JP2003259383A - データ転送システム、データ転送方法およびデジタル・カメラ - Google Patents

データ転送システム、データ転送方法およびデジタル・カメラ

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JP2003259383A
JP2003259383A JP2002049631A JP2002049631A JP2003259383A JP 2003259383 A JP2003259383 A JP 2003259383A JP 2002049631 A JP2002049631 A JP 2002049631A JP 2002049631 A JP2002049631 A JP 2002049631A JP 2003259383 A JP2003259383 A JP 2003259383A
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  • Liquid Crystal Display Device Control (AREA)
  • Color Television Image Signal Generators (AREA)
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  • Image Input (AREA)
  • Bus Control (AREA)
  • Digital Computer Display Output (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 高品位ディスプレイや色面順次ディスプレイ
などに対するデータ転送を高効率化させて、メモリ・バ
スの帯域の使用効率を改善し電力消費量の低減を図る。 【解決手段】 データ転送システムは、第2出力データ
処理部22と、メモリ・バス17と、主メモリ19と、
ディスプレイ・インターフェース29とを備えると共
に、これらメモリ・バス17,主メモリ19およびディ
スプレイ・インターフェース29を介して第2出力デー
タ処理部22から転送されるデータを受信する外部ディ
スプレイ・ドライバ回路(データ受信装置)30を備え
ている。第2出力データ処理部22は、入力するYUV
422信号を間引いて1画素につき1成分のみを有する
原画像形式データに変換して出力する。外部ディスプレ
イ・ドライバ回路30は、受信した原画像形式データに
対して画素補間、色空間変換、D/A変換を施して得た
RGB信号を高品位ディスプレイ36に供給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタル・カメラ
などの撮像デバイスで撮像した画像データを表示装置に
転送するデータ転送システムおよびデータ転送方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】図27は、従来のデジタル・カメラ10
0の概略構成を示す機能ブロック図である。このデジタ
ル・カメラ100においては、被写体(図示せず)から
入射した光101は、レンズ群や光学フィルタを備えた
光学系102を透過した後に、CCD撮像センサ103
で検出される。CCD撮像センサ103は、入射光を光
電変換してアナログ信号を生成し出力する。このCCD
撮像センサ103から出力されたアナログ信号は、アナ
ログ信号処理部104でゲイン調整などを施され、A/
D変換器105でデジタル画像信号(原画像データ;Ra
w Image Data)に変換された後に、集積回路を構成する
主回路107の主処理部111に出力される。
【0003】主処理部111においては、画像処理部1
12に入力した原画像データは、画素補間、輪郭強調、
色空間変換などのデジタル画像処理を順次施された後、
メモリ・バス110を介して、主メモリ108上のバッ
ファ108aに転送され一時的に格納される。その後、
CPU116は、バッファ108aに格納された画像デ
ータを読み出してソフトウェア処理を施したり、読出し
た画像データをデータ処理部115で高能率で圧縮符号
化させ、カード・インターフェース113を介してIC
メモリに書き出したりするように制御できる。
【0004】また、被写体を動画像表示する動作時に
は、画像処理部112からは連続的にフレーム130が
出力され、メモリ・バス110を介してバッファ108
aに転送され格納される。CPU116は、そのバッフ
ァ108aに格納されたフレーム131を順次読み出し
てビデオ・エンコーダ114に転送し、デジタル・カメ
ラ100の背面部などに搭載されるLCD(液晶ディス
プレイ)117や、外部のテレビモニター(図示せず)
や、外部の高品位ディスプレイ(HDTV;HighDefini
tion Television)126に表示させるべく制御でき
る。画像処理部112から出力されるデータの画像フォ
ーマットは、YUV422形式やYUV420形式であ
る。ここで、YUVxyz(x,y,zは自然数)形式
とは、輝度信号Yと色差信号U,Vとがx:y:zの比
率でサンプリングされることを意味する。従って、YU
V422形式の色差信号U,Vの各々のサイズは、輝度
信号Yのサイズの半分である。ビデオ・エンコーダ11
4は、その種のYUV信号をオーバー・サンプリングし
てYUV444形式の信号に変換し、更に、その信号を
アナログRGB信号若しくはコンポジット信号などに変
換して、LCD117に出力し、ケーブル118を介し
て外部のテレビモニターに出力する。
【0005】他方、高品位ディスプレイ126で動画像
表示を行う場合は、バッファ108aから読み出された
デジタル原画像データは、ビデオ・エンコーダ114を
経て外部ディスプレイ・ドライバ回路119に転送され
る。この外部ディスプレイ・ドライバ回路119は、入
力データの画像フォーマットをYUV422形式からY
UV444形式に変換するオーバー・サンプリング部1
20と、画像信号の色空間を変換する色空間変換部12
1と、デジタル画像信号を各成分毎にアナログHDTV
信号へ変換して高品位ディスプレイ126に出力するD
/A変換器123,124,125とを備えている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】高品位ディスプレイ1
26は、NTSC(National Television System Commi
ttee)規格などに基づいたLCD117やテレビモニタ
ーの通常解像度と比較して、ほぼ倍の有効走査線数と高
い解像度を有する。従って、HDTV信号に対応したデ
ジタル・カメラ100では、バッファ108aから読出
されたフレームの転送レートが増大し、メモリ・バス1
10の帯域が圧迫され、画像処理効率が低下するという
問題が発生し易い。また、データ転送処理量も大きいこ
とから、通常解像度のディスプレイに動画像表示させる
場合と比べて、電力消費量が非常に大きくなる。
【0007】また、デジタル・カメラの中には、光学像
を表示するビューファインダーの代わりに、撮像センサ
で撮像した連続フレームを電子的に表示する低解像度の
EVF(電子ビューファインダー)を採用するものがあ
り、このEVF(図示せず)として、色面順次データを
表示する色面順次ディスプレイを採用する場合がある。
かかる場合は、デジタル・カメラ内部の回路は画像デー
タを点順次(dot-sequential)形式で処理するため、そ
の点順次の画像データをEVFへ転送する前に色面順次
データ(color field-sequential data)に変換しなけれ
ばならない。例えば、RGBの点順次データは、R,
G,B,R,G,B,…のように画素単位で配列し、そ
の色面順次データは、R,…,R,G,…,G,B,
…,Bのように色単位で配列している。従って、デジタ
ル・カメラは点順次データを色面順次データに変換する
点順次−面順次変換インターフェースを搭載している。
一般的な点順次−面順次変換インターフェースは、入力
する点順次データをバッファリングするフレーム・メモ
リを有すると共に、一旦バッファリングした点順次デー
タを色面順次形式で読み出して出力する制御機能を有す
る。
【0008】しかしながら、そのフレーム・メモリ容量
が1フレーム分程度だと、そのフレーム・メモリに点順
次データを書き込む期間に色面順次データが読み出され
ることが起こり得る。EVFは各色フィールドを時系列
で取り込むため、被写体が動いている場合にその被写体
が各色フィールド毎に異なる位置に表示されるという所
謂「色ズレ」現象や、その被写体が各フレーム間で不連
続に表示されるという所謂「位置ズレ」現象などの画質
劣化が起きるという問題が知られている。色面順次周期
の短いEVFを採用し、フレーム・レートを上げること
でその種の画質劣化の低減を図ることができるが、これ
には回路の高速動作やメモリ・バスの高帯域化などが要
求される。従って、メモリ・バスの帯域幅が狭い場合に
は、画像データ転送時にメモリ・バスの帯域が圧迫さ
れ、画像処理効率が低下するという上記と同様の問題が
発生してしまう。
【0009】以上の問題などに鑑みて本発明が目的とす
るところは、高品位ディスプレイや色面順次ディスプレ
イなどに対するデータ転送を高効率化させて、メモリ・
バスの帯域の使用効率を改善し電力消費量の低減を実現
し得るデータ転送システムおよびデータ転送方法などを
提供する点にある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1に係る発明は、画像データを出力するデー
タ出力装置と、このデータ出力装置から出力されたデー
タを伝送路を介して受信するデータ受信装置と、前記デ
ータ出力装置と前記データ受信装置間の前記伝送路を介
したデータ転送を実行する転送制御部と、を備えて構成
されるデータ転送システムであって、前記データ出力装
置は、1画素につき複数成分を有する入力画像データを
間引いて1画素につき1成分のみを有する原画像形式デ
ータに変換して出力する間引き部と、前記原画像形式デ
ータを前記伝送路に出力する出力制御部と、を有し、前
記データ受信装置は、前記データ出力装置から転送され
受信した前記原画像形式データに対して各画素に欠けて
いる成分を補間する画素補間処理を実行する画素補間部
を有することを特徴とするものである。
【0011】請求項2に係る発明は、請求項1記載のデ
ータ転送システムであって、前記データ出力装置から出
力された前記原画像形式データを、前記データ受信装置
へ転送する前に一時記憶するバッファ・メモリを更に備
えたものである。
【0012】請求項3に係る発明は、請求項2記載のデ
ータ転送システムであって、前記伝送路がメモリ・バス
を含み、前記バッファ・メモリが前記メモリ・バスを介
して直接アクセスされ得る主メモリとしたものである。
【0013】請求項4に係る発明は、請求項1〜3の何
れか1項に記載のデータ転送システムであって、前記デ
ータ受信装置は、前記画素補間部で画素補間を施された
画像データの色空間を、当該画像データの出力先に合わ
せて変換する色空間変換部を更に備えたものである。
【0014】請求項5に係る発明は、請求項1〜4の何
れか1項に記載のデータ転送システムであって、前記デ
ータ受信装置で画素補間された画像データの出力先を高
品位ディスプレイとしたものである。
【0015】請求項6に係る発明は、請求項1〜4の何
れか1項に記載のデータ転送システムであって、前記デ
ータ受信装置で画素補間された画像データの出力先を色
面順次ディスプレイとしたものである。
【0016】請求項7に係る発明は、請求項6記載のデ
ータ転送システムであって、前記データ受信装置は、前
記データ出力装置から転送された画素データをフレーム
単位またはフィールド単位で交互に格納する2種類のバ
ッファ領域と、前記2種類のバッファ領域のうち一方の
バッファ領域に画素データを記憶している期間に他方の
バッファ領域から記憶済みの画素データを色面順次形式
で読み出して出力する書込み/読出し制御部と、から構
成されるメモリ回路を更に備えたものである。
【0017】請求項8に係る発明は、請求項6または7
記載のデータ転送システムであって、前記データ受信装
置は、前記色面順次ディスプレイに出力する画像データ
のフレーム・レートを変換する手段を更に備えたもので
ある。
【0018】請求項9に係る発明は、請求項5〜8の何
れか1項に記載のデータ転送システムであって、前記デ
ータ受信装置は、各フレームが偶数番目ラインからなる
フィールドと奇数番目ラインからなるフィールドとに分
かれて転送されるインターレース形式の画像データをフ
レーム単位のプログレッシブ形式の画像データに変換す
る手段を更に備えたものである。
【0019】請求項10に係る発明は、請求項1〜9の
何れか1項に記載のデータ転送システムであって、前記
データ出力装置は、前記入力画像データ中の着目画素と
当該着目画素近傍の周辺画素との間の相関状態に対応す
る値をもつキー信号を算出して前記出力制御部に出力す
るキー信号算出部、を更に備えており、前記データ受信
装置における前記画素補間部は、前記データ出力装置か
ら、前記原画像形式データと共に転送された前記キー信
号を抽出し、該キー信号の値に応じて異なる前記画素補
間処理を実行するものである。
【0020】請求項11に係る発明は、請求項10記載
のデータ転送システムであって、前記データ出力装置に
おける前記出力制御部は、前記キー信号と前記原画像形
式データとをビット結合して前記伝送路に出力するもの
である。
【0021】請求項12に係る発明は、請求項10記載
のデータ転送システムであって、前記キー信号を前記原
画像形式データの一部ビット位置に含めてなるものであ
る。
【0022】請求項13に係る発明は、請求項10〜1
2の何れか1項に記載のデータ転送システムであって、
前記キー信号算出部は、前記入力画像データ中の着目画
素と、当該着目画素に対して水平方向、垂直方向、右斜
め方向および左斜め方向のうち少なくとも2方向に隣接
する周辺画素の平均値との間の差分絶対値をそれぞれ算
出する手段と、複数の前記差分絶対値のうち最小の差分
絶対値に対応して前記キー信号の値を設定する手段と、
を有し、前記画素補間部は、当該キー信号の値に対応す
る前記差分絶対値の算出時に用いた前記周辺画素の平均
値を算出して前記画素補間処理に使用するものである。
【0023】請求項14に係る発明は、請求項10〜1
2の何れか1項に記載のデータ転送システムであって、
前記キー信号算出部は、前記入力画像データ中の着目画
素と、当該着目画素に対して水平方向、垂直方向、右斜
め方向および左斜め方向のうち少なくとも2方向に隣接
する周辺画素との間の差分絶対値をそれぞれ算出する手
段と、複数の前記差分絶対値のうち最小の差分絶対値に
対応して前記キー信号の値を設定する手段と、を有し、
前記画素補間部は、当該キー信号の値に対応する差分絶
対値の算出時に用いた前記周辺画素の値を選択して前記
画素補間処理に使用するものである。
【0024】請求項15に係る発明は、請求項10〜1
2の何れか1項に記載のデータ転送システムであって、
前記キー信号算出部は、前記入力画像データ中の着目画
素近傍の複数の周辺画素を用いた複数種類の平均値を算
出する手段と、前記平均値の各々と当該着目画素との間
の差分絶対値を最小とする当該平均値に対応して前記キ
ー信号の値を設定する手段と、を有し、前記画素補間部
は、当該キー信号の値に対応する当該平均値の算出時に
用いた当該周辺画素の平均値を算出して前記画素補間処
理に使用するものである。
【0025】請求項16に係る発明は、請求項10〜1
2の何れか1項に記載のデータ転送システムであって、
前記キー信号算出部は、前記入力画像データの当該着目
画素近傍の特徴線を検出する特徴線検出手段と、検出さ
れた当該特徴線に応じて前記キー信号の値を設定する手
段と、を有するものである。
【0026】請求項17に係る発明は、請求項16記載
のデータ転送システムであって、前記特徴線検出手段と
して、縦線、横線、縦境界線、横境界線、斜線および斜
め境界線の中から選択した単数または複数の前記特徴線
を検出する空間フィルタを用いたものである。
【0027】請求項18に係る発明は、請求項17記載
のデータ転送システムであって、前記画素補間部は、前
記空間フィルタが前記縦線および前記横線の一方または
双方を検出した場合に、当該着目画素に対して当該縦線
または当該横線の方向に隣接する周辺画素を用いて前記
画素補間処理を実行するものである。
【0028】請求項19に係る発明は、請求項17記載
のデータ転送システムであって、前記画素補間部は、前
記空間フィルタが前記斜線を検出した場合に、当該着目
画素を含む当該斜線の両側の周辺画素を用いて前記画素
補間処理を実行するものである。
【0029】請求項20に係る発明は、請求項17記載
のデータ転送システムであって、前記画素補間部は、前
記空間フィルタが前記縦境界線および前記横境界線の一
方または双方を検出した場合に、当該着目画素に対して
当該縦境界線および当該横境界線の双方向に隣接する周
辺画素を用いて前記画素補間処理を実行するものであ
る。
【0030】請求項21に係る発明は、請求項17記載
のデータ転送システムであって、前記画素補間部は、前
記空間フィルタが前記斜め境界線を検出した場合に、当
該着目画素に隣接し且つ当該斜め境界線の両側に位置す
る周辺画素を用いて前記画素補間処理を実行するもので
ある。
【0031】請求項22に係る発明は、請求項10〜1
2の何れか1項に記載のデータ転送システムであって、
前記キー信号算出部は、前記入力画像データ中の当該着
目画素近傍の複数の周辺画素の平均値を算出する手段
と、前記着目画素の値と前記平均値との差分値を算出す
る手段と、前記差分値の下位Nビット(N:1以上の自
然数)を削除して得た値をもつ前記キー信号を生成する
手段と、を有し、前記画素補間部は、当該周辺画素の平
均値を算出する手段と、前記キー信号に下位Nビットを
付加して得た値を前記平均値に加算することで前記画素
補間処理を実行する手段と、を有するものである。
【0032】請求項23に係る発明は、請求項1〜22
の何れか1項に記載のデータ転送システムを適用したデ
ジタル・カメラであって、前記データ転送システムのデ
ータ出力装置および転送制御部を搭載し、前記データ転
送システムのデータ受信装置を搭載しまたは外付けした
ものである。
【0033】請求項24に係る発明は、データを出力す
るデータ出力工程と、該データ出力工程で出力されたデ
ータを伝送路を介して転送するデータ転送工程と、該デ
ータ転送工程で転送されたデータを受信するデータ受信
工程と、を備えて構成されるデータ転送方法であって、
前記データ出力工程は、(a)1画素につき複数成分を
有する入力画像データを間引いて1画素につき1成分の
みを有する原画像形式データに変換する工程と、(b)
前記工程(a)で変換された原画像形式データを前記伝
送路に出力する工程と、を有し、前記データ受信工程
は、(c)前記工程(b)で出力され転送された前記原
画像形式データを受信し、該原画像形式データに対して
各画素に欠けている成分を画素補間する工程、を有する
ことを特徴とするものである。
【0034】請求項25に係る発明は、請求項24記載
のデータ転送方法であって、(d)前記工程(b)で出
力され転送された前記原画像形式データを、前記工程
(c)で受信する前にバッファ・メモリに一時記憶させ
る工程、を更に備えたものである。
【0035】請求項26に係る発明は、請求項24また
は25記載のデータ転送方法であって、前記データ出力
工程は、(e)前記入力画像データ中の着目画素と当該
着目画素近傍の周辺画素との間の相関状態に対応する値
をもつキー信号を算出する工程、を更に備えており、前
記工程(b)は、前記工程(e)で算出されたキー信号
を前記伝送路に出力する工程、を更に備えており、前記
工程(c)は、前記工程(b)で前記原画像形式データ
と共に転送された前記キー信号を抽出し、該キー信号の
値に応じて異なる画素補間を実行する工程、を備えたも
のである。
【0036】
【発明の実施の形態】以下、本発明の種々の実施の形態
について説明する。
【0037】実施の形態1.最初に、本発明の実施の形
態に係るデータ転送システムを組み込んだデジタル・カ
メラの構成例を概説した後に、本実施の形態に係るデー
タ転送システムを説明する。図1は、そのデータ転送シ
ステムを組み込んだデジタル・カメラ1の全体構成図で
ある。
【0038】このデジタル・カメラ1には、被写体から
の光10が入射している。デジタル・カメラ1は、AF
(オート・フォーカス;自動合焦)制御機能や自動露出
制御機能などを有する光学系11と、この光学系11を
透過した光を検出するCCD撮像センサ12と、このC
CD撮像センサ12から出力されるアナログ信号を処理
するアナログ信号処理部13と、入力信号をA/D変換
して原画像データ(Raw Image Data)を生成し出力する
A/D変換器(ADC)14と、集積回路である主回路
15と、SDRAM(Synchronous DRAM)などの主メモ
リ19と、を備えている。尚、タイミング・ジェネレー
タ16は、CCD撮像センサ12、アナログ信号処理部
13、A/D変換器14および主処理部18の動作タイ
ミングを規律するクロック信号を生成し供給するもので
ある。
【0039】前記CCD撮像センサ12は、光電効果で
発生したキャリア(電子またはホール)を蓄積する電荷
蓄積部と、蓄積されたキャリアに電界を印加して転送す
る電荷転送部とを備えたものである。このCCD撮像セ
ンサ12の感光部上には、入射光を画素単位で着色する
単板式の色フィルタ・アレイが設けられている。このた
め、CCD撮像素子12の感光部には、R(赤色),G
(緑色),B(青色)の3原色、若しくは、Y(イエロ
ー色),M(マゼンダ色),C(シアン色),G(緑
色)などの補色で着色した光が入射し、光電変換を受け
ることになる。尚、CCD撮像センサ12の代わりに、
電荷転送部をもたないCMOS撮像素子を採用してもよ
い。
【0040】また、前記アナログ信号処理部13は、C
DS(Correlated Double Sampling;相関二重サンプリ
ング)回路とAGC(Automatic Gain Control;自動利
得制御)回路を備えている。CCD撮像センサ12は、
通常黒レベルの基準レベルをもつ基準信号と、その基準
信号を含む画像信号とを時分割で交互に出力する。CD
S回路は、画像信号に含まれるノイズ成分を除去するた
めに、その基準信号と画像信号とをサンプリングし、両
信号の差分信号を取り出して出力する。また、AGC回
路は、CDS回路から入力する差分信号の信号レベルを
適正化した信号を出力する。
【0041】主回路15は、タイミング・ジェネレータ
16から供給されるクロック信号と同期して動作する集
積回路である。この主回路15は、画像処理を行う主処
理部18、ビデオ・エンコーダ25、カード・インター
フェース26、データ処理部27、CPU28およびデ
ィスプレイ・インターフェース29などの複数の処理ブ
ロックを有しており、これら処理ブロックはメモリ・バ
ス17を介して相互に接続されている。
【0042】主処理部(データ出力装置)18は、画像
処理部20と第1および第2出力データ処理部21,2
2とを備える。画像処理部20は、A/D変換器14か
ら入力する原画像データに対して、シェーディング補正
処理、画素補間処理、ガンマ補正処理、色空間変換処
理、輪郭強調処理および解像度変換処理などのデジタル
画像処理をリアルタイムにパイプライン制御で実行する
機能を有する。単板式のCCD撮像センサ12を採用し
た場合は、このCCD撮像センサ12に搭載される色フ
ィルタ・アレイは、公知のベイヤー配列などに従って、
感光部上に、1画素につき1色の色フィルタを形成した
ものである。従って、原画像データは1画素につき1色
成分のみを有する。例えば、画素補間処理では、前記単
板式の色フィルタ・アレイにより1画素につき単成分し
か持たない画像信号に対して、1画素当たり複数成分が
補間される。これにより、1画素につきR,G,Bの3
原色成分、もしくはY,M,C,Gなどの補色系の4色
成分をもつ画像信号が生成される。
【0043】画像処理部20が出力した画像信号は、第
1出力データ処理部21または第2出力データ処理部2
2でバッファリングされた後に、メモリ・バス17を介
して主メモリ19に転送され、様々な処理を施される。
また、CPU28は、その主メモリ19から画像信号を
読み出してこれに対して種々のソフトウェア処理を実行
できる。CPU28は、更にその画像信号をデータ処理
部27に転送して、JPEG(Joint Photographic Exp
ert Group)方式やモーションJPEG方式などで圧縮
符号化させた後、その圧縮データをカード・インターフ
ェース26に転送し、メモリ・カードなどの記憶媒体に
格納したり、パーソナル・コンピュータなどの外部機器
に出力したりすることが可能である。
【0044】CPU28は、主処理部18から連続的に
出力される静止画像(フレーム)を、通常解像度のLC
D37およびテレビモニター(図示せず)と、高品位デ
ィスプレイ36とに表示させるように制御できる。この
LCD37は、デジタル・カメラ1の背面部に設けられ
ており、外部のテレビモニターはケーブル38を介して
ビデオ・エンコーダ25と接続されている。
【0045】連続フレームをLCD37やテレビモニタ
ーに表示する動作モードの時、第1出力データ処理部2
1が動作し、画像処理部20から入力するYUV422
形式の画像データを取り込み、所定のタイミングでメモ
リ・バス17に出力する。その第1出力データ処理部2
1から出力された画像データ40は、メモリ・バス17
を介して第1バッファ19aに転送されバッファリング
された後に、CPU28またはDMA(ダイレクト・メ
モリ・アクセス)コントローラ(図示せず)によって読
み出される。次いで、読み出された画像データ42は、
メモリ・バス17を介してビデオ・エンコーダ25に転
送される。ビデオ・エンコーダ25は、オーバー・サン
プリングにより入力データの画像フォーマットをYUV
422形式からYUV444形式に変換し、更に、コン
ポジット信号やビデオ信号にエンコードして出力する。
【0046】他方、連続フレームを高解像度の高品位デ
ィスプレイ36に表示する動作モードの時は、第2出力
データ処理部22が動作し、画像処理部20から入力す
るYUV422形式の画像データを取り込み、後述する
サンプリング処理を施した後に所定のタイミングでメモ
リ・バス17に出力する。その第2出力データ処理部2
2から出力された画像データ41は、メモリ・バス17
を介して主メモリ19に転送され第2バッファ19bに
バッファリングされた後に、CPU28やDMAコント
ローラによって読み出される。次いで、読み出された画
像データ43は、メモリ・バス17とディスプレイ・イ
ンターフェース29とを介して外部ディスプレイ・ドラ
イバ回路(データ受信装置)30に転送される。この外
部ディスプレイ・ドライバ回路30は、転送データ44
に対して後述の画素補間処理および色空間変換処理を施
した後に、D/A変換を施して得たRGBアナログ信号
45を高いフレーム・レートで高品位ディスプレイ36
に出力する。
【0047】次に、本発明の実施の形態1に係るデータ
転送システムおよびデータ転送方法について説明する。
図2は、本実施の形態に係るデータ転送システムの概略
構成を示す機能ブロック図である。図2中、図1に示し
た符号と同一符号を付された機能ブロックは、図1に示
した当該機能ブロックと同一機能を有する。
【0048】このデータ転送システムは、画像データを
出力する第2出力データ処理部22と、この第2出力デ
ータ処理部22から出力された画像データを伝送させる
メモリ・バス17と、当該画像データをバッファリング
する主メモリ19と、ディスプレイ・インターフェース
29とを備えると共に、これらメモリ・バス17,主メ
モリ19およびディスプレイ・インターフェース29を
介して転送されるデータを受信する外部ディスプレイ・
ドライバ回路(データ受信装置)30を備えている。
【0049】また、このデータ転送システムは、更に、
図2に示すように、第2出力データ処理部22からメモ
リ・バス17へ出力された画像データ41を主メモリ1
9に転送し、且つ、この主メモリ19から画像データ4
3を読出しメモリ・バス17を介してディスプレイ・イ
ンターフェース29に転送する転送制御部を備えて構成
されている。転送制御部は、CPU28、DMAコント
ローラ(図示せず)の何れでもよい。
【0050】デジタル・カメラ1が高品位ディスプレイ
36で動画像表示を行うモードにある時は、第2出力デ
ータ処理部22には、画像処理部20から、16ビット
長のYUV422信号が連続的に入力している。このY
UV422信号は、2画素につき2個の8ビットの輝度
信号(Y)と各8ビットの2種類の色差信号(U,V)
とを有する画像データである。従って、YUV422信
号は、1画素当たり16ビット長をもつことになる。本
実施の形態では、図1に示したCCD撮像センサ12が
画像信号をフレーム単位で出力するプログレッシブ形式
で駆動されることを想定しているが、本発明ではこれに
限らず、当該CCD撮像センサ12が、各フレームを偶
数番目ラインからなるフィールドと奇数番目ラインから
なるフィールドとに交互に分けて出力するインターレー
ス形式で駆動されてもよい。
【0051】その第2出力データ処理部22は、入力す
るYUV422信号を間引いて1画素につき1成分を有
する原画像形式データを生成し出力するサンプリング回
路(間引き部)23と、このサンプリング回路23から
入力する8ビット長の原画像形式データを取り込み、所
定タイミングでメモリ・バス17に出力する出力制御回
路24と、を備えている。
【0052】サンプリング回路23は、1画素につき3
成分(Y,U,V)を有する画像データを、輝度成分
(Y),第1色差成分(U)および第2色差成分(V)
のうちから1画素につき1成分をサンプリングして原画
像形式データを生成する。図3は、1フレームの原画像
形式データ46の例を模式的に示す図である。この原画
像形式データ46中の各画素には、3成分(Y,U,
V)のうちの1成分を示す記号が付されている。尚、図
3に示す成分配列のフォーマットは公知のベイヤー配列
に基づくものであるが、本発明ではこれに限るものでは
なく任意の成分配列を選択できる。
【0053】出力制御回路24は、サンプリング回路2
3から入力する8ビット長の原画像形式データを取り込
み、CPU28もしくはDMAコントローラによる指示
に合わせてその原画像形式データ41をメモリ・バス1
7に出力する。CPU28またはDMAコントローラ
は、メモリ・バス17に出力された原画像形式データ4
1を主メモリ19上の第2バッファ19bに転送し一時
記憶させる。以上の主メモリ19へのデータ転送処理と
並行して、CPU28またはDMAコントローラは、主
メモリ19に対して第2バッファ19bに記憶済みの原
画像形式データ43を読出すように制御し、その原画像
形式データ43をメモリ・バス17を介してディスプレ
イ・インターフェース29に転送するように制御する。
そして、ディスプレイ・インターフェース29は、メモ
リ・バス17を介して転送された原画像形式データ43
を取り込み、所定のタイミングで外部ディスプレイ・ド
ライバ回路30に出力する。
【0054】外部ディスプレイ・ドライバ回路30は、
ディスプレイ・インターフェース29から入力する原画
像形式データ44を転送前の形式のデータに復元して高
品位ディスプレイ36に供給する機能を有する。この外
部ディスプレイ・ドライバ回路30は、1画素が複数成
分(Y,U,V)を有するように画素補間処理を実行す
る画素補間部31と、画像データの色空間を変換する色
空間変換部32と、3チャンネルのD/A変換器33,
34,35とを備えて構成されている。
【0055】図4は、その画素補間部31の概略構成図
である。この画素補間部31は、3×3画素領域の原画
像形式データ44を保持するレジスタ群50と、このレ
ジスタ群50に付属するFIFOメモリ51,52と、
そのレジスタ群50から読出した複数の画素データを用
いて画素補間処理を実行する画素補間回路53とを有す
る。レジスタ群50は、外部から供給される画素クロッ
クOCLKと同期して画素データを取り込み、保持する
9個のレジスタ50A,50B,50C,50D,50
E,50F,50G,50H,50Iで構成されてい
る。これらレジスタ50A〜50Iは、FIFOメモリ
51,52を介して直列に多段接続されており、画素ク
ロックOCLKが入力する度に、入力端子(D)に入力
する画素データを取り込むと同時に、保持している画素
データを出力端子(Q)から次段のレジスタまたはFI
FOメモリ51,52へシフトさせる。このようなレジ
スタ群50は、1フレーム内または1フィールド内の任
意の3×3画素領域の画素データを保持できる。尚、図
4に示したレジスタ群50は、3×3画素領域の画素デ
ータを保持するが、この代わりに、25個のレジスタか
らなる5×5画素領域の画素データを保持する構成を用
意してもよい。
【0056】画素補間回路53は、3×3画素領域の中
央部のレジスタ50Eを着目画素とみなし、レジスタ5
0A〜50Iの各々が保持し出力する画素データを取り
込み、当該着目画素に欠けている成分を周辺画素の成分
を用いて補間フィルタ処理を実行する。例えば、原画像
形式データ44が図3に示したフォーマットに従って入
力する場合、或るタイミングで着目画素がY成分を有す
る時、当該着目画素に対して左右両隣の2個のU成分を
用いてU成分を補間し、当該着目画素に対して上下両隣
の2個のV成分を用いてU成分を補間することができ
る。画素補間回路53は、以上の画素補間処理とオーバ
ー・サンプリング処理とを併行して行うことで、合計2
4ビット長のYUV444形式の画像データを色空間変
換部32に出力する。
【0057】色空間変換部32は、画素補間部31から
入力する画像データの色空間を、高品位ディスプレイ3
6が対応する画像フォーマットに合わせて変換して得た
各色8ビットのRGB信号をD/A変換器33,34,
35に出力する。D/A変換器33,34,35は、そ
のデジタルRGB信号をアナログRGB信号45に変換
して高品位ディスプレイ36に出力する。そして、高品
位ディスプレイ36は、入力するアナログRGB信号4
5を動画像表示する。
【0058】以上の本実施の形態1に係るデータ転送シ
ステムによれば、第2出力データ処理部22と外部ディ
スプレイ・ドライバ回路30との間では、主メモリ19
とディスプレイ・インターフェース29とを介して、1
画素につき1成分のみを有する原画像形式データ41,
43が転送され、また、外部ディスプレイ・ドライバ回
路30が受信した原画像形式データ44は、画素補間処
理により転送前の画像フォーマットに復元される。よっ
て、1フレームまたは1フィールドの画像データを小さ
な容量で高速に転送でき、1フレーム当たりまたは1フ
ィールド当たりのデータ転送量と転送レートとを抑制で
きることから、バス帯域の使用効率の向上と電力消費量
の低減とが可能となる。
【0059】実施の形態2.次に、本発明の実施の形態
2に係るデータ転送システムとデータ転送方法について
説明する。上記実施の形態1では、第2出力データ処理
部22のサンプリング回路23で入力画像データは原画
像形式データに変換されるため、一部の画像情報が失わ
れる。転送された原画像形式データを受信する外部ディ
スプレイ・ドライバ回路30の画素補間部31でその画
像情報を完全に復元するのは難しい。本実施の形態2に
係るデータ転送システムとデータ転送方法は、その画像
情報の再現性の向上を目的としている。
【0060】図5は、本実施の形態に係るデータ転送シ
ステムの概略構成を示す機能ブロック図である。図5に
示すデータ転送システムは、図1に示したようなデジタ
ル・カメラの装置構成の一部である。図1に示した第2
出力データ処理部22を、図5中の第2出力データ処理
部22Aと代替し、図1に示した外部ディスプレイ・ド
ライバ回路30を、図5中の外部ディスプレイ・ドライ
バ回路30Aと代替することで、本実施の形態2に係る
データ転送システムを組み込んだデジタル・カメラを構
築できる。尚、図5中、図1に示した符号と同一符号を
付された機能ブロックは、図2に示した機能ブロックと
略同一機能を有するものとする。
【0061】図5に示すデータ転送システムは、画像デ
ータを出力する第2出力データ処理部22Aと、メモリ
・バス17と、当該画像データをバッファリングする主
メモリ19と、ディスプレイ・インターフェース29と
を備えると共に、これらメモリ・バス17,主メモリ1
9およびディスプレイ・インターフェース29を介して
転送されるデータを受信する外部ディスプレイ・ドライ
バ回路(データ受信装置)30Aを備えている。また、
このデータ転送システムは、更に、メモリ・バス17を
介したデバイス間のデータ転送を制御するCPU28や
DMAコントローラなどの転送制御部を備えて構成され
る。
【0062】第2出力データ処理部22Aは、高品位デ
ィスプレイ36で動画像表示するモード時に動作する。
当該モード時において、この第2出力データ処理部22
Aには、図1に示した画像処理部20から、16ビット
長のYUV422信号が連続的に入力する。
【0063】また、その第2出力データ処理部22は、
外部入力の16ビット長のYUV422信号を間引いて
1画素につき1成分を有する原画像形式データを生成し
出力するサンプリング回路23と、前記YUV422信
号の着目画素と当該着目画素近傍の周辺画素との間の相
関状態に対応する値をもつキー信号を算出するキー信号
算出回路55と、出力制御回路24とを有する。そのサ
ンプリング回路23が出力した8ビット長の原画像形式
データと、キー信号算出回路55が出力した2ビット長
のキー信号とはビット結合され10ビット長の結合デー
タとなって出力制御回路24に入力する。尚、キー信号
のビット長は、外部ディスプレイ・ドライバ回路30A
での画素補間手段の数に応じて設定され、2ビットに限
られるものではなく、後述するように3ビット長のキー
信号を使用する場合もある。
【0064】出力制御回路24は、CPU28もしくは
DMAコントローラなどの転送制御部による指示に合わ
せて結合データ41Aをメモリ・バス17に出力する。
転送制御部は、メモリ・バス17に出力された結合デー
タ41Aを主メモリ19に転送し、第2バッファ19b
に一時記憶させる。以上のデータ転送処理と並行して、
転送制御部は、主メモリ19に対して第2バッファ19
bに記憶済みの結合データを読出すように制御し、読み
出されメモリ・バス17に出力された結合データ43A
をディスプレイ・インターフェース29に転送するよう
に制御する。そして、ディスプレイ・インターフェース
29は、転送された結合データ43Aを取り込み、所定
のタイミングで外部ディスプレイ・ドライバ回路30A
に出力する。
【0065】外部ディスプレイ・ドライバ回路30A
は、画素補間部56、色空間変換部32およびD/A変
換器33,34,35を備えている。この画素補間部5
6は、ディスプレイ・インターフェース29から入力す
る結合データ44Aからキー信号と原画像形式データと
を抽出し、キー信号の値(以下、キー値と呼ぶ。)に応
じて異なる画素補間処理を実行する機能をもつ。従って
画素補間部56は、キー値の数に応じた複数の画素補間
手段を有している。
【0066】図6は、その画素補間部56の概略構成図
である。この画素補間部56に入力する10ビット長の
結合データ44Aは、原画像形式データを示す8ビット
長の画素データ57と、2ビット長のキー信号58とに
分離する。この画素補間部56は、原画像形式データ中
の3×3画素領域の画素データを保持するレジスタ群5
0と、このレジスタ群50に付属するFIFOメモリ5
1,52とを備えると共に、そのレジスタ群50から読
出した複数の画素データを用いてキー値に応じた画素補
間処理とオーバー・サンプリング処理とを実行する画素
補間回路59を備えている。
【0067】レジスタ群50は、図4に示したレジスタ
群50と同一機能を有し、原画像形式データ中の任意の
3×3画素領域の画素データを保持できる。また、画素
補間処理の種類に応じて、原画像形式データの5×5画
素領域が必要になる場合があるが、その5×5画素領域
を保持するレジスタ群も同様にして組み立てることが可
能である。
【0068】本実施の形態2では、キー信号算出回路5
5により、入力画像データ(YUV422信号)をサン
プリングする前に、着目画素と当該着目画素近傍の周辺
画素との相関状態の情報を得て、この情報をキー信号に
含めることができる。データ受信側の画素補間部56
は、複数の画素補間処理手段の中から、キー値に応じて
最適な手段を選択して適用できるため、データ受信側
で、データ出力側で削減された画像情報の再現性の向上
が可能となり、画質劣化を最小限に抑えることが可能と
なる。
【0069】以下、キー信号算出回路55でのキー値算
出処理と画素補間部56での画素補間処理との具体例を
詳説する。
【0070】キー値算出処理と画素補間処理の例1.本
例1では、キー信号算出回路55と画素補間部56とは
共に3×3画素領域の画素データを用いて処理を実行す
る。図7は、3×3画素領域の画像データ60を示す模
式図である。図7に示す記号「X」,「Z」,「A」,
「B」,「C」,「D」を付されたブロックをそれぞれ
画素とし、「Z」を付された中央の画素を着目画素とす
る表記法が採用される。
【0071】図8は、本例1におけるキー値算出処理と
画素補間処理とを示すフローチャートである。ステップ
ST1では、キー信号算出回路55において、当該着目
画素に対して、水平方向と垂直方向との各方向に隣接す
る周辺画素の算術平均値が算出される。今、図7に示し
た記号「X」,「Z」,「A」,「B」,「C」,
「D」に対応した画素データを、それぞれ、DX,DZ
A,DB,DC,DDで表す表記法を採用する。このと
き、水平方向の平均値は(DB+DC)/2、垂直方向の
平均値は(DA+DD)/2である。
【0072】次のステップST2では、ステップST1
で算出した各平均値と着目画素の値との差分絶対値が算
出される。垂直方向の差分絶対値Δ1と水平方向の差分
絶対値Δ2は、次式(1),(2)の通りである。
【0073】
【数1】
【0074】上式(1),(2)中、ABS(x)は数
値xの絶対値を出力する関数である。
【0075】次のステップST3では、垂直方向と水平
方向の各方向の差分絶対値Δ1,Δ2の大小関係が判定さ
れる。具体的には、垂直方向の差分絶対値Δ1が水平方
向の差分絶対値Δ2以下であるか否かが判定される。前
者の値が後者の値以下である場合(Δ1≦Δ2)は、キー
値Vkが"0"に設定され(ステップST4)、後者の値
が前者の値未満である場合(Δ1>Δ2)は、キー値Vk
が"1"に設定される(ステップST5)。差分絶対値Δ
1は、当該着目画素と垂直方向の周辺画素との相関状態
を表す値であり、差分絶対値Δ2は、当該着目画素と水
平方向の周辺画素との相関状態を表す値である。本例で
は、差分絶対値Δ1,Δ2が小さい程に、当該着目画素は
当該平均値と近く、その相関状態が高いとみなされる。
【0076】そして、ステップST6では、上述した通
り、前記ステップST4またはST5で設定されたキー
値(Vk)をもつキー信号と原画像形式データとをビッ
ト結合して得られる結合データが、第2出力データ処理
部22Aから、メモリ・バス17、主メモリ19および
ディスプレイ・インターフェース29を介して外部ディ
スプレイ・ドライバ回路30Aへ転送される。
【0077】次のステップST7では、図6に示す画素
補間回路59は、キー値Vkを条件判定し、キー値Vk
応じて次のステップを選択する。すなわち、画素補間回
路59は、キー値Vkが"0"の場合はステップST8の
処理を選択し、キー値Vkが"1"の場合はステップST
9の処理を選択する。
【0078】ステップST8では、画素補間回路59
は、レジスタ群50に保持されている画素データを参照
して、キー値Vk(=0)に対応する垂直方向の周辺画
素の平均値を画素補間値として算出する。今、データ受
信側において、図7に示した記号「X」,「Z」,
「A」,「B」,「C」,「D」に対応した画素データ
を、それぞれ、IDX,IDZ,IDA,IDB,IDC
IDDで表す表記法を採用するとき、画素補間値は(I
A+IDD)/2で表現される。
【0079】他方、ステップST9では、キー値V
k(=1)に対応する水平方向の周辺画素の平均値(=
(IDB+IDC)/2)が画素補間値として算出され
る。以上で本例のキー値算出処理と画素補間処理は終了
する。
【0080】尚、本例1では、水平方向および垂直方向
の差分絶対値Δ1,Δ2のみを算出した(ST1,ST
2)が、本発明ではこれに限らない。一般には、水平方
向、垂直方向、右斜め方向および左斜め方向のうち2以
上の各方向の差分絶対値を算出し、複数の差分絶対値の
中から、最小の差分絶対値に対応してキー値(Vk)を
設定できる。そして、データ受信側では、当該キー値に
対応する周辺画素の平均値を画素補間値として算出する
ことが可能である。尚、右斜め方向とは、着目画素に対
して左上と右下とに隣接する画素間を結ぶ右下がり方
向、左斜め方向とは、着目画素に対して右上と左下とに
隣接する画素間を結ぶ左下がり方向を意味する。
【0081】キー値算出処理と画素補間処理の例2.本
例2では、キー信号算出回路55と画素補間部56とは
共に、図7に示す表法に従った3×3画素領域の画素デ
ータを用いて処理を実行する。図9は、本例2における
キー値算出処理と画素補間処理とを示すフローチャート
である。ステップST10では、データ出力側のキー信
号算出回路55において、当該着目画素に対して、水平
方向および垂直方向に隣接する周辺画素との間の差分絶
対値が算出される。着目画素に対して上方、下方、右方
および左方に隣接する周辺画素と当該着目画素との間の
差分絶対値をそれぞれΔU,ΔD,ΔRおよびΔLで表現す
るとすれば、これら差分絶対値ΔU,ΔD,ΔR,ΔLは次
式(3)〜(6)で表現される。
【0082】
【数2】
【0083】次のステップST11では、前記ステップ
ST10で算出された複数の差分絶対値ΔU,ΔD
ΔR,ΔLのうちから最小の値が選択される。次のステッ
プST12では、上式(3)〜(6)の各式に付したキ
ー値(Vk=0〜3)に従って、最小の差分絶対値に対
応するキー値が設定される。本例では、差分絶対値が小
さい程に当該着目画素は当該周辺画素と近い値を有し、
その相関状態が高いとみなされる。
【0084】そして、ステップST13では、上述した
通り、前記ステップST12で設定したキー値をもつキ
ー信号と原画像形式データとをビット結合して得られる
結合データが、第2出力データ処理部22Aから、メモ
リ・バス17、主メモリ19およびディスプレイ・イン
ターフェース29を介して外部ディスプレイ・ドライバ
回路30Aへ転送される。
【0085】次のステップST14では、データ受信側
の画素補間回路59において、抽出されたキー値Vk
条件判定され、キー値Vkに応じて次のステップが選択
される。すなわち、画素補間回路59は、キー値Vkが"
0","1","2","3"の場合に応じて、それぞれ、ス
テップST15,ST16,ST17,ST18の何れ
かの画素補間処理を選択して実行する。
【0086】ステップST15では、画素補間回路59
は、レジスタ群50に保持されている画素データを参照
して、キー値Vk(=0)に対応する上方の隣接画素値
IDAを画素補間値として選択する。同様に、画素補間
値として、ステップST16でキー値Vk(=1)に対
応する下方の隣接画素値IDDが選択され、ステップS
T17でキー値Vk(=2)に対応する右方の隣接画素
値IDCが選択され、もしくは、ステップST18でキ
ー値Vk(=3)に対応する下方の隣接画素値IDBが選
択される。以上で本例のキー値算出処理と画素補間処理
は終了する。
【0087】尚、本例2では、水平方向および垂直方向
の隣接画素と着目画素との差分絶対値のみを算出した
(ST10)が、本発明ではこれに限らない。一般に
は、当該着目画素に対して水平方向、垂直方向、右斜め
方向および左斜め方向のうち少なくとも2方向に隣接す
る周辺画素との間の差分絶対値を算出し、複数の差分絶
対値の中から、最小の差分絶対値に対してキー値
(Vk)を設定できる。そして、データ受信側では、当
該キー値に対応する周辺画素を画素補間値として選択し
てもよい。
【0088】キー値算出処理と画素補間処理の例3.本
例3では、キー信号算出回路55と画素補間部56とは
共に、図7に示す表法に従った3×3画素領域の画素デ
ータを用いて処理を実行する。図10は、本例3におけ
るキー値算出処理と画素補間処理とを示すフローチャー
トである。ステップST20では、データ出力側のキー
信号算出回路55において、当該着目画素近傍で隣接す
る複数の周辺画素を用いて複数種類の平均値<V>,<
H>,<O1>,<O2>,<O3>,<O4>,<O5
が算出される。これら平均値は次式(7)〜(13)の
通りである。
【0089】
【数3】
【0090】上式(7)〜(13)中、<V>は、図7
中の「Z」を付した着目画素に対して上下方向に隣接す
る画素の平均値、<H>は、左右方向に隣接する画素の
平均値、<O1>は上方と左方とに隣接する画素の平均
値、<O2>は、左方と下方とに隣接する画素の平均
値、<O3>は、右方と下方とに隣接する画素の平均
値、<O4>は、上方と右方とに隣接する画素の平均
値、そして、<O5>は、上下左右方向に隣接する画素
の平均値を表している。
【0091】次のステップST21では、上記の各平均
値と着目画素の値との差分絶対値が最小となる時の当該
平均値が選択される。言い換えれば、当該着目画素の値
に最も近い平均値が選択されることになる。続くステッ
プST22では、上式(7)〜(13)の各式に付した
キー値(Vk=0〜6)に従って、選択された当該平均
値に対応するキー値が設定される。本例では、当該着目
画素の値に最も近い平均値を構成する周辺画素が、当該
着目画素に対して最も高い相関状態をもつとみなされ
る。
【0092】そして、ステップST23では、上述した
通り、前記ステップST22で設定したキー値をもつキ
ー信号と原画像形式データとをビット結合して得られる
結合データが、第2出力データ処理部22Aから、メモ
リ・バス17、主メモリ19およびディスプレイ・イン
ターフェース29を介して外部ディスプレイ・ドライバ
回路30Aへ転送される。
【0093】次のステップST24では、データ受信側
の画素補間回路59において、抽出されたキー値Vk
条件判定され、キー値Vkに応じて次のステップが選択
される。すなわち、画素補間回路59は、キー値Vkが"
0","1","2","3","4","5","6"の場合に応
じて、それぞれ、ステップST25,ST26,ST2
7,ST28,ST29,ST30,ST31の何れか
の画素補間処理を選択して実行する。
【0094】各ステップST25〜ST31の画素補間
処理で使用される式は次式(14)〜(20)の通りで
ある。各式には対応するキー値Vkが付されている。
【0095】
【数4】
【0096】上式(14)〜(20)の中のIDZは画
素補間値を示し、IDA,IDB,IDC,IDDは、図7
に示した表記法に従った参照画素の値を示している。各
式(14)〜(20)は、上記ステップST20での当
該キー値に対応する平均値の算出式(7)〜(13)と
同型の式である。
【0097】以上のステップST25〜ST31の何れ
かが実行された後、本例3のキー値算出処理と画素補間
処理は終了する。
【0098】キー値算出処理と画素補間処理の例4.本
例4では、キー信号算出回路55は、図7に示す表記法
に従った3×3画素領域の画素データを保持し、この3
×3画素領域中に含まれる特徴線を検出する複数種類の
空間フィルタを有している。キー信号算出回路55は、
この空間フィルタの出力結果を用いて特徴線の種類を特
定し、当該種類に応じたキー値(Vk)を算出するもの
である。
【0099】キー信号算出回路55が備える空間フィル
タを図11に模式的に示す。この空間フィルタ(重みマ
スク)61は、3×3画素領域における各画素データに
一対一対応するフィルタ係数A(i,j)(i,j:−
1,0,1の何れか)を備えている。図11には、空間
フィルタ61の各画素に対応するフィルタ係数A(i,
j)が表示されている。この空間フィルタ61の3×3
のフィルタ係数の配列と、図7に示す3×3画素配列と
は一対一で対応する。このような空間フィルタ61は、
3×3画素領域中の中央部の着目画素に関して、この領
域内の全ての画素値に、当該画素値に対応するフィルタ
係数A(i,j)を重み付け(乗算)して加算するとい
う積和演算の実行機能をもつ。この種の空間フィルタの
導入により、入力画像データの特徴線を検出でき、各特
徴線に対応したキー信号を算出できるため、データ受信
側において画像データの精度の良い再現が可能となる。
【0100】図12〜図19は、各種の特徴線検出用の
空間フィルタ61A〜61Hを模式的に示す図である。
空間フィルタ61A〜61Hは、それぞれ、図11に示
した配列に従って表示されるフィルタ係数を有する。空
間フィルタ61A(図12)は着目画素を含む縦線を検
出するもの、空間フィルタ61B(図13)は着目画素
を含む横線検出用、空間フィルタ61C(図14)は着
目画素を含む右下がり斜線検出用、空間フィルタ61D
(図15)は着目画素を含む左下がりの斜線検出用、空
間フィルタ61E(図16)は着目画素を含む縦エッジ
(縦境界線)検出用、空間フィルタ61F(図17)は
着目画素を含む横エッジ(横境界線)検出用、空間フィ
ルタ61G(図18)は着目画素を含む右斜めエッジ
(右下がりの境界線)検出用、空間フィルタ61H(図
19)は着目画素を含む左斜めエッジ(左下がりの境界
線)検出用のものである。
【0101】上記特徴線を検出する検出回路としては、
例えば、以上の各種の空間フィルタ61A〜61Hの出
力値と閾値とを比較する比較回路と、当該出力値が当該
閾値以上の値をもつか否かを判定する判定回路と、この
判定回路から出力された判定信号に基づいて特徴線検出
の有無を識別する識別回路とを備えた構成が考えられ
る。
【0102】上記キー信号算出回路55を用いた本例4
の処理内容を、図20のフローチャートを参照しつつ以
下に説明する。ステップST40では、データ出力側の
キー信号算出回路55において、入力画像データに対し
て上記の各種空間フィルタ61A〜61Hが適用され
る。次のステップST41では、各空間フィルタ61A
〜61Hの出力値に基づいて、縦線や横線などの特徴線
が当該入力画像データに含まれているか否かが判定され
る。特徴線が検出されない場合、本例4の処理は終了す
るが、特徴線が検出された場合は、次のステップST4
2に処理が移行する。
【0103】ステップST42では、検出された特徴線
の種類に応じてキー値(Vk=0〜7)が設定される。
本例では、縦線検出でキー値Vk=0、横線検出でVk
1、右下がりの斜線検出でキー値Vk=2、左下がりの
斜線検出でキー値Vk=3、縦エッジ検出でキー値Vk
4、横エッジ検出でキー値Vk=5、右斜めエッジ検出
でキー値Vk=6、左斜めエッジ検出でキー値Vk=7、
がそれぞれ設定される。
【0104】そして、ステップST43では、上述した
通り、前記ステップST42で設定したキー値をもつキ
ー信号と原画像形式データとをビット結合して得られる
結合データが、第2出力データ処理部22Aから、メモ
リ・バス17、主メモリ19およびディスプレイ・イン
ターフェース29を介して外部ディスプレイ・ドライバ
回路30Aへ転送される。
【0105】次のステップST44では、データ受信側
の画素補間回路59において、抽出されたキー値Vk
条件判定され、キー値Vkに応じて次のステップが選択
される。すなわち、画素補間回路59は、キー値Vkが"
0","1","2","3","4","5","6","7"の場
合に応じて、それぞれ、ステップST45,ST46,
ST47,ST48,ST49,ST50,ST51,
ST52の何れかの画素補間処理を選択して実行するこ
とになる。
【0106】以上のステップST45〜ST51の各画
素補間処理を実行する際に、画素補間回路59は、3×
3画素領域の画素データの代わりに、図21に模式的に
示す5×5画素領域の画像データ62を保持し参照して
処理を実行する。図21に示す記号「X」,「Z」,
「A」,「B」,「C」,「D」,「E」,「F」,
「G」,「H」,「I」,「J」,「K」,「L」を付
されたブロックはそれぞれ画素を表し、「Z」を付され
た中央の画素を着目画素とする表記法が採用される。ま
た、画素補間処理で参照される画素値を、IDX,I
A,IDB,IDC,IDD,IDE,IDF,IDG,I
H,IDI,IDJ,IDK,IDLで表し、画素補間値
をIDZで表すものとする。ここで、画素値IDαの下
付記号「α」が画素を表現する。例えば、画素値IDA
は「A」を付された画素の値である。
【0107】ステップST45〜ST51の各画素補間
処理の内容を次式(21)〜(28)に示す。各式には
対応するキー値Vkが付されている。
【0108】
【数5】
【0109】上式(25),(26)のMedian(X1
2,X3,X4)は、引数X1〜X4を昇順または降順に
並べ替えたとき、その中央にくる数値(中央値)を算出
する関数である。すなわち、引数X1〜X4の中で中央値
より小さな数値の個数と、中央値よりも大きな数値の個
数とが等しくなる。例えば、Median(1,2,3,4)=2.5と
なる。
【0110】以下、上式(21)〜(28)の処理内容
を説明する。式(21)は、縦線検出を示すキー値に対
応して、着目画素に対して縦線方向に隣接する「D」,
「I」の画素の平均値を画素補間値IDZとして算出す
る式である。式(22)は、横線検出を示すキー信号に
対応して、着目画素に対して横線方向に隣接する
「F」,「G」の画素の平均値を画素補間値IDZとし
て算出する式である。
【0111】また、式(23)は、右斜線(右下がりの
斜線)検出を示すキー値に対応して、着目画素に対して
その右斜線の両側に位置する「A」,「C」,「J」,
「L」の画素の平均値を算出する式である。式(24)
は、左斜線(左下がりの斜線)検出を示すキー値に対応
して、着目画素に対してその左斜線の両側に位置する
「B」,「E」,「H」,「K」の画素の平均値を算出
する式である。
【0112】また、式(25),(26)は、縦エッジ
検出または横エッジ検出を示すキー信号に対応して、着
目画素に対してその縦エッジ方向および横エッジ方向に
隣接する「D」,「I」,「F」,「G」の画素の中央
値を算出する式である。
【0113】そして、式(27),(28)は、右斜め
エッジ検出または左斜めエッジ検出を示すキー信号に対
応して、着目画素に隣接し且つ両エッジ方向の両側に位
置する「D」,「F」,「G」,「I」の画素の平均値
を算出する式である。
【0114】以上の式(21)〜(28)を用いた画素
補間処理の後、本例4のキー値算出処理と画素補間処理
は終了する。
【0115】キー値算出処理と画素補間処理の例5.本
例5では、キー信号算出回路55と画素補間部56と
は、共に、図7に示す表記法に従った3×3画素領域の
画素データを用いて処理を実行する。図22は、本例5
におけるキー値算出処理と画素補間処理とを示すフロー
チャートである。
【0116】キー信号算出回路55は、先ず、着目画素
近傍の複数の周辺画素の平均値を算出し(ステップST
60)、この平均値と着目画素の値との差分値DYを、
次式(29)に従って算出する(ステップST61)。
【0117】
【数6】
【0118】次に、算出した差分値DYの再現レンジを
所定範囲内に限定し(クリッピングし)(ステップST
62)、その所定範囲を超える数値範囲を示すビットを
削減するという右ビットシフト処理が実行される(ステ
ップST63)。本例では、差分値DYが9ビットから
なる場合、差分値DYの再現レンジを−16〜+12に
制限することで、差分値DYを5ビット長のデータにク
リッピングすることとする。
【0119】次のステップST63では、更に、差分値
Yに対して所定回数の右ビットシフトを施すことで、
差分値DYの下位ビットが削減される。これは、ビット
シフトした回数だけ2で除算することに等しい。これに
より、前記ステップST62で5ビットに縮められた差
分値DYを右ビットシフトで更に3ビット長のデータに
短縮できる。このようにしてビット長を縮められたデー
タの2の補数表現がキー信号として設定される。以下の
表1に、10進数表記の差分値DYと、10進数表記の
キー値VKと、このキー値VKの2の補数表現とを示す。
【0120】
【表1】
【0121】このようにキー信号算出回路55は、着目
画素について差分値DYを算出した後、表1に示すよう
に、差分値DYの各数値範囲に対応した3ビットの値VK
をもつキー信号を算出して出力する。
【0122】次のステップST63では、上述した通
り、前記ステップST62で設定したキー値をもつキー
信号と原画像形式データとをビット結合して得られる結
合データが、第2出力データ処理部22Aから、メモリ
・バス17、主メモリ19およびディスプレイ・インタ
ーフェース29を介して外部ディスプレイ・ドライバ回
路30Aへ転送される。
【0123】次のステップST64では、データ受信側
の画素補間回路59において、抽出されたキー信号に対
して左ビットシフトを施して、5ビット長のキー信号が
生成される。続くステップST65では、その5ビット
長のキー信号に対してビット拡張処理が施され、2の補
数表現の差分値DY’が生成される。例えば、キー信号
の値VKが2の補数表現で「011」(10進数で「+
3」)の場合は、キー信号を2ビット左シフトした5ビ
ット値は「01100」、更に、この5ビット値をビッ
ト拡張した8ビット値VK’は2の補数表現で「000
01100」である。また、キー信号の値VKが2の補
数表現で「110」(10進数で「−2」)の場合は、
キー信号を2ビット左シフトした5ビット値は「110
00」、更に、この5ビット値をビット拡張した8ビッ
ト値VK’は2の補数表現で「11111000」とな
る。
【0124】次のステップST66では、そのような8
ビット値VK’と画素データとを用いて、次式(30)
に従って補間画素値IDZが算出される。以上で本例5
のキー値算出処理と画素補間処理は終了する。
【0125】
【数7】
【0126】実施の形態2の変形例1.図23は、上記
実施の形態2の変形例1に係るデータ転送システムを示
す概略構成図である。図23に示すデータ転送システム
の構成は、第2出力データ処理部22Bと外部ディスプ
レイ・ドライバ回路30Bとを除いて、図1に示したデ
ータ転送システムの構成と同じである。従って、図23
中、図5に示した符号と同一符号を付された機能ブロッ
クは、図5に示した機能ブロックと略同一機能を有す
る。
【0127】上記実施の形態2では、第2出力データ処
理部22Aは、キー信号と前記原画像形式データとをビ
ット結合してバス17に出力して転送していたが、本変
形例では、そのキー信号は前記原画像形式データの一部
ビット位置である下位ビットに挿入される。すなわち、
キー信号算出回路55が出力した2ビットのキー信号と
上位6ビットのUV信号とをビット結合することで、下
位2ビットにキー信号を挿入された8ビットのUV信号
が生成され、サンプリング回路23へ出力される。輝度
信号であるY信号では無く、色差信号であるUV信号の
下位ビットにキー信号を挿入する理由は、Y信号よりも
UV信号の方が人間の視覚感度への影響が小さいためで
ある。
【0128】また、データ受信側の画素補間部56の概
略構成を図24に示す。この画素補間部56は、転送さ
れた原画像形式データ44Bの3×3画素領域の画素デ
ータを保持するレジスタ群50と、FIFOメモリ5
1,52と、画素補間回路65とを有している。画素補
間回路65は、レジスタ群50の各レジスタ50A〜5
0Iから導出される8ビット長の画素データを、上位6
ビットの画素データ66,…,66と下位2ビットのキ
ー信号67,…,67とにそれぞれ分けて読み込み、画
素補間処理を実行するものである。
【0129】このように、本変形例では、転送データの
ビット長を増大させることなくキー信号を転送できるた
め、バスの帯域の使用効率は損なわれず、主メモリ19
のバッファ領域の使用量は増大しないという利点が得ら
れる。
【0130】実施の形態3.次に、本発明の実施の形態
2の変形例2について説明する。図25は、本変形例2
に係るデータ転送システムを組み込んだデジタル・カメ
ラ2の全体構成図である。上記実施の形態1,2では、
撮像した画像データが高品位ディスプレイ36に転送さ
れ表示されていたのに対し、本実施の形態3では、撮像
した画像データは色面順次駆動のEVF71に転送され
表示される。
【0131】本変形例2のデータ転送システムは、上記
した転送制御部、第2出力データ処理部22C、ディス
プレイ・インターフェース29Aおよび外部ディスプレ
イ・ドライバ回路(EVFインターフェース)70を備
えている。第2出力データ処理部22Cは、上記実施の
形態1,2における第2出力データ処理部22または2
2Aの機能と略同一機能を有し、ディスプレイ・インタ
ーフェース29Aは上記実施の形態1,2におけるディ
スプレイ・インターフェース29の機能と略同一機能を
有する。
【0132】デジタル・カメラ2がファインダー動作モ
ードにある時には、第2出力データ処理部22Cには、
画像処理部20から、YUV422信号のフレームが連
続的に入力している。第2出力データ処理部22Cは、
そのYUV422信号を原画像形式データに変換してメ
モリ・バス17に出力する。ここで原画像形式データと
共にキー信号が生成されメモリ・バス17に出力されて
もよい。
【0133】CPU28やDMAコントローラ(図示せ
ず)などの転送制御部は、メモリ・バス17に出力され
た原画像形式データ72を、メモリ・バス17と主メモ
リ19の第2バッファ19bとを介してディスプレイ・
インターフェース29Aに転送する。
【0134】ディスプレイ・インターフェース29A
は、転送された原画像形式データを取り込み、所定のタ
イミングで外部ディスプレイ・ドライバ回路70に出力
する。このディスプレイ・インターフェース29Aは、
図26に示すように、ディスプレイ・インターフェース
29Aから入力した原画像形式データ74をバッファリ
ングするメモリ回路77と、このメモリ回路77から出
力されたデータを画素補間する画素補間部80と、色空
間変換を実行する色空間変換部81と、3チャンネルの
D/A変換器82,83,84とを備えている。この画
素補間部80は、上記実施の形態1,2における画素補
間部31,56または64の機能と略同一機能を有す
る。よって、画素補間部80,色空間変換部81および
D/A変換器82〜84からなる回路30Cは、上記実
施の形態1,2に係る外部ディスプレイ・ドライバ回路
30,30A,30Bの機能と略同一機能を有する。
【0135】メモリ回路77は、入力する原画像形式デ
ータ74をフレーム単位またはフィールド単位で交互に
格納する2種類のバッファ領域78A,78Bを備える
と共に、一方のバッファ領域に画素データを記憶してい
る期間に他方のバッファ領域から記憶済みの画素データ
をフレーム単位またはフィールド単位で色面順次形式で
読み出して出力する書込み/読出し制御部76,79を
備えている。このような構成により、色ズレや位置ズレ
などの画質劣化が抑えられた色面順次データを生成でき
る。
【0136】尚、上記主メモリ19の第2バッファ19
bから色面順次データを高速に読出せば、外部ディスプ
レイ・ドライバ回路70はフィールドバッファ78A,
78Bをもつ必要が無くなり、外部ディスプレイ・ドラ
イバ回路70で点順次−面順次変換を行う必然性は無く
なるが、かかる場合は、メモリ・バス17上のデータの
トランザクションが増加してしまう。従って、本実施の
形態のように、外部ディスプレイ・ドライバ回路70が
フィールドバッファ78A,78Bを有し点順次−面順
次変換を行うことで、メモリ・バス17上のトランザク
ションを小さく抑えることが可能となる。
【0137】また、CCD撮像センサ12がインターレ
ース形式のデータを出力し、EVF71がプログレッシ
ブ形式に対応している場合、外部ディスプレイ・ドライ
バ回路70は、入力するインターレース形式のデータを
プログレッシブ形式のデータに変換する機能をもつこと
が望ましい。尚、インターレース形式とは、各フレーム
が偶数番目ラインからなるフィールドと奇数番目ライン
からなるフィールドとに分かれて出力される形式をい
う。
【0138】以上、本発明の実施の形態1〜3について
説明した。上記実施の形態1〜3に係るデータ転送シス
テムはデジタル・カメラに対して適用されていたが、本
発明では、デジタル・カメラに限定的に適用される必要
は無く、画像データを処理するあらゆる回路に適用され
得る。
【0139】
【発明の効果】以上の如く、本発明の請求項1に係るデ
ータ転送システムおよび請求項24に係るデータ転送方
法によれば、画像データは、1画素につき1成分のみを
有する原画像形式データに変換された後に伝送路上を伝
達し、データ受信装置で受信された後に画素補間を施さ
れて転送前の形式のデータに復元され得ることから、画
像データを少ない容量で高速に転送できる。よって、1
フレーム当たりまたは1フィールド当たりのデータ転送
量と転送レートとを抑制できることから、伝送路の帯域
の使用効率の向上と電力消費量の低減とが可能となる。
【0140】請求項2および請求項25によれば、バッ
ファ・メモリに一時記憶されるデータは比較的小容量の
原画像形式データであるため、当該バッファ・メモリの
メモリ使用量は少なくなる。よって、バッファ・メモリ
の記憶容量を抑えて回路規模を縮小し、低廉で且つ低電
力消費量のデータ転送システムを実現することが可能と
なる。
【0141】請求項3によれば、比較的大容量の主メモ
リを、上記データ出力装置と上記データ受信装置間にお
いて転送データを一時記憶するバッファとして利用でき
るため、専用のメモリを組み込まずに大容量のデータ転
送ができる。
【0142】請求項4によれば、当該データ受信装置の
出力先が対応しているフォーマットに合わせて色空間を
変換した画像データを供給することが可能となる。
【0143】請求項5によれば、通常解像度のほぼ倍程
度の解像度を有する高品位ディスプレイに画像データを
出力する場合でも、伝送路の帯域の使用効率の向上と電
力消費量の低減とが可能となる。
【0144】請求項6によれば、色ズレや位置ズレなど
の画質劣化を防ぐべくフレーム・レートを高めた色面順
次ディスプレイに対しても、伝送路の帯域の使用効率の
向上と電力消費量の低減とが可能となる。
【0145】請求項7によれば、色ズレや位置ズレなど
の画質劣化が抑えられた画像データを色面順次ディスプ
レイに供給することが可能となる。
【0146】請求項8によれば、フレーム・レートを向
上させて色ズレや位置ズレなどの画質劣化の発生を抑制
することが可能となる。
【0147】請求項9によれば、プログレッシブ形式の
ディスプレイに対応した画像データを供給できる。
【0148】請求項10および請求項26によれば、上
記データ出力装置における間引き部は、入力画像データ
を間引いて画像情報を削減することで画質が劣化した原
画像形式データを生成しているが、上記キー信号算出部
は、入力画像データを間引く前に着目画素と周辺画素と
の相関状態の情報を得てこれをキー信号に含める。上記
データ受信装置では、画素補間部は、そのキー信号から
得られる相関状態に応じた画素補間処理を実行できるた
め、画像情報の再現性が高く、画質劣化を最小限に抑え
ることが可能となる。
【0149】請求項11によれば、簡易且つ確実な方法
でキー信号をデータ受信装置に転送できる。
【0150】請求項12によれば、転送データのビット
長を増大させることなくキー信号を転送できるため、伝
送路の帯域の使用効率は損なわれず、上記バッファ・メ
モリの使用量は増大しないという利点が得られる。
【0151】請求項13,14,15によれば、入力画
像データ中の着目画素と周辺画素との間の相関状態を表
す差分絶対値に応じて両者間の相関状態を示すキー信号
を生成できる。データ受信装置では、画素補間部によ
り、そのキー信号の値に応じた画素補間処理が行われる
ため、間引き前の入力画像データに近い画像データを精
度良く再現することが可能となる。
【0152】請求項16,17,18,19,20,2
1によれば、入力画像データの特徴線に対応したキー信
号を算出するため、データ受信装置側において、画像デ
ータを精度良く再現することができる。
【0153】請求項22によれば、データ出力側におい
ては、間引き部で間引かれる成分をキー信号に変換して
転送でき、データ受信側の画素補間部においてはそのキ
ー信号から着目画素に欠けている成分を直接復元できる
ことから、画像情報の再現性を向上できる。
【0154】請求項23によれば、デジタル・カメラの
画像処理に伴うデータ転送の効率向上が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係るデータ転送システ
ムを組み込んだデジタル・カメラの全体構成図である。
【図2】実施の形態1に係るデータ転送システムの概略
構成を示す機能ブロック図である。
【図3】1フレームの原画像形式データの例を模式的に
示す図である。
【図4】実施の形態1に係るデータ転送システムの画素
補間部を示す概略構成図である。
【図5】本発明の実施の形態2に係るデータ転送システ
ムの概略構成を示す機能ブロック図である。
【図6】実施の形態2に係るデータ転送システムの画素
補間部を示す概略構成図である。
【図7】3×3画素領域の画像データを示す模式図であ
る。
【図8】キー値算出処理と画素補間処理の例1を示すフ
ローチャートである。
【図9】キー値算出処理と画素補間処理の例2を示すフ
ローチャートである。
【図10】キー値算出処理と画素補間処理の例3を示す
フローチャートである。
【図11】キー信号算出回路が備える空間フィルタを模
式的に示す図である。
【図12】特徴線検出用の空間フィルタを模式的に示す
図である。
【図13】特徴線検出用の空間フィルタを模式的に示す
図である。
【図14】特徴線検出用の空間フィルタを模式的に示す
図である。
【図15】特徴線検出用の空間フィルタを模式的に示す
図である。
【図16】特徴線検出用の空間フィルタを模式的に示す
図である。
【図17】特徴線検出用の空間フィルタを模式的に示す
図である。
【図18】特徴線検出用の空間フィルタを模式的に示す
図である。
【図19】特徴線検出用の空間フィルタを模式的に示す
図である。
【図20】5×5画素領域の画像データを示す模式図で
ある。
【図21】キー値算出処理と画素補間処理の例4を示す
フローチャートである。
【図22】キー値算出処理と画素補間処理の例5を示す
フローチャートである。
【図23】実施の形態2の変形例に係るデータ転送シス
テムを示す概略構成図である。
【図24】実施の形態2の変形例に係るデータ転送シス
テムの画素補間部を示す概略構成図である。
【図25】本発明の実施の形態3に係るデータ転送シス
テムを組み込んだデジタル・カメラの全体構成図であ
る。
【図26】外部ディスプレイ・ドライバ回路の概略構成
図である。
【図27】従来のデジタル・カメラの概略構成を示す機
能ブロック図である。
【符号の説明】
1,2 デジタル・カメラ 10 入射光 11 光学系 12 CCD撮像センサ 13 アナログ信号処理部 14 A/D変換器 15 主回路 16 タイミング・ジェネレータ 17 メモリ・バス 18 主処理部 19 主メモリ 20 画像処理部 21 第1出力データ処理部 22,22A,22B 第2出力データ処理部 23 サンプリング回路 24 出力制御回路 25 ビデオ・エンコーダ 26 カード・インターフェース 28 CPU 30,30A 外部ディスプレイ・ドライバ回路 36 高品位ディスプレイ 37 LCD
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G09G 3/20 611 G09G 3/20 611A 5C080 612 612U 622 622R 631 631B 631D 632 632C 650 650E 3/36 3/36 Fターム(参考) 5B047 AA07 AB04 BB04 BC23 CA23 DC20 EA07 EA09 EB07 EB17 5B061 BA03 DD09 RR02 5B069 AA01 BA03 BC02 LA02 5C006 AC24 AC29 AC30 AF04 AF06 AF24 AF26 AF44 AF47 AF51 AF53 AF54 AF78 BB29 BF02 BF09 EA01 FA41 FA47 5C065 AA01 BB48 CC03 CC07 CC09 GG05 GG13 GG17 GG18 GG22 GG32 GG44 5C080 AA10 BB05 CC03 DD22 DD26 EE19 GG12 GG17 JJ02 KK43

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像データを出力するデータ出力装置
    と、このデータ出力装置から出力されたデータを伝送路
    を介して受信するデータ受信装置と、前記データ出力装
    置と前記データ受信装置間の前記伝送路を介したデータ
    転送を実行する転送制御部と、を備えて構成されるデー
    タ転送システムであって、 前記データ出力装置は、 1画素につき複数成分を有する入力画像データを間引い
    て1画素につき1成分のみを有する原画像形式データに
    変換して出力する間引き部と、 前記原画像形式データを前記伝送路に出力する出力制御
    部と、を有し、 前記データ受信装置は、前記データ出力装置から転送さ
    れ受信した前記原画像形式データに対して各画素に欠け
    ている成分を補間する画素補間処理を実行する画素補間
    部を有する、ことを特徴とするデータ転送システム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のデータ転送システムであ
    って、 前記データ出力装置から出力された前記原画像形式デー
    タを、前記データ受信装置へ転送する前に一時記憶する
    バッファ・メモリを更に備えるデータ転送システム。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のデータ転送システムであ
    って、前記伝送路がメモリ・バスを含み、前記バッファ
    ・メモリが前記メモリ・バスを介して直接アクセスされ
    得る主メモリである、データ転送システム。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3の何れか1項に記載のデー
    タ転送システムであって、前記データ受信装置は、前記
    画素補間部で画素補間を施された画像データの色空間
    を、当該画像データの出力先に合わせて変換する色空間
    変換部を更に備える、データ転送システム。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4の何れか1項に記載のデー
    タ転送システムであって、前記データ受信装置で画素補
    間された画像データの出力先を高品位ディスプレイとし
    たデータ転送システム。
  6. 【請求項6】 請求項1〜4の何れか1項に記載のデー
    タ転送システムであって、前記データ受信装置で画素補
    間された画像データの出力先を色面順次ディスプレイと
    したデータ転送システム。
  7. 【請求項7】 請求項6記載のデータ転送システムであ
    って、前記データ受信装置は、 前記データ出力装置から転送された画素データをフレー
    ム単位またはフィールド単位で交互に格納する2種類の
    バッファ領域と、 前記2種類のバッファ領域のうち一方のバッファ領域に
    画素データを記憶している期間に他方のバッファ領域か
    ら記憶済みの画素データを色面順次形式で読み出して出
    力する書込み/読出し制御部と、から構成されるメモリ
    回路を更に備える、データ転送システム。
  8. 【請求項8】 請求項6または7記載のデータ転送シス
    テムであって、前記データ受信装置は、前記色面順次デ
    ィスプレイに出力する画像データのフレーム・レートを
    変換する手段を更に備える、データ転送システム。
  9. 【請求項9】 請求項5〜8の何れか1項に記載のデー
    タ転送システムであって、前記データ受信装置は、各フ
    レームが偶数番目ラインからなるフィールドと奇数番目
    ラインからなるフィールドとに分かれて転送されるイン
    ターレース形式の画像データをフレーム単位のプログレ
    ッシブ形式の画像データに変換する手段を更に備える、
    データ転送システム。
  10. 【請求項10】 請求項1〜9の何れか1項に記載のデ
    ータ転送システムであって、 前記データ出力装置は、前記入力画像データ中の着目画
    素と当該着目画素近傍の周辺画素との間の相関状態に対
    応する値をもつキー信号を算出して前記出力制御部に出
    力するキー信号算出部、を更に備えており、 前記データ受信装置における前記画素補間部は、前記デ
    ータ出力装置から、前記原画像形式データと共に転送さ
    れた前記キー信号を抽出し、該キー信号の値に応じて異
    なる前記画素補間処理を実行するものである、データ転
    送システム。
  11. 【請求項11】 請求項10記載のデータ転送システム
    であって、 前記データ出力装置における前記出力制御部は、前記キ
    ー信号と前記原画像形式データとをビット結合して前記
    伝送路に出力する、データ転送システム。
  12. 【請求項12】 請求項10記載のデータ転送システム
    であって、前記キー信号を前記原画像形式データの一部
    ビット位置に含めてなるデータ転送システム。
  13. 【請求項13】 請求項10〜12の何れか1項に記載
    のデータ転送システムであって、 前記キー信号算出部は、 前記入力画像データ中の着目画素と、当該着目画素に対
    して水平方向、垂直方向、右斜め方向および左斜め方向
    のうち少なくとも2方向に隣接する周辺画素の平均値と
    の間の差分絶対値をそれぞれ算出する手段と、 複数の前記差分絶対値のうち最小の差分絶対値に対応し
    て前記キー信号の値を設定する手段と、を有し、 前記画素補間部は、当該キー信号の値に対応する前記差
    分絶対値の算出時に用いた前記周辺画素の平均値を算出
    して前記画素補間処理に使用するものである、データ転
    送システム。
  14. 【請求項14】 請求項10〜12の何れか1項に記載
    のデータ転送システムであって、 前記キー信号算出部は、 前記入力画像データ中の着目画素と、当該着目画素に対
    して水平方向、垂直方向、右斜め方向および左斜め方向
    のうち少なくとも2方向に隣接する周辺画素との間の差
    分絶対値をそれぞれ算出する手段と、 複数の前記差分絶対値のうち最小の差分絶対値に対応し
    て前記キー信号の値を設定する手段と、を有し、 前記画素補間部は、当該キー信号の値に対応する差分絶
    対値の算出時に用いた前記周辺画素の値を選択して前記
    画素補間処理に使用するものである、データ転送システ
    ム。
  15. 【請求項15】 請求項10〜12の何れか1項に記載
    のデータ転送システムであって、 前記キー信号算出部は、 前記入力画像データ中の着目画素近傍の複数の周辺画素
    を用いた複数種類の平均値を算出する手段と、 前記平均値の各々と当該着目画素との間の差分絶対値を
    最小とする当該平均値に対応して前記キー信号の値を設
    定する手段と、を有し、 前記画素補間部は、当該キー信号の値に対応する当該平
    均値の算出時に用いた当該周辺画素の平均値を算出して
    前記画素補間処理に使用するものである、データ転送シ
    ステム。
  16. 【請求項16】 請求項10〜12の何れか1項に記載
    のデータ転送システムであって、 前記キー信号算出部は、 前記入力画像データの当該着目画素近傍の特徴線を検出
    する特徴線検出手段と、 検出された当該特徴線に応じて前記キー信号の値を設定
    する手段と、を有する、データ転送システム。
  17. 【請求項17】 請求項16記載のデータ転送システム
    であって、前記特徴線検出手段として、縦線、横線、縦
    境界線、横境界線、斜線および斜め境界線の中から選択
    した単数または複数の前記特徴線を検出する空間フィル
    タを用いる、データ転送システム。
  18. 【請求項18】 請求項17記載のデータ転送システム
    であって、前記画素補間部は、前記空間フィルタが前記
    縦線および前記横線の一方または双方を検出した場合
    に、当該着目画素に対して当該縦線または当該横線の方
    向に隣接する周辺画素を用いて前記画素補間処理を実行
    するものである、データ転送システム。
  19. 【請求項19】 請求項17記載のデータ転送システム
    であって、前記画素補間部は、前記空間フィルタが前記
    斜線を検出した場合に、当該着目画素を含む当該斜線の
    両側の周辺画素を用いて前記画素補間処理を実行するも
    のである、データ転送システム。
  20. 【請求項20】 請求項17記載のデータ転送システム
    であって、前記画素補間部は、前記空間フィルタが前記
    縦境界線および前記横境界線の一方または双方を検出し
    た場合に、当該着目画素に対して当該縦境界線および当
    該横境界線の双方向に隣接する周辺画素を用いて前記画
    素補間処理を実行するものである、データ転送システ
    ム。
  21. 【請求項21】 請求項17記載のデータ転送システム
    であって、前記画素補間部は、前記空間フィルタが前記
    斜め境界線を検出した場合に、当該着目画素に隣接し且
    つ当該斜め境界線の両側に位置する周辺画素を用いて前
    記画素補間処理を実行するものである、データ転送シス
    テム。
  22. 【請求項22】 請求項10〜12の何れか1項に記載
    のデータ転送システムであって、 前記キー信号算出部は、 前記入力画像データ中の当該着目画素近傍の複数の周辺
    画素の平均値を算出する手段と、 前記着目画素の値と前記平均値との差分値を算出する手
    段と、 前記差分値の下位Nビット(N:1以上の自然数)を削
    除して得た値をもつ前記キー信号を生成する手段と、を
    有し、 前記画素補間部は、 当該周辺画素の平均値を算出する手段と、 前記キー信号に下位Nビットを付加して得た値を前記平
    均値に加算することで前記画素補間処理を実行する手段
    と、を有する、ことを特徴とするデータ転送システム。
  23. 【請求項23】 請求項1〜22の何れか1項に記載の
    データ転送システムを適用したデジタル・カメラであっ
    て、前記データ転送システムのデータ出力装置および転
    送制御部を搭載し、前記データ転送システムのデータ受
    信装置を搭載しまたは外付けしているデジタル・カメ
    ラ。
  24. 【請求項24】 データを出力するデータ出力工程と、
    該データ出力工程で出力されたデータを伝送路を介して
    転送するデータ転送工程と、該データ転送工程で転送さ
    れたデータを受信するデータ受信工程と、を備えて構成
    されるデータ転送方法であって、 前記データ出力工程は、 (a)1画素につき複数成分を有する入力画像データを
    間引いて1画素につき1成分のみを有する原画像形式デ
    ータに変換する工程と、 (b)前記工程(a)で変換された原画像形式データを
    前記伝送路に出力する工程と、を有し、 前記データ受信工程は、 (c)前記工程(b)で出力され転送された前記原画像
    形式データを受信し、該原画像形式データに対して各画
    素に欠けている成分を画素補間する工程、を有する、こ
    とを特徴とするデータ転送方法。
  25. 【請求項25】 請求項24記載のデータ転送方法であ
    って、 (d)前記工程(b)で出力され転送された前記原画像
    形式データを、前記工程(c)で受信する前にバッファ
    ・メモリに一時記憶させる工程、を更に備えるデータ転
    送方法。
  26. 【請求項26】 請求項24または25記載のデータ転
    送方法であって、 前記データ出力工程は、 (e)前記入力画像データ中の着目画素と当該着目画素
    近傍の周辺画素との間の相関状態に対応する値をもつキ
    ー信号を算出する工程、を更に備えており、 前記工程(b)は、前記工程(e)で算出されたキー信
    号を前記伝送路に出力する工程、を更に備えており、 前記工程(c)は、前記工程(b)で前記原画像形式デ
    ータと共に転送された前記キー信号を抽出し、該キー信
    号の値に応じて異なる画素補間を実行する工程、を備え
    る、データ転送方法。
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