JP3750701B2 - ディスクホールド機構およびそれを備えたディスク装置 - Google Patents

ディスクホールド機構およびそれを備えたディスク装置 Download PDF

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    • G11B17/035Positioning by moving the loading station

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  • Holding Or Fastening Of Disk On Rotational Shaft (AREA)
  • Feeding And Guiding Record Carriers (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、フロッピーディスクの磁気ディスク媒体に対してデータの書込み/読出しを行うためのフロッピーディスク装置のようなディスクドライブに関し、特に、フロッピーディスクのようなディスクを保持するディスクホールド機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
周知のように、フロッピーディスクドライブ(FDD)は、その中に挿入されたフロッピーディスクの磁気ディスク媒体に対してデータの書込み/読出し(記録再生)を行うためのドライブユニットである。このようなデータの記録再生を行うために、フロッピーディスクドライブはフロッピーディスクを保持しつつ回転駆動しなければならない。その際、フロッピーディスクをそのケースが動かないように固定して保持する必要があると共に、フロッピーディスクをチャッキングする必要がある。フロッピーディスクをそのケースが動かないように固定して保持する機構はディスクホールド機構と呼ばれ、フロッピーディスクをチャッキングするための機構はディスクチャッキング機構と呼ばれる。
【0003】
フロッピーデイスクはケース内に収納された磁気ディスク媒体を有する。また、フロッピーデイスクはケースの裏面側中央部にディスクハブを備えている。ディスクホールド機構はフロッピーディスクを保持するディスクホルダユニットを含む。ディスクチャッキング機構はディスクハブを磁気的に吸引するディスクテーブルを含む。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このような構造のフロッピーディスクドライブにおいて、フロッピーディスクの磁気ディスク媒体に対してデータの書込み/読出しを行っている最中(すなわち、フロッピーディスクドライブの動作中)に、外部から振動や衝撃等がフロッピーディスクドライブに対して加わる場合がある。その際、ディスクチャッキング機構のディスクテーブルは、フロッピーディスクドライブのドライブ本体に対してガタを持っているので、上下方向へ振動する。そして、ディスクテーブル上にフロッピーディスクのディスクハブが磁気的に吸引されているだけなので、フロッピーディスク自体がドライブ本体に対して上下方向へ振動してしまう。フロッピーディスクがドライブ本体に対して上下方向へ振動すると、フロッピーディスクの磁気ディスク媒体に対してそれにアクセスする磁気ヘッドのヘッドタッチが不安定になってしまう。その結果、磁気ディスク媒体に対するデータの読出しエラーが発生してしまう。
【0005】
したがって、本発明の課題は、動作中にディスクドライブに対して外部から振動や衝撃等が加わっても、データの読出しエラーの発生を防ぐことができる、ディスクホールド機構およびそれを備えたディスクドライブを提供することにある。
【0006】
本発明の他の課題は、動作中にディスクドライブに対して外部から振動や衝撃等が加わっても、磁気ディスク媒体に対する磁気ヘッドのヘッドタッチを常に安定に維持することができる、ディスクホールド機構およびそれを備えたディスクドライブを提供することにある。
【0007】
本発明のもっと他の課題は、動作中にディスクドライブに対して外部から振動や衝撃等が加わったときに、ディスク自体の上下方向の動きを規制することができる、ディスクホールド機構およびそれを備えたディスクドライブを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、ディスク装置に挿入されたディスクを保持するディスクホルダユニットを有するディスクホールド機構において、ディスクがディスクホルダユニット内に保持されている状態で、ディスクのほぼ中心部をこのディスクの上面から下方へ向けて付勢する板バネを備え、ディスクホルダユニットは、係合片を持つと共に、ディスクの中央部と対応する位置に開口が形成されており、板バネは中央部に係合片に係合される開口を有し、これによって板バネはディスクホルダユニットの上面に取り付けられ、板バネは、ディスクホルダユニットの開口を介してディスクホルダユニットの上面から下方へ突出する突起部を備えており、これによって、ディスク装置に対して外部から振動や衝撃が加わっても、ディスクがディスクホルダユニット内でガタつくのを防止するようにしたことを特徴とするディスクホールド機構が得られる。
【0009】
【作用】
板バネによって、ディスクのほぼ中心部がその上面から下方へ向けて付勢されるので、ディスク装置に対して外部から振動や衝撃が加わっても、ディスクがディスクホルダユニット内でガタつくのを防止できる。
【0010】
【発明の実施の形態】
最初に、本発明に係るディスクホールド機構について説明する前に、フロッピーディスクについて説明する。フロッピーディスクは磁性体を塗布した薄い円盤に磁気的にデータを記録し、読み書きする記録媒体であって、プラスチックでできた四角いケースに入っている。フロッピーディスクは、フレキシブルディスクまたはディスケットとも呼ばれる。
【0011】
図4は、後述するディスクホールド機構によって保持され、ディスクチャッキング機構によってチャッキングされるフロッピーディスク40を、裏面側から見た平面図である。図示のフロッピーディスク40は、3.5インチの大きさを持つ大容量フロッピーディスクであって、磁気記録媒体としての磁気ディスク媒体41と、この磁気ディスク媒体41を覆うケース42とを有する。ケース42はプラスチック製で四角い形状をしている。ケース42の裏面側にはその中心部に円形開口42aが開けられている。この円形開口42a内に、磁気ディスク媒体41を保持するディスクハブ43が遊貫されている。ディスクハブ43は強磁性金属製の円板状金具である。このディスクハブ43は、その中心部にディスク中心孔43aと、このディスク中心孔43aから偏心した位置に駆動用長孔43bとをもつ。ディスク中心孔43aは四角い形状をしており、ディスク中心孔43aには後述するスピンドルシャフトが嵌入される。駆動用長孔43bには後述する駆動ローラが遊貫される。駆動用長孔43bはチャッキング穴とも呼ばれ、駆動ローラはチャッキングピンとも呼ばれる。
【0012】
又、フロッピーディスク40のケース41には、それを裏側から見た場合に、図4の矢印Aで示す挿入方向後端の右側角部(表面側から見た場合には左側角部)に書込み保護用孔(図示せず)が穿設されている。図4では、この書込み保護用孔が書込み保護用タブ44で閉じられている状態を示している。この書込み保護用タブ44は挿入方向Aに沿って摺動可能であり、これを手動操作するによって書込み保護用孔の開閉を行うことができる。書込み保護用タブ44によって書込み保護用孔を閉じると、記録可の状態となり、書込み保護用孔を開けると、記録不可の状態となる。
【0013】
図示の大容量フロッピーディスク40は、記憶容量が2種類(例えば、128Mバイトと256Mバイト)ある場合の例を示している。書込み保護用孔の近傍に大容量識別検出用孔45が穿設されている。この大容量識別検出用孔45は大容量フロッピーディスク40と通常容量フロッピーディスクとを識別するためのものである。さらに、種類識別用検出孔46が大容量識別検出用孔45と共に書込み保護用孔の近傍に選択的に穿設される。この種類識別用検出孔46は大容量フロッピーディスクの種類を識別するためのこのであり、この有無によって大容量フロッピーディスクの種類を識別可能とする。例えば、記憶容量が128Mバイトの大容量フロッピーディスクの場合には、そのケース42に識別検出用検出孔46を穿設さず、記憶容量が356Mバイトの大容量フロッピーディスクの場合には、そのケース42に種類識別用検出孔46を穿設するようにすれば良い。
【0014】
更に、ケース42の裏面側には、図4の矢印Aで示す挿入方向前方の右側および左側角部に、それぞれ、後述する係合ピンと係合する係合穴47および48が形成されている。図4に示すように、係合穴47は円形をしているが、係合穴48は、矢印Aで示す挿入方向と直交する方向に細長い形状を有する。また、参照符号49はシャッタである。
【0015】
尚、フロッピーディスク40のチャッキング時、ディスクチャッキング機構の駆動ローラ(チャッキングピン)は、ディスクハブ43の駆動用長孔(チャッキング穴)43bの半径方向外側の角部43cに当接される。
【0016】
図5に、図4に示した大容量フロッピーディスク40の磁気ディスク媒体41に対してデータの記録再生を行う装置である、高密度型フロッピーディスクドライブ(FDD)を示す。大容量フロッピーディスク40は図5中の矢印Aで示す方向から高密度型フロッピーディスクドライブ中に挿入される。挿入された大容量フロッピーディスク40は、メインフレーム11の表面上で回転可能に支持されたディスクテーブル12上に、互いに中心軸が一致した状態で保持される。ディスクテーブル12はメインフレーム11の凹部(後述する)内に埋め込まれた状態で設けられたスピンドルモータ(後述する)によって回転駆動され、これによって大容量フロッピーディスク40の磁気ディスク媒体41は、例えば、3600rpmの高速度で回転する。また、メインフレーム11の裏面には、多数の電子部品を搭載したプリント配線基板(図示せず)が取り付けられている。
【0017】
高密度型フロッピーディスクドライブは、大容量フロッピーディスク40の磁気ディスク媒体41に対してデータの書込み/読出しを行う磁気ヘッド(図示せず)を備えている。磁気ヘッドはジンバル14を介してキャリッジ15によって保持されている。磁気ヘッドとジンバル14とボイスコイル17(図示せず)とFPC(フレキシブル・プリンテッド・サーキット)とスケールとスプリングホルダとバネとの組み合わせをキャリッジアセンブリと呼ぶ。キャリッジ15はメインフレーム11の表面上でメインフレーム12から離間して配置されており、磁気ヘッドを大容量フロッピーディスク40に対して所定の半径方向(図5の矢印Bで示す方向)に沿って移動可能である。
【0018】
キャリッジ15は、その両側下端で、所定の半径方向Bに対して平行に延在する一対のバイドバー16によって、支持及び案内される。
【0019】
このキャリッジ15は、以下に述べるようなボイスコイルモータによって所定の半径方向Bに沿って駆動される。詳細に説明すると、ボイスコイルモータはキャルッジ15の後方に配置され、所定の半径方向Bと平行な駆動軸の回りに巻回された一対のボイスコイル17と、このボイスコイル17を介して流れる電流と交叉する磁界を発生するための磁気回路18とを有する。このような構成のボイスコイルモータにおいて、磁気回路18で発生された磁界と交叉する方向にボイスコイル17に電流を流すことにより、この電流と磁界との相互作用に基づいていて、周知のフレミングの左手の法則に従って、駆動軸の延在方向に駆動力が発生する。この駆動力により、ボイスコイルモータはキャリッジ15を所定の半径方向Bに沿って移動される。
【0020】
フロッピーディスクドライブ10は、フロッピーディスク40に備えられたシャッタ49(図4)を開閉するシャッタ駆動機構と、フロッピーディスク40を排出するためのイジェクト機構と、イジェクト時にキャリッジ15をロックするためのキャリッジロック機構とを含む。
【0021】
レバーユニット50はイジェクトレバー51とロックレバー52とを有する。イジェクトレバー51は、フロッピーディスク40のシャッタ49を開閉するシャッタ駆動機構の要素と、フロッピーディスク40をフロッピーディスクドライブ10から排出するためのイジェクト機構の要素とを兼用している。ロックレバー52はキャリッジ15の近傍に配置され、イジェクト時にキャリッジをロックするためのものである。
【0022】
イジェクト機構は、フロッピーディスクドライブ10のフロトベセル(図示せず)の外面に突き出しているイジェクトボタン54と、このフロントベゼルの受入れ口(図示せず)から挿入されたフロッピーディスク40をその一面が対向するように位置づけるイジェクトプレート55と、一端がイジェクトプレート55に係合し、他端がディスクホルダユニット60(後述する)に係合したイジェクトバネとを有する。なお、イジェクトプレート55は奥行き方向の先端にラック55aを備え、このラック55aはメインフレーム上の表面上で回転可能に支持されたピニオン(図示せず)と係合する。レバーユニット50はばね機構57により反時計回りに付勢されている。
【0023】
フロッピーディスク40をフロッピーディスクドライブ10に挿入したとする。すなわち、フロッピーディスク40を図5の矢印Aで示す方向に押し込むと、シャッタ49(図4)の右側縁上端にイジェクトレバー51の先端51aが係合し、フロッピーディスク40の移動に伴って、レバーユニット50は時計回りに回動する。これに伴って、イジェクトレバー51の先端51aはシャッタ49を開く。
【0024】
フロッピーディスク40がフロッピーディスクドライブ10中に完全に収納されると、フロッピーディスク40は図示しないディスクロック機構によりこの状態でディスクホルタユニット60に保持される。
【0025】
次に、図6を参照して、高密度型フロッピーディスクドライブに使用されるスピンドルモータ100およびディスクチャッキング機構について説明する。図6において、(A)は平面図、(B)はロータ側をC−C線で、ステータ側をD−D線で切った断面図である。
【0026】
図示のスピンドルモータ100は、メインフレーム11の裏面ではなくメインフレーム11の表面上(すなわち、フロッピーディスク40(図4)が挿入される側の面上)に搭載されるタイプであって、特に、メインフレーム11の凹部11a内に埋め込まれた状態で取り付けられるタイプである。
【0027】
メインフレーム11は凹部11a内に略円筒形の軸受メタル102を有し、この軸受メタル102はメインフレーム11の主面に対して実質的に直角な状態で立設している。この軸受メタル102内には、スピンドルシャフト104が、メインフレーム11の主面に対して実質的に直角な状態で、ボールベアリング106を介してメインフレーム11に対して回転自在に支持されている。このスピンドルシャフト104は、高密度フロッピーディスクドライブに挿入された大容量フロッピーディスク40の磁気ディスク媒体の回転軸Oとして働く。スピンドルシャフト104の上端には円形状のディスクテーブル12が嵌合され、ディスクテーブル12の主面は、スピンドルシャフト104の長手方向(回転軸Oの方向)と直交する方向へ延在している。
【0028】
すなわち、ディスクテーブル12はメインフレーム11の表面上で回転可能に支持され、高密度型フロッピーディスクドライブ中に挿入された大容量プロッピーディスク40を、互いの中心軸(回転軸0)が一致した状態で保持する。
【0029】
ディスクテーブル12の直径は、ディスクハブ43の直径より大きくかつ円形開口42aの直径よりも小さい。
【0030】
ディスクテーブル12には、チャッキング孔43bの対応位置にテーブル側駆動用長孔12aが穿設されている。このテーブル側駆動用長孔12aを通してチャッキングピン108がチャッキング孔43b内に遊貫する。テーブル側駆動用長孔12aは傾斜部12bを持つ。チャッキングピン108は、ディスクテーブル12の下面に取り付けられたマグネットケース110の可撓性のアーム112の一端に、保持部114のを介して、上方に付勢された状態でテーブル駆動用長孔12a内で回転・遊動自在に取り付けられる。したがって、チャッキングピン108に対して上から荷重を加えると、チャッキングピン108は下方へ動く(沈む)。
【0031】
マグネットケース110は鉄製品であり、プレス加工により略盆状に形成されている。すなわち、マグネットケース110は円板部116と外周壁118とから成る。円板部116はディスクテーブル12の延在方向と平行に延在ている。外周壁118は円板部116の外周で下方に折り曲げられている。この外周壁118の内側面にリング状のメインマグネット120が固定されている。
【0032】
とにかく、スピンドルシャフト104とディスクテーブル12とチャッキングピン108とマグネットケース110とアーム112と保持部114とメインマグネット118とによって、スピンドルモータ100のロータが構成されている。また、このロータはディスクチャッキング機構としても働く。
【0033】
軸受メタル102はフランジ部102aを有する。このフランジ部102aにコア122がネジ(図示せず)によって固定され、装着されている。このコア122は、等間隔で放射状に延在する複数の磁極形成部112aを有する。各磁極形成部122aにコイル124が巻回されている。すなわち、磁極形成部122aとコイル124との組み合わせによって電磁石(磁極)が形成される。この電磁石は、所定を間隙(ギャップ)を保って、上記メインマグネット120と対向配置されている。とにかく、コア122とコイル124とによって、スピンドルモータ100のステータが構成されている。
【0034】
マグネットケース108の外周壁118の外側面の任意の位置に、略直方体状のインデックス検出用マグネット128が固定されている。また、メインフレーム11の凹部11a内には、プリント基板126がネジ(図示せず)によって固定して収容されている。このプリント基板126に、インデックス検出用mgウネット128から磁気を検出する磁気センサ(図示せず)が配置されている。
【0035】
さらに、図示のスピンドルモータ100は、バランズ手段としてのバランサ130を備えている。このバランサ130は、スピンドルシャフト104を間に挟んでチャッキングピン108と反対側で、マグネットケース110の下面に取り付けられている。これにより、ロータの重心Gを回転軸Oに一致させて、回転時(特に、高速回転時)にロータをバランスさせている。
【0036】
次に、図5に加えて図1を参照して、高密度型フロッピーディスクドライブ10に使用されるディスクホールド機構について説明する。図1において、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は左側面図、(d)は右側面図である。
【0037】
高密度型フロッピーディスクドライブ10は、ディスクホールド機構として、前述したフロッピーディスク40を保持するディスクホルダユニット60と、以下に述べるフロッピーディスク40の位置決め手段を備えている。
【0038】
図7をも参照して、図示の位置決め手段は、フロッピーディスク40の高さ方向に位置決めを行うために、メインフレーム11上でフロッピーディスク40の四隅に対応した位置に設けられた4個の高さ位置決め用ピン61と、フロッピーディスク40の前後左右方向の位置決めを行うために、メインフレーム11上で挿入方向Aの前方両側の位置に設けられた2個の前後左右位置決め用突起62とを備えている。前後左右位置決め用突起62は、ダイカストによりメインフレーム11と一体に製造され、ディスクホールド時にフロッピーディスク40の係合穴47および48に係合する。高さ位置決め用ピン61はメインフレーム11に設けられた圧入穴11aに圧入される。
【0039】
このようにして、フロッピーディスク40はディスクホルダユニット60内に保持された状態で、高さ位置決め用ピン61および前後左右位置決め用突起62によって位置決めされる。しかしながら、フロッピーディスク40の周辺部は上述した位置決め手段によって位置決めされて固定されているが、フロッピーディスク40の中心部(ディスクハブ)は、ディスクテーブル12に磁気的に吸引された状態で、ディスクテーブル12上に載置されているだけである。
【0040】
フロッピーディスクドライブ10がフロッピーディスク40の磁気ディスク媒体41に対してデータの書込み/読出しを行っている最中(すなわち、フロッピーディスクドライブ10の動作中)に、外部から振動や衝撃等がフロッピーディスクドライブ10に対して加わる場合がある。その際、ディスクチャッキング機構のディスクテーブル12は、フロッピーディスクドライブ10のドライブ本体に対してガタを持っているので、上下方向へ振動する。そして、ディスクテーブル12上にフロッピーディスク40のディスクハブ43が磁気的に吸引されているだけなので、フロッピーディスク40自体がドライブ本体に対して上下方向へ振動してしまう。フロッピーディスク40がドライブ本体に対して上下方向へ振動すると、フロッピーディスク40の磁気ディスク媒体41に対してそれにアクセスする磁気ヘッドのヘッドタッチが不安定になってしまう。その結果、磁気ディスク媒体41に対するデータの読出しエラーが発生してしまう。
【0041】
本発明ではこのような問題を解決するために、本発明に係るディスクホールド機構は、フロッピーディスク40がディスクホルダユニット60内に保持されている状態で、フロッピーディスク40ほぼ中心部をこのフロッピーディスク40の上面から下方へ向けて付勢するための板バネ63を備えている。これによって、フロッピーディスクドライブ10に対して外部から振動や衝撃が加わっても、フロッピーディスク40がディスクホルダユニット60内でガタつくのを防止することができる。すなわち、フロッピーディスク40自体の上下方向の動きを規制することができる。これにより、磁気ディスク媒体41に対する磁気ヘッドのヘッドタッチを常に安定に維持することができる。この結果、データの読出しエラーの発生を防ぐことができる。
【0042】
図1に加えて図2をも参照すると、板バネ63は中央部に開口63aを有し、この開口63aをディスクホルダユニット60の係合片60aによって係合することにより、板バネ63はディスクホルダユニット60の上面に取り付けられている。また、ディスクホルダユニット60は、フロッピーディスク40の中心部と対応する位置に開口60bが形成されている。板バネ63は、この開口60bを介してディスクホルダユニット60の上面から下方へ突出する突起部63bを備えている。この突起部63bがフロッピーディスク40のほぼ中心部をこのフロッピーディスク40の上面から下方へ向けて付勢する。
【0043】
図2に示した付勢手段である板バネ63は片持ちバネであるが、図3に示すように、両持ち支点の板バネ63Aを使用しても良い。
【0044】
また、板バネの材質は、鉄、非鉄金属、プラスチックやスポンジ等を使用することができ、可撓性のあるものであれば何を使用しても良い。
【0045】
尚、図1に示すイジェクトスイッチ58は、イジェクトボタン54を操作した直後で、かつイジェクト機構が実際に動作を介しする前に、データ書込み禁止信号を発生する。
【0046】
また、図示の高密度型フロッピーディスクドライブ10は、さらに、プリント配線基板(図示せず)上に、挿入方向Aの後端の左側角部でスイッチユニット70が搭載されている。このスイッチユニット70はプッシュスイッチから成る。スイッチユニット70は、書込み保護用孔、大容量識別検出用孔45および種類識別用検出孔46を検出するためのものである。詳細に説明すると、スイッチユニット70は、書込み保護用孔の開閉状態を検出するために、書込み保護用孔の対応位置に設けられた書込み制御スイッチ71と、挿入されたフロッピーディスクが大容量フロッピーディスク40であるか通常容量フロッピーディスクであるかを識別検出するために、大容量識別検出用孔45の対応位置に設けられた大容量識別スイッチ72と、種類識別用検出孔46の有無を検出するために、種類識別用検出孔46の対応位置に設けられた種類識別スイッチ73とを備えている。
【0047】
本発明は上述した実施形態に限定せず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の変更・変形が可能なのは勿論である。例えば、上述した実施の形態では、大容量フロッピーディスクをアクセス可能な高密度型フロッピーディスクドライブを例に挙げて説明したが、通常容量フロッピーディスクのみをアクセス可能な通常密度専用型フロッピーディスクドライブにも適用できるのは勿論である。
【0048】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明によるディスクホールド機構は、ディスクがディスクホルダユニット内に保持されている状態で、ディスクのほぼ中心部をこのディスクの上面から下方へ向けて付勢するための板バネを備え、ディスクホルダユニットは、係合片を持つと共に、ディスクの中央部と対応する位置に開口が形成されており、板バネは中央部に係合片に係合される開口を有し、これによって板バネはディスクホルダユニットの上面に取り付けられ、板バネは、ディスクホルダユニットの開口を介してディスクホルダユニットの上面から下方へ突出する突起部を備えているので、ディスク装置に対して外部から振動や衝撃が加わっても、ディスクがディスクホルダユニット内でガタつくのを防止することができる。すなわち、ディスク自体の上下方向の動きを規制することができる。これにより、磁気ディスク媒体に対する磁気ヘッドのヘッドタッチを常に安定に維持することができ、データの読出しエラーの発生を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態によるディスクホールド機構を備えたフロッピーディスクドライブ示す図で、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は左側面図、(d)は右側面図である。
【図2】図1のF−F線で切った断面図である。
【図3】本発明の別の実施の形態によるディスクホールド機構を示す、図2と同様の断面図である。
【図4】図1に示したフロッピーディスクドライブでアクセスされるフロッピーディスクを裏面側から見た平面図である。
【図5】本発明によるディスクホールド機構を備えたフロッピーディスクドライブを示す平面図である。
【図6】図5に示したフロッピーディスクドライブに使用されるスピンドルモータを詳細に示す図で、(A)は平面図、(B)はロータ側をC−C線で、ステータ側をD−D線で切った断面図である。
【図7】図1のE−E線で切った断面図である。
【符号の説明】
60 ディスクホルダユニット
63,63A 板バネ

Claims (2)

  1. ディスク装置に挿入されたディスクを保持するディスクホルダユニットを有するディスクホールド機構において、前記ディスクが前記ディスクホルダユニット内に保持されている状態で、前記ディスクのほぼ中心部を該デイスクの上面から下方へ向けて付勢する板バネを備え、前記ディスクホルダユニットは、係合片を持つと共に、前記ディスクの中央部と対応する位置に開口が形成されており、前記板バネは中央部に前記係合片に係合される開口を有し、これによって前記板バネは前記ディスクホルダユニットの上面に取り付けられ、前記板バネは、前記ディスクホルダユニットの前記開口を介して前記ディスクホルダユニットの上面から下方へ突出する突起部を備えており、これによって、前記ディスク装置に対して外部から振動や衝撃が加わっても、前記ディスクが前記ディスクホルダユニット内でガタつくのを防止するようにしたことを特徴とするディスクホールド機構。
  2. 請求項に記載のディスクホールド機構を備えたディスク装置。
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