JP6638614B2 - 光学的情報読取装置 - Google Patents

光学的情報読取装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6638614B2
JP6638614B2 JP2016190600A JP2016190600A JP6638614B2 JP 6638614 B2 JP6638614 B2 JP 6638614B2 JP 2016190600 A JP2016190600 A JP 2016190600A JP 2016190600 A JP2016190600 A JP 2016190600A JP 6638614 B2 JP6638614 B2 JP 6638614B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
unit
optical information
change amount
information
decoding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016190600A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018055397A (ja
Inventor
裕一 伊東
裕一 伊東
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Wave Inc
Original Assignee
Denso Wave Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Wave Inc filed Critical Denso Wave Inc
Priority to JP2016190600A priority Critical patent/JP6638614B2/ja
Publication of JP2018055397A publication Critical patent/JP2018055397A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6638614B2 publication Critical patent/JP6638614B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、光学的情報読取装置に関するものである。
情報コード(バーコード及び二次元コード等)や文字情報等の光学的情報を光学的に読み取る光学的情報読取装置では、据え置いた状態で情報コード等をかざして使用する場合だけでなく、携帯して情報コード等に読取口を向けて使用する場合もある。このように光学的情報読取装置を携帯して使用する際、読取口を情報コード等に近づけている途中でその情報コード等が撮像されて解読されてしまうと、ぶれた状態で撮像された情報コード等を解読したために誤読等の問題が生じる可能性が有る。この問題は、携帯時だけでなく、据え置き状態の読取口に情報コード等を近づけている途中でその情報コード等が撮像されて解読されても同様の問題が生じる可能性が有る。
このため、光学的情報読取装置に対して相対移動している情報コード等の読み取りを防止する必要があり、このような問題を解決するため、例えば、下記特許文献1に開示されるバーコードスキャナが知られている。このバーコードスキャナは、バーコードラベルが適切な焦点位置にあるものは撮像画像において白・黒の境界部が急峻に変化するため高周波となり、適切な焦点位置から離れているものは白・黒の境界部が不明確でありなだらかに変化するため低周波となる傾向を利用して、バーコードラベルまでの距離を推定している。
特開2014−228345号公報
ところで、上記特許文献1に開示されるバーコードスキャナのような構成では、画像の周波数解析による周波数の偏りとバーコードラベルのバーコードスキャナからの距離との関係を、その距離毎に予め調べて距離・正規化対応表として記憶部に格納しておく必要がある。このように事前に距離を把握した上でデータベース化する必要があるため、読み取り対象が頻繁に変わる場合にはその分データベースを予め用意する必要があり、読取作業が煩雑になるだけでなく、汎用性が低いという問題がある。一方、光学的情報読取装置から情報コード等までの距離を測定する距離センサ等を別途設けることもできるが、部品点数が増え製造コストが増大するだけでなく装置が大型化してしまうという別の問題が生じてしまう。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、光学的情報までの距離を測定する装置を別途設けることなく光学的情報の読取精度を向上させ得る構成を提供することにある。
上記目的を達成するため、特許請求の範囲の請求項1に記載の光学的情報読取装置(10)は、
光学的情報(C,M)を撮像する撮像部(23)と、
前記撮像部により撮像された前記光学的情報を解読する解読部(40)と、
前記解読部による解読結果を出力するための出力部(40,48)と、
前記撮像部により前記光学的情報を撮像した撮像画像において当該光学的情報が占める領域の特定部分に関する数値を取得する取得部(40)と、
前記撮像部により前記光学的情報を撮像した撮像画像から前記取得部により取得された
数値と、前回以前に前記撮像部により前記光学的情報を撮像した撮像画像から前記取得部により取得された数値との変化量(L,ΔS)を算出する変化量算出部(40)と、
前記変化量算出部により算出された前記変化量が所定値以下となる回数をカウントするカウント部と、
を備え、
前記出力部は、前記カウント部によりカウントされた回数が所定回数以上となる場合に、前記解読部による解読結果を出力することを特徴とする。
なお、上記各括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
請求項1,4の発明では、撮像部により光学的情報を撮像した撮像画像において当該光学的情報が占める領域の特定部分に関する数値が取得部により取得され、撮像部により光学的情報を撮像した撮像画像から取得部により取得された数値と、前回以前に撮像部により光学的情報を撮像した撮像画像から取得部により取得された数値との変化量が変化量算出部により算出される
撮像部に対して比較的近い位置での光学的情報を撮像した撮像画像において当該光学的情報が占める領域の特定部分に関する数値(例えば、各隅部の座標や一辺の長さ)は、比較的遠い位置での数値と異なる。すなわち、相対移動している光学的情報を撮像部により連続的に撮像すると、各撮像画像において当該光学的情報が占める領域の特定部分に関する数値が変化し、この数値の変化が大きいほど移動速度が大きくなる。このため、変化量算出部により算出された変化量が所定値以下となる場合、すなわち、光学的情報が相対移動していない場合かその相対移動が小さい場合に解読部による解読結果を出力することで、光学的情報の相対移動が大きな場合に撮像されて解読された解読結果が出力されることもない。したがって、光学的情報までの距離を測定する装置を別途設けることなく光学的情報の読取精度を向上させることができる。
請求項の発明では、撮像部により光学的情報を撮像した撮像画像から取得部により取得された数値と、2回以上前となる所定回前に撮像部により光学的情報を撮像した撮像画像から取得部により取得された数値との変化量が変化量算出部により算出される。これにより、前回の数値との変化量を算出する場合と比較して、変化量が大きく算出されやすくなるので、解読部による解読結果が出力される際に許容される相対移動量を容易に小さくでき、光学的情報の読取精度をより向上させることができる。
請求項の発明では、変化量算出部により算出された変化量が所定値以下となる回数がカウント部によりカウントされ、カウント部によりカウントされた回数が所定回数以上となる場合に、解読部による解読結果が出力部により出力される。これにより、変化量算出部により算出された変化量が1度だけ所定値以下となっても解読部による解読結果が出力されず、光学的情報が相対移動していない状態かその相対移動が小さい状態の頻度が高い場合に解読部による解読結果が出力されるので、光学的情報の読取精度をより向上させることができる。
請求項の発明では、変化量算出部により算出された変化量が所定値を超えるとカウント部によりカウントされた回数がリセットされる。これにより、光学的情報が相対移動していない状態かその相対移動が小さい状態が継続していることから、変化量算出部により算出された変化量が連続して所定値以下となる場合に、解読部による解読結果が出力されるので、光学的情報の読取精度をより確実に向上させることができる。
請求項の発明では、上記所定値は、撮像部により撮像された撮像画像において光学的情報が占める領域が小さくなるほど小さくなるように設定される。撮像部に対して比較的
遠い位置での光学的情報を撮像した撮像画像において当該光学的情報が占める領域は、その光学的情報を比較的近い位置にて撮像した撮像画像の領域よりも小さくなる。すなわち、同じ距離移動していても、比較的遠い位置にて移動している場合に変化量算出部により算出された変化量は、比較的近い位置にて移動している場合の変化量よりも小さくなる。このため、出力可否判定基準となる上記所定値を、撮像部により撮像された撮像画像において光学的情報が占める領域が小さくなるほど小さくなるように設定することで、光学的情報との相対距離を考慮して解読結果の出力可否を判断することができる。
請求項の発明では、光学的情報は、特定パターンを有する情報コードであって、撮像部により情報コードを撮像した撮像画像において上記特定部分に関する数値として特定パターンに関する数値が取得部により取得される。これにより、光学的情報が情報コードであっても情報コードを撮像画像ごとに解読することなく取得部により数値を取得して変化量算出部により変化量を算出でき、情報コードの解読が失敗したために取得部により数値が取得されなくなることもないので、情報コードの撮像から解読結果の出力までの時間を短縮することができる。
請求項の発明では、光学的情報は、複数の文字情報であって、撮像部により複数の文字情報を撮像した撮像画像において未読文字領域を含めて複数の文字情報が占める領域の特定部分に関する数値が取得部により取得される。このため、複数の文字情報を順次撮像して解読する際に前回解読不能だった文字が今回解読されても、複数の文字情報が表示される表示媒体等に対して複数の文字情報が占める領域を前回と今回とで同じ範囲とすることができる。これにより、未読文字領域に起因して取得部にて取得される数値のばらつきをなくすことができる。
請求項の発明では、変化量算出部により算出された変化量が所定値以下となった際に取得部により数値が取得された全ての光学的情報の解読部による解読結果が一致する場合に、解読部による解読結果が出力部により出力される。これにより、光学的情報が相対移動していない場合かその相対移動が小さい場合であってもそれぞれの解読結果が一致しなければ解読結果が出力されることもないので、光学的情報の差し替え等による誤読も防止でき、光学的情報の読取精度をさらに向上させることができる。
本発明の第1実施形態に係る光学的情報読取装置を概略的に示す斜視図である。 図1の光学的情報読取装置の電気的構成を概略的に示すブロック図である。 第1実施形態において今回撮像した情報コード及び前回撮像した情報コードに関して変化量の算出方法を説明するための説明図である。 第1実施形態において光学的情報読取装置にて行われる読取処理の流れを例示するフローチャートである。 光学的情報読取装置と情報コードとの相対距離を説明する説明図である。 光学的情報読取装置及び情報コードの相対距離と撮像画像との関係を説明する説明図であり、図6(A)は図5のT1での撮像画像を示し、図6(B)は図5のT2での撮像画像を示し、図6(C)は図5のT3での撮像画像を示し、図6(D)は図5のT4での撮像画像を示す。 第1実施形態において算出される変化量Lの時間変化と所定値Lthとの関係を説明する説明図である。 第2実施形態において光学的情報読取装置にて行われる読取処理の流れを例示するフローチャートである。 第2実施形態において算出される変化量Lの時間変化と所定値Lthとの関係を説明する説明図である。 第3実施形態において光学的情報読取装置にて行われる読取処理の流れを例示するフローチャートである。 前回撮像された複数の文字情報が占める方形状領域の上縁の長さと今回撮像された複数の文字情報が占める方形状領域の上縁の長さとを説明する説明図である。 未読文字領域がある場合の前回撮像された複数の文字情報が占める方形状領域の上縁の長さと今回撮像された複数の文字情報が占める方形状領域の上縁の長さとを説明する説明図である。
[第1実施形態]
以下、本発明に係る光学的情報読取装置を具現化した第1実施形態について、図面を参照して説明する。
図1及び図2に示す光学的情報読取装置10は、情報コード(バーコード及び二次元コード等)や文字情報等の光学的情報を光学的に読み取る携帯型の読取装置として構成されるものであり、いわゆるガンタイプとしての外観をなし、ABS樹脂等の合成樹脂からなるケース11の内部に各種電気部品等からなる回路部20が収容されている。
光学的情報読取装置10は、端部に照明光及びその反射光を通過させる読取口13が形成されてなる本体部12と、本体部12における読取口13が形成される部位とは異なる部位に連結されて使用者によって把持される把持部15と、を備えている。本体部12における読取口13の下部には延出部14が設けられており、この延出部14は、その延出端部14aを情報コード等が付された読取対象に接触させてもその情報コード等を上方から視認できるように、上部が開口した略U字状となるように形成されている。把持部15は、本体部12の下側の壁部から下方に延びており、把持部15の上端部付近に押圧操作可能なトリガースイッチ42が配置され、把持部15の下端部付近にはインタフェース用のケーブル(図示略)が組み付けられる構造となっている。
次に、光学的情報読取装置10の電気的構成について、図面を参照して説明する。
図2に示すように、ケース11に収容される回路部20は、主に、照明光源21、受光センサ23、結像レンズ25等の光学系と、メモリ35、制御回路40等のマイクロコンピュータ(以下「マイコン」という)系とを備えている。
光学系は、投光光学系と、受光光学系とに分かれている。投光光学系を構成する照明光源21は、照明光Lfを発光可能な照明手段として機能するもので、例えば、赤色のLEDとこのLEDの出射側に設けられるレンズとから構成されている。
受光光学系は、受光センサ23、結像レンズ25などによって構成されている。受光センサ23は、例えば、C−MOSやCCD等の固体撮像素子である受光素子を二次元に配列したエリアセンサとして構成されるものであり、方形状の受光領域として受光面23aを有するように構成されている。この受光センサ23は、結像レンズ25を介して入射する入射光を受光面23aにて受光可能にプリント配線板(図示略)に実装されている。なお、受光センサ23は、「撮像部」の一例に相当し得る。
結像レンズ25は、外部から読取口13を介して入射する入射光を集光して受光センサ23の受光面23aに像を結像可能な結像光学系として機能するものである。本実施形態では、照明光源21から照射された照明光Lfが情報コードCやこの情報コードCが付された読取対象Rにて反射するようになっており、この反射光Lrを結像レンズ25で集光し、受光センサ23の受光面23aにコード像を結像させている。
マイコン系は、増幅回路31、A/D変換回路33、メモリ35、アドレス発生回路36、同期信号発生回路38、制御回路40、トリガースイッチ42、発光部43、ブザー44、バイブレータ45、通信インタフェース48等から構成されている。
光学系の受光センサ23から出力される画像信号(アナログ信号)は、増幅回路31に入力されることで所定ゲインで増幅され、その後、A/D変換回路33に入力されてアナログ信号からディジタル信号に変換される。そして、ディジタル化された画像信号、つまり画像データ(画像情報)は、ROM、RAMなどの公知の記憶媒体によって構成されたメモリ35に入力され、所定の格納領域に蓄積される。なお、同期信号発生回路38は、受光センサ23およびアドレス発生回路36に対する同期信号を発生可能に構成されており、またアドレス発生回路36は、この同期信号発生回路38から供給される同期信号に基づいて、メモリ35に格納される画像データの格納アドレスを発生可能に構成されている。
制御回路40は、光学的情報読取装置10全体を制御可能なマイコンで、CPU、システムバス、入出力インタフェース等からなるもので、メモリ35とともに情報処理装置を構成し得るもので情報処理機能を有する。また、制御回路40は、内蔵された入出力インタフェースを介して種々の入出力装置と接続可能に構成されており、本実施形態の場合、トリガースイッチ42、発光部43、ブザー44、バイブレータ45、通信インタフェース48等が接続されている。これにより、例えば、トリガースイッチ42の監視や管理、発光部43の点灯、非点灯、ビープ音やアラーム音を発生可能なブザー44の鳴動のオンオフ、バイブレータ45の駆動制御、通信インタフェース48の制御等を可能にしている。
次に、光学的情報読取装置10の制御回路40で行われる読取処理について説明する。
本実施形態における読取処理では、情報コードを撮像した撮像画像において当該情報コードが占める領域の特定部分に関する数値を取得し、この数値と前回同様に取得した数値との変化量が所定値以下となる場合に、情報コードのデコード結果を出力する。
光学的情報読取装置10(受光センサ23)に対して比較的近い位置での情報コードを撮像した撮像画像において当該情報コードが占める領域の特定部分に関する数値、具体的には、例えば、各隅部の座標は、比較的遠い位置での各隅部の座標(数値)と異なる。すなわち、相対移動している情報コードを受光センサ23により連続的に撮像すると、各撮像画像において当該情報コードが占める領域の特定部分に関する数値(例えば各隅部の座標)が変化し、この数値の変化が大きいほど移動速度が大きくなる。このように移動速度が大きな状態で撮像した情報コードは、ぶれて撮像されている可能性が高く、デコードが成功していたとしても、ぶれ等のために誤読している可能性がある。なお、本実施形態では、受光センサ23により、例えば、200ms間隔にて撮像画像が生成されるものとする。
そこで、本実施形態では、情報コードが占める領域の特定部分に関する数値として各隅部の座標を採用し、前回取得した各隅部の座標との差分の合計値を変化量として算出する。例えば、図3に示すように、今回取得した各隅部の座標(X1a,Y1a)(X1b,Y1b)(X1c,Y1c)(X1d,Y1d)と前回取得した各隅部の座標(X0a,Y0a)(X0b,Y0b)(X0c,Y0c)(X0d,Y0d)との差分La,Lb,Lc,Ldの合計値を変化量L(=La+Lb+Lc+Ld)として算出する。なお、差分Laは、(X1a,Y1a)と(X0a,Y0a)との距離に相当し、差分Lbは、(X1b,Y1b)と(X0b,Y0b)との距離に相当し、差分Lcは、(X1c,Y1c)と(X0c,Y0c)との距離に相当し、差分Ldは、(X1d,Y1d)と(X0d,Y0d)との距離に相当する。
そして、このように算出された変化量Lが所定値Lth以下となる場合、すなわち、情報コードが相対移動していない場合かその相対移動が小さい場合に、情報コードのデコード結果を出力することで、情報コードの相対移動(移動速度)が大きな場合に撮像されてデコードされたデコード結果の出力を防止する。なお、所定値Lthは、読取作業環境等に応じて、情報コードの相対移動が小さい場合の変化量Lに相当する値に設定されている。また、図3は、便宜上、今回撮像した情報コード(実線枠C1参照)と前回撮像した情報コード(二点鎖線枠C0参照)とを1つの撮像画像Pに含めた状態を示している。
以下、本実施形態において制御回路40にて実行される読取処理について、図4に示すフローチャートを参照して具体的に詳述する。なお、以下では、情報コードCとしてバーコードが採用される場合について説明する。
情報コードCに対して読取口13(延出端部14a)を近づけるように光学的情報読取装置10を移動させながらトリガースイッチ42が押圧操作されることで制御回路40により読取処理が開始されると、まず、図4のステップS101に示す撮像処理がなされる。この処理では、照明光源21から照明光Lfが照射されて、情報コードC等からの反射光Lrが受光センサ23にて受光されることで撮像画像が生成される。続いて、ステップS103に示す解読処理にて、撮像画像に対して情報コードCを解読するための公知のデコード処理がなされ、例えば情報コードCまでの距離が遠すぎるためにデコード処理が失敗すると(S105でNo)、上記ステップS101からの処理が繰り返される。なお、上記ステップS103の処理を行う制御回路40は、「解読部」の一例に相当し得る。
そして、撮像した情報コードCのデコードが成功すると(S105でYes)、ステップS107に示す数値取得処理がなされる。この処理では、上記ステップS101にて生成した撮像画像において、図3に例示するように、情報コードCが占める領域の特定部分に関する数値として、各隅部の座標(X1a,Y1a)(X1b,Y1b)(X1c,Y1c)(X1d,Y1d)が取得される。なお、上記ステップS107の処理を行う制御回路40は、「取得部」の一例に相当し得る。
続いて、ステップS109に示す判定処理にて、その情報コードCに対して取得された前回の各隅部の座標がメモリ35に記憶されているか否かについて判定される。ここで、初めて各隅部の座標を取得している場合には、ステップS109にてNoと判定されて、上記ステップS107にて取得された各隅部の座標が前回の各隅部の座標としてメモリ35に記憶される(S111)。そして、上記ステップS101からの処理が繰り返される。
そして、次に撮像された情報コードCの解読が成功し(S105でYes)、その撮像画像から各隅部の座標が取得され(S107)、前回の各隅部の座標がメモリ35に記憶されていることで(S109でYes)、ステップS113に示す変化量算出処理がなされる。この処理では、図3に例示するように、今回取得した各隅部の座標と前回取得した各隅部の座標との差分の合計値が変化量Lとして算出される。この変化量Lが上記所定値Lthを超えていると(S115でNo)、移動速度(相対移動)が大きな情報コードCを撮像しているとして、上記ステップS111以降の処理がなされる。すなわち、情報コードCに対して読取口13を近づけている途中であることから上記ステップS113にて算出される変化量Lが上記所定値Lthを超える間は、デコード結果が出力されなくなる。なお、上記ステップS113の処理を行う制御回路40は、「変化量算出部」の一例に相当し得る。
一方、情報コードCに対して読取口13を近づけ終えたためにその情報コードCが相対移動していないかその相対移動が小さくなると、上記ステップS113にて算出される変化量Lが小さくなる。そして、このように小さくなった変化量Lが上記所定値Lth以下となると(S115でYes)、ステップS117に示す出力処理がなされる。この処理では、今回の撮像画像について上記ステップS103にて解読されたデコード結果(解読結果)が、通信インタフェース48及びケーブルを介して外部機器等に出力される。なお、上記ステップS117の処理を行う制御回路40及び通信インタフェース48は、「出力部」の一例に相当し得る。
ここで、図5〜図7を用いて、変化量Lが上記所定値Lthを超えている状態から当該所定値Lth以下となる過程を、光学的情報読取装置10の移動を含めて説明する。なお、図5では、情報コードCに対して光学的情報読取装置10を近づける際の延出端部14aの位置を順にT1〜T4として示している。また、図6(A)は、図5のT1での撮像画像を示し、図6(B)は、図5のT2での撮像画像を示し、図6(C)は、図5のT3での撮像画像を示し、図6(D)は、図5のT4での撮像画像を示す。
情報コードCに対して光学的情報読取装置10を近づける際、図5のT1の地点で撮像した撮像画像について初めて情報コードCのデコードが成功すると、前回の各隅部の座標がメモリ35に記憶されていないため(S109でNo)、変化量Lが算出されず、図6(A)に示す各隅部の座標がメモリ35に記憶される(S111)。そして、次のT2の地点で撮像した撮像画像について同じ情報コードCのデコードが成功して各隅部の座標が取得されると(S109でYes)、今回撮像されて取得された図6(B)に示す各隅部の座標とメモリ35に記憶される前回の各隅部の座標(図6(A)参照)との差分の合計値が変化量Lとして算出される(S113)。この場合、図6(A)及び図6(B)からわかるように上記差分が大きくなることから、図7のT2にて示すように、変化量Lが上記所定値Lthを超えてしまうため(S115でNo)、デコード結果が出力されることはない。
そして、次のT3の地点で撮像した撮像画像から取得された図6(C)に示す各隅部の座標とメモリ35に記憶される前回の各隅部の座標(図6(B)参照)との差分の合計値が変化量Lとして算出される(S113)。この場合、図6(B)及び図6(C)からわかるように上記差分が大きい状態が継続しており、図7のT3にて示すように、変化量Lが上記所定値Lthを超えてしまうため(S115でNo)、この撮像状態でもデコード結果が出力されることはない。
そして、次のT4の地点で撮像した撮像画像から取得された図6(D)に示す各隅部の座標とメモリ35に記憶される前回の各隅部の座標(図6(C)参照)との差分の合計値が変化量Lとして算出される(S113)。この場合、図6(C)及び図6(D)からわかるように上記差分が小さくなり、図7のT4にて示すように、変化量Lが上記所定値Lth以下となるため(S115でYes)、光学的情報読取装置10が情報コードCに十分近づいており情報コードCが相対移動していないかその相対移動が小さくなっているとして、デコード結果が出力される(S117)。
以上説明したように、本実施形態に係る光学的情報読取装置10では、情報コードCを撮像した撮像画像において当該情報コードCが占める領域の特定部分に関する数値(各隅部の座標)が取得され(S107)、情報コードCを撮像した撮像画像から取得された数値と、前回情報コードCを撮像した撮像画像から取得された数値との変化量Lが算出される(S113)。そして、算出された変化量Lが所定値Lth以下となる場合に、情報コードCのデコード結果(解読結果)が出力される。
このように、算出された変化量Lが所定値Lth以下となる場合、すなわち、情報コードCが相対移動していない場合かその相対移動が小さい場合にデコード結果を出力することで、情報コードCの相対移動が大きな場合に撮像されて解読されたデコード結果が出力されることもない。したがって、情報コードCまでの距離を測定する装置を別途設けることなく情報コードCの読取精度を向上させることができる。
なお、上記ステップS113の変化量算出処理では、今回取得した各隅部の座標に対して、前回取得した各隅部の座標との差分の合計値が変化量Lとして算出されることに限らず、2回以上前となる所定回前(例えば、2回前や3回前)に取得した各隅部の座標との差分の合計値が変化量Lとして算出されてもよい。なお、前回以前に取得した各隅部の座標(数値)とは、前回取得した各隅部の座標(数値)と2回以上前となる所定回前に取得した各隅部の座標(数値)とを含めたものとする。
これにより、上述したような前回の数値との変化量Lを算出する場合と比較して、変化量Lが大きく算出されやすくなるので、デコード結果が出力される際に許容される相対移動量を容易に小さくでき、情報コードCの読取精度をより向上させることができる。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態に係る光学的情報読取装置について、図面を参照して説明する。
本第2実施形態では、変化量Lが上記所定値Lth以下となる状態が継続する場合に情報コードCのデコード結果(解読結果)を出力する点が主に上記第1実施形態と異なる。このため、第1実施形態と実質的に同様の構成部分には同一符号を付して説明を省略する。
上記第1実施形態のように、算出された変化量Lが所定値Lth以下となったことで情報コードCのデコード結果(解読結果)を出力する場合、例えば、光学的情報読取装置10が情報コードCに十分近づいていない状態で光学的情報読取装置10の移動が一時的に小さくなったために変化量Lが所定値Lth以下となると、誤読の可能性のあるデコード結果が出力される場合がある。
そこで、本実施形態では、算出された変化量Lが連続して所定値Lth以下となる場合に情報コードCのデコード結果を出力する。
以下、本実施形態において制御回路40にて実行される読取処理について、図8に示すフローチャートを参照して具体的に詳述する。
上記第1実施形態と同様に、初めて情報コードCのデコードが成功して(図8のS105でYes)、各隅部の座標が取得されると(S107)、前回の各隅部の座標がメモリ35に記憶されていないため(S109でNo)、ステップS119にて、変化量Lが連続して所定値Lth以下となっている回数を示すNが0(ゼロ)にリセットされる。そして、上記ステップS111以降の処理がなされ、同じ情報コードCのデコードが成功して各隅部の座標が取得されることで算出された変化量Lが上記所定値Lth以下となると(S115でYes)、ステップS121にて回数Nがインクリメント(N=N+1)されるようにカウントされる。なお、上記ステップS121の処理を行う制御回路40は、「カウント部」の一例に相当し得る。
そして、ステップS123の判定処理にて、インクリメントされた回数Nが所定回数Nth以上であるか否かについて判定される。ここで、本実施形態では、所定回数Nthは、例えば、3回に設定されており、回数Nが所定回数Nth以上となるまでステップS123にてNoと判定されて、上記ステップS111以降の処理がなされる。
そして、図9に示すように、2,3回目の撮像(T2、T3)にて変化量Lが上記所定値Lthを超えている場合には(S115でNo)、回数N=0にリセットされ(S119)、次の撮像(T4)にて変化量Lが上記所定値Lth以下となると(S115でYes)、回数N=1にインクリメントされるようにカウントされる(S121)。そして、次の撮像(T5)でも変化量Lが上記所定値Lthとなる状態が継続すると(S115でYes)、回数N=2にインクリメントされるようにカウントされる(S121)。その後、情報コードCに対する光学的情報読取装置10の移動が一時的に速くなったために、続く撮像(T6)にて変化量Lが上記所定値Lthを超えると(S115でNo)、回数N=0にリセットされる(S119)。
その後、光学的情報読取装置10が情報コードCに十分近づいており情報コードCが相対移動していないかその相対移動が小さくなっていると、T7、T8、T9にて変化量Lが連続して上記所定値Lth以下となり、回数N=3にインクリメントされるようにカウントされる(S121)。これにより、回数Nが所定回数Nth以上となるため(S123でYes)、上記ステップS103にて解読されたデコード結果(解読結果)が外部機器等に出力される(S117)。
以上説明したように、本実施形態に係る光学的情報読取装置10では、算出された変化量Lが所定値Lth以下となる回数Nがカウントされ(S121)、カウントされた回数Nが所定回数Nth以上となる場合に(S123でYes)、情報コードCのデコード結果(解読結果)が出力される(S117)。これにより、算出された変化量Lが1度だけ所定値Lth以下となってもデコード結果が出力されず、情報コードCが相対移動していない状態かその相対移動が小さい状態の頻度が高い場合にデコード結果が出力されるので、情報コードCの読取精度をより向上させることができる。
特に、算出された変化量Lが所定値Lthを超えるとカウントされた回数Nがリセットされる(S119)。これにより、情報コードCが相対移動していない状態かその相対移動が小さい状態が継続していることから、算出された変化量Lが連続して所定値Lth以下となる場合に、情報コードCのデコード結果が出力されるので、情報コードCの読取精度をより確実に向上させることができる。
なお、本実施形態の読取処理において、情報コードCのデコードが成功した場合に各隅部の座標を取得することに限らず、情報コードの特定パターンが読み取れた場合に、この特定パターンに関する数値を取得してもよい。例えば、情報コードCが位置検出パターン(FPパターン)等の特定パターンを有するQRコード(登録商標)であれば、3つの位置検出パターンの位置や大きさ等に関する数値を取得してもよい。上記第1実施形態の読取処理においても同様である。
これにより、情報コードCを撮像画像ごとに解読することなく数値を取得して変化量Lを算出でき、情報コードCの解読が失敗したために数値が取得されなくなることもないので、情報コードCの撮像からデコード結果の出力までの時間を短縮することができる。
また、本実施形態の読取処理において、カウントされた回数Nが所定回数Nth以上となった後(S123でYes)、数値が取得された全ての情報コードCのデコード結果が一致する場合に、その一致するデコード結果をステップS117にて出力してもよい。また、上記第1実施形態の読取処理においても、算出された変化量Lが所定値Lth以下となった後(図4のS115でYes)、数値が取得された全ての情報コードCのデコード結果が一致する場合に、その一致するデコード結果をステップS117にて出力してもよい。
これにより、情報コードCが相対移動していない場合かその相対移動が小さい場合であってもそれぞれのデコード結果が一致しなければデコード結果が出力されることもないので、情報コードCの差し替え等による誤読も防止でき、情報コードCの読取精度をさらに向上させることができる。
[第3実施形態]
次に、本発明の第3実施形態に係る光学的情報読取装置について、図面を参照して説明する。
本第3実施形態では、情報コードに限らず複数の文字情報を光学的情報として光学的に読み取る点が主に上記第1実施形態と異なる。このため、第1実施形態と実質的に同様の構成部分には同一符号を付して説明を省略する。
本実施形態に係る光学的情報読取装置10は、上記第1実施形態のように情報コードを光学的に読み取るだけでなく、公知の文字認識処理(OCR処理)を利用して撮像した複数の文字情報を光学的に読み取るように機能する。
その際、光学的情報読取装置10にて行われる読取処理では、撮像画像から複数の文字情報Mの少なくとも一部を読み取ると(図10のS103a)、図11(A)(B)に示すように、複数の文字情報Mを撮像した撮像画像において当該複数の文字情報Mが占める領域の特定部分に関する数値として、複数の文字情報Mが占める方形状領域Sの上縁の長さSu1(図11(B)参照)を取得し(S107a)、前回取得した方形状領域Sの上縁の長さSu0(図11(A)参照)との差分を変化量ΔSとして算出する(S113a)。そして、このように算出された変化量ΔSが所定値ΔSth以下となる場合(S115aでYes)、すなわち、複数の文字情報Mが相対移動していない場合かその相対移動が小さい場合に、複数の文字情報Mの解読結果を出力することで、複数の文字情報Mの相対移動(移動速度)が大きな場合に撮像されて解読された解読結果の出力を防止する。なお、所定値ΔSthは、読取作業環境等に応じて、複数の文字情報Mの相対移動が小さい場合の変化量ΔSに相当する値に設定されている。
特に、本実施形態における読取処理では、撮像された複数の文字情報Mのうち解読不能な文字がある場合、この文字が占める領域を未読文字領域M0とし(図12(A)参照)、この未読文字領域M0を含めた複数の文字情報Mが占める方形状領域Sの上縁の長さSu1が取得される(S107a)。例えば、図12(A)(B)の撮像画像は、図11(A)(B)の撮像画像に含まれる複数の文字情報Mと同じものを撮像しており、図12(A)に示すように、左端の文字が解読できない場合でも解読できない文字があるという認識に応じて未読文字領域M0が設定される。そして、これらの未読文字領域M0を含めて複数の文字情報Mが占める方形状領域Sの上縁の長さが取得される。
このように、本実施形態では、光学的情報は、複数の文字情報Mであって、複数の文字情報Mを撮像した撮像画像において未読文字領域M0を含めて複数の文字情報Mが占める方形状領域の上縁の長さが取得される。このため、複数の文字情報Mを順次撮像して解読する際に前回解読不能だった文字が今回解読されても、複数の文字情報Mが表示される表示媒体等に対して複数の文字情報Mが占める方形状領域Sを前回と今回とで同じ範囲とすることができる。これにより、未読文字領域M0に起因して取得される数値のばらつきをなくすことができる。
また、本実施形態においても、上記第2実施形態と同様に、変化量ΔSが上記所定値ΔSth以下となる状態が継続する場合に複数の文字情報Mの解読結果を出力するようにしてもよい。また、算出された変化量ΔSが所定値ΔSth以下となった後、数値が取得された全ての複数の文字情報Mの解読結果が未読文字領域M0を除いて一致する場合に、その一致する解読結果を出力するようにしてもよい。
なお、本発明は上記各実施形態及び変形例に限定されるものではなく、例えば、以下のように具体化してもよい。
(1)上記読取処理において、上記所定値Lthは、撮像された撮像画像において情報コードが占める領域が小さくなるほど小さくなるように設定されてもよい。光学的情報読取装置10(受光センサ23)に対して比較的遠い位置での情報コードを撮像した撮像画像において当該情報コードが占める領域は、その情報コードを比較的近い位置にて撮像した撮像画像の領域よりも小さくなる。すなわち、同じ距離移動していても、比較的遠い位置にて移動している場合に算出された変化量Lは、比較的近い位置にて移動している場合に算出される変化量Lよりも小さくなる。このため、出力可否判定基準となる上記所定値Lthを、撮像画像において情報コードが占める領域が小さくなるほど小さくなるように設定することで、情報コードとの相対距離を考慮して解読結果の出力可否を判断することができる。また、上記所定値ΔSthを、撮像された撮像画像において複数の文字情報が占める領域が小さくなるほど小さくなるように設定しても、同様の効果を奏する。
(2)上記読取処理において、情報コードや複数の文字情報等の光学的情報が占める領域の特定部分に関する数値は、上記第1,2実施形態のような各隅部の座標や上記第3実施形態のような方形状領域の上縁の長さに限ることなく、例えば、光学的情報が占める領域の周縁の長さや対角の長さ、特定部分の座標であってもよい。特に、各隅部の座標等、特定部分の座標を取得して変化量を算出する場合には、光学的情報が読取口に対して相対的にほぼ平行に移動する場合でもその移動に応じた変化量を算出できるので、光学的情報の読取精度をより向上させることができる。
(3)上記読取処理において、光学的情報(情報コードや複数の文字情報等)の解読結果は、外部機器等に出力されることに限らず、例えば、表示画面を有する光学的情報読取装置であればその表示画面に表示するように出力してもよい。
(4)本発明は、携帯型の光学的情報読取装置に適用されることに限らず、据え置き型の光学的情報読取装置に適用されてもよい。
10…光学的情報読取装置
23…受光センサ(撮像部)
40…制御回路(解読部,取得部,変化量算出部,出力部,カウント部)
48…通信インタフェース(出力部)
C…情報コード(光学的情報)
L,ΔS…変化量
Lth,ΔSth…所定値
M…複数の文字情報(光学的情報)
M0…未読文字領域
N…回数
Nth…所定回数

Claims (7)

  1. 光学的情報を撮像する撮像部と、
    前記撮像部により撮像された前記光学的情報を解読する解読部と、
    前記解読部による解読結果を出力するための出力部と、
    前記撮像部により前記光学的情報を撮像した撮像画像において当該光学的情報が占める領域の特定部分に関する数値を取得する取得部と、
    前記撮像部により前記光学的情報を撮像した撮像画像から前記取得部により取得された数値と、前回以前に前記撮像部により前記光学的情報を撮像した撮像画像から前記取得部により取得された数値との変化量を算出する変化量算出部と、
    前記変化量算出部により算出された前記変化量が所定値以下となる回数をカウントするカウント部と、
    を備え、
    前記出力部は、前記カウント部によりカウントされた回数が所定回数以上となる場合に、前記解読部による解読結果を出力することを特徴とする光学的情報読取装置。
  2. 前記カウント部は、前記変化量算出部により算出された前記変化量が前記所定値を超えると、前記回数をリセットすることを特徴とする請求項1に記載の光学的情報読取装置。
  3. 前記光学的情報は、特定パターンを有する情報コードであって、
    前記取得部は、前記撮像部により前記情報コードを撮像した撮像画像において前記特定部分に関する数値として前記特定パターンに関する数値を取得することを特徴とする請求項1又は2に記載の光学的情報読取装置。
  4. 光学的情報を撮像する撮像部と、
    前記撮像部により撮像された前記光学的情報を解読する解読部と、
    前記解読部による解読結果を出力するための出力部と、
    前記撮像部により前記光学的情報を撮像した撮像画像において当該光学的情報が占める領域の特定部分に関する数値を取得する取得部と、
    前記撮像部により前記光学的情報を撮像した撮像画像から前記取得部により取得された数値と、前回以前に前記撮像部により前記光学的情報を撮像した撮像画像から前記取得部により取得された数値との変化量を算出する変化量算出部と、
    を備え、
    前記出力部は、前記変化量算出部により算出された前記変化量が所定値以下となる場合に、前記解読部による解読結果を出力し、
    前記光学的情報は、複数の文字情報であって、
    前記撮像部により撮像された前記複数の文字情報のうち前記解読部により解読不能な文字が占める領域を未読文字領域とするとき、
    前記取得部は、前記撮像部により前記複数の文字情報を撮像した撮像画像において前記未読文字領域を含めて前記複数の文字情報が占める領域の特定部分に関する数値を取得することを特徴とする光学的情報読取装置。
  5. 前記変化量算出部は、前記撮像部により前記光学的情報を撮像した撮像画像から前記取得部により取得された数値と、2回以上前となる所定回前に前記撮像部により前記光学的情報を撮像した撮像画像から前記取得部により取得された数値との変化量を算出することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の光学的情報読取装置。
  6. 前記所定値は、前記撮像部により撮像された撮像画像において前記光学的情報が占める領域が小さくなるほど小さくなるように設定されることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の光学的情報読取装置。
  7. 前記出力部は、前記変化量算出部により算出された前記変化量が前記所定値以下となった際に前記取得部により数値が取得された全ての前記光学的情報の前記解読部による解読結果が一致する場合に、前記解読部による解読結果を出力することを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の光学的情報読取装置。
JP2016190600A 2016-09-29 2016-09-29 光学的情報読取装置 Active JP6638614B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016190600A JP6638614B2 (ja) 2016-09-29 2016-09-29 光学的情報読取装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016190600A JP6638614B2 (ja) 2016-09-29 2016-09-29 光学的情報読取装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018055397A JP2018055397A (ja) 2018-04-05
JP6638614B2 true JP6638614B2 (ja) 2020-01-29

Family

ID=61836753

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016190600A Active JP6638614B2 (ja) 2016-09-29 2016-09-29 光学的情報読取装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6638614B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2022113938A1 (ja) * 2020-11-24 2022-06-02 株式会社デンソーウェーブ 光学的情報読取装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018055397A (ja) 2018-04-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10218964B2 (en) Dimensioning system with feedback
US9762793B2 (en) System and method for dimensioning
US8720782B2 (en) System and method for compensating for motion relative to a barcode
US8079524B2 (en) Imaging-based scanner including border searching for image acquisition
CN108351955B (zh) 具有测距仪的紧凑型成像模块
CN111052125B (zh) 用于读取在多个图像上捕获的条形码的方法和系统
JP2014137762A (ja) 物体検出装置
JP6638614B2 (ja) 光学的情報読取装置
CN108537078B (zh) 读取装置以及便携式终端
JP6558330B2 (ja) 光学的情報読取装置
US20180130230A1 (en) Recognition apparatus, determination method, and article manufacturing method
JP5533739B2 (ja) 光学情報読み取り装置
CN106295455B (zh) 条形码指示方法及条码读取器
JP5888199B2 (ja) バーコード読取装置
JP6398809B2 (ja) 情報コード読取装置
JP2011008574A (ja) 光学的情報読取装置
JP5240124B2 (ja) 光学的情報読取装置
JP6519445B2 (ja) 光学的情報読取装置
JP5601291B2 (ja) 情報コード読み取り装置
JP6263932B2 (ja) 光学的情報読取装置
JP2018055530A (ja) 光学的情報読取装置
JP5381928B2 (ja) 光学式情報読取装置
JP2010282325A (ja) 光学的情報読取装置
JP4873312B2 (ja) 光学情報読取装置
JP5660465B2 (ja) 光学的情報読取装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190208

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190619

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190702

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190830

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20191126

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20191209

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6638614

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250