JP2003115145A - テープカートリッジピッカ用カートリッジ停止・圧縮パッド - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【課題】 テープカートリッジライブラリーの運営コス
トと必要な格納空間量を少なくすること。 【解決手段】 単カートリッジインターフェースからの
テープカートリッジ（１０６）の取り出し中、圧縮パッ
ド（４２１）の平面部（５０３）は、カートリッジピッ
カ（１０２）による選択と取り出しのための位置で、単
カートリッジインターフェースからの手動挿入中にテー
プカートリッジ（１０６）が止められるような向きにな
っている。すべての他の位置からのテープカートリッジ
（１０６）の取り出し中、テープカートリッジ（１０
６）はカートリッジ停止・圧縮パッド（４２１）の面取
り部（５０４）と接触し、カートリッジ停止・圧縮パッ
ド（４２１）を圧縮パッドとして機能させ、カートリッ
ジ（１０６）がカートリッジピッカ（１０２）のキャビ
ティ内に完全に受容されるように垂直上方向に拡張す
る。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】（関連出願への相互参照）本
願は、「自動化テープカートリッジオートローダ／ライ
ブラリシステム」と題され、２０００年１１月１０日に
出願された米国特許出願第０９／７１０，６４５号の一
部継続出願である「自動化テープカートリッジオートロ
ーダ／ライブラリシステム用コンパクトフォームファク
タ」と題され、２００１年５月１７日に出願された米国
特許出願第（未譲渡）の継続出願であり、参照によりそ
の全体が本明細書に組み込まれる。

【０００２】（発明の分野）本発明は、データ格納の分
野に関し、特に、テープカートリッジピッカ用のテープ
カートリッジ停止・圧縮パッドに関する。

【０００３】

【従来の技術】（問題）データ処理システムにおいて大
量の情報を取り扱う広く普及した機器は、自動化テープ
カートリッジライブラリである。テープカートリッジラ
イブラリは、その上にデータが格納される磁気テープ媒
体を含む多数のテープカートリッジを格納し、管理す
る。テープカートリッジライブラリは、複数個の固定テ
ープカートリッジ格納位置と、少なくとも１個の読み出
し・書き込みテープドライブと、同分野では「カートリ
ッジピッカ」として知られるテープカートリッジ取り出
し・搬送機構とを含む。テープカートリッジ格納位置
は、各セルが１個のテープカートリッジを含む、一意に
識別されたセルの所定列に配される。個々のテープカー
トリッジのそれぞれは、カートリッジピッカによる取り
出しのため、テープカートリッジを識別するために用い
られるバーコードなどのコンピュータ読み取り可能な識
別マークを含む。

【０００４】カートリッジピッカは、その格納位置とテ
ープドライブ間で個々のテープカートリッジを自動的に
交換する。様々なテープカートリッジライブラリで種々
のテープカートリッジ配列を収納するため、様々なタイ
プのカートリッジピッカが用いられる。カートリッジピ
ッカの１例は、正しいテープカートリッジを選択し、取
り出し、テープカートリッジをテープドライブに搬送す
るため、光センサ付きの回転式ロボットアームを利用す
る。テープカートリッジピッカの別の例は、テープカー
トリッジを選択し、取り出し、テープカートリッジをテ
ープドライブに搬送するため、Ｘ−Ｙ並進にそってまた
は回転動作で旋回軸を中心として移動する直線ロボット
機構を利用する。テープドライブは、テープカートリッ
ジ内の磁気テープからデータを読み出し、磁気テープに
データを書き込むよう機能できる。ホストコンピュータ
が、テープカートリッジライブラリの動作を制御するた
め、ライブラリ制御装置とテープドライブと通信する。

【０００５】残念ながら、テープカートリッジピッカ
は、テープドライブに供給するために、必要なテープカ
ートリッジを取り出すために２〜３個の次元で移動し、
多数の固定テープカートリッジ格納位置中でしなければ
ならない複雑な機構である。かくして、テープカートリ
ッジピッカは、テープカートリッジライブラリの全体の
寸法においてかなりの要素である。たとえば、典型的な
格納位置からの取り出し処理において、テープカートリ
ッジピッカは、通常Ｘ軸にそって、テープカートリッジ
格納位置まで移動し、格納位置に向き、該位置からテー
プカートリッジを取り出し、Ｘ軸にそってテープ駆動位
置まで再び移動し、テープドライブに向き、テープカー
トリッジを搭載しなければならない。

【０００６】

【発明が解決しようとする課題】さらに、カートリッジ
ピッカの複雑さは、テープカートリッジライブラリのコ
ストのかなりの部分を占め、実施するためにかなりの空
間量を必要とする。多くの適用において、テープカート
リッジライブラリによって格納され、管理される大量の
テープカートリッジがない限りは、テープカートリッジ
ライブラリのコストは正当化されない。

【０００７】

【課題を解決するための手段】（解決法）本発明は、以
上に概略を説明した問題を解決し、回転テープカートリ
ッジピッカ用のテープカートリッジ停止・圧縮パッドを
提供することで、該技術を向上させる。カートリッジピ
ッカは、本願で「オートローダ／ライブラリシステム」
と称されるテープカートリッジライブラリと使用するよ
う構成される。テープカートリッジピッカは、少なくと
も１個のテープカートリッジ格納位置と少なくとも１個
のテープドライブと整合するため、固定ベース内で回転
するターンテーブルを含む。ターンテーブルは、個々の
テープカートリッジを受容するよう構成されたキャビテ
ィを含む。キャビティは、テープカートリッジが一旦キ
ャビティ内に受容されると、少なくとも１個の格納位置
か少なくとも１個のテープドライブに移動するため、タ
ーンテーブル内で回転できるように、回転の中心軸の周
囲で、ターンテーブル内に区画形成される。カートリッ
ジピッカは先行技術のように２または３つの次元で並進
せず、その代わりに、少なくとも１個の格納位置と少な
くとも１個のテープドライブとテープカートリッジを交
換するため、テープカートリッジピッカを位置決めする
よう、ベース内で単に回転することは好都合である。

【０００８】テープカートリッジは、テープカートリッ
ジに係合または引っ掛かり、キャビティ内にテープカー
トリッジを引き込むため、ターンテーブルから水平に伸
びる並進アームを用いて、ターンテーブル上に搭載され
る。テープカートリッジは、テープカートリッジをキャ
ビティから、少なくとも１個の格納位置か少なくとも１
個のテープドライブへスライドさせるため、並進アーム
を延伸することで、ターンテーブルから取り出される。

【０００９】カートリッジ停止・圧縮パッドは、面取り
部と、カートリッジ停止・圧縮パッドが、圧縮パッドと
カートリッジストッパという２つの機能を果たすことが
できる平面部とを含む。単カートリッジインターフェー
スからのテープカートリッジの取り出し中、圧縮パッド
の平面部は、カートリッジピッカによる選択と取り出し
のための位置で、単カートリッジインターフェースから
の挿入中にテープカートリッジが止められるような向き
になっている。すべての他の位置からのテープカートリ
ッジの取り出し中、テープカートリッジはカートリッジ
停止・圧縮パッドの面取り部と接触し、カートリッジ停
止・圧縮パッドを圧縮パッドとして機能させ、カートリ
ッジがカートリッジピッカのキャビティ内に完全に受容
されるように垂直上方向に拡張する。

【００１０】

【発明の実施の形態】（詳細な説明） （テープカートリッジオートローダ／ライブラリシステ
ム、図１及び図２）例示を目的とし、限定を目的とせ
ず、本カートリッジ停止・圧縮パッドの種々の特徴と利
点を、複数個のＤＬＴテープカートリッジを収納するよ
う構成されたオートローダ／ライブラリシステムという
状況にて以下に説明する。本願に開示されるオートロー
ダ／ライブラリシステムとＤＬＴテープカートリッジの
上記の例に関する以下の説明は、本発明の範囲を限定す
ることを意図していないことは言うまでもない。本発明
の原理が、他のテープライブラリ、オートローダ、オー
トローダ／ライブラリシステムおよびテープカートリッ
ジ形式に簡単に適用できることは当業者には明白であ
る。

【００１１】図１に自動化テープカートリッジオートロ
ーダ／ライブラリシステム１００の１例を図示する。オ
ートローダ／ライブラリシステム１００の主要なコンポ
ーネントは、ハウジング１１０内に含まれる読み出し・
書き込みテープドライブ１０１と、テープカートリッジ
ピッカ１０２と、単テープカートリッジインターフェー
ス１０７と、１対のテープカートリッジ搬送マガジン１
０３と１０４とである。オートローダ／ライブラリシス
テム１００は、オペレータからの制御入力を受信する制
御板１０５からも成り、オペレータに状況情報を提供す
るユーザインターフェース１１２を含む。

【００１２】オートローダ／ライブラリシステム１００
は、テープドライブ１０１と、単カートリッジインター
フェース１０７と、テープカートリッジ搬送マガジン１
０３と１０４との間で複数個のテープカートリッジ、た
とえば１０６と１１３を格納し、管理し、自動的に交換
する完全なテープカートリッジライブラリである。オー
トローダ／ライブラリシステム１００は多数のテープド
ライブも含むことができ、オートローダ／ライブラリシ
ステム１００内に、適切なテープドライブ形式を単に組
み込むことで、設計の選択上、多数のテープ媒体形式を
収納するよう構成される。テープカートリッジ媒体１０
６の幾つかの例は、ＤＬＴ、ＬＴＯ、８ミリ、およびＳ
ＤＬＴテープカートリッジを含むがこれらに限られな
い。

【００１３】オートローダ／ライブラリシステム１００
が、主にカートリッジピッカ１０２によるコンパクトな
フォームファクタを含むことは好都合である。オートロ
ーダ／ライブラリシステム１００の１例で、テープカー
トリッジ搬送マガジン１０３と１０４と、テープドライ
ブ１０１と、カートリッジピッカ１０２と、モータ、回
路、プロセッサを含むすべての制御要素とを含むハウジ
ング１１０は、高さが約８．８９センチ（約３．５イン
チ）で、標準のラックマウントに収まる。また、オート
ローダ／ライブラリシステム１００のコンパクトなフォ
ームファクタ内での複数個のテープカートリッジ、たと
えば１０６と１１３の格納と管理は、個々のテープカー
トリッジ搬送マガジン１０３と１０４と組み合わせたカ
ートリッジピッカ１０２によって提供されることも好都
合である。

【００１４】テープカートリッジ搬送マガジン１０３と
１０４は、複数個の個々のテープカートリッジ格納位置
で複数個の個々のテープカートリッジ、たとえば１０６
を受容し、格納するようにそれぞれ構成される。テープ
カートリッジ搬送マガジン１０３と１０４は、格納され
たテープカートリッジのいずれでも、カートリッジピッ
カ１０２による選択用に位置決めできるように、テープ
カートリッジ搬送マガジン１０３と１０４内で垂直閉ル
ープに個々のテープカートリッジ、たとえば１０６を搬
送するようにも構成される。図２は、テープカートリッ
ジ搬送マガジン１０３と１０４内でテープカートリッジ
の搬送を示すために用いられる、テープカートリッジ搬
送マガジン１０４の内部の断面図を図示する。複数個の
テープカートリッジは、テープカートリッジ搬送マガジ
ン１０３と１０４に対して水平関係に個々のテープカー
トリッジ、たとえば１０６を個々のキャリッジ、たとえ
ば１１３〜１１６内にスライドさせることにより、テー
プカートリッジ搬送マガジン１０３と１０４に搭載され
る。テープカートリッジ、たとえば１０６は、テープカ
ートリッジマガジン１０４内の様々な位置に、垂直閉ル
ープ内でキャリッジ１１３〜１１６を回転させること
で、マガジン１０４内を搬送される。

【００１５】カートリッジピッカ１０２は、テープドラ
イブ１０１と、マガジン１０４と、マガジン１０３と、
単カートリッジインターフェース１０７の内の１つと、
個々のテープカートリッジ、たとえば１０６を回転さ
せ、交換するよう構成される。回転式カートリッジピッ
カ１０２をマガジン１０３と１０４内の搬送機構と組み
合わせて使用することは、テープカートリッジ交換に必
要とされる動作を大幅に限定することは好都合である。
カートリッジピッカ１０２は、テープカートリッジ、た
とえば１０６を交換するため、テープカートリッジ搬送
マガジン１０３と１０４と、単カートリッジインターフ
ェース１０７と、テープドライブ１０１の間を単に回転
する。カートリッジピッカ１０２と構成されるオートロ
ーダ／ライブラリシステム１００が、テープカートリッ
ジ搬送マガジン１０３と１０４と、単カートリッジイン
ターフェース１０７と、テープドライブ１０１の間で、
テープカートリッジ、たとえば１０６の高速で効率的な
交換を提供することは好都合である。さらに、搬送マガ
ジン１０３と１０４と組み合わせた回転式カートリッジ
ピッカ１０２により、オートローダ／ライブラリシステ
ム１００の共面構造が可能となり、コンパクトなフォー
ムファクタが容易となる。テープカートリッジ、たとえ
ば１０６は、テープカートリッジ搬送マガジン１０３と
１０４内での搬送中、あるいはカートリッジピッカ１０
２との交換中に反転したり、方向を変えたりしないこと
に留意する。テープカートリッジ、たとえば１０６は、
カートリッジピッカ１０２による取り出しのため、およ
びテープドライブ１０１と、単カートリッジインターフ
ェース１０７と、テープカートリッジマガジン１０３と
１０４への受け渡しのために常に正しい向きにある。

【００１６】カートリッジピッカ１０２によりひとたび
選択されると、個々のテープカートリッジ、たとえば１
０６は、実行される所望動作に応じて、以下の位置の内
の１つに提供される。読み出し・書き込み動作が求めら
れる場合、カートリッジピッカ１０２は、選択したテー
プカートリッジ１０６をテープドライブ１０１に提供す
る。搬出動作が求められる場合、カートリッジピッカ１
０２は、オペレータによる取り出しのため、選択したテ
ープカートリッジ１０６を単テープカートリッジインタ
ーフェース１０７に提供する。荷重バランス動作が求め
られる場合、カートリッジピッカ１０２は、テープカー
トリッジ搬送マガジン１０３とテープカートリッジ搬送
マガジン１０４との間でテープカートリッジ１０６を交
換する。以下の説明から明白となるように、カートリッ
ジピッカ１０２は、接続された別のテープカートリッジ
オートローダ／ライブラリシステムの別のテープカート
リッジ搬送マガジンに選択したテープカートリッジ１０
６を提供することもできる。最後に、カートリッジピッ
カ１０２は、接続されたテープカートリッジオートロー
ダ／ライブラリシステムの別のテープドライブに、選択
したテープカートリッジ、たとえば１０６を提供でき
る。

【００１７】（カートリッジピッカ、図３〜図６）例証
を目的とし、カートリッジピッカ１０２の以下の説明で
は一貫してテープカートリッジ１０６が用いられる。た
だし、カートリッジピッカ１０２は、カートリッジ１０
６のＤＬＴ形式以外の多数のテープカートリッジ形式を
網羅するよう、本発明の原則に従って簡単に設計できる
ことは明白である。

【００１８】図３〜６はテープカートリッジピッカ１０
２の多様な例を示す。図３を参照すると、カートリッジ
ピッカ１０２は並進アーム３０２と、静止ベースに回転
可能に接続されたターンテーブル３００とから成る。タ
ーンテーブル３００は、ターンテーブル３００上にテー
プカートリッジ１０６を受容するよう構成された中心キ
ャビティ３１６を含む。平行壁３１３と３１４と、壁３
１４に対し３０°の角度で一体成型された壁３１５とが
中心キャビティ３１６を区画形成する。あるいは、壁３
１５は、カートリッジの形状に応じて他の角度に形成で
きる。以下の説明から明白となるように、壁３１５の角
度により、端カートリッジインターフェース１０７から
の取り出し中に、並進アーム３０２がテープカートリッ
ジ１０６の背後を通ることができる。並進アーム３０２
は、１端に一体成型された垂直のカートリッジピン３０
３から成る。カートリッジピン３０３は、テープカート
リッジ１０６内に形成された切欠き１１１（図１に図示
される）と係合またはその内部に着座するよう構成され
る。

【００１９】カートリッジピッカ１０２は、テープカー
トリッジ上のコンピュータ読取可能なマーク用のバーコ
ードリーダ３０４からも成る。バーコードリーダ３０４
は、バーコートリーダ３０４がテープカートリッジ上の
マークを読み取れるものであればいかなる適切な様態に
も構成できる。本発明の１例において、バーコードリー
ダ３０４は、テープカートリッジ上のマークの像をバー
コードリーダ３０４に反射させる鏡を含む。ターンテー
ブル３００が回転するため、バーコードリーダ３０４
は、設計上、カートリッジピッカ１０２上の多数の他の
位置に配することができることは好都合である。あるい
は、幾つかの適用で、バーコードリーダ３０４は、ピッ
カ１０２から分離され、オートローダ／ライブラリシス
テム１００内に配することができる。

【００２０】ピッカベース３０１は、４個のカートリッ
ジ交換ポート３０９〜３１２を定義する４個の垂直支柱
３０５〜３０８から成る。以下の説明から明らかなよう
に、テープカートリッジ１０６の取り出しと送り出しの
間に、支柱３０５、３０７および３０８が並進アーム３
０２に干渉しないようにするため、支柱３０５、３０７
および３０８は部分３１７〜３１９で下部を切り落とし
てある。操作面では、単カートリッジインターフェース
１０７と、テープドライブ１０１と、テープカートリッ
ジ搬送マガジン１０３と１０４と、交換ポート３０９〜
３１２を介してテープカートリッジを交換するため、タ
ーンテーブル３００がベース３０１内で回転する。具体
的には、ターンテーブル３００が、交換ポート３０９を
介してマガジン１０３とテープカートリッジ１０６を交
換し、交換ポート３１０を介して単カートリッジインタ
ーフェース１０７とテープカートリッジ１０６を交換
し、交換ポート３１１を介してマガジン１０４とテープ
カートリッジ１０６を交換し、交換ポート３１２を介し
てテープドライブ１０１とテープカートリッジ１０６を
交換する。

【００２１】図４及び図５はテープカートリッジピッカ
１０２の組立図を示す。図４はトップダウンの組立図で
あり、図５はボトムアップの組立図である。図６は、組
み立てられたカートリッジピッカ１０２の透視図を示
す。２個のモータがカートリッジピッカ１０２の動作を
制御する。回転モータ４００は、ターンテーブルアセン
ブリ４０５を回転させるため、ベース３０１に装填され
たリングギア４０２に連結される平歯車５００を回転さ
せる。ベルト５０１によって接続された並進モータ４０
１と親ねじ４０３が並進アーム３０２を延伸し、引き込
むよう動作する。ピッカ１０２の動作は、底板アセンブ
リ４０６上に装填された制御回路４０４によって制御さ
れる。ベース３０１の底部から引き出されたフレックス
ケーブル（図示せず）が制御回路４０４に電力を供給す
る。当業者であれば、回転モータ４００がオートローダ
／ライブラリシステム１００に配されるか、あるいはベ
ース３０１に接続できることは理解する。この場合、ピ
ッカ１０２の回転は、底板アセンブリ４０６に接続され
るベルトと係合駆動ギアを用いて行われる。

【００２２】ターンテーブルアセンブリ４０５は、ベー
ス３０１に内部で連結されたリングギア４０２の周囲を
回転する。あるいは、リングギア４０２はベース３０１
に一体成型できる。連結板４０８は、底板アセンブリ４
０６を、ベース３０１内に中央に配された軸受部材４０
７に締結する。並進モータ４０１と回転モータ４００は
底板アセンブリ４０６に装填され、底板アセンブリ４０
６と中間版４０９との間に収納される。並進アーム３０
２は、中間板４０９とターンテーブル３００との間に摺
動可能に装填される。並進アーム３０２は、中間板４０
９内に空隙を設けた通路４１４内を通るローラ４１０を
備え、親ねじ４０３内の通路４１０（ａ）により駆動さ
れる。ローラ４１１と４１２は、ターンテーブル３００
の底部に形成された通路５０２（ｂ）と５０２（ａ）内
をそれぞれ進む。

【００２３】プレート４２０は、ターンテーブルアセン
ブリ４０５用のトップカバーを提供する。プレート４２
０は、カートリッジ停止・圧縮パッド４２１用のマウン
トも提供する。以下の説明から明らかとなるように、カ
ートリッジ停止・圧縮パッド４２１は、並進アーム３０
２とピン３０３による係合のため、カートリッジ１０６
を位置決めするため、単カートリッジインターフェース
１０７からのテープカートリッジ１０６の挿入を停止す
る。テープカートリッジ１０６が他の位置すべて、すな
わちマガジン１０３と１０４と、テープドライブとから
受容されると、カートリッジ停止・圧縮パッド４２１が
圧縮パッドとして機能し、キャビティ３１６内にカート
リッジ１０６が完全に受容されるようにする。

【００２４】キャビティ部４１３の壁３１４は、切欠き
４１７内に摺動するよう構成された可撓性壁４１５を含
む。可撓性壁４１５が切欠き４１７内にバネ式で、テー
プカートリッジ１０６がキャビティ３１６内に受容され
た場合に、対面壁３１３に対してテープカートリッジ１
０６に付勢するよう機能する。これは、テープカートリ
ッジ１０６がキャビティ１１６に装填される際と取り出
される際に、ピン３０３がカートリッジ切欠き１１１か
らはずれないようにすることは好都合である。壁３１５
は、テープカートリッジ１０６が単カートリッジインタ
ーフェース１０７から受容された場合に、テープカート
リッジの誤挿入を防止するため、テープカートリッジ１
０６の側面上の対応溝と係合するキー４１６を含む。こ
れにより、オペレータが誤った方向で単カートリッジイ
ンターフェース内にテープカートリッジ１０６を押し入
れ、カートリッジピッカ１０２が損傷することを防止す
ることは好都合である。

【００２５】図６を参照すると、第２可撓性壁６００は
支柱３０６に含まれる。第２可撓性壁６００も、単カー
トリッジインターフェース１０７からの挿入中に、テー
プカートリッジ１０６を導くようバネ式になっており、
ピンがカートリッジ切欠き１１１からはずれないよう防
止する。図２０を参照すると、並進アーム３０２がカー
トリッジ１０６を方向（Ｇ）に引っ張る際に、角１９０
１が回転せずに壁３１５と衝突するように、可撓性壁６
００はキャビティ３１６内への移動中、カートリッジ１
０６が反時計方向に回転しないようにも防止する。

【００２６】カートリッジピッカ１０２は、発光部４１
８と検出部４１９とから成るカートリッジ有センサも含
む。発光部４１８は、カートリッジピッカ１０２のキャ
ビティ４１３の裏面上に装填され、検出部４１９に信号
を供給するため、開口部４２２と並列する。検出部４１
９は、プレート４２０に連結するハウジング４２３内に
装填される。操作面で、キャビティ３１６に挿入された
テープカートリッジ１０６が開口部４２２をさえぎり、
検出部４１９が信号を検出しない場合、カートリッジ有
状態が示される。同様に、発光部４１８から検出部４１
９により信号が連続して受信されることで、カートリッ
ジなし状態が示される。検出部４１９と発光部４１８は
簡単に入れ換えられることは、当業者にとって明白であ
る。

【００２７】（テープカートリッジピッカの動作、図７
〜２２）テープカートリッジ１０６がカートリッジピッ
カ１０２とテープドライブ１０１間、またはカートリッ
ジピッカ１０２とマガジン１０３と１０４の間で交換さ
れる場合、カートリッジ１０６がキャビティ３１６内に
方向（Ａ）で受容され、キャビティ３１６から方向
（Ｂ）で搬出される。本適用例の状況において、これ
は、並列される交換ポート、たとえば３０９に係わら
ず、ターンテーブル３００の前面として定義される。同
様に、テープカートリッジ１０６が、カートリッジピッ
カ１０２と単カートリッジインターフェース１０７間で
交換される場合、カートリッジ１０６は、他端からキャ
ビティ３１６内に方向（Ｃ）で受容され、キャビティ３
１６から方向（Ｄ）で搬出される。本適用例の状況にお
いて、これは、並列される交換ポート、たとえば３０９
に係わらず、ターンテーブル３００の背面として定義さ
れる。以下の説明から明白となるように、これにより、
キャビティ３１６内に配された場合、カートリッジを常
に同じ方向に向けることができる。

【００２８】並進アーム３０２は３つの主要な位置を有
するが、以下で明らかとなるように、テープドライブ１
０１と、単カートリッジインターフェース１０７と、マ
ガジン１０３と１０４からのテープカートリッジの交換
中に他の位置が使用される。第１の主要な位置は、図１
２に図示され、定位置と定義される。定位置で、ターン
テーブル３００は、テープカートリッジ１０６がキャビ
ティ３１６内にあるか、キャビティ３１６内にないかに
かかわらず自由に回転する。更に、定位置は、テープカ
ートリッジ１０６がターンテーブル３００の前部または
後部から受容されるかどうかに関わらず使用される。第
２主要位置は、図３に図示され、前方伸長位置として定
義される。前方伸長位置で、並進アーム３０２は、テー
プカートリッジ１０６と係合し、テープドライブ１０１
から、またはマガジン１０３と１０４からキャビティ３
１６内へ方向（Ａ）でカートリッジ１０６を引き込む準
備ができる。第３主要位置は、図１３に図示され、逆伸
長位置として定義される。逆伸長位置で、並進アーム３
０２は、テープカートリッジ１０６と係合し、単カート
リッジインターフェース１０７からキャビティ３１６内
へ方向（Ｃ）で引っ張るよう配される。

【００２９】図７は、テープカートリッジ搬送マガジン
１０３からのテープカートリッジ１０６の取り出し中の
カートリッジピッカ１０２の動作を示すフローチャート
である。当業者であれば、この動作が、テープカートリ
ッジ搬送マガジン１０４からのテープカートリッジ１０
６の取り出しと、テープドライブ１０１からの搬出後の
テープカートリッジ１０６からの取り出しと実質的に同
じであることを理解する。

【００３０】テープカートリッジ搬送マガジンの一方で
ある１０３または１０４が、オートローダ／ライブラリ
システム１００に挿入されると、オートローダ／ライブ
ラリシステム１００は、どのカートリッジ、例えば１１
３から１１６のいずれがテープカートリッジを収納し、
いずれのカートリッジが空であるかを決定するため、在
庫点検動作を実行する。かくして、オートローダ／ライ
ブラリシステム１００は動作中に、装填されたテープカ
ートリッジの在庫リストを自動的に維持する。オートロ
ーダ／ライブラリシステム１００は、必要なテープカー
トリッジがカートリッジピッカ１０２に提供できるよ
う、マガジン１０３と１０４内の特定のテープカートリ
ッジの位置を示すデータも維持する。

【００３１】図７を参照すると、動作は、並進アーム３
０２が図１２の定位置にある工程７００から始まる。工
程７０１で、ターンテーブル３００は、図１４に示され
るように、交換ポート３０９と軸外に並列するよう回転
される。本発明の状況において、軸外並列は、ターンテ
ーブル３００の背面かターンテーブル３００の前面のい
ずれかが交換ポート３０９〜３１２のいずれとも並列さ
れていないターンテーブル３００のいずれかの位置とし
て定義される。同様に、軸上並列は、ターンテーブル３
００の背面又はターンテーブル３００の前面のいずれか
が交換ポート３０９〜３１２のいずれかと並列している
ターンテーブル３００のいずれかの位置として定義され
る。本例の場合、軸外並列は、ターンテーブル３００の
前面が交換ポート３０９を方向（Ｅ）に約３．５°越え
て並列した状態を指し、テープカートリッジ１０６に接
触することなく、並進アーム３０２が前方伸長位置まで
伸長できる。あるいは、軸外並列は、テープカートリッ
ジ１０６に接触することなく、並進アーム３０２が前方
伸長位置まで伸長できるいずれの位置でもよい。

【００３２】実質的に同時に、搬送マガジン１０３は、
必要なテープカートリッジ１０６を収納しているキャリ
ッジ、たとえば１１３を、カートリッジピッカ１０２と
並列の格納位置に搬送する。工程７０２で、並列アーム
３０２は、ピン３０３がテープカートリッジ１０６内の
カートリッジ切欠き１１１と並列するように、前方伸長
位置まで延伸される。工程７０３で、ターンテーブル３
００の前面を交換ポート３０９と軸上並列させ、図１５
に図示されるように、カートリッジ切欠き１１１とピン
３０３を係合または着座させるため、ターンテーブルが
方向（Ｆ）に３．５°回転される。工程７０４で、図１
６に示されるように、テープカートリッジ１０６をキャ
ビティ３１６内で、ターンテーブル３００の中心軸上に
引っ張るため、並進アーム３０２が定位置まで後退され
る。動作は工程７０５で終了する。この位置に来ると、
テープドライブ１０１、マガジン１０４、または単カー
トリッジインターフェース１０７にテープカートリッジ
１０６を供給するため、ターンテーブル３００とカート
リッジ１０６が、自由に回転できることは好都合であ
る。

【００３３】図８は、テープカートリッジ搬送マガジン
１０４へのテープカートリッジ１０６の移動を示すフロ
ーチャートである。当業者であれば、この動作が、テー
プカートリッジ搬送マガジン１０３へのテープカートリ
ッジ１０６の提供と実質的に同じであることを理解す
る。

【００３４】図８では、動作は、図７に説明されるよう
に、テープカートリッジ１０６がカートリッジピッカ１
０２に装填される工程８００から始まる。工程８０１
で、ターンテーブル３００は、ターンテーブルの前面を
交換ポート３１１とテープカートリッジマガジン１０４
と軸上並列させるために、回転される。実質的に同時
に、搬送マガジン１０４が、空のキャリッジ、たとえば
１１４を、カートリッジピッカ１０２と並列する格納位
置まで搬送する。工程８０２で、図１５により例示され
るように、テープカートリッジ１０６をテープカートリ
ッジマガジン１０４内のキャリッジ３１４に挿入するた
め、並進アーム３０２が前方伸長位置まで伸長される。
工程８０３で、図１４により例示されるように、カート
リッジ切欠き１１１からピン３０３をはずすため、ター
ンテーブル３００が再び方向（Ｅ）に３．５°の軸外位
置に回転される。工程８０４で、並進アーム３０２は、
ターンテーブル３００が自由に回転し、さらなる動作を
実行するよう、定位置まで後退される。動作は工程８０
５で終了する。

【００３５】図９は、テープカートリッジのテープドラ
イブ１０１への移動を図示するフローチャートである。
図９で、図７に示されるように、カートリッジピッカ上
にテープカートリッジ１０６が搭載されて、工程９００
で動作が始まる。工程９０１で、ターンテーブル３００
の前面を、交換ポート３１２とテープドライブ１０１と
軸上並列させるよう、ターンテーブル３００が回転され
る。工程９０２で、図１５に図示される挿入により例示
されるように、テープカートリッジ１０６をテープドラ
イブ１０１に挿入するため、並進アーム３０２が前方伸
長位置まで伸長される。図１５は、マガジン１０３と並
列された交換ポート３０９を通しての挿入を図示する
が、テープドライブ１０１と並列されたポート３１２を
介した挿入でも動作は同じであることに留意する。当業
者であれば、並進アーム３０２がテープドライブ１０１
に接触することを防止するため、この時点で、テープカ
ートリッジ１０６はテープドライブ１０１に部分的にし
か挿入されていないことも理解する。工程９０３で、図
１４により例示されるように、カートリッジ切欠き１１
１からピン３０３をはずすため、ターンテーブル３００
が再び方向（Ｅ）に３．５°軸外位置に回転される。工
程９０４で、並進アーム３０２は、ターンテーブル３０
０が自由に回転するよう、図１２の定位置まで後退され
る。あるいは、カートリッジ１０６による干渉なしにピ
ッカ１０２が回転できるようにするために十分遠く、並
進アーム３０２を後退させるだけでよい。工程９０５
で、ターンテーブルが交換ポート３１２と約３０°軸外
並列し、図１７に示されるように並進アーム３０２がテ
ープカートリッジ１０６の背後に来るように、ターンテ
ーブルが方向（Ｆ）に回転される。３０°の回転は必須
ではないが、機械的な利点を付け加え、並進アーム３０
２がカートリッジ１０６の中心を押すことができること
は好都合であることに留意する。工程９０６で、並進ア
ームが再び前方伸長位置まで伸長され、テープカートリ
ッジ１０６のテープドライブ１０１への挿入を終了す
る。当業者であれば、ピン３０３が切欠き１１１と係合
しているのではなく、ここでテープカートリッジ１０６
の背後にあり、並進アーム３０２の前方伸長により、テ
ープカートリッジ１０６のテープドライブ１０１への挿
入がここで完了可能となることは理解する。動作は工程
９０７で終了する。

【００３６】図１０は、単カートリッジインターフェー
ス１０７へのテープカートリッジ１０６の受け取りを示
すフローチャートである。図１０で、動作は工程１００
０から始まる。工程１００１で、図１２に示されるよう
に、交換ポート３１０と単カートリッジインターフェー
ス１０７に対してターンテーブル３００の背面が約３０
°の軸外並列になるよう、ターンテーブル３００が方向
（Ｅ）に回転される。工程１００１で、並進アーム３０
２が定位置にあり、壁３１５が支柱３０６と並列するこ
とに留意する。工程１００２で、図１８に示されるよう
に、オペレータがテープカートリッジ１０６を単カート
リッジインターフェース１０７内に挿入する。可撓性壁
６００は、挿入中にテープカートリッジ１０６を導くよ
う動作する。具体的に、可撓性壁６００は、テープカー
トリッジ１０６が挿入中に反時計方向に回転し、壁３１
５内に衝突し、動かなくなることを防止する。テープカ
ートリッジ１０６が単カートリッジインターフェース１
０７内に挿入されると、壁３１５のキー４１６が、テー
プカートリッジ１０６側面に設けられた従来の長孔と係
合する。キー４１６が、１方向での単カートリッジイン
ターフェース１０７へのテープカートリッジ１０６の挿
入のみを可能にすることは好都合である。

【００３７】図１９に示されるように、テープカートリ
ッジ１０６の面１９００が、カートリッジ停止・圧縮パ
ッド４２１の平面部５０３と接触すると、カートリッジ
停止・圧縮パッド４２１がテープカートリッジ１０６の
挿入を停止させるよう構成される。停止位置で、テープ
カートリッジ１０６は、ターンテーブル３００が回転し
たときに、ピン３０３がカートリッジ切欠き１１１と並
列し、係合するよう位置決めされる。ターンテーブル３
００が図１８の位置にあるときに、カートリッジ停止・
圧縮パッド４２１が、テープカートリッジを停止させる
ためだけに機能することは好都合である。他のすべての
位置において、テープカートリッジ１０６はカートリッ
ジ停止・圧縮パッド４２１の面取り部５０４と接触し、
カートリッジ停止・圧縮パッド４２１を圧縮パッドとし
て機能させ、カートリッジがキャビティ３１６に完全に
受容されるように垂直上方向に拡張させる。かくして、
カートリッジ１０６が搬送マガジン１０３と１０４また
はテープドライブ１０１から取り出される場合、カート
リッジ停止・圧縮パッド４２１の圧縮パッド部が垂直上
方向に拡張する間に、カートリッジピッカ１０２がカー
トリッジ停止・圧縮パッド４２１を越えてカートリッジ
１０６を引っ張ることができる。

【００３８】図１９の停止位置で、テープカートリッジ
１０６の角１９０１は、カートリッジ有センサの発光部
４１８をさえぎり、カートリッジ有状態を示す。これに
より、カートリッジピッカ１０２が、単カートリッジイ
ンターフェース１０７からの挿入中にカートリッジ１０
６を自動検出でき、以下に説明するように、キャビティ
３１６へのカートリッジ１０６の搭載を開始できること
は好都合である。あるいは、搭載は、オペレータからの
制御盤で受信される入力に対応して開始できる。

【００３９】工程１００３で、並進アームは、図１２の
定位置から図１３の逆伸長位置まで移動される。工程１
００４で、ターンテーブル３００は、ターンテーブル３
００の背面を交換ポート３１０と並列させ、図２０に示
されるようにカートリッジ切欠き１１１のピン３０３と
係合または着座するよう、方向（Ｆ）で３０°軸上位置
まで回転される。工程１００５で、並進アーム３０２
は、テープカートリッジ１０６をキャビティ３１６内
に、さらにターンテーブル３００の中心軸上に引っ張る
ため、図１２の定位置まで後退される。動作は工程１０
０６で終了する。

【００４０】図１１は、単カートリッジインターフェー
ス１０７へのテープカートリッジ１０６の供給を示すフ
ローチャートである。図１１で、図７か図１０のいずれ
かに参照して説明されるように、テープカートリッジ１
０６をカートリッジピッカ１０２上に搭載して、工程１
１００から動作が始まる。工程１１０１で、ターンテー
ブル３００の背面を交換ポート３１０と単カートリッジ
インターフェース１０７と軸上並列させるよう、ターン
テーブル３００を回転させる。工程１１０２で、図２０
に図示されるように、単カートリッジインターフェース
１０７からテープカートリッジ１０６を搬出させるた
め、並進アーム３０２が逆伸長位置まで伸長される。工
程１１０３で、ターンテーブル３００が、図１３に示さ
れるように、カートリッジ切欠き１１１からピン３０３
をはずすため、方向（Ｅ）で３０°軸外位置まで再び回
転される。工程１１０４で、図１８に示されるように、
並進アーム３０２がカートリッジ１０６の背後の位置ま
で後退される。工程１１０５で、ターンテーブルの背面
が、交換ポート３１０と並列し、図２１に示されるよう
に並進アーム３０２がテープカートリッジ１０６の背後
に来るよう、ターンテーブル３００が方向（Ｆ）で軸上
位置まで回転される。工程１１０６で、図２２に示され
るように、テープカートリッジ１０６を単カートリッジ
インターフェース１０７から残りをさらに搬出するた
め、並進アーム３０２が逆伸長まで再び伸張される。テ
ープカートリッジ１０６は、その後の動作のために、ピ
ッカ１０２の自由な回転を可能にするに十分遠く搬出す
るだけでよいことに留意する。その後の動作のために十
分遠くカートリッジ１０６を搬出するだけにより、テー
プカートリッジ１０６を単カートリッジインターフェー
ス１０７から、床の上に搬出されることを防止すること
は好都合である。工程１１０７で、並進アームが図１２
の定位置まで後退され、動作が工程１１０８で終了す
る。

【００４１】（テープオートローダ・ライブラリシステ
ムの拡張、図２３）図２３は、積み上げられた構成での
多数のオートローダライブラリシステムを図示する。当
業者であれば、図２３では明瞭に示すため、ライブラリ
システム１００（ａ）と１００（ｂ）のみを図示してい
るが、無限の数のオートローダライブラリシステムが積
み上げられることは理解する。

【００４２】オートローダ／ライブラリシステム１００
は、設計の選択上拡張性とスケーラビリティを提供する
ため、多数のオートローダ／ライブラリシステムを積み
上げることで、他の実質的に同一のオートローダ／ライ
ブラリシステムと機械的および電気的に相互接続するよ
うに構成される。多数のオートローダ／ライブラリシス
テム１００（ａ）と１００（ｂ）は、連結されると、連
結されたオートローダ／ライブラリシステム間で効率的
な荷重バランスと性能を提供するため、個々のテープカ
ートリッジ、たとえば１０６を共有できる。連結された
オートローダ／ライブラリシステム１００（ａ）と１０
０（ｂ）は、それぞれがカートリッジピッカ１０２と、
テープカートリッジ搬送マガジン１０３と１０４と、テ
ープドライブ１０１と、単カートリッジインターフェー
ス１０７を含むか、カートリッジピッカ１０２、単カー
トリッジインターフェースおよび／またはテープドライ
ブ１０１などの要素を共有できる。あるいは、昇降機機
構と構成された単カートリッジピッカ１０２がオートロ
ーダ／ライブラリシステム１００（ａ）と１００（ｂ）
の両方に機能できる。更に、連結されたオートローダ／
ライブラリシステム１００（ａ）と１００（ｂ）はそれ
ぞれが制御盤１０５とインターフェース１１２を含む
か、あるいは、単一の制御盤、たとえば１０５とインタ
ーフェース、たとえば１１２を共有できる。ライブラリ
システム、たとえば１００が連結される場合、キャリッ
ジピッカ１０２は、回転するよう構成されるだけでな
く、マガジン１０３（ａ）と１０４（ｂ）にアクセスす
るため、多数のライブラリシステム１００（ａ）と１０
０（ｂ）内で昇降するようにも構成される。

【００４３】別の例で、ライブラリシステム１００
（ａ）と１００（ｂ）は単カートリッジインターフェー
ス１０７を共有できる。この場合、単カートリッジイン
ターフェース１０７は、多数のライブラリシステム１０
０（ａ）と１００（ｂ）間で垂直方向に単カートリッジ
インターフェース１０７を搬送する昇降機機構とともに
構成される。操作では、システム１００（ａ）のカート
リッジピッカ１０２がテープカートリッジを単カートリ
ッジインターフェース１０７に渡す。次に単カートリッ
ジインターフェース１０７がシステム１００（ｂ）まで
持ち上げ、テープカートリッジがシステム１００（ｂ）
内のカートリッジピッカ、たとえば１００に自動的に渡
される。次にシステム１００（ｂ）内のカートリッジピ
ッカがテープカートリッジをシステム１００（ｂ）内で
テープドライブ、たとえば１０１またはマガジン１０３
（ａ）と１０３（ｂ）と交換する。カートリッジが、同
様に、システム１００（ｂ）からシステム１００（ａ）
にも渡される。かくして、容量増加および／または性能
向上の両方を提供するよう拡張能力を常に持って、オー
トローダ／ライブラリシステム１００を種々の適用にカ
スタマイズできる。

【００４４】前述の処理システムは、格納媒体に格納さ
れる命令から成る。命令はプロセッサにより検索され、
実行される。命令の幾つかの例はソフトウェアと、プロ
グラムコードと、ファームウェアである。格納媒体の幾
つかの例は、メモリデバイスと、テープと、ディスク
と、集積回路と、サーバである。本発明に従って動作す
るようプロセッサに命令するよう、プロセッサにより実
行されると、命令が動作可能となる。「プロセッサ」と
いう用語は、１個の処理デバイス、または１組の相互動
作処理デバイスを指す。プロセッサの幾つかの例は、集
積回路と論理回路である。当業者であれば、命令、プロ
セッサおよび格納媒体には精通している。

【００４５】当業者であれば、発明の範囲内に含まれる
前述の実施例の変形を理解できる。その結果、本発明は
前述の特定の実施例に限定されず、特許請求の範囲とそ
の均等物によってのみ限定される。

【図面の簡単な説明】

【図１】 テープカートリッジオートローダ／ライブラ
リシステムの１例。

【図２】 図１のオートローダ／ライブラリシステム用
のテープカートリッジ搬送マガジンの１例。

【図３】 図１のオートローダ／ライブラリシステム用
のテープピッカの１例。

【図４】 本発明によるカートリッジ停止・圧縮パッド
を含むテープカートリッジピッカの組立図。

【図５】 本発明によるカートリッジ停止・圧縮パッド
を含むテープカートリッジピッカの別の組立図。

【図６】 テープカートリッジピッカの組み立てられた
図。

【図７】 テープカートリッジピッカの動作の１例を示
すフローチャート。

【図８】 テープカートリッジピッカの動作の別の例を
示すフローチャート。

【図９】 テープカートリッジピッカの動作の別の例を
示すフローチャート。

【図１０】 テープカートリッジピッカの動作の別の例
を示すフローチャート。

【図１１】 テープカートリッジピッカの動作の別の例
を示すフローチャート。

【図１２】 テープカートリッジピッカの動作を示す透
視図。

【図１３】 テープカートリッジピッカの動作を示す別
の透視図。

【図１４】 テープカートリッジピッカの動作を示す別
の透視図。

【図１５】 テープカートリッジピッカの動作を示す平
面図。

【図１６】 テープカートリッジピッカの動作を示す別
の平面図。

【図１７】 テープカートリッジピッカの動作を示す別
の平面図。

【図１８】 テープカートリッジピッカの動作を示す別
の平面図。

【図１９】 本発明によるカートリッジ停止・圧縮パッ
ドの動作を示す平面図。

【図２０】 テープカートリッジピッカの動作を示す別
の平面図。

【図２１】 テープカートリッジピッカの動作を示す別
の平面図。

【図２２】 テープカートリッジピッカの動作を示す別
の平面図。

【図２３】 オートローダ／ライブラリシステムの積み
上げられた構成。

フロントページの続き (72)発明者 パディー エリオット コリンズ アメリカ合衆国 80918 コロラド州 コ ロラド スプリングス デリバランス ド ライブ 3018 Ｆターム(参考） 5D057 AA02 BA01 BB07 BB12 BC03 BF02 CA08 CA10 EB13 EB17

Claims (16)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 テープカートリッジピッカ用のテープカ
   ートリッジ停止・圧縮パッドであって、 前記テープカートリッジが第１位置から前記カートリッ
   ジピッカのキャビティ内に完全に受容されることを可能
   にするように、前記テープカートリッジに接触した時に
   拡張する手段と、 前記テープカートリッジが前記カートリッジピッカのキ
   ャビティ内に完全に受容されることを防止するために、
   挿入中にテープカートリッジに接触した時に、第２位置
   からのテープカートリッジの挿入を停止する手段と、か
   ら成るカートリッジ停止・圧縮パッド。
2. 【請求項２】 カートリッジピッカによる動作に対応し
   て、拡張手段が拡張し、前記テープカートリッジが第２
   位置からカートリッジピッカ内に完全に受容されること
   を可能にするよう構成される請求項１に記載のカートリ
   ッジ停止・圧縮パッド。
3. 【請求項３】 前記カートリッジピッカによる動作には
   回転が含まれる請求項２に記載のカートリッジ停止・圧
   縮パッド。
4. 【請求項４】 前記第１位置は、テープドライブ及びテ
   ープカートリッジの格納位置の一方である請求項２に記
   載のカートリッジ停止・圧縮パッド。
5. 【請求項５】 前記第２位置は単テープカートリッジイ
   ンターフェースである請求項２に記載のカートリッジ停
   止・圧縮パッド。
6. 【請求項６】 テープカートリッジピッカ用のテープカ
   ートリッジ停止・圧縮パッドであって、 弾性フランジと、 前記弾性フランジ内に一体成型されるボスとから成り、
   前記ボスは、 前記テープカートリッジが第１位置から前記カートリッ
   ジピッカのキャビティ内に完全に受容されることを可能
   にするように、第１形状がテープカートリッジに接触し
   た時に前記弾性フランジを拡張するよう構成された第１
   形状と、 前記テープカートリッジが第２位置から前記カートリッ
   ジピッカのキャビティ内に完全に受容されることを防止
   するように、テープカートリッジにより第２形状が接触
   された時に、テープカートリッジを停止させるよう構成
   された第２形状とから成る、カートリッジ停止・圧縮パ
   ッド。
7. 【請求項７】 前記カートリッジピッカによる動作に対
   応して、前記第１形状が弾性フランジを拡張し、前記テ
   ープカートリッジが前記第２位置からカートリッジピッ
   カ内に完全に受容されることを可能にするよう構成され
   る請求項６に記載のカートリッジ停止・圧縮パッド。
8. 【請求項８】 前記カートリッジピッカによる動作に
   は、停止されたテープカートリッジに第１形状を提供す
   る回転が含まれる請求項７に記載のカートリッジ停止・
   圧縮パッド。
9. 【請求項９】 前記第１位置はテープドライブ及びテー
   プカートリッジの格納位置の一方である請求項６に記載
   のカートリッジ停止・圧縮パッド。
10. 【請求項１０】 前記第２位置は単テープカートリッジ
    インターフェースである請求項６に記載のカートリッジ
    停止・圧縮パッド。
11. 【請求項１１】 前記第１形状が斜面部である請求項６
    に記載のカートリッジ停止・圧縮パッド。
12. 【請求項１２】 前記第２形状が平面部である請求項６
    に記載のカートリッジ停止・圧縮パッド。
13. 【請求項１３】 テープカートリッジピッカ用のテープ
    カートリッジ停止・圧縮パッドを操作する方法であっ
    て、 第１位置からテープカートリッジピッカのキャビティ内
    にテープカートリッジを受容する工程と、 前記第１位置から前記テープカートリッジを受容するこ
    とに対応し、前記テープカートリッジが前記第１位置か
    ら前記テープカートリッジピッカのキャビティ内に完全
    に受容されることを可能にするように拡張する工程と、 第２位置から前記テープカートリッジピッカのキャビテ
    ィ内に前記テープカートリッジを受容する工程と、 前記第２位置からテープカートリッジを受容することに
    対応し、前記第２位置から前記カートリッジピッカのキ
    ャビティ内に前記テープカートリッジが受容されること
    を防止するように、前記テープカートリッジの受容を一
    時停止する工程と、から成る方法。
14. 【請求項１４】 前記カートリッジピッカによる動作に
    対応し、前記テープカートリッジが前記第２位置から前
    記カートリッジピッカのキャビティ内に完全に受容され
    ることを可能にするために拡張する工程から更に成る請
    求項１３に記載の方法。
15. 【請求項１５】 前記第１位置はテープドライブ及びテ
    ープカートリッジの格納位置の一方である請求項１３に
    記載の方法。
16. 【請求項１６】 前記第２位置は単テープカートリッジ
    インターフェースである請求項１３に記載の方法。