JP7346897B2 - 光学的情報読取装置 - Google Patents

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Description

本発明は、情報コードを光学的に読み取る光学的情報読取装置に関するものである。
従来、小売店やコンビニエンスストアのレジ等では、商品等に表示されているバーコードなどの一次元コードを読み取るため、受光手段としてラインセンサを使用したバーコードスキャナが多く採用されている。バーコードスキャナには、バーコードを読み取りやすくするため一方向に長く形成された読取口が設けられている。このため、読取口の長手方向をバーコードの長手方向に合わせるように読取口をバーコードに接触又は近接させることで、バーコードを読取可能な状態となる。
近年、QRコード(登録商標)などの二次元コードが普及してきており、小売店やコンビニエンスストアのレジ等でも、受光手段としてエリアセンサを用いた二次元コードを読み取り可能なコードスキャナの導入が増加すると予想される。そうすると、1つの光学的情報読取装置で一次元コードや二次元コードを読み取る必要があり、一次元コードや二次元コードの双方を光学的に読み取り可能な光学的情報読取装置としては、例えば、下記特許文献1に開示される光学的情報読取装置が知られている。
この光学的情報読取装置は、情報コードからの反射光を取り込む読取口の開口領域が、上縁を長辺とする第1の開口領域とこの上縁よりも長さが短い下縁を一辺とする第2の開口領域とにより、略T字状となるように形成されている。これにより、一次元コードを読み取る場合には、第1の開口領域を一次元コードに向け、二次元コードを読み取る場合には、第1の開口領域の一部と第2の開口領域とにより形成される方形状の開口領域を二次元コードに向けることで、一次元コード及び二次元コードの双方を読み取ることができる。
特開2016-110611号公報 特開平08-227437号公報
ところで、小売店やコンビニエンスストアのレジ等では、高速なオペレーションが求められるため、使用者は二次元コードに対しても一次元コードと同様の容易さで読取口を向ける必要がある。しかしながら、上記特許文献1に開示される光学的情報読取装置では、一次元コードに対しては容易に読取口を向けることができるものの、使用者から見て奥側に開口部の長辺側が存在することから、筐体によって二次元コードが隠されてしまうと、読取口のどの部分を二次元コードに向けるべきか容易に判断することができないという問題がある。例えば、上記特許文献2に開示されるバーコードリーダにて採用されるハーフミラーを採用する構造が考えられるが、ハーフミラーを覗きながら読取口の位置を調整する必要があるため、高速なオペレーション下においては読取口を即座に正しい位置に向けることは困難である。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、一次元コード及び二次元コードの双方を読み取り可能であって、一次元コードと二次元コードとのそれぞれに対して容易に読取口を向けることができる光学的情報読取装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、特許請求の範囲の請求項1に記載の発明は、
一次元コード及び二次元コードの両方の情報コードを撮像する撮像部(28,27)と、
前記撮像部が内部に収容され、前記情報コードからの光を内部に導入する読取口(50)が設けられる筐体(11)と、
を備え、
前記読取口を介して前記情報コードを前記撮像部にて撮像して読み取る光学的情報読取装置(10)であって、
前記筐体は、
前記読取口が形成された読取部(12)と、
前記読取口を前記情報コードに向ける際に把持される把持部(13)と、
を備え、
前記読取部は、前記把持部の長手方向を水平方向としたとき、前記把持部の長手方向一側の端部から斜め下方に延出して延出端部(12a)に前記読取口が位置するように前記把持部に連結され、
前記読取口の開口領域には、前記情報コードとして一次元コードを読み取る際に利用する一方向に長い第1の開口領域と、前記情報コードとして二次元コードを読み取る際に利用する第2の開口領域が設けられ、
前記第1の開口領域は、前記読取口を構成する周縁のうち前記把持部から離れた一側縁部を利用して形成され、
前記第2の開口領域は、前記一側縁部の中央部を利用して形成され、
前記延出端部の外面のうち前記把持部から離れた一側面(12b)には、前記第2の開口領域を投影した範囲を両端とする二次元コード用読取範囲(D)の両端を示すガイド部(60,60a~60e)が設けられ
前記ガイド部は、前記二次元コード用読取範囲を、発光部による発光又は反射部による反射によって示すように構成されることを特徴とする。
なお、上記各括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
請求項1の発明では、把持部の長手方向一側の端部から斜め下方に延出してその延出端部に読取口が位置するように読取部が把持部に連結される。そして、延出端部の外面のうち把持部から離れた一側面には、第2の開口領域を投影した範囲を両端とする二次元コード用読取範囲の両端を示すガイド部が設けられる。
これにより、把持部を把持している使用者が、ガイド部によって示される二次元コード用読取範囲を二次元コードに合わせるようにして読取口を二次元コードに向けることで、読取口が二次元コードに対向する。このため、読取口を向けた二次元コードが読取部によって隠されて把持部を把持している使用者から見えなくなる場合であっても、読取口を二次元コードに読取可能に向けることができる。したがって、一次元コード及び二次元コードの双方を読み取り可能であって、一次元コードと二次元コードとのそれぞれに対して容易に読取口を向けることができる光学的情報読取装置を実現することができる。
請求項の発明では、延出端部の少なくとも一部は、読取部に対して着脱可能に組み付けられるアタッチメントによって構成され、このアタッチメントには、上記一側面に相当する位置にガイド部が設けられる。これにより、二次元コードを読み取る際にアタッチメントを組み付け、一次元コードを読み取る際にアタッチメントを取り外すことができるだけでなく、二次元コード用読取範囲が異なる複数種類のアタッチメントを用意して、読み取る二次元コードの形状に合わせて二次元コード用読取範囲を変えることで、読取口をより正確に二次元コードに向けることができる。
請求項3の発明では、ガイド部は、二次元コード用読取範囲を、色または透明度によって示すように構成される。これにより、延出端部の一側面に対して印刷等を利用することで、容易にガイド部を設けることができる。
請求項の発明では、ガイド部は、二次元コード用読取範囲を、発光部による発光又は反射部による反射によって示すように構成される。これにより、二次元コード用読取範囲を強調表示できるだけでなく、発光部による発光や反射部による反射を制御することで、必要な時にガイド部としてのガイド機能を発揮させることができる。
請求項の発明では、ガイド部は、二次元コード用読取範囲を、表示画面の表示によって示すように構成される。これにより、二次元コード用読取範囲を強調表示できるだけでなく、読み取る二次元コードの形状に合わせて二次元コード用読取範囲を変えるように表示画面の表示内容を制御することで、読取口をより正確に二次元コードに向けることができる。
請求項の発明では、ガイド部は、二次元コード用読取範囲を、形状または模様によって示すように構成される。これにより、金型成形等を利用することで、安価にガイド部を設けることができる。
請求項3,4の発明では、一側面には、ガイド部が二次元コード用読取範囲を明示していることを示す図形、文字、記号、又はこれらの結合からなる所定のデザインが施される。これにより、所定のデザインを見た利用者は、ガイド部が二次元コード用読取範囲を明示している意図を容易に認識することができる。すなわち、所定のデザインを用いることで使用者に対してガイド部の意図を明瞭に伝えることができる。
第1実施形態に係る光学的情報読取装置の構成概要を示す断面図である。 把持部を把持した状態を説明する平面図である。 把持部を把持した状態を説明する側面図である。 図1のX1方向から見た読取口の開口領域を示す平面図であり、図4(A)は、第1の開口領域と第2の開口領域との関係を示し、図4(B)は、開口領域と撮像視野との関係を示す。 図1の光学的情報読取装置の電気的構成を概略的に例示するブロック図である。 図6(A)は、バーコードに読取口の第1の開口領域を向けた状態を示す説明図であり、図6(B)は、QRコードに読取口の第2の開口領域を向けた状態を示す説明図である。 図7(A)は、二次元コード用読取範囲をQRコードにあわせた状態を示す斜視図であり、図7(B)は、読取口にてQRコードを覆った状態を示す斜視図である。 図8(A)は、二次元コード用読取範囲をQRコードにあわせた状態を示す平面図であり、図8(B)は、読取口にてQRコードを覆った状態を示す平面図である。 図9(A)は、第1実施形態の第1変形例に係る光学的情報読取装置のガイド部を説明する説明図であり、図9(B)は、第1実施形態の第2変形例に係る光学的情報読取装置のガイド部を説明する説明図であり、図9(C)は、第1実施形態の第3変形例に係る光学的情報読取装置のガイド部を説明する説明図である。 第2実施形態に係る光学的情報読取装置のアタッチメントを示す斜視図であり、図10(A)はアタッチメントの装着前の状態を示し、図10(B)はアタッチメントの装着後の状態を示す。 図11(A)は、第3実施形態に係る光学的情報読取装置のガイド部を説明する説明図であり、図11(B)は、第3実施形態の第1変形例に係る光学的情報読取装置のガイド部を説明する説明図であり、図11(C)は、第3実施形態の第2変形例に係る光学的情報読取装置のガイド部を説明する説明図である。 図12(A)は、第4実施形態に係る光学的情報読取装置のガイド部を説明する説明図であり、図12(B)は、第4実施形態の第1変形例に係る光学的情報読取装置のガイド部を説明する説明図である。 図13(A)は、第5実施形態に係る光学的情報読取装置のガイド部を説明する説明図であり、図13(B)は、第5実施形態の第1変形例に係る光学的情報読取装置のガイド部を説明する説明図であり、図13(C)は、第5実施形態の第2変形例に係る光学的情報読取装置のガイド部を説明する説明図である。 図14(A)は、第6実施形態に係る光学的情報読取装置のガイド部を説明する説明図であり、図14(B)は、第6実施形態の第1変形例に係る光学的情報読取装置のガイド部を説明する説明図であり、図14(C)は、第6実施形態の第2変形例に係る光学的情報読取装置のガイド部を説明する説明図である。 第7実施形態に係る光学的情報読取装置の構成概要を示す断面図である。 図15のX2-X2断面を拡大して示す拡大断面図である。 第7実施形態の第1変形例に係る光学的情報読取装置を示す側面図である。 図17の読取口近傍の形状を説明する説明図である。 第8実施形態に係る光学的情報読取装置の構成概要を示す断面図である。 第9実施形態に係る光学的情報読取装置におけるマーカ照射部の構成概要を説明する説明図である。 マーカ光と撮像視野と照明光との位置関係を示す説明図である。 第11実施形態に係る光学的情報読取装置の要部を示す説明図である。 第11実施形態の第1変形例に係る光学的情報読取装置の要部を示す説明図である。 他の実施形態の第1変形例に係る光学的情報読取装置のガイド部を説明する説明図である。 他の実施形態の第2変形例に係る光学的情報読取装置における読取口の開口領域を示す平面図である。
[第1実施形態]
以下、本発明に係る光学的情報読取装置を具現化した第1実施形態について、図面を参照して説明する。
本実施形態に係る光学的情報読取装置10は、所定の表示面に表示された一次元コードや二次元コード等の情報コードを光学的に読み取る情報コードリーダとして構成されている。ここで、一次元コードとしては、例えば、JANコード、EAN、UPC、ITFコード、CODE39、CODE128、NW-7等からなるいわゆるバーコードが想定される。また、二次元コードとしては、例えば、QRコード、データマトリックスコード、マキシコード、Aztecコード等の方形状の情報コードが想定される。
図1に示すように、光学的情報読取装置10は、ABS樹脂等の合成樹脂からなる上ケース11aおよび下ケース11bが組み付けられて構成される筐体11によって外郭が形成され、この筐体11の内部に各種電気部品等からなる回路部20aが回路基板20等に実装されて収容されている。筐体11は、情報コードからの光を当該筐体11の内部に導入する読取口50が形成された読取部12と、読取口50を情報コードに向ける際に把持される把持部13と、を備えている。
読取部12は、図1及び図3に示すように、把持部13の長手方向を水平方向としたとき、把持部13の長手方向一側の端部から斜め下方に延出してその延出端部12aに読取口50が位置するように把持部13に連結されている。すなわち、筐体11は、読取口50が形成される一端側が、裏面側に大きく前傾する首曲がり形状に形成されている。これにより、図2及び図3に示すように、使用者が把持部13を当該上ケース11a側から指先で挟むように把持した状態で、水平面に沿う所定の表示面Rに表示された情報コードCに読取口50を向け易くしている。また、筐体11の他端側(把持部13の長手方向他側)にはケーブル取付部14が形成されている。
図4(A)(B)に示すように、読取部12の延出端部12aにおいて、読取口50を構成する周縁51は、把持部13から離れた一側縁部52を下底としこの一側縁部52に対向する縁であって当該一側縁部52よりも長さが短い他側縁部53を上底とするように略台形状に形成されている。より具体的には、周縁51は、脚54及び脚55が対称形状となるように略等脚台形状に形成されている。
このように読取口50が開口することで、図4(A)に示すように、一側縁部52近くの一方向に長い開口領域(以下、第1の開口領域S1ともいう)を、一方向に長い情報コード、すなわち、一次元コードを読み取るための開口領域として利用することができる。また、一側縁部52の一部と他側縁部53とを対辺とする方形状の開口領域(以下、第2の開口領域S2ともいう)を、方形状の情報コード、すなわち、二次元コードを読み取るための開口領域として利用することができる。
特に、図2及び図4等に示すように、本実施形態では、延出端部12aの外面のうち把持部13から離れた一側面12bには、第2の開口領域S2に対応する二次元コード用読取範囲Dを示すためのガイド部60が設けられている。ガイド部60は、一側面12bに対して異なる色(例えば、赤色)にて印刷される太線状の一対のガイド61,62によって構成されている。両ガイド61,62は、図4(A)に示すように、一側面12bの下端12cに対して、第2の開口領域S2を投影した範囲の両端を二次元コード用読取範囲Dの両端としてそれぞれ示すように配置されている。なお、図4(A)(B)では、説明の便宜上、ガイド61,62を誇張して図示している。
次に、光学的情報読取装置10の電気的構成について、図面を参照して説明する。
図1および図5に示すように、筐体11に収容される回路部20aは、主に、照明光源21、受光センサ28、結像レンズ27等の光学系と、メモリ35、制御回路40等のマイクロコンピュータ(以下「マイコン」という)系とを備えている。
光学系は、投光光学系と、受光光学系とに分かれている。投光光学系を構成する照明光源21は、照明光Lfを発光可能な照明部として機能するもので、例えば、赤色のLED21aとこのLED21aの出射側に設けられるレンズ21bとから構成されている。照明光源21は、図1に示す照明光軸L1からわかるように、結像光軸L2に対して傾斜するように照明光Lfを照射するように配置されている。照明光Lfを結像光軸L2に対して平行に照射すると鏡面反射してしまうからである。なお、図5では、情報コードCが表示された表示面Rに向けて、読取口50を介して照明光Lfを照射する例を概念的に示している。
受光光学系は、受光センサ28、結像レンズ27、反射鏡(図示略)などによって構成されている。受光センサ28は、例えば、C-MOSやCCD等の固体撮像素子である受光素子を二次元に配列したエリアセンサとして構成されるものであり、方形状の受光領域として受光面28aを有するように構成されている。この受光センサ28は、読取口50、保護プレート26および結像レンズ27を介して入射する入射光を受光可能に回路基板20に実装されている。
結像レンズ27は、外部から読取口50を介して入射する入射光を集光して受光センサ28の受光面28aに像を結像可能な結像光学系として機能するものである。本実施形態では、照明光源21から照射された照明光Lfが情報コード等にて反射した後、この反射光Lrを結像レンズ27で集光し、受光センサ28の受光面28aにコード像等を結像させている。本実施形態では、結像レンズ27は、鏡面反射の影響を抑制するため、読取口50と結像光軸L2との傾斜角度が、例えば、45°~70°程度となるように配置されている。特に、結像レンズ27は、図4(B)に示すように、方形状の受光面28aを有する受光センサ28の読取口50を含む平面での撮像視野ARが、周縁51との隙間が5mm程度であって周縁51よりも僅かに狭い台形状となるように配置されている。なお、受光センサ28及び結像レンズ27等は、「撮像部」の一例に相当し得る。
マイコン系は、増幅回路31、A/D変換回路33、メモリ35、アドレス発生回路36、同期信号発生回路38、制御回路40、トリガースイッチ42、ブザー44、バイブレータ45、発光部46、通信インタフェース48等から構成されている。このマイコン系は、その名の通り、マイコン(情報処理装置)として機能し得る制御回路40およびメモリ35を中心に構成されるもので、上述した光学系によって撮像された情報コードの画像信号をハードウェア的およびソフトウェア的に信号処理し得るものである。また制御回路40は、当該光学的情報読取装置10の全体システムに関する制御も行っている。
光学系の受光センサ28から出力される画像信号(アナログ信号)は、増幅回路31に入力されることで所定ゲインで増幅された後、A/D変換回路33に入力されると、アナログ信号からディジタル信号に変換される。そして、ディジタル化された画像信号、つまり画像データ(画像情報)は、メモリ35に入力されると、画像データ蓄積領域に蓄積される。なお、同期信号発生回路38は、受光センサ28およびアドレス発生回路36に対する同期信号を発生可能に構成されており、またアドレス発生回路36は、この同期信号発生回路38から供給される同期信号に基づいて、メモリ35に格納される画像データの格納アドレスを発生可能に構成されている。
メモリ35は、半導体メモリ装置で、例えばRAM(DRAM、SRAM等)やROM(EPROM、EEPROM等)がこれに相当する。このメモリ35のうちのRAMには、上述した画像データ蓄積領域のほかに、制御回路40が算術演算や論理演算等の各処理時に利用する作業領域や読取条件テーブルも確保可能に構成されている。また、ROMには、照明光源21、受光センサ28等の各ハードウェアを制御可能なシステムプログラム等が予め格納されている。
制御回路40は、光学的情報読取装置10全体を制御可能なマイコンで、CPU、システムバス、入出力インタフェース等からなるもので、メモリ35とともに情報処理装置を構成し得るもので情報処理機能を有する。この制御回路40は、内蔵された入出力インタフェースを介して種々の入出力装置(周辺装置)と接続可能に構成されており、本実施形態の場合、トリガースイッチ42、ブザー44、バイブレータ45、発光部46、通信インタフェース48等が接続されている。これにより、例えば、トリガースイッチ42の監視や管理、ビープ音やアラーム音を発生可能なブザー44の鳴動のオンオフ、当該光学的情報読取装置10の使用者に伝達し得る振動を発生可能なバイブレータ45の駆動制御、発光部46の点灯、非点灯や外部装置との通信を可能にする通信インタフェース48の通信制御等が制御回路40によって行われることとなる。
次に、上述のように構成される光学的情報読取装置10を用いて情報コードCを読み取る場合について、図6~図8を参照して説明する。
一次元コードや二次元コード等の情報コードCを読み取る場合には、その情報コードCに読取口50を向けた状態でのトリガースイッチ42に対する所定の操作に応じて、制御回路40により以下のように読取処理が行われる。
一方向に長い一次元コードとしてバーコードC1を読み取る場合には、読取部12における一側縁部52近くの上記一方向に長い部分をバーコードC1に近づけるようにして読取口50にてバーコードC1を覆う。これにより、図6(A)に示すように、第1の開口領域S1がバーコードC1に対向し、第1の開口領域S1を介してバーコードC1を撮像可能な状態になる。
方形状の二次元コードとしてQRコードC2を読み取る場合には、まず、図7(A)及び図8(A)に示すように、一対のガイド61,62によって示される二次元コード用読取範囲DをQRコードC2に合わせるようにして読取口50をQRコードC2に向ける。このとき、使用者は、読取部12によって手前側の一部(図8(A)の破線部参照)が隠されるように、QRコードC2を視認する。そして、二次元コード用読取範囲DにてQRコードC2を隠すようにして、読取口50を奥側(図8(A)の左側)に移動させることで、図7(B)及び図8(B)に示すように、読取口50にてQRコードC2を覆う。これにより、図6(B)に示すように、第2の開口領域S2がQRコードC2に対向し、第2の開口領域S2を介してQRコードC2を撮像可能な状態になる。
このように、第1の開口領域S1をバーコードC1に向けた状態、または、第2の開口領域S2をQRコードC2に向けた状態で、トリガースイッチ42に対して所定の操作がなされると、照明光源21から照明光Lfが読取口50を介して照射されて、情報コードCにて反射された反射光Lrが読取口50を介して受光センサ28にて受光される。この受光に応じて受光センサ28から出力される信号に基づいて、情報コードCが撮像されて画像データが生成されると、この画像データのうち情報コードCに相当するコード画像に対して公知のデコード処理(読取処理)が実施される。この処理により、情報コードCとしてコード化された文字データ等がデコードされる。
このデコードが成功すると、このデコード成功を報知するための報知部の処理として、ブザー44の鳴動、バイブレータ45の振動および発光部46の発光等の少なくともいずれか1つがなされる。なお、受光センサ28から出力される一部の信号に基づいて生成された画像データに基づいてデコードが成功した場合には、残りの信号は不要となる。この場合には残りの信号に基づく画像データの生成以降の処理を中断することで、デコード(光学的な読み取り)に関する処理負荷を軽減できるだけでなく、処理時間を短縮することができる。
以上説明したように、本実施形態に係る光学的情報読取装置10では、把持部13の長手方向一側の端部から斜め下方に延出してその延出端部12aに読取口50が位置するように読取部12が把持部13に連結され、読取口50の開口領域には、一次元コードを読み取る際に利用する一方向に長い第1の開口領域S1と、二次元コードを読み取る際に利用する第2の開口領域S2が設けられる。そして、延出端部12aの外面のうち把持部13から離れた一側面12bには、第2の開口領域S2に対応する二次元コード用読取範囲Dを示すためのガイド部60が設けられる。
これにより、把持部13を把持している使用者が、読取部12の上記一方向に長い部分を一次元コードに向けることで、第1の開口領域S1が一次元コードに対向する。その一方で、把持部13を把持している使用者が、ガイド部60によって示される二次元コード用読取範囲Dを二次元コードに合わせるようにして読取口50を二次元コードに向けることで、第2の開口領域S2が二次元コードに対向する。このため、読取口50を向けた二次元コードが読取部12によって隠されて把持部13を把持している使用者から見えなくなる場合であっても、読取口50を二次元コードに読取可能に向けることができる。したがって、一次元コード及び二次元コードの双方を読み取り可能であって、一次元コードと二次元コードとのそれぞれに対して容易に読取口50を向けることができる光学的情報読取装置10を実現することができる。
特に、ガイド部60は、二次元コード用読取範囲Dを、一側面12bに対して異なるように印刷された一対のガイド61,62の色によって示すように構成される。このように、延出端部12aの一側面12bに対して印刷を利用して一対のガイド61,62を構成することで、容易にガイド部を設けることができる。なお、一対のガイド61,62は、上述したように赤色にて印刷されて構成されることに限らず、一側面12bに対して他の異なる色を印刷等を利用して示すように構成されてもよいし、一側面12bに対して所定の透明度の部材を配置して構成されてもよい。
また、ガイド部60は、太線状に形成される一対のガイド61,62によって構成されることに限らず、二次元コード用読取範囲Dを視認容易な他の形状によって構成されてもよい。例えば、ガイド部60は、図9(A)に示す第1実施形態の第1変形例のように、三角形状に形成される一対のガイド61,62によって構成されてもよい。また、ガイド部60は、図9(B)に示す第1実施形態の第2変形例のように、底辺にて二次元コード用読取範囲Dを示す1つの三角形によって構成されてもよい。また、ガイド部60は、図9(C)に示す第1実施形態の第3変形例のように、三角形状に形成される一対のガイド61,62に加えて、二次元コード用読取範囲Dの中心を示すように三角形状に形成される第3のガイド63によって構成されてもよい。すなわち、ガイド部60は、二次元コード用読取範囲Dを示す3つ以上の標(目印)によって構成されてもよい。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態に係る光学的情報読取装置について、図10を用いて説明する。
本第2実施形態では、着脱式のアタッチメントにガイドが設けられる点が主に上記第1実施形態と異なる。このため、第1実施形態と実質的に同様の構成部分には同一符号を付して説明を省略する。
図10(A)(B)に示すように、本実施形態では、読取部12の延出端部12aに対して着脱可能に組み付けられるアタッチメント70が設けられており、このアタッチメント70のガイド表示面71が上記一側面12bの少なくとも一部を構成する。このガイド表示面71には、二次元コード用読取範囲Dを示すためのガイド部60aとして、太線状の一対のガイド61a,62aが表示されている。
これにより、二次元コードを読み取る際にアタッチメント70を組み付け、一次元コードを読み取る際にアタッチメント70を取り外すような読取作業を行うことができる。特に、ガイド部60aにて示される二次元コード用読取範囲Dが異なる複数種類のアタッチメント70を用意して、読み取る二次元コードの形状に合わせて二次元コード用読取範囲Dを変えることで、読取口50をより正確に二次元コードに向けることができる。例えば、比較的小さな二次元コードを読み取る際には、そのサイズに応じて小さく設定された二次元コード用読取範囲Dがガイド部60aによって示されたアタッチメント70を装着することで、その二次元コードに読取口50を正確に向けることができる。ガイド部60aにて示される二次元コード用読取範囲Dの長さが二次元コードの幅に近くなるほど、その二次元コードに二次元コード用読取範囲Dを合わせやすくなるからである。
なお、アタッチメント70のガイド表示面71に表示されるガイド部60aは、太線状に形成される一対のガイド61a,62aによって構成されることに限らず、例えば、上述した図9(A)~(C)のように、二次元コード用読取範囲Dを視認容易な他の形状によって構成されてもよい。
[第3実施形態]
次に、本発明の第3実施形態に係る光学的情報読取装置について、図11を用いて説明する。
本第3実施形態では、表示状態が変化するガイド部を採用する点が主に上記第1実施形態と異なる。このため、第1実施形態と実質的に同様の構成部分には同一符号を付して説明を省略する。
図11(A)に示すように、本実施形態に係るガイド部60bは、LED等の発光部からなる三角形状の一対のガイド61b,62bを備えるように構成されている。両ガイド61b,62bは、制御回路40により読取処理が行われる際、制御回路40により制御されて所定の発光色にて発光するように構成されている。
このようにガイド部60bが構成されることで、暗所であっても、二次元コード用読取範囲Dを強調表示することができる。特に、制御回路40にて発光部による発光を制御することで、読取処理が行われる際など、必要な時にガイド部60bとしてのガイド機能を発揮させることができる。
なお、ガイド部60bは、三角形状の発光部からなる一対のガイド61b,62bによって構成されることに限らず、二次元コード用読取範囲Dを視認容易な他の形状の発光部によって構成されてもよい。例えば、ガイド部60bは、図11(B)に示す第3実施形態の第1変形例のように、下底にて二次元コード用読取範囲Dを示す1つの台形状の発光部によって構成されてもよい。また、ガイド部60bは、図11(C)に示す第3実施形態の第2変形例のように、三角形状の発光部からなる一対のガイド61b,62bに加えて、二次元コード用読取範囲Dの中心を示すように両ガイド61b,62bよりも全長が長い三角形状の発光部からなる第3のガイド63bによって構成されてもよい。すなわち、ガイド部60bは、二次元コード用読取範囲Dを示す3つ以上の発光部によって構成されてもよい。
また、ガイド部60bは、一対のガイド61b,62b等が発光部として構成されることに限らず、外部から照射された光を反射する反射部として構成されてもよい。このようにしても、二次元コード用読取範囲Dを強調表示することができる。
なお、発光部や反射部等を利用して表示状態が変化するガイド部60bを採用する本実施形態及び変形例等の特徴的構成は、他の実施形態等にも適用することができる。
[第4実施形態]
次に、本発明の第4実施形態に係る光学的情報読取装置について、図12を用いて説明する。
本第4実施形態では、二次元コード用読取範囲Dを表示画面の表示によって示す点が主に上記第1実施形態と異なる。このため、第1実施形態と実質的に同様の構成部分には同一符号を付して説明を省略する。
図12(A)に示すように、本実施形態に係るガイド部60cは、制御回路40により表示画面64の表示内容が制御される液晶表示器等によって構成されている。本実施形態では、表示画面64は、方形状であって下端12cに沿う長辺が二次元コード用読取範囲Dに一致するように形成されており、制御回路40により読取処理が行われる際、制御回路40により全面が一色の表示状態となるように制御される。
このようにガイド部60cが構成されることで、暗所であっても、表示画面64にて、二次元コード用読取範囲Dを強調表示することができる。
なお、ガイド部60cは、全面が一色の表示状態となることで二次元コード用読取範囲Dを強調表示することに限らず、他の表示状態になることで二次元コード用読取範囲Dを強調表示してもよい。例えば、ガイド部60cは、図12(B)に示す第4実施形態の第1変形例のように、二次元コード用読取範囲Dの一端と他端とを三角形等の所定の図形を用いて明示することで、二次元コード用読取範囲Dを強調表示してもよい。
特に、ガイド部60cは、読み取る二次元コードの形状に合わせて二次元コード用読取範囲Dを切り替えるように表示画面64の表示内容が制御されることで、上記第2実施形態と同様に、読取口50をより正確に二次元コードに向けることができる。なお、二次元コード用読取範囲Dの切り替えは、所定の操作や上位端末からの指示に応じて実施することもできるし、例えば、二次元コード用読取範囲Dを設定するための専用の情報コードを読み取ることで実施することもできる。
なお、二次元コード用読取範囲Dを表示画面64の表示によって示す本実施形態及び変形例等の特徴的構成は、他の実施形態等にも適用することができる。
[第5実施形態]
次に、本発明の第5実施形態に係る光学的情報読取装置について、図13を用いて説明する。
本第5実施形態では、二次元コード用読取範囲Dを一側面12bに施された形状または模様によって示す点が主に上記第1実施形態と異なる。このため、第1実施形態と実質的に同様の構成部分には同一符号を付して説明を省略する。
図13(A)に示すように、本実施形態に係るガイド部60dは、一側面12bの下端12cに対して、切り欠きを利用して形成された一対のガイド61d,62dによって構成されている。両ガイド61d,62dは、下端12cに対して第2の開口領域S2を投影した範囲の両端を二次元コード用読取範囲Dの両端としてそれぞれ示すように配置されている。
このようにガイド部60dが構成されても、このガイド部60dを利用して二次元コード用読取範囲Dを明示することができる。特に、金型成形等を利用することで、上ケース11aや下ケース11bの形成時にガイド部60dも合わせて形成されるので、印刷剥がれ等が生じることなく、安価にガイド部60dを設けることができる。
なお、ガイド部60dは、切り欠きを利用して形成された一対のガイド61d,62dによって構成されることに限らず、一側面12bに施された他の形状または模様、例えば、半円柱状の突起や方形状の凹部等によって構成されてもよい。例えば、ガイド部60dは、図13(B)に示す第5実施形態の第1変形例のように、略方形状に凹み下端12cに沿う長辺が二次元コード用読取範囲Dに一致するように形成される凹部によって構成されてもよい。また、ガイド部60dは、図13(C)に示す第5実施形態の第2変形例のように、三角形状の切り欠きによって形成される一対のガイド61d,62dに加えて、二次元コード用読取範囲Dの中心を示すように三角形状に凹む凹部によって形成される第3のガイド63dによって構成されてもよい。すなわち、ガイド部60dは、二次元コード用読取範囲Dを示す3つ以上の形状または模様からなる標(目印)によって構成されてもよい。
なお、二次元コード用読取範囲Dを一側面12bに施された形状または模様によって示す本実施形態及び変形例等の特徴的構成は、他の実施形態等にも適用することができる。
[第6実施形態]
次に、本発明の第6実施形態に係る光学的情報読取装置について、図14を用いて説明する。
本第6実施形態では、一側面に、ガイド部が二次元コード用読取範囲を明示していることを示す所定のデザインが施される点が主に上記第1実施形態と異なる。このため、第1実施形態と実質的に同様の構成部分には同一符号を付して説明を省略する。
本実施形態では、図14(A)に示すように、一側面12bに対して、二次元コード用読取範囲Dを示すガイド部60eとして一対のL字状の矢印からなるガイド61e,62eが印刷等にて表示されるとともに、両ガイド61e,62eが二次元コード用読取範囲Dを明示していることを示す所定のデザイン65が印刷等にて表示される。このデザイン65は、二次元コード用の読取範囲であることを示すため、二次元コードを想起させる「QR」の文字やQRコードそのものを組み合わせて構成される。
このようにガイド部60eとともにガイド部60eが二次元コード用読取範囲Dを明示していることを示すデザイン65を一側面12bに施すことで、デザイン65を見た利用者は、ガイド部60eが二次元コード用読取範囲Dを明示していることを容易に認識することができる。すなわち、デザイン65を用いることで使用者に対してガイド部60eの意図を明瞭に伝えることができる。
なお、デザイン65は、「QR」の文字やQRコードそのものによって構成されることに限らず、ガイド部60eが二次元コード用読取範囲Dを明示していることを想起させる図形、文字、記号、又はこれらの結合によって構成されてもよい。
また、デザイン65は、例えば、図14(B)に示す第6実施形態の第1変形例のように、二次元コード用読取範囲Dの両端を矢印にて示すガイド部60eとともに一側面12bに表示されてもよい。また、デザイン65は、例えば、図14(C)に示す第6実施形態の第2変形例のように、L字状の矢印からなるガイド61e,62eに二次元コード用読取範囲Dの中心を示す第3のガイド63eを加えたガイド部60eとともに、一側面12bに表示されてもよい。また、デザイン65は、上述したガイド部60~60dなどの他のガイド部とともに一側面12bに表示されてもよい。
[第7実施形態]
次に、本発明の第7実施形態に係る光学的情報読取装置について、図15及び図16を用いて説明する。
本第7実施形態では、一側縁部から上記斜め下方に沿って突出する壁部が設けられる点が主に上記第1実施形態と異なる。このため、第1実施形態と実質的に同様の構成部分には同一符号を付して説明を省略する。
図15及び図16に示すように、本実施形態では、一側縁部52には、上記斜め下方に沿って薄板状に突出する壁部56が設けられている。この壁部56は、周縁51のうち一側縁部52のみをその厚さのまま斜め下方に突出させ、一側縁部52から突出端部56aまでの突出長さHが、突出端部56aを接触させた表示面Rに表示される情報コードCの撮像に適した距離に応じた長さとなるように形成されている。具体的には、壁部56は、例えば、突出長さHが、突出端部56aを接触させた表示面Rに表示される情報コードCの撮像に関してベストフォーカスとなるかベストフォーカスに近づくように、形成されている。
そして、この壁部56の外面が上記一側面12bを構成し、この一側面12bに二次元コード用読取範囲Dを示すためのガイド部60が設けられている。
このように構成される光学的情報読取装置では、一対のガイド61,62によって示される二次元コード用読取範囲DをQRコードC2に合わせるようにして、壁部56の突出端部56aをQRコードC2に接触させる。そして、二次元コード用読取範囲DにてQRコードC2を隠すようにして、読取口50を奥側に移動させることで、第2の開口領域S2がQRコードC2に対向し、第2の開口領域S2を介してQRコードC2を撮像可能な状態になる。
以上説明したように、本実施形態に係る光学的情報読取装置10では、読取口50の周縁51のうち把持部13から離れた一側縁部52には、上記斜め下方に沿って突出する壁部56が設けられる。
これにより、表示面Rから読取口50を離した状態で情報コードCを撮像する際には、把持部13を把持する使用者から見て情報コードCの奥側に壁部56が位置し、情報コードCの手前側には使用者自身が位置するため、情報コードCの視認性を損なうことなく、情報コードC等にて反射した外来光を撮像され難くすることができる。さらに、読取口50を介した照明光Lfによる情報コードC等での反射光が壁部56によって情報コードCの奥側に反射され難くなるので、読取口50を向けている方向(上記奥側に相当する方向)にいる人が感じる眩しさを抑制することができる。特に、壁部56の先端側となる突出端部56aを表示面Rに接触させるため、外来光の影響や周囲の人が感じる眩しさをより確実に抑制することができる。したがって、情報コードCを読み取る際に、その情報コードCの視認性を損なうことなく、外来光の影響や周囲の人が感じる眩しさを抑制し得る光学的情報読取装置10を実現することができる。
特に、壁部56は、一側縁部52から突出端部56aまでの突出長さHが、突出端部56aを接触させた表示面Rに表示される情報コードCの撮像に適した距離に応じた長さとなるように形成されている。これにより、突出端部56aを表示面Rに接触させるようにして読取口50を情報コードCに向けることで、読み取りに適した情報コードCを撮像できるので、情報コードCの読取成功率を高めることができる。
なお、図17及び図18に示す第7実施形態の第1変形例のように、読取口50の周縁51には、当該読取口50を介して対向しそれぞれ壁部56に連なる一対の対向部57a,57bが設けられてもよい。対向部57aは、脚54をその厚さのまま斜め下方に突出させ、一側縁部52に近くなるほど突出長さが長くなり、一側縁部52の近傍部位では突出長さが壁部56の突出長さHに等しくなるように形成されている。また、対向部57bは、脚55をその厚さのまま斜め下方に突出させ、一側縁部52に近くなるほど突出長さが長くなり、一側縁部52の近傍部位では突出長さが壁部56の突出長さHに等しくなるように形成されている。すなわち、周縁51から断面略コ字状の壁部が斜め下方に突出するように形成される。特に、対向部57a,57bは、図17に示すように、突出端側ほど幅が狭くなるように対称に形成されている。
このように、壁部56及び一対の対向部57a,57bが設けられることで、一対の対向部57a,57bを利用して壁部56を補強しつつ、上記奥側からの外来光の影響だけでなく左右方向からの外来光の影響も抑制することができる。
なお、一対の対向部57a,57bは、読取口50が方形状に開口するように形成される場合には、互いに略平行となるように形成されてもよい。
なお、壁部56や一対の対向部57a,57bを設ける本実施形態及び変形例等の特徴的構成は、他の実施形態等にも適用することができる。
[第8実施形態]
次に、本発明の第8実施形態に係る光学的情報読取装置について、図19を用いて説明する。
本第8実施形態では、照明光源21から照射される照明光Lfの照射方向が主に上記第7実施形態と異なる。このため、第7実施形態と実質的に同様の構成部分には同一符号を付して説明を省略する。
表示面Rに対する照明光Lfの照射方向の角度、すなわち、表示面Rと照明光軸L1との傾斜角度の角度を90°に近づけると、照明光Lfに起因する鏡面反射が読み取りに影響しやすくなる。その一方で、上記照射方向の角度を単に小さくすると、読取口50を向けた情報コードCに照明光Lfが照射され難くなる。
そこで、本実施形態では、図19に例示するように、照明光源21は、照明光Lfを壁部56の内面56bに向けて照射するように配置される。
これにより、突出端部56aを情報コードCの奥側近傍となる表示面Rの位置に接触させた状態で、照明光源21から照射された照明光Lfは、読取口50を通過した後に壁部56の内面56bにて反射することで、情報コードCに照射される。
このように、照明光Lfが読取口50を介して壁部56の内面56bに向けて照射されるように照明光源21を配置することで、壁部56を近づけた情報コードCが当該壁部56にて反射された反射光によって照らされるため、必要な照度を確保しつつ、情報コードCの読み取りに関して照明光Lfに起因する鏡面反射の影響を抑制することができる。
なお、照明光Lfを壁部56の内面56bに向けて照射する本実施形態の特徴的構成は、他の実施形態等にも適用することができる。
[第9実施形態]
次に、本発明の第9実施形態に係る光学的情報読取装置について、図20及び図21を用いて説明する。
本第9実施形態では、撮像視野ARの中心を示すためのマーカ光を照射するマーカ照射部が設けられる点が主に上記第7実施形態と異なる。このため、第7実施形態と実質的に同様の構成部分には同一符号を付して説明を省略する。
本実施形態では、図20に示すように、撮像視野ARの中心(結像光軸L2)を示すための円状のマーカ光Lmを、読取口50を介して照射するマーカ照射部29が、筐体11内に設けられている。このマーカ照射部29は、マーカ光源29a、絞り29b、マーカレンズ29c等を備えており、マーカ光Lmのマーカ光軸L3と結像光軸L2との角度差を小さくしつつ、マーカ光源29aが受光センサ28に近接するように配置されている。
特に、本実施形態では、情報コードCを読み取り可能な状態では、照明光Lfとマーカ光Lmとが交互に照射されるように構成されており、使用者は、照明光Lfとマーカ光Lmとが同時に照射されているように視認する。このため、本実施形態では、照明光Lfの色として赤色が採用されており、カラーユニバーサルデザインを意識して、マーカ光Lmの色として、視感度最大の555nmに近い波長となる緑色が採用されている。なお、上述した照明光Lf及びマーカ光Lmの色はあくまで一例であり、例えば、照明光Lfが白色で照射される場合にマーカ光Lmが赤色で照射されてもよいし、照明光Lfが赤色で照射される場合にマーカ光Lmが橙色で照射されてもよいし、照明光Lfが白色で照射される場合にマーカ光Lmが緑色で照射されてもよい。
上述のようにマーカ照射部29が設けられることで、情報コードCを読み取るために照明光Lfが照射されている場合には、図21に例示するように、撮像視野ARの中心を示すマーカ光Lmが視認される。これにより、使用者は、マーカ光Lmの位置によって撮像視野ARを容易に視認することができ、情報コードCに対して適切に読取口50を向けることができる。
なお、撮像視野ARの中心を示すためのマーカ光Lmを照射する本実施形態の特徴的構成は、他の実施形態等にも適用することができる。
[第10実施形態]
次に、本発明の第10実施形態に係る光学的情報読取装置について、以下に説明する。
本第10実施形態では、読取対象に応じて受光センサ28から取り込んでデコード処理に用いる信号を選別する点が主に上記第1実施形態と異なる。このため、第1実施形態と実質的に同様の構成部分には同一符号を付して説明を省略する。
本実施形態では、制御回路40にて実施される読取処理において、第1の開口領域S1および第2の開口領域S2を介して取り込まれる情報コードCからの反射光の受光に応じて受光センサ28から出力される信号に基づいて当該情報コードをデコードする(読み取る)状態(情報コード読取モード)と、第1の開口領域S1を介して取り込まれる一次元コードからの反射光の受光に応じて受光センサ28から出力される信号に基づいて当該一次元コードをデコードする(読み取る)状態(一次元コード読取モード)と、が用意されている。
初期設定では情報コード読取モードに設定されており、制御回路40にて実施される読取処理では、一次元コードおよび二次元コードの双方を含めた情報コードを読み取ることができる。
そして、読取対象が一次元コードのみである場合には、所定の操作またはモード切替用の情報コードの読み取り等に応じて、制御回路40にて実施される読取処理において、切替部として機能する制御回路40により、上記一次元コード読取モードに切り替えられる。
このように一次元コード読取モードに切り替えた状態で、読取部12における一側縁部52近くの上記一方向に長い部分を一次元コードに近づけるようにして読取口50を第1の開口領域S1にて一次元コードに向ければよい。これにより、一次元コードを読取る位置に対して読取口50を容易に向けやすくできるだけでなく、読取対象が明確になることからデコード処理(読取処理)の負荷軽減および時間短縮を図ることができる。
本実施形態の変形例として、さらに、第2の開口領域S2を介して取り込まれる二次元コードからの反射光の受光に応じて受光センサ28から出力される信号に基づいて当該二次元コードをデコードする(読み取る)状態(二次元コード読取モード)を用意することができる。
このため、読取対象が二次元コードのみである場合には、所定の操作またはモード切替用の情報コードの読み取り等に応じて、制御回路40にて実施される読取処理において、上記二次元コード読取モードに切り替えた状態で、一対のガイド61,62によって示される二次元コード用読取範囲Dを二次元コードに合わせるようにして読取口50を第2の開口領域S2にて二次元コードに向ければよい。これにより、二次元コードを読取る位置に対して読取口50を容易に向けやすくできるだけでなく、読取対象が明確になることからデコード処理(読取処理)の負荷軽減および時間短縮を図ることができる。
なお、読取対象に応じて受光センサ28から取り込んでデコード処理に用いる信号を選別する本実施形態の特徴的構成は、他の実施形態等にも適用することができる。
[第11実施形態]
次に、本発明の第11実施形態に係る光学的情報読取装置について、図22を用いて説明する。
本第11実施形態では、結像中心(光学中心)Pが第1の開口領域S1の中央に位置するように配置される点が主に上記第1実施形態と異なる。このため、第1実施形態と実質的に同様の構成部分には同一符号を付して説明を省略する。
本実施形態では、一次元コードの読み取りを二次元コードの読み取りよりも重視することから、受光センサ28に対して情報コードからの反射光を結像させる結像レンズ27は、図22に示すように結像中心Pが第1の開口領域S1の中央に位置するように結像光軸L2の傾きを調整して配置されている。
これにより、第1の開口領域S1に相当する受光領域での受光が確実になされるので、一次元コードの読取精度を向上させることができる。
特に、本実施形態では、図22に示すように、照明光源21は、帯状の光(略ライン状の光)を照明光Lfとして第1の開口領域S1に向けて照射するように構成されている。
このため、読取対象の一次元コードに対して照明光Lfを照射しやすくなるだけでなく、照明光Lfがガイド光として機能することで、読取口50を第1の開口領域S1にて一次元コードに向けやすくなる。これにより、第1の開口領域S1を向けた一次元コードからの反射光Lrをより一層受光しやすくなるので、一次元コードの読取精度をさらに向上させることができる。
なお、二次元コードの読み取りを一次元コードの読み取りよりも重視する場合には、図23に示す第11実施形態の第1変形例のように、照明光源21から断面方形状の照明光Lfが第2の開口領域S2を介して照射されるように構成されてもよい。
この場合には、第2の開口領域S2を向けた二次元コードからの反射光Lrを受光センサ28にて受光しやすくなるので、二次元コードの読取精度を向上させることができる。特に、断面方形状の照明光Lfがガイド光として機能することで、読取口50を第2の開口領域S2にて二次元コードに向けやすくなる。
なお、上記第11実施形態およびその変形例において、照明光源21は、所定の入力操作に応じてその発光状態が制御されてもよい。例えば、帯状の照明光Lfが第1の開口領域S1を介して照射されている状態において、二次元コードを読み取る場合に、照明光Lfを消灯してもよいし、断面方形状の照明光Lfを第2の開口領域S2を介して照射してもよい。また、断面方形状の照明光Lfが第2の開口領域S2を介して照射されている状態において、一次元コードを読み取る場合に、照明光Lfを消灯してもよいし、帯状の照明光Lfを第1の開口領域S1を介して照射してもよい。
[他の実施形態]
なお、本発明は上記各実施形態および変形例に限定されるものではなく、例えば、以下のように具体化してもよい。
(1)ガイド部60を構成する一対のガイド61,62は、互いに平行となるように形成されることに限らず、図24に示す他の実施形態の第1変形例のように、二次元コードを読み取るための第2の開口領域S2の位置を想像しやすくするため、下端12cに近くなるほど、ガイド61とガイド62とが離れるように構成されてもよい。他のガイド部60a~60eにおいても同様の効果を奏する。
(2)情報コードからの反射光を取り込む読取口50は、上述したように略台形状に開口するように形成されることに限らず、他の開口形状、例えば、一側縁部52が他側縁部53よりも長くなるT字状に開口するように形成されてもよい。また、一側面12bは、略平面状に形成されることに限らず、図25に示す他の実施形態の第2変形例のように、読取口50を平面視したときに、円弧状となるように形成されてもよい。すなわち、周縁51は、読取口50を平面視したときに、少なくとも一部が円弧状となるように形成されてもよい。
(3)結像レンズ27等は、読取口50を含む平面での撮像視野ARが、周縁51よりも僅かに狭い台形状となるように配置されることに限らず、周縁51の少なくとも一部も含めるように、配置されてもよい。
(4)本発明は、一次元コードや二次元コード等の情報コードを光学的に読み取る光学的情報読取装置に適用されることに限らず、例えば、情報コードだけでなく文字情報等を光学的に読み取り可能な光学的情報読取装置に適用されてもよい。
(5)本発明は、トリガースイッチ42に対する所定の操作に応じて読取処理が行なわれる光学的情報読取装置10に採用されることに限らず、一定時間読取処理が常時行われる光学的情報読取装置に採用されてもよい。
10…光学的情報読取装置
11…筐体
12…読取部
12a…延出端部
12b…一側面
12c…下端
13…把持部
27…結像レンズ(撮像部)
28…受光センサ(撮像部)
50…読取口
60,60a~60e…ガイド部
61,61a,61b,61d,61e…ガイド
62,62a,62b,62d,62e…ガイド
63,63b,63d,63e…第3のガイド
64…表示画面
65…デザイン
70…アタッチメント
C…情報コード
C1…バーコード(一次元コード)
C2…QRコード(二次元コード)
D…二次元コード用読取範囲
S1…第1の開口領域
S2…第2の開口領域

Claims (5)

  1. 一次元コード及び二次元コードの両方の情報コードを撮像する撮像部と、
    前記撮像部が内部に収容され、前記情報コードからの光を内部に導入する読取口が設けられる筐体と、
    を備え、
    前記読取口を介して前記情報コードを前記撮像部にて撮像して読み取る光学的情報読取装置であって、
    前記筐体は、
    前記読取口が形成された読取部と、
    前記読取口を前記情報コードに向ける際に把持される把持部と、
    を備え、
    前記読取部は、前記把持部の長手方向を水平方向としたとき、前記把持部の長手方向一側の端部から斜め下方に延出して延出端部に前記読取口が位置するように前記把持部に連結され、
    前記読取口の開口領域には、前記情報コードとして一次元コードを読み取る際に利用する一方向に長い第1の開口領域と、前記情報コードとして二次元コードを読み取る際に利用する第2の開口領域が設けられ、
    前記第1の開口領域は、前記読取口を構成する周縁のうち前記把持部から離れた一側縁部を利用して形成され、
    前記第2の開口領域は、前記一側縁部の中央部を利用して形成され、
    前記延出端部の外面のうち前記把持部から離れた一側面には、前記第2の開口領域を投影した範囲を両端とする二次元コード用読取範囲の両端を示すガイド部が設けられ
    前記ガイド部は、前記二次元コード用読取範囲を、発光部による発光又は反射部による反射によって示すように構成されることを特徴とする光学的情報読取装置。
  2. 一次元コード及び二次元コードの両方の情報コードを撮像する撮像部と、
    前記撮像部が内部に収容され、前記情報コードからの光を内部に導入する読取口が設けられる筐体と、
    を備え、
    前記読取口を介して前記情報コードを前記撮像部にて撮像して読み取る光学的情報読取装置であって、
    前記筐体は、
    前記読取口が形成された読取部と、
    前記読取口を前記情報コードに向ける際に把持される把持部と、
    を備え、
    前記読取部は、前記把持部の長手方向を水平方向としたとき、前記把持部の長手方向一側の端部から斜め下方に延出して延出端部に前記読取口が位置するように前記把持部に連結され、
    前記読取口の開口領域には、前記情報コードとして一次元コードを読み取る際に利用する一方向に長い第1の開口領域と、前記情報コードとして二次元コードを読み取る際に利用する第2の開口領域が設けられ、
    前記第1の開口領域は、前記読取口を構成する周縁のうち前記把持部から離れた一側縁部を利用して形成され、
    前記第2の開口領域は、前記一側縁部の中央部を利用して形成され、
    前記延出端部の外面のうち前記把持部から離れた一側面には、前記第2の開口領域を投影した範囲を両端とする二次元コード用読取範囲の両端を示すガイド部が設けられ
    前記ガイド部は、前記二次元コード用読取範囲を、表示画面の表示によって示すように構成されることを特徴とする光学的情報読取装置。
  3. 一次元コード及び二次元コードの両方の情報コードを撮像する撮像部と、
    前記撮像部が内部に収容され、前記情報コードからの光を内部に導入する読取口が設けられる筐体と、
    を備え、
    前記読取口を介して前記情報コードを前記撮像部にて撮像して読み取る光学的情報読取装置であって、
    前記筐体は、
    前記読取口が形成された読取部と、
    前記読取口を前記情報コードに向ける際に把持される把持部と、
    を備え、
    前記読取部は、前記把持部の長手方向を水平方向としたとき、前記把持部の長手方向一側の端部から斜め下方に延出して延出端部に前記読取口が位置するように前記把持部に連結され、
    前記読取口の開口領域には、前記情報コードとして一次元コードを読み取る際に利用する一方向に長い第1の開口領域と、前記情報コードとして二次元コードを読み取る際に利用する第2の開口領域が設けられ、
    前記第1の開口領域は、前記読取口を構成する周縁のうち前記把持部から離れた一側縁部を利用して形成され、
    前記第2の開口領域は、前記一側縁部の中央部を利用して形成され、
    前記延出端部の外面のうち前記把持部から離れた一側面には、前記第2の開口領域を投影した範囲を両端とする二次元コード用読取範囲の両端を示すガイド部が設けられ
    前記ガイド部は、前記二次元コード用読取範囲を、色または透明度によって示すように構成され、
    前記一側面には、前記ガイド部が前記二次元コード用読取範囲を明示していることを示す図形、文字、記号、又はこれらの結合からなる所定のデザインが施されることを特徴とする光学的情報読取装置。
  4. 一次元コード及び二次元コードの両方の情報コードを撮像する撮像部と、
    前記撮像部が内部に収容され、前記情報コードからの光を内部に導入する読取口が設けられる筐体と、
    を備え、
    前記読取口を介して前記情報コードを前記撮像部にて撮像して読み取る光学的情報読取装置であって、
    前記筐体は、
    前記読取口が形成された読取部と、
    前記読取口を前記情報コードに向ける際に把持される把持部と、
    を備え、
    前記読取部は、前記把持部の長手方向を水平方向としたとき、前記把持部の長手方向一側の端部から斜め下方に延出して延出端部に前記読取口が位置するように前記把持部に連結され、
    前記読取口の開口領域には、前記情報コードとして一次元コードを読み取る際に利用する一方向に長い第1の開口領域と、前記情報コードとして二次元コードを読み取る際に利用する第2の開口領域が設けられ、
    前記第1の開口領域は、前記読取口を構成する周縁のうち前記把持部から離れた一側縁部を利用して形成され、
    前記第2の開口領域は、前記一側縁部の中央部を利用して形成され、
    前記延出端部の外面のうち前記把持部から離れた一側面には、前記第2の開口領域を投影した範囲を両端とする二次元コード用読取範囲の両端を示すガイド部が設けられ
    前記ガイド部は、前記二次元コード用読取範囲を、形状または模様によって示すように構成され、
    前記一側面には、前記ガイド部が前記二次元コード用読取範囲を明示していることを示す図形、文字、記号、又はこれらの結合からなる所定のデザインが施されることを特徴とする光学的情報読取装置。
  5. 前記延出端部の少なくとも一部は、前記読取部に対して着脱可能に組み付けられるアタッチメントによって構成され、
    前記アタッチメントには、前記一側面に相当する位置に前記ガイド部が設けられることを特徴とする請求項1~4のいずれか一項に記載の光学的情報読取装置。
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