JP3696536B2 - データ変換回路 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、デジタル・スチル・カメラやデジタル・ビデオ・カメラなどのデジタル・カメラにおいて、撮像した画像データの成分配列などを変換するデータ変換回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
図20は、従来のデジタル・カメラの概略構成を示すブロック図である。このデジタル・カメラにおいて、光学系100を透過した光はCCD撮像素子101で検出されアナログ信号に変換される。アナログ信号処理部102は、CCD撮像素子101から入力するアナログ信号に対してゲイン調整やA/D変換などを施してデジタル信号(原画像データ;Raw Image Data)を生成し画像処理部103に出力する。その原画像データは、画像処理部103で画素補間、輪郭強調、色空間変換などのデジタル画像処理を施された後、主メモリ106のバッファ領域に転送され格納される。CPU107は、そのバッファ領域に格納された画像データを読み出してソフトウェア処理を施したり、読出した画像データを圧縮伸長処理部110で圧縮符号化させ、カード・インターフェース108を介してICメモリに記録させたりするように制御できる。
【0003】
また、このデジタル・カメラは、撮像した画像データを電子的に表示する2種類の表示装置を備えている。一つは、デジタル・カメラの背面部などに設けられた比較的大画面のLCD(液晶ディスプレイ)装置111、もう一つは、デジタル・カメラの接眼部に設けられる電子ビューファインダー(以下、EVFと略す。)114である。EVF114には、1フレームを面順次形式で表示する面順次ディスプレイが使用される。ユーザーは、デジタル・カメラに備わる切替ボタン(図示せず)などを操作して何れか一方の表示装置を選択できる。それら表示装置に画像データを動画像表示する際、CPU107は、画像処理部103から低解像度の画像データを次々と出力させ、バス115を介してディスプレイ信号処理部109に転送する。LCD装置111で動画像表示するとき、ディスプレイ信号処理部109は、その画像データをアナログRGB信号などの映像信号に変換してLCD装置111に出力する。LCD装置111は、入力する映像信号に基づいて液晶パネルやバックライトを駆動することで動画像表示を行う。尚、ディスプレイ信号処理部109から出力された映像信号をケーブル112を介して外部のTVモニターに転送し、動画像表示することも可能である。
【0004】
一方、EVF114で動画像表示するとき、ディスプレイ信号処理部109は、バス115を介して入力する画像データをデータ変換回路113に転送する。画像処理部103からは、1画素当たりR(赤色),G(緑色),B(青色)の3原色成分、もしくは、1画素当たりY(輝度成分),Cb(色差成分),Cr(色差成分)などの3成分などが点順次形式で出力されており、データ変換回路113は、転送された画像データの各成分を画素単位で配列した点順次形式のデータ(以下、点順次データと呼ぶ。)から、フレーム単位で配列した面順次形式のデータ(以下、面順次データと呼ぶ。)に変換し、EVF114に出力する。図21は、R,G,Bの点順次形式の画像データを模式的に示す説明図である。同図に示すように、1フレームは、R[0, 0],G[0, 0],B[0, 0],R[1, 0],G[1, 0],B[1, 0],…,R[i, j],G[i, j],B[i, j]…,R[w-1, h-1],G[w-1, h-1],B[w-1, h-1](i:水平画素番号、j:水平ライン番号)の順序で転送される。また、図22は、R,G,Bの面順次形式の画像データを模式的に示す説明図である。同図に示すように、1フレームは、R[0, 0],…,R[w-1, h-1],G[0, 0],…,G[w-1, h-1],B[0, 0],…,B[w-1, h-1]の順序で転送されることになる。すなわち、R[0, 0],…,R[w-1, h-1]のみのRフィールド、G[0, 0],…,G[w-1, h-1]のみのGフィールド、そして、B[0, 0],…,B[w-1, h-1]のみのBフィールドがこの順序で転送される。
【0005】
従来のデータ変換回路113は、少なくとも1フレーム分のバッファ・メモリを備えており、入力する点順次データをそのバッファ・メモリに1フレーム分記憶し、面順次形式で読み出し、高いフレームレートでEVF114に出力していた。例えば、点順次データが各色8ビットの3成分からなる場合、総画素数×3バイトの容量をもつバッファ・メモリが必要となる。しかしながら、バッファ・メモリが1フレーム分の容量しか持たない場合、バッファ・メモリに点順次データを書き込む過程で、そのバッファ・メモリから面順次データが読み出されることが起こり得る。EVF114は、各色フィールドを時系列で取り込むため、被写体が動いている場合にその被写体が各色フィールド毎に異なる位置に表示されるという、所謂「色ズレ」現象が起きるという問題がある。
【0006】
また、EVF114などの表示装置で点順次データを表示するとき、インタレース表示をプログレッシブ表示に変換する場合や、表示装置の表示速度に合わせてフレームを出力する場合に、所謂、フレームレート変換が行われている。しかしながら、1フレーム分のバッファ・メモリでフレームレート変換を行うとき、図23に示すように、表示画像116中の高速で動く被写体117が、表示画像116の上部116aと下部116bとでずれて見えるという、所謂「位置ズレ」現象が起こるという問題がある。
【0007】
以上の点順次−面順次変換やフレームレート変換で生じる現象を防止するには、2フレーム分のバッファ・メモリを用意すればよい。図24は、2フレーム分のバッファ・メモリ122A,122Bを有するデータ変換回路113を示す概略図である。このデータ変換回路113では、色空間変換回路120は入力する点順次データの色空間をRGB空間に変換して出力する。この色空間変換回路120から出力された点順次データは、書込み制御部121により、第1バッファ・メモリ122Aと第2バッファ・メモリ122Bとの何れか一方に書き込まれるように制御される。また、読出し制御部123は、何れか一方のバッファ・メモリ122Aまたは122Bに点順次データが書き込まれている期間、他方のバッファ・メモリ122Bまたは122Aから、高いフレームレートで面順次データを読出すように制御し、EVF114に出力する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図24に示すデータ変換回路113では、2フレーム分のバッファ・メモリを用意しなければならない。これにより、回路の消費電力が増大するためデジタル・カメラの長時間の連続使用が難しくなり、また、回路規模も大きくなるためコストの増大が避けられないという問題があった。
【0009】
以上の問題などに鑑みて本発明が解決しようとするところは、バッファ・メモリの容量を増大させず、上述の色ズレ現象や位置ズレ現象を起こさない、低消費電力で且つ低廉なデータ変換回路を提供する点にある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、請求項1に係る発明は、1画素当たり複数成分を有する入力画像データを、1画素当たり単成分を有する画像データにサンプリングし出力するサンプリング部と、前記入力画像データの着目画素と周辺画素との相関状態に対応する値をもつキー信号を算出するキー信号算出部と、前記サンプリング部から出力された画像データと前記キー信号とをフレーム単位またはフィールド単位でバッファ・メモリに記憶させるように制御する書込み制御手段と、前記バッファ・メモリに記憶済みの前記画像データと前記キー信号とをフレーム単位またはフィールド単位で読出すように制御する読出し制御手段と、前記読出し制御手段により読み出された前記画像データに対して1画素当たり複数成分を補間する画素補間処理を前記キー信号の値に応じて個別に実行し、該画素補間処理を施した補間データを表示装置に出力する補間部と、を備えることを特徴とするものである。
【0011】
請求項2に係る発明は、請求項1記載のデータ変換回路であって、前記書込み制御手段は、前記サンプリング部から出力された前記画像データと前記キー信号とを結合した結合データを前記バッファ・メモリに記憶させ、前記補間部は、前記読出し制御手段により前記バッファ・メモリから読み出された前記結合データを分離して得られる前記画像データに対して前記画素補間処理を実行するものである。
【0012】
請求項3に係る発明は、請求項1記載のデータ変換回路であって、前記書込み制御手段は、前記サンプリング部から出力された前記画像データの下位ビットに前記キー信号を含めたデータを前記バッファ・メモリに記憶させ、前記補間部は、前記読出し制御手段により前記バッファ・メモリから読み出されたデータから前記画像データと前記キー信号とを抽出して前記画素補間処理を実行するものである。
【0013】
請求項4に係る発明は、請求項1〜3の何れか1項に記載のデータ変換回路であって、前記バッファ・メモリは、第1バッファ・メモリと第2バッファ・メモリとからなり、前記書込み制御手段は、前記画像データおよび前記キー信号を前記第1バッファ・メモリと前記第2バッファ・メモリとにフレーム単位またはフィールド単位で交互に記憶するように制御し、前記読出し制御手段は、前記第1バッファ・メモリおよび前記第2バッファ・メモリの何れか一方のメモリにデータが書き込まれる期間に、他方のメモリに記憶済みのデータをフレーム単位またはフィールド単位で読出すように制御し、前記補間部は、前記各成分を画素単位で配列した点順次形式の前記画像データから、前記各成分をフレーム単位またはフィールド単位で配列した面順次形式の前記補間データを生成するものである。
【0014】
請求項5に係る発明は、請求項4記載のデータ変換回路であって、前記補間部は、前記入力画像データのフレームレートと異なるフレームレートで面順次形式の前記補間データを生成するものである。
【0015】
請求項6に係る発明は、請求項1〜3の何れか1項に記載のデータ変換回路であって、前記バッファ・メモリは、第1バッファ・メモリと第2バッファ・メモリとからなり、前記書込み制御手段は、前記サンプリング部から出力された画像データと前記キー信号とを前記第1バッファ・メモリと前記第2バッファ・メモリとにフレーム単位またはフィールド単位で交互に記憶するように制御し、前記読出し制御手段は、前記第1バッファ・メモリおよび前記第2バッファ・メモリの何れか一方のメモリにデータが書き込まれる期間に、他方のメモリに記憶済みのデータをフレーム単位またはフィールド単位で読出すように制御し、前記補間部は、前記入力画像データのフレームレートと異なるフレームレートで前記画素補間処理を実行して前記補間データを出力するものである。
【0016】
【発明の実施の形態】
デジタル・カメラの構成.
最初に、本発明の実施の形態に係るデータ変換回路を組み込んだデジタル・カメラの構成例を示した後、各実施の形態に係るデータ変換回路を詳説する。図1は、そのデータ変換回路5を組み込んだデジタル・カメラ1の全体構成を示す機能ブロック図である。このデジタル・カメラ1は、AF(オート・フォーカス;自動合焦)制御機能や自動露出制御機能などを有する光学機構2、この光学機構2を透過した光を受光するCCD撮像素子3、このCCD撮像素子3から出力されるアナログ画像信号を処理してデジタル画像データ(原画像データ;Raw Image Data)を出力するアナログ信号処理部4、そして、原画像データに対してデジタル画像処理を行う画像処理部8を備えている。尚、タイミング・ジェネレータ7は、CCD駆動部3A、アナログ信号処理部4、画像処理部8およびデータ変換回路5の動作タイミングを規律するクロック信号を生成し供給するものである。
【0017】
前記CCD撮像素子3は、CCD駆動回路3Aから駆動信号の供給を受けて動作し、光電効果で発生したキャリア(電子またはホール)を蓄積する電荷蓄積部と、蓄積されたキャリアに電界を印加して転送する電荷転送部とを備えたものである。このCCD撮像素子3の感光部上には、入射した光を画素単位で着色する単板式の色フィルタ・アレイが設けられている。このため、CCD撮像素子12の感光部には、R(赤色),G(緑色),B(青色)の3原色、若しくは、Y(イエロー色),M(マゼンダ色),C(シアン色),G(緑色)などの4色で着色した光が入射し、光電変換を受けることになる。尚、CCD撮像素子3の代わりに、電荷転送部をもたないCMOS撮像素子を採用してもよい。
【0018】
アナログ信号処理部4は、CDS(Correlated Double Sampling;相関二重サンプリング)回路、AGC(Automatic Gain Control;自動利得制御)回路およびA/D変換回路を備えている。CCD撮像素子3は、通常黒レベルの基準レベルをもつ基準信号と、その基準信号を含む画像信号とを時分割で交互に出力する。CDS回路は、画像信号に含まれるノイズ成分を除去するために、その基準信号と画像信号とをサンプリングし、両信号の差分信号を取り出して出力する。また、AGC回路は、CDS回路から入力する差分信号の信号レベルを適正化した信号を出力し、また、A/D変換回路は、AGC回路からの入力信号をサンプリングし、所定の量子化ビット数で量子化した原画像データ(Raw Image Data)を出力する。
【0019】
画像処理部8は、タイミング・ジェネレータ7から供給されるクロック信号と同期して動作する集積回路である。この画像処理部8は、アナログ信号処理部4から入力する原画像データに対して、シェーディング補正処理、画素補間処理、ガンマ補正処理、色空間変換処理、輪郭強調処理および解像度変換処理などの種々のデジタル画像処理をリアルタイムに実行する機能を有している。例えば、画素補間処理では、前記単板式の色フィルタ・アレイにより1画素につき単成分しか持たない画像信号に対して、1画素当たり複数成分が補間される。これにより、1画素につきR,G,Bの3原色成分、もしくはY,M,C,Gなどの補色系の4色成分をもつ画像信号が生成される。
【0020】
画像処理部8が出力した画像信号は、バス10を介してCPU(中央演算処理部)11または主メモリ9に転送され、様々な処理を施される。CPU11は、主メモリ9を作業領域として利用し、画像信号に対して種々のソフトウェア処理を実行できる。また、CPU11は、圧縮伸長処理部16を起動することで、その画像信号をJPEG(Joint Photographic Expert Group)方式やモーションJPEG方式などで圧縮符号化した後、その圧縮データをインターフェース部15に転送し、メモリ・カードなどの記憶媒体に格納したり、パーソナル・コンピュータなどの外部機器に出力したりすることが可能である。
【0021】
CPU11は、更に、画像処理部8から連続的に出力される静止画像(フレーム)を、LCD装置13やEVF6で動画像表示させるように制御できる。LCD装置13は、デジタル・カメラ1の背面部に設けられる比較的大画面の表示装置であり、EVF6は、デジタル・カメラ1の接眼部に設けられる面順次ディスプレイである。CCD撮像素子3で撮像した連続フレームをLCD装置13で表示する場合、CPU11は、画像処理部8から、LCD装置13の解像度に合わせて解像度変換を施され出力される各フレームを、バス10を介してディスプレイ信号処理部12に次々と転送するように制御する。ディスプレイ信号処理部12は、転送されたフレームをテレビ信号に変換してLCD装置13に出力する。尚、そのテレビ信号は、ケーブル14を介して外部のテレビモニタに出力されることも可能である。
【0022】
また、CCD撮像素子3で撮像した連続フレームをEVF6で表示する場合、ディスプレイ信号処理部12は、画像処理部8から転送されたデジタルRGB信号を、ITU−R(国際電気通信連合無線通信部門)勧告BT.601準拠のYUV444形式の信号へ変換し、輝度信号(Yデータ)と色差信号(Uデータ,Vデータ)とからなる24ビット幅のYUVデータを出力するものとする。このYUVデータは、本発明に係るデータ変換回路5で点順次データから面順次データに変換後、EVF6に出力され、動画像表示される。
【0023】
データ変換回路5は、データ書込・読出部26と補間部25とから構成されている。データ書込・読出部26では、サンプリング・キー信号算出部20は、入力するYUVデータをサンプリングして1画素当たり単成分(Y成分、U成分またはV成分)を有する画像データに変換して出力すると同時に、後に詳述するように、入力するYUVデータの着目画素と周辺画素との相関状態に対応した値をもつキー信号を算出する機能を有する。このサンプリング・キー信号算出部20に入力するYUVデータは、1画素当たり3成分(Y成分、U成分およびV成分)を有するものであるが、所定の配列で1画素当たり単成分にサンプリングされる。このため、1画素当たりN成分(N≧3)を有する画像データを格納する場合と比べると、第1バッファ・メモリ22と第2バッファ・メモリ23とに必要なメモリ容量は1/Nで済み、大幅に削減できることから、回路規模の縮小と低コスト化を図ることが可能となる。
【0024】
また、書込み制御部21は、サンプリング・キー信号算出部20からの入力データを、第1バッファ・メモリ22と第2バッファ・メモリ23とにフレーム単位またはフィールド単位で交互に記憶させるように制御する。ここで、フィールドとは、偶数番目の水平ラインのみからなる偶数フィールド、もしくは奇数番目の水平ラインのみからなる奇数フィールドを意味している。また、読出し制御部24は、第1バッファ・メモリ22と第2バッファ・メモリ23との一方のメモリにデータが書き込まれる期間は、他方のメモリに記憶済みのデータをフレーム単位またはフィールド単位で読出して補間部25に出力するように制御するものである。
【0025】
補間部25は、読出し制御部24で読み出されたデータに対して、後に詳述するように上記キー信号に基づいて1画素当たり複数成分を補間する画素補間処理を行い、面順次データをEVF6に出力する。
【0026】
以上の構成を有するデジタル・カメラ1に搭載されたデータ変換回路5の実施の形態について以下に詳説する。
【0027】
実施の形態1.
図2および図3に、本発明の実施の形態1に係るデータ変換回路51を示す。図2と図3は、図4に示す位置関係に従って1点鎖線を介して互いに連続している。本実施の形態1に係るデータ変換回路51は、図2に示すデータ書込・読出部261と、図3に示す補間部251とから構成されている。
【0028】
図2に示すデータ書込・読出部261のサンプリング・キー信号算出部20は、上記ディスプレイ信号処理部12から出力された24ビット幅のYUVデータを、1画素当たり単成分を有するデータに変換するサンプリング回路20Aと、そのYUVデータに基づいて後述する2ビット幅のキー信号を画素単位で算出するキー信号算出回路20Bとを備えている。図5は、サンプリング回路20Aが出力するデータの成分配列40を示す説明図である。Y成分,U成分,V成分をもつ各画素にそれぞれ「Y」,「U」,「V」の文字が付されている。
【0029】
サンプリング回路20Aは、図5に示す成分配列40に従って各成分をサンプリングする。すなわち、Y成分(輝度成分)は、各水平ライン上で1水平画素置きの千鳥配列でサンプリングされ、U成分とV成分(色差成分)はそれぞれ、1水平ライン置きに且つ1水平画素置きにサンプリングされて、8ビット幅の画素データとして出力される。そして、サンプリング回路20Aが出力した8ビット幅の画素データと、キー信号算出回路20Bが出力した2ビット幅のキー信号とは結合され、10ビット幅の結合データとなって第1バッファ・メモリ(SRAM)22と第2バッファ・メモリ(SRAM)23とに出力される。
【0030】
このデータ書込・読出部261は、2バンクを構成する第1バッファ・メモリ22と第2バッファ・メモリ23を備えており、更に、データ書込み用のアドレス信号を生成する入力用アドレス・ジェネレータ27、この入力用アドレス・ジェネレータ27に対してデータ書込み用のタイミングを指示する入力用タイミング・ジェネレータ28、データ読出し用のアドレス信号を生成する出力用アドレス・ジェネレータ30、そして、この出力用アドレス・ジェネレータ30に対してデータ読出しのタイミングを指示する出力用タイミング・ジェネレータ29を備えている。
【0031】
前記第1バッファ・メモリ22と第2バッファ・メモリ23は共に、少なくとも、320×240画素(=水平画素数×垂直画素数)×10ビットの記憶容量を有している。この記憶容量のうち320×240画素分は、EVF6の表示画素数に対応したものである。これら第1バッファ・メモリ22と第2バッファ・メモリ23は共に、ライト・イネーブル端子WEとリード・イネーブル端子REを備えており、各イネーブル端子WE,REは、何れかのANDゲート31,32,33,34から制御信号を供給される。
【0032】
サンプリング・キー信号算出部20が出力する10ビット幅の結合データは、第1バッファ・メモリ22と第2バッファ・メモリ23との各データ入力端子Dinに入力し、各バッファ・メモリ22,23に、フレーム単位またはフィールド単位で交互に格納される。第1バッファ・メモリ22にデータ書込みを行う間に第2バッファ・メモリ23からデータ読出しを行う期間は、バンク選択信号BSCTの信号レベルは"H(High)"に切り替えられ維持される。この期間、第1バッファ・メモリ22のライト・イネーブル端子WEに制御信号を供給するANDゲート31と、第2バッファ・メモリ23のリード・イネーブル端子REに制御信号を供給するANDゲート34とに、Hレベル信号が伝達する。また、Hレベルのバンク選択信号BSCTは、インバータ35でL(Low)レベル信号にレベル反転される。このLレベル信号は、第1バッファ・メモリ22のリード・イネーブル端子REに制御信号を供給するANDゲート32と、第2バッファ・メモリ23のライト・イネーブル端子WEに制御信号を供給するANDゲート33とに供給されている。他方、第2バッファ・メモリ23にデータ書込みを行う間に第1バッファ・メモリ22からデータ読出しを行う期間は、バンク選択信号BSCTの信号レベルは"L"に切り替えられ維持される。
【0033】
入力用タイミング・ジェネレータ28と入力用アドレス・ジェネレータ27は共に、供給される入力画素クロックICLKと同期して動作する。入力用タイミング・ジェネレータ28は、レジスタ28Aに記憶された解像度変換係数α,β(α,β:1以上の値)に基づき、入力画素クロックICLK、水平同期信号HDおよび垂直同期信号VDを用いてライト・イネーブルパルスWEBLを生成し、入力用アドレス・ジェネレータ27に出力する。ここで、水平同期信号HDと垂直同期信号VDは、図1に示すタイミング・ジェネレータ7から供給される。また、αは、当該YUVデータの画像サイズを水平方向に1/α倍に解像度変換するための係数、βは、その画像サイズを垂直方向に1/β倍に解像度変換するための係数である。係数α,βの値は、YUVデータの解像度がEVFの解像度に適合するように調整される。
【0034】
また、入力用アドレス・ジェネレータ27は、書込みアドレスを増分するアドレス・カウンタ(図示せず)を内蔵しており、そのアドレス・カウンタは、前記ライト・イネーブルパルスWEBLが入力する度に書込みアドレスの増分動作を行い、アドレス信号を生成する。また、入力用アドレス・ジェネレータ27は、データ書込み時には、生成したアドレス信号を、第1バッファ・メモリ22と第2バッファ・メモリ23との各アドレス入力端子Addr_iに供給すると同時に、Hレベルのライト・イネーブル信号をANDゲート31,33に供給する。ANDゲート31は、そのライト・イネーブル信号とバンク選択信号BSCTとを論理積演算した信号を第1バッファ・メモリ22の端子WEに出力する。また、ANDゲート33は、そのライト・イネーブル信号と、インバータ35から供給される反転信号とを論理積演算した信号を第2バッファ・メモリ23の端子WEに出力する。
【0035】
尚、図1に示した書込み制御部21は、上記の入力用アドレス・ジェネレータ27、入力用タイミング・ジェネレータ28、ANDゲート31,33で構成されるものである。
【0036】
次に、出力用タイミング・ジェネレータ29と出力用アドレス・ジェネレータ30は共に、供給される出力画素クロックOCLKと同期して動作する。出力用タイミング・ジェネレータ29は、出力画素クロックOCLKを用いてデータ読出しのタイミングを示すリード・イネーブルパルスREBLを生成し、出力用アドレス・ジェネレータ30に供給する。
【0037】
また、出力用アドレス・ジェネレータ30は、読出しアドレスを増分するアドレス・カウンタ(図示せず)を内蔵しており、このアドレス・カウンタは、リード・イネーブルパルスREBLが入力する度に当該読出しアドレスの増分動作を行い、アドレス信号を生成する。また、出力用アドレス・ジェネレータ30は、データ読出し時には、生成したアドレス信号を、第1バッファ・メモリ22と第2バッファ・メモリ23との各アドレス入力端子Addr_oに供給すると同時に、Hレベルのリード・イネーブル信号を各ANDゲート32,34に供給する。一方のANDゲート34は、そのリード・イネーブル信号とバンク選択信号BSCTとを論理積演算した信号を生成し、第2バッファ・メモリ23の端子REに出力し、他方のANDゲート32は、そのリード・イネーブル信号と、インバータ35から供給される反転信号とを論理積演算した信号を第1バッファ・メモリ22の端子REに出力している。
【0038】
尚、データ読出し時のフレームレートを高めるため、出力画素クロックOCLKの周波数は入力画素クロックICLKのそれよりも高く設定されている。
【0039】
以上のように第1バッファ・メモリ22のデータ出力端子Doutから読み出された10ビット幅の結合データはセレクタ24Aの「0」側端子に入力する一方、第2バッファ・メモリ23のデータ出力端子Doutから読み出された10ビット幅の結合データはセレクタ24Aの「1」側端子に入力する。セレクタ24Aは、バンク選択信号BSCTの信号レベルが"L"または"H"に応じて「0」側端子または「1」側端子を選択し、選択した端子から入力する結合データを図3に示す補間部251に出力する。
【0040】
尚、図1に示した読出し制御部24は、上記の出力用タイミング・ジェネレータ29、出力用アドレス・ジェネレータ30、ANDゲート32,34およびセレクタ24Aで構成されるものである。
【0041】
次に、図3に示す補間部251について説明する。補間部251に入力した10ビット幅の結合データは、8ビット幅の画素データと2ビット幅のキー信号とに分離される。補間部251は、8ビット幅の画素データを3×3画素の領域に保持するレジスタ群36と、1水平ラインの画素データを一時的に記憶するFIFOメモリ38と、補間・成分選択回路39とから構成される。
【0042】
レジスタ群36は、9個のレジスタ37A,37B,37C,37D,37E,37F,37G,37H,37Iを、FIFOメモリ38を介して直列に多段接続したものである。レジスタ37A〜37Iは、出力画素クロックOCLKが入力する度に、データ入力端子(D)に入力する画素データを取り込むと同時に、保持している画素データをデータ出力端子(Q)から次段のレジスタまたはFIFOメモリ38へシフトさせる。このようなレジスタ群36は、1フレーム内または1フィールド内の任意の3×3画素領域の画素データを保持することが可能である。尚、図3に示した例では、レジスタ群36は9個のレジスタ37A〜37Iを有するが、この代わりに、25個のレジスタを有することで5×5画素領域の画素データを保持してもよい。
【0043】
また、補間・成分選択回路39には、レジスタ37A〜37Iの各データ出力端子(Q)から出力された8ビット幅の画素データと、2ビット幅のキー信号とが入力する。補間・成分選択回路39は、上記出力用タイミング・ジェネレータ29から供給されるタイミング信号TIと同期して動作し、入力する3×3画素領域の画素データを用いてキー信号の値に応じた画素補間処理を実行した後、色空間変換を実行してRGBの3成分を出力する。本実施の形態1では、R成分のみのRフィールド、G成分のみのGフィールドおよびB成分のみのBフィールドを画素補間処理でつくり出すために、第1バッファ・メモリ22または第2バッファ・メモリ23から同じ画素データが、各フィールド毎に3回読み出される。このように、補間・成分選択回路39は、図22に示したような面順次データをEVF6へ出力することとなる。
【0044】
キー値算出処理と画素補間処理.
次に、上記したキー信号算出回路20Bにおけるキー値算出処理と、補間・成分選択回路39における画素補間処理について詳説する。上記サンプリング回路20Aでは、1画素当たり3成分を有する画像データから、1画素当たり単成分を有するデータがサンプリングされる。その後、補間・成分選択回路39の画素補間処理により、1画素当たり3成分を有する画像データが復元されるが、サンプリングにより失われた画像情報を完全に再構築するのは難しく、画質低下は避けられない。特に、水平画素方向または垂直画素方向の境界線がギザギザ状で復元されたり、縦線からなる縞模様が横線からなる縞模様に誤って復元されたりするという問題が生じていた。本実施の形態1では、キー信号算出回路20Bでサンプリング前の画像データの着目画素と周辺画素との相関状態に対応した値をもつキー信号を算出し、補間部25でキー信号の値に対応した画素補間処理を個別に行うことで、前述の問題を大幅に改善することが可能となる。
【0045】
キー値算出処理と画素補間処理の例1.
本例では、キー信号算出回路20Bは、3×3画素領域の画像データを一時的に記憶するレジスタ(図示せず)を備えている。図6は、その3×3画素領域の画像データ41を簡略的に示す説明図である。図6には、各画素に対応して「X」,「A」,「B」,「C」,「D」,「Z」の文字が付されている。本例では、「Z」を付した画素は、サンプリングされない間引き対象の着目画素を示しており、「A」,「B」,「C」,「D」,「Z」を付した画素の画素データは、それぞれ、DA,DB,DC,DD,DZで示されるものとする。
【0046】
キー信号算出回路20Bは、間引き対象の着目画素と周辺画素との間の輝度成分に関する差分値Δ1,Δ2を次式(1),(2)に従って算出する。
【0047】
【数1】
Figure 0003696536
【0048】
上式(1),(2)中、ABS(x)は、数値xの絶対値を求める記号である。差分値Δは、当該着目画素と垂直方向の周辺画素との相関状態を示し、差分値Δは、当該着目画素と水平方向の周辺画素との相関状態を示している。本例では、差分値Δ,Δの値が小さい程に相関状態が高いとみなされる。また、サンプリング回路20Aが図5に示す成分配列40に従って単成分をサンプリングするとき、着目画素ではU成分またはV成分がサンプリングされ、当該着目画素の垂直・水平方向に隣接する周辺画素ではY成分がサンプリングされる。よって、キー信号算出回路20Bは、着目画素でU成分またはV成分がサンプリングされたときにY成分に関する差分値Δ,Δを算出する。
【0049】
次いで、キー信号算出回路20Bは、双方の差分値Δ1,Δ2の大小関係を判定し、Δ1の値がΔ2の値以下である(Δ1≦Δ2)と判定した場合、「0」の値をもつキー信号を出力し、他方、Δ1の値がΔ2の値を超えている(Δ1>Δ2)と判定した場合は、「1」の値をもつキー信号を出力する。従って、本例では、2ビット幅のキー信号の下位1ビットのみが使用される。
【0050】
一方、補間・成分選択回路39は、図3に示すレジスタ群36の中央のレジスタ37Eから出力される画素データを着目画素のデータとみなし、レジスタ37B,37D,37F,37Hから出力される画素データを周辺画素のデータとみなして、画素補間処理を実行する。補間・成分選択回路39は、着目画素に対応するキー信号の値が「0」の場合、垂直方向に隣接する周辺画素のデータの平均値を補間データとし、他方、そのキー信号の値が「1」の場合は、水平方向に隣接する周辺画素のデータの平均値を補間データとして算出する。
【0051】
このように本例では、サンプリング前の画像データの着目画素と周辺画素との相関状態の情報をキー信号に含め、このキー信号の値に対応した画素補間処理を個別に行うため、サンプリングによる画質劣化が抑制された面順次データを生成し出力することが可能である。
【0052】
キー値算出処理と画素補間処理の例2.
上記例1の場合と同様に、キー信号算出回路20Bは、図6に示す3×3画素領域の画像データ41を一時的に記憶するレジスタ(図示せず)を備えている。キー信号算出回路20Bは、間引き対象の着目画素と周辺画素との間で、輝度成分に関する差分値ΔU,ΔD,ΔR,ΔLを次式(3)〜(6)に従って算出する。但し、次式(3)〜(6)中、VKは、各式に対応するキー信号の値を示している。
【0053】
【数2】
Figure 0003696536
【0054】
上式(3)〜(6)において、差分値ΔU,ΔDは、着目画素に対して垂直方向上下両側に隣接する周辺画素との相関状態を示しており、差分値ΔR,ΔLは、着目画素と水平方向左右両側に隣接する各周辺画素との相関状態を示している。本例では、差分値が小さい程に相関状態が高いとみなされる。
【0055】
次に、キー信号算出回路20Bは、差分値ΔU,ΔD,ΔR,ΔLの中から最小値をもつものを選択する。キー信号の値は、差分値ΔUを選択した場合が「0」、差分値ΔDを選択した場合が「1」、差分値ΔRを選択した場合が「2」、差分値ΔLを選択した場合が「3」に設定される。
【0056】
一方、補間・成分選択回路39は、上記の例1と同様に、図3に示すレジスタ群36の中央のレジスタ37Eから出力される画素データを着目画素のデータとみなし、レジスタ37B,37D,37F,37Hから出力される画素データを周辺画素のデータとみなして、画素補間処理を実行する。補間・成分選択回路39は、キー信号の値が「0」の場合は、レジスタ37Eに対して垂直方向上方に隣接するレジスタ37Bから出力される画素データを補間データとし、キー信号の値が「1」の場合は、垂直方向下方に隣接するレジスタ37Hから出力される画素データを補間データとし、キー信号の値が「2」の場合は、水平方向右隣のレジスタ37Fから出力される画素データを補間データとし、キー信号の値が「3」の場合は、水平方向左隣のレジスタ37Dから出力される画素データを補間データとして出力する。このように、本例でも、サンプリングによる画質劣化が抑制された面順次データを生成し出力することが可能である。
【0057】
キー値算出処理と画素補間処理の例3.
上記例1,2の場合と同様に、キー信号算出回路20Bは、図6に示す3×3画素領域の画像データ41を一時的に記憶するレジスタ(図示せず)を備えている。また、本例では、後述するように3ビットのキー信号が出力されるため、サンプリング回路20Aから出力される8ビット幅の画像信号と、キー信号算出回路20Bから出力される3ビット幅のキー信号とを結合した11ビット幅の結合データが出力される。また、第1バッファ・メモリ22と第2バッファ・メモリ23はそれぞれ、11ビット幅の結合データを格納する記憶容量を有する。
【0058】
キー信号算出回路20Bは、入力する画像データ(YUVデータ)の輝度成分に関して空間フィルタリング処理を実行する。このため、キー信号算出回路20Bは、輝度成分に関して垂直画素方向の縦線、水平画素方向の横線、斜線、垂直画素方向の境界線(縦エッジ)、水平画素方向の境界線(横エッジ)、斜め方向の境界線(斜めエッジ)をそれぞれ検出する3×3画素の空間フィルタを備えている。図7に示すように、その空間フィルタ(重みマスク)42は、3×3画素領域における各画素データに一対一対応する係数値A(i,j)(i,jは0〜2の整数)を有し、各係数値A(i,j)を対応する画素データに重み付け(乗算)し加算するという積和演算を実行する機能を有するものである。図8〜図15は、各種の空間フィルタを例示する図である。図8は、縦線検出用の係数値をもつ空間フィルタ42Aを示し、図9は、横線検出用の係数値をもつ空間フィルタ42Bを示し、図10は、右下がりの斜線検出用の係数値をもつ空間フィルタ42Cを示し、図11は、右上がりの斜線検出用の係数値をもつ空間フィルタ42Dを示し、図12は、縦エッジ検出用の係数値をもつ空間フィルタ42Eを示し、図13は、横エッジ検出用の係数値をもつ空間フィルタ42Fを示し、図14は、右下がりの斜めエッジ検出用の係数値をもつ空間フィルタ42Gを示し、図15は、右上がりの斜めエッジ検出用の係数値をもつ空間フィルタ42Hを示している。
【0059】
また、これら空間フィルタ42A〜42Hから出力される積和演算値が所定の閾値を超えたか否かが判定される。その積和演算値が閾値を超えた場合、所定値をもつキー信号が出力される。本例でのキー信号の値は、空間フィルタ42A(図8)で縦線を検出した場合が「0」、空間フィルタ42B(図9)で横線を検出した場合が「1」、空間フィルタ42C(図10)で右下がりの斜線を検出した場合が「2」、空間フィルタ42D(図11)で右上がりの斜線を検出した場合が「3」、空間フィルタ42E(図12)で縦エッジを検出した場合が「4」、空間フィルタ42F(図13)で横エッジを検出した場合が「5」、空間フィルタ42G(図14)で右下がりの斜めエッジを検出した場合が「6」、空間フィルタ42H(図15)で右上がりの斜めエッジを検出した場合が「7」に設定される。
【0060】
一方、補間部25は、図3に示す3×3画素の画素データを保持するレジスタ群36を備える代わりに、5×5画素の画素データを保持するレジスタ群を備える必要がある。図15は、補間部25が備えるレジスタ群に保持される5×5画素領域の画像データ43を簡略的に示す図である。図15には、各画素に対応して「X」,「A」,「B」,「C」,「D」,「E」,「F」,「G」,「H」,「I」,「J」,「K」,「L」の文字が付されている。「Z」を付した画素が、画素補間対象の着目画素である。また、「A」〜「L」を付した各画素の画素データを、それぞれ、IDA〜IDLで表すものとする。
【0061】
補間部25に入力する11ビット幅の結合データは8ビット幅の画素データと3ビット幅のキー信号とに分離される。補間・成分選択回路39は、入力する3ビット幅のキー信号の値「0」〜「7」に応じて、それぞれ、次式(7)〜(14)に従って補間データDZを出力する。但し、次式(7)〜(14)中、VKは、各式に対応するキー信号の値を示している。
【0062】
【数3】
Figure 0003696536
【0063】
但し、上式(11),(12)の関数Median(X1,X2,X3,X4)は、引数X1〜X4を昇順に並べ替えたとき、その中央にくる数値(中央値)を算出する。すなわち、数値X1〜X4の中で中央値より小さな数値の個数と、中央値よりも大きな数値の個数とが等しくなる。例えば、Median(1, 2, 3, 4)=2.5である。
【0064】
このように、本例では、サンプリング前の画像データに現れる縦線や斜線などの特徴を相関状態として検出し、各特徴に応じてキー信号の値を設定するため、画素補間処理時に、サンプリング前の画像データの特徴を正確に復元することができ、画質劣化の少ない面順次データを生成し出力することが可能となる。
【0065】
キー値算出処理と画素補間処理の例4.
上記例3と同様に本例では、キー信号算出回路20Bは、図6に示す3×3画素領域の画像データ41を一時的に記憶するレジスタ(図示せず)を備えており、3ビット幅のキー信号を出力する。このため、サンプリング回路20Aから出力される8ビット幅の画像信号と、キー信号算出回路20Bから出力される3ビット幅のキー信号とを結合した11ビット幅の結合データが出力される。また、第1バッファ・メモリ22と第2バッファ・メモリ23はそれぞれ、11ビット幅の結合データを格納する記憶容量を有する。
【0066】
キー信号算出回路20Bは、間引き対象の着目画素について周辺画素の輝度成分に関する平均データ<V>,<H>,<O1>,<O2>,<O3>,<O4>,<O5>を、次式(15)〜(21)に従って算出する。また、次式中、各式に対応するキー信号の値VKも示す。
【0067】
【数4】
Figure 0003696536
【0068】
キー信号算出回路20Bは、それら平均データのうち、着目画素の画素データDZに最も近い値をもつ平均データを選択し、選択した当該平均データに対応する値VKをもつキー信号を出力する。
【0069】
一方、補間部25は、上記例3と同様に、図15に示す5×5画素領域の画像データ43を保持するレジスタ群を備えている。この補間部25の補間・成分選択回路39は、入力する3ビット幅のキー信号の値「0」〜「6」に応じて、それぞれ、次式(22)〜(28)に従って補間データIDZを算出する。
【0070】
【数5】
Figure 0003696536
【0071】
キー値算出処理と画素補間処理の例5.
上記例4,5と同様に本例では、キー信号算出回路20Bは、図6に示す3×3画素領域の画像データ41を一時的に記憶するレジスタ(図示せず)を備えており、3ビット幅のキー信号を出力する。このため、第1バッファ・メモリ22と第2バッファ・メモリ23はそれぞれ、11ビット幅の結合データを格納する記憶容量を有する。
【0072】
キー信号算出回路20Bは、先ず、着目画素と周辺画素の平均値との差分値DYを、次式(29)に従って算出し、9ビットのレジスタ(図示せず)に格納する。
【0073】
【数6】
Figure 0003696536
【0074】
次に、差分値DYの再現レンジが−16以上15以下に限定される。すなわち、差分値DYが15を超える場合(DY>15)、キー信号の値VKをVK=+3に設定し、差分値DYが−16未満の場合(DY<−16)は、キー信号の値VKをVK=−4に設定する。そして、差分値DYが16以上15以下の場合(−16≦DY≦15)は、9ビットのキー信号を2ビット右シフトし、その後、右シフト後の5ビットのキー信号を2の補数表現の3ビットのデータに変換する。
以下の表1に、10進数表記の差分値DYと、10進数表記のキー信号の値VKと、このキー信号の値VKの2の補数表現とを示す。
【0075】
【表1】
Figure 0003696536
【0076】
このようにキー信号算出回路20Bは、輝度成分に関して画素単位で差分値DYを算出した後、表1に示すように、差分値DYの各数値範囲に対応した3ビットの値VKをもつキー信号を算出して出力する。
【0077】
一方、補間部25は、上記の例4と同様に、図15に示す5×5画素領域の画像データ43を保持するレジスタ群を備えている。この補間部25の補間・成分選択回路39には3ビット幅のキー信号が入力するから、補間・成分選択回路39は、キー信号を2ビット左シフトして5ビット値に拡張し、次いで、2の補数形式の8ビット値VK’に拡張する。例えば、キー信号の値VKが2進数で「011」(10進数で「+3」)の場合は、キー信号を2ビット左シフトした5ビット値は2進数で「01100」、更に、この5ビット値をビット拡張した8ビット値VK’は2進数で「00001100」である。また、キー信号の値VKが2進数で「110」(10進数で「−2」)の場合は、キー信号を2ビット左シフトした5ビット値は2進数で「11000」、更に、この5ビット値をビット拡張した8ビット値VK’は2進数で「11111000」となる。
【0078】
補間・成分選択回路39は、そのような8ビット値VK’とレジスタ群に記憶された画素データとを用い、次式(30)に従って各輝度成分毎に補間データIDZを算出する。
【0079】
【数7】
Figure 0003696536
【0080】
上式(30)により、サンプリング前の画素データを精度良く再現することが可能となる。
【0081】
以上、キー値算出処理と画素補間処理の例1〜5について説明した。上記の例1〜5では、輝度成分(Yデータ)のみについてキー信号と補間データの算出方法を説明したが、色差成分(Uデータ,Vデータ)については、既知の画素補間方法を適用すればよい。また、上記の例4,5では、3ビットのキー信号を使用したが、4ビット以上のキー信号の使用も可能である。
【0082】
実施の形態2.
次に、本発明の実施の形態2について説明する。図17および図18に、本発明の実施の形態2に係るデータ変換回路52を示す。図17と図18は、図19に示す位置関係に従って1点鎖線を介して互いに連続している。本実施の形態2に係るデータ変換回路52は、図17に示すデータ書込・読出部262と、図18に示す補間部252とから構成されている。尚、図17と図18において、図2と図3に示した符号と同一符号を付した回路については、上記のそれと略同じ構成・機能を有するものとして詳細な説明を省略する。
【0083】
データ書込・読出部262のサンプリング・キー信号算出部202は、上記実施の形態1と同様に、キー信号を算出するキー信号算出回路20Bと、入力するデータを1画素当たり単成分をもつデータに変換するサンプリング回路20Aとを備えている。本実施の形態2では、サンプリング回路20Aには、8ビットのYデータと、8ビットのUデータの上位6ビットとキー信号とを結合した8ビットのデータと、8ビットのVデータの上位6ビットとキー信号とを結合した8ビットのデータとが入力する。
【0084】
尚、キー信号算出回路20Bは、2ビットのキー信号を出力する代わりに、3ビットのキー信号の出力してもよい。かかる場合、キー信号の3ビット中の2ビットを色差成分(UデータまたはVデータ)の上位ビットと結合し、当該キー信号の残る1ビットを輝度成分(Yデータ)の上位ビットと結合する。言い換えれば、キー信号の3ビット中の2ビットを色差成分の一部ビットに格納し、当該キー信号の残る1ビットを輝度成分の一部ビットに格納することとなる。サンプリング回路20Aは、キー信号を含む各色成分8ビットの結合データをサンプリングして出力し、第1バッファ・メモリ22と第2バッファ・メモリ23とは、8ビットの結合データを格納する必要がある。
【0085】
また、第1バッファ・メモリ22と第2バッファ・メモリ23とは、320×240×8ビットの結合データを格納する記憶容量をもつ。データ書込・読出部262のその他の構成・機能は、上記実施の形態1のそれと略同じである。
【0086】
一方、図18に示す補間部252は、3×3画素領域の8ビットの結合データを格納するレジスタ群36と、FIFOメモリ38A,38Bと、補間・成分選択回路39とを備えている。レジスタ群36から出力された8ビット幅の結合データは、6ビット幅の画素データと2ビット幅のキー信号とに分離して、補間・成分選択回路39に入力する。補間・成分選択回路39は、上記実施の形態1と略同様に、キー信号の値VKに応じて個別に画素補間処理を実行して、8ビット幅の面順次データをEVF6に出力する。
【0087】
このように、本実施の形態2のサンプリング・キー信号算出部202は、人間の視覚感度への影響が少ない色差成分(Uデータ,Vデータ)の下位2ビットにキー信号を含めることで、第1バッファ・メモリ22と第2バッファ・メモリ23とに格納する結合データの記憶容量を小さく抑えることができる。このため、メモリ容量を節減でき、回路規模を小さく抑えることができ、低消費電力で且つ低廉なデータ変換回路を実現することが可能となる。
【0088】
以上、本発明の実施の形態1,2について説明した。上記実施の形態1,2に係るデータ変換回路はデジタル・カメラのEVF6に対して適用されていたが、本発明に係るデータ変換回路は、デジタル・カメラに限定して適用される必要は無く、点順次データから面順次データへの変換およびフレームレート変換を必要とするあらゆるインターフェースなどに適用され得るものである。
【0089】
【発明の効果】
以上の如く、本発明の請求項1に係るデータ変換回路によれば、1画素当たり複数成分を有する入力画像データを、1画素当たり単成分を有する画像データにサンプリングしてバッファ・メモリに記憶するから、バッファ・メモリの記憶容量が少なくて済む。従って、回路規模の縮小と低コスト化を図ることができる。更に、上記サンプリング部で入力画像データの情報量が削減されるが、サンプリング前の画像データの着目画素と周辺画素との相関状態の情報をキー信号に含め、このキー信号の値に対応した画素補間処理を個別に行うため、サンプリングによる画質劣化が抑制された補間データを生成し出力することが可能となる。
【0090】
請求項2によれば、上記サンプリング部から出力された画像データとキー信号とを結合してバッファ・メモリに記憶させるから、その記憶容量を節減できる。従って、回路の小規模化と消費電力の低減を図ることが可能となる。
【0091】
請求項3によれば、上記バッファ・メモリに必要な記憶容量を削減できるため、回路の小規模化と消費電力の低減を図ることが可能となる。
【0092】
請求項4によれば、画像データを第1バッファ・メモリと第2バッファ・メモリとにフレーム単位またはフィールド単位で交互に記憶し、これらバッファ・メモリからデータを交互に出力するから、面順次駆動の表示装置で色ズレ現象や位置ズレ現象の無い動画像を表示することが可能となる。
【0093】
請求項5によれば、色ズレ現象を低減させて、高品質な面順次データを出力し動画像表示させることが可能となる。
【0094】
請求項6によれば、位置ズレ現象を大幅に低減させて、高品質な補間データを出力し動画像表示させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るデータ変換回路を組み込んだデジタル・カメラの全体構成を示す機能ブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態1に係るデータ変換回路のデータ書込・読出部を示す図である。
【図3】本発明の実施の形態1に係るデータ変換回路の補間部を示す図である。
【図4】図2と図3の相互の位置関係を示す図である。
【図5】実施の形態1に係るデータ変換回路のサンプリング回路が出力するデータの成分配列を示す説明図である。
【図6】キー信号算出回路に入力する画像データの3×3画素領域を示す説明図である。
【図7】空間フィルタリング処理を行う空間フィルタを示す図である。
【図8】縦線検出用の係数値をもつ空間フィルタを例示する図である。
【図9】横線検出用の係数値をもつ空間フィルタを例示する図である。
【図10】右下がりの斜線検出用の係数値をもつ空間フィルタを例示する図である。
【図11】右上がりの斜線検出用の係数値をもつ空間フィルタを例示する図である。
【図12】縦エッジ検出用の係数値をもつ空間フィルタを例示する図である。
【図13】横エッジ検出用の係数値をもつ空間フィルタを例示する図である。
【図14】右下がりの斜めエッジ検出用の係数値をもつ空間フィルタを例示する図である。
【図15】右上がりの斜めエッジ検出用の係数値をもつ空間フィルタを例示する図である。
【図16】5×5画素の画素データを簡略的に示す図である。
【図17】本発明の実施の形態2に係るデータ変換回路のデータ書込・読出部を示す図である。
【図18】本発明の実施の形態2に係るデータ変換回路の補間部を示す図である。
【図19】図17と図18の相互の位置関係を示す図である。
【図20】従来のデジタル・カメラの概略構成を示すブロック図である。
【図21】R,G,Bの点順次形式の画像データを示す説明図である。
【図22】R,G,Bの面順次形式の画像データを示す説明図である。
【図23】位置ズレ現象を説明するための概略図である。
【図24】2フレーム分のバッファ・メモリを有するデータ変換回路を示す概略図である。
【符号の説明】
1 デジタル・カメラ
4 アナログ信号処理部
5 データ変換回路
6 EVF
8 画像処理部
9 主メモリ
10 バス
11 CPU
12 ディスプレイ信号処理部
13 LCD装置
20 サンプリング・キー信号算出部
21 書込み制御部
22 第1バッファ・メモリ
23 第2バッファ・メモリ
25 補間部
26 データ書込・読出部

Claims (6)

  1. 1画素当たり複数成分を有する入力画像データを、1画素当たり単成分を有する画像データにサンプリングし出力するサンプリング部と、
    前記入力画像データの着目画素と周辺画素との相関状態に対応する値をもつキー信号を算出するキー信号算出部と、
    前記サンプリング部から出力された画像データと前記キー信号とをフレーム単位またはフィールド単位でバッファ・メモリに記憶させるように制御する書込み制御手段と、
    前記バッファ・メモリに記憶済みの前記画像データと前記キー信号とをフレーム単位またはフィールド単位で読出すように制御する読出し制御手段と、
    前記読出し制御手段により読み出された前記画像データに対して1画素当たり複数成分を補間する画素補間処理を前記キー信号の値に応じて個別に実行し、該画素補間処理を施した補間データを表示装置に出力する補間部と、
    を備えることを特徴とするデータ変換回路。
  2. 請求項1記載のデータ変換回路であって、前記書込み制御手段は、前記サンプリング部から出力された前記画像データと前記キー信号とを結合した結合データを前記バッファ・メモリに記憶させ、
    前記補間部は、前記読出し制御手段により前記バッファ・メモリから読み出された前記結合データを分離して得られる前記画像データに対して前記画素補間処理を実行する、
    データ変換回路。
  3. 請求項1記載のデータ変換回路であって、前記書込み制御手段は、前記サンプリング部から出力された前記画像データの下位ビットに前記キー信号を含めたデータを前記バッファ・メモリに記憶させ、
    前記補間部は、前記読出し制御手段により前記バッファ・メモリから読み出されたデータから前記画像データと前記キー信号とを抽出して前記画素補間処理を実行する、
    データ変換回路。
  4. 請求項1〜3の何れか1項に記載のデータ変換回路であって、前記バッファ・メモリは、第1バッファ・メモリと第2バッファ・メモリとからなり、
    前記書込み制御手段は、前記画像データおよび前記キー信号を前記第1バッファ・メモリと前記第2バッファ・メモリとにフレーム単位またはフィールド単位で交互に記憶するように制御し、
    前記読出し制御手段は、前記第1バッファ・メモリおよび前記第2バッファ・メモリの何れか一方のメモリにデータが書き込まれる期間に、他方のメモリに記憶済みのデータをフレーム単位またはフィールド単位で読出すように制御し、
    前記補間部は、前記各成分を画素単位で配列した点順次形式の前記画像データから、前記各成分をフレーム単位またはフィールド単位で配列した面順次形式の前記補間データを生成する、
    データ変換回路。
  5. 請求項4記載のデータ変換回路であって、前記補間部は、前記入力画像データのフレームレートと異なるフレームレートで面順次形式の前記補間データを生成する、データ変換回路。
  6. 請求項1〜3の何れか1項に記載のデータ変換回路であって、前記バッファ・メモリは、第1バッファ・メモリと第2バッファ・メモリとからなり、
    前記書込み制御手段は、前記サンプリング部から出力された画像データと前記キー信号とを前記第1バッファ・メモリと前記第2バッファ・メモリとにフレーム単位またはフィールド単位で交互に記憶するように制御し、
    前記読出し制御手段は、前記第1バッファ・メモリおよび前記第2バッファ・メモリの何れか一方のメモリにデータが書き込まれる期間に、他方のメモリに記憶済みのデータをフレーム単位またはフィールド単位で読出すように制御し、
    前記補間部は、前記入力画像データのフレームレートと異なるフレームレートで前記画素補間処理を実行して前記補間データを出力する、
    データ変換回路。
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