JPH11243508A - 画像表示装置 - Google Patents

画像表示装置

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JPH11243508A
JPH11243508A JP10043415A JP4341598A JPH11243508A JP H11243508 A JPH11243508 A JP H11243508A JP 10043415 A JP10043415 A JP 10043415A JP 4341598 A JP4341598 A JP 4341598A JP H11243508 A JPH11243508 A JP H11243508A
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JP
Japan
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image
frame
buffer
display
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Application number
JP10043415A
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English (en)
Inventor
Satoru Inagaki
悟 稲垣
Yoshimori Nakase
義盛 中瀬
Yoshinobu Sogou
美存 十河
Teru Yoneyama
輝 米山
Hirohito Nakano
博仁 中野
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication of JPH11243508A publication Critical patent/JPH11243508A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 動画像に対して時間方向に画像を抽出でき
ず、バッファを効率よく使用できず、ユーザが所望する
画像部分を高解像度で見ることができない。 【解決手段】 魚眼レンズで撮影された動画像を受信す
る受信手段2と、その受信された動画像を蓄積するバッ
ファ手段4と、ユーザの所望する画像部分を指定する入
力手段1と、その指定に基づいて、バッファ手段4に蓄
積された動画像から所望する画像部分を抽出する制御手
段3と、その抽出された画像部分を表示画像に変換する
画像補間手段5と、その変換された表示画像を表示する
表示手段6とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、魚眼またはパノラ
マ撮影された画像の任意の部分を抽出して表示する画像
表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、魚眼あるいはパノラマ撮影された
静止画像から、ユーザが任意の部分を抽出して表示する
例としては、PhotoBabbleやQuickTi
meVR等のコンピュータソフトウェアで実現されてい
る。また、魚眼あるいはパノラマ撮影された画像から、
任意の部分を抽出して表示するものに関しては、リアル
タイムで魚眼あるいはパノラマ撮影された画像を補正し
て表示するOmniView等のハードウェアで実現さ
れている。
【0003】このように、魚眼あるいはパノラマ撮影さ
れた画像が静止画像あるいは1フレーム毎の画像である
場合は、ユーザが所望する部分を指定すれば、その指定
された部分の画像が抽出され、座標変換、拡大などの処
理が施されてディスプレイ等に表示される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような静止画像に対する方法では、動画像を扱う際に以
下のような課題がある。
【0005】まず、従来の方法はフレーム内処理のた
め、カメラを移動しながら撮影された画像の場合に、立
ち止まって見る等の操作のように、時間方向の画像を抽
出することができない。また、過去の画像を利用するた
めに単純にバッファ手段を設けただけでは、バッファ容
量を越えて過去の画像を利用できず、バッファ容量がコ
スト等の点から余り大きくできないことを考えると、バ
ッファ容量が足りなくなった際に不具合が生じる。すな
わち、バッファを効率よく使用できない。
【0006】また、従来の放送では、映像制作側が作成
した映像のみしか視聴できず、映像制作側が意図しない
画像をユーザが見るといったことはできない。例えば、
現在画像では、後ろに遠く過ぎ去って小さくなった部分
の画像をズームアップして、すなわち、高解像度で見る
といったようなことができなかった。
【0007】本発明は、従来のこのような画像表示にお
ける課題を考慮し、動画像に対して時間方向の画像を抽
出することができ、バッファを効率よく使用でき、ユー
ザが所望する画像部分を高解像度で見ることができる画
像表示装置を提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の本発明は、魚
眼またはパノラマ撮影された複数フレームの動画像を受
信する受信手段と、その受信された動画像を一時蓄積す
るバッファ手段と、その蓄積された動画像のうちユーザ
の所望するフレーム内の一部領域を指定する領域指定手
段と、その指定に基づいて、バッファ手段に蓄積された
動画像から所望するフレーム内の一部領域を抽出する領
域抽出手段と、その抽出されたフレーム内の一部領域を
表示画像に変換する画像補間手段と、その変換された表
示画像を表示する表示手段とを備えた画像表示装置であ
る。
【0009】請求項2の本発明は、魚眼またはパノラマ
撮影された複数フレームの動画像及びその各フレームの
撮影時の位置情報を受信する受信手段と、その受信した
動画像と位置情報とを分離する分離手段と、その分離さ
れた動画像を蓄積する画像バッファ手段と、分離された
位置情報を蓄積する位置情報バッファ手段と、ユーザの
所望するフレーム内の一部領域及びフレームを指定する
領域フレーム指定手段と、その領域フレーム指定手段に
より指定されたフレームに対応する位置情報を位置情報
バッファ手段に蓄積された位置情報から抽出する位置制
御手段と、その位置制御手段の抽出結果を用いて、画像
バッファ手段に蓄積された動画像から所望するフレーム
を抽出し、その抽出されたフレーム内の一部領域を抽出
する画像抽出手段と、その抽出されたフレーム内の一部
領域を表示画像に変換する画像補間手段と、その変換さ
れた表示画像を表示する表示手段とを備えた画像表示装
置である。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に、本発明をその実施の形態
を示す図面に基づいて説明する。 (第1の実施の形態)図1は、本発明にかかる第1の実
施の形態の画像表示装置のブロック図である。本実施の
形態では、放送局などから、魚眼あるいはパノラマ撮影
された画像(以降、魚眼レンズにより撮影された画像を
例にとり、単に魚眼画像と呼ぶ)が、動画像として伝送
されてくることを想定している。
【0011】図1において、この画像表示装置は、伝送
されてくる魚眼画像を受信する受信手段2、その受信し
た魚眼画像を一定容量格納するバッファ手段4、ユーザ
が受信した魚眼画像から所望するフレーム内の一部領域
部分を指定するための領域指定手段としての入力手段
1、その入力手段1からの指定に基づいて、バッファ手
段4に格納された魚眼画像から対応する一部領域画像を
抽出する領域抽出手段としての制御手段3、その制御手
段3により抽出された一部領域画像を表示画像に変換す
る画像補間手段5、及びその画像補間手段5で変換され
た表示画像を表示する表示手段6から構成されている。
【0012】入力手段1は、例えば図3に示すように、
魚眼画像上における上下左右の移動を行うための十字カ
ーソル8と、ズームを変化させるためのダイヤル9とを
有する入力装置7を備えており、ユーザは、この入力装
置7を操作することにより所望する部分画像を指定でき
る。尚、この入力装置7は、ハードウェアにより構成し
ても良いし、表示画面上に設定したソフトキーでもよ
い。
【0013】図2は、画像補間手段5における魚眼画像
の画像変換処理を行う方法を説明する図であり、図2
(a)は、魚眼レンズで撮影された1画面の全体を示す
図であり、図2(b)は、画面全体を示す(a)の斜線
部分(ABCDで囲まれる部分)の変換処理を施した画
像を示している。
【0014】図2において、点Aは点P、点Bは点Q、
点Dは点S、点Cは点Rにそれぞれ対応しており、従っ
て、弧ADは辺PSに、弧BCは辺QRにそれぞれ変換
され、また、辺ABは辺PQに、辺DCは辺SRにそれ
ぞれ変換される。ここで、(a)の画像上の位置を極座
標(r,θ)で表し、A(r+α,θ+β)、B(r−
α,θ+β)、C(r+α,θ−β)、D(r−α,θ
−β)とすると、図3のダイヤル9を上方向に回せば
α,βが増加し、ダイヤル9を下方向に回せばα,βが
減少することになり、ズームイン・ズームアウトの機能
が実現される。当所注)図2における画像変換の説明を
追加して下さい。また、図3の十字カーソル8の左右の
カーソルを操作すると、図2(a)におけるθを変化さ
せることになり、上下のカーソルを操作すると、rを変
化させることになる。図4にパノラマ撮影された画像に
おける表示画像の例を示す。中央の画像がパノラマ撮影
画像であり、左右に示す画像がパノラマ画像から抽出さ
れた部分画像のディスプレイに表示された画像である。
【0015】次に、上記第1の実施の形態の画像表示装
置の動作について、図面を参照しながら説明する。
【0016】放送局等から伝送されてくる魚眼画像は、
受信手段2により連続的に受信されてバッファ手段4に
格納される。一方、ユーザは入力手段1の入力装置7の
十字カーソル8及びダイヤル9を操作して、見たい部分
の画像を指定する。
【0017】そうすると、制御手段3は、入力手段1で
指定された情報に基づいて、それに対応する画像をバッ
ファ手段4に格納された魚眼画像から抽出し、その抽出
画像を画像補間手段5へ出力する。画像補間手段5は前
述した方法で画像を変換し、その画像を表示手段6に送
る。表示手段6は画像補間手段5から送られてくる画像
を表示する。
【0018】いま、図5(a)に示すように魚眼カメラ
がA地点からB地点に移動しながら撮影された魚眼画像
が受信され、バッファ手段4には、図5(b)に示すよ
うなA地点からB地点までに対応する画像データが格納
されているとして、ユーザがB地点に立ち止まって観察
を行う場合について説明する。
【0019】ユーザが入力装置7を用いて方向変更、ズ
ームイン等の操作を行えば、B地点におけるフレームを
使用することにより、B地点における周囲の画像を観察
することができる。図5(c)は、B地点における撮影
画像を示した図であり、白抜き(斜線部分以外)の部分
はB地点からA地点方向を撮影した画像部分を示し、こ
の部分の画像は、A地点で撮影された画像(図5(b)
のAのフレーム)に、同じ風景が撮影されている。とこ
ろで、この部分については、A地点における画像の方が
B地点における画像よりも、被写体により近いため高画
質で撮影されている。
【0020】従って、B地点で立ち止まって観察を行う
場合、図5(c)の斜線部分の範囲を観察するときに
は、Bのフレームの画像を用いて行い、白抜きの部分の
範囲を観察するときには、Aのフレームの画像を用いて
行うように、制御手段3の機能を構成すれば、通り過ぎ
た背後の遠くなった画像を振り返って見たいようなとき
にも、ズームアップして高画質な状態で観察できる。こ
の場合、対象とする被写体は同じ方向に写っている必要
があるため、撮影位置がほぼ直線上に並んでいるときに
適用できる。また、ズームアップできる視野範囲はある
程度限定されるが、その範囲内であれば、変更できるよ
うにしてもよい。更に、送信側から画像毎にズームアッ
プ可能な視野範囲の情報を付加して伝送し、受信側でそ
の情報を分離して利用する構成としてもよい。 (第2の実施の形態)図6は、本発明にかかる第2の実
施の形態の画像表示装置のブロック図である。本実施の
形態では、放送局などから、魚眼あるいはパノラマ撮影
された画像(以降、魚眼レンズにより撮影された画像を
例にとり、単に魚眼画像と呼ぶ)が、動画像として伝送
されてくることを想定しており、更に、各々の魚眼画像
の撮影位置の情報も付加されている。
【0021】図6において、この画像表示装置は、伝送
されてくる魚眼画像及び位置情報を受信する受信手段
2、その受信した魚眼画像及び位置情報を分離する分離
手段10、その分離手段10で分離された魚眼画像及び
位置情報を一定容量をそれぞれ格納する画像バッファ手
段11及び位置情報バッファ手段12、ユーザが受信し
た魚眼画像から所望するフレーム内の一部領域及びフレ
ームを指定するための領域フレーム指定手段としての入
力手段21、その入力手段21からの指定に基づいて、
対応する画像の位置情報あるいはズームする場合にズー
ム方向の位置情報と位置情報バッファ手段12に格納さ
れている位置情報とを比較する位置制御手段14、その
位置制御手段14からの出力により画像バッファ手段1
1に格納された魚眼画像から対応するフレームを抽出
し、その抽出されたフレーム内の一部領域画像を抽出す
る画像抽出手段13、その画像抽出手段13により抽出
された一部領域画像を表示画像に変換する画像補間手段
5、及びその画像補間手段5で変換された表示画像を表
示する表示手段6から構成されている。
【0022】入力手段21は、例えば図7に示すよう
に、魚眼画像上における上下左右の移動を行うための十
字カーソル8と、1つの画像上でズームを変化させるた
めのダイヤル9と、更に、ズームする場合に用いる、す
なわち、時間的にさかのぼった映像へ移動する場合に用
いるダイヤル16を有する入力装置15を備えており、
ユーザは、この入力装置15を操作することにより所望
する部分画像を指定できる。十字カーソル8及びダイヤ
ル9は、前述の図3のものと同じである。ダイヤル16
は、時間的に過去のフレームへ移動する場合に用いるも
のであり、このダイヤル16を回転させると、位置制御
手段14を介してその回転量に応じた過去のフレームを
抽出するように画像抽出手段13に指示が送られる。例
えば、ダイヤル16を10回転させると10フレーム前
の画像が抽出され、20回転させると20フレーム前の
画像が抽出される。尚、この入力装置15は、ハードウ
ェアにより構成しても良いし、表示画面上に設定したソ
フトキーでもよい。ここで、ダイヤル16が第1操作部
であり、十字カーソル8及びダイヤル9が第2操作部を
構成している。
【0023】本実施の形態では、まず、受信手段2で受
信された動画像信号が、分離手段10により魚眼画像と
それらの画像が撮影された各々の位置情報とに分離さ
れ、魚眼画像は画像バッファ手段14に格納され、位置
情報は位置情報バッファ手段12に格納される。ここ
で、位置情報に関しては、撮影側で例えば、カーナビシ
ステムやGPSなどを利用してカメラの移動方向、移動
距離などを測定して取得すればよい。
【0024】一方、ユーザが入力手段21の入力装置1
5の十字カーソル8及びダイヤル9,16を操作して、
見たい画像の範囲を入力すると、位置制御手段14は、
入力装置15から指示された画像に対応する位置情報が
位置情報バッファ手段12に格納されているかを検索
し、存在する場合は、その位置情報と他の情報、すなわ
ち、入力装置15から入力された部分画像を指示する部
分抽出情報とを画像抽出手段13に送る。
【0025】そうすると、画像抽出手段13は、その位
置情報に対応する魚眼画像を抽出し、更に、そこから部
分抽出情報に対応する部分画像を抽出する。
【0026】次に、画像補間手段5は抽出された部分画
像を表示画像に変換し、表示手段6によってその表示画
像が表示される。
【0027】このように本実施の形態によれば、過去の
時点における画像も見ることができる。すなわち、現在
地点から通り過ぎた地点にまた戻って画像を見たい場合
に利用できる。 (第3の実施の形態)図8は、本発明にかかる第3の実
施の形態の画像表示装置の一部のブロック図である。本
実施の形態でも、前述の第2の実施の形態と同様に、放
送局などから、魚眼あるいはパノラマ撮影された画像
(以降、魚眼レンズにより撮影された画像を例にとり、
単に魚眼画像と呼ぶ)が、動画像として伝送されてくる
ことと、各々の魚眼画像の撮影位置の情報が付加されて
いることを想定している。
【0028】図8において、この画像表示装置は、伝送
されてくる魚眼画像及び位置情報を受信する受信手段
2、その受信した魚眼画像及び位置情報を分離する分離
手段10、その分離手段10で分離された魚眼画像及び
位置情報を一定容量それぞれ格納する画像バッファ手段
11及び位置情報バッファ手段12、図示しない入力手
段からの指定に基づいて、対応する画像の位置情報ある
いはズームする場合にズーム方向の位置情報と位置情報
バッファ手段12に格納されている位置情報とを比較す
る位置制御手段14、画像バッファ手段11のバッファ
容量がオーバーするかどうかを監視するバッファ容量監
視手段17から構成される。尚、図8では、図6と同様
の入力手段、画像抽出手段、画像補間手段及び、表示手
段を備えているが、図6の機能に、更にバッファを効率
的に使用できる機能を付加したものであり、図では省略
している。
【0029】上記第2の実施の形態において、時間的に
さかのぼった画像を観察する場合は、格納されている画
像が多いほど、より過去までさかのぼって観察でき利用
価値があるが、一般に、コストなどの面から画像バッフ
ァ手段11のバッファ容量は制限される。そこで、本実
施の形態では、冗長な画像を削除しながらバッファに格
納することにより、時間的に長時間の画像を格納できる
構成になっている。
【0030】いま、魚眼カメラが、図9に示すように、
A地点から、C地点、E地点で進行方向を変えてG地点
まで移動しながら撮影した魚眼画像が受信されたとす
る。ここで、A地点からB地点、B地点からC地点、C
地点からD地点など、以下同様にそれら2地点間も連続
して魚眼画像が得られているとし、簡単のため各地点間
で得られるフレーム数は同数とする。
【0031】例えば、A地点から始まりC地点までの画
像を受信した時点で、画像バッファ手段11のバッファ
容量が一杯になりそうになったとすると、バッファ容量
監視手段17は、位置制御手段14にそれを知らせる信
号を送る。そうすると、位置制御手段14は、位置情報
バッファ手段12に格納されている位置情報に基づい
て、各々の位置についてターニングポイント(図9のC
地点やE地点)が存在するかどうかを判定し、ターニン
グポイント以外の位置(すなわち、直進している位置)
の画像を等間隔で間引くようにバッファ容量監視手段1
7に指示を送る。バッファ容量監視手段17はその指示
に基づいて、画像バッファ手段11に格納されている画
像を削除し、A地点とC地点との間の画像を1フレーム
おきに間引く。このとき、位置制御手段14は位置情報
バッファ手段12に格納されている間引いた画像の位置
情報を同様に間引く。この時点でバッファの使用量はほ
ぼ半分に減少する。
【0032】次に、続いてD地点の画像まで受信する
と、画像バファ手段11は再び一杯になりそうになり、
バッファ容量監視手段17はそれを検出して位置制御手
段14に信号を送る。位置制御手段14は、前述と同様
に、位置情報バッファ手段12に格納されている位置情
報に基づいて、各々の位置についてターニングポイント
(図9のC地点やE地点)が存在するかどうかを判定
し、ターニングポイント以外の位置(すなわち、直進し
ている位置)の画像を等間隔で間引くようにバッファ容
量監視手段17に指示を送る。バッファ容量監視手段1
7はその指示に基づいて、画像バッファ手段11に格納
されている画像を削除し、C地点とD地点との間の画像
を1フレームおきに間引くとともに、A地点とC地点と
の間の画像も更に、1フレームおきに間引く。このと
き、C地点の画像については、進行方向が変化してるタ
ーニングポイントなのでC地点の画像はバッファ中に残
される。また、位置制御手段14は位置情報バッファ手
段12に格納されている間引いた画像の位置情報を同様
に間引く。この場合もこの時点でバッファの使用量はほ
ぼ半分に減少する。
【0033】更に、続いてE地点の画像まで受信して、
画像バファ手段11は再び一杯になりそうになると、バ
ッファ容量監視手段17はそれを検出して位置制御手段
14に信号を送る。その後、前述と同様の方法で、進行
方向が変化しない経路で撮影された画像が間引かれ、間
引かれた時点でのバッファの使用量は常に半分に減少し
ている。
【0034】以下、同様にして、F地点まで、更にG地
点まで画像が受信された場合も、画像バッファ手段11
がオーバーする前に画像の間引き処理が行われる。G地
点の画像を受信した時点では、始めと終わりの画像とタ
ーニングポイントでの画像は間引かないので、バッファ
容量により異なるが、少なくともA、C、E、Gの各地
点の画像がバッファ中に残されることになる。また、こ
の方法によると、最終地点、すなわちG地点に近い画像
ほど間引き方が少なくなる。
【0035】以上のように本実施の形態によれば、限ら
れたバッファ容量でも時間的(移動する場合は空間的)
に長時間にわたる画像を蓄積でき、例えば、現在地点か
ら後を振り返って見たい場合に、その画像では見えなく
なったような画像でもズームアップした画像として表示
できる。
【0036】なお、上記実施の形態では、画像の間引き
方を等間隔で1フレーム毎としたが、これに限らず、2
フレームづつ間引く、あるいは撮影位置の方向変化点の
近傍の間引き方を少なくし、直線部分での間引き方を多
くする等としてもよい。
【0037】
【発明の効果】以上述べたところから明らかなように本
発明は、動画像に対して時間方向の画像を抽出すること
ができ、バッファを効率よく使用でき、ユーザが所望す
る画像部分を高解像度で見ることができるという長所を
有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる第1の実施の形態の画像表示装
置のブロック図である。
【図2】魚眼レンズにより撮影された画像の一部を抽出
して画像変換処理を行う方法を説明する図である。
【図3】同第1の実施の形態における入力装置の一例を
示す図である。
【図4】同第1の実施の形態よる画像の表示例を説明す
る図である。
【図5】同第1の実施の形態における動作を説明する図
である。
【図6】本発明にかかる第2の実施の形態の画像表示装
置のブロック図である。
【図7】同第2の実施の形態における入力装置の一例を
示す図である。
【図8】本発明にかかる第3の実施の形態の画像表示装
置の一部のブロック図である。
【図9】同第3の実施の形態における動作を説明する図
である。
【符号の説明】
1、21 入力手段 2 受信手段 3 制御手段 4 バッファ手段 5 画像補間手段 6 表示手段 7、15 入力装置 10 分離手段 11 画像バッファ手段 12 位置情報バッファ手段 13 画像抽出手段 14 位置制御手段 17 バッファ容量監視手段
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04N 5/781 H04N 5/91 L (72)発明者 米山 輝 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 中野 博仁 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 魚眼またはパノラマ撮影された複数フレ
    ームの動画像を受信する受信手段と、その受信された動
    画像を一時蓄積するバッファ手段と、その蓄積された動
    画像のうちユーザの所望するフレーム内の一部領域を指
    定する領域指定手段と、その指定に基づいて、前記バッ
    ファ手段に蓄積された動画像から前記所望するフレーム
    内の一部領域を抽出する領域抽出手段と、その抽出され
    たフレーム内の一部領域を表示画像に変換する画像補間
    手段と、その変換された表示画像を表示する表示手段と
    を備えたことを特徴とする画像表示装置。
  2. 【請求項2】 魚眼またはパノラマ撮影された複数フレ
    ームの動画像及びその各フレームの撮影時の位置情報を
    受信する受信手段と、その受信した動画像と前記位置情
    報とを分離する分離手段と、その分離された動画像を蓄
    積する画像バッファ手段と、前記分離された位置情報を
    蓄積する位置情報バッファ手段と、ユーザの所望するフ
    レーム内の一部領域及びフレームを指定する領域フレー
    ム指定手段と、その領域フレーム指定手段により指定さ
    れたフレームに対応する位置情報を前記位置情報バッフ
    ァ手段に蓄積された位置情報から抽出する位置制御手段
    と、その位置制御手段の抽出結果を用いて、前記画像バ
    ッファ手段に蓄積された動画像から前記所望するフレー
    ムを抽出し、その抽出されたフレーム内の一部領域を抽
    出する画像抽出手段と、その抽出されたフレーム内の一
    部領域を表示画像に変換する画像補間手段と、その変換
    された表示画像を表示する表示手段とを備えたことを特
    徴とする画像表示装置。
  3. 【請求項3】 更に、前記画像バッファ手段の画像の蓄
    積状態を監視し、その監視結果に基づいて、前記画像バ
    ッファ手段がオーバーフローする前に、前記画像バッフ
    ァ手段に蓄積されている画像を間引き削除するバッファ
    容量監視手段を備えたことを特徴とする請求項2記載の
    画像表示装置。
  4. 【請求項4】 前記バッファ容量監視手段による画像の
    間引き削除は、実質上直線的に進行している撮影位置に
    対応する画像のみを対象として行い、撮影位置の進行が
    方向転換している位置の画像については行わないことを
    特徴とする請求項3記載の画像表示装置。
  5. 【請求項5】 前記領域フレーム指定手段は、前記画像
    バッファ手段に蓄積された動画像の中から所望するフレ
    ームを選択する第1操作部と、その第1操作部により選
    択されるフレーム内の一部領域を決める第2操作部とを
    有することを特徴とする請求項2、3、又は4記載の画
    像表示装置。
  6. 【請求項6】 撮影位置が実質上直線的に移動している
    画像が存在する場合に、前記所望するフレーム内の一部
    領域が前記移動方向を中心とする所定の視野領域内であ
    るときは、前記一部領域内の被写体に、より近い位置で
    撮影されたフレームを用いて表示することを特徴とする
    請求項1〜5のいずれかに記載の画像表示装置。
JP10043415A 1998-02-25 1998-02-25 画像表示装置 Pending JPH11243508A (ja)

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