JP2007329555A - 撮像制御装置、撮像システム、および撮像制御方法 - Google Patents

撮像制御装置、撮像システム、および撮像制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】撮像領域の一部が互いに重複するように配置された複数の撮像装置で撮像される撮像画像の明るさや色味などの差異を小さくして、合成などの後処理の負担を軽減する。
【解決手段】撮像領域の一部が互いに重複するように配置された複数の撮像装置で撮像された撮像画像の各々から重複領域を抽出し(ステップ102)、該抽出した重複領域の各画像に基づいて、複数の撮像装置の露出およびホワイトバランスの少なくとも一方を調整する(ステップ104、106、108)。
【選択図】図4

Description

本発明は、複数の撮像装置の露出やホワイトバランスを調整する撮像制御装置、撮像制御方法、および該撮像制御装置と複数の撮像装置とを含む撮像システムに関する。
互いに重複した撮像領域を有する複数画像の合成を、重複部分の画像の明るさ等を補正してから行なうことにより、良好に画像を合成することができる画像合成装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
また、自車両の周りを撮像する複数の車載カメラの画像を合成して表示装置に表示する際に、複数の車載カメラのうち隣接するカメラ画像の画素データ間の差異が小さくなるように補正して前記複数の車載カメラの合成画像を表示する車載カメラの画像合成表示装置も知られている(例えば、特許文献2参照。)。
特開平9−93430号公報 特開2002−324235号公報
しかしながら、従来の合成装置では、撮像条件、環境、あるいは撮像装置の個体差などにより重複部分の各画像の明るさや色味の差異が大きくなる場合があり、これを補正してから合成すると、合成処理の負担が重くなって処理時間が長くなり、短時間に合成を行なうことができなくなる、という問題がある。特に、動画を複数のカメラで撮像し、合成して表示する場合に対応できない。
本発明は、上記問題を解決すべく成されたもので、撮像領域の一部が互いに重複するように配置された複数の撮像装置の撮像時の露出あるいはホワイトバランスを重複領域の画像に基づいて調整することにより、複数の撮像装置で撮像される撮像画像の明るさや色味などの差異を小さくすることができ、合成などの後処理の負担を軽減することができる撮像制御装置、撮像システム、撮像制御方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の撮像制御装置は、撮像領域の一部が互いに重複するように配置された複数の撮像装置で撮像された撮像画像の各々から重複領域の画像を抽出する抽出手段と、前記抽出された重複領域の各画像に基づいて、前記複数の撮像装置のうち少なくとも2つの撮像装置の露出およびホワイトバランスの少なくとも一方を調整する調整手段と、を含んで構成されている。
このように、撮像領域の一部が互いに重複するように配置された複数の撮像装置で撮像するときに、該複数の撮像装置で撮像された撮像画像の重複領域の画像に基づいて該複数の撮像装置のうち少なくとも2つの撮像装置の露出およびホワイトバランスの少なくとも一方を調整するようにしたため、複数の撮像装置で撮像される撮像画像の明るさや色味などの差異を小さくすることができ、合成などの後処理の負担を軽減することができる。
前記調整手段は、前記複数の撮像装置のうち少なくとも2つの撮像装置の露出を調整する場合には、前記抽出された重複領域の各画像の輝度値を算出し、該各画像間の該算出した輝度値の差分が小さくなるように露出を調整することができる。
なお、重複領域の各画像の輝度値は、該重複領域全体の画像から算出してもよいし、該重複領域の一部の画像から算出してもよい。
前記調整手段は、前記算出された輝度値の差分が所定値以上の場合に、前記抽出された重複領域の各画像に基づいた露出の調整を行なうようにしてもよいし、前記調整手段は、前記算出された輝度値の差分が所定値未満の場合には、前記複数の撮像装置のうち基準となる撮像装置で撮像された撮像画像に基づいて前記複数の撮像装置のうち少なくとも2つの撮像装置の露出を調整するようにしてもよい。
また、前記調整手段は、前記複数の撮像装置のうち少なくとも2つの撮像装置のホワイトバランスを調整する場合には、前記抽出された重複領域の各画像のR,G,B信号の積算値を各色毎に算出し、該各画像間の該算出した各色毎の積算値の差分の各々が小さくなるようにホワイトバランスを調整することができる。
なお、重複領域の各画像のR、G、B信号の各色毎の積算値は、該重複領域全体の画像から算出してもよいし、該重複領域の一部の画像から算出してもよい。
前記調整手段は、前記算出された各色毎の積算値の差分の少なくとも1つが所定値以上の場合に、前記抽出された重複領域の各画像に基づいたホワイトバランスの調整を行なうようにしてもよいし、前記調整手段は、前記算出された各色毎の積算値の差分の各々が所定値未満の場合には、前記複数の撮像装置のうち基準となる撮像装置で撮像された撮像画像に基づいて前記複数の撮像装置のうち少なくとも2つの撮像装置のホワイトバランスを調整するようにしてもよい。
さらに、本発明の撮像システムは、撮像領域の一部が互いに重複するように配置された複数の撮像装置と、前記複数の撮像装置で撮像された撮像画像の各々から重複領域の画像を抽出する抽出手段、および前記抽出された重複領域の各画像に基づいて前記複数の撮像装置のうち少なくとも2つの撮像装置の露出およびホワイトバランスの少なくとも一方を調整する調整手段を含む撮像制御装置と、を含んで構成されている。
本発明の撮像制御方法は、撮像領域の一部が互いに重複するように配置された複数の撮像装置で撮像された撮像画像の各々から重複領域の画像を抽出する抽出ステップと、前記抽出された重複領域の各画像に基づいて、前記複数の撮像装置のうち少なくとも2つの撮像装置の露出およびホワイトバランスの少なくとも一方を調整する調整ステップと、を含んで構成されている。
本発明の撮像システム及び撮像制御方法も、撮像領域の一部が互いに重複するように配置された複数の撮像装置で撮像するときに、該複数の撮像装置で撮像された撮像画像の重複領域の画像に基づいて該複数の撮像装置の露出およびホワイトバランスの少なくとも一方を調整するようにしたため、複数の撮像装置で撮像される撮像画像の明るさや色味などの差異を小さくすることができ、合成などの後処理の負担を軽減することができる。
なお、本発明の撮像制御装置、撮像システム、及び撮像制御方法において、前記複数の撮像装置は、車両周辺を撮像するために車両に搭載される撮像装置とすることができる。
また、上記発明の撮像制御装置及び撮像システムにおいて、前記複数の撮像装置は、連続して複数の撮像画像を撮像可能な撮像装置であって、前記撮像制御装置の前記調整手段は、前記複数の撮像装置が連続して複数の撮像画像を撮像するときの露出およびホワイトバランスの少なくとも一方を調整することもできる。
また、上記撮像制御方法において、前記複数の撮像装置は、連続して複数の撮像画像を撮像可能な撮像装置であって、前記調整ステップでは、前記複数の撮像装置が連続して複数の撮像画像を撮像するときの露出およびホワイトバランスの少なくとも一方を調整することもできる。
このように、複数の撮像装置は連続して複数の撮像画像を撮像すること、すなわち動画を撮像することができ、上記発明は動画撮像中の露出およびホワイトバランスの少なくとも一方を調整することができるため、動画撮影中に撮像画像の合成などの後処理を行なって合成画像をリアルタイムに表示する場合であっても負荷軽く短時間で合成できリアルタイムの表示も可能となる。
以上説明したように本発明によれば、撮像領域の一部が互いに重複するように配置された複数の撮像装置で撮像された撮像画像の明るさや色味などの差異を小さくすることができ、合成などの後処理の負担を軽減することができる、という効果を奏する。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態の一例を詳細に説明する。
[第1の実施の形態]
図1は、本実施の形態に係る撮像システム1の構成を示すブロック図である。
この撮像システム1は、撮像装置10a、10b、10c、10dを備え、各撮像装置10a、10b、10c、10dには、撮像制御装置20および画像合成装置30が接続されている。撮像制御装置20および画像合成装置30には、各撮像装置10a、10b、10c、10dで撮像されて得られた画像信号(デジタル画像データ)が入力される。また、撮像制御装置20から撮像装置10a、10b、10c、10dに対しては、各撮像装置10a、10b、10c、10dの露出を制御するための制御信号などが出力される。
各撮像装置10a、10b、10c、10dは、車載カメラとして用いられる。具体的には、図2に示されるように、車体70の天板部72に4つの撮像装置10a、10b、10c、10dを、隣接する撮像装置の撮像領域の一部が互いに重複するように配置固定される。図中、点線が各撮像装置10a、10b、10c、10dの撮像領域を示し、斜線部は重複領域を示している。
同図に示すように、重複領域50aは、撮像装置10aおよび撮像装置10bの撮像領域の重複領域であり、重複領域50bは、撮像装置10bおよび撮像装置10cの撮像領域の重複領域であり、重複領域50cは、撮像装置10cおよび撮像装置10dの撮像領域の重複領域であり、重複領域50dは、撮像装置10dおよび撮像装置10aの撮像領域の重複領域である。
図3は、撮像装置10a、10b、10c、10dの各々の構成を示すブロック図である。各撮像装置10a、10b、10c、10dは、同一構成を有するため、以下、撮像装置10a、10b、10c、10dを区別しないで説明する場合には、末尾の符号を省略し撮像装置10と総称する。
撮像装置10の撮影光学系13は撮影レンズ11及び絞り12を含んで構成されている。撮影レンズ11は1枚又は複数枚のレンズで構成され、単一の焦点距離(固定焦点)のレンズでも良いし、ズームレンズや望遠/広角の二焦点切替式レンズの如く焦点距離可変のものでもよい。
撮影光学系13を介してCCD14の受光面に結像された被写体像は、入射光量に応じた量の信号電荷に変換される。このようにして蓄積された信号電荷は、CCD駆動部40から加えられるCCD駆動パルスによって読み出され、信号電荷に応じた電圧信号(アナログ画像信号)として順次CCD14から出力される。
CCD18から読み出された信号は、アナログ信号処理部15で、相関二重サンプリング(CDS)処理されるとともに、R,G,Bの各色信号に色分離処理される。
これら所定のアナログ信号処理を経た画像信号は、A/D変換器16に加えられ、該A/D変換器16によりR,G,Bのデジタル信号に変換された後、デジタル信号処理部17で、所定の物理量に応じたデジタルゲインをかけることでホワイトバランス調整を行うと共に、ガンマ処理及びシャープネス処理を行って8ビットの画像データを生成する。生成されたデジタル画像データは、メモリI/F43を介してメモリ44に格納される。
タイミング信号発生回路(TG)19は、CPU18からのコマンドに応じてCCD駆動部40に対して適宜のタイミング信号を与えており、CCD14はタイミング信号発生回路19から加えられるタイミング信号により駆動され、蓄積された信号電荷に応じた電圧信号が出力される。
CPU18は、不図示のROMに記憶されたプログラムを実行することにより撮像装置10の各回路を統括制御する制御部であり、バス45を介してデジタル信号処理部17、入出力インタフェース(I/F)42、メモリI/F43等と接続されている。
入出力I/F42は、撮像制御装置20に接続される。入出力I/Fを介して撮像制御装置20から露出を制御するための制御信号が入力されると、CPU18は該制御信号に含まれる露出値に基づいて撮影光学系13の駆動部41を制御して絞り12を適正絞り値に設定すると共にシャッタースピード(具体的にはTG19のタイミング信号の出力)を調整する。
また、メモリ44に格納された画像データは適宜入出力I/F42を介して撮像制御装置20及び画像合成装置30に出力される。撮像制御装置20は、入力された画像データを用いて各撮像装置10a、10b、10c、10dの露出値を算出して、各撮像装置10a、10b、10c、10dに出力する。また、画像合成装置30は、入力された画像データをつなぎ合わせて合成し、車体周囲を撮像した俯瞰画像を生成して不図示の表示装置などに表示したりする。
ここで、図1を参照して、撮像制御装置20の構成について説明する。
撮像制御装置20は、重複領域抽出部22、明るさ差分算出部24、および露出調整量算出部26を備えている。なお、撮像制御装置20には、各撮像装置10a、10b、10c、10dと画像データや信号のやりとりをするための入出力I/Fも備えられているが、ここでは図示を省略した。
重複領域抽出部22は、各撮像装置10a、10b、10c、10dから受信した画像データの各々に基づいて、重複領域の画像を示す画像データを抽出する。重複領域の抽出方法としては、例えば、パターンマッチングによる周知の抽出方法を採用することができる。また、各撮像装置10a、10b、10c、10dの配置が常時固定であれば、重複領域の位置も固定であるため、重複領域の座標値を記憶しておき、この座標値に基づいて重複領域の画像データを抽出してもよい。
明るさ差分算出部24は、重複領域抽出部22で抽出された画像データから重複領域の画像の輝度値を算出し、各重複領域において重複する各画像間の輝度値の差分を算出する。
露出調整量算出部26は、上記算出した輝度値の差分が小さくなるように、各撮像装置10a、10b、10c、10dの露出値を求め、各撮像装置10a、10b、10c、10dに出力する。このように、撮像装置10a、10b、10c、10dの露出値はフィードバック制御される。
次に、この撮像制御装置20で行なわれる露出調整処理の流れを図4のフローチャートを参照しながら説明する。ここでは、各撮像装置10a、10b、10c、10dで撮像した撮像画像により車体70周囲の動画撮影を行なう場合を例に挙げて説明する。このフローチャートに示す露出調整処理は、動画撮影開始と同時に開始される。動画撮影中は、常に各撮像装置10a、10b、10c、10dで撮像した撮像画像が画像合成装置30で合成されて、合成画像が生成される。
ステップ100では、各撮像装置10a、10b、10c、10dに制御信号を送信し、予め定められた基準の露出値で1コマ目の撮影を行なわせ、各撮像装置10a、10b、10c、10dで撮像された撮像画像の画像データを取得する。
ステップ102では、重複領域抽出部22により各画像データから重複領域50a、50b、50c、50dの画像を示す画像データを抽出する。
ステップ104では、明るさ差分算出部24により、該重複領域50a、50b、50c、50dの画像データに基づいて、各重複領域の各画像の明るさ(輝度値)を算出し、重複領域50a、50b、50c、50dの各々で重複する2つの画像間の輝度値の差分を算出する。
具体的には、まず、重複領域50a、50b、50c、50dの各々の画像データからR、G、B信号を積算した積算値を各画像データ毎かつ各色毎に算出する。以下、R信号積算値、G信号積算値、およびB信号積算値をRGB積算値と総称する。このRGB積算値は、各重複領域の画像データ全体から算出してもよいし、一部から算出してもよい。このRGB積算値から輝度信号(Y信号)を生成して、輝度信号の積算演算を行い輝度値を算出する。そして、重複領域50a、50b、50c、50dにおいて重複している2つの画像間の輝度値の差分をそれぞれ算出する。
ステップ106では、露出調整量算出部26により、各重複領域50a、50b、50c、50dにおいて輝度値が近くなる(輝度値の差分が小さくなる)ような露出値を算出する。
ここでは、撮像装置10a、10b、10c、10dのうち基準となる一台の撮像装置(基準撮像装置と呼称)を予め定めておき、まず基準撮像装置の撮像領域の一部と重複する撮像領域を有する2台の撮像装置の露出値を、重複領域における基準撮像装置の撮像画像と非基準撮像装置の撮像画像との間の輝度値の差分が小さくなるように算出し、さらに、該露出値を算出した2台の撮像装置のうちいずれか一方を基準撮像装置として、残りの撮像装置の露出値を算出する。
より詳細には、撮像装置10aを基準撮像装置とした場合、この撮像装置10aについては、一般的な露出制御で行なわれているように、撮像装置10aで撮像された画像データから求めた輝度値およびCCD14の感度を加算して撮像装置10aの露出値を求める。
この撮像装置10aの撮像領域と重複している撮像領域(重複領域50a)を有する撮像装置10bの露出値については、該重複領域50aにおいて重複している2つの画像間の輝度値の差分が無くなるように露出値を求める。ここでは、まず一般的な露出制御で行なわれているように撮像装置10bの露出値を求めた後、この露出値に重複領域50aにおける輝度値の差分を加算して調整し最終的な露出値を求める。また、撮像装置10aの撮像領域と重複する撮像領域を有するもう1つの撮像装置10dの露出値についても、同様に、重複領域50dの画像に基づいて輝度値の差分をなくす方向に露出値を調整して求める。
更に、撮像装置10cについては、撮像装置10bまたは撮像装置10dのいずれか一方を基準撮像装置として、重複領域50bまたは重複領域50cのいずれか一方の画像に基づいて前述と同様に露出値を求める。
ステップ108では、上記算出した露出値で露出を調整するように各撮像装置10a、10b、10c、10dに対する制御信号を生成し、各撮像装置10a、10b、10c、10dに出力し、次のコマを撮像させる。
これにより、輝度値の差分をなくす方向に露出調整された状態で各撮像装置10a、10b、10c、10dが次のコマを撮像することができ、次のコマでは前のコマより輝度値の差分を小さくすることができる。従って、画像合成装置30で、各画像データを合成する際の補正量を大幅に小さく(あるいは0に)することができ、合成処理の負担が著しく軽減される。
その後は動画撮影が終了するまで、上記ステップ102〜108の処理を繰り返す。
以上説明したように、撮像領域の一部が互いに重複するように配置された複数の撮像装置の露出値を重複領域の画像に基づいて調整するようにしたため、複数の撮像装置で撮像される撮像画像の明るさの差異を小さくすることができ、合成などの後処理の負担を軽減することができる。また、これにより、撮像装置間のばらつきを吸収できるだけでなく、温度上昇などにより一部の撮像装置の撮影環境が変化した場合でもその変化を吸収できる。
なお、上記実施の形態では、重複領域の画像を撮像した2台の撮像装置のうち一方の撮像装置の露出値に輝度値の差分を加算するという手法により調整する例について説明した。しかし、この方法では差分を直接加算するため変化量が大きくなり、過補正となる場合がある。また、突発的に生じた明るさのズレ(輝度値の差分)に対して表示が不安定になることもある。
そこで、輝度値の差分そのものではなく、該差分に基づいて算出した値(差分に対して所定の係数を乗じた値など)を一方の撮像装置の露出値に加算したり、加算値に上限を設けたり、あるいは差分を即座にフィードバックせずに加算するまでの時間をもたせる、などの方法を組み合わせて、合成後に違和感のない画像となるよう調整を行うことが好ましい。
また、合成画像を安定させるため、差分はコマ積算または時間積算したものを利用してもよい。つまり、あるコマ数だけ(コマ1、コマ2、コマ3・・・)のRGB積算値を求め、上記と同様の方法で露出値を調整する、或いは、ある一定時間内のコマ全てのRGB積算値を求めて上記と同様の方法で露出値を調整するようにしてもよい。
[第2の実施の形態]
また、上記第1の実施の形態では、撮像領域の一部が互いに重複するように配置された複数の撮像装置の露出値を、重複領域の画像に基づいて調整する例について説明したが、重複領域の画像に基づいてホワイトバランスを調整するようにしてもよい。この場合には、本実施の形態の撮像システム2には、図5に示すように、第1の実施の形態の撮像制御装置20に代えて、第1の実施の形態と同様に重複領域を抽出する重複領域抽出部22、RGB積算値を算出するためのRGB積算値算出部25、およびホワイトバランス調整量(ゲイン値)を算出するためのホワイトバランス調整量算出部27を備えた撮像制御装置21を設ける。なお、それ以外の構成については、第1の実施の形態と同様であるため説明を省略する。
図6は、撮像制御装置21で行なわれるホワイトバランス調整処理の流れを示すフローチャートである。このフローチャートに示すホワイトバランス調整処理は、動画撮影開始と同時に開始される。
ステップ200では、各撮像装置10a、10b、10c、10dに制御信号を送信し、1コマ目の撮影を行なわせ、各撮像装置10a、10b、10c、10dで撮像された撮像画像の画像データを取得する。
ステップ202では、重複領域抽出部22により各画像データから重複領域50a、50b、50c、50dの画像を示す画像データを抽出する。
ステップ204では、RGB積算値算出部25により、重複領域50a、50b、50c、50dの各々の画像データからR、G、B信号を積算した積算値を各画像データ毎かつ各色毎に算出する。なお、このRGB積算値は、重複領域全体の画像のRGB積算値であってもよいし、重複領域の一部の画像の積算値であってもよい。そして、重複領域50a、50b、50c、50dの各々で重複する2つの画像間のRGB各色毎の積算値の差分を算出する。
ステップ206では、ホワイトバランス調整量算出部27により、各重複領域50a、50b、50c、50dにおいてホワイトバランスの状態が近くなるような、すなわち、RGB積算値の各色毎の差分が小さくなるようなホワイトバランスのゲイン値をRGB各色毎に算出する。
ここでも、上記実施の形態と同様に、撮像装置10a、10b、10c、10dのうち基準となる1台の撮像装置(基準撮像装置と呼称)を予め定めておき、まず基準撮像装置のホワイトバランスのゲイン値について、周囲の環境(明るさ等)に基づいて好適な値を算出するか、或いは予め定められた値を設定する。
続いて、基準撮像装置の撮像領域の一部と重複する撮像領域を有する2台の撮像装置(各々を非基準撮像装置と呼称)の各々のホワイトバランスのゲイン値を、重複領域における基準撮像装置の撮像画像と非基準撮像装置の撮像画像との間のRGB各色毎の積算値の差分が小さくなるように算出する。より具体的には、重複領域におけるRGB各色毎の積算値の差分を非基準撮像装置のRGB各色毎の積算値に加算し、この加算結果から非基準撮像装置のホワイトバランスのゲイン値を求める。さらに、ゲイン値を求めた非基準撮像装置のうちいずれか一方を基準撮像装置として、残りの撮像装置のゲイン値を同様に算出する。
ステップ208では、上記算出したゲイン値でホワイトバランス制御が行なわれるように各撮像装置10a、10b、10c、10dに対する制御信号を生成し、各撮像装置10a、10b、10c、10dに出力する。
これにより、各撮像装置10a、10b、10c、10dのCPU18は、制御信号に含まれるゲイン値をデジタル信号処理部17に出力する。デジタル信号処理部17は、CPU18から与えられた各色毎のゲイン値をRGB信号に乗算してホワイトバランスを調整する。
これにより、各撮像装置10a、10b、10c、10dで撮像された次のコマの画像データについては、RGB積算値の各色毎の差分をなくす方向にホワイトバランス調整されて画像合成装置30に出力されるため、次のコマでは前のコマより色味の差異を小さくすることができる。従って、画像合成装置30で各画像データを合成する際に、各画像データを補正するための補正量が大幅に小さくする(あるいは0にする)ことができ、合成処理の負担が著しく軽減される。
その後は動画撮影が終了するまで、上記ステップ202〜208の処理を繰り返す。
以上説明したように、撮像領域の一部が互いに重複するように配置された複数の撮像装置のホワイトバランスを重複領域の画像に基づいて調整するようにしたため、複数の撮像装置で撮像される撮像画像の色味の差異を小さくすることができ、合成などの後処理の負担を軽減することができる。また、これにより、撮像装置間のばらつきを吸収できるだけでなく、温度上昇などにより一部の撮像装置の撮影環境が変化した場合でもその変化を吸収できる。
なお、この例でも、重複領域の画像を撮像した2台の撮像装置のうち一方の撮像装置のRGB積算値に基準撮像装置との差分を加算し、この加算結果に基づいてホワイトバランスのゲイン値を算出するという手法により調整する例について説明した。しかし、前述したように、この方法では差分を直接加算するため変化量が大きくなり、過補正となる場合がある。
そこで、前述と同様にRGB積算値の差分そのものではなく、該RGB積算値に基づいて算出した値(差分に対して所定の係数を乗じた値など)を一方の撮像装置の積算値に加算したり、加算値に上限を設けたり、あるいは差分を即座にフィードバックせずに加算するまでの時間をもたせる、などの方法を組み合わせて、合成後に違和感のない画像となるよう調整を行うことが好ましい。
また、前述したように、合成画像を安定させるため、差分はコマ積算または時間積算したものを利用してもよい。つまり、あるコマ数だけ(コマ1、コマ2、コマ3・・・)のRGB積算値を求め、上記と同様の方法でホワイトバランスのゲイン値を調整する、或いは、ある一定時間内のコマ全てのRGB積算値を求めて上記と同様の方法でゲイン値を調整するようにしてもよい。
[第3の実施の形態]
上記第1の実施の形態では、常に重複領域の輝度値の差分に基づいて露出を調整する例について説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、算出した輝度値の差分が予め定められた閾値以上のとき(すなわち、明るさの差異が大きく撮像画像のつなぎ目が目立つ場合)には、上記重複領域の画像に基づいた露出調整を行ない、差分が閾値未満のとき(すなわち、明るさの差異が小さく撮像画像のつなぎ目が目立たない場合)には、上記重複領域の画像に基づいた露出調整を行なわないようにしてもよい。以下、輝度値の差分と閾値との比較結果に基づいて露出調整方法を切替える例について説明する。
図7は、輝度値の差分と閾値との比較結果に基づいて露出調整方法を切替える露出調整処理の流れを示すフローチャートである。この露出調整処理は、動画撮影開始と同時に開始される。
ステップ300では、各撮像装置10a、10b、10c、10dに制御信号を送信し、予め定められた基準の露出量で1コマ目の撮影を行なわせ、各撮像装置10a、10b、10c、10dで撮像された撮像画像の画像データを取得する。
ステップ302では、重複領域抽出部22により各画像データから重複領域50a、50b、50c、50dの画像を示す画像データを抽出する。
ステップ304では、明るさ差分算出部24により、該重複領域50a、50b、50c、50dの画像データに基づいて、各重複領域の各画像の明るさ(輝度値)を算出し、重複領域50a、50b、50c、50dの各々で重複する2つの画像間の輝度値の差分を算出する。
ステップ306では、各重複領域における明るさ(輝度値)の差分が予め定められた閾値未満か否かを判断する。ここで、輝度値の差分が閾値未満であると判断した場合には、明るさの差異が小さく、重複領域に基づく露出調整は行なう必要はないと判断する。そこで、ステップ308に移行し、重複領域の画像に基づいた露出調整は行なわずに、まず4台の撮像装置10a、10b、10c、10dのうち基準となる撮像装置の露出値を一般的な露出制御で行なわれているような手法で求め、残りの3台の撮像装置の露出値を該基準となる撮像装置の値に追従させる(すなわち、同一の露出値とする)。
ステップ310では、ステップ308で求めた露出値で露出を調整するように各撮像装置10a、10b、10c、10dに対する制御信号を生成し、各撮像装置10a、10b、10c、10dに出力し、次のコマを撮像させる。
その後は、動画撮影が終了するまで、上記ステップ308〜310の処理を繰り返す。
一方、ステップ306で、各重複領域における輝度値の差分は閾値以上である判断した場合には、ステップ312で、上記実施の形態と同様に各重複領域50a、50b、50c、50dにおいて各画像データが示す明るさ(輝度値)が近くなる(輝度値の差分が小さくなる)ような露出値を算出する。詳細は、上述の実施の形態と同様であるため、説明を省略する。
ステップ314では、ステップ312で求めた露出値で露出を調整するように各撮像装置10a、10b、10c、10dに対する制御信号を生成し、各撮像装置10a、10b、10c、10dに出力し、次のコマを撮像させる。
その後は動画撮影が終了するまで、上記ステップ312〜314の処理を繰り返す。
重複領域の各画像に基づく露出調整は、輝度値の差分を求めてから各撮像装置10a、10b、10c、10dの各々の露出調整を個別に行なう必要があり撮像制御装置20の負荷が大きくなる。従って、重複領域の各画像の輝度値の差分が閾値以上の場合にのみ、前述の重複領域の画像に基づく露出調整を行なって各画像の明るさの差異が小さくなるようにし、輝度値の差分が閾値未満の場合には、重複領域の画像に基づく露出調整を行なわずに、基準とする撮像装置のみ通常の露出調整を行ない残りの撮像装置の露出値はそれに追従させるようにすることにより、輝度値の差分が閾値未満の場合の露出調整では、撮像制御装置20のプロセッサには1台の撮像装置の露出制御のみの負荷しかかからなくなり、撮像制御装置20の負荷を軽減させることができる。
なお、ここでは、最初に撮像された1コマ目の画像の重複領域の画像から露出調整方法を切替え、その後は該切替えた露出調整方法を継続して行なう例について説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、1コマ撮影する毎に重複領域の輝度値の差分と閾値とを比較して露出調整方法を切替えるようにしてもよい。これにより、環境温度の変化等により細やかに対応して露出調整を行なうようにすることができる。また、所定時間間隔毎あるいは所定撮影コマ数毎に重複領域の輝度値の差分と閾値とを比較して露出調整方法を切替えるようにしてもよい。これにより、さらに負荷が軽減される。
[第4の実施の形態]
本実施の形態では、第2の実施の形態の変形例として、RGB積算値の差分と閾値との比較結果に基づいてホワイトバランス調整方法を切替える場合を例に挙げて説明する。
図8は、RGB積算値の差分と閾値との比較結果に基づいてホワイトバランス調整方法を切替えるホワイトバランス調整処理の流れを示すフローチャートである。このホワイトバランス調整処理は、動画撮影開始と同時に開始される。
ステップ400では、各撮像装置10a、10b、10c、10dに制御信号を送信し、1コマ目の撮影を行なわせ、各撮像装置10a、10b、10c、10dで撮像された撮像画像の画像データを取得する。
ステップ402では、重複領域抽出部22により各画像データから重複領域50a、50b、50c、50dの画像を示す画像データを抽出する。
ステップ404では、該重複領域50a、50b、50c、50dの画像データに基づいて、各重複領域の各画像のRGB信号の積算値を算出し、重複領域50a、50b、50c、50dの各々で重複する2つの画像間のRGB各色毎の積算値の差分を算出する。
ステップ406では、各重複領域におけるRGB各色毎の積算値の差分の全てが予め定められた閾値未満か否かを判断する。ここで、RGB各色毎の積算値の差分の全てが閾値未満であると判断した場合には、各撮像領域の撮影画像の色味の差異は小さいため、ステップ408で、重複領域の画像に基づいたホワイトバランス調整は行なわずに、まず基準となる撮像装置のゲイン値について周囲の環境に応じた値を一般的なホワイトバランス制御で行なわれているような手法で求め、続いて他の撮像装置のゲイン値を該基準となる撮像装置の値に追従させる(すなわち、同一のゲイン値とする)。
一方、ステップ406で、各重複領域におけるRGB各色毎の積算値の差分の少なくとも1つが閾値以上であると判断した場合には、ステップ412で、上記実施の形態と同様に各重複領域50a、50b、50c、50dにおいて各重複領域50a、50b、50c、50dにおいてホワイトバランスの状態が近くなるような、すなわち、RGB積算値の差分が小さくなるようなホワイトバランスのゲイン値をRGB各色毎に算出する。詳細は、上述の実施の形態と同様であるため、説明を省略する。
ステップ414では、上記算出したゲイン値でホワイトバランス制御が行なわれるように各撮像装置10a、10b、10c、10dに対する制御信号を生成し、各撮像装置10a、10b、10c、10dに出力し、次のコマを撮像させる。
その後は動画撮影が終了するまで、上記ステップ412〜414の処理を繰り返す。
重複領域の各画像に基づくホワイトバランス調整は、各撮像装置10a、10b、10c、10dの各々のホワイトバランス調整を個別に行なう必要があり撮像制御装置20の負荷が大きくなる。従って、このように、重複領域の各画像のRGB積算値の差分が閾値以上の場合にのみ、前述の重複領域の画像に基づくホワイトバランス調整を行なって各画像の色味の差異が小さくなるようにし、RGB積算値の差分が閾値未満の場合には、重複領域の画像に基づくホワイトバランス調整を行なわずに、基準とする撮像装置のみ通常のホワイトバランス調整を行ない残りの撮像装置のゲイン値はそれに追従させるようにすることにより、RGB積算値の差分が閾値未満の場合のホワイトバランス調整では、撮像制御装置20のプロセッサには1台の撮像装置のホワイトバランス制御のみの負荷しかかからなくなり、撮像制御装置20の負荷を軽減させることができる。
なお、ここでは、最初に撮像された1コマ目の画像の重複領域の画像からホワイトバランス調整方法を切替え、その後は該切替えたホワイトバランス調整方法を継続して行なう例について説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、1コマ撮影する毎に重複領域のRGB積算値の差分と閾値とを比較してホワイトバランス調整方法を切替えるようにしてもよい。これにより、環境温度の変化等により細やかに対応してホワイトバランス調整を行なうようにすることができる。また、所定時間間隔毎あるいは所定撮影コマ数毎に重複領域のRGB積算値の差分と閾値とを比較してホワイトバランス調整方法を切替えるようにしてもよい。これにより、負荷が軽減される。
また、第1の実施の形態および第2の実施の形態を組み合わせ、重複領域の画像に基づいて、露出調整およびホワイトバランス調整の双方を行なうようにしてもよい。また、第3の実施の形態および第4の実施の形態を組み合わせ、露出調整およびホワイトバランス調整の双方を制御する場合に閾値との比較に応じて調整方法を切替えるようにしてもよい。
第1の実施の形態に係る撮像システムの構成を示すブロック図である。 車体に対する各撮像装置の配置位置を示す図である。 撮像装置の構成を示すブロック図である。 第1の実施の形態の露出調整処理の流れを示すフローチャートである。 第2の実施の形態に係る撮像システムの構成を示すブロック図である。 第2の実施の形態のホワイトバランス調整処理の流れを示すフローチャートである。 第3の実施の形態の露出調整処理の流れを示すフローチャートである。 第4の実施の形態のホワイトバランス調整処理の流れを示すフローチャートである。
符号の説明
1 撮像システム
10a、10b、10c、10d 撮像装置
20、21 撮像制御装置
22 重複領域抽出部
24 明るさ差分算出部
25 RGB積算値差分算出部
26 露出調整量算出部
27 ホワイトバランス調整量算出部
30 画像合成装置
50a、50b、50c、50d 重複領域

Claims (15)

  1. 撮像領域の一部が互いに重複するように配置された複数の撮像装置で撮像された撮像画像の各々から重複領域の画像を抽出する抽出手段と、
    前記抽出された重複領域の各画像に基づいて、前記複数の撮像装置のうち少なくとも2つの撮像装置の露出およびホワイトバランスの少なくとも一方を調整する調整手段と、
    を含む撮像制御装置。
  2. 前記調整手段は、前記複数の撮像装置のうち少なくとも2つの撮像装置の露出を調整する場合には、前記抽出された重複領域の各画像の輝度値を算出し、該各画像間の該算出した輝度値の差分が小さくなるように露出を調整する請求項1記載の撮像制御装置。
  3. 前記調整手段は、前記算出された輝度値の差分が所定値以上の場合に、前記抽出された重複領域の各画像に基づいた露出の調整を行なう請求項2記載の撮像制御装置。
  4. 前記調整手段は、前記算出された輝度値の差分が所定値未満の場合には、前記複数の撮像装置のうち基準となる撮像装置で撮像された撮像画像に基づいて前記複数の撮像装置のうち少なくとも2つの撮像装置の露出を調整する請求項3記載の撮像制御装置。
  5. 前記調整手段は、前記複数の撮像装置のうち少なくとも2つの撮像装置のホワイトバランスを調整する場合には、前記抽出された重複領域の各画像のR,G,B信号の積算値を各色毎に算出し、該各画像間の該算出した各色毎の積算値の差分の各々が小さくなるようにホワイトバランスを調整する請求項1乃至請求項4のいずれか1項記載の撮像制御装置。
  6. 前記調整手段は、前記算出された各色毎の積算値の差分の少なくとも1つが所定値以上の場合に、前記抽出された重複領域の各画像に基づいたホワイトバランスの調整を行なう請求項5記載の撮像制御装置。
  7. 前記調整手段は、前記算出された各色毎の積算値の差分の各々が所定値未満の場合には、前記複数の撮像装置のうち基準となる撮像装置で撮像された撮像画像に基づいて前記複数の撮像装置のうち少なくとも2つの撮像装置のホワイトバランスを調整する請求項6記載の撮像制御装置。
  8. 前記複数の撮像装置は、車両周辺を撮像するために車両に搭載される撮像装置である請求項1乃至請求項7のいずれか1項記載の撮像制御装置。
  9. 前記複数の撮像装置は、連続して複数の撮像画像を撮像可能な撮像装置であって、
    前記調整手段は、前記複数の撮像装置が連続して複数の撮像画像を撮像するときの露出およびホワイトバランスの少なくとも一方を調整する請求項1乃至請求項8のいずれか1項記載の撮像制御装置。
  10. 撮像領域の一部が互いに重複するように配置された複数の撮像装置と、
    前記複数の撮像装置で撮像された撮像画像の各々から重複領域の画像を抽出する抽出手段、および前記抽出された重複領域の各画像に基づいて前記複数の撮像装置のうち少なくとも2つの撮像装置の露出およびホワイトバランスの少なくとも一方を調整する調整手段を含む撮像制御装置と、
    を含む撮像システム。
  11. 前記複数の撮像装置は、車両周辺を撮像するために車両に搭載される撮像装置である請求項10記載の撮像システム。
  12. 前記複数の撮像装置は、連続して複数の撮像画像を撮像可能な撮像装置であって、
    前記調整手段は、前記複数の撮像装置が連続して複数の撮像画像を撮像するときの露出およびホワイトバランスの少なくとも一方を調整する請求項10または請求項11記載の撮像システム。
  13. 撮像領域の一部が互いに重複するように配置された複数の撮像装置で撮像された撮像画像の各々から重複領域の画像を抽出する抽出ステップと、
    前記抽出された重複領域の各画像に基づいて、前記複数の撮像装置のうち少なくとも2つの撮像装置の露出およびホワイトバランスの少なくとも一方を調整する調整ステップと、
    を含む撮像制御方法。
  14. 前記複数の撮像装置は、車両周辺を撮像するために車両に搭載される撮像装置である請求項13記載の撮像制御方法。
  15. 前記複数の撮像装置は、連続して複数の撮像画像を撮像可能な撮像装置であって、
    前記調整ステップでは、前記複数の撮像装置が連続して複数の撮像画像を撮像するときの露出およびホワイトバランスの少なくとも一方を調整する請求項13または請求項14記載の撮像制御方法。
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