JP2001298652A - 画像圧縮方法及び画像圧縮装置、並びにソフトウェア記憶媒体 - Google Patents

画像圧縮方法及び画像圧縮装置、並びにソフトウェア記憶媒体

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JP2001298652A
JP2001298652A JP2000115046A JP2000115046A JP2001298652A JP 2001298652 A JP2001298652 A JP 2001298652A JP 2000115046 A JP2000115046 A JP 2000115046A JP 2000115046 A JP2000115046 A JP 2000115046A JP 2001298652 A JP2001298652 A JP 2001298652A
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plane
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compressing
compression method
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Masahiro Uno
雅博 宇野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 全天球型の撮像画像を効率的に符号化圧縮す
る。 【解決手段】 全天球画像を、極部分とのそれ以外の部
分で分けて、全天球画像を切り出す。極部分は略円形で
あり、これを平面円に投影することによって圧縮処理が
可能である。圧縮処理を行うときはこの円の中心を原点
とする極座標で表現することができる。他方、極周辺以
外の部分については、所定間隔の緯線及び経線で囲まれ
る略台形領域毎に分割し、台形を長方形に補間すること
で、従来の直交座標系に基づく符号化圧縮処理を適用す
ることを可能とした。上下の極部分は空や地面など一様
な絵柄で圧縮効果が高くなることが予想される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カメラで撮像した
画像などのデータを圧縮する画像圧縮方法及び画像圧縮
装置に係り、特に、複数の撮像画像を接続して構成され
る膨大サイズの画像データを圧縮するための画像圧縮方
法及び画像圧縮装置に関する。
【0002】更に詳しくは、本発明は、複数の撮像画像
同士の接続を繰り返した結果として画像全体のサイズが
膨大で且つ非矩形及び/又は非平面的となった面上の画
像データを圧縮するための画像圧縮方法及び画像圧縮装
置に関する。
【0003】
【従来の技術】ユーザの周囲の風景画像を提供する装置
として全周囲カメラが知られている。この種の周囲カメ
ラ・システムは、例えば正十二面体のような多面体の構
成面の各々にカメラを設置して構成される。このような
場合、各カメラの撮像画像同士をうまく接続することに
よって、個々のカメラの視野よりもはるかに広い領域の
画像を、あたかも単一のカメラで撮像したかの如くに提
供することができる。
【0004】周囲カメラ・システムによる撮像画像の用
途として、例えばHMD(ヘッド・マウント・ディスプレ
イ)及びHT(ヘッド・トラッカ)で構成される画像表
示システムが挙げられる。HMDは、一般に眼鏡状の構
造を有し、眼鏡の左右各レンズに相当する部位に小型デ
ィスプレイが配設され、ユーザの頭部に搭載して用いら
れる。また、HTも、ユーザの頭部に取り付けられ、ジ
ャイロ・センサのような位置・姿勢検出機構を用いて該
頭部の動きを追跡することができる。HMD及びHTを
組み合わせた画像表示システムによれば、ユーザが首を
振るなど頭部の運動(すなわち目線の方向)に合致した
周囲画像をユーザの両眼に直接供給することができる。
【0005】HMDに関しては、例えば、本出願人に既
に譲渡されている特開平11−275605号公報に開
示されている。同公報に記載のヘッド・マウント・ディ
スプレイによれば、フィールド毎に切り替わるフィール
ド判別信号が含まれていない映像信号を左右の各目に対
応するLCD(Liquid Crystal Display)パネル上に映
像を映し出すときに、映像信号の同期信号に同期して切
り替わるフィールド判別制御信号を生成させ、このフィ
ールド判別制御信号は左右のLCDパネルに映し出され
る左右の映像信号を交互に切り替えるようにして立体視
できる映像を発生させることができる。
【0006】周囲カメラの他の用途としては、所定の設
置場所から比較的広い範囲を偵察しなければならない監
視装置などが挙げられる。
【0007】また、多面体の各々の構成面上に1台ずつ
カメラを設けることで構成される周囲カメラ・システム
に関しては、例えば、米国特許第5,023,725号
明細書や同特許第5,703,604号明細書に開示さ
れている。これらの米国特許では、12個の正5角形で
構成される正十二面体(Dodecahedron)を用いて構成さ
れる周囲カメラ・システムが開示されている。
【0008】上記したように、複数のカメラからなる周
囲カメラ・システムは、隣り合うカメラの撮像画像の境
界同士をうまく接続することによって、個々のカメラの
視野よりもはるかに広い領域の画像を、あたかも単一の
広角度カメラで撮像したかのような画像を生成する画像
処理を行うことができる。
【0009】一般の視野角の広いレンズを用いればカメ
ラは広範囲を撮像することができるが、その分だけ解像
度が低下して細部が見えづらくなる。これに対し、周囲
カメラ・システムによれば、広範囲の撮像画像を高解像
度のまま提供することができる。撮像画像の貼り合わせ
処理を簡素化する便宜上、各カメラを搭載するための多
面体は、正多角形を構成面とする正多面体であることが
好ましい。
【0010】本出願人に既に譲渡されている特願200
0−13911号明細書には、正12面体の各構成面上
にピンホール・カメラを1台ずつ搭載して構成される周
囲カメラ・システム、及び、隣接する各カメラによる撮
像画像同士を滑らかに接続して全周囲画像(又は、「全
天球画像」とも言う)を得ることができる画像の接続処
理方法について開示されている。
【0011】全天球型の画像は、基本的には、球面上に
マッピングされた球面状すなわち曲面状の画像であり、
従来の平面的な静止画像及び動画像とは大いに相違す
る。但し、全天球画像を再生するときには、全天球の中
からユーザが指定した矩形の画像領域のみを切り出し
て、ブラウザ・フレーム上に表示するようになってい
る。
【0012】ところで、周囲カメラ・システムなどを用
いて得られた撮像画像は、全周囲にまたがるので、当然
にして膨大サイズとなる。例えば、SVGA(Super Vi
deoGraphic Array)画面上で表示する動画像(aviフ
ァイル)の場合、100MB/min程度の大きなデー
タ量となる。
【0013】このような膨大なサイズのデータをそのま
まハード・ディスク等の記憶装置に保存したり、あるい
は他のホスト端末にネットワーク転送しようとした場
合、記憶容量や伝送負荷が過大となり、ボトルネックと
なってしまう。
【0014】このため、画像データのようなコンテンツ
は符号化圧縮してからコンピュータ上若しくはコンピュ
ータ間で扱うことが一般的となっている。静止画像デー
タに対してはJPEG(Joint Photographic Experts G
roup)、動画像データに対してはMPEG(Motion Pic
ture Experts Group)など、情報処理及び情報通信業界
において既に標準化された画像圧縮方式が適用される。
【0015】ここで、JPEGは、ISO(Internatio
nal Organization for Standardization:国際標準化機
構)とITU−T(International Telecommunication
Union-Telecommunication Sector:国際電気通信連合電
気通信標準化部門)の共同組織によって標準化が進めら
れたカラー静止画符号化方式であり、DCT(Discrete
Cosine Transform:離散コサイン変換)を用いたカラ
ー静止画像の圧縮符号化方式である。DCTが採用され
るのは、DCTが画像の統計的性質に適っており、デー
タ圧縮効率が高まるということにも依拠する。
【0016】また、MPEGは、ISO(国際標準化機
構)とIEC(国際電気標準会議)が共同で作業するJ
TC1(情報処理関連国際標準化技術委員会)によって
標準化が進められたカラー動画像蓄積用符号化方式であ
り、ある画素の信号値を別の時間の画素の信号値との差
分で表す「予測符号化」を用いて動画像の圧縮符号化を
行うようになっている。MPEGで扱う画像タイプは、
イントラ符号化(フレーム内予測)画面のみからなるI
ピクチャ(Intra-Picture)、フレーム間順方向予測に
より生成されるPピクチャ(Predictive-Picture)、フ
レーム間双方向予測により生成されるBピクチャ(Bidi
rectionally predictive Picture)の3種類となる(周
知)。
【0017】しかしながら、これら業界標準に相当する
各種の画像圧縮方式は、基本的には、xy直交座標系で
表現可能な画像フレーム、すなわち平面的で且つ長方形
の画像フレームを符号化圧縮処理の対象とするものであ
る。これは、テレビジョンやコンピュータのモニタが長
方形の表示画面であり(テレビ画面は、通常3:4又は
9:16の縦横比を持つ)、長方形の画像に対する符号
化圧縮を目的として開発・標準化されたことにも依拠す
る。言い換えれば、既存の画像圧縮方式は、上述の全天
球画像のような球面状画像若しくは曲面的な画像をその
まま符号化圧縮の対照データとして取り扱うことはでき
ない。
【0018】このため、全天球型のような球面画像やそ
の他の曲面的な画像を、そのままの形状で符号化圧縮す
るための画像圧縮装置を新たに開発するか、又は、平面
的で長方形の画像フレームのみを取り扱う従来の画像圧
縮方式を利用するための方法を考案する必要がある。
【0019】例えば、略全天球型の世界地図を平面的に
表現するための図法が既に幾つか考案されている。
【0020】このような図法を用いることによって、全
天球画像を平面上に展開することができる。この結果、
長方形の画像フレームを対象とするJPEG若しくはM
PEGなどの既存の符号化圧縮方式を適用することが可
能となる。
【0021】円筒図法は、地球をかぶせた円筒形のスク
リーンに球面を投影した後、該スクリーンを切り開いて
平面にする図法である。出来上がった平面は長方形であ
り、符号化圧縮処理に投入しやすいものの、スクリーン
に投影する際、経線が高緯度で離れ、高緯度の領域が著
しく拡大されてしまうので、元の全天球画像が持つ情報
を忠実に再現することが難しくなる。
【0022】また、投影図法によるひずみの問題を解消
する手法として、経線が極に収束するタイプの擬似円筒
図法がある。例えば、グード図法は、経線に沿って幾つ
かの切れ目を入れて、緯度が大きくなるにつれて経線を
収束させていくことで大幅にひずみを減らすことに成功
した。しかしながら、出来上がった展開図は、複雑な形
状となるので、符号化圧縮処理にそのまま投入すること
ができない。
【0023】また、全天球を所定の緯度及び経度の間隔
でほとんど平面に近い微小な曲面として切り出すことが
できる。しかしながら、全天球画像から切り出された断
片は、近似的な平面ではあるが、すべてを矩形状のフレ
ームにすることはできない。低緯度すなわち赤道に近い
断片は、ほぼ矩形となるが、高緯度すなわち極に近づく
につれて台形さらには三角形になっていく。
【0024】また、いわゆる周囲画像である全天球画像
の場合、各画像領域毎に、画素が時間的変化する割合や
頻度が著しく相違する。すなわち、画像領域毎に単位面
積あたりの情報量は均一ではない。例えば、正多面体上
に複数台のカメラを接地して構成される周囲カメラ(前
述)によってコンサート会場内の風景を撮像した場合に
ついて考えてみる。この場合、舞台を向く(若しくは被
写体を追いかける)カメラの撮像画像は変化に富む一方
で、後方の観客席を向くカメラの撮像画像は暗く変化に
乏しい。また、情報すなわち天井を向くカメラによる撮
像画像はほとんど全く変化がないであろう。
【0025】したがって、全天球画像から断片的に切り
出されたすべての近似平面画像フレームに対して一律の
符号化圧縮を適用した場合、処理が効率的でない。例え
ば、圧縮比があまり高くなかったり、あるいは原画像の
情報や品質を損なったりしてしまう可能性がある。
【0026】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、複数
の撮像画像を接続して構成される膨大サイズの画像デー
タを圧縮することができる、優れた画像圧縮方法及び画
像圧縮装置を提供することにある。
【0027】本発明の更なる目的は、複数の撮像画像同
士の接続を繰り返した結果として画像全体のサイズが膨
大で且つ非矩形及び/又は非平面的となった画像データ
を圧縮することができる、優れた画像圧縮方法及び画像
圧縮装置を提供することにある。
【0028】本発明の更なる目的は、本来は平面的な画
像データを符号化圧縮するための画像圧縮方式を適用し
て、非矩形及び/又は非平面的となった画像データを圧
縮することができる、優れた画像圧縮方法及び画像圧縮
装置を提供することにある。
【0029】本発明の更なる目的は、全天球型の撮像画
像を効率的に符号化圧縮することができる、優れた画像
圧縮方法及び画像圧縮装置を提供することにある。
【0030】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を参
酌してなされたものであり、その第1の側面は、非平面
的な面上の画像データを圧縮する画像圧縮方法又は装置
であって、元の非平面画像を複数の断片画像に分割する
ステップ又は手段と、各断片画像を平面画像に近似する
ステップ又は手段と、近似平面画像を圧縮処理するステ
ップ又は手段と、各圧縮データをデータ・ストリームと
してまとめるステップ又は手段と、を具備することを特
徴とする画像圧縮方法又は装置である。
【0031】本発明の第1の側面に係る画像圧縮方法又
は装置において、前記非平面は球面であってもよい。
【0032】また、前記の圧縮処理をするステップ又は
手段では、直交座標系で記述された画像データを圧縮す
ることができる圧縮方式を用いるようにしてもよい。か
かる圧縮方式の一例は、MPEG(Motion Picture Exp
erts Group)圧縮方式である。
【0033】また、前記の平面画像に近似するステップ
又は手段では、断片画像を平面上に投影して近似するよ
うにしてもよい。さらに、投影画像を長方形に補間する
ようにしてもよい。
【0034】また、本発明の第2の側面は、緯度及び経
度でアドレス可能な球面上にマッピングされた全天球画
像を圧縮する画像圧縮方法又は装置であって、(a)全
天球画像から所定緯度未満又は所定緯度以上の第1の領
域の画像を切り出すステップ又は手段と、(b)前記第
1の領域の画像を地軸に直交する平面上に投影して第1
の近似平面を生成するステップ又は手段と、(c)前記
第1の近似平面を圧縮するステップ又は手段と、(d)
全天球画像から所定緯度範囲の第2の領域から所定経度
毎に略台形の画像を切り出すステップ又は手段と、
(e)切り出された略台形の画像を長方形の画像に補間
した第2の近似平面を生成するステップ又は手段と、
(f)前記第2の近似平面を圧縮するステップ又は手段
と、(g)前記ステップ(c)及び(f)において圧縮
されたデータをデータ・ストリームとしてまとめるステ
ップ又は手段と、を具備することを特徴とする画像圧縮
方法又は装置である。
【0035】本発明の第2の側面に係る画像圧縮方法又
は装置において、前記第1及び第2の近似平面は、直交
座標系で読みかえるようにしてもよい。このような場合
には、前記ステップ又は手段(c)及び/又は(f)で
は、直交座標系で記述された画像データを圧縮すること
ができる圧縮方式を用いることができる。直交座標系で
記述された画像データを処理可能な圧縮方式の一例は、
MPEG(Motion Picture Experts Group)圧縮方式で
ある。
【0036】また、前記ステップ又は手段(b)では、
前記第1の領域の画像を地軸に直交する平面上に投影し
た平面円をさらに該平面円に内接する正方形で補間する
ようにしてもよい。
【0037】また、前記第1の領域は一様な絵柄又は時
間的な変化が少ない画素領域であってもよい。
【0038】また、本発明の第3の側面は、非平面的な
面上の画像データを圧縮する画像圧縮処理をコンピュー
タ・システム上で実行するように記述されたコンピュー
タ・ソフトウェアをコンピュータ可読形式で格納したソ
フトウェア記憶媒体であって、前記コンピュータ・ソフ
トウェアは、元の非平面画像を複数の断片画像に分割す
るステップと、各断片画像を平面画像に近似するステッ
プと、近似平面画像を圧縮処理するステップと、各圧縮
データをデータ・ストリームとしてまとめるステップ
と、を具備することを特徴とするソフトウェア記憶媒体
である。
【0039】また、本発明の第4の側面は、緯度及び経
度でアドレス可能な球面上にマッピングされた全天球画
像を圧縮する画像圧縮処理をコンピュータ・システム上
で実行するように記述されたコンピュータ・ソフトウェ
アをコンピュータ可読形式で格納するソフトウェア記憶
媒体であって、前記コンピュータ・ソフトウェアは、
(a)全天球画像から所定緯度未満又は所定緯度以上の
第1の領域の画像を切り出すステップと、(b)前記第
1の領域の画像を地軸に直交する平面上に投影して第1
の近似平面を生成するステップと、(c)前記第1の近
似平面を圧縮するステップと、(d)全天球画像から所
定緯度範囲の第2の領域から所定経度毎に略台形の画像
を切り出すステップと、(e)切り出された略台形の画
像を長方形の画像に補間した第2の近似平面を生成する
ステップと、(f)前記第2の近似平面を圧縮するステ
ップと、(g)前記ステップ(c)及び(f)において
圧縮されたデータをデータ・ストリームとしてまとめる
ステップと、を具備することを特徴とするソフトウェア
記憶媒体である。
【0040】
【作用】本発明に係る画像圧縮方式によれば、まず、全
天球画像を所定の緯度及び経度の間隔で分割して複数の
断片的な画像領域を得る。このとき、全天球画像は、極
部分とそれ以外の部分とで性質が異なる。すなわち、上
下の極部分は空(又は天井)や地面(又は床面)に相当
し、一般には一様な絵柄であるとともに、時間的な変化
も乏しい。したがって、これらの画像領域ではフレーム
間相関や画素間相関が高く、圧縮効果が高くなることが
予想される。
【0041】切り出された極部分は略円形である。した
がって、極部分を平面円に投影することによって圧縮処
理が可能となる。圧縮処理を行うときはこの円の中心を
原点とする極座標で表現することができる。
【0042】他方、極周辺以外の部分については、さら
に所定間隔の緯線及び経線で囲まれる領域毎に分割す
る。分割された領域を台形とみなして、さらに、台形を
長方形に補間することで、従来の直交座標系に基づく符
号化圧縮処理を適用することを可能とした。
【0043】要言すれば、本発明により全天球画像や、
その他の非矩形、非平面的な画像テ゛ータの符号化圧縮処理
が可能となった訳である。
【0044】本発明の第3及び第4の側面に係るソフト
ウェア記憶媒体は、例えば、様々なプログラム・コード
を実行可能な汎用コンピュータ・システムに対して、プ
ログラム・コード又はその他のコンピュータ可読形式で
記述されたコンピュータ・ソフトウェアを提供する媒体
である。このような媒体は、例えば、CD(Compact Di
sc)やFD(Floppy Disc)、MO(Magneto-Optical d
isc)などの着脱自在で可搬性の記憶媒体である。ある
いは、ネットワーク(ネットワークは無線、有線の区別
を問わない)などの伝送媒体などを経由してコンピュー
タ・ソフトウェアを特定のコンピュータ・システムに提
供することも技術的に可能である。
【0045】このようなソフトウェア記憶媒体は、コン
ピュータ・システム上で所定のコンピュータ・ソフトウ
ェアの機能を実現するための、コンピュータ・ソフトウ
ェアと記憶媒体との構造上又は機能上の協働的関係を定
義したものである。換言すれば、本発明の第3及び第4
の各側面に係るソフトウェア記憶媒体を介して所定のコ
ンピュータ・ソフトウェアをコンピュータ・システムに
インストールすることによって、コンピュータ・システ
ム上では協働的作用が発揮され、本発明の第1及び第2
の各側面と同様の作用効果を得ることができる。
【0046】本発明のさらに他の目的、特徴や利点は、
後述する本発明の実施例や添付する図面に基づくより詳
細な説明によって明らかになるであろう。
【0047】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施例を詳解する。
【0048】図1には、多面体の各構成面上にカメラを
配設して構成される全天球カメラ1の外観を示してい
る。
【0049】同図に示すように、全天球カメラ1は、1
2個の略正5角形の構成面からなる略正十二面体(Dode
cahedron)形状のフレーム5と、該フレーム5の各面上
に1台ずつ配備された複数のカメラ10A,10B,1
0C…で構成される。各カメラ10A…は、周囲の風景
のうち、それぞれが担当する領域を撮像して周囲画像の
一部として供給することができる。
【0050】各カメラ10A…は、投影中心を持つピン
ホール・タイプのカメラであり、例えば、素子表面にマ
イクロレンズを組み込んだCCD(Charge Coupled dev
ice:電荷結合素子)カメラでよい。ここで、CCDと
は、MOS(Metal Oxide Semiconductor)型電極をチ
ェーンのように配設して構成される集積回路のことであ
り、半導体表面の電荷をある電極から次の電極へと順次
転送する機能を利用して、撮像した画像データを出力す
るようになっている。
【0051】なお、フレーム5の全ての構成面上にカメ
ラ10を配備する必要はない。例えば、フレーム5の底
面に相当する構成面は台座15のために予約されてい
る。台座15の一側面からは、各カメラ10A…による
撮像画像データを外部出力するためのケーブル類が接続
されている。
【0052】図2には、周囲カメラ1による複数の撮像
画像を処理するためのデータ処理システム50の構成を
模式的に示している。同図に示すように、データ処理シ
ステム50は、ビデオ記録再生装置51と、ビデオ・キ
ャプチャ装置52と、コンピュータ・システム53とで
構成される。
【0053】ビデオ記録再生装置51は、全天球カメラ
1を構成する各カメラ10A,10B…が出力する撮像
画像を磁気テープや磁気ディスク、光ディスクなどの記
録媒体上に一旦アナログ記録することができる。
【0054】ビデオ・キャプチャ装置52は、ビデオ記
録再生装置51において蓄積された各カメラ10A,1
0B…の撮像画像を、アナログ−デジタル変換するとと
もに、コンピュータ・データとして所定のフォーマッテ
ィング処理を施すことができる。ビデオ・キャプチャ装
置52は、一般には、いわゆる「アダプタ・カード」の
形式で構成され、コンピュータのマザーボード上の拡張
スロットに装着して用いることができる。
【0055】コンピュータ・システム53は、ビデオ・
キャプチャ装置52から各カメラ10A,10B…の撮
像画像の供給を受けて、隣接する撮像画像同士の接続処
理を行い、全天球画像を生成する。このような全周囲画
像を、例えば、コンピュータ・システム53上のローカ
ル・ディスクに蓄積しておき、適宜読み出して、ディス
プレイ・スクリーン上に提示することができる。また、
このような全周囲画像を例えばHMD(ヘッド・マウン
ト・ディスプレイ)及びHT(ヘッド・トラッカ)
([従来の技術]の欄を参照のこと)、あるいは、その
他の画像表示システムに供給することができる。但し、
隣接画像の接続処理自体は本発明の要旨に直接関連しな
いので、本明細書中では説明を省略する。
【0056】なお、コンピュータ・システム53は、例
えばワークステーション(WS)又はパーソナル・コン
ピュータ(PC)と呼ばれる市販のコンピュータ・シス
テムでよい。コンピュータ・システム53の一例は、米
IBM社のPC/AT(Personal Computer/Advanced T
echnology)互換機又はその後継機であり、OADG(P
C Open Architecture Developers Group)仕様に準拠す
る。上記の画像同士の接続処理は、コンピュータ上で所
定の画像処理アプリケーションを実行するという形態で
具現することができる。
【0057】図2には図示しないが、コンピュータ・シ
ステム53は、ハード・ディスク装置(HDD)などの
外部記憶装置を搭載して、全天球画像を不揮発的に保存
することができる。さらに、MOドライブやCD−Rド
ライブ、DVD−RAMドライブを装備することで、全
天球画像を可搬型メディアに書き込んでシステム53に
持ち出すことができる。全天球画像を担持した記録メデ
ィアを、所定の販路で流通して、有料で配布することも
できる。
【0058】また、コンピュータ・システム53がネッ
トワーク・インターフェース・カード(図2には図示し
ない)を装備することによって、Ethernet(登
録商標)やBluetoothなどのLAN(Local Ar
ea Network)に接続して、他のホスト・システムと双方
向通信を行うことができる。また、LANはさらにイン
ターネットのような広域ネットワークにゲートウェイ接
続されていてもよい。
【0059】このような場合、コンピュータ・システム
53は、HTTP(Hypet Text Transfer Protocol)や
FTP(File Transfer Protocol)などの通信プロトコ
ルに従ってサーバ・サイトにアクセスして、サーバ上で
公開されている資源の提供を要求することができる。ま
た、コンピュータ・システム53は、自らもWebサイ
トとして、本実施例に従って生成した全天球画像を無料
若しくは有料で配信サービスすることができる。
【0060】但し、[従来の技術]の欄でも既述したよ
うに、元の全天球画像自体は、データ・サイズが膨大で
あり、そのままの状態でコンピュータ・システム53上
で取り扱うと、記憶容量を徒に浪費したり、あるいは、
ネットワーク負荷を著しく増大する結果となる。そこ
で、本実施例では、全天球画像を圧縮符号化して保存し
たり伝送したりすることにしている。但し、全天球画像
を圧縮符号化についての詳細な説明は後述に譲る。
【0061】図3には、本実施例に係る全天球画像の保
存及び/又は伝送処理の流れを模式的に示している。以
下、同図を参照しながら説明する。
【0062】全天球カメラ1(前述)を構成する各カメ
ラ10A,10B…によって、全天球すなわちカメラ1
を取り巻く周囲画像が撮影される(S1)。
【0063】各カメラ10A,10B…が出力する画像
はアナログ信号で構成されており、ビデオ記録再生装置
51などにより磁気テープ上にそのまま格納することも
できるが、コンピュータ・システム53に取り込むため
には、ビデオ・キャプチャ装置52などによってアナロ
グ−デジタル変換するとともに、コンピュータ・データ
として所定のフォーマッティング処理を施す必要がある
(S2)。
【0064】コンピュータ・システム53上では、各カ
メラ10A,10B…の撮像画像の供給を受けて、隣接
する撮像画像同士の接続処理を行い、全天球画像を合成
する(S3)。但し、隣接画像の接続処理自体は本発明
の要旨に直接関連しない。
【0065】合成された全天球画像自体は、データ・サ
イズが膨大であり、そのままの状態でコンピュータ・シ
ステム53上で取り扱うと、記憶容量を徒に浪費した
り、あるいは、ネットワーク負荷を著しく増大する結果
となる。
【0066】本実施例では、まず、全天球画像を多数の
断片画像に分解して(S4)、次いで、各断片画像毎に
圧縮符号化処理を施す(S5)。圧縮符号化処理の詳細
については、後述に譲る。
【0067】そして、圧縮符号化された画像データは、
一旦、ハード・ディスクのような記憶装置に格納され
(S6)、ネットワークなどの伝送路を介して外部の装
置に転送される。
【0068】圧縮符号化された画像データを受け取った
装置側では、まず、画像データの復号化伸張処理並びに
全天球型画像の組み立て処理を行う(S7)。復号化伸
張処理並びに全天球型画像の組み立て処理は、ステップ
S5及びS4とはほぼ逆の処理プロセスを実行すればよ
い。
【0069】そして、全天球状に再現された画像データ
をデジタル−アナログ変換して元のアナログ画像信号に
復元して(S8)、ディスプレイ・スクリーン上で表示
する(S9)。
【0070】なお、表示出力する際、全天球画像の全体
を同時にスクリーン上に表示する必要はなく、所定のブ
ラウザを用いて、ユーザの視線が向けられた領域を所定
の画像フレームとして切り出して表示するようにしても
よい。
【0071】図4には、本実施例に係る全天球画像の符
号化圧縮処理におけるデータの流れを模式的に示してい
る。
【0072】全天球画像が入力されると、まず、これを
所定の緯度及び経度の間隔で分割して複数の断片的な画
像領域を得る。
【0073】このとき、全天球画像は、極部分とそれ以
外の部分とで性質が異なる。すなわち、上下の極部分は
空(又は天井)や地面(又は床面)に相当し、一般には
一様な絵柄であるとともに、時間的な変化も乏しい。し
たがって、これらの画像領域ではフレーム間相関や画素
間相関が高く、圧縮効果が高くなることが予想される。
そこで、本実施例では、全天球画像データから極部分に
相当するデータと、それ以外の部分を分けて切り出して
(S11、S12)、各々について異なるデータ処理を
適用することにした。
【0074】切り出された極部分は略円形である。した
がって、極部分を平面円に投影することによって圧縮処
理が可能となる(S12)。圧縮処理を行うときはこの
円の中心を原点とする極座標で表現することができる
(後述)。すなわち、下式に示すような座標変換を適用
すればよい。
【0075】
【数1】ξ(x,y) = ξ'(r,θ)
【0076】そして、極座標で表現された画像データに
対して画素間、フレーム間圧縮を適用する(S13)。
【0077】他方、極周辺以外の部分については、さら
に所定間隔の緯線及び経線で囲まれる領域毎に分割す
る。分割された領域を台形とみなして、下式のような直
交座標系で表現することによって、従来の直交座標系に
基づく符号化圧縮処理を適用する。
【0078】
【数2】ζ(x,y)
【0079】但し、緯線及び経線で囲まれた領域は台形
であり、長方形(又は正方形)にはならない。そこで、
図5(a)に示すように、切り出し画像に相当する台形
を、この台形に内接する長方形で置きかえることによっ
て、直交座標系の符号化圧縮処理を可能なデータ形式に
する(S22)。
【0080】ここで、内接長方形のうち元の台形からは
み出した画素部分(図5(a)中の斜線領域)は、適当
な画素データで補間すればよい。例えば、台形領域の画
素平均値で補間してもよいし、デフォルトの画素値を代
入してもよいし、あるいは補間を無視して補間部分の画
素値をゼロとして扱ってもよい。あるいは、台形と内接
する長方形ではなく台形と外接する長方形で切り出し画
像を置き換えてもよい。後者の場合、外接長方形からは
み出した画素領域(図5(b)中の斜線領域)は切り捨
てられる。
【0081】このようにして直交座標系で表現された長
方形に変換した後、極部分以外の切り出し画像データに
対して画素間、フレーム間圧縮を適用する(S23)。
【0082】最後に、極部分とそれ以外の部分に分けて
符号化圧縮された各信号は、フォーマット処理され、1
本の信号にまとめられる(S14)。まとめ方は、例え
ば、時間方向に多重化する方式でよい。
【0083】図6には、本実施例に係る全天球画像の符
号化圧縮処理に関する手順の詳細をフローチャートの形
式で図解している。但し、同図において、uは経度を示
し、球面上に設定された子午線を0度とし、360度ま
である。また、vを緯度とし、南極(最下点)を0度、
赤道を90度、北極(最上点)を180度として設定す
る。また、vnを北極すなわち上側の極部分の境界を示
す緯度とし、vsを南極すなわち下側の極部分の境界を
示す緯度とする。以下、このフローチャートに従って説
明する。
【0084】まず、ステップS31及びS32の各々に
おいて、緯度v及び経度uをともに初期値ゼロに設定す
る。
【0085】緯度vがvsより大きく且つvnに到達し
ない範囲、すなわち極部分以外の領域では(判断ブロッ
クS34の分岐No)、経度u〜u+ustepと緯度
v〜v+vstepで囲まれた領域を長方形で補間して
から(ステップS36)、圧縮処理する(ステップS3
7)。
【0086】前述したように、経度u〜u+ustep
と緯度v〜v+vstepで囲まれた領域は略台形とな
る。そこで、ステップS36では、図5(a)に示すよ
うに補間領域を付け足すか、又は、図5(b)に示すよ
うに台形の一部を切り落とすことによって、長方形の画
像領域を生成する。この結果、ステップS37では、従
来の直交座標系に基づく圧縮方式により、画素間及びフ
レーム間での圧縮処理を行うことが可能になる。
【0087】次いで、ステップS38では、経度uに所
定値ustepを加算して、ステップS35に戻り、経
度が360度に到達するまで上記と同様の処理を繰り返
し実行する。
【0088】また、経度が360度に到達した場合に
は、ステップS39に進み、緯度vに所定値vstep
を加算して、ステップS32に戻り、上記と同様の処理
を繰り返し実行する。
【0089】緯度vがvs未満、又はvがvnを越えた
範囲、すなわち極部分の領域では(判断ブロックS34
の分岐Yes)、緯度0度<v<vs又は緯度vn<v
<180度の極部分に相当する半球領域を平面円に投影
して(ステップS40)、極部分圧縮処理(仮称)を適
用する(ステップS41)。極部分の圧縮処理の詳細に
ついては後述に譲る。
【0090】そして、緯度vがvsより小さいときには
v=vsとし、緯度vがvnを越えるときにはv=18
0度とし(ステップS42)、ステップS32に復帰し
て、上記と同様の処理を繰り返し実行する。
【0091】そして、vが180度に到達すると、本処
理ルーチン全体を終了する。
【0092】次いで、ステップS41における極部分の
圧縮処理について説明する。但し、極部分は、全天球画
像のうち、緯度0度<v<vs、又は、緯度vn<v<
180度の極部分に相当する領域である(前述)。
【0093】図7に示すように、略半球状の極部分を地
軸方向に直交する平面上に投影することにより、平面極
座標として表現することかできる。このような場合、投
影前の座標系(u,v)は、投影円上の新しい極座標系
(r,u)に変換される。但し、以下の式が成立する
(Rは全天球の半径とする)。
【0094】
【数3】r = Rcosν
【0095】従来の一般的な符号化圧縮方式は、長方形
のような直交座標系で表現可能な画像フレームを想定し
てデザインされている。この圧縮方式を仮にf(x,
y)とおく。
【0096】一般に、x方向は画像の水平方向を想定し
ている。これは上記の極座標系で表された投影円の経度
uに相当する。同様に、y方向は画像の垂直方向を想定
しており、投影円のrに相当する。したがって、f
(x,y)をf(r,u)と読み替えることにより、従
来の圧縮技術を適用して極部分を圧縮することができ
る。
【0097】また、極部分を極座標ではなく直交座標系
に置き換えて圧縮処理を適用することもできる。例えば
図8に示すように、略半球状の極部分を地軸方向に直交
する平面上に投影して平面円を得て、さらにこの平面円
に内接する正方形で補間すればよい。
【0098】ここで、内接正方形のうち元の平面円から
はみ出した画素部分(図8中の斜線領域)は、適当な画
素データで補間すればよい。例えば、円領域の画素平均
値で補間してもよいし、デフォルトの画素値を代入して
もよいし、あるいは補間を無視して補間部分の画素値を
ゼロとして扱ってもよい。
【0099】なお、上述の説明では、符号化圧縮方式と
してMPEG2を念頭においているが、本発明を実現す
る上で特にMPEG2方式には限定されない。極部分及
びそれ以外の部分について各種の符号化圧縮方式を適用
することで、本発明が目的とする全天球動画像の圧縮処
理が可能である。勿論、動画像ではなく、全天球静止画
像に対しても本発明を適用することが可能であることは
言うまでもないであろう。
【0100】また、球面を複数の近似多角形として切り
出し、それぞれの多角形領域についいて圧縮処理を適用
することも可能である。このような場合には、極部分を
それ以外の部分と別にして処理してもよいし、あるいは
すべての多角形を一様に処理してもよい。
【0101】また、元の球面から複数の4角形を切り出
し、それぞれの4角形領域について圧縮処理を適用する
ことも可能である。このような場合も、極部分をそれ以
外の部分と別にして処理してもよいし、あるいはすべて
の多角形を一様に処理してもよい。
【0102】また、元の球面を複数の円形として切り出
し、切り出されたそれぞれの領域について圧縮処理を適
用することも可能である。このような場合も、極部分を
それ以外の部分と別にして処理してもよいし、あるいは
すべての多角形を一様に処理してもよい。
【0103】また、上述した実施例では、図1に示すよ
うな全天球型の周囲カメラ・システムを用いて撮像され
た全天球画像を符号化圧縮の対象として想定している
が、本発明の適用範囲は必ずしもこれに限定されない。
例えば、任意のフォーマットに記録された全天球画像信
号を入力としても、本発明に係る画像圧縮方式に従って
圧縮処理することが可能である。
【0104】また、多数の通常カメラ(例えばCCDカ
メラ)を異なる方向に向けて設置しておき、各カメラか
ら入力された長方形の映像信号のそれぞれに対して上述
した圧縮処理を適用することも可能である。このような
場合は、球面を複数の長方形で近似したことと等価であ
る。
【0105】[追補]以上、特定の実施例を参照しなが
ら、本発明について詳解してきた。しかしながら、本発
明の要旨を逸脱しない範囲で当業者が該実施例の修正や
代用を成し得ることは自明である。すなわち、例示とい
う形態で本発明を開示してきたのであり、限定的に解釈
されるべきではない。本発明の要旨を判断するために
は、冒頭に記載した特許請求の範囲の欄を参酌すべきで
ある。
【0106】
【発明の効果】以上詳記したように、本発明によれば、
複数の撮像画像を接続して構成される膨大サイズの画像
データを圧縮することができる、優れた画像圧縮方法及
び画像圧縮装置を提供することができる。
【0107】また、本発明によれば、複数の撮像画像同
士の接続を繰り返した結果として画像全体のサイズが膨
大で且つ非矩形及び/又は非平面的となった画像データ
を圧縮することができる、優れた画像圧縮方法及び画像
圧縮装置を提供することができる。
【0108】また、本発明によれば、本来は平面的な画
像データを符号化圧縮する画像圧縮方式を適用して、非
矩形及び/又は非平面的となった画像データを圧縮する
ことができる、優れた画像圧縮方法及び画像圧縮装置を
提供することができる。
【0109】また、本発明によれば、全天球型の撮像画
像を効率的に符号化圧縮することができる、優れた画像
圧縮方法及び画像圧縮装置を提供することができる。
【0110】本発明に係る画像圧縮方式では、全天球画
像を、極部分とのそれ以外の部分で分けて、全天球画像
を切り出すようにした。極部分は略円形であり、これを
平面円に投影することによって圧縮処理が可能である。
圧縮処理を行うときはこの円の中心を原点とする極座標
で表現することができる。他方、極周辺以外の部分につ
いては、所定間隔の緯線及び経線で囲まれる略台形領域
毎に分割し、台形を長方形に補間することで、従来の直
交座標系に基づく符号化圧縮処理を適用することを可能
とした。上下の極部分は空や地面など一様な絵柄で圧縮
効果が高くなることが予想される。
【0111】要言すれば、本発明により全天球画像の符
号化圧縮処理が可能となった訳である。
【図面の簡単な説明】
【図1】多面体の各構成面上にカメラを1台ずつ配設し
て構成される全天球カメラ1の外観を描写した図であ
る。
【図2】全天球カメラ1による複数の撮像画像を処理す
るためのデータ処理システム50の構成を模式的に示し
た図である。
【図3】本実施例に係る全天球画像の保存及び伝送処理
の流れを模式的に示したブロック図である。
【図4】本実施例に係る全天球画像の符号化圧縮処理に
おけるデータの流れを模式的に示したブロック図であ
る。
【図5】台形の画像領域を正方形に補間する様子を描写
した図である。
【図6】本実施例に係る全天球画像の符号化圧縮処理の
手順を示したフローチャートである。
【図7】極部分を平面極座標系で表現する仕組みを示し
た図である。
【図8】極部分を正方形で補間する仕組みを示した図で
ある。
【符号の説明】
1…周囲カメラ 5…フレーム 10…CCDカメラ 15…台座 50…データ処理システム 51…ビデオ記録再生装置 52…ビデオ・キャプチャ装置 53…コンピュータ・システム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 7/133 Z Fターム(参考) 5C022 AA01 AA13 AB61 AB62 AB68 AC42 AC69 5C053 FA08 FA14 FA30 GB37 KA04 KA05 KA24 LA01 LA06 LA11 5C054 AA01 CA04 CC02 CH02 CH09 DA09 EA01 EA05 EA07 FC11 FD02 FD03 FE18 GA01 GB11 HA00 5C059 KK00 MA00 PP13 SS06 SS11 SS13 SS26

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】非平面的な面上の画像データを圧縮する画
    像圧縮方法であって、 元の非平面画像を複数の断片画像に分割するステップ
    と、 各断片画像を平面画像に近似するステップと、 近似平面画像を圧縮処理するステップと、 各圧縮データをデータ・ストリームとしてまとめるステ
    ップと、を具備することを特徴とする画像圧縮方法。
  2. 【請求項2】前記非平面は球面であることを特徴とする
    請求項1に記載の画像圧縮方法。
  3. 【請求項3】前記の圧縮処理をするステップでは、直交
    座標系で記述された画像データを圧縮することができる
    圧縮方式を用いることを特徴とする請求項1に記載の画
    像圧縮方法。
  4. 【請求項4】前記の圧縮処理をするステップでは、MP
    EG(Motion Picture Experts Group)圧縮方式を用い
    ることを特徴とする請求項1に記載の画像圧縮方法。
  5. 【請求項5】前記の平面画像に近似するステップでは、
    断片画像を平面上に投影して近似することを特徴とする
    請求項1に記載の画像圧縮方法。
  6. 【請求項6】前記の平面画像に近似するステップでは、
    断片画像を平面上に投影して近似するとともに、投影画
    像を長方形に補間することを特徴とする請求項1に記載
    の画像圧縮方法。
  7. 【請求項7】緯度及び経度でアドレス可能な球面上にマ
    ッピングされた全天球画像を圧縮する画像圧縮方法であ
    って、(a)全天球画像から所定緯度未満又は所定緯度
    以上の第1の領域の画像を切り出すステップと、(b)
    前記第1の領域の画像を地軸に直交する平面上に投影し
    て第1の近似平面を生成するステップと、(c)前記第
    1の近似平面を圧縮するステップと、(d)全天球画像
    から所定緯度範囲の第2の領域から所定経度毎に略台形
    の画像を切り出すステップと、(e)切り出された略台
    形の画像を長方形の画像に補間した第2の近似平面を生
    成するステップと、(f)前記第2の近似平面を圧縮す
    るステップと、(g)前記ステップ(c)及び(f)に
    おいて圧縮されたデータをデータ・ストリームとしてま
    とめるステップと、を具備することを特徴とする画像圧
    縮方法。
  8. 【請求項8】前記第1及び第2の近似平面は直交座標系
    で表現され、 前記ステップ(c)及び/又は(f)では、直交座標系
    で記述された画像データを圧縮することができる圧縮方
    式を用いることを特徴とする請求項7に記載の画像圧縮
    方法。
  9. 【請求項9】前記ステップ(c)及び/又は(f)で
    は、MPEG(Motion Picture Experts Group)圧縮方
    式を用いることを特徴とする請求項7に記載の画像圧縮
    方法。
  10. 【請求項10】前記ステップ(b)では、前記第1の領
    域の画像を地軸に直交する平面上に投影した平面円をさ
    らに該平面円に内接する正方形で補間することを特徴と
    する請求項7に記載の画像圧縮方法。
  11. 【請求項11】前記第1の領域は一様な絵柄又は時間的
    な変化が少ない画素領域であることを特徴とする請求項
    7に記載の画像圧縮方法。
  12. 【請求項12】非平面的な面上の画像データを圧縮する
    画像圧縮装置であって、 元の非平面画像を複数の断片画像に分割する手段と、 各断片画像を平面画像に近似する手段と、 近似平面画像を圧縮処理する手段と、 各圧縮データをデータ・ストリームとしてまとめる手段
    と、を具備することを特徴とする画像圧縮装置。
  13. 【請求項13】前記非平面は球面であることを特徴とす
    る請求項12に記載の画像圧縮装置。
  14. 【請求項14】前記の圧縮処理をする手段は、直交座標
    系で記述された画像データを圧縮することができる圧縮
    方式を用いることを特徴とする請求項12に記載の画像
    圧縮装置。
  15. 【請求項15】前記の圧縮処理をする手段は、MPEG
    (Motion Picture Experts Group)圧縮方式を用いるこ
    とを特徴とする請求項12に記載の画像圧縮装置。
  16. 【請求項16】前記の平面画像に近似する手段は、断片
    画像を平面上に投影して近似することを特徴とする請求
    項12に記載の画像圧縮装置。
  17. 【請求項17】前記の平面画像に近似する手段は、断片
    画像を平面上に投影して近似するとともに、投影画像を
    長方形に補間することを特徴とする請求項12に記載の
    画像圧縮装置。
  18. 【請求項18】緯度及び経度でアドレス可能な球面上に
    マッピングされた全天球画像を圧縮する画像圧縮装置で
    あって、(a)全天球画像から所定緯度未満又は所定緯
    度以上の第1の領域の画像を切り出す手段と、(b)前
    記第1の領域の画像を地軸に直交する平面上に投影して
    第1の近似平面を生成する手段と、(c)前記第1の近
    似平面を圧縮する手段と、(d)全天球画像から所定緯
    度範囲の第2の領域から所定経度毎に略台形の画像を切
    り出す手段と、(e)切り出された略台形の画像を長方
    形の画像に補間した第2の近似平面を生成する手段と、
    (f)前記第2の近似平面を圧縮する手段と、(g)前
    記手段(c)及び(f)によって圧縮されたデータをデ
    ータ・ストリームとしてまとめる手段と、を具備するこ
    とを特徴とする画像圧縮装置。
  19. 【請求項19】前記第1及び第2の近似平面は直交座標
    系で表現され、 前記手段(c)及び/又は(f)は、直交座標系で記述
    された画像データを圧縮することができる圧縮方式を用
    いることを特徴とする請求項18に記載の画像圧縮装
    置。
  20. 【請求項20】前記手段(c)及び/又は(f)は、M
    PEG(Motion Picture Experts Group)圧縮方式を用
    いることを特徴とする請求項18に記載の画像圧縮装
    置。
  21. 【請求項21】前記手段(b)は、前記第1の領域の画
    像を地軸に直交する平面上に投影した平面円をさらに該
    平面円に内接する正方形で補間することを特徴とする請
    求項18に記載の画像圧縮装置。
  22. 【請求項22】前記第1の領域は一様な絵柄又は時間的
    な変化が少ない画素領域であることを特徴とする請求項
    18に記載の画像圧縮装置。
  23. 【請求項23】非平面的な面上の画像データを圧縮する
    画像圧縮処理をコンピュータ・システム上で実行するよ
    うに記述されたコンピュータ・ソフトウェアをコンピュ
    ータ可読形式で格納したソフトウェア記憶媒体であっ
    て、前記コンピュータ・ソフトウェアは、 元の非平面画像を複数の断片画像に分割するステップ
    と、 各断片画像を平面画像に近似するステップと、 近似平面画像を圧縮処理するステップと、 各圧縮データをデータ・ストリームとしてまとめるステ
    ップと、を具備することを特徴とするソフトウェア記憶
    媒体。
  24. 【請求項24】緯度及び経度でアドレス可能な球面上に
    マッピングされた全天球画像を圧縮する画像圧縮処理を
    コンピュータ・システム上で実行するように記述された
    コンピュータ・ソフトウェアをコンピュータ可読形式で
    格納するソフトウェア記憶媒体であって、前記コンピュ
    ータ・ソフトウェアは、(a)全天球画像から所定緯度
    未満又は所定緯度以上の第1の領域の画像を切り出すス
    テップと、(b)前記第1の領域の画像を地軸に直交す
    る平面上に投影して第1の近似平面を生成するステップ
    と、(c)前記第1の近似平面を圧縮するステップと、
    (d)全天球画像から所定緯度範囲の第2の領域から所
    定経度毎に略台形の画像を切り出すステップと、(e)
    切り出された略台形の画像を長方形の画像に補間した第
    2の近似平面を生成するステップと、(f)前記第2の
    近似平面を圧縮するステップと、(g)前記ステップ
    (c)及び(f)において圧縮されたデータをデータ・
    ストリームとしてまとめるステップと、を具備すること
    を特徴とするソフトウェア記憶媒体。
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