JPWO2009136535A1 - Esd保護機能内蔵基板 - Google Patents

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Abstract

回路の小型化が容易であり、ESD保護機能を十分に発揮させることができる構成を提供する。絶縁性基板12に、回路素子24,26又は配線パターン28の少なくとも一方と、ESD保護部30とを内蔵する。ESD保護部30は、絶縁性基板12の内部に形成された空洞部内に、少なくとも一対の放電電極の対向部が、先端同士が対向するように配置されている。放電電極は、回路素子24,26又は配線パターン28と電気的に接続されている。

Description

本発明はESD保護機能内蔵基板に関する。
ESD(Electro-Static Discharge;静電気放電)とは、帯電した導電性の物体(人体等)が、他の導電性の物体(電子機器等)に接触、あるいは充分接近したときに、激しい放電が発生する現象である。ESDにより電子機器の損傷や誤作動などの問題が発生する。これを防ぐためには、放電時に発生する過大な電圧が電子機器の回路に加わらないようにする必要がある。このような用途に使用されるのがESD保護デバイスであり、サージ吸収素子やサージアブソーバとも呼ばれている。
ESD保護デバイスは、例えば回路の信号線路とグランド(接地)との間に配置する。一対の放電電極を離間して対向させた構造のESD保護デバイスは、通常の使用状態では高い抵抗を持っており、信号がグランド側に流れることはない。これに対し、例えば携帯電話等のアンテナから静電気が加わる場合のように、過大な電圧が加わると、ESD保護デバイスの放電電極間で放電が起こり、静電気をグランド側に導くことができる。これにより、ESDデバイスよりも後段の回路には、静電気による電圧が印加されず、回路を保護することができる。
例えば図18の分解斜視図、図19の断面図に示すESD保護デバイスは、絶縁性セラミックシート2が積層されるセラミック多層基板7内に空洞部5が形成され、外部電極1と導通した放電電極6が空洞部5内に対向配置され、空洞部5に放電ガスが閉じ込められている。放電電極6間で絶縁破壊を起こす電圧が印加されると、空洞部5内において放電電極6間で放電が起こり、その放電により過剰な電圧をグランドへ導き、後段の回路を保護することができる(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−43954号公報
しかし、ESD保護デバイスを搭載すると、ESD保護デバイスの占有スペースが必要となり、回路の小型化が困難である。また、ESD保護デバイスから保護すべき電子回路や電子部品までの配線距離が長くなり、配線インピーダンスの影響によってESD保護性能が十分に発揮されない場合がある。
本発明は、かかる実情に鑑み、回路の小型化が容易であり、ESD保護機能を十分に発揮させることができる構成を提供しようとするものである。
本発明は、上記課題を解決するために、以下のように構成したESD保護機能内蔵基板を提供する。
ESD保護機能内蔵基板は、(a)回路素子又は配線パターンの少なくとも一方を内蔵する絶縁性基板と、(b)前記絶縁性基板の内部に形成された、少なくとも一つの空洞部と、(c)前記空洞部の内に間隔を設けて先端同士が対向するように配置された対向部を有し、前記回路素子又は前記配線パターンと電気的に接続された、少なくとも一対の放電電極と、を備える。
上記構成において、絶縁性基板の内部に形成された空洞部内に、放電電極の対向部が配置されるとことにより、ESD保護部が形成されている。すなわち、所定の大きさを超える電圧が放電電極間に印加されると、放電電極の対向部の先端同士の間が短絡し、ESD保護部として機能する。
上記構成によれば、別個独立のESD保護デバイスを用いる場合と比べると、ESD保護部と絶縁性基板を一体化することで実装面積を抑制することができ、回路の小型化が容易である。また、配線距離を短くしてESD保護機能を十分に発揮させることができる。
さらに、別個独立のESD保護デバイスも基板を用いて作製しているので、工数を増やすことなく、ESD保護部と絶縁性基板とを一体化してESD保護機能内蔵基板を作製することができる。
好ましくは、前記絶縁性基板は、混合部を備える。前記混合部は、前記放電電極の設けられた表面近傍であって、少なくとも前記放電電極の前記対向部及び前記対向部間の部分に隣接して配置される。前記混合部は、金属材料と前記絶縁性基板を構成する絶縁材料とを含む。
上記構成において、放電電極の対向部と絶縁性基板との間には、混合部が配置されている。混合部は放電電極の材料と同一又は類似である金属材料と、絶縁性基板の材料と同一又は類似である絶縁性材料とを含むので、混合部の熱膨張率が、放電電極の対向部の熱膨張率と絶縁性基板の熱膨張率との中間の値になるようにすることができる。これによって、放電電極の対向部と絶縁性基板との熱膨張率の差を混合部で緩和することができ、放電電極の剥離等による不良や特性の経年変化を小さくすることができる。
さらに、放電が発生する放電電極の対向部に隣接して、金属材料を含む混合部が配置されるので、混合部に含まれる金属材料の量や種類などを調整することにより、放電開始電圧を所望の値に設定することができる。これにより、放電開始電圧は、放電電極の対向部間の間隔を変えることだけで調整する場合よりも、精度よく設定することができる。
好ましくは、前記混合部は、前記対向部及び前記対向部間のみに隣接して配置される。
この場合、放電電極の対向部及び対向部間に隣接する領域以外の周辺領域には、金属材料を含む混合部が配置されないので、周辺領域の絶縁性基板の誘電率等の電気特性や機械的強度が、混合部の金属材料によって低下することがない。
好ましくは、前記放電電極の前記対向部と前記混合部とが重なる方向に透視したとき、前記混合部は、前記空洞部の周縁に接して前記周縁よりも内側のみに形成されている。
この場合、混合部は空洞部の直下のみに形成されるので、放電電極の対向部間の間隔のバラツキが小さくなり、放電開始電圧を精度よく設定することができる。
好ましくは、前記絶縁性基板はセラミック基板である。
セラミック基板は、複数の基材層を積層して焼成することにより、内部に空洞部を形成したり、内部に回路素子や回路パターンを形成したりすることが容易であるため、ESD保護機能内蔵基板の絶縁性基板に好適である。
好ましくは、前記絶縁性基板の信号入力部付近に、前記空洞部及び前記放電電極が形成されている。
この場合、絶縁性基板の信号入力部からESD保護部までの配線距離をできるだけ短くして、配線インピーダンスの影響によるESD保護性能の低下を防止することができる。例えば、絶縁性基板の信号入力部と、絶縁性基板の内部に形成された回路素子や絶縁性基板に実装された電子部品との間にESD保護部が配置されている場合には、絶縁性基板の内部に形成された回路素子や絶縁性基板に実装された電子部品に対して、ESD保護性能を十分に発揮させることができる。
好ましくは、前記回路素子又は前記配線パターンは、高周波用回路を構成している。
ESD保護にバリスタやツェナーダイオードを用いる場合と比べると、本発明によればESD保護部の容量を非常に小さくすることができるので、高周波回路に対してESD保護機能を十分に発揮させることができる。例えば、300MHz〜数GHzの高周波回路に対してESD保護機能を十分に発揮させることができる。
好ましくは、前記絶縁性基板上又は前記絶縁性基板内に、ICが実装されている。
この場合、実装されたICは、ESD保護部の容量が小さいため、高周波でも正常に動作する。また、別個独立のESD保護デバイスを用いる場合と比べると、ESD保護部とICとの距離を短くして、両者の間の配線インピーダンスによる保護機能劣化を少なくすることができる。
本発明のESD保護機能内蔵基板は、回路の小型化が容易であり、ESD保護機能を十分に発揮させることができる。
ESD保護機能内蔵基板の構成を示す概要図である。(実施例1) ESD保護機能内蔵基板の構成を示す電気回路図である。(実施例1) ESD保護部の構成を示す断面図である。(実施例1) 図3の直線A−Aに沿って切断した断面図である。(実施例1) ESD保護機能内蔵基板の斜視図である。(実施例2) ESD保護機能内蔵基板の構成を示す電気回路図である。(実施例2) ESD保護機能内蔵基板の構成を示す概要図である。(実施例3) ESD保護機能内蔵基板の構成を示す電気回路図である。(実施例3) ESD保護機能内蔵基板の構成を示す分解斜視図である。(実施例4) ESD保護機能内蔵基板の構成を示す電気回路図である。(実施例4) ESD保護機能内蔵基板の構成を示す概要図である。(実施例5) ESD保護機能内蔵基板の構成を示す電気回路図である。(実施例5) ESD保護機能内蔵基板の構成を示す概要図である。(実施例6) ESD保護部の構成を示す断面図である。(変形例1) ESD保護部の構成を示す断面図である。(変形例2) ESD保護部の構成を示す断面図である。(変形例3) ESD保護部の構成を示す断面図である。(変形例4) ESD保護デバイスの分解斜視図である。(従来例) ESD保護デバイスの断面図である。(従来例)
以下、本発明の実施の形態について、図1〜図17を参照しながら説明する。
<実施例1> 実施例1のESD保護機能内蔵基板10について、図1〜図4を参照しながら説明する。
まず、実施例1のESD保護機能内蔵基板10の全体構成について、図1及び図2を参照しながら説明する。図1は、ESD保護機能内蔵基板10の断面構造を模式的に示す概要図である。図2は、ESD保護機能内蔵基板10の回路構成を示す電気回路図である。
図1及び図2に示すように、ESD保護機能内蔵基板10は、複数の基材層が積層されてなるセラミック多層基板12の内部に、回路素子であるインダクタ素子24及びキャパシタ素子26と、配線パターン28と、ESD保護部30とが形成されている。セラミック多層基板12の下面12sには、ESD保護機能内蔵基板10を他の回路基板等に実装するために用いる外部電極20,21,22が形成されている。
インダクタ素子24はセラミック多層基板12の上部12xに形成され、キャパシタ素子26はセラミック多層基板12の下部12yに形成されている。インダクタ素子24とキャパシタ素子26とにより、ローパスフィルタが構成されている。すなわち、ESD保護機能内蔵基板10は、ESD保護機能つきローパスフィルタである。
配線パターン28は、インダクタ素子24、キャパシタ素子26、ESD保護部30、外部電極20,21,22との間を電気的に接続している。
セラミック多層基板12の代わりに、セラミック多層基板以外の絶縁性基板、例えば、基材層が1層のセラミック基板や、樹脂基板等のセラミック以外の材料を用いた基板を用いることも可能であるが、後述するように、セラミック多層基板を用いると種々のESD保護機能内蔵基板10を容易に作製することができ、実用的である。
外部電極20,21とESD保護部30とは、単一の基材層の両側にそれぞれ形成され、互いに略対向するように形成されている。すなわち、ESD保護部30は、入力端子となる外部電極20の付近に形成されている。これによって、ESD保護機能内蔵基板10の内部に侵入するESD電圧を入口で遮断することができる。
ESD保護部30は、入力端子となる外部電極20とグランド端子となる外部電極21との間に接続され、ESD保護部30よりも後段、すなわち出力端子となる外部電極22側に、インダクタ素子24とキャパシタ素子26とで構成されるローパスフィルタが接続されている。
次に、ESD保護部30の構成について、図3及び図4を参照しながら説明する。図3はESD保護部30の断面図である。図4は、図3の線A−Aに沿って切断した断面図である。
図3及び図4に模式的に示すように、ESD保護部30は、セラミック多層基板12の内部に形成された空洞部13内に、放電電極16,18の対向部17,19が配置されている。すなわち、放電電極16,18のうち空洞部13内に配置されている部分(空洞部13内に露出する部分)が対向部17,19である。放電電極16,18の対向部17,19は、先端17k,19k同士が互いに対向し、放電電極16,18の対向部17,19間に間隔15が形成されている。
放電電極16,18は、図1及び図2に示すように、それぞれ、配線パターン28を介して、外部電極20,21に電気的に接続されている。外部電極20,21間に所定値以上の電圧が印加されると、放電電極16,18の対向部17,19間において放電が発生する。
図3に示すように、放電電極16,18の対向部17,19及びその間の部分15に隣接して、混合部14が形成されている。混合部14は、放電電極16,18の対向部17,19とセラミック多層基板12の基材層とに接している。混合部14は、セラミック材料の基材中に分散された粒子状の金属材料14kを含んでいる。
図4に示すように、混合部14は、空洞部13よりも外側まで広く形成されてもよい。逆に、図示していないが、空洞部13よりも狭く形成されてもよい。例えば、空洞部に隣接する領域の一部分にのみ形成されてもよい。
混合部14は、少なくとも放電電極16,18の対向部17,19に隣接し、かつ、対向部17,19間の連続する部分に隣接して、配置されていればよい。すなわち、少なくとも放電電極16,18の対向部17,19間を繋ぐように配置されていればよい。
混合部14の基材中のセラミック材料は、セラミック多層基板12の基材層のセラミック材料と同じものであっても、異なるものであってもよいが、同じものにすれば、収縮挙動等をセラミック多層基板12に合わせることが容易になり、使用する材料の種類を少なくすることができる。また、混合部14に含まれる金属材料14kは、放電電極16,18と同じものであっても、異なるものであってもよいが、同じものにすれば、収縮挙動等を放電電極16,18に合わせることが容易になり、使用する材料の種類を少なくすることができる。
混合部14は金属材料14kとセラミック材料とを含むので、混合部14の焼成時の収縮挙動が、対向部17,19を含む放電電極16,18とセラミック多層基板12の基材層との中間の状態になるようにすることができる。これによって、放電電極16,18の対向部17,19とセラミック多層基板12の基材層との焼成時の収縮挙動の差を混合部14で緩和することができる。その結果、放電電極16,18の対向部17,19の剥離等による不良や特性バラツキを小さくすることができる。また、放電電極16,18の対向部17,19間の間隔15のバラツキも小さくなるので、放電開始電圧などの特性のバラツキを小さくすることができる。
また、混合部14の熱膨張率が、放電電極16,18とセラミック多層基板12の基材層との中間の値になるようにすることができる。これによって、放電電極16,18の対向部17,19とセラミック多層基板12の基材層との熱膨張率の差を混合部14で緩和することができる。その結果、放電電極16,18の対向部17,19の剥離等による不良や特性の経年変化を小さくすることができる。
さらに、混合部14に含まれる金属材料14kの量や種類などを調整することにより、放電開始電圧を所望の値に設定することができる。これにより、放電開始電圧を放電電極16,18の対向部17,19間の間隔15のみで調整する場合よりも、精度よく放電開始電圧を設定することができる。
次に、ESD保護機能内蔵基板10の作製例について、説明する。
(1)材料の準備
セラミック材料には、Ba、Al、Siを中心とした組成からなる材料を用いた。各素材を所定の組成になるよう調合、混合し、800〜1000℃で仮焼した。得られた仮焼粉末をジルコニアボールミルで12時間粉砕し、セラミック粉末を得た。このセラミック粉末に、トルエン・エキネンなどの有機溶媒を加え混合する。さらにバインダー、可塑剤を加え混合し、スラリーを得る。このようにして得られたスラリーをドクターブレード法により成形し、厚さ50μmのセラミックグリーンシートを得る。
また、電極ペーストを作製する。平均粒径約2μmのCu粉80wt%とエチルセルロース等からなるバインダー樹脂に溶剤を添加し、3本ロールで攪拌、混合することで電極ペーストを得た。
さらに、Cu粉と上記セラミック材料仮焼後セラミック粉末を所定の割合で調合し、同様にバインダー樹脂と溶剤添加することで、セラミックと金属の混合ペーストを得た。混合ペーストは樹脂と溶剤を20wt%とし、残りの80wt%をセラミックとCu粉とした。次の表1に示すように、セラミック/Cu粉の体積比率が異なる混合ペーストを準備した。
Figure 2009136535
また、樹脂と溶剤のみからなる、樹脂ペーストも同様の方法にて作製する。樹脂材料には焼成時に分解、消失する樹脂を用いる。例えばPET、ポリプロピレン、エチルセルロース、アクリル樹脂などである。
(2)スクリーン印刷による混合材料、電極、樹脂ペーストの塗布
セラミックグリーンシート上に、混合部14を形成するため、セラミック/金属混合ペーストを2μm〜100μm程度の厚みで、所定のパターンになるよう、スクリーン印刷にて塗布する。セラミック/金属混合ペーストの厚みが大きい場合などには、セラミックグリーンシートに予め設けた凹部に、セラミック/金属混合ペーストを充填するようにしても構わない。
その上に、電極ペーストを塗布して、対向部17,19間に放電ギャップを有する放電電極16,18を形成する。ここでは、放電電極16,18の太さを100μm、放電ギャップ幅(対向部17,19間の隙間の寸法)を30μmとなるように形成した。さらにその上に、空洞部13を形成するため、樹脂ペーストを塗布する。
ESD保護部30となる部分以外、すなわち、インダクタ素子24、キャパシタ素子26、配線パターン28、外部電極20,21,22となる部分は、通常のセラミック多層基板と同様に形成する。例えば、セラミックグリーンシートに機械加工やレーザ加工により貫通孔を形成し、この貫通孔に電極ペーストを充填したり、セラミックグリーンシート上に電極ペーストをスクリーン印刷等により塗布したりして形成する。
(3)積層、圧着
通常のセラミック多層基板と同様に、セラミックグリーンシートを積層し、圧着する。ここでは、全体の厚みが0.3mmになるように積層した。
(4)カット、端面電極塗布
LCフィルタのようなチップタイプの電子部品と同様に、マイクロカッタでカットして、各チップにわける。
(5)焼成
次いで、通常のセラミック多層基板と同様に、N雰囲気中で焼成する。また、ESDに対する応答電圧を下げるため空洞部13にAr、Neなどの希ガスを導入する場合には、セラミック材料の収縮、焼結が行われる温度領域をAr、Neなどの希ガス雰囲気で焼成すればよい。酸化しない電極材料(Agなど)の場合には、大気雰囲気でも構わない。
(6)めっき
LCフィルタのようなチップタイプの電子部品と同様に、外部電極20,21,22上に電解Ni−Snメッキを行う。
以上により、断面が図1、図3及び図4のようになるESD保護機能内蔵基板10が完成する。
なお、セラミック材料は、特に上記の材料に限定されるものでなく、絶縁性のものであればよいため、フォルステライトにガラスを加えたものや、CaZrOにガラスを加えたものなど他のものを用いてもよい。電極材料もCuだけでなく、Ag、Pd、Pt、Al、Ni、Wやこれらの組み合わせでもよい。また、セラミック/金属の混合材料は、ペーストとして形成するだけでなく、シート化して配置してもよい。
また、空洞部13を形成するために樹脂ペーストを塗布したが、樹脂でなくともカーボンなど焼成で消失するものならばよいし、また、ペースト化して印刷で形成しなくとも、樹脂フィルムなどを所定の位置のみ貼り付けるようにして配置してもよい。
上述した作製例のESD保護機能内蔵基板10の100個の試料について、放電電極16,18間のショート、焼成後の断線、デラミネーションの有無を、内部断面観察により評価した。
さらに、ペーストの収縮開始温度を比較した。具体的には、各ペースト単体の収縮挙動を調べるため、ペーストを乾燥後その粉末をプレスし、高さ3mmの圧着体を作製し、TMA(熱機械分析)法にて測定を行った。セラミックの収縮開始温度は、ペーストNo.1と同様に885℃であった。
また、ESDに対する放電応答性を評価した。ESDに対する放電応答性は、IECの規格、IEC61000−4−2に定められている、静電気放電イミュニティ試験によって行った。接触放電にて8kV印加して試料の放電電極間で放電が生じるかどうかを調べた。次の表2に、セラミック/金属混合ペースト条件と評価結果を示す。
Figure 2009136535
表2において※を付した試料No.は、本発明の範囲外を示している。
すなわち、セラミック/金属の混合ペースト中に占める金属の割合が5vol%より低い場合には(ペーストNo.1)、ペーストの収縮開始はセラミックとほとんど変わらず、電極(ペーストNo.8)の収縮開始温度である680℃と比べ約200℃の差がある。このため、試料には焼成後にショート、断線が発生している。また、内部観察ではデラミネーション、放電電極の剥離が見られた。
セラミック/金属の混合ペースト中に占める金属の割合が10vol%以上になると、ペーストの収縮開始温度が電極の収縮開始温度に近づき、電極とセラミックの中間付近の温度となっている。この場合、試料には、ショート、断線、電極剥離、デラミネーションの発生は見られなかった。また、ESDに対する放電応答性は、セラミック/金属混合ペーストを配置することで悪化しておらず、良好である。また、放電電極間ギャップ幅のばらつきも小さかった。
さらに、セラミック/金属の混合ペースト中に占める金属の割合が大きくなり、60vol%以上になると、混合ペースト中の金属粒同士が接触することで放電電極間のショートが焼成後に発生してしまうため、好ましくない。
試料No.3〜6のように、混合材料中の金属割合を10vol%以上、50vol%以下とすることで、上記不具合がなくなる。特に、30vol%以上、50vol%以下がより好ましい。つまり、混合部14における金属材料14kの含有率は、10vol%以上、50vol%以下が好ましく、30vol%以上、50vol%以下がより好ましい。
以上に説明したように、電極材料とセラミック材料の混合によりセラミック材料と電極材料の中間の収縮挙動を持つ材料が得られる。これを電極とセラミックの間及び放電ギャップ部に配置して混合部を形成することで、放電電極とセラミック多層基板との間にかかる応力を小さくでき、放電電極の断線や放電電極部のデラミネーション、空洞部での電極剥離によるショートや電極の収縮ばらつきによる放電ギャップ幅のばらつきなどが生じにくくなる。
実施例1のESD保護機能内蔵基板10は、入力端子となる外部電極20とグランド端子となる外部電極21がESD保護部30を介して直接接続されているため、入力端子となる外部電極20から入ってきたESD信号は、ESD保護部30を介して、効率よくグランドにバイパスされる。つまり、ESD保護機能内蔵基板10は、ESD保護部30より後段のローパスフィルタに対して機能するESD保護機能を内蔵している。
ローパスフィルタは、例えばモニタ両面の信号伝送ライン用のEMI(electro-magnetic interference;電磁妨害)対策として使用される。このような用途では、外部からESDが印加される可能性が高く、ESD保護機能を有することでIC破損といった問題を減らすことができる。
ESD保護機能内蔵基板10は、ローパスフィルタとESD保護部30を内蔵することで、ローパスフィルタ単体素子とESD保護デバイスとを用いた場合よりも実装面積を小さくできる。ESD保護機能内蔵基板10は、ローパスフィルタもESD保護デバイスもセラミックシートの積層工法で製造されるため、ESDローパスフィルタにESD保護機能を内蔵することに伴うコストの増加が小さくてすむ。
ESD保護機能内蔵基板10は、ローパスフィルタの前段にESD保護機能を有することで、効率的なESD電圧抑制ができる。ESD保護部30の端子間容量が小さいため、信号伝送のインピーダンス不整合の問題も無視できる。
<実施例2> 実施例2のESD保護機能内蔵基板10aについて、図5及び図6を参照しながら説明する。図5はESD保護機能内蔵基板10aの外観を示す斜視図、図6はESD保護機能内蔵基板10aの回路構成を示す電気回路図である。
実施例2のESD保護機能内蔵基板10aは、実施例1のESD保護機能内蔵基板10と略同様に構成されている。以下では、実施例1との相違点を中心に説明し、実施例1と同様の構成部分には同じ符号を用いる。
図5に示すように、実施例2のESD保護機能内蔵基板10aは、立方体形状のセラミック多層基板12aの表面に、4組の入力端子及び出力端子となる外部電極20a,22aと、グランド端子となる2個の外部電極21aとを備える。
図6に示すように、セラミック多層基板12aの内部において、4組の外部電極20a,22aには、それぞれ、実施例1と同様にローパスフィルタを構成するインダクタ素子24及びキャパシタ素子26とESD保護部30とが接続されている。すなわち、実施例2のESD保護機能内蔵基板10aは、ESD保護機能つき4連ローパスフィルタである。
セラミック多層基板12a内のローパスフィルタやESD保護部30、配線パターンは、実施例1と同様に構成することができ、実施例1と同様の方法で製造することができる。
実施例2のESD保護機能内蔵基板10aは、複数のローパスフィルタが1つのチップに複合化されているので、モニタ画像データ伝送ラインのように複数の信号線が並行して配置される場合に部品実装面積を削減できる。
<実施例3> 実施例3のESD保護機能内蔵基板10bについて、図7及び図8を参照しながら説明する。図7は、ESD保護機能内蔵基板10bの断面構造を模式的に示す概要図である。図8は、ESD保護機能内蔵基板10bの回路構成を示す電気回路図である。
実施例3のESD保護機能内蔵基板10bは、実施例1のESD保護機能内蔵基板10と同様に、セラミック多層基板12の内部に、インダクタ素子24a,24bと、キャパシタ素子26と、配線パターン28bと、ESD保護部30とが形成されているが、実施例1と異なり、キャパシタ素子26は、2つのインダクタ素子24a,24bの接続点に接続され、インダクタ素子24a,24bとキャパシタ素子26とにより位相シフタ32が構成されている。
位相シフタ32の前段にはESD保護部30が接続されている。すなわち、入力端子となる外部電極20とグランド端子となる外部電極21との間は、ESD保護部30を介して直接接続されている。そのため、入力端子となる外部電極20から入ってきたESD信号は、ESD保護部30を介して、効率よくグランド端子となる外部電極21にバイパスされる。
図7及び図8は、位相シフタ32として三次LCフィルタを示しているが、これはあくまでも一例であり、実際には必要な位相シフト量に応じて、フィルタ次数や構成を変えればよい。
位相シフタは、例えば携帯電話のアンテナ端に用いられ、アンテナに入出力する高周波信号の位相をずらすことで、アンテナからの電波放射の効率を改善する。アンテナは外部からのESDにさらされやすく、かつ、扱う信号が高周波ゆえにESD保護が困難である。さらに、位相シフタは、アンテナからの放射効率を高めるためにインピーダンスマッチングが非常に大切であり、通常のESD保護デバイスは適用できない。
これに対して実施例3のESD保護機能内蔵基板10bのESD保護部30は、低容量でインピーダンスが高いため、位相シフタ32にも適用できる。
<実施例4> 実施例4のESD保護機能内蔵基板10cについて、図9及び図10を参照しながら説明する。図9は、ESD保護機能内蔵基板10cの構造を模式的に示す斜視図である。図10は、ESD保護機能内蔵基板10cの回路構成を示す電気回路図である。
図9及び図10に示すように、実施例4のESD保護機能内蔵基板10cは、セラミック多層基板の第2基材層42に、配線パターンとして内部信号ライン45が形成され、ESD保護部30が形成されている。セラミック多層基板の第3基材層43には、配線パターンとして、略全面にグランド電極48が形成されている。第2基材層42のESD保護部30の一方の放射電極46と、第3基材層43のグランド電極48との間は、ビア導体47によって接続されている。
セラミック多層基板の第1基材層41から第4基材層44までの各基材層の一方の側面(図において手前側の側面)には、グランド端子となる2つの外部電極21sと、信号が入力される1つの外部電極20cとが形成されている。図9では図示していないが、第1基材層41から第4基材層44までの各基材層の他方の側面(図9において後側の側面)には、一方の側面と同様に、グランド端子となる2つの外部電極21tと、信号が出力される1つの外部電極22cとが形成されている。第3基材層43に形成されたグランド電極48は、グランド端子となる外部電極21s,21tに接続されるが、信号が入出力される外部電極20c,22cには接続されない。
すなわち、第2基材層42の内部信号ライン45によって入力端子及び出力端子となる外部電極20c,22c間の信号ライン28yが形成されている。また、第3基材層43のグランド電極によって、グランド端子となる外部電極21s,21t間のストリップライン28x,28zが形成されている。信号ライン28yとストリップライン28zとの間には、ESD保護部30が形成されている。線路インピーダンスは、所望の値になるように設計することができる。
信号伝送ラインにESD保護素子を用いる場合、プリント基板上の信号線を切断してESD保護素子内の信号線で接続することがある。このような構成とすることにより、プリント基板の設計自由度が増えるという利点があるためである。しかしながらESD保護素子の部分において、線路インピーダンス(プリント基板上では通常50〜300Ω程度に設計される)の不連続点が生じるため、信号伝送品質が劣化する。
これに対し、実施例4のESD保護機能内蔵基板10cは、セラミック多層基板でストリップラインを構成しており、線路インピーダンスをプリント基板のインピーダンスにマッテングさせることができるので、信号伝送品質の劣化を防ぐことができる。
<実施例5> 実施例5のESD保護機能内蔵基板10dについて、図11及び図12を参照しながら説明する。図11は、ESD保護機能内蔵基板10dの断面構造を模式的に示す概要図である。図12は、ESD保護機能内蔵基板10dの回路構成を示す電気回路図である。
図11及び図12に示すように、実施例5のESD保護機能内蔵基板10dは、セラミック多層基板12内に共振回路34とESD保護部30とを内蔵している。
ESD保護部は、入力端子となる外部電極20とグランド端子となる外部電極21との間に接続され、ESD保護部30よりも後段、すなわち出力端子となる外部電極22側に、共振回路34が接続されている。
図11及び図12には、共振回路34としてインダクタ素子24x,24yとキャパシタ素子26x,26y,26zを使ったバンドパスフィルタを示しているが、これは一例であり、例えば電極配線を使ったストリップラインによる共振回路に置き換えても構わない。
共振回路は、例えば磁界結合を使った近距離通信のアンテナ端に用いられ、アンテナに入出力する磁界信号を感度よく抽出するために用いられる。このようなアンテナ部は、外部からのESDにさらされやすく、かつ、扱う信号が高周波ゆえにESD保護の難しい部分である。
実施例5のESD保護機能内蔵基板10dは、ESD保護部30が低容量でインピーダンスが高いため、このような共振回路のQを下げないという利点がある。
<実施例6> 実施例6のESD保護機能内蔵基板10eについて、図13を参照しながら説明する。図13は、ESD保護機能内蔵基板10eの断面構造を模式的に示す概要図である。
図13に示すように、実施例6のESD保護機能内蔵基板10eは、セラミック多層基板12の上面12tに、IC50や、IC以外の実装部品52,54が実装されたモジュール部品であり、実施例1と同様に、セラミック多層基板12の内部に、インダクタ素子、キャパシタ素子、配線パターン、ESD保護部30,30eを内蔵し、セラミック多層基板の下面12sには外部電極20,21,22が設けられている。
図13には、セラミック多層基板12の片側にのみ部品搭載している場合を例示しているが、部品は、セラミック多層基板12の両面に搭載しても構わないし、セラミック多層基板に凹部を設け、その中に部品を搭載しても構わないし、セラミック多層基板の側面に部品を搭載しても構わない。
実施例6のESD保護機能内蔵基板10eは、セラミック多層基板12内にESD保護部30,30eを有するモジュール部品であるため、同じ機能を別々の部品で構成した場合に比べて、コスト面や占有体積の面で有利となる。
ESD保護部30eは、セラミック多層基板12の上面12tとなる基材層の反対側の面に、セラミック多層基板12の上面12tに実装されるIC50の直下に配置されるように、形成されている。このようにIC50の直下にESD保護部30eを配置することで、IC50に対するESD保護性能を高めることができる。
さらに、外部電極20,21と、外部電極20,21に接続されるESD保護部30とは、セラミック多層基板の単一の基材層の両側に、互いに略対向するように形成されている。このように、モジュール端子となる外部電極20,21の近傍にESD保護部30を配することで、モジュール内部に侵入するESD電圧をモジュールの入口で遮断することもできる。
実施例6のESD保護機能内蔵基板10eは設計柔軟性が高いため、さまざまなESD保護のニーズに対応できる。特にESD保護部の体積が小さいため、モジュール内部の各所にESD保護部を配することが可能である。
次に、実施例1〜6の変形例について説明する。
<変形例1> 変形例1のESD保護部について、図14を参照しながら説明する。変形例1のESD保護部は、実施例1のESD保護部30と略同様に構成されている。以下では相違点を中心に説明し、同じ構成部分には同じ符号を用いる。
図14は、ESD保護部の断面である。図14に示すように、ESD保護部は、空洞部13の直下のみに混合部14aが形成されている。すなわち、混合部14aは、放電電極16,18の対向部17,19と混合部14とが重なる方向(図において上下方向)に透視したとき、空洞部13の周縁に接して、かつ空洞部13の周縁よりも内側のみに形成されている。
このように混合部14aを空洞部13の直下のみに形成することで、空洞部13の形状のバラツキが小さくなる。その結果、放電電極16,18の対向部17,19間の間隔15のバラツキが小さくなり、放電開始電圧を精度よく設定することができる。
<変形例2> 変形例2のESD保護部について、図15を参照しながら説明する。図15は、図4と同様に、放電電極16b,18bに平行な断面図である。
図15に示すように、空洞部13内に配置されている一方の放電電極18bの対向部19bの幅は、空洞部13内に配置されている他方の放電電極16bの対向部17bの幅よりも広い。一方の放電電極18bは、グランド側に接続される。他方の放電電極18bは、静電気から保護される回路側に接続される。
回路側に接続される放電電極16bの対向部17bの幅が、グランド側に接続される放電電極18bの対向部19bの幅よりも狭いと、回路側からグランド側への放電が発生しやすくなる。また、グランド側の放電電極18bの電極面積を大きくすることによりグランドへの接続抵抗を小さくでき、回路側からグランド側への放電がさらに発生しやすくなる。そのため、変形例2のESD保護部は、回路の破壊を確実に防止することができる。
<変形例3> 変形例3のESD保護部について、図16を参照しながら説明する。図16は、放電電極16c,18cに平行な断面図である。
図16に示すように、空洞部13内に配置され一方の放電電極18cの対向部19cの先端19sは直線状であり平らであるが、空洞部13内に配置されている他方の放電電極16cの対向部17cの先端17sは尖っている。一方の放電電極18cは、グランド側に接続される。他方の放電電極16cは、静電気から保護される不図示の回路側に接続される。
放電電極16cの対向部17cの先端17sが尖っていると放電が発生しやすくなる。そのため、変形例3のESD保護部は、回路の破壊を確実に防止することができる。
<変形例4> 変形例4のESD保護部について、図17を参照しながら説明する。図17は、放電電極16d,16e;18dに平行な断面図である。
図17に示すように、2つの放電電極16d,16eと一つの放電電極18dとが対になり、それぞれの対向部17d,19dが空洞部13内に配置されている。一方の放電電極18dの対向部19dの先端19tは直線状に平らであるが、他方の放電電極16d,16eの対向部17dの先端17tは尖っている。一方の放電電極18dは、グランド側に接続される。他方の放電電極16d,16eは、静電気から保護される回路側に接続される。
回路側の放電電極16d,16eの対向部17dの先端17tが尖っていると放電が発生しやすくなる。そのため、変形例4のESD保護部は、回路の破壊を確実に防止することができる。
また、変形例4のESD保護部は、放電電極18dと1つの放電電極16dとの間と、放電電極18dと他の1つの放電電極16eとの間とにおいて、それぞれ、別々に放電が発生するため、放電電極16d,16eをそれぞれ異なる回路に接続して用いることができる。この場合、電子機器内でのESD保護デバイスの使用個数を削減することができ、電子機器内の回路も小型化することができる。
<変形例5> ESD保護部を内蔵するセラミック多層基板に、収縮抑制層と基材層とが交互に積層された無収縮基板を用いる。
基材層は、第1のセラミック材料を含む1枚又は複数枚のセラミックグリーンシートが焼結されてなり、セラミック多層基板の基板特性を支配する。拘束層は、第2のセラミック材料を含む1枚又は複数枚のセラミックグリーンシートよりなる。
各基材層の厚みは、焼成後に8μm〜100μmであることが好ましい。各基材層の焼成後の厚みは、必ずしも上記範囲内に限定されるものではないが、拘束層によって焼成時に拘束され得る最大厚み以下に抑えることが好ましい。基材層の厚みは、必ずしも各層が同じである必要はない。
第1のセラミック材料としては、焼成中にその一部(例えば、ガラス成分)が拘束層に浸透するものが用いられる。また、第1のセラミック材料としては、銀や銅などの低融点金属からなる導体パターンと同時焼成できるように、比較的低温、例えば1050℃以下で焼成可能なLTCC(Low Temperature Co-fired Ceramic;低温焼成セラミック)を用いることが好ましい。具体的には、アルミナとホウケイ酸系ガラスとを混合したガラスセラミックや、焼成中にガラス成分を生成するBa−Al−Si−O系セラミックなどを用いることができる。
第2のセラミック材料は、基材層から浸透してきた第1のセラミック材料の一部により固着され、これにより、拘束層が固化するとともに、隣接する基材層と拘束層とが接合される。
第2のセラミック材料としては、アルミナやジルコニアを用いることができる。拘束層は、第1のセラミック材料よりも高い焼結温度を有する第2のセラミック材料を未焼結のままで含有する。そのため、拘束層は基材層に対して、焼成過程で面方向の収縮を抑制する機能を発揮する。また、前述したように、拘束層は、第1のセラミック材料の一部が浸透することによって固着、接合される。そのため、厳密には、基材層及び拘束層の状態や所望の拘束力、焼成条件にも依存するが、拘束層の厚みは、概ね、焼成後に1μm〜10μmであることが好ましい。
放電電極、内部電極やビア電極の電極材料は、基材層と同時焼成が可能な導電性成分を主成分とするものであればよく、広く公知のものが使用可能である。具体的には、Cu、Ag、Ni、Pd、及びそれらの酸化物、合金成分が使用可能である。
<まとめ> 以上に説明したように、ESD保護素子として機能するESD保護部を絶縁性基板と一体化することで実装面積を抑制できるので、回路の小型化が容易である。また、ESD保護部を絶縁基板内に設けることで配線距離を短くして、ESD保護機能を十分に発揮させることができる。
絶縁性基板にセラミック多層基板を用いると、ESD保護素子をセラミック多層基板で製造する場合と比べて工数が増加することなく、ESD保護機能内蔵基板を作製することができる。
また、ESD保護部において、金属材料とセラミック材料の混合によりセラミック材料と電極材料の中間の収縮挙動を持つ材料を、放電電極とセラミック多層基板との間及び放電電極の先端間のギャップ部に配置して混合部を形成すると、放電電極とセラミック多層基板との間に作用する応力を小さくでき、放電電極の断線や放電電極のデラミネーション、空洞部での放電電極の剥離や放電電極の収縮ばらつきによる放電ギャップ幅のばらつき、ショートなどが生じにくくなる。したがって、ESD保護部における放電開始電圧を精度よく設定することができ、ESD保護機能の信頼性を高めることができる。
さらに、ESD保護部の容量が0.1pF以下程度と非常に小さい上、300MHz〜数GHzの周波数領域でも端子間インピーダンスが十分大きく、他の回路の特性に影響を与えないため、高周波用LCフィルタの前段に適用でき、ESD保護機能を十分に発揮できる。
従来のバリスタやツェナーダイオードでは、静電容量は小さくてもせいぜい2pF程度までであり、適用できる周波数範囲は約300MHzまでである。これに対して、本発明の実施例のESD保護機能内蔵基板のESD保護部の静電容量は、例えば1/20まで小さくすることができるので、適用可能な周波数領域が20倍程度広がる。つまり300MHz〜6GHzの高周波領域に適用できる。
高周波用ICは静電気で破壊しやすい一方で、数pFもの容量をつけると正常な動作ができなくなるという点で、ESD対策が困難な部品である。しかし、本発明の実施例のESD保護機能内蔵基板のESD保護部の静電容量は、例えば0.1pF程度と非常に小さいため、高周波ICの保護用に適用できる。
また、ICを搭載するセラミック多層基板内に、ESD保護素子となるESD保護部を形成することで、ESD保護部とICとの距離を短くでき、両者間の配線インピーダンスによる保護機能劣化が少ない。
なお、本発明は、上記実施の形態に限定されるものではなく、種々変更を加えて実施することが可能である。
例えば、絶縁性基板の内部に、インダクタ(L)やキャパシタ(C)に限らず、抵抗(R)を含む回路素子を形成してもよい。
10,10a〜10e ESD保護機能内蔵基板
12,12a セラミック多層基板(絶縁性基板、セラミック基板)
13 空洞部
14,14a 混合部
14k 金属材料
15 間隔
16,16b,16c,16d,16e 放電電極
17,17b,17c,17d 対向部
17k、17s、17t 先端
18,18b,18c,18d 放電電極
19,19b,18c,19d 対向部
19k,19s,19t 先端
20,20a,20c 外部電極(信号入力部)
21,21a,21s,21t 外部電極
22,22a,22c 外部電極
24,24a,24b,24x,24y インダクタ素子(回路素子)
26,26x,26y,26z キャパシタ素子(回路素子)
28,28b 配線パターン
30,30e ESD保護部
50 IC

Claims (8)

  1. 回路素子又は配線パターンの少なくとも一方を内蔵する絶縁性基板と、
    前記絶縁性基板の内部に形成された、少なくとも一つの空洞部と、
    前記空洞部の内に間隔を設けて先端同士が対向するように配置された対向部を有し、前記回路素子又は前記配線パターンと電気的に接続された、少なくとも一対の放電電極と、を備えたことを特徴とするESD保護機能内蔵基板。
  2. 前記絶縁性基板は、前記放電電極の設けられた表面近傍であって、少なくとも前記放電電極の前記対向部及び前記対向部間の部分に隣接して配置される、金属材料と前記絶縁性基板を構成する絶縁材料とを含む混合部を備えたことを特徴とする請求項1に記載のESD保護機能内蔵基板。
  3. 前記混合部は、前記対向部及び前記対向部間のみに隣接して配置されたことを特徴とする請求項2に記載のESD保護機能内蔵基板。
  4. 前記放電電極の前記対向部と前記混合部とが重なる方向に透視したとき、前記混合部は、前記空洞部の周縁に接して前記周縁よりも内側のみに形成されていることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載のESD保護機能内蔵基板。
  5. 前記絶縁性基板はセラミック基板であることを特徴とする請求項1ないし請求項4に記載のESD保護機能内蔵基板。
  6. 前記絶縁性基板の信号入力部付近に、前記空洞部及び前記放電電極が形成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項5に記載のESD保護機能内蔵基板。
  7. 前記回路素子又は前記配線パターンは、高周波用回路を構成していることを特徴とする請求項1ないし請求項6に記載のESD保護機能内蔵基板。
  8. 前記絶縁性基板上又は前記絶縁性基板内に、ICが実装されていることを特徴とする請求項1ないし請求項7に記載のESD保護機能内蔵基板。
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