JP3390671B2 - チップなしサージアブソーバの製造方法 - Google Patents

チップなしサージアブソーバの製造方法

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    • H01T21/00Apparatus or processes specially adapted for the manufacture or maintenance of spark gaps or sparking plugs
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
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    • H01T4/00Overvoltage arresters using spark gaps
    • H01T4/10Overvoltage arresters using spark gaps having a single gap or a plurality of gaps in parallel
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、電子素子、特にサ
ージアブソーバ(吸収器)の製造方法に関する。 【0002】 【従来の技術】サージの中でも、漂遊波、ノイズ、静電
妨害などは、最新電子機器にとって根強い障害であり、
特に高電圧のパルス波は電子機器の半導体素子の動作エ
ラーを引き起こし、半導体あるいは装置そのものにダメ
ージを与えることさえある。このような問題はサージア
ブソーバを用いることによって、解決される。 【0003】従来のサージアブソーバは、絶縁性のマイ
クロギャップを持った放電チップあるいは放電コアをつ
くり、この放電チップをガラスハウジング内に密閉封止
している。例えば、三菱マテリアル株式会社製マイクロ
ギャップサージアブソーバは、セラミックスの芯に導電
性薄膜を成長させ、このコア両端に金属のキャップ型電
極を取り付けた後、前記導電性薄膜表面をレーザ光線に
て除去してスリット即ちマイクロギャップを形成してい
る。そしてこのようにして形成された放電チップ(放電
コア)をガラス管内に実装封止している。従って、この
ような従来のチップ型サージアブソーバによれば、前記
マイクロギャップ(細いスリット状の溝)の幅によって
放電電圧を定めることができる。 【0004】また、従来より、マイクログルーブ(溝)
で仕切られた導電フィルムで構成されるサージアブソー
バが知られているが、そのようなサージアブソーバの動
作電圧を自由に選択することは困難であり、その適用は
きわめて限られる。これを克服するために、米国特許第
4,727,350号には、交差するマイクログルーブを有する
導電フィルムでおおわれた円筒形のチューブコアを有
し、外側をガラス容器で密封されたサージアブソーバが
開示される。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】本願出願人は、特開平
8−306467号において、上記従来の欠点を解消し
たサージアブソーバを提案した。このサージアブソーバ
によれば、ハウジング内に封止された一対の電極棒間に
チューブコアを配置し、その周囲の空気室に不活性ガス
を充填したことにより、従来では対処できなかった高作
動電圧までサージ吸収を可能とした。 【0006】しかしながら、前述した従来のサージアブ
ソーバは、いずれも放電特性を定めるためにまず放電チ
ップあるいは放電コア(チューブコア)をつくり、この
チップあるいはコアをハウジング内に封止するという構
成がとられているために、その構造が複雑となり、また
製作工程が多数に及ぶため、製造コストを引き下げるこ
とができず、殊に近年のように、電子機器の内部に素子
の保護あるいは電源電圧変動に対処するために多数のサ
ージアブソーバを実装しなければならないような場合に
は、複数のサージアブソーバを用いるために、全体とし
て機器のコスト上昇に直結してしまうという問題があっ
た。 【0007】また、従来提案されたサージアブソーバに
よれば、放電電流はチューブコアを介して流れるので、
1万ボルトなどの高作動電圧に対しては対処することが
できず、またサージ吸収時に大エネルギのサージを吸収
しきれず、この残留電圧によって回路に続流(残留電圧
に起因して保護対象電子機器に流れる電流)が生じてし
まうという問題があった。さらに、従来装置において
は、チューブコアの仕様によって作動電圧にばらつきが
生じるという問題があった。 【0008】この発明は上記従来の課題に鑑みなされた
ものであり、その目的は、きわめて簡単な構造によって
容易に大量生産可能であり、かつ広範囲のサージ電圧、
サージ耐量に適用可能なサージアブソーバの製造方法を
提供することにある。 【0009】また、本発明によれば、高範囲の作動電圧
でサージ吸収を行うことができ、またサージ吸収時の抵
抗を著しく低下することによって大エネルギを瞬時に吸
収し、従来サージ吸収後に残留する電圧及びこの残留電
圧によって生じる続流を確実に解消し、さらに放電電
圧、放電速度及びサージ耐量(サージ電流)をサージア
ブソーバの各部を任意に設計することによって微調整可
能な改良されたサージアブソーバの製造方法を提供する
ことにある。 【0010】上記目的を達成するために、本発明はハウ
ジング内にリード端子を持った一対の放電電極を所定間
隔で対向配置し、この所定間隔を保ちながらハウジング
を溶融し、ハウジングの両端を電極またはリード端子に
溶着したことを特徴とする。 【0011】従って、本発明によれば、一対の放電電極
はハウジング内において正確に所定間隔で対向保持さ
れ、この対向保持状態を保ちながらハウジングを加熱し
てこのハウジングにて電極あるいはリード端子を溶着封
止し、これによって両放電電極間の間隔は任意に選択可
能であり、またきわめて正確な間隔調整を行うことが容
易にできる。 【0012】従来において、チップなしサージアブソー
バの類型として、例えば石塚電子株式会社製のガスチュ
ーブアレスタがある。この従来装置は、電極をガラスな
どの絶縁体によって所定間隔に保ち対向配置した構造を
提供している。しかしながら、このガスチューブアレス
タにおいては、対向電極間の間隔は絶縁管の長さによっ
て定められており、絶縁管と電極とは溶接されている。
しかしながら、このような構造では、種類の異なる即ち
間隔の異なる対向電極を得るためには絶縁管の長さを多
種類用意しなければならず、実際上、広範囲の放電電圧
及びサージ耐量に適用したチップなしサージアブソーバ
を得ることが不可能であった。また、電極間隔は絶縁管
の長さで決まってしまうため、絶縁管がガラスで形成さ
れた場合においても、加熱によって絶縁管と電極とを溶
着すると、肝心の電極間隔が変化してしまい、このため
に加熱溶着を用いることができず、絶縁管と電極とは対
向面における溶接を行わざるを得なかった。このため
に、溶接時に発生するフラックスその他によって空気室
内には大きな汚染が生じ、実際上放電特性を著しく劣化
するという欠点があった。 【0013】一方、本発明によれば、対向電極はハウジ
ングと無関係に両者間の位置が精密に保持された状態で
ハウジングを加熱して溶着するので、きわめて簡単に正
確なかつ複数種類の電極間隔を容易に得ることができる
という利点がある。 【0014】また本発明は、ハウジングと、該ハウジン
グ内に互いに対向して配置されそれぞれリードまたは端
子に接続された一対の放電電極と、前記両放電電極間に
設けられた空気室とを含み、前記空気室内には清浄乾燥
空気または清浄乾燥空気と不活性ガス、あるいは窒素ガ
スとの混合ガスが封入されていることを特徴とする。 【0015】したがって、本発明によれば、ハウジング
内に予め定められた空気ギャップを持って一対の放電電
極を封入し、この空気室内には清浄乾燥空気あるいはこ
の清浄乾燥空気と不活性ガスあるいは窒素ガスとの混合
気体を封入することによって、極めて簡単な構造で、高
範囲の作動電圧のサージに対しても十分に対処すること
ができる。また空気室内の絶縁放電時の気体抵抗が著し
く低いために、サージ電圧によって気体の絶縁破壊が生
じたときには極めて低い作動抵抗を提供することがで
き、これによって高作動電圧のサージに対しても瞬時に
これを吸収することができ、従来のような残留電圧の発
生を効果的に防止することができる。従来において、単
に電極間に空気ギャップを設けたサージアブソーバは前
述したガスチューブアレスタとして周知であるが、本発
明によれば、空気室内に封入する空気を十分に清浄な且
つ乾燥空気とし、対面する電極間において空気室内を安
定した状態で絶縁破壊することにより、極めて有用なサ
ージ吸収経路を安定的に提供することが可能となった。 【0016】本発明のチップなしサージアブソーバのハ
ウジングは、ガラスまたはプラスチックで密閉された容
器である。 【0017】本発明における空気室へ封入される空気は
前述したように通常の空気ではなく、清浄乾燥空気であ
り、その清浄度合が99.99%(0.5μmDOP)
で通常空気を濾過した清浄度以下であり、また乾燥度に
関しては5パーセント以下の湿度好ましくは3パーセン
ト以下とすることがよい。また、必要に応じ、例えばサ
ージ作動電圧を調整するために空気室に封入される空気
に他の不活性ガスなどを混合することが可能であり、こ
のような混合不活性ガスとしてはアルゴンまたはネオン
が好適である。もちろん、このような不活性ガスの代わ
りに、窒素を用いることも可能である。 【0018】上記のようなチップなしサージアブソーバ
は、大容量のメモリで高速動作するコンピュータをリセ
ットするための重要な構成要素である非常に複雑な電子
回路にも広く使用可能である。したがって、コンピュー
タディスプレイやその他の電子装置の頻繁なON/OF
F操作によって生じるサージ波による影響を、効果的に
排除できる。 【0019】さらに、本発明のチップなしサージアブソ
ーバは、電話器、ラジオ、ファクシミリ、モデム、プロ
グラム制御の電話交換器など、電話線に接続される装置
や、アンプ、テープレコーダ、自動車無線、無線トラン
シーバ、センサ信号線など、アンテナや信号線に接続さ
れる装置、ディスプレイ、モニタなど静電防止が必要な
装置、家電、コンピュータ制御による電子装置などにも
使用できる。また、過電圧防止装置としても機能する。
すなわち、本発明のチップなしサージアブソーバは静電
気による有害な影響を解決する有効な電子素子であると
いえる。 【0020】本発明に係るチップなしサージアブソーバ
の製造方法は、清浄乾燥空気または清浄乾燥空気と不活
性ガスあるいは窒素ガスとの混合ガスで満たされた雰囲
気中で、リード端子を持った一方の放電電極をガラスダ
イオード容器等の内径均一な円筒状ハウジングの一方の
開口端に挿入した状態で前記放電電極とハウジングとを
直立状態に固定し、前記ハウジングの他方の開口からリ
ード端子を持った他方の放電電極をハウジング内に落下
させて該他方の放電電極を前記一方の放電電極と接触し
た状態で位置決めし、他方の放電電極を所望の放電電圧
を設定するために所定の間隔だけ上方に引き上げてこの
位置を保持し、ハウジング及び一対の放電電極を加熱し
てハウジングを溶融し、その両端に両放電電極を溶着固
定したことを特徴とする。 【0021】 【発明の実施の形態】図1は本発明のチップなしサージ
アブソーバの好適な実施形態を示したものである。この
チップなしサージアブソーバは、ハウジング1(通常は
ガラス容器)、放電電極2(たとえばデュメット電
極)、前記放電電極2にそれぞれ接続される2本のリー
ド3、または2本のリードレス端子3(図2参照)、お
よび、前記放電電極の間に空気室(エアチャンバー)4
が形成される。 【0022】本発明は、電気エネルギを光エネルギに変
換することによって電気エネルギを消耗吸収するという
原理を用いたものであり、高電圧浮遊波やサージパルス
を効果的に吸収できるダイオードに関する。このアブソ
ーバの反応特性は、高輝度から消光まで徐々に弱まって
ゆくLED(発光ダイオード)や放電管の発光現象と
は、本質的に異なる。 【0023】以上のように、図1に示した実施形態によ
れば、本発明に係るチップなしサージアブソーバはハウ
ジング1内に互いに対向して配置された放電電極2の間
に空気室が形成され、両放電電極2間にサージ電圧が印
加されたとき、空気室4の絶縁破壊が生じてこのサージ
エネルギを吸収することができる。 【0024】本発明において特徴的なことは、図1から
明らかなように、従来の放電チップあるいは放電コアが
存在しないことである。前述したように、本発明のチッ
プなしサージアブソーバはハウジング1内に一対の放電
電極2が単に対向配置されている。実際上、このような
構造を実現するために、本発明によれば、ハウジング1
の内部に一対の放電電極2が対向して配置される。通常
の場合、一方の放電電極2が下側のジグに設けられた孔
の中に挿入され、同時にハウジングがこの孔の中に落と
し込まれる。本発明によれば、この挿入状態において放
電電極2の外径はハウジング1の内径よりわずかに大き
く選定されており、ハウジング1内に放電電極2を挿入
することに何ら支障はない。実際上、下型内において一
方の放電電極2とハウジング1は直立している。次に、
上型に設けられた孔に他方の放電電極2が挿入され、こ
うして上型が下型に位置決め密着される。この状態で、
他方の放電電極2の外径もハウジング1の内径よりわず
かに小さいために、上下型が密接した状態で、上型に保
持された他方の放電電極2は垂直方向に落下して一方の
電極表面と接触した状態で位置決めされる。次に、上型
に配置された他方の放電電極2は所定の間隔だけ上方に
引き上げられ、その位置を保持する。この引き上げ固定
保持機構には任意の機構が用いられるが、求められる精
度に応じて上方へ持ち上げられる距離が精密に管理され
なければならない。このようにして準備が完了すると、
両放電電極2間の間隔はあらかじめ求められている値に
正しく調整されることとなる。次に、上下型は高温度の
中におかれ、あるいははじめから高温度の中で前記組立
準備作業が行われ、上下型とともに放電電極2及びハウ
ジング1が加熱される。通常、600℃の加熱状態にお
いて、ハウジング1は溶融し、その両端は図1において
は両放電電極2としっかりと溶着固定されることとな
る。もちろん、このとき必要に応じてハウジング1の両
端は放電電極2ではなく、リード端子3と溶着すること
も可能である。いずれにしても、本発明によれば、高温
度の中での加熱状態そして冷却時において上下の放電電
極2はジグ内において正しくその位置が定められ、この
ように電極間隔が保持された状態でハウジング1による
溶着が行われるので、本発明によれば、図1に示すごと
くきわめて正確な放電電極間隔が得られることが理解さ
れよう。そして、本発明によれば、この間隔は、上下に
支持された放電電極の保持間隔を任意に調節することに
よっていかなる間隔にも調整可能であり、従来における
ガスチューブアレスタとは異なり、きわめて簡単にかつ
正確に広範囲のチップなしサージアブソーバを得ること
が可能となる。 【0025】本発明において更に特徴的なことは、前記
空気室4内に封入される気体が清浄乾燥空気またはこの
清浄乾燥空気と不活性ガスあるいは窒素との混合体であ
ることにある。 【0026】空気の清浄度は通常清浄度合が99.99
%(0.5μmDOP)で通常空気を濾過した清浄度以
下でありまたその乾燥度合は5パーセント以下の湿度に
保つことが好適であり、更に好ましくは3パーセント以
下の湿度が好適である。 【0027】なお、本実施形態においては、通常の空気
を日本無機株式会社製アトモス超ULPAフィルタで濾
過し、0.05μmの微粒子を99.9999%以上捕
集した空気を蓄積して用いた。 【0028】このような清浄乾燥空気を用いることによ
って、空気室4の絶縁破壊電圧は極めて安定化する。す
なわち、本発明における絶縁破壊は、両放電電極2間に
印加されるサージ電圧が所定の作動電圧を超えると、図
1において、空気室4と接する表面5の一部にわずかな
絶縁破壊の種が生じ、この絶縁破壊が瞬時に空気室4全
体に及ぶ。この結果、本発明によれば、清浄乾燥空気が
極めて短時間に均一に絶縁破壊されることとなり、この
結果両放電電極間で大きな絶縁電流を流すことができ
る。 【0029】前述したように、本発明のチップなしサー
ジアブソーバは対向放電電極が空気室4内に配置されて
おり、放電電極間に何ら絶縁体が存在しないので、従来
のように放電時に生じる銅分子が絶縁体表面に付着して
実質的な放電電極間隔を減少させる等の不利な現象を除
去し、安定したかつ長寿命のサージアブソーバを提供可
能である。 【0030】本発明によれば、このような作動電圧、絶
縁電流(サージ耐量)及び作動速度に関しては、主とし
て空気室4の体積、放電電極2間のギャップ長、封入気
体の種類及び圧力によって決定され、これらの何れかの
要素を変更することによって、任意に幅広いサージ作動
電圧のサージアブソーバを得ることができる。前記図1
に示した実施形態においても、約50〜13000ボル
トの作動電圧を前記各要素の選択から選ぶことができ
る。 【0031】下表は本発明における放電電極間隔と作動
電圧のいくつかの代表例を示す。 【0032】 【表1】本発明の特徴的な効果は、清浄乾燥空気によって絶縁破
壊時の空気室4内の許容電流密度を著しく高めることが
可能になることであり、このことは、清浄乾燥空気の絶
縁破壊時の抵抗が低いことを示す。 【0033】したがって、本発明によれば、絶縁破壊が
瞬時に行われ、かつ放電電極2間に許容可能な放電電流
が大きいために、大サージ電圧であったとしても、この
サージエネルギを瞬時に吸収することができ、従来のよ
うに残留電圧が生じたり、またこれによる一定の続流が
継続するなどという欠点を確実に除去可能である。本発
明において、ハウジング1を形成する容器は、例えば内
径0.66mmの国際基準DO−34型のガラスダイオ
ード容器を用いることが好適であり、この内径に適応す
るように、両放電電極2が容器両端に挿入され、これら
放電電極2をデュメット電極とすることにより、上記組
み合わされた状態で加熱することによりハウジング1と
放電電極2とを確実に封止することができる。この封止
作業は、清浄乾燥空気室内で行われ、この結果、空気室
4内には清浄乾燥空気が封入されることとなる。もちろ
ん、前記ハウジング1として他のプラスチックあるいは
収縮プラスチックを用いることも可能である。 【0034】前記ハウジングとして、更に国際基準DO
−35型(内径0.76mm)、DO−41型(内径
1.53mm)を用いることも可能であり、更に大容量
サージアブソーバとしては、外径3.1mmのガラスダ
イオード容器を用いることも可能である。更に、空気室
4に封入される清浄乾燥空気にはアルゴン、ネオン、ヘ
リウム、窒素を混合することができ、これらの混合度合
いを適当に選択することによって、サージ電圧、サージ
耐量或いは反応速度を任意に調整可能である。 【0035】本発明によれば、前述したように空気室4
内に清浄乾燥空気を封入することから、前述したいくつ
かの要素の組み合わせによってサージ特性を変えたと
き、例えばサージ電圧を50ボルトから15000ボル
トに選択しながら、各設定電圧での作動精度を10ボル
ト程度の極めて微調整可能な幅に制御することが可能で
ある。このことは、清浄乾燥空気であることによって、
空気室4内の空気構成分子の分布が極めて均一化され、
これによって予め定められた空気室4の体積、封入気体
の種類或いは圧力によって一旦設定されたサージ電圧が
極めて安定化することを示す。 【0036】また、本発明によれば、清浄乾燥空気のた
めにその絶縁時の抵抗は極めて低い値となり、この結果
空気室4が絶縁破壊したときの許容されるサージ電流を
大きくすることができ、大きなサージ電圧であっても瞬
時にサージエネルギを吸収することが可能となる。例え
ば、前述した従来の特開平8−306467号におい
て、サージ電圧を6000ボルトとした場合、1050
0ボルトを印加したときにサージアブソーバによって1
050アンペアのサージ電流を流すことができるが、サ
ージ吸収後においても、4500ボルトの残留電圧が残
り、この結果回路には450アンペアの続流が発生する
こととなったが、同様の条件において、本発明のサージ
アブソーバによれば残留電圧及び続流をほぼ0にするこ
とができた。 【0037】図2には、本発明の第2実施形態が示され
ている。前述したように、この実施形態は放電電極2の
外部に向かった端部にリード線ではなく端子3が設けら
れていることを特徴とする。 【0038】また、第2実施形態(図2)によれば、両
放電電極2に空気室4に向かう表面5にはそれぞれ凸部
6が設けられており、この凸部6によってサージ電圧が
印加されたときに空気室4内の絶縁破壊が容易に誘発さ
れる。この作動電圧とは異なり、絶縁破壊時のサージ耐
量(電流)は、これら凸部対6によって定まるわけでは
なく、前述したように空気室4の体積(特に放電電極の
面積)、封入気体の種類及び圧力によってほぼ決定され
ることはもちろんである。 【0039】図3は、図2と類似した実施形態であり、
詳細な説明は省略するが、図3において特徴的なことは
凸部6が一方の放電電極2の表面5に設けられているこ
とである。この片側凸部6によっても、本実施形態によ
れば、空気室4内の絶縁破壊がこの凸部6によって誘発
され、安定したサージ電圧を設定することが可能とな
る。 【0040】また、前記凸部6は、空気室4内の絶縁破
壊を誘発するので、この凸部6の形状あるいは他方の放
電電極2との距離によって作動電圧を決定することがで
きる。そして、一方においてサージ吸収時におけるサー
ジ耐量は空気室4の体積によって定まり、図1に示した
実施形態と異なり、図2の実施形態においてはサージ作
動電圧が比較的低い場合においても十分に大きなサージ
耐量を提供することができる。 【0041】図4は、図3の変形例を示し、図3におい
ては一方の放電電極2から円柱形状の凸部6が突出して
いるが、図4においては円錐形状の凸部6が突出してい
る。 【0042】図5は、更に異なる形状の凸部6を示し、
一方の放電電極2の空気室に接する表面5自体が全体的
に円錐形状をなし、その頂点が他方の電極と最も近接す
る凸部6を形成している。この実施形態によれば、凸部
6の先端を他方側の放電電極2に近接させた場合におい
ても空気室4内の体積を十分に大きくとることができ、
この結果サージ耐量が大きくとれるという利点がある。
また、図5の実施形態では、図2、3、4と異なり、凸
部6の加工が容易になるという利点もある。図6、7の
実施形態は前述した図3、4の片側凸部を両側放電電極
に応用した実施形態であり、この結果、空気室4の体積
を十分にとりながら両凸部6の対向ギャップ長を小さく
することによって低いサージ作動電圧を得ることができ
る。 【0043】図8に示した実施形態は、前述した図5の
実施形態における片側円錐放電電極2を両側に配置した
構造を示す。この実施形態によれば、両放電電極2の円
錐頂点が接近することによって、サージ作動電圧を低く
することができると共に、空気室4の体積を大きくする
ことにより、サージアブソーバの静電容量を減少し、ま
たサージ耐量を増加できる利点がある。 【0044】図9に示した実施形態は、両放電電極2が
それぞれ円錐状の凹部を有することであり、この結果、
空気室4が外部から光学的にほとんどシールドされる効
果がある。即ち、このような形状によって、図9の実施
形態によれば、外部からの光によってサージアブソーバ
のサージ電圧が変動するいわゆる明暗効果を除去するこ
とができる。一般に、外部光が強い場合、サージアブソ
ーバのサージ電圧が上昇する傾向にあるが、本実施形態
によれば、外部から空気室4中への光の進入が少ないの
で、外部光が強い場合においても従来の明暗効果を著し
く減少することが可能となる。 【0045】図10には、前述した図5の変形例が示さ
れ、この変形例によれば、両放電電極2は一方が凸型の
表面形状を有し、他方がこれに対応した凹型の表面形状
を有する。このように、両放電電極2の表面形状を選択
することによって、放電が誘発されるギャップ長とサー
ジ耐圧を定める空気室4の体積を任意に選択することが
可能となる。 【0046】図11、12、13には、本発明に係るサ
ージアブソーバを簡単に製造することのできる他の実施
形態が示されている。まず、図10において、リード及
び電極を一体とするリード線20の周囲に絶縁体22が
被覆される。この絶縁体22はプラスチックと石英粉の
混合体から形成することが好適であり、この結果、図1
1に示されるように、リード線20の周囲に絶縁体22
が巻き付き固定された状態となる。図12において、前
述した絶縁体22のほぼ中央部にカッタ24が切り込み
26を形成する。この結果、図12の断面で示されるよ
うに、絶縁体22はその一部がリード線20を含んだ状
態で切り取られ、リード線20の両端部に電極部28が
それぞれ形成され、前記カッタ24による切り込み部は
本発明における空気室30を形成することとなる。従っ
て、この状態で図13に示すように空気室30が形成さ
れた絶縁体22の周囲を収縮プラスチック32でシール
することによって、前記空気室30は完全に封止され、
この封止作業を清浄乾燥空気内で行うことによって、前
記空気室30に本発明の特徴である清浄乾燥空気が密封
されることとなる。従って、極めて簡単な製造工程によ
ってチップなしサージアブソーバを容易に得ることがで
きる。 【0047】図13のチップなしサージアブソーバで
は、前記リード線の直径が0.8mm、絶縁体22の外
径が4.5mmに選択されている。 【0048】前述した図13においては、収縮プラスチ
ックを空気室30の封止に用いたが、本発明において、
収縮プラスチックの代わりに、硬質プラスチック管に絶
縁体22を押し込み封止することも可能である。 【0049】図14は、前述した図13の若干異なる変
形例であり、この実施形態においては、絶縁体22に形
成される切り込み、すなわち空気室30を2個設け、か
つ切り込み方向を軸に対して反対方向に設定したもので
ある。 【0050】この結果、絶縁体22の強度を増加しうる
と共に、2個の空気室30を設けることにより、サージ
作動電圧を高い電圧まで選択可能となる。 【0051】もちろん、本発明において、絶縁体22に
形成される切り込みすなわち空気室30の数は2以上任
意の数に設定することができ、これによって、数万ボル
トの高サージ電圧に対しても効果的に作動可能なサージ
アブソーバを得ることができる。 【0052】図15には、図1に示した本発明の好適な
実施形態を用いたときの原サージ波形が示され、そのサ
ージ電圧は11,120ボルトである。そして、図16
には、図14に示したサージ電圧が図1の本発明に係る
5,000ボルトサージアブソーバに印加されたときの
放電電圧が示され、5,280ボルトでサージ吸収作用
が動作し、約70nsでほぼ電圧が300ボルト程度に
低下し、ほとんど残留電圧がなく、また続流が発生しな
いことを示している。 【0053】 【発明の効果】以上のように、本発明によれば、簡単な
構造でハウジング内に対面した放電電極間に設けた空気
室内に清浄乾燥空気又はこの清浄乾燥空気を主とした混
合気体を封入することによって、寿命が長く、耐性に優
れ、電気機器への適用範囲の広いサージアブソーバが提
供される。
【図面の簡単な説明】 【図1】 本発明に係るサージアブソーバの基本的な構
成を示す図である。 【図2】 本発明の放電電極に端子を設け、さらに放電
電極表面に凸部を設けた他の実施形態を示す図である。 【図3】 一方の放電電極に凸部が設けられた他の実施
形態を示す図である。 【図4】 一方の放電電極に凸部が円錐形状を有する図
である。 【図5】 一方の放電電極全体が円錐形状を示す図であ
る。 【図6】 両放電電極の表面にそれぞれ円錐状の凸部を
設けた図である。 【図7】 両放電電極の表面に対向する円錐状の凸部を
設けた図である。 【図8】 両放電電極がそれぞれ全体として円錐形状を
有する実施形態の図である。 【図9】 両放電電極が円錐状の凹部を有する実施形態
の図である。 【図10】 両放電電極を異なる形状とした本発明の実
施形態を示す図である。 【図11】 本発明を簡単に実現するために、リード電
極の周囲に絶縁体を付着した状態を示す図である。 【図12】 図11の絶縁体に切り込みを入れ、リード
電極の一部を除去して空気室を形成する状態を示す図で
ある。 【図13】 図12によって得られた空気室を持った絶
縁体を封止した状態を示す本発明に係る他のサージアブ
ソーバの実施形態を示す図である。 【図14】 複数の空気室を設けた図13に示した実施
形態の変形例を示す図である。 【図15】 本発明に用いられる原サージ波形を示す図
である。 【図16】 本発明によって図15のサージ電圧を吸収
した状態の特性図である。 【符号の説明】 1,32 ハウジング、2,28 放電電極、3,20
リード線又は端子、4,30 空気室、6 凸部。

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 清浄乾燥空気または清浄乾燥空気と不活
    性ガスあるいは窒素ガスとの混合ガスで満たされた雰囲
    気中で、リード端子を持った一方の放電電極をガラスダ
    イオード容器等の内径均一な円筒状ハウジングの一方の
    開口端に挿入した状態で前記放電電極とハウジングとを
    直立状態に固定し、 前記ハウジングの他方の開口からリード端子を持った他
    方の放電電極をハウジング内に落下させて該他方の放電
    電極を前記一方の放電電極と接触した状態で位置決め
    し、 他方の放電電極を所望の放電電圧を設定するために所定
    の間隔だけ上方に引き上げてこの位置を保持し、ハウジ
    ング及び一対の放電電極を加熱してハウジングを溶融
    し、その両端に両放電電極を溶着固定したことを特徴と
    するチップなしサージアブソーバの製造方法。
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