JP2000253391A - パノラマ映像生成システム - Google Patents

パノラマ映像生成システム

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JP2000253391A
JP2000253391A JP11049622A JP4962299A JP2000253391A JP 2000253391 A JP2000253391 A JP 2000253391A JP 11049622 A JP11049622 A JP 11049622A JP 4962299 A JP4962299 A JP 4962299A JP 2000253391 A JP2000253391 A JP 2000253391A
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JP
Japan
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camera
image
video
unit
photographing
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JP11049622A
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English (en)
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Yukihiro Kawamata
幸博 川股
Hiroshi Shojima
正嶋  博
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明の課題は、複数のカメラで撮影した動画
像をパノラマ合成する方法を提供することである。 【解決手段】現場を撮影する複数のカメラとこれらのカ
メラ毎に撮影した映像を射影変換する射影変換部とを持
つ映像撮影部101〜115と、この映像撮影部101
〜115で射影変換された映像を1枚に合成する映像合
成部と、合成映像を表示するパノラマ映像表示部(17
0)を有するパノラマ映像生成システムによって構成さ
れる。これにより複数の映像を1枚の動画像としてパノ
ラマ合成することができる。また、これにより、超広角
な映像を得ることができ、広域監視システムなどでは、
全体の概況を把握しやすくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、河川監視,道路監
視,プラント監視などの監視システムに係り、特に広範
囲な地域を監視する広域監視システム、およびその利用
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のパノラマ映像を生成するシステム
は、第4回画像センシングシンポジウム講演論文集(p
203−p208)に記載されているように、静止画を
合成することを前提としたシステムである。この従来技
術の特徴は、 (1)パノラマ映像を生成するための射影変換が単一の
処理系で処理されていること。
【0003】(2)映像と映像の重なり部分を推定する
のにオプティカルフロー推定などのような画面全体を探
索する手法を使っていること。
【0004】さらに、従来の多数のカメラを使った監視
システムでは、監視地点を切り替えるのに (3)ユーザ自身が、直接カメラのIDを指定し、見た
い方向にカメラをパンさせたり、チルトさせているこ
と、である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来技術では、 (1)複数の映像を1つの処理系で合成しているので、
1つの処理系の負荷が増大してしまい、処理に時間がか
かり、そのため動画像をパノラマ合成すること難しい。
【0006】(2)画面全体を探索する手法を使ってい
るので、多くの処理時間を必要とし、負荷の関係で動画
像をパノラマ合成することが難しい。
【0007】さらに、 (3)監視カメラが多数ある監視システムでは、ユーザ
が監視対象を見るために、どのカメラをどの方向に向け
てよいかがわからない。
【0008】といった問題があった。
【0009】この発明は、以上のような問題点について
鑑みてなされたもので、複数のカメラで撮影した動画像
をパノラマ化して見られるようにし、さらに、ユーザが
カメラ操作(カメラの切り替え,パン,チルト操作)を
意識せずに見たい地点を見られるようにすることを目的
とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に (1)カメラ映像の射影変換処理を分散処理するように
各TVカメラ毎に射影変換手段を設けた。
【0011】(2)そして、指定した大きさの重ね合わ
せ領域を持つようにカメラのパン角,チルト角を計算す
るカメラパラメータ計算部と、そのカメラパラメータに
基づきTVカメラを制御するカメラ制御部とを設けた。
【0012】(3)さらに、GIS情報に基づいて、ユ
ーザが指定した地点に最も近いカメラを選択しその方向
にカメラをパン,チルトさせるカメラパラメータ計算部
を設けた。
【0013】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の第一の実施例の
システム構成図を示している。
【0014】この実施例は、河川監視をするため、TV
カメラを河川敷に直線的に適当な間隔ごとに設置し、そ
れらTVカメラの中から隣接する5台のTVカメラを選
択し、それら5台で撮影した映像をパノラマ映像として
合成することで広範囲を監視するシステムである。そこ
で、隣接する5台のカメラの映像がそれぞれ最適に重な
り合うようにカメラのパン角,チルト角といったカメラ
パラメータを制御する。さらに、複数のカメラ映像をリ
アルタイムでパノラマ映像として合成するために、パノ
ラマ映像合成時の映像の仮想平面への射影変換を各カメ
ラごとに分散し処理する。それから、ユーザが入力した
地名をGIS情報を用いて緯度・経度・高度の情報に変
換し、その地名の地点を監視できるようにカメラを制御
する。
【0015】システムは、15台の撮影部(第1撮影部
101〜第15撮影部115)と、パノラマ映像表示部
170とが、ネットワーク150によって接続されてい
る。図2は、第j撮影部200のシステム構成である。
15台の撮影部のシステム構成は全く同じである。
【0016】第j撮影部200は、現場を撮影するTV
カメラ210と、TVカメラ210をパンさせたりチル
トさせたり、ズームさせたりするカメラ制御部215
と、TVカメラ210で撮影した映像をキャプチャする
映像キャプチャ部220と映像キャプチャ部220でキ
ャプチャした映像を一時保存する映像メモリ225と、
映像キャプチャ部220で撮影した映像を仮想平面に射
影変換する射影変換部230と、パノラマ映像表示部1
70にTVカメラ210で撮影した映像データを送信し
たり、パノラマ映像表示部170から射影変換行列やカ
メラ制御命令や映像送信開始命令や映像送信終了命令を
受信したりする撮影側通信部245と、カメラ制御部2
15にカメラ撮影命令を出したり、射影変換部230に
射影変換命令を出したり、撮影側通信部245に映像送
信命令を出したりする撮影側制御部235とからなる。
【0017】次に、図3にパノラマ映像表示部170の
システム構成を示す。
【0018】パノラマ映像表示部170は、ユーザが地
名を入力するマイク335と、マイク335で入力され
た地名を認識する音声認識部330と、ユーザが地図上
で監視場所を指定したり、カメラの撮影方向を指定した
りするマウス340と、地名データに対応する緯度・経
度や緯度・経度に対する高度(DEM情報)や地図を蓄
積し地名データや地図から緯度・経度・高度情報を検索
できる地図データベース345と、カメラデータベース
350と、15台の撮影部全てのTVカメラの緯度・経
度・高度情報を蓄積し、パノラマ映像生成に関わる5台
の撮影部のTVカメラパラメータ(パン角,チルト角,
ズーム率)を記憶するテーブル(カメラテーブル)と、
監視対象の緯度・経度・高度情報を記憶するテーブル
(監視対象テーブル)と撮影部間の距離データを持つ地
図データベース350と、パノラマ映像生成に関わる5
台の撮影部のTVカメラの映像がオーバーラップするよ
うにパン角,チルト角を計算したり、映像の平均輝度か
らカメラの露光パラメータを設定したりするカメラパラ
メータ計算部310と、仮想平面に撮影部の映像を射影
変換する射影変換行列を生成する射影変換行列計算部3
05と、5台の撮影部から伝送された射影変換後の映像
データを重ね合わせパノラマ合成映像を作成する映像合
成部315と、5台の撮影部から伝送された映像データ
を一時保存する映像メモリ300と、パノラマ合成映像
を表示する表示部355と、カメラパラメータ計算部3
10で計算したパン角,チルト角を撮影部に送信した
り、撮影部から伝送される映像データを受信したりする
パノラマ映像表示側通信部320と、射影変換行列計算
部305に行列計算命令を出したり、映像合成部315
に映像合成命令を出したり、パノラマ映像表示側通信部
320にカメラパラメータ送信命令を出したりするパノ
ラマ映像表示側制御部325とからなる。
【0019】次に本システムの動作例について説明す
る。はじめにパノラマ映像表示部のフローチャートにつ
いて説明する。図4〜図8は本システムのパノラマ映像
表示部のフローチャートである。
【0020】はじめにステップ400では、地図データ
ベース345の中にあるカメラテーブルの初期値を設定
する。カメラテーブルはパノラマ合成する映像を撮影す
る5台の撮影部のTVカメラに関するカメラIDとパン
角とチルト角とズーム率である。図16は撮影部6から
撮影部10までのカメラの映像をパノラマ合成する場合
のカメラテーブルの例である。カメラテーブル中のカメ
ラa〜カメラeは、一番左から右に向かってカメラa、
カメラb,カメラc,カメラd,カメラeという順番で
並んでいるものとする。そこで、カメラaには第6撮影
部110のTVカメラのIDである“6”が登録され
る、そしてカメラbには“7”、カメラcには“8”、
カメラdには“9”、カメラeには“10”が登録され
る。さらに、カメラテーブル中のカメラaからカメラe
にはそれぞれパン角,チルト角,ズーム率のパラメータ
が登録できる。ここでは初期値として、カメラaからカ
メラeのズーム率を55,カメラaからカメラeまでの
パン角をそれぞれ0.532,0.351,0.165,−
0.105,−0.369,チルト角を−0.182,0.
102,0.058,−0.021,0.101と登録す
る。ここで、カメラのズーム率は、最もズームインした
状態を0,最もズームアウトした状態を100とする。
【0021】次にステップ405からステップ425ま
では、第1撮影部から第15撮影部までのオーバーラッ
プ領域を推定するために必要なズーム率と画角の関係式
を求める。
【0022】初めにステップ405では、j=1とす
る。jは撮影部のIDを表す。
【0023】次にステップ410では第j撮影部のズー
ム率と画角の関係式を求めるための学習セットであるパ
ン・チルトに対する撮影物の移動量を取得する。
【0024】ここで、学習セットの取得方法について説
明する。図10,図11は、第1撮影部100のTVカ
メラ210に関する学習セット取得のフローチャートで
ある。
【0025】はじめにステップ1000では、地図デー
タベース345のカメラテーブルのカメラaのカメラI
Dを“1”,ズーム率0,パン角0,チルト角0を登録
する。
【0026】ステップ1005では、パノラマ映像表示
側通信部320から、カメラa(第1撮影部100)に
対して、カメラテーブルの内容を送信する。
【0027】ステップ1050では、撮影側通信部24
5において、ステップ1005において伝送されたカメ
ラテーブルを受信する。
【0028】ステップ1055では、カメラ制御部21
5において、TVカメラ210のズーム率,パン角,チ
ルト角を撮影側通信部245で受信したカメラテーブル
のパラメータになるように制御する。
【0029】ステップ1060では、ステップ1055
で制御されたTVカメラ210で撮影された映像を映像
キャプチャ部220においてキャプチャする。
【0030】ステップ1065では、ステップ1060
においてキャプチャした映像を撮影側通信部245から
ネットワーク150を経由してパノラマ映像表示側通信
部320に送信する。
【0031】ステップ1010では、パノラマ映像表示
側通信部320において、ステップ1065で送信され
た映像データをパノラマ映像表示受信する。
【0032】次にステップ1015では、ステップ10
60においてキャプチャした映像を撮影側通信部245
からネットワーク150を経由してパノラマ映像表示側
通信部320に送信する。
【0033】次にステップ1020では、表示部335
に表示されたカメラaの映像中の撮影対象が左上端に表
示されるようにパン角,チルト角を入力手段を用いて入
力する。
【0034】図12は、カメラaのパン角,チルト角を
入力するための画面1200である。この画面1200
は表示部355に表示される。画面1200にはカメラ
aのパン角を入力するためのパンスライダー1210と
カメラaのチルト角を入力するためのチルトスライダー
820とカメラaの映像を表示する表示ウィンドウ12
30とが表示されている。ユーザはマウス340を用い
て、撮影対象1240が表示ウィンドウ1230の左上端1
242に写るようにパンスライダー1210とチルトス
ライダー1220とを操作する。
【0035】このパンスライダー1210で入力された
パン角とチルトスライダー1220によって入力された
チルト角をカメラテーブルに登録する。
【0036】ステップ1225では、ステップ1220
において入力されたパン角,チルト角を登録したカメラ
テーブルをカメラaに送信する。
【0037】ステップ1070では、撮影側通信部24
5において、ステップ1225で送信されたカメラテー
ブルを受信する。
【0038】ステップ1075では、ステップ670に
おいて受信したカメラテーブルのパン角,チルト角,ズ
ーム率になるように、カメラ制御部215がTVカメラ
210を制御する。
【0039】ステップ1080では、ステップ1075
において制御されたTVカメラ210の映像を映像キャプ
チャ部220においてキャプチャする。
【0040】ステップ1085では、ステップ1080
においてキャプチャした映像を撮影側通信部245から
ネットワーク150を経由してパノラマ映像表示側通信
部320に送信する。
【0041】ステップ1030では、パノラマ映像表示
側通信部320において、ステップ1085で送信され
た映像データをパノラマ映像表示受信する。
【0042】ステップ1035では、ステップ1030
において受信した映像データを表示部355に表示す
る。
【0043】ステップ1040では、表示部355の映
像を見て対象物が左上端に映っているか否かを判別し、
左上端1242に映っている場合には画面1200中の
左上記録ボタン1250を押しステップ1045に進
む。そして左上端1242に映っていない場合には、
(ステップ620に進み)画面1200中のパンスライ
ダー1210とチルトスライダー1220とを操作す
る。
【0044】ステップ1045に進み、カメラデータベ
ース350に、TVカメラaに設定されたパン角,チル
ト角,ズーム率が保存される。
【0045】次に、ステップ1100では、画面ウィン
ドウ1230中の対象物1240が画面右下端1244
で映るように、パンスライダー1210とチルトスライ
ダー1220とを操作する。そして、その操作されたパ
ンスライダー1210の値をパン角とし、チルトスライ
ダー1220の値をチルト角として、カメラテーブルに
登録する。
【0046】ステップ1105では、ステップ1100
で登録されたカメラテーブルをパノラマ映像表示側通信
部320からカメラa(第1撮影部)に送信する。
【0047】ステップ1150では、ステップ1005
において送信されたカメラテーブルを撮影側通信部24
5において受信する。
【0048】ステップ1155では、撮影側通信部24
5において受信したカメラテーブルのズーム率,パン
角,チルト角になるように、カメラ制御部215におい
てTVカメラ210を制御する。
【0049】ステップ1160では、ステップ1155
において制御されたTVカメラ210の映像を映像キャプ
チャ部220においてキャプチャする。
【0050】ステップ1165では、映像キャプチャ部
220においてキャプチャした映像データを撮影側通信
部245からパノラマ映像表示側通信部320に送信す
る。ステップ1110では、ステップ1160において
送信された映像データをパノラマ映像表示側通信部33
5において受信する。
【0051】ステップ1115では、パノラマ映像表示
側通信部320において受信した映像データを表示部3
55に表示する。
【0052】ステップ1120では、ステップ1115
において表示された映像データを見て、対象物が右下端
1244に映っているか否かを判別し、右下端に映って
いる場合には右下記録ボタン1260を押しステップ1
125に進み、右下端1244に映っていない場合にはステ
ップ700に進みパンスライダー810と、チルトスラ
イダー820とを操作する。
【0053】ステップ1125では、地図データベース
345において、TVカメラaに設定されたパン角,チ
ルト角,ズーム率が保存される。
【0054】ステップ1130では、ステップ1045
とステップ1125において記録されたパン角の差分
(=左上端1242のパン角−右下端1244のパン
角、すなわち横方向の画角)αとチルト角の差分(=左
上端1242のチルト角−右下端1244のチルト角、
すなわち縦方向の画角)βをカメラデータベース350
に保存する。
【0055】ステップ1135では、カメラaのズーム
率を10だけインクリメントし、カメラテーブルに登録
する。
【0056】ステップ1140では、ズーム率が100
を超えていないかを判別し、100を超えている場合に
はステップ1145に進み終了処理し、100以下の場
合にはステップ1005に戻る。
【0057】第2撮影部から第15撮影部についてもズ
ーム率と画角との学習セットの収集手順は同じである。
【0058】次にステップ415では、第j撮影部の画
角とズーム率の関係式をステップ410で収集された学
習セットを用いて学習する。画角とズーム率の関係式は
以下の通りである。
【0059】
【数1】 α=f(z) …(1)
【0060】
【数2】 β=g(z) …(2) ここで、αは横方向の画角、βは縦方向の画角、zはズ
ーム率(0〜100)、f0 は画角とズーム率との写像関
係である。
【0061】ここでは、f(z)とg(z)を以下のような
3次線形方程式とし、f(z)の係数a1 とa2 とa3
4 と、g(z)の係数b1 とb2 とb3 とb4 とを最小
二乗法を用いて求める
【0062】
【数3】 f(z)=a13+a22+a3z+a4 …(3)
【0063】
【数4】 g(z)=b13+b22+b3z+b4 …(4) 式(1)から式(4)より画角とズーム率の関係式は次
式のように求められる。
【0064】
【数5】 α=a13+a22+a3z+a4 …(5)
【0065】
【数6】 β=b13+b22+b3z+b4 …(6) 式(5)と式(6)の画角とズーム率の関係式は、カメラ
データベース部350に保存する。
【0066】第2撮影部から第15撮影部についても画
角とズーム率の関係式の学習手順は同じである。
【0067】次に、ステップ420では、jの値を1イ
ンクリメントする。
【0068】次にステップ425では、jの値が15を
超えているかどうか、すなわち、15台の撮影部の画角
とズーム率の関係式を全て獲得したかどうかを判別し、
獲得した場合にはステップ430に進み、獲得していな
い場合にはステップ410に戻る。
【0069】次にステップ430では、カメラa,カメ
ラb,カメラd,カメラeのパラメータ計算要求フラグ
を1にセットする。
【0070】ステップ435からステップ450まで
は、地図を用いたユーザの監視したい場所の指定に関す
る手続きである。
【0071】ステップ435では、表示部355に表示
された地図中でユーザが監視したい場所をマウス340
を用いて指定する。そしてユーザからの入力があった場
合にはステップ440に進み、入力がなかった場合には
ステップ445に進む。
【0072】ここで、地図を用いた監視したい場所の指
定について説明する。ユーザは表示部355に表示され
る地図を見ながら、マウス340を操作し、地図上で見
たい所をクリックする。図14はユーザが地図上で見た
い部分を指定する例である。図14の画面1400上に
は、現場映像を合成した映像を表示する映像表示ウィン
ドウ1415と地図表示ウィンドウ1410と、カメラ
操作ウィンドウ1420とからなる。地図表示ウィンドウ1
420には地図1450が表示される。ユーザはカーソ
ル1430をマウス340で移動させ監視したい場所1
460の上でクリックする。
【0073】ステップ440では、マウス340で指定
された場所1460の緯度・経度・高度情報を地図デー
タベース345のGIS情報から取得する。
【0074】ステップ445では、ユーザが指定した撮
影したい場所の緯度・経度・高度を登録してある監視対
象テーブルの内容をステップ440で取得した内容に更
新する。図15は監視対象テーブルである。監視対象テ
ーブルには、ユーザが指定した撮影場所の緯度である緯
度1510(目標緯度)と経度1520(目標経度)と
高度1530(目標高度)が登録されている。ここで、
緯度・経度の精度は0.01秒、高度の精度は0.001
mとする。
【0075】次にステップ450では、カメラcパラメ
ータ計算要求フラグを1にする。
【0076】ステップ455からステップ475まで
は、音声を用いたユーザの監視したい場所の指定に関す
る手続きである。
【0077】ステップ455では、マイク335を用い
て監視したい場所の地名を入力する。そしてユーザから
入力があった場合にはステップ460に進み地名認識
し、入力がなかった場合にはステップ500に進む。
【0078】ステップ460では、マイク335によっ
て入力された地名を音声認識部330において認識する。
【0079】次にステップ465では、音声認識部33
0において認識された地名を地図データベース345の
GIS情報を用いて、緯度・経度・高度情報に変換す
る。
【0080】そしてステップ470において、ステップ
465の緯度・経度・高度情報を地図データベース34
5内の監視対象テーブルに登録する。
【0081】それからステップ475において、カメラ
パラメータ計算要求フラグを1にする。
【0082】ステップ500からステップ530までは
カメラcすなわちパノラマ映像を生成する際の中央のカ
メラのパン角およびチルト角の計算処理を行う。
【0083】はじめにステップ500では、カメラcパ
ラメータ計算要求フラグが1であるか否かを判別する。
カメラcパラメータ計算要求フラグが1である場合には
ステップ505に進み、そうでない場合にはステップ5
35に進む。
【0084】ステップ505では、監視対象テーブルの
緯度・経度・高度に最も近い撮影部を地図データベース
345に予め登録された撮影部の緯度・経度・高度情報
に基づき検索する。
【0085】次にステップ510ではステップ505で
検索した監視対象に最も近いカメラのIDをカメラテー
ブルのカメラcに登録する。
【0086】次にステップ515では、カメラパラメー
タ計算部310において、カメラcのパン角を計算す
る。カメラcのパン角は、ユーザが指定した監視地点の
方を向くようにする。例えば、監視地点の座標が(北緯
43度50分12.30秒,東経140度20分11.8
0 秒)であり、カメラcの座標が(北緯43度50分
11.30秒,東経140度20分11.30秒)であ
り、北を0としたときのカメラcのパン角θpan
【0087】
【数7】 θpan1=ηpan1+tan-1(0.50秒/1.00秒)[rad] …(7) となる。
【0088】次にステップ520では、カメラパラメー
タ計算部310において、カメラcのチルト角を計算す
る。カメラcのチルト角も、ユーザが指定した監視地点
の方を向くようにする。例えば、監視地点の座標が(北
緯43度50分12.30秒,東経140度20分11.
80秒,高度135.21m)であり、カメラcの座標
が(北緯43度50分11.30秒,東経140度20
分11.30秒)、高度130.11m)である場合、緯
度・経度ともに1秒あたりの距離を30.86mとする
と、水平面を0としたときのカメラcのチルト角ηtilt
は、
【0089】
【数8】
【0090】となる。
【0091】次にステップ525では、カメラcパラメ
ータ計算要求フラグを0に設定する。
【0092】それからステップ530において、カメラ
a,カメラb,カメラd,カメラeのパラメータ計算要
求フラグを1に設定する。
【0093】ステップ535からステップ545までは
マウス340を用いたズーム率の入力処理である。
【0094】はじめにステップ535では、マウス34
0を用いてズーム率の入力を行う。そして、入力が行わ
れた場合にはステップ540に進みカメラテーブルの更
新処理を行い、入力がない場合にはステップ550に進
む。
【0095】ここで、マウスによるカメラの制御につい
て説明する。図17は撮影部のTVカメラの操作を行う
ための画面1400である。ユーザは画面1400中の
カメラ操作ウィンドウ1420を用いてカメラ操作す
る。このカメラ操作ウィンドウ1420には、カメラを
上方向に向ける上ボタン1710と、カメラを右方向に
向ける右ボタン1715と、カメラを左方向に向ける左
ボタン1720と、カメラを下方向に向ける下ボタン1
725と、カメラをズームインさせるズームインボタン
1730と、カメラをズームアウトさせるズームアウト
ボタン1735とが表示されている。ユーザはこれらの
ボタンをクリックすることでカメラ操作量を指定する。
【0096】ユーザがズーム率を指定する場合には、ズ
ームインボタン1730とズームアウトボタン1735
をクリックする。
【0097】次にステップ540では、カメラテーブル
のカメラa,カメラb,カメラc,カメラd,カメラe
のズーム率に、ステップ535において入力されたズー
ム率を登録する。例えば、ズームインボタンをクリック
した場合は、現在のズーム率から10足した値をズーム
率として登録し、ズームアウトタンをクリックした場合
は、現在のズーム率から10引いた値をズーム率として
登録する。
【0098】次にステップ545ではカメラa,カメラ
b,カメラd,カメラeのパラメータ計算要求フラグを
1に設定する。
【0099】ステップ550からステップ565まで
は、音声によるズーム率の入力処理である。
【0100】はじめにステップ550では、マイク33
5を用いてズーム率を入力する。マイク335からズー
ム率の入力があった場合にはステップ555に進みズー
ム率を音声認識し、入力がなかった場合にはステップ5
70に進む。
【0101】音声によるズーム率の入力方法に以下の通
りである。例えば、ユーザが映像をズームして見たい場
合には、“ズームイン”という音声をマイク335に向
かって入力し、全景を見たい場合には、“ズームアウ
ト”という音声をマイク335に向かって入力する。そ
して、ズーム率を調整したい場合には、0(最もズーム
アウトした状態)から100(最もズームインした状
態)の間の数字を指定し、例えば80の値に指定したい
場合、マイク335に“ズーム80”と入力する。次に
ステップ555において、マイク340から入力された
ズーム率を音声認識部330で認識する。
【0102】次にステップ560では、音声認識部33
0によって認識されたズーム率をカメラテーブルに更新
する。例えば、認識されたズーム率が“ズームイン”で
あった場合は、現在のズーム率から10足した値をカメ
ラテーブルに登録し、“ズームアウト”であった場合
は、現在のズーム率から10引いた値をカメラテーブル
に登録する。さらに、“ズーム80”のようにズーム率
を直接指定する場合には、そのズーム率をカメラテーブ
ルに登録する。
【0103】次にステップ565では、カメラa,カメ
ラb,カメラd,カメラeのパラメータ計算要求フラグ
を1に設定する。
【0104】ステップ570からステップ580まで
は、マウスによるカメラの撮影方向(パン方向,チルト
方向)の入力処理である。ユーザは、例えば、ユーザが
今見ている映像より少し上が見たい、また少し右の方が
見たいといった場合にこの入力処理を行う。
【0105】まずはじめにステップ570では、マウス
340を用いてカメラの撮影方向を指定する。そして、
入力が行われた場合にはステップ575に進みカメラテ
ーブルの更新処理を行い、入力がない場合にはステップ
600に進む。
【0106】ここで、マウスによるカメラの撮影方向を
指定について説明する。ユーザは図17中の画面140
0中のカメラ操作ウィンドウ1420を用いてカメラ操
作する。このカメラ操作ウィンドウ1420中のカメラ
を上方向に向ける上ボタン1710と、カメラを右方向
に向ける右ボタン1715と、カメラを左方向に向ける
左ボタン1720と、カメラを下方向に向ける下ボタン
1725とクリック操作することでユーザが見たい方向
を指定する。
【0107】次にステップ575では、カメラテーブル
のカメラcのパン角,チルト角を更新する。例えば、右
ボタン1715をクリックした場合は、現在のパン角か
ら0.1745[rad](=10度)足した値をパン角と
して登録し、左ボタン1720をクリックした場合は、現在
のパン角から0.1745[rad](=10度)引いた値
をズーム率として登録する。そして、上ボタン1710
をクリックした場合は、現在のチルト角から0.174
5[rad](=10度)足した値をパン角として登録
し、下ボタン1725をクリックした場合は、現在のチ
ルト角から0.1745[rad](=10度)引いた値をズー
ム率として登録する。
【0108】次にステップ585ではカメラa,カメラ
b,カメラd,カメラeのパラメータ計算要求フラグを
1に設定する。
【0109】ステップ600からステップ615まで
は、音声によるカメラの撮影方向の入力処理である。ス
テップ570と同様にユーザが今見ている映像より少し
上が見たい場合、少し右の方が見たいといった場合にこ
の入力処理を行う。
【0110】はじめにステップ600では、マイク33
5を用いてカメラの撮影方向を入力する。マイク335
からカメラの撮影方向の入力があった場合にはステップ
605に進み撮影方向を音声認識し、入力がなかった場合
にはステップ620に進む。音声による撮影方向の入力
方法は以下の通りである。ユーザが右方向を見たい場合
には、“みぎ”という音声をマイク335に向かって入
力し、左方向を見たい場合には、“ひだり”という音声
をマイク335に向かって入力し、上方向を見たい場合
には、“うえ”という音声をマイク335に向かって入
力し、下方向を見たい場合には、“した”という音声を
マイク335に向かって入力する。
【0111】次にステップ605では、マイク340か
ら入力された撮影方向を音声認識部330で認識する。
【0112】次にステップ610では、音声認識部33
0によって認識された撮影方向をカメラテーブルに更新
する。例えば、認識された撮影方向が“みぎ”であった
場合には、現在のパン角に0.1745[rad](=10
度)足した値をパン角として登録し、“ひだり”であっ
た場合には、現在のパン角から0.1745[rad](=
10度)引いた値をパン角として登録する。そして、認
識された撮影方向が“うえ”であった場合には、現在の
チルト角に0.1745[rad](=10度)、足した値を
チルト角として登録し、“した”であった場合には、現
在のチルト角から0.1745[rad](=10度)引い
た値をチルト角として登録する。
【0113】次にステップ615では、カメラa,カメ
ラb,カメラd,カメラeのパラメータ計算要求フラグ
を1に設定する。
【0114】ステップ620からステップ880まで
は、パノラマ映像を生成するためのオーバーラップ領域
の設定、射影変換行列の計算などの処理を行う。
【0115】ステップ620では、カメラa,カメラ
b,カメラd,カメラeのパラメータ計算要求フラグが
1であるか否かを判別し、1である場合にはステップ6
25に進み、そうでない場合にはステップ900に進
む。
【0116】ステップ625からステップ630までは
パノラマ映像を生成する5台のカメラの映像が最適にオ
ーバーラップするようなカメラパラメータを計算する。
ここでは5つのカメラ映像が、横方向については水平画
角の20%の画角の領域が重なりあうように、縦方向に
ついては5つの映像の中心位置が直線上に並ぶようにす
る。
【0117】ここで、カメラa〜カメラeの配置,各カ
メラの座標系,撮影対象(平面)との位置関係について
説明する。図13は、カメラa〜カメラeの配置,各カ
メラの座標系,撮影対象(平面)との位置関係を表した
図である。
【0118】一番左のカメラa(カメラ1300)と、そ
の右隣のカメラb(カメラ1302)と中央のカメラc
(カメラ1304)と、その右隣のカメラd(カメラ13
08)と一番右のカメラe(カメラ1308)は地面
(水平面)1350の鉛直方向から見て直線上に並んで
いるものと仮定する。そして、ここでは、この5台のカ
メラを含んだ地面と垂直な面をカメラ面1360と呼
ぶ。それから、カメラの焦点中心を原点とし、原点から
地面1350の鉛直上方向に延びる軸をx軸,原点から
カメラ面1350と垂直で奥方向に延びる軸をz軸,原
点から地面1350と平行でカメラ面1350内を右方
向に延びる軸をy軸とする座標系をそれぞれのカメラに
設ける。そして、x軸を中心とし時計周りを正とする回
転をパン,x軸を中心とし時計周りを正とする回転をチ
ルトとする。さらに、北をz軸,東をy軸,地面(水平
面)1350と垂直上方向の軸をx軸とするワールド座
標系を設ける。それから、撮影対象平面上に原点を持
ち、原点を通り地面1350と垂直で図面の上方向に延
びる軸をx軸,原点を通り撮影対象平面1370に垂直
で図面の奥方向に延びる軸をz軸,原点を通り撮影対象
平面1370上で地面1350と平行で図面の右方向に
延びる軸をy軸とする撮影対象座標系を撮影対象平面に
設ける。
【0119】撮影対象はTVカメラから充分に遠いもの
として撮影対象を平面1370と仮定する。そして、そ
の撮影対象平面1370はカメラ平面1360と平行で
あるものとする。
【0120】TVカメラ1300(カメラa)が撮影対
象平面を撮影するときの視野を視野スクリーン1320
とし、TVカメラ1302(カメラb)が撮影対象平面
を撮影するときの視野を視野スクリーン1322とし、
TVカメラ1304(カメラc)が撮影対象平面を撮影
するときの視野を視野スクリーン1324とし、TVカ
メラ1306(カメラd)が撮影対象平面を撮影すると
きの視野を視野スクリーン1326とし、TVカメラ1
308(カメラe)が撮影対象平面を撮影するときの視
野を視野スクリーン1328とする。そして、それぞれ
の視野スクリーンがy軸方向に20%ずつ重なり合うよ
うに各TVカメラのパン角を制御する。そして、視野ス
クリーン1320上に焦点中心を投影した点1330
と、視野スクリーン1122上に焦点中心を投影した点
1332と、視野スクリーン1324上に焦点中心を投影し
た点1134と、視野スクリーン1326上に焦点中心
を投影した点1336と、視野スクリーン1128上に
焦点中心を投影した点1338とが、地面1350と平行な
直線上に並ぶように各TVカメラを制御する。
【0121】ステップ625では、カメラパラメータ計
算部310において、カメラa,カメラb,カメラd,
カメラeのパン角を計算する。まず初めに中央のカメラ
cの左右に位置するカメラbとカメラdのパン角を計算
し、それから、その外側に位置するカメラaとカメラe
のパン角を計算する。ここでは、隣接するTVカメラ
(カメラaとカメラb,カメラbとカメラc,カメラc
とカメラd,カメラdとカメラe)の映像が横方向に2
0%ずつ重なり合うようにパン角を計算する。
【0122】ここでカメラdのパン角の計算方法につい
て説明する。
【0123】図18は地面1350の真上から見たカメ
ラc(カメラ1304)とその右隣のカメラd(カメラ
1306)の配置図である。図18を用いてカメラdの
パン角の計算方法を説明する。
【0124】カメラdのパン角は、カメラcの視野スク
リーン1324とカメラdの視野スクリーン1326と
が撮影対象座標系のy軸方向に20%重なるようにす
る。
【0125】ここで、カメラ面1360と撮影対象平面
1370との距離をLとし、カメラcとカメラdとの間
の距離をMとし、カメラcの画角をα1 とし、カメラd
の画角をα2 とし、カメラcのパン角をθpan とし、カ
メラdのパン角をθpan2とする。そして、カメラcの視
野スクリーン1324の左端A1 ,右端B2 とし、カメ
ラcの焦点中心を視野スクリーン1324に投影した点
1 とする。また、カメラdの視野スクリーン1326
の左端A2 とし、カメラdの視野スクリーン1326の
右端B2 とし、カメラdの焦点中心を視野スクリーン1
326に投影した点P2 とする。カメラcの座標系のz
軸の延長線と撮影対象平面の交点X1とし、カメラdの
座標系のz軸の延長線と撮影対象平面1370との交点
2 とする。視野スクリーン1324と視野スクリーン
1326とをオーバーラップさせた場合、視野スクリー
ン1326の左端A2 からの画角の20%の位置をT1
とするとT1 とB1 は一致する。
【0126】撮影対象平面1370とカメラ面1360
の距離Lとカメラ間の距離Mと、2つのカメラの画角と
パン角に関する式を求める。ここでは、カメラcの焦点
中心O1 からカメラcの焦点中心を視野スクリーン13
24に投影した点P1 とを結ぶ線O11は画角α1 の半
分の位置を通るものとする。また、カメラdの焦点中心
2 からカメラdの焦点中心を視野スクリーン1326
に投影した点P2 とを結ぶ線O22も、画角α2 の半分
の位置を通るものとする。
【0127】X12は次式のようになる。
【0128】
【数9】
【0129】そして、X22は次式のようになる。
【0130】
【数10】
【0131】カメラ間の距離Mと、X12とX22との
間には次式のような関係がある。
【0132】
【数11】 M=X11+X21 …(11) 以上の3式より、カメラ1102のパン角θpan2を次式
のように求めることができる。
【0133】
【数12】
【0134】ここで、カメラcの画角α1とカメラdの
画角α2とは、式5に基づき、カメラテーブルのズーム
率を用いて計算する。そして、Mはカメラデータベース
350に予め記録された値を使用し、Lは、監視対象テ
ーブルの緯度・経度・高度情報と、カメラデータベース
350に予め記録された5台のカメラの緯度・経度・高
度情報とを用いて計算する。カメラdのパン角を計算し
た後、同様な計算方法でカメラbのパン角を計算する。
その後、カメラa,カメラeのパン角を同様な方法で計
算する。
【0135】ステップ630では、カメラパラメータ計
算部310において、カメラa,カメラb,カメラd,
カメラeのチルト角を計算する。
【0136】まず、カメラa,カメラb,カメラd,カ
メラeの撮影対象平面1370に投影された焦点中心
が、カメラcの撮影対象平面1370に投影された焦点
中心の高さと同じになるようなチルト角を計算する。
【0137】ここでカメラdのチルト角の計算方法につ
いて説明する。
【0138】図19は中央に位置するカメラc(カメラ
1304)とその右隣のカメラd(カメラ1306)か
ら撮影対象平面1370をみている図である。カメラc
とカメラdとの高さの差をNとし、カメラcのパン角θ
pan ,チルト角θtilt,カメラdのパン角θpan2,チル
ト角θtilt2 とし、撮影対象平面1370とカメラ面1
360間の距離をLとする。
【0139】そして、カメラcの焦点位置O1 を通る仮
想平面1370とカメラ面1350と垂直な面1900
をパン角θtiltだけ傾けた面を面1910とし、カメラ
dの焦点位置O2 を通る仮想平面1370やカメラ面1
360と垂直な面1905をパン角θtilt2 だけ傾けた
面を面1915とする。それから、カメラcの焦点位置
1 から面1610上で水平方向に延ばした直線192
0と撮影対象平面1370との交点Z1 ,カメラdの焦点位
置O2 から面1920上で水平方向に延ばした直線19
25と撮影対象平面1370との交点Z2 とする。さら
に、Z1 方向を向いているカメラcをθtiltチルトさせ
たときの焦点中心の仮想平面1370上での投影点
1 ,Z2 方向を向いているカメラdをθtilt2 チルト
させたときの焦点中心の仮想平面1370上での投影点
2 とする。
【0140】このとき直線X11と直線X22は、
【0141】
【数13】
【0142】
【数14】
【0143】カメラcとカメラdとの間の高度の差はN
と、直線X11と直線Z22との関係は、
【0144】
【数15】 Z11−Z22=N …(15) よって、カメラdのパン角θtilt2は、
【0145】
【数16】
【0146】となる。ここで、Nはカメラデータベース
350に予め記録された値を使用し、Lは、監視対象テ
ーブルの緯度・経度・高度情報と、カメラデータベース
350に予め記録された5台のカメラの緯度・経度・高
度情報とを用いて計算する。カメラdのチルト角を計算
した後、同様な計算方法でカメラbのチルト角を計算す
る。その後、カメラa,カメラeのチルト角を同様な方
法で計算する。
【0147】ステップ635からステップ645まで
は、ステップ625までで設定したパン・チルト・ズー
ム率をカメラaからカメラeに送信する処理である。
【0148】ステップ635では、カメラa〜カメラe
に映像送信中止命令を送信する。
【0149】ここで、パノラマ映像表示部から撮影部に
伝送する命令文のフォーマットについて説明する。図2
0は命令文のフォーマットである。パノラマ映像表示部
から撮影部に伝送する命令文には、撮影部に映像送信を
中止させる映像送信中止伝文2000と、映像送信を開
始させる映像送信開始伝文2010と、パノラマ映像表
示部で生成したカメラテーブルの内容を送信するテーブ
ル送信伝文2020と、パノラマ映像表示部で生成した
射影変換行列を送信する射影変換行列送信伝文2030
と、撮影部のカメラの露出を上げさせる露出アップ伝文
2040と、撮影部のカメラの露出を下げさせる露出ダ
ウン伝文2050とからなる。
【0150】映像送信中止伝文2000の内容は“ST
ART”という文字であり、映像送信開始伝文2010
の内容は“STOP”という文字であり、露出アップ伝
文2040は“UNEXPOSURE”という文字であり、露出ダ
ウン伝文2050は“EXPOSURE”という文字である。そ
して、テーブル送信伝文2020の内容は、“TABL
E”という文字2022と3桁のズーム率2024,5
桁のパン角[rad]2026,5桁のチルト角[rad]2
028であり、射影変換行列送信伝文2030の内容
は、“MATRIX”という文字2032と3×3の射影変換
行列である。
【0151】ここでは、カメラa〜カメラeの5台のカ
メラに対して、映像送信中止伝文“STOP”を送信す
る。カメラa〜カメラeでは、映像送信中止伝文を受信
すると、パノラマ映像表示部への映像の伝送を中止す
る。
【0152】次にステップ640では、カメラa〜カメ
ラeの5台のカメラに対して、テーブル送信伝文を送信
する。カメラa〜カメラeでは、テーブル送信伝文を受
信すると、そのテーブルのパン角,チルト角,ズーム率
になるようにカメラを制御する。
【0153】次にステップ645では、カメラcに映像
送信開始伝文を送信する。カメラcでは映像送信開始伝
文を受信するとTVカメラで撮影された映像をパノラマ
映像表示部170に送信する。
【0154】ステップ650からステップ830まで
は、カメラa〜e映像のオーバーラップ領域の平均輝度
を計算し、オーバーラップ領域の平均輝度が同じになる
ようにカメラの露出を計算する処理である。
【0155】はじめにステップ650では、パノラマ映
像表示側通信部320において、カメラcから伝送され
る(ステップ640で伝送したカメラテーブルの内容を
反映した)映像を受信する。
【0156】次にステップ655では、露光推定部31
5において、パノラマ映像表示側通信部320で受信し
たカメラc映像中のカメラb映像と重なり合うオーバー
ラップ領域(左オーバーラップ領域)の平均輝度と、カ
メラc映像中のカメラd映像と重なり合うオーバーラッ
プ領域(右オーバーラップ領域)の平均輝度を計算す
る。
【0157】次にステップ660ではカメラcに映像送
信中止伝文を送信する。カメラcでは映像送信中止伝文
を受信すると映像送信を中止する。
【0158】次にステップ665では、カメラbに映像
送信開始伝文を送信する。カメラbでは映像送信開始伝
文を受信するとTVカメラで撮影された映像をパノラマ
映像表示部170に送信する。
【0159】次にステップ670では、パノラマ映像表
示側通信部320において、カメラbから伝送される
(ステップ640で伝送したカメラテーブルの内容を反
映した)映像を受信する。
【0160】次にステップ675では、露光推定部31
5において、パノラマ映像表示側通信部320で受信し
たカメラb映像中のカメラa映像と重なり合うオーバー
ラップ領域(左オーバーラップ領域)の平均輝度と、カ
メラb映像中のカメラc映像と重なり合うオーバーラッ
プ領域(右オーバーラップ領域)の平均輝度を計算す
る。
【0161】次にステップ700では、カメラc映像中
の左オーバーラップ領域の平均輝度とカメラb映像中の
右オーバーラップ領域の平均輝度の差を計算し、その差
が20以上の場合はステップ705に進みカメラbに露
出アップ伝文を送信する。カメラbは露出アップ伝文を
受信するとTVカメラの露出を現状から3db上げる。
そうでない場合には、ステップ710に進む。
【0162】ステップ710では、カメラc映像中の左
オーバーラップ領域の平均輝度とカメラb映像中の右オ
ーバーラップ領域の平均輝度の差が−20未満のかどう
かを判別し、−20未満の場合にはステップ715に進
みカメラbに露出ダウン伝文を送信する。カメラbは露
出ダウン伝文を受信するとTVカメラの露出を現状から
3db下げる。そうでない場合には、ステップ720に
進む。
【0163】ステップ720ではカメラbに映像送信中
止伝文を送信する。カメラbでは映像送信中止伝文を受
信すると映像送信を中止する。
【0164】次にステップ725では、カメラdに映像
送信開始伝文を送信する。カメラbでは映像送信開始伝
文を受信するとTVカメラで撮影された映像をパノラマ
映像表示部170に送信する。
【0165】次にステップ730では、パノラマ映像表
示側通信部320において、カメラdから伝送される
(ステップ640で伝送したカメラテーブルの内容を反
映した)映像を受信する。
【0166】次にステップ735では、露光推定部31
5において、パノラマ映像表示側通信部320で受信し
たカメラd映像中のカメラc映像と重なり合うオーバー
ラップ領域(左オーバーラップ領域)の平均輝度と、カ
メラd映像中のカメラe映像と重なり合うオーバーラッ
プ領域(右オーバーラップ領域)の平均輝度を計算す
る。
【0167】次にステップ740では、カメラc映像中
の右オーバーラップ領域の平均輝度とカメラd映像中の
左オーバーラップ領域の平均輝度の差を計算し、その差
が20以上の場合はステップ745に進みカメラdに露
出アップ伝文を送信する。カメラdは露出アップ伝文を
受信するとTVカメラの露出を現状から3db上げる。
そうでない場合には、ステップ750に進む。
【0168】ステップ750では、カメラc映像中の右
オーバーラップ領域の平均輝度とカメラd映像中の左オ
ーバーラップ領域の平均輝度の差が−20未満のかどう
かを判別し、−20未満の場合にはステップ755に進
みカメラdに露出ダウン伝文を送信する。カメラdは露
出ダウン伝文を受信するとTVカメラの露出を現状から
3db下げる。そうでない場合には、ステップ760に
進む。
【0169】ステップ760ではカメラdに映像送信中
止伝文を送信する。カメラdでは映像送信中止伝文を受
信すると映像送信を中止する。
【0170】次にステップ765では、カメラaに映像
送信開始伝文を送信する。カメラaでは映像送信開始伝
文を受信するとTVカメラで撮影された映像をパノラマ
映像表示部170に送信する。
【0171】次にステップ770では、パノラマ映像表
示側通信部320において、カメラaから伝送される
(ステップ640で伝送したカメラテーブルの内容を反
映した)映像を受信する。
【0172】次にステップ775では、露光推定部31
5において、パノラマ映像表示側通信部320で受信し
たカメラa映像中のカメラb映像と重なり合うオーバー
ラップ領域(右オーバーラップ領域)の平均輝度を計算
する。
【0173】次にステップ780では、カメラb映像中
の左オーバーラップ領域の平均輝度とカメラa映像中の
右オーバーラップ領域の平均輝度の差を計算し、その差
が20以上の場合はステップ785に進みカメラaに露
出アップ伝文を送信する。カメラaは露出アップ伝文を
受信するとTVカメラの露出を現状から3db上げる。
そうでない場合には、ステップ790に進む。
【0174】ステップ790では、カメラb映像中の左
オーバーラップ領域の平均輝度とカメラa映像中の右オ
ーバーラップ領域の平均輝度の差が−20未満のかどう
かを判別し、−20未満の場合にはステップ793に進
みカメラaに露出ダウン伝文を送信する。カメラaは露
出ダウン伝文を受信するとTVカメラの露出を現状から
3db下げる。そうでない場合には、ステップ796に
進む。
【0175】ステップ796ではカメラaに映像送信中
止伝文を送信する。カメラaでは映像送信中止伝文を受
信すると映像送信を中止する。
【0176】次にステップ799では、カメラeに映像
送信開始伝文を送信する。カメラeでは映像送信開始伝
文を受信するとTVカメラで撮影された映像をパノラマ
映像表示部170に送信する。
【0177】次にステップ800では、パノラマ映像表
示側通信部320において、カメラeから伝送される
(ステップ640で伝送したカメラテーブルの内容を反
映した)映像を受信する。
【0178】次にステップ805では、露光推定部31
5において、パノラマ映像表示側通信部320で受信し
たカメラe映像中のカメラd映像と重なり合うオーバー
ラップ領域(左オーバーラップ領域)の平均輝度を計算
する。
【0179】次にステップ810では、カメラd映像中
の右オーバーラップ領域の平均輝度とカメラe映像中の
左オーバーラップ領域の平均輝度の差を計算し、その差
が20以上の場合はステップ815に進みカメラeに露
出アップ伝文を送信する。カメラeは露出アップ伝文を
受信するとTVカメラの露出を現状から3db上げる。
そうでない場合には、ステップ820に進む。
【0180】ステップ820では、カメラd映像中の右
オーバーラップ領域の平均輝度とカメラe映像中の左オ
ーバーラップ領域の平均輝度の差が−20未満のかどう
かを判別し、−20未満の場合にはステップ825に進
みカメラeに露出ダウン伝文を送信する。カメラeは露
出ダウン伝文を受信するとTVカメラの露出を現状から
3db下げる。そうでない場合には、ステップ830に
進む。
【0181】ステップ830ではカメラeに映像送信中
止伝文を送信する。カメラeでは映像送信中止伝文を受
信すると映像送信を中止する。
【0182】ステップ835からステップ850まで
は、射影変換行列を求めるため、オーバーラップ領域を
16画素×16画素の正方ブロック(マクロブロック)
に分割し、隣合う2台のカメラにおけるオーバーラップ
領域映像内のマクロブロックの移動ベクトルを計算する
処理である。
【0183】はじめにステップ835では、射影変換行
列計算部305において、カメラd映像の左オーバーラ
ップ領域からカメラc映像の右オーバーラップ領域への
マクロブロックの移動ベクトルを計算する。
【0184】ここで、マクロブロックの移動ベクトルの
計算方法について説明する。図22は、隣合う2台のT
Vカメラで撮影した映像である。映像2200は中央に
位置するカメラcでとった映像であり、映像2205は
カメラcの右隣に位置するカメラdで撮った映像であ
る。映像2200と映像2205の解像度はそれぞれ横
320画素,縦240画素である。映像2200には映
像2205とのオーバーラップ領域2210(カメラc
映像の右オーバーラップ領域),映像2205には映像
2200とのオーバーラップ領域2215(カメラd映
像の左オーバーラップ領域)がある。映像2200に
は、映像2200の左上を原点とした右方向にx軸,下
方向にy軸を持つ映像2200座標系があり、映像22
05には、映像2205の左上を原点とした右方向にx
軸,下方向にy軸を持つ映像2205座標系がある。
【0185】カメラdの映像2205のオーバーラップ
領域2215を16×16画素のマクロブロックに分割
する。次に、分割された各マクロブロックと、映像22
00中のオーバーラップ領域2210の中で最も相関の
高い16画素×16画素の矩形領域を探索する。ここ
で、マクロブロックの位置は映像2205座標系上での
マクロブロックの重心位置とし、マクロブロックと最も
相関の高い矩形領域の位置は映像2215座標系上での
矩形領域の重心とする。
【0186】オーバーラップ領域2215のマクロブロ
ックと最も相関の高い矩形領域を検索する場合、オーバ
ーラップ領域2215とオーバーラップ領域2210と
を重ね合わせたときに、マクロブロックと重なり合う位
置から検索を開始する。こうすることで検索時間を短縮
することができる。
【0187】移動ベクトルは、オーバーラップ領域22
15中のマクロブロックから、オーバーラップ領域22
10中の前記マクロブロックと最も相関の高い矩形領域
に張られるベクトルである。この移動ベクトルをオーバ
ーラップ領域2215内の全てのマクロブロックに対し
て計算する。そして、全移動ベクトルの始点(オーバー
ラップ領域2215内のマクロブロックの位置)と終点
(オーバーラップ領域2210内の前記マクロブロック
と最も相関の高い矩形領域の位置)とを射影変換行列計
算部305に記憶する。例えば、マクロブロック222
0の重心(56,40)と、ブロック2220に最も相関
の高い矩形領域2225の重心(280,43)がある場
合、それら始点として(56,40)を、終点として
(280,43)を記憶する。
【0188】次にステップ840では、射影変換行列計
算部305において、カメラb映像の右オーバーラップ
領域からカメラc映像の左オーバーラップ領域へのマク
ロブロックの移動ベクトルを計算する。
【0189】次にステップ845では、射影変換行列計
算部305において、カメラa映像の右オーバーラップ
領域からカメラb映像の左オーバーラップ領域へのマク
ロブロックの移動ベクトルを計算する。
【0190】次にステップ850では、射影変換行列計
算部305において、カメラe映像の左オーバーラップ
領域からカメラd映像の右オーバーラップ領域へのマク
ロブロックの移動ベクトルを計算する。
【0191】ステップ855からステップ870まで
は、全てカメラ映像の視点を監視対象に最も近い中央の
カメラ(カメラc)の視点に合わせるために、ステップ
835からステップ850までで求めたオーバーラップ
領域のマクロブロックの移動ベクトルを用いて、カメラ
cの左右4台のカメラからカメラcへの射影変換行列を
求める処理を行う。
【0192】はじめにステップ855では、射影変換行
列計算部305において、カメラdで撮影した映像をカ
メラcから見た映像に変換するために、カメラd座標系
からカメラc座標系への射影変換行列を求める。
【0193】ここで、射影変換行列の計算方法について
説明する。撮影対象が遠景であったり平面的である場合
には、2つの異なる視点から同一の対象物を撮影すると
き、それらの映像の座標間の変換が線形であることが知
られている。例えば、図22において、カメラcで撮影
された映像2200の中の任意の点Pc
【0194】
【数17】
【0195】点Pc と同じ地点をカメラdから撮影した
映像2205中での位置P
【0196】
【数18】
【0197】とすると、PとPd との間には以下の
関係がある。
【0198】
【数19】 P c dcd …(19) はスケール因子 TdcはPd からPc への射影変換行列で以下の通りであ
る。
【0199】
【数20】
【0200】(21)式,(22)式,(23)式,
(24)式から、点Pc と点Pd の関係は以下のように
なる。
【0201】
【数21】
【0202】
【数22】
【0203】(21)式,(22)式の8つの未知パラ
メータt1 〜t8 をステップ835において求めた全マ
クロブロックの移動ベクトルを使い、最小2乗法を用い
て求める。こうすることで、カメラd映像をカメラcか
ら見た映像に視点変換するための射影変換行列が求めら
れる。
【0204】次に、ステップ860では、射影変換行列
計算部305において、カメラbで撮影した映像をカメ
ラcから見た映像に変換するために、カメラb座標系か
らカメラc座標系への射影変換行列Tbcを求める。
【0205】次にステップ865では、射影変換行列計
算部305において、カメラa座標系からカメラb座標
系への射影変換行列Tabを求め、このTabとステップ8
60で求めたTbcから、カメラaで撮影した映像をカメ
ラcから見た映像に変換するための射影変換行列Tac
次式のように求める。
【0206】
【数23】 Tac=Tabbc …(23) 次にステップ870では、射影変換行列計算部305に
おいて、カメラe座標系からカメラd座標系への射影変
換行列Tedを求め、このTecとステップ860で求めた
dcから、カメラeで撮影した映像をカメラcから見た
映像に変換するための射影変換行列Tacを次式のように
求める。
【0207】
【数24】 Tec=Teddc …(24) 次にステップ875では、ステップ855からステップ
870までで求めた射影変換行列をカメラa,カメラ
b,カメラd,カメラeに送るため、パノラマ映像表示
側通信部320から前記4台のカメラに対して射影変換
行列送信伝文を送信する。カメラa,カメラb,カメラ
d,カメラeでは、射影変換行列送信伝文を受信すると
射影変換部230に射影変換行列を登録する。
【0208】次にステップ880では、カメラa,カメ
ラb,カメラc,カメラd,カメラeに対して映像送信
開始伝文を送信する。カメラa,カメラb,カメラc,
カメラd,カメラeでは、映像送信開始伝文を受信する
と、パノラマ映像表示部170に対して映像データと前記
映像の四隅の座標とを記述した映像データ送信伝文を送
信する。ここで映像データ送信伝文について説明する。
図21は映像データ送信伝文である。映像データ送信伝
文2100は、撮影部の番号を示すカメラID2110
(第1撮影部ならばカメラIDは1)と映像の左上座標
2120と映像の左下座標2130と映像の右上座標2
140と右下座標2150と映像データ2160とから
なる。
【0209】次にステップ900では、パノラマ映像表
示側通信部320において、カメラa,カメラb,カメ
ラc,カメラd,カメラeから送信される映像データ送
信伝文を受信し、ステップ910において、カメラa,
カメラb,カメラc,カメラd,カメラeの全てのカメ
ラの映像データ送信伝文を受信したかどうかを判別し、
全カメラの映像が揃っていない場合にはステップ900
に戻り残りのカメラの映像データ送信伝文を受信し、揃
った場合にはステップ910に進み映像合成処理を行
う。
【0210】ステップ910では、5台のカメラから伝
送されてくる映像の四隅の座標データに基づき、5台分
の映像をパノラマ合成する。
【0211】ここで、映像データの合成方法について説
明する。
【0212】図23は、カメラa〜カメラeから送られ
てきた射影変換後の映像5枚を合成した映像である。図
23の映像は、射影変換後のカメラa映像2300と、
射影変換後のカメラb映像2305と、カメラc映像2
310と、射影変換後のカメラd映像2315と、射影
変換後のカメラe映像2320とを合成している。カメ
ラa〜カメラeからは、射影変換後の映像データだけで
なくその映像データの四隅の座標も伝送される。この四
隅の座標に基づき映像を重ね合わせる。カメラc映像2
310の座標系を基準座標系2350とする。カメラc
の映像2310の上に、カメラb映像2305とカメラ
d映像2315を映像の四隅の座標に基づいて張り合わ
せる。さらに、カメラb映像2305の上にカメラa映
像2300を映像の四隅の座標に基づき重ね合わせる。そし
て、カメラd映像2320の上にカメラe映像2325
を映像の四隅の座標に基づき重ね合わせる。このような
手順で映像を重ね合わせることにより、カメラcを視点
とする1枚のパノラマ映像を生成することができる。
【0213】最後にステップ915において、パノラマ
合成された映像を表示部355に表示する。そして、ス
テップ435に戻る。
【0214】以上がパノラマ映像表示部のフローチャー
トである。次に撮影部のフローチャートについて説明す
る。図24〜図25は本システムの撮影部のフローチャ
ートである。
【0215】まずはじめにステップ2400では映像送
信フラグを0に設定し、そして射影変換フラグを0に設
定する。
【0216】次にステップ2405では、パノラマ映像
表示部170から伝送された伝文があるかどうかを判別
し、伝文がある場合にはステップ2410に進み伝文受
信処理をし、伝文がない場合にはステップ2500に進
む。
【0217】次にステップ2410では、撮影側通信部
245においてパノラマ映像表示部170から伝送され
た伝文を受信する。
【0218】次にステップ2415では、撮影側通信部
245において受信した伝文が映像送信中止伝文かどう
かを判別し、映像送信中止伝文であった場合にはステッ
プ2420に進み、そうでない場合にはステップ242
5に進む。
【0219】ステップ2420では、映像送信の開始/
中止を表す映像送信フラグを0に設定し、ステップ25
00に進む。
【0220】ステップ2425では、撮影側通信部24
5において受信した伝文が映像送信開始伝文かどうかを
判別し、映像送信開始伝文であった場合にはステップ24
30に進み、そうでない場合にはステップ2435に進
む。
【0221】ステップ2430では、映像送信の開始/
中止を表す映像送信フラグを1に設定し、ステップ25
00に進む。
【0222】ステップ2435では、撮影側通信部24
5において受信した伝文が露出アップ伝文かどうかを判
別し、露出アップ伝文であった場合にはステップ243
0に進み、そうでない場合にはステップ2435に進
む。
【0223】ステップ2430では、カメラ制御部21
5においてTVカメラ210の露出を3[db]上げ、
ステップ2500に進む。
【0224】ステップ2445では、撮影側通信部24
5において受信した伝文が露出ダウン伝文かどうかを判
別し、露出ダウン伝文であった場合にはステップ245
0に進み、そうでない場合にはステップ2455に進
む。
【0225】ステップ2450では、カメラ制御部21
5においてTVカメラ210の露出を3[db]下げ、
ステップ2500に進む。
【0226】ステップ2455では、撮影側通信部24
5において受信した伝文がテーブル送信伝文かどうかを
判別し、テーブル送信伝文であった場合にはステップ24
60に進み、そうでない場合にはステップ2465に進
む。
【0227】ステップ2460では、カメラ制御部21
5において、テーブル送信伝文の内容(ズーム率,パン
角,チルト角)に基づきTVカメラ210のズーム率,
パン角,チルト角を制御する。そして、ステップ250
0に進む。
【0228】ステップ2465では、撮影側通信部24
5において受信した伝文が射影変換行列送信伝文かどう
かを判別し、射影変換行列送信伝文であった場合にはス
テップ2470に進み、そうでない場合にはステップ2
475に進む。
【0229】ステップ2470では、射影変換部230
の射影変換行列を射影変換送信伝文の内容(射影変換行
列)に更新する。
【0230】次にステップ2480では射影変換処理を
行うかどうかを示す射影変換フラグを1に設定し、ステ
ップ2500に進む。
【0231】ステップ2500では、映像送信フラグが
1であるかどうかを判別し、1であった場合にはステッ
プ2505に進み、そうでなかった場合にはステップ24
05に戻る。
【0232】ステップ2505では、TVカメラ210
で撮影した映像を映像キャプチャ部220においてキャ
プチャする。
【0233】次にステップ2510では、射影変換フラ
グが0であるかどうかを判別し、0であった場合にはス
テップ2515に進み、そうでない場合にはステップ25
20に進む。
【0234】ステップ2515では、撮影側通信部24
5において、映像キャプチャ部220でキャプチャした映
像を射影変換せずに映像データ送信伝文にのせてパノラ
マ映像表示部170に伝送し、ステップ2405に戻
る。
【0235】ステップ2520では、映像キャプチャ部
220でキャプチャした映像を映像メモリ225に転送
し、映像メモリ225中の映像を射影変換部230にお
いて射影変換する。
【0236】次にステップ2525では、メモリ225
中の射影変換後の映像データと、その四隅の座標データ
を映像データ送信伝文にのせてパノラマ映像表示部17
0に伝送し、ステップ2405に戻る。
【0237】本実施例は、道路の事故状況,渋滞状況,
天候状況などを映像で監視する道路監視システムや、プ
ラント内の装置の異常,侵入者の監視などを映像で監視
するプラント監視システムなどにも適用できる。
【0238】それから、本実施例の射影変換行列計算手
段は、パノラマ映像表示部側ではなく、撮影部側にそれ
ぞれあってもよい。
【0239】
【発明の効果】本発明によれば、複数の映像を1枚の動
画像としてパノラマ合成することができる。それによ
り、超広角な映像を得ることができ、広域監視システム
などでは、全体の概況を把握しやすくなる。
【0240】また、カメラ操作を意識せずに、ユーザが
地図や音声を使って簡単に見たい所を指示することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のパノラマ映像生成システムの
ブロック構成図である。
【図2】本発明の実施例の第j撮影部のブロック構成図
である。
【図3】本発明の実施例のパノラマ映像表示部のブロッ
ク構成図である。
【図4】本発明の実施例のパノラマ映像表示部のフロー
チャートである。
【図5】本発明の実施例のパノラマ映像表示部のフロー
チャートである。
【図6】本発明の実施例のパノラマ映像取得部のフロー
チャートである。
【図7】本発明の実施例のパノラマ映像取得部のフロー
チャートである。
【図8】本発明の実施例のパノラマ映像取得部のフロー
チャートである。
【図9】本発明の実施例のパノラマ映像取得部のフロー
チャートである。
【図10】本発明の実施例の画角とズーム率の関係式を
求めるためのフローチャートである。
【図11】本発明の実施例の画角とズーム率の関係式を
求めるためのフローチャートである。
【図12】本発明の実施例の画角とズーム率データの収
集モードの画面である。
【図13】本発明の実施例のTVカメラの配置図であ
る。
【図14】本発明の実施例の監視地点入力画面である。
【図15】本発明の実施例の監視対象テーブルである。
【図16】本発明の実施例のカメラテーブルである。
【図17】本発明の実施例の撮影方向入力画面である。
【図18】本発明の実施例のTVカメラのパン角の計算
に関する図である。
【図19】本発明の実施例のTVカメラのチルト角の計
算に関する図である。
【図20】本発明の実施例のパノラマ映像生成部から撮
影部に送信される伝文である。
【図21】本発明の実施例の撮影部からパノラマ映像生
成部に送信される伝文である。
【図22】本発明の実施例のマクロブロック移動ベクト
ルの計算に関する図である。
【図23】本発明の実施例のパノラマ映像合成に関する
図である。
【図24】本発明の実施例の撮影部のフローチャートで
ある。
【図25】本発明の実施例の撮影部のフローチャートで
ある。
【符号の説明】
100〜115…撮影部、150…ネットワーク、17
0…パノラマ映像表示部、210…TVカメラ、215
…カメラ制御部、220…映像キャプチャ部、225…
映像メモリ、230…射影変換部、235…撮影側制御
部、245…撮影側通信部、300…映像メモリ、30
5…射影変換行列計算部、310…カメラパラメータ計
算部、315…露光推定部、320…パノラマ映像表示
側通信部、325…パノラマ映像表示側制御部、330
…音声認識部、335…マイク、340…入力部、34
5…地図DB、350…カメラDB、355…表示部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5C022 AA01 AB61 AB65 AB66 AB68 AC27 AC31 AC72 AC75 5C023 AA02 AA11 AA27 AA28 AA31 AA37 AA38 BA03 BA07 BA13 CA01 DA08 EA01 EA03 5C054 CE12 CF06 CG02 CG03 CH08 DA08 ED03 EF06 FD02 HA02 HA18 HA26

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のTVカメラと、該複数のTVカメラ
    毎に撮影した映像を射影変換する射影変換部を持つ映像
    撮影部と、該映像撮影部で射影変換された映像を1つの
    映像に合成する映像合成部と、合成した映像を表示する
    映像表示部とを有するパノラマ映像生成システム。
  2. 【請求項2】請求項1のパノラマ映像生成システムにお
    いて、前記射影変換部は、射影変換行列を計算する射影
    変換行列計算部を持つパノラマ映像生成システム。
  3. 【請求項3】2台以上のカメラで撮影した映像を合成し
    パノラマ映像を生成するシステムにおいて、パノラマ映
    像を生成するために必要なカメラパラメータを計算する
    カメラパラメータ計算部と、指定されたカメラパラメー
    タに従ってカメラを制御するカメラ制御部とを有するパ
    ノラマ映像生成システム。
  4. 【請求項4】請求項3のパノラマ映像生成システムにお
    いて、前記カメラパラメータ計算部が計算するパラメー
    タがズーム率,パン角,チルト角の少なくとも1つであ
    るパノラマ映像生成システム。
  5. 【請求項5】請求項3のパノラマ映像生成システムにお
    いて、前記カメラパラメータ計算部が映像と映像との重
    なり部分が最適になるようなパラメータを計算するパノ
    ラマ映像生成システム。
  6. 【請求項6】請求項3のパノラマ映像生成システムにお
    いて、前記カメラパラメータ計算部が計算するパラメー
    タがカメラの露光調整であるパノラマ映像生成システ
    ム。
  7. 【請求項7】請求項3のパノラマ映像生成システムにお
    いて、前記カメラパラメータ計算部が2台以上のカメラ
    の映像間の輝度の差が最小となるカメラの露光のパラメ
    ータを計算するパノラマ映像生成システム。
  8. 【請求項8】請求項3のパノラマ映像生成システムにお
    いて、前記TVカメラのパラメータに基づき映像と映像
    の重なり部分を計算するオーバーラップ領域推定部を持
    つパノラマ映像生成システム。
  9. 【請求項9】請求項3のパノラマ映像生成システムにお
    いて、ユーザが撮影方向またはパノラマ映像のサイズを
    指定する撮影指定部を持つパノラマ映像生成システム。
  10. 【請求項10】請求項9のパノラマ映像生成システムに
    おいて、前記撮影指定部が、地名あるいは撮影方向のう
    ちの少なくとも1つを指定するパノラマ映像生成システ
    ム。
  11. 【請求項11】請求項10のパノラマ映像生成システム
    において、前記撮影指定部が、地名,撮影方向を認識す
    る音声認識部であるパノラマ映像生成システム。
  12. 【請求項12】請求項10のパノラマ映像生成システム
    において、前記撮影指定部が、地図上で撮影場所を指定
    するパノラマ映像生成システム。
  13. 【請求項13】請求項10のパノラマ映像生成システム
    において、前記撮影指定部によって指定された地名ある
    いは地図上での位置から緯度と経度を検索する地図DB
    と、前記カメラパラメータ計算部が前記地図DBによっ
    て得られた緯度と経度に基づきカメラパラメータを計算
    するパノラマ映像生成システム。
  14. 【請求項14】隣接するカメラ映像と自ら撮影した映像
    に基づき射影変換行列を計算する射影変換行列計算部
    と、前記射影変換行列計算部によって計算された射影変
    換行列を使って、撮影した映像を射影変換する射影変換
    部とを有するTVカメラ。
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