JP2005033735A - 撮像装置及び方法、撮像システム、プログラム - Google Patents

撮像装置及び方法、撮像システム、プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 撮影した被写体の動きに応じて撮影範囲内の状況変化を短い時間間隔で捉えた全体画像を順次生成する。
【解決手段】 撮影範囲全体を表す全体画像を構成する単位画像と、先の全体画像を構成する同一撮影方向上の単位画像との間で動きの有無を判別し、動きがあるものと判別した単位画像が存在する場合において、次の全体画像を構成する際に当該単位画像とその周囲にある単位画像のみに撮影方向を合わせて撮像し、これを記録媒体へ記録する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、広範な撮影範囲の状況を監視するために、撮影範囲全体を表す全体画像を構成する各単位画像を撮像する撮像装置及び方法、撮像システム、プログラムに関する。
従来より広く用いられている電子スチルカメラは、被写体を撮像することでレンズを通過した光を、CCD等の固体撮像素子により画像信号に変換し、これを記録媒体に記録し、また記録した画像信号を再生することができる。また電子スチルカメラの多くは、撮像した静止画像を表示することができるモニタを備え、これまでに記録した静止画像のうち特定のものを選択して表示することができる。この電子スチルカメラにおいて、モニタに供給される画像信号は、一画面毎の被写体に対応するものである。このため、同時に表示される画像は狭い範囲のものとなり、広範囲の状況を同時に監視することができなかった。
このため、カメラの撮影方向を順にシフトさせながら被写体を撮像することにより、複数の単位画像から構成されるパノラマ状の全体画像を得ることにより、広範囲の状況を監視することができる監視カメラが普及している。特に、近年において、複数の映像信号を縮小/合成し、1フレームの映像信号とする技術も提案され(例えば、特許文献1参照。)、また設置された複数の監視用ビデオカメラから監視映像を集めてビデオテープ等の記録媒体に記録することにより、監視の実現を可能とする集中監視記録システムも提案されている(例えば、特許文献2参照。)。
特開平10−108163号公報
特開2000−243062号公報
上記従来の如き監視カメラにより、例えば図11に示すような撮影範囲内を所定の撮影画角で撮像する場合には、撮影方向を水平方向又は垂直方向へ順にシフトさせて撮像する必要がある。仮に撮影範囲のサイズを、上記所定の撮影画角により撮像することにより得られるフレーム(以下、単位画像という。)のサイズのs×t倍で表せるときには、少なくともs×t通りの撮影方向を設定する必要がある。
実際には、監視カメラの撮影方向を、先ず左上に位置する座標(1,1)に合わせて撮像を実行する。次に、この監視カメラの撮影方向を座標(2,1)、(3,1)、(4,1)・・(s,1)と水平方向へ順次変更させて撮像を実行する。1列目の撮像を終了させた後、撮影方向を2列目の座標(1,2)に調整して撮像を実行し、その後、水平方向へ順次シフトさせながら撮像を実行する。かかる動作を繰り返して座標(s,t)まで撮像を実行した後、このs×t個の単位画像を貼り合わせることにより撮影範囲全体を表した全体画像を合成することができる。
しかしながら、従来の如き監視カメラは、一枚の全体画像を生成するために、これを構成する全てのs×t個の単位画像を撮像する必要があり、特に撮影範囲内において短時間に生じた僅かな状況変化を漏れなく捉えることができないという問題点がある。
図12は、時刻t1〜t4へ経過していくにつれ、移動速度の速い移動被写体(鳥)が建物から徐々に遠ざかる様子を示している。この図12に示す時刻t1において全体画像を構成するs×t個の単位画像を撮像する際には、移動被写体の存在しない建物や雲等を構成する単位画像も含めて順次撮像する必要があるため、長時間を要することになる。
その結果、次のタイミングで全体画像の撮像する際には、既に時刻がt4に到達している場合もあり、時刻t2,t3における移動被写体の状況を画像データとして捉えることができず、ひいては監視カメラを介した監視の実効が図れなくなるという問題点があった。
そこで、本発明は上述した問題点に鑑みて案出されたものであり、その目的とするところは、広範な撮影範囲の状況を監視するために、撮影範囲全体を表す全体画像を構成する各単位画像を撮像する撮像装置及び方法、撮像システム、プログラムにおいて、撮影した被写体の動きに応じて撮影範囲内の状況変化を短い時間間隔で捉えた全体画像を順次生成する撮像装置及び方法、撮像システム、プログラムを提供することにある。
本発明を適用した撮像装置及び方法、撮像システム、プログラムでは、上述した問題点を解決するために、撮影範囲全体を表す全体画像を構成する単位画像と、先の全体画像を構成する同一撮影方向上の単位画像との間で動きの有無を判別し、動きがあるものと判別した単位画像が存在する場合において、次の全体画像を構成する際に当該単位画像とその周囲にある単位画像のみに撮影方向を合わせて撮像する。
即ち、本発明を適用した撮像装置は、撮影範囲全体を表す全体画像を構成する各単位画像に撮影方向を順次合わせて撮像する撮像手段と、上記撮像された単位画像を記録媒体へ記録する記録手段と、上記撮像された単位画像と、先の全体画像を構成する同一撮影方向上の単位画像との間で動きの有無を判別する動き判別手段と、少なくとも上記各手段を制御する制御手段とを備え、上記撮像手段は、上記動き判別手段により動きがあるものと判別された単位画像が存在する場合において、次の全体画像を構成する際に当該単位画像とその周囲にある単位画像のみに撮影方向を合わせて撮像し、上記記録手段は、上記撮像手段により上記撮影方向に合わせて撮像された単位画像を上記記録媒体へ順次記録する。
また、本発明を適用した撮像方法は、撮影範囲全体を表す全体画像を構成する各単位画像に撮影方向を順次合わせて撮像し、上記撮像した単位画像を記録媒体へ記録し、上記撮像した単位画像と、先の全体画像を構成する同一撮影方向上の単位画像との間で動きの有無を判別し、動きがあるものと判別した単位画像が存在する場合において、次の全体画像を構成する際に当該単位画像とその周囲にある単位画像のみに撮影方向を合わせて撮像し、上記撮影方向に合わせて撮像された単位画像を上記記録媒体へ順次記録する。
また、本発明を適用した撮像システムは、撮影範囲全体を表す全体画像を構成する各単位画像に撮影方向を順次合わせて撮像する撮像装置と、上記撮像装置により撮像された単位画像を記録媒体へ記録し、また上記撮像された単位画像と、先の全体画像を構成する同一撮影方向上の単位画像との間で動きの有無を判別する制御装置と、上記記録媒体へアクセス可能なユーザ端末とを備え、上記撮像装置は、上記制御装置により動きがあるものと判別された単位画像が存在する場合において、次の全体画像を構成する際に当該単位画像とその周囲にある単位画像のみに撮影方向を合わせて撮像し、上記制御装置は、上記撮像手装置より上記撮影方向に合わせて撮像された単位画像を上記記録媒体へ順次記録する。
また、本発明を適用したプログラムは、撮影範囲全体を表す全体画像を構成する各単位画像に撮影方向を順次合わせて撮像し、上記撮像した単位画像を記録媒体へ記録し、上記撮像した単位画像と、先の全体画像を構成する同一撮影方向上の単位画像との間で動きの有無を判別し、動きがあるものと判別した単位画像が存在する場合において、次の全体画像を構成する際に当該単位画像とその周囲にある単位画像のみに撮影方向を合わせて撮像し、上記撮影方向に合わせて撮像された単位画像を上記記録媒体へ順次記録することをコンピュータに実行させる。
以上詳細に説明したように、本発明では、撮影範囲全体を表す全体画像を構成する単位画像と、先の全体画像を構成する同一撮影方向上の単位画像との間で動きの有無を判別し、動きがあるものと判別した単位画像が存在する場合において、次の全体画像を構成する際に当該単位画像とその周囲にある単位画像のみに撮影方向を合わせて撮像する。
このため、撮影した被写体の動きに応じて撮影範囲内の状況変化を短い時間間隔で捉えた全体画像を順次生成することが可能となる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。本発明を適用した撮像システム1は、例えば図1に示すように、被写体を撮像して画像信号を生成するカメラユニット2と、接続されたカメラユニット2を制御する制御装置15と、他のユーザが本撮像システム1より提供されるアプリケーションを実行するための端末装置9と、端末装置9に接続される端末ディスプレイ10と、制御装置15と端末装置9との間で各種情報を送受信するためのネットワーク8とを備えている。
カメラユニット2は、パンチルタ部3と、カメラ部4とが一体的に構成されてなる。パンチルタ部3は、例えばパン、チルトの2軸につき撮影方向を自在に変更するための回転台として構成される。
カメラ部4は、パンチルタ部3を構成する回転台上に配設され、制御装置15に基づく制御の下、撮影方向を水平方向或いは垂直方向に調整しつつ、被写体を撮像する。またこのカメラ部4は、制御装置15による制御に応じて、撮影画角を順次変更することにより、撮影倍率を拡大又は縮小して、被写体を撮像する。
制御装置15は、パーソナルコンピュータ(PC)等により構成され、カメラユニット2から伝送される画像信号を記録メディアへ記録し、また記録メディアへ記録した画像信号に基づく各画像をユーザに表示する。またこの制御装置15は、カメラユニット2から伝送される画像信号につき輝度成分を識別することにより動きの有無を判別し、当該判別結果に応じてカメラユニット2における撮像のモードを切り替えるように制御する。更に、この制御装置15は、このネットワーク8全体を制御するためのいわゆる中央制御装置としての役割も担い、他の端末装置9からの要求に応じて、画像や音声を送信する。
ネットワーク8は、例えば制御装置15と電話回線を介して接続されるインターネット網を始め、TA/モデムと接続されるISDN(Integrated Services Digital Network)/B(broadband)−ISDN等のように、情報の双方向送受信を可能とした公衆通信網である。ちなみにこの撮像システム1を、一定の狭いエリア内で運用する場合には、このネットワーク8を、LAN(Local Area Network)で構成してもよい。さらにこのネットワーク8は、静止画像に加えて動画像をも送信できるようにしてもよい。かかる場合には、インターネットプロトコル(IP)に基づき、例えばMPEG(Moving Picture Experts Group)データを始めとする動画像がある一つのチャネルから継続的に送信され、静止画像データは別のチャネルから一定時間毎に送信されることになる。なお、このネットワーク8には、さらに図示しないネットワークサーバを接続してもよい。この図示しないネットワークサーバは、例えばインターネット情報を管理し、端末装置9による要求を受けて、自身に格納してある所定の情報を送信する。
端末装置9は、各家庭や企業等に待機するユーザがネットワーク8を介して制御装置15から画像を取得し、所望の処理を実行するためのPCである。複数の端末装置9をネットワーク8に接続することにより、複数のユーザに対してこの撮像システム1のアプリケーションを同時に提供することが可能となる。この端末装置9は、制御装置15から取得した画像を、端末ディスプレイ10に対して表示する。またこの端末装置9は、ユーザによる指定操作に応じて要求信号を生成し、これを制御装置15に対して送信する。なお端末装置9のブロック構成については、後述する制御装置15の構成を引用し、説明を省略する。
次に、本発明を適用した撮像システム1におけるカメラユニット2,制御装置15の構成について詳細に説明する。
図2は、カメラユニット2,制御装置15の構成図である。この図2では、カメラユニット2を構成するパンチルタ部3は、撮像方向を変更するための回転台を制御するTilt部並びにPan部より構成される。このパンチルタ部3には、接続された方位センサ31によりカメラ部4の位置と角度に関する情報が送信される。また、カメラユニット2を構成するカメラ部4は、主としてレンズ部22の画角を変更するためのレンズ制御部23と、レンズ部22の光軸に直交する位置に配設される撮像部24とを備えている。
制御装置15は、撮像部24との間で、例えばIEEE1394インターフェースを介して接続されるA/D変換部51,同期生成部52と、このA/D変換部51に接続されるエンコーダ53,動き検出部54と、動き検出部54から送信される画像を一時的に記憶する第1のメモリ55と、エンコーダ53から出力される画像を蓄積する記録メディア56と、記録メディア56から読み出された画像を伸張するためのデコーダ57と、A/D変換部51並びにデコーダ57に接続され、ユーザに対して表示するための画像を作り出すモニタ用画像処理部58と、接続されたモニタ用画像処理部58から供給される画像を一時的に記憶する第2のメモリ59とを備えている。
また制御装置15は、動き検出部54から供給される判別信号R1に基づいてカメラユニット2に対して駆動信号L1を送信し、或いはモニタ用画像処理部58に対して所定の処理を実行する制御部60と、接続された制御部60による制御の下、ユーザに対して音声により注意を喚起するアラーム62と、同期生成部52に接続され、制御装置15に必要な各種パルスを発生するジェネレータ63と、接続されたモニタ用画像処理部58から入力される信号をアナログ化するD/A変換部64と、D/A変換部64に接続された液晶表示面等から構成されるモニタ65と、モニタ65上に表示されている画像からユーザが所望の画像領域、画像位置を指定するための操作部66とを備えている。
パンチルタ部3は、制御部60からの駆動信号L1に基づき、回転台の駆動源として構成されているステッピングモータを回転させる。これにより回転台自体を水平方向、或いは垂直方向へ旋回させることができるため、回転台上に載置されているカメラ部4の撮影方向を水平方向、或いは垂直方向へ変更することができる。
レンズ制御部23は、制御部60からの駆動信号に基づき、レンズ部22に対して自動絞り制御動作や自動焦点制御動作を実行する。またこのレンズ制御部23は、かかる駆動信号に基づき、被写体に対する撮影画角を変更する。これにより、カメラ部4は、撮影倍率を順次調整して被写体を撮像することも可能となる。
撮像部24は、例えばCCD(Charge Coupled Device )等の固体撮像素子により構成され、レンズ部22を介して入射される被写体像を撮像面上に結像させ、光電変換により画像信号を生成する。この撮像部24は、生成した画像信号をA/D変換部51へ送信する。
A/D変換部51は、撮像部24から送信される画像信号をデジタル化し、これをエンコーダ53,動き検出部54,モニタ用画像処理部58へ送信する。また、同期生成部52は、撮像部24からの同期を抽出し、これに基づく基準信号N1を生成する。同期生成部52は、生成した基準信号N1をジェネレータへ出力する。
エンコーダ53は、例えばJPEG(Joint Photographic Experts Group)等の規格に基づいて圧縮符号化される。ちなみにこのエンコーダ53は、圧縮符号化する画像信号に対して、位置情報やメタデータを付加してもよい。エンコーダ53は、圧縮符号化した画像信号を記録メディア56へ出力する。なお供給される画像信号につき、圧縮符号化を行わない場合には、このエンコーダ53における処理は省略される。
記録メディア56は、例えばハードディスクや、着脱自在なディスク状記録媒体等として適用され、エンコーダ53から出力される画像信号を位置情報やメタデータと関連付けて順次記録する。記録メディア56に記録された画像信号は、制御部60による制御に基づき読み出され、デコーダ57へ送信される。なお記録メディア56に記録される画像信号を図示しないメモリカードへ記録するように制御することにより、メモリカードに記録されている画像信号を他のPCへ移し換えることも可能となる。また、この記録メディア56に記録されている画像信号を上述した図示しないネットワークサーバに記録するように制御することにより、記録メディア56を図示しないネットワークサーバに代替することも可能となる。
デコーダ57は、記録メディア56から読み出されたJPEG形式の画像信号を伸張し、これをモニタ用画像処理部58へ送信する。
動き検出部54は、A/D変換部51から新たに送信される画像信号の各輝度成分を、第1のメモリ55に記憶されている画像信号の輝度成分と比較する。その結果、両者の間で比較した輝度成分の差分値が、所定の閾値を超えている場合には、上記供給される画像信号につき、動きがあるものと判別する。一方、両者の間で比較した輝度成分の差分値が、所定の閾値を下回る場合には、上記供給される画像信号につき、動きがないものと判別する。動き検出部54は、かかる判別結果を示す判別信号R1を制御部60へ送信するとともに、A/D変換部51から新たに送信された上記画像信号を順次第1のメモリ55へ記憶させる。
第1のメモリ55は、接続された動き検出部54からの画像信号を所定のアドレスへ記憶する。この第1のメモリ55に記憶される画像信号は、動き検出部54による制御の下、順次読み出され、A/D変換部51から後に送信される画像信号との間で輝度成分が比較されることになる。
モニタ用画像処理部58は、制御部60による制御の下、A/D変換部51或いはデコーダ57から送信される画像信号に基づき、モニタ65への絵画処理を実行する。またモニタ用画像処理部58は、制御部60による制御に基づき、モニタ65におけるコントラスト、輝度の制御を実行する。またモニタ用画像処理部58は、動き検出部54において動きがあるものと判別された場合に、モニタ65上に表示する画像にマーカを挿入する等の処理を施す。また、このモニタ用画像処理部58は、第2のメモリ59と協働することにより、複数枚の画像をモニタ65における液晶表示面上へ同時に表示するために画素を間引く処理を実行する。
モニタ65は、例えば図示しない液晶表示素子やバックライト等から構成され、ユーザが撮像された画像を視認するためのインターフェースである。液晶表示素子の背面からは上述したバックライトにより照明光が照射され、モニタ65全体の視認性を向上させることができる。
制御部60は、ユーザにより操作部66を介して画像領域、画像位置が指定された場合に、パンチルタ部3やレンズ制御部23を駆動するための駆動信号L1や、制御装置15内の各ユニットを制御するための制御信号を送信する。また、この制御部60は、ネットワーク8を介した端末装置9からの所定の要求信号R2を受けて、記録メディア56に記録されている最適な静止画像、動画像、或いは各種情報を選択し、これを当該端末装置9へ送信するように制御する。更にこの制御部60は、動き検出部54から受信した判別信号R1に応じて、モニタ用画像処理部58を制御し、或いはカメラユニット2に対して駆動信号L1を送信し、或いはモニタ用画像処理部58に対して所定の制御処理を実行する。
操作部66は、モニタ65上に表示されている画像からユーザが所望の画像領域、画像位置を指定するためのキーボードやマウス等により構成される。
ジェネレータ63は、カメラブロック2において撮像された画像がモニタ65上に表示される場合において、同期生成部52から供給される基準信号N1に基づき、かかる表示処理のタイミングを制御する。またジェネレータ63は、記録メディア56に記録されている画像がモニタ65上に表示される場合において、自身で生成した基準信号に基づき、かかる表示処理のタイミングを制御する。
次に本発明を適用した撮像システム1における撮像動作について説明をする。
図3は、カメラユニット2により、黒枠で示される撮影範囲内を撮影画角uで撮像する場合について示している。撮影範囲を撮影画角uで全て撮像するためには、撮影方向を水平方向又は垂直方向へ順にシフトさせて撮像する必要がある。仮に撮影範囲のサイズが、任意の撮影画角uで撮像することにより得られるフレーム(以下、単位画像という。)のサイズのi×j倍で表せるときには、少なくともi×j通りの撮影方向を設定する必要がある。この撮影画角uで撮像したi×j個の単位画像を貼り合わせることにより撮影範囲全体を表した全体画像を合成することができる。
ここで、撮影範囲の各単位画像の座標(M,N)を、水平方向につき、左端から順に1、2、・・M・、iとし、垂直方向につき上端から順に1、2、・・N・、jとしたとき、制御部60は、パンチルタ部3に対して駆動信号L1を送信することにより、カメラ部4の撮影方向を、先ず左上に位置する座標(1,1)に合わせて撮像を実行させる。この座標(1,1)について撮像することにより生成された単位画像に基づく画像信号は、A/D変換部51によりA/D変換された後、動き検出部54を介して第1のメモリ55へ記憶され、またモニタ用画像処理部58を介して第2のメモリ59へ記憶される。また、この画像信号は、エンコーダ52において、JPEG規格に基づいて圧縮符号化され、メタデータ等も同時に付加された上で、記録メディア56へ順次記録される。
同様に制御部60は、パンチルタ部3に対して駆動信号L1を送信することにより、カメラ部4の撮影方向を、右側に1画枠分シフトさせて座標(2,1)に合わせて撮像を実行する。この座標(2,1)について撮像することにより生成された画像信号も同様に記録メディア56へ記録される。制御部60による制御に基づき、カメラ部4は、撮影方向を座標(3,1)、(4,1)・・(i,1)と水平方向へ順次変更させて撮像を実行する。
カメラ部4は、1列目の撮像を終了させた後、制御部60による制御に基づき、撮影方向を2列目の座標(1,2)に調整して撮像を実行し、その後、水平方向へ順次シフトさせながら撮像を実行する。かかる動作を繰り返して座標(i,j)まで撮像を終了させた時、第1のメモリ55,第2のメモリ59,記録メディア56には、座標毎に撮像したi×j個の単位画像に基づく画像信号が記録されている状態になる。ちなみに座標(i,j)まで撮像を終了後、制御部60は、パンチルタ部3に対して駆動信号L1を送信することにより、カメラ部4の撮影方向を、再び左上に位置する座標(1,1)に合わせて、次のタイミングにおける撮像を実行させる。
ちなみに、単位画像の撮像の順は上述した例に限定されるものではなく、例えば、1列目の撮像を終了させた後、制御部60による制御に基づき、撮影方向を2列目の座標(i,2)に調整して撮像を実行し、その後、座標(1,2)へ向かって撮影方向をシフトさせるようにしてもよい。
第2のメモリ59に記録されている各単位画像に基づく画像信号は、モニタ用画像処理部58により順次読み出されて、モニタ65における表示画面のサイズに適合するように縮小される。この縮小された各単位画像は、D/A変換部64を経てモニタ65に表示される。第2のメモリ59に記録されたi×j個の単位画像を全てディスプレイ6に表示させることにより、1枚のパノラマ状の全体画像が合成されることになる。上述の撮像動作を一定の間隔で実行することにより、撮影範囲の最新の状況を示す全体画像を取得することが可能となる。
また制御部60により、記録メディア56において以前より記録されている単位画像をモニタ65上に表示する旨が指定された場合には、記録メディア56からかかる単位画像に基づく画像信号が順次読み出され、デコーダ57により伸張されてモニタ用画像処理部58へ送られる。モニタ用画像処理部58において、上述の如く表示画面のサイズに適合するように縮小され、パノラマ状の全体画像へ合成されて表示されることになる。
図4は、撮像したi×j個の単位画像を貼り合わせることにより合成した全体画像を、モニタ65の全体画像表示部70に表示する例を示している。なお、この制御装置15は、全体画像表示部70に対して、全体画像を構成する各単位画像間の境界を表示させてもよいし、シームレスな全体画像のみを表示させてもよい。また制御装置15は、パノラマ状の全体画像の代替として、撮影範囲全体を捉えることができる撮影画角で撮影した1枚の全体画像を、この全体画像表示部70に表示させてもよい。
ちなみに表示画面45には、単位画像を拡大した拡大画像を表示するための拡大画像表示部71がさらに設けられている。この拡大画像表示部71は、全体画像表示部70に表示される全体画像を構成する単位画像のうち、ユーザにより指定された一の単位画像を拡大して表示してもよいし、またかかる一の単位画像の撮影方向につき、動画を順次表示してもよい。これによりユーザは、指定した単位画像における撮影方向の状況につき、リアルタイムに確認することもできる。
また表示画面45には、拡大画像表示部71に表示されている単位画像につき、撮影倍率を縮小して表示させるためのWIDEボタン72、撮影倍率を拡大して表示させるためのZOOMボタン73が表示される。また、この表示画面45には、カメラ部4の撮影方向を水平、垂直方向において調整するための撮影方向制御部75、各種モードの設定やサーバに対して所望のアドレスに単位画像に基づく画像信号を記録させるための設定ボタン76等も表示される。
またユーザは、全体画像表示部70や拡大画像表示部71に対して、操作部66を介して、所望の画像領域、画像位置を指定することができる。なお、各表示部70,71には、操作部66におけるマウス等の動きに連動させて上述の指定操作を実行するための照準線やポインタをさらに表示させてもよい。
本発明を適用した撮像システム1では、上述の如く撮像したi×j個の単位画像を貼り合わせることにより撮影範囲全体を表した全体画像を合成する通常撮像モードに加え、全体画像を短い時間間隔で生成してゆくことにより、図4における全体画像表示部70に表示される鳥等のような移動被写体の動きを漏れなく画像信号として捉える追跡撮像モードへ自動的に切り替えることができる。図5は、通常撮像モードと追跡撮像モードについて時系列的に示している。通常撮像モードでは、全体画像を構成する全ての単位画像に対して撮影方向を順次合わせて撮像を実行するため、一枚の全体画像を合成するまでに長時間を要する結果、単位時間あたりに生成し得る全体画像の数(以下、リフレッシュレートという)が小さくなる。
これに対して、追跡撮像モードでは、移動被写体が存在する可能性のある複数の単位画像(以下、かかる複数の単位画像からなる画像領域を更新画像領域という。)のみに撮影方向を合わせて撮像を行う。即ち、この追跡撮像モードでは、更新画像領域を構成する新たに撮像された単位画像のみ更新し、残りの単位画像は先の全体画像を構成する単位画像をそのまま適用することにより一枚の全体画像を合成する。制御装置15は、全体画像を合成する度に移動被写体の動きを検出することにより、更新画像領域を特定し直す。
即ち、この追跡撮像モードでは、移動被写体を捉えた更新画像領域を構成する単位画像のみに対して撮影方向を順次合わせて撮像を実行すれば足りるため、短時間で一枚の全体画像を合成することができ、リフレッシュレートを高めることが可能となる。
本発明を適用した撮像システム1では、被写体に対する撮像動作が開始された場合に、先ず通常撮像モードによる撮像が実行される。その際、動き検出部54は、図5に示すように、撮像された単位画像と、先の全体画像を構成する同一撮影方向上の単位画像との間で動きの有無を判別する。その結果、動き検出部54により、動きがあるものと判別された単位画像が存在する場合には、通常撮像モードから追跡撮像モードへ切り替える。一方、動き検出部54により、動きの存在が検出されなかった場合には、そのまま通常撮像モードでの撮像を続行する。
図6は、かかる動き検出部54における動き検出の詳細な手順を説明するためのフローチャートである。先ずステップS11において、カメラユニット2により新たに撮像された単位画像をA/D変換部51から受信する。動き検出部54は、この新たに撮像された単位画像につき、先の全体画像を構成する同一撮影方向上の単位画像(以下、参照単位画像という。)が第1のメモリ55に記憶されているか確認する。その結果、第1のメモリ55に参照単位画像が記憶されている場合には、ステップS12へ移行する。一方、新たに撮像された単位画像が、初めて撮像する全体画像を構成するものである場合には、第1のメモリ55には参照単位画像が存在しないため、次の単位画像の撮像へ移行することになる。
次にステップS12へ移行し、動き検出部54は、新たに撮像された単位画像と、参照単位画像の輝度成分を比較する。このとき動き検出部54は、比較する互いの単位画像につき、対応する画素毎に輝度成分の差分絶対値を演算する。
次にステップS13へ移行し、動き検出部54は、ステップS12において演算した差分絶対値と、所定の閾値とを比較する。その結果、演算した差分絶対値が所定の閾値を超えない場合には、ステップS14へ移行し、動き検出部54は、動きがある旨を示す判別信号R1を制御部60へ送信する。一方、演算した差分絶対値和が所定の閾値を超える場合には、新たに撮像された単位画像において動きが存在しないことを示しており、ステップS15へ移行する。何れのステップへ移行するにせよ、新たに撮像された単位画像は、第1のメモリ55へ記憶される。そして次の全体画像を構成する同一撮影方向上の単位画像の撮像時に、参照単位画像として輝度成分が参照させることになる。
ステップS15へ移行した場合には、カメラユニット2より撮影方向をシフトさせて新たな単位画像の撮像が実行され、再びステップS11以下の処理が実行されることになる。
制御部60は、動き検出部54より、動きがある旨を示す判別信号R1を受けて、通常撮像モードから追跡撮像モードへの切り替えを実行すべくカメラユニット2、制御装置15を制御する。図7は、かかる制御部60に基づくモード切り替えの詳細な手順を示す説明するためのフローチャートである。
先ずステップS21において、制御部60は、動き検出部54から受信した判別信号R1の詳細を識別する。
次にステップS22へ移行し、制御部60は、識別した判別信号R1の詳細に基づき、通常撮像モードを続行するか、或いは追跡撮像モードへ切り替えるか決定する。上述の如く、受信した判別信号につき動きがある旨を示す情報が含まれている場合には、追跡撮像モードへ切り替える旨を決定し、ステップS23へ移行する。
ステップS23において、制御部60は、カメラユニット2に対して、撮影方向を順次シフトさせながら単位画像の撮像を続行させるための駆動信号L1を送信する。撮像された単位画像は、順次動き検出部54へ供給され、参照単位画像との間で輝度成分が比較されることになる(ステップS24)。動き検出部54は、比較する互いの単位画像につき、対応する画素毎に輝度成分の差分絶対値を演算し、演算した差分絶対値和と閾値とを比較することにより、動きの有無を順次判別する。即ち、このステップS24において更に動き検出を実行することにより、全体画像中において動きがあるものと判別される単位画像をより精度よく特定することが可能となる。
このステップS24において、動きがあるものと判別された単位画像が存在する場合にはステップS25へ移行し、次の全体画像を構成する際に当該単位画像とその周囲にある単位画像のみに撮影方向を合わせて撮像する。一方、動きがあるものと判別された単位画像が存在しなかった場合には、ステップS23へ再度移行する。
なお、上述したステップS23,S24における処理を割愛し、ステップS13において動き検出された場合に即座にステップ25に移行するようにしてもよい。
図8は、かかるステップS23〜S25において、動き検出する単位画像を示している。ステップS23において撮像した単位画像A18,A5につき参照単位画像との間で動きの有無を判別した結果、動きがあるものと判別されなかったが、単位画像A6については、移動被写体が存在する結果、参照画像との間で動きがあるものと判別された場合に、ステップS25へ移行する。
ステップS25において、撮像システム1は、更新画像領域を構成する単位画像として、この単位画像A6と、その周囲にある単位画像A1,A2,A3,A5,A6,A7,A9,A10,A11のみに対して撮影方向を合わせて撮像を実行する。このとき撮像システム1は、単位画像A6を囲むように、単位画像A7,A11,A10,A9,A5,A6,A7,A3,A2,A1,A5,A6・・の順に撮像を実行するが、かかる場合に限定されるものではなく、いかなる順で単位画像を撮像してもよい。
上述した更新画像領域を含む全体画像を合成する場合には、残りの単位画像につき、先の全体画像を構成する単位画像をそのまま適用することになる。合成された単位画像は、モニタ65上の全体画像表示部70へ表示され、或いは互いに関連付けられて記録メディア56へ記録される。また更新画像領域を構成する上記撮像された単位画像は、順次動き検出部54により参照単位画像との間で動きの有無につき判別されることになる。
また、次の瞬間において移動被写体が単位画像A11へ移った場合には、更に撮像された単位画像A11につき、参照画像との間で動きがあるものと判別されることになるため、次の全体画像における更新画像領域を構成する単位画像として、上記動き検出された単位画像A6に加えて単位画像A11と、これらの周囲にある単位画像A1〜A16を更新画像領域として撮像を実行する。このとき撮像システム1は、単位画像A6,A11を囲むように、単位画像A10,A9,A13,A14,A15,A16,A12,A11,A10,A9,A5,A6,A7,A8,A4,A3,A2,A1,A5,A6・・の順に撮像を実行するが、かかる場合に限定されるものではなく、いかなる順で単位画像を撮像してもよい。なお、更新画像領域を構成する上記撮像された単位画像は、順次動き検出部54により参照単位画像との間で動きの有無につき判別されることになる。
また、次の瞬間において移動被写体が完全に単位画像A11へ移り、単位画像A6において何ら動きがみられない場合には、上記動き検出された単位画像A11と、その周囲にある単位画像A6,A7,A8,A10,A11,A12,A14,A15,A16のみを更新画像領域として撮像を実行する。このとき撮像システム1は、単位画像A11のみを囲むように、単位画像A7,A8,A12,A11,A10,A14,A15,A16,A12,A11,A10,A6,A7,A8,A12,A11・・の順に撮像を実行するが、かかる場合に限定されるものではなく、いかなる順で単位画像を撮像してもよい。
このように、動き検出された単位画像と、当該単位画像の周囲にある単位画像のみを更新画像領域として特定し、更新画像領域を構成する新たに撮像された単位画像につき、参照単位画像との間で動きの有無を判別することにより、上述の如く移動被写体がA6からA11へ移る場合においても、かかる移動被写体を常時捉えた更新画像領域を特定することができる。また、かかる更新画像領域を構成する単位画像のみ撮像の対象とすることにより、一枚の全体画像を生成するのに必要な撮像回数を低減させることができる。
例えば、通常撮像モードにおいて全体画像を構成するi×j個の単位画像を全て撮像するのに対して、この追跡撮像モードでは、9個の単位画像のみで足りるため、一枚の全体画像を生成するために要する時間は、9/(i×j)のオーダまで短縮化でき、次の全体画像の生成へすぐに移行できる結果、リフレッシュレートを大幅に高める事が可能となる。
また、このリフレッシュレートを高めることができれば、撮影範囲内を移動する移動被写体の挙動を短い時間間隔で捉えることができ、ひいては撮影範囲内において短時間に生じた僅かな状況変化を漏れなく捉えることが可能となる。
特に本発明を適用した撮像システム1では、生成した全体画像を構成する単位画像が図5に示すような時系列形式で順次記録メディア56へ記録するため、制御装置15を操作するユーザによる事後的な画像解析が可能となり、さらにネットワーク8を介して他の複数のユーザが記録メディアに同時にアクセスして、事後的な画像解析が可能となる。
なお、更新画像領域を特定する方法としては、上述した実施の形態に限定されるものではなく、例えば、動き検出された単位画像A11に加えて、単位画像A6,A8,A14,A16のみを更新画像領域として特定してもよいし、単位画像A7,A10,A12,A15のみを更新画像領域として特定してもよい。即ち、動き検出された単位画像A11の周囲にある単位画像であればいかなるものであってもよい。
上述の如く撮像された単位画像のうち、モニタ用画像処理部58へ送信された単位画像は、第2のメモリ59へ一時的に記憶された後、モニタ65における全体画像表示部70のサイズに適合するように縮小される。
図9は、この単位画像を第2のメモリ59へ記憶させる手順を示している。
先ずステップS31において、A/D変換部51からモニタ用画像処理部58へ単位画像が送信された場合において、当該単位画像を第2のメモリ59へ記憶させる際のアドレスが制御部66より指定される。
次にステップS32へ移行し、ジェネレータ63により制御されるタイミングに基づき、上記送信された単位画像を表す画像信号を制御部66より指定された第2のメモリ59のアドレスに記憶させる。
次に、ステップS33へ移行し、1フレームの単位画像が第2のメモリ59へ記憶されたか否か判別する。その結果、1フレームの単位画像の第2のメモリ59への記憶が終了していない場合には、ステップS34へ移行し、第2のメモリ59へ記憶させる際のアドレスに1を加算した上で、再びステップS32における処理を実行する。一方、当該単位画像が第2のメモリ59へ全て記憶された場合には、ステップS31へ戻り、次の単位画像の第2のメモリ59への記憶を開始する。
図10は、第2のメモリ59へ記憶された単位画像をモニタ65上へ表示する手順を示すフローチャートである。
先ずステップS41において、単位画像のサイズをモニタ65における全体画像表示部70のサイズに適合させるべく、制御部60は、第2のメモリ59に記憶されている単位画像につき間引く画素の量を指定する。
次にステップS42へ移行し、ジェネレータ63により制御されるタイミングに基づき、第2のメモリ59の指定されたアドレスに記憶されている単位画像の画像信号を読み出す。
次にステップS43へ移行し、第2のメモリ59から単位画像1フレーム分を読み出すことができたか否か判別する。その結果、第2のメモリ59から単位画像1フレーム分の読み出しが終了していない場合には、ステップS44へ移行し、第2のメモリ59に記憶されている単位画像につき間引く画素の量をコントロールした上で、再度ステップS42における読み出しを実行する。一方、第2のメモリ59からの単位画像1フレームの読み出しを終了した場合には、ステップS41へ戻り、次の単位画像の読み出しを開始する。
なお、本発明は上述した実施の形態に限定されるものではない。例えば、動き検出部54が、動きの有無を判別する際に、輝度成分の差分絶対値との比較に用いる上記所定の閾値を、制御部60により、或いは操作部66を介したユーザの操作に基づき、自在に調整するようにしてよい。これにより、動き検出の度合いを自在に変更することができる結果、例えば移動被写体以外の僅かな輝度の変化についても動きがあるものと判別されることを防ぐことができる。動き検出に輝度成分としたが色成分でもよい。
また、制御部60は、パンチルタ部3に対して、水平、垂直方向への撮影方向のシフト量を小さくするような駆動信号L1を送信することにより、カメラユニット2により撮像される各単位画像を互いに重複させるようにしてもよい。これにより、移動被写体を常に中心付近に捉えた単位画像を撮像することも可能となる。
また、本発明に係る撮像システム1では、端末装置9のユーザに対して、全体画像や拡大画像を送信し、また端末装置9から指定を受けた画像領域に応じて、当該端末装置9に拡大画像を返信することができる。即ち、本発明を適用した撮像システム1では、この制御装置15を操作するユーザに加えて、ネットワーク8に接続されている端末装置9を操作するユーザに対しても、適切な単位画像を選択し、これを送信することができる。また、ネットワーク8に対して複数の端末装置9を接続することにより、複数のユーザに対して同時に各単位画像を送信することも可能となる。
なお、本発明は、上述した処理をコンピュータに実行させるためのプログラムに適用してもよいことは勿論である。
本発明を適用した撮像システムの構成を示す図である。 カメラユニット,制御装置のブロック構成図である。 カメラユニットにより、黒枠で示される撮影範囲内を撮影画角uで撮像する場合について説明するための図である。 モニタ上の表示画面の構成例を示す図である。 通常撮像モード並びに追跡撮像モードにつき時系列的に示した図である。 動き検出部における動き検出の詳細な手順を説明するためのフローチャートである。 制御部に基づくモード切り替えの詳細な手順を示す説明するためのフローチャートである。 ステップS23〜S25において、動き検出する単位画像を示す図である。 単位画像を第2のメモリへ記憶させる手順を示すフローチャートである。 第2のメモリへ記憶された単位画像をモニタ上へ表示する手順を示すフローチャートである。 パノラマ状の全体画像を構成する単位画像の例につき説明するための図である。 従来技術の問題点につき説明するための図である。
符号の説明
1 撮像システム、2 カメラユニット、3 パンチルタ部、4 カメラ部、8 ネットワーク、9 ユーザ端末、10 端末ディスプレイ、15 制御装置、22 レンズ部、23 レンズ制御部、24 撮像部、A/D変換部51、52 同期生成部、53 エンコーダ、54 動き検出部、55 第1のメモリ、56 記録メディア、57 デコーダ、58 モニタ用画像処理部、59 第2のメモリ、60 制御部、62 アラーム、63 ジェネレータ、64 D/A変換部、65 モニタ、66 操作部

Claims (9)

  1. 撮影範囲全体を表す全体画像を構成する各単位画像に撮影方向を順次合わせて撮像する撮像手段と、
    上記撮像された単位画像を記録媒体へ記録する記録手段と、
    上記撮像された単位画像と、先の全体画像を構成する同一撮影方向上の単位画像との間で動きの有無を判別する動き判別手段と、
    少なくとも上記各手段を制御する制御手段とを備え、
    上記撮像手段は、上記動き判別手段により動きがあるものと判別された単位画像が存在する場合において、次の全体画像を構成する際に当該単位画像とその周囲にある単位画像のみに撮影方向を合わせて撮像し、
    上記記録手段は、上記撮像手段により上記撮影方向に合わせて撮像された単位画像を上記記録媒体へ順次記録すること
    を特徴とする撮像装置。
  2. 上記撮像された単位画像より構成される全体画像を表示する表示手段を更に備え、
    上記表示手段は、上記動き判別手段により動きがあるものと判別された単位画像が存在する場合において、上記次の全体画像を表示する際に、上記撮像手段により新たに撮像された単位画像のみ更新して表示すること
    を特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  3. 上記表示手段に表示される全体画像において、ユーザが画像領域を指定するための指定手段を更に備え、
    上記表示手段は、上記指定手段により指定された画像領域に応じて、上記記録媒体に記録されている単位画像を読み出し、これを拡大して表示すること
    を特徴とする請求項2記載の撮像装置。
  4. 上記動き判別手段は、動きの有無を判別する単位画像間において輝度成分の差分値を演算し、演算した差分値が所定の閾値を超える場合に動きがあるものと判別すること
    を特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  5. 上記所定の閾値を調整するための調整手段をさらに備えること
    を特徴とする請求項4記載の撮像装置。
  6. 上記撮像手段は、上記単位画像間で互いに重複画像領域が生じるように撮影方向を順次変化させて撮像すること
    を特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  7. 撮影範囲全体を表す全体画像を構成する各単位画像に撮影方向を順次合わせて撮像し、
    上記撮像した単位画像を記録媒体へ記録し、
    上記撮像した単位画像と、先の全体画像を構成する同一撮影方向上の単位画像との間で動きの有無を判別し、
    動きがあるものと判別した単位画像が存在する場合において、次の全体画像を構成する際に当該単位画像とその周囲にある単位画像のみに撮影方向を合わせて撮像し、上記撮影方向に合わせて撮像された単位画像を上記記録媒体へ順次記録すること
    を特徴とする撮像方法。
  8. 撮影範囲全体を表す全体画像を構成する各単位画像に撮影方向を順次合わせて撮像する撮像装置と、
    上記撮像装置により撮像された単位画像を記録媒体へ記録し、また上記撮像された単位画像と、先の全体画像を構成する同一撮影方向上の単位画像との間で動きの有無を判別する制御装置と、
    上記記録媒体へアクセス可能なユーザ端末とを備え、
    上記撮像装置は、上記制御装置により動きがあるものと判別された単位画像が存在する場合において、次の全体画像を構成する際に当該単位画像とその周囲にある単位画像のみに撮影方向を合わせて撮像し、
    上記制御装置は、上記撮像手装置より上記撮影方向に合わせて撮像された単位画像を上記記録媒体へ順次記録すること
    を特徴とする撮像システム。
  9. 撮影範囲全体を表す全体画像を構成する各単位画像に撮影方向を順次合わせて撮像し、
    上記撮像した単位画像を記録媒体へ記録し、
    上記撮像した単位画像と、先の全体画像を構成する同一撮影方向上の単位画像との間で動きの有無を判別し、
    動きがあるものと判別した単位画像が存在する場合において、次の全体画像を構成する際に当該単位画像とその周囲にある単位画像のみに撮影方向を合わせて撮像し、上記撮影方向に合わせて撮像された単位画像を上記記録媒体へ順次記録することをコンピュータに実行させるためのプログラム。
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