JP3253478B2 - 映像記録装置 - Google Patents

映像記録装置

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JP3253478B2
JP3253478B2 JP6136495A JP6136495A JP3253478B2 JP 3253478 B2 JP3253478 B2 JP 3253478B2 JP 6136495 A JP6136495 A JP 6136495A JP 6136495 A JP6136495 A JP 6136495A JP 3253478 B2 JP3253478 B2 JP 3253478B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、撮影中の画面の相対的
な移動量および移動角度等を検出する画面移動検出装
置、およびこの画面移動検出装置を用いて空間的に連続
する2つの画面の映像信号を記録したり、画面の移動量
を表示したりすることのできる映像記録装置等に関す
る。
【0002】
【従来の技術】まず、第1の従来例として「画像表示装
置」(特開昭64−29064号)について説明する。
図25はこの従来装置のブロック図、図26はこの従来
装置の表示画面の一例を示す図である。図25におい
て、CCD(チャージ・カップルド・デバイス)等の固
体撮像素子を用いたテレビジョンカメラ(以下、ビデオ
カメラ、という)511は三脚512上に水平および垂
直方向にそれぞれ回転自在に取り付けられており、その
振り角情報を検出するために振り子検出器513が付加
されている。
【0003】また、レンズ514は交換可能であるが、
いずれのレンズを使用しても視野角は可変であり、かつ
その視野角情報を検出できるように視野角検出器515
が付加されている。パノラマ画像処理装置516はCC
Dドライバ516aで発生されるCCD駆動信号Saを
ビデオカメラ511に送ることによってビデオカメラ5
11からビデオ信号Sbが入力され、同時に振り子情報
Scおよび視野角情報Sdが入力される。
【0004】ビデオ信号SbはA/D(アナログ/ディ
ジタル)変換器516bでディジタル信号に変換されパ
ノラマメモリ回路516cに供給される。振り子情報S
cおよび視野角情報SdはA/D変換器516dでディ
ジタル信号に変換されタイミング発生器516eに供給
される。A/D変換器516bおよび516dはタイミ
ング発生器516eからのクロックでA/D変換を行
う。
【0005】また、タイミング発生器516eはメモリ
コントロール回路516fに制御信号を出力し、レンズ
視野角毎の撮像画像をパノラマメモリ回路516cに書
き込み・読み出すように制御する。D/A(ディジタル
/アナログ)変換器516gはメモリ回路516cから
読み出されたディジタル画像信号をアナログ信号に変換
し、パノラマ画像信号として指示器(図示せず)に供給
する。
【0006】パノラマメモリ回路516cでは、ビデオ
カメラ511からのビデオ信号Sbが振り子情報Scお
よび視野角情報Sdに応じたフレームに順次記憶され
る。そして、タイミング発生器516eから制御信号に
応じてパノラマメモリ回路516cが読み出し状態に切
り換えられると、記憶されたビデオ信号はメモリコント
ロール回路516fによって所定の順序で読み出され
る。
【0007】次に、動作について説明する。図26にお
いて、ビデオカメラ511の撮像方向が例えば水平方向
に変化すると、ビデオカメラ511の基準方向(例え
ば、全振り子の中心角度方向)に対する振り子の情報S
cおよびレンズ視野角情報Sdが各検出器513,51
5で検出されて出力される。レンズ視野角はレンズ51
4のズーム機能により可変である。
【0008】タイミング発生器516eは検出された振
り子情報Scおよびレンズ視野角情報Sdを導入し、振
り子情報Scを視野角毎にサンプリングし、サンプリン
グされた振り子における画像信号を記憶するようにメモ
リコントロール回路516fを制御する。すなわち、振
り子情報が視野角分だけ変化したとき、その振り子にお
ける画面のビデオ信号を記憶するよう制御される。
【0009】パノラマメモリ回路516cからの読み出
しは、例えば図26に示すように、1水平走査線で左か
ら右へ5枚の画面に対応した一連のビデオを表示できる
ように行われ、順次水平ラインが切り換えられて同様に
読み出しが行われる。図25では視野角5°のレンズを
使用したときの例を示したもので、水平方向に5°毎に
得られる画像をパノラマメモリ回路516cに入力し、
水平方向に数画面のパノラマ画面を一度に読み出す。
【0010】ここでは、パノラマ画像は垂直走査線10
0本、水平走査線100画素の正方形画面を水平に5画
面、垂直に3画面並べている。したがって、上記のよう
に構成した画像表示装置は、レンズ視野角検出器の検出
情報を基に視野角毎の振り子における画像を表示するの
で、視野角を変化させても重複または欠落のない正確な
パノラマ画像を作成することができる。
【0011】次に、第2の従来例としてカメラを用いた
「監視装置」(特開平1−94787号)について説明
する。図27はこの監視装置を銀行などのキャッシュサ
ービスコーナーに設置した例を示すブロック図である。
同図において、キャッシュサービスコーナー601の状
態がカメラ602で撮影され、動き検出回路605で動
き物体があるかどうかの検出を行い、動き物体があると
きはVTR603を操作して記録し、かつモニタ604
へ映し出してキャッシュサービスコーナー601を監視
する構成となっている。
【0012】この構成において、動き検出回路605は
メモリ606および減算回路607によって現画面と1
画面前との比較を行い、動き物体があるかどうかの検出
を行う。動き物体があるときはVTR603を記録操作
し、カメラ602の出力信号を記録し、動き物体がない
ときはVTR603の記録を停止する。従って、VTR
603はキャッシュサービスコーナー601に変化が生
じたときだけ記録操作される。
【0013】この場合、第3の従来例として提示する
「画像合成装置」(特開平5−30422号)では、T
Vカメラから入力される映像はスキャニングステージコ
ントローラによってスキャニングステージが動かされる
ことによって被写体像が移動するので、スキャニングス
テージの移動させたデータをもとに前回の映像との非共
通部分を検出して、画像が変化したことを判別してい
る。
【0014】次に、第4の従来例として「ジャイロセン
サ付カメラ及びビデオプリンタ装置」(特開平6−10
5214号)について説明する。図28はジャイロセン
サ付カメラの斜視図である。同図において、カメラ本体
700にはビューファインダー701、シャッター70
2、レンズ703がそれぞれ配置されている。さらに、
カメラ本体700を移動体として捉え、その移動を検出
するジャイロセンサ704がカメラ本体700の上部に
設置されている。なお、ジャイロセンサ704はカメラ
本体700に内蔵されていてもよい。
【0015】ジャイロセンサ704は、3つの自由度、
つまり3次元の変位を検出する機能を有している。3次
元の座標軸でファインダー701から見たカメラを想定
し、水平方向右側を+X軸、垂直方向上側を+Y軸、被
写体方向を+Z軸と仮定している。
【0016】図29は、図(a)に示す構図において、
1枚目の画像を撮影した後、y軸回りにカメラ本体70
0を時計方向に所定の角度だけ移動させて2枚目の画像
を撮影し、図(b)に示す画像を得たことを意味してい
る。逆に、図(b)の2枚目の画像を撮影した後、カメ
ラ本体700を逆時計方向に所定角度だけ回動させて1
枚目の画像を撮影しても同じ画像が得られる(ただし、
図(b)のコマは入れ替わる)。つまり、カメラの移動
情報が分かれば、よりバラエティーに富んだパノラマ写
真を撮ることができる。
【0017】図30(a)〜(i)は、ファインダー7
01から見た本装置のカメラで撮り得る画面構成を示し
たものである。いま、カメラは図(e)に示す位置にあ
るとすると、ファインダー内にある内側の細線が画像取
込枠で、点A,B,C,Dが位置合致を知らせるインジ
ケータであり、インジケータ710は水平方向の移動指
示を、インジケータ711は垂直方向の移動指示を、そ
れぞれ知らせるようになっている。
【0018】図29に示すパノラマ写真を撮影する場合
は、まず、図30(e)にて自動的に焦点を合わせてシ
ャッター702を押し基準となる画面を撮影する。次
に、画面の右側がファインダー内に入るようにカメラを
回転させると、ジャイロセンサ704は自動的に図30
(f)方向と認識し、図30(f)におけるファインダ
ー内のA点が図30(e)におけるファインダー内のD
点に、図30(f)におけるB点が図30(e)におけ
るC点にそれぞれ合致するように、カメラを動かすユー
ザーに対して、水平・垂直各インジケータ710,71
1で的確に指示を与える。指示に従ってカメラが動かさ
れ、所定の位置にセットされれば自動的またはマニュア
ルによりシャッターをオンする。
【0019】同様にして、図30(c)の方向にカメラ
を移動する場合は、図30(c)におけるファインダー
内のB点が図30(e)におけるファインダー内のD点
に合致するように水平・垂直各インジケータ710,7
11で指示を与える。このような操作によって上下、左
右および斜めに移動させたときの画面を任意に組み合わ
せて撮影することができる。
【0020】次に、第5の従来例として「撮像のための
表示装置」(特開平3−38976号)について説明す
る。図31はこの表示装置のブロック図である。同図に
おいて、マイクロコンピュータ(以下、CPU、とい
う)811は装置全体の制御を司っている。
【0021】このCPU811には、撮影手段812で
撮影した被写体像に応じたアナログ画像信号をディジタ
ルの画像データに変換するアナログ/ディジタル(A/
D)変換器813の出力を記憶するフレームメモリ81
4、被写体の輝度を測定する測光装置815、被写体像
の移動量や測光ポイントなどを表示する表示装置81
6、露出制御装置817、被写体に焦点を合わせるフォ
ーカス装置818、このフォーカス装置818を起動す
るためのフォーカス開始釦819、スポット測光モード
を設定してスポット測光値を得るためのスポット釦82
0、スポット測光モードから平均測光モードを設定して
平均測光値を得るためのクリア釦821、および各釦8
19〜821などが操作されたとき、並びに被写体像の
移動量に応じて音を発する発音体822が接続されてい
る。
【0022】撮像手段812は、例えばCCDまたはM
OS(メタル・オキサイド・セミコンダクタ)等の撮像
素子によって構成されている。CPU811は、フレー
ムメモリ814に記憶されたディジタル画像データから
被写体像の移動量を演算するようになっている。
【0023】この場合、CPU811では、水平方向の
アドレス(XADR)と垂直方向のアドレス(YADR)と
を設定することにより、フレームメモリ814内の任意
の画像データを読み出すことができるようになってい
る。また、このCPU811では、測光装置815から
の測光値によって露出演算を行ったり、画像データから
被写体までの焦点距離を演算するフォーカシング演算な
どを行うようになっている。
【0024】ここで、CPU811による被写体像の移
動量の演算方法について説明する。いま、例えば図32
(a)に示すような被写体像FLaがフレームメモリ8
14内に記憶されているものとする。すると、CPU8
11は画像データの読み出しに際して、例えば垂直方向
へ各画素の輝度信号の加算(XSUM)により1次元の
加算信号XSaの検出が行われる。
【0025】この場合の加算信号XSaは、図32
(b)に示すように、被写体像FLaの垂直方向に樹木
のような暗い被写体があるため、その部分の加算値がほ
かよりも小さな波形になっている。続いて、CPU81
1では、例えば水平方向に各画素の輝度信号を加算(Y
SUM)することによって1次元の加算信号YSaの検
出が行われる。この場合の加算信号YSaは、図32
(c)に示すように、被写体FLaの水平方向に空のよ
うな明るい被写体があるために、その部分の加算値がほ
かよりも大きな波形になる。こうして検出された水平方
向(X方向)の加算信号XSaと垂直方向の加算信号Y
Saは、CPU811が備える図示しないRAM(ラン
ダム・アクセス・メモリ)などの記憶手段に一時的に記
憶される。
【0026】この状態において、カメラが右上の方向に
動かされ、図33(a)に示すような被写体像FLbが
得られたとする。すると、CPU811は被写体像FL
aのときと同様に、例えばX方向の加算信号XSbおよ
びY方向の加算信号YSbがそれぞれ検出される。この
場合、X方向の加算信号XSbおよびY方向の加算信号
YSbは、図33(b)および図33(c)にそれぞれ
示されるような波形になる。
【0027】このようにして、被写体像FLaについて
のX方向およびY方向の加算信号XSaおよびYSa
と、被写体像FLbについてのX方向およびY方向の加
算信号XSbおよびYSbとがそれぞれ検出されると、
CPU811において被写体像の例えば水平方向の移動
量が演算される。すなわち、CPU811は2つのX方
向の加算信号XSa、XSbとの相関演算により、被写
体像の水平方向の移動量が演算される。実際には、例え
ば被写体像FLaについてのX方向の加算信号XSaに
対して、被写体像FLbについてのX方向の加算信号X
Sbを少しづつシフトしながら両者の絶対的差分値を求
め、その絶対的差分値が最小となるシフト量を被写体像
の水平方向の移動量とする。
【0028】
【発明が解決しようとする課題】前述した第1の従来例
(特開昭64−29064号)では、正確な視野角を検
出するためにビデオカメラと三脚との取り付け精度が重
要になる。また、前述した方法による撮影を行う場合
は、説明のあったような視野角検出器の取り付けられた
ビデオカメラを使用し、なおかつ振り子検出器の取り付
けられた三脚を使用しなければならないため極めて高価
であった。また、精度よくビデオカメラをパンニング/
チルティング操作するためには、三脚はしっかとりした
ものを使用する必要があり、小型/軽量化には不向き
で、持ち運びに大変不便であった。
【0029】また、前述した第2の従来例(特開平1−
94787号)では、映像に変化があるときだけ映像を
記録するため、持ち運びに使用するビデオカメラなどで
撮影を行った場合、パンニング・チルティングする度に
映像に変化があり、いつでも記録してしまうために、持
ち運びに使用するものには不向きであった。
【0030】また、第3の従来例(特開平5−3042
2号)では、前回と今回の映像に変化があった部分を見
つけだし、その部分を記録またはデータ転送を行うもの
であるため、画像が任意の移動量だけ移動したことを検
出し、記録するということは不可能である。また、この
従来例ではスキャニングステージを移動させた量から画
像の変化を検出している。また、この従来例のように移
動前と移動後の画像データの相対位置を電気的にシフト
させて相互相関をとり、その相関値の大小によって新規
画像部分を検出した場合、画面が移動していないのにも
かかわらず突然画面中に前回の画像と全く相関のない画
像が現れた場合でも、画面に変化があったと誤検出して
しまう。
【0031】また、前述した第4の従来例(特開平6−
105214号)では、移動量を検出するためにジャイ
ロが使われており、ジャイロは角速度センサーであり角
速度と時間の積で角度が求められるが、視野角が連続し
て変化するズーム機構を持ったレンズシステムの場合、
1画面の移動量はズーム位置によって異なるため、それ
が考慮されていないために、ズーム機構を持ったレンズ
システムでは不向きであった。
【0032】また、前述した第5の従来例(特開平3−
38976号)では、今回の映像の輝度信号の加算信号
と前回の映像の輝度信号の加算信号とをシフトさせたと
きの絶対的差分値が最少となるシフト量を移動量として
検出しているため、例えば数本の樹木が同じような大き
さ・間隔で立っているような映像を撮影した場合など
は、前回の加算信号と今回の加算信号をどちら側にシフ
トさせても絶対的差分値が最少となるポイントがいくつ
かあるためにどちら側に移動したのかがわからなくなる
ことがある。また、以上のような誤検出によって移動方
向を知るための表示が、実際に移動した方向とは逆の方
向に移動したり、表示が急に飛んだりすることになる。
しかも、検出されたデータが正確に検出されているかど
うかが撮影者にはわからなかった。
【0033】そこで、本発明は、振り子検出器の取り付
けられた三脚を使用することなく、部分的な動きに困惑
されることなしに画面全体の移動を精度よく検出するこ
とが出来る画面移動検出装置を提供することを目的とす
る。
【0034】また、本発明は、画面全体の移動を精度よ
く検出することによって、移動前後の2つの画面を空間
的に記録または再生することが出来る映像記録装置を提
供することを目的とする。
【0035】また、本発明は、画面全体の移動を精度よ
く検出することによって、画面の正確な移動量または移
動方向等をモニタ部に表示し、撮影者が精度よく画面移
動を行うことができるようにする映像記録装置を提供す
ることを目的とする。
【0036】また、本発明は、画面全体の移動を精度よ
く検出することによって、設定した移動範囲内でカメラ
を自動的に回転制御して撮影することが出来る映像記録
装置を提供することを目的とする。
【0037】
【課題を解決するための手段】本願の第1の発明に係る
映像記録装置は、撮影した画面の映像信号を出力する撮
像部と、前記映像信号をフィールドまたはフレーム単位
で記録する映像記録部と、前記映像信号の前画面および
現画面をフィールドまたはフレーム単位で比較して画面
の動きベクトルを求める動きベクトル検出部と、前記動
きベクトルの水平または垂直方向の成分を計数開始時点
から累算して画面が水平または垂直方向に所定の移動量
移動したことを検出する画面移動検出部とを備え、前記
映像記録部は、前記計数開始時点の画面の映像信号を記
録し、前記画面移動検出部によって前記画面が前記所定
の移動量移動したことを検出した時点の映像信号を記録
するように構成してなるものである
【0038】
【0039】
【0040】また、本願の第の発明に係る映像記録装
置は、撮影した画面の映像信号を出力する撮像部と、映
像信号をフィールドまたはフレーム単位で記録する映像
記録部と、映像信号の前画面および現画面をフィールド
またはフレーム単位で比較して画面の動きベクトルを求
める動きベクトル検出部と、動きベクトルの水平または
垂直方向の成分を計数開始時点から累算して画面が水平
または垂直方向に所定の移動量移動したことを検出する
画面移動検出部とを備え、映像記録部は映像信号を連続
して記録すると共に、計数開始時点に第1のパイロット
信号を記録し、画面移動検出部によって画面が所定の移
動量移動したことを検出した時点に第2のパイロット信
号を記録するように構成してなるものである。
【0041】また、本願の第の発明に係る映像記録装
置は、撮影した画面の映像信号を出力する撮像部と、映
像信号をフィールドまたはフレーム単位で記録する映像
記録部と、この映像記録部に記録する画面を表示するモ
ニタ部と、映像信号の前画面および現画面をフィールド
またはフレーム単位で比較して画面の動きベクトルを求
める動きベクトル検出部と、動きベクトルの水平または
垂直方向の成分を計数開始時点から累算して画面の移動
方向、移動量および基準移動速さを算出すると共に、画
面が所定の移動量移動したことを検出する画面移動検出
部とを備え、モニタ部は画面移動検出部からのデータに
基づいて計数開始時点からの画面の移動量、移動方向お
よび基準移動速さを表示するように構成してなるもので
ある。
【0042】また、本願の第の発明に係る映像記録装
置は、撮影した画面の映像信号を出力する撮像部と、映
像信号から前画面および現画面をフィールドまたはフレ
ーム単位で比較し画面の動きベクトルを求める動きベク
トル検出部と、カメラ部の移動角度を設定する移動角度
指示部と、動きベクトルの水平または垂直方向の成分を
累算して水平または垂直方向の移動量を求め、この移動
量と、予め設定されている1画面当たりの移動量および
視野角とから水平または垂直方向の移動視野角を求め、
この移動視野角と移動角度指示部で設定した移動角度と
の一致を検出する移動視野角検出部と、移動視野角検出
部の検出結果に基づいてカメラ部を移動角度指示部で設
定した移動角度の範囲内で水平または垂直方向に駆動す
る駆動部とを備えてなるものである。
【0043】また、本願の第の発明に係る映像記録装
置は、本願の第〜第の発明の画面移動検出部に、画
面の移動方向が水平方向か垂直方向かを判別する判別部
を設け、その判別結果に基づいて画面の水平または垂直
方向のいずれかの移動方向を検出するように構成してな
るものである。
【0044】また、本願の第の発明に係る映像記録装
置は、本願の第の発明の判別部が画面の移動方向を検
出した後に、画面がその検出結果と異なる方向へ移動し
たことを検出したときは、誤判定を行うように構成して
なるものである。
【0045】
【作用】本願の第1の発明に係る映像記録装置によれ
ば、カメラをパンニングまたはチルティングする際に、
開始時の画面と、そこから任意の画面分移動後の画面と
を空間的に連続した画面として記録することができる。
この装置にビデオプリンタを接続し、任意の移動量を1
画面分に設定すれば、記録した連続する2つの画面をプ
リントアウトすることによって、パノラマ写真として残
すことができる
【0046】
【0047】
【0048】本願の第の発明に係る映像記録装置によ
れば、時間的に連続する画面の映像信号を記録している
際に、計数開始時の画面と、そこから任意の移動量だけ
移動した後の画面とに、それぞれパイロット信号を同時
に記録し、再生時にこのパイロット信号を検出すること
によって、移動前後の画面を確定することができる。こ
の装置にビデオプリンタを接続し、任意の移動量を1画
面分に設定すれば、先の発明と同様に連続する2つの画
面をプリントアウトすることでパノラマ写真として残す
ことができる。
【0049】本願の第の発明に係る映像記録装置によ
れば、モニタ部に計数開始時からの画面の実際の移動量
と、画面の基準移動速さとを表示することによって、撮
影者がカメラをパンニングまたはチルティングする際の
移動速さを基準表示に合わせて行うことで精度よく行う
ことができる。
【0050】本願の第の発明に係る映像記録装置によ
れば、撮影者がパンニングまたはチルティングの移動視
野角を指定することによって、その移動視野角の範囲内
でカメラを自動的にパンニングまたはチルティングする
ことができる。
【0051】本願の第の発明に係る映像記録装置によ
れば、本願の第〜第の発明において、画面の移動方
向を検知することによってパンニングかチルティングか
を自動的に判別し、その判別結果に基づいてパンニング
またはチルティングに適した処理を実行することができ
る。
【0052】本願の第の発明に係る映像記録装置によ
れば、本願の第の発明において、パンニングかチルテ
ィングかを判別した後に、画面がその判別結果と異なる
方向へ移動したことを検出したときは誤動作として処理
を中断することができる。
【0053】
【実施例】図1は、本願の第1の発明に係る画面移動検
出装置の一実施例を示すブロック図である。同図におい
て、レンズ1を通った光はCCD撮像素子2で光電変換
され、電気信号として信号処理部3に送られる。信号処
理部3では、入力された電気信号を明るさの成分をもっ
た輝度信号と色の成分をもったクロマ信号とに分離し、
各種の同期信号を付加して次段(図示せず)の回路へ出
力する。また、信号処理部3は画像の動き検出を行うた
めに必要な輝度信号を動きベクトル検出部4にディジタ
ル信号として供給する。レンズ1、CCD撮像素子2お
よび信号処理部3によって撮像部が構成されている。
【0054】動きベクトル検出部4は、1画面を複数ブ
ロックに分割し、各ブロックの代表点について前画面の
輝度値と現画面の輝度値との絶対差分値を求め、全ての
代表点に関して累積加算し、前回累積加算したものとの
相関性による2次元のずらし量との累積値によって動き
ベクトルを検出する「代表点マッチング法」を採用して
いる。
【0055】図2は、動きベクトル検出部4のブロック
図で、前処理部41、相関計算部42、メモリ部43お
よび検出部44から構成されている。前処理部41は信
号処理部3からの輝度信号をインターレース方式による
偶数フィールド・奇数フィールドでの垂直方向の1ライ
ンのずれを補間してディジタルフィルタで高域ノイズの
低減を行う。
【0056】相関計算部42はメモリ部43に記憶され
ている前フィールドの画面の輝度信号をm×n画素の探
索範囲でb×cブロックに分割し、各ブロックから1画
素の代表点を抽出し、その中のd列e行目の代表点の輝
度値an-1 d,e(0,0)と、この代表点に対応する現フ
ィールドの代表点の周囲の探索範囲内の輝度値an d,
e(i,j)との絶対値ρd,e(i,j) を求める。 ρd,e(i,j)=|an d,e(i,j)−an-1 d,e(0,0)|… そして、全ての代表点に関して累積加算し累算値ρ
(i,j)を求める。 ρ(i,j)=ΣdΣeρd,e(i,j) … この処理を概念的に表すと図3に示すようになる。
【0057】検出部44は相関計算部42にて1フィー
ルド分の累積加算が終了すると、相関計算部42の結果
から前フィールドと現フィールドの画像の輝度信号間の
相関性を評価する。
【0058】この操作を探索範囲m×nまで1画素ステ
ップで2つの画像を互いにずらせて同様に累積値を求
め、繰り返し画像の相関性を評価する。この繰り返し操
作によって2次元のずらし量と累積値とから、最小値を
取る変位量(i,j)を動きベクトルとする。 動きベクトル=(Vi,Vj)=(i,j)│ρ(i,j)=min
【0059】しかし、マッチング法によって検出された
動きベクトル(Vi,Vj)は、もともと2枚の画像間
のずらし量は1画素ステップであったため、整数値しか
取り得ない。まして1画素ずつ間引いているため検出分
解能は2画素となってしまいこのままでは精度が悪い。
【0060】そこで、累積相関の最小値周辺の累積値か
ら2次曲線補間をすることによって1画素以下の分解能
を得るようにした。累積相関の最小値をρ(i,j)と
すると、水平(X)方向の補間量dx は、 dx={ρ(i-1,j)−ρ(i+1,j)}/{ρ(i-1,j)+ρ(i+1,j)−2ρ(i,j)}/2 ×hx … で表される。同様に垂直(Y)方向の補間量dy は、 dy={ρ(i,j-1)−ρ(i,j+1)}/{ρ(i,j-1)+ρ(i,j+1)−2ρ(i,j)}/2 ×hy … で表される。なお、hxは2画素、hyは2画素(フレ
ーム)である。
【0061】これにより1画素以下の0.25画素単位
での検出分解能が得られる。こうして見つけ出した動き
ベクトルを前フィールドからの移動量として水平方向・
垂直方向それぞれ画面移動検出部5に出力する。動きベ
クトル検出部4は検出が終了すると検出終了を知らせる
信号を出力し、画面移動検出部5はこの信号を受けて動
作を開始する。
【0062】図4は、画面移動検出部5の一実施例を示
すブロック図で、動きベクトル検出部4からフィールド
毎に出力される動きベクトルデータを水平および垂直方
向別にラッチするラッチ回路51a,51b、ラッチし
た動きベクトルデータを水平および垂直方向別に計数開
始時点からの加算値に累算する累算回路52a,52
b、この累算値から画面の移動方向を判定する移動方向
判定回路53、同じくこの累算値から画面の移動角度を
算出する移動角度算出回路54から構成されている。
【0063】次に、画面移動検出部5の動作を、図5に
示すフローチャートを参照しながら説明する。まず、動
きベクトル検出部4からフィールド毎に出力される動き
ベクトルデータを、水平および垂直方向別にラッチ回路
51a,51bにラッチする(ステップS10,S1
1)。
【0064】次いで、入力した水平方向動きベクトルデ
ータを、累算回路52aで計数開始時点からの水平方向
動きベクトルデータ加算値に加算し(ステップS1
2)、さらに入力した垂直方向動きベクトルデータを、
累算回路52bで計数開始時点からの垂直方向動きベク
トルデータ加算値に加算する(ステップS13)。この
加算値(累算値)が計数開始時点からの水平および垂直
方向の移動量となる。
【0065】次いで、この水平および垂直方向の動きベ
クトルデータの加算値(累算値)から画面がどの方向に
移動したかを移動方向判定回路53によって判定する
(ステップS14)。この場合、水平および垂直方向そ
れぞれの加算値が零のときは動きがないと判定し、水平
方向で正(+)のときは右側に移動したと判定し、垂直
方向で正(+)のときは上側に移動したと判定する。
【0066】従って、水平および垂直方向がともに正
(+)のときは右上に移動したと判定し、水平および垂
直方向がともに負(−)の場合は左下に移動したと判定
する。さらに、水平方向が負(−)で垂直方向が正
(+)の場合は左上方向に、水平方向が正(+)で垂直
方向が負(−)の場合は右下方向にそれぞれ移動したと
判定する。
【0067】次いで、水平および垂直方向の加算値の大
きさから画面が水平および垂直方向にそれぞれどれだけ
移動したかを求め、この求めた水平方向の移動量と垂直
方向の移動量とから画面の移動角度を算出する(ステッ
プS15)。例えば、水平方向の加算値が100になっ
たときに1画面分移動したとすると、加算値が50のと
きは1/2画面分移動したことになり、加算値が200
のときは2画面分移動したことになる。同様にして垂直
方向の移動分も求め、水平方向の移動量および垂直方向
の移動量から画面の移動角度を移動角度検出回路54で
算出する。
【0068】これにより、画面がどの方向にどれだけ移
動したかを正確な値として検出することが出来る。ま
た、この情報を例えばカメラのファインダ内に表示する
ようにすれば、撮影者はこの情報を見てカメラの画角を
1/3だけ移動させたり、2/5だけ移動させたりする
など、任意の量だけ移動させることが可能となり、撮影
の際の自由度が増すことになる。
【0069】図6は、本願の第2の発明に係る画面移動
検出装置の一実施例を示すブロック図である。同図にお
いて、レンズ1、CCD撮像素子2および信号処理部3
からなる撮像部と、動きベクトル検出部4とは前述の実
施例と構成および動作が同一であるので詳細説明は省略
する。
【0070】本実施例は、動きベクトル検出部4の次段
に移動視野角検出部6が接続された構成を有する。この
移動視野角検出部6は、図7に示すように、動きベクト
ル検出部4からフィールド毎に出力される動きベクトル
データを水平および垂直方向別にラッチするラッチ回路
61a,61b、ラッチした動きベクトルデータを水平
および垂直方向別に計数開始時点からの加算値に加算し
て累算する累算回路62a,62b、この累算値から水
平および垂直方向それぞれの移動視野角を求める移動視
野角算出回路63a,63bから構成されている。
【0071】次に、移動視野角検出部6の動作を、図8
に示すフローチャートを参照しながら説明する。まず、
動きベクトル検出部4からフィールド毎に出力される動
きベクトルデータを水平および垂直方向別にラッチ回路
61a,61bにラッチする(ステップS20,2
1)。
【0072】次いで、累算回路62aで水平方向動きベ
クトルデータを計数開始時点からの水平方向動きベクト
ルデータ加算値に累算し(ステップS22)、さらに累
算回路62bで垂直方向動きベクトルデータを計数開始
時点からの垂直方向動きベクトルデータ加算値に累算す
る(ステップS23)。この累算値が計数開始時点から
の水平および垂直方向の移動量となる。
【0073】次いで、水平方向の動きベクトルデータの
累算値から水平移動視野角を移動視野角算出回路63a
で算出し(ステップS24)、垂直方向の動きベクトル
データ加算値から垂直移動視野角を移動視野角算出回路
63bで算出する(ステップS25)。
【0074】この場合、レンズのズーム倍率がある値に
固定されているときの1画面あたりの水平視野角または
垂直視野角はレンズの光学系によりそれぞれ決まった値
となっており、例えば1画面あたりの水平方向の視野角
をθx°、垂直方向の視野角をθy°、動きベクトル検
出部4から出力した水平方向の動きベクトルの加算値
(移動量)をMx、垂直方向の動きベクトルの加算値M
y、1画面分移動した場合の水平方向の移動量をPx、
垂直方向の移動量をPyとした場合、画面移動開始時点
からの水平方向の移動視野角X、垂直方向の移動視野角
Yは、それぞれ次のようになる。 X=θx°×(Mx÷Px) Y=θy°×(My÷Py)
【0075】図9は、本実施例の動作説明図で、被写体
SBとカメラ本体CAとの関係でパンニングを行った場
合、図(a)に示すように、角θ1を移動前の水平方向
視野角、角θ2を移動後の水平方向視野角とすると、角
θ1の画面は図(b)に示すように、被写体SBの正面
を撮った画面となり、角θ2の画面は図(c)に示すよ
うに被写体SBの右半分を撮った画面となる。このとき
のズーム倍率は同じなので視野角θ1,θ2は一定であ
る。
【0076】1画面あたりの水平方向の視野角θx°を
45°、動きベクトル検出部4から出力された水平方向
の動きベクトルの加算値Mxを200、1画面分移動し
た場合の水平方向の移動量Pxを600とした場合、水
平方向の移動視野角θmは次のようになる。 θm=45°×(200÷600)=15° 垂直方向においても同様な計算を行う。これによって撮
影を行いながらパンニングまたはチルティングした場合
のカメラの振り角が分かるため、一定量パンニングまた
はチルティングを行いたい場合などに役立つ。
【0077】図10は、本願の第3、第7および第8の
発明に係る映像記録装置の一実施例を示すブロック図で
ある。同図において、レンズ1、CCD撮像素子2およ
び信号処理部3からなる撮像部と、動きベクトル検出部
4とは、構成および動作が前述した実施例と同一である
ので詳細説明は省略する。
【0078】本実施例は、信号処理部3の出力側に映像
記録部としてVTR(ビデオ・テープ・レコーダ)7が
接続され、さらにVTR7に記録する映像またはVTR
7から再生する映像が表示されるモニタ部8がVTR7
に接続されている。また、動きベクトル検出部4の出力
側には画面移動検出部9が接続されている。そして、レ
ンズ1〜画面移動検出部9によってモニタ付きカメラ一
体型VTRが構成されている。
【0079】図11は、画面移動検出部9の一実施例を
示すブロック図である。この画面移動検出部9は、動き
ベクトル検出部4からフィールド毎に出力される動きベ
クトルデータを水平および垂直方向別にラッチするラッ
チ回路91a,91b、ラッチした動きベクトルデータ
を水平および垂直方向別に計数開始時点からの加算値に
累算する累算回路92a,92b、水平方向の累算値お
よび垂直方向の累算値からカメラがパンニングされてい
るのかチルティングされているのかを判別するパン/チ
ルト判別回路93、パン/チルト判別回路93でのパン
/チルトの判別結果に基づいて累算回路92a,92b
の一方の累算値を選択して出力する選択回路94、同じ
くパン/チルトの判別結果に基づいて各1画面分の移動
量を基準値として出力する基準値発生回路95、選択回
路94からの累算値と基準値発生回路95からの基準値
とを比較して1画面分移動したことを検知する比較回路
96から構成されている。
【0080】次に、画面移動検出部9の動作を、図12
に示すフローチャートを参照しながら説明する。この処
理はカメラで被写体を撮影している状態で操作部(図示
せず)によってパノラマ記録を指定することによってス
タートする。まず、そのときの映像を信号処理部3内の
画像メモリに計数開始時点の映像(1枚目の映像)とし
て1フィールド分記憶する(ステップS30)。なお、
画像メモリとしては動きベクトル検出部4内のメモリ部
43を兼用するようにしてもよい。
【0081】次いで、動きベクトル検出部4からフィー
ルド毎に出力される動きベクトルデータを水平および垂
直方向別にラッチ回路91a,91bにラッチする(ス
テップS31,32)。そして、ラッチした水平方向動
きベクトルデータを累算回路92aで計数開始時点から
の水平方向動きベクトルデータの加算値に累算し(ステ
ップS33)、ラッチした垂直方向動きベクトルデータ
を累算回路92bで計数開始時点からの垂直方向動きベ
クトルデータの加算値に累算する(ステップS34)。
これらの累算値が計数開始時点からの水平および垂直方
向の移動量となる。
【0082】次いで、パン/チルト判別回路93でパン
/チルト判別済みか否かを判定する(ステップS3
5)。これは、前述したように本実施例ではカメラをパ
ンニングまたはチルティングすることによって得られる
空間的に左右方向または上下方向に連続するパノラマ映
像を記録することを目的としているためで、パンニング
かチルティングかによってその後の処理が異なるためで
ある。
【0083】スタート当初またはカメラが停止している
状態ではパン/チルト判別済みではないので、パン/チ
ルト判別を行う(ステップS36)。その結果、累算回
路92aの絶対値がある一定値以上であり、かつ累算回
路92bの絶対値がある一定値以下であればパンニング
と判定しパンモードに設定する(ステップS37)。ま
た、累算回路92bの絶対値がある一定値以上であり、
かつ累算回路92aの絶対値がある一定値以下であれば
チルティングと判定しチルトモードに設定する(ステッ
プS38)。
【0084】累算回路92aの絶対値がある一定値以上
であり、累算回路92bの絶対値もある一定値以上であ
る場合は、カメラが2次元方向に移動したことになるの
で、その移動量次第では空間的に連続するパノラマ映像
の記録が不可能になるので、エラーと判定し、画像メモ
リに記録した1枚目の映像をクリアし、各回路をリセッ
トし、モニタ部8にエラーメッセージを表示して処理を
終了する(ステップS39)。
【0085】また、両累算回路92a,92bの絶対値
が共に零または一定値以下の場合には、カメラがまだ移
動していないのでステップS31以降の処理を繰り返
す。ただし、スタートしてから一定時間が経過してもカ
メラが移動しない場合はエラーと判定し、ステップS3
9の処理を実行して終了する。
【0086】パンモードの設定(ステップS37)は、
選択回路94で累算回路92aの出力を選択すること
と、基準値発生回路95から水平方向の1画面分移動量
に相当する基準値を発生することである。また、チルト
モードの設定(ステップS38)は選択回路94で累算
回路92bの出力を選択することと、基準値発生回路9
5から垂直方向の1画面分移動量に相当するデータを発
生することである。
【0087】前述したステップS35において、パン/
チルト判別済みの場合は、パン/チルト判別回路93に
よってエラー判定を行う(ステップS40)。この処理
は、例えばパンニングと判定してパンモードに設定した
後に上下方向にカメラが大きく移動した場合や、チルテ
ィングと判定してチルトモードに設定した後に左右方向
にカメラが大きく移動した場合は、いずれも空間的に連
続するパノラマ映像を記録することが不可能になるた
め、エラー処理が必要だからである。そのような場合
は、画像メモリに記憶した1枚目の映像信号をクリア
し、各回路をリセットし、モニタ部8にエラーメッセー
ジを表示して処理を終了する(ステップS39)。
【0088】パンモードの設定(ステップS37)ある
いはチルトモードの設定(ステップS38)が終了し、
またはステップS40でエラーが発生していないと判定
した場合は、比較回路96で1画面分以上移動したか否
かを判定する(ステップS41)。移動していなければ
再度動きベクトル検出部4からフィールド毎に出力され
る動きベクトルデータを水平および垂直方向別に入力す
るステップS31以降の処理を繰り返す。スタート当初
はまだ1画面分移動していないのでステップS31以降
の処理を実行する。
【0089】ステップS41の処理において、動きベク
トルデータ加算値が1画面分以上になった場合は、その
ときの映像を信号処理部3内の画像メモリに1画面移動
後の映像(2枚目の映像)として1フィールド分記憶す
る(ステップS42)。次いで、VTR7を制御し、信
号処理部3内に記憶されている空間的に連続する2つの
画面の映像信号を数秒間ずつ磁気テープに記録する(ス
テップS43)。次いで、信号処理部3内に記憶した2
つの画面の映像信号をクリアし、各回路のリセットを実
行し(ステップS44)、処理を終了する。
【0090】なお、本実施例では、1枚目および2枚目
の画面の映像信号を信号処理部3内の画像メモリにいっ
たん記憶し、その後にVTR7に記録するようにした
が、1枚目の画面の映像信号を画像メモリに記憶した後
にVTR7に記録し、次いで2枚目の画面の映像信号を
画像メモリに記憶した後にVTR7に記録するようにし
てもよい。このようにすれば画像メモリを節約すること
ができる。
【0091】図13は、本実施例における記録映像の一
例を示す図である。図(a)に示す被写体SBをパンニ
ング撮影した場合、VTR7には、図(b)に示す画面
SB1が計数開始時点の画面として数秒間記録され、次
いで図(c)に示す画面が1画面分移動後の画面SB2
として数秒間記録される。
【0092】こうして記録された2つの映像SB1,S
B2を、VTR7から再生し、モニタ部8に表示される
再生映像を見ながらVTR7の外部端子に接続したビデ
オプリンタ10によってプリントアウトすれば、図
(d)に示すような空間的に連続したパノラマ写真とし
て残すことが出来る。
【0093】図14は、本願の第4、第7および第8の
発明に係る映像記録装置の一実施例を示すブロック図で
ある。同図において、レンズ1、CCD撮像素子2およ
び信号処理部3からなる撮像部と、動きベクトル検出部
4とは、構成および動作が前述した実施例と同一である
ので詳細説明は省略する。
【0094】本実施例は先の実施例(図10)と同様
に、信号処理部3の出力側に映像記録部としてVTR7
が接続され、さらにVTR7の記録映像または再生映像
を表示するモニタ部8がVTR7に接続されている。ま
た、動きベクトル検出部4の出力側に画面移動検出部9
が接続され、レンズ1〜画面移動検出部9によってモニ
タ付きカメラ一体型VTRが構成されている。
【0095】画面移動検出部9の構成は、先の実施例
(図11)と同一であるので詳細説明は省略する。ただ
し、本実施例では時間的に連続する映像をVTR7に連
続的に記録するため、先の実施例のように画面移動検出
部9の出力によって信号処理部3内の画像メモリを制御
する必要はない。
【0096】次に、本実施例による画面移動検出部9の
動作を、図15に示すフローチャートを参照しながら説
明する。この処理はカメラで被写体の撮影を開始するこ
とでスタートする。まず、信号処理部3から出力される
時間的に連続する映像信号をVTR7の磁気テープに連
続して記録する(ステップS50)。このとき磁気テー
プのコントロールトラックには、図16(a)に示すよ
うに、「60±5%」対「40±5%」の比率を有する
コントロール信号がフィールド毎に同時に記録される。
【0097】この状態で、撮影者が操作部(図示せず)
からパノラマ記録を指定すると、画面移動検出部9は内
部回路をリセットして1画面分移動の計数を開始し(ス
テップS51)、磁気テープに計数開始時点でのパイロ
ット信号を記録する(ステップS52)。このパイロッ
ト信号は、図16(b)に示すように、コントロール信
号のデュティ比を「70±5%」対「30±5%」の比
率に変化させ、これを兼用している。なお、パイロット
信号としては、これに限定されないことは後述に通りで
ある。
【0098】次いで、ステップS53〜ステップS63
の処理を実行する。この一連の処理は、前述した図12
に示すステップS31〜ステップS41の処理と同一で
あるので、詳細説明は省略する。ただし、本実施例では
映像信号をVTR7に連続的に記録しているので、ステ
ップS58またはステップS62でエラーと判定した場
合は、エラー・メッセージの表示のみを行って(ステッ
プS61)、処理を終了する。
【0099】ステップS63で動きベクトルデータ加算
値が1画面分以上になったと判定した場合は、VTR7
は磁気テープに1画面移動後のパイロット信号を記録し
(ステップS64)、処理を終了する。このパイロット
信号として、図16(c)に示すように、コントロール
信号のデュティ比を「80±5%」対「20±5%」の
比率に変化させ、これを兼用している。
【0100】図17は、本実施例における記録映像の一
例を示すもので、図(a)に示す被写体SBを、連続的
に左から右へ、図(b)に示すようにパンニング撮影し
た状態を示している。計数開始時点に記録した画面が白
星マークの付いた画面SBcとすると、図16(b)に
示すコントロール信号がパイロット信号との兼用信号と
してコントロールトラックに記録される。また、1画面
分移動後の画面が黒星マークのついた画面SBhとする
と、図16(c)に示す比率のコントロール信号がパイ
ロット信号との兼用信号としてコントロールトラックに
記録される。
【0101】こうして記録した映像信号を撮影後に再生
すると、1つ目のパイロット信号が付加された画面SB
cと2つ目のパイロット信号が付加された画面SBhと
が、図17(c)に示すように、空間的に連続した画面
として再生される。このように、通常の撮影を行いなが
ら、ある画面とある画面とを空間的に連続した画面とし
て記録しておくことが出来る。また、このパイロット信
号の付加された画面をビデオプリンタ10に送りプリン
トアウトすることによって、空間的に連続したパノラマ
写真として残すことが出来る。
【0102】図18は、本願の第5、第7および第8の
発明に係る映像記録装置の一実施例を示すブロック図で
ある。同図において、レンズ1、CCD撮像素子2およ
び信号処理部3からなる撮像部と、動きベクトル検出部
4とは、構成および動作が前述した実施例と同一である
ので詳細説明は省略する。
【0103】本実施例は先の発明の実施例(図14)と
同様に、信号処理部3の出力側にVTR7が接続され、
さらにVTR7の記録映像または再生映像を表示するモ
ニタ部8がVTR7に接続され、動きベクトル検出部4
の出力側に画面移動検出部11が接続されている。ま
た、画面移動検出部11の出力側にはオン・スクリーン
・ディスプレイ(OSD)回路12が接続されている。
OSD回路12はモニタ部8の画面上に指定された文字
や記号等を重畳して表示するための回路である。レンズ
1〜OSD回路12によってモニタ付きカメラ一体型V
TRが構成されている。
【0104】図19は、画面移動検出部11の一実施例
を示すブロック図で、前述の画面移動検出部9と同一部
分には同一符号を付し、詳細説明は省略する。この画面
移動検出部11は、ラッチ回路91a,91b、累算回
路92a,92b、パン/チルト判別回路93、選択回
路94、基準値発生回路95、比較回路96を備え、さ
らにパン/チルト判別回路93と並列に基準移動量演算
回路97および実移動量演算回路98が接続されてい
る。
【0105】基準移動量演算回路97は、精度よく動き
ベクトルデータの検出が出来る速さで撮影者に画面移動
を行わせるために、モニタ部8に表示する基準速さに関
するデータの算出を行う回路である。また、実移動量演
算回路98は、カメラが実際に移動している速さを撮影
者に知らせるために、モニタ部8に表示する実移動速さ
に関するデータの算出を行う回路である。基準移動量演
算回路97および実移動量演算回路98の出力はデータ
変換回路99に送られ、表示する文字・記号等を指示す
るデータに変換されてOSD回路12に出力される。
【0106】次に、本実施例による画面移動検出部11
の動作を、図20に示すフローチャートを参照しながら
説明する。なお、本実施例において、ステップS70〜
ステップS82に示す処理は、前述した図15に示すス
テップS50〜ステップS62の処理と同一であるの
で、詳細説明は省略する。
【0107】ステップS79,S80の処理が終了する
と、あるいはステップS82でエラーがなかったと判定
した場合は、基準移動量演算回路97で基準移動量の計
算を実行する(ステップS83)。これは、精度よく動
きベクトルデータの検出が出来る速さで撮影者にカメラ
の画面移動を行わせるために、基準となる表示をモニタ
部8に表示させるためである。
【0108】例えば、精度よく動きベクトルデータの検
出が出来ているときに、動きベクトル検出部4から1フ
ィールド毎に送られてくる動きベクトルデータの値を1
0とした場合、動きベクトル検出部4から出力されるデ
ータを10ずつ加算していって1画面分移動を行ったと
きの動きベクトルデータの合計値まで加算すれば、その
加算値が精度よく動きベクトルデータの検出を行ったと
きの基準の速さとすることが出来る。
【0109】ここで1画面分移動を行ったときの動きベ
クトルデータの合計値を2400、精度よく動きベクト
ルデータの検出が出来ているときに動きベクトル検出部
4からフィールド毎に送られてくる動きベクトルデータ
の値を10、計数開始時点から150回動き検出を行な
ったとした場合、 10×150÷2400=0.625 となり、1画面移動させるうちの62.5%移動させて
おいた場合、精度よく行なわれているという基準の表示
となる。
【0110】次いで、実移動量演算回路98で計数開始
時点からのカメラの移動による画面の実際の移動量を計
算する(ステップS84)。例えば、1画面分移動を行
ったときの動きベクトルデータの合計値を2400とし
て、動きベクトルデータ加算した移動量を800とした
場合、 800÷2400=0.333 となるので、1画面移動させるうちの33.3%移動し
たことになる。
【0111】次いで、先に求めた基準データと実際の移
動量を示すデータとをデータ変換回路99で表示用デー
タに変換し(ステップS85)、その変換したデータを
OSD12に出力する(ステップS86)。OSD12
はこのデータに従って文字信号等をモニタ部8に出力す
る。モニタ部8は信号処理部3から出力された映像信号
にOSD12から出力された文字信号等を重畳して表示
する。
【0112】次いで、比較回路96で1画面分以上移動
したか否かを判定する(ステップS87)。その結果、
移動していなければ再度動きベクトル検出部4からフィ
ールド毎に出力される動きベクトルデータを水平および
垂直方向別に入力し、ステップS73以降の処理を繰り
返す。
【0113】もし、動きベクトルデータの累算値が1画
面分以上になった場合は、比較回路96の出力によって
VTR7の磁気テープに1画面移動後のパイロット信号
を記録し(ステップS88)、処理を終了する。このパ
イロット信号としては、前述した図16(c)に示すよ
うに、コントロール信号のデュティ比を「80±5%」
対「20±5%」の比率に変化させ、これを兼用してい
る。
【0114】ここで、パンニング時にモニタ部8に表示
する基準移動表示と実際の移動表示との例を、図21を
参照して説明する。図(a)は移動開始直後の表示であ
り、上側のバーBr1は基準速さを示す表示であり、そ
の下の菱形Br2は実際の移動速さを示す表示である。
ラインShは水平基準線、ラインSvは垂直基準線であ
る。
【0115】図(b)は移動開始直後にカメラが下方に
ずれた場合の表示であり、菱形Br2の位置が水平基準
ラインShより下方にずれて表示される。図(c)はパ
ンニング途中の表示であり、基準速さを表すバーBr1
が実際の移動速さを表す菱形Br2より進んでいるの
で、実際の移動速度が基準の速さに対して少し遅れてい
ることを示している。撮影者はこの表示を見ながら基準
表示に合わせて菱形Br2が移動するようにカメラを移
動させることにより、パンニングを精度よく行うことが
できる。表示Br2の後方にはバーBr1との比較のた
めにバーBr3が表示される。図(d)は移動終了直後
の表示である。撮影者は菱形Br2がこの位置に達した
時点でカメラのパンニングを停止させる。
【0116】図22は、本願の第6の発明に係る映像記
録装置の一実施例を示すブロック図である。同図におい
て、レンズ1、CCD撮像素子2および信号処理部3か
らなる撮像部と、動きベクトル検出部4とは、構成およ
び動作が前述した実施例と同一であるので詳細説明は省
略する。
【0117】本実施例は動きベクトル検出部4の出力側
に移動視野角検出部13が接続されている。この移動視
野角検出部13は移動角度指示部14で設定された視野
角の範囲内でパン・チルト駆動部15を制御し、このパ
ン・チルト駆動部15によってカメラに取り付けられた
オート・パン・ヘッド(APH)16を駆動する。
【0118】図23は、移動視野角検出部13の一実施
例を示すブロック図で、前述した移動視野角検出部6
(図7)と同一部分には同一符号を付し詳細説明は省略
する。この移動視野角検出部13は、ラッチ回路61
a,61b、累算回路62a,62b、移動視野角算出
回路63a,63bを備え、さらに移動視野角算出回路
63a,63bの出力側には比較回路64a,64bが
それぞれ接続されている。比較回路64a,64bは、
移動角度指示部14からの指示に基づいて基準値発生回
路65から発生される指示角度に応じた基準データが供
給される。
【0119】次に、本実施例による移動視野角検出部1
3の動作を、図24に示すフローチャートを参照しなが
ら説明する。まず、移動角度指示部14から水平および
垂直方向の移動指示角度を入力する(ステップS90,
S91)。この場合、パンニングであれば垂直方向の指
示角度は零であり、チルティングであれば水平方向の指
示角度は零である。
【0120】次いで、設定された方向にカメラの移動を
開始する(ステップS92)。カメラが移動開始する
と、動きベクトル検出部4からフィールド毎に動きベク
トルデータが出力されるので、これをラッチ回路61
a,61bに水平および垂直方向別に入力する(ステッ
プS93,S94)。
【0121】次いで、この入力した水平方向動きベクト
ルデータを計数開始時点からの水平方向動きベクトルデ
ータ加算値に累算し(ステップS95)、入力した垂直
方向動きベクトルデータを計数開始時点からの垂直方向
動きベクトルデータ加算値に累算する(ステップS9
6)。こうして得た水平および垂直方向の動きベクトル
データ加算値から移動視野角算出のための計算を行う
(ステップS97,S98)。なお、ステップS93〜
S98の処理は、前述した図8に示すステップS20〜
S25の処理と同一であるので、これ以上の詳細説明は
省略する。
【0122】次いで、移動視野角算出回路63aで求め
た水平移動視野角と、基準値発生回路65から出力され
る水平方向の指示角度に応じたデータとを比較回路64
aで比較する(ステップS99)。比較の結果、水平移
動視野角が指示角度より大きい場合はパン・チルト駆動
部15を制御してカメラのパンニング方向を逆方向に切
り換えるようにAPH16を駆動する(ステップS10
0)。
【0123】水平移動視野角が指示角度と等しいか小さ
い場合、またはステップS100の処理が終了した場合
は、移動視野角算出回路63bで求めた垂直移動視野角
と、基準値発生回路65から出力される垂直方向の指示
角度に応じたデータとを比較回路64bで比較する(ス
テップS101)。比較の結果、垂直移動視野角が指示
角度より大きい場合は、パン・チルト駆動部15を制御
してカメラのチルティング方向を逆方向に切り換えるよ
うにAPH16を駆動する(ステップS102)。
【0124】垂直移動視野角が指示角度と等しいか小さ
い場合、またはステップS102の処理が終了した場合
は、ステップS93の処理に戻り、再び動きベクトル検
出部4からフィールド毎に出力される動きベクトルデー
タを水平および垂直方向別に入力する処理を繰り返す。
なお、ステップS100またはステップS102でカメ
ラの回転方向を逆転するようにしたが、カメラの回転を
停止させるようにしてもよい。
【0125】以上が本発明の実施例である。なお、前述
の各実施例では、動きベクトル検出部の検出方式として
「代表点マッチング法」を用いたが、本発明はこれに限
定されるものではなく、他の動きベクトル検出方式、例
えば「勾配法」、「位相相関法」など他の方式を用いて
もよいことは勿論である。
【0126】また、前述の第3〜第5の実施例では、映
像記録部としてVTRを用いているが、本発明はこれに
これに限定されるものではなく、他の映像記録装置、例
えばフラッシュメモリや不揮発性強誘導体メモリ等の半
導体メモリ装置、FD(フロッピーディスク)などの磁
気記録再生装置、CD−ROMなどの光磁気記録再生装
置などを用いてもよいことは勿論である。従って、本発
明はカメラ一体型VTRに限定されるものではない。
【0127】また、前述の第3〜第5の実施例では、パ
ンニングまたはチルティングの判別を自動的に行ってい
るが、本発明はこれにこれに限定されるものではなく、
撮影者が手動によってパンニングまたはチルティングを
指定してもよいし、予めパンニング固定またはチルティ
ング固定であってもよい。
【0128】また、前述の第3〜第5の実施例では、水
平または垂直方向の1画面分の移動量を検出するように
しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、
任意の移動量を検出するようにしてもよいことは勿論で
ある。
【0129】また、前述の第4〜第5の実施例では、パ
イロット信号としてデューティ比を変化させたコントロ
ール信号を兼用しているが、本発明はこれにこれに限定
されるものではなく、例えば8ミリVTRのPCM領域
や、デジタルVTRのサブコード領域等に固有の信号と
して記録するようにしてもよい。さらに、VTRに限ら
ず他の映像記録装置を用いる場合は、それらの装置に適
した仕様でパイロット信号を記録するようにすればよ
い。
【0130】
【発明の効果】本願の第1および第2の発明に係る映像
記録装置によれば、カメラをパンニングまたはチルティ
ングする際に、移動開始時の画面と移動終了時の画面と
を連続的に記録することにより、あるいは同時にパイロ
ット信号を記録して特定することにより、空間的に連続
する画面として記録または再生することができる。従っ
て、2つの画面をビデオプリンタでプリントアウトした
り、2台のモニタを並べて表示することにより、ワイド
なパノラマ画面を得ることができる
【0131】
【0132】本願の第の発明に係る映像記録装置によ
れば、画面全体の移動を精度よく検出することによって
画面がどれだけ移動したかを正確に表示することができ
る。また、精度よく画面移動を行った場合の表示を基準
の速さとして画面移動した量と一緒に表示することによ
り、撮影者は精度よく画面移動を行うことができる。ま
た、機器の小型軽量化が図れるため、持ち運びやすくな
り、撮影もやりやすくなる。
【0133】本願の第の発明に係る映像記録装置によ
れば、撮影者が設定した移動視野角の範囲内でカメラを
自動的にパンニングまたはチルティングすることができ
る。また、従来は初めから決められた角度のみしかパン
ニング・チルティングの動作が出来なかったものが、そ
のときのシーンに合わせて変えられることにより、撮影
の際の自由度が増す。
【0134】本願の第の発明に係る映像記録装置によ
れば、画面の移動方向を検知することによってパンニン
グかチルティングかを自動的に判別し、その判別結果に
基づいてパンニングまたはチルティングに適した処理を
実行することができる。
【0135】本願の第の発明に係る映像記録装置によ
れば、パンニングかチルティングかを判別した後に、画
面がその判別結果と異なる方向へ移動したことを検出し
たときは誤動作として処理を中断することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の発明に係る画面移動検出装置の一実施例
を示すブロック図である。
【図2】図1に示す動きベクトル検出部のブロック図で
ある。
【図3】(a)〜(b)は図1に示す動きベクトル検出
部での動きベクトル検出原理の説明図である。
【図4】図1に示す画面移動検出部のブロック図であ
る。
【図5】図1に示す画面移動検出部の動作を説明するフ
ローチャートである。
【図6】第2の発明に係る画面移動検出装置の一実施例
を示すブロック図である。
【図7】図6に示す移動視野角検出部のブロック図であ
る。
【図8】図6に示す移動視野角検出部の動作を説明する
フローチャートである。
【図9】(a)〜(c)は図6に示す画面移動検出装置
の動作説明図である。
【図10】第3の発明に係る映像記録装置の一実施例を
示すブロック図である。
【図11】図10に示す画面移動検出部のブロック図で
ある。
【図12】図10に示す画面移動検出部の動作を説明す
るフローチャートである。
【図13】(a)〜(d)は 図10に示す映像記録装
置の動作説明図である。
【図14】第4の発明に係る映像記録装置の一実施例を
示すブロック図である。
【図15】図14に示す画面移動検出部の動作を説明す
るフローチャートである。
【図16】(a)は通常のコントロール信号を示す波形
図、(b)は計数開始時点のパイロット信号となるコン
トロール信号を示す波形図、(c)は1画面移動後のパ
イロット信号となるコントロール信号を示す波形図であ
る。
【図17】(a)〜(c)は 図14に示す映像記録装
置の動作説明図である。
【図18】第5の発明に係る映像記録装置の一実施例を
示すブロック図である。
【図19】図18に示す画面移動検出部のブロック図で
ある。
【図20】図18に示す画面移動検出部の動作を説明す
るフローチャートである。
【図21】図18に示すモニタ部に表示されるパンニン
グ時の基準移動表示例および実移動表示例を示す図で、
(a)は開始直後の表示、(b)は開始直後に下方にず
れた場合の表示、(c)はパンニング途中の表示、
(d)はパンニング終了直前の表示である。
【図22】第6の発明に係る映像記録装置の一実施例を
示すブロック図である。
【図23】図22に示す移動視野角検出部のブロック図
である。
【図24】図22に示す映像記録装置の動作を説明する
フローチャートである。
【図25】第1の従来例を示すブロック図である。
【図26】図25に示す従来例の表示画面の一例を示す
図である。
【図27】第2の従来例を示すブロック図である。
【図28】第3の従来例におけるジャイロセンサ付カメ
ラの斜視図である。
【図29】(a)〜(b)は図28に示すカメラで撮影
したフィルムを示す図である。
【図30】(a)〜(i)は図28に示すカメラのファ
インダーから見た撮り得る画像構成例を示す図である。
【図31】第5の従来例を示すブロック図である。
【図32】(a)〜(c)は基準とする被写体像の水平
方向と垂直方向の1次元の加算信号の検出について説明
する図である。
【図33】(a)〜(c)は移動した被写体像の水平方
向と垂直方向の1次元の加算信号の検出について説明す
る図である。
【符号の説明】 1 レンズ 2 CCD撮像素子 3 信号処理部 4 動きベクトル検出部 5,9,11 画面移動検出部 6,13 移動視野角検出部 7 VTR(映像記録部) 8 モニタ部 10 ビデオ・プリンタ 12 OSD(オン・スクリーン・ディスプレイ) 14 移動角度指示部 15 パン・チルト駆動部 16 APH(オート・パン・ヘッド)
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 5/225 H04N 5/232 H04N 5/915

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮影した画面の映像信号を出力する撮像
    部と、 前記映像信号をフィールドまたはフレーム単位で記録す
    る映像記録部と、 前記映像信号の前画面および現画面をフィールドまたは
    フレーム単位で比較して画面の動きベクトルを求める動
    きベクトル検出部と、 前記動きベクトルの水平または垂直方向の成分を計数開
    始時点から累算して画面が水平または垂直方向に所定の
    移動量移動したことを検出する画面移動検出部とを備
    え、 前記映像記録部は、前記計数開始時点の画面の映像信号
    を記録し、前記画面移動検出部によって前記画面が前記
    所定の移動量移動したことを検出した時点の映像信号を
    記録するように構成されていることを特徴とする映像記
    録装置
  2. 【請求項2】 撮影した画面の映像信号を出力する撮像
    部と、 前記映像信号をフィールドまたはフレーム単位で記録す
    る映像記録部と、 前記映像信号の前画面および現画面をフィールドまたは
    フレーム単位で比較して画面の動きベクトルを求める動
    きベクトル検出部と、 前記動きベクトルの水平または垂直方向の成分を計数開
    始時点から累算して画面が水平または垂直方向に所定の
    移動量移動したことを検出する画面移動検出部とを備
    え、 前記映像記録部は、前記映像信号を連続して記録すると
    共に、前記計数開始時点に第1のパイロット信号を記録
    し、前記画面移動検出部によって画面が前記所定の移動
    量移動したことを検出した時点に第2のパイロット信号
    を記録するように構成されていることを特徴とする映像
    記録装置
  3. 【請求項3】 撮影した画面の映像信号を出力する撮像
    部と、 前記映像信号をフィールドまたはフレーム単位で記録す
    る映像記録部と、 前記映像記録部に記録する画面を表示するモニタ部と、 前記映像信号の前画面および現画面をフィールドまたは
    フレーム単位で比較して画面の動きベクトルを求める動
    きベクトル検出部と、 前記動きベクトルの水平または垂直方向の成分を計数開
    始時点から累算して画面の移動方向、移動量および基準
    移動速さを算出すると共に、画面が所定の移動 量移動し
    たことを検出する画面移動検出部とを備え、 前記モニタ部は、前記画面移動検出部からのデータに基
    づいて前記計数開始時点からの画面の移動量、移動方向
    および基準移動速さを表示するように構成されているこ
    とを特徴とする映像記録装置
  4. 【請求項4】 撮影した画面の映像信号を出力する撮像
    部と、 前記映像信号から前画面および現画面をフィールドまた
    はフレーム単位で比較し画面の動きベクトルを求める動
    きベクトル検出部と、 前記カメラ部の移動角度を設定する移動角度指示部と、 前記動きベクトルの水平または垂直方向の成分を累算し
    て水平または垂直方向の移動量を求め、この移動量と、
    予め設定されている1画面当たりの移動量および視野角
    とから水平または垂直方向の移動視野角を求め、この移
    動視野角と前記移動角度指示部で設定した移動角度との
    一致を検出する移動視野角検出部と、 前記移動視野角検出部の検出結果に基づいて前記カメラ
    部を前記移動角度指示部で設定した移動角度の範囲内で
    水平または垂直方向に駆動する駆動部と、を備えること
    を特徴とする映像記録装置
  5. 【請求項5】 前記画面移動検出部は、画面の移動方向
    が水平方向か垂直方向かを判別する判別部を備え、その
    判別結果に基づいて画面の水平または垂直方向のいずれ
    かの移動方向を検出するように構成されていることを特
    徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の映像記録装
  6. 【請求項6】 前記判別部は、画面の移動方向を検出し
    た後に、前記画面が前記検出結果と異なる方向へ移動し
    たことを検出したときは、誤判定を行うように構成され
    ていることを特徴とする請求項5に記載の映像記録装
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