JP2002359856A - データ変換回路およびデジタル・カメラ - Google Patents

データ変換回路およびデジタル・カメラ

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JP2002359856A JP2001166787A JP2001166787A JP2002359856A JP 2002359856 A JP2002359856 A JP 2002359856A JP 2001166787 A JP2001166787 A JP 2001166787A JP 2001166787 A JP2001166787 A JP 2001166787A JP 2002359856 A JP2002359856 A JP 2002359856A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 デジタル・カメラなどの電力消費量を大幅に
低減し得て且つ低廉なデータ変換回路を提供する。 【解決手段】 データ変換回路5は、1画素に単色成分
を有して入力する画素データをフレーム単位またはフィ
ールド単位で交互に記憶する第1バッファ・メモリ22
および第2バッファ・メモリ23と、第1バッファ・メ
モリ22および第2バッファ・メモリ23の一方に前記
画素データを記憶している期間は、他方に格納済みの前
記画素データを選択的に読み出して出力するように制御
する制御手段21、24と、それら制御手段22,23
により第1バッファ・メモリ22および第2バッファ・
メモリ23から読み出された複数の画素データに対し
て、1画素に複数色成分を有するように画素補間を実行
し面順次データを生成出力する補間部25と、を備え
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像データの色成
分配列を面順次に変換するデータ変換回路に関する。
【0002】
【従来の技術】デジタル・ビデオ・カメラやデジタル・
スチル・カメラなどのデジタル・カメラでは、各種レン
ズなどからなる光学系を透過し結像された光はCCDや
CMOSなどの撮像素子からなる撮像センサで検出され
デジタル信号(原画像データ)に変換された後に種々の
デジタル画像処理を施され、LCD(液晶ディスプレ
イ)装置などで表示される。
【0003】図18は、従来のデジタル・カメラの概略
構成を示すブロック図である。同図に示すようにこのデ
ジタル・カメラは、CCD撮像センサ100で撮像した
動画像を電子的に表示する2種類の表示装置111,1
14を備えている。一つは、デジタル・カメラの背面部
などに設けられる比較的大画面のLCD(液晶ディスプ
レイ)表示部111、もう一つは、デジタル・カメラの
接眼部に設けられる電子ビューファインダー(以下、E
VFと略す。)114である。ユーザーはデジタル・カ
メラに備わる切替ボタン(図示せず)などを操作して何
れか一方の表示装置を選択できる。先ず、光学系(図示
せず)を透過した光は、CCD撮像センサ100で光電
変換され、アナログ信号処理部101でゲイン調整やホ
ワイト・バランス調整などのアナログ信号処理を施され
た後に、A/D変換回路102でデジタル信号(原画像
データ)に変換される。次いで原画像データは、主処理
部103の画像処理部104で画素補間や輪郭強調、色
空間変換などのデジタル画像処理を施されて、メモリ・
バス115を介して主メモリ106のバッファ領域に転
送され格納される。この後、このバッファ領域に格納さ
れた画像データは、CPU107に読み出されてソフト
ウェア処理を施されたり、処理ブロック110でMPE
G(Moving Picture Experts Group)方式やJPEG
(Joint Photographic Experts Group)方式で圧縮符号
化を施された後にカード・インターフェース部108を
介して不揮発性メモリなどのICカードに記録された
り、ディスプレイ信号処理部109で表示用画像信号に
変換された後にLCD表示部111やEVF114、T
Vモニタに表示されたりする。
【0004】通常、前記表示用画像信号は点順次データ
であるが、本例のEVF114は面順次データを表示す
る面順次ディスプレイであるため、データ変換回路11
3でその表示用画像信号を面順次データに変換する必要
がある。図19は、R(赤色),G(緑色),B(青
色)の3原色成分からなる点順次データを説明するため
の模式図、図20は面順次データを説明するための模式
図である。図19に示すように、幅がw画素、高さh画
素からなる画像の画素データを点順次で配列した場合、
R[0, 0],G[0, 0],B[0, 0],R[1, 0],G[1, 0],B[1,
0],…,R[i, j],G[i, j],B[i, j]…,R[w-1, h-1],
G[w-1, h-1],B[w-1, h-1](i:水平画素番号、j:水
平ライン番号)のように、1画素を構成する各色成分は
画素単位で配列される。他方、図19に示した点順次デ
ータを面順次データで表現すると、図20に示す通り、
R[0, 0],…,R[w-1, h-1],G[0, 0],…,G[w-1, h-
1],B[0, 0],…,B[w-1, h-1]のように、各色成分はフ
レーム単位で配列されることとなる。
【0005】図21は、点順次データを面順次データに
変換するデータ変換回路113Aの一例を示す概略説明
図である。データ変換回路113Aは、入力する点順次
の画素データを順次バッファ・メモリ116に格納して
ゆき、格納した画素データを面順次に出力するようにア
ドレス指定で読出して出力する。結果として、データ変
換回路113Aからは、R成分のみからなるRフィール
ド(Color Field 0)118R、G成分のみからなるG
フィールド(Color Field 1)118GおよびB成分の
みからなるBフィールド(Color Field 2)118Bが
出力される。
【0006】しかしながら、上記データ変換回路113
Aから出力される面順次データは、面順次ディスプレイ
であるEVF114で「色ずれ」と称する現象を引き起
こすことが知られている。この「色ずれ」は、面順次デ
ィスプレイが各色フィールドを時系列的に取り込むた
め、被写体が動いている場合にその被写体が各色フィー
ルド毎に異なる位置に表示される現象である。図22を
参照しつつこの現象の一例を説明する。同図に示すよう
に、白一色の被写体画像119が、黒色領域121を含
む被写体画像120に変化した場合、Rフィールドは書
込位置L1で終了し、Gフィールドは書込位置L2で終
了することが起こり得る。かかる場合、面順次ディスプ
レイでは、表示画像120Dのように前記黒色領域12
1は水平ライン位置L1D,L2Dを境にして、R,
G,Bの3色成分が完全に暗い第1領域121aと、
G,Bの各色成分のみが暗い赤色の第2領域121b
と、B成分のみが暗い黄色の第3領域121cとなって
表示される。
【0007】このような色ずれを防ぐために図23に示
すようなデータ変換回路113Bがある。このデータ変
換回路113Bは、入力する点順次データの色空間をY
CbCrからRGBに変換する色空間変換回路122
と、選択回路125Fにより、入力する点順次データを
フレーム単位で交互に格納する第1バッファ・メモリ1
23および第2バッファ・メモリ124とを備えてい
る。色空間変換回路122から出力される点順次データ
が第1バッファ・メモリ123および第2バッファ・メ
モリ124の一方に書き込まれる間、その他方に記憶済
みの点順次データがアドレス指定で面順次に読み出され
選択回路125Rを介してEVF114に出力される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図23
に示す変換回路113Bでは、2フレーム分のバッファ
・メモリ123,124を用意しなければならない。こ
れは、データ変換回路113Bを搭載したデジタル・カ
メラの電力消費量の増大、高コスト化および信号処理回
路の大規模化を招くという問題が生ずる。また、従来の
デジタル・カメラの電力消費量は大きく、長時間の連続
使用の妨げになっていた。
【0009】以上の問題などに鑑みて本発明が解決しよ
うとするところは、電力消費量を大幅に低減し得て且つ
低廉なデータ変換回路およびこのデータ変換回路を搭載
したデジタル・カメラを提供する点にある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1に係る発明は、画像データの色成分配列を
面順次に変換するデータ変換回路であって、1画素に単
色成分を有して入力する画素データをフレーム単位また
はフィールド単位で交互に記憶する第1バッファ・メモ
リおよび第2バッファ・メモリと、前記第1バッファ・
メモリおよび第2バッファ・メモリの一方に前記画素デ
ータを記憶している期間は、他方に格納済みの前記画素
データを選択的に読み出して出力するように制御する制
御手段と、前記制御手段により前記第1バッファ・メモ
リおよび前記第2バッファ・メモリから出力された特定
領域の画素データに基づいて画素補間を実行して1画素
に複数色成分をもつ補間データを生成し、該補間データ
を面順次の色成分配列で面順次ディスプレイに出力する
補間部と、を備えることを特徴とするものである。
【0011】また請求項2に係る発明は、請求項1記載
のデータ変換回路であって、前記画像データを前記第1
バッファ・メモリおよび前記第2バッファ・メモリの容
量に適合するように解像度変換した後に前記第1バッフ
ァ・メモリおよび前記第2バッファ・メモリに出力する
解像度変換部を更に備える。
【0012】また請求項3に係る発明は、請求項1また
は2記載のデータ変換回路であって、1画素に複数色成
分をもつ点順次データを入力データとし、該点順次デー
タを1画素に単色成分をもつ画素データに変換する信号
変換回路を備える。
【0013】また請求項4に係る発明は、請求項3記載
のデータ変換回路であって、1画素に単色成分をもつ画
素データと、1画素に複数色成分をもつ点順次データと
の双方を入力データとし、1画素に単色成分をもつ前記
画素データと、前記信号変換回路が前記点順次データを
変換して出力した画素データとの何れか一方を選択して
前記第1バッファ・メモリと前記第2バッファ・メモリ
とに出力するセレクタを備える。
【0014】また請求項5に係る発明は、請求項3また
は4記載のデータ変換回路であって、1画素に複数色成
分をもつ前記点順次データと、前記信号変換回路が前記
点順次データを変換して出力した画素データとの何れか
一方を選択して前記第1バッファ・メモリと前記第2バ
ッファ・メモリとに出力する第2のセレクタを備え、前
記第1バッファ・メモリおよび前記第2バッファ・メモ
リは、それぞれ前記点順次データの少なくとも1フレー
ム分の半分の容量を有しており、前記第2のセレクタが
前記点順次データを選択して出力するとき、前記制御手
段は、前記点順次データの奇数番目ラインからなる奇数
フィールドと前記点順次データの偶数番目ラインからな
る偶数フィールドとの何れか一方を、前記第1バッファ
・メモリと前記第2バッファ・メモリとの一方に記憶し
ている期間に、前記第1バッファ・メモリと前記第2バ
ッファ・メモリとの他方に格納済みの他方の奇数フィー
ルドまたは偶数フィールドを読出すように制御し、且
つ、前記補間部は、読み出された前記奇数フィールドま
たは前記偶数フィールドに対して不足のフィールドを内
挿補間した補間データを生成し、該補間データを前記面
順次の色成分配列で面順次ディスプレイに出力するもの
である。
【0015】また請求項6に係る発明は、請求項1〜5
の何れか1項に記載のデータ変換回路であって、前記補
間部は、可変の変換係数を用いて色空間変換を実行する
色空間変換回路を備える。
【0016】また請求項7に係る発明は、請求項1〜6
の何れか1項に記載のデータ変換回路であって、前記補
間部は、前記補間データと文字情報および図形情報とを
多重化するオン・スクリーン・ディスプレイ回路を備え
る。
【0017】また請求項8に係る発明は、請求項1〜7
の何れか1項に記載のデータ変換回路であって、前記第
1バッファ・メモリおよび前記第2バッファ・メモリよ
りも前段に、入力する画像データに対してガンマ変換を
実行するガンマ補正回路を備える。
【0018】また請求項9に係る発明は、請求項1〜8
の何れか1項に記載のデータ変換回路であって、前記第
1バッファ・メモリおよび前記第2バッファ・メモリよ
りも前段に、入力する画像データのOB(オプティカル
・ブラック)領域から取得した輝度値に基づいて前記画
像データの輝度レベルを補正するOB補正回路を備え
る。
【0019】また請求項10に係る発明は、請求項1〜
9の何れか1項に記載のデータ変換回路であって、前記
第1バッファ・メモリおよび前記第2バッファ・メモリ
よりも前段に、画像データのゲインを調整するゲイン補
正回路を備える。
【0020】また請求項11に係る発明は、請求項1〜
10の何れか1項に記載のデータ変換回路であって、前
記第1バッファ・メモリおよび前記第2バッファ・メモ
リよりも前段に、入力する画像データのホワイト・バラ
ンスを調整するWB補正回路を備える。
【0021】そして請求項12に係る発明は、請求項1
〜11の何れか1項に記載のデータ変換回路であって、
前記第1バッファ・メモリおよび前記第2バッファ・メ
モリよりも前段に、入力する画像データに基づいてAF
(オート・フォーカス)評価値を算出するAF評価回路
を備える。
【0022】次に請求項13に係る発明は、単板式の色
フィルタ・アレイをもつ撮像センサと、該撮像センサか
ら出力された画像信号をA/D変換して1画素に単色成
分しかもたない原画像データを生成出力するA/D変換
回路と、前記原画像データを画像処理して1画素に複数
色成分をもつ点順次データを生成出力する画像処理部
と、画像データをフレーム単位またはフィールド単位で
各色成分毎に配列した面順次データを表示する面順次デ
ィスプレイと、入力する画像データの色成分配列を面順
次に変換して前記面順次ディスプレイに出力するデータ
変換回路と、を備えたデジタル・カメラであって、前記
データ変換回路は、前記原画像データをフレーム単位ま
たはフィールド単位で交互に記憶する第1バッファ・メ
モリおよび第2バッファ・メモリと、前記第1バッファ
・メモリおよび第2バッファ・メモリの一方に前記原画
像データを記憶している期間は、他方に格納済みの画素
データを選択的に読み出して出力するように制御する制
御手段と、前記制御手段により前記第1バッファ・メモ
リおよび前記第2バッファ・メモリから出力された特定
領域の画素データに基づいて画素補間を実行して1画素
に複数色成分をもつ補間データを生成し、該補間データ
を面順次の色成分配列で前記面順次ディスプレイに出力
する補間部と、を備えることを特徴とするものである。
【0023】また請求項14に係る発明は、請求項13
記載のデジタル・カメラであって、前記面順次ディスプ
レイはビューファインダーを構成するものである。
【0024】また請求項15に係る発明は、請求項13
または14記載のデジタル・カメラであって、前記デー
タ変換回路は、前記原画像データを前記第1バッファ・
メモリおよび前記第2バッファ・メモリの容量に適合す
るように解像度変換した後に前記第1バッファ・メモリ
および前記第2バッファ・メモリに出力する解像度変換
部を更に備える。
【0025】また請求項16に係る発明は、請求項13
〜15の何れか1項に記載のデジタル・カメラであっ
て、前記データ変換回路は、1画素に複数色成分をもつ
点順次データを入力データとし、該点順次データを1画
素に単色成分をもつ原画像形式のデータに変換し出力す
る信号変換回路を備え、前記制御手段は、前記原画像形
式のデータを前記第1バッファ・メモリと前記第2バッ
ファ・メモリとにフレーム単位またはフィールド単位で
交互に記憶するように制御し、且つ前記第1バッファ・
メモリおよび第2バッファ・メモリの一方に前記原画像
形式のデータを記憶している期間は、他方に格納済みの
画素データを選択的に読み出して出力するように制御す
るものである。
【0026】また請求項17に係る発明は、請求項16
記載のデジタル・カメラであって、前記データ変換回路
は、前記原画像データと前記信号変換回路から出力され
た前記原画像形式のデータとの何れか一方を選択して前
記第1バッファ・メモリと前記第2バッファ・メモリと
に出力するセレクタを備える。
【0027】また請求項18に係る発明は、請求項16
または17記載のデジタル・カメラであって、前記デー
タ変換回路は、1画素に複数色成分をもつ前記点順次デ
ータと、前記信号変換回路から出力された前記原画像形
式のデータとの何れか一方を選択して前記第1バッファ
・メモリと前記第2バッファ・メモリとに出力する第2
のセレクタを備え、前記第1バッファ・メモリおよび前
記第2バッファ・メモリは、それぞれ前記点順次データ
の少なくとも1フレーム分の半分の容量を有しており、
前記第2のセレクタが前記点順次データを選択して出力
するとき、前記制御手段は、前記点順次データの奇数番
目ラインからなる奇数フィールドと前記点順次データの
偶数番目ラインからなる偶数フィールドとの何れか一方
を、前記第1バッファ・メモリと前記第2バッファ・メ
モリとの一方に記憶している期間に、前記第1バッファ
・メモリと前記第2バッファ・メモリとの他方に格納済
みの他方の奇数フィールドまたは偶数フィールドを読出
すように制御し、且つ、前記補間部は、読み出された前
記奇数フィールドまたは前記偶数フィールドに対して不
足のフィールドを内挿補間した補間データを生成し、該
補間データを前記面順次の色成分配列で面順次ディスプ
レイに出力するものである。
【0028】また請求項19に係る発明は、請求項13
〜18の何れか1項に記載のデジタル・カメラであっ
て、前記補間部は、可変の変換係数を用いて色空間変換
を実行する色空間変換回路を備える。
【0029】また請求項20に係る発明は、請求項13
〜19の何れか1項に記載のデジタル・カメラであっ
て、前記補間部は、前記補間データと文字情報および図
形情報とを多重化するオン・スクリーン・ディスプレイ
回路を備える。
【0030】また請求項21に係る発明は、請求項13
〜20の何れか1項に記載のデジタル・カメラであっ
て、前記データ変換回路は、前記第1バッファ・メモリ
および前記第2バッファ・メモリよりも前段に、入力す
る画像データに対してガンマ変換を実行するガンマ補正
回路を備える。
【0031】また請求項22に係る発明は、請求項13
〜21の何れか1項に記載のデジタル・カメラであっ
て、前記データ変換回路は、前記第1バッファ・メモリ
および前記第2バッファ・メモリよりも前段に、入力す
る画像データのOB(オプティカル・ブラック)領域か
ら取得した輝度値に基づいて前記画像データの輝度レベ
ルを補正するOB補正回路を備える。
【0032】また請求項23に係る発明は、請求項13
〜22の何れか1項に記載のデジタル・カメラであっ
て、前記データ変換回路は、前記第1バッファ・メモリ
および前記第2バッファ・メモリよりも前段に、入力す
る画像データのゲインを調整するゲイン補正回路を備え
る。
【0033】また請求項24に係る発明は、請求項13
〜23の何れか1項に記載のデジタル・カメラであっ
て、前記データ変換回路は、前記第1バッファ・メモリ
および前記第2バッファ・メモリよりも前段に、入力す
る画像データのホワイト・バランスを調整するWB補正
回路を備える。
【0034】そして請求項25に係る発明は、請求項1
3〜24の何れか1項に記載のデジタル・カメラであっ
て、前記データ変換回路は、前記第1バッファ・メモリ
および前記第2バッファ・メモリよりも前段に、入力す
る画像データに基づいてAF評価値を算出するAF評価
回路を備える。
【0035】
【発明の実施の形態】以下、本発明の種々の実施の形態
について説明する。
【0036】実施の形態1.図1は、本発明の実施の形
態1に係るデジタル・カメラ1の概略構成を示す機能ブ
ロック図である。このデジタル・カメラ1は、AF(オ
ート・フォーカス;自動合焦)機能や自動露出調節機能
などを備えた光学機構(図示せず)を透過した光(以
下、TTL光と呼ぶ。)を受光し光電変換してアナログ
画像信号を出力するCCD撮像センサ2、そのアナログ
画像信号のゲイン調整などを行うアナログ信号処理部
3、そして、アナログ画像信号を所定の量子化レベルで
A/D変換してデジタル画像信号(原画像データ;Raw
Image Data)を出力するA/D変換回路4を備えてい
る。尚、タイミング・ジェネレータ7は、CCD撮像セ
ンサ2、アナログ信号処理部3、A/D変換回路4およ
びデータ変換回路5の動作タイミングを規律する信号を
生成し供給するものである。
【0037】前記CCD撮像センサ2は、光電効果で発
生したキャリア(電子またはホール)を蓄積する電荷蓄
積部と、蓄積されたキャリアに電界を印加して転送する
電荷転送部とを備える一般的なものである。尚、CCD
撮像センサ2の代わりに、電荷転送部をもたないCMO
S撮像素子を採用しても構わない。この種のCCD撮像
センサ2の感光部上には、例えば、R(赤色),G(緑
色),B(青色)の3原色フィルタや、Y(イエロー
色)、M(マゼンダ色)、C(シアン色)、G(緑色)
などの補色系の4色フィルタを配列してなる単板式の色
フィルタ・アレイが設けられている。従って、A/D変
換回路4から出力される原画像データは1画素につき単
色成分しかもたないため、後述するように1画素につき
複数色成分を補間する画素補間処理が実行される。
【0038】前記A/D変換回路4から出力された原画
像データは、データ変換回路5および主処理部8の画像
処理部8Aに出力される。画像処理部8Aは、撮像した
画像データに対してリアルタイムに種々の画像処理を施
して高画質の画像データを出力する信号処理回路を有す
る。その信号処理回路には、原画像データを複数フレー
ム若しくは複数フィールドに亘り平均化する経時的平均
化処理機能、画像の全体が平均的に一様な明るさになる
ように各画素の輝度値をゲイン調整するシェーディング
補正機能、1画素につき単色成分しかもたない画像デー
タに対して不足の色成分をつくるべく1画素につき複数
色成分を補間する画素補間機能、画像のガンマ特性を補
正するガンマ補正機能、画像中の明部と暗部の色抑圧
(クロマサプレス;偽色防止)を行う色抑圧機能、画像
データの色空間を変換する色空間変換機能、画像データ
の5×5画素程度の局所領域に空間フィルタ(重みマス
ク)を適用し各空間フィルタの係数値を対応する画素デ
ータに重み付け(乗算)し加算するという積和演算を実
行する空間フィルタリング機能、画像データに対して一
般的な非線形処理(コアリング)を施すコアリング機
能、そして、所定の拡大率若しくは縮小率で画像サイズ
を解像度変換する解像度変換機能などが組み込まれてい
る。
【0039】画像処理部8Aから出力された画像データ
は、上記色空間変換機能により例えばRGB信号からY
CbCr信号に変換され、DMAコントローラ(図示せ
ず)やCPU11の制御により、メモリ・バス10を介
して主メモリ9上のバッファ領域に転送され格納され
る。そして、その画像データはディスプレイ信号処理部
12に転送され表示用画像信号に変換された後に、LC
D表示部13や、ケーブル14を介してTVモニタに出
力されて表示されたり、そのバッファ領域から処理ブロ
ック16に転送されJPEG方式やMPEG方式で圧縮
符号化された後に、インターフェース部15に転送され
たりする。そのインターフェース部15は、圧縮静止画
像を格納する不揮発性メモリなどを備えたメモリ・カー
ドや、圧縮動画像を記録するビデオ・テープを利用した
外部記憶装置などのフォーマットに対応したインターフ
ェース機能を有する。
【0040】また本実施の形態1に係るデジタル・カメ
ラ1は、撮像した動画像を表示する表示装置としてLC
D表示部13の他に、デジタル・カメラ本体の接眼部に
設けられたEVF(面順次ディスプレイ)6を備えてお
り、LCD表示部13とEVF6との何れか一方に動画
像表示を切り替えることができる。データ変換回路5
は、A/D変換回路4から入力する原画像データを、E
VF6の表示画素数に合わせて解像度変換し且つ面順次
データに変換して出力するインターフェース機能を有す
るものである。従来のデジタル・カメラでは、図18に
示したように、画像処理部104で信号処理して得た点
順次データをデータ変換回路113で面順次データに変
換してEVF114に出力していたが、本実施の形態1
に係るデジタル・カメラ1は、EVF専用のデータ変換
回路5を備えるため、EVF6で動画像表示するファイ
ンダー表示モード時には、多大な電力を消費する画像処
理部8Aなどへの電力供給やクロック信号の供給を中断
しその動作を停止させることで、電力消費量の大幅な削
減が可能となる。
【0041】このデータ変換回路5は、入力する原画像
データをEVF6の表示画素数に合わせて線形補間法な
どに基づき解像度変換する解像度変換回路20と、第1
バッファ・メモリ22および第2バッファ・メモリ23
と、その解像度変換回路20から出力される原画像デー
タをフレーム単位若しくはフィールド単位で、第1バッ
ファ・メモリ22と第2バッファ・メモリ23との何れ
か一方に選択的に格納するように制御する書込み制御部
21とを備えている。それら第1バッファ・メモリ22
と第2バッファ・メモリ23とに格納される原画像デー
タは1画素につき単色成分しかもたない。このため、1
画素につきN色成分(N≧2)をもつ点順次データを格
納する場合と比べると、必要なバッファ・メモリの容量
は1/Nとなる。従来は、図23に示した通り、画像処
理部104から出力される点順次データを格納するバッ
ファ・メモリ123,124を必要としていたが、本実
施の形態では、点順次データ全てを格納するメモリ容量
は不要となる。またCCD撮像センサ2の総画素数は、
数千×数千画素(ピクセル)すなわち数百万画素であ
り、一方、EVF6の表示画素数は、数百×数百画素す
なわち数万画素である。便宜上、本実施の形態1では、
EVF6の表示画素数を320×240画素(=水平画
素数×垂直画素数)とし、第1バッファ・メモリ22お
よび第2バッファ・メモリ23は、少なくとも、EVF
6の当該表示画素数分の記憶領域((1画素データのビ
ット長)×320×240ビット)を有するものとす
る。
【0042】またデータ変換回路5は、前記第1バッフ
ァ・メモリ22と第2バッファ・メモリ23との何れか
一方から画素データを選択的に読出すように制御する読
出し制御部24と、この読出し制御部24から入力する
画素データを用いて1画素につき複数色成分を創り出す
ように画素補間した補間データを生成し、この補間デー
タの色成分配列を面順次にした面順次データをEVF6
に出力する補間部25とを備える。
【0043】図2,図3および図4は、このようなデー
タ変換回路5の具体例を示す回路図である。図2は、図
3と図4との位置関係を示す図であり、図3と図4とは
一点鎖線を介して互いに連続している。図3および図4
に示すように、このデータ変換回路5は、画像データ記
憶部26と、補間部25とから構成される。また図3に
示す通り、画像データ記憶部26は、2バンクを構成す
る第1バッファ・メモリ(SRAM)22と第2バッフ
ァ・メモリ(SRAM)23とを備えており、更に、デ
ータ書込み用のアドレス信号を生成する入力用アドレス
・ジェネレータ27、この入力用アドレス・ジェネレー
タ27に対してデータ書込みのタイミングを指示する入
力用タイミング・ジェネレータ28、データ読出し用の
アドレス信号を生成する出力用アドレス・ジェネレータ
30、そして、この出力用アドレス・ジェネレータ30
に対してデータ読出しのタイミングを指示する出力用タ
イミング・ジェネレータ29を備えている。
【0044】前記第1および第2バッファ・メモリ2
2,23は共に、ライト・イネーブル端子WEとリード
・イネーブル端子REを備えており、各イネーブル端子
WE,REはAND素子31,32,33,34から信
号入力を受ける。8ビット長の原画像データは、第1バ
ッファ・メモリ22と第2バッファ・メモリ23との各
データ入力端子Dinに入力し、フレーム単位もしくは
フィールド単位で交互に記憶される。第1バッファ・メ
モリ22にデータ書込みを行い且つ第2バッファ・メモ
リ23からデータ読出しを行う時は、バンク選択信号B
SCTの信号レベルは"H(High)"に切り替えられ維持
される。この時、Hレベル信号が、第1バッファ・メモ
リ22のイネーブル端子WEに接続されたAND素子3
1と第2バッファ・メモリ23のイネーブル端子REに
接続されたAND素子34とに入力する。またインバー
タ35でバンク選択信号BSCTをレベル反転したLレ
ベル信号が、第2バッファ・メモリ23のイネーブル端
子WEに接続されたAND素子33と第1バッファ・メ
モリ22のイネーブル端子REに接続されたAND素子
32とに入力する。他方、第2バッファ・メモリ23に
データ書込みを行い且つ第1バッファ・メモリ22から
データ読出しを行う時は、バンク選択信号BSCTの信
号レベルを"L(Low)"に切り替えて維持すればよい。
【0045】また、前記入力用タイミング・ジェネレー
タ28と入力用アドレス・ジェネレータ27は共に、供
給される入力画素クロックICLKと同期して動作す
る。入力用タイミング・ジェネレータ28は、レジスタ
28Aに保持された変換係数(間引き率)α,βに基づ
き、入力画素クロックICLK、水平同期信号HDおよ
び垂直同期信号VDを用いてデータ書込みのタイミング
を示すライト・イネーブルパルスWEBLを生成する。
ここで、水平同期信号HDおよび垂直同期信号VDは図
1に示すタイミング・ジェネレータ7から供給される。
また、α(α:1以上)は、水平ライン上の水平画素を
間引くための係数、β(β:1以上)は、水平ラインを
間引くための係数であり、入力する原画像データのサイ
ズは垂直方向に1/β倍、水平方向に1/α倍に解像度
変換される。また、入力用アドレス・ジェネレータ27
はデータ書込みのアドレスを増分するアドレス・カウン
タを内蔵し、そのアドレス・カウンタは前記入力用タイ
ミング・ジェネレータ28からライト・イネーブルパル
スWEBLが入力する度にアドレスの増分動作を行い、
アドレス信号を生成する。入力用アドレス・ジェネレー
タ27は、データ書込み時には、生成したアドレス信号
を第1バッファ・メモリ22と第2バッファ・メモリ2
3との各アドレス入力端子Addr_iに出力し、且つ
Hレベルのライト・イネーブル信号を各AND素子3
1,33に出力する。この時、AND素子31は、その
ライト・イネーブル信号とバンク選択信号BSCTとを
論理積演算した信号をイネーブル端子WEに出力する。
他方、AND素子33は、前記ライト・イネーブル信号
とバンク選択信号BSCTのレベル反転信号とを論理積
演算した信号をイネーブル端子WEに出力する。従っ
て、第1バッファ・メモリ22と第2バッファ・メモリ
23との一方にデータ書込みが行われる期間、その他方
にはデータ書込みは行われない。
【0046】また出力用タイミング・ジェネレータ29
と出力用アドレス・ジェネレータ30は共に、出力画素
クロックOCLKと同期して動作する。EVF(面順次
ディスプレイ)6における動画像表示の色ずれを低減さ
せる観点からは、フレームレートを高めるべく、出力画
素クロックOCLKの周波数を入力画素クロックICL
Kのそれよりも高い値に設定するのが望ましい。
【0047】出力用タイミング・ジェネレータ29は、
出力画素クロックOCLKを用いてデータ読出しのタイ
ミングを示すリード・イネーブルパルスREBLを生成
し出力する。また、出力用アドレス・ジェネレータ30
はデータ読出しのアドレスを増分するアドレス・カウン
タを有し、そのアドレス・カウンタは前記リード・イネ
ーブルパルスREBLが入力する度に当該アドレスの増
分動作を行う。出力用アドレス・ジェネレータ30は、
データ読出し時には、生成したアドレス信号を第1バッ
ファ・メモリ22と第2バッファ・メモリ23との各ア
ドレス入力端子Addr_oに出力し、且つHレベルの
リード・イネーブル信号を各AND素子32,34に出
力する。この時、AND素子32は、そのリード・イネ
ーブル信号とバンク選択信号BSCTのレベル反転信号
とを論理積演算した信号をイネーブル端子REに出力す
る。またAND素子34は、前記リード・イネーブル信
号とバンク選択信号BSCTとを論理積演算した信号を
イネーブル端子REに出力する。従って、第1バッファ
・メモリ22と第2バッファ・メモリ23との一方から
画素データの読出しが行われる期間、その他方からはデ
ータ読出しは行われない。
【0048】このように第1バッファ・メモリ22のデ
ータ出力端子Doutから出力された画素データはセレ
クタ24Aの「0」側端子に入力し、第2バッファ・メ
モリ23のデータ出力端子Doutから出力された画素
データはセレクタ24Aの「1」側端子に入力する。セ
レクタ24Aは、バンク選択信号BSCTのレベルが"
L"または"H"に応じて「0」側端子または「1」側端
子を選択し、第1バッファ・メモリ22または第2バッ
ファ・メモリ23から読み出された8ビット長の画素デ
ータを補間部25の画素レジスタ群36に出力する。
【0049】次に、図4に示すように補間部25は、入
力する8ビット長の画素データの2×2画素の特定領域
分を保持する画素レジスタ群36と、FIFOメモリ3
8と、補間・色成分選択回路39とを備えている。画素
レジスタ群36は、上記出力画素クロックOCLKと同
期して動作する、Dフリップ・フロップからなるレジス
タ37A,37B,37C,37Dを有している。レジ
スタ37Aのデータ出力端子(Q)とレジスタ37Bの
データ入力端子(D)とは接続され、レジスタ37Cの
データ出力端子(Q)とレジスタ37Dのデータ入力端
子(D)とは接続されており、レジスタ37Bのデータ
出力端子(Q)とレジスタ37Cのデータ入力端子
(D)とはFIFOメモリ38を介して接続されてい
る。このような画素レジスタ群36は、1フレーム内も
しくは1フィールド内の任意の2×2画素領域の画素デ
ータを保持できる。
【0050】補間・色成分選択回路39は、上記出力用
タイミング・ジェネレータ29から出力されたタイミン
グ信号TIと同期して動作し、各レジスタ37A〜37
Dで保持され出力される8ビット長の各画素データを選
択的に取り込み、取り込んだ画素データを画素補間した
補間データを生成し、この補間データの色成分配列を面
順次にして得られる8ビット長の面順次データをEVF
6に出力する。図5は、画素補間処理の一例を示す説明
図である。同図中のX1,X2,X3,X4は、2×2
画素領域の各画素に対応する色成分を表しており、それ
ぞれレジスタ37A,37B,37C,37Dに保持さ
れるものである。例えば、レジスタに保持される原画像
データがベイヤー配列に依る場合、X1はR成分、X
2,X3はG成分、X4はB成分である。図5に示した
例では、色成分X1に対応する着目画素に対して、X
2,X3,X4を当該着目画素に割り当てることで、当
該着目画素につき複数色成分が補間される。前述のベイ
ヤー配列の場合、当該着目画素に対して、X2,X3の
G成分の平均値を割り当て、X4のB成分を割り当てる
ことができる。尚、必ずしも、2×2画素領域に限定す
る必要は無く、面順次データの画質向上の観点からは、
3×3画素や5×5画素などのK×K(K:3以上の整
数)画素の特定領域の画素データを保持して画素補間処
理を行うのが望ましい。図6は、3×3画素領域の画素
データを保持し得る補間部25Aを例示する回路図であ
る。画素レジスタ群36は、FIFOメモリ38A,3
8Bを介して直列に接続されるレジスタ37A,37
B,37C,37D,37E,37F,37G,37
H,37Iで構成されている。各レジスタ37A〜37
Iは、出力画素クロックOCLKと同期して動作する。
【0051】補間・色成分選択回路39は、N(N:1
以上の整数)色成分からなる面順次データを生成出力す
るために前述の画素補間処理をN回実行する。このため
に、上記画像データ記憶部26の出力用タイミング・ジ
ェネレータ29および出力用アドレス・ジェネレータ3
0は、同一フレームまたは同一フィールドに対して同一
処理をN回繰り返し実行する。これにより、画像データ
記憶部26は、同一フレームまたは同一フィールドの原
画像データをN回繰り返し出力することとなる。例え
ば、原画像データがベイヤー配列に依る場合、補間・色
成分選択回路39は、R成分のみのRフィールド、G成
分のみのGフィールドおよびB成分のみのBフィールド
を順次、画素補間処理で生成し出力する。
【0052】以上の実施の形態1に係るデータ変換回路
5によれば、第1バッファ・メモリ22と第2バッファ
・メモリ23とからフレーム単位またはフィールド単位
で交互に出力される原画像データに対して画素補間処理
を行い、面順次データを面順次ディスプレイ(EVF
6)に生成出力できるから、色ずれの無い高精細な面順
次動画像の表示が可能となる。
【0053】また、A/D変換回路4から出力され不足
の色成分を画素補間されていない原画像データを第1お
よび第2バッファ・メモリ22,23に格納するから、
図18に示したように画像処理部104から出力した画
像信号を面順次データに変換しEVF114に出力する
回路構成と比べると、第1および第2バッファ・メモリ
22,23の容量を大幅に削減できる。よって、回路の
小規模化や低廉化が可能となる。
【0054】更に、データ変換回路5はEVF(面順次
ディスプレイ)用に特化されており、CCD撮像センサ
2で撮像した動画像をLCD表示部13やTVモニタで
表示しない期間は、多大な電力を消費する画像処理部8
Aなどへの電源供給やクロック信号の供給を中断しその
動作を停止できるため、デジタル・カメラ1の消費電力
を大幅に低減できる。
【0055】実施の形態2.次に、本発明の実施の形態
2について説明する。図7は、実施の形態2に係るデー
タ変換回路5Aを示す図である。図7中、図3と図4に
示した符号と同一符号を付された回路や信号について
は、上記と略同じ構成および機能を有するものとして詳
細な説明を省略する。
【0056】上記実施の形態1に係るデータ変換回路5
は、A/D変換回路4から入力する原画像データを面順
次データに変換するものであるのに対し、本実施の形態
2に係るデータ変換回路5Aは、図1に示した画像処理
部8Aで画素補間や色空間変換などを施された点順次デ
ータを面順次データに変換するものである。便宜上、以
下の説明では、データ変換回路5Aに入力する点順次デ
ータはYCbCrデータ(Y:輝度信号、Cb,Cr:
色差信号)であり、YCbCrの色成分比率を4:2:
2にサブサンプリングされたものとする。
【0057】このデータ変換回路5Aは、画像データ記
憶部26Aと補間部25とから構成される。画像データ
記憶部26Aは、外部から入力する8ビット長のYデー
タと8ビット長のCb/Crデータとを1画素につき単
色成分をもつ原画像形式のデータに変換する信号変換回
路46を備えており、更に、第1バッファ・メモリ2
2、第2バッファ・メモリ23、入力用アドレス・ジェ
ネレータ27A、入力用タイミング・ジェネレータ2
8、出力用タイミング・ジェネレータ29および出力用
アドレス・ジェネレータ30を備えている。
【0058】また信号変換回路46は、YCbCrの色
成分比率を4:2:2から4:4:4に変換するオーバ
サンプリング回路40と、入力データのYCbCr色空
間をRGB色空間に変換する色空間変換回路41と、色
空間変換回路41から同時に入力する3本のRデータ、
GデータおよびBデータの何れかを選択し原画像形式の
データとして出力するセレクタ42とを備えて構成され
ている。オーバサンプリング回路40は、外部から入力
する8ビット長のCb/Crデータを8ビット長のCb
データおよび8ビット長のCrデータに変換し、それぞ
れを色空間変換回路41に出力する。色空間変換回路4
1は、外部から直接入力するYデータと、オーバサンプ
リング回路40から入力するCbデータおよびCrデー
タとをRGBデータ(点順次データ)に変換しセレクタ
42に出力する。セレクタ42は、入力用アドレス・ジ
ェネレータ27Aから伝達する2ビット長のサンプリン
グ信号STの値に従い、R成分が入力する「0」側端
子、G成分が入力する「1」側端子、およびB成分が入
力する「2」側端子の何れかを選択するように制御され
る。入力用アドレス・ジェネレータ27Aは、例えば上
述のベイヤー配列に従って前記サンプリング信号STを
生成する。
【0059】上記信号変換回路46を除く画像データ記
憶部26Aの回路構成は、上記実施の形態1で示した画
像データ記憶部26のそれと略同じである。但し、本実
施の形態2の入力用アドレス・ジェネレータ27Aは、
入力用タイミング・ジェネレータ28からライト・イネ
ーブルパルスWEBLを受けて第1バッファ・メモリ2
2と第2バッファ・メモリ23とに対してデータ書込み
のアドレス信号とライト・イネーブル信号を生成する機
能の他に、サンプリング信号STを生成する機能も有し
ている。
【0060】そして、画像データ記憶部26Aから補間
部25に出力された原画像形式のデータは画素補間を施
された後、面順次の色成分配列でEVF6に出力され
る。
【0061】以上の本実施の形態2に係るデータ変換回
路5Aは、図1に示した画像処理部8Aで処理した点順
次データを、1画素につき単色成分しかもたない原画像
形式のデータに変換して第1および第2バッファ・メモ
リ23に格納することから、そのメモリ容量は少なくて
済み、回路の小規模化および低廉化が可能となる。
【0062】尚、本実施の形態2では、信号変換回路4
6で色空間変換回路41が、入力する4:4:4形式の
YCbCrデータをRGBデータに変換後、セレクタ4
2がそれを原画像形式のデータに変換し出力している。
その原画像形式のデータは解像度変換(間引き)を施さ
れてバッファ・メモリ22,23に格納されるから画像
情報が欠落する。このため、補間部25で1画素に複数
色成分をもつ補間データを生成する際、その補間データ
中に、特にその補間データ中の斜線部分や色境界部分な
どのエッジ部分に偽色が発生する場合がある。この種の
偽色の発生を抑制する観点からは、信号変換回路46か
ら色空間変換回路41を除くことで、セレクタ42が
4:4:4形式のYCbCrデータを原画像形式のデー
タに変換して出力し、補間部25に前記色空間変換回路
41に相当する回路を組み込むことで、当該回路がバッ
ファ・メモリ22,23から読み出され画素補間を施さ
れたYCbCrデータ(補間データ)をRGBデータへ
色空間変換するのが好ましい。
【0063】実施の形態3.次に、図8は、本発明の実
施の形態3に係るデジタル・カメラ1Aの概略構成を示
す機能ブロック図である。図8中、図1に示した符号と
同一符号を付されたブロックについては略同一機能を有
するものとして詳細な説明を省略する。
【0064】このデジタル・カメラ1Aは、上記実施の
形態1に係るデータ変換回路5と、上記実施の形態2に
係るデータ変換回路5Aとの双方の機能を切替自在に有
することが特徴である。すなわち、本実施の形態3に係
るデータ変換回路5Bは、ディスプレイ信号処理部12
から入力する4:2:2形式のYCbCrデータを原画
像形式のデータに変換する信号変換回路46を備え、A
/D変換回路4から出力された原画像データが入力する
「0」側端子と信号変換回路46から出力された原画像
形式のデータが入力する「1」側端子との何れかを選択
するセレクタ45を備えている。更に、データ変換回路
5Bは、図1に示したのと同一構成の解像度変換回路2
0、書込み制御部21、第1バッファ・メモリ22、第
2バッファ・メモリ23、読出し制御部24および補間
部25を備えて構成されている。
【0065】セレクタ45は、CPU11から伝達する
モード切替信号SLT1に従い、その信号レベルが"L"
のときは「0」側端子を選択し、A/D変換回路4から
入力する原画像データを解像度変換回路20に出力す
る。他方、セレクタ45は、モード切替信号SLT1の
信号レベルが"H"のときは「1」側端子を選択し、信号
変換回路46から入力する原画像形式のデータを解像度
変換回路20に出力する。ユーザーはデジタル・カメラ
1Aに設けた切替スイッチ(図示せず)などを操作で
き、CPU11はその切替スイッチの結果を検出してモ
ード切替信号SLT1を生成する。これにより、電力消
費量の大きいLCD表示部13の代わりにEVF6を利
用して、画像処理部8Aで処理した動画像を確認できる
ため、消費電力の低減が可能である。また、インターフ
ェース部15を介してメモリ・カードや記録テープなど
から読出した記録画像を低消費電力でEVF6に表示で
きる。更にLCD表示部13の機能が故障などで停止し
てもその代替手段を提供できる利点がある。
【0066】図9は、上記データ変換回路5Bの具体例
を示す回路図である。このデータ変換回路5Bは画像デ
ータ記憶部26Bと補間部25とから構成される。画像
データ記憶部26Bは、セレクタ42から出力される原
画像形式のデータが入力する「1」側端子と原画像デー
タが入力する「0」側端子とを有するセレクタ45を設
けた構成以外は、上記実施の形態2に係る画像データ記
憶部26Aの構成と略同じである。従って、本実施の形
態3に係る画像データ記憶部26Bは、原画像データを
表示するモード(以下、「原画像表示モード」と呼
ぶ。)時には、上記実施の形態1に係る画像データ記憶
部26と同様に動作し、点順次データを表示するモード
(以下、「原画像形式表示モード」と呼ぶ。)時には、
上記実施の形態2に係る画像データ記憶部26Aと同様
に動作する。
【0067】実施の形態4.次に、図10は、本発明の
実施の形態4に係るデジタル・カメラ1Bの概略構成を
示す機能ブロック図である。本実施の形態4に係るデジ
タル・カメラ1Bは、図示するデータ変換回路5Cの構
成と制御方法を除いて、上記実施の形態3に係るデジタ
ル・カメラ1Aの構成と略同じである。図10中、図8
および図1に示した符号と同一符号を付されたブロック
については略同一機能を有するものとして詳細な説明を
省略する。
【0068】本実施の形態4に係るデータ変換回路5C
は、上記実施の形態3と同様に、信号変換回路46とセ
レクタ45を備えており、モード切替信号SLT1の信
号レベルが"L"か"H"かにより、セレクタ45は、A/
D変換回路4から入力する原画像データと信号変換回路
46から入力する原画像形式のデータとの何れかを選択
して出力する。また、このデータ変換回路5Cは、前記
セレクタ45から入力するデータと、ディスプレイ信号
処理部12から入力する点順次データとの何れかを選択
して解像度変換回路20に出力するセレクタSELを備
えている。このセレクタSELは、CPU11から伝達
するモード切替信号SLT2の信号レベルが"L"のと
き、モード切替信号SLT1の信号レベルを"H"また
は"L"の何れかに設定することで、データ変換回路5C
は、上記「原画像形式表示モード」または「原画像表示
モード」の何れかに切り替えられる。すなわち、セレク
タSELは、セレクタ45から「0」側端子に入力する
原画像データ若しくは原画像形式のデータを選択し解像
度変換回路20に出力する。解像度変換回路20は、入
力する原画像形式のデータをEVF6の表示画素数に合
わせて解像度変換して書込み制御部67に出力し、書込
み制御部67は、解像度変換回路20から入力する画素
データをフレーム単位若しくはフィールド単位でバッフ
ァ・メモリAとバッファ・メモリBとに交互に格納す
る。並行して、バッファ・メモリAとバッファ・メモリ
Bとの一方に画素データを書き込んでいる期間は、読出
し制御部68の制御により、その他方から画素データの
読出しが行われる。補間部43は、読出し制御部68か
ら入力する画素データを画素補間した補間データを生成
し、その補間データの色成分配列を面順次にした面順次
データをEVF6に出力する。
【0069】以上の「原画像表示モード」と「原画像形
式表示モード」では、間引き処理(解像度変換処理)を
施しサイズを縮小された画像データをバッファ・メモリ
Aとバッファ・メモリBとに格納するため、画像情報の
一部が欠落する。このため補間部43で画素補間処理を
する際に、画像中の斜線部分や色境界部分などのエッジ
部分に偽色が生成され、画質が若干低下する場合があ
る。データ変換回路5Cは、この種の画質低下を防ぐ動
作モード(点順次画像表示モード)を有している。
【0070】データ変換回路5Cが「点順次画像表示モ
ード」にある時、モード切替信号SLT2の信号レベル
は"H"に切り替えられる。このとき、セレクタSEL
は、ディスプレイ信号処理部12から「1」側端子に入
力する点順次データを書込み制御部67に出力する。書
込み制御部67は、入力する点順次データの偶数番目ラ
インからなる偶数フィールドと奇数番目ラインからなる
奇数フィールドとを、バッファ・メモリAとバッファ・
メモリBとに交互に格納するように制御する。また、読
出し制御部68は、前記奇数フィールドと前記偶数フィ
ールドとの一方がバッファ・メモリAとバッファ・メモ
リBとの一方に書き込まれている期間、その他方のバッ
ファ・メモリから他方のフィールドを読出し、補間部4
3に出力するように制御する。補間部43は、入力する
画素データが偶数フィールドに属する場合は、線形補間
法などで不足の奇数フィールドの画素データを色成分毎
に内挿補間し、面順次でEVF6に出力する。他方、補
間部43は、入力する画素データが奇数フィールドに属
する場合は、不足の偶数フィールドを色成分毎に内挿補
間した補間データを生成し、その補間データの色成分配
列を面順次にした面順次データをEVF6に出力する。
【0071】従って、バッファ・メモリA,Bは、面順
次データ生成のために合計1フレーム分の記憶領域をも
つだけで足り、ディスプレイ信号処理部12から入力す
る点順次データを間引く必要が無いため、偽色の発生が
低く抑えられ画質が向上する。但し、偶数フィールドと
奇数フィールドのうち一方は必ず内挿補間されるため、
上記「原画像形式表示モード」の場合と比べると垂直解
像度の低下は大きい。そこで、表示画像の光学特性を考
慮して、「原画像形式表示モード」と「点順次画像表示
モード」との何れかを選択して画像を表示すればよい。
【0072】次に、図11、図12、図13および図1
4は、本実施の形態4に係るデータ変換回路5Cの具体
例を示す回路図である。図11は、図12と図13との
位置関係を示す図であり、図12と図13とは一点鎖線
を介して互いに連続したものである。このデータ変換回
路5Cは、図12と図13に示す画像データ記憶部26
と、図14に示す補間部43とから構成される。
【0073】前記画像データ記憶部26は、バッファ・
メモリA0,A1,B0,B1を備えている。第1のバ
ッファ・メモリ群A0,A1で1バンク、第2のバッフ
ァ・メモリ群B0,B1で1バンクが構成されており、
合計2バンクの記憶領域が構成されている。バッファ・
メモリ群は、1バンク当たり上記EVF6の当該表示画
素数分の記憶領域((1画素データのビット長)×32
0×240ビット)を有する。本例の場合、1画素デー
タは8ビット長をもつ。よって、各バッファ・メモリの
容量は、1バンクがもつメモリ容量の半分、すなわち8
×320×120ビットである。各バッファ・メモリ
は、ライト・イネーブル端子WEとリード・イネーブル
端子REを備えており、各バッファ・メモリのイネーブ
ル端子WE,REは、AND素子58,59,60,6
1,62,63,64,65から信号入力を受ける。バ
ンク選択信号BSCTは、第1のバッファ・メモリ群A
0,A1のイネーブル端子WEに接続されたAND素子
58,59と、第2のバッファ・メモリ群B0,B1の
イネーブル端子REに接続されたAND素子64,65
とに入力する。また、バンク選択信号BSCTをインバ
ータ66でレベル反転した反転信号は、第2のバッファ
・メモリ群B0,B1のイネーブル端子WEに接続され
たAND素子60,61と、第1のバッファ・メモリ群
A0,A1のイネーブル端子REに接続されたAND素
子62,63とに入力する。従って、第1のバッファ・
メモリ群A0,A1にデータを書き込み、且つ第2のバ
ッファ・メモリ群B0,B1からデータを読出す時に
は、バンク選択信号BSCTの信号レベルが"H"に切り
替えられ、他方、第1のバッファ・メモリ群B0,B1
にデータを書込み、且つ第2のバッファ・メモリ群A
0,A1からデータを読出す時には、バンク選択信号B
SCTの信号レベルが"L"に切り替えられる。
【0074】また、入力用タイミング・ジェネレータ4
7と入力用アドレス・ジェネレータ69は共に、供給さ
れる入力画素クロックICLKと同期して動作する。入
力用タイミング・ジェネレータ47は、上記実施の形態
1の入力用タイミング・ジェネレータ28と同様に、レ
ジスタ47Aに保持される変換係数(間引き率)α,β
に基づき、入力画素クロックICLK、水平同期信号H
Dおよび垂直同期信号VDを用いてデータ書込みのタイ
ミングを示すライト・イネーブルパルスWEBLを生成
する。
【0075】入力用アドレス・ジェネレータ69は、上
記実施の形態1の入力用アドレス・ジェネレータ27と
同様に、前記ライト・イネーブルパルスWEBLを受け
る度に内蔵するアドレス・カウンタにアドレスを順次増
分させる動作を行い、アドレス信号(IADR_A0, IADR_A
1, IADR_B0, IADR_B1)を生成し各バッファ・メモリA
0,A1,B0,B1の各アドレス入力端子Addr_
iに出力する。また、入力用アドレス・ジェネレータ6
9は、データ書込み時には、各バッファ・メモリA0,
A1,B0,B1に対してライト・イネーブル信号(IW
E_A0, IWE_A1, IWE_B0, IWE_B1)を生成し、それぞれA
ND素子58,59,60,61に出力する。AND素
子58,59は、バンク選択信号BSCTとライト・イ
ネーブル信号(IWE_A0, IWE_A1)とを論理積演算し、双
方の信号レベルが"H"のときに限り書込みを許可するH
レベル信号をイネーブル端子WEに出力する。他方、A
ND素子60,61は、バンク選択信号BSCTの反転
信号とライト・イネーブル信号(IWE_B0, IWE_B1)とを
論理積演算し、双方の信号レベルが"H"のときに限り書
込みを許可するHレベル信号をイネーブル端子WEに出
力する。
【0076】また、出力用タイミング・ジェネレータ7
6と出力用アドレス・ジェネレータ87は共に、供給さ
れる出力画素クロックOCLKと同期して動作する。出
力用タイミング・ジェネレータ76は、上記実施の形態
1の出力用タイミング・ジェネレータ29と同様に、出
力画素クロックOCLKを用いてデータ読出しのタイミ
ングを示すリード・イネーブルパルスREBLを生成し
出力する。出力用アドレス・ジェネレータ87は、前記
リード・イネーブルパルスREBLが入力する度に、内
蔵するアドレス・カウンタにアドレスを増分させる動作
を行い、データ読出しのアドレス信号(OADR_A0, OADR_
A1, OADR_B0, OADR_B1)を生成し、各バッファ・メモリ
A0,A1,B0,B1のアドレス入力端子Addr_
oに出力する。また出力用アドレス・ジェネレータ87
は、データ読出し時には、各バッファ・メモリA0,A
1,B0,B1に対してリード・イネーブル信号(ORE_
A0, ORE_A1, ORE_B0, ORE_B1)を生成し、それぞれAN
D素子62,63,64,65に出力する。AND素子
62,63は、バンク選択信号BSCTの反転信号とリ
ード・イネーブル信号(ORE_A0, ORE_A1)とを論理積演
算し、双方の信号レベルが"H"のときに限りデータの読
出しを許可するHレベル信号をイネーブル端子REに出
力する。またAND素子64,65は、バンク選択信号
BSCTとリード・イネーブル信号(ORE_B0, ORE_B1)
とを論理積演算し、双方の信号レベルが"H"のときに限
りデータの読出しを許可するHレベル信号をイネーブル
端子REに出力する。
【0077】またセレクタ45は、上記「原画像表示モ
ード」または「原画像形式表示モード」に応じて、上記
モード切替信号SLT1の制御により「0」側端子また
は「1」側端子を選択する。
【0078】以上のデータ変換回路5Cが上記「原画像
表示モード」にある時の動作は以下の通りである。この
時、セレクタ45は、A/D変換回路4から入力する原
画像データを選択してセレクタ50,51,52,53
の「0」側端子に出力する。各セレクタ50〜53は、
モード切替信号SLT2の制御により「0」側端子を選
択しており、当該「0」側端子から順次入力する原画像
データをバッファ・メモリA0,A1,B0,B1のデ
ータ入力端子Dinに出力する。その原画像データは、
第1のバッファ・メモリ群A0,A1と第2のバッファ
・メモリ群B0,B1とにフレーム単位またはフィール
ド単位で交互に格納される。すなわち、バンク選択信号
BSCTの信号レベルが"H"の期間には、第1のバッフ
ァ・メモリ群A0,A1に間引きされた画素データが格
納され、バンク選択信号BSCTの信号レベルが"L"の
期間には、第2のバッファ・メモリ群B0,B1に間引
きされた画素データが格納される。間引き処理(解像度
変換処理)は、入力用タイミング・ジェネレータ47で
生成されたライト・イネーブルパルスWEBLに合わせ
て入力用アドレス・ジェネレータ69が生成するアドレ
ス信号(IADR_A0, IADR_A1, IADR_B0, IADR_B1)とライ
ト・イネーブル信号(IWE_A0, IWE_A1, IWE_B0, IWE_B
1)とで行われる。
【0079】他方、第1のバッファ・メモリ群A0,A
1または第2のバッファ・メモリ群B0,B1の一方に
画素データが書き込まれている期間は、その他方から、
格納されている画素データが読み出される。すなわち、
バンク選択信号BSCTの信号レベルが"H"の期間に
は、第2のバッファ・メモリ群B0,B1から、画素デ
ータが順次読み出されてセレクタ55に出力され、バン
ク選択信号BSCTの信号レベルが"L"の期間には、第
1のバッファ・メモリ群A0,A1から、画素データが
順次読み出されてセレクタ54に出力される。セレクタ
54,55は、出力用アドレス・ジェネレータ87で生
成され出力される選択制御信号OSELの信号レベル
が"L"か"H"かに応じて、「0」側端子か「1」側端子
かを選択するように制御される。出力用アドレス・ジェ
ネレータ87は、出力用タイミング・ジェネレータ76
で生成されたリード・イネーブルパルスREBLに合わ
せてデータ読出しのアドレス信号(OADR_A0, OADR_A1,
OADR_B0, OADR_B1)とリード・イネーブル信号(ORE_A
0, ORE_A1, ORE_B0, ORE_B1)とを生成する。
【0080】出力用アドレス・ジェネレータ87は、バ
ンク選択信号BSCTの信号レベルが"L"の期間、生成
したアドレスに対応する画素データがバッファ・メモリ
A0に格納されている時は、選択制御信号OSELの信
号レベルを"L"に切り替え、当該アドレスに対応する画
素データがバッファ・メモリA1に格納されている時
は、選択制御信号OSELの信号レベルを"H"に切り替
える。この時、セレクタ56は、Lレベルのバンク選択
信号BSCTの制御により「0」側端子を選択し、セレ
クタ54から出力される8ビット長の画素データを画素
補間回路70に出力する。逆に、出力用アドレス・ジェ
ネレータ87は、バンク選択信号BSCTの信号レベル
が"H"の期間、生成したアドレスに対応する画素データ
がバッファ・メモリB0に格納されている時は、選択制
御信号OSELの信号レベルを"L"に切り替え、当該ア
ドレスに対応する画素データがバッファ・メモリB1に
格納されている時は、選択制御信号OSELの信号レベ
ルを"H"に切り替える。この時、セレクタ56は、Hレ
ベルのバンク選択信号BSCTの制御により「1」側端
子を選択し、セレクタ55から出力される8ビット長の
画素データを画素補間回路70に出力する。
【0081】図14に示すように補間部43を構成する
画素補間回路70は、セレクタ56から入力する原画像
データの2×2画素領域を保持する画素レジスタ群71
を有する。画素レジスタ群71は、FIFOメモリ74
を介して直列に接続されるレジスタ72A,72Bとレ
ジスタ72C,72Dとを備えており、各レジスタ72
A〜72Dは出力画素クロックOCLKと同期して動作
する。補間・色成分選択回路73は、出力用タイミング
・ジェネレータ76から伝達されるタイミング信号TI
と同期して動作し、上記実施の形態1の補間・色成分選
択回路39と同様に、各レジスタ72A〜72Dから出
力される8ビット長の画素データを選択的に取り込み、
画素補間処理を行い、面順次データをセレクタ75に出
力する。セレクタ75は、Lレベルのモード切替信号S
LT2の制御により「0」側端子に入力する面順次デー
タをEVF6に出力する。
【0082】次に、データ変換回路5Cが上記「原画像
形式表示モード」にある時の動作は以下の通りである。
この時、セレクタ45は、信号変換回路46から入力す
る原画像形式のデータ(RGBデータ)を選択してセレ
クタ50,51,52,53の「0」側端子に出力す
る。信号変換回路46においては、オーバサンプリング
回路40は、ディスプレイ信号処理部12から出力され
る4:2:2形式のYCbCrデータを4:4:4形式
のYCbCrデータにオーバサンプリングする。色空間
変換回路41は、そのYCbCrデータを各8ビット長
のRデータ、GデータおよびBデータに色空間変換し、
それぞれセレクタ42の「0」側端子、「1」側端子お
よび「2」側端子に出力する。セレクタ42は、入力用
アドレス・ジェネレータ69から伝達されるサンプリン
グ信号STの値に従って端子を選択し、ベイヤー配列な
どの原画像形式のデータをセレクタ45に出力する。そ
の他の動作は、前記「原画像表示モード」時の動作と同
じである。
【0083】次に、データ変換回路5Cが上記「点順次
画像表示モード」にある時の動作は以下の通りである。
この時、セレクタ50,51,52,53は、Hレベル
のモード切替信号SLT2の制御により「1」側端子を
選択する。セレクタ50,52は、ディスプレイ信号処
理部12から入力する8ビット長のYデータをバッファ
・メモリA0,B0のデータ入力端子Dinに出力す
る。他方、セレクタ51,53は、ディスプレイ信号処
理部12から入力する8ビット長のCb/Crデータを
バッファ・メモリA1,B1のデータ入力端子Dinに
出力する。
【0084】バンク選択信号BSCTの信号レベルが"
H"の期間、入力用タイミング・ジェネレータ47で生
成されたライト・イネーブルパルスWEBLに合わせて
入力用アドレス・ジェネレータ69が生成したアドレス
信号(IADR_A0, IADR_A1, IADR_B0, IADR_B1)とライト
・イネーブル信号(IWE_A0, IWE_A1, IWE_B0, IWE_B1)
とにより、YデータとCb/Crデータの偶数フィール
ドは第1のバッファ・メモリ群A0,A1に記憶され
る。また、その期間に、出力用タイミング・ジェネレー
タ76で生成されたリード・イネーブルパルスREBL
に合わせて出力用アドレス・ジェネレータ87が生成し
たアドレス信号(IRE_A0, IRE_A1, IRE_B0,IRE_B1)と
リード・イネーブル信号(ORE_A0, ORE_A1, ORE_B0, OR
E_B1)とにより、第2のバッファ・メモリ群B0,B1
から、YデータとCb/Crデータの奇数フィールドが
読み出される。他方、バンク選択信号BSCTの信号レ
ベルが"L"の期間は、YデータとCb/Crデータの奇
数フィールドが第2のバッファ・メモリ群B0,B1に
記憶される。また、その期間に、第1のバッファ・メモ
リ群A0,A1から、偶数フィールドが読み出される。
このように第1のバッファ・メモリ群A0,A1から読
み出された16ビット長のYCbCrデータ(偶数フィ
ールド)はセレクタ57の「0」側端子に入力し、第2
のバッファ・メモリ群B0,B1から読み出された16
ビット長のYCbCrデータ(奇数フィールド)は同セ
レクタ57の「1」側端子に入力する。従って、バンク
選択信号BSCTの信号レベルが"H"の期間は、セレク
タ57は「1」側端子に入力する奇数フィールドのYC
bCrデータを出力し、当該信号レベルが"L"の期間
は、セレクタ57は「0」側端子に入力する偶数フィー
ルドのYCbCrデータを出力する。
【0085】図14に示す補間部43のオーバサンプリ
ング回路77は、出力用タイミング・ジェネレータ76
から伝達するタイミング信号TIと同期して動作し、セ
レクタ57から入力する16ビット長のYCbCrデー
タをオーバサンプリングし4:4:4形式のYCbCr
データに変換後、各8ビット長のYデータ、Cbデータ
およびCrデータを色空間変換・垂直補間・色成分選択
回路78に出力する。色空間変換・垂直補間・色成分選
択回路78は、前記タイミング信号TIと同期して動作
し、入力するYCbCrデータをRGBデータに色空間
変換し、そのRGBデータに対して各色成分毎にフィー
ルド単位で内挿補間(垂直補間)処理を実行する。その
内挿補間処理は、そのRGBデータが奇数フィールドか
らなる場合は、線形補間法などにより当該奇数フィール
ド上の画素データから偶数フィールドを補間し、そのR
GBデータが偶数フィールドからなる場合は、当該偶数
フィールド上の画素データから奇数フィールドを補間す
ることで実行される。上記出力用タイミング・ジェネレ
ータ76と出力用アドレス・ジェネレータ87は、N回
(N:色成分の数)、同一フィールドの画素データを読
出すように制御するから、色空間変換・垂直補間・色成
分選択回路78は、Rフィールド、Gフィールドおよび
Bフィールドの各フィールド単位で順次、垂直補間を行
い、面順次データをセレクタ75に出力する。セレクタ
75は、Hレベルのモード切替信号SLT2の制御によ
り「1」側端子を選択し、前記面順次データをEVF6
に出力する。
【0086】実施の形態5.次に、図15は、本発明の
実施の形態5に係るデータ変換回路を構成する補間部2
5Bの概略を示す回路図である。この補間部25Bは、
画像データ記憶部26から入力する画像データのうち2
×2画素領域の画素データを格納する画素レジスタ群7
1、画素補間回路79、プログラマブル色空間変換回路
80および色成分選択回路81を備えて構成される。画
素補間回路79、プログラマブル色空間変換回路80お
よび色成分選択回路81は、画像データ記憶部26から
伝達されるタイミング信号TIと同期して動作する。ま
た、画素レジスタ群71は、FIFOメモリ74を介し
て直列に接続されるレジスタ72A、72Bとレジスタ
72C,72Dとから構成されている。尚、図示した画
像データ記憶部26の代わりに、上記実施の形態2,
3,4の画像データ記憶部26A,26B,26Cを用
いてもよい。
【0087】前記画素補間回路79は、画素レジスタ群
71を構成する各レジスタ72A〜72Dから画素デー
タを選択的に取り込み、1画素につき4色成分(Color
0, Color 1, Color 2, Color 3)を線形補間などで生成
し、プログラマブル色空間変換回路80に出力する。ま
た、プログラマブル色空間変換回路80は、入力する4
色成分をRGB信号へ色空間変換する機能を有し、その
色空間を変換する変換係数α(i,j)(i=0〜2,
j=0〜3)を可変に設定できる機能を有する。またプ
ログラマブル色空間変換回路80は、CPU11などか
ら伝達された変換係数α(i,j)を内部メモリに保持
できる。今、4色成分の入力値をI(m)(m=0,
1,2,3)、3色成分の出力値をO(n)(n=0,
1,2)で表すとすれば、n番目の色成分の出力値は、
O(n)=α(n,0)×I(0)+α(n,1)×I
(1)+α(n,2)×I(2)+α(n,3)×I
(3)、の演算式に従って算出される。このように変換
係数α(i,j)を可変に設定できるため、出力値の色
空間をRGB空間に限定すること無く、所望の色空間を
選択することが可能である。また、本実施の形態に係る
データ変換回路は、撮像センサに配設された色フィルタ
・アレイの種類に合わせて変換係数α(i,j)を設定
できるので、色フィルタ・アレイの型に依存せず、その
色フィルタ・アレイが3原色系のもの、補色系のものの
何れであっても対応できる。
【0088】また色成分選択回路81は、プログラマブ
ル色空間変換回路80から出力されたRデータ、Gデー
タおよびBデータを面順次に出力されるように選択し、
8ビット長の面順次データを出力する。画像データ記憶
部26からは、同一フィールドの画素データが、N回
(N:出力値の色成分の数)繰り返し読み出されて補間
部25Bに入力するので、色成分選択回路81は、各回
毎に同一色成分を選択することにより、Rフィールド、
Gフィールド、Bフィールドを順次出力する。
【0089】実施の形態6.次に、図16は、本発明の
実施の形態6に係るデータ変換回路を構成する補間部2
5Cを示す回路図である。この補間部25Cは、前述の
実施の形態5に係るデータ変換回路と同様に、画像デー
タ記憶部26から入力する画像データのうち2×2画素
領域の画素データを格納する画素レジスタ群71、画素
補間回路79および色成分選択回路81を備えており、
更に、OSD(オン・スクリーン・ディスプレイ)メモ
リ82、OSDコントローラ83およびセレクタ84,
85,86を備えて構成されている。画素補間回路7
9、色成分選択回路81およびOSDコントローラ83
は、画像データ記憶部26から伝達されるタイミング信
号TIと同期して動作する。尚、図示した画像データ記
憶部26の代わりに、上記実施の形態2,3,4の画像
データ記憶部26A,26B,26Cを用いてもよい。
【0090】前記OSDメモリ82には文字・記号など
のキャラクタ・コードや、アイコン画像などのビットマ
ップデータなどを含むOSDデータが格納されており、
OSDコントローラ83は、上記CPU11の制御を受
けてアドレス信号や制御信号をOSDメモリ82に出力
し、OSDメモリ82からOSDデータを取得する。O
SDコントローラ83は、取得したOSDデータを表示
するための各色成分の画素データ(OSD R Color, OSD G
Color, OSD B Color)を生成し、セレクタ84,8
5,86の「1」側端子に出力する。また、同セレクタ
84,85,86の「0」側端子には画素補間回路79
から、RGBの画素補間データが入力している。セレク
タ84,85,86は、OSDコントローラ83から伝
達される切替制御信号(OSD ON)に従い、この切替制御
信号の信号レベルが"H"のときは「1」側端子を選択
し、当該信号レベルが"L"のときは「0」側端子を選択
することにより、画素補間回路79から出力されるRG
BデータにOSDデータをスーパーインポーズ(多重
化)することができる。そして、画像データ記憶部26
からは、同一フィールドの画素データが、N回(N:出
力値の色成分の数)繰り返し読み出されて補間部25C
に入力するので、色成分選択回路81は、各回毎に同一
色成分を選択することにより、Rフィールド、Gフィー
ルド、Bフィールドを順次出力する。従って、EVF6
において、各種撮影情報(撮影時刻、テープの残量な
ど)を多重表示することが可能となる。特に、A/D変
換回路4から画像データ記憶部26に直接入力する原画
像データとOSDデータとを多重表示できるという利点
が得られる。
【0091】実施の形態7.次に、図17は、本発明の
実施の形態7に係るデータ変換回路5Dを示す概略図で
ある。このデータ変換回路5Dは、上述の画像データ記
憶部26と補間部25とを備えると共に、更に、OB
(オプティカル・ブラック)補正回路88、ゲイン補正
回路91、WB(ホワイト・バランス)補正回路93、
AF評価値算出回路97およびガンマ補正回路98を備
えて構成されている。尚、各回路88,91,93,9
7,98の配列順位は特に制限されるものではないが、
AF評価を精度良く行う観点からは、ガンマ補正回路9
8はAF評価値算出回路97の後に配置されるのが望ま
しい。また上記アナログ信号処理部3がこれら回路8
8,91、93,97,98の何れかと同一の機能を備
える場合は、当該機能に相当する回路を省略してもよ
い。
【0092】前記OB補正回路88は、A/D変換回路
4から入力する12ビット長の原画像データのOB領域
の複数点の輝度値をクランプし、当該輝度値の平均値を
黒レベルの基準値に合わせるための減算値を決定し、こ
れを加算器90に出力する。加算器90は、入力する原
画像データから当該減算値を減算する。通常、原画像デ
ータの各水平ラインの先頭部にOB領域が設けられてい
る。
【0093】また前記ゲイン補正回路91は、乗算器9
9から出力された調整済みの輝度信号を、1フレームの
全領域またはその中央重点領域などの単位で取り込み、
取り込んだ輝度信号の平均値が所定の目標値を超えてい
る場合は、乗算器99に入力する輝度信号のゲインを下
げるべくゲイン係数を決定し、逆に、取り込んだ輝度信
号の平均値が所定の目標値未満の場合は、乗算器99に
入力する輝度信号のゲインを上げるべくゲイン係数を決
定する。乗算器99は、ゲイン調整回路92から出力さ
れたゲイン係数を入力する次のフレームもしくはフィー
ルドの輝度値に掛けて出力する。尚、ゲイン調整回路9
2は、輝度信号を取り込むタイミングを、入力用タイミ
ング・ジェネレータ28から伝達される制御パルスFP
などで指示される。
【0094】また前記WB補正回路93は、CPU11
などから転送された各色成分の係数値を保持するレジス
タ94A〜94Dと、これらレジスタ94A〜94Dか
ら係数値を選択的に取り込んで乗算器99に出力するセ
レクタ95と、乗算器99とを備えている。セレクタ9
5は、入力用タイミング・ジェネレータ28から伝達さ
れる2ビット長の選択制御信号CPの値により、レジス
タ94A〜94Dの何れかに保持された係数値を取り込
み、乗算器99に出力する。乗算器99は、入力する画
素データに当該係数値を乗算し、ホワイト・バランス調
整を施した画素データを出力する。
【0095】また前記AF評価値算出回路97は、入力
する画像データの輝度成分の高域成分Yhを抽出し、当
該高域成分Yhに基づいてAF(オート・フォーカス)
用の評価値96を算出する機能を有する。当該評価値
は、抽出した高域成分Yhの当該画素と近隣の画素間の
差分絶対値に基づいて算出される値である。当該評価値
は、デジタル・カメラの光学機構にフィード・バックさ
れ、光学機構のレンズ系を合焦駆動する際に利用され
る。このようにTTL光を利用したAF評価法は、TT
Lの山登り方式と呼ばれている。そして、ガンマ補正回
路98は、入力する画像データに対して人間の視覚特性
に合わせるようにガンマ変換を行う回路である。
【0096】以上の実施の形態1〜7では、各実施の形
態に係るデータ変換回路をデジタル・カメラに組み込ん
だ例を示したが、本発明ではこれに限らず、それらデー
タ変換回路が上述の「原画像形式表示モード」および
「点順次画像表示モード」で面順次ディスプレイに対す
るインターフェースとして機能する場合であれば、それ
らデータ変換回路をデジタル・カメラ以外の画像処理機
器に組み込むことができる。
【0097】
【発明の効果】以上の如く、本発明の請求項1に係るデ
ータ変換回路によれば、入力する画素データを第1バッ
ファ・メモリと第2バッファ・メモリとにフレーム単位
またはフィールド単位で交互に記憶し、一方に画素デー
タを記憶させる期間に他方から画素データを読出すた
め、面順次ディスプレイで面順次動画像を表示する際の
色ずれを確実に防止できると共に、前記第1および第2
バッファ・メモリから読出した画素データに基づいて画
素補間を行い、面順次データを出力することから、面順
次ディスプレイで高精細な面順次動画像を表示できる。
また、1画素に単色成分しかもたない画素データを扱う
ことから、第1および第2バッファ・メモリの容量は、
例えば1画素に3原色成分をもつRGB信号の場合の1
/3の容量で済み、メモリ容量の節減および回路の低廉
化が可能となる。
【0098】請求項2によれば、入力する画像データの
画像サイズに関係無く、当該画像データを第1および第
2バッファ・メモリに格納できる。
【0099】請求項3によれば、例えばYCbCrデー
タやRGBデータなどの点順次データを面順次データに
変換して面順次ディスプレイで表示させることができ
る。
【0100】請求項4によれば、例えばYCbCrデー
タやRGBデータなどの点順次データと、単板式の色フ
ィルタ・アレイをもつ画像センサなどから得られる1画
素に単色成分しかもたない画像データとの何れの形式の
データをも、面順次データに変換して面順次ディスプレ
イに表示させることができる。
【0101】請求項5によれば、上記第2のセレクタが
上記点順次データを選択して出力するときは、色ずれの
生じない面順次データを生成できると共に、点順次デー
タを解像度変換せずに第1および第2バッファ・メモリ
に格納できるため偽色の発生が抑制された高画質の面順
次データを生成できる。
【0102】請求項6によれば、撮像センサに配設され
る色フィルタ・アレイの種類に依存せず、画像データを
所望の色空間に変換できるため、その色フィルタ・アレ
イの型に合わせて本発明に係るデータ変換回路を仕様変
更する必要が無く、データ変換回路の汎用性が向上す
る。
【0103】請求項7によれば、面順次ディスプレイに
おいて、日付などの文字情報やアイコン画像などを含む
撮影情報を動画像にスーパーインポーズして表示でき
る。
【0104】請求項8〜11によれば、細かな画像調整
を行い、高画質の面順次データを生成することが可能と
なる。
【0105】請求項12によれば、本請求項に係るデー
タ変換回路をデジタル・カメラに搭載した場合に、この
データ変換回路単体でAF評価値を滞り無く出力でき
る。
【0106】請求項13によれば、A/D変換回路から
出力された1画素に単色成分をもつ原画像データを直
接、面順次データに変換して面順次ディスプレイに出力
できる。よって、従来のように、画像処理部から出力さ
れた1画素に複数色成分をもつ点順次データを面順次デ
ータに変換せずに済むことから、変換に必要なバッファ
・メモリの容量を削減でき、回路の小規模化および低廉
化が可能となる。また、多大な電力を消費する画像処理
部を駆動せずとも面順次ディスプレイに画像を表示でき
るため、必要に応じて画像処理部への電力供給やクロッ
ク信号の供給を停止しその動作を中断させることで、デ
ジタル・カメラ全体の電力消費量を大幅に削減できる。
【0107】請求項14によれば、撮像センサで撮像し
た動画像をビューファインダーで直接確認できる。通
常、デジタル・カメラには撮像した撮像画像や記録画像
を確認できる比較的大画面の点順次ディスプレイが搭載
されているが、消費電力の大きなその種の点順次ディス
プレイを駆動せずに、撮像した動画像をビューファイン
ダーで確認できる。
【0108】請求項15によれば、大きな総画素数をも
つ撮像センサで撮像した撮像画像や記録画像を、面順次
ディスプレイの表示画素数に適合するように間引いて第
1および第2バッファ・メモリに格納できるため、変換
に必要なメモリ容量を節減できる。
【0109】請求項16によれば、画像処理部で処理さ
れた撮像画像や記録画像などの点順次データを、1画素
に単色成分しかもたない原画像形式のデータに変換して
第1バッファ・メモリと第2バッファ・メモリとに格納
できるため、メモリ容量を増やすこと無く、点順次デー
タを面順次データに変換できる。
【0110】請求項17によれば、画像処理部で処理さ
れた撮像画像や記録画像などの点順次データと、原画像
データとの何れかを状況に応じて自在に選択し、面順次
ディスプレイに表示できる。通常、デジタル・カメラに
は撮像画像や記録画像を確認できる比較的大画面で電力
消費量の大きな点順次ディスプレイが搭載されている
が、本請求項に係るデジタル・カメラでは、それら撮像
画像や記録画像などを、例えばビューファインダーを構
成する面順次ディスプレイで表示できる。このため消費
電力を節減でき、また、たとえ、その種の点順次ディス
プレイの機能が故障などで停止してもその代替手段を提
供できる。
【0111】請求項18によれば、上記第2のセレクタ
が上記点順次データを選択して出力するときは、色ずれ
の生じない面順次データを生成し表示できると共に、点
順次データを解像度変換せずに第1および第2バッファ
・メモリに格納できるため、偽色の発生が抑制された高
画質の面順次データを生成し表示できる。
【0112】請求項19によれば、撮像センサに配設さ
れる色フィルタ・アレイの種類に依存せず、画像データ
を所望の色空間に変換できる。
【0113】請求項20によれば、面順次ディスプレイ
において、日付などの文字情報やアイコン画像などを含
む撮影情報を動画像にスーパーインポーズして表示でき
る。
【0114】請求項21〜請求項24によれば、細かな
画像調整を行い、面順次ディスプレイにおける表示画像
の画質の向上が可能となる。
【0115】請求項25によれば、画像処理部などがも
つAF評価演算機能を使用しなくとも、撮像センサで撮
像した画像データに基づいてAF評価値を演算でき、そ
の値を光学機構の合焦制御部にフィードバックさせるこ
とができる。よって、AF評価値の演算時に必ずしも画
像処理部などは動作する必要が無いので、必要に応じて
画像処理部などの動作を中断させて、デジタル・カメラ
の電力消費量を抑制することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係るデジタル・カメラ
の概略構成を示す機能ブロック図である。
【図2】実施の形態1に係るデータ変換回路のデータ変
換回路の全体を示す図である。
【図3】実施の形態1に係るデータ変換回路の画像デー
タ記憶部を示す回路図である。
【図4】実施の形態1に係るデータ変換回路の補間部を
示す回路図である。
【図5】画素補間処理の一例を示す説明図である。
【図6】実施の形態1に係るデータ変換回路の補間部の
変形例を示す回路図である。
【図7】本発明の実施の形態2に係るデータ変換回路を
示す図である。
【図8】本発明の実施の形態3に係るデジタル・カメラ
の概略構成を示す機能ブロック図である。
【図9】実施の形態3に係るデータ変換回路の具体例を
示す図である。
【図10】本発明の実施の形態4に係るデジタル・カメ
ラの概略構成を示す機能ブロック図である。
【図11】実施の形態4に係るデータ変換回路を構成す
る画像データ記憶部を示す全体図である。
【図12】実施の形態4に係るデータ変換回路を構成す
る画像データ記憶部の一部を示す回路図である。
【図13】実施の形態4に係るデータ変換回路を構成す
る画像データ記憶部の一部を示す回路図である。
【図14】実施の形態4に係るデータ変換回路を構成す
る補間部を示す回路図である。
【図15】本発明の実施の形態5に係るデータ変換回路
を構成する補間部を示す回路図である。
【図16】本発明の実施の形態6に係るデータ変換回路
を構成する補間部を示す回路図である。
【図17】本発明の実施の形態7に係るデータ変換回路
を示す概略図である。
【図18】従来のデジタル・カメラの一構成を示す概略
ブロック図である。
【図19】点順次データの色成分配列を示す説明図であ
る。
【図20】面順次データの色成分配列を示す説明図であ
る。
【図21】画像データの色成分配列を点順次から面順次
に変換する変換装置の一例を示す概略図である。
【図22】面順次データを動画像表示する際に発生する
色ずれを説明するための図である。
【図23】画像データの色成分配列を点順次から面順次
に変換する変換装置の一例を示す概略図である。
【符号の説明】
1,1A,1B デジタル・カメラ 2 CCD撮像素子 3 アナログ信号処理部 4 A/D変換回路 5,5A,5B,5C,5D データ変換回路 6 EVF 7 タイミング・ジェネレータ 8 主処理部 8A 画像処理部 9 主メモリ 10 メモリ・バス 11 CPU 12 ディスプレイ信号処理部 13 LCD表示部 15 インターフェース部 16 処理ブロック
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/907 H04N 1/46 Z 5C079 Fターム(参考) 5B047 AB04 BA03 BB04 EA02 EA05 EA07 EB07 5B057 CA01 CA08 CA12 CA16 CB01 CB08 CB12 CB16 CC01 CD05 CD14 CE18 CG10 5C052 AA17 CC11 DD02 FB01 GA01 GA07 GB01 GD03 GD10 GE06 GE08 GF00 5C065 AA01 BB48 CC02 CC03 CC09 DD02 DD17 5C076 AA22 BB01 CB04 5C079 HA10 HB01 HB04 HB12 LA28 LA37 MA02 MA17 NA09 NA10 NA11

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像データの色成分配列を面順次に変換
    するデータ変換回路であって、 1画素に単色成分を有して入力する画素データをフレー
    ム単位またはフィールド単位で交互に記憶する第1バッ
    ファ・メモリおよび第2バッファ・メモリと、 前記第1バッファ・メモリおよび第2バッファ・メモリ
    の一方に前記画素データを記憶している期間は、他方に
    格納済みの前記画素データを選択的に読み出して出力す
    るように制御する制御手段と、 前記制御手段により前記第1バッファ・メモリおよび前
    記第2バッファ・メモリから出力された特定領域の画素
    データに基づいて画素補間を実行して1画素に複数色成
    分をもつ補間データを生成し、該補間データを面順次の
    色成分配列で面順次ディスプレイに出力する補間部と、
    を備えることを特徴とするデータ変換回路。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のデータ変換回路であっ
    て、前記画像データを前記第1バッファ・メモリおよび
    前記第2バッファ・メモリの容量に適合するように解像
    度変換した後に前記第1バッファ・メモリおよび前記第
    2バッファ・メモリに出力する解像度変換部を更に備え
    るデータ変換回路。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載のデータ変換回路
    であって、1画素に複数色成分をもつ点順次データを入
    力データとし、該点順次データを1画素に単色成分をも
    つ画素データに変換する信号変換回路を備える、データ
    変換回路。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のデータ変換回路であっ
    て、 1画素に単色成分をもつ画素データと、1画素に複数色
    成分をもつ点順次データとの双方を入力データとし、 1画素に単色成分をもつ前記画素データと、前記信号変
    換回路が前記点順次データを変換して出力した画素デー
    タとの何れか一方を選択して前記第1バッファ・メモリ
    と前記第2バッファ・メモリとに出力するセレクタを備
    える、データ変換回路。
  5. 【請求項5】 請求項3または4記載のデータ変換回路
    であって、 1画素に複数色成分をもつ前記点順次データと、前記信
    号変換回路が前記点順次データを変換して出力した画素
    データとの何れか一方を選択して前記第1バッファ・メ
    モリと前記第2バッファ・メモリとに出力する第2のセ
    レクタを備え、 前記第1バッファ・メモリおよび前記第2バッファ・メ
    モリは、それぞれ前記点順次データの少なくとも1フレ
    ーム分の半分の容量を有しており、 前記第2のセレクタが前記点順次データを選択して出力
    するとき、 前記制御手段は、前記点順次データの奇数番目ラインか
    らなる奇数フィールドと前記点順次データの偶数番目ラ
    インからなる偶数フィールドとの何れか一方を、前記第
    1バッファ・メモリと前記第2バッファ・メモリとの一
    方に記憶している期間に、前記第1バッファ・メモリと
    前記第2バッファ・メモリとの他方に格納済みの他方の
    奇数フィールドまたは偶数フィールドを読出すように制
    御し、 且つ、前記補間部は、読み出された前記奇数フィールド
    または前記偶数フィールドに対して不足のフィールドを
    内挿補間した補間データを生成し、該補間データを前記
    面順次の色成分配列で面順次ディスプレイに出力する、
    データ変換回路。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5の何れか1項に記載のデー
    タ変換回路であって、前記補間部は、可変の変換係数を
    用いて色空間変換を実行する色空間変換回路を備える、
    データ変換回路。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6の何れか1項に記載のデー
    タ変換回路であって、 前記補間部は、前記補間データと文字情報および図形情
    報とを多重化するオン・スクリーン・ディスプレイ回路
    を備える、データ変換回路。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7の何れか1項に記載のデー
    タ変換回路であって、前記第1バッファ・メモリおよび
    前記第2バッファ・メモリよりも前段に、入力する画像
    データに対してガンマ変換を実行するガンマ補正回路を
    備えるデータ変換回路。
  9. 【請求項9】 請求項1〜8の何れか1項に記載のデー
    タ変換回路であって、前記第1バッファ・メモリおよび
    前記第2バッファ・メモリよりも前段に、入力する画像
    データのOB(オプティカル・ブラック)領域から取得
    した輝度値に基づいて前記画像データの輝度レベルを補
    正するOB補正回路を備えるデータ変換回路。
  10. 【請求項10】 請求項1〜9の何れか1項に記載のデ
    ータ変換回路であって、前記第1バッファ・メモリおよ
    び前記第2バッファ・メモリよりも前段に、画像データ
    のゲインを調整するゲイン補正回路を備えるデータ変換
    回路。
  11. 【請求項11】 請求項1〜10の何れか1項に記載の
    データ変換回路であって、前記第1バッファ・メモリお
    よび前記第2バッファ・メモリよりも前段に、入力する
    画像データのホワイト・バランスを調整するWB補正回
    路を備えるデータ変換回路。
  12. 【請求項12】 請求項1〜11の何れか1項に記載の
    データ変換回路であって、前記第1バッファ・メモリお
    よび前記第2バッファ・メモリよりも前段に、入力する
    画像データに基づいてAF(オート・フォーカス)評価
    値を算出するAF評価回路を備えるデータ変換回路。
  13. 【請求項13】 単板式の色フィルタ・アレイをもつ撮
    像センサと、該撮像センサから出力された画像信号をA
    /D変換して1画素に単色成分しかもたない原画像デー
    タを生成出力するA/D変換回路と、前記原画像データ
    を画像処理して1画素に複数色成分をもつ点順次データ
    を生成出力する画像処理部と、画像データをフレーム単
    位またはフィールド単位で各色成分毎に配列した面順次
    データを表示する面順次ディスプレイと、入力する画像
    データの色成分配列を面順次に変換して前記面順次ディ
    スプレイに出力するデータ変換回路と、を備えたデジタ
    ル・カメラであって、 前記データ変換回路は、 前記原画像データをフレーム単位またはフィールド単位
    で交互に記憶する第1バッファ・メモリおよび第2バッ
    ファ・メモリと、 前記第1バッファ・メモリおよび第2バッファ・メモリ
    の一方に前記原画像データを記憶している期間は、他方
    に格納済みの画素データを選択的に読み出して出力する
    ように制御する制御手段と、 前記制御手段により前記第1バッファ・メモリおよび前
    記第2バッファ・メモリから出力された特定領域の画素
    データに基づいて画素補間を実行して1画素に複数色成
    分をもつ補間データを生成し、該補間データを面順次の
    色成分配列で前記面順次ディスプレイに出力する補間部
    と、を備える、ことを特徴とするデジタル・カメラ。
  14. 【請求項14】 請求項13記載のデジタル・カメラで
    あって、前記面順次ディスプレイはビューファインダー
    を構成するものである、デジタル・カメラ。
  15. 【請求項15】 請求項13または14記載のデジタル
    ・カメラであって、前記データ変換回路は、前記原画像
    データを前記第1バッファ・メモリおよび前記第2バッ
    ファ・メモリの容量に適合するように解像度変換した後
    に前記第1バッファ・メモリおよび前記第2バッファ・
    メモリに出力する解像度変換部を更に備える、デジタル
    ・カメラ。
  16. 【請求項16】 請求項13〜15の何れか1項に記載
    のデジタル・カメラであって、前記データ変換回路は、
    1画素に複数色成分をもつ点順次データを入力データと
    し、該点順次データを1画素に単色成分をもつ原画像形
    式のデータに変換し出力する信号変換回路を備え、 前記制御手段は、前記原画像形式のデータを前記第1バ
    ッファ・メモリと前記第2バッファ・メモリとにフレー
    ム単位またはフィールド単位で交互に記憶するように制
    御し、且つ前記第1バッファ・メモリおよび第2バッフ
    ァ・メモリの一方に前記原画像形式のデータを記憶して
    いる期間は、他方に格納済みの画素データを選択的に読
    み出して出力するように制御する、デジタル・カメラ。
  17. 【請求項17】 請求項16記載のデジタル・カメラで
    あって、前記データ変換回路は、前記原画像データと前
    記信号変換回路から出力された前記原画像形式のデータ
    との何れか一方を選択して前記第1バッファ・メモリと
    前記第2バッファ・メモリとに出力するセレクタを備え
    る、デジタル・カメラ。
  18. 【請求項18】 請求項16または17記載のデジタル
    ・カメラであって、 前記データ変換回路は、1画素に複数色成分をもつ前記
    点順次データと、前記信号変換回路から出力された前記
    原画像形式のデータとの何れか一方を選択して前記第1
    バッファ・メモリと前記第2バッファ・メモリとに出力
    する第2のセレクタを備え、 前記第1バッファ・メモリおよび前記第2バッファ・メ
    モリは、それぞれ前記点順次データの少なくとも1フレ
    ーム分の半分の容量を有しており、 前記第2のセレクタが前記点順次データを選択して出力
    するとき、 前記制御手段は、前記点順次データの奇数番目ラインか
    らなる奇数フィールドと前記点順次データの偶数番目ラ
    インからなる偶数フィールドとの何れか一方を、前記第
    1バッファ・メモリと前記第2バッファ・メモリとの一
    方に記憶している期間に、前記第1バッファ・メモリと
    前記第2バッファ・メモリとの他方に格納済みの他方の
    奇数フィールドまたは偶数フィールドを読出すように制
    御し、 且つ、前記補間部は、読み出された前記奇数フィールド
    または前記偶数フィールドに対して不足のフィールドを
    内挿補間した補間データを生成し、該補間データを前記
    面順次の色成分配列で面順次ディスプレイに出力する、
    デジタル・カメラ。
  19. 【請求項19】 請求項13〜18の何れか1項に記載
    のデジタル・カメラであって、前記補間部は、可変の変
    換係数を用いて色空間変換を実行する色空間変換回路を
    備える、デジタル・カメラ。
  20. 【請求項20】 請求項13〜19の何れか1項に記載
    のデジタル・カメラであって、前記補間部は、前記補間
    データと文字情報および図形情報とを多重化するオン・
    スクリーン・ディスプレイ回路を備える、デジタル・カ
    メラ。
  21. 【請求項21】 請求項13〜20の何れか1項に記載
    のデジタル・カメラであって、前記データ変換回路は、
    前記第1バッファ・メモリおよび前記第2バッファ・メ
    モリよりも前段に、入力する画像データに対してガンマ
    変換を実行するガンマ補正回路を備える、デジタル・カ
    メラ。
  22. 【請求項22】 請求項13〜21の何れか1項に記載
    のデジタル・カメラであって、前記データ変換回路は、
    前記第1バッファ・メモリおよび前記第2バッファ・メ
    モリよりも前段に、入力する画像データのOB(オプテ
    ィカル・ブラック)領域から取得した輝度値に基づいて
    前記画像データの輝度レベルを補正するOB補正回路を
    備える、デジタル・カメラ。
  23. 【請求項23】 請求項13〜22の何れか1項に記載
    のデジタル・カメラであって、前記データ変換回路は、
    前記第1バッファ・メモリおよび前記第2バッファ・メ
    モリよりも前段に、入力する画像データのゲインを調整
    するゲイン補正回路を備える、デジタル・カメラ。
  24. 【請求項24】 請求項13〜23の何れか1項に記載
    のデジタル・カメラであって、前記データ変換回路は、
    前記第1バッファ・メモリおよび前記第2バッファ・メ
    モリよりも前段に、入力する画像データのホワイト・バ
    ランスを調整するWB補正回路を備える、デジタル・カ
    メラ。
  25. 【請求項25】 請求項13〜24の何れか1項に記載
    のデジタル・カメラであって、前記データ変換回路は、
    前記第1バッファ・メモリおよび前記第2バッファ・メ
    モリよりも前段に、入力する画像データに基づいてAF
    評価値を算出するAF評価回路を備える、デジタル・カ
    メラ。
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