JP3838150B2 - モニタリングシステムおよび方法並びにプログラムおよび記録媒体 - Google Patents

モニタリングシステムおよび方法並びにプログラムおよび記録媒体 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、監視カメラ等に適用されるモニタリングシステムおよび方法並びにプログラムおよび記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、広範囲の状況を監視するモニタリングシステムが使用されている。例えば海上監視、河川監視、立ち入り監視区域のモニタリング、野生動物の行動観察等にモニタリングシステムが使用される。広範囲の画像を撮影する必要上、画素数が非常に多いビデオカメラを使用していた。そのために、システムの価格が高くなり、コストの面で問題があった。これに対して、カメラの撮影範囲を順にずらせながら、静止画像を撮影し、多数の静止画像を連結することで、モニタリングしようとする範囲の画像を生成することが提案されている。
【0003】
ところで、上述したモニタリングシステムでは、撮影した画像をリアルタイムでモニタリングできるばかりではなく、撮影した画像をメモリに記録しておいて、過去に撮影した画像をモニタリングすることもできる。過去に撮影した画像をモニタリングし、画像を解析することで、例えば、事故や災害などの特定事象の原因を解明することができる。
【0004】
ところが、従来のモニタリングシステムでは、メモリに蓄積した画像を読み出し、表示するのに時間がかかり、操作性が悪いという問題があった。これは、画像解析に用いる画像には、解像度が高く、鮮明な画像であることが要求されるため、画像一枚あたりのデータが非常に大きくなるためである。また、モニタリングしたい任意の位置の画像のみを過去や現在に至るように再生し、表示させることはできなかった。
【0005】
したがって、この発明の目的は、メモリに蓄積した画像データの読み出しの時間を短縮化することができるモニタリングシステムおよび方法並びにプログラムおよび記録媒体を提供することにある。さらに、この発明の目的は、モニタリングしようとする範囲の画像全体を表示すると共に、任意の位置の画像のみを過去や現在に至るように再生し、表示することができるモニタリングシステムおよび方法、並びにプログラムおよび記録媒体を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、第1の発明は、映像を撮影する撮影部と、
撮像部により撮影された複数枚の静止画像からなる原画像、または複数枚の静止画像を圧縮した圧縮静止画像からなる圧縮画像を複数枚蓄積する蓄積部と、
画像を表示する画像表示部と、
画像表示部に表示された画像上の領域を指示する指示部と、
蓄積部に蓄積された原画像または圧縮画像から生成されたパノラマ状の全体画像を画像表示部に表示し、全体画像上において指示部により指示された指示領域の画像のみ、蓄積部から読み出され、且つ指示領域以外の画像と撮影時間が異なる画像でもって更新する制御部とを備え
指示部で特定領域を指示するときに、全体画像と共に撮像部で撮影される静止画像の境界を示す区切りが画像表示部に表示されることを特徴とするモニタリングシステムである。
【0007】
第2の発明は、映像を撮影する撮影ステップと、
撮影ステップにより撮影された複数枚の静止画像からなる原画像、または複数枚の静止画像を圧縮した圧縮静止画像からなる圧縮画像を複数枚蓄積部に蓄積する蓄積ステップと、
蓄積ステップにより蓄積された原画像または圧縮画像から生成されたパノラマ状の全体画像を表示する表示ステップと、
表示ステップにより表示された全体画像上において特定領域を指示する指示ステップと、
指示ステップにより指示された指示領域の画像のみ、蓄積部から読み出され、且つ指示領域以外の画像と撮影時間が異なる画像でもって更新する更新ステップとを備え
指示ステップで特定領域を指示するときに、全体画像と共に撮像部で撮影される静止画像の境界を示す区切りが画像表示部に表示されることを特徴とするモニタリング方法である。
【0008】
第3の発明は、映像を撮影する撮影ステップと、
撮影ステップにより撮影された複数枚の静止画像からなる原画像、または複数枚の静止画像を圧縮した圧縮静止画像からなる圧縮画像を複数枚蓄積部に蓄積する蓄積ステップと、
蓄積ステップにより蓄積された原画像または圧縮画像から生成されたパノラマ状の全体画像を表示する表示ステップと、
表示ステップにより表示された全体画像上において特定領域を指示する指示ステップと、
指示ステップにより指示された指示領域の画像のみ、蓄積部から読み出され、且つ指示領域以外の画像と撮影時間が異なる画像でもって更新する更新ステップとを備え
指示ステップで特定領域を指示するときに、全体画像と共に撮像部で撮影される静止画像の境界を示す区切りが画像表示部に表示されるモニタリング方法をコンピュータに対して実行させることを特徴とするプログラムである。
【0009】
第4の発明は、映像を撮影する撮影ステップと、
撮影ステップにより撮影された複数枚の静止画像からなる原画像、または複数枚の静止画像を圧縮した圧縮静止画像からなる圧縮画像を複数枚蓄積部に蓄積する蓄積ステップと、
蓄積ステップにより蓄積された原画像または圧縮画像から生成されたパノラマ状の全体画像を表示する表示ステップと、
表示ステップにより表示された全体画像上において特定領域を指示する指示ステップと、
指示ステップにより指示された指示領域の画像のみ、蓄積部から読み出され、且つ指示領域以外の画像と撮影時間が異なる画像でもって更新する更新ステップとを備え
指示ステップで特定領域を指示するときに、全体画像と共に撮像部で撮影される静止画像の境界を示す区切りが画像表示部に表示されるモニタリング方法をコンピュータに対して実行させるプログラムを記録したことを特徴とする記録媒体である。
【0010】
上述のように構成されたこの発明のモニタリングシステムでは、撮像部により撮影された複数枚の静止画像からなる原画像または複数枚の静止画像を圧縮した圧縮静止画像からなる圧縮画像が蓄積部に蓄積される。蓄積部に蓄積された原画像または圧縮画像から生成されたパノラマ状の全体画像を表示部に表示される。表示された全体画像において指示された指示領域に対応した静止画像または圧縮静止画像が蓄積部から読み出され、表示されるため、全体画像のうちの特定領域の画像のみを更新することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の一実施形態について図面を参照して説明する。図1は、この発明の一実施形態の概略的な構成を示す。ディスプレイ2が接続されているコンピュータ1は、カメラユニット3を制御する。図1の例は、1台のコンピュータ1が2台のカメラユニット3を制御し、また、ディスプレイ2’を有する他のコンピュータ1’が他のカメラユニット3’を制御するシステムの例である。1台のコンピュータが複数台のカメラユニットを制御できる。
【0012】
カメラユニット3は、パンチルタ部4とカメラ部5が一体的に構成されたものである。カメラユニット3は、遠方の対象領域を撮影可能なように設置される。一例として、カメラ部5は、倍率が10倍、70倍等の望遠レンズを有し、数十メートルから数キロメートル離れた場所を撮影可能とされている。
【0013】
カメラ部5は、例えば外部からのトリガーと同期してシャッターをオンできるディジタルスチルカメラであり、その撮影素子例えばCCDは、VGA(Video Graphics Array,640x480 画素)、XGA(eXtended Graphics Array,1024x768 画素)、SXGA(Super eXtended Graphics Array,1280 x1024画素)等の画素数を有する。VGAの撮像素子の場合では、30fps(フレーム/秒)のレートで画像データが出力され、XGAの撮像素子の場合では、15fps(フレーム/秒)のレートで画像データが出力され、SXGAの撮像素子の場合では、7.5fps(フレーム/秒)のレートで画像データが出力される。
【0014】
映像データは、カメラユニット3からコンピュータ1に対してバス6を介して伝送される。バス6は、映像データの伝送路とカメラユニット3の制御信号とを伝送する。上述した構成は、コンピュータ1’とカメラユニット3’とに関しても同様である。
【0015】
コンピュータ1,1’では、カメラユニット3,3’からの映像データをメモリに蓄積し、後述するように、操作用のGUI(Graphical User Interface)を構成し、ユーザが所望の対象領域の画像をカメラユニット3,3’で撮影できるように、カメラユニット3,3’を制御できる。圧縮符号化例えばJPEG(Joint Photographic Experts Group) によって撮影画像が圧縮される。
【0016】
コンピュータ1および1’は、LAN7で互いに接続されている。LAN7に対してさらに他のコンピュータ8が接続されている。参照符号9は、コンピュータ8のディスプレイである。コンピュータ8は、LAN7を介してコンピュータ1,1’からの画像データ等を受取り、アーカイブ10に対して映像データを蓄積し、さらに、画像データの処理を行う。例えば映像データを使用して顔認識、荷物認識、環境認識、車認識等の処理がなされる。アーカイブ10は、テープストリーマーのような大量のデータを蓄積できるものである。
【0017】
図2は、上述したモニタリングシステムにおけるコンピュータ1とカメラユニット3の部分のより詳細な構成を示す。図2の例では、参照符号21で示す共通のコントローラバス21に対して、カメラユニットおよびコンピュータの構成要素が接続されている。
【0018】
パンチルタ部は、パン部4aとチルト部4bからなる。パン部4aおよびチルト部4bは、それぞれ駆動源として例えばステッピングモータを有し、コントローラバス21を介してコントローラCPU33から供給される制御信号に応じてカメラ部をパンまたはチルトさせる。パンチルタ部上にカメラ部が載置されている。ここで、パンは、水平方向にカメラを回転させることを意味し、チルトは、垂直方向にカメラを回転させることを意味する。一例として、パン角の最大値が180°とされ、チルト角の最大値が50°とされている。
【0019】
後述するように、カメラ部の最大移動範囲内で、チルト角=±15°、パン角=±50°程度の範囲でカメラ部を移動させる。撮像中心を画角分移動させる毎に、シャッターがオンされ、静止画像(以下、適宜フレームと称する)が撮影される。縦方向でM(例えば8枚)で、横方向でN(例えば16枚)の合計(M×N=8×16=128枚)のフレームが順番に撮影され、これらを圧縮すると共に連結させて1枚の全体画像を形成する。各フレームが例えばXGA(1024x768 画素)画像である。したがって、128枚のフレームは、重複部分を無視すると、(横方向が1024×16=16,384画素で、縦方向が768×8=6,144画素)の約1億画素の画像を形成する。128枚のフレームを撮影するのに約5秒かかる。重複部分は、例えば縦横のそれぞれで16画素とされる。
【0020】
カメラ部は、ディジタルスチルカメラの構成とされ、レンズ部22とフォーカス・ズーム・アイリス制御部23と撮像部24とからなる。フォーカス・ズーム・アイリス制御部23は、コントローラバス21を介してコントローラCPU33から供給される制御信号によって制御される。撮像部24は、固体撮像素子例えばCCDとカメラ信号処理回路とを含む。撮像部24からのディジタル映像信号がIEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers) 1394のインターフェース25を介してバッファメモリ26に書き込まれる。
【0021】
バッファメモリ26の出力データがJPEGエンコーダ/メタデータ付加部27に供給され、画像データがJPEGデータに変換される。JPEGは、圧縮方式の1つであって、他の圧縮方式を使用しても良いし、圧縮しないでも良い。
【0022】
カメラユニット3には、その位置を検出するためのGPS(Global Positioning System) 28が備えられている。GPS28を備えることによって、カメラの設置場所のデータを記録できると共に、カメラの向きを検出し、複数のカメラの向きを連動して制御することが可能となる。GPS28は、コントローラバス21を介してコントローラCPU33から供給される制御信号によって制御される。
【0023】
GPS28の出力信号がメタデータ生成部29に供給され、GPS28の測位結果に基づいた位置情報(緯度・経度、方位、高度等の情報)およびメタデータ(時刻、カメラ部のパラメータ(倍率、フォーカス値、アイリス値等)等の情報)が生成される。位置情報およびメタデータがJPEGエンコーダ/メタデータ付加部27に供給され、JPEGデータに対して位置情報およびメタデータが付加される。
【0024】
メタデータおよび位置情報が付加されたJPEGデータがハードディスク等のメインメモリ30に蓄積されると共に、グラフィックコントローラ31および画像圧縮部32に供給される。この明細書では、メインメモリ30に対する蓄積を記録と呼び、メインメモリ30からデータを読み出すことを再生と呼ぶことにする。また、メインメモリ30を介さないで現に撮影中の画像を表示することをライブモードと称し、過去に記録されたデータをメインメモリ30から再生して表示することをビューモードと称する。
【0025】
メインメモリ30は、サーバとしての機能を有する。例えばXGAの画像をJPEGで圧縮した結果、1枚のフレームのデータ量は、100kバイトとなり、128枚の画像で12.8Mバイトのデータ量である。メインメモリ30が80Gバイト程度の容量を有していれば、1日分のJPEGデータを保存することが可能である。ビューモードにおいては、メインメモリ30に限らず、アーカイブ等の蓄積装置に蓄積されているより旧いデータを再生することを可能とされている。
【0026】
メインメモリ30から読み出されたJPEGデータがグラフィックコントローラ31に供給される。画像圧縮部32は、JPEGエンコーダ/メタデータ付加部27からのJPEGデータ、またはメインメモリ30から読み出されたJPEGデータから圧縮画像またはサムネイルを生成する。例えば縦方向および横方向のそれぞれが間引かれることで、パノラマ状の全体画像が形成される。また、後述する可動範囲画像を形成するための圧縮処理も、画像圧縮部32においてなされる。上述したように、XGAの場合では、約1億画素のデータがJPEG圧縮と画像圧縮部32の処理によって、(400×1000画素)のようなパノラマ状の全体画像が形成される。可動範囲画像もサムネイルであるが、全体画像よりもさらに粗い画像である。
【0027】
グラフィックコントローラ31は、JPEGデータをビットマップデータへ変換し、ディスプレイ2の画面上に所望の画像表示がなされるようなグラフィックス処理を行う。すなわち、可動範囲画像表示、全体画像表示、選択画像表示、ボタン等のGUI表示がディスプレイ2の画面上でなされる。表示の詳細については、後述する。
【0028】
また、グラフィックコントローラ31は、画像処理を行い、画像変化を検出する。画像変化は、リファレンス画像に対して生じた変化である。例えばビューモードにおいて、以前に蓄積されたリファレンス画像との比較がなされ、画像変化が検出される。リファレンス画像として、前日の所定時刻の画像を設定し、それ以降に蓄積された画像とリファレンス画像との画素の差分を検出し、画素の差分の絶対値が所定値以上の場合を変化が生じたものと検出する。差分の検出としては、比較しようとする画像とリファレンス画像との空間的同一位置のフレーム毎に同一位置の画素の差分値を演算する方法が使用できる。全画素に関する差分を検出するのに代えて、代表画素または間引かれた画素に関して差分を演算しても良い。また、所定の色を限定することによって、所定の色の物体に着目した変化検出を行うことも可能である。
【0029】
変化が検出されると、ディスプレイ2上の表示でアラーム例えば変化が検出されたフレームを他のフレームと区別できる表示がなされる。具体的には、輝度変化、色変化、ブリンク等の方法でアラームを表示できる。リファレンス画像は、蓄積されている画像の中で、所定のものを任意に選択することが可能とされている。
【0030】
上述したように、コントローラバス21に接続されたコントローラCPU33は、カメラ部のレンズ制御(例えば、フォーカス等)、露出制御(例えば、絞り、ゲイン、電子シャッタースピード等)、白バランス制御、画質制御等を行うと共に、パン部4aおよびチルト部4bを制御する。
【0031】
参照符号34は、I/Oポートである。I/Oポート34に対しては、キー35およびマウス36が接続され、また、I/Oポート34に対しては、メモリカード37および時計38が接続されている。メモリカード37に対して、メインメモリ30に蓄積されている位置情報およびメタデータが付加されたJPEGデータを書き込むことができる。また、時計38から時刻データが得られる。
【0032】
なお、図2では、コントローラバス21に対して各構成要素が接続されているが、カメラユニットとコンピュータとを離れた場所に設置し、両者をIEEE1394、USB等で接続するようにしても良い。この場合、物理的伝送路としては、光ファイバが使用される。光ファイバを使用すれば、数百メートルから数キロメートル程度カメラユニットと制御用のコンピュータとを離して配置できる。さらに、両者を無線LANで接続しても良い。
【0033】
図3に、この発明の一実施形態によるGUIの画面例を示す。以下、この図3を参照しながら、この発明の一実施形態によるGUIの画面に備えられた表示部、操作ボタンおよび表示領域などについて説明する。1画面には、可動範囲画像表示部101、全体画像表示部102および選択画像表示部103が配置されている。
【0034】
可動範囲画像表示部101には、可動範囲画像が表示される。可動範囲画像とは、カメラユニットが撮影可能な最大範囲を示す画像であり、複数枚のフレームにより構成される。上述したように、パン角の最大値が180°とされ、チルト角の最大値が50°とされており、この最大可動範囲で撮影された複数フレームから可動範囲画像が生成される。例えばカメラユニットを設置し、撮影開始時において、カメラを最大可動範囲にわたって動かし、その結果得られる複数フレームで構成される画像に関して縦および横方向に画素を間引いたサムネイルが可動範囲画像として使用される。
【0035】
この可動範囲画像表示部101には、カメラユニットのレンズの光軸が現在向いている位置(Camera live position)が線分101a、線分101bとの交点により示される。この線分101a、101bを動かすことで、可動範囲画像内の所望の位置を指示でき、指示された位置の方向に撮像方向を制御することができる。そして、指示された位置の方向をセンターまたはホームポジションとして、所定の可動範囲において、(M×N)枚のフレーム(静止画像)が撮影され、蓄積され、または表示される。線分101a、101bに限らず、可動範囲画像表示部101に表示された表示画面上の任意の位置をポインタにより指示すると、この指示に対応した位置にカメラユニットのレンズの光軸が向くように、カメラユニットを制御しても良い。
【0036】
また、全体画像表示部102には、パノラマ状の全体画像が表示される。全体画像は、撮影された原画像に対応するJPEGデータを画像圧縮部32によって圧縮した画像である。表示されている全体画像を見ることで、モニタリングを行うことができる。さらに、前述したように、画像変化が検出されると、全体画像表示部102に表示されている全体画像中で変化が検出されたフレームが他のフレームと異なる表示とされるアラームが発生する。
【0037】
選択画像表示部103には、選択画像が表示される。選択画像は、全体画像の一部を拡大した画像である。圧縮されていない1フレームの原画像を表示することで拡大することができる。さらに、ディジタル信号処理によって画像を拡大することもできる。
【0038】
EXITボタン104は、モニタリングシステムの電源をオフするためのボタンである。Camera system OFFボタン105は、カメラユニットの電源をオフするためのボタンである。
【0039】
VIEW MODEボタン106は、モニタリングシステムのモードをビューモードに切り換えるためのボタンである。ビューモードとは、メモリ30または他のサーバに蓄積された画像データに基づき、全体画像および部分画像を表示するモードである。
【0040】
LIVE MODEボタン107は、モニタリングシステムのモードをライブモードに切り換えるためのボタンである。ライブモードとは、カメラユニットが現在撮影しているフレームに基づき、全体画像および部分画像を表示するモードである。
【0041】
Compas表示領域108は、カメラのレンズの光軸が向いている方向を示すコンパスを表示するための領域である。GPS Data表示領域109は、カメラが設置されている場所の緯度、軽度および高度と、撮影の日時とを表示すための領域である。なお、この領域108および109に表示されるデータは、カメラユニットに備えられたGPS28において測定されたデータである。
【0042】
View offsetボタン110は、選択されたフレームの位置を調整するためのボタンである。View offsetボタン110A、110B、110C、110Dは、それぞれ、全体画像表示部102に表示されている全体画像中でポインタにより選択された1枚のフレームを、上方向、下方向、左方向、右方向に移動させるためのものである。全体画像を構成する複数のフレームは、隣り合うフレームと所定画素数、例えば16画素重複して連結されている。この重複部分の範囲内でフレームを移動させることによって、隣り合うフレームとの整合性を取ることができ、連結状態をなめらかなものとできる。
【0043】
モード表示領域129は、モード情報、アラーム情報およびエラー情報などを表示するための領域である。モード情報は、ユーザにモニタリングシステムのモードを知らせるための情報であり、具体的には、ライブモードおよびビューモードなどの情報である。アラーム情報は、ユーザに警告を促すための情報であり、例えば、上述したView offsetボタン110によりフレームを移動できる限界に達した時に表示される。エラー情報は、ユーザにモニタリングシステムにおいて発生しているエラーを知らせるための情報である。
【0044】
Camera Contorol部111は、ZOOMボタン112、FOCUSボタン113、IRISボタン114、Camera Configurationボタン115およびWhite Balanceボタン116を備える。ZOOMボタン112は、カメラユニットのズームを調整するためのボタンである。FOCUSボタン113は、カメラユニットのフォーカスを調整するためのボタンである。IRISボタン114は、カメラユニットのアイリス調整をするためのボタンである。Camera Configurationボタン115は、カメラユニットのγ特性、シャッタースピード、ゲイン特性などの調整をするためのボタンである。White Balanceボタン116は、カメラユニットの白バランスを調整するためのボタンである。なお、カメラシステムがビューモードにある場合には、Camera
Contorol部111の表示が省略されるようにしてもかまわない。
【0045】
SELECTボタン117は、ビューモードにおいて、セレクト画面を表示するためのボタンである。セレクト画面は、再生および記録を所望する領域を、全体画像を構成するフレームにより特定するための画像である。
【0046】
図4に、セレクト画面の一例を示す。図4に示すように、セレクト画面では、全体画像に対してフレームの区切りを示す格子状の表示が重畳して示される。セレクト画面において、例えば、所望の位置にあるフレームをポインタにより指示すると、そのフレームが選択されると共に、選択されたことを表示するために、指示されたフレームの明るさ、解像度、コントラストなどが変化する。
【0047】
REC MODE選択メニュー118は、記録モードを選択するためのプルダウンメニューである。このプルダウンメニューには、記録する画像サイズと記録方法(RUNまたはSINGLE)とを組み合わせた記録モードが表示される。画像サイズは、(8×16)枚のフレームから構成される全体画像と、全体画像の内の選択された(4×8)枚のフレームから構成される部分画像と、全体画像の内の選択された(2×4)枚のフレームから構成される部分画像との何れかが可能とされている。部分画像は、セレクト画面から選択された位置のものである。記録方法のRUNは、所定周期(例えば5秒周期)で発生する撮影画像を記録する方法であり、そのSINGLEは、1回のみ記録する方法である。記録モードとしては、これらを組み合わせたものが選択可能とされている。
【0048】
Stage Config(Stage Configuration)ボタン119は、ステージを動かす精度などを微調整するためのボタンである。メッセージ領域120は、コントロール用のコンピュータとカメラユニットとの接続状況およびカメラユニットのステージのコントロール状況を表示するための領域である。コントロール用のコンピュータとカメラユニットとが接続されている場合には、図3に示すように、メッセージ領域に“IMAGE SERVER CONNECT”が表示される。また、カメラユニットのステージがコントロール可能な状況にある場合には、メッセージ領域に“STAGE CONTROL ACTIVE”が表示される。
【0049】
RECボタン121は、画像の記録を開始するためのボタンであり、このボタンを押圧すると、RECモードメニューで選択されている記録モードに応じた記録が開始される。具体的には、RUN(8×16)、RUN(4×8)、RUN(2×4)、SELECT SINGLE RUN(8×16)、SELECTSINGLE RUN(4×8)、SELECT SINGLE RUN(2×4)などのモードから選択されたモードに応じた記録が開始される。
【0050】
PLAYボタン122は、サーバ(メインメモリ30)に蓄積された画像データを再生するためボタンである。具体的には、このPLAYボタン122を押圧すると、蓄積データ表示画面が表示される。この蓄積データ表示画面には、蓄積されている画像データを識別するための情報が表示される。この情報は、後述するディレクションファイルに記述されている情報に基づいたものである。
【0051】
図5に、蓄積データ表示画面の一例を示す。図5に示すように、この蓄積データ表示画面には、最小化ボタンA101、最大化ボタンA102、閉じるボタンA103、日付指定欄A104、時間指定欄A105、蓄積データ表示欄A106、最新蓄積データ表示欄A107、OKボタンA108、キャンセルボタンA109、および蓄積部変更チェックボタンA110が表示される。
【0052】
最小化ボタンA101は、この蓄積データ表示画面を、例えばアイコンに最小化するときにクリックするボタンである。最大化ボタンA102は、この蓄積データ表示画面を最大化させて、モニタの表示範囲の全てを使用して表示するときにクリックするボタンである。閉じるボタンA103は、この蓄積データ表示画面を閉じるときにクリックするボタンである。
【0053】
日付指定欄A104では、全体表示部に表示させたい蓄積データの日付が指定される。例えば、日付指定欄A104の右端に設けられたボタンA104aをクリックすることによって、表示可能な蓄積データの日付がプルダウンメニュー形式で表示され、表示された日付の中から選択するようにしても良い。
【0054】
時間指定欄A105では、全体表示部に表示させたい蓄積データの時間が指定される。例えば、時間指定欄A105の右端に設けられたボタンA105aをクリックすることによって、表示可能な蓄積データの時間がプルダウンメニュー形式で表示され、表示された時間の中から選択するようにしても良い。
【0055】
蓄積データ表示欄A106には、蓄積部の中から日付指定欄A104および時間指定欄A105において指定された日時の蓄積データが表示される。最新蓄積データ表示欄A107には、蓄積部に蓄積されている蓄積データの中から最新の蓄積データが表示される。また、日付指定欄A104および時間指定欄A105において指定された日時の中の蓄積データの中から最新となる蓄積データを表示するようにしても良い。
【0056】
OKボタンA108は、所望の蓄積データの指定がなされたときにクリックされるボタンである。キャンセルボタンA109は、この蓄積データ表示画面を閉じるときにクリックするボタンである。蓄積部変更チェックボタンA110は、蓄積データの読み込み先を蓄積部から、例えば着脱自在の半導体メモリ(メモリカード)に変更するときにチェックを入力するチェックボタンである。
【0057】
図3に戻って説明すると、STOPボタン123は、記録または再生動作を停止するためのボタンである。なお、STOPボタン123は、RECボタン121あるいはPLAYボタン122の押圧により表示されるようにしても良い。
【0058】
Set Camera Center POS(Set Camera Center POSITION)ボタン124は、現在カメラが向いている方向を(8×16)の画像のセンターとして指定するためのボタンである。
【0059】
HOMEボタン125は、カメラユニットを制御し、カメラユニットのレンズの光軸をホームポジションに向けるためのボタンである。ホームポジションは、カメラが一番左側の位置を向いている位置である。LIVE/VIEW POSITIONボタン126は、カメラをパンあるいはチルトするためのボタンである。
【0060】
ZOOMボタン127Aおよび127Bは、選択画像表示部103に表示された選択画像の拡大、縮小を行うためのボタンである。MAX VIEWボタン128は、選択画像を別画面例えば全体画像表示部102により拡大表示するためのボタンである。
【0061】
次に、図6を用いて、この発明の一実施形態による全体画像の作成方法の一例について説明する。図6に示すように、カメラユニット3は、パンチルタ部4の雲台にカメラ部5が設置され、ホームポジションから撮像方向が可変される。図6において、撮影された(M×N)枚のフレームをカメラ側から見て、各行に対して上から順に1,2,・・・、Mの番号を付し、各列に対して左から順に1,2,・・・,Nの番号を付す。ホームポジションが例えば(1,1)の座標のフレームを撮影する位置とされる。
【0062】
(1,1)の座標位置のフレームを撮影すると、カメラユニット3が下側にチルトされ、(2,1)の座標位置のフレームが撮影され、以下、順に(3,1)・・・・,(M,1)の座標位置のフレームが撮影され、次に第2列の一番上の座標位置(1,2)のフレームが撮影される。以下、各フレームを(M,N)の座標位置のフレームまで撮影する。上述したように、各フレームが他のフレームと16画素分の重複部分を有する。撮影された各フレームがJPEGによる圧縮、メインメモリ30への蓄積等の処理を受ける。
【0063】
上述したように、各フレームが例えばXGA(1024×768 画素)画の場合では、128枚のフレームからなる画像は、重複部分を無視すると、(横方向が1024×16=16,384画素で、縦方向が768×8=6,144画素)の約1億画素の画像である。上述した全体画像表示部102には、この画像から形成された圧縮画像またはサムネイル画像が表示され、選択画像表示部103には、例えば1フレームのXGA画像が表示される。したがって、選択画像表示部103には、解像度が極めて高い画像を表示することができ、全体画像では、不明瞭な画像も選択画像では、明瞭な画像として表示できる。
【0064】
図7に、75倍の望遠レンズがカメラユニットに備えられている場合に、1フレームで撮影できる範囲を示す。カメラユニットから100m離れた距離にある被写体を撮影する場合には、1フレームで、縦8.7m×横1.17mの範囲を撮影することができる。例えば、カメラ部の撮像素子として、XGAを用いた場合には、被写体の縦0.87cm×横1.17cmの範囲を約1画素で表することができる。
【0065】
カメラユニットから200m離れた距離にある被写体を撮影する場合には、1フレームで、縦1.74m×横2.34mの範囲を撮影することができる。例えば、カメラ部の撮像素子として、XGAを用いた場合には、被写体の縦1.74cm×横2.34cmの範囲を1画素で表すことができる。
【0066】
カメラユニットから500m離れた距離にある被写体を撮影する場合には、1フレームで、縦4.36m×横5.84mの範囲を撮影することができる。例えば、カメラ部の撮像素子として、XGAを用いた場合には、被写体の縦4.36cm×横5.84cmの範囲を1画素で表すことができる。
【0067】
図8を参照して取得した画像データをアーカイブ10、メインメモリ30等に保存する場合のデータ管理方法を説明する。上述したように、所定時間間隔で、(M×N)枚のフレームの画像が撮影され、圧縮されて蓄積される。図8Aに示すように、M行N列によって各フレームの位置が規定される。例えば(1,1)の位置アドレスは、右端の最も上のフレームを特定する。各フレームは、この位置アドレスと記録時の時間情報とをファイル名として有する。時間情報は、年月日時分秒で構成される。したがって、各フレームのファイル名は、(年月日時分秒,位置アドレス)である。
【0068】
さらに、図8Bに示すように、(M×N)枚のフレームで全体的な1枚の画像が形成されることに対応して、ディレクションファイルが規定されている。ディレクションファイルは、(1,1)の位置アドレスを有するフレームのファイル名(すなわち、年月日時分秒,位置アドレス)と同一のデータを持つことで、当該(M×N)枚のフレームの集合を定義する。さらに、このフレームの集合に対する位置情報およびメタデータをディレクションファイルが有する。位置情報およびメタデータは、メタデータ生成部29で生成されたものである。すなわち、緯度・経度、方位、高度等の位置情報と、カメラ部のパラメータ(倍率、フォーカス値、アイリス値等)等のメタデータ情報とをディレクションファイルが有する。
【0069】
図9は、この発明の一実施形態による全体画像表示部102の全体画像のフレーム取り込みの動作を説明するためのフローチャートである。LIVE MODEボタン107がポインタにより指示され、RECボタン121がポインタにより指示されると、このフローチャートの制御アルゴリズムが呼び出される。
【0070】
まず、ステップS101において、可動範囲画像表示部101に表示される可動範囲画像にてポインタにより取り込み位置が指示されると、全体画像が可動範囲画像のどの位置の画像となるのかを判断し、全体画像の取り込み座標が確認される。
【0071】
次に、ステップS102において、全体画像の取り込み開始位置が算出され、この算出結果に基づき、カメラユニット3に備えられたパン部4aおよびチルト部4bが制御され、カメラユニット3のレンズの光軸を取り込み開始位置に移動させる。ここで、取り込み開始位置とは、一番はじめに取り込まれるフレームの中心の位置である。
【0072】
次に、ステップS103において、カメラユニット3、具体的にはレンズ部22、フォーカス・ズーム・アイリス制御部23、および撮像部24などが制御され、フレームが取り込まれ、画像データとしてコンピュータ1に供給される。
【0073】
次に、ステップS104において、カメラユニット3から供給された画像データが所定の画像フォーマット、例えばJPEGに変換される。
【0074】
次に、ステップS105において、所定の画像フォーマットに変換された画像データにメタデータおよび位置情報などが付加される。
【0075】
次に、ステップS106において、メタデータおよび位置情報などが付加された画像データがメインメモリ30に記録される。
【0076】
次に、ステップS107において、所定の画像フォーマットに変換された画像データが全体画像表示部の指定番地、例えば(0,0)に表示される。
【0077】
次に、ステップS108において、次画像データまでのカメラユニットのレンズの光軸の移動距離が算出される。
【0078】
次に、ステップS109において、ステップS108にて算出された移動距離に基づき、パン部4aおよびチルト部4bが制御され、カメラユニットのレンズの光軸を次のフレームの中心に向かせる。
【0079】
次に、ステップS110において、取り込んだフレーム枚数が算出される。例えば、フレームを取り込む度にインクリメントするようにして、その枚数を計数するようにしても良い。
【0080】
次に、ステップS111において、算出された取り込んだフレーム枚数が指定されたフレーム枚数に到達したか否かが判断される。指定されたフレーム枚数に到達したと判断されると、ステップS112へ制御が移り、指定されたフレーム枚数に未だ到達していないと判断されると、ステップS103へ制御が戻る。なお、指定されたフレーム枚数は、REC MODE選択メニュー118にて選択されたモードに応じて、予め算出される。具体的には、RUN(8x16)モードが選択されている場合には、フレーム数は128であり、RUN(4x8)モードが選択されている場合には、フレーム数は32であり、RUN(2x4)モードが選択されている場合には、フレーム数は8である。
【0081】
次に、ステップS112において、現在のカメラユニットのレンズの光軸に対応する位置から全体画像表示部102の取り込み開始位置までの距離が算出される。
【0082】
次に、ステップS113において、ステップS112にて算出された距離に基づき、パン部4aおよびチルト部4bが制御され、カメラユニットのレンズの光軸を取り込み開始位置となるフレームの中心に向かせる。
【0083】
次に、ステップS114において、全体画像表示部102の更新回数が予め指定されている更新回数に到達したか否かが判断される。具体的には、REC MODE選択メニュー118において、セレクトモードが選択されか、ランモードが選択されたかが判断される。従って、REC MODE選択メニュー118において、セレクトモードが選択されていると判断されると、ステップS115へ制御が移り、ランモードが選択されていると判断されると、ステップS117へ制御が移る。
【0084】
すなわち、REC MODE選択メニュー118において、セレクトモードが選択されている場合、更新回数は「1」とされているため、全体画像表示部102に表示されている全てのフレームを1回だけ取り込み、記録し、表示するので、再度取り込み、記録し、表示する処理は行わない。これに対して、REC MODE選択メニュー118において、ランモードが選択されている場合、更新回数は「無限」とされているため、取り込みが終了とされるまで、すなわちSTOPボタン123が押されるまで、何度も取り込み、記録し、表示する処理が繰り返される。
【0085】
次に、ステップS115において、全体画像表示部102の取り込み開始位置から全体画像表示部102のセンタ部までの距離が算出され、この算出結果に基づき、カメラユニットに備えられたパン部4aおよびチルト部4bが制御され、カメラユニットのレンズの光軸を全体画像表示部102のセンタ部に移動させる。ここで、全体画像のセンタ部とは、例えば8枚×16枚のフレームの中心の位置である。
【0086】
次に、ステップS116において、パン部4aおよびチルト部4bの、例えばステッピングモータの動作が停止される。そして、このフローチャートの制御アルゴリズムが終了する。
【0087】
次に、ステップS117において、取り込み終了が指示されたか否かが判断される。具体的には、STOPボタン123がポインタにより指示されたか否かが判断される。STOPボタン123がポインタにより指示されたと判断すると、ステップS115へ制御が移り、STOPボタン123が未だポインタにより指示されていないと判断すると、ステップS103へ制御が戻る。
【0088】
図10に、この発明の一実施形態による蓄積された画像データを再生する動作を説明するためのフローチャートである。プレイボタンがクリックされると、このフローチャートの制御アルゴリズムが始まる。
【0089】
まず、ステップS201において、プレイボタンがクリックされると、例えばポップアップウィンドウ形式で図9に示す蓄積データ表示画面が表示される。
【0090】
次に、ステップS202において、日付指定欄A104で日付が指定され、且つ時間指定欄A105で時間が指定されたか否かが判断される。日付指定欄A104で日付が指定され、且つ時間指定欄A105で時間が指定されたと判断されると、ステップS203へ制御が移り、日付指定欄A104で日付の指定、および時間指定欄A105で時間の指定の両方の指定または何れか一方の指定が未だなされていないと判断されると、日付指定欄A104で日付が指定され、且つ時間指定欄A105で時間が指定されるまで、このステップS202の制御が繰り返される。
【0091】
次に、ステップS203において、指定された日時の蓄積データから可動範囲画像および/または全体画像が表示される。
【0092】
図11は、この発明の一実施形態によるモニタリングシステムのマルチポイントビューモード時の動作を説明するためフローチャートである。マルチポイントビューモードは、全体画像内において指定された位置の画像のみを時間を遡って再生するモードである。
【0093】
まず、ステップS301において、SELECTボタン117が押圧されたか否かが判断される。SELECTボタン117が押圧されたと判断されると、処理がS302に進み、SELECTボタン117が押圧されていないと判断されると、処理をS301に移る。
【0094】
次に、ステップS302において、図4を参照して説明したようなセレクト画面が表示される。そして、ステップS303において、ポインタによりセレクト画像内のフレームが選択されたか否かが判断される。ポインタによりセレクト画像内のフレームが選択されたと判断されると、処理がステップS304に移り、ポインタによりセレクト画像内のフレームが選択されていないと判断されると、処理がステップS306に移る。
【0095】
次に、ステップS304において、選択されたフレームの表示が切り替わる。例えば、選択されたフレームの輝度が切り替わる。
【0096】
次に、ステップS305において、選択されたフレームの座標位置が確認される。
【0097】
次に、ステップS306において、セレクト画面のCLOSEボタン153が押圧されたか否かが判断される。CLOSEボタン153が押圧されたと判断されると、処理がステップS307に移り、CLOSEボタン153が押圧されていないと判断されると、処理がステップS303に移る。
【0098】
次に、ステップS307において、PLAYボタン122が押圧されたか否かが判断される。PLAYボタン122が押圧されたと判断されると、処理がステップS308に移り、PLAYボタン122が押圧されていないと判断されると、処理がステップS307に移る。
【0099】
次に、ステップS308において、図5を用いて説明したような蓄積データ表示画面が表示される。そして、ステップS309において、蓄積データ表示画面において、再生を所望する日時範囲が指定され、OKボタン168が押圧されたか否かが判断される。日時範囲が指定され、OKボタン168が押圧されたと判断されると、処理がステップS310に進み、日時範囲が指定され、OKボタン168が押圧されていないと判断されると、処理がステップS309に移る。
【0100】
次に、ステップS310において、ステップS309にて指定された日時範囲にある画像データのうちで、ステップS305にて確認された座標位置に対応した画像データがメモリ30から読み出される。例えば、ステップS309にて指定された日時範囲にある画像データのうちで、ステップS305にて確認された座標位置に対応した画像データが、撮影日時が新しい順に、メモリ30から読み出される。
【0101】
次に、ステップS311において、ステップS305にて確認された座標位置に、ステップS310にて読み出された画像データに基づき画像が表示される。
【0102】
ステップS312において、蓄積データ表示画面において指定された画像データが全て読み出されたか否かが判断される。蓄積データ表示画面において指定された画像データが全て読み出されていないと判断されると、処理がステップS310に移り、蓄積データ表示画面において指定された画像データを全て読み出されたと判断されると、処理が終了となる。
【0103】
また、ポインタにより領域が指示された指示領域以外の画像は、指示領域において更新される画像より撮影日時が新しい画像、例えば、現在カメラユニット3により撮影されている画像である。この場合、例えば、ポインタにより指示された指示領域の画像のみが、過去に遡っていくように更新される。
【0104】
また、指示領域以外の画像が、指示領域において更新される画像より撮影日時が古いようにしてもかまわない。この場合、例えば、ポインタにより領域が指示された指示領域画像が、過去から現在に向かっていくように更新される。
【0105】
この発明の一実施形態によれば、以下のような利点を得ることができる。
カメラユニット3により撮影された(M×N)枚のフレームが圧縮されメモリ30に蓄積される。メモリ30に蓄積された(M×N)枚のフレームから生成されたパノラマ状の全体画像がディスプレイ2に表示され、表示された全体画像においてマウス36により指示された領域に対応した画像データがメモリ30から読み出され、上記領域に表示される。このため、全体画像のうちの特定領域のフレームのみを更新して表示することができる。したがって、メモリ30に蓄積した画像データの読み出しの時間を短縮化することができる。よって、モニタリングシステムにおける画像解析の操作性を向上させることができる。
【0106】
また、全体画像のうちポインタにより指示されたフレームの座標位置に対応する画像をメモリ30から読み出し、再生することができる。したがって、全体画像のうちポインタにより指示されたフレームを時間を遡って再生することができる。
【0107】
また、カメラユニット3が撮影可能な範囲を示す可動範囲画像を閲覧することにより、ユーザは、どれだけの範囲を写せる位置にカメラユニットが設置されているかを容易に把握することができる。
【0108】
以上、この発明の一実施形態について具体的に説明したが、この発明は、上述の一実施形態に限定されるものではなく、この発明の技術的思想に基づく各種の変形が可能である。
【0109】
例えば、上述の一実施形態において挙げた数値はあくまでも例に過ぎず、必要に応じてこれと異なる数値を用いてもよい。
【0110】
また、上述した一実施形態においては、モニタリングシステムが、JPEGエンコーダ/メタデータ付加部27を備える構成を例として示したが、JPEGエンコーダ/メタデータ付加部27を省略した構成にしても構わない。すなわち、圧縮されていない(N×M)枚の原画像を用いて、パノラマ状の全体画像をディスプレイ2に表示するようにしてもかまわない。
【0111】
また、上述した一実施形態においては、ポインタにより指示された領域の画像が、撮影日時が新しい順に更新(再生)される例について示したが、ポインタにより指示された領域の画像が、撮影日時が古い順に更新(再生)されるようにしもかまわない。
【0112】
また、上述した一実施形態において、以下の操作によりモニタリングシステムのモードが、マルチポイントビューモードに移行するようにしてもかまわない。
【0113】
まず、VIEW MODEボタン106をポインタにより押圧する。次に、SELECTボタン117をポインタにより押圧し、図4を用いて説明したようなセレクト画面を表示する。そして、このセレクト画面内において、ポインタによりフレームを指示することによりビューを所望する領域を選定する。
【0114】
次に、PLAY122をポインタにより押圧し、図5に示したような蓄積データ表示画面を表示する。そして、再生日時の範囲をポインタなどにより指定する。最後に、OKボタン168を押圧する。これにより、モニタリングシステムのモードが、マルチポイントビューモードに移行する。
【0115】
以上説明したように、この発明によれば、全体画像のうちの特定領域の画像のみを現在から過去に遡って、または過去から現在に向かって更新して表示することができる。また、特定領域の画像をより詳細に表示することもできる。したがって、モニタリングシステムにおける画像解析の操作性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態によるモニタリングシステムの構成の一例を示すブロック図である。
【図2】この発明の一実施形態によるモニタリングシステムにおけるコンピュータとカメラユニット部分の詳細な構成の一例を示すブロック図である。
【図3】この発明の一実施形態によるGUIの構成が画面の一例を示す略線図である。
【図4】この発明の一実施形態によるセレクト画面の一例を示す略線図である。
【図5】この発明の一実施形態による蓄積データ一覧表示画面の一例を示す略線図である。
【図6】この発明の一実施形態による全体画面の作成方法の一例を示す略線図である。
【図7】この発明の一実施形態によるモニタリングシステムにおいて1フレームで撮影できる範囲を示す略線図である。
【図8】この発明の一実施形態によるデータ管理方法を説明するための略線図である。
【図9】この発明の一実施形態による全体画像表示部102の全体画像のフレーム取り込みの動作を説明するためのフローチャートである。
【図10】この発明の一実施形態による蓄積された画像データを再生する動作を説明するためのフローチャートである。
【図11】この発明の一実施形態によるモニタリングシステムのマルチポイントビューモード時の動作を説明するためフローチャートである。
【符号の説明】
1・・・コンピュータ、2・・・ディスプレイ、3・・・カメラユニット、4・・・パンチルタ部、5・・・カメラ部、21・・・コントローラバス、24・・・撮影部、27・・・JPEGエンコーダ/メタデータ付加部、30・・・メインメモリ、31・・・グラフィックコントローラ、32・・・画像圧縮部、33・・・コントローラCPU、101・・・可動範囲画像表示部、102・・・全体画像表示部、103・・・選択画像表示部

Claims (16)

  1. 映像を撮影する撮影部と、
    上記撮像部により撮影された複数枚の静止画像からなる原画像、または上記複数枚の静止画像を圧縮した圧縮静止画像からなる圧縮画像を複数枚蓄積する蓄積部と、
    画像を表示する画像表示部と、
    上記画像表示部に表示された画像上の領域を指示する指示部と、
    上記蓄積部に蓄積された上記原画像または上記圧縮画像から生成されたパノラマ状の全体画像を上記画像表示部に表示し、上記全体画像上において上記指示部により指示された指示領域の画像のみ、上記蓄積部から読み出され、且つ上記指示領域以外の画像と撮影時間が異なる画像でもって更新する制御部とを備え
    上記指示部で特定領域を指示するときに、上記全体画像と共に上記撮像部で撮影される静止画像の境界を示す区切りが上記画像表示部に表示されることを特徴とするモニタリングシステム。
  2. 上記制御部は、
    上記蓄積部に蓄積された上記原画像または上記圧縮画像の中から読み出しを開始する原画像または圧縮画像を指定し、
    指定された上記読み出しを開始する原画像または圧縮画像から過去に遡って読み出しを行うことによって、上記指示領域の画像を更新することを特徴とする請求項1記載のモニタリングシステム。
  3. 上記制御部は、
    上記蓄積部に蓄積された上記原画像または上記圧縮画像の中から読み出しを開始する原画像または圧縮画像を指定し、
    指定された上記読み出しを開始する原画像または圧縮画像から現在に向かって読み出しを行うことによって、上記指示領域の画像を更新することを特徴とする請求項1記載のモニタリングシステム。
  4. 上記制御部は、
    上記蓄積部に蓄積された上記原画像または上記圧縮画像の中から読み出しを開始する原画像または圧縮画像を指定し、
    指定された上記読み出しを開始する原画像または圧縮画像から上記読み出しを終了する原画像または圧縮画像まで読み出しを行うことによって、上記指示領域の画像を更新することを特徴とする請求項1記載のモニタリングシステム。
  5. 映像を撮影する撮影ステップと、
    上記撮影ステップにより撮影された複数枚の静止画像からなる原画像、または上記複数枚の静止画像を圧縮した圧縮静止画像からなる圧縮画像を複数枚蓄積部に蓄積する蓄積ステップと、
    上記蓄積ステップにより蓄積された上記原画像または上記圧縮画像から生成されたパノラマ状の全体画像を表示する表示ステップと、
    上記表示ステップにより表示された上記全体画像上において特定領域を指示する指示ステップと、
    上記指示ステップにより指示された上記指示領域の画像のみ、上記蓄積部から読み出され、且つ上記指示領域以外の画像と撮影時間が異なる画像でもって更新する更新ステップとを備え
    上記指示ステップで特定領域を指示するときに、上記全体画像と共に上記撮像部で撮影される静止画像の境界を示す区切りが上記画像表示部に表示されることを特徴とするモニタリング方法。
  6. 上記更新ステップは、
    上記蓄積部に蓄積された上記原画像または上記圧縮画像の中から読み出しを開始する原画像または圧縮画像を指定するステップと、
    指定された上記読み出しを開始する原画像または圧縮画像から過去に遡って読み出しを行うことによって、上記指示領域の画像を更新するステップからなることを特徴とする請求項記載のモニタリング方法。
  7. 上記更新ステップは、
    上記蓄積部に蓄積された上記原画像または上記圧縮画像の中から読み出しを開始する原画像または圧縮画像を指定するステップと、
    指定された上記読み出しを開始する原画像または圧縮画像から現在に向かって読み出しを行うことによって、上記指示領域の画像を更新するステップからなることを特徴とする請求項記載のモニタリング方法。
  8. 上記更新ステップは、
    上記蓄積部に蓄積された上記原画像または上記圧縮画像の中から読み出しを開始する原画像または圧縮画像を指定するステップと、
    指定された上記読み出しを開始する原画像または圧縮画像から上記読み出しを終了する原画像または圧縮画像まで読み出しを行うことによって、上記指示領域の画像を更新するステップからなることを特徴とする請求項記載のモニタリング方法。
  9. 映像を撮影する撮影ステップと、
    上記撮影ステップにより撮影された複数枚の静止画像からなる原画像、または上記複数枚の静止画像を圧縮した圧縮静止画像からなる圧縮画像を複数枚蓄積部に蓄積する蓄積ステップと、
    上記蓄積ステップにより蓄積された上記原画像または上記圧縮画像から生成されたパノラマ状の全体画像を表示する表示ステップと、
    上記表示ステップにより表示された上記全体画像上において特定領域を指示する指示ステップと、
    上記指示ステップにより指示された上記指示領域の画像のみ、上記蓄積部から読み出され、且つ上記指示領域以外の画像と撮影時間が異なる画像でもって更新する更新ステップとを備え
    上記指示ステップで特定領域を指示するときに、上記全体画像と共に上記撮像部で撮影される静止画像の境界を示す区切りが上記画像表示部に表示されるモニタリング方法をコンピュータに対して実行させることを特徴とするプログラム。
  10. 上記更新ステップは、
    上記蓄積部に蓄積された上記原画像または上記圧縮画像の中から読み出しを開始する原画像または圧縮画像を指定するステップと、
    指定された上記読み出しを開始する原画像または圧縮画像から過去に遡って読み出しを行うことによって、上記指示領域の画像を更新するステップと
    をコンピュータに実行させることを特徴とする請求項記載のプログラム。
  11. 上記更新ステップは、
    上記蓄積部に蓄積された上記原画像または上記圧縮画像の中から読み出しを開始する原画像または圧縮画像を指定するステップと、
    指定された上記読み出しを開始する原画像または圧縮画像から現在に向かって読み出しを行うことによって、上記指示領域の画像を更新するステップと
    をコンピュータに実行させることを特徴とする請求項記載のプログラム。
  12. 上記更新ステップは、
    上記蓄積部に蓄積された上記原画像または上記圧縮画像の中から読み出しを開始する原画像または圧縮画像を指定するステップと、
    指定された上記読み出しを開始する原画像または圧縮画像から上記読み出しを終了する原画像または圧縮画像まで読み出しを行うことによって、上記指示領域の画像を更新するステップと
    をコンピュータに実行させることを特徴とする請求項記載のプログラム。
  13. 映像を撮影する撮影ステップと、
    上記撮影ステップにより撮影された複数枚の静止画像からなる原画像、または上記複数枚の静止画像を圧縮した圧縮静止画像からなる圧縮画像を複数枚蓄積部に蓄積する蓄積ステップと、
    上記蓄積ステップにより蓄積された上記原画像または上記圧縮画像から生成されたパノラマ状の全体画像を表示する表示ステップと、
    上記表示ステップにより表示された上記全体画像上において特定領域を指示する指示ステップと、
    上記指示ステップにより指示された上記指示領域の画像のみ、上記蓄積部から読み出され、且つ上記指示領域以外の画像と撮影時間が異なる画像でもって更新する更新ステップとを備え
    上記指示ステップで特定領域を指示するときに、上記全体画像と共に上記撮像部で撮影される静止画像の境界を示す区切りが上記画像表示部に表示されるモニタリング方法をコンピュータに対して実行させるプログラムを記録したことを特徴とする記録媒体。
  14. 上記更新ステップは、
    上記蓄積部に蓄積された上記原画像または上記圧縮画像の中から読み出しを開始する原画像または圧縮画像を指定するステップと、
    指定された上記読み出しを開始する原画像または圧縮画像から過去に遡って読み出しを行うことによって、上記指示領域の画像を更新するステップと
    をコンピュータに対して実行させるプログラムを記録したことを特徴とする請求項13記載の記録媒体。
  15. 上記更新ステップは、
    上記蓄積部に蓄積された上記原画像または上記圧縮画像の中から読み出しを開始する原画像または圧縮画像を指定するステップと、
    指定された上記読み出しを開始する原画像または圧縮画像から現在に向かって読み出しを行うことによって、上記指示領域の画像を更新するステップと
    をコンピュータに対して実行させるプログラムを記録したことを特徴とする請求項13記載の記録媒体。
  16. 上記更新ステップは、
    上記蓄積部に蓄積された上記原画像または上記圧縮画像の中から読み出しを開始する原画像または圧縮画像を指定するステップと、
    指定された上記読み出しを開始する原画像または圧縮画像から上記読み出しを終了する原画像または圧縮画像まで読み出しを行うことによって、上記指示領域の画像を更新するステップと
    をコンピュータに対して実行させるプログラムを記録したことを特徴とする請求項13記載の記録媒体。
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