JP7322925B2 - 過渡電圧保護デバイス - Google Patents

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Description

本発明は、過渡電圧保護デバイスに関する。
素体と、素体の外表面に配置されている一対の外部電極と、一対の外部電極のうち対応する外部電極にそれぞれ接続されている一対の内部電極と、を備えている過渡電圧保護デバイスが知られている(たとえば、特許文献1参照)。素体の内部には、空洞が形成されている。一対の内部電極は、空洞で互いに対向している。過渡電圧は、たとえば、静電気放電(ESD:Electrostatic Discharge)に起因する。
特開2009-238563号公報
特許文献1の過渡電圧保護デバイスでは、一対の内部電極の間で放電が生じる場合、各内部電極が発熱することがある。内部電極の発熱により、過渡電圧保護デバイスでの過渡電圧保護特性が劣化するおそれがある。
本発明の一つの態様は、過渡電圧保護特性の劣化を抑制する過渡電圧保護デバイスを提供することを目的とする。
一つの態様に係る過渡電圧保護デバイスは、空洞が内部に形成されている素体と、素体の外表面に配置されている一対の外部電極と、互いに対向するように素体内に配置されていると共に、一対の外部電極のうち対応する外部電極にそれぞれ接続されている一対の内部電極と、を備えている。一対の内部電極のそれぞれは、放電部と、対応する外部電極と、放電部との間を延在していると共に、対応する外部電極と、放電部とを接続している接続部と、放電部に連続している放熱部と、を有している。各放電部は、互いに対向していると共に、空洞に露出している。各放熱部は、互いに離れる方向に延在している。
上記一つの態様では、各内部電極は、放電部と、放電部に連続している放熱部とを有している。放電部間で放電が生じる場合、放電部が発熱することがある。放電部は放熱部に連続しているので、放電部に生じる熱は、放電部から放熱部に伝わる。放熱部に伝わった熱は、放熱部から放散される。したがって、上記一つの態様は、内部電極での放熱性を向上するので、過渡電圧保護特性の劣化を抑制する。
各放熱部は、互いに離れる方向に延在している。したがって、放熱部の間では、放電は生じがたい。各放熱部は、放電部間での放電に影響を及ぼしがたい。上記一つの態様は、所望の放電特性を担保する。
上記一つの態様では、各放電部と接するように素体内に配置されている放電補助部を更に備えていてもよい。各放電部が放電補助部と接している構成は、放電部間で放電を確実に生じさせやすい。したがって、本構成は、過渡電圧保護特性を確実かつ容易に制御する。
上記一つの態様では、一対の内部電極のそれぞれは、内部電極の厚み方向に対向している一対の側面を有していてもよく、一対の側面のうち一方の側面が、放電補助部と接していてもよい。各内部電極の一方の側面が放電補助部と接している構成は、放電部間で放電をより確実に生じさせやすい。したがって、本構成は、過渡電圧保護特性をより確実かつ容易に制御する。
上記一つの態様では、放熱部が、放電補助部と接していてもよい。放熱部が放電補助部と接している構成では、放熱部は、放電部から伝わった熱を、放電補助部に伝える。放電補助部は、放熱部から伝わった熱を放散する。したがって、本構成は、放熱部の放熱性を確実に向上する。
上記一つの態様では、放熱部が、空洞に露出していてもよい。放熱部が空洞に露出している構成では、放電部から放熱部に伝わった熱は、放熱部から空洞に伝わる。放熱部から空洞に伝わった熱は、空洞から放散される。したがって、本構成は、放熱部の放熱性をより確実に向上する。
上記一つの態様では、放熱部が、素体に接していてもよい。放熱部が素体に接している構成では、放熱部は、放電部から伝わった熱を、素体に伝える。素体は、放熱部から伝わった熱を放散する。したがって、本構成は、放熱部の放熱性を更により確実に向上する。
上記一つの態様では、一対の内部電極の放電部の、内部電極の幅方向における重なり幅は、各接続部の幅より小さくてもよい。一対の内部電極の放電部の、内部電極の幅方向における重なり幅が各接続部の幅より小さい構成では、放電部の間に形成される静電容量は小さい。したがって、本構成は、高速応答性を向上する。
本発明の一つの態様は、過渡電圧保護特性の劣化を抑制する過渡電圧保護デバイスを提供する。
図1は、一実施形態に係る過渡電圧保護デバイスを示す斜視図である。 図2は、本実施形態に係る過渡電圧保護デバイスを示す分解斜視図である。 図3は、内部電極、空洞及び放電補助部の構成を示す図である。 図4は、内部電極、空洞及び放電補助部の構成を示す図である。 図5は、内部電極、空洞及び放電補助部の構成を示す図である。 図6は、内部電極、空洞及び放電補助部の第一の変形例の構成を示す図である。 図7は、内部電極、空洞及び放電補助部の第一の変形例の構成を示す図である。 図8は、内部電極、空洞及び放電補助部の第二の変形例の構成を示す図である。 図9は、内部電極、空洞及び放電補助部の第二の変形例の構成を示す図である。 図10は、内部電極、空洞及び放電補助部の第三の変形例の構成を示す図である。
添付図面を参照して、本発明の実施形態及び変形例について詳細に説明する。なお、説明において、同一要素又は同一機能を有する要素には、同一符号を用いることとし、重複する説明は省略する。
図1~図5を参照して、本実施形態に係る過渡電圧保護デバイスED1の構成を説明する。過渡電圧保護デバイスED1は、電子機器に実装される。過渡電圧保護デバイスED1は、電子機器を過渡電圧から保護する。過渡電圧保護デバイスED1は、たとえば、電子機器が備える回路基板に実装される。過渡電圧は、たとえば、ESDによって生じる。
図1に示されるように、素体1は、直方体形状を呈している。素体1は、互いに対向している一対の端面1a,1bと、互いに対向している一対の側面1c,1dと、互いに対向している一対の側面1e,1fと、を有している。端面1a,1b、側面1c,1d、及び側面1e,1fは、素体1の外表面を構成している。端面1a,1bは、第一方向D1で互いに対向している。側面1c,1dは、第一方向D1に交差する第二方向D2で互いに対向している。側面1e,1fは、第一方向D1及び第二方向D2に交差する第三方向D3で互いに対向している。本実施形態では、第一方向D1、第二方向D2、及び第三方向D3は、互いに直交している。第一方向D1は、たとえば、素体1の直方体形状の長手方向である。本明細書での「直方体形状」は、角部及び稜線部が面取りされている直方体の形状、及び、角部及び稜線部が丸められている直方体の形状を含む。
端面1a及び端面1bは、側面1cと側面1dとを連結するように、第三方向D3に延在している。端面1a及び端面1bは、側面1eと側面1fとを連結するように、第二方向D2に延在している。側面1c及び側面1dは、端面1aと端面1bとを連結するように、第一方向D1に延在している。側面1c及び側面1dは、側面1eと側面1fとを連結するように、第二方向D2に延在している。側面1e及び側面1fは、端面1aと端面1bとを連結するように、第一方向D1に延在している。側面1e及び側面1fは、側面1cと側面1dとを連結するように、第三方向D3に延在している。
素体1の第一方向D1での長さは、たとえば、0.6~2.0mmである。素体1の第二方向D2での長さは、たとえば、0.3~1.2mmである。素体1の第三方向D3での長さは、たとえば、0.3~1.2mmである。
図2に示されるように、素体1は、たとえば、絶縁体層3が複数積層されて構成されている。複数の絶縁体層3は、たとえば、第三方向D3で積層されている。第三方向D3から見て、各絶縁体層3は、矩形状を呈している。各絶縁体層3は、電気絶縁性を有する絶縁体であり、絶縁体グリーンシートの焼結体から構成される。複数の絶縁体層3は、実際には互いの境界が視認できない程度に一体化されている。本明細書での「矩形状」は、たとえば、各角が面取りされている形状、及び、各角が丸められている形状を含む。
絶縁体層3は、たとえば、セラミック層である。絶縁体層3は、たとえば、Fe、NiO、CuO、ZnO、MgO、SiO、TiO、MnCO、SrCO、CaCO、BaCO、Al、ZrO、又はBを含んでいる。絶縁体層3は、これらの材料を単独で含んでいてもよく、これらの材料を二種類以上混合させた混合材料を含んでいてもよい。絶縁体層3は、ガラスを含有していてもよい。絶縁体層3は、低温焼結を可能とするために酸化銅(CuO又はCuO)を含有していてもよい。
図1に示されるように、一対の外部電極10,20は、素体1の外表面に配置されている。外部電極10,20は、たとえば、素体1の第一方向D1での両端部に配置されている。外部電極10は、一方の端部に配置されている。本実施形態では、外部電極10は、端面1aを覆うように配置されている。外部電極10は、側面1c,1dの一部の面上と、側面1e,1fの一部の面上にも配置されている。外部電極10は、素体1の端面1aと、側面1c,1d及び側面1e,1fの四つの面とによって形成される角部と、角部を互いに結ぶ稜線部とを覆っている。外部電極20は、他方の端部に配置されている。本実施形態では、外部電極20は、端面1bを覆うように配置されている。外部電極20は、側面1c,1dの一部の面上と、側面1e,1fの一部の面上にも配置されている。外部電極20は、素体1の端面1bと、側面1c,1d及び側面1e,1fの四つの面とによって形成される角部と、角部を互いに結ぶ稜線部とを覆っている。
外部電極10,20は、たとえば、Ag、Pd、Au、Pt、Cu、Ni、Al、Mo、又はWの導電材料を含んでいる。外部電極10,20は、Ag/Pd合金、Ag/Cu合金、Ag/Au合金、又はAg/Pt合金の導電材料を含んでいてもよい。外部電極10,20は、たとえば、素体1の外表面に付与された導電性ペーストを焼き付けることにより形成される。導電性ペーストは、上記導電材料を含む。
図3~図5に示されるように、一対の内部電極30,40は、互いに対向するように素体1内に配置されている。本実施形態では、内部電極30,40は、第一方向D1で互いに対向している。内部電極30は、端面1aに露出し、端面1b及び側面1c,1d,1e,1fのいずれにも露出していない。内部電極30は、端面1b及び側面1c,1d,1e,1fから離間している。内部電極40は、端面1bに露出し、端面1a及び側面1c,1d,1e,1fのいずれにも露出していない。内部電極40は、端面1a及び側面1c,1d,1e,1fから離間している。
内部電極30は、外部電極10に接続されており、内部電極40は、外部電極20に接続されている。すなわち、各内部電極30,40は、一対の外部電極10,20のうち対応する外部電極にそれぞれ接続されている。内部電極30は、端面1aで外部電極10に接続されており、内部電極40は、端面1bで外部電極20に接続されている。本実施形態では、内部電極30は、外部電極10に電気的かつ物理的に接続されており、内部電極40は、外部電極20に電気的かつ物理的に接続されている。内部電極30,40は、素体1において、たとえば、互いに同じ絶縁体層3上に配置されている。内部電極30,40は、第三方向D3で同じ高さに配置されており、たとえば、素体1の第三方向D3での中央領域に配置されている。
内部電極30,40は、たとえば、Ag、Pd、Au、Pt、Cu、Ni、Al、Mo、又はWの導電材料を含んでいる。内部電極30,40は、Ag/Pd合金、Ag/Cu合金、Ag/Au合金、又はAg/Pt合金の導電材料を含んでいてもよい。内部電極30,40は、たとえば、導電性ペーストを、印刷により絶縁体グリーンシート上に付与し、絶縁体グリーンシートと共に焼成することにより形成される。導電性ペーストは、上記導電材料を含む。内部電極30,40は、外部電極10,20と同じ導電材料を含んでいてもよい。
内部電極30は、放電部32、接続部34、及び放熱部36を有している。放電部32、接続部34、及び放熱部36は、それぞれ、第三方向D3から見て、たとえば、矩形状を呈している。放電部32、接続部34、及び放熱部36は、互いに一体化していてもよい。
放電部32は、内部電極30内において、たとえば、第一方向D1で内部電極40と対向している。放電部32は、たとえば、端縁32aと端縁32bとを有している。端縁32aは、内部電極40寄りに位置し、第一方向D1で内部電極40と対向している。端縁32bは、側面1e寄りに位置し、第二方向D2で側面1eと対向している。放電部32は、たとえば、端縁32aと端縁32bとによって形成されている角部を有している。角部は、面取りされていてよく、丸められていてもよい。
接続部34は、対応する外部電極10と放電部32との間を延在していると共に、対応する外部電極10と放電部32とを接続している。本実施形態では、接続部34は、外部電極10と放電部32との間を延在していると共に、外部電極10と放電部32とを接続している。本実施形態では、接続部34は、放熱部36に連続している。接続部34は、たとえば、第一方向D1で放電部32から外部電極10まで延在している。接続部34は、端縁34aを有している。端縁34aは、端面1aに露出し、端面1aで外部電極10に接続されている。接続部34は、外部電極10に電気的に接続されている。接続部34は、端縁34bと端縁34cとを有している。端縁34bと端縁34cとは、接続部34の第二方向D2での両端を規定している。端縁34bと端縁34cとは、第二方向D2に延在する端縁34aによって互いに連結されている。端縁34bは、側面1eと対向し、端縁34cは、側面1fと対向している。端縁34bは、端縁32bと連結されている。
放熱部36は、放電部32に連続している。したがって、放電部32は、接続部34及び放熱部36と一体的に形成されている。本実施形態では、放熱部36は、第二方向D2で放電部32から側面1fに向かって延在している。放熱部36は、端縁36aを有しており、端縁36aは、第二方向D2で側面1fと対向している。端縁36aは、側面1fと離間している。放熱部36は、端縁36bと端縁36cとを有している。端縁36bと端縁36cとは、放熱部36の第一方向D1での両端を規定している。端縁36bと端縁36cとは、第一方向D1に延在する端縁36aによって互いに連結されている。端縁36bは、第一方向D1で端面1aと対向しており、端縁36cは、第一方向D1で端面1bと対向している。端縁36bは、端縁34cと連結されており、端縁36cは、端縁32aと連結されている。
放熱部36は、当該放熱部36の先端に位置する第一部分と、第一部分と放電部32との間に位置する第二部分とを有している。放熱部36の第一部分は、たとえば、端縁36aと、二つの角部とを有している。二つの角部のうち、一の角部は、端縁36aと端縁36bとによって形成され、他の角部は、端縁36aと端縁36cとによって形成されている。二つの角部は、面取りされていてよく、丸められていてもよい。放熱部36の第二部分は、たとえば、放電部32と連続しており、放電部32と、放熱部36の第一部分とを連結している。
内部電極30は、一対の側面30a,30bを有している。側面30a,30bは、内部電極30の厚み方向に対向している。本実施形態では、内部電極30の厚み方向は、第三方向D3に略一致している。内部電極30の厚み、すなわち、側面30aと側面30bとの間の距離は、たとえば、1~20μmである。
内部電極30の放電部32の、内部電極30の幅方向における重なり幅L30は、たとえば、接続部34の幅L34より小さい。すなわち、放電部32の端縁32aのうち、第一方向D1から見て放電部42の端縁42aと重なっている領域の第二方向D2での幅L30は、たとえば、接続部34の第二方向D2での幅L34より小さい。内部電極30の幅方向における重なり幅L30、すなわち、第一方向D1から見て端縁32aと端縁42aとが互いに重なっている領域の第二方向D2での幅は、たとえば、0.03~0.6mmである。接続部34の幅L34、すなわち、接続部34の第二方向D2での幅は、たとえば、0.03~0.6mmである。
内部電極40は、放電部42、接続部44、及び放熱部46を有している。放電部42、接続部44、及び放熱部46は、それぞれ、第三方向D3から見て、たとえば、矩形状を呈している。放電部42、接続部44、及び放熱部46は、互いに一体化していてもよい。
放電部42は、内部電極40内において、たとえば、第一方向D1で内部電極30と対向している。本実施形態では、放電部42と放電部32とが、第一方向D1で互いに対向している。放電部42は、たとえば、端縁42aと端縁42bとを有している。端縁42aは、内部電極30寄りに位置し、第一方向D1で内部電極30と対向している。端縁42bは、側面1f寄りに位置し、第二方向D2で側面1fと対向している。放電部42は、たとえば、端縁42aと端縁42bとによって形成されている角部を有している。角部は、面取りされていてよく、丸められていてもよい。
接続部44は、対応する外部電極20と放電部42との間を延在していると共に、対応する外部電極20と放電部42とを接続している。本実施形態では、接続部44は、外部電極20と放電部42との間を延在していると共に、外部電極20と放電部42とを接続している。本実施形態では、接続部44は、放熱部46に連続している。接続部44は、たとえば、第一方向D1で放電部42から外部電極20まで延在している。接続部44は、端縁44aを有している。端縁44aは、端面1bに露出し、端面1bで外部電極20に接続されている。接続部44は、外部電極20に電気的に接続されている。接続部44は、端縁44bと端縁44cとを有している。端縁44bと端縁44cとは、接続部44の第二方向D2での両端を規定している。端縁44bと端縁44cとは、第二方向D2に延在する端縁44aによって互いに連結されている。端縁44bは、側面1fと対向し、端縁44cは、側面1eと対向している。端縁44bは、端縁42bと連結されている。
放熱部46は、放電部42に連続している。したがって、放電部42は、接続部44及び放熱部46と一体的に形成されている。本実施形態では、放熱部46は、第二方向D2で放電部42から側面1eに向かって延在している。放熱部46,36は、互いに離れる方向に延在している。放熱部46は、たとえば、第二方向D2であって、放熱部36が放電部32から延在する方向とは反対の方向に、放電部42から延在している。放熱部46は、端縁46aを有している。端縁46aは、第二方向D2で側面1eと対向している。端縁46aは、側面1eと離間している。放熱部46は、端縁46bと端縁46cとを有しており、端縁46bと端縁46cとは、放熱部46の第一方向D1での両端を規定している。端縁46bと端縁46cとは、第一方向D1に延在する端縁46aによって互いに連結されている。端縁46bは、第一方向D1で端面1bと対向しており、端縁46cは、第一方向D1で端面1aと対向している。端縁46bは、端縁44cと連結されており、端縁46cは、端縁42aと連結されている。
放熱部46は、当該放熱部46の先端に位置する第一部分と、第一部分と放電部42との間に位置する第二部分とを有している。放熱部46の第一部分は、たとえば、端縁46aと、二つの角部とを有している。二つの角部のうち、一の角部は、端縁46aと端縁46bとによって形成され、他の角部は、端縁46aと端縁46cとによって形成されている。二つの角部は、面取りされていてよく、丸められていてもよい。放熱部46の第二部分は、たとえば、放電部42と連続しており、放電部42と、放熱部46の第一部分とを連結している。
内部電極40は、一対の側面40a,40bを有している。側面40a,40bは、内部電極40の厚み方向に対向している。本実施形態では、内部電極40の厚み方向は、第三方向D3に略一致している。内部電極40の厚み、すなわち、側面40aと側面40bとの間の距離は、たとえば、1~20μmである。
内部電極40の放電部42の、内部電極40の幅方向における重なり幅は、たとえば、接続部44の幅より小さい。すなわち、放電部42の端縁42aのうち、第一方向D1から見て放電部32の端縁32aと重なっている領域の第二方向D2での幅は、たとえば、接続部44の第二方向D2での幅より小さい。内部電極40の幅方向における重なり幅は、重なり幅L30と同一である。接続部44の幅は、たとえば、幅L34と同一である。
本実施形態では、空洞50が、素体1の内部に形成されている。空洞50は、素体1の外表面から離間している。放電部32,42は、空洞50に露出している。空洞50は、第一空間52と第二空間54とからなる。第一空間52は、第二空間54よりも側面1c寄りに位置している。図4及び図5において、第一空間52と第二空間54との境界は、一点鎖線で表示されている。
本実施形態では、端縁32aと端縁42aとで、ギャップ部56が形成されており、第一空間52は、ギャップ部56内に広がっている。放電部32,42は、第一空間52で互いに対向している。端縁32a及び端縁42aは、ギャップ部56の第一方向D1での両端を画成している。ギャップ部56の第一方向D1での長さは、たとえば、10~70μmである。第一空間52は、たとえば、ギャップ部56の全領域に広がっている。端縁32a及び端縁42aは、第一空間52に露出している。端縁32a及び端縁42aの全部が、第一空間52に露出していてもよい。
第一空間52は、たとえば、ギャップ部56以外の領域にも広がっている。第一空間52は、たとえば、端縁32bと、端縁36cのうち第二部分に位置する端縁36cとが、第一空間52に露出するようにも位置している。したがって、端縁32a,32bと、第二部分に位置する端縁36cとが、第一空間52に露出している。放熱部36の第一部分は、第一空間52に露出していない。放熱部36の第二部分は、第一空間52に露出している。第一空間52は、たとえば、端縁42bと、端縁46cのうち第二部分に位置する端縁46cとが、第一空間52に露出するようにも位置している。したがって、端縁42a,42bと、第二部分に位置する端縁46cとが、第一空間52に露出している。放熱部46の第一部分は、第一空間52に露出していない。放熱部46の第二部分は、第一空間52に露出している。
第二空間54は、放電部32,42と、放熱部36,46の第二部分とが第二空間54に露出するように広がっている。第二空間54は、第三方向D3から見て、第一空間52、放電部32,42、及び放熱部36,46の第二部分に重なっている。本実施形態では、第二空間54は、第三方向D3から見て、第一空間52、放電部32,42、及び放熱部36,46の第二部分のそれぞれの全部と重なっている。側面30aのうち、放電部32と、放熱部36の第二部分とに位置する側面30aが、第二空間54に露出している。側面40aのうち、放電部42と、放熱部46の第二部分とに位置する側面40aが、第二空間54に露出している。放電部42と、放熱部36,46の第二部分とは、素体1内に埋まっておらず、素体1から露出している。第二空間54は、放熱部36,46の第一部分が第二空間54に露出するようには広がっていない。放熱部36,46の第一部分は、素体1内に埋まっており、素体1から露出していない。
第三方向D3から見て、たとえば、端面1a寄りに形成されている素体1の内面、すなわち、第二空間54と素体1との端面1a寄りの境界は、放電部32と接続部34との境界、及び端縁36bと重なっており、第一空間52と素体1との端面1a寄りの境界とも重なっている。第三方向D3から見て、たとえば、端面1b寄りに形成されている素体1の内面、すなわち、第二空間54と素体1との端面1b寄りの境界は、端縁46b、及び放電部42と接続部44との境界と重なっており、第一空間52と素体1との端面1b寄りの境界とも重なっている。第三方向D3から見て、たとえば、側面1e寄りに形成されている素体1の内面、すなわち、第二空間54と素体1との側面1e寄りの境界は、放熱部46の第一部分と第二部分との境界と重なっており、第一空間52と素体1との側面1e寄りの境界とも重なっている。第三方向D3から見て、たとえば、側面1f寄りに形成されている素体1の内面、すなわち、第二空間54と素体1との側面1f寄りの境界は、放熱部36の第一部分と第二部分との境界と重なっており、第一空間52と素体1との側面1f寄りの境界とも重なっている。本実施形態では、放熱部36,46の第一部分と、第二部分に位置する端縁36b,46bとが、素体1と接している。放熱部36,46の第一部分と第二部分との境界は、放熱部36,46のうち、素体1内に埋まっている領域と、素体1内に埋まっていない領域とを分けている。
第二空間54の第一方向D1での長さは、たとえば、0.3~1.3mmである。第二空間54の第二方向D2での長さは、たとえば、0.06~0.65mmである。放電部32,42上での第二空間54の厚み、すなわち、側面30aと第二空間54の上縁との第三方向D3での距離は、たとえば、1~50μmである。
過渡電圧保護デバイスED1は、放電補助部60を備えている。放電補助部60は、放電部32,42と接するように素体1内に配置されている。放電補助部60は、素体1の外表面から離間している。放電補助部60は、放電部32と放電部42との間で生じる放電を誘発する。
内部電極30の一対の側面30a,30bのうち一方の側面が、放電補助部60と接している。本実施形態では、側面30bが、放電補助部60と接している。側面30bのうち、放電部32,42と、放熱部36,46の第二部分とに位置する側面30bが、放電補助部60に接している。放電補助部60は、第三方向D3で内部電極30,40を介して空洞50の反対側に位置している。
放電補助部60は、第一空間52と、放電部32,42と、放熱部36,46の第二部分とが放電補助部60に接するように素体1内に配置されている。放電補助部60は、第三方向D3から見て、第一空間52、放電部32,42、及び放熱部36,46の第二部分に重なっている。本実施形態では、放電補助部60は、第三方向D3から見て、第一空間52、放電部32,42、及び放熱部36,46の第二部分のそれぞれの全部と重なっている。放熱部36,46の第一部分は、放電補助部60に接していない。
放電補助部60は、端面1a寄りに位置する端縁と、端面1b寄りに位置する端縁とを有している。端面1a寄りに位置する端縁と端面1b寄りに位置する端縁とは、放電補助部60の第一方向D1での両端を規定している。端面1a寄りに位置する放電補助部60の端縁は、端面1aから離間し、端面1b寄りに位置する放電補助部60の端縁は、端面1bから離間している。放電補助部60は、側面1e寄りに位置する端縁と、側面1f寄りに位置する端縁とを有している。側面1e寄りに位置する端縁と側面1f寄りに位置する端縁とは、放電補助部60の第二方向D2での両端を規定している。側面1e寄りに位置する放電補助部60の端縁は、側面1eから離間し、側面1f寄りに位置する放電補助部60の端縁は、側面1fから離間している。端面1a寄りに位置する端縁、端面1b寄りに位置する端縁、側面1e寄りに位置する端縁、及び側面1f寄りに位置する端縁は、第三方向D3から見た放電補助部60の外縁を画成している。
放電補助部60は、絶縁体及び金属粒子を含んでいる。絶縁体は、たとえば、セラミック材料を含んでいる。セラミック材料は、たとえば、Fe、NiO、CuO、ZnO、MgO、SiO、TiO、MnCO、SrCO、CaCO、BaCO、Al、ZrO、又はBを含んでいる。放電補助部60は、これらのセラミック材料のうちの一種類のみを含んでいてもよいし、二種類以上を混合させた材料を含んでいてもよい。金属粒子は、たとえば、Ag、Pd、Au、Pt、Ag/Pd合金、Ag/Cu合金、Ag/Au合金、又はAg/Pt合金を含んでいる。放電補助部60は、RuOなどの半導体粒子を含んでいてもよい。放電補助部60は、ガラスを含んでいてもよい。放電補助部60は、たとえば、スラリーを、印刷により絶縁体グリーンシート上に付与し、絶縁体グリーンシートと共に焼成することにより形成される。スラリーは、上記セラミック材料及び金属粒子等を含む。内部電極30,40は、外部電極10,20と同じ材料を含んでいてもよい。放電補助部60の厚み、すなわち、放電補助部60の第三方向D3での長さは、たとえば、1~20μmである。
図3~図5に示されている例では、第三方向D3から見て、放電補助部60の外縁は、空洞50の外縁(第一空間52の外縁と第二空間54の外縁)より外側に位置している。本実施形態では、第三方向D3から見て、放電補助部60の外縁は、第一方向D1及び第二向D2で、空洞50の外縁と一致していてもよく、空洞50の外縁より内側に位置していてもよい。第三方向D3から見て、放電補助部60の外縁は、第一方向D1で空洞50の外縁と一致していると共に、第二方向D2で空洞50の外縁より内側又は外側に位置していてもよい。
本実施形態では、図3~図5に例示したように、空洞50は、ギャップ部56内に広がっており、放電部32,42が空洞50に接するようにも広がっている。放電補助部60は、放電部32,42が放電補助部60に接するように配置されており、ギャップ部56内に配置されていない。本実施形態では、放電補助部60が、ギャップ部56内に配置されていてもよい。放電補助部60は、放電部32,42が放電補助部60に接するようにも形成されていてもよい。空洞50は、ギャップ部56内に形成されず、放電部32,42が空洞50に接するように形成されていてもよい。すなわち、たとえば、図3~図5において、空洞50と放電補助部60とが入れ替わってもよい。空洞50と放電補助部60とが入れ替わった場合でも、たとえば、放電部32,42の少なくとも一部は、空洞50に露出するので、放電部32と放電部42との間で放電し得る。
内部電極30,40において、放熱部36,46は、第二部分を有していなくてもよい。すなわち、放熱部36,46の全体が、素体1内に埋まっていてもよい。この場合、放熱部36,46の全体が、素体1と接している。内部電極30,40においては、放熱部36,46の第一部分が、放熱部36,46の先端以外に位置していてもよい。たとえば、第一部分が、放熱部36,46の延在方向、すなわち、第二方向D2での放熱部36,46の中間に位置していてもよい。この場合、放熱部36,46の先端に位置する他の部分が、たとえば、端縁46aと、二つの角部とを有している。
以上説明したように、本実施形態に係る過渡電圧保護デバイスED1は、空洞50が内部に形成されている素体1と、素体1の外表面に配置されている一対の外部電極10,20と、互いに対向するように素体1内に配置されていると共に、一対の外部電極10,20のうち対応する外部電極10,20にそれぞれ接続されている一対の内部電極30,40と、を備えている。一対の内部電極30,40のそれぞれは、放電部32,42と、対応する外部電極10,20と、放電部32,42との間を延在していると共に、対応する外部電極10,20と、放電部32,42とを接続している接続部34,44と、放電部32,42に連続している放熱部36,46と、を有している。各放電部32,42は、互いに対向していると共に、空洞50に露出している。各放熱部36,46は、互いに離れる方向に延在している。
過渡電圧保護デバイスED1では、各内部電極30,40は、放電部32,42と、放電部32,42に連続している放熱部36,46とを有している。放電部32,42間で放電が生じる場合、放電部32,42が発熱することがある。放電部32,42は放熱部36,46に連続しているので、放電部32,42に生じる熱は、放電部32,42から放熱部36,46に伝わる。放熱部36,46に伝わった熱は、放熱部36,46から放散される。したがって、過渡電圧保護デバイスED1は、内部電極30,40での放熱性を向上するので、過渡電圧保護特性の劣化を抑制する。
各放熱部36,46は、互いに離れる方向に延在している。したがって、放熱部36,46間では、放電は生じがたい。各放熱部36,46は、放電部32,放電部42間での放電に影響を及ぼしがたい。過渡電圧保護デバイスED1は、所望の放電特性を担保する。
過渡電圧が一対の外部電極10,20の間に印加される場合、放電部32,42間で放電が生じ、この放電によって、たとえば、ESDが吸収される。
本実施形態では、各放電部32,42と接するように素体1内に配置されている放電補助部60を更に備えている。この場合、過渡電圧保護デバイスED1は、放電部32,42間で放電を確実に生じさせやすい。したがって、過渡電圧保護デバイスED1は、過渡電圧保護特性を確実かつ容易に制御する。
本実施形態では、一対の内部電極30,40のそれぞれは、内部電極30,40の厚み方向に対向している一対の側面30a,30b,40a,40bを有しており、一対の側面30a,30b,40a,40bのうち一方の側面が、放電補助部60と接していてもよい。したがって、内部電極30は、内部電極30の厚み方向に対向している一対の側面30a,30bを有し、一対の側面30a,30bのうち一方の側面30bが、放電補助部60と接している。内部電極40は、内部電極40の厚み方向に対向している一対の側面40a,40bを有し、一対の側面40a,40bのうち一方の側面40bが、放電補助部60と接している。この場合、過渡電圧保護デバイスED1は、放電部32,42間で放電をより確実に生じさせやすい。したがって、過渡電圧保護デバイスED1は、過渡電圧保護特性をより確実かつ容易に制御する。
本実施形態では、放熱部36,46が、放電補助部60と接している。この場合、放熱部36,46は、放電部32,42から伝わった熱を、放電補助部60に伝える。放電補助部60は、放熱部36,46から伝わった熱を放散する。したがって、過渡電圧保護デバイスED1は、放熱部36,46の放熱性を確実に向上する。
本実施形態では、放熱部36,46が、空洞50に露出している。この場合、放電部32,42から放熱部36,46に伝わった熱は、放熱部36,46から空洞50に伝わる。放熱部36,46から空洞50に伝わった熱は、空洞50から放散される。したがって、過渡電圧保護デバイスED1は、放熱部36,46の放熱性をより確実に向上する。
本実施形態では、放熱部36,46が、素体1に接している。この場合、放熱部36,46は、放電部32,42から伝わった熱を、素体1に伝える。素体1は、放熱部36,46から伝わった熱を放散する。したがって、過渡電圧保護デバイスED1は、放熱部36,46の放熱性を更により確実に向上する。
本実施形態では、一対の内部電極30,40の放電部32,42の、内部電極30,40の幅方向における重なり幅L30は、各接続部34,44の幅L34より小さい。この場合、放電部32,42の間に形成される静電容量は小さい。したがって、過渡電圧保護デバイスED1は、高速応答性を向上する。
図6及び図7を参照して、過渡電圧保護デバイスED1の第一の変形例について説明する。第一の変形例に係る過渡電圧保護デバイスED2は、放熱部36,46の第一部分が、空洞50に露出し、放電補助部60にも接している点に関して、過渡電圧保護デバイスED1と相違する。以下、過渡電圧保護デバイスED1と過渡電圧保護デバイスED2との相違点を主として説明する。
第一の変形例に係る空洞50の形態は、本実施形態に係る空洞50の形態と異なっている。第一空間52は、たとえば、端縁32b,32a,36cが、第一空間52に露出するように位置している。放熱部36の第一部分に位置する端縁36cも、第一空間52に露出している。端縁36aは、たとえば、側面1f寄りに形成されている素体1の内面と接している。端縁36bは、端面1a寄りに形成されている素体1の内面と接している。第一空間52は、たとえば、端縁42b,42a,46cが、第一空間52に露出するように位置している。放熱部46の第一部分に位置する端縁46cも、第一空間52に露出している。端縁46aは、たとえば、側面1e寄りに形成されている素体1の内面と接している。端縁46bは、端面1b寄りに形成されている素体1の内面と接している。
第二空間54は、放電部32,42と、放熱部36,46とが第二空間54に露出するように広がっている。第二空間54は、第三方向D3から見て、第一空間52、放電部32,42、及び放熱部36,46に重なっている。本実施形態では、第二空間54は、第三方向D3から見て、第一空間52、放電部32,42、及び放熱部36,46のそれぞれの全部と重なっている。側面30aのうち、放電部32と放熱部36とに位置する側面30aが、第二空間54に露出している。側面40aのうち、放電部42と放熱部46とに位置する側面40aが、第二空間54に露出している。第一の変形例では、第二空間54は、放熱部36,46の第一部分が第二空間54に露出するように形成されている。
第三方向D3から見て、たとえば、端面1a寄りに形成されている素体1の内面、すなわち、第二空間54と素体1との端面1a寄りの境界は、放電部32と接続部34との境界、及び端縁36bと重なっており、第一空間52と素体1との端面1a寄りの境界とも重なっている。第三方向D3から見て、たとえば、端面1b寄りに形成されている素体1の内面、すなわち、第二空間54と素体1との端面1b寄りの境界は、端縁46b、及び放電部42と接続部44との境界と重なっており、第一空間52と素体1との端面1b寄りの境界とも重なっている。第三方向D3から見て、たとえば、側面1e寄りに形成されている素体1の内面、すなわち、第二空間54と素体1との側面1e寄りの境界は、端縁46aと重なっており、第一空間52と素体1との側面1e寄りの境界とも重なっている。第三方向D3から見て、たとえば、側面1f寄りに形成されている素体1の内面、すなわち、第二空間54と素体1との側面1f寄りの境界は、端縁36aと重なっており、第一空間52と素体1との側面1f寄りの境界とも重なっている。第一の変形例では、端縁36b,46b及び端縁36a,46aが、素体1と接している。
第一の変形例に係る第二空間54の第一方向D1での長さは、たとえば、0.3~1.3mmである。第一の変形例に係る第二空間54の第二方向D2での長さは、たとえば、0.06~0.65mmである。第一の変形例に係る放電部32,42上での第二空間54の厚みは、たとえば、1~50μmである。
過渡電圧保護デバイスED2は、放電補助部60を備えている。第一の変形例に係る放電補助部60は、第一空間52と、放電部32,42と、放熱部36,46とが放電補助部60に接するように素体1内に配置されている。放電補助部60は、第三方向D3から見て、第一空間52、放電部32,42、及び放熱部36,46に重なっている。本実施形態では、放電補助部60は、第三方向D3から見て、第一空間52、放電部32,42、及び放熱部36,46のそれぞれの全部と重なっている。放熱部36,46の第一部分は、放電補助部60に接している。
図6及び図7に示されている例では、第三方向D3から見て、放電補助部60の外縁は、空洞50の外縁より外側に位置している。第一の変形例では、第三方向D3から見て、放電補助部60の外縁は、第一方向D1及び第二向D2で、空洞50の外縁と一致していてもよく、空洞50の外縁より内側に位置していてもよい。第三方向D3から見て、放電補助部60外縁が、第一方向D1で空洞50の外縁と一致していると共に、第二方向D2で空洞50の外縁より内側又は外側に位置していてもよい。第一の変形例に係る放電補助部60の厚みは、たとえば、1~20μmである。
以上説明したように、第一の変形例では、放熱部36,46が、放電補助部60と接している面積が、本実施形態に比べて広い。この場合、放電部32、42から放熱部36,46に伝わった熱が、より確実に放電補助部60を介して放熱される。
第一の変形例では、放熱部36,46が空洞50に露出している面積が、本実施形態に比べて広い。この場合、放電部32,42から放熱部36,46に伝わった熱が、より確実に空洞50に放散される。
第一の変形例では、放熱部36,46が、素体1に接している。この場合、放電部32,42から放熱部36,46に伝わった熱が、素体1を通して放散される。放熱部36,46の放熱性が更により確実に向上する。
図8及び図9を参照して、過渡電圧保護デバイスED1の第二の変形例について説明する。第二の変形例に係る過渡電圧保護デバイスED3は、放熱部36,46の第一部分が、空洞50に露出し、放電補助部60にも接している点に関して、過渡電圧保護デバイスED1と相違する。以下、過渡電圧保護デバイスED1と過渡電圧保護デバイスED3との相違点を主として説明する。
第二の変形例に係る空洞50の形態は、本実施形態に係る空洞50の形態と異なっている。第一空間52は、たとえば、端縁32b,32a,36cが、第一空間52に露出するように位置している。放熱部36の第一部分も、第一空間52に露出しており、素体1内に埋まっていない。端縁36aは、側面1f寄りに形成されている素体1の内面から離間している。端縁36aは、第一空間52と素体1との側面1f寄りの境界よりも側面1fから離間している。端縁36aは、第一空間52を介して側面1fと対向している。端縁36bは、端面1a寄りに形成された素体1の内面と接している。第一空間52は、たとえば、端縁42b,42a,46cが、第一空間52に露出するように位置している。放熱部46の第一部分も、第一空間52に露出しており、素体1内に埋まっていない。端縁46aは、側面1e寄りに形成されている素体1の内面から離間している。端縁46aは、第一空間52と素体1との側面1e寄りの境界よりも側面1eから離間している。端縁46aは、第一空間52を介して側面1eと対向している。端縁46bは、端面1b寄りに形成された素体1の内面と接している。
第二空間54は、放電部32,42と、放熱部36,46とが第二空間54に露出するように広がっている。第二空間54は、第三方向D3から見て、第一空間52、放電部32,42、及び放熱部36,46に重なっている。本実施形態では、第二空間54は、第三方向D3から見て、第一空間52、放電部32,42、及び放熱部36,46のそれぞれの全部と重なっている。側面30aのうち、放電部32と放熱部36とに位置する側面30aが、第二空間54に露出している。側面40aのうち、放電部42と放熱部46とに位置する側面40aが、第二空間54に露出している。第二の変形例では、第二空間54は、放熱部36,46の第一部分が第二空間54に露出するように広がっている。
第三方向D3から見て、たとえば、端面1a寄りに形成されている素体1の内面、すなわち、第二空間54と素体1との端面1a寄りの境界は、放電部32と接続部34との境界、及び端縁36bと重なっており、第一空間52と素体1との端面1a寄りの境界とも重なっている。第三方向D3から見て、たとえば、端面1b寄りに形成されている素体1の内面、すなわち、第二空間54と素体1との端面1b寄りの境界は、端縁46b、及び放電部42と接続部44との境界と重なっており、第一空間52と素体1との端面1b寄りの境界とも重なっている。第三方向D3から見て、たとえば、側面1e寄りに形成されている素体1の内面、すなわち、第二空間54と素体1との側面1e寄りの境界は、第一空間52と素体1との側面1e寄りの境界と重なっている。第三方向D3から見て、たとえば、側面1f寄りに形成されている素体1の内面、すなわち、第二空間54と素体1との側面1f寄りの境界は、第一空間52と素体1との側面1f寄りの境界と重なっている。第二の変形例では、端縁36b,46bが、素体1と接している。
第二の変形例に係る第二空間54の第一方向D1での長さは、たとえば、0.3~1.3mmである。第二の変形例に係る第二空間54の第二方向D2での長さは、たとえば、0.06~0.65mmである。第二の変形例に係る放電部32,42上での第二空間54の厚みは、たとえば、1~50μmである。
過渡電圧保護デバイスED3は、放電補助部60を備えている。第二の変形例に係る放電補助部60は、たとえば、第一の変形例に係る放電補助部60と同一の構成及び大きさを有し、内部電極30,40に対して、たとえば、第一の変形例に係る放電補助部60と同一の位置に配置されている。
図8及び図9に示されている例では、第三方向D3から見て、放電補助部60の外縁は、第一方向D1で、空洞50の外縁より外側に位置している。第二の変形例では、第三方向D3から見て、放電補助部60の外縁は、第一方向D1で、空洞50の外縁と一致していてもよく、空洞50の外縁より内側に位置していてもよい。図8及び図9に示されている例では、第三方向D3から見て、放電補助部60の外縁は、第二方向D2で、たとえば、空洞50の外縁より内側に位置している。第三方向D3から見て、放電補助部60の外縁が、第二方向D2で、空洞50の外縁と一致してもよく、空洞50の外縁より外側に位置していてもよい。
図10を参照して、過渡電圧保護デバイスED1の第三の変形例について説明する。第三の変形例に係る過渡電圧保護デバイスED4は、重なり幅L30と幅L34との関係に関して、過渡電圧保護デバイスED1と相違する。以下、過渡電圧保護デバイスED1と過渡電圧保護デバイスED3との相違点を主として説明する。
第三の変形例では、放電部32,42が第一方向D1で互いに対向している構成において、重なり幅L30、すなわち、第一方向D1から見て端縁32aと端縁42aとが互いに重なっている領域の第二方向D2での幅は、幅L34、すなわち、接続部34の第二方向D2での幅と略同一である。接続部44の第二方向D2での幅は、たとえば、幅L34と同一である。第三の変形例に係る重なり幅L30と幅L34とは、たとえば、共に、0.03~0.6mmである。
放熱部36,46の第一部分は、素体1内に埋まっており、空洞50に露出していない。放熱部36,46の第一部分は、素体1と接している。放熱部36,46の第二部分は、素体1内に埋まっておらず、空洞50に露出している。放熱部36の第二部分に位置する端縁36bと、放熱部46の第二部分に位置する端縁46bとは、素体1と接している。放電部32,42は、素体1内に埋まっておらず、空洞50に露出している。
第三の変形例では、重なり幅L30が幅L34と略同一である。この場合、重なり幅L30が、本実施形態に係る幅L30より大きい。したがって、第三の変形例の構成では、本実施形態の構成に比べて、放電部32,42での放電に寄与する領域が大きい。この結果、第三の変形例では、たとえば、ESD抑制効果が向上する。第三の変形例では、重なり幅L30が幅L34より大きくてもよい。この場合、重なり幅L30が幅L34と略同一である構成に比べても、放電部32,42での放電に寄与する領域が大きく、たとえば、ESD抑制効果がより向上する。
放電部32,42が第一方向D1で互いに対向し、重なり幅L30と幅L34とが略同一である構成においては、各内部電極30,40と空洞50との位置関係が、第一及び第二の変形例と同じであってもよい。したがって、たとえば、放熱部36,46の第一部分が空洞50に露出し、端縁36a,46aが素体1の内面と接している第一の変形例において、重なり幅L30と幅L34とが略同一であってもよい。たとえば、放熱部36,46の第一部分が空洞50に露出し、端縁36a,46aがそれぞれ側面1f,1eと離間している第二の変形例において、重なり幅L30と幅L34とが略同一であってもよい。重なり幅L30と幅L34とが略同一である構成においては、各内部電極30,40と放電補助部60との位置関係も、第一及び第二の変形例と同じであってよい。放電部32,42が第一方向D1で互いに対向し、重なり幅L30が幅L34より大きい構成においても、各内部電極30,40と空洞50及び放電補助部60との位置関係が、第一及び第二の変形例と同じであってもよい。
以上、本発明の実施形態及び変形例について説明してきたが、本発明は必ずしも上述した実施形態及び変形例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で様々な変更が可能である。
過渡電圧保護デバイスED1,ED2,ED3,ED4は、放電補助部60を備えていなくてもよい。放電補助部60が備えられている構成は、上述したように、放電部32,42間で放電を確実に生じさせやすい。したがって、本構成は、過渡電圧保護特性を確実かつ容易に制御する。
過渡電圧保護デバイスED1,ED2,ED3,ED4では、各内部電極30,40の一対の側面30a,40a,30b,40bのうち一方の側面30b,40bが、放電補助部60と接していなくてもよい。各内部電極30,40の一対の側面30a,40a,30b,40bのうち一方の側面30b,40bが、放電補助部60と接している構成は、上述したように、放電部32,42間で放電をより確実に生じさせやすい。したがって、本構成は、過渡電圧保護特性をより確実かつ容易に制御する。
過渡電圧保護デバイスED1,ED2,ED3,ED4では、放熱部36,46が、放電補助部60と接していなくてもよい。放熱部36,46が放電補助部60と接している構成では、上述したように、放熱部36,46は、放電部32,42から伝わった熱を、放電補助部60に伝える。放電補助部60は、放熱部36,46から伝わった熱を放散する。したがって、本構成は、放熱部36,46の放熱性を確実に向上する。
過渡電圧保護デバイスED1,ED2,ED3,ED4では、放熱部36,46が、空洞50に露出していなくてもよい。放熱部36,46が空洞50に露出している構成では、上述したように、放電部32,42から放熱部36,46に伝わった熱は、放熱部36,46から空洞50に伝わる。放熱部36,46から空洞50に伝わった熱は、空洞50から放散される。したがって、本構成は、放熱部36,46の放熱性をより確実に向上する。
過渡電圧保護デバイスED1,ED2,ED3,ED4では、放熱部36,46が、素体1に接していなくてもよい。放熱部36,46が素体1に接している構成では、上述したように、放熱部36,46は、放電部32,42から伝わった熱を、素体1に伝える。素体1は、放熱部36,46から伝わった熱を放散する。したがって、本構成は、放熱部36,46の放熱性を更により確実に向上する。
過渡電圧保護デバイスED1,ED2,ED3,ED4では、一対の内部電極30,40の放電部32,42の、内部電極30,40の幅方向における重なり幅は、各接続部34,44の幅より小さくなくてもよい。一対の内部電極30,40の放電部32,42の、内部電極30,40の幅方向における重なり幅が、各接続部34,44の幅より小さい構成では、上述したように、放電部32,42の間に形成される静電容量は小さい。したがって、本構成は、高速応答性を向上する。
1…素体、10…外部電極、20…外部電極、30…内部電極、32…放電部、34…接続部、36…放熱部、40…内部電極、42…放電部、44…接続部、46…放熱部、50…空洞、60…放電補助部、ED1…過渡電圧保護デバイス、ED2…過渡電圧保護デバイス、ED3…過渡電圧保護デバイス、ED4…過渡電圧保護デバイス。

Claims (13)

  1. 空洞が内部に形成されている素体と、
    前記素体の外表面に配置されている一対の外部電極と、
    互いに対向するように前記素体内に配置されていると共に、前記一対の外部電極のうち対応する外部電極にそれぞれ接続されている一対の内部電極と、を備え、
    前記一対の内部電極のそれぞれは、
    放電部と、
    前記対応する外部電極と、前記放電部との間を延在していると共に、前記対応する外部電極と、前記放電部とを接続している接続部と、
    前記放電部及び前記接続部と同じ層に位置していると共に、前記放電部に連続して前記放電部及び前記接続部と一体的に形成されている放熱部と、を有し、
    各前記放電部は、互いに対向していると共に、前記空洞に露出しており、
    各前記放熱部は、互いに離れる方向に延在している、過渡電圧保護デバイス。
  2. 各前記放電部と接するように前記素体内に配置されている放電補助部を更に備える、請求項1に記載の過渡電圧保護デバイス。
  3. 前記一対の内部電極のそれぞれは、前記内部電極の厚み方向に対向している一対の側面を有し、
    前記一対の側面のうち一方の側面が、前記放電補助部と接している、請求項2に記載の過渡電圧保護デバイス。
  4. 前記放熱部が、前記放電補助部と接している、請求項2又は3に記載の過渡電圧保護デバイス。
  5. 前記放熱部が、前記空洞に露出している、請求項1~4のいずれか一項に記載の過渡電圧保護デバイス。
  6. 前記放熱部が、前記素体に接している、請求項1~5のいずれか一項に記載の過渡電圧保護デバイス。
  7. 前記一対の内部電極の前記放電部の、前記内部電極の幅方向における重なり幅は、各前記接続部の幅より小さい、請求項1~6のいずれか一項に記載の過渡電圧保護デバイス。
  8. 空洞が内部に形成されている素体と、
    前記素体の外表面に配置されている一対の外部電極と、
    互いに対向するように前記素体内に配置されていると共に、前記一対の外部電極のうち対応する外部電極にそれぞれ接続されている一対の内部電極と、を備え、
    前記一対の内部電極のそれぞれは、
    放電部と、
    前記対応する外部電極と、前記放電部との間を延在していると共に、前記対応する外部電極と、前記放電部とを接続している接続部と、
    前記放電部に連続している放熱部と、を有し、
    各前記放電部は、互いに対向していると共に、前記空洞に露出しており、
    各前記放熱部は、互いに離れる方向に延在していると共に、前記空洞に露出している、過渡電圧保護デバイス。
  9. 各前記放電部と接するように前記素体内に配置されている放電補助部を更に備える、請求項に記載の過渡電圧保護デバイス。
  10. 前記一対の内部電極のそれぞれは、前記内部電極の厚み方向に対向している一対の側面を有し、
    前記一対の側面のうち一方の側面が、前記放電補助部と接している、請求項に記載の過渡電圧保護デバイス。
  11. 前記放熱部が、前記放電補助部と接している、請求項又は10に記載の過渡電圧保護デバイス。
  12. 前記放熱部が、前記素体に接している、請求項8~11のいずれか一項に記載の過渡電圧保護デバイス。
  13. 前記一対の内部電極の前記放電部の、前記内部電極の幅方向における重なり幅は、各前記接続部の幅より小さい、請求項8~12のいずれか一項に記載の過渡電圧保護デバイス。
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