蓋体を記録媒体出入口と略垂直をなす方向へ移動可能に支持する軸方向移動部と、蓋体を記録媒体出入口と略水平をなす方向へ移動可能に支持する周方向移動部と、を有する軸支持機構を設けた。これにより、蓋体を開閉する際に筐体と蓋体との干渉を避けることができ、筐体に切り欠き等が設けられていても、蓋体と筐体の密閉性を高め、筐体の内部に外部からホコリや塵等が入り込むことを防ぐとことができる電子機器を、簡単な構成によって実現した。
以下、本発明の実施の形態を、添付図面を参照して説明する。図1〜図28は本発明の実施の形態の例を示すものである。即ち、図1〜図26は本発明の電子機器の第1の実施の例に係る撮像装置を示すもので、図1は撮像装置を背面側から見た斜視図、図2は蓋体が開いた状態を示す斜視図、図3は撮像装置を正面側から見た斜視図、図4Aは筐体を構成するディスク側パネルを示す斜視図、図4Bは同じく平面図、図5Aは同じく側面図、図5Bは同じく正面図、図6Aは同じく底面図、図6B同じくは底面側から見た斜視図、図7は同じく分解斜視図、図8A及び図8Bはディスク側パネルのみを示すもので、図8Aは正面側から見た斜視図、図8Bは底面側から見た斜視図、図9A及び図9Bは蓋体を構成するカバー部材を示すもので、図9Aは斜視図、図9Bは底面図、図10A及び図10Bは蓋体を構成するプレート部材を示すもので、図10Aは斜視図、図10Bは平面図、図11は支持ブラケットの斜視図、図12は回動ブラケットの斜視図である。
図13は軸支持機構を示す斜視図、図14は軸支持機構の側面図、図15Aは周方向移動部と回動ブラケットを示す分解斜視図、図15Bは第2の付勢部材と回動軸を示す分解斜視図、図16は周方向移動部とプレート部材との関係を示す斜視図、図17A及び図17Bは蓋体と軸支持機構とを示すもので、図17Aは斜視図、図17Bは正面図、図18A及び図18Bはプレート部材と軸支持機構を示すもので、図18Aは平面図、図18Bは正面図である。
図19〜図22は蓋体が記録媒体出入口の上方に移動した状態を示すもので、図19は斜視図、図20Aは正面図、図20Bは底面図、図21A及び図21Bは蓋体と軸支持機構の関係を示すもので、図21Aは斜視図、図21Bは正面図、図22A及び図22Bはプレート部材と軸支持機構の関係を示すもので、図22Aは平面図、図22Bは正面図である。図23〜図26は蓋体が記録媒体出入口に水平をなす方向に移動した状態を示すもので、図23は斜視図、図24Aは正面図、図24Bは底面図、図25A及び図25Bは蓋体と軸支持機構の関係を示すもので、図25Aは斜視図、図25Bは正面図、図26A及び図26Bはプレート部材と軸支持機構の関係を示すもので、図26Aは平面図、図26Bは正面図である。
図27及び図28は、本発明の電子機器に係る蓋体及び軸支持機構の第2の実施の例を示すもので、図27は模式図、図28Aは蓋体が閉じた状態における正面図、図28Bは蓋体が上方に移動した状態における正面図である。
まず、本発明の電子機器の第1の実施の例としてあげる撮像装置について図1から図3を参照して説明する。図1〜図3に示す装置は、撮像装置の第1の実施の例として適用したデジタルビデオカメラ1である。このデジタルビデオカメラ1は、記録媒体の一具体例を示す光ディスク2を情報記憶メディアとして使用し、光学的な画像を、撮像機構の一具体例を示す撮像素子(例えば、CCD、CMOS等)で電気的な信号に変換して、その画像情報を光ディスク2に記録したり、液晶ディスプレイ等の平面パネルからなる表示装置に表示できるようにしたものである。
しかしながら、本発明の電子機器の一具体例を示す撮像装置に使用される記録媒体としては、この実施例で示す光ディスク2(DVD−R、DVD−RW、DVD−RAM等)に限定されるものではなく、例えば、MO、FDその他の記録可能な光磁気ディスク、磁気ディスク等のように他の記録方式のディスク状記録媒体を用いることができる。これらのディスク状記録媒体を使用する電子機器としては、例えば、光磁気ディスクを用いる場合には光磁気ディスク式スチルカメラとして適用可能であり、更に、磁気ディスクを用いる場合には磁気ディスク式電子手帳として実現することができる。
また、本発明に適用可能な記録媒体としては、上述したようなディスク状記録媒体に限定されるものではなく、例えば、磁気テープを使用したテープ状記録媒体、半導体メモリを使用した半導体記録媒体、メモリカードを使用したカード状記録媒体等のような各種の記録媒体を用いることができるものである。
このデジタルビデオカメラ1は、図1〜図3に示すように、着脱可能に装着される光ディスク2を回転駆動して情報信号の記録(書き込み)及び再生(読み出し)を行うディスクドライブ装置と、このディスクドライブ装置の駆動制御等を行う図示しない制御回路と、被写体の像を光として取り込んで固体撮像素子に導くレンズ装置3と、これらディスクドライブ装置等が収納される筐体の一具体例を示す外装ケース4と、外装ケース4に回動可能に取り付けられて記録媒体出入口5を開閉可能に覆うことができる蓋体7と、外装ケースに回動可能に取り付けられた表示装置6等を備えて構成されている。
外装ケース4は、略直方体をなす中空の筐体からなり、左右方向に対向させて配置されたディスク側パネル8及び表示装置側パネル9と、レンズ装置3の光軸方向の前後に配置されて両パネル8,9と組み合わされるフロントパネル11及びリアパネル12とから構成されている。この外装ケース4は、長手方向を前後方向に設定すると幅方向に立ち上げた状態で使用されている。この外装ケース4の上部に、レンズ系の撮像レンズである対物レンズ13を正面に露出させた状態でレンズ装置3が配設されている。レンズ装置3は、そのレンズ系の光軸を水平方向に向けた状態で外装ケース4に取り付けられている。図示しないが、外装ケース4の内部において、レンズ装置3の後方に図に表れない固体撮像素子が配置されており、その固体撮像素子の後方にビューファインダ装置14が配置されている。
ビューファインダ装置14は外装ケース4の上部に露出されていて、前側を回動中心として後部を上下方向へ回動可能に構成されている。これによりビューファインダ装置14は、レンズ装置3の光軸と平行をなす水平状態から、後部を上方へ持ち上げた上向き状態まで所定角度範囲内で任意角度に角度調節可能とされている。更に、外装ケース4の上部には、ビデオライトや外付けマイクロホン等が着脱可能に装着されるアクセサリーシューを露出させる開口部が設けられている。アクセサリーシューは、ビューファインダ装置14の直前に配置されており、通常は、開口部を開閉するシューキャップ15によって着脱可能に覆われている。更に、外装ケース4の上部の前側には、ステレオ方式のマイクロホン17が内蔵されて配置されている。
このビューファインダ装置14の右側におけるディスク側パネル8の上方には、モード選択を兼ねる電源スイッチ18と、静止画の撮影を行うシャッタボタン19と、所定の範囲内で画像を連続的に拡大(テレ)又は縮小(ワイド)させるズームボタン21等が設けられている。電源スイッチ18は、回動操作によって電源をオン・オフ切り換える機能と、電源をオンした状態で回動操作することにより複数の機能モードを繰り返すように切り換える機能とを有している。
図1に示すように、外装ケース4のリアパネル12の略中央部には、携帯用電源であるバッテリー装置22が着脱可能に装着されるバッテリー収納部23が設けられている。バッテリー収納部23は外装ケース4の背面の略中央に配設されており、外装ケース4の背面を構成するリアパネル12において後方へ開口するように設けられている。この外装ケース4の背面のバッテリー収納部23の右側には動画撮影を行う録画ボタン24が配置されている。
図3に示すように、外装ケース4の表示装置側パネル9には、表示装置6が姿勢変更可能に取り付けられている。表示装置6は、平板状の液晶ディスプレイ等からなる図示しない平面パネルと、この平面パネルが収納されたパネルケース26と、このパネルケース26を外装ケース4に対して姿勢変更可能に支持するパネル支持部27とを備えて構成されている。パネル支持部27は、垂直軸を回動中心としてパネルケース26を水平方向に略90度回動可能とした水平回動機能と、水平軸を回動中心としてパネルケース26を前後方向に略180度回動可能とした前後回動機能とを有している。
これにより表示装置6は、図3に示すように外装ケース4の側面に収納した収納状態と、パネルケース26を90度回動させて平面パネルを後方へ対向させた状態と、パネルケース26を180度回動させて平面パネルを前方へ対向させた状態と、それらの中間位置の状態とを任意的に取ることができるようになっている。この表示装置6の上方の外装ケース4の上面には、複数の操作ボタンからなる操作部28が設けられている。
図1及び図2に示すように、外装ケース4のディスク側パネル8には、ハンドベルト31が取り付けられている。ハンドベルト31は、外装ケース4を握るユーザーの手の部分を支えて、デジタルビデオカメラ1の取り落とし等を防止するものである。このハンドベルト31は、両端がディスク側パネル8に固定された支持ベルト32と、この支持ベルト32に装着されてユーザーの手の甲部分に当接される保護パッド33から構成されている。支持ベルト32の一端はディスク側パネル8の前側下部に固定された図示しない取付金具に固定され、他端はディスク側パネル8の後側中途部に設けた貫通穴46から内側に挿入されて、その内部に設けられた取付金具に固定されている。
図2に示すように、このディスク側パネル8は、光ディスク2が着脱可能に装着されるディスク装着部34と、ディスク装着部34の略中央部には図示しないディスクドライブ装置のターンテーブルが配置され、その状態でディスクドライブ装置が外装ケース4に支持されている。ディスクドライブ装置は、ディスク装着部34に装着された光ディスク2を所定速度(例えば、線速度一定)で回転駆動すると共に、光ピックアップを光ディスク2の半径方向に移動させ、光ディスク2の情報記録面に対して情報信号の記録(書き込み)及び/又は再生(読み出し)を行う装置である。
図4、図5及び図8等に示すように、このディスク側パネル8は、光ディスク2を出し入れする記録媒体出入口5と、ディスクドライブ装置の一部を露出させる露出窓37と、後述する軸支持機構40との干渉を避けるための開口部38と、蓋ロック装置58を構成する操作部材39及びスライド部材等を有している。図6A、図6B及び図8等に示すようにディスク側パネル8の内側には、第1の付勢部材の一具体例を示す第1の捩りコイルバネ64を収容するためのバネ収容部41と、後述する支持ブラケット61を固定するための固定部42を有している。更に、このディスク側パネル8の側面には、動作表示を行うガイドライトが挿嵌されるガイドライト孔43と、録画ボタン24が挿嵌されるボタン孔44と、支持ベルト32を挿入させるベルト挿入穴46が設けられている。
記録媒体出入口5は、光ディスク2よりも少し大きい円形状の開口部である。記録媒体出入口5の周囲には、光ディスク2が装着された際に、その周囲を囲む側壁部5aが設けられている。この記録媒体出入口5は蓋体7によって開閉可能に覆われている。図4及び図7等に示すように、蓋体7は、記録媒体出入口5の形状に見合う形状をなしている。この蓋体7は、カバー部材47と、このカバー部材47の背面に取り付けられる板状のプレート部材48から構成されている。
図9A及び図9B等に示すように、カバー部材47は、蓋体7が閉じた状態において、記録媒体出入口5の上方を覆い、且つ、本発明の主面部の一具体例を示す円形の平面部47aと、この平面部47aの外周縁の略全周に亘って連続して側壁部5aの外側を覆う側面部47bと、平面部47aの一部から所定の傾斜角度をなして連続する傾斜面部47c等を有している。図4等に示すように、側面部47bにより側壁部5aの外側を完全に覆うことができるため、蓋体7とディスク側パネル8との密閉性を高めることができ、記録媒体出入口5からその内部へホコリや塵等が入り込むことを防ぐことができる。これにより、記録媒体出入口5から挿入された光ディスク(記録媒体)2やディスクドライブ装置等を保護することができる。
傾斜面部47cの傾斜角度θは、傾斜面部47cと記録媒体出入口5の開口面を略平行にした場合、即ち、蓋体7が記録媒体出入口5と略垂直をなして開く方向へ移動した際に、カバー部材の側面部47bと側壁部5aの間に隙間ができ、蓋体7がハンドベルト31に当接しないような角度に設定されている。これにより、蓋体7とディスク側パネル8とが干渉することなく、蓋体7を記録媒体出入口5と略水平をなす方向に回動移動させることができる。
傾斜面部47cと平面部47aには、プレート部材48を固定するためのビス取付孔49が設けられている。更に、平面部47aの背面側には、プレート部材49の取り付け位置をガイドするためのガイドリング51が設けられている。このガイドリング51は、一部に突起51aを有する円形状をなしており、プレート部材48の取り付け方向に向けて突出している。
図10A及び図10B等に示すように、プレート部材48は、カバー部材47の平面部47aと略同一の形状で、略同一の大きさ或いは少し小さなベース部48aと、カバー部材47の傾斜面部47cと同一の傾斜角度θをなしてベース部48aに連続するアーム部48b等から構成されている。ベース部48aは、カバー部材47のガイドリング51が嵌合される開口部52と、カバー部材47に固定するためのビス取付孔53と、蓋ロック装置58を構成するロック部54を有している。開口部52は、ガイドリング51の突起51aと対応する位置に切り欠き52aを設けている。ビス取付孔53からその周囲にかけては、カバー部材47が取り付けられるに向けて所定の高さをもって略台形状に突出している。
アーム部48bには、後述する回動軸63の固定突起85が挿嵌される挿嵌孔56と、アーム部48bの外周縁に蓋体7の回動範囲を設定する切り欠き部57を有している。切り欠き部57は、アーム部48bの外周縁に所定の間隔を開けて蓋体7の回動始点を設定する第1切り欠き部57aと、蓋体7の回動終点を設定する第2切り欠き部57bを有している。
また、蓋体7は、プレート部材48におけるアーム部48bの挿嵌孔56から最も離れた部分に配設された蓋ロック装置58により、記録媒体出入口5を閉じた状態においてロック可能に構成されている。この蓋ロック装置58は、プレート部材48に設けられたロック部54と、ディスク側パネル8に摺動可能に取り付けられた操作部材39及びスライド部材等を備えて構成されている。ロック部54にはロック爪54aが設けられている一方、スライド部材にはロック爪に係合可能な爪ストッパが設けられている。スライド部材の爪ストッパは、バネ部材等の弾性部材の弾性力によってロック爪54aの移動軌跡上に配置されている。
かくして、蓋体7をディスク側パネル8に押し付けることにより、爪ストッパに係合されるロック爪54aが弾性部材の弾性力に抗してスライド部材を後退させる。その結果、爪ストッパがロック爪54aを乗り越え、爪ストッパとロック爪54aが互いに係合される。これにより、記録媒体出入口5が蓋体7によって閉じられ、蓋体7がディスク側パネル8にロックされる。このロックの解除は、弾性部材の弾性力に抗して操作部材39をロック解除方向へスライド動作させることによって行うことができる。
図6A及び図6B等に示すように、ディスク側パネル8及び蓋体7の底面には、蓋体7を記録媒体出入口5に対して移動可能に支持する軸支持機構40が設けられている。軸支持機構40は、蓋体7を記録媒体出入口5と略垂直をなす方向へ移動させる軸方向移動部50と、蓋体7を記録媒体出入口5と略水平をなす方向へ移動させる周方向移動部60から構成されている。
軸方向移動部50は、略コの字状の支持ブラケット61と、略コの字状の回動ブラケット62と、支持ブラケット61と回動ブラケット62を回動可能に連結するヒンジ軸66と、本発明の第1の付勢部材の一具体例を示す第1の捩りコイルバネ64等を備えて構成されている。周方向移動部は、回動軸63と、本発明の第2の付勢部材の一具体例を示す第2の捩りコイルバネ65等を備えて構成されている。
図7及び図11等に示すように、支持ブラケット61は、略コの字状をなしており、略長方形の第1壁面部61aと、この第1壁面部61aの長手方向の一端から略垂直をなして連続された第2壁面部61bと、第1壁面部61aの長手方向の他端から略垂直をなして連続されると共に第2壁面部61bと対向された第3壁面部61cとからなっている。
第2壁面部61bには、第1の捩りコイルバネ64の一端のバネ足64aが係止されるフック片67が設けられている。フック片67は、第2壁面部61bの上方に向けて連続して設けられている。第3壁面部61cにおいて第1壁面部61aが連続された反対側の端部から面方向外側に向けて略垂直をなして連続された凸片68が設けられている。凸片68は、回動ブラケット62のストッパ片77が当接することにより、回動ブラケット62の回動動作を止める役割を有している。
第2壁面部61b及び第3壁面部61cには、それぞれ上端部の所定の位置からから略垂直をなして連続された締結面部61dを有している。締結面部61dは、ディスク側パネル8の固定部42にネジ止め固定するための複数の固定穴69が設けられている。この締結面部61dの締結面は、ディスク側パネル8に固定されることにより、記録媒体出入口5の開口面と略平行をなしている。そして、図17及び図18に示すように、蓋体7が閉じた状態において、締結面部61dの締結面は、カバー部材47の平面部47a及びプレート部材48のベース部48aと略平行をなしている。更に、第2壁面部61b及び第3壁面部61cには、それぞれヒンジ軸66が挿通される軸受部71が設けられている。
なお、本実施の例では、支持ブラケット61をディスク側パネル8と別部材として適用した例について説明したが、これに限定されるものではなく、支持ブラケット61とディスク側パネル8を同一部材として構成してもよい。
図7及び図12等に示すように、回動ブラケット62は、略コの字状をなしており、四角形の底面部62aと、底面部62aの一端から略垂直をなして連続された第1側面部62bと、底面部62aの他端から略垂直をなして連続されると共に第1側面部62bと対向する第2側面部62cとからなっている。
底面部62aの中央部には、後述する回動軸63の円柱凸部83が挿入される貫通穴72が設けられている。この底面部62aにおいて第1及び第2側面部62b,62cが連続されていない一端には、底面部62aの下方に向けて連続して突起73が設けられている。突起73は、蓋体7が記録媒体出入口5に略水平をなす方向へ移動する移動範囲を設定している。この突起73は、蓋体7が記録媒体出入口5に略水平をなして開く方向に回動する前の状態では、プレート部材48に設けた第1切り欠き部57aに当接している。そして、この突起73は、蓋体7が記録媒体出入口5に対して略水平をなして開く方向に回動した際に、所定の位置でプレート部材48の第2切り欠き部57bに当接することにより、蓋体7の回動動作を止める役割を果たしている。
第1側面部62bには、第2の付勢部材である第2の捩りコイルバネ65の一端のバネ足65aが係止されるフック片74と、第1の捩りコイルバネ64の他端のバネ足64bが挿通される挿通穴75が設けられている。フック片74は、第1側面部62bの上方に向けて連続して設けられている。第2側面部62cには、当該第2側面部62cの面方向外側に向けて突出したストッパ片77が設けられている。ストッパ片77は、回動ブラケット62がヒンジ軸を回動中心として回動動作する際に、支持ブラケット61に設けた凸片68に当接することにより、その回動ブラケット62の回動動作を止める役割を有している。このストッパ片77を第2側面部62cに配置する高さは、カバー部材47の傾斜面部47cとプレート部材48のアーム部48bが、記録媒体出入口5の開口面と略平行になる位置で支持ブラケット61の凸片68と当接するように設定されている。
なお、ストッパ片77を第2側面部62cに配置する高さは、蓋体7が記録媒体出入口5と略垂直をなして開く方向へ移動した際に、カバー部材47の側面部47bが側壁部5aを超え、且つ、カバー部材47の平面部47aの上面がハンドベルト31に当接しない位置で、支持ブラケット61の凸片68と当接するように設定することが好ましい。
第1側面部62b及び第2側面部62cには、それぞれ上端部の所定の位置から略垂直をなすように連続された台座78が設けられている。図14等に示すように、台座78は、蓋体7の記録媒体出入口に略水平をなして開く方向への回動速度を調整するダンパ79が固定される。更に、第1側面部62b及び第2側面部62cにおいて、支持ブラケット61の軸受部71と対応する位置には、それぞれヒンジ軸66が挿通される軸受部81が設けられている。
図13及び図14に示すように、ヒンジ軸66は、支持ブラケット61と回動ブラケット62に設けた軸受部71,81に挿通されることにより、回動ブラケット62を支持ブラケット61に対して回動可能となすように連結している。このヒンジ軸66は、その軸心線が記録媒体出入口5の開口面と略平行になるように設けられている。
図15等に示すように、回動軸63は、円柱状をなしている。回動軸63の一端面63aには、ダンパ79の凸部79aが嵌め込まれる凹部82が設けられている。回動軸63の他端面63aには、軸方向外側に向けて円柱状に突出した円柱凸部83が設けられている。円柱凸部83は、第2の捩りコイルバネ65の他端のバネ足65bが挿入される溝84が設けられている。この溝84に第2の捩りコイルバネ65のバネ足65bが係止されることによって、回動軸63に第2の捩りコイルバネ65が装着されている。この円柱凸部83は、プレート部材47の挿嵌孔56に挿嵌される複数の固定突起85が設けられている。そして、図16に示すように、回動軸63は、円柱凸部83を回動ブラケット62の貫通穴72に挿入することにより、回動ブラケット62に回動可能に支持されている。
図6及び図14等に示すように、第1の捩りコイルバネ64は、ディスク側パネル8に設けたバネ収容部41に収納されていると共に、捩りモーメントを受けた状態で、その一端のバネ足64aが支持ブラケット61のフック片67に係止され、他端のバネ足64bが回動ブラケット62の挿通孔75に挿通されることによって係止されている。ここで、支持ブラケット61は、ディスク側パネル8に固定されている。その結果、回動ブラケット62は、第1の捩りコイルバネ64の付勢力によって、ヒンジ軸66の軸方向と交差する方向に常時付勢されている。更に、支持ブラケット61と回動可能に連結している回動ブラケット62の底面部62aは、蓋体7を構成するプレート部材48と当接されている。これにより、蓋体7は、第1の捩りコイルバネ64の付勢力によりヒンジ軸66の軸方向と交差する方向、即ち、記録媒体出入口5と略垂直をなして開く方向へ常時付勢されている。
図6及び図14等に示すように、第2の捩りコイルバネ65は、捩りモーメントを受けた状態で、その一端のバネ足65aが、回動ブラケット62のフック片74に係止されている。第2の捩りコイルバネ65の他端のバネ足65bは、その半径方向内側を向いており、回動軸63の溝84に係止されている。ここで、回動軸63は、その円柱凸部83を回動ブラケット62の貫通穴72に挿入され、回動ブラケット62により回動可能に支持されている。更に、この回動軸63は、固定突起85をプレート部材48の挿嵌孔56に挿嵌して、ネジ止めすることにより、蓋体7と一体となすように固定されている。これにより、回動軸63は、第2の捩りコイルバネの付勢力によって回動軸63の軸心線を回動中心として回動する方向へ常時付勢されている。即ち、蓋体7は、第2の捩りコイルバネの付勢力により記録媒体出入口5に略水平をなして開く方向に常時付勢されている。
このような構成を有する蓋体7及び軸支持機構40は、例えば、次のようにして組み立てることができる。まず、図13に示すように、支持ブラケット61と回動ブラケット62の軸受部71,81にヒンジ軸66を挿入することにより、回動ブラケット62を支持ブラケット61に対して回動可能に連結させる。次いで、第1の捩りコイルバネ64を捩りモーメントを加えた状態で、その一端のバネ足64aを支持ブラケット61のフック片67に係止させると共に、他端のバネ足64bを回動ブラケット62の挿通孔75に挿通させる。これにより、支持ブラケット61と、回動ブラケット62と、ヒンジ軸66と、第1の捩りコイルバネ64が一体化された軸方向移動部50が構成される。
この軸方向移動部50を、ディスク側パネル8に固定する。即ち、ディスク側パネル8の固定部42に支持ブラケット61の締結面部61cをネジ止めにより固定する。同時に、第1の捩りコイルバネ64が、ディスク側パネル8のバネ収容部41に収容される。このとき、支持ブラケット61の締結面部61cの締結面と記録媒体出入口5の開口面は略平行である。
次に、図15Bに示すように、回動軸63の溝84に第2の捩りコイルバネ65の他端のバネ足65bを挿入させて、回動軸63に第2の捩りコイルバネ65を装着させる。これにより、回動軸63と第2の捩りコイルバネ65が一体化された周方向移動部60が構成される。そして、図15Aに示すように、周方向移動部60を構成する回動軸63の円柱凸部83を回動ブラケット62の貫通穴72に挿入させる。これと同時に、回動軸63の固定突起85をプレート部材48の挿嵌孔56に挿嵌して、ネジ止め等の固定手段により固定させる。これにより、回動軸63とプレート部材48は、一体化され、回動軸63は、回動ブラケット62により回動可能に支持される。このとき、第2の捩りコイルバネ65にねじりモーメントを加えた状態で、その一端のバネ足65aを回動ブラケット62のフック片74に係止させる。
次に、プレート部材48の開口部52にカバー部材47のガイドリング51を嵌合させて、カバー部材47をプレート部材48にネジ止め等の固定手段により固定させる。そして、ダンパ79の凸部79aを回動軸63の凹部82に嵌め込み、ダンパ79を回動ブラケット62の台座78にネジ止めにより固定させる。これにより、蓋体7及び軸支持機構40の組み立てが完了する。
このようにして構成される蓋体7の開閉動作は、例えば、次のようにして行われる。この蓋体7の開蓋動作は、軸支持機構40を構成する第1の捩りコイルバネ64及び第2の捩りコイルバネ65の付勢力を開放することにより行われる。
ここで、第1の捩りコイルバネ64は、捩りモーメントを受けた状態で、その一端のバネ足64aが支持ブラケット61のフック片67に係止され、他端のバネ足64bが回動ブラケット62の挿通孔75に挿通されている。このとき、支持ブラケット61は、ディスク側パネル8に固定されている。その結果、第1の捩りコイルバネ64の付勢力により、回動ブラケット62は、ヒンジ軸66の軸方向と交差する方向の方向に常時付勢されている。
更に、第2の捩りコイルバネ65は、捩りモーメントを受けた状態で、その一端のバネ足65aが回動ブラケット62のフック片74に係止され、他端のバネ足65bが回動軸63の溝84に挿入されている。このとき、回動軸63は、円柱凸部83を回動ブラケット62の貫通穴72に挿入することにより、回動ブラケット62に回動可能に支持されている。更に、この回動軸63は、蓋体7を構成するプレート部材48と一体的に固定されている。その結果、第2の捩りコイルバネ65の付勢力により、回動軸63及びプレート部材48(蓋体7)は、回動軸63の軸心線回を回動中心として回動する方向に常時付勢されている。
いま、弾性部材の弾性力に抗して操作部材39をロック解除方向へスライド動作させて蓋ロック装置58を解除すると、回動ブラケット62は、第1の捩りコイルバネ64の付勢力により、ヒンジ軸66を回動中心として回動する。このとき、回動ブラケット62の底面部62aとプレート部材48が当接しているため、プレート部材48(蓋体7)は、図19〜図22に示すように記録媒体出入口5と略垂直をなして離れる方向に移動される。
そして、図22Bに示すように、回動ブラケット62に設けたストッパ片77が、支持ブラケット61に設けた凸片68に当接すると、回動ブラケット62の回動方向への移動が止まる。これと同時に、プレート部材48(蓋体7)は、記録媒体出入口5と略垂直をして開く方向への移動も止まる。このとき、図20A、図21B及び図22Bに示すように、蓋体7を構成するカバー部材47の傾斜面部47c及びプレート部材48のアーム部48bは、記録媒体出入口5の開口面及び支持ブラケット61の締結面部62dの締結面と略平行である。ここで、傾斜角度θは、傾斜面部47cと記録媒体出入口5の開口面を略平行にした場合、カバー部材47の側面部47bと側壁部5aとの間に隙間ができ、蓋体7がハンドベルト31に当接しないような角度に設定されている。これにより、蓋体7は、ディスク側パネル8と干渉しない位置であり、且つ、ハンドベルト31に当接しない位置まで、記録媒体出入口5の上方へ移動することができる。
なお、本実施の例では、カバー部材47の傾斜面部47c及びプレート部材48のアーム部48bと記録媒体出入口5の開口面及び支持ブラケット61の締結面部62dの締結面とが略平行になるまで、回動ブラケット62(蓋体7)を回動させた例について、説明したが、これに限定されるものではない。例えば、蓋体7を、カバー部材の側面部47bが側壁部5aを超え、且つ、平面部47bの上面がハンドベルト31に当接しない位置まで、記録媒体出入口5と略垂直をなして離れる方向へ移動させることができればよい。
また、第2の捩りコイルバネ65の付勢力が開放されることにより、回動軸63は、当該回動軸63の軸心線を中心として回動する。このとき、この回動軸63は、蓋体7を構成するプレート部材48に固定されている。その結果、プレート部材48(蓋体7)は、図23〜図26に示すように記録媒体出入口5に対して略水平をなして離れる方向に回動移動される。このとき、蓋体7は、予め記録媒体出入口5と略垂直をなす方向に移動している。その結果、側壁部5aと側面部47bが接触することなく蓋体7を記録媒体出入口5と略水平をなして離れる方向に移動することができる。
そして、図26Aに示すように、回動ブラケット62に設けた突起73とプレート部材48に設けた第2切り欠き部57bとが当接すると、プレート部材48(蓋体7)の記録媒体出入口5に対して略水平をなして開く方向への回動動作が止まり、蓋体7が開かれる。これにより、ユーザーは、操作部材39をロック解除方向へスライド動作させるという一つの動作だけで、蓋体7を開くことができる。更に、図2等に示すように、蓋体7が記録媒体出入口5に対して略水平に開かれるため、光ディスク2(記録媒体)の交換時に蓋体7がユーザーの手や腕に当たることない。また、蓋体7が開くときに通過する空間が小さく、狭いスペースでも蓋体7を開くことができる。
この開かれた蓋体7を閉じる場合には、まず、蓋体7を、周方向移動部60を構成する第2の捩りコイルバネ65の付勢力に抗して記録媒体出入口5に略水平をなして閉じる方向に回動させる。そして、図22Aに示すように、回動ブラケット62の突起73とプレート部材の第1切り欠き部57aが当接する位置まで、蓋体7を移動させる。このとき、図19、図20A及び図20Bに示すように、蓋体7は、記録媒体出入口5の開口面の上方に配置される。
次に、軸方向移動部50を構成する第1の捩りコイルバネ64の付勢力に抗して蓋体7をディスク側パネル8に押し付ける。このとき、蓋ロック装置58を構成する爪ストッパに係合されるロック爪54aが蓋ロック装置58の弾性部材の弾性力に抗してスライド部材を後退させる。その結果、爪ストッパがロック爪54aを乗り越え、爪ストッパとロック爪54aが互いに係合される。これにより、記録媒体出入口5が蓋体7によって閉じられ、蓋体7がディスク側パネル8にロックされる。
ここで、蓋体7は、回動ブラケット62が支持ブラケット61に対してヒンジ軸を中心に回動動作することにより、記録媒体出入口と略垂直をなして離れる方向へ移動可能に構成されている。これにより、蓋体7をディスク側パネル8に押し付ける際に、平面部47aの上面のいずれの箇所、例えば、軸支持機構40から最も離れた部分を押圧しても、極めてスムーズに閉蓋動作を行うことができる。
図27、図28A及び図28Bは、本発明の電子機器に係る蓋体及び軸支持機構の第2の実施の例を示すものである。この蓋体101及び軸支持機構110と、前記第1の実施例に係る蓋体7及び軸支持機構40と異なるところは、蓋体101を記録媒体出入口5と略垂直をなす方向へ移動させるために、第1の付勢部材の第2の実施の例である圧縮コイルバネ105を適用し、蓋体101に傾斜面部47bを設けていない点である。その他の構成は前記第1の実施例と同一であるため、異なる構成部分を重点的に説明する。
この実施の例では、図27、図28A及び図28Bに示すように、蓋体101は、円形状の平面部101aと、この平面部101aの外周縁の略全周に亘って連続して記録媒体出入口5の側壁部5aの外側を覆う側面部101bと、平面部101aの一部から水平に連続する方形部101cとから構成されている。方形部101cの下方には、軸支持機構110が設けられている。更に、この方形部101cから最も離れた部分には、図示しない蓋ロック装置が設けられており、蓋体101が閉じられた状態でディスク側パネルにロックされている。
この実施の例に係る軸支持機構110は、方形部101cの底面に接続された回動軸103と、この回動軸103を回動可能に支持する軸受部104と、蓋体101を記録媒体出入口に対して垂直をなす方向に付勢する圧縮コイルバネ105等から構成されている。
回動軸103は、一端が蓋体7の方形部103cの底面に固定され、他端が図示しないディスク側パネル内に挿入されて回動可能に支持されている。軸受部104は、略コの字状に形成されており、対向する2つの面の中心には、回動軸103が回動可能に挿通されている。圧縮コイルバネ105は、回動軸103に装着され、図27及び図28Aに示すように、圧縮された状態で方形部101cと軸受部104との間に介在されている。この圧縮コイルバネ105は、一端のバネ足が方形部101cに係止され、他端のバネ足が軸受部104に係止されている。この圧縮コイルバネ105の付勢力により、蓋体7は、記録媒体出入口に垂直をなして、且つ、当該記録媒体出入口から離れる方向に常に付勢されている。
このような構成を有する軸支持機構110による蓋体101の開閉動作は、例えば、次のようにして行われる。まず、図示しない蓋ロック装置を解除すると、軸支持機構110を構成する圧縮コイルバネ105の付勢力が開放され、図28Bに示すように、この圧縮コイルバネ105の付勢力により、蓋体101は、回動軸104の軸方向上向きに移動する。即ち、蓋体101は、記録媒体出入口と垂直をなして離れる方向へ移動する。このとき、蓋体101は、側面部101bが図示しない側壁部を超え、且つ、平面部101aがハンドベルトに当接しない位置まで、記録媒体出入口の上方へ移動するように設定されている。次いで、回動軸103を回動中心として、蓋体101を回動軸103の周方向に所定の位置まで移動させる。即ち、蓋体101を、記録媒体出入口に対して水平に移動させる。これにより、蓋体101を開くことができる。
この開かれた蓋体101を閉じる場合には、まず、回動軸103を回動中心として、蓋体101を回動軸103の周方向に記録媒体出入口の開口面の上方まで移動させる。次いで、圧縮コイルバネ105の付勢力に抗して蓋体101をディスク側パネルに押し付け、蓋ロック装置に蓋体101をロックさせる。このとき、方形部101cにおける回動軸103の軸上を押圧すると、極めてスムーズに蓋体101をディスク側パネルに押し付けることができる。このような、構成を有する蓋体101及び軸支持機構110によっても、前述した第1の実施の例にかかる蓋体7及び軸支持機構40と同様の効果を得ることができる。
なお、第2の実施の例に係る軸支持機構110は、回動軸103と、軸受部104と、圧縮コイルバネ105の3点で構成されているため、前記第1の実施の例よりも構造を簡単にすることができると共に、部品点数を削減することもできる。
以上説明してきたように、本発明の電子機器によれば、蓋体を記録媒体出入口に略垂直をなす方向に所定の位置まで移動させると共に、当該記録媒体出入口に水平をなす方向に移動させる軸支持機構を設けた。これにより、ディスク側パネルに設けたハンドベルトに当接することなく、蓋体を開閉することができる。更に、蓋体が開く過程でハンドベルトを記録媒体出入口の開口面からずらすこともでき、記録媒体交換時にハンドベルトが邪魔になることがない。
また、蓋体を記録媒体出入口に略垂直をなす方向に移動させてから、記録媒体出入口に略水平をなす方向に移動させているため、蓋体はディスク側パネル(筐体)と干渉せずに移動することができる。その結果、蓋体にディスク側パネル(筐体)の側壁部の外側を覆う側面部を設けることができるため、側壁部に切り欠きが設けられていても、ディスク側パネル(筐体)の記録媒体出入口を完全に覆うことができる。これにより、蓋体とディスク側パネル(筐体)との密閉度を高めることができ、ディスク側パネル内部に外部からホコリや塵等が入り込むことを効果的に防ぐことができる。更に、蓋体の回動中心をディスク側パネル(筐体)の任意の場所に設定できため、装置全体の小型化を図ることができる。
また、蓋体が記録媒体出入口の開口面に対して略平行に開閉されるので、記録媒体の交換時にユーザーの手や腕に当たることがなく、煩わしさを極めて軽減することができる。そして、蓋体を開閉するときの通過する空間が小さく、狭いスペースでも蓋体を開閉することができる。
尚、本発明は前述しかつ図面に示した実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内で種々の変形実施が可能である。例えば、前記実施例では、電子機器の具体例としてデジタルビデオカメラに適用した例について説明したが、アナログビデオカメラに適用できることは勿論のこと、電子スチルカメラ、パーソナルコンピュータ、電子辞書、DVDプレーヤ、カーナビゲーションその他各種の電子機器に適用できるものである。
1…デジタルビデオカメラ(電子機器)、 2…光ディスク(記録媒体)、 4…外装ケース(筐体)、 5…記録媒体出入口、 5a…側壁部 7,101…蓋体、 8…ディスク側パネル(筐体)、 40,110…軸支持機構 47…カバー部材、 47a,101a…平面部(主面部)、 47b,101b…側面部、 47c…傾斜面部、 50…軸方向移動部、60…周方向移動部、 61…支持ブラケット、 62…回動ブラケット、 63,103…回動軸、 64…第1の捩りコイルバネ(第1の付勢部材)、 65…第2の捩りコイルバネ(第2の付勢部材)、 105…圧縮コイルバネ(第1の付勢部材)、 101c…方形部