JPH08149356A - 動画表示装置 - Google Patents

動画表示装置

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JPH08149356A
JPH08149356A JP6308230A JP30823094A JPH08149356A JP H08149356 A JPH08149356 A JP H08149356A JP 6308230 A JP6308230 A JP 6308230A JP 30823094 A JP30823094 A JP 30823094A JP H08149356 A JPH08149356 A JP H08149356A
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JP
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moving
moving image
image
area
shooting
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JP6308230A
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English (en)
Inventor
Tomoaki Kawai
智明 河合
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Priority to DE69520329T priority patent/DE69520329T2/de
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Priority to US09/302,770 priority patent/US6452628B2/en
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 注目部分については動画でその他の部分につ
いては静止画で遠隔地の広範囲の様子を伝えることがで
き、しかも効率的な動画表示を可能とした動画表示装置
を提供する。 【構成】 マウス7の操作により動画領域を移動する
と、CPU2は、移動した動画領域の位置情報に基づい
てビデオカメラ4の撮影方向が移動後の動画領域の位置
に対応するようカメラ制御装置5を制御するとともに、
撮影方向の変更前に動画領域に表示していた動画を用い
てビットマップディスプレイ3が表示する合成静止画の
うち移動前の動画領域に対応する部分を静止画として更
新する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ビデオカメラから取り
込んだ動画を表示する動画表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】遠隔地の様子をテレビカメラで写す必要
のある遠隔地診断やテレビ会議システム等において、ビ
デオカメラから動画を取り込んでディスプレイに表示し
ている際に、撮影対象が移動したり、撮影対象を変更し
たりする場合が少なくない。このような場合、カメラの
ある側にいる利用者については、カメラ方向を見ればあ
る程度写っている対象が判断できるので、必ずしも直接
ディスプレイ上の動画を見て写っている範囲を確認する
必要はない。しかしながら、カメラがディスプレイ及び
利用者双方から隔った場所にある場合には、利用者は現
在写っている動画の画面を見ながらカメラの方向を遠隔
操作で変更することで撮影対象を変更する必要がある。
【0003】こうした場合、カメラで同時に写すことの
できる限られた範囲の動画だけではなく、カメラで撮影
できる遠隔地の広範囲の様子が分かれば、カメラの方向
の制御がやり易くなる。さらには、注目する対象だけで
はなく、遠隔地全体の風景も同時に写っていた方が臨場
感があり雰囲気もより伝わる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】遠隔地のより広範囲の
様子を動画で伝えようとすると、広角のカメラで撮影し
た動画を表示するしかない。しかしながら、広角の動画
で雰囲気を伝えようとすると、注目する対象も小さく写
ってしまうという問題がある。
【0005】そこで、全体の雰囲気(広角)の映像と拡
大映像(標準又は望遠)を1台の表示装置(又は表示ウ
ィンドウ)で必要に応じて切り替えて表示するか、ある
いは広角と標準(又は望遠)の2台のカメラの映像を2
台の表示装置(又は表示ウィンドウ)に同時に表示する
ことになる。2台のカメラで広角、標準の2通りの映像
を送ろうとすると、カメラとカメラ制御装置、及び映像
の伝送路が2倍必要になるという問題がある。
【0006】一方、1台のカメラで実現するためには、
以下の方法が考えられる。 (1) 高精細で撮影した動画を送り、高精細の大画面で表
示する。 (2) 高精細で撮影した動画を送り、注目する部分だけを
必要に応じて表示時に表示側で拡大する。 (3) 通常の画素密度で動画を送りその一部を表示時に表
示側で拡大する。 (4) 遠隔地のカメラのズーム倍率を変更する。
【0007】しかしながら、上記(1) 、(2) では高精細
(=大容量)の動画を送る必要があり、(2) では拡大表
示での画質が悪くなり、また、(1) 以外では広い範囲の
動画と注目点付近すなわち広角と標準の2種類の映像を
同時には確認することはできないという問題がある。
【0008】そこで、本発明は、上記事情に鑑みてなさ
れたものであり、注目部分については動画でその他の部
分については静止画で遠隔地の広範囲の様子を伝えるこ
とができ、しかも効率的な動画表示を可能とした動画表
示装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の動画表示
装置は、動画を撮影する動画撮影手段と、この動画撮影
手段の撮影方向を変更する撮影方向変更手段と、前記動
画撮影手段の撮影方向を変更して予め撮影された様々な
方向の動画を基に1つの広範囲の静止画を合成する合成
手段と、この合成手段による合成静止画を静止画領域に
表示するとともに、前記動画撮影手段が現在撮影してい
る動画を静止画領域上の現在の撮影方向に対応する位置
に重畳した動画領域に表示する表示手段と、前記静止画
領域内で動画領域を移動する動画領域移動手段と、この
動画領域移動手段によって移動した動画領域の位置情報
に基づいて前記動画撮影手段の撮影方向が移動後の動画
領域の位置に対応するよう前記撮影方向変更手段を制御
するとともに、撮影方向の変更前に動画領域に表示して
いた動画を用いて前記合成静止画のうち移動前の動画領
域に対応する部分を静止画として更新する制御手段とを
有することを特徴とするものである。
【0010】請求項2記載の動画表示装置は、動画を撮
影する動画撮影手段と、この動画撮影手段の撮影方向を
変更する撮影方向変更手段と、前記動画撮影手段の撮影
方向を変更して予め撮影された様々な方向の動画を基に
1つの広範囲の静止画を合成する合成手段と、この合成
手段による合成静止画を静止画領域に表示するととも
に、前記動画撮影手段が現在撮影している動画を静止画
領域上の現在の撮影方向に対応する位置に重畳した動画
領域に表示する表示手段と、前記動画領域に表示されて
いる動画中の物体の動きを検出する動き検出手段と、こ
の動き検出手段が検出した物体の位置情報に基づいて前
記動画領域を移動するとともに前記動画撮影手段の撮影
方向が移動後の物体の位置に対応するよう前記撮影方向
変更手段を制御するとともに、撮影方向の変更前に動画
領域に表示していた動画を用いて前記合成静止画のうち
移動前の動画領域に対応する部分を静止画として更新す
る制御手段とを有することを特徴とするものである。
【0011】請求項3記載の動画表示装置は、前記静止
画領域に対応する撮影領域を前記動画撮影手段により走
査して前記合成静止画全体を定期的に更新することを特
徴とするものである。
【0012】請求項4記載の動画表示装置は、前記動き
検出手段が物体の動きを検出していない場合に、前記静
止画領域に対応する撮影領域を前記動画撮影手段により
走査して前記合成静止画全体を更新することを特徴とす
るものである。
【0013】請求項5記載の動画表示装置は、動画を撮
影する動画撮影手段と、この動画撮影手段の撮影方向を
変更する撮影方向変更手段と、前記動画撮影手段よりも
広角の倍率を持ち、広範囲の静止画を撮影する静止画撮
影手段と、この静止画撮影手段が撮影した静止画を静止
画領域に表示するとともに、前記動画撮影手段が現在撮
影している動画を静止画領域上の現在の撮影方向に対応
する位置に重畳した動画領域に表示する表示手段と、前
記静止画領域内で動画領域を移動する動画領域移動手段
と、この動画領域移動手段によって移動した動画領域の
位置情報に基づいて前記動画撮影手段の撮影方向が移動
後の動画領域の位置に対応するよう前記撮影方向変更手
段を制御する制御手段とを有することを特徴とするもの
である。
【0014】請求項6記載の動画表示装置は、動画を撮
影する動画撮影手段と、この動画撮影手段の撮影方向を
変更する撮影方向変更手段と、前記動画撮影手段よりも
広角の倍率を持ち、広範囲の静止画を撮影する静止画撮
影手段と、この静止画撮影手段が撮影した静止画を静止
画領域に表示するとともに、前記動画撮影手段が現在撮
影している動画を静止画領域上の現在の撮影方向に対応
する位置に重畳した動画領域に表示する表示手段と、前
記動画領域に表示されている動画中の物体の動きを検出
する動き検出手段と、この動き検出手段が検出した物体
の位置情報に基づいて前記動画領域を移動するとともに
前記動画撮影手段の撮影方向が移動後の物体の位置に対
応するよう前記撮影方向変更手段を制御する制御手段と
を有することを特徴とするものである。
【0015】請求項7記載の動画表示装置は、通信ネッ
トワークを介して前記表示手段及びそれに必要な手段と
前記撮影手段及びそれに必要な手段とを接続したことを
特徴とするものである。
【0016】請求項8記載の動画表示装置は、前記表示
手段を2つ備え、通信ネットワークを介して一方の表示
手段と他方の表示手段、前記撮影手段、撮影方向変更手
段及び動画領域移動手段とを接続したことを特徴とする
ものである。
【0017】請求項9記載の動画表示装置は、前記動画
領域移動手段を2つ備えるとともに、両動画領域移動手
段の制御権調停機能を有し、通信ネットワークを介して
一方の動画領域移動手段及び前記表示手段と他方の動画
領域移動手段、前記撮影手段及び撮影方向変更手段とを
接続したことを特徴とするものである。
【0018】請求項10記載の動画表示装置は、前記動
画領域移動手段は、視線入力装置を用いることを特徴と
するものである。
【0019】
【作用】請求項1記載の動画表示装置によれば、動画領
域移動手段により動画領域を移動すると、制御手段は、
移動した動画領域の位置情報に基づいて動画撮影手段の
撮影方向が移動後の動画領域の位置に対応するよう撮影
方向変更手段を制御するとともに、撮影方向の変更前に
動画領域に表示していた動画を用いて合成静止画のうち
移動前の動画領域に対応する部分を静止画として更新す
る。これにより、大画面の動画表示が遅い場合や動画転
送レートがあまり高くなく、高精細での広い範囲の動画
表示が難しいような場合であっても、全体の雰囲気を伝
える広い範囲の映像を静止画として表示するとともに、
注目部分に関しては動画として表示し、さらに両者の位
置・大きさを合わせつつ合成表示することで、あたかも
静止画の一部が動画に置き換わったかのようになり、少
ない計算機資源で効率的な動画表示が可能になる。ま
た、合成静止画全体を更新するのではなく、注目部分の
みを更新するので、更新データ量が少なくて済む。
【0020】請求項2記載の動画表示装置によれば、動
き検出手段が動画領域に表示されている動画中の物体の
動きを検出すると、制御手段は、検出した物体の位置情
報に基づいて動画領域を移動するとともに動画撮影手段
の撮影方向が移動後の物体の位置に対応するよう撮影方
向変更手段を制御するとともに、撮影方向の変更前に動
画領域に表示していた動画を用いて合成静止画のうち移
動前の動画領域に対応する部分を静止画として更新す
る。これにより、請求項1記載と同様に、遠隔地の広範
囲の様子を伝えることができ、しかも効率的な動画表示
が可能となり、また、動き部分を自動的に追跡するの
で、動画領域の移動操作の手間を省ける。
【0021】請求項3記載の動画表示装置によれば、静
止画領域に対応する撮影領域を動画撮影手段により走査
して合成静止画全体を定期的に更新する。
【0022】請求項4記載の動画表示装置によれば、動
き検出手段が物体の動きを検出していない場合に、静止
画領域に対応する撮影領域を動画撮影手段により走査し
て合成静止画全体を更新する。
【0023】請求項5記載の動画表示装置によれば、動
画撮影手段とは別に静止画撮影手段を備えているので、
静止画の合成処理を省略できる。
【0024】請求項6記載の動画表示装置によれば、請
求項1記載と同様に、遠隔地の広範囲の様子を伝えるこ
とができ、しかも効率的な動画表示が可能となり、動き
部分を自動的に追跡するので、動画領域の移動操作の手
間を省け、動画撮影手段とは別に静止画撮影手段を備え
ているので、静止画の合成処理を省略できる。
【0025】請求項7記載の動画表示装置によれば、注
目部分のみの更新データを通信ネットワークを介して転
送する。
【0026】請求項8記載の動画表示装置によれば、動
画撮影手段がある側で動画領域の移動操作を行う。
【0027】請求項9記載の動画表示装置によれば、動
画撮影手段がある側とそこから離れた遠隔地の双方で動
画領域の移動操作を行うことができ、制御権調停機能に
より、動画領域の移動制御が双方で競合するのを防げ
る。
【0028】請求項10記載の動画表示装置によれば、
視線入力装置を用いることにより、動画領域の移動操作
の手間を省ける。
【0029】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して詳細
に説明する。
【0030】図1は本発明の動画表示装置の第1の実施
例を示すブロック図である。
【0031】この第1の実施例の動画表示装置1Aは、
本装置1A全体を制御する制御手段としてのCPU2を
有し、このCPU2に、マルチウィンドウ表示及び動画
をウィンドウ形式で表示可能な表示手段としてのビット
マップディスプレイ3と、動画を撮影する動画撮影手段
としてのビデオカメラ4と、ビデオカメラ4の上下左右
の方向を制御する撮影方向変更手段としてのカメラ制御
装置5と、ビデオカメラ4から取り込んだビデオ信号を
A/D変換して取り込む機能を備えたビデオキャプチャ
装置6と、動画領域としての動画ウィンドウ(図2参
照)31の移動等に用いる動画領域移動手段としてのマ
ウス7と、画像情報等を記憶する主記憶装置8とを各々
内部バス9を介して接続している。
【0032】図2はビットマップディスプレイ3に表示
される本実施例の表示画面の例である。ビットマップデ
ィスプレイ3上では複数のウィンドウを重ねて表示可能
なウィンドウシステムが動作しているものとする。同図
に示す表示画面には、静止画を表示するための静止画領
域としての静止画ウィンドウ30、動画を表示するため
の動画ウィンドウ31が表示される。動画ウィンドウ3
1には、ビデオキャプチャ装置6を用いてビデオカメラ
4から取り込んだ動画が表示される。この動画ウィンド
ウ31の位置は、マウス7を用いて静止画ウィンドウ3
0上を移動可能である。なお、静止画ウィンドウ30は
動画ウィンドウ31よりも大きいものとする。また、動
画ウィンドウ31は静止画ウィンドウ30よりも重なり
が常に上になるものとする。
【0033】CPU2は、ビデオカメラ4の方向を上下
左右に制御することで画像を取り込み、ビデオカメラ4
が写すことのできる領域の画像全体を静止画として再構
成し、この全体画像(合成静止画)を静止画として静止
画ウィンドウ30に表示するものである。また、CPU
2は、動画ウィンドウ31にビデオカメラ4の映像を表
示するが、動画ウィンドウ31に写っている動画が、静
止画ウィンドウ30に写っている全体画像のある領域に
対応するように、ビデオカメラ4の方向、双方のウィン
ドウ30、31の位置及び写っている映像の大きさを合
致させて表示するものである。すなわち、あたかも静止
画の一部が動画に置き換わっているかのように表示され
ることになる。表示しようとする背景が全く動かず、あ
る一定の場所のみ動く物体あるいは人物がいる場合に
は、カメラ4の方向を制御する必要は特にない。背景の
様子が変化したり、動く対象の位置が変化するためビデ
オカメラ4の方向を変更するような場合には、静止画ウ
ィンドウ30上に位置大きさとも合致して表示されてい
る動画ウィンドウ31に対して、マウス7を用いてウィ
ンドウ31の移動操作を行い、動画ウィンドウ31の位
置を注目する対象へ移動する。この操作と共に、CPU
2は、動画が全体画像に対して常に適切な方向を向くよ
うにビデオカメラ4の方向を制御し、さらには、合成静
止画のうち移動前に動画ウィンドウ30の存在していた
部分を動画ウィンドウ31に表示されていた動画を用い
て更新するようになっている。
【0034】次に、本実施例の動作を図3を参照し、図
4のフローチャートに従って説明する。図3は動画ウィ
ンドウ30の移動の様子を示す図である。なお、同図に
おいて、31aは移動前の動画ウィンドウ、31bは移
動後の動画ウィンドウを示す。また、図4は動画ウィン
ドウ31を移動する際の動作を示すフローチャートであ
る。
【0035】まず、マウス7を用いて動画ウィンドウ3
1を31aの位置から31bの位置に移動すると、マウ
ス7の移動量を検出し(S402)、この時点での移動
前の動画ウィンドウ31aに表示されている動画の最終
フレームの画像32を保持する(S403)とともに、
動画ウィンドウ31の位置をマウス7の移動量に従って
移動させる(S404)。なお、ここでウィンドウ31
の移動操作自体は、ウィンドウシステムが有するウィン
ドウ管理機構を用いて実現する。さらにマウス7の移動
量を検出してカメラ4の移動量及び位置を計算する(S
405)。ここで、図5のように座標系を決め、カメラ
4の方向(θ,φ)、動画ウィンドウ31の位置(X
0,Y0)で表すとすると、 X0=R・tanθ Y0=R・tanφ …(1) で表せる。ここでカメラの方向(θ,φ)は、θ:左右
方向の首振り角、φ:上下方向の首振り角であり、Rは
定数である。(1) 式より動画ウィンドウ31の位置から
カメラ4の方向を求め、カメラ制御装置5に移動命令を
発することでカメラ4の方向を移動する(S406)。
さらに、動画ウィンドウ31の移動によって静止画ウィ
ンドウ30上の静止画のうちの移動前の動画ウィンドウ
31aの画像(更新する画像)32を前記ステップS4
03で保存した動画の最終フレームの画像で置き換え
る。この操作により、動画ウィンドウ31を移動した場
合、動画ウィンドウ31がもともと存在していた場所の
静止画を動画の最終フレームの画像で更新していくこと
になる。
【0036】ここで、カメラ4にズーム機能があり、ズ
ームアップ、ダウンが可能だとする。カメラのズーム倍
率を変更した場合には、静止画との大きさが合わなくな
る。この場合、カメラ制御装置5からズーム倍率を読み
出し、ここで得られたズーム倍率に応じて、合成静止画
をズームアップ、ダウンすればよい。すなわち、ズーム
前後の倍率の変化率をZとすると、静止画の表示倍率の
変化率もZ倍にすればよい。ただし、静止画のズームア
ップ、ダウンは動画ウィンドウ31の中心(図5でいえ
ば、(X0,Y0))をズームの中心として表示倍率の
変更を行う。
【0037】なお、起動時の初期画面に関しては、予め
全ての領域をカメラ4でスキャンし全体画像を構成し、
表示しておく、例えば図6のように静止画ウィンドウ3
0が動画ウィンドウ31の9倍の大きさであれば、動画
ウィンドウ31を1→2→3…→9とスキャンし、9枚
の画像を合成すればよい。また、本実施例では動画の動
画ウィンドウ31への表示方法に関しては、CPU2の
ソフト的な処理による表示でも、動画表示のための特殊
ハードウェアを用いた表示でも構わない。制約として
は、動画ウィンドウの位置を移動させる際に、動画ウィ
ンドウの重なっていた部分の全体画像が移動時の動画の
最新フレームで更新できるような機能を備えていれば構
わない。例えば、動画の特定フレームを静止画として保
存する機能と、保存した画像を用いて全体画像の指定し
た部位を置き換える機能を備えていればよい。
【0038】このような第1の実施例によれば、大画面
での動画表示処理が遅かったり、動画のバス転送レート
等、動画取り込み、表示するための性能があまり高くな
いために、高精細での広い範囲の動画を所望のフレーム
レートで表示することが難しいような場合であっても、
全体の雰囲気を伝える広い範囲の映像を静止画として表
示しておき、注目部分に関しては、処理に間に合う大き
さ及び解像度で動画として表示し、さらに両者を位置・
大きさを合わせつつ合成表示することで、あたかも静止
画の一部が動画に置き換わったかのようになり、狭い範
囲の動画と広い範囲の静止画とを同時に見ることがで
き、少ない計算機資源で効率的な動画表示が可能にな
る。また、興味のある対象がカメラ4の撮影領域に同時
に入り切れない場合でも、動画ウィンドウ31の走査に
よって合成した静止画を表示することで全体の雰囲気を
伝えると共に、注目する部分は動画表示される。しか
も、全体画像の一部があたかも動画に置き換わったかの
ように表示されるため、詳細と全体の関係が把握し易
い。また、動画ウィンドウ31に入り切れない部分の対
象があまり動くことがなければ、時々更新される静止画
であっても構わない。また、興味のある対象が移動する
ような場合には、マウス等のポインティングデバイスで
動画ウィンドウ31を移動することで、その方向にカメ
ラ4を向けるともに、移動によって動画があたかも静止
画の一部であるように表示される関係は保たれるので、
全体の部分と注目部分の対応づけが分かり易い。また、
全体画像の全領域を更新するのではなく、そのうち動画
ウィンドウ31が通った部分、あるいは注目した部分の
み更新されていくので、全体画像の更新の量が少なくて
済み、処理負荷が少なくて済む。
【0039】図7は本発明の動画表示装置の第2の実施
例を示すブロック図である。
【0040】この第2の実施例の動画表示装置1Bは、
第1の実施例の動画表示装置1Aに対して動き検出装置
10を付加したものである。
【0041】動画ウィンドウ31をマウス7を用いて移
動した場所のみ静止画の更新が行われると、静止画全体
のうち変化があるのに全く更新されない部分が生ずる可
能性がある。これを避けるため、時々、カメラ4を静止
画像全体に対応する領域を走査して、静止画全体を更新
する。全体画像の更新は、例えば図6のように静止画ウ
ィンドウ30が動画ウィンドウ31の9倍の大きさであ
れば、動画ウィンドウ31を1→2→3…→9と走査
し、9枚の画像を合成すればよい。
【0042】また、走査のタイミングは、動き検出装置
10から割り込みにより実行する。すなわち、一定時間
動きが検出されない場合、動き検出装置10は、割り込
み信号を発生する。これを捉えたCPU2は、図6の静
止画全体の更新動作を実行する。静止画全体の更新操作
が終了すると、マウス7を用いた動画ウィンドウ31の
移動による静止画の更新に切り替わる。また、起動時の
所期画面に関しては、上記の更新走査を最初に行うこと
で、作成すればよい。
【0043】このような第2の実施例によれば、第1の
実施例の効果に加えて、動きがないときは、定期的に全
体画像が更新されるため、静止画全体のうち変化がある
のに全く更新されない部分がなくなる。
【0044】なお、第2の実施例の他の実施例として、
第2の実施例において、動きがあっても、一定周期で強
制的に静止画を更新するようにしてもよい。この場合
は、ある一定の周期毎にCPU2にタイマ割り込みが入
るようにしておき、タイマ割り込みが入ると、図6の静
止画更新走査をするようにすればよい。これにより、第
2の実施例では、常に動きがある場合は静止画のうちま
ったく更新されない部分が生じる可能性があるが、本実
施例では、強制的に一定周期で静止画を更新するのでま
ったく更新されない部分は生じない。
【0045】また、上記他の実施例に加えて、動画中の
物体が動いている間はカメラ4は動く物体を追跡すると
ともに、追跡に合わせて静止画に対する動画表示の位置
を変更するようにし、動画中の物体が静止している間
は、定期的に静止画を更新するようにカメラ4を走査す
るようにしてもよい。この場合、動き検出装置10は、
カメラ4から得られた動画の動きを検出するものとす
る。また、動き検出装置10は、フレーム毎の差分やオ
プティカルフロー等の画像処理手法を用いて、物体の追
跡中はカメラ4の走査により画面全体が動くことも考慮
に入れ、画面全体(全体領域)の中から局所領域の動き
を検出し、動きの方向と移動量を求めることができるも
のとする。ここで得られた、動きの方向とその移動量を
マウス7からの入力の代わりに用いることで、カメラ4
で動く物体を追跡することが可能である。この機能を、
上記他の実施例に対して付加することで、動画中の物体
が動いている間はカメラ4は動く物体を追跡するととも
に、追跡に合わせて静止画に対する動画表示の位置を変
更するようにし、動画中の物体が静止している間は、定
期的に静止画を更新するようにすることが可能になる。
これにより、動く部分を自動的に追跡して静止画を更新
するため、人が能動的にマウス7等による移動操作をす
るとがなくなるため、マウス操作の煩わしさから解放さ
れる。
【0046】図8は本発明の動画表示装置の第3の実施
例を示すブロック図である。
【0047】この第3の実施例の動画表示装置1Cは、
第2の実施例の動画表示装置1Bに対して画像取り込み
装置11及び静止画カメラ12を接続したものである。
【0048】第2の実施例のように、静止画をカメラ4
の走査により更新するのではなく、ビデオカメラ4より
広角の静止画カメラ12を用いて撮影した静止画を用い
るものである。
【0049】画像取り込み装置11は、静止画カメラ1
2で撮影した画像を主記憶装置8に読み込むものであ
る。
【0050】静止画カメラ21からは定期的に画像を取
り込み、全体画像を更新するようにする。ここで静止画
カメラ21から得られる画像は、動画カメラよりも高精
細であり、例えば、図6の1〜9の領域に相当する画面
を一度に取り込めるようになっているものとする。静止
画表示の更新は、全領域を一度に行ってもよいし、動画
カメラを使った更新同様図の1〜9の領域を順番に9回
に分けて更新していってもよい。
【0051】このような第3の実施例によれば、別途、
広角の静止画カメラ12を備えたことにより、全体画像
(静止画)を合成するために時々ビデオカメラ4を走査
する必要がなくなり、ビデオカメラ4は動画の撮影専用
に用いることができるようになる。また、静止画の更新
と動画の取り込み表示は独立してできるようになる。
【0052】図9は本発明の動画表示装置の第4の実施
例を示すブロック図である。
【0053】この第4の実施例の動画表示装置1Dは、
第1の実施例の動画表示装置1Aにおいてビデオカメラ
4及びカメラ制御装置5は、ビットマップディスプレイ
3と共通のバス9に接続されている構成であったもの
を、同図に示すように通信ネットワークインタフェース
(I/F)13、14及び通信ネットワーク15を介し
て接続された構成に置き換えたものである。すなわち、
カメラ方向移動命令は、ネットワーク15経由でCPU
2から発せられてカメラ制御装置6へ送られる。
【0054】また、ビデオカメラ4の映像は、ビデオキ
ャプチャ装置6で取り込まれ、ネットワーク15経由で
内部バス9に流され、CPU2、主記憶装置8を用いて
最終フレームを保存するとともに、ビットマップディス
プレイ73の動画ウィンドウ31に表示される。あとの
動作に関しては、第1の実施例と同一である。本実施例
では、ネットワーク15を介して転送されるのは、動画
ウィンドウ31に表示する内容のみである。
【0055】このような第4の実施例によれば、全体を
常に動画として転送する場合と比較して、全体画像のう
ち注目した部分のみが更新されていくので、全体画像が
大きな画像であったとしても、ネットワーク15の転送
量の大幅な削減を図ることができる。
【0056】なお、第1乃至第4の実施例において、マ
ウス7の代わりに視線入力装置を用いてもよい。この視
線入力装置は、人間の視線方向を検知して、ビットマッ
プディスプレイ3のどの部分を見ているかを獲得し、そ
れをポインティングデバイスの代わりに用いるものであ
る。第1乃至第4の実施例においてそれぞれマウス7を
視線入力装置に置き換えること以外は、各実施例と同一
である。これにより、人間の視覚特性として、視線方向
の中心付近(中心窩という)のみ視力が高く、中心窩か
ら外れた部分の視力は著しく低下する。この原理を利用
して、人間の視線の方向に合わせて、動画ウィンドウ3
1の位置を移動する。常に視線方向に動画ウィンドウの
中心が来るように動画ウィンドウ31の位置、カメラ4
の方向を変更することで、一番視力の良い部分にのみ動
画を提示することになり、視力の低い中心窩から外れる
残りの部分には静止画像(厳密には更新回数の少ない動
画になるが)が写ることになる。すなわち、計算機にか
かる負荷を小さくとどめながら人間の視覚特性にあった
動画表示が可能となる。
【0057】図10は本発明の動画表示装置の第5の実
施例を示すブロック図である。
【0058】この第5の実施例の動画表示装置1Eは、
第1の計算機16と第2の計算機17とを通信ネットワ
ーク18を介して接続し、動画撮影手段のある側で動画
表示ウィンドウ31の位置を制御し、動画撮影手段とは
隔たった場所にある表示手段に第1の実施例と同様の方
法で表示し、表示側では動画ウィンドウ31の移動操作
は行わず、動画撮影手段のある側で撮影方向の制御を行
うようにしたものである。
【0059】第1の計算機16は、第1の計算機16全
体を制御する第1のCPU160を有し、この第1のC
PU160に、ビットマップディスプレイ161と、主
記憶装置162と、ネットワークインタフェース(I/
F)163とを各々内部バス164を介して接続し、遠
隔地にある第2の計算機17の後述するカメラ174が
写す様子を表示するために用いるものである。
【0060】第2の計算機17は、第2の計算機17全
体を制御する第2のCPU170を有し、ネットワーク
インタフェース(I/F)171と、ビデオキャプチャ
装置172と、カメラ制御装置173と、ビデオカメラ
174と、ビットマップディスプレイ175と、マウス
176と、主記憶装置177とを各々内部バス178を
介して接続し、第1の実施例に対してネットワークイン
タフェース(I/F)171を加えたものである。
【0061】ビデオカメラ174から取り込んだ動画及
び、取り込んだ動画から生成された静止画(第1の実施
例で述べた全体画像)が、第1の計算機16のビットマ
ップディスプレイ161と第2の計算機17のビットマ
ップディスプレイ175の双方の静止画ウィンドウ30
と動画ウィンドウ31にそれぞれ同期して表示されてい
るものとする。この時、静止画ウィンドウ30と動画ウ
ィンドウ31の位置及び大きさの関係は、第1の実施例
と同様に、静止画(全体画像)の一部が動画に置き換わ
ったかのように表示されているものとする。また、全体
画像の生成も、第1の実施例と同様とする。
【0062】ここで、第1の実施例と異なるのは、動画
ウィンドウ31の移動が、計算機側(カメラで接続され
ていない側)のマウス2による移動操作によるものでは
ない点である。第2の計算機17側のビットマップディ
スプレイ175に表示されている静止画ウィンドウ30
と動画ウィンドウ31が相対的な位置関係及び大きさを
保ったままネットワーク18経由で第1の計算機16の
ビットマップディスプレイ161に表示されるものであ
る。ここで、第2の計算機17側では、マウス176を
使用してカメラ174の方向を制御すると、その結果の
全体画像及び動画が第1の計算機16側のビットマップ
ディスプレイ161にも表示されることになる。
【0063】このような第5の実施例によれば、少ない
通信転送量で興味のある部分を重点的に転送できるた
め、効率的な大画面の動画転送・表示が可能になる。さ
らに、第2の計算機1〃側では、マウス176を使用し
てカメラ174の方向を制御するだけでなく、興味のあ
る動く物体を自動検出するような処理を第2のCPU1
70で行うことにより、カメラ174の画像から自動検
出した興味のある物体を追従することができる。こうす
ることによって、人手を介してマウス176で興味のあ
る対象を追いかけることなく、少ない通信転送量で興味
のある部分を重点的に転送できるため、効率的な大画面
の動画転送・表示が可能になる。
【0064】図11は本発明の動画表示装置の第6の実
施例を示すブロック図である。
【0065】この第6の実施例の動画表示装置1Fは、
第1のワークステーション19と第2のワークステーシ
ョン20とを通信ネットワーク21を介して接続し、第
4の実施例と第5の実施例と組み合わせて、動画撮影手
段のある側とネットワーク21を経由して動画撮影手段
から離れた遠隔地側の双方から撮影方向を制御できるよ
うにしたものである。
【0066】第1のワークステーション19は、静止画
ウィンドウ190中に表示する動画ウィンドウ191を
操作するためのマウス192を備えている。
【0067】第2のワークステーション20は、静止画
ウィンドウ200中に表示する動画ウィンドウ201を
操作するためのマウス202、ビデオカメラ203を接
続するとともに、第1の実施例と同様の図示しないビデ
オキャプチャボード及びカメラ制御装置を接続し、第5
の実施例の第1の計算機16の内部バス164にマウス
202を追加した構成と同一である。ビデオカメラ20
3から取り込んだ動画は動画ウィンドウ201に表示さ
れているものとする。
【0068】また、本実施例では制御主体が2系統ある
ため、制御の競合が生ずる可能性がある。このことを防
ぐため、カメラ203の制御権を得た方が制御を行う制
御権機能を導入している。カメラ203の制御権の与え
方は、例えば、次のようにする。すなわち、先に移動動
作をしている場合には、操作を拒否する。「操作の拒
否」とは、相手が操作中である旨を表示し、相手が操作
中はマウス202による操作を受け付けないようにす
る。
【0069】このような第6の実施例によれば、制御権
調停機能を導入することで、制御が競合することなくカ
メラ203のある側とネットワーク21を経由してカメ
ラ203から離れた遠隔地側の双方からのカメラ203
の方向制御が可能になる。従って、静止画中の動画ウィ
ンドウ201の位置の移動が、カメラ203のある側と
ネットワーク21を経由してカメラ203から離れた遠
隔地側の両者からできるようになる。
【0070】
【発明の効果】以上詳述した本発明によれば、以下の効
果を奏する。
【0071】請求項1記載の発明によれば、大画面の動
画表示が遅い場合や動画転送レートがあまり高くなく、
高精細での広い範囲の動画表示が難しいような場合であ
っても、全体の雰囲気を伝える広い範囲の映像を静止画
として表示するとともに、注目部分に関しては動画とし
て表示し、さらに両者の位置・大きさを合わせつつ合成
表示することで、あたかも静止画の一部が動画に置き換
わったかのようになり、少ない計算機資源で効率的な動
画表示が可能になり、合成静止画全体を更新するのでは
なく、注目部分のみを更新するので、更新データ量が少
なくて済むので、注目部分については動画でその他の部
分については静止画で遠隔地の広範囲の様子を伝えるこ
とができ、しかも効率的な動画表示を可能とした動画表
示装置を提供することができる。
【0072】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載と同様に、遠隔地の広範囲の様子を伝えることがで
き、しかも効率的な動画表示が可能となり、また、動き
部分を自動的に追跡するので、動画領域の移動操作の煩
わしさから解放される。
【0073】請求項3記載の発明によれば、合成静止画
全体を定期的に更新するので、合成静止画全体のうち変
化があるのに全く更新されない部分がなくなる。
【0074】請求項4記載の発明によれば、動画領域の
移動操作の煩わしさから解放されるとともに、動き検出
手段が物体の動きを検出していない場合に、合成静止画
全体を更新することができる。
【0075】請求項5記載の発明によれば、請求項1記
載と同様に、遠隔地の広範囲の様子を伝えることがで
き、しかも効率的な動画表示が可能となり、動画撮影手
段とは別に静止画撮影手段を備えているので、静止画の
合成処理を省略できる。
【0076】請求項6記載の発明によれば、請求項1記
載と同様に、遠隔地の広範囲の様子を伝えることがで
き、しかも効率的な動画表示が可能となり、動き部分を
自動的に追跡するので、動画領域の移動操作の煩わしさ
から解放され、動画撮影手段とは別に静止画撮影手段を
備えているので、静止画の合成処理を省略できる。
【0077】請求項7記載の発明によれば、注目部分の
みを更新するので、通信ネットワークの転送量の大幅に
削減できる。
【0078】請求項8記載の発明によれば、動画撮影手
段がある側で動画領域の移動操作を行うことができる。
【0079】請求項9記載の発明によれば、動画撮影手
段がある側とそこから離れた遠隔地の双方で動画領域の
移動操作を行うことができる。
【0080】請求項10記載の発明によれば、視線入力
装置を用いることにより、動画領域の移動操作の煩わし
さから解放される。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例のブロック図である。
【図2】本実施例のビットマップディスプレイの表示画
面の一例を示す図である。
【図3】動画ウィンドウの移動を説明するための図であ
る。
【図4】本実施例の動画ウィンドウの移動の際の動作を
示すフローチャートである。
【図5】本実施例のビットマップディスプレイの表示画
面の座標系を説明するための図である。
【図6】静止画の合成方法を説明するための図である。
【図7】第2の実施例のブロック図である。
【図8】第3の実施例のブロック図である。
【図9】第4の実施例のブロック図である。
【図10】第5の実施例のブロック図である。
【図11】第6の実施例のブロック図である。
【符号の説明】
1A乃至1F 動画表示装置 2、160、170 CPU(制御手段) 3、161、175 ビットマップディスプレイ(表示
手段) 4、174、203 ビデオカメラ(動画撮影手段) 5、173 カメラ制御装置(撮影方向変更手段) 6、172 ビデオキャプチャ装置 7、176、192、202 マウス(動画領域移動手
段) 8、162、172 主記憶装置 10 動き検出装置 11 画像取り込み装置 12 静止画カメラ 15、18、21 通信ネットワーク 30 静止画ウィンドウ 31 動画ウィンドウ

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 動画を撮影する動画撮影手段と、この動
    画撮影手段の撮影方向を変更する撮影方向変更手段と、
    前記動画撮影手段の撮影方向を変更して予め撮影された
    様々な方向の動画を基に1つの広範囲の静止画を合成す
    る合成手段と、この合成手段による合成静止画を静止画
    領域に表示するとともに、前記動画撮影手段が現在撮影
    している動画を静止画領域上の現在の撮影方向に対応す
    る位置に重畳した動画領域に表示する表示手段と、前記
    静止画領域内で動画領域を移動する動画領域移動手段
    と、この動画領域移動手段によって移動した動画領域の
    位置情報に基づいて前記動画撮影手段の撮影方向が移動
    後の動画領域の位置に対応するよう前記撮影方向変更手
    段を制御するとともに、撮影方向の変更前に動画領域に
    表示していた動画を用いて前記合成静止画のうち移動前
    の動画領域に対応する部分を静止画として更新する制御
    手段とを有することを特徴とする動画表示装置。
  2. 【請求項2】 動画を撮影する動画撮影手段と、この動
    画撮影手段の撮影方向を変更する撮影方向変更手段と、
    前記動画撮影手段の撮影方向を変更して予め撮影された
    様々な方向の動画を基に1つの広範囲の静止画を合成す
    る合成手段と、この合成手段による合成静止画を静止画
    領域に表示するとともに、前記動画撮影手段が現在撮影
    している動画を静止画領域上の現在の撮影方向に対応す
    る位置に重畳した動画領域に表示する表示手段と、前記
    動画領域に表示されている動画中の物体の動きを検出す
    る動き検出手段と、この動き検出手段が検出した物体の
    位置情報に基づいて前記動画領域を移動するとともに前
    記動画撮影手段の撮影方向が移動後の物体の位置に対応
    するよう前記撮影方向変更手段を制御するとともに、撮
    影方向の変更前に動画領域に表示していた動画を用いて
    前記合成静止画のうち移動前の動画領域に対応する部分
    を静止画として更新する制御手段とを有することを特徴
    とする動画表示装置。
  3. 【請求項3】 前記静止画領域に対応する撮影領域を前
    記動画撮影手段により走査して前記合成静止画全体を定
    期的に更新することを特徴とする請求項1又は2記載の
    動画表示装置。
  4. 【請求項4】 前記動き検出手段が物体の動きを検出し
    ていない場合に、前記静止画領域に対応する撮影領域を
    前記動画撮影手段により走査して前記合成静止画全体を
    更新することを特徴とする請求項2記載の動画表示装
    置。
  5. 【請求項5】 動画を撮影する動画撮影手段と、この動
    画撮影手段の撮影方向を変更する撮影方向変更手段と、
    前記動画撮影手段よりも広角の倍率を持ち、広範囲の静
    止画を撮影する静止画撮影手段と、この静止画撮影手段
    が撮影した静止画を静止画領域に表示するとともに、前
    記動画撮影手段が現在撮影している動画を静止画領域上
    の現在の撮影方向に対応する位置に重畳した動画領域に
    表示する表示手段と、前記静止画領域内で動画領域を移
    動する動画領域移動手段と、この動画領域移動手段によ
    って移動した動画領域の位置情報に基づいて前記動画撮
    影手段の撮影方向が移動後の動画領域の位置に対応する
    よう前記撮影方向変更手段を制御する制御手段とを有す
    ることを特徴とする動画表示装置。
  6. 【請求項6】 動画を撮影する動画撮影手段と、この動
    画撮影手段の撮影方向を変更する撮影方向変更手段と、
    前記動画撮影手段よりも広角の倍率を持ち、広範囲の静
    止画を撮影する静止画撮影手段と、この静止画撮影手段
    が撮影した静止画を静止画領域に表示するとともに、前
    記動画撮影手段が現在撮影している動画を静止画領域上
    の現在の撮影方向に対応する位置に重畳した動画領域に
    表示する表示手段と、前記動画領域に表示されている動
    画中の物体の動きを検出する動き検出手段と、この動き
    検出手段が検出した物体の位置情報に基づいて前記動画
    領域を移動するとともに前記動画撮影手段の撮影方向が
    移動後の物体の位置に対応するよう前記撮影方向変更手
    段を制御する制御手段とを有することを特徴とする動画
    表示装置。
  7. 【請求項7】 通信ネットワークを介して前記表示手段
    及びそれに必要な手段と前記撮影手段及びそれに必要な
    手段とを接続したことを特徴とする請求項1、2、3、
    4、5又は6記載の動画表示装置。
  8. 【請求項8】 前記表示手段を2つ備え、通信ネットワ
    ークを介して一方の表示手段と他方の表示手段、前記撮
    影手段、撮影方向変更手段及び動画領域移動手段とを接
    続したことを特徴とする請求項1、3、4又は5記載の
    動画表示装置。
  9. 【請求項9】 前記動画領域移動手段を2つ備えるとと
    もに、両動画領域移動手段の制御権調停機能を有し、通
    信ネットワークを介して一方の動画領域移動手段及び前
    記表示手段と他方の動画領域移動手段、前記撮影手段及
    び撮影方向変更手段とを接続したことを特徴とする請求
    項1、3、4又は5記載の動画表示装置。
  10. 【請求項10】 前記動画領域移動手段は、視線入力装
    置を用いることを特徴とする請求項1、3、4又は5記
    載の動画表示装置。
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