JP3838149B2 - モニタリングシステムおよび方法、並びにプログラムおよび記録媒体 - Google Patents

モニタリングシステムおよび方法、並びにプログラムおよび記録媒体 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、監視カメラ等に適用されるモニタリングシステムおよび方法、並びにプログラムおよび記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、広範囲の状況を監視するモニタリングシステムが使用されている。例えば海上監視、河川監視、立ち入り監視区域のモニタリング、野生動物の行動観察等にモニタリングシステムが使用される。広範囲の画像を撮影する必要上、画素数が非常に多いビデオカメラを使用していた。そのために、システムの価格が高くなり、コストの面で問題があった。これに対して、カメラの撮影範囲を順にずらせながら、静止画像を撮影し、多数の静止画像を連結することで、モニタリングしようとする範囲の画像を生成することが提案されている。この場合では、画像全体として、極めて高解像度の画像を得ることができる。したがって、画像全体中の一部分の拡大画像を得る場合に、拡大画像自体の解像度が高く、鮮明な画像を得ることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このようなモニタリングシステムでは、例えば河川監視において、モニタリングしようとする範囲の画像全体を監視することはできるが、任意の点のみを監視することはできなかった。
【0004】
例えば、増水により逐一変化する状況になったときに、最も危険となる任意の点の位置のフレーム(静止画像)を撮影し、表示させることはできなかった。
【0006】
従って、この発明の目的は、モニタリングしようとする範囲の画像全体を表示すると共に、任意の点の位置のフレームのみを撮影し、表示することができるモニタリングシステムおよび方法、並びにプログラムおよび記録媒体を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を達成するために、この発明は、映像を撮影する撮像部と、撮像部の撮像方向を可変する撮像方向可変部と、画像データを蓄積する蓄積部と、画像表示部と、撮像方向可変部の最大可動範囲内の所定の可動範囲において、各撮像方向で撮像された複数枚の静止画像からなる原画像または原画像を圧縮した圧縮画像を蓄積部に蓄積し、原画像または圧縮画像をさらに圧縮して生成されたパノラマ状の全体画像を画像表示部に表示する制御部とを有し、パノラマ状の全体画像の中の任意の点を指示し、指示された任意の点の位置の静止画像のみを撮像部で撮影し、パノラマ状の全体画像の中の指示された位置以外の画像は変えず、撮影された静止画像をパノラマ状の全体画像の中の指示された位置に表示し、撮影処理と指示された位置に撮影された静止画像を表示する処理を繰り返し行うようにしたことを特徴とするモニタリングシステムである。
【0010】
この発明は、撮像部の撮像方向を可変する撮像方向可変部の最大可動範囲内の所定の可動範囲において、各撮像方向で撮像された複数枚の静止画像からなる原画像または原画像を圧縮した圧縮画像を蓄積し、原画像または圧縮画像をさらに圧縮して生成されたパノラマ状の全体画像を表示するモニタリング方法において、パノラマ状の全体画像の中の任意の点を指示するステップと、指示された任意の点の位置の静止画像のみを撮像部で撮影するステップと、パノラマ状の全体画像の中の指示された位置以外の画像は変えず、撮影された静止画像をパノラマ状の全体画像の中の指示された位置に表示するステップとからなり、撮影するステップと、指示された位置に撮影された静止画像を表示するステップとを繰り返し行うようにしたことを特徴とするモニタリング方法である。
【0011】
この発明は、撮像部の撮像方向を可変する撮像方向可変部の最大可動範囲内の所定の可動範囲において、各撮像方向で撮像された複数枚の静止画像からなる原画像または原画像を圧縮した圧縮画像を蓄積し、原画像または圧縮画像をさらに圧縮して生成されたパノラマ状の全体画像を表示するモニタリング方法をコンピュータに実行させるためのプログラムにおいて、パノラマ状の全体画像の中の任意の点を指示するステップと、指示された任意の点の位置の静止画像のみを撮像部で撮影するステップと、パノラマ状の全体画像の中の指示された位置以外の画像は変えず、撮影された静止画像をパノラマ状の全体画像の中の指示された位置に表示するステップとからなり、撮影するステップと、指示された位置に撮影された静止画像を表示するステップとを繰り返し行うようにコンピュータに実行させることを特徴とするプログラムである。
【0013】
この発明は、撮像部の撮像方向を可変する撮像方向可変部の最大可動範囲内の所定の可動範囲において、各撮像方向で撮像された複数枚の静止画像からなる原画像または原画像を圧縮した圧縮画像を蓄積し、原画像または圧縮画像をさらに圧縮して生成されたパノラマ状の全体画像を表示するモニタリング方法をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体において、パノラマ状の全体画像の中の任意の点を指示するステップと、指示された任意の点の位置の静止画像のみを撮像部で撮影するステップと、パノラマ状の全体画像の中の指示された位置以外の画像は変えず、撮影された静止画像をパノラマ状の全体画像の中の指示された位置に表示するステップとからなり、撮影するステップと、指示された位置に撮影された静止画像を表示するステップとを繰り返し行うようにコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
【0015】
このように、撮像部の光軸を任意の点の位置の静止画像の中心に向けることができるので、全体画像を表示すると共に、任意の点の位置の静止画像を撮影し、表示することができる
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の一実施形態について図面を参照して説明する。図1は、この発明の一実施形態の概略的な構成を示す。ディスプレイ2が接続されているコンピュータ1は、カメラユニット3を制御する。図1の例は、1台のコンピュータ1が2台のカメラユニット3を制御し、また、ディスプレイ2'が接続されている他のコンピュータ1'が他のカメラユニット3'を制御するシステムの例である。1台のコンピュータが複数台のカメラユニット3を制御できる。
【0017】
カメラユニット3は、パンチルタ部4とカメラ部5が一体的に構成されたものである。カメラユニット3は、遠方の対象領域を撮影可能なように設置される。一例として、カメラ部5は、倍率が10倍、70倍等の望遠レンズを有し、数十メートルから数キロメートル離れた場所を撮影可能とされている。
【0018】
カメラ部5は、例えば外部からのトリガと同期してシャッタをオンできるディジタルスチルカメラであり、その撮影素子例えばCCDは、VGA(Video Graphics Array,640x480画素)、XGA(eXtended Graphics Array,1024x768画素)、SXGA(Super eXtended Graphics Array,1280x1024画素)等の画素数を有する。VGAの撮像素子の場合では、30fps(フレーム/秒)のレートで画像データが出力され、XGAの撮像素子の場合では、15fps(フレーム/秒)のレートで画像データが出力され、SXGAの撮像素子の場合では、7.5fps(フレーム/秒)のレートで画像データが出力される。
【0019】
映像データは、カメラユニット3からコンピュータ1に対してバス6を介して伝送される。バス6は、映像データの伝送路とカメラユニット3の制御信号とを伝送する。上述した構成は、コンピュータ1'とカメラユニット3'とに関しても同様である。
【0020】
コンピュータ1、1'では、カメラユニット3、3'からの映像データをメモリに蓄積し、後述するように、操作用のGUI(Graphical User Interface)を構成し、ユーザが所望の対象領域の画像をカメラユニット3、3'で撮影できるように、カメラユニット3、3'を制御できる。圧縮符号化例えばJPEG(Joint Photographic Experts Group) によって撮影画像が圧縮される。
【0021】
コンピュータ1および1'は、LAN(Local Area Network)7で互いに接続されている。LAN7に対してさらに他のコンピュータ8が接続されている。参照符号9は、コンピュータ8のディスプレイである。コンピュータ8は、LAN7を介してコンピュータ1、1'からの画像データ等を受取り、アーカイブ10に対して映像データを蓄積し、さらに、画像データの処理を行う。例えば映像データを使用して顔認識、荷物認識、環境認識、車認識等の処理がなされる。アーカイブ10は、テープストリーマーのような大量のデータを蓄積できるものである。
【0022】
図2は、上述したモニタリングシステムにおけるコンピュータ1とカメラユニット3の部分のより詳細な構成を示す。図2の例では、参照符号21で示す共通のコントローラバス21に対して、カメラユニット3およびコンピュータの構成要素が接続されている。
【0023】
パンチルタ部は、パン部4aとチルト部4bからなる。パン部4aおよびチルト部4bは、それぞれ駆動源として例えばステッピングモータを有し、コントローラバス21を介してコントローラCPU(Central Processing Unit)33から供給される制御信号に応じてカメラ部5をパンまたはチルトさせる。パンチルタ部上にカメラ部5が載置されている。ここで、パンは、水平方向にカメラを回転させることを意味し、チルトは、垂直方向にカメラを回転させることを意味する。一例として、パン角の最大値が180°とされ、チルト角の最大値が50°とされている。
【0024】
後述するように、カメラ部5の最大移動範囲内で、チルト角=±15°、パン角=±50°程度の範囲でカメラ部5を移動させる。撮像中心を画角分移動させる毎に、シャッターがオンされ、静止画像(以下、適宜フレームと称する)が撮影される。縦方向でM(例えば8枚)で、横方向でN(例えば16枚)の合計(M×N=8×16=128枚)のフレームが順番に撮影され、これらを圧縮すると共に連結させて1枚の全体画像を形成する。各フレームが例えばXGA(1024x768画素)画像である。したがって、128枚のフレームは、重複部分を無視すると、(横方向が1024×16=16,384画素で、縦方向が768×8=6,144画素)の約1億画素の画像を形成する。128枚のフレームを撮影するのに約5秒かかる。重複部分は、例えば縦横のそれぞれで16画素とされる。
【0025】
カメラ部5は、ディジタルスチルカメラの構成とされ、レンズ部22とフォーカス・ズーム・アイリス制御部23と撮像部24とからなる。フォーカス・ズーム・アイリス制御部23は、コントローラバス21を介してコントローラCPU33から供給される制御信号によって制御される。撮像部24は、固体撮像素子例えばCCDとカメラ信号処理回路とを含む。撮像部24からのディジタル映像信号がIEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers) 1394のインターフェース25を介してバッファメモリ26に書き込まれる。
【0026】
バッファメモリ26の出力データがJPEGエンコーダ/メタデータ付加部27に供給され、画像データがJPEGデータに変換される。JPEGは、圧縮方式の1つであって、他の圧縮方式を使用しても良いし、圧縮しないでも良い。
【0027】
カメラユニット3には、その位置を検出するためのGPS(Global Positioning System) 28が備えられている。GPS28を備えることによって、カメラの設置場所のデータを記録できると共に、カメラの向きを検出し、複数のカメラの向きを連動して制御することが可能となる。GPS28は、コントローラバス21を介してコントローラCPU33から供給される制御信号によって制御される。
【0028】
GPS28の出力信号がメタデータ生成部29に供給され、GPS28の測位結果に基づいた位置情報(緯度・経度、方位、高度等の情報)およびメタデータ(時刻、カメラ部5のパラメータ(倍率、フォーカス値、アイリス値等)等の情報)が生成される。位置情報およびメタデータがJPEGエンコーダ/メタデータ付加部27に供給され、JPEGデータに対して位置情報およびメタデータが付加される。
【0029】
メタデータおよび位置情報が付加されたJPEGデータがハードディスク等のメインメモリ30に蓄積されると共に、グラフィックコントローラ31および画像圧縮部32に供給される。この明細書では、メインメモリ30に対する蓄積を記録と呼び、メインメモリ30からデータを読み出すことを再生と呼ぶことにする。また、メインメモリ30を介さないで現に撮影中の画像を表示することをライブモードと称し、過去に記録されたデータをメインメモリ30から再生して表示することをビューモードと称する。
【0030】
メインメモリ30は、サーバとしての機能を有する。例えばXGAの画像をJPEGで圧縮した結果、1枚のフレームのデータ量は、約100kバイトとなり、128枚の画像で約12.5Mバイトのデータ量である。メインメモリ30が80Gバイト程度の容量を有していれば、1日分のJPEGデータを保存することが可能である。ビューモードにおいては、メインメモリ30に限らず、アーカイブ等の蓄積装置に蓄積されているより旧いデータを再生することを可能とされている。
【0031】
メインメモリ30から読み出されたJPEGデータがグラフィックコントローラ31に供給される。画像圧縮部32は、JPEGエンコーダ/メタデータ付加部27からのJPEGデータ、またはメインメモリ30から読み出されたJPEGデータから圧縮画像またはサムネイルを生成する。例えば縦方向および横方向のそれぞれが間引かれることで、パノラマ状の全体画像が形成される。また、後述する可動範囲画像を形成するための圧縮処理も、画像圧縮部32においてなされる。上述したように、XGAの場合では、約1億画素のデータがJPEG圧縮と画像圧縮部32の処理によって、(400×1000画素)のようなパノラマ状の全体画像が形成される。可動範囲画像もサムネイルであるが、全体画像よりもさらに粗い画像である。
【0032】
グラフィックコントローラ31は、JPEGデータをビットマップデータへ変換し、ディスプレイ2の画面上に所望の画像表示がなされるようなグラフィックス処理を行う。すなわち、可動範囲画像表示、全体画像表示、選択画像表示、ボタン等のGUI表示がディスプレイ2の画面上でなされる。表示の詳細については、後述する。
【0033】
また、グラフィックコントローラ31は、画像処理を行い、画像変化を検出する。画像変化は、リファレンス画像に対して生じた変化である。例えばビューモードにおいて、以前に蓄積されたリファレンス画像との比較がなされ、画像変化が検出される。リファレンス画像として、前日の所定時刻の画像を設定し、それ以降に蓄積された画像とリファレンス画像との画素の差分を検出し、画素の差分の絶対値が所定値以上の場合を変化が生じたものと検出する。差分の検出としては、比較しようとする画像とリファレンス画像との空間的同一位置のフレーム毎に同一位置の画素の差分値を演算する方法が使用できる。全画素に関する差分を検出するのに代えて、代表画素または間引かれた画素に関して差分を演算しても良い。また、所定の色を限定することによって、所定の色の物体に着目した変化検出を行うことも可能である。
【0034】
変化が検出されると、ディスプレイ2上の表示でアラーム例えば変化が検出されたフレームを他のフレームと区別できる表示がなされる。具体的には、輝度変化、色変化、ブリンク等の方法でアラームを表示できる。リファレンス画像は、蓄積されている画像の中で、所定のものを任意に選択することが可能とされている。
【0035】
上述したように、コントローラバス21に接続されたコントローラCPU33は、カメラ部5のレンズ制御(例えば、フォーカス等)、露出制御(例えば、絞り、ゲイン、電子シャッタースピード等)、白バランス制御、画質制御等を行うと共に、パン部4aおよびチルト部4bを制御する。
【0036】
参照符号34は、I/Oポートである。I/Oポート34に対しては、キーボード35およびマウス36が接続され、また、I/Oポート34に対しては、メモリカード37および時計38が接続されている。メモリカード37に対して、メインメモリ30に蓄積されている位置情報およびメタデータが付加されたJPEGデータを書き込むことができる。また、時計38から時刻データが得られる。
【0037】
なお、図2では、コントローラバス21に対して各構成要素が接続されているが、カメラユニット3とコンピュータ1とを離れた場所に設置し、両者をIEEE1394、USB等で接続するようにしても良い。この場合、物理的伝送路としては、光ファイバが使用される。光ファイバを使用すれば、数百メートルから数キロメートル程度カメラユニット3と制御用のコンピュータ1とを離して配置できる。さらに、両者を無線LANで接続しても良い。
【0038】
図3に、この発明の一実施形態によるGUIの画面例を示す。以下、この図3を参照しながら、この発明の一実施形態によるGUIの画面に備えられた表示部、操作ボタンおよび表示領域などについて説明する。1画面には、可動範囲画像表示部101、全体画像表示部102および選択画像表示部103が配置されている。
【0039】
可動範囲画像表示部101には、可動範囲画像が表示される。可動範囲画像とは、カメラユニット3が撮影可能な最大範囲を示す画像であり、複数枚のフレームにより構成される。上述したように、パン角の最大値が180°とされ、チルト角の最大値が50°とされており、この最大可動範囲で撮影された複数フレームから可動範囲画像が生成される。例えばカメラユニット3を設置し、撮影開始時において、カメラ部5の光軸を最大可動範囲にわたって動かし、その結果得られる複数フレームで構成される画像に関して縦および横方向に画素を間引いたサムネイルが可動範囲画像として使用される。
【0040】
この可動範囲画像表示部101には、カメラユニット3のレンズの光軸が現在向いている位置(Camera live position)が線分101a、線分101bとの交点により示される。この線分101a、101bを動かすことで、可動範囲画像内の所望の位置を指示でき、指示された位置の方向に撮像方向を制御することができる。そして、指示された位置の方向をセンタまたはホームポジションとして、所定の可動範囲において、(M×N)枚のフレーム(静止画像)が撮影され、蓄積され、または表示される。線分101a、101bに限らず、可動範囲画像表示部101に表示された表示画面上の任意の位置をポインタ、例えばマウス36により指示すると、この指示に対応した位置にカメラユニット3のレンズの光軸が向くように、カメラユニット3を制御しても良い。
【0041】
また、全体画像表示部102には、パノラマ状の全体画像が表示される。全体画像は、撮影された原画像に対応するJPEGデータを画像圧縮部32によって圧縮した画像である。表示されている全体画像を見ることで、モニタリングを行うことができる。さらに、前述したように、画像変化が検出されると、全体画像表示部102に表示されている全体画像中で変化が検出されたフレームが他のフレームと異なる表示とされるアラームが発生する。
【0042】
選択画像表示部103には、選択画像が表示される。選択画像は、全体画像の一部を拡大した画像である。圧縮されていない1フレームの原画像を表示することで拡大することができる。さらに、ディジタル信号処理によって画像を拡大することもできる。
【0043】
EXITボタン104は、モニタリングシステムの電源を遮断するためのボタンである。Camera system OFFボタン105は、カメラユニット3の電源を遮断するためのボタンである。
【0044】
VIEW MODEボタン106は、モニタリングシステムのモードをビューモードに切り替えるためのボタンである。ビューモードとは、メインメモリ30または他のサーバに蓄積された画像データに基づき、全体画像および部分画像を表示するモードである。
【0045】
LIVE MODEボタン107は、モニタリングシステムのモードをライブモードに切り替えるためのボタンである。ライブモードとは、カメラユニット3が現在撮影しているフレームに基づき、全体画像および部分画像を表示するモードである。
【0046】
Compas表示領域108は、カメラのレンズの光軸が向いている方向を示すコンパスを表示するための領域である。GPS Data表示領域109は、カメラユニット3が設置されている場所の緯度、軽度および高度と、撮影の日時とを表示すための領域である。なお、この領域108および109に表示されるデータは、カメラユニット3に備えられたGPS28において測位されたデータである。
【0047】
View offsetボタン110は、選択されたフレームの位置を調整するためのボタンである。View offsetボタン110は、それぞれ、全体画像表示部102に表示されている全体画像中でポインタにより選択された1枚のフレームを、上方向、下方向、左方向、右方向に移動させるためのものである。全体画像を構成する複数のフレームは、隣り合うフレームと所定画素数、例えば16画素重複して連結されている。この重複部分の範囲内でフレームを移動させることによって、隣り合うフレームとの整合性を取ることができ、連結状態をなめらかなものとできる。
【0048】
モード表示領域129は、モード情報、アラーム情報およびエラー情報などを表示するための領域である。モード情報は、ユーザにモニタリングシステムのモードを知らせるための情報であり、具体的には、ライブモードおよびビューモードなどの情報である。アラーム情報は、ユーザに警告を促すための情報であり、例えば、上述したView offsetボタン110によりフレームを移動できる限界に達した時に表示される。エラー情報は、ユーザにモニタリングシステムにおいて発生しているエラーを知らせるための情報である。
【0049】
Camera Contorol部111は、ZOOMボタン112、FOCUSボタン113、IRISボタン114、Camera Configurationボタン115およびWhite Balanceボタン116を備える。ZOOMボタン112は、カメラユニット3のズームを調整するためのボタンである。FOCUSボタン113は、カメラユニット3のフォーカスを調整するためのボタンである。IRISボタン114は、カメラユニット3のアイリス調整をするためのボタンである。Camera Configurationボタン115は、カメラユニット3のγ特性、シャッタースピード、ゲイン特性などの調整をするためのボタンである。White Balanceボタン116は、カメラユニット3の白バランスを調整するためのボタンである。なお、このモニタリングシステムがビューモードとされている場合には、Camera Contorol部111の表示が省略されるようにしてもかまわない。
【0050】
SELECTボタン117は、ビューモードにおいて、セレクト画面を表示するためのボタンである。セレクト画面は、再生および記録を所望する領域を、全体画像を構成するフレームにより特定するための画像である。
【0051】
図4に、セレクト画面の一例を示す。図4に示すように、セレクト画面は、閉じるボタン151、画面表示部152、および閉じるボタン153から構成される。閉じるボタン151および153は、このセレクト画面を閉じるときにクリックされるボタンである。画面表示部152では、全体画像表示部102に表示されている全体画像が表示され、例えば取り込まれるフレームの区切りが示される。また、全体画像表示部102に表示されている全体画像が取り込まれるフレーム単位に分割されて、画像表示部152に表示されるようにしても良いし、全体画像に格子状の表示が重畳するようにしても良い。画面表示部152において、例えば、所望の画像を表示している任意の点をポインタにより指示すると、その任意の点の位置のフレームが選択されると共に、選択されたことを表示するために、指示されたフレームの明るさ、解像度、コントラストなどが変化する。
【0052】
REC MODE選択メニュー118は、記録モードを選択するためのプルダウンメニューである。このプルダウンメニューには、記録する画像サイズと記録方法(RUNまたはSINGLE)とを組み合わせた記録モードが表示される。画像サイズは、(8×16)枚のフレームから構成される全体画像と、全体画像の内の選択された(4×8)枚のフレームから構成される部分画像と、全体画像の内の選択された(2×4)枚のフレームから構成される部分画像との何れかが可能とされている。部分画像は、セレクト画面から選択された位置のものである。記録方法のRUNは、所定周期(例えば5秒周期)で発生する撮影画像を記録する方法であり、そのSINGLEは、1回のみ記録する方法である。記録モードとしては、これらを組み合わせたものが選択可能とされている。
【0053】
Stage Config(Stage Configuration)ボタン119は、ステージを動かす精度などを微調整するためのボタンである。メッセージ領域120は、コントロール用のコンピュータ1とカメラユニット3との接続状況およびカメラユニット3のステージのコントロール状況を表示するための領域である。コントロール用のコンピュータ1とカメラユニット3とが接続されている場合には、図3に示すように、メッセージ領域に「IMAGE SERVER CONNECT」が表示される。また、カメラユニット3のステージがコントロール可能な状況にある場合には、メッセージ領域に「STAGE CONTROL ACTIVE」が表示される。
【0054】
RECボタン121は、画像の記録を開始するためのボタンであり、このボタンがポインタにより指示されると、RECモードメニューで選択されている記録モードに応じた記録が開始される。具体的には、RUN(8×16)、RUN(4×8)、RUN(2×4)、SELECT SINGLE RUN(8×16)、SELECT SINGLE RUN(4×8)、SELECT SINGLE RUN(2×4)などのモードから選択されたモードに応じた記録が開始される。
【0055】
PLAYボタン122は、サーバ(メインメモリ30)に蓄積された画像データを再生するためボタンである。具体的には、このPLAYボタン122がポインタにより指示されると、記録データ表示画面が表示される。この記録データ表示画面には、蓄積されている画像データを識別するための情報が表示される。この情報は、後述するディレクションファイルに記述されている情報に基づいたものである。
【0056】
図5に、記録データ表示画面の一例を示す。図5に示すように、この記録データ表示画面には、最小化ボタン161、最大化ボタン162、閉じるボタン163、日付指定欄164、時間指定欄165、記録データ表示欄166、最新記録データ表示欄167、OKボタン168、キャンセルボタン169、および蓄積部変更チェックボタン170が表示される。
【0057】
最小化ボタン161は、この記録データ表示画面を、例えばアイコンに最小化するときにクリックされるボタンである。最大化ボタン162は、この記録データ表示画面を最大化させて、モニタの表示範囲の全てを使用して表示するときにクリックされるボタンである。閉じるボタン163は、この記録データ表示画面を閉じるときにクリックされるボタンである。
【0058】
日付指定欄164では、全体表示部に表示させたい記録データの日付が指定される。例えば、日付指定欄164の右端に設けられたボタン164aをクリックすることによって、表示可能な記録データの日付がプルダウンメニュー形式で表示され、表示された日付の中から選択するようにしても良い。
【0059】
時間指定欄165では、全体表示部に表示させたい記録データの時間が指定される。例えば、時間指定欄165の右端に設けられたボタン165aをクリックすることによって、表示可能な記録データの時間がプルダウンメニュー形式で表示され、表示された時間の中から選択するようにしても良い。
【0060】
記録データ表示欄166には、蓄積装置の中から日付指定欄164および時間指定欄165において指定された日時の記録データが表示される。最新記録データ表示欄167には、蓄積装置に蓄積されている記録データの中から最新の記録データが表示される。また、日付指定欄164および時間指定欄165において指定された日時の中の記録データの中から最新となる記録データを表示するようにしても良い。
【0061】
OKボタン168は、所望の記録データの指定がなされたときにクリックされるボタンである。キャンセルボタン169は、この記録データ表示画面を閉じるときにクリックするボタンである。蓄積部変更チェックボタン170は、記録データの読み込み先を蓄積装置から、例えば着脱自在の半導体メモリカードに変更するときにチェックを入力するチェックボタンである。
【0062】
図3に戻って説明すると、STOPボタン123は、記録または再生動作を停止するためのボタンである。なお、STOPボタン123は、RECボタン121あるいはPLAYボタン122がポインタにより指示されることにより表示されるようにしても良い。
【0063】
Set Camera Center POS(Set Camera Center POSITION)ボタン124は、現在カメラが向いている方向を(8×16)の画像のセンタとして指定するためのボタンである。
【0064】
HOMEボタン125は、カメラユニット3を制御し、カメラユニット3のレンズの光軸をホームポジションに向けるためのボタンである。ホームポジションは、カメラが一番左側の位置を向いている位置である。LIVE/VIEW POSITIONボタン126は、カメラをパンあるいはチルトするためのボタンである。
【0065】
ZOOMボタン127Aおよび127Bは、選択画像表示部103に表示された選択画像の拡大、縮小を行うためのボタンである。MAX VIEWボタン128は、選択画像を別画面例えば全体画像表示部102により拡大表示するためのボタンである。
【0066】
次に、図6を用いて、この発明の一実施形態による全体画像の作成方法の一例について説明する。図6に示すように、カメラユニット3は、パンチルタ部4の雲台にカメラ部5が設置され、ホームポジションから撮像方向が可変される。図6において、撮影された(M×N)枚のフレームをカメラ側から見て、各行に対して上から順に1、2、・・・、Mの番号を付し、各列に対して左から順に1、2、・・・、Nの番号を付す。ホームポジションが例えば(1,1)の座標のフレームを撮影する位置とされる。
【0067】
(1,1)の座標位置のフレームを撮影すると、カメラユニット3が下側にチルトされ、(2,1)の座標位置のフレームが撮影され、以下、順に(3,1)・・・・、(M,1)の座標位置のフレームが撮影され、次に第2列の一番上の座標位置(1,2)のフレームが撮影される。以下、各フレームを(M,N)の座標位置のフレームまで撮影する。上述したように、各フレームが他のフレームと16画素分の重複部分を有する。撮影された各フレームがJPEGによる圧縮、メインメモリ30への蓄積等の処理を受ける。
【0068】
上述したように、各フレームが例えばXGA(1024×768画素)画の場合では、128枚のフレームからなる画像は、重複部分を無視すると、(横方向が1024×16=16,384画素で、縦方向が768×8=6,144画素)の約1億画素の画像である。上述した全体画像表示部102には、この画像から形成された圧縮画像またはサムネイル画像が表示され、選択画像表示部103には、例えば1フレームのXGA画像が表示される。したがって、選択画像表示部103には、解像度が極めて高い画像を表示することができ、全体画像では、不明瞭な画像も選択画像では、明瞭な画像として表示できる。
【0069】
図7に、75倍の望遠レンズがカメラユニット3に備えられている場合に、1フレームで撮影できる範囲を示す。カメラユニット3から100m離れた距離にある被写体を撮影する場合には、1フレームで、縦8.7m×横1.17mの範囲を撮影することができる。例えば、カメラ部5の撮像素子として、XGAを用いた場合には、被写体の縦0.87cm×横1.17cmの範囲を約1画素で表すことができる。
【0070】
カメラユニット3から200m離れた距離にある被写体を撮影する場合には、1フレームで、縦1.74m×横2.34mの範囲を撮影することができる。例えば、カメラ部5の撮像素子として、XGAを用いた場合には、被写体の縦1.74cm×横2.34cmの範囲を1画素で表すことができる。
【0071】
カメラユニット3から500m離れた距離にある被写体を撮影する場合には、1フレームで、縦4.36m×横5.84mの範囲を撮影することができる。例えば、カメラ部5の撮像素子として、XGAを用いた場合には、被写体の縦4.36cm×横5.84cmの範囲を1画素で表すことができる。
【0072】
図8を参照して取得した画像データをアーカイブ10、メインメモリ30等に保存する場合のデータ管理方法を説明する。上述したように、所定時間間隔で、(M×N)枚のフレームの画像が撮影され、圧縮されて蓄積される。図8Aに示すように、M行N列によって各フレームの位置が規定される。例えば(1,1)の位置アドレスは、右端の最も上のフレームを特定する。各フレームは、この位置アドレスと記録時の時間情報とをファイル名として有する。時間情報は、年月日時分秒で構成される。したがって、各フレームのファイル名は、(年月日時分秒、位置アドレス)である。
【0073】
さらに、図8Bに示すように、(M×N)枚のフレームで全体的な1枚の画像が形成されることに対応して、ディレクションファイルが規定されている。ディレクションファイルは、(1,1)の位置アドレスを有するフレームのファイル名(すなわち、年月日時分秒、位置アドレス)と同一のデータを持つことで、当該(M×N)枚のフレームの集合を定義する。さらに、このフレームの集合に対する位置情報およびメタデータをディレクションファイルが有する。位置情報およびメタデータは、メタデータ生成部29で生成されたものである。すなわち、緯度・経度、方位、高度等の位置情報と、カメラ部5のパラメータ(倍率、フォーカス値、アイリス値等)等のメタデータ情報とをディレクションファイルが有する。
【0074】
図9は、この発明の一実施形態による全体画像表示部102の全体画像のフレーム取り込みの動作を説明するためのフローチャートである。LIVE MODEボタン107がポインタにより指示され、RECボタン121がポインタにより指示されると、このフローチャートの制御アルゴリズムが呼び出される。
【0075】
まず、ステップS101において、可動範囲画像表示部101に表示される可動範囲画像にてポインタにより取り込み位置が指示されると、全体画像が可動範囲画像のどの位置の画像となるのかを判断し、全体画像の取り込み座標が確認される。
【0076】
次に、ステップS102において、全体画像の取り込み開始位置が算出され、この算出結果に基づき、カメラユニット3に備えられたパン部4aおよびチルト部4bが制御され、カメラユニット3のレンズの光軸を取り込み開始位置に移動させる。ここで、取り込み開始位置とは、一番はじめに取り込まれるフレームの中心の位置である。
【0077】
次に、ステップS103において、カメラユニット3、具体的にはレンズ部22、フォーカス・ズーム・アイリス制御部23、および撮像部24などが制御され、フレームが取り込まれ、画像データとしてコンピュータ1に供給される。
【0078】
次に、ステップS104において、カメラユニット3から供給された画像データが所定の画像フォーマット、例えばJPEGに変換される。
【0079】
次に、ステップS105において、所定の画像フォーマットに変換された画像データにメタデータおよび位置情報などが付加される。
【0080】
次に、ステップS106において、メタデータおよび位置情報などが付加された画像データがメインメモリ30に蓄積される。
【0081】
次に、ステップS107において、所定の画像フォーマットに変換された画像データが全体画像表示部の指定番地、例えば(0,0)に表示される。
【0082】
次に、ステップS108において、次画像データまでのカメラユニット3のレンズの光軸の移動距離が算出される。
【0083】
次に、ステップS109において、ステップS108にて算出された移動距離に基づき、パン部4aおよびチルト部4bが制御され、カメラユニット3のレンズの光軸を次のフレームの中心に向かせる。
【0084】
次に、ステップS110において、取り込んだフレーム枚数が算出される。例えば、フレームを取り込む度にカウンタでインクリメントするようにして、その枚数を計数するようにしても良い。
【0085】
次に、ステップS111において、算出された取り込んだフレーム枚数が指定されたフレーム枚数に到達したか否かが判断される。指定されたフレーム枚数に到達したと判断されると、ステップS112へ制御が移り、指定されたフレーム枚数に未だ到達していないと判断されると、ステップS103へ制御が戻る。なお、指定されたフレーム枚数は、REC MODE選択メニュー118にて選択されたモードに応じて、予め算出される。具体的には、RUN(8x16)モードが選択されている場合には、フレーム数は128であり、RUN(4x8)モードが選択されている場合には、フレーム数は32であり、RUN(2x4)モードが選択されている場合には、フレーム数は8である。
【0086】
次に、ステップS112において、現在のカメラユニット3のレンズの光軸の位置から全体画像表示部102の取り込み開始位置までの距離が算出される。
【0087】
次に、ステップS113において、ステップS112にて算出された距離に基づき、パン部4aおよびチルト部4bが制御され、カメラユニット3のレンズの光軸を取り込み開始位置となるフレームの中心に向かせる。
【0088】
次に、ステップS114において、全体画像表示部102の更新回数が予め指定されている更新回数に到達したか否かが判断される。具体的には、REC MODE選択メニュー118において、セレクトモードが選択されか、ランモードが選択されたかが判断される。従って、REC MODE選択メニュー118において、セレクトモードが選択されていると判断されると、ステップS115へ制御が移り、ランモードが選択されていると判断されると、ステップS117へ制御が移る。
【0089】
すなわち、REC MODE選択メニュー118において、セレクトモードが選択されている場合、更新回数は「1」とされているため、全体画像表示部102に表示されている全てのフレームを1回だけ取り込み、蓄積し、表示するので、再度取り込み、蓄積し、表示する処理は行わない。これに対して、REC MODE選択メニュー118において、ランモードが選択されている場合、更新回数は「無限」とされているため、取り込みが終了とされるまで、すなわちSTOPボタン123が押されるまで、何度も取り込み、蓄積し、表示する処理が繰り返される。
【0090】
次に、ステップS115において、全体画像表示部102の取り込み開始位置から全体画像表示部102のセンタ部までの距離が算出され、この算出結果に基づき、カメラユニット3に備えられたパン部4aおよびチルト部4bが制御され、カメラユニット3のレンズの光軸を全体画像表示部102のセンタ部に移動させる。ここで、全体画像のセンタ部とは、例えば8枚×16枚のフレームの中心の位置である。
【0091】
次に、ステップS116において、パン部4aおよびチルト部4bの、例えばステッピングモータの動作が停止される。そして、このフローチャートの制御アルゴリズムが終了する。
【0092】
次に、ステップS117において、取り込み終了が指示されたか否かが判断される。具体的には、STOPボタン123がポインタにより指示されたか否かが判断される。STOPボタン123がポインタにより指示されたと判断すると、ステップS115へ制御が移り、STOPボタン123が未だポインタにより指示されていないと判断すると、ステップS103へ制御が戻る。
【0093】
図10に、この発明の一実施形態による蓄積された記録データを再生する動作を説明するためのフローチャートである。VIEW MODEボタン106がポインタにより指示され、PLAYボタン122がポインタにより指示されると、このフローチャートの制御アルゴリズムが呼び出される。
【0094】
まず、ステップS201において、PLAYボタン122がポインタにより指示されると、例えばポップアップウィンドウ形式で上述した図5に示す記録データ表示画面が表示される。
【0095】
次に、ステップS202において、日付指定欄164で日付が指定され、且つ時間指定欄165で時間が指定されたか否かが判断される。日付指定欄164で日付が指定され、且つ時間指定欄165で時間が指定されたと判断されると、ステップS203へ制御が移り、日付指定欄164で日付の指定、および時間指定欄165で時間の指定の両方の指定または何れか一方の指定が未だなされていないと判断されると、日付指定欄164で日付が指定され、且つ時間指定欄165で時間が指定されるまで、このステップS202の制御が繰り返される。
【0096】
次に、ステップS203において、指定された日時の記録データから可動範囲画像表示部101および/または全体画像表示部102に可動範囲画像および/または全体表示画像が表示される。そして、このフローチャートの制御アルゴリズムが終了する。
【0097】
なお、連続して現在から過去へ遡って再生する場合、VIEW MODEボタン106がポインタにより指示され、REC MODE選択メニュー118において、ランモードが選択され、PLAYボタン122がポインタにより指示されることによって、その後のステップにおいて、再生を開始する日時の指定と、終了する日時の指定とが行われ、指定された開始日時から終了日時まで再生することも可能である。また、過去から現在へ至って再生することも可能である。
【0098】
図11に、この発明の一実施形態による指示される任意の位置の1つのフレームのみを取り込む動作を説明するためのフローチャートである。LIVE MODEボタン107がポインタにより指示され、全体画像表示部102の任意の位置がポインタにより指示されると、このフローチャートの制御アルゴリズムが呼び出される。
【0099】
まず、ステップS301において、SELECTボタン117がポインタにより指示されると、例えばポップアップウィンドウ形式で上述した図4に示すセレクト画面が表示される。
【0100】
次に、ステップS302において、全体画像表示部102に表示されている全体画像がセレクト画面の画面表示部152に表示され、画面表示部152に表示された画像は、例えば取り込まれるフレームの区切りが示される。また、全体画像表示部102に表示されている全体画像が取り込まれるフレーム単位に分割されて、画像表示部152に表示されるようにしても良いし、全体画像に格子状の表示が重畳するようにしても良い。
【0101】
次に、ステップS303において、画面表示部152の中からポインタにより所望のフレームが1つ指示される。
【0102】
次に、ステップS304において、画面表示部152にてポインタにより1つのフレームが選択されると、この選択されたフレームが画面表示部152の中のどの位置のフレームとなるのかを判断し、選択されたフレームの位置が確認される。
【0103】
次に、ステップS305において、選択されたフレームであることを認識しやすいように選択されたフレームは、画面表示部152の中で、例えば輝度値を変化させて、表示させる。なお、選択されている画面であることが認識できれば、どのような手段であっても良く、例えば選択された画面の色差信号を変化させるようにしても良いし、選択された画面のRGBの何れかの信号または全ての信号を変化させるようにしても良いし、選択された画像の枠の色を変えるようにしても良いし、選択された画像の枠を点滅させるようにしても良い。
【0104】
次に、ステップS306において、表示が切り替えられたフレームが可動範囲画像表示部101のどの位置のフレームとなるのかを判断し、選択されたフレームの取り込み座標が確認される。
【0105】
次に、ステップS307において、クローズボタン151または153がポインタにより指示され、セレクト画面が閉じられる。
【0106】
次に、ステップS308において、選択されたフレームの中心の位置へパン部4aおよびチルト部4bが制御され、カメラユニット3のレンズの光軸を移動させる。
【0107】
次に、ステップS309において、カメラユニット3、具体的にはレンズ部22、フォーカス・ズーム・アイリス制御部23、および撮像部24などが制御され、フレームが取り込まれ、画像データとしてコンピュータ1に供給される。
【0108】
次に、ステップS310において、カメラユニット3から供給された画像データが所定の画像フォーマット、例えばJPEGに変換される。
【0109】
次に、ステップS311において、所定の画像フォーマットに変換された画像データにメタデータおよび位置情報などが付加される。
【0110】
次に、ステップS312において、メタデータおよび位置情報などが付加された画像データがメインメモリ30に蓄積される。
【0111】
次に、ステップS313において、所定の画像フォーマットに変換された画像データが全体画像表示部102の指定番地に表示される。
【0112】
次に、ステップS314において、選択された1つのフレームの更新回数が予め指定されている更新回数に到達したか否かが判断される。具体的には、RECMODE選択メニュー118において、セレクトモードが選択されか、ランモードが選択されたかが判断される。従って、REC MODE選択メニュー118において、セレクトモードが選択されていると判断されると、ステップS315へ制御が移り、ランモードが選択されていると判断されると、ステップS317へ制御が移る。
【0113】
すなわち、REC MODE選択メニュー118において、セレクトモードが選択されている場合、更新回数は「1」とされているため、選択された1つのフレームを1回だけ取り込み、蓄積し、表示するので、再度取り込み、蓄積し、表示する処理は行わない。これに対して、REC MODE選択メニュー118において、ランモードが選択されている場合、更新回数は「無限」とされているため、取り込みが終了とされるまで、すなわちSTOPボタン123が押されるまで、何度も取り込み、蓄積し、表示する処理が繰り返される。
【0114】
次に、ステップS315において、選択された1つのフレームの取り込み位置から全体画像表示部102のセンタ部までの距離が算出され、この算出結果に基づき、カメラユニット3に備えられたパン部4aおよびチルト部4bが制御され、カメラユニット3のレンズの光軸を全体画像表示部102のセンタ部に移動させる。ここで、全体画像表示部102のセンタ部とは、例えば8枚×16枚のフレームの中心の位置である。
【0115】
次に、ステップS316において、パン部4aおよびチルト部4bの、例えばステッピングモータの動作が停止される。そして、このフローチャートの制御アルゴリズムが終了する。
【0116】
次に、ステップS317において、取り込み終了が指示されたか否かが判断される。具体的には、STOPボタン123がポインタにより指示されたか否かが判断される。STOPボタン123がポインタにより指示されたと判断すると、ステップS315へ制御が移り、STOPボタン123が未だポインタにより指示されていないと判断すると、ステップS309へ制御が戻る。
【0117】
図12に、この発明の一実施形態による蓄積された記録データの中から指示される任意の位置の1つのフレームのみを再生する動作を説明するためのフローチャートである。VIEW MODEボタン106がポインタにより指示され、REC MODE選択メニュー118においてランモードが選択され、全体画像表示部102の任意の位置がポインタにより指示されると、このフローチャートの制御アルゴリズムが呼び出される。
【0118】
まず、ステップS401において、SELECTボタン117がポインタにより指示されると、例えばポップアップウィンドウ形式で上述した図4に示すセレクト画面が表示される。
【0119】
次に、ステップS402において、全体画像表示部102に表示されている全体画像がセレクト画面の画面表示部152に表示され、画面表示部152に表示された画像は、例えば取り込まれるフレームの区切りが示される。また、全体画像表示部102に表示されている全体画像が取り込まれるフレーム単位に分割されて、画像表示部152に表示されるようにしても良いし、全体画像に格子状の表示が重畳するようにしても良い。
【0120】
次に、ステップS403において、画面表示部152の中からポインタにより所望のフレームが1つ指示される。
【0121】
次に、ステップS404において、画面表示部152にてポインタにより1つのフレームが選択されると、この選択されたフレームが画面表示部152の中のどの位置のフレームとなるのかを判断し、選択されたフレームの位置が確認される。
【0122】
次に、ステップS405において、選択されたフレームであることを認識しやすいように選択されたフレームは、画面表示部152の中で、例えば輝度値を変化させて、表示させる。なお、選択されているフレームであることが認識できれば、どのような手段であっても良く、例えば選択されたフレームの色差信号を変化させるようにしても良いし、選択されたフレームのRGBの何れかの信号または全ての信号を変化させるようにしても良いし、選択されたフレームの枠の色を変えるようにしても良いし、選択されたフレームの枠を点滅させるようにしても良い。
【0123】
次に、ステップS406において、表示が切り替えられたフレームが可動範囲画像表示部101のどの位置のフレームとなるのかを判断し、選択されたフレームの取り込み座標が確認される。
【0124】
次に、ステップS407において、例えばポップアップウィンドウ形式で上述した図5に示す記録データ表示画面が表示される。
【0125】
次に、ステップS408において、まず再生を開始する日時が指定される。例えば、再生を開始させたい記録データの日付が日付指定欄164にて指定され、再生を開始させたい記録データの時間が時間指定欄165にて指定され、記録データ表示欄166に表示される記録データの中から所望の記録データが選択されるようにしても良い。
【0126】
次に、ステップS409において、再生を終了する日時が指定される。例えば、再生を終了させたい記録データの日付が日付指定欄164にて指定され、再生を終了させたい記録データの時間が時間指定欄165にて指定され、記録データ表示欄166に表示される記録データの中から所望の記録データが選択されるようにしても良い。なお、この再生を終了する日時が指定されなかった場合、開始する日時に設定された記録データから蓄積されている全ての記録データを過去に遡って再生する。
【0127】
次に、ステップS410において、クローズボタン151または153がポインタにより指示され、セレクト画面が閉じられる。
【0128】
次に、ステップS411において、再生する記録データがメインメモリ30から読み出される。また、記録データは、アーカイブ10から読み出されるようにしても良い。このとき、記録データは、アーカイブ10に複数のフレームが1つのアーカイブとして保存されているので、読み出された記録データは、解凍された後、読み出される。
【0129】
次に、ステップS412において、読み出された記録データの中の選択された座標位置のフレームが全体表示部の選択された座標位置に表示される。
【0130】
次に、ステップS413において、再生の終了に指定された日時に到達したか否かが判断される。再生の終了に指定された日時に到達したと判断されると、このフローチャートを終了し、再生の終了に指定された日時に未だ到達していないと判断されると、ステップS414へ制御が移る。
【0131】
次に、ステップS414において、次に再生する記録データが読み出される。
【0132】
この発明は、上述したこの発明の一実施形態等に限定されるものでは無く、この発明の要旨を逸脱しない範囲内で様々な変形や応用が可能である。
【0133】
この実施形態では、現在から過去に遡ってフレームを再生することができるが、過去から現在に至ってフレームを再生することも可能である。
【0134】
この実施形態では、LAN7で互いに接続されているコンピュータ1によってカメラユニット3が制御されているシステムが、コンピュータ1およびカメラユニット3のみを可搬型とするようにしても良い。
【0135】
この実施形態では、任意の点の位置のフレームを連続して、撮影し、蓄積し、表示するようにしているが、任意の点の位置のフレームを撮影し、蓄積し、表示する時間間隔を予め設定するようにしても良い。
【0136】
この実施形態では、任意の点の位置のフレームを連続して、撮影し、蓄積し、表示するようにしているが、任意の点の位置のフレームを撮影し、表示するだけで、蓄積しないようにしても良い。
【0137】
この実施形態では、座標位置に基づいて任意の点の位置のフレームを記録データから読み出しているが、フレームに付加されている位置情報および/またはメタデータを利用して任意の点の位置のフレームを記録データから読み出すようにしても良い。
【0138】
この実施形態では、カメラユニット3を下側にチルトし、フレームを順次撮影しているが、カメラユニット3を上側にチルトし、フレームを順次撮影するようにしても良いし、カメラユニット3を右側にパンし、フレームを順次撮影するようにしても良いし、カメラユニット3を左側にパンし、フレームを順次撮影するようにしても良い。
【0139】
この実施形態では、座標位置に基づいて任意の点の位置のフレームを記録データから読み出しているが、所定の位置、例えばホームポジションのフレームから順番に1、2、3、・・・とリファレンス番号を付することによって、このリファレンス番号に基づいて、任意の点の位置のフレームを記録データから読み出すようにしても良い。
【0140】
【発明の効果】
この発明に依れば、モニタリングしようとする範囲の画像全体を表示し、任意の点の位置のフレームを撮影し、表示することができ、その任意の点の位置のフレームをより詳細に表示することもできる。
【0141】
この発明に依れば、モニタリングしようとする範囲の画像全体を表示し、任意の点の位置のフレームを現在から過去に遡って表示することができ、その任意の点の位置のフレームをより詳細に表示することもできる。
【0142】
この発明に依れば、モニタリングしようとする範囲の画像全体を表示し、任意の点の位置のフレームを過去から現在に至って表示することができ、その任意の点の位置のフレームをより詳細に表示することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態のモニタリングシステムを概略的に示すブロック図である。
【図2】この発明の一実施形態のブロック図である。
【図3】この発明の一実施形態における画面表示の一例を説明するための略線図である。
【図4】この発明の一実施形態におけるセレクト画面の一例を説明するための略線図である。
【図5】この発明の一実施形態における再生時の記録データ表示画面の一例を説明するための略線図である。
【図6】この発明の一実施形態における撮影動作および画像取得動作を説明するための略線図である。
【図7】この発明の一実施形態における被写体までの距離と撮影範囲および解像度を説明するための略線図である。
【図8】撮影された画像の管理方法を説明するための略線図である。
【図9】この発明の一実施形態の全体画像のフレーム取り込みの動作を説明するためのフローチャートである。
【図10】この発明の一実施形態の蓄積された画像データを再生する動作を説明するためのフローチャートである。
【図11】この発明の一実施形態の撮像部から1つのフレームのみを取り込む動作を説明するためのフローチャートである。
【図12】この発明の一実施形態の蓄積された画像データから1つのフレームのみを再生する動作を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
101・・・可動範囲画像表示部、101a、101b・・・線分、102・・・全体画像表示部、103・・・選択範囲表示部、104・・・EXITボタン、105・・・Camera system OFFボタン、106・・・VIEW MODEボタン、107・・・LIVE MODEボタン、108・・・Compas表示領域、109・・・GPS Data表示領域、110、110A、110B、110C、110D・・・View offsetボタン、111・・・Camera Control部、112・・・ZOOMボタン、113・・・FOCUSボタン、114・・・IRISボタン、115・・・Camera Configurationボタン、116・・・White Balanceボタン、117・・・SELECTボタン、118・・・REC MODE選択メニュー、119・・・Stage Configボタン、120・・・メッセージ領域、121・・・RECボタン、122・・・PLAYボタン、123・・・STOPボタン、124・・・Set Camera Center POSボタン、125・・・HOMEボタン、126・・・LIVE/VIEWPOSITIONボタン、127a、127b・・・ZOOMボタン、128・・・MAX VIEWボタン、129・・・モード表示領域

Claims (12)

  1. 映像を撮影する撮像部と、
    上記撮像部の撮像方向を可変する撮像方向可変部と、
    画像データを蓄積する蓄積部と、
    画像表示部と、
    上記撮像方向可変部の最大可動範囲内の所定の可動範囲において、各撮像方向で撮像された複数枚の静止画像からなる原画像または上記原画像を圧縮した圧縮画像を上記蓄積部に蓄積し、上記原画像または上記圧縮画像をさらに圧縮して生成されたパノラマ状の全体画像を上記画像表示部に表示する制御部とを有し、
    上記パノラマ状の全体画像の中の任意の点を指示し、
    上記指示された任意の点の位置の静止画像のみを上記撮像部で撮影し、
    上記パノラマ状の全体画像の中の上記指示された位置以外の画像は変えず、上記撮影された静止画像を上記パノラマ状の全体画像の中の上記指示された位置に表示し
    上記撮影処理と上記指示された位置に上記撮影された静止画像を表示する処理を繰り返し行うようにしたことを特徴とするモニタリングシステム。
  2. さらに、上記撮影された静止画像を上記蓄積部に蓄積し、
    上記撮影された静止画像を上記蓄積部に蓄積する処理を繰り返し行うようにしたことを特徴とする請求項1に記載のモニタリングシステム。
  3. 上記画像表示部の任意の点を指示するときには、
    上記画像表示部に表示される上記全体画像に上記撮像部で撮影される静止画像の区切りを示した全体画像の中から上記任意の点を指示するようにしたことを特徴とする請求項1に記載のモニタリングシステム。
  4. 撮像部の撮像方向を可変する撮像方向可変部の最大可動範囲内の所定の可動範囲において、各撮像方向で撮像された複数枚の静止画像からなる原画像または上記原画像を圧縮した圧縮画像を蓄積し、上記原画像または上記圧縮画像をさらに圧縮して生成されたパノラマ状の全体画像を表示するモニタリング方法において、
    上記パノラマ状の全体画像の中の任意の点を指示するステップと、
    上記指示された任意の点の位置の静止画像のみを上記撮像部で撮影するステップと、
    上記パノラマ状の全体画像の中の上記指示された位置以外の画像は変えず、上記撮影された静止画像を上記パノラマ状の全体画像の中の上記指示された位置に表示するステップとからなり、
    上記撮影するステップと、上記指示された位置に上記撮影された静止画像を表示するステップとを繰り返し行うようにしたことを特徴とするモニタリング方法。
  5. さらに、上記撮影された静止画像を蓄積するステップを有し、
    上記蓄積するステップを繰り返し行うようにしたことを特徴とする請求項に記載のモニタリング方法。
  6. 上記指示するステップでは、
    上記パノラマ状の全体画像に上記撮影される静止画像の区切りを示した全体画像の中から上記任意の点を指示するようにしたことを特徴とする請求項に記載のモニタリング方法。
  7. 撮像部の撮像方向を可変する撮像方向可変部の最大可動範囲内の所定の可動範囲において、各撮像方向で撮像された複数枚の静止画像からなる原画像または上記原画像を圧縮した圧縮画像を蓄積し、上記原画像または上記圧縮画像をさらに圧縮して生成されたパノラマ状の全体画像を表示するモニタリング方法をコンピュータに実行させるためのプログラムにおいて、
    上記パノラマ状の全体画像の中の任意の点を指示するステップと、
    上記指示された任意の点の位置の静止画像のみを上記撮像部で撮影するステップと、
    上記パノラマ状の全体画像の中の上記指示された位置以外の画像は変えず、上記撮影された静止画像を上記パノラマ状の全体画像の中の上記指示された位置に表示するステップとからなり、
    上記撮影するステップと、上記指示された位置に上記撮影された静止画像を表示するステップとを繰り返し行うようにコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
  8. さらに、上記撮影された静止画像を蓄積するステップを有し、
    上記蓄積するステップを繰り返し行うようにしたことを特徴とする請求項に記載のプログラム。
  9. 上記指示するステップでは、
    上記パノラマ状の全体画像に上記撮影される静止画像の区切りを示した全体画像の中から上記任意の点を指示するようにしたことを特徴とする請求項に記載のプログラム。
  10. 撮像部の撮像方向を可変する撮像方向可変部の最大可動範囲内の所定の可動範囲において、各撮像方向で撮像された複数枚の静止画像からなる原画像または上記原画像を圧縮した圧縮画像を蓄積し、上記原画像または上記圧縮画像をさらに圧縮して生成されたパノラマ状の全体画像を表示するモニタリング方法をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体において、
    上記パノラマ状の全体画像の中の任意の点を指示するステップと、
    上記指示された任意の点の位置の静止画像のみを上記撮像部で撮影するステップと、
    上記パノラマ状の全体画像の中の上記指示された位置以外の画像は変えず、上記撮影された静止画像を上記パノラマ状の全体画像の中の上記指示された位置に表示するステップとからなり、
    上記撮影するステップと、上記指示された位置に上記撮影された静止画像を表示するステップとを繰り返し行うようにコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  11. さらに、上記撮影された静止画像を蓄積するステップを有し、
    上記蓄積するステップを繰り返し行うようにしたことを特徴とする請求項10に記載のコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  12. 上記指示するステップでは、
    上記パノラマ状の全体画像に上記撮影される静止画像の区切りを示した全体画像の中から上記任意の点を指示するようにしたことを特徴とする請求項10に記載のコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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