JP2001320616A - 撮像システム - Google Patents

撮像システム

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JP2001320616A
JP2001320616A JP2001052259A JP2001052259A JP2001320616A JP 2001320616 A JP2001320616 A JP 2001320616A JP 2001052259 A JP2001052259 A JP 2001052259A JP 2001052259 A JP2001052259 A JP 2001052259A JP 2001320616 A JP2001320616 A JP 2001320616A
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Susumu Ibaraki
晋 茨木
Noboru Katsuta
昇 勝田
Takahisa Sakai
貴久 堺
Yuji Mizuguchi
裕二 水口
Toshiaki Mori
敏昭 森
Koji Kawada
浩嗣 河田
Akihiro Yamamoto
章裕 山本
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 同時的に複数の撮像を行い、それにより得ら
れた複数の映像を合成して表示する際に、画質が均一な
合成映像を表示できるようにする。 【解決手段】 制御装置3は、表示装置2に表示される
合成映像の画質が均一か否かを判定し、その判定結果が
否定の場合、表示装置2に表示される合成映像の画質が
均一となるように、各撮像装置1に設定されている画質
パラメータを制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、撮像システムに関
し、より特定的には、同時的に複数の撮像を行い、それ
により得られた複数の映像を合成して表示するための撮
像システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の撮像装置の構成例を、図20に示
す。図20において、撮像装置は、撮像部91と、信号
処理部92と、ROM93とを備えている。
【0003】撮像部91は、例えばCCDを含み、光学
的に捕捉した映像を電気信号に変換して、撮像データと
して出力する。撮像データは、信号処理部92に入力さ
れ、そこで増幅やフィルタリング等の処理が施された
後、映像データとして出力される。ROM93には、予
め制御データが記憶されており、この制御データが信号
処理部92へと与えられる。信号処理部92は、増幅や
フィルタリング等の処理を行う際、与えられた制御デー
タに従って、増幅率やフィルタリング係数の調整を行
う。それにより、従来の撮像装置では、所望の画質(例
えば明るさや色合い)の映像データを得ることができ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ここで、上記のような
従来の撮像装置を複数台使用して、同時的に複数の撮像
を行い、それにより得られた複数の映像を合成して表示
することを考える。具体的には、各映像を互いに繋ぎ合
わせてパノラマ映像を表示する方法(これを、パノラマ
映像合成方法と呼ぶ)や、各映像を(必要に応じてリサ
イズして)一画面内に並べて表示する方法(これをマル
チ映像合成方法と呼ぶ)などがある。この場合、各撮像
装置は、それぞれ独自に増幅率やフィルタリング係数の
調整を行っているので、各撮像装置から出力される映像
データは、一般に、画質が互いに異なっている。従っ
て、ただ単に従来の撮像装置を複数台使用したのでは、
一般に、画質むらのある合成映像しか得られない。特に
パノラマ映像では、各映像のつなぎ目が目立ってしま
う。
【0005】それゆえに、本発明の目的は、同時的に複
数の撮像を行い、それにより得られた複数の映像を合成
して表示する際に、画質が均一な合成映像を表示できる
ような撮像システムを提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段および発明の効果】第1の
発明は、同時的に複数の撮像を行い、それにより得られ
た複数の映像を合成して表示するための撮像システムで
あって、映像の画質を決定付ける画質パラメータの設定
を受け、当該画質パラメータに応じた撮像を行う複数の
撮像装置、各撮像装置からの映像を合成して表示する表
示装置、および各撮像装置を制御する制御装置を備え、
制御装置は、表示装置に表示される合成映像の画質が均
一か否かを判定する判定手段、および判定手段の判定結
果が否定の場合、表示装置に表示される合成映像の画質
が均一となるように、各撮像装置に設定されている画質
パラメータを制御する画質制御手段を含む。
【0007】上記第1の発明(または下記第18,第2
1,第24の発明)によれば、同時的に複数の撮像を行
い、それにより得られた複数の映像を合成して表示する
際に、画質が均一な合成映像を表示できるようになる。
ここで、合成映像の画質が均一か否かは、例えば、各撮
像装置に設定されている画質パラメータを互いに比較す
ることにより判定できる。または、合成映像を構成する
各映像の画質を互いに比較することによっても判定でき
る。
【0008】第2の発明は、第1の発明において、画質
制御手段は、予め決められた共通画質パラメータを記憶
しており、各撮像装置に設定されている画質パラメータ
を当該共通画質パラメータと一致するように変更するこ
とを特徴とする。
【0009】上記第2の発明では、共通画質パラメータ
を記憶しておいて、各撮像装置に設定されている画質パ
ラメータをその共通画質パラメータと一致するように変
更することによって、画質が均一な合成映像を得てい
る。
【0010】第2の発明によれば、簡単な制御処理を行
うだけで画質の均一な合成映像を得ることができるが、
各撮像装置に設定されている画質パラメータを固定値で
ある共通画質パラメータに強制的に一致させるので、撮
像を行う環境によっては、好適な画質が得られない場合
がある。例えば、画質パラメータが明るさパラメータ
(例えば感度や絞り、増幅率など)である場合、各撮像
装置の明るさパラメータを予め決められた値に揃えれ
ば、常に明るさのむらがない合成映像が得られるもの
の、周囲の明るさによっては、合成映像全体が暗すぎた
り明るすぎたりする不都合が生じる。
【0011】そこで、下記第3の発明では、各前撮像装
置に設定されている画質パラメータに基づいて共通画質
パラメータを決定する。
【0012】好ましくは、下記第4の発明のように、各
画質パラメータの平均値を算出して、その平均値を共通
画質パラメータに決定するか、または、その平均値の近
接値を共通画質パラメータに決定する。一実施例では、
複数通りの共通画質パラメータ候補を準備しておいて、
それら候補の中で平均値に最も近いものを共通画質パラ
メータに決定している。
【0013】第3の発明は、第1の発明において、制御
装置は、各前撮像装置に設定されている画質パラメータ
に基づいて共通画質パラメータを決定して、各撮像装置
に設定されている画質パラメータを当該共通画質パラメ
ータと一致するように変更することを特徴とする。
【0014】上記第3の発明によれば、各画質パラメー
タの変化幅の最大値を小さくすることができる。また、
各撮像装置が環境の変化に応じて自動的に画質パラメー
タを調節する機能を有する場合、常に好適な画質の合成
映像が得られる。
【0015】第4の発明は、第3の発明において、画質
制御手段は、各撮像装置に設定されている画質パラメー
タの平均値を算出して、当該平均値またはその近接値を
共通画質パラメータに決定することを特徴とする。
【0016】上記第4の発明によれば、各画質パラメー
タの変動幅の最大値を最小にすることができる。また、
各撮像装置が環境の変化に応じて自動的に画質パラメー
タを調節する機能を有する場合、常に最適な画質の合成
映像が得られる。
【0017】第5の発明は、第1の発明において、各撮
像装置は、画素単位または複数の画素からなるブロック
単位で画質パラメータの設定を受け、当該画質パラメー
タに応じた撮像を行うことが可能であり、画質制御手段
は、各撮像装置に設定されている画質パラメータを、画
素単位または複数の画素からなるブロック単位で制御す
ることを特徴とする。
【0018】上記第5の発明では、各撮像装置に設定さ
れている画質パラメータを、画素単位または複数の画素
からなるブロック単位で制御するので、映像の画質を一
画面内で調整することができる。例えば、画面の右辺部
分の画質はそのままに、左辺部分の画質を高くし、さら
に、左辺から右辺までの区間では、画質がリニアに低下
していくようにできる。
【0019】第6の発明は、第1の発明において、各撮
像装置は、画素単位または複数の画素からなるブロック
単位で画質パラメータの設定を受け、当該画質パラメー
タに応じた撮像を行うことが可能であり、表示装置は、
各撮像装置からの映像を繋ぎ合わせて1枚のパノラマ映
像に合成し、画質制御手段は、表示装置からパノラマ映
像の供給を受け、当該パノラマ映像の境界における画質
の不連続が解消されるように、各撮像装置に設定されて
いる画質パラメータを、画素単位または複数の画素から
なるブロック単位で制御することを特徴とする。
【0020】上記第6の発明によれば、各撮像装置から
の映像を繋ぎ合わせて1枚のパノラマ映像に合成する
際、そのパノラマ映像の境界における画質の不連続を解
消できる。
【0021】第7の発明は、第6の発明において、画質
制御手段は、当該合成映像の各境界において、当該境界
を挟む一対の画素またはブロック間の画質を比較し、比
較結果に基づいて、その境界を挟む一対の画素またはブ
ロックに関する画質パラメータを決定し、さらにある境
界において決定した画質パラメータと、次の境界におい
て決定した画質パラメータとを通る直線またはなだらか
な曲線に沿って、それらの境界の間にある画素またはブ
ロックに関する画質パラメータを決定することを特徴と
する。
【0022】上記第7の発明では、最初、境界を挟む一
対の画素(または一対のブロック)間の画質を比較し、
比較結果に基づいて、その境界を挟む一対の画素(また
は一対のブロック)に関する画質パラメータを決定す
る。次いで、ある境界において決定した画質パラメータ
と、次の境界において決定した画質パラメータとを通る
直線またはなだらかな曲線に沿って、それらの境界の間
にある画素またはブロックに関する画質パラメータを決
定する。
【0023】このように、各境界での画質パラメータを
決定し、さらに、各境界に挟まれた区間での画質パラメ
ータを順次決定することにより、各境界に挟まれた区間
における画質がリニアに(またはなだらかに)変化する
パノラマ映像が得られる。
【0024】第8の発明は、第1の発明において、各撮
像装置の周辺の環境を検知するセンサをさらに備え、画
質制御手段は、センサによる検知結果に基づいて画質パ
ラメータの制御を行うことを特徴とする。
【0025】上記第8の発明では、各撮像装置の周辺の
環境(例えば明るさ)をセンサにより検知し、その結果
を受けて、各撮像装置の画質パラメータ(例えば明るさ
パラメータ)を制御する。
【0026】第9の発明は、第8の発明において、セン
サは、各撮像装置の周辺の明るさを検知し、画質パラメ
ータは、映像の明るさを決定付ける明るさパラメータを
含み、画質制御手段は、センサの検知結果が明るさ不足
を示す場合、各撮像装置の明るさパラメータを上昇させ
ることを特徴とする。
【0027】ここで、明るさパラメータを上昇させると
は、次のような処理をいう。明るさパラメータが、例え
ば感度である場合、感度を上昇させる処理であり、絞り
である場合、絞りを開く(Fナンバーを小さくする)処
理であり、増幅率である場合は、増幅率を上昇させる処
理である。
【0028】第10の発明は、第1の発明において、各
撮像装置は、車両に搭載され、画質制御手段は、車両の
状態を検知して、当該検知結果に基づいて画質パラメー
タの制御を行うことを特徴とする。
【0029】上記第10の発明では、各撮像装置が車両
に搭載されており、車両の状態を検知して、検知結果に
基づいて画質パラメータの制御を行う。例えば、下記第
10,第11の発明のように、車両に設けられたライト
やワイパーがON状態であれば、各撮像装置の明るさパ
ラメータを上昇させ、下記第12,第13の発明のよう
に、車両が左折(右折)状態であれば、当該車両の右側
(左側)に搭載されている撮像装置の解像度を低下させ
る。
【0030】第11の発明は、第10の発明において、
車両には、ライトが設けられており、画質パラメータ
は、映像の明るさを決定付ける明るさパラメータを含
み、画質制御手段は、ライトのON状態を検知すると、
各撮像装置の明るさパラメータを上昇させることを特徴
とする。
【0031】上記第11の発明(または下記第12の発
明)では、各撮像装置の周辺が暗くても、明るい合成映
像が得られる。この効果は、第9の発明と同様である
が、ライトON(またはワイパーON)に連動して各撮
像装置の明るさパラメータを上昇させるので、専用のセ
ンサを設けなくてもよく、第9の発明よりもシステムの
構成が簡単である。
【0032】第12の発明は、第10の発明において、
車両には、ワイパーが設けられており、画質パラメータ
は、映像の明るさを決定付ける明るさパラメータを含
み、画質制御手段は、ワイパーのON状態を検知する
と、各撮像装置の明るさパラメータを上昇させることを
特徴とする。
【0033】第13の発明は、第10の発明において、
各撮像装置は、車両の前後左右に分散して搭載されてお
り、画質パラメータは、解像度を含み、画質制御手段
は、車両の左折状態を検知すると、当該車両の右側に搭
載されている撮像装置の解像度を低下させることを特徴
とする。
【0034】第14の発明は、第10の発明において、
各撮像装置は、車両の前後左右に分散して搭載されてお
り、画質パラメータは、解像度を含み、画質制御手段
は、車両の右折状態を検知すると、当該車両の左側に搭
載されている撮像装置の解像度を低下させることを特徴
とする。
【0035】上記第13,第14の発明によれば、車両
が曲がる方向とは反対側にある撮像装置の解像度を低下
させるので、全撮像装置から表示装置へと伝送される映
像の総量を削減できる。また、伝送映像の総量を削減す
る代わりに、車両が曲がる方向と同じ側にある撮像装置
の解像度を上昇させることもできる。
【0036】第15の発明は、同時的に複数の撮像を行
い、それにより得られた複数の映像を合成して表示する
ための撮像システムであって、撮像を行い、かつ画像切
り出し範囲の設定を受け、撮像を行って得られた映像か
ら、設定された範囲にある部分だけを切り出して出力す
る複数の撮像装置、複数の合成方法が準備されており、
各撮像装置からの映像をいずれかの方法で合成して表示
する表示装置、および各撮像装置を制御する制御装置を
備え、制御装置は、表示装置で採用されている合成方法
を検知する検知手段、および検知手段の検知結果に関連
して、各撮像装置に設定されている画像切り出し範囲を
制御する切り出し範囲制御手段を含む。
【0037】上記第15の発明(または下記第19,第
22,第25の発明)では、同時的に複数の撮像を行
い、それにより得られた複数の映像を合成して表示する
際、各映像から、設定された範囲にある部分だけを切り
出して合成する。そして、その切り出し範囲を、採用さ
れている合成方法によって変更することができる。例え
ば、下記第16の発明のように、マルチ映像合成方法が
採用されていれば、各撮像装置に命じて、各映像の全範
囲を出力させ、パノラマ映像合成方法が採用されていれ
ば、各撮像装置に命じて、各映像から、そのパノラマ映
像合成方法を行うのに必要な範囲にある部分だけを切り
出して出力させる。
【0038】第16の発明は、第15の発明において、
表示装置には、各映像を並べて表示するためのマルチ映
像合成方法と、各映像からそれぞれ一部分だけを切り出
して互いに繋ぎ合わせることによりパノラマ映像を合成
するパノラマ映像合成方法とが準備されており、切り出
し範囲制御手段は、検知手段の検知結果がマルチ映像合
成方法である場合、各撮像装置に命じて、各映像の全範
囲を出力させ、検知手段の検知結果がパノラマ映像合成
方法である場合、各撮像装置に命じて、各映像から、当
該パノラマ映像合成方法を行うのに必要な範囲にある部
分だけを切り出して出力させることを特徴とする。
【0039】上記第16の発明によれば、各映像から、
採用されている合成方法を行うのに必要な範囲に含まれ
ている部分だけが切り出されて伝送されるので、各撮像
装置から表示装置へ無駄に伝送される映像を減らすこと
ができる。
【0040】第17の発明は、同時的に複数の撮像を行
い、それにより得られた複数の映像を合成して表示する
ための撮像システムであって、撮像を行う複数の撮像装
置、複数の合成方法が準備されており、各撮像装置から
の映像をいずれかの方法で合成して表示する表示装置、
および各撮像装置を制御する制御装置を備え、制御装置
は、各撮像装置のうち、表示装置で採用されている合成
方法を行うのに必要な装置がどれかを検知する検知手
段、および検知手段の検知結果に基づいて、各撮像装置
の電源をON/OFF制御するON/OFF制御手段を
含む。
【0041】上記第17の発明(または下記第20,第
23,第26の発明)では、採用されている合成方法を
行うのに必要な撮像装置の電源をONに、不要な撮像装
置の電源をOFFにできるので、システムの消費電力の
削減が可能となる。
【0042】第18の発明は、複数の撮像装置が同時的
に撮像を行い、それにより得られた複数の映像を表示装
置が合成して表示する撮像システムに備えられて、各撮
像装置を制御する制御装置であって、各撮像装置は、映
像の画質を決定付ける画質パラメータの設定を受け、当
該画質パラメータに応じた撮像を行う機能を有してお
り、表示装置に表示される合成映像の画質が均一か否か
を判定する判定手段、および判定手段の判定結果が否定
の場合、表示装置に表示される合成映像の画質が均一と
なるように、各撮像装置に設定されている画質パラメー
タを制御する画質制御手段を含む。
【0043】第19の発明は、複数の撮像装置が同時的
に撮像を行い、それにより得られた複数の映像を表示装
置が合成して表示する撮像システムに備えられて、各撮
像装置を制御する制御装置であって、各撮像装置は、画
像切り出し範囲の設定を受け、撮像を行って得られた映
像から、設定された範囲にある部分だけを切り出して出
力する機能を有しており、表示装置は、複数の合成方法
が準備されており、各撮像装置からの映像をいずれかの
方法で合成して表示する機能を有し、表示装置で採用さ
れている合成方法を検知する検知手段、および検知手段
の検知結果に関連して、各撮像装置に設定されている画
像切り出し範囲を制御する切り出し範囲制御手段を含
む。
【0044】第20の発明は、複数の撮像装置が同時的
に撮像を行い、それにより得られた複数の映像を表示装
置が合成して表示する撮像システムに備えられて、各撮
像装置を制御する制御装置であって、表示装置は、複数
の合成方法が準備されており、各撮像装置からの映像を
いずれかの方法で合成して表示する機能を有し、各撮像
装置のうち、表示装置で採用されている合成方法を行う
のに必要な装置がどれかを検知する検知手段、および検
知手段の検知結果に基づいて、各撮像装置の電源をON
/OFF制御するON/OFF制御手段を含む。
【0045】第21の発明は、複数の撮像装置が同時的
に撮像を行い、それにより得られた複数の映像を表示装
置が合成して表示する撮像システムにおいて、各撮像装
置を制御する方法であって、各撮像装置は、映像の画質
を決定付ける画質パラメータの設定を受け、当該画質パ
ラメータに応じた撮像を行う機能を有しており、表示装
置に表示される合成映像の画質が均一か否かを判定する
判定ステップ、および判定ステップの判定結果が否定の
場合、表示装置に表示される合成映像の画質が均一とな
るように、各撮像装置に設定されている画質パラメータ
を制御する画質制御ステップを含む。
【0046】第22の発明は、複数の撮像装置が同時的
に撮像を行い、それにより得られた複数の映像を表示装
置が合成して表示する撮像システムにおいて、各撮像装
置を制御する方法であって、各撮像装置は、画像切り出
し範囲の設定を受け、撮像を行って得られた映像から、
設定された範囲にある部分だけを切り出して出力する機
能を有しており、表示装置は、複数の合成方法が準備さ
れており、各撮像装置からの映像をいずれかの方法で合
成して表示する機能を有し、表示装置で採用されている
合成方法を検知する検知ステップ、および検知ステップ
の検知結果に関連して、各撮像装置に設定されている画
像切り出し範囲を制御する切り出し範囲制御ステップを
含む。
【0047】第23の発明は、複数の撮像装置が同時的
に撮像を行い、それにより得られた複数の映像を表示装
置が合成して表示する撮像システムにおいて、各撮像装
置を制御する方法であって、表示装置は、複数の合成方
法が準備されており、各撮像装置からの映像をいずれか
の方法で合成して表示する機能を有し、各撮像装置のう
ち、表示装置で採用されている合成方法を行うのに必要
な装置がどれかを検知する検知ステップ、および検知ス
テップの検知結果に基づいて、各撮像装置の電源をON
/OFF制御するON/OFF制御ステップを含む。
【0048】第24の発明は、複数の撮像装置が同時的
に撮像を行い、それにより得られた複数の映像を表示装
置が合成して表示する撮像システムに備えられて、各撮
像装置を制御する制御装置に含まれるコンピュータによ
って実行されるプログラムであって、各撮像装置は、映
像の画質を決定付ける画質パラメータの設定を受け、当
該画質パラメータに応じた撮像を行う機能を有してお
り、表示装置に表示される合成映像の画質が均一か否か
を判定する判定ステップ、および判定ステップの判定結
果が否定の場合、表示装置に表示される合成映像の画質
が均一となるように、各撮像装置に設定されている画質
パラメータを制御する画質制御ステップを含む。
【0049】第25の発明は、複数の撮像装置が同時的
に撮像を行い、それにより得られた複数の映像を表示装
置が合成して表示する撮像システムに備えられて、各撮
像装置を制御する制御装置に含まれるコンピュータによ
って実行されるプログラムであって、各撮像装置は、画
像切り出し範囲の設定を受け、撮像を行って得られた映
像から、設定された範囲にある部分だけを切り出して出
力する機能を有しており、表示装置は、複数の合成方法
が準備されており、各撮像装置からの映像をいずれかの
方法で合成して表示する機能を有し、表示装置で採用さ
れている合成方法を検知する検知ステップ、および検知
ステップの検知結果に関連して、各撮像装置に設定され
ている画像切り出し範囲を制御する切り出し範囲制御ス
テップを含む。
【0050】第26の発明は、複数の撮像装置が同時的
に撮像を行い、それにより得られた複数の映像を表示装
置が合成して表示する撮像システムに備えられて、各撮
像装置を制御する制御装置に含まれるコンピュータによ
って実行されるプログラムであって、表示装置は、複数
の合成方法が準備されており、各撮像装置からの映像を
いずれかの方法で合成して表示する機能を有し、各撮像
装置のうち、表示装置で採用されている合成方法を行う
のに必要な装置がどれかを検知する検知ステップ、およ
び検知ステップの検知結果に基づいて、各撮像装置の電
源をON/OFF制御するON/OFF制御ステップを
含む。
【0051】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照して説明する。 (第1の実施形態)図1は、本発明の第1の実施形態に
係る撮像システムの構成を示すブロック図である。図1
において、撮像システムは、複数台の撮像装置1(各撮
像装置を1 1 〜1n と表現している;nは2以上の任意
の整数)、表示装置2と、制御装置3とを備えている。
各撮像装置1は、映像データ用の伝送線を介して表示装
置2と接続され、かつ、制御データ用の伝送線介して制
御装置3と接続される。
【0052】さらに、表示装置2は、合成映像/合成方
法データ用の伝送線を介して制御装置3と接続され、か
つ、各撮像装置1は、状態データ用の伝送線を介して制
御装置3と接続される。
【0053】ただし、表示装置2が合成映像/合成方法
データ用の伝送線を介して制御装置3と接続されていな
くてもよく、また、各撮像装置1が状態データ用の伝送
線を介して制御装置3と接続されていなくてもよい。す
なわち、少なくとも、各撮像装置1が映像データ用の伝
送線を介して表示装置2と接続され、かつ制御データ用
の伝送線介して制御装置3と接続されていればいよい
(後述)。ここで、上記の各伝送線は、具体的には、ケ
ーブルや光ファイバ、回路上の配線、あるいはIC内の
配線などであるが、ディジタル信号を伝送可能な線であ
れば何でもよい。
【0054】なお、本実施形態に係る映像撮像システム
は、図1に示した構成に限られるものではない。本実施
形態に係る撮像システムの変形例を図2に示す。図2に
示される撮像システムは、複数台の撮像装置1と、表示
装置2と、制御装置3と、各撮像装置1に付随して設け
られる通信部41と、伝送路42と、表示装置2に付随
して設けられる通信部43と、制御装置3に付随して設
けられる通信部44とを備えている。
【0055】各撮像装置1と表示装置2とは、通信部4
1、伝送路42および通信部43を介して通信可能に接
続され、各撮像装置1から表示装置2へ伝送路42を通
じて映像データが多重伝送される。また、各撮像装置1
と制御装置3とは、通信部41、伝送路42および通信
部44を介して通信可能に接続され、各撮像装置1から
制御装置3へ伝送路42を通じて状態データが多重伝送
され、かつ制御装置3から各撮像装置1へ伝送路42を
通じて制御データが多重伝送される。伝送路42として
は、通信回線やインターネットが用いられる。また、表
示装置2は、合成映像/合成方法データ用の伝送線を介
して制御装置3と接続される。
【0056】各撮像装置1、表示装置2および制御装置
3は、図1の同じ参照番号を付された装置と同様のもの
である。図2のシステムが図1のそれと異なるのは、各
撮像装置1と表示装置2,制御装置3とが伝送線で直接
接続されるのではなく、伝送路42を介して通信接続さ
れる点だけであり、撮像装置1、表示装置2および制御
装置3の動作や各データの流れは、図1のシステムと同
じである。よって、以下では、本実施形態に係る撮像シ
ステムの構成図として、図1を用いる。
【0057】以上のように構成された撮像システムの動
作について、以下に説明する。図1において、撮像装置
1は、映像を光学的に捕捉して電気信号に変換した後、
その信号をA/D変換(さらに必要に応じて圧縮)し、
映像データとして出力する。また、撮像装置1は、伝送
線を通じて制御装置3より入力される制御データに基づ
いて、出力する映像データの画質パラメータを設定す
る。
【0058】ここで、画質パラメータは、映像データの
画質を決定付けるパラメータであって、次のようなパラ
メータがある。例えば焦点距離や絞り、ズーム倍率など
光学系10(図3参照;後述)に対して設定されるパラ
メータ、例えば受光感度や画素数など撮像部11に関す
るパラメータ、例えば切り出し画像サイズや圧縮率、増
幅率(ゲイン)、色相など信号処理部12に対して設定
されるパラメータ等がある。
【0059】また、撮像装置1は、既設定の画質パラメ
ータを示す設定状態データを出力する(ただし、制御装
置3が行う制御方法によっては、設定状態データを出力
する機能はなくてもよい)。
【0060】表示装置2は、各撮像装置1から出力され
た映像データを合成(例えば複数枚の映像を繋ぎ合わせ
て1枚のパノラマ映像を合成)し、得られた合成映像を
表示する。また、表示装置2は、合成して得られた映像
データ(以下、合成映像データ)と、どの合成方法で合
成したかを示すデータ(以下、合成方法データ)とを出
力する(ただし、制御装置3が行う制御方法によって
は、合成映像/合成方法データを出力する機能はなくて
もよい)。
【0061】制御装置3は、表示装置2に表示される合
成映像の画質か均一か否かを判定して、その判定結果が
否定の場合(すなわち合成映像を構成する各映像の画質
が均一でない場合)、各撮像装置1への制御データを出
力することによって、各撮像装置1からの映像データの
画質が均一になるように(パノラマ映像を合成する場合
についていえば、各撮像装置1からの映像データの間の
境界が目立たなくなるように)、各撮像装置1に設定さ
れている画質パラメータを制御する。
【0062】ここで、合成映像の画質が均一か否かは、
例えば、各撮像装置1に設定されている画質パラメータ
を互いに比較することにより判定できる。または、合成
映像を構成する各映像の画質を互いに比較することによ
っても判定できる。
【0063】最も簡単な制御方法としては、制御装置3
が各撮像装置1に対して、予め記憶している共通画質パ
ラメータ(固定値)を指定することにより、全ての撮像
装置1の画質パラメータを互いに一致させる方法(第1
の制御方法)がある。ただし、上記第1の制御方法で
は、各撮像装置1の画質パラメータを、固定値である共
通画質パラメータに強制的に一致させるので、表示装置
2に表示される合成映像の画質むらはなくなるものの、
所望の画質が得られない場合があるのはいうまでもな
い。
【0064】そこで、別の制御方法(第2の制御方法)
では、予め決められた共通画質パラメータを記憶してお
くのでなく、各撮像装置1が既設定の画質パラメータを
状態データとして制御装置3に通知し、制御装置3は、
通知された各状態データに基づいて共通画質パラメータ
を決定する。そして、決定した共通画質パラメータを各
撮像装置1に対して指定することにより、全ての撮像装
置1の画質パラメータを互いに一致させる。典型的に
は、制御装置3は、各撮像装置1からの画質パラメータ
の平均値を算出して、得られた平均値(またはその近接
値でもよい)を合成映像の画質パラメータに決定し、決
定した画質パラメータ(各画質パラメータの平均値)を
各撮像装置1に対して指定することにより、全ての撮像
装置1の画質パラメータを互いに一致させる。
【0065】また、さらに別の制御方法(第3の制御方
法)では、表示装置2が合成映像データを制御装置3に
与え、制御装置3は、与えられた合成映像データの境界
における画質の不連続が解消されるように、各撮像装置
1に設定されている画質パラメータを制御する。
【0066】すなわち、各撮像装置1は、1つの映像内
で互いに異なる画質パラメータを設定可能であって、表
示装置2が合成映像データを制御装置3に与えると、制
御装置3は、与えられた合成映像における撮像装置11
からの映像データと撮像装置12 からの映像データとの
境界(第1の境界)で両映像データの画質が同一とな
り、かつ撮像装置12 からの映像データと撮像装置13
からの映像データとの境界(第2の境界)で両映像デー
タの画質が同一となり、かつ…、かつ撮像装置1 (n-1)
からの映像データと撮像装置1n からの映像データとの
境界{第(n−1)の境界}で両映像データの画質が同
一となるように、各撮像装置11 〜1n に設定されてい
る画質パラメータを決定する。
【0067】次いで、第1の境界での画質と第2の境界
での画質とに基づいて、両境界の間の区間の画質を決定
(典型的には、第1の境界から第2の境界までの区間で
画質がリニアに変化するように決定)する。そして、決
定した画質パラメータ(一画面内の各部分の値を示す関
数)を各撮像装置1に対して指定することにより、合成
映像における画質パラメータの不連続を解消する。
【0068】上記第1の制御方法によって画質パラメー
タを制御する場合、制御装置3がROM等に固定値を記
憶しておけばよい。各撮像装置1から制御装置3へ状態
データを通知したり、表示装置2から制御装置3へ合成
映像データを与えることは必須でない。
【0069】上記第2の制御方法によって画質パラメー
タを制御する場合、各撮像装置1から制御装置3へ状態
データが与えられる。表示装置2から制御装置3へ合成
映像データを通知することは必須でない。
【0070】上記第3の制御方法によって画質パラメー
タを制御する場合、表示装置2から制御装置3へ合成映
像データが与えられる。各撮像装置1から制御装置3へ
状態データを通知することは必須でない。以上が、図1
の撮像システムの動作の概要である。以下には、図1の
撮像システムの各構成要素の動作を説明する。
【0071】図3は、制御装置3の構成例を示すブロッ
ク図である。図3において、制御装置3は、CPU30
1と、RAM302と、ROM303とを備えている。
ROM303には、CPU301が動作するためのプロ
グラム304が記憶されている。そして、CPU301
が、RAM302を作業領域として利用しつつ、ROM
303に記憶されたプログラム304を実行することに
よって、制御装置3は、各撮像装置1の制御、例えば表
示装置2に表示される合成映像の画質を均一化するため
の制御(上記第1〜第3の制御方法)などを行うことが
できる。なお、制御装置3が行う具体的な制御処理につ
いては、第2の実施形態以下で説明する。
【0072】以下、撮像装置1の動作について、詳細に
説明する。図4は、図1の撮像装置1の構成例を示すブ
ロック図である。図4には、(A)および(B)の2つ
の構成例が示されている。以下、撮像装置1の動作につ
いて、図4を用いて更に詳細に説明する。図4(A)に
示される撮像装置1は、撮像部11と、信号処理部12
とを備えている。撮像部11は、例えばCCDやCMO
Sセンサなどであり、映像を光学的に捕捉して電気信号
に変換し、さらにその信号をA/D変換して撮像データ
を出力する。
【0073】図4(A)において、信号処理部12は、
撮像部11からの撮像データを、(制御装置3からの制
御データに応じて)設定された画質パラメータに基づい
て処理し、映像データを出力する。画質パラメータとし
て、例えばゲインの値、フィルタ係数、電荷の蓄積時
間、圧縮率などが設定されている場合、信号処理部12
は、それらの設定に従い、ゲイン制御、色のフィルタリ
ングやディジタルフィルタリング、撮像部11での電荷
蓄積時間の制御、データの圧縮率制御などを実行する。
【0074】また、画質パラメータとして、A/D変換
に関わるパラメータ(例えばサンプリングレートや量子
化スケール、量子化ビット数など)が設定されている場
合、信号処理部12は、撮像部11のA/D変換動作を
制御する。
【0075】なお、撮像部11は、アナログ撮像信号を
出力する撮像管や赤外線センサなどでもよく、その場
合、信号処理部12が撮像部11からのアナログ映像信
号をA/D変換することになる。
【0076】さらに、信号処理部12は、制御装置3か
らの制御データに応じて、画質パラメータを新たに設定
したり、既設定の画質パラメータを再設定したりするこ
とができる。
【0077】なお、ここでは、制御データは、設定しよ
うとする画質パラメータそのものであるとした(つま
り、制御装置3が各撮像装置1の画質パラメータそのも
のを指定した)が、代わりに、画質パラメータを決定す
るための中間的な情報(例えば明るさや色合い、シャー
プネス、ノイズフィルタのオンオフを指定する情報)で
もよいし、画質パラメータや中間情報を増加あるいは減
少するという命令でもよいし、これらの組み合わせでも
よい。また、制御装置3が制御可能な画質パラメータ
は、上記の例に限られず、画質に関わる任意の画質パラ
メータを制御することができる。
【0078】図4(B)に示される撮像装置1は、光学
系10と、撮像部11と、信号処理部12と、制御部1
3と、記憶部14と、センサ15と、機構系16と、電
源部17とを備えている。撮像部11および信号処理部
12の動作は、画質パラメータが制御部13を通じて入
力される点を除いて上記と同様であるので、特に詳細に
説明を加えない。
【0079】光学系10は、レンズやその駆動部であ
り、制御部13によって設定された光学的パラメータに
従い、光学系10自身の状態(例えば焦点距離やズーム
倍率、絞りなど)を変化させる。センサ15は、撮像装
置1の周辺の状態(例えば明るさや逆光かどうかなど)
を検出し、センサ結果を制御部13に出力する。電源部
17は撮像装置1に電力を供給するための電源であり、
制御部13の制御によってON/OFF可能である。機
構系16は、制御部13の制御を受けて撮像部11の向
きを変更する。
【0080】制御部13は、(制御装置3からの)制御
データにより、信号処理部12、光学系10、機構系1
6、電源部17などを制御する。制御データには、例え
ば画質パラメータや切り出し範囲パラメータ、向き変更
指示、電源ON/OFFの指示などが含まれており、制
御部13は、それらパラメータや指示に基づいて、上記
各構成要素の制御を実行する。
【0081】画質パラメータのうち、例えば感度や増幅
率、絞りなどのような、映像の明るさを決定付けるパラ
メータを「明るさパラメータ」と呼ぶことにし、以下で
は、主として、この明るさパラメータの制御について説
明するが、それ以外の画質パララメータを制御する場合
も、制御の手順は、同様である。
【0082】なお、制御部13は、1つの制御データに
よって複数の構成要素を制御してもよい。例えば、明る
さパラメータを示す制御データによって、信号処理部1
2と光学系10とを制御してもよい。例えば、制御デー
タに従って明るさを増加させる場合、信号処理部12の
感度を上昇させると共に、光学系10の絞りを開く(F
ナンバーを小さくする)等がこれに該当する。
【0083】また、制御部13は、設定データとして、
図4(A)で説明したデータに加えて、センサ15によ
って検出された情報や、電源部17のON/OFF状態
などを出力する。なお、設定データは、制御装置3へと
伝送され、その設定データに基づいて制御装置3が画質
パラメータの制御を行う。
【0084】図4(B)の構成により、各撮像装置1
は、画質の調整だけでなく、撮像方向の調整や電源の管
理なども可能となる。このような撮像装置1を用いた撮
像システムでは、制御装置3は、各撮像装置1から出力
される映像データの画質を均一化できるだけでなく、各
撮像装置1を所望の方向に向けたり、必要な撮像装置1
の電源だけをONにすることができる。
【0085】図5は、図1の撮像装置1の別の構成例を
示すブロック図である。図5に示される撮像装置1は、
CMOSセンサ111と、画素単位信号処理部112
と、信号処理部121とを備えている。CMOSセンサ
111および画像単位信号処理部112が、図4で示し
た撮像部11と対応している。
【0086】図5のように構成された撮像装置1では、
CMOSセンサ111が映像を電気信号に変換し、画素
単位信号処理部112は、CMOSセンサ111からの
電気信号を受け、その信号を画素単位で処理して、撮像
データを出力する。制御装置3からの制御データと、画
素単位信号処理部112からの撮像データとが信号処理
部121に与えられ、信号処理部121は、制御データ
に基づいて、CMOSセンサ111および画素単位信号
処理部112に設定されている画質パラメータ(例えば
感度や蓄積時間、利得など)を制御する。ここで信号処
理部121に与えられる制御データは、画面単位ではな
く、画素単位で画質パラメータを制御可能なデータであ
る。これにより、画面内の1つ1つの画素について画質
パラメータの制御が可能となる。
【0087】なお、図5の撮像装置1では、画素単位で
画質パラメータを制御しているが、代わりに、複数の画
素(例えば8*8画素など)からなるブロック単位で画
質パラメータを制御してもよい。それによって、制御デ
ータの量が削減され、また、信号処理部121の処理量
も軽減される。
【0088】以下、表示装置2の動作について、詳細に
説明する。図6は、図1の表示装置2の構成例を示すブ
ロック図である。図6には、(A)および(B)の2つ
の例が示されている。最初、図6(A)の表示装置2に
ついて説明する。図6(A)に示される表示装置2は、
合成部20と、表示部24とを備えている。合成部20
は、複数の撮像装置1からの映像データを合成して1つ
の映像データとして出力する。合成の方法としては、例
えば、複数の映像データを繋ぎ合わせて1つのパノラマ
映像を作る方法や、複数の映像データを縮小して一画面
内に並べる方法などがある。また、複数の映像データを
時間の経過につれて順次切り替えて表示するような合成
方法もある。さらには、パノラマ画像を縮小して一画面
内に並べるなど、前述のいくつかの方法を組み合わせた
合成方法もある。合成部20には、ここに記載した例に
限られず、複数の映像データから1つの映像データを作
成する任意の合成方法を適用可能である。
【0089】表示部24は、合成部20から出力される
合成映像データを受け、合成映像を表示する。表示部2
4は、典型的には、CRTや液晶ディスプレイ、プラズ
マディスプレイなどのような、画面に動画を表示するも
のであるが、プリンタのような、紙面に静止画を印刷す
るものでもよく、そのほか、映像を可視化するものであ
れば何でもよい。
【0090】また、合成部20から出力される合成映像
データは、必要に応じて制御装置3へとフィードバック
され、制御装置3は、その合成映像データを構成するの
各映像データの画質に基づいて、合成映像の画質を均一
にするための新たな制御データを生成する。
【0091】図6(B)に示される表示装置2は、撮像
装置11 〜1n からの映像データを記憶するためのメモ
リ211 〜21n と、合成映像データを記憶するための
メモリ22と、メモリ21および22を制御して映像デ
ータを合成する合成制御部23と、表示部24とを備え
ている。図6(B)において、表示部24は、図6
(A)に示されたものと同様の動作を行う。
【0092】メモリ21、メモリ22および合成制御部
23によって合成部20が構成される。この合成部20
は、図6(A)に示される合成部20と対応している。
図6(B)の合成部20では、最初、各映像データは、
それぞれメモリ211 〜21 n に記憶される。合成制御
部23は、メモリ211 〜21n から映像データを読み
出して、メモリ22へ書き込む。このとき、合成制御部
23は、各メモリ21から映像データを読み出す位置を
示す読み出しアドレスと、読み出した各映像データをメ
モリ22へ書き込む際の書き込み位置を示すアドレスと
を指定することによって、メモリ22内に合成映像デー
タを作成する。
【0093】また、合成制御部23は、メモリ21から
読み出した映像データをメモリ22に書き込む前に、映
像データの補間や、複数のメモリ21からの映像データ
を合成するための信号処理も行う。このように、合成制
御部23がアドレス制御および信号処理を行うことによ
って、表示部24は、簡単に合成映像を作成して表示す
ることができる。
【0094】また、合成制御部23は、必要に応じ、合
成方法データ(例えばパノラマ合成かマルチ画面合成か
など)や、合成映像データを構成する各映像データの画
質などに関する情報を出力する。こうして出力されるデ
ータや情報は、制御装置3へとフィードバックされる。
フィードバックされるのが画質情報の場合、制御装置3
は、その情報に基づいて、合成映像の画質を均一にする
ための新たな制御データを生成し、合成方法データの場
合、例えば各撮像装置1の画像切り出し範囲を制御す
る。
【0095】なお、表示装置2においては、合成した映
像データを単に表示しているが、これに限られるもので
はない。例えば、合成映像データをもとに、所定の画像
処理を行ってもよい。この場合、図6(A)の例で言う
と、表示部24が、所定の画像処理を行う画像処理部
(図示せず)に置き換わる。上記の画像処理部は、例え
ば、合成映像データを統計的に処理したり、あるいは、
合成映像データを解析することによって映像中の物体を
検出したり、物体の運動を認識したりする。また、合成
映像データから3次元形状データを抽出してもよい。
【0096】合成映像データを表示する場合には、前述
のようにして画質を均一化することによって、画像のつ
なぎ目が目立たないようになる効果が得られたが、上記
のような画像処理を行う場合にも、画質の均一化によっ
て、例えば統計処理の精度が向上したり、物体の検出精
度が向上したり、動きの認識精度が向上したり、より正
確な3次元データの抽出が可能となったり、といった効
果が得られる。
【0097】以上のように、本実施形態によれば、同時
的に複数の撮像を行い、それにより得られた複数の映像
を合成して表示する際に、画質が均一な合成映像を表示
できるようになる。また、各映像から、設定された範囲
にある部分だけを切り出して合成する場合、その切り出
し範囲を、採用されている合成方法によって変更するこ
とができるようになる。また、採用されている合成方法
を行うのに必要な撮像装置1の電源をONに、不要な撮
像装置1の電源をOFFにすることもできる。
【0098】(第2の実施形態)第2の実施形態では、
第1の実施形態において述べた「第1の制御方法」、す
なわち、制御装置3が予め共通画質パラメータを記憶し
ておき、各撮像装置1の画質パラメータをその共通画質
パラメータに一致させるように制御する撮像システムに
ついて、さらに詳細に説明する。
【0099】本実施形態に係る撮像システムの構成は、
図1(または図2)と同様であり、また、図1(または
図2)に示されている撮像装置1、表示装置2および制
御装置3の構成は、図3〜図6と同様である。本実施形
態は、第1の実施形態と比べて、制御装置3の動作を更
に具体的に説明するものであり、制御装置3以外の各構
成要素の動作は、特に説明しない限り、第1の実施形態
と同様である。
【0100】制御装置3の構成は、図3に示されてい
る。図3において、RAM302を作業領域として利用
しつつ、ROM303に格納されているプログラム30
4に従ってCPU301が動作することにより、制御装
置3は、図7のフローチャートに示されるような制御処
理を実行する。
【0101】図7は、制御装置3の動作を示すフローチ
ャートである。図7において、制御装置3には、例えば
ROM303内に、共通画質パラメータが予め記憶され
ている(ステップS1)。最初、制御装置3は、表示装
置2に表示される合成映像の画質が均一か否かを判定す
る(ステップS2)。そして、その判定結果が肯定であ
れば、そのまま待機する。
【0102】ここで、合成映像の画質が均一か否かは、
例えば、次のようにして判定することができる。すなわ
ち、各撮像装置1が、各々に設定されている画質パラメ
ータを状態データとして制御装置3へと送信し、制御装
置3は、その状態データを受信して、各画質パラメータ
を互いに比較する。そして、各画質パラメータが互いに
一致(またはそれらパラメータ間の差がしきい値以下)
であるか否かを判定すればよい。あるいは、表示装置2
から合成映像データの供給を受けて、合成映像を構成す
る各映像の画質を互いに比較することによっても判定で
きる(なお、この場合、表示装置2は、合成映像データ
のどこが境界であるかを、制御装置3に通知しなければ
ならない)。
【0103】一方、ステップS2の判定結果が否定の場
合、制御装置3は、各撮像装置1に既に設定されている
画質パラメータを共通画質パラメータに一致させるため
の制御データを生成して、各撮像装置1へ向けて出力す
る(ステップS3)。
【0104】各撮像装置1は、制御装置3からの制御デ
ータを受け、既設定の画質パラメータを、共通画質パラ
メータと一致するように変更する。これにより、各撮像
装置1の画質パラメータが互いに同一となるので、表示
装置2に表示される合成映像の画質が均一となる。例え
ば、各撮像装置1からの映像を並べて表示する(マルチ
映像合成を行う)場合には、各映像の画質(例えば明る
さ)が同一となり、各撮像装置1からの映像を合成して
パノラマ映像を表示する(パノラマ映像合成を行う)場
合には、映像と映像との境界が目立たなくなる。
【0105】なお、以上では、制御装置3は、共通画質
パラメータを記憶しており、各撮像装置1に設定されて
いる画質パラメータを共通画質パラメータに一致させる
とだけ述べたが、より具体的には、例えば、次のような
方法がある。第1の具体例は、制御装置3がただ1通り
の共通画質パラメータを記憶しておき、その共通画質パ
ラメータに各撮像装置1の画質パラメータを一致させる
方法である。
【0106】第2の具体例は、制御装置3が複数通りの
共通画質パラメータを記憶しておき、それらのうちいず
れか1通りの共通画質パラメータを選択して、その共通
画質パラメータに各撮像装置1の画質パラメータを一致
させる方法である。選択は、操作者の指示に基づいて行
ってもよく、制御装置3自身の判断で行ってもよい。
【0107】以下に、この第2の具体例を詳しく説明す
る。本撮像システムが車載用であり、例えば図15に示
されるように、撮像装置1が車体の前後左右の4箇所に
設けられているとする。そして、各撮像装置1からの映
像は、表示装置2によって合成され、例えば図16や図
17のような画面が表示される。
【0108】図16の画面は、各撮像装置11 〜14
らの映像を(必要に応じてリサイズして)一画面内に並
べたマルチ映像合成画面である。一方、図17(A)の
画面は、各撮像装置11 〜13 からの映像を互いに繋ぎ
合わせたパノラマ合成映像画面(車両の前半領域)であ
り、図17(B)の画面は、各撮像装置11 ,13 ,1
4 からの映像を互いに繋ぎ合わせたパノラマ合成映像画
面(車両の後半領域)である。
【0109】上記のような合成映像を表示する場合、単
に各撮像装置1の画質を均一化するだけでなく、車両の
移動や時間の経過による周辺環境の変化に応じた画質パ
ラメータが設定される必要がある。典型的には、周辺の
明るさの変化に応じた明るさパラメータ(感度や絞り、
増幅率など)が設定される必要がある。もし、制御装置
3に昼間の明るさに適した1つの共通画質パラメータだ
けしか準備されていないと、夜間撮像が行えない(暗い
映像しか得られない)。
【0110】そこで、制御装置3には、昼用および夜用
の2通りの共通画質パラメータが準備されている。この
場合、操作者が周辺の明るさに応じてどちらか一方の共
通画質パラメータを指定し、制御装置3は、指定された
共通画質パラメータを選択する。
【0111】または、図15に示されるように、周辺の
明るさを検知するセンサ53を車体に設け、このセンサ
53を制御装置3と接続してもよい。この場合、センサ
53からの検知結果に基づいて、制御装置3自身がどち
らか一方の共通画質パラメータを選択することができ
る。
【0112】以上のように、本実施形態によれば、各撮
像装置1に設定されている画質パラメータを、予め決め
られた共通画質パラメータに強制的に一致させるので、
簡単な制御処理を行うだけで、合成映像の画質を均一に
することができる。
【0113】(第3の実施形態)第3の実施形態では、
第1の実施形態において述べた「第2の制御方法」、す
なわち、各撮像装置1に既に設定されている画質パラメ
ータを制御装置3へと通知し、制御装置3がそれらの既
設定画質パラメータをもとに、1つの共通画質パラメー
タを決定し、各撮像装置1の既設定画質パラメータをそ
の共通画質パラメータに一致させるように制御する撮像
システムについて、さらに詳細に説明する。
【0114】本実施形態に係る撮像システムの構成は、
図1(または図2)と同様であり、また、図1(または
図2)に示されている撮像装置1、表示装置2および制
御装置3の構成は、図3〜図6と同様である。本実施形
態は、第1の実施形態と比べて、制御装置3の動作を更
に具体的に説明するものであり、制御装置3以外の各構
成要素の動作は、特に説明しない限り、第1の実施形態
と同様である。
【0115】制御装置3の構成は、図3に示されてい
る。図3の各構成要素の動作は、第1の実施形態と同様
である。ただし、ROM303に格納されているプログ
ラム304が第1の実施形態とは異なっており、その結
果、制御装置3は、図8に示すような制御動作を実行す
る。
【0116】図8は、制御装置3の動作を示すフローチ
ャートである。図8において、制御装置3には、複数の
共通画質パラメータ候補が予め記憶されている(ステッ
プS11)。最初、制御装置3は、表示装置2に表示さ
れる合成映像の画質が均一か否かを判定する(ステップ
S12)。そして、その判定結果が肯定であれば、その
まま待機する。なお、合成映像の画質が均一か否かを判
定する方法については、第2の実施形態で説明した。
【0117】各撮像装置1から制御装置3へは、各々に
既に設定されている画質パラメータが状態データとして
送られてきており、ステップS12の判定結果が否定の
場合、制御装置3は、受信した状態データに基づいて、
記憶している複数の共通画質パラメータ候補のうち、い
ずれか1つを共通画質パラメータに決定する(ステップ
S13)。
【0118】このステップS13の決定処理は、例えば
次のようにして行われる。制御装置3は、最初、各撮像
装置1の既設定画質パラメータの平均値を算出する。次
いで、算出した平均値と、記憶している各共通画質パラ
メータ候補とを比較して、平均値に最も近い共通画質パ
ラメータ候補を共通画質パラメータに決定する。
【0119】次に、制御装置3は、各撮像装置1に設定
されている画質パラメータを、ステップS13で決定さ
れた共通画質パラメータに一致させるための制御データ
を生成して、各撮像装置1へ向けて出力する(ステップ
S14)。
【0120】各撮像装置1は、制御装置3からの制御デ
ータを受け、既設定の画質パラメータを、制御装置3に
よって選択された共通画質パラメータと一致ように変更
する。これにより、各撮像装置1の画質パラメータが互
いに同一となるので、表示装置2に表示される合成映像
の画質が均一となる。
【0121】この効果は、第2の実施形態と同様である
が、ここでは、各撮像装置1に既に設定されている画質
パラメータの平均値を算出して、その平均値に最も近い
共通画質パラメータを選択しているので、各撮像装置1
での画質パラメータの変化幅を最小にすることができ
る。例えば画質パラメータが明るさの場合についていえ
ば、各映像の明るさを均一化する際、各映像の明るさ
が、それらの平均値になるように変更されるので、明る
さの変化幅が小さくて済む。また、各撮像装置1が、環
境の変化(例えば周囲の明るさの変化)に応じて自動的
に画質パラメータを調節する機能を有する場合、常に最
適な画質(例えば明るさ)の合成映像が得られる。
【0122】なお、以上では、制御装置3は、複数の共
通画質パラメータ候補を記憶しており、各撮像装置1に
既に設定されている画質パラメータの平均値を算出し
て、その平均値に最も近い共通画質パラメータ候補を共
通画質パラメータに決定し、各撮像装置1の既設定画質
パラメータをその共通画質パラメータに一致させたが、
複数の共通画質パラメータ候補を記憶しておくことはせ
ずに、例えば、平均値をそのまま共通画質パラメータに
決定してもよく、あるいは、通知された各撮像装置1の
既設定画質パラメータの中から、平均値に最も近いもの
を選択して、その既設定画質パラメータを共通画質パラ
メータに決定してもよい。
【0123】また、前述のように、各既設定画質パラメ
ータの平均値を算出して、その平均値またはそれに近い
値を共通画質パラメータに決定すれば、各撮像装置1で
の画質パラメータの変化幅を最小にすることができ、ま
た、各撮像装置1が自動的に画質パラメータを調節する
機能を有する場合、常に最適な画質(例えば明るさ)の
合成映像が得られるが、より一般的には、各既設定画質
パラメータに基づいて共通画質パラメータを決定すれ
ば、各撮像装置1での画質パラメータの変化幅を小さく
することができ、また、各撮像装置1が環境変化に応じ
て自動的に画質パラメータを調節する機能を有する場
合、常に良好な画質の合成映像が得られるようになる。
【0124】また、各撮像装置1から制御装置3に伝達
される状態データは、各撮像装置1に既に設定されてい
る画質パラメータに限らず、各撮像装置1の状態を示す
データであれば、どのようなデータでもよい。例えば、
撮像装置1が、周囲の明るさを検知するセンサ15を備
えており、センサ15で検知した明るさに基づいて画質
パラメータ(例えば感度)を自動設定する場合、設定さ
れた画質パラメータを制御装置3へ通知する代わりに、
センサ15で検出した明るさを通知してもよい。この場
合、制御装置3は、各撮像装置1から通知された明るさ
の平均値を算出して、その平均値に最も適する共通画質
パラメータを選択することができる。
【0125】(第4の実施形態)第4の実施形態では、
第1の実施形態において述べた「第3の制御方法」、す
なわち、合成方法としてパノラマ映像合成を行う場合に
おいて、表示装置2によって表示される合成映像データ
(または、合成映像データを構成する各映像データに関
する画質情報でもよい)を制御装置3にフィードバック
し、制御装置3が、その合成映像データの境界(例えば
撮像装置11 からの映像データと、撮像装置12 からの
映像データとの間の境界)における画質が同一となるよ
うに(パノラマ映像の場合、特に各画像間の境界が目立
つ)、各撮像装置1の画質パラメータを制御する撮像シ
ステムについて、さらに詳細に説明する。
【0126】本実施形態に係る撮像システムの構成は、
図1(または図2)と同様であり、また、図1(または
図2)に示されている撮像装置1、表示装置2および制
御装置3の構成は、図3〜図6と同様である。本実施形
態は、第1の実施形態と比べて、制御装置3の動作を更
に具体的に説明するものであり、制御装置3以外の各構
成要素の動作は、特に説明しない限り、第1の実施形態
と同様である。
【0127】制御装置3の構成は、図3に示されてい
る。図3の各構成要素の動作は、第1の実施形態と同様
である。ただし、ROM303に格納されているプログ
ラム304が第1の実施形態とは異なっており、その結
果、制御装置は、図9(後述)に示すような制御動作を
実行する。
【0128】第2,第3の実施形態と異なるのは、画質
パラメータが画面単位ではなく画素単位(または複数画
素からなるブロック単位)で設定される点と、各撮像装
置1の画質パラメータを1つの共通画質パラメータに一
致させるのではなく、1つの映像内で画質パラメータを
変化させることによって、各画像の画質の不連続を解消
する点との2つの点である。
【0129】つまり、第2,第3の実施形態では、合成
映像の全ての部分の画質が同一であるが、本実施形態で
は、合成映像の境界(映像と映像とのつなぎ目)を挟む
一対の画素またはブロックの画質が同一となる。そし
て、この場合、一般に、ある境界での画質と次の境界で
の画質とが互いに相違するので、両境界の間の区間で
は、画質がリニアに(または、なだらかに)変化するよ
うに、画素(またはブロック)単位で、画質パラメータ
が制御される。
【0130】図9は、制御装置3の動作を示すフローチ
ャートである。図9において、制御装置3には、例えば
ROM303内に、境界における画質の差に関するしき
い値(以下、しきい値)が予め記憶されている(ステッ
プS31)。
【0131】表示装置2から合成映像データが与えられ
ると、制御装置3は、最初、その合成映像データにおい
て、第1の境界を挟む一対の領域内にある映像データ
(1つの画素または複数の画素からなるブロック)の画
質をそれぞれ検出する(ステップS32)。図18は、
3つの撮像装置11 〜13 からの映像を繋ぎ合わせたパ
ノラマ合成映像に対して、制御装置3が行う画質制御を
視覚的に示した図である。ステップS32では、図18
に示すように、パノラマ合成映像において、撮像装置1
1 からの映像データと、撮像装置12 からの映像データ
との間の境界(第1の境界)を挟む一対の領域31a,
31b内にある映像データの画質(例えば明るさ)がそ
れぞれ検出される。すなわち、一対の領域31a,31
bの画質パラメータは、それぞれ”10”,”7”であ
る。
【0132】次に、制御装置3は、ステップS32で検
出した2つの画質の間の差(例えば明るさの差)を算出
する(ステップS33)。次いで、算出した画質差を、
記憶しているしきい値と比較して、画質差がしきい値以
下であるか否かを判定する(ステップS34)。
【0133】ステップS34の判定結果が否定の場合、
制御装置3は、画質差がしきい値以下となるような一対
の画質パラメータを決定する(ステップS35)。その
後、ステップS36に進む。
【0134】図18のパノラマ合成映像では、第1の境
界を挟む一方の領域の画質が”10”、他方の領域の画
質が”7”なので、第1の境界での画質差は”3”とな
る。しきい値を”1”とすると、制御装置3は、第1の
境界での画質差がしきい値を超えていると判定して、画
質差がしきい値以下となるよう、例えば一方の領域31
aの画質を”9”に、他方の領域31bの画質を”8”
に決定する(なお、このように両方の領域の画質を変更
するのでなく、例えば一方の領域31aの画質を”1
0”から”8”に変更し、他方の領域31bの画質を”
7”に保っても構わない)。
【0135】ステップS34の判定結果が肯定の場合、
全ての境界について検討がなされたか否かが判定される
(ステップS36)。
【0136】ステップS36の判定結果が否定の場合、
検討対象として次の境界(ここでは第2の境界)が選ば
れ(ステップS37)、その境界についてステップ32
以降の処理が上記と同様に実行される。
【0137】図18の例では、パノラマ合成映像におい
て、撮像装置12 からの映像データと、撮像装置13
らの映像データとの間の境界(第2の境界)を挟む一対
の領域32a,32b内にある映像データの画質がそれ
ぞれ検出される。すなわち、一対の領域32a,32b
の画質パラメータは、それぞれ”7”,”12”であ
る。この場合、第2の境界での画質差は”5”となるの
で、制御装置3は、第2の境界での画質差がしきい値
(=1)を超えていると判定して、画質差がしきい値以
下となるよう、例えば一方の領域の画質32aを”9”
に、他方の領域32bの画質を”10”に決定する。
【0138】こうして全ての境界について検討がさなさ
れ、ステップS36の判定結果が肯定となると、以下の
ステップS38,S39が実行される。
【0139】ステップS38では、制御装置3は、ステ
ップS35の決定結果、すなわち第1の境界に関する一
対の画質パラメータ、第2の境界に関する一対の画質パ
ラメータ、…、第(n−1)の境界に関する一対の画質
パラメータに基づいて、ある境界と次の境界との間の区
間における画質パラメータを決定する。具体的には、あ
る境界において決定した画質パラメータと、次の境界に
おいて決定した画質パラメータとを通る直線(または、
なだらかな曲線)に沿って、それらの境界の間にある画
素またはブロックに関する画質パラメータを決定する。
【0140】すなわち、図18の例では、撮像装置11
からの映像の左端である第0の境界での画質パラメータ
が”10”、右端である第1の境界における画質パラメ
ータが”9”なので、第0の境界と第1の境界との間の
区間での画質パラメータは、第0および第1の境界にお
ける画質パラメータを通る直線、すなわち2点(0,1
0)および(1,9)を通る直線に沿って決定されるこ
とになる。一例を挙げると、(0,10)および(1,
9)の中点は、(0.5,9.5)と計算されるので、
第0の境界と第1の境界との中間点での画質パラメータ
は、”9.5”のように決定される。
【0141】なお、境界に挟まれる区間での画質パラメ
ータは、上記のような直線に限らず、例えば二次関数や
対数関数などのような、なだらかな曲線に沿って決定さ
れてもよい。第1の境界と第2の境界との間の区間や、
第2の境界と第3の境界との間の区間についても、画質
パラメータが上記と同様に決定される。
【0142】続くステップS39では、制御装置3は、
各撮像装置1の既設定の画質パラメータを、ステップS
35で決定した各境界における画質パラメータ、および
ステップS38で決定した境界間における画質パラメー
タに変更させるための制御データを生成して、各撮像装
置1へ向けて出力する。そして、処理が終了される。
【0143】なお、以上では、制御装置3が、各境界で
の画質パラメータだけでなく、境界に挟まれる区間での
画質パラメータも決定しているが、境界に挟まれる区間
での画質パラメータについては、撮像装置1側で決定し
てもよい。すなわち、制御装置3は、ステップS35で
決定した一対の画質パラメータを、対応する一対の撮像
装置1へ向けて順次出力していく。従って、最初、第1
の境界に関する一対の画質パラメータが一対の撮像装置
1 および12 へ向けて出力され、次いで、第2の境界
に関する一対の画質パラメータが一対の撮像装置1 2
よび13 へ向けて出力され、…、最後に、第(n−1)
の境界に関する一対の画質パラメータが一対の撮像装置
(n-1) および1n へ向けて出力される。
【0144】例えば撮像装置11 では、第1の境界に関
する一方(左側)の画質パラメータを受け、第1の境界
での画質を”10”から”9”に変更する。すなわち、
映像の右端での画質が既設定値から”1”だけ小さく変
更される。そして、第0の境界と第1の境界との間の区
間では、画質パラメータがリニアに(または、なだらか
に)変化するように変更される。
【0145】また、撮像装置12 では、第1の境界に関
する他方(右側)の画質パラメータを受け、第1の境界
での画質を”7”から”8”に変更する(こうして、撮
像装置12 からの映像の左端での画質が、既設定値から
1だけ大きく変更される)。また、第2の境界に関する
一方(左側)の画質パラメータを受け、第2の境界での
画質を”7”から”9”に変更する(こうして、撮像装
置12 からの映像の右端での画質が、既設定値から2だ
け大きく変更される)。そして、第1の境界と第2の境
界との間の区間では、画質パラメータがリニアに(また
は、なだらかに)変化するように変更される。
【0146】撮像装置13 でも同様にして画質パラメー
タが変更され、その結果、表示装置2では、各撮像装置
1からの映像を1枚のパノラマ映像に合成したとき、境
界の左右での画質差がしきい値(ここでは1)以下とな
って、合成映像の境界(つなぎ目)が目立たないように
なる。なお、しきい値は”1”に限らず、”2”や”
0.5”など、所望の値にしてよい。または、画質差
を”0”としても(つまり境界の左右での画質を完全に
一致させても)よい。
【0147】上記第2〜第4の実施形態では、各撮像装
置1の画質パラメータを制御して合成映像の画質を均一
化する具体的な方法について説明したが、それ以外に
も、例えば、下記第5の実施形態のように、各撮像装置
1の映像切り出し範囲を制御(つまり映像の一部分だけ
を切り出して出力させるように制御)して合成映像の情
報量を調節したり、あるいは、下記第6の実施形態のよ
うに、各撮像装置1の電源をON/OFF制御して無駄
な電力消費を減らすこともできる。
【0148】(第5の実施形態)第5の実施形態では、
各撮像装置1の映像切り出し範囲を制御して合成映像の
情報量を調節する方法について、具体的に説明する。こ
の場合、表示装置2へ伝送される情報量の削減が可能と
なる。または、伝送情報量を削減する代わりに、画質を
向上させることができる。
【0149】本実施形態に係る撮像システムの構成は、
図1(または図2)と同様であり、また、図1(または
図2)に示されている撮像装置1、表示装置2および制
御装置3の構成は、図3〜図6と同様である。本実施形
態は、第1の実施形態と比べて、制御装置3の動作を更
に具体的に説明するものであり、制御装置3以外の各構
成要素の動作は、特に説明しない限り、第1の実施形態
と同様である。
【0150】本実施形態では、各撮像装置1は、撮像し
た映像をそのまま出力するだけでなく、撮像した映像か
ら、設定された範囲の画像だけを切り出して出力するこ
とができる。そして、制御装置3は、各撮像装置1に設
定されている切り出し範囲を制御し、応じて、各撮像装
置1は、既設定の切り出し範囲を変更することができ
る。
【0151】制御装置3の構成は、図3に示されてい
る。図3の各構成要素の動作は、第1の実施形態と同様
である。ただし、ROM303に格納されているプログ
ラム304が第1の実施形態とは異なっており、その結
果、制御装置3は、図10に示すような制御動作を実行
する。
【0152】図10は、制御装置3の動作を示すフロー
チャートである。図10において、制御装置3には、各
撮像装置1に映像から一部(全部でもよい)を切り出さ
せる切り出し範囲の候補が複数、予め記憶されている
(ステップS41)。ここでは、各撮像装置1に映像の
全範囲を出力させる第1の切り出し範囲と、各々決めら
れた範囲を切り出させる第2の切り出し範囲との2つの
候補が記憶されているとする。
【0153】一方、表示装置2には、各撮像装置1から
の映像データを合成する方法として、パノラマ映像合成
とマルチ映像合成との2つのモードが準備されている。
パノラマ映像合成モードでは、各映像から一部が切り出
され(トリミングされ)、それらが1枚のパノラマ映像
に合成される。マルチ映像合成モードでは、各撮像装置
1からの映像が(必要であれば各々リサイズされ)、一
画面内に並べて表示される。
【0154】従って、表示装置2においてマルチ映像合
成モードが採用されている場合、各撮像装置1から表示
装置2へは、各撮像装置1が撮像した映像の全範囲を表
示装置2へ送る必要がある一方、表示装置2においてパ
ノラマ映像合成モードが採用されている場合には、各撮
像装置1から表示装置2へは、各撮像装置1が撮像した
映像から、合成しようとするパノラマ映像に必要な範囲
の画像だけを切り出して送ればよい。そうすることによ
って、各撮像装置1から表示装置2へ伝送する画像の情
報量を減らすことができる。
【0155】そこで(再び図10のフローチャートに戻
り)、制御装置3は、表示装置2からの合成方法データ
に基づいて、表示装置2で採用されている合成方法(パ
ノラマ映像合成モードかマルチ映像合成モードか)を検
知する(ステップS42)。次いで、制御装置3は、記
憶している切り出し範囲候補の中から、ステップS42
で検知した合成方法と対応するものを選んで、それを切
り出し範囲に決定する(ステップS43)。
【0156】具体的には、マルチ映像合成モードが通知
された場合、制御装置3は、マルチ映像合成と対応する
第1の切り出し範囲(全範囲切り出し)を選択し、一
方、パノラマ映像合成モードが通知された場合、パノラ
マ映像合成と対応する第2の切り出し範囲(一部範囲切
り出し)を選択する。
【0157】次に、制御装置3は、各撮像装置1に既に
設定されている切り出し範囲を、ステップS43で決定
した切り出し範囲に変更させるための制御データを生成
して、各撮像装置1へ向けて出力する(ステップS4
4)。例えば、各撮像装置1の既設定切り出し範囲が第
1の切り出し範囲であるとき、表示装置2がパノラマ映
像合成モードに切り替わったとすると、制御装置3は、
新たな切り出し範囲を第2の切り出し範囲に決定する。
そして、制御装置3から各撮像装置1へ、第1の切り出
し範囲を第2の切り出し範囲へと変更させるための制御
データが送られる。
【0158】各撮像装置1は、制御装置3からの制御デ
ータを受け、切り出し範囲の変更を行う。これにより、
表示装置2がどの合成方法を採用しているかによって、
各撮像装置1の切り出し範囲を変更することができるよ
うになる。
【0159】なお、以上では、制御装置3は、表示装置
2から合成方法の通知を受けて、切り出し範囲の決定を
行っているが、操作者の指示に基づいて行ってもよい。
操作者の指示に基づいて切り出し範囲を決定する場合、
上記のステップS43は、次のように変更される。すな
わち、制御装置3は、操作者の指示を受け、記憶してい
る複数の切り出し範囲候補の中から、操作者により指示
されたものを選択して、それを切り出し範囲に決定す
る。
【0160】(第6の実施形態)第6の実施形態では、
各撮像装置1の電源をON/OFF制御する方法につい
て、具体的に説明する。この場合、無駄な電力消費を減
らすことができるだけでなく、各撮像装置1から表示装
置2へ伝送される情報量を削減する効果も得られる(あ
るいは、伝送情報量を削減する代わりに、画質を向上さ
せてもよい)。
【0161】本実施形態に係る撮像システムの構成は、
図1(または図2)と同様であり、また、図1(または
図2)に示されている撮像装置1、表示装置2および制
御装置3の構成は、図3〜図6と同様である。本実施形
態は、第1の実施形態と比べて、制御装置3の動作を具
体的に説明するものであり、制御装置3以外の各構成要
素の動作は、特に説明しない限り、第1の実施形態と同
様である。
【0162】制御装置3の構成は、図3に示されてい
る。図3の各構成要素の動作は、第1の実施形態と同様
である。ただし、ROM303に格納されているプログ
ラム304が第1の実施形態とは異なっており、その結
果、制御装置3は、図11に示すような制御動作を実行
する。
【0163】図11は、制御装置3の動作を示すフロー
チャートである。図11において、制御装置3には、各
撮像装置1の電源をON/OFFさせるための命令の候
補が複数、予め記憶されている(ステップS51)。こ
こでは、例えば図15において、全ての撮像装置11
4 をONにする第1のON/OFF命令と、撮像装置
1 〜13 をONに、撮像装置14 をOFFにする第2
のON/OFF命令と、撮像装置11 ,13 ,14 をO
Nに、撮像装置12 をOFFにする第3のON/OFF
命令との3つの候補が記憶されているとする。
【0164】一方、表示装置2には、各撮像装置1から
の映像データを合成する方法として、マルチ映像合成モ
ードと、前半パノラマ映像合成モードと、後半パノラマ
映像合成モードとの3つのモードが準備されている。マ
ルチ映像合成モードでは、全ての撮像装置11 〜14
らの映像が1枚のパノラマ映像に合成される。前半パノ
ラマ映像合成モードでは、車両の前半に搭載されている
3つの撮像装置11 〜13 からの映像が、1枚のパノラ
マ映像に合成される。後半パノラマ映像合成モードで
は、車両の後半に搭載されている3つの撮像装置11
3 ,14 からの映像が、1枚のパノラマ映像に合成さ
れる。
【0165】従って、表示装置2においてマルチ映像合
成モードが採用されている場合、全ての撮像装置11
4 をONにする必要があるが、前半パノラマ映像合成
モードが採用されている場合には、3つの撮像装置11
〜13 だけをONにすればよく、また、後半パノラマ映
像合成モードが採用されている場合には、3つの撮像装
置11 ,13 ,14 だけをONにすればよい。そうする
ことによって、電力消費を少なくできる上、各撮像装置
1から表示装置2へ伝送する映像の情報量を減らすこと
ができる。
【0166】そこで(再び図11のフローチャートに戻
り)、制御装置3は、表示装置2からの合成方法データ
に基づいて、表示装置2で採用されている合成方法(マ
ルチ映像合成モードか前半パノラマ映像合成モードか後
半パノラマ映像合成モードか)を検知する(ステップS
52)。次いで、制御装置3は、記憶しているON/O
FF命令候補の中から、ステップS52で検知した合成
方法と対応するものを選んで、それをON/OFF命令
に決定する(ステップS53)。
【0167】具体的には、マルチ映像合成モードが通知
された場合、制御装置3は、マルチ映像合成と対応する
第1のON/OFF命令(全撮像装置11 〜14 ON)
を選択し、前半パノラマ映像合成モードが通知された場
合、前半パノラマ映像合成と対応する第2のON/OF
F命令(3つの撮像装置11 〜13 ON、撮像装置1 4
OFF)を選択し、後半パノラマ映像合成モードが通知
された場合、後半パノラマ映像合成と対応する第3のO
N/OFF命令(3つの撮像装置11 ,13 ,14
N、撮像装置12 OFF)を選択する。
【0168】次に、制御装置3は、ステップS53で決
定したON/OFF命令を示す制御データを生成して、
各撮像装置1へ向けて出力する(ステップS54)。
【0169】例えば、いま、表示装置2においてマルチ
合成映像モードが選択されいる(従って、全ての撮像装
置1の電源がONである)とき、そのモードが前半パノ
ラマ映像合成モードに切り替わったとすると、表示装置
2は、新たなON/OFF命令を、第2のON/OFF
命令に決定する。そして、制御装置3から各撮像装置1
へ、第2のON/OFF命令を示す制御データが送られ
る。
【0170】各撮像装置1は、制御装置3からの制御デ
ータを受け、命令に従って電源をON/OFFする。こ
れにより、表示装置2がどの合成方法を採用しているか
によって各撮像装置1の電源をON/OFFする(典型
的には、その合成方法に不要な撮像装置の電源をOFF
して消費電力を抑える)ことができるようになる。
【0171】なお、以上では、制御装置3は、表示装置
2から合成方法の通知を受けて、ON/OFF命令の決
定を行っているが、操作者の指示に基づいて行ってもよ
い。操作者の指示に基づいてON/OFF命令を決定す
る場合、上記のステップS52およびS53は、次のよ
うに変更される。すなわち、制御装置3は、操作者の指
示を受け、記憶している複数のON/OFF命令候補の
中から、指示されたものを選択して、それをON/OF
F命令に決定する。
【0172】(第7の実施形態)第7の実施形態では、
撮像装置1が車両に搭載されている場合において、車両
の状態によって各撮像装置1の画質パラメータを制御す
る方法(例えば、車両のライトが点灯されると、非点灯
時と比べて各撮像装置1の感度を上昇させる等)につい
て説明する。
【0173】本実施形態に係る撮像システムの構成は、
図1(または図2)と同様であり、また、図1(または
図2)に示されている撮像装置1、表示装置2および制
御装置3の構成は、図3〜図6と同様である。
【0174】本実施形態は、第1の実施形態と比べて、
制御装置3の動作を具体的に説明するものであり、制御
装置3以外の各構成要素の動作は、特に説明しない限
り、第1の実施形態と同様である。
【0175】本実施形態では、図15に示されるよう
に、車両にライト51やワイパー52が設けられてお
り、制御装置3は、ライト51やワイパー52がONさ
れるのと連動して、各撮像装置1の明るさパラメータ
(例えば感度)を上昇させる。また、制御装置3は、車
両が直進しているのか、左折しているのか、右折してい
るのかを検出することができる。そして、例えば、車両
が左折状態にあることを検出すると、車両の右側に設け
られた撮像装置13 の解像度を低下させる。
【0176】制御装置3の構成は、図3に示されてい
る。図3の各構成要素の動作は、第1の実施形態と同様
である。ただし、ROM303に格納されているプログ
ラム304が第1の実施形態とは異なっており、その結
果、制御装置3は、図12に示すような制御動作を実行
する。
【0177】図12は、制御装置3の動作を示すフロー
チャートである。図12において、制御装置3には、例
えばROM303内に、車両の状態と画質パラメータと
を互いに対応付けるテーブルが予め記憶されている(ス
テップS61)。ここでは、例えば、図19に示すよう
なテーブルが記憶されているとする。図19のテーブル
には、車両の状態として、ライトONと、ワイパーON
と、左折と、右折との4つの状態が記載され、さらに、
それぞれの状態と対応する画質パラメータ(ここでは明
るさパラメータおよび解像度)が記載されている。
【0178】すなわち、このテーブルに従えば、ライト
ONまたはワイパーONの状態では、全撮像装置1が高
感度となる(ここで高感度は、ライト51およびワイパ
ー52が共にOFFの状態での感度に対して、相対的に
高い感度をいう)。また、左折状態では、車両の左側の
撮像装置11 が高解像度となる一方、右側の撮像装置1
3 が低解像度となり、右折状態では、車両の右側の撮像
装置13 が高解像度となる一方、左側の撮像装置11
低解像度となる(ここでいう高解像度、低解像度は、直
進状態での解像度に対して、相対的に高い解像度、低い
解像度をいう)。
【0179】再び図12のフローチャートに戻り、最
初、制御装置3は、車両の状態を検知する(ステップS
62)。そして、記憶しているテーブルを参照して、そ
の検出結果と対応するような画質パラメータを決定する
(ステップS63)。
【0180】具体的には、図13(A)にステップS6
31で示されるように、ステップS62の検出結果がラ
イトON状態であれば、全撮像装置1が高感度に決定さ
れる。また、図13(B)にステップS632で示され
るように、ステップS62の検出結果がワイパーON状
態であれば、全撮像装置1が高感度に決定される。ま
た、図13(C)にステップS633で示されるよう
に、ステップS62の検出結果が左折状態または右折状
態であれば、進行方向とは反対側(左折の場合は車両の
右側、右折であれば車両の左側)にある領域を撮像する
撮像装置1が低感度に、進行方向と同じ側(左折の場合
は車両の左側、右折であれば車両の右側)を撮像する撮
像装置1が高感度に決定される。
【0181】次に、制御装置3は、各撮像装置1に既に
設定されている画質パラメータを、ステップS63で決
定した画質パラメータに一致させるための制御データを
生成して、各撮像装置1へ向けて出力する(ステップS
64)。
【0182】各撮像装置1は、制御装置3からの制御デ
ータを受け、画質パラメータを変更する。これにより、
車両の状態によって各撮像装置1の画質パラメータを制
御することができるようになる。
【0183】なお、上記各実施形態では、制御装置3
は、各撮像装置1を制御しているが、これに限られるも
のではない。例えば図14に示すように、表示装置20
1に画質パラメータ設定機能を持たせ、制御装置3は、
表示装置201に設定されている画質パラメータを制御
してもよい。図14の例では、表示装置201におい
て、各信号変換部25が、設定された画質パラメータに
応じて各映像データの画質を調節する。そして、制御装
置3から制御データを受けると、その制御データに従
い、既に設定されている画質パラメータを変更する。
【0184】また、上記各実施形態では、画質の不均一
が生じた時や、合成方法が変更された時などに、画質パ
ラメータの制御や切り出し範囲の制御を実行している
が、それ以外に、例えば、次のようなタイミングで制御
を実行してもよい。すなわち、映像撮像システムに電源
が投入された時に実行する。または、数m秒に1回、数
秒に1回、数時間に一回、数日に1回などのように、任
意に決められた時間間隔で実行する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る撮像システムの
構成例を示すブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施形態に係る撮像システムの
変形例を示すブロック図である。
【図3】図1の制御装置3の構成例を示すブロック図で
ある。
【図4】図1の撮像装置1の構成例を示すブロック図で
ある。
【図5】図1の撮像装置1の別の構成例を示すブロック
図である。
【図6】図1の表示装置2の構成例を示すブロック図で
ある。
【図7】図1の制御装置3の、第2の実施形態における
動作を示すフローチャートである。
【図8】図1の制御装置3の、第3の実施形態における
動作を示すフローチャートである。
【図9】図1の制御装置3の、第4の実施形態における
動作を示すフローチャートである。
【図10】図1の制御装置3の、第5の実施形態におけ
る動作を示すフローチャートである。
【図11】図1の制御装置3の、第6の実施形態におけ
る動作を示すフローチャートである。
【図12】図1の制御装置3の、第7の実施形態におけ
る動作を示すフローチャートである。
【図13】図12のステップS63の具体例を示す図で
ある。
【図14】本発明の他の実施形態に係る撮像システムの
構成を示すブロック図である(表示装置201に画質パ
ラメータ設定機能を持たせ、制御装置3は、表示装置2
01に設定されている画質パラメータを制御する)。
【図15】図1の撮像装置(11 〜14 )が車両に搭載
された様子を示す図である。
【図16】図1の表示装置2に表示されるマルチ合成映
像の一例を示す図である。
【図17】図1の表示装置2に表示されるパノラマ合成
映像の一例を示す図である。
【図18】図1の3つの撮像装置11 〜13 からの映像
を繋ぎ合わせたパノラマ合成映像に対して、第4の実施
形態において制御装置3が行う画質制御(1つの映像内
で画質を変化させる制御)を視覚的に示した図である。
【図19】第7の実施形態において、図1の制御装置3
に記憶されるテーブルの一例を示す図である。
【図20】従来の撮像装置の構成例を示すブロック図で
ある。
【符号の説明】
1 撮像装置 2 表示装置 3 制御装置 301 CPU 302 RAM 303 ROM 304 プログラム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 堺 貴久 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 水口 裕二 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 森 敏昭 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 河田 浩嗣 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 山本 章裕 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5C022 AA04 AB01 AB61 AC01 AC42 AC69 5C054 AA01 AA05 CA04 CC02 CD03 CH01 DA08 EA01 EA03 EA05 ED04 FC03 FE12 FE17 HA26 HA30

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同時的に複数の撮像を行い、それにより
    得られた複数の映像を合成して表示するための撮像シス
    テムであって、 映像の画質を決定付ける画質パラメータの設定を受け、
    当該画質パラメータに応じた撮像を行う複数の撮像装
    置、 各前記撮像装置からの映像を合成して表示する表示装
    置、および各前記撮像装置を制御する制御装置を備え、 前記制御装置は、 前記表示装置に表示される合成映像の画質が均一か否か
    を判定する判定手段、および前記判定手段の判定結果が
    否定の場合、前記表示装置に表示される合成映像の画質
    が均一となるように、各前記撮像装置に設定されている
    画質パラメータを制御する画質制御手段を含む、撮像シ
    ステム。
  2. 【請求項2】 前記画質制御手段は、予め決められた共
    通画質パラメータを記憶しており、各前記撮像装置に設
    定されている画質パラメータを当該共通画質パラメータ
    と一致するように変更することを特徴とする、請求項1
    に記載の撮像システム。
  3. 【請求項3】 前記制御装置は、各前記撮像装置に設定
    されている画質パラメータに基づいて共通画質パラメー
    タを決定して、各前記撮像装置に設定されている画質パ
    ラメータを当該共通画質パラメータと一致するように変
    更することを特徴とする、請求項1に記載の撮像システ
    ム。
  4. 【請求項4】 前記画質制御手段は、各前記撮像装置に
    設定されている画質パラメータの平均値を算出して、当
    該平均値またはその近接値を共通画質パラメータに決定
    することを特徴とする、請求項3に記載の撮像システ
    ム。
  5. 【請求項5】 各前記撮像装置は、画素単位または複数
    の画素からなるブロック単位で画質パラメータの設定を
    受け、当該画質パラメータに応じた撮像を行うことが可
    能であり、 前記画質制御手段は、各前記撮像装置に設定されている
    画質パラメータを、画素単位または複数の画素からなる
    ブロック単位で制御することを特徴とする、請求項1に
    記載の撮像システム。
  6. 【請求項6】 各前記撮像装置は、画素単位または複数
    の画素からなるブロック単位で画質パラメータの設定を
    受け、当該画質パラメータに応じた撮像を行うことが可
    能であり、 前記表示装置は、各撮像装置からの映像を繋ぎ合わせて
    1枚のパノラマ映像に合成し、 前記画質制御手段は、前記表示装置からパノラマ映像の
    供給を受け、当該パノラマ映像の境界における画質の不
    連続が解消されるように、各前記撮像装置に設定されて
    いる画質パラメータを、画素単位または複数の画素から
    なるブロック単位で制御することを特徴とする、請求項
    1に記載の撮像システム。
  7. 【請求項7】 前記画質制御手段は、 当該合成映像の各境界において、当該境界を挟む一対の
    画素またはブロック間の画質を比較し、比較結果に基づ
    いて、当該境界を挟む一対の画素またはブロックに関す
    る画質パラメータを決定し、さらにある境界において決
    定した画質パラメータと、次の境界において決定した画
    質パラメータとを通る直線またはなだらかな曲線に沿っ
    て、それらの境界の間にある画素またはブロックに関す
    る画質パラメータを決定することを特徴とする、請求項
    6に記載の撮像システム。
  8. 【請求項8】 各前記撮像装置の周辺の環境を検知する
    センサをさらに備え、 前記画質制御手段は、前記センサによる検知結果に基づ
    いて画質パラメータの制御を行うことを特徴とする、請
    求項1に記載の撮像システム。
  9. 【請求項9】 前記センサは、各前記撮像装置の周辺の
    明るさを検知し、 前記画質パラメータは、映像の明るさを決定付ける明る
    さパラメータを含み、 前記画質制御手段は、前記センサの検知結果が明るさ不
    足を示す場合、各前記撮像装置の明るさパラメータを上
    昇させることを特徴とする、請求項8に記載の撮像シス
    テム。
  10. 【請求項10】 各前記撮像装置は、車両に搭載され、 前記画質制御手段は、前記車両の状態を検知して、当該
    検知結果に基づいて画質パラメータの制御を行うことを
    特徴とする、請求項1に記載の撮像システム。
  11. 【請求項11】 前記車両には、ライトが設けられてお
    り、 前記画質パラメータは、映像の明るさを決定付ける明る
    さパラメータを含み、 前記画質制御手段は、前記ライトのON状態を検知する
    と、各前記撮像装置の明るさパラメータを上昇させるこ
    とを特徴とする、請求項10に記載の撮像システム。
  12. 【請求項12】 前記車両には、ワイパーが設けられて
    おり、 前記画質パラメータは、映像の明るさを決定付ける明る
    さパラメータを含み、 前記画質制御手段は、前記ワイパーのON状態を検知す
    ると、各前記撮像装置の明るさパラメータを上昇させる
    ことを特徴とする、請求項10に記載の撮像システム。
  13. 【請求項13】 各前記撮像装置は、前記車両の前後左
    右に分散して搭載されており、 前記画質パラメータは、解像度を含み、 前記画質制御手段は、前記車両の左折状態を検知する
    と、当該車両の右側に搭載されている撮像装置の解像度
    を低下させることを特徴とする、請求項10に記載の撮
    像システム。
  14. 【請求項14】 各前記撮像装置は、前記車両の前後左
    右に分散して搭載されており、 前記画質パラメータは、解像度を含み、 前記画質制御手段は、前記車両の右折状態を検知する
    と、当該車両の左側に搭載されている撮像装置の解像度
    を低下させることを特徴とする、請求項10に記載の撮
    像システム。
  15. 【請求項15】 同時的に複数の撮像を行い、それによ
    り得られた複数の映像を合成して表示するための撮像シ
    ステムであって、 撮像を行い、かつ画像切り出し範囲の設定を受け、撮像
    を行って得られた映像から、設定された範囲にある部分
    だけを切り出して出力する複数の撮像装置、 複数の合成方法が準備されており、各前記撮像装置から
    の映像をいずれかの方法で合成して表示する表示装置、
    および各前記撮像装置を制御する制御装置を備え、 前記制御装置は、 前記表示装置で採用されている合成方法を検知する検知
    手段、および前記検知手段の検知結果に関連して、各前
    記撮像装置に設定されている画像切り出し範囲を制御す
    る切り出し範囲制御手段を含む、撮像システム。
  16. 【請求項16】 前記表示装置には、各映像を並べて表
    示するためのマルチ映像合成方法と、各映像からそれぞ
    れ一部分だけを切り出して互いに繋ぎ合わせることによ
    りパノラマ映像を合成するパノラマ映像合成方法とが準
    備されており、 前記切り出し範囲制御手段は、 前記検知手段の検知結果がマルチ映像合成方法である場
    合、各前記撮像装置に命じて、各映像の全範囲を出力さ
    せ、 前記検知手段の検知結果がパノラマ映像合成方法である
    場合、各撮像装置に命じて、各映像から、当該パノラマ
    映像合成方法を行うのに必要な範囲にある部分だけを切
    り出して出力させることを特徴とする、請求項15に記
    載の撮像システム。
  17. 【請求項17】 同時的に複数の撮像を行い、それによ
    り得られた複数の映像を合成して表示するための撮像シ
    ステムであって、 撮像を行う複数の撮像装置、 複数の合成方法が準備されており、各前記撮像装置から
    の映像をいずれかの方法で合成して表示する表示装置、
    および各前記撮像装置を制御する制御装置を備え、 前記制御装置は、 各前記撮像装置のうち、前記表示装置で採用されている
    合成方法を行うのに必要な装置がどれかを検知する検知
    手段、および前記検知手段の検知結果に基づいて、各前
    記撮像装置の電源をON/OFF制御するON/OFF
    制御手段を含む、撮像システム。
  18. 【請求項18】 複数の撮像装置が同時的に撮像を行
    い、それにより得られた複数の映像を表示装置が合成し
    て表示する撮像システムに備えられて、各撮像装置を制
    御する制御装置であって、 各前記撮像装置は、映像の画質を決定付ける画質パラメ
    ータの設定を受け、当該画質パラメータに応じた撮像を
    行う機能を有しており、 前記表示装置に表示される合成映像の画質が均一か否か
    を判定する判定手段、および前記判定手段の判定結果が
    否定の場合、前記表示装置に表示される合成映像の画質
    が均一となるように、各前記撮像装置に設定されている
    画質パラメータを制御する画質制御手段を含む、制御装
    置。
  19. 【請求項19】 複数の撮像装置が同時的に撮像を行
    い、それにより得られた複数の映像を表示装置が合成し
    て表示する撮像システムに備えられて、各撮像装置を制
    御する制御装置であって、 各前記撮像装置は、画像切り出し範囲の設定を受け、撮
    像を行って得られた映像から、設定された範囲にある部
    分だけを切り出して出力する機能を有しており、 前記表示装置は、複数の合成方法が準備されており、各
    前記撮像装置からの映像をいずれかの方法で合成して表
    示する機能を有し、 前記表示装置で採用されている合成方法を検知する検知
    手段、および前記検知手段の検知結果に関連して、各前
    記撮像装置に設定されている画像切り出し範囲を制御す
    る切り出し範囲制御手段を含む、制御装置。
  20. 【請求項20】 複数の撮像装置が同時的に撮像を行
    い、それにより得られた複数の映像を表示装置が合成し
    て表示する撮像システムに備えられて、各撮像装置を制
    御する制御装置であって、 前記表示装置は、複数の合成方法が準備されており、各
    前記撮像装置からの映像をいずれかの方法で合成して表
    示する機能を有し、 各前記撮像装置のうち、前記表示装置で採用されている
    合成方法を行うのに必要な装置がどれかを検知する検知
    手段、および前記検知手段の検知結果に基づいて、各前
    記撮像装置の電源をON/OFF制御するON/OFF
    制御手段を含む、制御装置。
  21. 【請求項21】 複数の撮像装置が同時的に撮像を行
    い、それにより得られた複数の映像を表示装置が合成し
    て表示する撮像システムにおいて、各撮像装置を制御す
    る方法であって、 各前記撮像装置は、映像の画質を決定付ける画質パラメ
    ータの設定を受け、当該画質パラメータに応じた撮像を
    行う機能を有しており、 前記表示装置に表示される合成映像の画質が均一か否か
    を判定する判定ステップ、および前記判定ステップの判
    定結果が否定の場合、前記表示装置に表示される合成映
    像の画質が均一となるように、各前記撮像装置に設定さ
    れている画質パラメータを制御する画質制御ステップを
    含む、制御方法。
  22. 【請求項22】 複数の撮像装置が同時的に撮像を行
    い、それにより得られた複数の映像を表示装置が合成し
    て表示する撮像システムにおいて、各撮像装置を制御す
    る方法であって、 各前記撮像装置は、画像切り出し範囲の設定を受け、撮
    像を行って得られた映像から、設定された範囲にある部
    分だけを切り出して出力する機能を有しており、 前記表示装置は、複数の合成方法が準備されており、各
    前記撮像装置からの映像をいずれかの方法で合成して表
    示する機能を有し、 前記表示装置で採用されている合成方法を検知する検知
    ステップ、および前記検知ステップの検知結果に関連し
    て、各前記撮像装置に設定されている画像切り出し範囲
    を制御する切り出し範囲制御ステップを含む、制御方
    法。
  23. 【請求項23】 複数の撮像装置が同時的に撮像を行
    い、それにより得られた複数の映像を表示装置が合成し
    て表示する撮像システムにおいて、各撮像装置を制御す
    る方法であって、 前記表示装置は、複数の合成方法が準備されており、各
    前記撮像装置からの映像をいずれかの方法で合成して表
    示する機能を有し、 各前記撮像装置のうち、前記表示装置で採用されている
    合成方法を行うのに必要な装置がどれかを検知する検知
    ステップ、および前記検知ステップの検知結果に基づい
    て、各前記撮像装置の電源をON/OFF制御するON
    /OFF制御ステップを含む、制御方法。
  24. 【請求項24】 複数の撮像装置が同時的に撮像を行
    い、それにより得られた複数の映像を表示装置が合成し
    て表示する撮像システムに備えられて、各撮像装置を制
    御する制御装置に含まれるコンピュータによって実行さ
    れるプログラムであって、 各前記撮像装置は、映像の画質を決定付ける画質パラメ
    ータの設定を受け、当該画質パラメータに応じた撮像を
    行う機能を有しており、 前記表示装置に表示される合成映像の画質が均一か否か
    を判定する判定ステップ、および前記判定ステップの判
    定結果が否定の場合、前記表示装置に表示される合成映
    像の画質が均一となるように、各前記撮像装置に設定さ
    れている画質パラメータを制御する画質制御ステップを
    含む、プログラム。
  25. 【請求項25】 複数の撮像装置が同時的に撮像を行
    い、それにより得られた複数の映像を表示装置が合成し
    て表示する撮像システムに備えられて、各撮像装置を制
    御する制御装置に含まれるコンピュータによって実行さ
    れるプログラムであって、 各前記撮像装置は、画像切り出し範囲の設定を受け、撮
    像を行って得られた映像から、設定された範囲にある部
    分だけを切り出して出力する機能を有しており、 前記表示装置は、複数の合成方法が準備されており、各
    前記撮像装置からの映像をいずれかの方法で合成して表
    示する機能を有し、 前記表示装置で採用されている合成方法を検知する検知
    ステップ、および前記検知ステップの検知結果に関連し
    て、各前記撮像装置に設定されている画像切り出し範囲
    を制御する切り出し範囲制御ステップを含む、プログラ
    ム。
  26. 【請求項26】 複数の撮像装置が同時的に撮像を行
    い、それにより得られた複数の映像を表示装置が合成し
    て表示する撮像システムに備えられて、各撮像装置を制
    御する制御装置に含まれるコンピュータによって実行さ
    れるプログラムであって、 前記表示装置は、複数の合成方法が準備されており、各
    前記撮像装置からの映像をいずれかの方法で合成して表
    示する機能を有し、 各前記撮像装置のうち、前記表示装置で採用されている
    合成方法を行うのに必要な装置がどれかを検知する検知
    ステップ、および前記検知ステップの検知結果に基づい
    て、各前記撮像装置の電源をON/OFF制御するON
    /OFF制御ステップを含む、プログラム。
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