JP3503655B2 - 画像合成装置 - Google Patents
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Description
適用して好適な画像合成装置に関する。
際に、所望の被写体がレンズの画角を超えている場合
は、例えば、水平面内で角度を変えて、被写体が部分的
に重複するように、複数枚に分割して撮影し、印画紙に
焼き付けた段階でつなぎ合わせることにより、高い画質
で、広い視野の被写体の全体像を得る、いわゆる、パノ
ラマ撮影技法が用いられていた。
ビデオカメラで風景などを撮影する際に、ビデオカメラ
のレンズの画角よりも広い範囲の被写体の画像を得るこ
とができるようにした画像合成装置を提案している。そ
の概略を以下に説明する。
ラのレンズの水平画角(撮像画像の最大水平区間に相
当)の、例えばほぼ3倍にわたるような風景などを撮影
して、それを1画面の画像として合成する場合は、当該
風景の左端から右端まで、ビデオカメラをパンしなが
ら、複数フィールドにわたって、それぞれ前後のフィー
ルドの被写体が部分的に重複するような状態で撮影す
る。図7では、カメラのパン操作により8フィールドの
画像P1〜P8が得られる。
定のサンプリング周波数でサンプリングされて、デジタ
ル画像データとされる。そして、複数フィールドのデジ
タル画像データを、以下のように、メモリ上で合成する
ことにより、パノラマ合成画像を得る。
場合、当該広い範囲の被写体の左端に対応するフィール
ドから右端に対応するフィールドまでの、複数フィール
ドにおいて、ビデオカメラの水平方向の変移量は一定で
はなく、また、カメラのパン操作を正確に水平方向に保
って行うことも困難である。
位置から次の画像の撮像位置までのパノラマ合成画像上
の変移量および変移方向が必要である。この変移量およ
び変移方向は、前の画像の撮像位置から次の画像の撮像
位置までの動きベクトルとして検出する。この動きベク
トルは、角速度センサを用いて検出することができる。
また、前の画像と後の画像とから画像処理により求める
こともできる。
フィールドの画像P1〜P8は、デジタル画像データと
されると共に、左右両端の画像P1,P8間の水平方向
の変移量に応じて定まる縮小率(以下これをパノラマ縮
小率という)で、それぞれ水平方向に縮小されて、各フ
ィールドの水平縮小画像Ph1〜Ph8が形成される。この
水平縮小処理は、各ラインの画素を間引くことにより行
なわれる。
平縮小画像Ph1〜Ph8は、合成用のメモリ上で、パノラ
マ静止画に合成される。この合成時には、前述したよう
に、ビデオカメラに設けた角速度センサの出力に基づい
て、もしくは画像処理によって、画像P1〜P8間の各
ビデオカメラの撮像位置の変化が動きベクトルとして算
出され、この動きベクトルが、各フィールドの水平縮小
画像Ph1〜Ph8の相対位置を決定するために用いられ
る。
と同じパノラマ縮小率で、垂直方向にも縮小されて、合
成されたパノラマ画像がモニタに表示され、あるいは磁
気テープに記録される。垂直方向の縮小処理は、ライン
を間引くことにより行なわれる。このように、水平およ
び垂直方向に同じ縮小率で縮小することで、レンズの画
角よりも広い範囲の被写体の画像を、歪みなく1画面に
表示できる合成画像が得られる。
ラによる撮影画像を合成する場合においては、動きベク
トルに応じた合成処理が、画素およびライン単位で行わ
れると、例えば、斜めの線が不連続になるなど、パノラ
マ画像のつなぎ目が目立ち、高画質が得られないという
問題がある。
ら、動きベクトルVで示される移動量および移動方向だ
け撮像位置が変更されたときの、それぞれの撮像位置で
の画像Pa、Pbを示している。それぞれの画像Pa、
Pbにおいて、○印は、メモリに蓄積される画像データ
の単位である画素ドットを示している。また、図11
は、図10の画像PaとPbの重なり部分の拡大図であ
る。
画像Paの撮像位置から画像Pbの撮像位置までの動き
量は、一般に、画素ドット単位、ライン単位であるとは
限らない。画像Paおよび画像Pbとで画像合成を行う
場合に、各画素ドット位置および各ライン位置を、図1
1に示すように、画素位置を前の画像Paに合わせると
すると、合成時の画像Pbとしては、本来は、図11で
◇印で示す位置の画素データが必要になる。
素ドット単位、ライン単位の画像データをそのまま使用
する場合には、画像Pbは、図中、○印で示す画素がそ
のまま使用されることになり、斜め線などの場合に、合
成画のつなぎ目が、特に、垂直方向において目立ってし
まう欠点があった。
ノラマ画像などの合成画像を比較的容易に得ることがで
きる画像合成装置を提供するところにある。
め、第1のこの発明による画像合成装置は、後述の実施
例の参照符号を対応させると、所定の画角を有する撮像
装置により、撮像位置を、被写体が部分的に重複するよ
うに変更して撮像された複数枚の画像のデータをメモリ
41上で合成して、前記画角よりも広い範囲に渡る被写
体の静止画像を得るようにした画像合成装置であって、
前の撮像位置から次の撮像位置までの前記画像の動きベ
クトルを、前記画像データを構成する画素ドット単位以
下および水平ライン単位以下の精度で算出する変移量算
出手段24と、変移量算出手段24で算出された動きベ
クトルに応じて、前記次の撮像位置の画像のデータとし
て、前記画素ドット単位以下および水平ライン単位以下
の精度の位置のデータを形成する補間処理手段50と、
補間処理手段50で形成した画像を、前記動きベクトル
だけ変移した位置において、それまでの合成画像と合成
した画像のデータをメモリ41上に得る合成手段42、
46とを設けたことを特徴とする。
画像の間の変移量が画素単位、ライン単位に満たない部
分を含む場合も、補間処理手段50により、合成する2
フィールドの画像の画素およびラインの、空間的位置が
微調整されて、高画質のパノラマ画像が比較的容易に得
られる。
例を、パノラマ画像合成機能を備えるビデオカメラに適
用した場合を例にとって図1〜図6を参照しながら説明
する。
に示し、その要部の構成を図1,図2に示す。図3にお
いて、10は撮像系、20は合成制御系、30は出力
系、40はパノラマ合成処理回路である。パノラマ合成
処理回路40については後述する。
撮像光が、CCD固体撮像素子12により、アナログ映
像信号に変換される。撮像素子12の出力は、サンプル
ホールド・AGC回路13を経て、A−D変換器14に
供給され、例えば、8ビット/画素のデジタル映像信号
に変換される。このデジタル映像信号は、撮像信号処理
回路15において、ガンマ補正や白バランスのような信
号処理が施され、パノラマ合成処理回路40に供給され
る。
21の出力が、ハイパスフィルタ22に供給されて、低
周波成分が除去され、増幅器(図示は省略)により増幅
された後、A−D変換器23によりデジタル信号に変換
され、動きベクトル演算回路(マイクロコンピュータ)
24に供給される。この演算回路24においては、積分
演算により、動き量と、方位角φおよび俯仰角θの角度
情報が得られ、これらの情報が更に加工されて、動きベ
クトル情報が生成され、パノラマ合成処理回路40に供
給される。ここで、演算回路24で得られる動き量は、
画素ピッチおよびラインピッチよりも細かい精度で得ら
れる。
系30の映像信号処理回路31において、コンポジット
映像信号として成形され、D−A変換器32に供給され
て、アナログ映像信号に変換され、表示素子33上に表
示される。
ードに切り換えられたときは、記録信号処理部31rに
おいて、エンファシス・周波数変調・低域変換など、記
録のための所要の信号処理が施され、D−A変換器34
に供給されて、アナログ映像信号に変換され、記録増幅
器(図示は省略)を通じて、ビデオヘッド35に供給さ
れて、磁気テープMTに記録される。
40は、合成用のフィールドメモリ41と、縮小・補間
回路50と、両者を制御するメモリ制御回路42とを含
んで構成される。
50は、4個のラインメモリ51〜54と、2個の水平
補間回路61,62と、単一の垂直補間回路63とを含
んで構成され、あらかじめ定められた所定のパノラマ縮
小率での水平方向縮小処理と、パノラマ合成処理時の各
画像の画素ドットと、ライン位置の空間的相対位置の微
調整のための水平および垂直の補間処理とを行なう。
子40iは本線40TLに接続される。入力端子40iか
らのデジタル映像信号は、この本線40TLを通じ、スイ
ッチ回路43の一方の入力端uを通じて出力端子40o
に導出される。
は、また、1対のスイッチ回路44,45の入力端u側
をそれぞれ通じて、縮小・補間回路50の1対の入力端
子50a,50bにそれぞれ供給される。スイッチ回路
44,45の入力端v側には、フィールドメモリ41の
1対の読出ポート41a,41bから読み出された画像
データがそれぞれ供給される。
路43の入力端v側に供給されると共に、スイッチ回路
46の入力端u側に供給される。スイッチ回路46の入
力端v側には、フィールドメモリ41の第2の読出ポー
ト41bの出力が供給される。スイッチ回路46の出力
は、帰還線路40FBにより、フィールドメモリ41の書
込ポートに供給される。
42から、縮小・補間回路50内の水平補間回路61お
よび62と、垂直補間回路63とに、水平および垂直の
補間係数αおよびβが、供給される。これらの補間係数
αおよびβは、動きベクトル演算回路24からの、各フ
ィールドごとの動きベクトル情報に基づいて、メモリ制
御回路42において求められる。また、図1に点線で示
すように、スイッチ回路43、44、45、46もメモ
リ制御回路42により切り換え制御される。
の入力端子50aに、1対のラインメモリ51,52が
共通に接続されると共に、他方の入力端子50bには、
他の1対のラインメモリ53,54が共通に接続され
る。ラインメモリ51〜54としては、それぞれSRA
Mが用いられる。
1a,61bと、両係数乗算器61a,61bの出力を
加算する加算器61cと、第2の係数乗算器61bの前
段に挿入された、1画素相当の遅延時間の遅延回路61
dとから構成される。他方の水平補間回路62も全く同
様に、1対の係数乗算器62a,62bと、加算器62
cと、1画素相当の遅延時間の遅延回路62dとから構
成される。
算器63a,63bと、両係数乗算器63a,63bの
出力を加算する加算器63cとから構成される。
算器61a,62aの係数α、各他方の乗算器61b,
62bの係数(1−α)と、垂直補間回路63の乗算器
63a,63bの係数β,(1−β)とは、合成する2
画像に関して、パノラマ縮小率と、動きベクトルの、画
素ドット単位およびライン単位以下の値に対応したもの
となる。すなわち、これは、パノラマ縮小率および動き
ベクトルを画素ドットおよびライン単位を整数としたと
きに、その小数点以下の値部分に対応するもので、前述
の図10、図11にも示したように、前記小数点以下の
値のために、合成する2枚の画像の間で、画素およびラ
インが、空間的にずれるため、両者の空間的位置合わせ
を行うためのものである。
4に示すように、後から合成する方の画像の位置あわせ
後の画素位置の画素をQとしたとき、この画素Qの画素
データを、その周辺の4画素A〜Dから補間処理に得る
ことにより行う。前記係数α、係数(1−α)、係数
β、係数(1−β)は、画素Qと、その周辺の画素A〜
Dとの空間的距離に応じたものである。
〜54の出力信号S51〜S54から、水平補間回路61、
62、垂直補間回路63に必要な信号を形成するため、
水平周期ごとに連動して切り換えられる4個のスイッチ
回路55〜58を用いる。
が、第1のスイッチ回路55の入力端v側と、第3のス
イッチ回路57の入力端u側とに共通に供給されると共
に、第3のラインメモリ53の出力信号S53が、スイッ
チ回路55の入力端u側と、スイッチ回路57の入力端
v側とに共通に供給される。
S52が、第2のスイッチ回路56の入力端v側と、第4
のスイッチ回路58の入力端u側とに共通に供給される
と共に、第4のラインメモリ54の出力信号S54が、ス
イッチ回路56の入力端u側と、スイッチ回路58の入
力端v側とに共通に供給される。
が、水平補間回路61の一方の係数乗算器61aに供給
されると共に、他方の係数乗算器61bには、遅延回路
61dを通じて、スイッチ回路56の出力信号S56が供
給される。
が、水平補間回路62の一方の係数乗算器62aに供給
されると共に、他方の係数乗算器62bには、遅延回路
62dを通じて、スイッチ回路58の出力信号S58が供
給される。
間回路63の一方の係数乗算器63aに供給されると共
に、他方の係数乗算器63bには、他方の水平補間回路
62の出力信号が供給され、垂直補間回路63の出力信
号が、縮小・補間回路50の出力端子50oに導出され
る。
この発明の一実施例のパノラマ画像合成処理について説
明する。
場合、動きベクトル演算回路24においては、角速度セ
ンサ21の出力に基づいて、図5に示すような動きベク
トルA12〜A78の情報が生成されて、メモリ制御回路4
2に供給される。
態では、図1のスイッチ回路43が図示のように入力端
u側に接続されると共に、スイッチ回路44,45は、
図示とは逆の状態に接続される。そして、フィールドメ
モリ41には画像データが書き込まれていない。
成処理が開始されると、スイッチ回路44、45は、図
示のように入力端uに接続される状態に切り換えられ、
また、入力端子40iには、1番目のフィールドの画像
P1の画像データが供給される。
回路43を通じて、出力端子40oにそのまま導出され
て、合成処理中でも、表示素子33(図3参照)に供給
される。したがって、撮像された画像は、パノラマ合成
中であっても、表示素子33で、モニターすることがで
きる。
の画像データは、スイッチ回路44,45を通じて、縮
小・補間回路50に供給され、後述のような水平縮小・
4点補間処理が施される。そして、この縮小・補間回路
50からは、1番目のフィールドの水平縮小画像Ph1
(前出図8参照)の画像データが、スイッチ回路46の
u側接点に導出される。
に制御されて、各ラインごとに、現に縮小・補間回路5
0から出力されている水平縮小画像、例えば、Ph1の有
効画面サイズに対応する期間中は入力端u側に接続さ
れ、その余の期間は入力端v側に切り換えられる。
された縮小原画像Ph1の画像データが、スイッチ回路4
6と帰還線路40FBとを通じて、フィールドメモリ41
に書き込まれる。
して、1カラム単位のランダムアクセスができない構成
の、ビデオカメラ向けの廉価なフィールドメモリを用い
ており、フィールドメモリ41への書込みは、すべて上
書きとされる。
に示すような、ライン順の画像データが1対の入力端子
50a,50bに共通に供給されると、図6B,Dに示
すような、互いに逆位相の書込制御信号が、メモリ制御
回路42から、図2の2対のラインメモリ51,52;
53,54にそれぞれ供給されて、図6Aに示すような
ライン順の画像データが、1対のラインメモリ51,5
2と、他の1対のラインメモリ53,54とに、1ライ
ンごとに交互に書き込まれる。
らは、同じ奇数ラインが2回ずつ繰り返して読み出さ
れ、信号S51,S52として図6Cに示すような信号が出
力されると共に、他の1対のラインメモリ53,54か
らは、同じ偶数ラインが2回ずつ繰り返して読み出さ
れ、信号S53,S54として図6Eに示すような信号が出
力される。
像データが書き込まれたラインメモリ51〜54からの
読み出しの際に、所定のパノラマ縮小率の整数部分の値
に応じて、間引きが行なわれ、画像が水平方向に縮小さ
れる。
には、その小数点以下の部分の値に応じて水平補間回路
61,62において、それぞれ水平補間が行なわれる。
6Fに示すような、ライン順の信号S55,S56が一方の
水平補間回路61に供給されると共に、スイッチ回路5
7,58からは、図6Gに示すように、図6Fの信号よ
りも1ラインだけ遅れた、ライン順の信号S57,S58が
他方の水平補間回路62に供給される。
は、それぞれ隣接する2画素による水平方向の補間が可
能となり、また、垂直補間回路63では、隣接する2ラ
インによる垂直方向の補間が可能となって、図4に示し
たように、目的画素の周辺の4個の画素A,B;C,D
による補間が行なわれる。
が必要であるから、この実施例では、フィールドメモリ
41として、1対の読出ポート41a,41bを備える
ものが用いられている。
(前出図7参照)の画像データが、入力端子40iから
供給されると、縮小・補間回路50において、後述する
ように、パノラマ縮小率と、動きベクトルの小数点以下
の数値に応じた上述のような水平縮小・4点補間処理を
施されて、2番目のフィールドの水平縮小画像Ph2(前
出図8参照)の画像データがスイッチ回路46のu側接
点に導出される。
ポート41bからは、先に書き込まれている水平縮小画
像Ph1の画像データが、もとの画像P1と2番目の画像
P2との間の動きベクトルA12に応じたタイミングで読
み出され、スイッチ回路46のv側接点に導出される。
メモリ制御回路42により、各ラインごとに、現に縮小
・補間回路50から出力されている縮小原画像、例え
ば、水平縮小画像Ph2に対応する期間中はu側接点に接
続され、その余の期間はv側接点に切り換えられる。
は、縮小・補間回路50から出力された縮小原画像Ph2
と、フィールドメモリ41から読み出された縮小画像P
h1とを、両縮小画像間の水平方向の変移量(φ12/パノ
ラマ縮小率)に相当する時間だけずらして、合成した画
像データが各ラインごとに形成される。
40FBを通じて、フィールドメモリ41の同じ位置に上
書きされて、2つのフィールドの縮小画像Ph1,Ph2と
の合成が終了する。
ける、原画像データの処理が固定のタイミングで行なわ
れるため、フィールドメモリ41からの画像データの読
出しのタイミングを、動きベクトルと逆方向にずらすこ
とにより、両画像データを合成する際の位置調整を行な
っている。
小率で除算した商が、画素単位またはライン単位に満た
ない小数部分を含むときは、メモリ制御回路42によ
り、前述のような水平・垂直の補間係数α,βを制御し
て、縮小・補間回路50において入力画像データについ
ての補間処理を行って、画像データを合成する際の空間
的位置合わせを行なっている。
ルドメモリ41には、パン撮影に対して、垂直方向に余
裕があり、合成時、フィールドメモリ41上の静止画像
は、水平方向だけが縮小されており、画質の維持が図ら
れている。
ールドメモリ41上に、前出図9Aに示すように、8つ
のフィールドの水平縮小画像Ph1〜Ph8を合成した静止
画像が形成される。
h8の合成が終わると、スイッチ回路43〜45が図示と
は逆の状態に切り換えられて、フィールドメモリ41か
ら、合成静止画像が読み出され、縮小・補間回路50と
スイッチ回路43とを通じて、出力端子40oに導出さ
れる。
ごとに、インタレースするように、ラインを間引いて読
み出され、縮小・補間回路50における垂直補間と連動
して、垂直方向の縮小処理が行なわれる。また、縮小・
補間回路50での遅延を考慮して、フィールドメモリ4
1からの読出しは、水平・垂直が同期するように行なわ
れる。
面には、前出図9Bに示すような、パノラマ静止画が映
出される。
0における水平処理は行なわれず、また、スイッチ回路
46の可動接点は、u,vのいずれに接続されていても
よい。
画像の間の変移量が画素単位またはライン単位に満たな
い小数部分を含む場合も、メモリ制御回路42により、
前述のような水平・垂直の補間係数α,βを制御するよ
うにしたので、隣接2フィールドの画像の相対位置が微
調整されて、合成画像のつなぎ目が目立たない、高画質
のパノラマ画像が得られる。
る後続フィールドの画像データと、フィールドメモリ4
1上で合成処理済みの先行フィールドの画像データと
を、切換えスイッチ回路46の入力端u側および入力端
v側に供給すると共に、後続フィールドの縮小画像に対
応する期間は、スイッチ回路46を入力端u側に切り換
えて、先行および後続フィールドの画像データを合成し
てフィールドメモリに上書きするようにしたので、フィ
ールドメモリ41として、1カラム単位のランダムアク
セスができない構成の、ビデオカメラ向けの廉価なフィ
ールドメモリを用いることができると共に、メモリ制御
を簡易化することができて、ランダムアクセスが可能な
フィールドメモリを用いる場合に比べて、コストを大幅
に低減することができる。
3から本線信号を導出するようにしたので、パノラマ画
像合成処理中でも、撮影画像をモニタすることが可能で
ある。
オカメラによる動画を合成処理する場合に適用したが、
この発明は、電子スチルカメラによる静止画像を合成処
理する場合にも、全く同様に適用することができる。
ば、隣接する2フィールドの画像の間の変移量が画素単
位またはライン単位に満たない小数部分を含む場合も、
水平・垂直の補間係数を制御することにより、合成する
2つの画像の空間的な画素およびライン位置を一致させ
ることができるので、合成画像のつなぎ目が目立たな
い、高画質のパノラマ画像が得られる。
の画像データと、メモリ上で合成処理済みの先行フィー
ルドの画像データとを、スイッチ回路の切り換えによ
り、合成するようにしたので、1カラム単位のランダム
アクセスができない構成の、廉価なフィールドメモリを
用いることができると共に、メモリ制御を簡易化するこ
とができて、ランダムアクセスが可能なフィールドメモ
リを用いる場合に比べて、コストを大幅に低減すること
ができる。
号を導出するスイッチ回路を設けたので、撮影画像をモ
ニターすることが可能である。
の構成を示すブロック図である。
ロック図である。
ク図である。
念図である。
念図である。
イムチャートである。
めの概念図である。
めの概念図である。
るための図である。
るための図である。
ピュータ) 40,40M パノラマ合成処理回路 41,47 フィールドメモリ 42 メモリ制御回路 48 動きベクトル検出回路 50 縮小・補間回路 51〜54 ラインメモリ 61,62 水平補間回路 63 垂直補間回路
Claims (3)
- 【請求項1】所定の画角を有する撮像装置により、撮像
位置を、被写体が部分的に重複するように変更して撮像
された複数枚の画像のデータをメモリ上で合成して、前
記画角よりも広い範囲に渡る被写体の静止画像を得るよ
うにした画像合成装置であって、 前の撮像位置から次の撮像位置までの前記画像の動きベ
クトルを、前記画像データを構成する画素ドット単位以
下および水平ライン単位以下の精度で算出する変移量算
出手段と、 前記変移量算出手段で算出された動きベクトルに応じ
て、前記次の撮像位置の画像のデータとして、前記画素
ドット単位以下および水平ライン単位以下の精度の位置
のデータを形成する補間処理手段と、 前記補間処理手段で形成した画像を、前記動きベクトル
だけ変移した位置において、それまでの合成画像と合成
した画像のデータを前記メモリ上に得る合成手段とを設
けたことを特徴とする画像合成装置。 - 【請求項2】前記合成手段は、 前記メモリの画像のデータを、前記前の撮像位置から次
の撮像位置までの前記画像の動きベクトルに応じたタイ
ミングだけ、前記補間処理手段で形成された画像よりず
れたタイミングで読み出す読み出し手段と、 前記補間処理手段から画像データが得られる期間では、
この補間処理手段からの画像データを選択し、その他の
期間では、前記メモリから読み出された画像データを選
択するスイッチ回路と、 前記スイッチ回路の出力画像データを、前記メモリに書
き戻す手段とからなる請求項1に記載の画像合成装置。 - 【請求項3】前記メモリ上で、それまでの画像に次の撮
像位置の画像を合成するときに、前記次の撮像位置の画
像の映像信号を、画像モニター手段に供給するようにす
ることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の画
像合成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP10897694A JP3503655B2 (ja) | 1994-04-25 | 1994-04-25 | 画像合成装置 |
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JP10897694A JP3503655B2 (ja) | 1994-04-25 | 1994-04-25 | 画像合成装置 |
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JPH07298137A JPH07298137A (ja) | 1995-11-10 |
JP3503655B2 true JP3503655B2 (ja) | 2004-03-08 |
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ID=14498428
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JP10897694A Expired - Lifetime JP3503655B2 (ja) | 1994-04-25 | 1994-04-25 | 画像合成装置 |
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