JPH118844A - 撮像装置コントローラおよび撮像システム - Google Patents
撮像装置コントローラおよび撮像システムInfo
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Abstract
として表示し、パノラマ画像を参照して指定した映像を
パンチルタカメラから容易に得る。 【解決手段】 カメラ部11から取り込まれた映像が、
コンピュータ1のビデオキャプチャー部29へ供給され
る。その映像は、モニタ2の操作領域6Aに表示され
る。またパンチルタ28の可動範囲の一部または全ての
画像を連結したパノラマ画像はパノラマ操作領域6Bに
表示される。パンチルタ部12からは、現在のパン、チ
ルトの位置情報がモードコントローラ23を介してコン
ピュータ1に供給される。マウス8を用いて操作領域6
Aまたは6Bを操作することによって、被写体を選択す
る。コンピュータ1では、パンチルタ28を駆動させる
ためのデータが求められ、それによって、選択された被
写体が操作領域6Aの中央に来るようになされる。
Description
置での撮影用途に適用可能であり、特に遠隔地にある撮
像装置での監視、観察、案内、紹介などの用途に、より
良い操作性と、視認性とを実現することができる撮像装
置コントローラおよび撮像システムに関する。
合、図23に示すようにモニタ2で撮影されている映像
6Aを目で見ながら映像を確認しながら8方向を指示す
る方向キー10を用いて上、下、左、右、右上、右下、
左上、左下の8方向にパンチルタを駆動したり、ズーム
の望遠、広角の駆動を行い被写体を選択する方法があ
る。図23の構成では、マウス8によるカーソル7を方
向キー10の中の一つの上に移動し、マウス8をクリッ
クすることによってパンチルタを指示した方向に駆動す
るようになされる。また、予め上述の方法で撮像装置を
制御した後、撮影したい場所のパンチルタ情報、ズーム
情報を何箇所か登録しておき、撮影の際に登録した場所
に対して絶対位置駆動を行って映像を選択する方法があ
り、これらどちらかの方法が取られていた。
ローラでは、モニタに表示され、参照することができる
映像は、撮像装置がパンチルタを用いて可動できる極く
一部のものであるため、目的の被写体をパンチルタの可
動範囲内から探し出す場合、パンチルタの可動範囲をく
まなく駆動しなければならず、その操作は困難を極め
る。
方角の変更を指示する場合、方向キー10を押すのを止
めても、パンチルタの駆動が直ぐに停止せずに、目的と
する被写体を通りすぎる問題があった。パンチルタによ
る撮像装置の方角の変化の速度を低速とすれば、かかる
問題を解決することが可能であるが、応答性が悪く実用
性が損なわれる。
写体を持ち来たしたい時には、モニタの画像を人が見な
がら撮像方角を制御するために、試行錯誤により撮像方
向を決定することになり、制御に要する時間が長くなっ
たり、熟練度が要求される問題があった。
線容量の少ないネットワークを用いて、映像、制御情報
のやり取りをした場合、通信による遅延、映像情報の欠
落、映像の到達間隔の不規則性等による問題が発生す
る。例えば、欠落し、しかも遅延のある映像に対しパン
チルタの変位やズームが制御される場合、送られてくる
映像を確認しながら、所望の位置にパンチルタやズーム
が移動したとしても、遅延の影響でさらに駆動され続け
最終的に目的の位置よりずれた場所で停止する問題が発
生する。また、画像の到着する間隔も回線の混み具合に
より不規則となり、映像を予測しながらパンチルタ、ズ
ームを制御しなけらばならず、所望の制御がとても困難
であった。
可動範囲の一部または全てをパノラマ画像として表示
し、そのパノラマ画像上の任意の位置または任意の領域
を指定することによって、所望の映像を撮像装置から容
易に得ることができる撮像装置コントローラを提供する
ことにある。
ている画像が表示される操作領域上で所望の被写体を選
択し、選択した被写体が例えば画面の中心になるように
撮像装置を駆動することによって、視認性および操作性
が向上された撮像装置コントローラおよび撮像システム
を提供することにある。
は、駆動手段によって撮像手段の撮影する方角が可変の
撮像部を制御するための撮像装置コントローラにおい
て、撮像手段が撮影する画像から生成されたパノラマ画
像を表示するための表示手段と、パノラマ画像を参照し
て、撮像手段の撮影する方角を変更するための制御手段
を有することを特徴とする撮像装置コントローラであ
る。
手段の撮影する方角が可変の撮像部を制御するための撮
像装置コントローラにおいて、撮像手段が撮影した画像
から生成されたパノラマ画像が表示される操作領域を有
し、操作領域において、任意の一点を指定することによ
って、撮像手段の撮影する被写体を選択し、選択された
被写体を駆動手段の任意の位置座標に移動させるための
映像選択手段を備えたことを特徴とする撮像装置コント
ローラである。
手段の撮影する方角が可変の撮像部を制御するための撮
像装置コントローラにおいて、撮像手段が撮影した画像
から生成されたパノラマ画像が表示される操作領域を有
し、操作領域において、任意の領域を指定することによ
って、撮像手段の撮影する被写体を選択し、任意の領域
から生成される任意の一点に対応する位置の被写体を駆
動手段の任意の位置座標に移動させるための映像選択手
段を備えたことを特徴とする撮像装置コントローラであ
る。
像手段の撮影する方角が可変の撮像部と、撮像部を制御
するための撮像装置コントローラからなる撮像システム
において、撮像装置コントローラは、撮像手段が撮影し
た画像から生成されたパノラマ画像が表示される操作領
域を有し、操作領域において、撮像手段の撮影する被写
体を選択し、選択された被写体を駆動手段の任意の位置
座標に移動させるための映像選択手段を備えたことを特
徴とする撮像システムである。
動することができるパンチルタカメラからの映像は、接
続されているコンピュータに供給される。その映像は、
パノラマ画像としてモニタの表示領域に表示される。パ
ノラマ画像の中で撮像装置の画角の中心に位置してほし
い被写体の方角に対応する映像選択手段の方角がコンピ
ュータに接続されたポインティングデバイスで指示され
る。このように、パノラマ画像を参照してパンチルタを
制御するので、所望の映像を撮像装置から得るように制
御することが容易となる。
作領域にパノラマ画像として、パンチルタカメラの設置
されている環境が表示される。パノラマ操作領域上の表
示画像の中で撮像装置の画角の中心に位置してほしい任
意の一点、または任意の領域から生成される任意の一点
がコンピュータに接続されたポインティングデバイスで
指示される。このように、結果を入力する方法によっ
て、選択された被写体を容易に画面の中心に捕らえるこ
とが可能になる。さらに、映像が表示されている操作領
域の任意の一点、または任意の領域から生成される任意
の一点をポインティングデバイスで操作するため、パン
チルタカメラを駆動する方向が操作者に容易に確認する
とができる。この場合、パノラマ操作領域に加えて、標
準的映像が表示される他の操作領域を表示するようにし
ても良い。
形態について図面を参照して説明する。図1は、この発
明の一実施形態の概略的な構成を示す。モニタ2および
マウス8が接続されているコンピュータ1は、遠隔地に
接続されてたパンチルタカメラ3の駆動を制御する。す
なわち、コンピュータ1によって、撮像装置のコントロ
ーラが構成される。
メラ部が一体的に構成されたものを意味する。この図1
では、一例としてパンチルタカメラ3は、4に示すよう
な環境にある実際の景色に設置される。この環境の実際
の景色4に設置されたパンチルタカメラ3によって撮影
された画面(以下、撮影画面と称する)を5に示す。こ
の撮影画面5は実際に撮影されている画面であって、ズ
ームレンズを望遠側に操作すると画角が小さくなり、ワ
イド側に操作すると画角が大きくなる。
撮影画面5の映像は、ビデオケーブルなどを経て、コン
ピュータ1に供給される。コンピュータ1に供給された
映像データがデコードされ、モニタ2に表示される。モ
ニタ2では、供給された撮影画面5がモニタ2の画面上
の操作領域6Aに表示され、またパンチルタカメラ3か
ら映像を連結したパノラマ画像がパノラマ画像表示領域
6Bに表示される。操作領域6A、または、パノラマ表
示領域6Bは、マウス8の位置に矢印形のカーソル7が
描画されている。操作領域6Aの映像又はパノラマ画像
表示領域6Bのパノラマ画像中の任意の一点または任意
の領域をマウス8で指示することによって、パンチルタ
カメラ3を操作するようになされる。また、パノラマ操
作領域6Bでは、パンチルタの現在の位置と画角を表す
画枠6Cと、パンチルタリミッタ表示6Dとがパノラマ
画像に重ねて表示される。このパンチルタリミッタ表示
6Dは、パンチルタカメラの可動範囲を示す。さらに、
パノラマ画像の作成を指示するパノラマ生成ボタン6E
が必要に応じてモニタ2上に表示される。
は、操作領域6Aとパノラマ領域6Bが表示される。マ
ウス8を操作することによって、カーソルが移動し、操
作領域6Aまたはパノラマ操作領域6Bの任意の一点ま
たは、任意の領域から生成される任意の一点を指示する
ことができる。指示された任意の一点が操作領域6Aの
中央になるように、パンチルタを駆動させ、撮像画面5
が移動する。すなわち予め表示させたい結果を入力し、
その入力に応じて選択された被写体が、操作領域6Aの
中央になるように表示される。
ムのブロック図である。このシステムは、カメラ部1
1、パンチルタ部12、TVモニタ13、コンピュータ
1、マウス8等のポインティングデバイス14、モニタ
2から構成される。また、上述したパンチルタカメラ3
は、カメラ部11とパンチルタ部12からなり、一例と
してカメラ部11がパンチルタ部12の上に設置され
る。カメラ部11は、レンズブロック部15、ズームレ
ンズ16、ズーム部17、ズームレンズ16用のモータ
18、固体撮像素子19、信号分離/自動利得調整回路
(SH/AGC)20、A/D変換器21、信号処理回
路22から構成され、全体としてビデオカメラを示す。
23、カメラコントローラ24、パンチルタコントロー
ラ25、パン用のモータ26、チルト用のモータ27、
パンチルタ28から構成される。コンピュータ1は、制
御部31、ビデオキャプチャーボードからなるビデオキ
ャプチャー部29、記憶部30から構成される。
ック部15のレンズ群、絞りを通って固体撮像素子19
に結像される。固体撮像素子19の一例として、CCD
(Charge Coupled Device )がある。結像された撮像光
は、視野映像を映像信号に変換した後、信号分離/自動
利得調整回路20に供給される。信号分離/自動利得調
整回路20では、映像出力信号がサンプルホールドされ
るとともに、オートアイリス(AE)の制御信号によっ
て所定のゲインを持つように利得制御される。それによ
って、得られる映像出力信号は、A/D変換器21を介
して、信号処理回路22へ供給される。信号処理回路2
2では、入力された信号が輝度(Y)、色(C)、ビデ
オ信号といった各信号に変換され、映像信号としてTV
モニタ13を介してコンピュータ1のビデオキャプチャ
ー部29へ供給される。
5は、ズームレンズ16を駆動することによって撮像す
る画角を変化させることが可能とされている。そのレン
ズブロック部15は、パンチルタ部12のカメラコント
ローラ24の駆動命令により、例えばステッピングモー
タからなるモータ18を回転させ、ズームレンズ16を
駆動させる。このカメラコントローラ24は、カメラ部
11のレンズ制御(例えば、フォーカス、ズーム等)、
露出制御(例えば、絞り、ゲイン、電子シャッタースピ
ード等)、白バランス制御、画質制御等を通常行うコン
トローラであるとともに、モードコントローラ23との
インタフェースも行っている。ズームレンズ16の制御
に関連するインタフェース制御として、モードコントロ
ーラ23より送られてくるズームレンズ16の駆動命令
に対して、ズームレンズ16が命令された位置に駆動さ
れるように制御信号をモータドライバに出力するととも
に、現在のズームレンズ16の位置情報が常時モードコ
ントローラ23に通信される。
った2軸の回転方向の自由度を持つ装置であるパンチル
タ部12の上に設置される。そのパンチルタ部12は、
パンチルタコントローラ25の駆動命令により、パン用
のモータ26およびチルト用のモータ27を回転させ、
パンチルタ28の雲台が各々駆動される。これらモータ
26および27の、一例としてステッピングモータがあ
る。このパンチルタコントローラ25は、モードコント
ローラ23より送られてくるパン、チルト各々の方向の
駆動命令に対して、パン、チルト各々の雲台が、命令さ
れた位置に駆動されるように制御信号をモータドライバ
に出力するとともに、現在のパンチルタ28のパン、チ
ルト各々の雲台の位置情報が常時モードコントローラ2
3に通信される。
1、パンチルタ部12の内部状態、およびパンチルタカ
メラ3の外部からのインタフェース情報に従い、後述す
るようにシステム全体を制御する。モードコントローラ
23は、例えばコンピュータ1とRS−232Cにより
接続され、コンピュータ1からの駆動命令に対し、パン
チルタ28、レンズブロック部15のズームレンズ16
を駆動するようにパンチルタコントローラ25、カメラ
コントローラ24に命令を振り分けるとともに、パンチ
ルタコントローラ25、カメラコントローラ24より送
られてくる現在の位置情報をコンピュータ1に送信す
る。
の映出する映像を選択するためにコンピュータ1を使用
している。そして、モニタ2の画面上の操作領域6Aお
よびパノラマ操作領域6Bに表示されるグラフィック表
示と、ポインティングデバイス14(マウス8)の指示
位置、クリック等の操作とから得られる情報を処理する
ことでモードコントローラ23への通信データを決定し
ている。また、カメラ部11の映像をモニタ2に表示す
るため、ビデオキャプチャー部29が使用される。この
ビデオキャプチャー部29は、カメラ部11より入力さ
れてくる映像信号を任意の品質でモニタ2に表示するこ
とが可能であるとともに、キャプチャー信号により任意
の画像フォーマット(例えば、ビットマップ形式、JP
EG形式の静止画、JPEG形式の動画等)に、任意の
品質でキャプチャーし、コンピュータ1の記録部30
(例えば、ハードディスク)上にストレージすることが
できる。
表示されるパノラマ画像を作成する処理の一例を説明す
る。但し、この発明では、他の処理によってパノラマ画
像を作成するようにしても良い。パノラマ画像の生成
は、パノラマ生成ボタン6Eを操作することで開始され
る。
る周囲の環境を球面とする。これを仮想球面と称する。
この図4では、仮想球面上の隣合う2枚の画像を連結し
て1枚のパノラマ画像を作成する。まず、パノラマ画像
を作成するためには、図4Aに示すように、中心に位置
するパンチルタカメラ3は、仮想球面上の隣合う2枚の
画像を撮影する。パンチルタカメラ3は、レンズの光軸
に直交する平面を撮像する。図4Dは、仮想球面上の隣
合う2つの画像をパンチルタカメラ3によって撮像する
ことにより、光軸に直交する平面にこの2つの画像が写
像された状態を示す。隣合う2つの画像を単純に連結し
た場合、つなぎ目の重複や、歪みが生じる部分がある。
に、図4Bに示すように、仮想球面に隣合う2つの画像
をそれぞれ写像する。図4Eは、光軸に直交する平面で
ある2つの撮像画像を仮想球面に写像した状態を示す。
このように、光軸に直交する平面、すなわち撮像画像を
仮想球面へ写像し、写像した画像を連結し、重複画像、
不要画像の削除を行う画像の連結処理が行われる。そし
て、仮想球面に写像された像を緯度、経度で正規化する
ことによって、図4Cおよび図4Dに示すように、パノ
ラマ画像を生成することができる。
明する。この一方法では、図5に示すように、10枚の
画像を連結して1枚のパノラマ画像とする。まず、図5
Aに示すように仮想球面の中心に配置されたパンチルタ
カメラ3(図示しない)から10枚の画像が撮影され
る。このとき、図に示すように画像領域毎に丸で示す位
置にパンチルタカメラ3のレンズの光軸を合わせること
によって、パンチルタカメラ3は1〜10の各画像を取
得することができる。パンチルタカメラ3によって撮像
された画像は、図5Bに示すように、レンズの光軸に直
交する平面上の画像である。取得された画像は、それぞ
れ仮想球面上に展開された後、図5Cに示すように、緯
度、経度で正規化される。仮想球面上に展開された10
枚の画像は、連結処理の際につなぎ目に抜けがないよう
に、お互いの画像が重複するような位置で画像の取得が
行われる。そして、重複画像、不要画像の削除がなされ
た後、10枚の画像が連結され、図5Dに示すように、
パノラマ画像が生成される。次に、パノラマ画像を作成
する他の方法を図6を参照して説明する。この他の方法
では、緯度、経度で正規化されるパノラマ画像の画素、
すなわち各座標(s,t)には、パンチルタカメラ3で
取得した画像のどの画素が割り当てられるかが算出され
る。図5の方法のように、パンチルタカメラ3で取得し
た画像の画素をパノラマ画像の画素に対応させた場合、
対応する画素のないパノラマ画像の画素が生じることが
あり、パノラマ画像の全ての画素に取得した画像の画素
を対応させるためである。このように、座標毎に算出さ
れた画素によってパノラマ画像が実現される。その処理
の手順として、まずパノラマ画像の座標(s,t)(図
6A)に対応する仮想球面上の角度座標(α,β)(図
6B)を式(1)を用いて算出する。
パンチルタ28の角度座標(θ,φ)と、撮像装置のワ
イド端を1倍とした撮像倍率γとを用いて、図6Cに示
すように、取得した画像上の座標データ(ξ,η)を式
(2)を用いて算出する。
と、取得した画像とを対応付けることで連結画像、すな
わちパノラマ画像を生成している。
(s,t)を仮想球面上の角度座標(α,β)に変換す
る方法を図7を用いて説明する。まず、図7Aに示す、
PragMinは、パンチルタ28のホームポジション(例え
ばパンチルタの駆動可能範囲の中心)を0(rag)とした
時の左端の角度データであり、PragMax は、パンチルタ
28のホームポジションを0(rag)とした時の右端の角
度データである。また、Ny2 は、パノラマ操作領域6
Bの水平方向の座標であり、−Ny2 /2は、パノラマ
操作領域6Bの左端の座標データであり、Ny2 /2
は、パノラマ操作領域6Bの右端の座標データである。
めるために、 (PragMax−α):(PragMax−PragMin)= (Ny2 /2−
s):Ny2 となり、これよりパン角度αは、 α=PragMax −(PragMax−PragMin)× (Ny2 /2−s)/
Ny2 となる。
ルタ28のホームポジションを0(rag)とした時の上端
の角度データであり、TragMax は、パンチルタ28のホ
ームポジションを0(rag)とした時の下端の角度データ
である。また、Nz2 は、パノラマ操作領域6Bの垂直
方向の座標であり、−Nz2 /2は、パノラマ操作領域
6Bの上端の座標データであり、Nz2 /2は、パノラ
マ操作領域6Bの下端の座標データである。
求めるために、 (TragMax−β):(TragMax−TragMin)= (Nz2 /2−
t):Nz2 となり、これよりチルト角度βは、 β=TragMax −(TragMax−TragMin)× (Nz2 /2−t)/
Nz2 となる。
する。図8Aに示すように、ホームポジション(緯度、
経度の原点)を向いたカメラ映像上の点(ξ,η)の空
間上の座標は、次のように表せる。
4(マウス8)の駆動範囲(y方向,z方向)であり、
(λ,μ)はワイド端での水平、垂直画角であり、γは
ワイド端を1倍とする現在のズーム相対倍率(倍率情
報)である。
元の回転行列は、次式のように示すことが知られてい
る。
だけパン、チルトしたカメラ画像上の一点(ξ,η)
と、ホームポジションから(α,β)の一点が同じ方向
にあることから、次の関係が成り立つ。
る。
ある座標データより、撮像座標に映し出される(ξ,
η)を求めることができる。
θ)cosφ cosβ+ sinφ sinβ)) η=(-cos(α−θ)sinφ cosβ+ cosφ sinβ)/(k2 (c
os( α−θ)cosφ cosβ+ sinφ sinβ)) このようにして、パノラマ画像の座標(s,t)に対応
する仮想球面上の角度座標(α,β)からパンチルタカ
メラ3で取得した画像上の座標データ(ξ,η)を求め
ることによって、パノラマ画像を生成することができ
る。
(ξ,η)より、(α,β)の角度にある座標データを
求めることもできる。
して平方根の処理を行うものである。
sinθk2 η/ √(1+k1 2 ξ2 +k2 2 η2 ) α=tan -1(−k1 ξ/( cosφ−k2 η sinθ))+θ となる。
下のように(α,β)を求めることができる。
るパンチルタ28の角度情報(α,β)を操作領域6A
の位置座標(ξ,η)から算出する処理を図9を用いて
説明する。まず、操作領域6A中の任意の一点を直接指
定する方法の一例を説明する。図9Aに示すように操作
領域6Aの中心を(0,0)とした相対座標とし、その
操作領域6A上のマウス8の位置座標(ξ,η)が獲得
される。
成される任意の一点を指定する他の方法の一例を説明す
る。まず、図9Aに示すように、任意の領域の始点(m
1,n1)が指定された後、任意の領域の終点(m2,
n2)が指定され、それら2点より生成される四角形の
中心座標として、 (ξ,η)=((m1,n1)+(m2,n2))/2 (6) により、任意の一点(ξ,η)が獲得される。
(ポインティングデバイス14)の座標であり、操作領
域6A内のマウス8の可動範囲(y方向、z方向)を
(Ny 1 ,Nz1 )とする。この任意の一点(マウス
8)の位置座標(ξ,η)と、パンチルタ28が向いて
いる角度情報(θ,φ)と、ズームレンズ16のワイド
端を1倍とする現在のズーム相対倍率とする倍率情報
(γ)とを用いて、式(4)または式(5)からパンチ
ルタ28の角度座標(α,β)が求められる。
チルタ28のホームポジションを緯度、経度の原点とし
たとき、ポインティングデバイスで指定された場所を撮
像画面の中心に映し出すためのものである。
ニタ2の画面の絶対座標でも良く、操作領域6Aの中心
を(0,0)とした相対座標でも良い。この座標は、パ
ン方向の座標をξ、m1、m2、θ、αで示し、チルト
方向の座標をη、n1、n2、φ、βで示す。
る場合、受信データで得られた現在のパンチルタ28の
角度情報(θ,φ)、ズームの倍率情報(γ)、マウス
8で指定された領域のマウス8の位置情報(ξ,η)を
用いて、指定された操作領域6A上の被写体が、操作領
域6Aの中心に来るようなパンチルタ28の角度情報
(α,β)を式(4)または式(5)を用いて算出す
る。こうして得られた、パンチルタ28の角度座標
(α,β)を図11に従って、パンチルタ28の内部位
置情報(PNew,TNew)に変換し、パンチルタ28の絶対
位置駆動命令と共に送信バッファに格納する。また、後
述するように、同時にデータ送信要求フラグ(FlagSo)
をセットし、タイマイベントでデータが送信されるよう
にする。
ラマ操作領域6Bのマウス8の位置座標(ξ,η)を角
度座標(α,β)へ変換する処理を図10を用いて説明
する。パノラマ操作領域6B中の任意の一点を直接指定
する方法は、上述した操作領域6A中の任意の一点を直
接指定する方法と同様の方法で、図10Aに示すよう
に、マウス8の位置座標(ξ,η)を得ることができ
る。
域から生成される任意の一点を指定する他の方法の一例
を説明する。まず、図10Aに示すように、任意の領域
の始点(m1,n1)が指定された後、任意の領域の終
点(m2,n2)が指定され、式(6)により、任意の
一点(ξ,η)が獲得される。
のマウス8(ポインティングデバイス14)の座標であ
り、パノラマ操作領域6B内のマウス8の可動範囲(y
方向、z方向)を(Ny2 ,Nz2)とする。この可動範
囲は、パノラマ操作領域6B内に点線で示すパンチルタ
リミッタ表示6Dによって制限される。このパンチルタ
リミッタ表示6Dは、パンチルタカメラ3のレンズの光
軸の可動範囲を示す。すなわち、パンチルタリミッタ表
示6Dを超えて指示することはできない。この任意の一
点の位置座標(ξ,η)と、パンチルタ28が向いてい
る角度情報(θ,φ)と、ズームレンズ16のワイド端
を1倍とする現在のズーム相対倍率とする倍率情報
(γ)とを用いて、式(7)、式(8)および式(9)
からパノラマ操作領域6Bの位置座標(x,y)、画角
情報(s,t)およびパンチルタ28の角度座標(α,
β)が求められる。
のホームポジションを緯度、経度の原点としたとき、現
在のパンチルタ28の向きであり、画角情報(s,t)
は、現在操作領域6Aに表示されている画角である。こ
の図10Bは、パノラマ操作領域6B上のズーム、パン
チルタの状態を表示したものである。
ンチルタ28のホームポジションを緯度、経度の原点と
したとき、ポインティングデバイスで指定された場所を
撮像画面の中心に映し出すためのものである。(PragMa
x ,TragMax)〜(PragMin ,TragMin)は、パンチルタの
駆動可能範囲、すなわちパンチルタリミッタ表示6Dで
示す範囲である。この図10Cは、パンチルタ可動範囲
上の駆動目標値を表したものである。
モニタ2の画面の絶対座標でも良く、パノラマ操作領域
6Bの中心を(0,0)とした相対座標でも良い。この
座標は、パン方向の座標をξ、m1、m2、x、s、α
で示し、チルト方向の座標をη、n1、n2、y、t、
βで示す。
6Bにある場合、マウス8で指定された領域のマウス8
の位置情報(ξ,η)を用いて、指定された操作領域6
A上の被写体が、操作領域6Aの中心に来るようなパン
チルタ28の角度情報(α,β)を式(9)を用いて算
出する。こうして得られた、パンチルタ28の角度座標
(α,β)を図11に従って、パンチルタ28の内部位
置情報(PNew,TNew)に変換し、パンチルタ28の絶対
位置駆動命令と共に送信バッファに格納する。また、後
述するように、同時にデータ送信要求フラグ(FlagSo)
をセットし、タイマイベントでデータが送信されるよう
にする。
置情報(p,t)を角度情報(θ,φ)に変換する方法
並びに角度座標(α,β)をパンチルタ28内部の位置
情報(PNew,TNew)に変換する方法を図11を用いて説
明する。まず、図11Aに示す、PragMin は、パンチル
タ28のホームポジションを0(rag)とした時の左端の
角度データであり、PragMax は、パンチルタ28のホー
ムポジションを0(rag)とした時の右端の角度データで
ある。また、PdatMin は、パンチルタコントローラ25
の左端の内部カウントデータであり、PdatMax は、パン
チルタコントローラ25の右端の内部カウントデータで
ある。
めるために、 (PragMax−θ):(PragMax−PragMin)=(PdatMax−p):
(PdatMax−PdatMin) となり、これよりパン角度θは、 θ=PragMax −(PragMax−PragMin)×(PdatMax
−p)/(PdatMax−PdatMin) となる。
(PragMax−PragMin) となる。
めるために、 (PragMax−α):(PragMax−PragMin)=(PdatMax−p-ne
w):(PdatMax−PdatMin) となり、これよりパンデータPNewは、 PNew=PragMax −(PragMax−α)×(PdatMax−PdatMin)
/(PragMax−PragMin) となる。
チルタ28のホームポジションを0(rag)とした時の上
端の角度データであり、TragMax は、パンチルタ28の
ホームポジションを0(rag)とした時の下端の角度デー
タである。また、TdatMin は、パンチルタコントローラ
25の上端の内部カウントデータであり、TdatMax は、
パンチルタコントローラ25の下端の内部カウントデー
タである。
を求めるために、 (TragMax−φ):(TragMax−TragMin)=(TdatMax−t):
(TdatMax−TdatMin) となり、これよりチルト角度φは、 φ=TragMax −(TragMax−TragMin)×(TdatMax−t)/(T
datMax−TdatMin) となる。
(TragMax−TragMin) となる。
ewを求めるために、 (TragMax−β):(TragMax−TragMin)=(TdatMax−t-ne
w):(TdatMax−TdatMin) となり、これよりチルトデータTNewは、 TNew=TragMax −(TragMax−β)×(TdatMax−TdatMin)
/(TragMax−TragMin) となる。
位置座標(ξ,η)をパンチルタ28の角度座標(α,
β)へ変換する方法並びにパンチルタ28の角度情報
(θ,φ)をパノラマ操作領域6B内の位置座標(x,
y)へ変換する方法を図12を用いて説明する。まず、
図12Aに示す、PragMin は、パンチルタ28のホーム
ポジションを0(rag)とした時の左端の角度データであ
り、PragMax は、パンチルタ28のホームポジションを
0(rag)とした時の右端の角度データである。また、N
y2 は、パノラマ操作領域6Bの水平方向の座標であ
り、−Ny2 /2は、パノラマ操作領域6Bの左端の座
標データであり、Ny2 /2は、パノラマ操作領域6B
の右端の座標データである。
めるために、 (PragMax−α):(PragMax−PragMin)= (Ny2 /2−
ξ):Ny2 となり、これよりパン角度αは、 α=PragMax −(PragMax−PragMin)× (Ny2 /2−ξ)/
Ny2 となる。
るために、 (PragMax−θ):(PragMax−PragMin)= (Ny2 /2−
x):Ny2 となり、これより座標データxは、 x=Ny2 /2−(PragMax−θ)×Ny2 /(PragMax−Pra
gMin) となる。
は、パンチルタ28のホームポジションを0(rag)とし
た時の上端の角度データであり、TragMax は、パンチル
タ28のホームポジションを0(rag)とした時の下端の
角度データである。また、Nz2 は、パノラマ操作領域
6Bの垂直方向の座標であり、−Nz2 /2は、パノラ
マ操作領域6Bの上端の座標データであり、Nz2 /2
は、パノラマ操作領域6Bの下端の座標データである。
求めるために、 (TragMax−β):(TragMax−TragMin)= (Nz2 /2−
η):Nz2 となり、これよりチルト角度βは、 β=TragMax −(TragMax−TragMin)× (Nz2 /2−η)/
Nz2 となる。
めるために、 (TragMax−φ):(TragMax−TragMin)= (Nz2 /2−
y):Nz2 となり、これより座標データyは、 y=Nz2 /2−(TragMax−θ)×Nz2 /(TragMax−TragMi
n) となる。
(ψ,ω)からパノラマ操作領域6B内の画枠6Cの画
角情報(s,t)へ変換する方法を図13を用いて説明
する。まず、図13Aには、現在のパンチルタ28の画
角情報(ψ,ω)を示す。この画角情報(ψ,ω)は、 (ψ,ω)=1/γ×(ψ0,ω0) によって求められる。このとき、(ψ0,ω0)はワイ
ド端での水平画角と垂直画角を示し、γはワイド端を1
倍としたときのレンズ倍率を示す。
チルタ28のホームポジションを0(rag)とした時の左
端の角度データであり、PragMax は、パンチルタ28の
ホームポジションを0(rag)とした時の右端の角度デー
タである。また、Ny2 は、パノラマ操作領域6Bの水
平方向の座標であり、−Ny2 /2は、パノラマ操作領
域6Bの左端の座標データであり、Ny2 /2は、パノ
ラマ操作領域6Bの右端の座標データである。
るために、 ψ:(PragMax−PragMin)=s:Ny2 となり、これより水平画角sは、 s=ψ×Ny2 /(PragMax−PragMin) となる。
チルタ28のホームポジションを0(rag)とした時の下
端の角度データであり、TragMax は、パンチルタ28の
ホームポジションを0(rag)とした時の上端の角度デー
タである。また、Nz2 は、パノラマ操作領域6Bの垂
直方向の座標であり、−Nz2 /2は、パノラマ操作領
域6Bの下端の座標データであり、Nz2 /2は、パノ
ラマ操作領域6Bの上端の座標データである。
るために、 ω:(TragMax−TragMin)=t:Nz2 となり、これより垂直画角tは、 t=ω×Nz2 /(TragMax−TragMin) となる。
(s,t)がパノラマ操作領域6B内に画枠6Cとし
て、表示される。
報(z)を倍率情報(γ)に変換する方法を図14を用
いて説明する。この図14は、縦軸にレンズ倍率情報を
表し、横軸にズームレンズの内部情報を表す。取得した
ズームレンズ16の位置情報(z)は、図14に示す変
換グラフに照らし合わし、コンピュータ1上で倍率情報
(γ)に変換される。一例として、ROMテーブルまた
は数式によって、位置情報(z)が倍率情報(γ)に変
換される。
ムの一例を図15を用いて説明する。まず、ステップS
1では、プログラムがスタートすると、図2に示すよう
に、モニタ2上に操作領域6A、パノラマ操作領域6
B、カーソル7、さらにパンチルタリミッタ表示6Dに
示すパンチルタリミッタが設定される初期化が行われ
る。パンチルタリミッタの範囲は、固定値でも良いし、
その範囲を変更したいときに自由に変更することができ
るようにしても良い。そして、ステップS2では、コン
ピュータ1とモードコントローラ23とが所定の周期で
通信を行うために、タイマが設定される。これらの初期
設定動作が完了すると、ステップS3の各種発生するイ
ベント待ち状態に制御が移り、発生したイベントに対応
してステップS3から制御が移る。発生するイベント
は、先に設定したタイマイベント(ステップS4)、マ
ウスボタンダウンイベント(ステップS5)、マウスボ
タンアップイベント(ステップS6)、マウス移動イベ
ント(ステップS7)がある。
いて、図16のフローチャートを用いて説明する。この
一例のタイマイベントは、周期的にコンピュータ1とモ
ードコントローラ23との通信を行うために発生するイ
ベントである。このタイマイベントは、一例として50
msec間隔で発生する。タイマイベントが発生する
と、ステップS11では、通信ポートの設定が完了して
いるか否かが判断される。通信ポートの設定が完了して
いる(済)と判断されると、ステップS12へ制御が移
り、通信ポートの設定が完了していない(未)と判断さ
れると、ステップS18へ制御が移る。ここでは、通信
ポートの設定が完了していない初回のみ、ステップS1
8に制御が移り、通信ポートの開設処理が行われる。具
体的には、ステップS18において、コンピュータ1上
のRS−232Cポートの開設が行われる。そして、ス
テップS16へ制御が移る。
タの確認、解析処理、パンチルタ28の駆動命令など送
信バッファにたまっているデータの送信処理、またはパ
ンチルタ28、ズームレンズ16の状態確認要求のため
の通信データの送信処理が行われる。このアルゴリズム
では、ステップS11からステップS12へ制御が移
り、ステップS12では、受信バッファのデータの有無
が確認され、受信データが存在する場合、ステップS1
3に制御が移り、受信データが存在しない場合、ステッ
プS14に制御が移る。ステップS13では、受信バッ
ファに存在する受信データが解析され、モードコントロ
ーラ23に要求したパンチルタ28の位置情報(p,
t)や、ズームレンズ16の位置情報(z)が取得され
る。これらのデータが上述した図11、図14の方式に
従い、パンチルタ28の角度情報(θ,φ)、ズームレ
ンズ16の倍率情報(γ)に変換される。
要求の有無が確認される。データの送信要求が存在する
(FlagSo==True)場合、ステップS19に制御が移
り、ステップS19では、送信バッファに格納されてい
るデータの送信処理がなされた後、送信要求フラグ(Fl
agSo)がリセット(False)される。そして、ステップS
16へ制御が移る。この送信バッファにたまったデータ
の一例として、マウス8で設定されたパンチルタ28の
駆動命令のデータなどがある。そして、送信要求がない
(FlagSo==False)場合、ステップS15へ制御が移
る。ステップS15では、パンチルタ28およびズーム
レンズ16の位置要求命令がコンピュータ1からモード
コントローラ23に送信される。
回得た位置情報と今回得た位置情報とを比較し、位置情
報(p,t)に変化があるか否かが判断される。パンチ
ルタ28の位置情報(p,t)が変化した場合、ステッ
プS20へ制御が移り、変化しなかった場合、ステップ
S17へ制御が移る。ステップS17では、ズームレン
ズ16の前回得た位置情報と今回得た位置情報とを比較
し、位置情報(z)に変化があるか否かが判断される。
ズームレンズ16の位置情報(z)が変化した場合、ス
テップS20へ制御が移り、変化しなかった場合、この
フローチャートは終了する。
置情報(p,t)および/またはズームレンズの位置情
報(z)が変化したときに、パノラマ操作領域6Bに表
示する画枠6Cが再描写される。このとき、パンチルタ
28の位置情報(p,t)は、上述したように角度情報
(θ,φ)へ変換され、ズームレンズ16の位置情報
(z)も上述したように倍率情報(γ)へ変換される。
それぞれ変換された角度情報(θ,φ)と倍率情報
(γ)とを用いて、式(7)からパンチルタ28の位置
座標(x,y)および式(8)から操作領域6Aに表示
されている画角である画角情報(s,t)を算出する。
そして、算出された位置座標(x,y)および画角情報
(s,t)に応じてパノラマ操作領域6Bに画枠6Cが
描写される。
回と今回の位置情報(p,t)を比較するようにしてい
るが、パンチルタ28の前回と今回の角度情報(θ,
φ)を比較するようにしても良い。またこのとき、ステ
ップS20では、今回の過度情報(θ,φ)をそのまま
式(7)に用いて位置座標(x,y)を算出する。同様
に、ステップS17では、ズームレンズ16の前回と今
回の位置情報(z)のを比較するようにしているが、ズ
ームレンズ16の前回と今回の倍率情報(γ)を比較す
るようにしても良い。またこのとき、ステップS20で
は、今回の倍率情報(γ)をそのまま式(8)に用いて
画角情報(s,t)を算出する。
について図17のフローチャートを用いて説明する。こ
のイベントは、モニタ2上をマウス8が移動すると発生
するイベントである。この発明では、パンチルタ28の
駆動位置を選択するために使用する。このイベントが発
生すると、図2に示す操作領域6A、パノラマ操作領域
6Bまたはそれらの領域以外の部分のいずれにマウス8
が存在するかを確認するために、ステップS21では、
操作領域6Aにマウス8が存在するか否かが確認され
る。マウス8が操作領域6Aに存在するのが確認される
と、ステップS22へ制御が移り、操作領域6Aに存在
しないのが確認されると、ステップS24へ制御が移
る。ステップS22では、操作領域フラグ(Flag-rin)
がセット(True)されると共に、パノラマ操作領域フラ
グ(Flag-pin)がクリア(False)される。
ウス8が存在しないため、操作領域フラグ(Flag-rin)
がクリア(False)される。そして、ステップS25で
は、パノラマ操作領域6Bにマウス8が存在するか否か
が確認される。マウス8がパノラマ操作領域6Bに存在
するのが確認されると、ステップS26へ制御が移り、
パノラマ操作領域6Bに存在しないのが確認されると、
ステップS27へ制御が移る。ステップS26では、パ
ノラマ操作領域フラグ(Flag-pin)がセット(True)さ
れる。ステップS27では、パノラマ操作領域6Bには
マウス8が存在しないため、パノラマ操作領域フラグ
(Flag-pin)がクリア(False)される。
領域6Bにマウス8が存在する場合、ステップS23に
おいて、マウス8が存在する操作領域の中心を(0,
0)とした相対座標としてマウス8の位置座標(ξ,
η)が取得される。
Aにマウス8が存在する場合、操作領域フラグ(Flag-r
in)をセット(True)し、操作領域6Aにマウス8が存
在しない場合、操作領域フラグ(Flag-rin)をクリア
(False)する。また、パノラマ操作領域6Bにマウス8
が存在する場合、パノラマ操作領域フラグ(Flag-pin)
をセット(True)し、パノラマ操作領域6Aにマウス8
が存在しない場合、パノラマ操作領域フラグ(Flag-pi
n)をクリア(False)する。そして、操作領域6Aまた
はパノラマ操作領域6Bにマウス8が存在する場合、そ
のときのマウス8の位置座標を、各操作領域の中心を
(0,0)とした相対座標として(ξ,η)に設定す
る。
ンアップイベントについて説明する。上述したような操
作領域6Aまたはパノラマ操作領域6Bの任意の一点を
直接指定する方法は、図18に示すマウスボタンダウン
イベントのアルゴリズムのみを使用し、任意の領域を指
定し、その任意の領域から生成される任意の一点を指定
する他の方法は、図19に示すマウスボタンダウンイベ
ントと、図20に示すマウスボタンアップイベントとを
使用する。
作領域の任意の一点をを直接指定する方法であるボタン
ダウンイベントのアルゴリズムを説明する。このイベン
トは、マウス8の左ボタンが押された時に発生するイベ
ントである。この発明では、このイベントを、パンチル
タ28を駆動するためのトリガ情報として使用する。こ
のイベントが発生すると、ステップS31において、操
作領域フラグ(FlagRin)がセット(True)されているか
否かにより、操作領域6Aにマウス8が存在するか否か
が確認される。操作領域フラグがセットされている(Fl
agRin ==True)場合、操作領域6Aにマウス8が存在
するため、ステップS32へ制御が移り、操作領域フラ
グがクリアされている(FlagRin ==False)場合、操作
領域6A外にマウス8が存在するため、ステップS34
へ制御が移る。
ステップS32において、受信データによって得られた
現在のパンチルタ28の角度情報(θ,φ)、ズームレ
ンズ16の倍率情報(γ)、マウス8で指定された操作
領域6Aのマウス8の位置座標(ξ,η)を用いて、指
定された操作領域上の被写体が、画面の中心にくるよう
なパンチルタ28の角度情報(α,β)が式(4)また
は式(5)を用いて算出される。
られたパンチルタ28の角度情報(α,β)を上述した
図11に従い、パンチルタ28の角度情報(α,β)が
内部の位置情報(PNew,TNew)に変換される。変換され
た位置情報(PNew,TNew)は、パンチルタ28の絶対位
置駆動命令と共に送信バッファに格納される。また、同
時に、データ送信要求フラグ(FlagSo)をセット(Tru
e)し、タイマイベントの処理によってデータが送信さ
れるようにする。
が確認された後、ステップS34では、パノラマ操作領
域6Bにマウス8が存在するか否かが、パノラマ操作領
域フラグ(FlagPin)がセット(True)されているか否か
により確認される。パノラマ操作領域フラグがセットさ
れている(FlagPin ==True)場合、パノラマ操作領域
6Bにマウス8が存在するため、ステップS35へ制御
が移り、パノラマ操作領域フラグがクリアされている
(FlagPin ==False)場合、このフローチャートは終了
する。
(FlagRin)およびパノラマ操作領域フラグ(FlagPin)の
各フラグを確認することによって、マウス8が操作領域
6Aまたはパノラマ操作領域6Bに存在するか否かが確
認される。また、いずれの操作領域にもマウス8が存在
しない場合、このイベントは、無効となる。
る場合、ステップS35において、マウス8で指定され
たパノラマ操作領域6Bのマウス8の位置情報(ξ,
η)を用いて、指定された操作領域上の被写体が、画面
の中心に来るようなパンチルタ28の角度情報(α,
β)が式(9)を用いて算出される。そして、ステップ
S33へ制御が移る。
から生成される任意の一点を指定する他の方法であるボ
タンダウンイベントのアルゴリズムを図19を用い、ボ
タンアップイベントのアルゴリズムを図20を用いて説
明する。
ムを図19のフローチャートを用いて説明する。このイ
ベントは、マウス8の左ボタンが押された時に発生する
イベントである。この発明では、このイベントを、指定
する任意の領域の始点を決定するイベントとして使用す
る。このイベントが発生すると、ステップS41におい
て、操作領域フラグ(FlagRin)がセット(True)されて
いるか否かにより、操作領域6Aにマウス8が存在する
か否かが確認される。操作領域フラグがセットされてい
る(FlagRin ==True)場合、操作領域6Aにマウス8
が存在するため、ステップS42へ制御が移り、操作領
域フラグがクリアされている(FlagRin==False)場
合、操作領域6A外にマウス8が存在するため、ステッ
プS44へ制御が移る。
ステップS42において、操作領域の始点取得フラグ
(FlagRstart)がセット(True)される。そして、ステ
ップS43において、マウス8の左ボタンが押されたと
きの位置座標(m1,n1)を任意の領域の始点として
記憶する。
が確認された後、ステップS44では、パノラマ操作領
域フラグ(FlagPin)がセット(True)されているか否か
により、パノラマ操作領域6Bにマウス8が存在するか
否かが確認される。パノラマ操作領域フラグがセットさ
れている(FlagPin ==True)場合、パノラマ操作領域
6Bにマウス8が存在するため、ステップS45へ制御
が移り、パノラマ操作領域フラグがクリアされている
(FlagPin ==False)場合、このフローチャートは終了
する。
(FlagRin)およびパノラマ操作領域フラグ(FlagPin)の
各フラグを確認することによって、マウス8が操作領域
6Aまたはパノラマ操作領域6Bに存在するか否かが確
認される。また、いずれの操作領域にもマウス8が存在
しない場合、そのイベントは無効となる。
る場合、ステップS45において、パノラマ操作領域の
始点取得フラグ(FlagPstart)がセットされる。そし
て、ステップS43へ制御が移る。
ムを図20のフローチャートを用いて説明する。このイ
ベントは、マウスの左ボタンが離された時に発生するイ
ベントである。この発明では、このイベントを指定する
任意の領域の終点を決定するイベントとして使用する。
S51において、操作領域フラグ(FlagRin)がセット
(True)されているか否かにより、操作領域6Aにマウ
ス8が存在するか否かが確認される。操作領域フラグが
セットされている(FlagRin ==True)場合、操作領域
6Aにマウス8が存在するため、ステップS52へ制御
が移り、操作領域フラグがクリアさている(FlagRin =
=False)場合、操作領域6A外にマウス8が存在するた
め、ステップS57へ制御が移る。そして、ステップS
52では、操作領域6Aの始点取得フラグ(FlagRstar
t)がセットされているか否かにより、操作領域6A内
で左ボタンが押されたか否かが確認される。始点取得フ
ラグがセットされている(FlagRstart==True)場合、
操作領域6A内でマウス8が押されたため、ステップS
53へ制御が移り、始点取得フラグがクリアされている
(FlagRstart==False)場合、操作領域6A内でマウス
8の左ボタンが押されなかったため、ステップS57へ
制御が移る。
は、操作領域フラグ(FlagRin)および操作領域6Aの始
点取得フラグ(FlagRstart)の各フラグを確認する。そ
して、操作領域フラグ(FlagRin)および始点取得フラグ
(FlagRstart)が共にセット(True)されていれば操作
領域6Aで駆動命令が発生したと識別する。また、それ
以外の場合、後述するステップS57およびS58にお
いて、パノラマ操作領域フラグ(FlagPin)およびパノラ
マ操作領域6Bの始点取得フラグ(FlagPstart)の各フ
ラグを確認する。
域フラグ(FlagRin)および始点取得フラグ(FlagRstar
t)が共にセット(True)されていると認識された場
合、ステップS53において、マウス8の左ボタンが離
されたことによって指定された操作領域6Aの位置座標
(m2,n2)を任意の領域の終点として記憶する。そ
して、先に記憶した任意の領域の始点の位置座標(m
1,n1)と、今回求めた任意の領域の終点の位置座標
(m2,n2)の2点より生成される四角形の領域の中
心座標として、式(6)からマウス8の位置情報(ξ,
η)が任意の一点として算出される。
で得られた現在のパンチルタ28の角度情報(θ,
φ)、ズームレンズ16の倍率情報(γ)、マウス8で
指定された操作領域のマウス8の位置情報(ξ,η)を
用いて、指定された操作領域上の被写体が、画面の中心
に来るようなパンチルタ28の角度情報(α,β)を式
(4)または式(5)を用いて算出される。
の角度情報(α,β)が上述した図11に従い、パンチ
ルタ28内部の位置情報(PNew, TNew)に変換され、パ
ンチルタ28の絶対位置駆動命令と共に送信バッファに
格納される。また、同時に、データ送信要求フラグ(Fl
agSo)がセット(True)され、タイマイベントの処理に
よってデータが送信されるようにする。
でのマウスボタンアップイベントを確認した後、最後に
操作領域6Aの始点取得フラグ(FlagRstart)およびパ
ノラマ操作領域6Bの始点取得フラグ(FlagPstart)が
クリア(False)される。そして、このイベントは終了す
る。
ラグ(FlagPin)がセット(True)されているか否かによ
り、パノラマ操作領域6Bにマウス8が存在するか否か
が確認される。パノラマ操作領域フラグがセットされて
いる(FlagPin ==True)場合、パノラマ操作領域6B
にマウス8が存在するため、ステップS58へ制御が移
り、操作領域フラグがセットされていない(FlagPin =
=False)場合、パノラマ操作領域6B外にマウス8が存
在するため、ステップS56へ制御が移る。そして、ス
テップS58では、パノラマ操作領域6Bの始点取得フ
ラグ(FlagPstart)がセット(True)されているか否か
により、パノラマ操作領域6B内でマウス8の左ボタン
が押されたか否かが確認される。始点取得フラグがセッ
トされている(FlagPstart==True)場合、パノラマ操
作領域6B内でマウス8の左ボタンが押されたため、ス
テップS59へ制御が移り、始点取得フラグがセットさ
れていない(FlagPstart==False)場合、パノラマ操作
領域6B内でマウス8の左ボタンが押されなかったた
め、ステップS56へ制御が移る。
は、パノラマ操作領域フラグ(FlagPin)およびパノラマ
操作領域6Bの始点取得フラグ(FlagPstart)が共にセ
ット(True)されていればパノラマ操作領域6Bで駆動
命令が発生したと識別する。また、上述したステップS
51、S52、S58およびS58の条件に当てはまら
ない場合、このイベントは無効となる。
ちパノラマ操作領域フラグ(FlagPin)および始点取得フ
ラグ(Flag-pstart)が共にセット(True)されていると
認識された場合、ステップS59において、マウス8の
左ボタンが離されることによって指定されたパノラマ操
作領域6Bの位置座標(m2,n2)を任意の領域の終
点として記憶する。そして、先に記憶した任意の領域の
始点の位置座標(m1,n1)と、今回求めた任意の領
域の終点の位置座標(m2,n2)の2点より生成され
る四角形の領域の中心座標として、式(6)からマウス
8の位置情報(ξ,η)が任意の一点として算出され
る。
指定されたパノラマ操作領域6Bのマウス8の位置情報
(ξ,η)を用いて、指定されたパノラマ操作領域上の
被写体が、画面の中心に来るようなパンチルタ28の角
度情報(α,β)を式(9)を用いて算出される。そし
て、ステップS55へ制御が移る。
1台のコンピュータを用いて行うようになされている。
この発明の他の実施形態は、図21に示すように、サー
バ用コンピュータ、クライアント用コンピュータ間で役
割を分担して、ネットワーク回線のように通信容量に制
限のある形態でもパンチルタカメラを制御するようにし
たものである。モニタ2およびマウス8が接続されてい
るコンピュータ1は、伝送路およびサーバ9を介して遠
隔地に設置されたパンチルタカメラ3の駆動を制御す
る。すなわち、コンピュータ1によって、撮像装置コン
トローラが構成される。伝送路としては、通信回線(無
線、有線)、ネットワークなどの既存の種々のものが使
用可能である。サーバ9に対してコンピュータ1は、ク
ライアントの関係にあり、サーバ9に対して複数のコン
ピュータ1の接続が可能である。
に示すような環境にある実際の景色に設置される。この
環境の実際の景色4に設置されたパンチルタカメラ3に
よって撮影された画面を5に示す。この撮影画面5は、
実際に撮影している画面であって、ズームレンズを望遠
側に操作すると画角が小さくなり、ワイド側に操作する
と画角が大きくなる。
撮影画面5の映像は、サーバ9を経由することによって
映像データに変換される。この映像データが伝送路を介
してコンピュータ1に供給される。コンピュータ1に供
給された映像データがデコードされ、モニタ2に表示さ
れる。モニタ2では、供給された撮影画面5がモニタ2
の画面上の操作領域6Aに表示され、またパンチルタカ
メラ3からの映像を連結したパノラマ画像がパノラマ操
作領域6Bに表示される。上述した一実施形態と同様
に、マウス8(カーソル7)によって、パノラマ操作領
域6B(または操作領域6A)の任意の一点または任意
の領域から生成される一点を指示する。指示された任意
の一点の被写体が操作領域6の中央になるように、サー
バ9および伝送路を介してパンチルタカメラ3を駆動さ
せ、その結果、撮影画面が移動する。すなわち、選択さ
れた被写体が操作領域6Aの中央になるように、パンチ
ルタカメラ3がサーバ9を介して制御される。
ステムのブロック図である。但し、カメラ部11および
パンチルタ部の構成、機能は、上述した一実施形態と同
様であるので、図22では、その詳細な構成が省略され
ている。サーバ9は、制御部131、ビデオキャプチャ
ーボードからなるビデオキャプチャー部129、記憶部
130から構成される。コンピュータ1は、伝送路13
2とネットワークで接続されており、図3に示す一実施
形態と同様に制御部31等から構成される。なお、各コ
ンピュータ内の詳細なアルゴリズムについても、前記一
実施形態と内容が重複するため、その説明を省略する。
と同様、カメラ部11で信号処理され、輝度(Y)、色
(C)、ビデオ信号といった各信号に変換され、映像信
号としてTVモニタ13およびサーバ9のビデオキャプ
チャー部129へ供給される。また、一実施形態のとお
り、パンチルタ部12がモードコントローラ、カメラコ
ントローラ、パンチルタコントローラを有し、これらの
コントローラがカメラ部11、パンチルタ部28を制御
している。モードコントローラ23は、カメラ部11、
パンチルタ部12の内部状態、および、外部からの命令
に従い、システム全体を一実施形態と同様に制御する。
的には、RS232Cを用いている)によりサーバ9と
接続され、サーバ9から直接送られてくる命令、また
は、コンピュータ1から、サーバ9経由で送られてくる
命令に対し、パンチルタ、レンズブロック部のズームレ
ンズを駆動するように、パンチルタコントローラ、カメ
ラコントローラに対して、受け取った命令を振り分け
る。また、モードコントローラ23は、パンチルタカメ
ラの内部状態をサーバ9を経由して外部に送出するた
め、パンチルタコントローラ、カメラコントローラから
情報を常に取得している。
ントローラ23より、パンチルタカメラの内部状態(た
とえば、パンチルタ、ズームレンズの現在の位置情報
等)を周期的に取得するようになっている。また、カメ
ラ部11の映像を伝送路132に送出するために、ビデ
オキャプチャー部129を使用しており、カメラ部11
より入力されてくる映像信号を任意の品質で、伝送路1
32に送出しやすいデジタル画像データ(本実施例では
JPEG形式の静止画またはビットマップ形式の静止
画)に変換している。また、同形式のデジタル画像を、
記録部130(例えば、ハードディスク)上にストレー
ジすることができる。
要求がなされると、サーバ9は、コンピュータ1に接続
されているモニタ2に表示するための、GUI(グラフ
ィカルインターフェース)パネル情報(パネルの配置、
パネル上でマウス操作されたときの、コンピュータ1で
の動作プログラム等があり、本実施例では、HTML、
JAVAのプログラムを使用している。)を送出する。
また、周期的にパンチルタカメラが撮像した画像デー
タ、パンチルタカメラの状態などを伝送路を介してコン
ピュータ1に送出する。
ーネットを使用し、伝送路132上を、HTTPプロト
コルを用いてやり取りがなされている。また、コンピュ
ータ1では、インターネット用のフラウザを用いて、サ
ーバ9より送られてくるGUIパネル情報、画像情報、
パンチルタカメラ状態などを、モニタ2に表示する。モ
ニタ2の画面上に表示されるGUIパネルには、操作領
域6Aおよびパノラマ操作領域6B、パノラマ画像生成
ボタン6E、ズームの操作ボタン、ポインティングデバ
イス14(マウス8)のカーソル等が表示される。そし
て、操作領域6Aには、サーバより送られてくる画像デ
ータがデコード表示され、画像データの更新と共に映像
が書き換えられる。また、パノラマ操作領域6Bには、
パンチルタカメラの動作範囲および現在のパンチルタの
位置、ズームの画角などが一実施形態と同様な手法で表
示される。そして、コンピュータ1は、サーバ9より送
られてきた、GUIパネルが操作されたときの動作プロ
グラムが実行される。
ンチルタカメラへの駆動命令および、サーバ上での動作
命令を、マウスのクリック動作で発生させる。パノラマ
生成ボタン6E上で、マウスがクリックされると、コン
ピュータ1は、サーバ9に対し、パノラマ画面生成指示
を行う。サーバ9が、この命令を取得すると、一実施形
態と同様な手法で、パンチルタ、ズームレンズを所定の
位置に駆動し、各々の場所で画像を取得するとともに、
取得した10枚の画像を、仮想球面上に写像し、仮想球
面の緯度経度で正規化することで連結を行う。この時の
連結されたパノラマ画像は、すべての画像の連結処理が
終了した後、サーバ内でJPEG方式の画像に変換し、
コンピュータ1に対して、伝送路132を介し送出す
る。
マ画像が、モニタ2のパノラマ操作領域6Bに重ね合わ
すように表示され、現在パンチルタカメラが設定されて
いる環境を一目で表示することが可能になる。そして、
パノラマ操作領域6B上で、マウスがクリックされた場
合、クリックされたときのマウスの位置情報を元に、パ
ノラマ画像上のマウスクリックされた位置が、操作領域
6A(映像)の中心に来るように駆動されるように、命
令(絶対位置駆動命令)をサーバ9に発信する。サーバ
9がこの命令を取得すると、命令を中継して、パンチル
タカメラに発信し、パンチルタが所望の位置に駆動され
る。このように、パノラマ画像上でパンチルタの駆動目
標を設定するため、ネットワークでの駆動命令、映像の
ディレー等を意識せずにパンチルタを容易に操作するこ
とが可能になる。
マ画像は、パンチルタカメラ3からコンピュータ1へ画
像が供給される度にコンピュータ1内で連結し、連結さ
れるたびに画像をパノラマ操作領域6Bに表示している
が、全ての画像が連結された後にパノラマ操作領域6B
に表示するようにしても良い。
に接続されているモニタ2の画面上に操作領域6Aおよ
びパノラマ操作領域6Bを表示しているが、モニタ2と
は異なる別のディスプレイに操作領域6Aおよび/また
はパノラマ操作領域6Bを表示しても良い。
よびパノラマ操作領域6Bの両方の操作領域をマウスで
操作することによって、パンチルタカメラ3を自由に駆
動することができるようになされているが、操作領域6
Aまたはパノラマ操作領域6Bの何れか一方の操作領域
のみをマウスで操作することができるようにしても良
い。
作領域6Aおよびパノラマ操作領域6Bを表示している
が、パノラマ操作領域6Bのみを表示するようにしても
良い。
作領域6Aおよびパノラマ操作領域6Bを表示し、その
操作領域をマウスで操作することによって、パンチルタ
カメラ3を自由に駆動することができるようになされて
いるが、モニタ2上に単なる表示としてパノラマ画像を
表示し、パンチルタカメラ3を自由に駆動させるため
に、例えば8方向キーなどの操作部を用いても良い。
ラ3によって撮影可能な範囲をパンチルタカメラ3の可
動できる最大範囲としても良いし、リミッタによって撮
影可能な範囲を制限しても良い。また、そのリミッタに
より撮影範囲を制限する機能は、パンチルタカメラ3に
持っても良いし、コンピュータ1に持っても良い。
生成される任意の一点をその領域の中心としたが、それ
に限らず任意の領域の外心、内心、重心または垂心を任
意の一点としても良い。
域6Bに表示されているパノラマ画像は、パンチルタカ
メラ3が配置されている環境であればどのようなパノラ
マ画像でも良く、例えば動画、間欠的静止画、静止画の
いずれでも良い。
とするために、遠隔地に設置されたサーバ9とパンチル
タカメラ3に対して1つのコンピュータ1としたが、サ
ーバ9とパンチルタカメラ3は、世界中に配置され、例
えばインターネットを介して複数のコンピュータから1
つのパンチルタカメラ3を制御するようにしても良い。
表示することで、撮像装置の置かれている環境を一目で
把握することが可能であり、その映像に対して、パンチ
ルタの位置情報、ズームの画角を、パンチルタの可動範
囲などを情報として埋め込むことにより、撮像装置の状
況も容易に把握することが可能になる。
を指定することにより、容易に被写体を撮像映像視野内
に捕らえられ、さらに、操作領域上でも被写体を指定す
ることで、パノラマ操作領域で指定しきれなかった微妙
な位置も調整することが可能になる。モニタ画像を見な
がら、方向キーのみを使用する方法、すなわち、映像の
変化量によって感覚的にフィードバックをかける方法と
比較して、この発明に依れば、装置各部の動作により、
操作領域に映し出され、マウスをクリックすることによ
って操作者が指定した被写体が容易に画面の中心に映し
出すことが可能になる。
ンチルタの到達する場所が予め予想できるので、インタ
ーネットのような回線能力に依存する通信の遅延、画像
データの欠落などが発生しやすい回線上で、操作者にス
トレスを感じさせない、視認性の良い、容易な操作を実
現することができる。
めの外観図である。
面を説明するための略線図である。
ロック図である。
生成を説明するための略線図である。
生成を説明するための概略図である。
生成を説明するための概略図である。
域上の位置座標からパンチルタカメラの角度情報を生成
する説明に用いた略線図である。
説明するための略線図である。
標変換を説明するための略線図である。
領域での座標変換を説明するための略線図である。
メラの内部の位置情報と角度情報とを説明するための略
線図である。
メラの角度座標とパノラマ操作領域の位置座標とを説明
するための略線図である。
メラの画角とパノラマ操作領域内の枠とを説明するため
の略線図である。
と倍率データの変換を説明するための略線図である。
一例である。
トの処理の一例である。
ベントの処理の一例である。
ダウンイベントの処理の一例である。
ダウンイベントの処理の他の例である。
ダウンイベントの処理の一例である。
構成を示す略線図である。
すブロック図である。
図である。
作領域、6B・・・パノラマ操作領域、7・・・カーソ
ル、9・・・サーバ、11・・・カメラ部、12・・・
パンチルタ部、13・・・TVモニタ、14・・・ポイ
ンティングデバイス、15・・・レンズブロック部、1
6・・・ズームレンズ、17・・・ズーム部、18、2
6、27・・・モータ、19・・・固体撮像素子、20
・・・信号分離/自動利得調整回路、21・・・A/D
変換器、22・・・信号処理回路、23・・・モードコ
ントローラ、24・・・カメラコントローラ、25・・
・パンチルタコントローラ、28・・・パンチルタ、2
9・・・ビデオキャプチャー、30・・・記憶部、31
・・・制御部
Claims (12)
- 【請求項1】 駆動手段によって撮像手段の撮影する方
角が可変の撮像部を制御するための撮像装置コントロー
ラにおいて、 撮像手段が撮影する画像から生成されたパノラマ画像を
表示するための表示手段と、 上記パノラマ画像を参照して、撮像手段の撮影する方角
を変更するための制御手段を有することを特徴とする撮
像装置コントローラ。 - 【請求項2】 駆動手段によって撮像手段の撮影する方
角が可変の撮像部を制御するための撮像装置コントロー
ラにおいて、 撮像手段が撮影した画像から生成されたパノラマ画像が
表示される操作領域を有し、上記操作領域において、任
意の一点を指定することによって、撮像手段の撮影する
被写体を選択し、上記選択された被写体を駆動手段の任
意の位置座標に移動させるための映像選択手段を備えた
ことを特徴とする撮像装置コントローラ。 - 【請求項3】 駆動手段によって撮像手段の撮影する方
角が可変の撮像部を制御するための撮像装置コントロー
ラにおいて、 撮像手段が撮影した画像から生成されたパノラマ画像が
表示される操作領域を有し、上記操作領域において、任
意の領域を指定することによって、撮像手段の撮影する
被写体を選択し、上記任意の領域から生成される任意の
一点に対応する位置の被写体を駆動手段の任意の位置座
標に移動させるための映像選択手段を備えたことを特徴
とする撮像装置コントローラ。 - 【請求項4】 請求項1、請求項2または請求項3にお
いて、 伝送路を介して上記撮像部が接続されることを特徴とす
る撮像装置コントローラ。 - 【請求項5】 請求項1、請求項2または請求項3にお
いて、 駆動手段の現在位置を、上記パノラマ画像上に表示する
ようにしたことを特徴とする撮像装置コントローラ。 - 【請求項6】 請求項1、請求項2または請求項3にお
いて、 駆動手段の可動範囲を、上記パノラマ画像上に表示する
ようにしたことを特徴とする撮像装置コントローラ。 - 【請求項7】 請求項1、請求項2または請求項3にお
いて、 撮像手段の撮影している画角を、上記パノラマ画像上に
表示するようにしたことを特徴とする撮像装置コントロ
ーラ。 - 【請求項8】 請求項1、請求項2または請求項3にお
いて、 上記映像選択手段に、撮像手段の撮影する現在の映像を
はめ込んだ他の操作領域をさらに有し、 上記他の操作領域において、指定されたを位置の被写体
を、駆動手段の任意の位置座標に移動するようにしたこ
とを特徴とする撮像装置コントローラ。 - 【請求項9】 請求項1、請求項2または請求項3にお
いて、 上記パノラマ画像の生成を指示する指示手段をさらに有
することを特徴とする撮像装置コントローラ。 - 【請求項10】 駆動手段によって撮像手段の撮影する
方角が可変の撮像部と、撮像部を制御するための撮像装
置コントローラからなる撮像システムにおいて、 撮像装置コントローラは、 撮像手段が撮影した画像から生成されたパノラマ画像が
表示される操作領域を有し、上記操作領域において、撮
像手段の撮影する被写体を選択し、上記選択された被写
体を駆動手段の任意の位置座標に移動させるための映像
選択手段を備えたことを特徴とする撮像システム。 - 【請求項11】 請求項10において、 伝送路を介して上記撮像部と上記撮像コントローラとが
接続されることを特徴とする撮像システム。 - 【請求項12】 請求項10において、 上記パノラマ画像の生成を指示する指示手段をさらに有
することを特徴とする撮像システム。
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