されることを特徴とする光学的情報読取装置。
  2. 前記第1光源及び前記第2光源は、前記第1光源と前記第2光源との間に前記エリアセンサの受光光軸が位置するように配置されることを特徴とする請求項1に記載の光学的情報読取装置。
  3. 前記情報コードからの反射光を集光して前記受光面に結像させる結像レンズを備え、
    前記第1光源及び前記第2光源は、前記結像レンズに対して前記受光面の長手方向にずれるように配置されることを特徴とする請求項1に記載の光学的情報読取装置。
  4. 前記第1光源及び前記第2光源は、同一の基板上に実装されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の光学的情報読取装置。
  5. 前記第1光源に用いられる照明レンズと前記第2光源に用いられる照明レンズとが一体に成形されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の光学的情報読取装置。
  6. ユーザから見て前記第1光源による照射範囲が前記第2光源による照射範囲よりも下側に位置するように、前記第1光源及び前記第2光源が配置されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の光学的情報読取装置。
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