JP2011070757A - 媒体検出装置及び媒体収納装置 - Google Patents

媒体検出装置及び媒体収納装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2011070757A
JP2011070757A JP2010084154A JP2010084154A JP2011070757A JP 2011070757 A JP2011070757 A JP 2011070757A JP 2010084154 A JP2010084154 A JP 2010084154A JP 2010084154 A JP2010084154 A JP 2010084154A JP 2011070757 A JP2011070757 A JP 2011070757A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
medium
magazine
state
detection
rotating member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2010084154A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5592139B2 (ja
Inventor
Takeshi Suzuki
健 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Embedded Products Ltd
Original Assignee
NEC Embedded Products Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Embedded Products Ltd filed Critical NEC Embedded Products Ltd
Priority to JP2010084154A priority Critical patent/JP5592139B2/ja
Publication of JP2011070757A publication Critical patent/JP2011070757A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5592139B2 publication Critical patent/JP5592139B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Automatic Tape Cassette Changers (AREA)
  • Automatic Disk Changers (AREA)

Abstract

【課題】媒体収納装置の電源オフ中に行われた媒体の排出、再装填を検出できる媒体検出装置及び媒体収納装置を提供する。
【解決手段】媒体の装填及び排出を行う媒体収納装置に設けられる媒体検出装置であって、媒体収納装置の電源がオフの間の、媒体の排出動作に連動し、所定の状態になる連動部材23と、媒体の装填が完了した後で媒体収納装置の電源がオフになる前に、連動部材の状態を検出し、媒体収納装置の制御手段へ通知する検出通知手段27と、を有し、検出通知手段は、再び媒体収納装置の電源がオンになったときに、連動部材の状態を検出し、媒体収納装置の制御手段へ通知する。
【選択図】図3

Description

本発明は、磁気テープライブラリ装置などの媒体収納装置で装填、排出される、磁気テープマガジンなどの媒体を検出する媒体検出装置及び媒体収納装置に関する。
現在、コンピュータのデータバックアップを可能とする装置として、磁気テープライブラリ装置が広く利用されている(例えば、特許文献1、2参照)。この磁気テープライブラリ装置(媒体収納装置の一例)では、複数の磁気テープマガジン(以下、マガジンという。媒体の一例)が装填/排出(挿入/抜き取り)可能である。マガジンには複数のセルが設けられており、各セルでは、磁気テープ媒体(磁気テープカートリッジ)が装填/排出(挿入/抜き取り)される。磁気テープ媒体は、カートリッジ内に磁性媒体を塗布した磁気テープが収納されたものである。このような磁気テープライブラリ装置は、上位装置から指示を受けると、指示された磁気テープ媒体をドライブ部に実装し、データの読み取り/書き込みを行う。また、磁気テープライブラリ装置は、電源がオンになると、インベントリ処理(磁気テープ媒体の有無、追加、排出、移動などの各情報を管理するための処理)を行う。この処理により、磁気テープライブラリ装置は、どの磁気テープ媒体がどのマガジンに装填されているかを記憶しておく。
特開2006−196075号公報 特開2008−287828号公報
ところで、磁気テープライブラリ装置は、緊急のとき(例えば災害発生時)に装置内に装填されている磁気テープ媒体を直ちに取り出せるようにするため、電源がオフであってもマガジンをイジェクトできる機能(緊急イジェクト機構)を備えている。
また、上述したインベントリ処理について、磁気テープ媒体の数が少ないときには、電源がオンになる度に毎回行えばよいが、磁気テープ媒体の数が多いときには、インベントリ処理にかかる時間が長くなってしまい、例えばデータ読み書き等の動作をすぐに実行できないという問題が生じる。そこで、磁気テープライブラリ装置では、電源がオフされる直前に磁気テープ媒体の装填場所を記憶し、それを電源オフ中も記憶しておき、次に電源がオンされたときに、記憶しておいた装填場所を読み込むことでインベントリ処理を省略することができる機能(インベントリスキップモード)を備えている。
これら2つの機能を備えた磁気テープライブラリ装置では、インベントリスキップモードが設定された状態で電源がオフにされ、かつ、電源のオフ中に、緊急イジェクト機構によりマガジンの排出が行われ、そのマガジンにて磁気テープ媒体の入れ換えが行われ、そのマガジンが装置に再装填される場合がある。このような場合において、次に電源がオンにされると、電源オフ時に記憶しておいた磁気テープ媒体の装填場所が実際の装填場所と異なるにもかかわらず、インベントリ処理が省略されてしまうという不具合が生じる。これは、磁気テープライブラリ装置が、電源オフ中に行われたマガジンの排出、再装填を検出できないことが原因である。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、媒体収納装置の電源オフ中に行われた媒体の排出、再装填を検出できる媒体検出装置及び媒体収納装置を提供することを目的とする。
かかる目的を達成するために、本発明の媒体検出装置は、媒体の装填及び排出を行う媒体収納装置に設けられる媒体検出装置であって、媒体収納装置の電源がオフの間の、媒体の排出動作に連動し、所定の状態になる連動部材と、媒体の装填が完了した後で媒体収納装置の電源がオフになる前に、連動部材の状態を検出し、媒体収納装置の制御手段へ通知する検出通知手段と、を有し、検出通知手段は、再び媒体収納装置の電源がオンになったときに、連動部材の状態を検出し、媒体収納装置の制御手段へ通知することを特徴とする。
本発明の媒体収納装置は、本発明の媒体検出装置と、媒体検出装置からの通知を基に比較、判断を行い、制御を行う制御手段とを有し、制御手段は、媒体の装填が完了した後で自装置の電源がオフになる前に媒体検出装置から通知された検出結果と、再び自装置の電源がオンになったときに媒体検出装置から通知された検出結果とを比較し、検出結果が一致した場合、自装置の電源のオフ中に媒体の排出は無かったと判断し、検出結果が一致しなかった場合、自装置の電源のオフ中に媒体の排出は有ったと判断し、判断結果に応じた制御を行うことを特徴とする。
本発明によれば、媒体収納装置の電源オフ中に行われた媒体の排出、再装填を検出できる。
本発明の一実施形態に係る磁気テープライブラリ装置の構成例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る磁気テープライブラリ装置におけるマガジン検出装置の配置例を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係るマガジン検出装置の構成例を示す図である。 本発明の一実施形態に係るマガジン検出装置の回転部材の構成例を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係るマガジン検出装置の動作時の遷移例を示す図である。 本発明の一実施形態に係るマガジン検出装置の動作時の遷移例を示す図である。 本発明の一実施形態に係るマガジン検出装置及び磁気テープライブラリ装置の動作例(第1の実施形態)を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係るマガジン検出装置及び磁気テープライブラリ装置の動作例(第2の実施形態)を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係るマガジン検出装置及び磁気テープライブラリ装置の動作例(第3の実施形態)を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係るマガジン検出装置の動作時の遷移例(第4の実施形態)を示す図である。 本発明の一実施形態に係るマガジン検出装置及び磁気テープライブラリ装置の動作例(第4の実施形態)を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係るマガジン検出装置の動作時の遷移例を示す図である。 本発明の一実施形態に係るマガジン検出装置の動作時の遷移例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る磁気テープライブラリ装置の構成例(第5の実施形態)を示す図である。 本発明の一実施形態に係る磁気テープライブラリ装置におけるマガジン検出装置の配置例(第5の実施形態)を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係るマガジン検出装置の構成例(第5の実施形態)を示す図である。 本発明の一実施形態に係るマガジン検出装置の動作時の遷移例(第5の実施形態)を示す図である。 本発明の一実施形態に係るマガジン検出装置の動作時の遷移例(第5の実施形態)を示す図である。 本発明の一実施形態に係るマガジン検出装置の動作時の遷移例(第5の実施形態)を示す図である。 本発明の一実施形態に係るマガジン検出装置及び磁気テープライブラリ装置の動作例(第5の実施形態)を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係るマガジン検出装置の動作時のイレギュラーな遷移例(第5の実施形態)を示す図である。
以下、本発明を実施するための形態(実施形態)について添付図面を参照して詳細に説明する。
〔第1の実施形態〕
図1は、本発明の一実施形態である磁気テープライブラリ装置1(以下、装置1ともいう)の構成例を示す図である。磁気テープマガジン(以下、マガジンという)5は、マガジン挿入口9から装填/排出が行われる。メカニカルスイッチ11は、装填/排出によるマガジン5の有無を検出する。マガジン5には、複数のセルが設けられており、各セルには、磁気テープ媒体6が装填される。図1では、例として、1つのマガジンにつき6巻の磁気テープ媒体6が装填されている。なお、図1では、マガジン5は1つしか示していないが、複数のマガジン5を装填可能である。また、磁気テープライブラリ装置1は、上述した緊急イジェクト機構を備える。また、図1には図示していないが、磁気テープライブラリ装置1を動作させるための電気を供給する電源装置も備えられる。
マガジン5の装填が検出された後、磁気テープ媒体6は、搬送メカ(アクセッサ機構)7により搬送され、ドライブ部2に装填される。制御基板3は、インターフェース4を介して接続された上位装置(例えば情報処理装置)又は操作パネル8から受けたコマンドに基づいて、データの読み取り又は書き込みをドライブ2に指示する。ドライブ部2は、装填された磁気テープ媒体6に対し、制御基板3からの指示に基づいてデータの読み取り又は書き込みを行う。データの読み取り又は書き込みが終了した磁気テープ媒体6は、再び搬送メカ7により搬送され、マガジン5における元の装填場所に戻る。
制御基板3は、磁気テープライブラリ装置1の動作を制御する制御手段である。例えば、磁気テープライブラリ装置1の電源がオンされると、制御基板3は、装填されているマガジン5について、上述したインベントリ処理を行う。また、例えば、制御基板3は、上位装置又は操作パネル8から、上述したインベントリスキップモードの設定を指示された場合、電源がオフされる直前に磁気テープ媒体6の装填場所を不揮発メモリ10に記憶し、それを電源オフ中も記憶しておき、次に電源がオンされたときに、不揮発メモリ10から、記憶しておいた装填場所を読み込むことでインベントリ処理を省略する。
図1に示す本実施形態の磁気テープライブラリ装置1では、マガジン検出装置13を備えることを特徴とする。このマガジン検出装置13は、磁気テープライブラリ装置1の電源オフ時にマガジン5(媒体の一例)の排出、再装填が行われたことを検出可能とする。この検出結果を受けて、制御基板3は、適切な動作を実行するようにする。本実施形態(及び後述する各実施形態)では、媒体(例えばマガジン5)を単数又は複数収納でき、その媒体の排出、再装填を検出する本発明の媒体収納装置として、磁気テープライブラリ装置1を例に説明する。以下、本実施形態のマガジン検出装置13について詳細に説明する。
図2は、本実施形態の磁気テープライブラリ装置1におけるマガジン検出装置13の配置例を示す斜視図である。マガジン検出装置13は、図2に示すように、例えば磁気テープライブラリ装置1の側面内部(図中の斜線部分)に備えられる。マガジン5が挿入される空間の側面には図2に示すように開口部分が形成されており、その開口部分からレバー23が突出した構造となっている。レバー23は、マガジン5が装置1に装填される場合、マガジン5の先端部分により装填方向(図中の矢印方向)へ押下される。
図3は、マガジン検出装置13の構成例を示す図である。図3(a)は、マガジン検出装置13を真上から見た図(断面図)であり、図3(b)は、図3(a)の矢印方向から見た図である。図3(b)に示す開口部分は、図2に示す開口部分に相当する。図3(a)、(b)に示すように、マガジン検出装置13は、軸20、フラグ21、カム22、レバー23、センサ27、弾性部材(例えば板ばね)24、留め具25、部材26を有する。軸20、フラグ21、カム22及びレバー23は、マガジン5の装填、排出に連動して回転する回転部材である。よって、回転部材は、「連動部材」と呼ぶこともできる。
図4は、回転部材の構成例を示す斜視図である。図4に示すように、円柱状の軸20上には、フラグ21、カム22及びレバー23がそれぞれ所定の間隔をおいて、一体化されて又は固定されて形成されている。レバー23は、上述したように、マガジン5が装填されるときにマガジン5の先端部分で押下され、軸20を中心として例えば反時計回りに回転する。このレバー23の回転により、同一軸上のフラグ21及びカム22も同様に回転する。回転部材の詳細な動作については後述する。なお、図3(a)、(b)において、回転部材は、図示しない支持部材によって支持されている。また、本実施形態(及び後述する各実施形態)では、装填されてくるマガジン5にレバー23が直接押下されることで回転部材が回転する構成としたが、これに限定されるものではない。例えば、回転部材(レバー23)とマガジン5の間において、てこ、ギア、ベルト等を使用し、マガジン5の装填により間接的にレバー23が押下されることで、回転部材が回転する構成としてもよい。
図3(b)に示すように、フラグ21とカム22の間には、センサ27が設けられている。センサ27も図示しない支持部材によって支持されている。センサ27は、フラグ21と重なったときにフラグ21を検知し、装置1の電源がオンのときにその検出結果(フラグ21を検知しているか否か)を制御基板3に通知する機能を有する。よって、センサ27は、「検出通知手段」と呼ぶこともできる。
図3(b)に示すように、カム22の上方には、弾性部材24が配置されている。弾性部材24は、図3(a)に示すように、部材26の側面において、留め具25によって固定されている。部材26は、マガジン5が収容(装填)されるセルを構成する部材であるが、図3では、レバー23を突出させるための開口部分も構成している。弾性部材24は、回転するカム22によって押し上げられた後、元の位置に戻ろうとする力によりカム22を押下する。
次に、マガジン検出装置13の動作例について、図5及び図6を参照して説明する。
まず図5を用いて説明する。図5(a)は、マガジン検出装置13が図3(a)の状態のときに、マガジン5が磁気テープライブラリ装置1内に装填されてきた様子を示す図である。なお、図中の各矢印は、各部材が動作する方向を示している。図5(a)に示すように、装填されてくるマガジン5の先端部分が、開口部分(図2、図3(b)参照)から突出しているレバー23のB側を押下する。これにより、レバー23は、反時計回りに回転する。また、レバー23の回転に伴い、軸20、フラグ21、カム22も同様に回転し、図5(b)の状態になる。
図5(b)は、回転するカム22が、弾性部材24の下方を通り、弾性部材24を押し上げている状態を示している。なお、この図5(b)では、説明の便宜上、センサ27の図示を省略している。そして、マガジン5の装填が完了すると、回転部材の回転が図5(b)の状態からさらに進み、図5(c)の状態になる。
図5(c)は、マガジン5の装填が完了したときの状態を示している。このとき、カム22によって一旦押し上げられた弾性部材24は、元の位置(図5(a)の位置)に戻ろうとする力によりカム22を押下する。この力をカム22が受けることで、回転部材が回転しようとするが、レバー23のA側がマガジン5に当たり、押しつけられる状態になる。このとき、図5(c)に示すように、フラグ21がセンサ27と重なる状態となる。センサ27は、装置1の電源がオンのとき、フラグ21を検知した旨の検知結果を磁気テープライブラリ装置1の制御基板3へ通知する。
図5(d)は、図5(c)のマガジン装填完了状態から、マガジン5が排出されたときの状態を示している。図5(d)に示すように、マガジン5の排出により、マガジン5に押しつけられていたレバー23のA側が回転する。これにより、レバー23のA側とB側の位置が、図5(a)のときとは逆(180°回転)になるが、再びマガジン5が装填されるときに、マガジン5の先端部分がレバー23のA側を押下できる状態となる。また、図5(d)に示すように、マガジン5の排出による回転部材の回転により、フラグ21は、センサ27に重ならない状態となる。
次に図6を用いて説明する。図6の説明は、上述した図5の説明と基本的に同様である。図6(e)は、マガジン検出装置13が図5(d)の状態のときに、マガジン5が磁気テープライブラリ装置1内に装填されてきた様子を示す図である。なお、図中の各矢印は、各部材が動作する方向を示している。図6(e)に示すように、装填されてくるマガジン5の先端部分が、開口部分(図2、図3(b)参照)から突出しているレバー23のA側を押下する。これにより、レバー23は、反時計回りに回転する。また、レバー23の回転に伴い、軸20、フラグ21、カム22も同様に回転し、図6(f)の状態になる。
図6(f)は、回転するカム22が、弾性部材24の下方を通り、弾性部材24を押し上げている状態を示している。なお、この図6(f)では、説明の便宜上、センサ27の図示を省略している。そして、マガジン5の装填が完了すると、回転部材の回転が図6(f)の状態からさらに進み、図6(g)の状態になる。
図6(g)は、マガジン5の装填が完了したときの状態を示している。このとき、カム22によって一旦押し上げられた弾性部材24は、元の位置(図6(e)の位置)に戻ろうとする力によりカム22を押下する。この力をカム22が受けることで、回転部材が回転しようとするが、レバー23のB側がマガジン5に当たり、押しつけられる状態になる。センサ27は、装置1の電源がオンのとき、フラグ21を検知していない旨の検知結果を磁気テープライブラリ装置1の制御基板3へ通知する。
図6(h)は、図6(g)のマガジン装填完了状態から、マガジン5が排出されたときの状態を示している。図6(h)に示すように、マガジン5の排出により、マガジン5に押しつけられていたレバー23のB側が回転する。これにより、レバー23のB側とA側の位置が、図6(e)のときとは逆(180°回転。図5(a)の位置に戻る)になるが、再びマガジン5が装填されるときに、マガジン5の先端部分がレバー23のB側を押下できる状態となる。
次に、本実施形態のマガジン検出装置13及び磁気テープライブラリ装置1の動作例について、図7のフローチャートを参照して説明する。
磁気テープライブラリ装置1内にマガジン5が装填され、装置1の電源がオンされる(ステップS1)。このマガジン装填のとき、上述した図5(a)〜(c)の説明のようにマガジン検出装置13が動作する。装置1の電源は、図5(c)のようにマガジン5の装填が完了した後でオンされる。
メカニカルスイッチ11により、マガジン5が装置1内に存在することが検出されると、制御基板3は、インベントリ処理を行う(ステップS2)。
また、制御基板3は、センサ27からの検知結果の通知を受け、フラグ21を検知している旨を不揮発メモリ10に記憶する(ステップS3)。
ここで、磁気テープライブラリ装置1において、インベントリスキップモードが設定され、装置1の電源がオフにされるとする(ステップS4)。
装置1の電源オフ中に、緊急イジェクト機構によって、マガジン5の強制排出が行われるとする(ステップS5)。このマガジン排出のとき、上述した図5(d)の説明のようにマガジン検出装置13が動作する。
その後、磁気テープライブラリ装置1内にマガジン5が再装填され(ステップS6)、装置1の電源がオンされるとする(ステップS7)。このマガジン再装填のとき、上述した図6(e)〜(g)の説明のようにマガジン検出装置13が動作する。装置1の電源は、図6(g)のようにマガジン5の再装填が完了した後でオンされる。
制御基板3は、再装填されたマガジン5の存在がメカニカルスイッチ11によって検出されると、センサ27からの検知結果の通知を受け、その検知結果と、電源オフの前に不揮発メモリ10に記憶しておいた検知結果とを比較し、両者が一致するかどうかにより、電源オフ中にマガジン5の排出があったかどうかを判断する(ステップS8)。両者が一致した場合には、電源オフ中のマガジン排出は無かったと判断する。一方、両者が一致しなかった場合には、電源オフ中のマガジン排出は有ったと判断する。
ここでは、再装填が完了した後の状態は図6(g)であるので、センサ27から通知される検知結果は、フラグ21を検知していない旨となる。一方、ステップS3で予め記憶しておいた検知結果は、フラグ21を検知している旨である。よって、制御基板3は、両者が不一致であるため、電源オフ中のマガジン排出は有ったと判断する(ステップS9/YES)。
制御基板3は、インベントリスキップモードが設定中ではあるが、インベントリ処理を省略せずに、再装填されたマガジン5についてインベントリ処理を行い、その後、データの読み書きなどの通常動作を開始する(ステップS10)。
なお、ステップS6、S7におけるマガジン5の排出、再装填が行われずに、装置1の電源がオンにされた場合(ステップS8)は、マガジン検出装置13は図5(c)のままであるので、フラグ21もセンサ27に検知されたままとなる。よって、ステップS9で制御基板3に通知される検知結果は、フラグ21を検知している旨となる。よって、その場合は、ステップS3で予め記憶しておいた検知結果と一致することになるので、制御基板3は、電源オフ中のマガジン排出は無かったと判断する(ステップS9/NO)。そして、制御基板3は、設定中であるインベントリスキップモードに従い、インベントリ処理を省略し、直ちにデータの読み書きなどの通常動作を開始する(ステップS11)。
以上説明したように、本実施形態によれば、磁気テープライブラリ装置の電源オフ中に行われたマガジンの排出、再装填を検出することができる。そして、排出、再装填が検出された場合は、インベントリスキップモードが設定中であっても、インベントリ処理を実行でき、排出、再装填が検出されなかった場合は、インベントリスキップモードに従って直ちに通常動作を開始できる。
上記説明では、マガジンの装填、排出により回転部材が180°回転する例について説明したが、回転角度はこれに限定されない。例えば、90°回転でも実現可能である。その例を図12、図13に示す。図12(a)〜図13(h)の各図は、回転部材の回転の様子を連続して示した図である。図12(a)に示すように、回転部材は、軸20、フラグ21、カム22、2つのレバー23a、23bが一体となって形成される。上述した180°の回転部材(図3)と異なる点は、レバーが2つあり、90°で交差していること、フラグが3つの突起部a、b、cを有すること、カムが正方形状に構成されていることである。また、マガジン検出装置13としては、フラグ21を検出するセンサを2つ備える(27aと27b)点が異なる。これら各部の動作は、上述した動作と同様である。すなわち、マガジンの装填時にはレバーが押下され、回転部材が90°回転し、また、マガジンの排出時には弾性部材24によってカム22が押下され、回転部材が90°回転する。
まず、図12(a)のときに、マガジン5が装填されてくると、回転部材が反時計回りに回転し、図12(b)の状態になる。図12(b)は、フラグ21のc部分がセンサ27bに重なり、検知されている状態を示している。このとき、弾性部材24の元に戻ろうとする力によりカム24が弾性部材24により押下され、反時計回り方向に回ろうとしている。しかし、レバー23aが、装填完了したマガジン5にあたって回転しない状態となっている。図12(b)のときに、マガジン5が排出されると、図12(c)の状態になる。
図12(c)のときに、マガジン5が装填されてくると、回転部材が反時計回りに回転し、図12(d)の状態になる。図12(d)は、フラグ21のb部分がセンサ27aに重なり、検知されている状態を示している。このとき、弾性部材24の元に戻ろうとする力によりカム24が弾性部材24により押下され、反時計回り方向に回ろうとしている。しかし、レバー23bが、装填完了したマガジン5にあたって回転しない状態となっている。図12(d)のときに、マガジン5が排出されると、図13(e)の状態になる。
図13(e)のときに、マガジン5が装填されてくると、回転部材が反時計回りに回転し、図13(f)の状態になる。図13(f)は、フラグ21のa部分がセンサ27a及び27bの両方に重なり、検知されている状態を示している。このとき、弾性部材24の元に戻ろうとする力によりカム24が弾性部材24により押下され、反時計回り方向に回ろうとしている。しかし、レバー23aが、装填完了したマガジン5にあたって回転しない状態となっている。図13(f)のときに、マガジン5が排出されると、図13(g)の状態になる。
図13(g)のときに、マガジン5が装填されてくると、回転部材が反時計回りに回転し、図13(h)の状態になる。図13(h)は、フラグ21のどの部分もセンサ27a及び27bに重なってなく、いずれのセンサにも検知されていない状態を示している。このとき、弾性部材24の元に戻ろうとする力によりカム24が弾性部材24により押下され、反時計回り方向に回ろうとしている。しかし、レバー23bが、装填完了したマガジン5にあたって回転しない状態となっている。図13(h)のときに、マガジン5が排出されると、図12(a)の状態になる。
このように図12、図13に示す例では、フラグ21、センサ27a及び27bを用いる構成により、図12(b)、図12(d)、図13(f)、図13(h)の4つの状態を検知することができる。よって、制御基板3は、各センサからの通知を基に上記4つの状態を認識することができる。制御基板3は、電源OFF前にマガジン5が装填されたときの状態を記憶しておき、再び電源がONにされたときに、そのときの状態が予め記憶しておいた状態と一致するかを判断することで、マガジン5の排出、再装填の有無を検出できる。
〔第2の実施形態〕
本実施形態は、上記第1の実施形態と基本的な構成・動作は同じであるが、センサ27の代わりとして、回転部材が180°回転したことを検出できる回転検出手段を設けるようにする点が異なる。ここでは、回転検出手段の例をカウンタとして説明する。なお、カウンタの設置場所は、図3において、回転部材の回転を検出可能な場所であればよいので、図示は省略する。
カウンタは、回転部材が180°回転した回数をカウント(検出)する。例えば、図5(c)に示す回転部材の状態を回転開始の基準とする。そして、このときのカウント数を例えば「0」とする。その後、回転部材が、マガジン5の排出、再装填により、順に図5(d)、図6(e)、図6(f)、図6(g)の状態となる。図6(g)の状態になったとき、回転部材は180°回転したことになるので、カウンタは、180°回転の回数を「1」としてカウントする。なお、カウンタは、例えばカウント開始の際(磁気テープライブラリ装置1の電源がオフされる直前)にユーザからの指示を受けて、カウント数を所定の数(例えば「0」)に設定する機能を有する。また、カウンタは、磁気テープライブラリ装置1の電源がオンのときに、カウント結果(カウント数の数値)を制御基板3に通知する機能を有する。よって、カウンタは、「検出通知手段」と呼ぶこともできる。
次に、本実施形態のマガジン検出装置13及び磁気テープライブラリ装置1の動作例について、図8のフローチャートを参照して説明する。
ステップS21〜S22は、上述した図7のステップS1〜S2と同様であるので、ここでの説明は省略する。
カウンタは、ユーザからの指示を受けてカウント数を例えば「0」に設定し、制御基板に通知する。制御基板3は、カウンタからのカウント数の通知を受け、カウント数「0」を不揮発メモリ10に記憶する(ステップS23)。
ステップS24〜S27は、上述した図7のステップS4〜S7と同様であるので、ここでの説明は省略する。
制御基板3は、再装填されたマガジン5の存在がメカニカルスイッチ11によって検出されると、カウンタからのカウント結果(カウント数の値)の通知を受け、そのカウンタ数と、電源オフの前に不揮発メモリ10に記憶しておいたカウンタ数とを比較し、両者が一致するかどうかにより、電源オフ中にマガジン5の排出があったかどうかを判断する(ステップS28)。両者が一致した場合には、電源オフ中のマガジン排出は無かったと判断する。一方、両者が一致しなかった場合には、電源オフ中のマガジン排出は有ったと判断する。
ステップS29〜S31は、上述した図7のステップS9〜S11と同様であるので、ここでの説明は省略する。
以上説明したように、本実施形態によれば、第1の実施形態で説明したセンサ27を利用せずに、マガジン5の排出、再装填を検出できる。すなわち、第1の実施形態では、マガジンの排出、再装填が奇数回行われたときに、排出、再装填を検出できる構成であったが、本実施形態では、奇数回、偶数回を問わず、排出、再装填が何度行われたとしても、排出、再装填を検出することができる。なお、上記説明では、例として、ユーザがカウント数「0」を設定し、「0」を基準にするようにしたが、必ずしもユーザがカウント数を設定する必要はない。ユーザによる設定がない場合は、その時点でのカウント数が基準となる。ただし、排出、再装填をある程度検出してカウント数が大きくなりすぎた場合には、カウント数を小さい数(例えば「0」)に設定する操作が必要となる。
〔第3の実施形態〕
本実施形態は、上記第1の実施形態と基本的な構成・動作は同じであるが、回転部材は、自身の回転と連動して、軸20の延長方向のいずれか(図4の矢印で示すいずれかの方向)に所定の距離分移動する点、及び、センサ27の代わりに、回転部材の移動を検出する移動検出センサを設ける点が異なる。なお、移動検出センサの設置場所は、図3において、回転部材の移動を検出可能な場所であればよいので、図示は省略する。
回転部材の移動については、例えば、軸20の内部にさらに軸を通し、それら両方の軸をネジ構造の関係にすることで実現する。回転部材の移動開始地点(以下、基準点という)は、軸20上の所定の地点とする。基準点は予め定められているとする。回転部材は、マガジン5の装填、排出により例えば図5(a)〜(d)のように180°回転したとき、その回転と連動して、予め設定された方向(例えば図4の左側に示す矢印の方向)へ、予め設定された所定距離分(例えば5ミリ程度)移動する。また、回転部材は、マガジン5の再装填、再排出により例えば図6(e)〜(h)のように180°回転したとき、その回転と連動して、上記と同じ方向へ、上記と同じ距離分(例えば5ミリ程度)さらに移動する。なお、回転部材は、例えば移動開始の際(磁気テープライブラリ装置1の電源がオフされる直前)にユーザからの指示を受けて、上記基準点に位置する機能を有する。
移動検出センサは、基準点に回転部材があることを認識し、その後、基準点から回転部材が移動したかどうかを検出し、磁気テープライブラリ装置1の電源がオンのときに、その検出結果を制御基板3へ通知する。よって、移動検出センサは、「検出通知手段」と呼ぶこともできる。
次に、本実施形態のマガジン検出装置13及び磁気テープライブラリ装置1の動作例について、図9のフローチャートを参照して説明する。
ステップS41〜S42は、上述した図7のステップS1〜S2と同様であるので、ここでの説明は省略する。
回転部材は、ユーザからの指示を受けて基準点に位置する。移動検出センサは、基準点に回転部材が存在することを検出すると、回転部材が移動していない旨を制御基板3へ通知する。制御基板3は、移動検出センサから検出結果の通知を受け、回転部材が基準点から移動していないことを不揮発メモリ10に記憶する(ステップS43)。
ステップS44〜S47は、上述した図7のステップS4〜S7と同様であるので、ここでの説明は省略する。
制御基板3は、再装填されたマガジン5の存在がメカニカルスイッチ11によって検出されると、移動検出センサからの検出結果(回転部材が基準点から移動したか否か)の通知を受け、その検出結果と、電源オフの前に不揮発メモリ10に記憶しておいた検出結果とを比較し、両者が一致するかどうかにより、電源オフ中にマガジン5の排出があったかどうかを判断する(ステップS48)。両者が一致した場合には、電源オフ中のマガジン排出は無かったと判断する。一方、両者が一致しなかった場合には、電源オフ中のマガジン排出は有ったと判断する。
ステップS49〜S51は、上述した図7のステップS9〜S11と同様であるので、ここでの説明は省略する。
以上説明したように、本実施形態によれば、第2の実施形態と同様に、第1の実施形態で説明したセンサ27を利用せずに、マガジン5の排出、再装填を検出できる。すなわち、本実施形態でも、奇数回、偶数回を問わず、排出、再装填が何度行われたとしても、排出、再装填を検出することができる。ただし、本実施形態でも、回転部材の移動距離には限度があるので、排出、再装填をある程度検出したら、回転部材を基準点に移動させる操作が必要となる。
〔第4の実施形態〕
本実施形態は、上記第1〜第3の実施形態で使用した回転部材の代わりに、スイッチ及び押下検出手段を使用する構成である。本実施形態のマガジン検出装置13の構成例及び動作例について図10を参照して説明する。なお、以下では、押下検出手段の例をカウンタとして説明する。なお、カウンタの設置場所は、図10において、スイッチの押下を検出可能な場所であればよいので、図示は省略する。
図10(a)に示すように、セルを構成する部材26において、マガジン5がセルに挿入されてくる方向(図中の矢印)と垂直な面に、スイッチ28が設けられている。図10(a)において、スイッチ28は、部材26のセルの内壁を構成する面から突出している。その後、マガジン5の装填が進むと、図10(b)に示すように、マガジン5の先端部分によってスイッチ28は押下される。そして、マガジン5の装填が完了すると、図10(c)に示すように、スイッチ28は、部材26内に埋め込まれた状態(これを押下状態という)となる。マガジン5が排出されると、図10(d)に示すように、スイッチ28は、再び部材26表面から突出した状態となり、セルに挿入されてくるマガジン5によって押下可能な状態になる。よって、スイッチ28は、マガジン5の装填、排出に連動して所定の状態となる「連動部材」と呼ぶこともできる。
また、図10(c)の状態のとき、カウンタは、スイッチ28が押下状態となった回数をカウント(検出)する。例えば、図10(c)に示すスイッチ28の状態をカウント開始の基準とする。そして、このときのカウント数を例えば「1」とする。その後は、マガジン5の排出、再装填によりスイッチ28が押下状態になる度に、回数をカウントする。なお、カウンタは、例えばカウント開始の際(磁気テープライブラリ装置1の電源がオフされる直前)にユーザからの指示を受けて、カウント数を所定の数(例えば「1」)に設定する機能を有する。また、カウンタは、磁気テープライブラリ装置1の電源がオンのときに、カウント結果(カウント数の数値)を制御基板3に通知する機能を有する。よって、カウンタは、「検出通知手段」と呼ぶこともできる。
次に、本実施形態のマガジン検出装置13及び磁気テープライブラリ装置1の動作例について、図11のフローチャートを参照して説明する。
ステップS61〜S62は、上述した図7のステップS1〜S2と同様であるので、ここでの説明は省略する。
カウンタは、ユーザからの指示を受けてカウント数を例えば「1」に設定し、制御基板に通知する。制御基板3は、カウンタからのカウント数の通知を受け、カウント数「1」を不揮発メモリ10に記憶する(ステップS63)。
ステップS64〜S67は、上述した図7のステップS4〜S7と同様であるので、ここでの説明は省略する。
制御基板3は、再装填されたマガジン5の存在がメカニカルスイッチ11によって検出されると、カウンタからカウント結果(カウント数の値)の通知を受け、そのカウント結果と、電源オフの前に不揮発メモリ10に記憶しておいたカウント結果とを比較し、両者が一致するかどうかにより、電源オフ中にマガジン5の排出があったかどうかを判断する(ステップS68)。両者が一致した場合には、電源オフ中のマガジン排出は無かったと判断する。一方、両者が一致しなかった場合には、電源オフ中のマガジン排出は有ったと判断する。
ステップS69〜S71は、上述した図7のステップS9〜S11と同様であるので、ここでの説明は省略する。
以上説明したように、本実施形態によれば、第1〜第3の実施形態で説明した回転部材を利用せずに、マガジン5の排出、再装填を検出できる。また、本実施形態でも、奇数回、偶数回を問わず、排出、再装填が何度行われたとしても、排出、再装填を検出することができる。なお、上記説明では、例として、ユーザがカウント数「1」を設定し、「1」を基準にするようにしたが、必ずしもユーザがカウント数を設定する必要はない。ユーザによる設定がない場合は、その時点でのカウント数が基準となる。ただし、排出、再装填をある程度検出してカウント数が大きくなりすぎた場合には、カウント結果を少ない値に戻すためのリセット操作が必要となる。
〔第5の実施形態〕
例えば上記第1の実施形態では、磁気テープマガジンの抜き差しが何度も行われると、連動部材のフラグが元の位置に戻ることになる。よって、磁気テープライブラリ装置の電源がオフされている間に磁気テープマガジンの排出、再装填が行われた場合でも、磁気テープマガジンの排出は無かったと誤検出するおそれがあった。本実施形態では、このような誤検出をなくし、磁気テープライブラリ装置の電源オフの間における磁気テープマガジンの排出を確実に検出できるようにする。
本実施形態の磁気テープライブラリ装置1の構成について図14を用いて説明する。図14は、磁気テープライブラリ装置1を上方(真上)から見た断面図である。なお、図14では、第1の実施形態で説明した図1と同じ部分については同一符号を付し、その説明は省略する。
本実施形態の磁気テープライブラリ装置1(以下ライブラリ装置1ともいう)は、図14に示すように、制御基板3と電源装置80とが、ライブラリ装置1の左側面に沿って配置されている。電源装置80は、ライブラリ装置1を動作させるための電気を供給する装置である。また、制御装置2、電源装置80及びドライブ部2は、バックボードを介して電気的に接続されている。バックボードは、ライブラリ装置1内の各装置(デバイス)を電気的に接続するコネクタである。ドライブ部2は、その背面が電源装置80の隣に位置するように配置されている。すなわち、ドライブ部2は、磁気テープ媒体6の出入口(抜き差し口)が搬送メカ(アクセッサ機構)7の移動路を向くように設置される。この移動路は、ライブラリ装置1の右側面における前面と背面の間の空間である。搬送メカ7は、移動路において図中の矢印cに示す方向に移動可能である。また、磁気テープマガジン5(以下マガジン5という)も、磁気テープ媒体6の出入口(抜き差し口)が搬送メカ7の移動路を向くように装填される。このマガジン5は、ディープセル方式であり、1つのセルに2つの磁気テープ媒体6が挿入可能である。ドライブ部2のスロットにおける磁気テープ媒体6の出入口とマガジン5の各ディープセルにおける磁気テープ媒体6の出入口は移動路の方を向いているので、搬送メカ7はそれらの出入口から磁気テープ媒体の抜き差しを行う。なお、マガジン5は、マガジン挿入口9において、図中の矢印aに示す方向に装填(挿入)され、また、図中の矢印bに示す方向に排出される。また、図14では図示していないが、図1に示すインターフェース4、不揮発メモリ10、メカニカルスイッチ11、逆転防止ラチェット12も備えられるとする。
図14に示す本実施形態のライブラリ装置1では、マガジン挿入口9の右側の内部(操作パネル8の裏側)に、マガジン検出装置70を備えることを特徴とする。図14に示すようにマガジン検出装置70は搬送メカ7の移動路上に位置しているが、実際には、マガジン検出装置70は移動路において上方に備えられており、搬送メカ7はマガジン検出装置70の下方を移動可能となっているので、搬送メカ7の移動がマガジン検出装置70の設置によって妨げられることはない。なお、マガジン検出装置70の設置位置は、図14に示す位置に限定されるものではない。このマガジン検出装置70は、第1の実施形態におけるマガジン検出装置13と同様に、ライブラリ装置1におけるマガジン5の排出、装填を検出可能とする。この検出結果を受けて、制御基板3は、適切な動作を実行するようにする。以下、本実施形態のマガジン検出装置70について詳細に説明する。
図15は、本実施形態のライブラリ装置1におけるマガジン検出装置70の配置例を示す斜視図である。マガジン検出装置70は、例えば図15に示すように、ライブラリ装置1のマガジン挿入口9の右側内部(図中の斜線部分)に備えられる。マガジン5が挿入される空間の側面には図15に示すように開口部分が形成されており、その開口部分からレバー36が突出した構造となっている。このレバー36の詳細は後述する。また、図15に示すように、マガジン5の右側面のブラケットには、スリット51が形成されている。
図16は、マガジン検出装置70の構成例を示す図である。図16(a)は、マガジン検出装置70を真上から見た図(断面図)である。図16(b)は図16(a)の矢印α方向から見た図である。図16(c)は図16(a)の矢印β方向から見た図である。図16(a)に示すように、マガジン検出装置70は、センサ60、回転部材30と、板バネ40とを備える。
センサ60は、回転部材30の近傍に設けられ、図示しない支持部材によって支持されている。このセンサ60は、第1の実施形態におけるセンサ27と同様に、回転部材30に設けられたフラグ37と重なったときにフラグ37を検知し、ライブラリ装置1の電源がオンのときにその検出結果(フラグ37を検知しているか否か)を制御基板3に通知する機能を有する。よって、センサ60は、「検出通知手段」と呼ぶこともできる。
板バネ40は、回転部材30の近傍に設けられ、図示しない支持部材によって支持されている。板バネ40は、先端に略半円状の突起として凸部41が形成され、また、後端に固定部42が形成されている。固定部42は、図示しない支持部材に固定されており、回転部材30の回転時に支点として作用する。ただし、板バネ40は、搬送メカ7の移動を妨げない位置に固定されているとする。凸部41は、回転部材30の回転時に、回転部材30の側面によって矢印方向に押され、バネの元に戻ろうとする力(矢印の反対方向に働く)により、回転部材30に設けられた凹部33、34のいずれかに嵌合する。この嵌合により、回転部材30の回転後の状態として、凹部33に嵌合した状態と凹部34に嵌合した状態の2通りを保持することができる。よって、板バネ40は、「状態保持手段」と呼ぶこともできる。なお、本実施形態では、板バネを採用したが、その他の弾性部材であってもよい。
回転部材30は、図示しない支持部材によって支持されている。回転部材30では、第1のレバー31、第2のレバー36、フラグ37がそれぞれ所定の間隔をおいて、一体化されて又は固定されて形成されている。また、回転部材30では、第1のレバー31と、第2のレバー36との間に、凹部33、34がそれぞれ形成されている。凹部33、34は、第1のレバー31、第2のレバー36及びフラグ37と一体化されて形成されている。そして、この回転部材30は、中心部35を中心として、時計回り及び反時計回りに回転する。回転の詳細については後述する。
フラグ37は、上述したように、センサ60と重なった位置にあるときに、センサ60により検知される。よって、図16の例では、フラグ37はセンサ60に検知されることになる。
第1のレバー31は、図16(c)に示すように、クランク状に形成されており、下方に突き出た状態となっている。第1のレバー31の先端には、搬送メカ押下部32が一体化されて又は固定されて形成されており、この部分が、移動してくる搬送メカ7の側面に押下される。すなわち、図16(a)、(b)に示すように、搬送メカ7が矢印cの方向に移動してくるとき、搬送メカ押下部32は搬送メカ7の側面に押下される。これにより、回転部材30全体が、中心部35を中心として時計回りに回転する。なお、図16(c)に示す搬送メカ7の側面と、図15に示す搬送メカ7の側面は同じである。
第2のレバー36は、図16(a)、(b)に示すように、その先端部分が、ライブラリ装置1に装填されたマガジン5の側面に挿入される。マガジン5の右側面にはスリット51が形成されており、第2のレバー36はこのスリット51に挿入される。スリット51に挿入された先端部分は、移動してくるマガジン5のスリット51の側面に押下される。すなわち、図16(a)に示すように、排出されるマガジン5が矢印bの方向に移動してくるとき、スリット51に挿入された先端部分はスリット51の側面(図中に示す部分)に押下される。これにより、回転部材30全体が、中心部35を中心として反時計回りに回転する。
このように、回転部材30は、搬送メカ7の移動及びマガジン5の移動(排出動作)に連動して回転するので、「連動部材」と呼ぶこともできる。
凹部33、34は、略半円状の窪みとして形成されている。上述したように、凹部33、34には、板バネ40の凸部41が嵌合される。回転部材30が反時計回りに回転した後では凹部44に凸部41が嵌合し、回転部材30が時計回りに回転した後では凹部33に凸部41が嵌合することになるが、これについての詳細は後述する。
なお、図16の例では、凸部41が凹部33に嵌合することで板バネ40に保持された状態を示している。以下、この図16に示す状態を第1の状態という。すなわち、第1の状態は、マガジン5の装填が完了した後の状態であり、第2のレバー36の先端部分がマガジン5の側面に形成されたスリット51に挿入され、かつ、フラグ37がセンサ60に重なって検知可能な位置にある状態である。一方、第2の状態は、マガジン5の排出が完了した後(マガジン5が装填されていないとき)の状態であり、凸部41が凹部34に嵌合することで板バネ40に保持された状態のことをいうが、その詳細は後述する。
次に、マガジン検出装置70の動作例について、図17、図18及び図19を参照して説明する。
まず図17を用いて説明する。図17(a)は、ライブラリ装置1にマガジン5が装填されていないときのマガジン検出装置70の状態を示す図である。マガジン5の装填前は、図17(a)に示すように、板バネ40の凸部41が回転部材30の凹部33に嵌合することで板バネ40に保持された状態となっている。以下、この図17(a)に示す状態を第2の状態という。第2の状態では、フラグ37は、センサ60に重なっておらず、センサ60が検知不可能な位置にある。また、第2の状態では、第2のレバー36は、マガジン挿入口9から装填されてくるマガジン5の側面に接触しない位置にある。
図17(b)は、マガジン5の装填が完了したときの状態を示している。マガジン5は、マガジン挿入口9から矢印aの方向に装填(挿入)されてくる。このとき装填されてくるマガジン5の側面が第2の状態にある第2のレバー36に接触しないように、回転部材30は配置されている。
図17(b)に示すようにマガジン5の装填が完了した後、搬送メカ7がライブラリ装置1の前面方向へ移動させられる。このときの様子を図18(a)に示す。搬送メカ7は移動路を矢印cの方向に移動してくる。第1のレバー31の搬送メカ押下部32は、移動してくる搬送メカ7の側面に押下される。これにより、回転部材30全体が、中心部35を中心として、矢印で示す時計回りに回転する。この回転により、第2のレバー36の先端部分はマガジン5のスリット51内に移動し、フラグ37はセンサ60に重なる位置に移動する。また、この回転により、凹部33に嵌合していた凸部41は、矢印で示す方向に押し出された後、元に戻ろうとする力により凹部34に嵌合する。
凸部41が凹部34に嵌合すると、図18(b)に示す状態、すなわち第1の状態が保持されることになる。図18(a)に示す状態は、図16(a)に示す状態と同じである。すなわち、第1の状態では、第2のレバー36の先端部分がマガジン5の側面に形成されたスリット51に挿入され、かつ、フラグ37がセンサ60に重なる位置(センサ60がフラグ37を検知可能な位置)にある。この状態のときにライブラリ装置1の電源がオンされると、センサ60は、フラグ37を検知した(第1の状態である)旨の検出結果をライブラリ装置1の制御基板3へ通知する。この通知後の動作については後述する。
図19(a)は、図18(b)に示す第1の状態から、マガジン5が排出されるときの様子を示している。図19(a)に示すように、マガジン5は、排出されるとき、矢印bの方向へ移動させられる。よって、図19(a)に示すスリット51の側面も、矢印bの方向へ移動する。よって、スリット51に挿入されていた第2のレバー36の先端部分(図中のxの部分)は、スリット51の側面に押下される。これにより、回転部材30全体が、中心部35を中心として、矢印で示す反時計回りに回転する。この回転により、第2のレバー36の先端部分はマガジン5のスリット51内から外れるように移動し、フラグ37はセンサ60に重なっていた位置から外れるように移動する。また、この回転により、凹部34に嵌合していた凸部41は、矢印で示す方向に押し出された後、元に戻ろうとする力により凹部33に嵌合する。
凸部41が凹部33に嵌合すると、図19(b)に示す状態、すなわち第2の状態が保持されることになる。図19(b)に示す状態は、図17(a)に示す状態と同じである。すなわち、第2の状態では、フラグ37がセンサ60に重ならない位置(センサ60がフラグ37を検知不可能な位置)にあり、かつ、第2のレバー36の先端部分がマガジン挿入口9から装填されてくるマガジン5の側面に接触しない位置にある。この状態のときにライブラリ装置1の電源がオンされると、センサ60は、フラグ37を検知しない(第2の状態である)旨の検出結果をライブラリ装置1の制御基板3へ通知する。この通知後の動作については後述する。
次に、本実施形態のマガジン検出装置70及び磁気テープライブラリ装置1の動作例について、図20のフローチャートを参照して説明する。
ライブラリ装置1の電源がオンされると(ステップS81)、センサ60は、フラグ37を検知しているか否かを検出し、その検出結果をライブラリ装置1の制御基板3へ通知する。
検出の結果、フラグ37が検知されている場合(S82/第1の状態)、制御基板3は、設定中であるインベントリスキップモードに従い、インベントリ処理を省略し、直ちにデータの読み書きなどの通常動作を開始する(ステップS84)。
検出の結果、フラグ37が検知されていない場合(S82/第2の状態)、制御基板3は、インベントリ処理を行った後で、データの読み書きなどの通常動作を開始する(ステップS83)。
以上のことから本実施形態では、マガジンの排出、再装填が何度繰り返されても、フラグが元の位置に戻らない構成とした。よって、ライブラリ装置の電源オフ前に、第1の状態にあることをライブラリ装置に記憶させておけば、ライブラリ装置の電源オフの間にマガジンの排出、再装填が何度行われても、第1の状態には戻らず、必ず第2の状態になる。第1の状態に戻すためには、電源オン時の搬送メカの移動が必要であるからである。従って、本実施形態によれば、再度ライブラリ装置の電源がオンされたときに、マガジンの排出があったことを確実に検出できる。
本実施形態におけるイレギュラーな事態について説明する。図21(a)は、マガジン5が排出された後、何らかの原因で第1の状態に戻ってしまったときの様子を示す。このとき、図21(a)に示すようにマガジン5が矢印a方向に装填されてくると、マガジン5の先端部分が第2のレバー36の先端部分を押下することになる。これにより、回転部材30全体が、時計回りに回転する。このときの様子が図21(b)である。しかし、上記回転により凸部41が矢印方向に押し上げられた後、元に戻ろうとする力が回転部材30に対して働くことになるため、回転部材30は、図21(b)の状態から、反時計回りに回転することになる。この回転により、凸部41は凹部34に嵌合し、結果的に第1の状態になる。よって、マガジン5が排出された後、何らかの原因で第1の状態に戻ったときに、マガジン5が装填されてきたとしても、それが原因で回転部材30が壊れることはない。なお、この場合、制御基板3は、マガジンの排出がなかったものと検出してしまうが、仮にインベントリを行わずにライブラリ装置1を使用したとしても、読み書きの際に磁気テープ媒体が元の状態と違っていることを検出できるので、その旨をユーザに知らせるか、又は、インベントリを実施すれば問題はない。
以上、本発明の各実施形態について説明したが、上記各実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の変形が可能である。
例えば、上記各実施形態では、磁気テープライブラリ装置(媒体収納装置の一例)に対してマガジン(媒体の一例)が排出、再装填されることを検出するものとしたが、これに限られず、例えば、マガジン(媒体収納装置の一例)に対して磁気テープ媒体(媒体の一例)が装填/排出されることを検出するようにしてもよい。その場合、上述したマガジン検出装置13の構成をマガジン自体に搭載し、磁気テープ媒体検出装置として動作する。これにより、マガジンに対して排出、再装填される磁気テープ媒体の検出が可能になる。すなわち、本発明は、上述した構成と動作により、媒体収納装置(例えば、磁気テープライブラリ装置やマガジン)に対する媒体(例えば、マガジンや磁気テープ媒体)の排出、再装填を検出できる装置を提供する。
また、例えば、上述した実施形態における動作は、ハードウェア、または、ソフトウェア、あるいは、両者の複合構成によって実行することも可能である。
ソフトウェアによる処理を実行する場合には、処理シーケンスを記録したプログラムを、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータ内のメモリにインストールして実行させてもよい。あるいは、各種処理が実行可能な汎用コンピュータにプログラムをインストールして実行させてもよい。
例えば、プログラムは、記録媒体としてのハードディスクやROM(Read Only Memory)に予め記録しておくことが可能である。あるいは、プログラムは、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory),MO(Magneto optical)ディスク,DVD(Digital Versatile Disc)、磁気ディスク、半導体メモリなどのリムーバブル記録媒体に、一時的、あるいは、永続的に格納(記録)しておくことが可能である。このようなリムーバブル記録媒体は、いわゆるパッケージソフトウエアとして提供することが可能である。
なお、プログラムは、上述したようなリムーバブル記録媒体からコンピュータにインストールする他、ダウンロードサイトから、コンピュータに無線転送してもよい。または、LAN(Local Area Network)、インターネットといったネットワークを介して、コンピュータに有線で転送してもよい。コンピュータでは、転送されてきたプログラムを受信し、内蔵するハードディスク等の記録媒体にインストールすることが可能である。
また、上記実施形態で説明した処理動作に従って時系列的に実行されるのみならず、処理を実行する装置の処理能力、あるいは、必要に応じて並列的にあるいは個別に実行するように構築することも可能である。
本発明は、媒体や部材が収納手段に対して排出/再装填されることを検出できる装置・機器、システム、方法などに適用できる。
1 磁気テープライブラリ装置
2 ドライブ部
3 制御基板
4 インターフェース
5 磁気テープマガジン
6 磁気テープ媒体
7 搬送メカ
8 操作パネル
9 マガジン挿入口
10 不揮発メモリ
11 メカニカルスイッチ
12 逆転防止ラチェット
13、70 マガジン検出装置
20 軸
21 フラグ
22 カム
23 レバー
24 弾性部材
25 留め具
26 部材
27 センサ
28 スイッチ
30 回転部材
31 第1のレバー
32 搬送メカ押下部
33、34 凹部
35 中心部
36 第2のレバー
37 フラグ
40 板バネ
41 凸部
41 固定部
51 スリット
60 センサ
80 電源装置

Claims (13)

  1. 媒体の装填及び排出を行う媒体収納装置に設けられる媒体検出装置であって、
    前記媒体収納装置の電源がオフの間の、前記媒体の排出動作に連動し、所定の状態になる連動部材と、
    前記媒体の装填が完了した後で前記媒体収納装置の電源がオフになる前に、前記連動部材の状態を検出し、前記媒体収納装置の制御手段へ通知する検出通知手段と、を有し、
    前記検出通知手段は、
    再び前記媒体収納装置の電源がオンになったときに、前記連動部材の状態を検出し、前記媒体収納装置の制御手段へ通知することを特徴とする媒体検出装置。
  2. 前記連動部材は、
    前記媒体の排出のときは、前記媒体に押下されて第2の状態となり、
    前記媒体の装填のときは、状態が変化しないことを特徴とする請求項1記載の媒体検出装置。
  3. 前記連動部材は、
    前記媒体の排出のときは、前記媒体に押下されて回転し、
    前記媒体の装填のときは、回転しない回転部材であることを特徴とする請求項2記載の媒体検出装置。
  4. 前記連動部材は、
    前記媒体を搬送するための搬送手段に押下されて第1の状態となることを特徴とする請求項2又は3記載の媒体検出装置。
  5. 前記連動部材は、
    前記媒体の装填が完了した後に、前記媒体を搬送するための搬送手段に押下されて回転し、前記媒体の排出のときに、前記媒体に押下されて回転する回転部材であることを特徴とする請求項1記載の媒体検出装置。
  6. 前記回転部材が回転した後の状態を保持するための状態保持手段を有し、
    前記回転部材は、
    第1のレバーと、第2のレバーと、フラグとを有し、
    前記媒体の装填が完了した後に、前記搬送手段の移動を受けて前記第1のレバーが押下されて回転することにより、前記第2のレバーが前記媒体の側面に形成されたスリットに挿入され、かつ、前記フラグが前記検出通知手段によって検知可能な位置にある第1の状態となり、当該第1の状態は前記状態保持手段によって保持され、
    前記媒体の排出のときは、前記媒体の移動を受けて前記スリットに挿入された前記第2のレバーが押下されて回転することにより、前記第2のレバーが装填されてくる媒体に接触しない位置にあり、かつ、前記フラグが前記検出通知手段によって検知不可能な位置にある第2の状態となり、当該第2の状態は前記状態保持手段によって保持され、
    前記検出通知手段は、
    前記媒体収納装置の電源がオンになったときに、前記フラグを検知しているか否かを検出し、前記媒体収納装置の制御手段へ通知することを特徴とする請求項5記載の媒体検出装置。
  7. 前記連動部材は、
    前記媒体の装填のときは、前記媒体に押下されて回転し、前記媒体の排出のときは、弾性部材に押下されて回転する回転部材であることを特徴とする請求項1記載の媒体検出装置。
  8. 前記検出通知手段は、
    前記回転部材に設けられたフラグを検出可能であり、
    前記媒体の装填が完了した後で前記媒体収納装置の電源がオフになる前は、前記回転部材の回転により前記フラグを検知していることを検出し、
    再び前記媒体収納装置の電源がオンになったときに、前記フラグを検知しているか否かを検出することを特徴とする請求項7記載の媒体検出装置。
  9. 前記検出通知手段は、
    前記回転部材の回転を検出可能であり、
    前記媒体の装填が完了した後で前記媒体収納装置の電源がオフになる前の前記回転部材の位置を基準とし、
    再び前記媒体収納装置の電源がオンになったときに、前記回転部材が前記基準から回転したか否かを検出することを特徴とする請求項7記載の媒体検出装置。
  10. 前記回転部材は、
    自身の回転動作と連動して、予め定められた方向に所定距離分移動し、
    前記検出通知手段は、
    前記回転部材の移動を検出可能であり、
    前記媒体の装填が完了した後で前記媒体収納装置の電源がオフになる前の前記回転部材の位置を基準とし、
    再び前記媒体収納装置の電源がオンになったときに、前記回転部材が前記基準から移動したか否かを検出することを特徴とする請求項7記載の媒体検出装置。
  11. 前記連動部材は、
    前記媒体の装填のときは、前記媒体に押下されて押下状態となり、前記媒体の排出のときは、前記押下状態から前記媒体が再び押下可能な状態に戻るスイッチであり、
    前記検出通知手段は、
    前記媒体の装填が完了した後で前記媒体収納装置の電源がオフになる前の前記スイッチの押下状態の回数を検出し、
    再び前記媒体収納装置の電源がオンになったときに、前記スイッチの押下状態の回数を検出することを特徴とする請求項1記載の媒体検出装置。
  12. 請求項1から11のいずれか1項に記載の媒体検出装置と、
    前記媒体検出装置からの通知を基に比較、判断を行い、制御を行う制御手段とを有し、
    前記制御手段は、
    前記媒体の装填が完了した後で自装置の電源がオフになる前に前記媒体検出装置から通知された検出結果と、再び自装置の電源がオンになったときに前記媒体検出装置から通知された検出結果とを比較し、
    前記検出結果が一致した場合、自装置の電源のオフ中に前記媒体の排出は無かったと判断し、
    前記検出結果が一致しなかった場合、自装置の電源のオフ中に前記媒体の排出は有ったと判断し、
    判断結果に応じた制御を行うことを特徴とする媒体収納装置。
  13. 自装置の電源がオフになる前に、インベントリ処理を省略するインベントリスキップモードが設定されており、
    前記制御手段は、
    前記電源のオフ中に前記媒体の排出は無かったと判断した場合、前記インベントリスキップモードが設定中であっても、インベントリ処理を行い、その後、通常動作を開始するように制御し、
    前記電源のオフ中に前記媒体の排出は有ったと判断した場合、設定中である前記インベントリスキップモードに従い、インベントリ処理を省略し、直ちに通常動作を開始することを特徴とする請求項12記載の媒体収納装置。
JP2010084154A 2009-08-31 2010-03-31 媒体検出装置及び媒体収納装置 Expired - Fee Related JP5592139B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010084154A JP5592139B2 (ja) 2009-08-31 2010-03-31 媒体検出装置及び媒体収納装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009199923 2009-08-31
JP2009199923 2009-08-31
JP2010084154A JP5592139B2 (ja) 2009-08-31 2010-03-31 媒体検出装置及び媒体収納装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011070757A true JP2011070757A (ja) 2011-04-07
JP5592139B2 JP5592139B2 (ja) 2014-09-17

Family

ID=44015875

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010084154A Expired - Fee Related JP5592139B2 (ja) 2009-08-31 2010-03-31 媒体検出装置及び媒体収納装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5592139B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014186765A (ja) * 2013-03-22 2014-10-02 Nec Embedded Products Ltd マガジンの挿抜表示装置及びこれを備えたライブラリ装置
CN107919140A (zh) * 2016-10-08 2018-04-17 北京中科开迪软件有限公司 一种箱式光盘自动读写存储系统

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001092597A (ja) * 1999-09-27 2001-04-06 Nec Corp 媒体制御装置
JP2004039237A (ja) * 2002-07-16 2004-02-05 Hewlett-Packard Development Co Lp 媒体保管システムの目録を選択的に作成するための方法及び媒体保管システムのための侵入監視機構
JP2005093051A (ja) * 2003-09-16 2005-04-07 Hewlett-Packard Development Co Lp インベントリ作成管理装置
JP2005093047A (ja) * 2003-09-16 2005-04-07 Hewlett-Packard Development Co Lp インベントリ作成管理装置
JP2006196075A (ja) * 2005-01-13 2006-07-27 Nec Corp 磁気テープライブラリ、マガジン、バックアップ方法及びプログラム
JP2008287828A (ja) * 2007-05-21 2008-11-27 Hitachi Ltd データバックアップシステム

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001092597A (ja) * 1999-09-27 2001-04-06 Nec Corp 媒体制御装置
JP2004039237A (ja) * 2002-07-16 2004-02-05 Hewlett-Packard Development Co Lp 媒体保管システムの目録を選択的に作成するための方法及び媒体保管システムのための侵入監視機構
JP2005093051A (ja) * 2003-09-16 2005-04-07 Hewlett-Packard Development Co Lp インベントリ作成管理装置
JP2005093047A (ja) * 2003-09-16 2005-04-07 Hewlett-Packard Development Co Lp インベントリ作成管理装置
JP2006196075A (ja) * 2005-01-13 2006-07-27 Nec Corp 磁気テープライブラリ、マガジン、バックアップ方法及びプログラム
JP2008287828A (ja) * 2007-05-21 2008-11-27 Hitachi Ltd データバックアップシステム

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014186765A (ja) * 2013-03-22 2014-10-02 Nec Embedded Products Ltd マガジンの挿抜表示装置及びこれを備えたライブラリ装置
CN107919140A (zh) * 2016-10-08 2018-04-17 北京中科开迪软件有限公司 一种箱式光盘自动读写存储系统
CN107919140B (zh) * 2016-10-08 2020-07-17 北京中科开迪软件有限公司 一种箱式光盘自动读写存储系统

Also Published As

Publication number Publication date
JP5592139B2 (ja) 2014-09-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5782767B2 (ja) ライブラリ装置
US7472405B2 (en) Apparatus system and method for using multiple detectors to conduct an inventory of a data storage library
JP5592139B2 (ja) 媒体検出装置及び媒体収納装置
US20070183084A1 (en) Removable disk media including holographic optical disk stacked in a tape cartridge shell
JP5924803B2 (ja) ストレージ装置
US7701662B2 (en) Cartridge reel lock release sensing systems and methods
JP2008287828A (ja) データバックアップシステム
JP2007273005A (ja) ライブラリ装置およびライブラリ装置におけるマガジンの位置検出方法
JP3987542B2 (ja) 媒体投入装置
JP2004185802A (ja) 媒体検出システム
JP6090848B2 (ja) マガジンの挿抜表示装置及びこれを備えたライブラリ装置
JP4969256B2 (ja) ディスク装置
JP2010250887A (ja) メディアカートリッジ盗難検知システム及びメディアカートリッジ盗難検知方法
JP6751007B2 (ja) 情報提示機構、収納装置、ライブラリ装置および情報提示方法
JP2006338820A (ja) ディスクドライブ装置
US9009744B2 (en) Library system
JP6436482B2 (ja) ライブラリ装置、磁気記録媒体装填不良検出方法、及び磁気記録媒体装填方法
JP2010118118A (ja) ディスク装置及び二重挿入防止方法
JP4256369B2 (ja) カートリッジ投入/排出機構
JP5924804B2 (ja) ストレージ装置及びストレージ装置のラッチ状態検出方法
JP6056797B2 (ja) 磁気テープカートリッジ
US8281328B2 (en) Disc mounting mechanism with front and rear loading and unloading slots
JP2011048891A (ja) 搬送中のディスクによって間隔が広げられる摺動部材を有するディスク装置
JP5441492B2 (ja) ディスク装置
JP5248393B2 (ja) Icコイン処理装置

Legal Events

Date Code Title Description
RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20110920

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130218

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20131212

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20131217

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140210

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140708

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140731

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5592139

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees