JP2006262382A - 画像処理装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 指定された間引き率に応じて重み付け処理に係る各色成分の処理区分と重み係数を設定する設定回路31を設け、その設定回路31により設定された処理区分毎に、撮像素子2から出力された画像信号に当該重み係数を乗算して、重み係数乗算後の画像信号の総和を計算するとともに、その画像信号の総和から1画素当りの平均値を計算し、その平均値を間引き画像の画像信号として出力する。
【選択図】 図1
Description
撮像素子は、コストの面から主に単板式のものが使用され、特にRGBの3色からなる原色タイプの色フィルタアレイではベイヤー方式が使用されることが多く、Ye,Mg,G,Cyからなる補足タイプの色フィルタアレイではフィールド色差順次方式が使用されることが多い。
このような撮像素子の高画素化が急速に進んでいる昨今では、画素数の増加によって画像データの読み出し時間が長くなり、特に高いフレームレートが必要な動画表示において問題となっている。この問題を解決するために、あらかじめ撮像素子の画像データを間引きすることで、読み出し時間を短縮することが必要となる。
即ち、水平成分のローパスフィルタは、第1のラインの緑の画素を注目画素として、(1,0,1,0,1)/3のフィルタをかける場合、緑の画素に“1”を乗算して、赤の画素に“0”を乗算し、それらの画素値の合計を“3”で除算することにより、注目画素となる緑の画素と、隣接する緑の画素との単純平均を算出する。
第1のラインの赤の画素が注目画素となる場合も同様に、注目画素となる赤の画素と、隣接する赤の画素との単純平均を算出する。同様にして、第2のラインの緑の画素と青の画素もフィルタリングする。
このように撮像素子から出力された画像信号を1/(2n−1)、即ち、奇数分の1の間引き率で間引きすることにより、フレームレートを上げるようにしている(nは正の整数)。
これにより、間引き後に画像位相のずれがなく、折り返しの少ない間引き画像を得ることができる(例えば、特許文献1参照)。
図1はこの発明の実施の形態1による画像処理装置を示す構成図であり、図において、レンズ系1は被写体の光学像を撮像素子2に結像する。
撮像素子2は例えばRGB原色ベイヤー配列などの色フィルタアレイから構成されているCCDやCMOSなどの撮像手段であり、撮像素子2はレンズ系1により結像された被写体の光学像を電気信号に変換して、その電気信号である画像信号を出力する処理を実施する。
また、撮像素子2は例えば静止画を記録する際に、すべての画素を読み出す全画素モードと、動画を表示する際に、垂直方向や水平方向の間引きを実施してフレームレートを高める高速モードを備えている。
例えば、この実施の形態1では、全画素モードでは水平3000画素×垂直2300ラインを読み出し、高速モードでは垂直方向の10ライン中、4ラインを加算することにより水平3000画素×垂直460ラインを読み出すものとする。
なお、撮像素子2は水平方向で1画素おきに同色が配置され、垂直2ライン分で全ての色成分が揃うタイプのものであれば、ベイヤー配列に限定する必要はなく、色フィルタに関してもYe,Mg,G,Cyの補色タイプのものを使用してもよい。
A/D変換部4はアナログ処理部3から出力されるアナログの画像信号をデジタル信号に変換し、デジタルの画像データを出力する処理を実施する。
カメラ信号処理部5はA/D変換部4から出力されたデジタルの画像データに対する前処理(例えば、領域クリップ処理、欠陥画素補正、デジタルクランプ、オートフォーカス処理など)を実施する。
画像処理部7は画像データを一時的に記録して、その画像データに対する画像処理(例えば、二次元の畳み込み処理を行う色補間、エッジ補正などのフィルタ処理、その他、色補正処理など)を実施する。
調停回路8は画像データバス、間引き処理部6及び画像処理部7の間で、画像データのやりとりを制御する機能を備えている。
画像記録部10は例えば撮像素子2の全画素モードによって撮像された静止画を記録するSDRAM(Synchrous Dynamic Random Access Memory)などの画像記録手段である。
外部記録装置12は画像データを記録するメモリカードや磁気ディスクなどの記録装置である。
ラインメモリ22はフィルタ処理部24が同時に処理する必要がある複数ラインの画像データを一時的に記録するメモリである。
この実施の形態1では、説明の便宜上、ラインメモリ21及びラインメモリ22は、水平方向に関して、768画素分の記録容量を備えているものとする。なお、ラインメモリ21及びラインメモリ22から一時記録手段が構成されている。
色補間処理部23はラインメモリ21により一時的に記録された画像データから、各画素で不足している色成分を補間する処理を実施する。
フィルタ処理部24はHPF(High Pass Filter)やLPF(Low Pass Filter)によってエッジ補正処理を実施する。なお、色補間処理部23及びフィルタ処理部24などから画像処理手段が構成されている。
加算部33は設定回路31により設定されたタップ領域毎に、重み付け部32により重み係数が乗算された画像データの総和を計算する処理を実施する。なお、加算部33は総和計算手段を構成している。
間引き部34は加算部33の計算結果から1画素当りの平均値を計算し、その平均値を間引き画像の画像データとして出力する処理を実施する。なお、間引き部34は間引き手段を構成している。
最初に、静止画記録処理の動作について説明する。静止画記録処理は、撮像素子2から全画素、即ち、水平3000画素×垂直2300ラインを読み出し、ユーザが高品質の静止画像を得るための動作である。
撮像素子2は、図示しない制御用マイコン等から静止画記録処理の実行指令を受けると全画素モードになり、レンズ系1により結像された被写体の光学像を電気信号に変換して、その電気信号である画像信号(水平3000画素×垂直2300ラインの画像信号)をアナログ処理部3に出力する。
A/D変換部4は、アナログ処理部3からアナログの画像信号を受けると、その画像信号をデジタル信号に変換し、デジタルの画像データをカメラ信号処理部5に出力する。
カメラ信号処理部5は、A/D変換部4からデジタルの画像データを受けると、その画像データに対する前処理を実施する。
例えば、領域クリップ処理、欠陥画素補正、デジタルクランプ、オートフォーカス処理などを実施する。
調停回路8は、間引き処理部6から画像データを受けると、その画像データを画像記録部10に逐次転送して、その画像データを画像記録部10に記録する。
これにより、画像記録部10には、最終的に1フレーム分の画像データが記録されることになる。
このため、調停回路8は、1フレーム分の画像データを画像記録部10に記録したのち、その画像データを画像処理部7に転送する。
ただし、画像処理部7のラインメモリ21,22は、上述したように、768画素分の記録容量しか備えておらず、水平3000画素を一度に処理することができないので、調停回路8は、画像記録部10に記録されている画像データを垂直方向に4分割して読み出して、水平750画素×垂直2300ライン単位で、画像データを画像処理部7に転送する。
色補間処理部23は、補間処理を終了すると、補間処理後の画像データをラインメモリ22に記録する。
画像処理部7のフィルタ処理部24は、補間処理後の画像データがラインメモリ22に記録されると、HPFやLPFによってエッジ補正処理を実施することにより、画像データの画質を高める処理を実施する。
なお、調停回路8による画像データの転送処理と、画像処理部7の色補間処理部23及びフィルタ処理部24による画像処理との一連の処理が、分割された画像データに対して合計4回実施されることにより、全画素の画像データが全て処理されることになる。
これにより、ユーザは最終的な画像データを入手することが可能となる。この際、調停回路8が画像データを表示処理部9に転送して、表示処理部9が静止画像を表示すれば、外部記録装置12に記録された画像データをユーザが確認することが可能になる。
撮像素子2は、図示しない制御用マイコン等から動画表示処理の実行指令を受けると高速モードになり、レンズ系1により結像された被写体の光学像を電気信号に変換するとともに、その電気信号である画像信号に対する垂直方向や水平方向の間引きを実施して、水平3000画素×垂直460ラインの画像信号をアナログ処理部3に出力する。
A/D変換部4は、アナログ処理部3からアナログの画像信号を受けると、その画像信号をデジタル信号に変換し、デジタルの画像データをカメラ信号処理部5に出力する。
カメラ信号処理部5は、A/D変換部4からデジタルの画像データを受けると、その画像データに対する前処理を実施する。
例えば、領域クリップ処理、欠陥画素補正、デジタルクランプ、オートフォーカス処理などを実施する。
そこで、間引き処理部6は、カメラ信号処理部5により前処理された画像データに対して、指定された間引き率で間引き処理を実施する。間引き処理部6の間引き処理によって水平768画素以下になった画像データは、画像処理部7のラインメモリ21に一時的に記録される。
間引き処理部6における間引き処理の詳細については後述する。
色補間処理部23は、補間処理を終了すると、補間処理後の画像データをラインメモリ22に記録する。
画像処理部7のフィルタ処理部24は、補間処理後の画像データがラインメモリ22に記録されると、HPFやLPFによってエッジ補正処理を実時間で実施することにより、画像データの画質を高める処理を実施する。
表示処理部9は、調停回路8から1フレームの画像データを受けると、その画像データを連続して表示する。
これにより、ユーザは滑らかな動画表示を見ることが可能になる。
これにより、ユーザは最終的な画像データを入手することが可能となる。
図4は間引き処理部6が処理するRGB色フィルタ配列を示す概念図である。
間引き処理部6の入力第1ラインはG,R,G,R・・・、第2ラインはB,G,B,G・・・の順番となり、以降、これを2ライン単位で繰り返すものである。
図5は間引き処理部6が4分の1間引き処理で実施する重み付け部32、加算部33、間引き部34の処理内容を示す説明図である。
図5の上半分はGR成分を処理するnライン目の処理、下半分はBG成分を処理するn+1ライン目の処理を示している。
間引き処理部6の設定回路31は、図示しない制御用マイコン等から間引き率を指定する制御信号を受けると、その制御信号が示す間引き率に応じて各色成分のタップ領域(処理区分)や重み係数などを設定する。
制御信号が示す間引き率が4分の1間引き処理を示す場合、nライン目のG成分については入力4画素、R成分については入力5画素をタップ領域に設定する。また、G成分の入力4画素に対して1:1:1:1の重み係数、R成分の入力5画素に対して1:2:2:2:1の重み係数を設定する。
一方、R成分の重み係数処理に使用するタップ領域については、複数のタップ領域が相互に重なるように設定される。例えば、R2からR6の5画素を1つの処理区分に設定して、R6からR10の5画素を1つの処理区分に設定し、同一の画素R6が2つの重み係数処理で参照されるように、タップ領域が設定される。
例えば、G1,G2,G3,G4の画像データには“1”をそれぞれ乗算する。また、R2とR6の画像データには“1”をそれぞれ乗算し、R3,R4,R5の画像データには“2”をそれぞれ乗算する。
即ち、G1,G2,G3,G4の画像データの総和Gaを計算し、R2,R3,R4,R5,R6の画像データの総和Raを計算する。
即ち、G成分については、総和Gaに1/4(=1/(1+1+1+1))を乗算して、G成分の1画素当りの平均値を計算し、R成分については、総和Raに1/8(=1/(1+2+2+2+1))を乗算して、R成分の1画素当りの平均値を計算する。
間引き処理部6の間引き部34は、1画素当りの平均値を計算すると、その平均値を間引き画像の画像データG,Rとして画像処理部7及び調停回路8に出力する。
このように、G成分とR成分で異なるタップ領域、重み係数、加算及び平均処理を実施することで、間引き画像の水平空間配置が等間隔となる。
ただし、この実施の形態1では、同一ラインの色成分、つまりnライン目のGかR、あるいは、n+1ライン目のBかGについては異なる処理を実施しているが、異なるライン間でのRGB3色の色成分は考慮しない。したがって、B1、G1、B2、G2、B3、G3の順番で入力されるn+1ライン目についても、nライン目と同様の動作となる。
即ち、間引き処理部6の設定回路31は、図示しない制御用マイコン等から間引き率を指定する制御信号を受けると、その制御信号が示す間引き率に応じて各色成分のタップ領域(処理区分)や重み係数などを設定する。
制御信号が示す間引き率が4分の1間引き処理を示す場合、n+1ライン目のB成分については入力4画素、G成分については入力5画素をタップ領域に設定する。また、B成分の入力4画素に対して1:1:1:1の重み係数、G成分の入力5画素に対して1:2:2:2:1の重み係数を設定する。
一方、G成分の重み係数処理に使用するタップ領域については、複数のタップ領域が相互に重なるように設定される。例えば、G2からG6の5画素を1つの処理区分に設定して、G6からG10の5画素を1つの処理区分に設定し、同一の画素G6が2つの重み係数処理で参照されるように、タップ領域が設定される。
例えば、B1,B2,B3,B4の画像データには“1”をそれぞれ乗算する。また、G2とG6の画像データには“1”をそれぞれ乗算し、G3,G4,G5の画像データには“2”をそれぞれ乗算する。
即ち、B1,B2,B3,B4の画像データの総和Baを計算し、G2,G3,G4,G5,G6の画像データの総和Gaを計算する。
即ち、B成分については、総和Baに1/4(=1/(1+1+1+1))を乗算して、B成分の1画素当りの平均値を計算し、G成分については、総和Gaに1/8(=1/(1+2+2+2+1))を乗算して、G成分の1画素当りの平均値を計算する。
間引き処理部6の間引き部34は、1画素当りの平均値を計算すると、その平均値を間引き画像の画像データB,Gとして画像処理部7及び調停回路8に出力する。
このように、B成分とG成分で異なるタップ領域、重み係数、加算及び平均処理を実施することで、間引き画像の水平空間配置が等間隔となる。
入力される全ての画素データを使用し、間引き画像の水平方向及び垂直方向の空間配置を等間隔にすることで、間引きによる画質劣化を最小限に抑えることが可能となる。
例えば、撮像素子2の水平画素数が1500画素の場合、上述した4分の1間引き処理を適用しても問題ないが、画質劣化を最小限に抑えるには、極力、間引き率を低くすることが望ましい。
図6は間引き処理部6が2分の1間引き処理で実施する重み付け部32、加算部33、間引き部34の処理内容を示す説明図である。
図6の上半分はGR成分を処理するnライン目の処理、下半分はBG成分を処理するn+1ライン目の処理を示している。
間引き処理部6の設定回路31は、図示しない制御用マイコン等から間引き率を指定する制御信号を受けると、その制御信号が示す間引き率に応じて各色成分のタップ領域(処理区分)や重み係数などを設定する。
制御信号が示す間引き率が2分の1間引き処理を示す場合、nライン目のG成分については入力2画素、R成分については入力3画素をタップ領域に設定する。また、G成分の入力2画素に対して1:1の重み係数、R成分の入力3画素に対して1:2:1の重み係数を設定する。
一方、R成分の重み係数処理に使用するタップ領域については、複数のタップ領域が相互に重なるように設定される。例えば、R1からR3の3画素を1つの処理区分に設定して、R3からR5の3画素を1つの処理区分に設定し、同一の画素R3が2つの重み係数処理で参照されるように、タップ領域が設定される。
例えば、G1,G2の画像データには“1”をそれぞれ乗算する。また、R1とR3の画像データには“1”をそれぞれ乗算し、R2の画像データには“2”を乗算する。
即ち、G1,G2の画像データの総和Gaを計算し、R1,R2,R3の画像データの総和Raを計算する。
即ち、G成分については、総和Gaに1/2(=1/(1+1))を乗算して、G成分の1画素当りの平均値を計算し、R成分については、総和Raに1/4(=1/(1+2+1))を乗算して、R成分の1画素当りの平均値を計算する。
間引き処理部6の間引き部34は、1画素当りの平均値を計算すると、その平均値を間引き画像の画像データG,Rとして画像処理部7及び調停回路8に出力する。
このように、G成分とR成分で異なるタップ領域、重み係数、加算及び平均処理を実施することで、間引き画像の水平空間配置が等間隔となる。
間引き処理部6の設定回路31は、図示しない制御用マイコン等から間引き率を指定する制御信号を受けると、その制御信号が示す間引き率に応じて各色成分のタップ領域(処理区分)や重み係数などを設定する。
制御信号が示す間引き率が2分の1間引き処理を示す場合、n+1ライン目のB成分については入力2画素、G成分については入力3画素をタップ領域に設定する。また、B成分の入力2画素に対して1:1の重み係数、G成分の入力3画素に対して1:2:1の重み係数を設定する。
一方、G成分の重み係数処理に使用するタップ領域については、複数のタップ領域が相互に重なるように設定される。例えば、G1からG3の3画素を1つの処理区分に設定して、G3からG5の3画素を1つの処理区分に設定し、同一の画素G3が2つの重み係数処理で参照されるように、タップ領域が設定される。
例えば、B1,B2の画像データには“1”をそれぞれ乗算する。また、G1とG3の画像データには“1”をそれぞれ乗算し、G2の画像データには“2”を乗算する。
即ち、B1,B2の画像データの総和Baを計算し、G1,G2,G3の画像データの総和Gaを計算する。
即ち、B成分については、総和Baに1/2(=1/(1+1))を乗算して、B成分の1画素当りの平均値を計算し、G成分については、総和Gaに1/4(=1/(1+2+1))を乗算して、G成分の1画素当りの平均値を計算する。
間引き処理部6の間引き部34は、1画素当りの平均値を計算すると、その平均値を間引き画像の画像データB,Gとして画像処理部7及び調停回路8に出力する。
このように、B成分とG成分で異なるタップ領域、重み係数、加算及び平均処理を実施することで、間引き画像の水平空間配置が等間隔となる。
入力される全ての画素データを使用し、間引き画像の水平方向及び垂直方向の空間配置を等間隔にすることで、間引きによる画質劣化を最小限に抑えることが可能となる。
この場合、間引き処理部6が、制御信号に基づいて水平画素数の3分の1間引き処理を実施するものとする。
図7は間引き処理部6が3分の1間引き処理で実施する重み付け部32、加算部33、間引き部34の処理内容を示す説明図である。
図7の上半分はGR成分を処理するnライン目の処理、下半分はBG成分を処理するn+1ライン目の処理を示している。
間引き処理部6の設定回路31は、図示しない制御用マイコン等から間引き率を指定する制御信号を受けると、その制御信号が示す間引き率に応じて各色成分のタップ領域(処理区分)や重み係数などを設定する。
制御信号が示す間引き率が3分の1間引き処理を示す場合、nライン目のG成分については入力3画素、R成分については入力3画素をタップ領域に設定する。また、G成分の入力3画素に対して1:1:1の重み係数、R成分の入力3画素に対して1:1:1の重み係数を設定する。
また、R成分の重み係数処理に使用するタップ領域についても、複数のタップ領域が相互に重ならないように設定される。例えば、R1からR3の3画素を1つの処理区分に設定して、R4からR6の3画素を1つの処理区分に設定し、同一の画素が複数の重み係数処理で参照されないように、タップ領域が設定される。
例えば、G1,G2,G3の画像データには“1”をそれぞれ乗算する。また、R1,R2,R3の画像データには“1”をそれぞれ乗算する。
即ち、G1,G2,G3の画像データの総和Gaを計算し、R1,R2,R3の画像データの総和Raを計算する。
即ち、G成分については、総和Gaに1/3(=1/(1+1+1))を乗算して、G成分の1画素当りの平均値を計算し、R成分については、総和Raに1/3(=1/(1+1+1))を乗算して、R成分の1画素当りの平均値を計算する。
間引き処理部6の間引き部34は、1画素当りの平均値を計算すると、その平均値を間引き画像の画像データG,Rとして画像処理部7及び調停回路8に出力する。
このように、G成分とR成分で異なるタップ領域、重み係数、加算及び平均処理を実施することで、間引き画像の水平空間配置が等間隔となる。
間引き処理部6の設定回路31は、図示しない制御用マイコン等から間引き率を指定する制御信号を受けると、その制御信号が示す間引き率に応じて各色成分のタップ領域(処理区分)や重み係数などを設定する。
制御信号が示す間引き率が3分の1間引き処理を示す場合、n+1ライン目のB成分については入力3画素、G成分については入力3画素をタップ領域に設定する。また、B成分の入力3画素に対して1:1:1の重み係数、G成分の入力3画素に対して1:1:1の重み係数を設定する。
また、G成分の重み係数処理に使用するタップ領域についても、複数のタップ領域が相互に重ならないように設定される。例えば、G1からG3の3画素を1つの処理区分に設定して、G4からG6の3画素を1つの処理区分に設定し、同一の画素が複数の重み係数処理で参照されないように、タップ領域が設定される。
例えば、B1,B2,B3の画像データには“1”をそれぞれ乗算する。また、G1,G2,G3の画像データには“1”をそれぞれ乗算する。
即ち、B1,B2,B3の画像データの総和Baを計算し、G1,G2,G3の画像データの総和Gaを計算する。
即ち、B成分については、総和Baに1/3(=1/(1+1+1))を乗算して、B成分の1画素当りの平均値を計算し、G成分については、総和Gaに1/3(=1/(1+1+1))を乗算して、G成分の1画素当りの平均値を計算する。
間引き処理部6の間引き部34は、1画素当りの平均値を計算すると、その平均値を間引き画像の画像データB,Gとして画像処理部7及び調停回路8に出力する。
このように、B成分とG成分で異なるタップ領域、重み係数、加算及び平均処理を実施することで、間引き画像の水平空間配置が等間隔となる。
入力される全ての画素データを使用し、間引き画像の水平方向及び垂直方向の空間配置を等間隔にすることで、間引きによる画質劣化を最小限に抑えることが可能となる。
この場合、間引き処理部6が、制御信号に基づいて水平画素数の5分の1間引き処理を実施するものとする。
図8は間引き処理部6が5分の1間引き処理で実施する重み付け部32、加算部33、間引き部34の処理内容を示す説明図である。
図8の上半分はGR成分を処理するnライン目の処理、下半分はBG成分を処理するn+1ライン目の処理を示している。
間引き処理部6の設定回路31は、図示しない制御用マイコン等から間引き率を指定する制御信号を受けると、その制御信号が示す間引き率に応じて各色成分のタップ領域(処理区分)や重み係数などを設定する。
制御信号が示す間引き率が5分の1間引き処理を示す場合、nライン目のG成分については入力5画素、R成分については入力5画素をタップ領域に設定する。また、G成分の入力5画素に対して1:1:1:1:1の重み係数、R成分の入力5画素に対して1:1:1:1:1の重み係数を設定する。
また、R成分の重み係数処理に使用するタップ領域についても、複数のタップ領域が相互に重ならないように設定される。例えば、R1からR5の5画素を1つの処理区分に設定して、R6からR10の5画素を1つの処理区分に設定し、同一の画素が複数の重み係数処理で参照されないように、タップ領域が設定される。
例えば、G1,G2,G3,G4,G5の画像データには“1”をそれぞれ乗算する。また、R1,R2,R3,R4,R5の画像データには“1”をそれぞれ乗算する。
即ち、G1,G2,G3,G4,G5の画像データの総和Gaを計算し、R1,R2,R3,R4,R5の画像データの総和Raを計算する。
即ち、G成分については、総和Gaに1/5(=1/(1+1+1+1+1))を乗算して、G成分の1画素当りの平均値を計算し、R成分については、総和Raに1/5(=1/(1+1+1+1+1))を乗算して、R成分の1画素当りの平均値を計算する。
間引き処理部6の間引き部34は、1画素当りの平均値を計算すると、その平均値を間引き画像の画像データG,Rとして画像処理部7及び調停回路8に出力する。
このように、G成分とR成分で異なるタップ領域、重み係数、加算及び平均処理を実施することで、間引き画像の水平空間配置が等間隔となる。
間引き処理部6の設定回路31は、図示しない制御用マイコン等から間引き率を指定する制御信号を受けると、その制御信号が示す間引き率に応じて各色成分のタップ領域(処理区分)や重み係数などを設定する。
制御信号が示す間引き率が5分の1間引き処理を示す場合、n+1ライン目のB成分については入力5画素、G成分については入力5画素をタップ領域に設定する。また、B成分の入力5画素に対して1:1:1:1:1の重み係数、G成分の入力5画素に対して1:1:1:1:1の重み係数を設定する。
また、G成分の重み係数処理に使用するタップ領域についても、複数のタップ領域が相互に重ならないように設定される。例えば、G1からG5の5画素を1つの処理区分に設定して、G6からG10の5画素を1つの処理区分に設定し、同一の画素が複数の重み係数処理で参照されないように、タップ領域が設定される。
例えば、B1,B2,B3,B4,B5の画像データには“1”をそれぞれ乗算する。また、G1,G2,G3,G4,G5の画像データには“1”をそれぞれ乗算する。
即ち、B1,B2,B3,B4,B5の画像データの総和Baを計算し、G1,G2,G3,G4,G5の画像データの総和Gaを計算する。
即ち、B成分については、総和Baに1/5(=1/(1+1+1+1+1))を乗算して、B成分の1画素当りの平均値を計算し、G成分については、総和Gaに1/5(=1/(1+1+1+1+1))を乗算して、G成分の1画素当りの平均値を計算する。
間引き処理部6の間引き部34は、1画素当りの平均値を計算すると、その平均値を間引き画像の画像データB,Gとして画像処理部7及び調停回路8に出力する。
このように、B成分とG成分で異なるタップ領域、重み係数、加算及び平均処理を実施することで、間引き画像の水平空間配置が等間隔となる。
入力される全ての画素データを使用し、間引き画像の水平方向及び垂直方向の空間配置を等間隔にすることで、間引きによる画質劣化を最小限に抑えることが可能となる。
上記実施の形態1では、間引き処理部6の設定回路31が指定された間引き率に応じて各色成分のタップ領域(処理区分)と重み係数を設定するものについて示したが、その際、輝度成分が最大の色成分を判別し、その色成分における複数のタップ領域(処理区分)が相互に重ならないように、その色成分のタップ領域を設定するようにしてもよい。
図9は間引き処理部6が4分の1間引き処理で実施する重み付け部32、加算部33、間引き部34の処理内容を示す説明図である。
図9の上半分はGR成分を処理するnライン目の処理、下半分はBG成分を処理するn+1ライン目の処理を示している。
間引き処理部6の設定回路31は、図示しない制御用マイコン等から間引き率を指定する制御信号を受けると、その制御信号が示す間引き率に応じて各色成分のタップ領域(処理区分)や重み係数などを設定する。
制御信号が示す間引き率が4分の1間引き処理を示す場合、nライン目のG成分については入力4画素、R成分については入力5画素をタップ領域に設定する。また、G成分の入力4画素に対して1:1:1:1の重み係数、R成分の入力5画素に対して1:2:2:2:1の重み係数を設定する。
一方、R成分の重み係数処理に使用するタップ領域については、複数のタップ領域が相互に重なるように設定される。例えば、R2からR6の5画素を1つの処理区分に設定して、R6からR10の5画素を1つの処理区分に設定し、同一の画素R6が2つの重み係数処理で参照されるように、タップ領域が設定される。
この実施の形態2では、輝度信号の寄与する割合が大きいG成分を判定し、G成分における複数のタップ領域が相互に重ならないように、そのG成分のタップ領域を設定しているが、図9の例では、nライン目の処理が図5の例と同じになっている。
例えば、G1,G2,G3,G4の画像データには“1”をそれぞれ乗算する。また、R2とR6の画像データには“1”をそれぞれ乗算し、R3,R4,R5の画像データには“2”をそれぞれ乗算する。
即ち、G1,G2,G3,G4の画像データの総和Gaを計算し、R2,R3,R4,R5,R6の画像データの総和Raを計算する。
即ち、G成分については、総和Gaに1/4(=1/(1+1+1+1))を乗算して、G成分の1画素当りの平均値を計算し、R成分については、総和Raに1/8(=1/(1+2+2+2+1))を乗算して、R成分の1画素当りの平均値を計算する。
間引き処理部6の間引き部34は、1画素当りの平均値を計算すると、その平均値を間引き画像の画像データG,Rとして画像処理部7及び調停回路8に出力する。
このように、G成分とR成分で異なるタップ領域、重み係数、加算及び平均処理を実施することで、間引き画像の水平空間配置が等間隔となる。
間引き処理部6の設定回路31は、図示しない制御用マイコン等から間引き率を指定する制御信号を受けると、その制御信号が示す間引き率に応じて各色成分のタップ領域(処理区分)や重み係数などを設定する。
制御信号が示す間引き率が4分の1間引き処理を示す場合、n+1ライン目のB成分については入力5画素、G成分については入力4画素をタップ領域に設定する。また、B成分の入力5画素に対して1:2:2:2:1の重み係数、G成分の入力5画素に対して1:1:1:1の重み係数を設定する。
一方、B成分の重み係数処理に使用するタップ領域については、複数のタップ領域が相互に重なるように設定される。例えば、B1からB5の5画素を1つの処理区分に設定して、B5からB9の5画素を1つの処理区分に設定し、同一の画素B5が2つの重み係数処理で参照されるように、タップ領域が設定される。
例えば、B1とB5の画像データには“1”をそれぞれ乗算し、B2,B3,B4の画像データには“2”をそれぞれ乗算する。また、G3,G4,G5,G6の画像データには“1”をそれぞれ乗算する。
即ち、B1,B2,B3,B4,B5の画像データの総和Baを計算し、G3,G4,G5,G6の画像データの総和Gaを計算する。
即ち、B成分については、総和Baに1/8(=1/(1+2+2+2+1))を乗算して、B成分の1画素当りの平均値を計算し、G成分については、総和Gaに1/4(=1/(1+1+1+1))を乗算して、G成分の1画素当りの平均値を計算する。
間引き処理部6の間引き部34は、1画素当りの平均値を計算すると、その平均値を間引き画像の画像データB,Gとして画像処理部7及び調停回路8に出力する。
このように、B成分とG成分で異なるタップ領域、重み係数、加算及び平均処理を実施することで、間引き画像の水平空間配置が等間隔となる。
図10は間引き処理部6が2分の1間引き処理で実施する重み付け部32、加算部33、間引き部34の処理内容を示す説明図である。
図10の上半分はGR成分を処理するnライン目の処理、下半分はBG成分を処理するn+1ライン目の処理を示している。
間引き処理部6の設定回路31は、図示しない制御用マイコン等から間引き率を指定する制御信号を受けると、その制御信号が示す間引き率に応じて各色成分のタップ領域(処理区分)や重み係数などを設定する。
制御信号が示す間引き率が2分の1間引き処理を示す場合、nライン目のG成分については入力2画素、R成分については入力3画素をタップ領域に設定する。また、G成分の入力2画素に対して1:1の重み係数、R成分の入力3画素に対して1:2:1の重み係数を設定する。
一方、R成分の重み係数処理に使用するタップ領域については、複数のタップ領域が相互に重なるように設定される。例えば、R1からR3の3画素を1つの処理区分に設定して、R3からR5の3画素を1つの処理区分に設定し、同一の画素R3が2つの重み係数処理で参照されるように、タップ領域が設定される。
この実施の形態2では、輝度信号の寄与する割合が大きいG成分を判定し、G成分における複数のタップ領域が相互に重ならないように、そのG成分のタップ領域を設定しているが、図10の例では、nライン目の処理が図6の例と同じになっている。
例えば、G1,G2の画像データには“1”をそれぞれ乗算する。また、R1とR3の画像データには“1”をそれぞれ乗算し、R2の画像データには“2”を乗算する。
即ち、G1,G2の画像データの総和Gaを計算し、R1,R2,R3の画像データの総和Raを計算する。
即ち、G成分については、総和Gaに1/2(=1/(1+1))を乗算して、G成分の1画素当りの平均値を計算し、R成分については、総和Raに1/4(=1/(1+2+1))を乗算して、R成分の1画素当りの平均値を計算する。
間引き処理部6の間引き部34は、1画素当りの平均値を計算すると、その平均値を間引き画像の画像データG,Rとして画像処理部7及び調停回路8に出力する。
このように、G成分とR成分で異なるタップ領域、重み係数、加算及び平均処理を実施することで、間引き画像の水平空間配置が等間隔となる。
間引き処理部6の設定回路31は、図示しない制御用マイコン等から間引き率を指定する制御信号を受けると、その制御信号が示す間引き率に応じて各色成分のタップ領域(処理区分)や重み係数などを設定する。
制御信号が示す間引き率が2分の1間引き処理を示す場合、n+1ライン目のB成分については入力3画素、G成分については入力2画素をタップ領域に設定する。また、B成分の入力3画素に対して1:2:1の重み係数、G成分の入力2画素に対して1:1の重み係数を設定する。
一方、B成分の重み係数処理に使用するタップ領域については、複数のタップ領域が相互に重なるように設定される。例えば、B1からB3の3画素を1つの処理区分に設定して、B3からB5の3画素を1つの処理区分に設定し、同一の画素B3が2つの重み係数処理で参照されるように、タップ領域が設定される。
例えば、B1とB3の画像データには“1”をそれぞれ乗算し、B2の画像データには“2”を乗算する。また、G2,G3の画像データには“1”をそれぞれ乗算する。
即ち、B1,B2,B3の画像データの総和Baを計算し、G2,G3の画像データの総和Gaを計算する。
即ち、B成分については、総和Baに1/4(=1/(1+2+1))を乗算して、B成分の1画素当りの平均値を計算し、G成分については、総和Gaに1/2(=1/(1+1))を乗算して、G成分の1画素当りの平均値を計算する。
間引き処理部6の間引き部34は、1画素当りの平均値を計算すると、その平均値を間引き画像の画像データB,Gとして画像処理部7及び調停回路8に出力する。
このように、B成分とG成分で異なるタップ領域、重み係数、加算及び平均処理を実施することで、間引き画像の水平空間配置が等間隔となる。
これにより、人間の目の視覚特性を考慮した優れた動画像をユーザに提供することが可能となる。また、システムに搭載する撮像素子2の画素数や、ラインメモリ21,22の水平方向の記録容量が変更になっても、システム構成に合わせた柔軟な間引き処理が可能になる。
図11はこの発明の実施の形態3による画像処理装置を示す構成図であり、図において、図1と同一符号は同一または相当部分を示すので説明を省略する。
全画素用データバス13はカメラ信号処理部5と調停回路8間を接続し、カメラ信号処理部5から出力される画像データを調停回路8に転送する。
ただし、動画表示処理の動作は上記実施の形態1と同様であるため説明を省略し、静止画記録処理の動作についてのみ説明する。静止画記録処理は、撮像素子2から全画素、即ち、水平3000画素×垂直2300ラインを読み出し、ユーザが高品質の静止画像を得るための動作である。
撮像素子2は、図示しない制御用マイコン等から静止画記録処理の実行指令を受けると全画素モードになり、レンズ系1により結像された被写体の光学像を電気信号に変換して、その電気信号である画像信号(水平3000画素×垂直2300ラインの画像信号)をアナログ処理部3に出力する。
A/D変換部4は、アナログ処理部3からアナログの画像信号を受けると、その画像信号をデジタル信号に変換し、デジタルの画像データをカメラ信号処理部5に出力する。
カメラ信号処理部5は、A/D変換部4からデジタルの画像データを受けると、その画像データに対する前処理を実施する。
例えば、領域クリップ処理、欠陥画素補正、デジタルクランプ、オートフォーカス処理などを実施する。
間引き処理部6から出力された画像データは、調停回路8により画像記録部10に逐次転送されて記録される。
ただし、このとき画像処理部7は処理を停止している状態である。
これらの画像データは、1画素当り、RGBのいずれかの色成分しか持っていないため、不足する色成分を生成するための色補間処理と、さらに画質を高めるためのフィルタ処理などを施す必要がある。
このため、調停回路8は、1フレーム分の間引きされた画像データを画像記録部10に記録したのち、1フレーム分の間引きされた画像データを画像処理部7に転送する。
なお、この画像データは水平画素数が768画素以下に間引きされており、画像処理部7が水平方向を一度に処理することが可能である。
色補間処理部23は、補間処理を終了すると、補間処理後の画像データをラインメモリ22に記録する。
画像処理部7のフィルタ処理部24は、補間処理後の画像データがラインメモリ22に記録されると、HPFやLPFによってエッジ補正処理を実施することにより、画像データの画質を高める処理を実施する。
調停回路8は、画像処理部7のフィルタ処理部24から画像処理後の画像データを受けながら、その画像データを表示処理部9に転送する。
ただし、画像処理部7のラインメモリ21,22は、上述したように、768画素分の記録容量しか備えておらず、水平3000画素を一度に処理することができないので、調停回路8は、画像記録部10に記録されている画像データを垂直方向に4分割して読み出して、水平750画素×垂直2300ライン単位で、画像データを画像処理部7に転送する。
色補間処理部23は、補間処理を終了すると、補間処理後の画像データをラインメモリ22に記録する。
画像処理部7のフィルタ処理部24は、補間処理後の画像データがラインメモリ22に記録されると、HPFやLPFによってエッジ補正処理を実施することにより、画像データの画質を高める処理を実施する。
なお、調停回路8による画像データの転送処理と、画像処理部7の色補間処理部23及びフィルタ処理部24による画像処理との一連の処理が、分割された画像データに対して合計4回実施されることにより、全画素の画像データが全て処理されることになる。
これにより、ユーザは最終的な画像データを入手することが可能となる。
なお、この実施の形態3では、水平方向の間引き処理について詳細に言及しているが、垂直方向についても同様の間引き処理を実施することにより、画像処理部7において処理するライン数が削減されるため、表示までの時間をさらに短縮することが可能になる。
また、この実施の形態3での間引き処理方法は、上記実施の形態1又は上記実施の形態2のいずれの処理方法でもよく、間引き率についても表示サイズやサムネイル画像サイズに合わせて変更することで、様々な画像処理装置に柔軟に対応することができる。
図12はこの発明の実施の形態4による画像処理装置を示す構成図であり、図において、図1と同一符号は同一または相当部分を示すので説明を省略する。
第2の間引き処理部14は画像記録部10に記録された画像データに対して、指定された間引き率で間引き処理を実施する。
第2の加算部43は第2の設定回路41により設定されたタップ領域毎に、第2の重み付け部42により重み係数が乗算された画像データの総和を計算する処理を実施する。なお、第2の加算部43は第2の総和計算手段を構成している。
第2の間引き部44は第2の加算部43の計算結果から1画素当りの平均値を計算し、その平均値を間引き画像の画像データとして出力する処理を実施する。なお、第2の間引き部44は第2の間引き手段を構成している。
ただし、動画表示処理の動作は上記実施の形態1と同様であるため説明を省略し、静止画記録処理の動作についてのみ説明する。静止画記録処理は、撮像素子2から全画素、即ち、水平3000画素×垂直2300ラインを読み出し、ユーザが高品質の静止画像を得るための動作である。
撮像素子2は、図示しない制御用マイコン等から静止画記録処理の実行指令を受けると全画素モードになり、レンズ系1により結像された被写体の光学像を電気信号に変換して、その電気信号である画像信号(水平3000画素×垂直2300ラインの画像信号)をアナログ処理部3に出力する。
A/D変換部4は、アナログ処理部3からアナログの画像信号を受けると、その画像信号をデジタル信号に変換し、デジタルの画像データをカメラ信号処理部5に出力する。
カメラ信号処理部5は、A/D変換部4からデジタルの画像データを受けると、その画像データに対する前処理を実施する。
例えば、領域クリップ処理、欠陥画素補正、デジタルクランプ、オートフォーカス処理などを実施する。
調停回路8は、間引き処理部6から画像データを受けながら、その画像データを画像記録部10に逐次転送して、その画像データを画像記録部10に記録する。
これにより、画像記録部10には、最終的に1フレーム分の画像データが記録されることになる。
このため、調停回路8は、1フレーム分の画像データを画像記録部10に記録したのち、その画像データを第2の間引き処理部14に転送する。
第2の間引き処理部14は、調停回路8から画像データを受けると、その画像データに対して指定された間引き率で間引き処理を実施する。
なお、第2の間引き処理部14を構成している第2の設定回路41、第2の重み付け部42、第2の加算部43及び第2の間引き部44は、間引き処理部6を構成している設定回路31、重み付け部32、加算部33及び間引き部34と同様であるため、詳細な説明を省略する。
第2の間引き処理部14により間引き処理された画像データは、水平768画素以下の画像データになっているため、画像処理部7が水平方向を一度に処理することが可能となる。
画像処理部7の色補間処理部23は、調停回路8により転送された画像データがラインメモリ21に一時的に記録されると、そのラインメモリ21に記録されている画像データから、各画素で不足している色成分を補間する処理を実施する。
色補間処理部23は、補間処理を終了すると、補間処理後の画像データをラインメモリ22に記録する。
画像処理部7のフィルタ処理部24は、補間処理後の画像データがラインメモリ22に記録されると、HPFやLPFによってエッジ補正処理を実施することにより、画像データの画質を高める処理を実施する。
調停回路8は、画像処理部7のフィルタ処理部24から画像処理後の画像データを受けながら、その画像データを表示処理部9に転送する。
ただし、画像処理部7のラインメモリ21,22は、上述したように、768画素分の記録容量しか備えておらず、水平3000画素を一度に処理することができないので、調停回路8は、画像記録部10に記録されている画像データを垂直方向に4分割して読み出して、水平750画素×垂直2300ライン単位で、画像データを画像処理部7に転送する。
色補間処理部23は、補間処理を終了すると、補間処理後の画像データをラインメモリ22に記録する。
画像処理部7のフィルタ処理部24は、補間処理後の画像データがラインメモリ22に記録されると、HPFやLPFによってエッジ補正処理を実施することにより、画像データの画質を高める処理を実施する。
なお、調停回路8による画像データの転送処理と、画像処理部7の色補間処理部23及びフィルタ処理部24による画像処理との一連の処理が、分割された画像データに対して合計4回実施されることにより、全画素の画像データが全て処理されることになる。
これにより、ユーザは最終的な画像データを入手することが可能となる。
また、間引き画像データを表示処理部9だけでなく、画像記録部10にも転送を行うことで縮小画像、いわゆるサムネイル画像の記録を並行して行うことができ、画像処理装置としての処理時間をさらに短縮することが可能となる。
また、この実施の形態4での間引き処理方法は、上記実施の形態1又は上記実施の形態2のいずれの処理方法でもよく、間引き率についても表示サイズやサムネイル画像サイズに合わせて変更することで、様々な画像処理装置に柔軟に対応することができる。
Claims (9)
- 複数色の色フィルタアレイから構成され、その色フィルタアレイに入射された被写体の光学像を電気信号に変換して、その電気信号である画像信号を出力する撮像手段と、指定された間引き率に応じて重み付け処理に係る各色成分の処理区分と重み係数を設定する設定手段と、上記設定手段により設定された処理区分毎に、上記撮像手段から出力された画像信号に上記設定手段により設定された重み係数を乗算する重み付け手段と、上記設定手段により設定された処理区分毎に、上記重み付け手段により重み係数が乗算された画像信号の総和を計算する総和計算手段と、上記総和計算手段の計算結果から1画素当りの平均値を計算し、その平均値を間引き画像の画像信号として出力する間引き手段とを備えた画像処理装置。
- 設定手段は、指定された間引き率が偶数分の1の間引き率であれば、色成分毎に異なる大きさの処理区分と重み付け係数を設定し、指定された間引き率が奇数分の1の間引き率であれば、異なる色成分でも同じ大きさの処理区分と重み付け係数を設定することを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
- 設定手段は、各色成分の処理区分と重み係数を設定する際、輝度成分が最大の色成分を判別し、その色成分における複数の処理区分が相互に重ならないように、その色成分の処理区分を設定することを特徴とする請求項1または請求項2記載の画像処理装置。
- 画像信号を一時的に記録する一時記録手段と、上記一時記録手段により一時的に記録された画像信号に対する画像処理を実施する画像処理手段と、上記画像処理手段による画像処理後の画像信号にしたがって画像を表示する表示手段とを設けたことを特徴とする請求項1から請求項3のうちのいずれか1項記載の画像処理装置。
- 一時記録手段における1ライン当りの記録画素数が、撮像手段の水平画素数より少ない画素数で構成されていることを特徴とする請求項4記載の画像処理装置。
- 撮像手段から出力された画像信号を記録する画像記録手段を設け、画像処理手段が静止画記録処理を実施する場合、一時記録手段が上記画像記録手段から出力された画像信号を一時的に記録し、上記画像処理手段が実時間処理を実施する場合、上記一時記録手段が間引き手段から出力された画像信号を一時的に記録することを特徴とする請求項4または請求項5記載の画像処理装置。
- 画像記録手段は、撮像手段から出力された画像信号のほかに、間引き手段から出力された画像信号を記録することを特徴とする請求項6記載の画像処理装置。
- 指定された間引き率に応じて重み付け処理に係る各色成分の処理区分と重み係数を設定する第2の設定手段と、上記第2の設定手段により設定された処理区分毎に、画像記録手段から出力された画像信号に上記第2の設定手段により設定された重み係数を乗算する第2の重み付け手段と、上記第2の設定手段により設定された処理区分毎に、上記第2の重み付け手段により重み係数が乗算された画像信号の総和を計算する第2の総和計算手段と、上記第2の総和計算手段の計算結果から1画素当りの平均値を計算し、その平均値を間引き画像の画像信号として出力する第2の間引き手段とを設けたことを特徴とする請求項6記載の画像処理装置。
- 画像信号から動画を生成する動画処理手段を設けたことを特徴とする請求項1から請求項8のうちのいずれか1項記載の画像処理装置。
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