JP5633518B2 - データ処理装置 - Google Patents

データ処理装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5633518B2
JP5633518B2 JP2011543112A JP2011543112A JP5633518B2 JP 5633518 B2 JP5633518 B2 JP 5633518B2 JP 2011543112 A JP2011543112 A JP 2011543112A JP 2011543112 A JP2011543112 A JP 2011543112A JP 5633518 B2 JP5633518 B2 JP 5633518B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
output
pixel
interpolation
plane
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2011543112A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2011065012A1 (ja
Inventor
知治 竹林
知治 竹林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nikon Corp filed Critical Nikon Corp
Priority to JP2011543112A priority Critical patent/JP5633518B2/ja
Publication of JPWO2011065012A1 publication Critical patent/JPWO2011065012A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5633518B2 publication Critical patent/JP5633518B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N25/00Circuitry of solid-state image sensors [SSIS]; Control thereof
    • H04N25/40Extracting pixel data from image sensors by controlling scanning circuits, e.g. by modifying the number of pixels sampled or to be sampled
    • H04N25/44Extracting pixel data from image sensors by controlling scanning circuits, e.g. by modifying the number of pixels sampled or to be sampled by partially reading an SSIS array
    • H04N25/447Extracting pixel data from image sensors by controlling scanning circuits, e.g. by modifying the number of pixels sampled or to be sampled by partially reading an SSIS array by preserving the colour pattern with or without loss of information
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
    • H04N23/10Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof for generating image signals from different wavelengths
    • H04N23/12Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof for generating image signals from different wavelengths with one sensor only
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
    • H04N23/80Camera processing pipelines; Components thereof
    • H04N23/84Camera processing pipelines; Components thereof for processing colour signals
    • H04N23/843Demosaicing, e.g. interpolating colour pixel values
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N25/00Circuitry of solid-state image sensors [SSIS]; Control thereof
    • H04N25/10Circuitry of solid-state image sensors [SSIS]; Control thereof for transforming different wavelengths into image signals
    • H04N25/11Arrangement of colour filter arrays [CFA]; Filter mosaics
    • H04N25/13Arrangement of colour filter arrays [CFA]; Filter mosaics characterised by the spectral characteristics of the filter elements
    • H04N25/134Arrangement of colour filter arrays [CFA]; Filter mosaics characterised by the spectral characteristics of the filter elements based on three different wavelength filter elements
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N2101/00Still video cameras

Description

本発明は、ベイヤー(Bayer)配列に基づく形式の画像データのデータサイズを縮小させるデータ処理装置に関する。
最近では、ビデオカメラに限らず、デジタルスチルカメラや携帯電話機などでも動画の撮影が可能なものが一般化している。また、それらの機器では、近年、撮像素子の高画素化が進展しており、1000万画素を超える撮像素子を搭載したものも当たり前のように登場している。
そのような高画素の機器では、そのまま撮影を行うと、非常に大きなデータ量(データサイズ)の画像データが撮像素子から出力されてしまう。そのため、それらの機器で動画を撮影可能とするには、性能面や価格面などからの制約により、撮像素子から出力される画像データのデータサイズを縮小させることが要求される。
そこで、例えば、特許文献1には、ベイヤー(Bayer)配列に基づく形式の画像データに対して、補間前のベイヤーデータの段階でリサイズ処理を行うことで、データサイズを縮小するという手法が開示されている。また、特許文献2には、撮像素子を画素加算モードで駆動することで、出力される画像データ(ベイヤーデータ)のデータサイズを縮小するという手法が開示されている。
特開2002−8457号公報 特開2009−147489号公報
ところで、画質の観点からすると、従来手法とは異なり、撮像素子から出力された画像データ(ベイヤーデータ)に対して補間を行い各画素にR、G、Bの各色が揃った後の段階でデータサイズを縮小するのが望ましい方法である。そうすれば、従来手法で問題となる画質の劣化を最小限に留めることができるようになる。
しかし、そうすると、元のベイヤーデータに比してデータサイズが3倍の画像データを扱うことになるので、やはり性能やコストなどの点から問題が生じることとなる。
本発明の目的は、画質の劣化を抑制しつつ、ベイヤーデータのデータサイズを縮小させることの可能なデータ処理装置を提供することである。
本発明のデータ処理装置は、撮像部から出力されるベイヤーデータの水平ライン毎に、水平ラインを構成する各画素に対して補間データを生成し、各画素が、補間データと元の画素データとの2つのカラーデータを有するように補間を行う水平補間手段と、各画素が有する2つのカラーデータを用いて、水平ライン毎にデータ量(データサイズ)を縮小させたデータを生成し、その生成したデータで構成されるベイヤーデータを出力するデータサイズ縮小手段とを備える。
また、水平補間手段は、補間を、下記の式(1)〜(5)によって行ってもよい。
また、本発明のデータ処理装置は、撮像部から出力されるベイヤーデータの水平ライン毎に、水平ラインを構成する各画素に対して補間データを生成し、各画素が、補間データと元の画素データとの2つのカラーデータを有するように補間を行う水平補間手段と、各画素が有する2つのカラーデータを用いて、水平ライン毎に、データ量(データサイズ)を縮小させた間引きデータを生成し、その間引きデータから、少なくともRプレーンデータ及びBプレーンデータのデータ量(データサイズ)を縮小させた合成データを合成して出力するデータサイズ縮小手段とを備える。
また、データサイズ縮小手段は、合成データの生成を、下記の式(10)〜(11)によって行ってもよい。
実施形態のデジタルカメラの構成を示すブロック図。 撮像素子104の原色フィルタの配列方法(Bayer配列)を説明する図。 垂直サイズ縮小処理で対象画素が読み出されるイメージを示す図。 水平サイズ縮小処理のブロックダイアグラム。 水平補間処理で注目画素に対して補間データを生成するイメージを示す図。 水平補間処理から出力されるデータのイメージを示す図。 合成処理を説明する図。 補間処理のブロックダイアグラム。
(一の実施形態)
以下、本発明の一の実施形態を説明する。本実施形態は、デジタルカメラの実施形態である。
図1は、本実施形態のデジタルカメラの構成を示すブロック図である。
デジタルカメラは、撮像レンズ101と、レンズ駆動部102と、撮像部103と、データ処理部110と、表示部111と、記録媒体112と、デジタルカメラを統括制御するCPU113とから構成される。ここで、レンズ駆動部102と撮像部103は、CPU113にそれぞれ接続されている。また、CPU113と、データ処理部110、表示部111、記録媒体112は、バス114を介して接続されている。
撮像部103は、撮像素子104と、AFE(アナログフロントエンド)回路105と、タイミング発生回路109とを有している。また、AFE回路105は、CDS(Correlated Double Sampling:相関二重サンプリング)回路106と、ゲイン調整回路107と、A/D変換回路108とを有している。
撮像レンズ101は、フォーカスレンズやズームレンズを含む複数のレンズ群で構成されている。なお、簡単のため、図1では撮像レンズ101を1枚のレンズとして図示している。
レンズ駆動部102は、CPU113の指示に応じてレンズ駆動信号を発生し、撮像レンズ101を光軸方向に移動させてフォーカス調整やズーム調整を行うと共に、撮像レンズ101を通過した光束による被写体像を撮像素子104の受光面に形成する。
撮像素子104は、動画の撮影が可能な撮像素子であり、例えば、CCD型撮像素子、あるいはCMOS型撮像素子などによって構成される。なお、撮像素子104は、勿論、1フレーム毎の静止画の撮影も可能である。また、撮像素子104は、間引き読み出し、画素加算(混合)読み出し、全画素読み出し、窓読み出し(クロップ)が可能な撮像素子である。
撮像素子104は、撮像レンズ101の像空間側に配置され、その受光面に形成された被写体像を光電変換してアナログ画像信号を出力する。
撮像素子104の受光面には、複数のフォトダイオードが二次元状に配列されている。また、同受光面には、被写体像をカラー撮影するために、各フォトダイオードに対応して、赤(R)、緑(G)、青(B)の原色フィルタがベイヤー(Bayer)配列で配置されている。これにより、撮像素子104が出力するアナログ画像信号には、R、G、Bのカラー信号成分が含まれることになる。
ここで、原色フィルタの配置方法を簡単に説明する。
撮像素子104の受光面には、各フォトダイオード(Photo Diode:PD)に対応して、赤(R)、緑(G)、青(B)の原色フィルタがベイヤー(Bayer)配列で配置される。具体的には、図2に示すように、PD00に対しては赤(R)、PD01に対しては緑(Gr)、PD10に対しては緑(Gb)、そしてPD11に対しては青(B)というように、「R、Gr、Gb、B」の配列パターン(ベイヤーパターン)を繰り返す並びで原色フィルタが配置される。なお、PD01とPD10には、どちらにも緑(G)のフィルタが配置されるが、フィルタがどちらに配置されたものであるかを区別するため、前記のように、PD01の方を「Gr」、PD10の方を「Gb」と表記している。
このように原色フィルタが配置されることにより、受光面の各画素(フォトダイオード)の種類が定められることとなる。即ち、上記ベイヤー配列の場合には、R(赤色)、Gr(第1の緑色)、Gb(第2の緑色)、B(青色)という4つの種類が定められる。
CDS回路106は、撮像素子104が出力するアナログ画像信号のリセット時(露光前)の信号と、データ転送時(露光後)の信号との両方をサンプリングし、データ転送時の信号値からリセット時の信号値を減算することによって、アナログ画像信号から暗電流によるノイズを除去する。
ゲイン調整回路107は、CPU113の指示に基づき、アナログ画像信号のゲイン調整量を設定する。これにより、CDS回路106が出力するノイズ除去後のアナログ画像信号に対してISO感度に相当する撮影感度の調整を行う。
A/D変換回路108は、ゲイン調整回路107が出力するアナログ画像信号をデジタルデータに変換する。そして、そのデジタルデータ(画像データ)を撮像部103の出力としてデータ処理部110へ出力する。
タイミング発生回路109は、CPU113の指示に基づき、撮像素子104とAFE回路105とにタイミングパルスを供給する。このタイミングパルスの供給により、撮像素子104、また、AFE回路105内各回路の駆動タイミングが制御される。例えば、撮像素子104では、受光面のフォトダイオードから電荷を読み出すタイミングなどが制御され、また、AFE回路105内の、例えばCDS回路106では、撮像素子104が出力するアナログ画像信号をサンプリングするタイミングなどが制御される。
データ処理部110は、CPU113の指示に応じて、撮像部103が出力する画像データ(ベイヤーデータ)に対し、水平サイズ縮小処理、補間、ホワイトバランス調整、輪郭強調、ガンマ補正などの各種の画像処理を施す。このデータ処理部110は、ASICなどとして構成される。なお、水平サイズ縮小処理については後で説明する。
表示部111は、デジタルカメラ筐体の背面などに設けられたLCDモニタや、接眼部を備えた電子ファインダなどであり、CPU113の指示に応じて、動画や静止画を含む各種の画像を表示する。
記録媒体112は、メモリカード、小型ハードディスク、DVD等の光ディスクなどで構成される。なお、記録媒体112は、デジタルカメラに内蔵されるものであっても、着脱可能に装着されるものであってもよいし、外部に設けられるものであってもよい。外部に設けられる場合、記録媒体112とデジタルカメラとは、有線または無線で電気的に接続される。
記録媒体112には、CPU113によって圧縮処理された画像データなどが記録される。なお、圧縮は、動画の場合にはMPEG(Moving Picture Experts Group)形式などによって、また静止画の場合にはJPEG(Joint Photographic Experts Group)形式などによって行われる。
CPU113は、ユーザーによる操作部材の操作内容に応じて、デジタルカメラの各部を統括制御する。
例えば、デジタルカメラが撮影モードで動作中に動画撮影ボタンが押下されると、CPU113は、レンズ駆動部102および撮像部103を駆動して動画の撮影を開始する。このとき、撮像部103の撮像素子104は、所定の解像度の画像が所定のフレームレートで取得されるように駆動され、動画の各フレームに対応する画像データ(動画像データ)が撮像部103のAFE回路105を介してデータ処理部110へ順次出力される。
その後、CPU113は、このように撮像部103から出力される画像データ(動画像データ)に対し、データ処理部110を駆動して必要な画像処理を施す。また、CPU113は、その画像処理後の動画像データを表示部111に表示させる。そして、CPU113は、画像処理後の動画像データに対しMPEG形式などによる圧縮処理を施すと共に、その圧縮後の動画像データを記録媒体112へ記録する。
なお、動画撮影中には、CPU113は、自動焦点調節(AF)および自動露出(AE)の制御動作を続けて行う。
また、動画撮影中に、もう一度動画撮影ボタンが押下されると、CPU113は、上記の動作を停止して動画の撮影を終了する。
ところで、動画の撮影においては、既述のとおり、動画像データのデータ量(データサイズ)を縮小する必要があるが、その縮小により動画像データの画質が劣化してしまうという問題がある。
そこで、本実施形態のデジタルカメラは、動画撮影時に以下の動作を実施することで、画質の劣化を抑制しつつ、動画像データのデータサイズ(以下、単に、サイズとする。)を縮小する。
なお、以下では、一例として、有効画素が6000×4000画素である撮像素子(本実施形態では撮像部103の撮像素子104)の出力を、フルHD動画を得るため、2000×1126画素(1/3)のサイズに縮小する動作について説明する。
(垂直サイズ縮小処理)
先ず、CPU113は、撮像素子104の垂直(縦)方向の有効画素である4000画素を1126画素に縮小するために、垂直サイズ縮小処理を行う。
具体的には、画角を16:9に合わせるため、撮像素子104の受光面における垂直(縦)方向に配列された4000画素のうち、中央寄りの3378画素を窓読出しの対象とする。例えば、上下各311画素を除いた残りの3378画素を窓読出しの対象とする。
また、それら3378画素を、垂直(縦)方向において、3画素毎に、その中央の1画素を除いた残りの同色2画素を間引き読み出しの読み出し対象とし、かつ、当該同色2画素を加算(合成)読み出しの対象とする。
そして、CPU113は、窓読み出し、間引き読み出し、画素加算(合成)読み出しを組み合わせたモードでそれらの対象画素を読み出すように撮像素子104を駆動する。
ここで、対象画素が読み出されるイメージを図3に示す。例えば、対象画素である図3左上の垂直(縦)方向に配列された「R」、「Gb」、「R」の3画素は、その中央の「Gb」1画素が間引かれ、そして、残る同色の「R」2画素が加算(合成)されて、結果、図3右上の「R」1画素として読み出される。
このようにして、CPU113は、垂直(縦)方向の3378画素を1/3(1126画素)に縮小した6000×1126画素の画像データ(ベイヤーデータ)を撮像部103から出力させる。
(水平サイズ縮小処理)
次に、CPU113は、撮像部103から出力される画像データ(ベイヤーデータ)について、その水平(横)方向の有効画素である6000画素を2000画素に縮小するために、水平サイズ縮小処理を行う。
なお、水平サイズ縮小処理は、データ処理部110での画像処理の1つとして、補間を行う前に実施される。即ち、CPU113は、撮像部103から出力される画像データ(ベイヤーデータ)に対し、データ処理部110を駆動して水平サイズ縮小処理を施す。
図4は、水平サイズ縮小処理のブロックダイアグラムである。
以下、このブロックダイアグラムに沿って水平サイズ縮小処理の詳細を説明する。
(1)水平補間処理
CPU113によって駆動されたデータ処理部110は、撮像部103からの画像データ(ベイヤーデータ)を入力として、その水平(横)方向の各画素行(水平ライン)毎に「水平補間処理」を行う。
なお、「水平補間処理」では、図4に示すように、入力される水平ラインの各画素のデータは「12bit」のビット幅を持つものとしている。
データ処理部110は、先ず、下記の式(1)により、水平ラインの画素のうち、注目画素近傍の同色4画素のデータ(画素値)から注目画素に対する補間データを生成する。
例えば、図5に示すように、R(赤色)画素のR04が注目画素である場合には、その近傍の同色4画素、つまり、Gr(第1の緑色)画素のGr01、Gr03、Gr05、Gr07のデータに基づいて、注目画素に対するGr成分の補間データ「Gr*」を生成する。
このように、式(1)では、R(赤色)画素が注目画素である場合には、その近傍の4つのGr(第1の緑色)画素のデータに基づいて、注目画素に対するGr成分の補間データ「Gr*」が生成される。反対に、Gr(第1の緑色)画素が注目画素である場合には、その近傍の4つのR(赤色)画素のデータに基づいて、注目画素に対するR成分の補間データ「R*」が生成される。
これにより、注目画素は、入力の元データ(例えば「R」)と補間データ(例えば元データが「R」であれば「Gr*」)との2つのカラーのデータを有するようになる。
Figure 0005633518
なお、式(1)の「Din(i)」は、入力のベイヤーデータにおける各水平ラインの画素のデータを示している。
また、「i」は、各水平ラインでの注目画素(処理対象画素)の位置を示している。なお、この説明においては、「i」は「i=0〜Wide−1」の値であり、Wideは水平(横)方向の有効画素数の「6000」である。
また、「k_imp」は、重み付けのための係数であり、例えば「k_imp=[−1,9,9,−1]」とのような値が予め設定されている。
そして、「IMP(i)」は、生成された注目画素に対する補間データを示している。
次に、データ処理部110は、上記で生成された注目画素に対する補間データを、下記の式(2)〜(4)を用いて補正する。
具体的には、式(2)により、注目画素の元データと補間データ、即ち2つのカラーデータの差分「CD(i)」を求める。
続いて、求めた差分のデータを基に、式(3)により、注目画素を中央とする隣接5画素、つまり、「CD(i−2),CD(i−1),CD(i),CD(i+1),CD(i+2)」の色差平均を算出し、算出した色差平均のデータを注目画素に対する補正データ「CD_avg(i)」する。
そして、式(4)により、その補正データを、注目画素の元データから減算、または元データと加算することで、注目画素に対する補間データを補正する。
このようにして補正後の補間データ「IMP’(i)」を取得する。
なお、式(2)では、注目画素が、R(赤色)画素、Gr(第1の緑色)画素の何れである場合にも、R(赤色)成分からGr(第1の緑色)成分を減算するようにして差分が求められる。
また、式(4)では、R(赤色)画素が注目画素である場合には、補正後の補間データ「IMP’(i)」として、Gr成分のデータ「Gr^」が取得される。反対に、Gr(第1の緑色)画素が注目画素である場合には、補正後の補間データ「IMP’(i)」として、R成分のデータ「R^」が取得される。
Figure 0005633518
なお、式(3)の「k_cd」は、上記の色差平均を行う際に用いる重み付けのための係数であり、例えば「k_cd=[1,2,2,2,1]」とのような値が予め設定されている。
上記のように補正後の補間データ「IMP’(i)」を取得すると、データ処理部110は、式(5)により、「水平補間処理」の出力として、水平ラインの注目画素となる各1画素毎に、その元データ「Din(i)」と、補正後の補間データ「IMP’(i)」との2つのカラーのデータをそれぞれ出力する。
Figure 0005633518
ここで、図6に、入力の水平ラインがR/Grラインである場合の「水平補間処理」から出力されるデータ、即ち「Deven(i)」及び「Dodd(i)」のイメージを示す。
図6に示すように、「水平補間処理」では、注目画素「Din(i)」が水平ライン上の偶数位置に配置されたものである場合、出力の「Deven(i)」には、入力された元データ「Din(i)」がそのまま出力され、もう片方の出力の「Dodd(i)」には、上記で取得した補正後の補間データ「IMP’(i)」が出力される。また、注目画素「Din(i)」が水平ライン上の奇数位置に配置されたものである場合、出力の「Deven(i)」には、上記で取得した補正後の補間データ「IMP’(i)」が出力され、もう片方の出力の「Dodd(i)」には、入力された元データ「Din(i)」がそのまま出力される。
このように、入力の水平ラインがR(赤色)/Gr(第1の緑色)ラインであれば、「Deven(i)」にRプレーン、「Dodd(i)」にGrプレーンのデータが出力される。また、入力の水平ラインがGb(第2の緑色)/B(青色)ラインであれば、「Deven(i)」にGbプレーン、「Dodd(i)」にBプレーンのデータが出力される。
人の目は水平方向により高い解像度を持つと言われていることから、データ処理部110では、上記の「水平補間処理」によって、特に画像データ(ベイヤーデータ)の水平方向の画質劣化を抑制するようにしている。
(2)LPF処理
上記の「水平補間処理」を終えると、データ処理部110は、その出力の「Deven(i)」及び「Dodd(i)」を入力として「LPF処理」を行う。
具体的には、データ処理部110は、「Deven(i)」のデータと「Dodd(i)」のデータのそれぞれについて、下記の式(6)により、3タップ(tap)、即ち、水平ライン上の隣接する3画素をサンプル点とし、その3つのサンプル点の画素データ(画素値)を基にLPF(ローパスフィルタ)処理を行う。
そして、その処理後のデータを、「Oeven(i)」及び「Oodd(i)」として出力する。
この「LPF処理」の実施により、データ処理部110では、特に、ナイキスト周波数を超えた周波数成分による折り返しノイズに起因した、モアレやシャギーなどの発生を抑制するようにしている。
Figure 0005633518
なお、式(6)の「K1,K2,K3」は、任意の係数であり、例えば「K1=K2=K3=1」とのような値が予め設定されている。
また、「LPF処理」は、式(6)以外にも、バイキュービック法などの従来の手法を用いて行うことができる。
(3)間引き処理
「LPF処理」を終えると、データ処理部110は、その出力の「Oeven」及び「Oodd」を入力とし、下記の式(7)、(8)を用いて、「間引き処理」を行う。
具体的には、データ処理部110は、「Oeven」及び「Oodd」として入力されるRプレーン及びGrプレーン(またはGbプレーン及びBプレーン)のデータについて、各プレーン毎に、当該プレーン上の連続する「a」画素から所定の1画素を選択する。なお、この説明ではベイヤーデータを1/3に縮小するため「a=3」とする。従って、この場合には、各プレーン上の連続する「3」画素から所定の1画素が選択される。そして、Rプレーン(またはGbプレーン)について選択した1画素のデータを「O’even(j)」として、またGrプレーン(またはBプレーン)について選択した1画素のデータを「O’odd(j)」として出力する。
このようにして、データ処理部110では、「Oeven」及び「Oodd」として入力されるRプレーン及びGrプレーン(またはGbプレーン及びBプレーン)のデータを、それぞれ1/3に縮小させる。
Figure 0005633518
なお、式(8)の「a」は、縮小率によって決まる係数であり、上記のとおり、この説明ではベイヤーデータを1/3に縮小するため「a=3」に設定される。
また、「b」は、入力データ中の連続する「a」画素のうちのどの画素を「間引き処理」の出力とするかを指定するためのオフセットであり、この説明では「a=3」であるため「0〜2」の何れかの値であるが、ここでは例えば「b=0」に設定されるものとする。
また、式(8)の「RoundDown」は、端数切り捨てを行う関数である。
(4)合成処理
「間引き処理」を終えると、データ処理部110は、その出力の「O’even(j)」及び「O’odd(j)」を入力とし、下記の式(9)を用いて、「合成処理」を行う。
具体的には、データ処理部110は、入力データが水平ライン上の偶数位置に配置されたものである場合には、入力の「O’even(j)」の方のデータを「Dout(j)」として出力する。一方、入力データが水平ライン上の奇数位置に配置されたものである場合には、入力の「O’odd(j)」の方のデータを「Dout(j)」として出力する。
これにより、入力データは、ベイヤー(Bayer)配列に基づいた形式に揃えられて、「Dout(j)」として出力される。
Figure 0005633518
このような動作によって、データ処理部110では、画質の劣化を抑制しつつ、ベイヤーデータのサイズを縮小させるようにしている。
その後、上記の処理によって2000×1126画素のサイズに縮小された画像データ(動画像データ)が「Dout(j)」を介して取得されると、CPU113は、その動画像データに対し、補間及びその他の必要な画像処理を施すようにして、既述の動画撮影時の動作を行う。
(他の実施形態)
次に、本発明の他の実施形態を説明する。本実施形態は、デジタルカメラの実施形態であり、図1に示す一の実施形態のデジタルカメラと同一である。したがって、本実施形態のデジタルカメラの各構成要素についての詳細な説明は省略する。
また、本実施形態のデジタルカメラによる動作は、図4に示す「間引き処理」まで一の実施形態と同一であり詳細な説明は省略する。本実施形態と一の実施形態との相違点は、図4に示す「合成処理」を下記の式(10)〜(11)を用いて行うとともに、その「合成処理」によって出力された合成データに対する「補間処理」を施す点にある。そこで、下記では、本実施形態における「合成処理」および「補間処理」の動作について説明する。
(4)合成処理
図4に示す「間引き処理」を終えると、データ処理部110は、その出力の「O’even(j)」及び「O’odd(j)」を入力とし、上記の式(9)の代わりに、下記の式(10)、(11)を用いて、「合成処理」を行う。
Figure 0005633518
具体的には、データ処理部110は、入力データの「O’even(j)」及び「O’odd(j)」を2組、つまり、入力における偶数番目の「O’even(j=偶数)」及び「O’odd(j=偶数)」と、奇数番目の「O’even(j=奇数)」及び「O’odd(j=奇数)」とを一組のデータとして使用し、以下のように「合成処理」を行う。この「合成処理」のイメージを図7に示す。なお、図7中の「jE」は、データが、入出力において、偶数番目のものであることを示し、また「jO」は、データが、奇数番目のものであることを示している。
データ処理部110は、入力データがRプレーン及びGrプレーンのデータ、即ち、水平ラインのR(赤色)/Gr(第1の緑色)ライン時のデータであれば、式(10)を用いて、「12bit」のビット幅を持つ入力の偶数番目の「O’even(j=偶数)」及び「O’odd(j=偶数)」、また奇数番目の「O’even(j=奇数)」及び「O’odd(j=奇数)」のデータを合成して、その合成結果を「16bit」のビット幅を持つ出力における偶数番目の「D(j=偶数)」と奇数番目の「D(j=奇数)」との一組のデータとして出力する。
ここで、図7を用いて詳しく説明すると、先ず、偶数番目のRプレーンデータ「O’even(「jE」)」の(ゼロ「0」勘定で)2〜11ビット目のデータ(10ビット長)を、出力において偶数番目に出力すべきデータ「D(「jE」)」の0〜9ビット目に挿入する。
次に、偶数番目のGrプレーンデータ「O’odd(「jE」)」の6〜11ビット目のデータ(6ビット長)を、同じく偶数番目に出力すべきデータ「D(「jE」)」の10〜15ビット目に挿入する。
また、奇数番目のGrプレーンデータ「O’odd(「jO」)」の0〜11ビット目のデータ(12ビット長)を、出力において奇数番目に出力すべきデータ「D(「jO」)」の0〜11ビット目に挿入する。
次に、再び偶数番目のGrプレーンデータ「O’odd(「jE」)」を使用し、今度は、その2〜5ビット目のデータ(4ビット長)を、出力において奇数番目に出力すべきデータ「D(「jO」)」の12〜15ビット目に挿入する。
そして、上記のように合成した16bit長のデータ「D(「jE」)」と「D(「jO」)」とを一組にして、これを「合成処理」の結果として出力する。
このように、入力における偶数番目の「O’even(jE)」及び「O’odd(jE)」と、奇数番目の「O’even(jO)」及び「O’odd(jO)」との合計「48bit(「12bit」×4)」のデータを合成して、出力における偶数番目のデータ「D(「jE」)」と奇数番目のデータ「D(「jO」)」との合計「32bit(「16bit」×2)」のデータを出力する。
また、データ処理部110は、入力データがGbプレーン及びBプレーンのデータ、即ち、水平ラインのGb(第2の緑色)/B(青色)ライン時のデータであれば、式(11)を用いて、「12bit」のビット幅を持つ入力の偶数番目の「O’even(j=偶数)」及び「O’odd(j=偶数)」、また奇数番目の「O’even(j=奇数)」及び「O’odd(j=奇数)」のデータを合成して、その合成結果を「16bit」のビット幅を持つ出力における偶数番目の「D(j=偶数)」と奇数番目の「D(j=奇数)」との一組のデータとして出力する。
ここで、図7を用いて詳しく説明すると、先ず、偶数番目のGbプレーンデータ「O’even(「jE」)」の0〜11ビット目のデータ(12ビット長)を、出力において偶数番目に出力すべきデータ「D(「jE」)」の0〜11ビット目に挿入する。
次に、奇数番目のGbプレーンデータ「O’even(「jO」)」の2〜5ビット目のデータ(4ビット長)を、同じく偶数番目に出力すべきデータ「D(「jE」)」の12〜15ビット目に挿入する。
また、奇数番目のBプレーンデータ「O’odd(「jO」)」の2〜11ビット目のデータ(10ビット長)を、出力において奇数番目に出力すべきデータ「D(「jO」)」の0〜9ビット目に挿入する。
次に、再び奇数番目のGbプレーンデータ「O’even(「jO」)」を使用し、今度は、その6〜11ビット目のデータ(6ビット長)を、出力において奇数番目に出力すべきデータ「D(「jO」)」の10〜15ビット目に挿入する。
そして、このように合成した16bit長のデータ「D(「jE」)」と「D(「jO」)」とを一組にして、これを「合成処理」結果の合成データとして出力する。
このように、入力における偶数番目の「O’even(jE)」及び「O’odd(jE)」と、奇数番目の「O’even(jO)」及び「O’odd(jO)」との合計「48bit(「12bit」×4)」のデータを合成して、出力における偶数番目のデータ「D(「jE」)」と奇数番目のデータ「D(「jO」)」との合計「32bit(「16bit」×2)」のデータを出力する。
即ち、データ処理部110は、この「合成処理」によって、入力のサイズの縮小されたベイヤーデータから更に1/3のデータを削減して、データ量を元の2/3に減少させる。
このような動作によって、データ処理部110では、画質の劣化を抑制しつつ、データのサイズを縮小させるようにしている。
なお、上記の「合成処理」では、12ビット長の入力の特にRプレーンデータ、Bプレーンデータを、10ビット長に縮小して出力するようにしている。これは、最終的に取得される画像データは、各画素のR、G、B各色のビット幅を「8bit」とする場合が一般的であるので、少なくともその「8bit」の情報量を確保するためである。これにより、画質の劣化を抑制しつつ、データのサイズを縮小させることができる。
また、上記の「合成処理」では、入力データがR(赤色)/Gr(第1の緑色)ライン時のデータである場合に、その奇数番目のRプレーンデータ「O’even(「jO」)」については使用していないが、それを保持しておいて後の処理で利用するようにしてもよい。また入力データがGb(第2の緑色)/B(青色)ライン時のデータである場合の偶数番目のBプレーンデータ「O’odd(「jE」)」についても使用していないが、これも同様に保持しておいて後の処理で利用するようにしてもよい。
また、上記の「合成処理」では、特別な回路を必要とせず、一般に入手し易い汎用的な回路を用いてそのロジックを構成可能とするために、出力する各画素データのビット幅を「16bit」としている。しかし、これに限らず、ビット幅は、例えば「14bit」や「18bit」などとしてもよい。
ところで、データ処理部110は、上記の「合成処理」の後に、それによって出力されるデータ量を減少させた合成データに対して補間処理を施す。
以下、この補間処理の一例について説明する。なお、以下の説明においては、簡単のため、補間処理を、水平ライン(行)単位ではなく、水平ライン(行)及び垂直ライン(列)の面単位で行うようにする。
図8は、補間処理のブロックダイアグラムである。
以下、このブロックダイアグラムに沿って補間処理の詳細を説明する。
(1)データ分離処理
データ処理部110は、データ量を減少させた合成データ「D」が入力されると、下記の式(12)、(13)により、入力データから、そこに合成されているGプレーンとRプレーン(またはBプレーン)のデータを分離して、その分離後のプレーンデータを出力する。
Figure 0005633518
具体的には、データ処理部110は、下記の式(12)により、入力データの水平ライン(行)を示す「r」が偶数(R/Grライン)、且つ、垂直ライン(列)を示す「c」が偶数(図7の「D(「jE」)」)であれば、その0〜9ビット目のデータに4を乗じて得たデータ(12ビット長)を第1の出力「Bayer[11:0](r,c)」として出力する。また、「r」が奇数(Gb/Bライン)、且つ、「c」が奇数(図7の「D(「jO」)」)である場合にも、同様に、その0〜9ビット目のデータに4を乗じて得たデータ(12ビット長)を第1の出力「Bayer[11:0](r,c)」として出力する。
一方、入力データの水平ライン(行)を示す「r」が偶数(R/Grライン)、且つ、垂直ライン(列)を示す「c」が奇数(図7の「D(「jO」)」)であれば、その0〜11ビット目のデータ(12ビット長)をそのまま第1の出力「Bayer[11:0](r,c)」として出力する。また、「r」が奇数(Gb/Bライン)、且つ、「c」が偶数(図7の「D(「jE」)」)である場合にも、同様に、その0〜11ビット目のデータ(12ビット長)をそのまま第1の出力「Bayer[11:0](r,c)」として出力する。
また、データ処理部110は、下記の式(13)により、入力データの水平ライン(行)を示す「r」が偶数(R/Grライン)、且つ、垂直ライン(列)を示す「c」が偶数(図7の「D(「jE」)」)であれば、その10〜15ビット目のデータに64を乗じる。そして、その乗算によって得たデータと、次の「c+1」の位置にある「D(「jO」)」)の12〜15ビット目のデータに4を乗じて得たデータとを加算して、その加算により得られたデータ(12ビット長)を第2の出力「tmpG[11:0](r,c)」として出力する。
また、入力データの水平ライン(行)を示す「r」が奇数(Gb/Bライン)、且つ、垂直ライン(列)を示す「c」が奇数(図7の「D(「jO」)」)である場合には、その10〜15ビット目のデータに64を乗じる。そして、その乗算によって得たデータと、1つ前の「c−1」の位置にある「D(「jE」)」)の12〜15ビット目のデータに4を乗じて得たデータとを加算して、その加算により得られたデータ(12ビット長)を第2の出力「tmpG[11:0](r,c)」として出力する。
また、入力データの水平ライン(行)を示す「r」が奇数(Gb/Bライン)、且つ、垂直ライン(列)を示す「c」が偶数(図7の「D(「jE」)」)である場合、又は、「r」が偶数(R/Grライン)、且つ、「c」が奇数(図7の「D(「jO」)」)である場合には、その0〜11ビット目のデータ(12ビット長)をそのまま第2の出力「tmpG[11:0](r,c)」として出力する。
(2)Gプレーン生成処理
次に、データ処理部110は、上記「データ分離処理」の第1の出力「Bayer(r,c)」と第2の出力「tmpG(r,c)」とを入力として、下記の式(14)、(15)により「Gプレーン生成処理」を行う。なお、Gプレーンのデータ(本処理に「tmpG(r,c)」として入力される)は既に生成されているが、それは画面の横(水平)方向の画素信号レベル(画素値)の勾配のみに基づいて生成されたものであるため、ここで、そのGプレーンのデータについて、縦(垂直)方向の相関を取るかどうかを改めて評価する。
Figure 0005633518
具体的には、下記の式(14)によって求めた「dV(r,c)」と「dH(r,c)」との差が所定の閾値「Th」を超える場合には、下記の式(15)により、縦(垂直)方向の相関を取らずに入力の「tmpG(r,c)」をそのまま「G(r,c)」として出力する。一方、それらの差が所定の閾値「Th」以下となる場合には、下記の式(15)により、縦(垂直)方向の相関を取って、その結果のデータを「G(r,c)」として出力する。
(3)R,Bプレーン生成処理
そして、データ処理部110は、上記「データ分離処理」の第1の出力「Bayer(r,c)」と、上記「Gプレーン生成処理」の出力「G(r,c)」とを入力として、「R,Bプレーン生成処理」を行う。なお、この「R,Bプレーン生成処理」には従来技術を適用可能であるが、ここでは、その一例として、下記の式(16)〜(19)に示す一般的な手法を用いて「R,Bプレーン生成処理」を行うものとする。
Figure 0005633518
具体的には、下記の式(16)を用いて、Gr画素位置におけるRプレーン「R(r,c)」及びBプレーン「B(r,c)」を生成する。また、下記の式(17)を用いて、Gb画素位置におけるRプレーン「R(r,c)」及びBプレーン「B(r,c)」を生成する。そして、下記の式(18)を用いて、R画素位置におけるBプレーン「B(r,c)」を生成する。また、下記の式(19)を用いて、B画素位置におけるRプレーン「R(r,c)」を生成する。
データ処理部110は、「R,Bプレーン生成処理」によってこのように生成したRプレーン、Bプレーンのデータを、それぞれ「R(r,c)」、「B(r,c)」として出力する。
データ処理部110による補間処理の結果として、「Gプレーン生成処理」の出力の「G(r,c)」、「R,Bプレーン生成処理」の出力の「R(r,c)」と「B(r,c)」により構成された動画像データが取得されると、CPU113は、その動画像データに対し、他の必要な画像処理(ガンマ補正など)を施すようにして、既述の動画撮影時の動作を行う。
(実施形態の補足事項)
上記では、本発明の実施形態の一例としてデジタルカメラ(デジタルスチルカメラ)の実施形態を説明したが、本発明は、動画の撮影が可能なデジタルビデオカメラや携帯電話機などの他の機器にも適用することが可能である。
上記他の実施形態では、説明を簡単にするため、補間処理の「データ分離処理」と「Gプレーン生成処理」とを分けて行うようにしている。しかし、実際には、「tmpG」の情報(データ)は注目画素のものしか使用していないので、両者は一度に処理することも可能である。
101…撮像レンズ,102…レンズ駆動部,103…撮像部,104…撮像素子,105…AFE回路,106…CDS回路,107…ゲイン調整回路,118…A/D変換回路,109…タイミング発生回路,110…データ処理部,111…表示部,112…記録媒体,113…CPU,114…バス

Claims (4)

  1. 撮像部から出力されるベイヤーデータの水平ライン毎に、前記水平ラインを構成する各画素に対して補間データを生成し、前記各画素が前記補間データと元の画素データとの2つのカラーデータを有するように補間を行う水平補間手段と、
    前記各画素が有する2つのカラーデータを用いて、前記水平ライン毎にデータ量を縮小させたデータを生成し、その生成したデータで構成されるベイヤーデータを出力するデータサイズ縮小手段と
    を備えることを特徴とするデータ処理装置。
  2. 請求項1に記載のデータ処理装置において、
    前記水平補間手段は、前記補間を、下記の式(1)〜(5)によって行う
    ことを特徴とするデータ処理装置。
    Figure 0005633518
  3. 撮像部から出力されるベイヤーデータの水平ライン毎に、前記水平ラインを構成する各画素に対して補間データを生成し、前記各画素が前記補間データと元の画素データとの2つのカラーデータを有するように補間を行う水平補間手段と、
    前記各画素が有する2つのカラーデータを用いて、前記水平ライン毎に、データ量を縮小させた間引きデータを生成し、その間引きデータから、少なくともRプレーンデータ及びBプレーンデータのデータ量を縮小させた合成データを合成して出力するデータサイズ縮小手段と
    を備えることを特徴とするデータ処理装置。
  4. 請求項3に記載のデータ処理装置において、
    前記データサイズ縮小手段は、前記合成データの生成を、下記の式(6)〜(7)によって行う
    ことを特徴とするデータ処理装置。
    Figure 0005633518
JP2011543112A 2009-11-27 2010-11-26 データ処理装置 Active JP5633518B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011543112A JP5633518B2 (ja) 2009-11-27 2010-11-26 データ処理装置

Applications Claiming Priority (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009270273 2009-11-27
JP2009270272 2009-11-27
JP2009270273 2009-11-27
JP2009270272 2009-11-27
PCT/JP2010/006911 WO2011065012A1 (ja) 2009-11-27 2010-11-26 データ処理装置
JP2011543112A JP5633518B2 (ja) 2009-11-27 2010-11-26 データ処理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2011065012A1 JPWO2011065012A1 (ja) 2013-04-11
JP5633518B2 true JP5633518B2 (ja) 2014-12-03

Family

ID=44066117

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011543112A Active JP5633518B2 (ja) 2009-11-27 2010-11-26 データ処理装置

Country Status (4)

Country Link
US (1) US8897551B2 (ja)
JP (1) JP5633518B2 (ja)
CN (2) CN104580942B (ja)
WO (1) WO2011065012A1 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101981573B1 (ko) * 2012-11-22 2019-05-23 삼성전자주식회사 이미지 신호 프로세서 및 이미지 신호 프로세서를 포함하는 모바일 촬영 장치
CN106507019B (zh) 2016-11-29 2019-05-10 Oppo广东移动通信有限公司 控制方法、控制装置、电子装置
CN106507068B (zh) 2016-11-29 2018-05-04 广东欧珀移动通信有限公司 图像处理方法及装置、控制方法及装置、成像及电子装置

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004128583A (ja) * 2002-09-30 2004-04-22 Ricoh Co Ltd 撮像装置、画像処理方法、プログラム及び記録媒体
JP2005057529A (ja) * 2003-08-05 2005-03-03 Matsushita Electric Ind Co Ltd 画像処理方法、画像処理装置およびプログラム
JP2005286415A (ja) * 2004-03-26 2005-10-13 Olympus Corp 画像圧縮方法及び画像圧縮装置
JP2006024998A (ja) * 2004-07-06 2006-01-26 Megachips Lsi Solutions Inc 縮小補間回路および縮小補間方法
JP2008067315A (ja) * 2006-09-11 2008-03-21 Olympus Corp 撮像装置、画像処理装置、撮像システム及び画像処理プログラム

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002008457A (ja) 2000-06-22 2002-01-11 Toshiba Corp 複合信号ケーブルとその取り付け方法
JP4133283B2 (ja) * 2002-12-10 2008-08-13 シャープ株式会社 画像処理装置および画像処理方法、デジタルスチルカメラ
KR100699831B1 (ko) * 2004-12-16 2007-03-27 삼성전자주식회사 베이어 패턴의 컬러 신호를 보간하는 방법 및 보간기
US8452090B1 (en) * 2005-04-25 2013-05-28 Apple Inc. Bayer reconstruction of images using a GPU
KR100652408B1 (ko) * 2005-04-27 2006-12-01 삼성전자주식회사 베이어 패턴의 디지털 컬러 영상 신호를 처리하는 방법 및장치
JP4695552B2 (ja) * 2006-06-28 2011-06-08 富士フイルム株式会社 画像処理装置及び方法
JP4377428B2 (ja) 2007-12-12 2009-12-02 アキュートロジック株式会社 固体撮像素子及びそれを用いた撮像装置

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004128583A (ja) * 2002-09-30 2004-04-22 Ricoh Co Ltd 撮像装置、画像処理方法、プログラム及び記録媒体
JP2005057529A (ja) * 2003-08-05 2005-03-03 Matsushita Electric Ind Co Ltd 画像処理方法、画像処理装置およびプログラム
JP2005286415A (ja) * 2004-03-26 2005-10-13 Olympus Corp 画像圧縮方法及び画像圧縮装置
JP2006024998A (ja) * 2004-07-06 2006-01-26 Megachips Lsi Solutions Inc 縮小補間回路および縮小補間方法
JP2008067315A (ja) * 2006-09-11 2008-03-21 Olympus Corp 撮像装置、画像処理装置、撮像システム及び画像処理プログラム

Also Published As

Publication number Publication date
CN102648632A (zh) 2012-08-22
US20120281136A1 (en) 2012-11-08
CN102648632B (zh) 2015-01-28
CN104580942B (zh) 2017-12-15
CN104580942A (zh) 2015-04-29
WO2011065012A1 (ja) 2011-06-03
US8897551B2 (en) 2014-11-25
JPWO2011065012A1 (ja) 2013-04-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5935876B2 (ja) 画像処理装置、撮像素子、および画像処理方法、並びにプログラム
JP5207853B2 (ja) 静止画像及び動画像撮像装置
US7626619B2 (en) Digital camera
JP2007104178A (ja) 撮像素子および撮像装置
JP4905279B2 (ja) 撮像回路および撮像装置
JP5033711B2 (ja) 撮像装置及び撮像装置の駆動方法
JP5633518B2 (ja) データ処理装置
JP2015103971A (ja) 固体撮像装置及びデジタルカメラ
JP4024057B2 (ja) デジタルカメラ
JP5446291B2 (ja) 撮像装置
JP4984517B2 (ja) 撮像ユニット及び撮像装置
JP2004194248A (ja) 撮像素子及び撮像装置
JP4133179B2 (ja) 画像信号処理装置
JP2013030939A (ja) 撮像装置
JP4852490B2 (ja) 撮像装置及びそのポストビュー画像生成方法
JP5066476B2 (ja) 撮像装置
JP2006222689A (ja) 撮影装置
JP5476785B2 (ja) 撮像装置
JP6010943B2 (ja) 撮像装置
US8797438B2 (en) Digital camera and pixel adding method of same
JP2006148591A (ja) 固体撮像装置および固体撮像素子駆動方法
JP2007174474A (ja) 撮像装置
JP2012034310A (ja) 画像撮像装置および信号処理方法
JP2012231197A (ja) 撮像装置、電子カメラ装置および電子カメラシステム
JP2010166333A (ja) 撮像装置及び撮像装置における画像補正方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130827

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140916

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140929

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5633518

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250