JP4029524B2 - 記録及び/又は再生装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、振動を減衰し、記録及び/又は再生手段が確実に記録媒体に対して情報信号の記録及び/又は再生を行うことができる記録及び/又は再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、携帯型のディスク記録再生装置は、ディスクカートリッジが装着されるカートリッジ装着部が構成され、筐体内に配設されるベースと、ベースに対して回動可能に取り付けられるディスクカートリッジを保持するカートリッジホルダと、カートリッジホルダを被覆するように取り付けられ、筐体に回動可能に取り付けられる蓋体とを備える。
【0003】
ディスクカートリッジが装着されるカートリッジ装着部が構成されたベースには、略中央部にディスクカートリッジの光磁気ディスクを回転するディスク回転操作機構と、光ビームを光磁気ディスクに照射し、反射した戻りの光ビームを検出する光ピックアップ装置とが組み込まれている。また、カートリッジホルダの上側には、光ピックアップ装置と同期して移動し、光磁気ディスクに対して外部磁界を印加する磁気ヘッド装置が配設されている。
【0004】
ディスクカートリッジがカートリッジホルダに保持された状態でベースに構成されたカートリッジ装着部に装着されると、光磁気ディスクは、ディスク回転操作機構により回転されるとともに、光ピックアップ装置により光ビームが照射され、局所的にキュリー温度まで加熱され、ここに磁気ヘッド装置により外部磁界が印加されることで、情報信号が記録される。また、光磁気ディスクは、ディスク回転操作機構により回転されるとともに、光ピックアップ装置により光ビームが照射され、光磁気ディスクで反射された戻りの光ビームが光ピックアップ装置に検出されることで、記録された情報信号の再生が行われる。
【0005】
ところで、光磁気ディスクは、光ピックアップ装置と磁気ヘッド装置とにより情報信号の記録再生が行われているとき、光磁気ディスクの中央部に設けられたクランピングプレートがディスク回転操作機構のマグネットにより磁気吸引されて吸引保持されている。一方、ディスクカートリッジを保持するカートリッジホルダは、ディスクカートリッジの挿脱を円滑に行うことができるようにするため、ディスクカートリッジよりやや大きく形成され、ディスクカートリッジを保持した際がたつくようになっている。このため、光磁気ディスクは、ディスク回転操作機構に吸引保持されているものの、外部からの衝撃等により振動が加えられると、光磁気ディスクを収納したカートリッジ本体ががたつき、このときの振動がディスク回転操作機構に吸引保持されている光磁気ディスクに伝達されてしまうことがある。特に、記録時に光磁気ディスクに振動が伝達され、光磁気ディスクが振動すると、光磁気ディスクに磁界を印加している磁気ヘッド装置と光ビームを照射している光ピックアップ装置との光磁気ディスクとの相対的位置がずれてしまい、磁気ヘッド装置が光磁気ディスクに対して正確な場所に磁界を印加することができず、また、正確な位置に光ビームを照射することができず、記録再生エラーが発生してしまう。
【0006】
そこで、従来のディスク記録再生装置には、蓋体とカートリッジホルダとの間に、カートリッジホルダに保持されたディスクカートリッジをカートリッジ装着部に押圧する押圧部材が配設されている。この押圧部材は、板ばねにより形成され、蓋体に取り付けられる取付部と、取付部と一体的に形成され、カートリッジホルダの天板部を押圧する弾性変位部とから構成されている。そして、押圧部材は、取付部を接着剤等で蓋体の裏面に接着することで、蓋体の裏面に取り付けられる。この押圧部材は、ディスクカートリッジがカートリッジホルダに保持された状態でカートリッジ装着部に装着されたとき、弾性変位部がカートリッジホルダの天板部を押圧し、カートリッジホルダの天板部をディスクカートリッジ側に撓ませることで、この天板部を介してディスクカートリッジをカートリッジ装着部に押圧し、ディスクカートリッジがカートリッジ装着部でがたつくことを防止している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した押圧部材は、蓋体の裏面に直接接着剤により取り付けられていることから、蓋体に加えられた衝撃に伴う振動は、押圧部材とカートリッジホルダを介してカートリッジ装着部に装着されたディスクカートリッジに伝達されてしまう。このため、押圧部材は、カートリッジ装着部に装着されたディスクカートリッジの振動を完全に除去することができない。
【0008】
以上のように、蓋体に加えられた衝撃に伴う振動が押圧部材とカートリッジホルダを介してカートリッジ装着部に装着されたディスクカートリッジに伝達されることを防止するため、ディスク記録再生装置の中には、カートリッジホルダを構成する天板部の弾性変位部と接触する領域に、振動を減衰させる振動減衰部材を取り付けたものがある。この振動減衰部材は、ゴム弾性を有するものが用いられている。しかしながら、振動減衰部材が取り付けられたカートリッジホルダと押圧部材が取り付けられた蓋体とは、回動支点を異にしていることから、押圧部材の弾性変位部が蓋体の開閉が行われるたびに、弾性変位部と振動減衰部材との接触位置がずれることになる。振動減衰部材は、ゴム材により形成され、摩擦係数が大きいことから、押圧部材の弾性変位部は、振動減衰部材に対して滑りにくい。したがって、蓋体の開閉が繰り返されることにより、振動減衰部材は、カートリッジホルダの天板部より剥がれてしまうことがあった。
【0009】
ところで、携帯型のビデオカメラ装置の中には、記録媒体にテープカセットを用いる代わりにディスクカートリッジを用いるディスク記録再生装置を備えたものがある。このディスクカートリッジに用いる光磁気ディスクは、映像信号を長時間にわたって記録できるように、従来の楽音信号等を記録する光磁気ディスクより高密度化が図られている。したがって、この光磁気ディスクは、記録トラック等も狭小であり、記録時に振動すると、所定の記録トラックに情報信号を記録することができず、記録再生エラーが発生してしまう。
【0010】
そこで、本発明は、外部より加えられた衝撃等に伴う振動を減衰し、カートリッジ装着部に装着されたディスクカートリッジに振動を伝わらないようにすることができる新規な記録及び/又は再生装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る記録及び/又は再生装置は、上述した課題を解決すべく、筐体内にディスクカートリッジが装着されるカートリッジ装着部が構成されたベースが配設される装置本体と、装置本体に回動可能に取り付けられ、カートリッジ装着部を閉塞する蓋体と、天板部の相対向する両側にディスクカートリッジを保持する一対のカートリッジ保持部が形成され、カートリッジ保持部が設けられた両側と直交する前面側にカートリッジ挿脱口が形成され、装置本体と蓋体の間に、ベースに回動可能に支持されるカートリッジホルダと、装置本体に配設され、カートリッジ装着部に装着されたディスクカートリッジのディスク状記録媒体に対し情報信号の記録又は再生を行う記録及び/又は再生手段と、蓋体側に取り付けられ、カートリッジホルダ及び/又はカートリッジ装着部に装着されたディスクカートリッジをベースに押圧する押圧部材とを備える。そして、押圧部材は、振動を減衰させる第1の振動減衰部材を介して蓋体に取り付けられている。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る記録及び/又は再生装置が適用された携帯型のビデオカメラ装置について図面を参照して説明する。
【0013】
このビデオカメラ装置1は、図1及び図2に示すように、片手で持つことができる程度に小型化された電子機器であり、撮像素子、フォーカスレンズ、ズームレンズ等からなる撮像部、記録媒体となるディスクカートリッジが収納される記録再生部等が内部に設けられた機器本体2と、機器本体2に電力を供給する図示しないバッテリパック等を備える。
【0014】
機器本体2は、携帯可能な大きさに形成され、前面部には、被写体を撮像するための撮像部3が設けられている。この撮像部3は、詳細は省略するが対物レンズ、フォーカスレンズ、ズームレンズ等からなるレンズ群と例えばCCD素子等の撮像素子とから構成されている。また、撮像部3が設けられた前面部と対向する背面部には、利用者が接眼することで、撮影中の映像を見ることができる第1の表示部となるビューファインダ4が設けられている。
【0015】
機器本体2の一側面には、撮影中又は撮影済みの映像を表示する第2の表示部となる液晶表示パネル5が回動可能に取り付けられている。機器本体2の一側面には、この液晶表示パネル5を収納するための収納部6が設けられている。この液晶表示パネル5は、表示面がタッチパネルよりなり、例えばペン型のポインティング・デバイス7等で操作信号を入力できるように形成されている。液晶表示パネル4は、機器本体2にヒンジ部8を介して開閉可能に取り付けられている。このヒンジ部8には、図示しないが液晶表示パネル5の開閉を検出する開閉検出スイッチが設けられている。機器本体2は、この開閉検出スイッチが液晶表示パネル5が開かれたことを検出したときに限って、液晶表示パネル5を駆動し、映像を表示するとともに、ポインティング・デバイス7により入力操作が可能となるようにしている。なお、液晶表示パネル5の一側面部には、このポインティング・デバイス7を収納するための収納部7aが設けられ、ポインティング・デバイス7は、非使用時にこの収納部7aに収納される。
【0016】
また、液晶表示パネル5が収納される収納部6の底面部6aには、撮像部3で撮像された映像が記録される記録媒体となるディスクカートリッジ11が収納される記録再生部9が設けられている。液晶表示パネル5は、収納部6に収納されているとき、記録再生部9を保護する蓋体としても機能し、液晶表示パネル5が記録再生部9を閉塞しているときには、直接記録再生部9に衝撃等が加わらないようにしている。
【0017】
また、この機器本体2の一側面には、液晶表示パネル5の収納部6が設けられていない領域に、記録再生部9を操作するための操作部10が設けられている。具体的に、この操作部10は、記録媒体となるディスクカートリッジに記録された情報信号を読み出しを開始する再生ボタンやトラックジャンプボタンや記録再生を停止する停止ボタン等から構成されている。また、ビューファインダ4が設けられた背面部には、記録を開始する記録開始ボタン10aが設けられている。また、図3に示すように、機器本体2の底面には、蓋体が記録再生部10を閉塞した状態に保持するロック機構のロックを解除する蓋体のロック解除ボタン10bが設けられている。
【0018】
ところで、このようなビデオカメラ装置1に記録媒体として用いられるディスクカートリッジ11は、図4及び図5に示すように、上下一対のハーフ12,13を突き合わせ結合して形成したカートリッジ本体14内に情報信号の記録を可能とする光磁気ディスク15を回転自在に収納している。カートリッジ本体14の下面側の中央部には、図5に示すように、このカートリッジ本体14に収納した光磁気ディスク15の中心部に取り付けたマグネットにより磁気吸引が可能な磁性材料よりなるクランピングプレート16を外方に臨ませる中央開口部17が設けられている。また、カートリッジ本体14の上下面の相対向する位置には、このカートリッジ本体14に収納した光磁気ディスク15の主面に形成された信号記録領域の一部を内外周に亘って外方に臨ませる記録再生用開口部18,19が設けられている。これら記録再生用開口部18,19は、カートリッジ本体14の左右方向の中央部に位置してカートリッジ本体4の中央部近傍から一側面側に亘って形成されている。
【0019】
また、カートリッジ本体14には、記録再生用開口部18,19を開閉するシャッタ部材20が移動可能に取り付けられている。シャッタ部材20は、薄い金属板を断面コ字状に折り曲げて形成され、カートリッジ本体14の一側面側から嵌合するように取り付けられ、カートリッジ本体14の一側面に沿って移動操作される。このシャッタ部材20は、各記録再生用開口部18,19を閉塞した位置にあるとき、カートリッジ本体14内に設けたシャッタロック部材21によりロックされ移動が規制された状態におかれる。そして、シャッタ部材20は、ディスクカートリッジ11が記録再生部9に挿入されるとき、カートリッジ本体14の一側面側に形成したシャッタ開放片進入溝22に進入するカートリッジホルダ側に設けられたシャッタ開放片によりシャッタロック部材21によるロックが解除され、各記録再生用開口部18,19を開放する方向に移動操作される。
【0020】
シャッタ部材20の記録再生用開口部18,19をそれぞれ閉塞するシャッタ部20a,20bを連結する連結片20cの中央部には、記録再生部側に設けられるシャッタ部材保持片が係合する係合孔23が設けられている。なお、シャッタ開放片進入溝22は、シャッタ部材20が移動するカートリッジ本体14の一側面に直交する側面を開放端として形成されている。
【0021】
また、カートリッジ本体14の下面側には、図5に示すように、記録再生用開口部19の両側に位置するようにして記録再生部側に設けられる位置決めピンが係合する一対の位置決め孔24,25が設けられている。さらに、カートリッジ本体14には、図5に示すように、光磁気ディスク15への情報信号の記録の可否を識別するための誤記録検出孔26及びこの誤記録検出孔26を開閉する誤記録防止部材27が設けられている。
【0022】
このように形成されたディスクカートリッジ11は、シャッタ開放片進入溝22の開放端が臨まされる側面側を挿入端として記録再生部9に挿入される。
【0023】
ところで、機器本体2には、上述したように、記録媒体となるディスクカートリッジ11が収納され、情報信号の記録又は再生が行われる記録再生部9が設けられている。この記録再生部9は、図6に示すように、機器本体2を構成する筐体31内に、ディスクカートリッジ11が装着されるカートリッジ装着部が構成されたベース32と、筐体31に対して回動可能に取り付けられ、ベース32に構成されたカートリッジ装着部を閉塞する蓋体33と、ベース32と蓋体33との間に配設され、ベース32に回動可能に取り付けられるカートリッジホルダ34とを備える。
【0024】
機器本体2を構成する筐体33の内部に配設されるベース32は、図6に示すように、筐体31に液晶表示パネル5の収納される収納部6の更に下側に設けられた略矩形状のベース収納部35に配設される。このベース32は、図6及び図7に示すように、剛性の高い金属板よりなり、ベース収納部35に収納可能な大きさを有する平板な矩形状に形成されている。
【0025】
ベース32の上面側には、このビデオカメラ装置1に用いられるディスクカートリッジ11が位置決めされて装着されるカートリッジ装着部36が設けられている。カートリッジ装着部36が構成されるベース32の上面側には、図7に示すように、ディスクカートリッジ11に設けた位置決め孔24,25に係合する一対の位置決めピン37,38が突設されている。ディスクカートリッジ1は、位置決め孔24,25を一対の位置決めピン37,38にそれぞれ係合させることによって、装着位置が位置決めされてカートリッジ装着部36に装着される。また、ベース32の上面側には、カートリッジ装着部36にディスクカートリッジ11が装着されたことを検出するカートリッジ検出スイッチ39が設けられている。
【0026】
ベース36の略中央部には、図6及び図7に示すように、カートリッジ装着部36に装着されたディスクカートリッジ11に収納された光磁気ディスク15を回転するディスク回転操作機構41が取り付けられている。ディスク回転駆動機構41は、図6及び図7に示すように、スピンドルモータ42と、スピンドルモータ42のスピンドル43に一体に取り付けられるディスクテーブル44とを備える。スピンドルモータ42は、図7に示すようにスピンドル43をベース32の上面側に突出させ、ベース32の下面側に図示しないモータ取付板を介して取り付けられている。ディスクテーブル44は、ベース32の上面側に突出されたスピンドル43の先端側に一体的に取り付けられている。ディスクカートリッジ11を構成するカートリッジ本体14に収納された光磁気ディスク15は、ディスクカートリッジ11がカートリッジ装着部36に装着されたとき、ディスク回転操作機構41のディスクテーブル44上に載置され、ディスクテーブル44側に設けたマグネットによりクランピングプレート16が吸引されることによりセンタリングが図られた状態でディスクテーブル44と一体に回転可能な状態にクランプされる。
【0027】
また、ベース32には、図6及び図7に示すように、ディスクテーブル44にクランプされ、ディスクテーブル44と一体に回転駆動される光磁気ディスク15の信号記録領域を走査する光ビームを出射する光ピックアップ装置45が取り付けられている。光ピックアップ装置45は、光磁気ディスク15の信号記録領域を走査する光ビームを出射する光源である半導体レーザ、光ディスク5から反射された戻りの光ビームを検出する光検出素子、半導体レーザから出射された光ビームと光ディスクから反射された戻りの光ビームを分離するビームスプリッタ等の光学素子を内蔵した光学ブロック46と、半導体レーザから出射された光ビームを光磁気ディスク15の信号領域に収束させて照射する対物レンズ47と、対物レンズ47を介して光磁気ディスク15に照射される光ビームが光ディスクの信号記録領域に合焦されて照射されるとともに光ディスクに形成された記録トラックに追従するように対物レンズ47をこの対物レンズ47の光軸方向及び光軸方向に直交する平面方向に駆動変位させる2軸アクチュエータとを備える。
【0028】
光ピックアップ装置45は、図6及び図7に示すように、ベース32に形成したピックアップ用開口部48を介して対物レンズ47をディスクテーブル44上の光磁気ディスク15の主面に対向させるようにしてベース32の下面側に配設される。この光ピックアップ装置45は、図7に示すように、光学ブロック46に設けられた軸挿通孔49をベース32の下面側に取り付けたガイド軸51に挿通することによって、ディスクテーブル44に近接離間する方向に移動可能に支持されている。
【0029】
なお、この光ピックアップ装置45は、詳細は省略するがベース32の下面に配設されたピックアップ送り機構により送り操作される。このピックアップ送り操作機構は、ガイド軸51に平行に取り付けられる送りねじと、この送りねじを回転する送りモータとを備える。そして、光ピックアップ装置45は、光学ブロック46の一端側に取り付けた図示しないネジ係合片を送りネジに係合させることによってピックアップ送り機構に連結されている。光ピックアップ装置45は、この送りねじが送りモータが駆動され回転されることで、ネジ係合片が送りネジのネジ山にガイドされて移動され、ガイド軸51にガイドされてディスクテーブル44に近接離間する図7中矢印A方向及び矢印B方向に送り操作される。
【0030】
以上のような光ピックアップ装置45は、図6及び図7に示すように、この光ピックアップ装置45と同期してディスクテーブル44上の光磁気ディスク15の径方向に送り操作されるように磁気ヘッド装置52が連結されている。この磁気ヘッド装置52は、光磁気ディスク15に記録すべき情報信号に応じて変調された外部磁界を印加する磁気ヘッド53と、この磁気ヘッド53を先端側に支持した弾性変位可能な板バネを備えた磁気ヘッド支持板54とを備える。そして、磁気ヘッド53は、光磁気ディスク15の光ビームが照射された位置に磁界を印加できるように、光ピックアップ装置45を構成する対物レンズ47に対向されている。
【0031】
磁気ヘッド装置52は、磁気ヘッド53がディスクテーブル44上の光磁気ディスク15を挟んで光ピックアップ装置45と相対向する位置に位置するように、連結部材55を介して光ピックアップ装置45の光学ブロック46に連結されている。
【0032】
連結部材55は、図6及び図7に示すように、磁気ヘッド装置52に連結される連結片56と、連結片56の一端部側を連結片56に対し直交する方向に折り曲げて形成した光ピックアップ装置45への取付片57とからなり、全体として略L字状に形成されている。この連結部材55は、連結片56の先端側がベース32の上に突出するようにして、取付片57を固定ネジ等を用いて光学ブロック部46に固定して光ピックアップ装置45の光学ブロック46に取り付けられる。連結片56の他端側には、磁気ヘッド支持板54の基端部が回動可能に支持されている。磁気ヘッド支持板54は、先端部に支持した磁気ヘッド53がディスクテーブル44上の光磁気ディスク15に対し近接離間する方向の図5中矢印C方向及びD方向に回動する。なお、磁気ヘッド支持板54は、板バネの付勢力を受けて図7中矢印D方向のカートリッジホルダ34に近接する方向に回動付勢されている。
【0033】
このように連結部材55を介して光ピックアップ装置45に連結された磁気ヘッド装置52は、カートリッジホルダ34の天板部61に形成された開口部60よりカートリッジ装着部36側に臨まされている。そして、磁気ヘッド装置52は、光ピックアップ装置45が送りモータにより光磁気ディスク15の径方向に送り操作されるとき、この光ピックアップ装置45と一体に光磁気ディスク15の径方向に送り操作される。
【0034】
ベース32のカートリッジ装着部36が構成される上面側には、図8に示すように、カートリッジ装着部36にディスクカートリッジ11を装着させるためのカートリッジホルダ34が回動可能に取り付けられる。このカートリッジホルダ34は、ステンレス等の薄い金属板を折り曲げて形成されている。また、カートリッジホルダ34は、ディスクカートリッジ11の挿脱を行いやすくするためディスクカートリッジ11よりやや大きく、ディスクカートリッジ11を収納保持したとき、ディスクカートリッジ11ががたつく程度の大きさに形成されている。
【0035】
このカートリッジホルダ34は、図8に示すように、ディスクカートリッジ11の上面側を覆うに足る大きさを有する略矩形状に形成された天板部61を有し、天板部61の相対向する両側に、このカートリッジホルダ34の挿入されるディスクカートリッジ11の両側を支持する第1及び第2のカートリッジ保持部62,63が設けられている。これら第1及び第2のカートリッジ保持部62,63は、天板部61の両側を垂直に折り曲げて形成されたカートリッジホルダ34の側壁64,65と、これら側壁64,65の先端側を天板部61と平行となるように折り曲げて形成されたカートリッジ支持片66,67とから構成されている。
【0036】
カートリッジホルダ34の第1及び第2のカートリッジ保持部62,63が形成された両側に直交する前面側の第1及び第2のカートリッジ保持部62,63との間の開放された部分がカートリッジ挿脱口68となされ、このカートリッジ挿脱口68を介してディスクカートリッジ11が第1及び第2のカートリッジ保持部62,63間に挿入される。このとき、ディスクカートリッジ11は、シャッタ部材20が取り付けられた一側面に直交するシャッタ開放片進入溝22の開放端が臨む面側を挿入端としてカートリッジホルダ34に挿入される。カートリッジホルダ34に挿入されるディスクカートリッジ11は、シャッタ部材20が取り付けられた一側面側と、この一側面に対向する他側面側が第1及び第2のカートリッジ保持部62,63に支持される。
【0037】
さらに、カートリッジホルダ34の第1のカートリッジ保持部62を構成する側壁64の長手方向の略中央部には、図8に示すように、カートリッジホルダ34に挿入されるディスクカートリッジ11の一側面側に形成したシャッタ開放片進入溝22に進入し、シャッタロック部材21を弾性変形してシャッタ部材20のロックを解除するとともに、シャッタ部材20をカートリッジホルダ34の内方に挿入されるカートリッジ本体14に対し相対移動させて記録再生用開口部18,19を開放させる方向に移動させるシャッタ開放片69がカートリッジホルダ34の内方に向かって折り返し形成されている。
【0038】
また、第1のカートリッジ保持部62を構成する側壁64のシャッタ開放片69が設けられた位置よりカートリッジ挿脱口68側の位置には、図8に示すように、カートリッジホルダ34に挿入されたディスクカートリッジ11に取り付けられたシャッタ部材20を記録再生用開口部18,19を開放した位置に保持するとともに、ディスクカートリッジ11をカートリッジホルダ34からイジェクトする際、カートリッジホルダ34から突出される方向に移動されるカートリッジ本体14に対しシャッタ部材20を保持し、シャッタ部材20を記録再生用開口部18,19を閉塞する方向に移動させるシャッタ部材保持片71が設けられている。このシャッタ部材保持片71は、側壁64にU字状の切り込み72を穿設することによって側壁64に一体に形成されている。シャッタ部材保持片71は、側壁64の基端部から先端部側に向かって延長するように形成され、先端部側にシャッタ部材20の連結部20cに設けた係合孔23に係合する係合突部73が形成されている。係合突部73は、シャッタ部材保持片71の先端部側の一部をカートリッジホルダ34の内方に突出するように折り曲げて形成されている。
【0039】
カートリッジホルダ34の第2のカートリッジ保持部63を構成する側壁65の基端部側には、図8に示すように、ディスクカートリッジ11の誤挿入を防止する誤挿入防止片74が設けられている。この誤挿入防止片74は、側壁65の一部をカートリッジホルダ34の内方に折り曲げて形成されている。誤挿入防止片74は、ディスクカートリッジ11が正規の挿入方向に対し90°向きを異にして、例えばシャッタ部材20が取り付けられた一側面側を挿入端としてカートリッジホルダ34に挿入されたような場合に、カートリッジホルダ34への挿入を規制して誤挿入を防止する。
【0040】
筐体31内に配置されるベース32に回動可能に取り付けられるカートリッジホルダ34には、カートリッジホルダ34が蓋体33に取り付けられる回動アームと連動して回動するように、第1のカートリッジ保持部62を構成する側壁64の前端側に第1の回動連動片75が形成されている。この第1の回動連動片75は、蓋体33に取り付けられる第1の回動アームに設けられた係合片と係合することで、カートリッジホルダ34を蓋体33と連動して回動させる。また、カートリッジホルダ34の第2のカートリッジ保持部63を構成する側壁65にも、第1の回動連動片75とともにカートリッジホルダ34が蓋体33に取り付けられる第2の回動アームと連動して回動するように、第2の回動連動片76が形成されている。この第2の回動連動片76は、蓋体33に取り付けられる回動アームに設けられた係合孔と係合することで、カートリッジホルダ34を蓋体33と連動して回動させる。
【0041】
以上のようなカートリッジホルダ34は、カートリッジ挿脱口68が形成された前面側に対向する基端部側の両側をベース32に取り付けられた一対の支持部材58に支軸59を介して回動自在に支持される。すなわち、カートリッジホルダ34は、第1及び第2のカートリッジ保持部62,63を構成する側壁64,65の基端部に穿設した枢支孔77を支持部材58,58の側面に突設した支軸59に挿通して取り付けられている。
【0042】
ところで、カートリッジホルダ34の天板部61には、磁気ヘッド装置52のヘッド支持板54を昇降操作する昇降操作機構81が設けられている。この昇降操作機構81は、磁気ヘッド53をカートリッジ装着部36に装着されたディスクカートリッジ11の光磁気ディスク15に近接した第1の位置と離間する第2の位置とに亘って磁気ヘッド支持板54を介して昇降操作する。
【0043】
この昇降操作機構81は、図8に示すように、磁気ヘッド装置52を構成する磁気ヘッド支持板54を回動操作するヘッド昇降板82と、駆動モータにより移動操作されてヘッド昇降板82を回動操作する操作板83とを備える。ヘッド昇降板82は、磁気ヘッド53を天板部61の上側から下側に移動させ、カートリッジ本体14の記録再生用開口部18よりカートリッジ本体14内に進入させるためのピックアップ用開口部48に掛け渡されるようにしてカートリッジホルダ34の天板部61に配設されている。
【0044】
このヘッド昇降板82は、ヘッド支持板54を下側から支持する支持部85と、この支持部85の両端に突設された支持アーム86,86とを備える。そして、ヘッド昇降板82は、支持アーム86,86の基端部をカートリッジホルダ34の基端部側であって開口部84の近傍に設けられた軸部87,87に支持され、軸部87,87を中心に回動可能にカートリッジホルダ34上に配設されている。
【0045】
また、ヘッド昇降板82を回動操作する操作板83は、カートリッジホルダ34の天板部61に移動可能に配設されている。この操作板83の一側には、この操作板83のディスクカートリッジ11の挿脱方向と同じ図8中矢印E及びF方向の移動に応じてヘッド昇降板82を回動操作するカム片88が上方に立ち上がって形成されている。このカム片88上には、ヘッド昇降板82から突設された被操作片89が当接される。
【0046】
そして、操作板83は、ベース32の下面側に配設された図示しない駆動機構により天板部61を図8中矢印E及びF方向に移動され、カム片88により被操作片89を押し上げることにより、ヘッド昇降板82を図8中矢印G及びH方向に回動し、このヘッド昇降板82の支持部85に支持された磁気ヘッド装置52の磁気ヘッド支持板54を回動させる。
【0047】
ところで、記録再生部9を構成する上述したベース32は、図6に示すように、機器本体2を構成する筐体31に形成された略矩形状に形成されたベース収納部35に収納される。このベース収納部35は、略矩形状に形成され、ベース32よりやや大きく、ベース32が配設されたときベース32とベース収納部35の側壁35aとの間に一定の間隙が形成される程度の大きさに形成されている。このベース収納部35には、ベース32を支持する支持機構91を介してベース32が収納される。
【0048】
この支持機構91は、図6及び図9に示すように、略矩形状に形成されたベース32の裏面側の4つのコーナ部に形成された支軸92と、ベース収納部35の側壁35aに支軸92に対応して形成された支持片93とを有する。支軸92は、基端部に設けられた取付部92aを介してかしめられることによりベース32に形成される。支持片93は、ベース収納部35を構成する4つの側壁35aに、それぞれ側壁35aに対して略90°をなすように折曲して、ベース32をベース収納部35内に支持できる程度の大きさに形成されている。それぞれの支持片93には、ベース32に形成された支軸92が挿通される挿通孔94が穿設されている。挿通孔94は、直径が支軸92の直径より大きくなるように形成されている。
【0049】
そして、支軸92の先端部には、係止孔95が形成され、係止孔95には、支軸92を支持片93の挿通孔94に挿通して支持されたベース32を支持片93に取り付けるための規制部材96が取り付けられる。規制部材96は、例えばねじであり、係止孔95に螺合して取り付けられる。係止孔95には、一端部に支持片93の挿通孔94より直径の大きいフランジ状の規制部97が設けられている。
【0050】
ベース32に形成された支軸92は、支持片93の挿通孔94に挿通され、先端部に規制部材96が取り付けられると、取付部92aと規制部材96の規制部97との間で支持片93に対して支軸92の軸方向となる図9中X方向に移動し、また、挿通孔94が支軸92の直径より大きく形成されていることから、挿通孔94の範囲で支軸92の軸方向と略直交しベース32と平行な図9中Y方向に移動可能な状態で取り付けられる。
【0051】
また、支軸92の取付部92aと支持片93との間及び支持片93と支軸92に取り付けられた規制部材96の規制部97との間には、挿通孔94に遊嵌状態で挿通された支軸92を支持する振動減衰部材となる弾性支持体98が取り付けられている。この弾性支持体98は、筐体31等に加えられた衝撃に伴う振動を減衰することができるようにゴム弾性を有する材料により形成されている。
【0052】
この弾性支持体98は、取付部92aと支持片93との間に配設される第1の弾性支持部99と支持片93と規制部97との間に配設される第2の弾性支持部100と、第1の弾性支持部99と第2の弾性支持部100とを連結する連結部101とからなる。取付部92aと支持片93との間に配設される第1の弾性支持部99は、支軸92が挿通される貫通孔99aが略中央部に形成されている。また、支持片93と規制部97との間に配設される第2の弾性支持部100は、略中央部に支軸92に挿通される貫通孔100aが形成され、また、略中央部に支持片93の挿通孔94と支軸92との間に挿入されるとともに貫通孔100aを構成する筒部100bが形成されている。
【0053】
弾性支持体98は、図9に示すように、第1の弾性支持部99の貫通孔99aに支軸92を挿通し、次いで、支軸92をベース収納部35の支持片93の挿通孔94に挿通し、次いで、第2の弾性支持部100の筒部100bを支軸92と挿通孔94との間の間隙に嵌入し、これと共に、第2の弾性支持部100の貫通孔100aに支軸92を挿通し、次いで、支軸92の先端部に規制部材96を螺合することで、取付部92aと支持片93との間に第1の弾性支持部99が配設され、支持片93と規制部97との間に第2の弾性支持部100が配設された状態で取り付けられる。このとき、規制部材96が支軸92の先端部の係止孔95に締め付けられることで、弾性支持体98は、第1の弾性支持部99が取付部92aと支持片93とに圧縮され、第2の弾性支持部100が支持片93と規制部97とに圧縮された状態で支軸92に取り付けられる。
【0054】
以上のようにベース32をベース収納部35に取り付ける支持機構91は、機器本体2を構成する筐体31に衝撃が加わったとき、ベース32が取付部92aと規制部97との間で図9中矢印X方向に移動し、また、支軸92が支軸の直径より大きい直径を有する支持片93の挿通孔94に取り付けられることから、支軸92と挿通孔94との間に形成された間隙の分、図9中矢印Y方向に移動することで、ディスクカートリッジ11が装着されたベース32に振動が直接伝わらないようにしている。そして、このとき、弾性支持体98は、筐体31等に加えられた衝撃に伴う振動を減衰し、カートリッジ装着部36に装着されたディスクカートリッジ11に振動が伝わらないようにしている。
【0055】
また、このベース収納部35には、図6に示すように、側壁35aにフレーム106が取り付けられる。このフレーム106は、ベース収納部35の側壁35aに取り付けられるフレーム部107と、カートリッジホルダ34と蓋体33とを接続する一対の第1及び第2の回動アーム108,109とを備える。
【0056】
ベース収納部35に配設されるフレーム部107は、図6及び図10に示すように、ステンレス等の薄い金属板を折り曲げて形成され、筐体31の前面に対応する側を開放して略コ字状に形成されている。そして、フレーム部107は、ベース収納部35を構成する側壁35aに複数のビス110により取り付けられる。このフレーム部107は、ベース収納部35よりやや小さく形成され、ベース収納部35の側壁35aとベース32との間に間隙118が形成される大きさに形成されている。すなわち、この間隙118は、上述したようにベース32が図9中矢印Y方向に移動可能な状態で取り付けられているが、衝撃等でベース32が図10中矢印Y方向に移動したときにも、ベース32がフレーム部107に衝突しない程度に形成されている。
【0057】
また、フレーム部107の内面側には、ベース収納部35に配設されたベース32への振動を減衰する振動減衰部材111が複数取り付けられている。これらの振動減衰部材111は、ゴム弾性を有する材料により形成され、略円形に形成されている。そして、振動減衰部材111は、フレーム部107の内面に接着剤等により取り付けられている。この振動減衰部材111は、衝撃等でベース32が図10中矢印Y方向に振動したとき、ベース32の側縁が当接することで、ベース32への振動を減衰させることができ、カートリッジ装着部36に装着されたディスクカートリッジ11へ振動が伝達することを防止することができる。
【0058】
また、フレーム部107には、開放側と対向する基端側に、ヒンジ部117によって第1及び第2の回動アーム108,109が回動可能に取り付けられている。そして、これら第1及び第2の回動アーム108,109には、図6に示すように、カートリッジ装着部36を閉塞する蓋体33が取り付けられる。
【0059】
ここで、蓋体33は、液晶表示パネル5の収納部6の底面部6aを構成する天板部121と、天板部121の両側であって、第1及び第2の回動アーム108,109と平行となる側壁122,123とを有する。そして、側壁122,123の前面側には、第1及び第2の回動アーム108,109に蓋体33を取り付けるための貫通孔122a,123aが穿設されている。また、天板部121の背面側の側壁122,123側にも、蓋体33を第1及び第2の回動アーム108,109に取り付けるための貫通孔121a,121aが穿設されている。
【0060】
一方、第1及び第2の回動アーム108,109には、先端側に、蓋体33の側壁122,123に穿設された貫通孔122a,123aに対応してねじ孔108a,109aが形成されている。また、第1及び第2の回動アーム108,109の基端側には、天板部121と略平行となるように取付片108b,109bが設けられ、取付片108b,109bに、天板部121に穿設された貫通孔121a,121aに対応してねじ孔108c,109cが形成されている。
【0061】
そして、蓋体33は、ビス124を側壁122,123の貫通孔122a,123aに挿通し、第1及び第2の回動アーム108,109のねじ孔108a,109aに螺合し、また、ビス124を天板部121の貫通孔121a,121aに挿通し、第1及び第2の回動アーム108,109のねじ孔108c,109cに螺合することで、第1及び第2の回動アーム108,109と一体的に回動するように取り付けられる。
【0062】
すなわち、図11及び図12に示すように、カートリッジホルダ34は、基端部側で、ベース32に設けられた支軸59を回動支点として、ベース32に対して回動可能に支持され、蓋体33が取り付けられた第1及び第2の回動アーム108,109とは、ヒンジ部117で回動可能に支持されている。蓋体33が取り付けられた第1及び第2の回動アーム108,109のヒンジ部117は、カートリッジホルダ34の回動支点より装置本体2の背面側に設けられ、第1及び第2の回動アーム108,109は、カートリッジホルダ34と回動支点と異にしてフレーム部107に回動可能に取り付けられている。
【0063】
以上のように蓋体33に取り付けられる第1の回動アーム108には、図6に示すように、第1のカートリッジ保持部62を構成する側壁64の前端側に第1の回動連動片75が係合する係合片112が外側に略90°折り曲げて形成されている。そして、係合片112は、図11に示すように、蓋体33がカートリッジ装着部36を開ける方向に回動されたとき、第1の回動連動片75を持ち上げるようにして、カートリッジホルダ34をカートリッジ装着部36から離間する図11中矢印I方向に回動させる。
【0064】
また、第2の回動アーム109には、図12に示すように、カートリッジホルダ34を第2のカートリッジ保持部63を構成する側壁65に設けられた第2の回動連動片76が係合される係合孔113が形成されている。この係合孔113は、第2の回動連結片76の厚さに比し大きな開口を有して形成されている。したがって、蓋体33は、係合孔113の範囲でカートリッジホルダ34から離間するようにさらに図12中矢印I方向に回動可能となされている。また、係合孔113は、蓋体33がカートリッジホルダ34からさらに離間する方向に回動されたとき、下端部で第2の回動連動片76を持ち上げるようにして、カートリッジホルダ34を図12中矢印I方向に回動させる。したがって、蓋体33がカートリッジホルダ34の周囲から前面側のカートリッジ挿脱口68を覆うような形状に形成された場合であっても、カートリッジホルダ34がディスクカートリッジ11の挿脱を可能とする位置まで回動されたとき、蓋体33がさらに図12中矢印I方向に回動されることで、カートリッジホルダ34の前面側に構成されたカートリッジ挿脱口68を大きく開放させることができ、容易にディスクカートリッジ11の挿脱を行うことが可能となる。
【0065】
また、第2の回動アーム109の中程には、図6及び図13に示すように、下側に向かって第1及び第2の回動アーム108,109に取り付けられた蓋体33の回動領域を規制する回動規制片114が設けられている。回動規制片114は、先端部が外側に向かって略90°に折り曲げられ、筐体31のベース収納部35を構成する側壁35aに切り欠き形成された切欠部115に係合される規制部116が形成されている。規制部116は、蓋体33をカートリッジ装着部36を開ける図13中矢印I方向に回動したとき、切欠部115に係合することで、蓋体33の回動領域を規制する。
【0066】
ところで、フレーム106の第1及び第2の回動アーム108,109に一体的に取り付けられた蓋体33とベース32に回動可能に取り付けられたカートリッジホルダ34の天板部61との間には、図14に示すように、蓋体33の天板部121の裏面に取り付けられ、カートリッジホルダ34の天板部61をカートリッジ装着部36の方向に押圧する押圧部材126が配設されている。この押圧部材126は、板ばねにより形成され、蓋体33を構成する天板部121の裏面に取り付けるための取付部127と、取付部127の両側に形成された弾性変位部を構成する弾性アーム128,128とからなる。取付部127は、天板部121に確実に取り付けることができるように平板状に形成されている。弾性アーム128,128は、取付部127の両側に一体的に形成され、取付部127が天板部121の裏面に取り付けられたとき、カートリッジホルダ34の天板部61を押圧することができる方向に取付部127との境界部で折り曲げられている。また、弾性アーム128,128の先端側で、カートリッジホルダ34の天板部61と接触する位置には、天板部61を押圧する押圧部129,129が突起状に形成されている。図11及び図12に示すように、ヒンジ部117で回動可能に支持された第1及び第2の回動アーム108,109と支軸59でベース32に回動可能に支持されたカートリッジホルダ34とは、回動支点を異にしていることから、弾性アーム128,128の押圧部129,129は、蓋体33の回動操作が行われるたびに、カートリッジホルダ34との接触位置がずれることになる。このとき、押圧部129,129は、突起状に形成され、天板部61とは点接触であることから、天板部61に対し円滑に滑ることができる。また、押圧部129,129は、天板部61に対して点接触であることから、天板部61への荷重を集中することができ、天板部61を内側に撓ませ、カートリッジホルダ34に保持されたディスクカートリッジ11をカートリッジ装着部36に押圧することができる。
【0067】
以上のような押圧部材126は、蓋体33の天板部121の裏面に、主として蓋体33に加えられた衝撃等に伴う振動を減衰する振動減衰部材131を介して取り付けられる。この振動減衰部材131は、振動を減衰することができるようにゴム弾性を有するゴムシート、例えばブチルゴムにより形成されたシート材が用いられる。この振動減衰部材131は、除去する振動の周波数に応じて厚さが定められる。例えば、使用時に利用者が蓋体33等をたたいたときに生じる周波数の高い振動を除去する場合には、厚さ0.5mm程度のゴムシートが用いられ、周波数の高い振動の他、通常の使用状態で生じる10Hz程度の低い周波数の振動をも除去する場合には、厚さ0.5mmより更に厚いゴムシートが用いられる。すなわち、振動減衰部材131を構成するゴムシートの厚さは、目的とする振動の周波数に応じて適宜定められる。
【0068】
以上のような振動減衰部材131は、一方の面に、押圧部材126の取付部127が接着剤により接着され、他方の面が接着剤により蓋体33の天板部121の裏面に接着される。このように振動減衰部材131を介して蓋体33の天板部121に取り付けられた押圧部材126は、図15に示すように、蓋体33がカートリッジ装着部36を開放しているとき、カートリッジホルダ34を蓋体33に対して離間する方向に押圧している。そして、蓋体33がカートリッジ装着部36を閉塞しているとき、図12に示すように、第2の回動連結片76は、係合孔113の上端により押圧され、カートリッジ装着部36を閉塞する図12中矢印J方向に回動される。すると、図16に示すように、図示しない蓋体33をカートリッジ装着部36を閉塞した位置に保持するロック機構によりカートリッジ装着部36を閉塞した位置に保持される。すると、カートリッジホルダ34の第1及び第2のカートリッジ保持部62,63を構成するカートリッジ支持片66,67がベース32に当接され、蓋体33がロック機構によりカートリッジ装着部36を閉塞した位置に保持されることで、蓋体33とカートリッジホルダ34の天板部61との間の間隔が狭まり、押圧部材126の弾性アーム128,128が蓋体33の天板部121側に弾性変位される。これにより、弾性アーム128,128の押圧部129,129は、カートリッジホルダ34の天板部61をカートリッジ装着部36の方向に押圧し、この天板部61を内側に撓ませる。これにより、ディスクカートリッジ11は、カートリッジ装着部36に押圧される。この状態で、蓋体33がたたかれ振動が加えられた場合、押圧部材126は、振動減衰部材131を介して蓋体33の天板部121に取り付けられていることから、振動減衰部材131で振動が減衰され、ディスクカートリッジ11に振動が加わることを防止することができる。
【0069】
以上のようなビデオカメラ装置1は、図3に示すように、撮影した映像信号を記録するディスクカートリッジ11の挿脱を行うとき、液晶表示パネル5が開かれた状態にされ、記録再生部9が外方に臨まされた状態にされる。具体的に、蓋体33のロック解除ボタン10bが操作されると、蓋体33のロック機構が解除され、カートリッジ装着部36が開放された状態となる。このとき、蓋体33が図11及び図12に示すように、利用者により図11及び図12中矢印I方向に回動されると、係合孔113は、下端部で第2の回動連動片76を持ち上げ、同時に、係合片112は、第1の回動連動片75を持ち上げるようにして、カートリッジホルダ34をカートリッジ装着部36から離間する図11及び図12中矢印I方向に回動させる。
【0070】
すると、図15に示すように、蓋体33の天板部121に振動減衰部材131を介して取り付けられた押圧部材126は、図15に示すように、カートリッジホルダ34を蓋体33に対して離間する方向に押圧し、第2の回動連動片76は、係合孔113下端部に押圧される。なお、図13に示すように、蓋体33は、フレーム106の第2の回動アーム109に設けられた回動規制片114の規制部116が筐体31のベース収納部35を構成する切欠部115に係合されることで、回動領域が規制される。これにより、カートリッジホルダ34のカートリッジ挿脱口68は、図3に示すように、大きく開放され、ディスクカートリッジ11を容易に挿入することができる状態となる。そして、ディスクカートリッジ11は、シャッタ部材20が取り付けられたカートリッジ本体14の側面と直交する一側面を挿入端として、カートリッジ挿脱口68よりカートリッジホルダ34内に挿入され、カートリッジホルダ34の第1及び第2のカートリッジ保持部62,63に保持される。
【0071】
そして、ディスクカートリッジ11のシャッタ部材20は、図8に示すように、カートリッジホルダ34の第1のカートリッジ保持部62に設けられたシャッタ開放片69がシャッタ開放片進入溝22に進入し、シャッタ部材20のシャッタロック部材21によるロックを解除することで、記録再生用開口部18,19を開放する方向に移動される。そして、シャッタ部材20は、連結部20cに設けられた係合孔23にシャッタ部材保持片71の係合突部73が係合することで、記録再生用開口部18,19を開放した状態が保持され、ディスクカートリッジ11は、カートリッジ本体14の上面側の記録再生用開口部18よりカートリッジ本体14内に磁気ヘッド53が進入可能な状態状態となり、また、カートリッジ本体14の下面側の記録再生用開口部19より光磁気ディスク15が光ピックアップ装置45の対物レンズ47に臨まされ、光磁気ディスク15に対して情報信号の記録又は再生が可能な状態となる。
【0072】
このとき、図8及び図17に示すように、磁気ヘッド装置52のヘッド支持板54を昇降操作する昇降操作機構81は、操作板83が図示しない駆動機構により天板部61を図8中矢印E方向に移動することで、カム片88により被操作片89が押し上げられ、ヘッド昇降板82が図8及び図17中矢印G方向に回動された状態となる。したがって、磁気ヘッド53は、図8及び図17中矢印C方向に回動されることで、天板部61の開口部60より外側に待避され、ディスクカートリッジ11の挿脱が行われる際、ディスクカートリッジ11と衝突することが防止されている。
【0073】
そして、蓋体33を押圧等して、蓋体33を図11及び図13中矢印J方向に回動操作すると、ディスクカートリッジ11は、図16に示すように、カートリッジ装着部36に装着される。すると、蓋体33は、図示しないロック機構によりロックされ、カートリッジ装着部36を閉塞した状態に保持される。このとき、カートリッジホルダ34の第1及び第2のカートリッジ支持部62,63を構成するカートリッジ支持片65,66がベース32に当接され、蓋体33とカートリッジホルダ34の天板部61との間の間隔が狭まり、押圧部材126の弾性アーム128,128が蓋体33の天板部121側に弾性変位される。これにより、弾性アーム128,128の押圧部129,129は、カートリッジホルダ34の天板部61をカートリッジ装着部36の方向に押圧し、この天板部61を内側に撓ませる。すると、ディスクカートリッジ11は、カートリッジホルダ34の天板部61を介してカートリッジ装着部36に押圧され、確実にカートリッジ装着部36に装着される。そして、カートリッジ本体14内の光磁気ディスク15は、クランピングプレート16がディスク回転操作機構41のマグネットにより磁気吸引されディスクテーブル44に係合し、ディスク回転操作機構41にクランプされる。
【0074】
この状態で、液晶表示パネル5が開かれた状態で記録再生部9の蓋体33がカートリッジ装着部36を閉塞した図2に示すような状態や液晶表示パネル5が閉じられた図1に示すような状態で、例えば操作部10を構成する記録開始ボタン10aが押されると、撮像部3で撮像された映像信号がカートリッジ装着部36に装着されたディスクカートリッジ11の光磁気ディスク15に記録される。すなわち、光磁気ディスク15に対して情報信号の記録を開始するとき、図8及び図17に示すように、昇降操作機構81は、操作板83が図示しない駆動機構により天板部61を図8中矢印F方向に移動することで、被操作片89がカム片88から外れ、ヘッド昇降板82が図8及び図17中矢印H方向に回動された状態となる。すると、磁気ヘッド53は、図8及び図17中矢印D方向に回動されることで、天板部61の開口部60を介してカートリッジ本体14の記録再生用開口部18よりカートリッジ本体14内に進入する。
【0075】
これと同時に、ディスク回転操作機構41のスピンドルモータ42が駆動され、光磁気ディスク15は、回転される。そして、光磁気ディスク15には、ピックアップ送り機構により光ピックアップ装置45と磁気ヘッド装置52とが光磁気ディスク15の径方向に移動され、光ピックアップ装置45により光ビームが照射された位置に磁気ヘッド53により外部磁界が印加されることで、情報信号が記録される。
【0076】
また、撮像部3で撮影した映像を見る場合や、撮影をした映像を見て光磁気ディスク15に記録されていた情報信号を編集する場合のように、ディスクカートリッジ11の光磁気ディスク15に記録された情報信号を再生する場合には、磁気ヘッド装置52を用いることなく、光ピックアップ装置45で光磁気ディスク15に光ビームを照射し、光磁気ディスク15で反射した戻りの光ビームを検出することで、光磁気ディスク15に記録された情報信号の再生を行う。すなわち、図8及び図17に示すように、操作部10を構成する再生開始ボタンが押されると、磁気ヘッド装置52のヘッド支持板54を昇降操作する昇降操作機構81は、操作板83が図示しない駆動機構により天板部61を図8中矢印E方向に移動することで、カム片88により被操作片89が押し上げられ、ヘッド昇降板82が図8及び図17中矢印G方向に回動された状態となり、磁気ヘッド53は、図8及び図17中矢印C方向に回動されることで、天板部61の開口部60より外側に待避された状態となる。この状態で、光ピックアップ装置45は、ピックアップ送り機構により光磁気ディスク15の径方向に移動操作される。そして、光ピックアップ装置45の半導体レーザより出射された光ビームが対物レンズ47により収束された状態で照射され、光磁気ディスク15で反射された戻りの光ビームが光検出器で検出されることで、光磁気ディスク15に記録された情報信号の読み出しが行われる。光ピックアップ装置45で読み出された情報信号は、所定時間分バッファメモリに記録された後、ビューファインダ4及び/又は液晶表示パネル5に表示される。
【0077】
ところで、以上のように情報信号の記録又は再生を行っているとき、図16に示すように、ディスクカートリッジ11は、押圧部材126によりカートリッジホルダ34の天板部61を介してカートリッジ装着部36に押圧され、確実にカートリッジ装着部36に装着されている。そして、押圧部材126は、蓋体33を構成する天板部121の裏面に振動減衰部材131を介して取り付けられていることから、例えば蓋体33がたたかれ振動が加えられた場合にも、この振動は、振動減衰部材131を介して減衰され、押圧部材126及びカートリッジホルダ34の天板部61を介してカートリッジ装着部36に装着されたディスクカートリッジ11に伝わることが防止される。したがって、ディスク回転操作機構41にクランプされた光磁気ディスク15は、振動することなく、磁気ヘッド53が光磁気ディスク15に対して磁界を印加している位置がずれることが無く、また、光ビームの照射位置がずれることがないことから、記録再生エラーを発生することなく確実に情報信号を光磁気ディスク15の所定の記録トラックに記録し、また、記録トラックに記録された情報信号を確実に読み出すことができる。
【0078】
また、ディスクカートリッジ11が装着されるカートリッジ装着部36が構成されたベース32は、図9に示すように、支持機構91により支持されている。この支持機構91は、機器本体2を構成する筐体31に衝撃が加わったとき、ベース32が取付部92aと規制部97との間で図9中矢印X方向に移動し、また、支軸92が支軸の直径より大きい直径を有する支持片93の挿通孔94に取り付けられることから、支軸92と挿通孔94との間に形成された間隙の分、図9中矢印Y方向に移動する外部からの振動が直接伝わることが防止される。そして、弾性支持体98により筐体31等に加えられた衝撃に伴う振動が減衰されることから、カートリッジ装着部36に装着されたディスクカートリッジ11に振動が伝わることを防止される。
【0079】
また、図17に示すように、ベース収納部35の側壁35aに取り付けられるフレーム106のフレーム部107の内面側には、ベース収納部35に配設されたベース32への振動を減衰する振動減衰部材111が複数取り付けられている。振動減衰部材111は、衝撃等でベース32が図10中矢印Y方向に振動したとき、ベース32の側縁が当接することで、ベース32への振動を減衰させることができ、カートリッジ装着部36に装着されたディスクカートリッジ11へ振動が伝達することを防止することができる。
【0080】
したがって、ディスク回転操作機構41にクランプされた光磁気ディスク15は、装置本体2がたたかされた場合にも振動することなく、磁気ヘッド53が光磁気ディスク15に対して磁界を印加している位置がずれることが無く、また、光ビームの照射位置がずれることがないことから、記録再生エラーを発生することなく確実に情報信号を光磁気ディスク15の所定の記録トラックに記録し、また、記録トラックに記録された情報信号を確実に読み出すことができる。
【0081】
以上、蓋体33の天板部121に裏面に振動減衰部材131を介して取り付けられた押圧部材126がカートリッジホルダ34の天板部61を介して押圧する場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、押圧部材126の弾性アーム128,128が直接カートリッジ装着部36に装着されたディスクカートリッジ11を押圧するようにしてもよい。
【0082】
また、本発明は、カートリッジ装着部36に装着されたディスクカートリッジ11をカートリッジ装着部36に押圧する押圧部材126を振動減衰部材131を介して取り付けることで、上述したようにベース32がベース収納部35内で移動可能に支持する弾性支持体98を有する支持機構91やフレーム部107の周囲に取り付けた減衰部材111を必ずしも取り付ける必要もない。
【0083】
また、以上、本発明が適用されたビデオカメラ装置1について図面を参照して説明したが、本発明は、楽音信号を記録するディスクカートリッジの携帯型記録及び/又は再生装置に適用してもよい。
【0084】
【発明の効果】
本発明に係る記録及び/又は再生装置によれば、カートリッジホルダ及び/又はカートリッジ装着部に装着されたディスクカートリッジをベースに押圧する押圧部材が振動を減衰させる第1の振動減衰部材を介して蓋体に取り付けられていることから、蓋体等に加えられた振動が第1の振動減衰部材により減衰され、押圧部材を介してカートリッジ装着部に装着されたディスクカートリッジに伝達されることを防止することができる。したがって、ディスク回転操作機構にクランプされた光磁気ディスクは、この振動により記録又は再生時に揺れることが防止されることから、記録及び/又は再生手段により確実に情報信号を記録又は再生することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されたビデオカメラ装置の斜視図である。
【図2】液晶表示パネルが開かれた状態のビデオカメラ装置の斜視図である。
【図3】ビデオカメラ装置にディスクカートリッジを挿脱する状態を示す斜視図である。
【図4】ディスクカートリッジを上側から見た斜視図である。
【図5】ディスクカートリッジを下側から見た斜視図である。
【図6】ディスクカートリッジが装着される記録再生部の分解斜視図である。
【図7】カートリッジ装着部を構成するベースと磁気ヘッド装置の斜視図である。
【図8】ベースにカートリッジホルダが取り付けられた状態の斜視図である。
【図9】ベースをベース収納部に取り付けるための支持機構の断面図である。
【図10】ベース収納部にベースが収納された状態を示す平面図である。
【図11】記録再生部を一方の側から見た側面図である。
【図12】記録再生部を他方の側から見た側面図である。
【図13】蓋体の回動領域を規制する回動規制片を説明するための斜視図である。
【図14】押圧部材と振動減衰部材の蓋体への取り付けを説明するための分解斜視図である。
【図15】蓋体がカートリッジ装着部を開放しているときの押圧部材の状態を示す断面図である。
【図16】蓋体がカートリッジ装着部を閉塞しているときの押圧部材の状態を示す断面図である。
【図17】カートリッジ装着部に装着されたディスクカートリッジと磁気ヘッド装置との関係を示す断面図である。
【符号の説明】
1 ビデオカメラ装置、2 機器本体、5 液晶表示パネル、9 記録再生部、11 ディスクカートリッジ、14 カートリッジ本体、15 光磁気ディスク、18,19 記録再生用開口部、20 シャッタ部材、31 筐体、32 ベース、33 蓋体、34 カートリッジホルダ、35 ベース収納部、36 カートリッジ装着部、41 ディスク回転操作機構、44 ディスクテーブル、45 光ピックアップ装置、47 対物レンズ、52 磁気ヘッド装置、53 磁気ヘッド、61 天板部、62 第1のカートリッジ保持部、63 第2のカートリッジ保持部、81 昇降操作機構、91 支持機構、92 支軸、93 支持片、94 挿通孔、96 規制部材、97 規制部、98 弾性支持体、126 押圧部材、128 弾性アーム、129 押圧部、131 振動減衰部材
Claims (3)
- 筐体内にディスクカートリッジが装着されるカートリッジ装着部が構成されたベースが配設される装置本体と、
上記装置本体に回動可能に取り付けられ、上記カートリッジ装着部を閉塞する蓋体と、
上記天板部の相対向する両側に上記ディスクカートリッジを保持する一対のカートリッジ保持部が形成され、上記カートリッジ保持部が設けられた両側と直交する前面側にカートリッジ挿脱口が形成され、上記装置本体と上記蓋体の間に、ベースに回動可能に支持されるカートリッジホルダと、
上記装置本体に配設され、上記カートリッジ装着部に装着されたディスクカートリッジのディスク状記録媒体に対し情報信号の記録又は再生を行う記録及び/又は再生手段と、
上記蓋体側に取り付けられ、上記カートリッジホルダ及び/又は上記カートリッジ装着部に装着された上記ディスクカートリッジを上記ベースに押圧する押圧部材とを備え、
上記押圧部材は、振動を減衰させる第1の振動減衰部材を介して上記蓋体に取り付けられていることを特徴とする記録及び/又は再生装置。 - 上記ベースは、支持機構により上記筐体内に支持され、上記支持機構は、上記ベース又は筐体に設けられた支軸と、上記支軸が挿通される上記支軸の直径より大きい直径の挿通孔が形成され、上記筐体又は上記ベースに設けられる支持片と、上記挿通孔に挿通された上記支軸の先端側に取り付けられ、軸方向の移動を規制する規制部材と、上記ベースと上記支持片との間及び/又は上記支持片と上記規制部材との間に配設されて上記支軸を支持し、振動を減衰する第2の振動減衰部材とを有することを特徴とする請求項1記載の記録及び/又は再生装置。
- 上記筐体の側壁又は上記ベースの側面との間には、振動を減衰する第3の振動減衰部材が設けられていることを特徴とする請求項2記載の記録及び/又は再生装置。
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