JP2000078467A - 画像合成方法 - Google Patents

画像合成方法

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JP2000078467A
JP2000078467A JP10262847A JP26284798A JP2000078467A JP 2000078467 A JP2000078467 A JP 2000078467A JP 10262847 A JP10262847 A JP 10262847A JP 26284798 A JP26284798 A JP 26284798A JP 2000078467 A JP2000078467 A JP 2000078467A
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partial images
mark
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JP10262847A
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English (en)
Inventor
Masatoshi Koide
昌寿 小出
Noriyuki Yamashita
紀之 山下
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数枚の隣り合う部分画を合成するときに、
自動的に合成画像を生成する。 【解決手段】 入力されたカラー部分画から認識用の白
黒の輝度画像が生成され、その輝度画像に対してLPF
を施し、1/64の部分画が生成される。隣り合う左の
部分画PLと右の部分画PRからバリアンス調査、直線
性調査が行われ、第1マーク、第2マークが選定され
る。部分画PL、PRの回転角、伸縮率が求められ、そ
の回転角、伸縮率に応じて部分画PL、PRが補正さ
れ、粗重ねが行われる。求められたパン角、チルト角か
ら台形歪み補正が行われる。1/16の部分画、1/1
の部分画の順に回転角、伸縮率の微調整が行われ、対応
するカラー部分画に全補正が施される。隣り合う部分画
に対して、クロスフェードが施され、合成画像が生成さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、複数枚の隣り合
う部分画を自動的につなぎ合わせることができる画像合
成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば水平方向に連続して撮影さ
れた複数枚の部分画からパノラマ画像などの1枚の画像
を合成する場合、三脚などで固定されたパンチルタカメ
ラが使用される。このパンチルタカメラを使用して撮影
された複数枚の部分画は、容易にコンピュータで合成画
像を生成することができる。これは、パンチルタカメラ
から水平方向および垂直方向の位置の情報を受け取り、
コンピュータで解析することによって隣り合う部分画の
重複率が分かるので、コンピュータで容易に合成画像を
生成することができる。また、パンチルタカメラを使用
した場合、水平方向および垂直方向の位置並びに隣り合
う部分画の重複率は、ほぼ予め設定した値となるので、
コンピュータで容易に合成画像を生成することができ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】これに対して、パンチ
ルタカメラを使用せずに、ディジタルスチルカメラや、
カメラ一体型ディジタルビデオレコーダの静止画撮影モ
ードを利用して、人間の手によってカメラ本体を移動ま
たは回転させて、複数枚の隣り合う部分画を撮影する手
法がある。
【0004】しかしながら、この手法では、それぞれの
部分画の水平方向および垂直方向の位置の情報を得るこ
ともできず、隣り合う部分画の重複率も分からない。そ
のため、コンピュータのモニタに表示される隣り合う部
分画を見ながら、補正量を入力しなくてはならない問題
があった。
【0005】また、パンチルタカメラを使用しても、撮
影された複数枚の部分画に、歪みが多く含まれる場合、
コンピュータのモニタに表示される隣り合う部分画を見
ながら、補正量を入力しなくてはならない問題があっ
た。
【0006】従って、この発明の目的は、複数枚の隣り
合う部分画を合成するときに、水平方向および垂直方向
の位置の情報並びに隣り合う部分画の重複率が分からな
くても自動的に合成画像を生成することができ、さらに
歪みが多く含まれている部分画であっても自動的に合成
画像を生成することができる画像合成方法を提供するこ
とにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、少なくとも第1および第2の部分画を合成して1枚
の合成画像を生成する画像合成方法において、第1およ
び第2の部分画を間引いて、間引かれた第1および第2
の間引き部分画を生成するステップと、第1および第2
の間引き部分画の一方を基準としてその他方の位置ずれ
を検出するステップと、検出された位置ずれに基づいて
第1および第2の部分画の位置ずれを調整するステップ
と、調整された位置ずれによって第1および第2の部分
画の一方の位置を補正するステップと、位置補正された
第1および第2の部分画の一方と、位置補正された他方
とを合成するステップとからなることを特徴とする画像
合成方法である。
【0008】請求項2に記載の発明は、少なくとも第1
および第2の部分画を合成して1枚の合成画像を生成す
る画像合成方法において、供給された第1のカラー部分
画を白黒の輝度画像からなる第1の部分画へ変換するス
テップと、第1の部分画に低域通過フィルタを施して画
素を間引くことによって間引かれた第1の間引き部分画
を生成するステップと、第1の間引き部分画に高域通過
フィルタを施して画像の輪郭を得るステップと、輪郭を
得た第1の間引き部分画に低域通過フィルタを施して画
像の誤差を取り除くステップと、誤差が取り除かれた第
1の間引き部分画と、隣り合う第2の間引き部分画の一
方を基準としてその他方の位置ずれを検出するステップ
と、検出された位置ずれに基づいて第1および第2の間
引き部分画の位置ずれを調整するステップと、調整され
た位置ずれに基づいて、第1および第2の部分画の一方
を基準としてその他方の位置ずれを検出するステップ
と、検出された位置ずれに基づいて第1および第2の部
分画の位置ずれを調整するステップと、第1および第2
の部分画に対応する第1および第2のカラー部分画に対
して補正を施すステップと、補正が施された第1および
第2のカラー部分画を合成するステップとからなること
を特徴とする画像合成方法である。
【0009】カラー画像の部分画から白黒の輝度画像が
生成され、生成された部分画に対してローパスフィルタ
が施され、その面積が1/2→1/4→1/16→1/
64とされる。次に、画像の輪郭を得るために1/64
の画像に対してハイパスフィルタが施され、細かいノイ
ズを取り除くために、ローパスフィルタが施される。そ
して、隣り合う部分画を重ねることによってパン角、チ
ルト角が求まり、さらに平行移動、回転角、伸縮率の微
調整が行われる。当該部分画に対応するカラー画像の部
分画に対して、求められたパン角、チルト角、回転角、
伸縮率、平行移動、レンズ歪みなどの全補正が施され
る。そして、隣り合う部分画をクロスフェードさせ、合
成画像が生成される。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施形態につ
いて図面を参照して説明する。まず、この発明の説明を
容易とするために、全体的構成の一例の外観図を図1を
用いて説明する。1で示すディジタルビデオカメラ(D
VC)のレンズの前にアクティブミラー部2を装着し、
電源部3を内蔵したコントローラ4がディジタルビデオ
カメラ1およびアクティブミラー部2を制御する。ディ
ジタルビデオカメラ1で記録するフレームとアクティブ
ミラー部2の動きを同期させるために、ディジタルビデ
オカメラ1から出力されるビデオOUT信号(フレーム
パルス)がコントローラ4へ供給される。コントローラ
4は、オートフォーカスのオン/オフ動作を制御するた
めに、AFSW信号をディジタルビデオカメラ1へ供給
する。また、コントローラ4は、アクティブミラー部2
を制御するために、制御信号をミラーサーボ部5へ供給
する。
【0011】コントローラ4によって制御され、磁気テ
ープに記録された複数枚の部分画は、再生され、ディジ
タルビデオ(DV)ケーブルを介してパソコン(パーソ
ナルコンピュータ)6に内蔵されるDVキャプチャボー
ド7へ供給される。DVキャプチャボード7へ供給され
た複数枚の部分画は、パソコン6のハードディスクに取
り込まれる。ハードディスクに取り込まれた部分画は、
この発明による専用のソフトウェア処理で合成処理を行
い、1枚の静止画としてプリンタ8によって出力され
る。
【0012】アクティブミラー部2を駆動させた一例を
図2に示す。この図2は、例えばディジタルビデオカメ
ラ1のレンズブロック12の設定を望遠にしてアクティ
ブミラー部2を装着した状態を上から見たものである。
アクティブミラー部2のミラー14が緯度経度とも中心
にあるとき、Aの位置の被写体が撮影される。ただし、
ミラー14で1回反射しているため映像は、左右反対に
なるので電気的に処理を行う必要がある。
【0013】ここで、一方のコイルに電流を流し、ミラ
ー14を時計方向に5°動かすと光軸は、10°右へず
れて、Bの位置の被写体が撮影される。反時計方向に5
°動かすと光軸は、10°左へずれて、Cの位置の被写
体が撮影される。
【0014】次に、経度は、センターにしておき、他方
のコイルに電流を流し、ミラー14が5°上を向くと光
軸は、上へ回転しながらずれて、Dの位置の被写体が撮
影される。緯度も経度も5°ずらすとEの位置の被写体
またはFの位置の被写体が撮影される。
【0015】このようにして、ミラー14の緯度と経度
を制御することによって水平位置と垂直位置をずらしな
がら図3に示すように25枚の部分画を互いに1部分が
重なるようにして撮影する。こうして部分画の集合とし
ての全体像が得られる。この図3に示す25枚の部分画
は、コイルに対して電圧を等間隔に与えることによって
得られたものであり、扇形の重複関係となる。これは、
垂直方向の感度が水平方向に依存するためである。
【0016】図2に示す部分画Aは、図3に示す中央の
位置の部分画であり、部分画Bは、中央の列の右端の部
分画であり、部分画Cは、中央の列の左端の部分画であ
る。また、部分画Dは、図3に示す上の列の真ん中の部
分画であり、部分画Eは、上の列の右端の部分画であ
り、部分画Fは、上の列の左端の部分画である。
【0017】このようにして得られた複数枚の部分画か
らコンピュータのソフトウェアによって1枚の静止画を
生成する、この発明の一実施形態のフローチャートを図
4に示す。ステップS1では、入力された1枚のカラー
の部分画に対してレンズの歪み補正が行われ、さらに白
黒の輝度画像が生成される。生成された白黒の輝度画像
は、合成画像を生成する前に、隣り合う部分画をどの位
置で合成するか、またどの程度の補正を施すかを確かめ
る認識用の部分画であり、カラーの部分画とは別の作業
用メモリに記憶される。
【0018】ステップS2では、生成された白黒の輝度
画像にLPF(ローパスフィルタ)が例えば3回巡回さ
せて施される。具体的には、図5Aに示す白黒の輝度画
像(1/1の部分画)の面積を1/4(図5B)の部分
画へ間引き、間引かれた1/4の画像を1/16(図5
C)の部分画へ間引く。さらに、図示しないが1/64
の部分画として取り扱えるように1/16から1/64
へ間引く。ステップS3では、1/64の部分画の輪郭
を得るために、HPF(ハイパスフィルタ)が施され
る。ステップS4では、HPFを施した1/64の部分
画を少し滑らかにするために、LPFが施される。
【0019】ステップS5では、入力された1/64の
部分画と、その隣り合う部分画とを用いて粗重ね処理が
行われる。この粗重ね処理によって、まず1/64の部
分画に対して回転角と伸縮率の補正が行われる。ここ
で、例えば重複する左右の部分画に撮影されている特徴
的な2点を重ね合わせると、左の部分画に対して右の部
分画がずれているときがある。回転角は、左右の部分画
に撮影されている特徴的な2点から三角関数を用いて、
例えば左の部分画に対して右の部分画は、どの程度の角
度回転しているかを求めたものである。伸縮率は、左右
の部分画に撮影されている特徴的な2点の長さの比か
ら、例えば左の部分画に対して右の部分画は、どの程度
の伸縮があるかを求めたものである。
【0020】ステップS6では、軸回転で水平方向およ
び垂直方向に撮影レンズの光軸を移動させて撮影した部
分画の場合、2枚の1/64の部分画の水平方向と垂直
方向のずれから、おおよそのパン角とチルト角が検出さ
れる。このとき、画角は、予め分かっているものとす
る。
【0021】ステップS7では、検出されたパン角とチ
ルト角に基づいて、1/64の部分画に対して台形歪み
補正が施される。この台形歪みは、撮影される部分画の
位置に対応した光路差によって生じるものである。例え
ば、上述した図2に示す部分画Eの場合、左上、左下、
右上および右下とを比較すると、この部分画Eの光路
は、右上が一番長く、左下が一番短くなる。また、図2
に示す部分画Bの光路は、右上と右下が左上と左下より
長くなる。この部分画Bに対して台形歪み補正が施され
ると、図6Aから図6Bに示す部分画が生成される。
【0022】ステップS8では、台形歪み補正の結果に
応じて一度粗重ねをした1/64の部分画の位置が、そ
の移動分だけ補正される。ステップS9では、重複する
部分において、上述の1/64の部分画の粗重ねで用い
られた第1および第2マークの2点を1/16の部分画
から検索し、そのずれから回転角と伸縮率が検出され
る。ステップS10では、その検出結果に基づいて、1
/16の部分画で平行移動の微調整および回転角と伸縮
率の微調整が行われる。
【0023】ステップS11では、重複する部分におい
て、上述の1/64の部分画の粗重ねで用いられた第1
および第2マークの2点を1/1の部分画から検索し、
そのずれから回転角と伸縮率が検出される。ステップS
12では、その検出結果に基づいて、1/1の部分画で
平行移動の微調整および回転角と伸縮率の微調整が行わ
れる。ステップS13では、検出されたパン角、チルト
角、回転角、伸縮率、平行移動およびレンズ歪みを考慮
して、当該白黒の輝度画像の部分画に対応するカラーの
部分画に対して全補正が施される。すなわち、カラーの
部分画に対して一度に全補正、すなわち検出されたパン
角、チルト角、回転角、伸縮率、平行移動およびレンズ
歪みの補正が行われる。このように、一度にカラーの部
分画に対して全補正を行うことによって、f特性の劣化
を最小限に抑えることができる。
【0024】ステップS14では、全ての部分画に対し
て処理が終了したか否かが判断され、全ての部分画に対
して処理が終了したと判断した場合、ステップS15へ
制御が移り、まだ全ての部分画に対して処理が終了して
いないと判断した場合、ステップS16へ制御が移る。
ステップS16では、次の部分画(カラーの部分画)が
取り込まれ、ステップS1に制御が移る。ステップS1
5では、全補正が施された複数のカラーの部分画の隣り
合う部分画に対してクロスフェードが行われ、合成画像
が生成され、生成された合成画像はメモリに記憶され
る。
【0025】上述のステップS1において、回転や伸縮
などの補正を加えたときに、元の部分画から変形しても
できる限り見えるように枠を付けるようにしてもよい。
そのときの一例のフローチャートを図7に示す。ステッ
プS21では、広角および標準で撮影した場合、部分画
に対してレンズの歪み補正が施される。ステップS22
では、黒枠の付いた原画像がメモリに記憶される。ステ
ップS23では、ダイナミックレンジが1〜255まで
全部使えるように、隣り合う部分画に対してコントラス
ト補正が行われる。ステップS24では、カラーの部分
画が白黒の輝度画像へ変換される。ステップS25で
は、認識時点での部分画のf特性を合わせるために、動
かさない基準画像に対してLPFが施される。
【0026】上述したコントラスト補正の一例を図8を
用いて説明する。コントラスト補正とは、例えば合成す
るために重複させる左右の部分画が撮影時の明るさの状
況などによって少し暗くなっていたり、LPFを通した
ことによってf特性が落ちてコントラストが小さくなっ
ているときに、1〜255のダイナミックレンジを全部
使って行う補正である。このとき、f特性は、不変であ
る。
【0027】通常1〜255のダイナミックレンジの範
囲を図8Aに示す。図8Bには、通常の1〜255のダ
イナミックレンジが点線で示され、左の部分画から検出
された最大値および最小値が実線で示される。図8Cに
は、左の部分画から検出された最大値および最小値が点
線で示され、検出された右の部分画の最大値および最小
値が実線で示される。コントラスト補正が行われると、
隣り合う左右の部分画から検出された最大値および最小
値へダイナミックレンジの1〜255が割り振られる。
この一例では、最大値および最小値は、左の部分画から
検出される。すなわち、左の部分画から検出された最大
値および最小値で左右の部分画のダイナミックレンジの
1〜255が割り振られ、コントラスト補正が行われ
る。このように、左右の部分画のコントラストを同一の
ものとするために、合成する左右の部分画から検出され
た最大値および最小値がコントラスト補正に使用され
る。
【0028】補正された画素値は、 z8l =(254×(y8l−y8min)) /(y8max−y8min)+1 z8r =(254×(y8r−y8min)) /(y8max−y8min)+1 から求められる。ただし、z8l 、z8r はコントラスト補
正後の左右の画素値であり、y8l 、y8r はコントラスト
補正前の左右の画素値であり、y8max 、y8min は左右の
部分画から選択された最大値および最小値である。
【0029】上述したステップS2において、高速に広
い範囲を荒っぽく見るために画素を間引くために、LP
Fを施す一例のフローチャートを図9に示す。ステップ
S31では、認識用の白黒の輝度画像(部分画)に対し
てLPFが施され、その面積が1/1から1/4へ間引
かれる。ステップS32では、1/4の部分画の隣り合
う部分画から検出された最大値および最小値を用いて、
コントラスト補正が行われる。ステップS33では、1
/4の面積の部分画に対してLPFを施し、部分画の面
積が1/4から1/16へ間引かれる。ステップS34
では、隣り合う1/16の部分画から検出された最大値
および最小値を用いて、コントラスト補正が行われる。
【0030】ステップS35では、1/16の面積の部
分画に対してLPFを施し、部分画の面積が1/16か
ら1/64へ間引かれる。間引かれた1/64の部分画
の対応する位置に1/16の部分画の画素を配置させ、
1/16の部分画の画素数と同等にする。すなわち、1
/64の部分画の画素数を4倍に拡大した部分画と同等
にする。これは、1/64の部分画で画素ブロックを
0.5ピクセルずつ動かすということを実現するためで
ある。そして、粗重ねで検出、検索するときの画素ブロ
ックは、1つ飛ばしで画素を拾う。これによって、きれ
いな1/64の部分画の画素を4倍に拡大した部分画を
得ることができ、粗重ねの正確性が向上する。ステップ
S36では、その部分画に対してLPFが施される。ス
テップS37では、隣り合う部分画から検出された最大
値および最小値を使用して、コントラスト補正が行われ
る。
【0031】図10は、1/64の部分画の画素を4倍
にしたものと同等の部分画の一例である。実線と実線の
交点には、1/64の部分画のときの画素があり、他の
交点、すなわち破線と実線、破線と破線の交点には、1
/64の部分画を4倍にしたときの画素がある。画素ブ
ロックAは、1/64の画面上を1ピクセル毎に動かす
様子であり、画素ブロックBは、1/64の画面上を
0.5ピクセル毎に動かす様子である。この一例の場合
の画素ブロックのサイズは、(3×3)ブロックであ
り、交点上に1つ飛ばしに画素がある。
【0032】上述したステップS3およびS4におい
て、画像の輪郭を導き出すために、HPFを施し、また
細かな画像の誤差を排除するために、LPFを施す一例
のフローチャートを図11に示す。ステップS41で
は、画像の輪郭を導き出すために、得られた部分画に対
してHPFが施される。ステップS42では、細かな画
像の誤差を排除するために、その部分画に対してLPF
が施される。ステップS43では、隣り合う部分画から
検出された最大値および最小値を使用して、コントラス
ト補正が行われる。
【0033】上述したステップS5において、回転や伸
縮が施された隣り合う部分画であっても、そのような歪
みを考慮しながら重ね合わせの位置を決めるための、粗
重ねの一例のフローチャートを図12に示す。最初は、
回転および伸縮があまりないものとして(7×7)ブロ
ックで検索が行われる。また、この一例では、図13に
示すように左の部分画PLと右の部分画PRとが重複さ
れる。
【0034】ステップS51では、図13に示すよう
に、左の部分画PLの右端から水平方向に20%および
垂直方向に60%(許容ずれを±20%とする)の領域
aと、右の部分画PRの左端から水平方向に20%およ
び垂直方向に60%(許容ずれを±20%とする)の領
域bから第1マークが検索される。それでも、第1マー
クがなかった場合は、範囲を縦・横の順に拡げて第1マ
ークを探す。
【0035】図14に示すように、最初は、部分画PL
の領域aと部分画PRの領域bとの間で第1マークを検
索し、第1マークがなかった場合、領域cで第1マーク
を検索し、最後に領域dで第1マークを検索する。この
ように、部分画PLの右端からいくらかの領域と、部分
画PRの左端からいくらかの領域との両方を探すことに
よって、最有効マークを発見しやすくなる。図14Bの
場合、部分画PRの領域bの検索範囲内には、太陽のマ
ークが1個しかないが、部分画PLの領域aの検索範囲
内には、三角と十字の2個のマークが見つかる。よっ
て、太陽、三角および十字の3個のマークを最有効マー
クとして、検索を行う。
【0036】ステップS52では、ブロック内の領域が
平坦画像か否かを判断するために、バリアンス調査が行
われる。このバリアンス調査は、 Va=Σ(yi×yi)/K−(Σyi/K)×(Σy
i/K) から求められる。ただし、Vaはバリアンス、yiは輝
度、Kはブロック内のピクセル数である。ここで、Va
の最小値は、ブロック内の全ての画素値が同じ値のとき
であり、そのときのVaの値は0となる。また、Vaの
最大値は、ブロック内の画素数の半分が255で、半分
が1のときであり、そのときのVaの値は、 (255−1)×(255−1)/4=16129 となる。また、一例として、図15Aは平坦な部分画で
あり、図15Bは平坦でない部分画である。
【0037】ステップS53では、平坦画像でなくても
直線であっては、重なりが一意に定まらないので、ブロ
ック内が直線であるか否かを判断するために、直線性調
査が行われる。この直線性調査は、基準のブロックを自
身の部分画内で前後左右に数ピクセルずつ動かして差分
の自乗和をとる。1ピクセルあたり、その結果が近い値
が2点以上ある時それは直線とする。図16Aは直線で
あるブロックであり、図16Bは直線でないブロックで
ある。また、図17に示すように、ブロックAをリファ
レンス画像とした場合は、水平方向の直線なので、ブロ
ックA’に示すようにブロックを横にずらすと、1ピク
セルあたりの差分の自乗和がほとんど0となる。しか
し、ブロックBをリファレンス画像とした場合は、どの
ような方向(例えば、ブロックB’)に動かしても1ピ
クセルあたりの差分の自乗和は、0とならない。
【0038】この直線性調査のときに、リファレンス画
像となる画素ブロック内のバリアンスの値と、検索する
ために用いられる画素ブロック(以下、検索ブロックと
称する)内の最大値および最小値によって、1ピクセル
あたりの差分の自乗和が近いか否かを判断するためのし
きい値を変える。コントラストがクッキリしている場合
には、図18Aに示すしきい値とし、コントラストが図
18Aと比べて少しぼやける場合には、図18Bに示す
しきい値とする。そのしきい値は、 sasawath=(int)((320/(y8max−y8min)) ×sepva) から求められる。ただし、sasawathは1ピクセルあたり
の差分の自乗和が近いか否かを判断するしきい値、y8ma
x 、y8min は検索ブロック内の最大値および最小値、se
pva はバリアンスの値である。
【0039】そして、部分コントラスト補正を施すこと
によって、画素ブロックのコントラストの変動の影響を
受けずに直線性の調査を行うことができる。図19Aに
示すように、認識用の部分画において濃い部分画と薄い
部分画が入り交じっていた場合、しかも濃い部分画に粗
重ねをするのに適当なマークがなかった場合でも、薄い
部分画の部分に特徴的なマ−ク(図19B)があれば活
用したい。この要求を満たすために、検索ブロック内の
コントラストと相手のコントラストがクッキリするよう
に部分コントラスト補正が施される。これは、検索ブロ
ック内と相手の検索領域で輝度の最大値と最小値を検出
し、それらが255と1になるように比例補正するもの
である。そうすると、図19Cに示すように、薄い部分
画はクッキリし、お互いのコントラストの比較がしやす
くなる。これらの作業は、上述したバリアンス調査の後
で施すようにし、細かな微量の雑音や誤差の影響がない
ようにする。
【0040】ステップS54では、バリアンス調査と直
線性調査とから、バリアンスのできるだけ高いものが第
1マークとして選定される。ステップS55では、例え
ば左の部分画PLから第1マークが設定されると、右の
部分画PRから類似する画素ブロックが検出される。こ
のときも、ブロック内の部分コントラスト補正をしなが
ら類似値を比べる。ステップS56では、一例として1
4ヵ所の候補が部分画PRから選定される。
【0041】ステップS57では、第1マークと同じ要
領で第2マークが選定される。第2マークは、第1マー
クの次にバリアンスが高く、且つ第1マークからある程
度以上垂直距離がとられており、出来るかぎり第1マー
クから離れていること。領域dの範囲内に第2マークが
なかった場合、第2マークは、粗重ねで用いられた14
候補で重ねた範囲の中からも選べるようにする。ステッ
プS58では、図20に示すように、第1マークと第2
マークの位置関係から14候補の第1マークに対する第
2マークの周辺を第1マークと第2マークの距離に応じ
た範囲を検索する。このときも、部分コントラスト補正
が行われる。
【0042】また、第1マークm1と対応する位置を重
ね合わせたとき、図21に示すように例えば第2マーク
m2の対応する位置を検索しようとすると、第1マーク
m1と第2マークm2との距離lに比例してサーチ範囲
dlを可変させるようにしても良い。このサーチ範囲d
lは、dl=α×lから求められ、αはサーチ範囲の比
例係数であり適宜選択される。
【0043】ステップS59では、第2マークに似てい
る所を7ヵ所選定し、それぞ回転角と伸縮率が求められ
る。ステップS60では、2ブロックを囲む範囲内で回
転および伸縮の補正が行われる。ステップS61では、
1ピクセルあたりの差分の自乗和が一番小さくなる合成
位置と係数とが選定される。この特定領域での回転およ
び伸縮の補正を部分FIXという。そして、このとき
も、部分コントラスト補正が行われる。
【0044】ここで、部分FIXの一例を図22を用い
て説明する。第1マークと第2マークで近似箇所を相手
部分画、例えば右の部分画PR中で探すが、類似箇所が
幾つかある場合がある。そのような時に、第1マークと
第2マークを囲む程度の範囲で部分的に補正して差分を
とる。第1マークと第2マークは、ある程度以上距離を
とるようになっているのである程度の範囲で回転および
伸縮の補正検出を行うことができる。すると、第1マー
クと第2マークの間の画像の差異と回転角や伸縮率の正
誤からどれが正しいかがわかる。
【0045】そして、この差分が最小のものでもある程
度以上小さくならない場合、図23に示すように、(3
×3)ブロックにして、上述の(7×7)ブロックと同
じ方法で1ピクセルあたりの差分が一番小さくなる合成
位置と係数を選定する。これは、回転や伸縮により大き
く部分画が歪んでいる場合に有効である。
【0046】上述したアルゴリズムは、処理の順番が大
事である。1つには、このプログラムの考え方として全
ての補正を一度に補正処理するのではなく、出来るもの
から処理して、出来なければ出来ないという情報を次の
処理に伝送して、別の方法で処理しようというものであ
る。その一例として、第1マークの検索範囲の随時拡
大、第2マークの検索範囲の拡大、検索ブロックのサイ
ズ変更というようなことがある。また、部分コントラス
ト補正をするときには必ず、バリアンス調査の情報を得
て、そのブロックが平坦でないことを確認してから行
う。
【0047】上述したステップS12において、1/1
の合成画像で微調整補正を短い処理時間で行う方法とし
て、隣り合う部分画を粗重ねし、台形変換または円筒変
換した後、1/1の大きさの画像で、第1マークm1と
第2マークm2の各サーチブロックを図24に示すよう
に、適当に大きくして微量な範囲が検索される。このよ
うに、サーチブロックを大きくすることによって、検索
精度が上がる。そして、微量のずれ分を付け加えて回転
角および/または伸縮率の係数が求め直される。
【0048】また、台形変換または円筒変換したとき
に、第1マークm1、第2マークm2およびそれぞれの
対応点の座標も、同様に台形変換または円筒変換して追
尾して、回転角および/または伸縮率の係数が求め直さ
れる。
【0049】上述したステップS15において、合成画
像を生成するために隣り合う部分画に対してクロスフェ
ードを行うとき、図25Aの輝度曲線のように重複領域
r内のコントラストが小さく薄暗かった場合、そのまま
合成しようとするとマークが決まらないので、うまく合
成できない。そのようなとき、カラーの部分画の明るさ
とコントラストを補正して、図25Bに示すように、隣
り合う部分画をクッキリさせることによって、合成がで
きるようになる。また、図示しないが重複領域r内のコ
ントラストが小さく明るすぎる場合にもカラーの部分画
の明るさとコントラストを補正して、隣り合う部分画を
クッキリさせることによって、合成できる。
【0050】そして、合成画像を生成するために隣り合
う部分画に対してクロスフェードを行うとき、重複部分
でバリアンス調査を行う。そして、クロスフェードを行
って隣り合う部分画を重ね合わせるのに最も条件のよい
場所と範囲でクロスフェードが行われる。例えば、図2
6に斜線で示すように、無地でバリアンスの低い部分が
クロスフェード最良部分となる。
【0051】また、ユーザは合成画像を、台形変換(図
27A)して出力するか、円筒変換(図27B)して出
力するかを適宜選択することができる。そして、隣り合
う部分画を台形変換して合成するとき、図28Aに示す
ように、ポスターを真正面にするか、図28Bに示すよ
うに、人を真正面にするか等、台形変換の係数(パン角
・チルト角)を変えることによって実現できる。このと
き、用いられる台形変換の係数は、視差(光路差)の範
囲を超えないように設定される。
【0052】このように、自動合成とは、まず隣り合う
部分画の重ね合わせの目印(マーク)を自動的に見つけ
出し、自動的に粗重ねし、次にパン角、チルト角、回転
角、伸縮率、平行移動、各々の値を自動的に求め、自動
的に補正して合成し、一枚の画像を作る作業である。
【0053】上述した一実施形態では、隣り合う部分画
を合成するため、多くのメモリが必要となる。そこで、
カラーの部分画から白黒の輝度画像(部分画)が生成さ
れてから、隣り合うカラーの部分画が合成されるまでの
処理中に画像(部分画)を一時蓄えておく画像認識用の
メモリを共用する。これによって、作業に用いられるメ
モリ領域を小さくすることができる。例えば、コントラ
スト補正や合成前変換に用いられるメモリは、同じメモ
リをその都度書き換えて使用する。
【0054】
【発明の効果】この発明に依れば、複数枚の隣り合う部
分画を合成するときに、水平方向および垂直方向の位置
の情報並びに隣り合う部分画の重複率が分からなくても
自動的に合成画像を生成することができ、さらに歪みが
多く含まれている部分画であっても自動的に合成画像を
生成することができる。
【0055】この発明に依れば、パノラマ画像がより高
精度に処理時間が短くコンピュータの負担を軽減してユ
ーザの視覚的選択制をもって隣り合う部分画を合成する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明が適用されるシステムの一例を示すブ
ロック図である。
【図2】アクティブミラーを用いて複数枚の部分画の撮
影を説明するための略線図である。
【図3】25枚の部分画を撮影したときの説明に用いる
略線図である。
【図4】この発明の画像合成処理の一実施形態を示すフ
ローチャートである。
【図5】この発明に適用される間引きの説明に用いられ
る略線図である。
【図6】この発明に適用される台形歪みの説明に用いら
れる略線図である。
【図7】この発明に適用される枠付け処理の一例のフロ
ーチャートである。
【図8】この発明に適用されるコントラスト補正を説明
するための略線図である。
【図9】この発明に適用される間引き処理の一例のフロ
ーチャートである。
【図10】この発明に適用されるブロックサーチを説明
するための略線図である。
【図11】この発明に適用されるHPFおよびLPFの
一例のフローチャートである。
【図12】この発明に適用される粗重ね処理の一例のフ
ローチャートである。
【図13】この発明に適用される粗重ねを説明するため
の略線図である。
【図14】この発明に適用される粗重ねを説明するため
の略線図である。
【図15】この発明に適用されるバリアンス調査の説明
に用いる略線図である。
【図16】この発明に適用される直線性調査の説明に用
いる略線図である。
【図17】この発明に適用される直線性調査の説明に用
いる略線図である。
【図18】この発明に適用されるコントラスト補正の説
明に用いる略線図である。
【図19】この発明に適用される部分コントラスト補正
の説明に用いる略線図である。
【図20】この発明に適用される検索の説明に用いる略
線図である。
【図21】この発明に適用される部分画の合成の説明に
用いる略線図である。
【図22】この発明に適用される部分FIXの説明に用
いる略線図である。
【図23】この発明に適用されるブロックサイズの変更
の説明に用いる略線図である。
【図24】この発明に適用される部分画の合成の説明に
用いる略線図である。
【図25】この発明に適用される部分画の合成の説明に
用いる略線図である。
【図26】この発明に適用される部分画の合成の説明に
用いる略線図である。
【図27】この発明に適用される台形変換および円筒変
換の説明に用いる略線図である。
【図28】この発明に適用される台形変換の説明に用い
る略線図である。
【符号の説明】
PL・・・左の部分画、PR・・・右の部分画
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/91 J Fターム(参考) 5B057 AA20 BA02 CA01 CB01 CD07 CD08 CE06 CE10 CE11 CE16 CE17 DA07 DB06 DC08 DC16 5C022 AA13 AB22 AB30 AB62 AB68 AC27 AC42 AC51 AC69 AC74 AC79 AC80 CA02 5C023 AA11 AA38 BA02 BA13 CA02 CA09 DA04 EA10 5C053 FA07 FA14 GA20 GB01 GB08 GB40 JA16 KA12 KA13 LA01 LA03 LA06 LA11

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも第1および第2の部分画を合
    成して1枚の合成画像を生成する画像合成方法におい
    て、 第1および第2の部分画を間引いて、間引かれた第1お
    よび第2の間引き部分画を生成するステップと、 上記第1および第2の間引き部分画の一方を基準として
    その他方の位置ずれを検出するステップと、 上記検出された位置ずれに基づいて上記第1および第2
    の部分画の位置ずれを調整するステップと、 上記調整された位置ずれによって上記第1および第2の
    部分画の一方の位置を補正するステップと、 上記位置補正された上記第1および第2の部分画の一方
    と、上記位置補正された他方とを合成するステップとか
    らなることを特徴とする画像合成方法。
  2. 【請求項2】 少なくとも第1および第2の部分画を合
    成して1枚の合成画像を生成する画像合成方法におい
    て、 供給された第1のカラー部分画を白黒の輝度画像からな
    る第1の部分画へ変換するステップと、 上記第1の部分画に低域通過フィルタを施して画素を間
    引くことによって間引かれた第1の間引き部分画を生成
    するステップと、 上記第1の間引き部分画に高域通過フィルタを施して画
    像の輪郭を得るステップと、 輪郭を得た上記第1の間引き部分画に低域通過フィルタ
    を施して画像の誤差を取り除くステップと、 誤差が取り除かれた上記第1の間引き部分画と、隣り合
    う第2の間引き部分画の一方を基準としてその他方の位
    置ずれを検出するステップと、 上記検出された位置ずれに基づいて上記第1および第2
    の間引き部分画の位置ずれを調整するステップと、 上記調整された位置ずれに基づいて、上記第1および第
    2の部分画の一方を基準としてその他方の位置ずれを検
    出するステップと、 上記検出された位置ずれに基づいて上記第1および第2
    の部分画の位置ずれを調整するステップと、 上記第1および第2の部分画に対応する上記第1および
    第2のカラー部分画に対して補正を施すステップと、 上記補正が施された上記第1および第2のカラー部分画
    を合成するステップとからなることを特徴とする画像合
    成方法。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2において、 上記位置ずれは、 重ね合わせようとする2枚の画像の一方の画像を基準と
    して、他方の画像の回転角と、 重ね合わせようとする2枚の画像の一方の画像を基準と
    して、他方の画像の伸縮率と、 重ね合わせようとする2枚の画像の一方の画像を基準と
    して、他方の画像の水平方向および/または垂直方向の
    ずれとからなることを特徴とする画像合成方法。
  4. 【請求項4】 請求項1または請求項2において、 上記位置ずれは、 重ね合わせようとする2枚の画像から第1および第2マ
    ークを検索し、検索された上記第1および第2マークに
    基づいて検出するようにしたことを特徴とする画像合成
    方法。
  5. 【請求項5】 請求項4において、 上記第1および第2マークは、 平坦でなく、且つ直線でない画像を選定するようにした
    ことを特徴とする画像合成方法。
  6. 【請求項6】 請求項4において、 上記第1および第2の間引き部分画の画素数を4倍にし
    た部分画を用いて上記第1および第2マークを0.5画
    素毎に動かして検索するようにしたことを特徴とする画
    像合成方法。
  7. 【請求項7】 請求項4において、 上記第1マークから所定の距離となる第2マークを選定
    するようにしたことを特徴とする画像合成方法。
  8. 【請求項8】 請求項4において、 所定の領域の最大値および最小値を使用してコントラス
    ト補正を行うようにしたことを特徴とする画像合成方
    法。
  9. 【請求項9】 請求項4において、 上記第1および第2マークを含む範囲で、重ね合わせよ
    うとする2枚の画像の一方の画像を基準として、他方の
    画像の回転角を求め、 上記第1および第2マークを含む範囲で、重ね合わせよ
    うとする2枚の画像の一方の画像を基準として、他方の
    画像の伸縮率を求め、 求められた上記回転角と上記伸縮率との補正を行うよう
    にしたことを特徴とする画像合成方法。
  10. 【請求項10】 請求項4において、 上記位置ずれが検出されなかった場合、 上記第1および第2マークの画素数を、第1の画素数か
    ら上記第1の画素数より少ない第2の画素数へ変更し
    て、上記位置ずれを検出するようにしたことを特徴とす
    る画像合成方法。
  11. 【請求項11】 請求項4において、 上記第1マークが検索されなかった場合、上記第1マー
    クの検索範囲を拡大し、上記第1マークを求め、 上記第2マークが検索されなかった場合、上記第2マー
    クの検索範囲を拡大し、上記第2マークを求め、 求められた上記第1および第2マークから上記位置ずれ
    が検出されなかった場合、上記第1および第2マークの
    画素数を、第1の画素数から上記第1の画素数より少な
    い第2の画素数へ変更して、上記位置ずれを検出するよ
    うにしたことを特徴とする画像合成方法。
  12. 【請求項12】 請求項4において、 上記第1および第2マークの距離に比例して上記第2マ
    ークの検索する範囲を可変するようにしたことを特徴と
    する画像合成方法。
  13. 【請求項13】 請求項1または2において、 上記第1および第2の部分画を平坦となる位置と範囲で
    合成するようにしたことを特徴とする画像合成方法。
  14. 【請求項14】 請求項1または2において、 上記第1および第2の部分画を処理するために記憶させ
    る画像認識用のメモリを共用するようにしたことを特徴
    とする画像合成方法。
  15. 【請求項15】 請求項1または2において、 上記第1および第2のカラー部分画を合成するときに、
    台形変換して合成するか、円筒変換して合成するかを適
    宜選択するようにしたことを特徴とする画像合成方法。
  16. 【請求項16】 請求項15において、 上記台形変換して上記第1および第2のカラー部分画を
    合成するときに、上記台形変換の係数を変更することに
    より、上記第1および第2のカラー部分画の絵柄の向き
    を変更するようにしたことを特徴とする画像合成方法。
  17. 【請求項17】 請求項4において、 上記第1および第2のカラー部分画を、台形変換または
    円筒変換して合成するときに、上記第1および第2マー
    ク並びにそれぞれの対応点に対しても台形変換または円
    筒変換を行うようにしたことを特徴とする画像合成方
    法。
  18. 【請求項18】 請求項4において、 上記第1および第2マークの検索範囲を拡大して、上記
    第1および第2マークの検索範囲を平行移動させ検索
    し、上記重ね合わせようとする2枚の画像の一方を基準
    として回転角および/または伸縮率を求めるようにした
    ことを特徴とする画像合成方法。
  19. 【請求項19】 請求項2において、 上記第1および第2のカラー部分画を合成するときに、
    明るすぎたり薄暗かったりしてコントラストが小さい場
    合、明るさとコントラストを補正するようにしたことを
    特徴とする画像合成方法。
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