JP2000341574A - カメラ装置及びカメラ制御システム - Google Patents

カメラ装置及びカメラ制御システム

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JP2000341574A
JP2000341574A JP11150611A JP15061199A JP2000341574A JP 2000341574 A JP2000341574 A JP 2000341574A JP 11150611 A JP11150611 A JP 11150611A JP 15061199 A JP15061199 A JP 15061199A JP 2000341574 A JP2000341574 A JP 2000341574A
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camera
image
moving image
angle
camera unit
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Mamoru Sato
衛 佐藤
Akihiko Shiraishi
昭彦 白石
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 広角レンズを有する第1のカメラ部と、望遠
レンズを有し、撮影状態を制御可能な第2のカメラ部を
備えてリアルタイムに近い直感的な画像制御を可能とす
るのみならず、倍率の異なる2台のカメラ部による視差
を解消し、操作ミスを惹起しがちな撮影対象の位置関係
の錯綜を極力排する。 【解決手段】 広角、望遠レンズは、前段部位101を
共有し、ハーフミラー103により各後段部位102,
104の光軸112,113がそれぞれ分岐されるよう
に構成されており、従って広角レンズの光軸111,1
12と望遠レンズの光軸111,113は実質的に一致
している。当該構成を備えた第1の装置と、撮影状態を
遠隔制御可能な第2の装置とがネットワーク接続されて
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カメラ装置及びカ
メラ制御システムに関し、特にカメラから入力されデジ
タル処理装置で処理された動画像データを遠隔で利用す
る映像データの通信処理システム、例えばTV会議、映
像監視システムに適用して好適である。
【0002】
【従来の技術】従来、例えばTV会議や監視カメラなど
の分野においては、カメラと、そのパラメータ等を遠隔
からネットワークを介して制御可能なユーザ端末とによ
りシステムが構成され、ユーザがカメラを遠隔から制御
し、撮影された映像を受信して表示できるように構成さ
れていた。そして、カメラとしては、撮影姿勢を可変と
するために雲台付きカメラが用いられてきた。
【0003】この雲台付きカメラは、専用のコントロー
ラを用いて、左右のパン、上下のチルトをボタンやジョ
イスティックで制御する方式を採っていた。また近年で
は、コンピュータのディスプレイ上に専用のコントロー
ラをGUI等によって擬似的に表示し、それをマウス等
で制御することも行なわれていた。
【0004】また、監視カメラの多くは、雲台が付けら
れていても、予め決められた動きで雲台が制御され、予
め決められた何箇所かの映像を監視するように構成され
ていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
従来のシステムでは、伝送されてくる映像は、ある時点
で雲台付きカメラにより実際に撮影された映像のみであ
ったので、その周りの状態は見ることができず、雲台を
動かした後の映像を事前に直感することができなかっ
た。そのため、所望の位置を撮影するには、送られてき
た映像を見て何度も雲台の位置を修正する必要があっ
た。
【0006】この問題に対処するため、広角の画像を撮
像するための広角カメラと、パン、チルト及びズーム制
御が可能な雲台付きカメラとが別体に設けられてなる第
1の装置を有し、このカメラ装置とネットワーク接続さ
れ、広角カメラと雲台付きカメラの各映像を表示する第
2の装置とを備えたカメラ制御システムが提案されてい
る。このシステムによれば、ユーザは広角カメラからの
映像と雲台付きカメラの映像とを比較しながら、雲台付
きカメラを遠隔制御することができ、詳細画像の表示を
その周辺の状況変化等に応じて瞬時に変えることができ
る。
【0007】ところがこのカメラ制御システムは、所望
の詳細画像のみならずその周辺の画像もほぼリアルタイ
ムに近い形で同時に確認することができるものの、広角
カメラと雲台付きカメラとの間に視差が存在するため、
近距離の物体では片方のカメラでは撮影できるがもう片
方のカメラでは撮影できないケースや、広角カメラで同
じ角度にある物体でも距離によって雲台付きカメラの制
御を調整しなくてはならないというケースがあった。
【0008】そこで本発明は、上記の課題に鑑みてなさ
れたものであり、広角レンズを有する第1のカメラ部
と、第1のレンズ群に比して高倍率のレンズを有し、撮
影状態を制御可能な第2のカメラ部を備えてリアルタイ
ムに近い直感的な画像制御を可能とするのみならず、倍
率の異なる2台のカメラ部による視差を解消し、操作ミ
スを惹起しがちな撮影対象の位置関係の錯綜を極力排
し、更に使い勝手に優れたカメラ装置及びカメラ制御シ
ステムを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明のカメラ装置は、
撮影した動画像を外部に伝送するカメラ装置であって、
広角の第1のレンズ群を有する第1のカメラ部と、前記
第1のレンズ群に比して高倍率の第2のレンズ群を有
し、撮影状態を制御可能な第2のカメラ部とを備え、前
記第1のレンズ群と前記第2のレンズ群は前段部位を共
有しており、両者の光軸が実質的に一致している。
【0010】本発明のカメラ装置の一態様は、前記前段
部位と、前記第1及び第2のレンズ群の各後段部位との
境界位置にハーフミラーが設けられており、前記ハーフ
ミラーにより前記各後段部位の光軸がそれぞれ分岐す
る。
【0011】本発明のカメラ装置の一態様において、前
記第1のカメラ部は、前記第2のカメラ部と共に姿勢制
御により撮像方向が可変とされている。
【0012】本発明のカメラ装置の一態様は、前記第1
のカメラ部から送出される動画像を処理し、当該動画像
から前記姿勢制御による影響を除去する。
【0013】本発明のカメラ装置の一態様は、画像処理
手段を備え、前記画像処理手段は、前記第1のカメラ部
の動画像を処理し、当該動画像から広角撮像に起因する
歪みを除去し、前記外部装置に伝送する。
【0014】本発明のカメラ装置の一態様は、複数の前
記第1のカメラ部を備え、前記画像処理手段は、前記各
第1のカメラ部により撮像された複数の動画像を1つの
動画像に合成処理し、前記外部装置に伝送する。
【0015】本発明のカメラ装置の一態様において、前
記第1のカメラ部により撮像される動画像はパノラマ画
像であり、このパノラマ画像の縦横比は前記第2のカメ
ラ部が撮像できる全領域の縦横比に等しい。
【0016】本発明のカメラ装置の一態様は、前記第1
のカメラ部により撮像された動画像に、前記第2のカメ
ラ部により撮像された動画像の視野に相当する枠の情報
を重畳する。
【0017】本発明のカメラ装置の一態様において、前
記第2のカメラ部は、撮影方向及び撮影倍率が可変に制
御される。
【0018】本発明のカメラ制御システムは、広角の第
1のレンズ群を有する第1のカメラ部と、前記第1のレ
ンズ群に比して高倍率の第2のレンズ群を有し、撮像状
態を制御可能な第2のカメラ部とを有し、前記第1のレ
ンズ群と前記第2のレンズ群は前段部位を共有し、両者
の光軸が実質的に一致してなる構成とされた第1の装置
と、前記第1の装置とネットワーク接続され、前記第1
のカメラ部の撮影状態を遠隔制御可能な第2の装置とを
備え、前記第1及び第2のカメラ部により撮影された各
動画像を前記第2の装置に伝送し、前記第2の装置に前
記各動画像をそれぞれ表示するように構成されている。
【0019】本発明のカメラ制御システムにおいて、前
記前段部位と、前記第1及び第2のレンズ群の各後段部
位との境界位置にハーフミラーが設けられており、前記
ハーフミラーにより前記各後段部位の光軸がそれぞれ分
岐する。
【0020】本発明のカメラ制御システムにおいて、前
記第1のカメラ部は、前記第2のカメラ部と共に姿勢制
御により撮像方向が可変とされている。
【0021】本発明のカメラ制御システムは、前記第1
のカメラ部から送出される動画像を処理し、当該動画像
から前記姿勢制御による影響を除去する。
【0022】本発明のカメラ制御システムにおいて、前
記第1の装置は、画像処理手段を備え、前記画像処理手
段は、前記第1のカメラ部の動画像を処理し、当該動画
像から広角撮像に起因する歪みを除去し、前記外部装置
に伝送する。
【0023】本発明のカメラ制御システムにおいて、前
記第1の装置は、複数の前記第1のカメラ部を備え、前
記画像処理手段は、前記各第1のカメラ部により撮像さ
れた複数の動画像を1つの動画像に合成処理し、前記外
部装置に伝送する。
【0024】本発明のカメラ制御システムにおいて、前
記第1のカメラ部により撮像される動画像はパノラマ画
像であり、このパノラマ画像の縦横比は前記第2のカメ
ラ部が撮像できる全領域の縦横比に等しい。
【0025】本発明のカメラ制御システムは、前記第1
のカメラ部により撮像された動画像に、前記第2のカメ
ラ部により撮像された動画像の視野に相当する枠の情報
を重畳する。
【0026】本発明のカメラ制御システムにおいて、前
記第2のカメラ部は、撮影方向及び撮影倍率が可変に制
御される。
【0027】
【作用】本発明のカメラ制御システムにおいては、第2
の装置が、広角レンズを有する第1のカメラ部と、これ
に比して高倍率のレンズ(望遠レンズ)を有する第2の
カメラ部とが一部のレンズを共有してなり、実質的に同
一の光軸を有するため、両者間には視差が存在しない。
従って、第1のカメラ部と第2のカメラ部の画像を第2
の装置で表示しながら第2のカメラ部の撮影状態を制御
でき、第2のカメラ部がどの方向を向いているか、何を
撮影できるかをより正確に且つ直感的に知ることが可能
となる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明を適用した好適な諸
実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
【0029】(第1の実施形態)図1は、第1の実施形
態におけるカメラ制御システムの構成要素である第1の
装置の光学系である同軸カメラを示す模式図である。図
1において、101は広角(魚眼)レンズ及び望遠レン
ズが共有するレンズ群である前段部位であり、102は
広角レンズの残りのレンズ群である後段部位、104は
望遠レンズの残りのレンズ群である後段部位、103は
前段部位101と各後段部位102,104との境界位
置に設けられたハーフミラーである。このように、前段
部位101と後段部位102から広い画角を撮影可能な
広角レンズが構成され、第1のカメラ部(広角カメラ)
の主要素となる。他方、前段部位101と後段部位10
4から撮影状態(パン、チルト、ズーム)が制御される
望遠レンズが構成され、第2のカメラ部(望遠カメラ)
の主要素となる。広角カメラ及び望遠カメラにより、第
1の装置の同軸カメラが構成される。111は広角レン
ズ及び望遠レンズに共通の前段部位101の光軸、11
2は広角レンズの後段部位102の光軸、113は望遠
レンズの後段部位104の光軸であり、105は広角レ
ンズからの光を受光して電気信号に変換する広角カメラ
側センサ、106は望遠レンズからの光を受光して電気
信号に変換する望遠カメラ側センサである。
【0030】広角レンズと望遠レンズは、ハーフミラー
103により各後段部位102,104の光軸112,
113がそれぞれ分岐されるように構成されており、従
って広角レンズの光軸111,112と望遠レンズの光
軸111,113は実質的に一致している。撮影対象と
なる物体121(122)の光131(141)は光軸
111と角θ4(θ5)をなして前段部位101に入射
し、ハーフミラー103で直進する望遠レンズ側の光1
33(143)とほぼ90°の角度で反射する広角レン
ズ側の光132(142)とに分けられる。光132
(142)は広角レンズ側の後段部位102を通りセン
サ105の中心から所定距離の位置に結像し、光133
(143)は望遠レンズ側の後段部位104を通りセン
サ106の中心から所定距離の位置に結像する。
【0031】図2は、第1の装置の広角レンズ及び望遠
レンズにより得られる映像を示す模式図である。図2に
おいて、501は広角レンズ側センサ105によって得
られる映像の全画角、502は光軸111とほぼ90°
の角度で入射する光の結像する点の軌跡を示した図形
で、503は光軸111と10度の角度で入射する光の
結像する点の軌跡を示した図形、504は光軸112を
示した点である。また、505は望遠レンズ側センサ1
06に使って得られる映像の全画角、506は光軸11
1と10度の角度で入射する光の結像する点の軌跡を示
した図形、507は光軸113を示した点である。51
1,512は広角レンズにおける物体121,122の
像、513は望遠レンズにおける物体121の像であ
る。
【0032】図3は、本実施形態におけるカメラ制御シ
ステムの概略構成を示すブロック図である。図3におい
て、806は図1で示した本発明による広角カメラ及び
望遠カメラを搭載した同軸カメラ、802は広角レンズ
で結像した映像をデジタル化する画像デジタル化回路、
803は画像処理回路、804は画像符号化回路、80
5はCPU、メモリ、ネットワークアダプタなどからな
る制御通信回路、807は同軸カメラ806の雲台、8
08は望遠カメラの映像をデジタル化する画像デジタル
化回路であり、809はネットワークを介して遠隔に置
かれた第2の装置である。この第2の装置809に対し
て、前記802〜808を有して構成されるのが第1の
装置である。
【0033】第2の装置809については詳述しない
が、ネットワークに接続し、ハイパーテキストデータを
表示するなどの機能を持つ既存のパーソナルコンピュー
タ(PC)やネットワークPC、ワークステーションな
どで構成されている。本実施形態では、第2の装置80
9として、JPEG画像などの表示ソフトを使ってデジ
タル画像を表示できるPCを用いて説明する。
【0034】図4は、本実施形態におけるカメラ制御シ
ステムの同軸カメラ806の外観図である。図4におい
て、91は広角カメラの後端部、92は望遠カメラの後
端を示している。これら広角カメラ及び望遠カメラは雲
台807に取り付けられており、広角、望遠両レンズと
も一緒にパン、チルトし、互いの位置関係を保ったまま
外部からの司令でパン・チルトできる構成になってい
る。ここで、広角画像はパン・チルトしない表示が望ま
しいため、(1)画像処理で広角画像の歪みを修正し、
(2)広角画像の雲台の動きを打ち消すように画像処理
(アフィン変換)を行い雲台807の動作に関わらず一
定の方向を向けた映像とする。
【0035】図5及び図6は、本実施形態におけるPC
809への映像の表示例を示す模式図である。ここで、
映像はマルチウィンドウシステムの上に構成されてお
り、1001はディスプレイ、1002はセンサ106
の望遠レンズ信号8101の映像を表示する詳細映像表
示ウィンドウ、1003はセンサ105の広角レンズ信
号8106の映像を表示するパノラマ映像表示ウィンド
ウ、1004は詳細映像が全体映像のどこに対応するか
を示す指示枠であり、パノラマ映像表示ウィンドウ10
03上に重畳して表示される。1005はズーム制御を
行なうためのスライダーバーGUI、1006はカメラ
806及び雲台807の制御権を取得するためのボタン
GUIである。
【0036】図7は、本実施形態におけるデータの流れ
を模式的にタイムチャートに表したものである。図7に
おいて、8102は広角カメラにより撮影された映像信
号、8104は画像符号化回路804により圧縮符号化
された映像信号、8107は望遠カメラにより撮影され
た映像信号、8108は望遠カメラおよび雲台807を
制御するための制御信号である。
【0037】また、8105はネットワーク上を流れる
ネットワーク信号であり、これは、望遠カメラ映像要求
信号8105(a)、望遠カメラ符号化映像信号810
5(b)、広角カメラ映像要求信号8105(c)、雲
台・ズーム制御信号8105(d)、広角カメラ符号化
映像信号115(e)の5つに分かれる。なお、図7に
おいて横軸は時間を表している。
【0038】以下、本実施形態の動作を図1〜図7に従
って説明する。まず、図3において映像データの流れを
説明する。広角(魚眼)レンズを有する広角カメラによ
って集光され電気信号に変換された映像信号8101
は、画像デジタル化回路802によってデジタルの映像
信号8102に変換され、さらに画像処理回路803に
よって後述する画像処理が施されることにより、パノラ
マ映像信号8103となる。こうして生成されたパノラ
マ映像信号8103は、画像符号化同路804によって
例えばJPEGなどの符号化方式で圧縮符号化される。
【0039】一方、雲台付きカメラである望遠カメラに
よって集光され電気信号に変換された映像信号8106
は、画像デジタル化回路808によってデジタルの映像
信号8107に変換され、さらに画像符号化回路804
によって圧縮符号化される。画像符号化回路804は、
画像処理回路803より出力されるパノラマ映像信号8
103と、画像デジタル化回路808より出力されるデ
ジタル映像信号8107との何れかを選択して符号化す
る。
【0040】画像符号化回路804によって符号化され
た映像信号8104は、通信制御回路805に送られて
ネットワークヘ送出され、PC809に送られる。そし
て、このPC809において復号化の処理などが施さ
れ、ディスプレイ上に表示される。ここで、ネットワー
クとは、例えばTCP−IPを用いたインターネット準
拠のコンピュータネットワークである。
【0041】次に、図7に従って映像とカメラ制御の流
れを説明する。PC809に搭載されたコントロールプ
ログラムは、まず、望遠カメラ映像要求信号8105
(a)(望遠カメラ映像要求A10)を送出する。この
PC809からの望遠カメラ映像要求A10は、通信制
御回路805で受け取られる。通信制御回路805は、
画像符号化回路804に対して、画像デジタル化回路8
08からのデジタル映像信号8107を選択する指示を
行う。
【0042】このとき画像デジタル化回路808に取り
込まれる映像の1フレームが望遠きカメラ映像信号81
06のフレームA11であり、これが画像符号化回路8
04によって符号化されて符号化映像信号8104のフ
レームA12となる。さらに、通信制御回路805によ
って、望遠カメラ符号化映像信号8105(b)のフレ
ームA13となってネットワークに伝送され、PC80
9によって図5,図6の詳細映像表示ウィンドウ100
2にフレームA14として表示される。この一連の動作
は、ユーザによって終了が指示されるまで操り返される
(望遠カメラ映像要求信号8105(a)がA10に続
いてA20,A30、…と一定間隔で出力される。)。
【0043】一方、PC809に搭載されたコントロー
ルプログラムは、広角カメラ映像要求信号8105
(c)(パノラマ映像要求B10)を送出する。このP
C809からのパノラマ映像要求B10は、通信制御回
路805で受け取られる。通信制御回路805は、画像
符号化回路804に対して、画像処理回路803からの
パノラマ映像信号8103を選択する指示を行う。
【0044】このとき、画像処理回路803に取り込ま
れる映像の1フレームが広角カメラ映像信号8102の
フレームB11であり、これが画像処理回路803によ
りパノラマ映像信号に変換された後、画像符号化回路8
04によって符号化されて符号化映像信号8104のフ
レームB12となる。さらに、通信制御回路805によ
って、その時点での雲台807と望遠カメラのズームの
パラメータが重畳され、広角カメラ符号化映像信号81
05(e)のフレームB13となってネットワークに伝
送される。
【0045】そして、PC809によって図5,図6の
パノラマ映像表示ウィンドウ1003にフレームB14
として表示される。このとき、PC809のコントロー
ルプログラムは、フレームB13に重畳されている雲台
807と望遠カメラのズームのパラメータをもとに、図
5のように、パノラマ映像表示ウィンドウ1003に表
示されているフレームB14のパノラマ映像上に矩形の
指示枠1004を重畳して表示する。
【0046】利用者はこの時点でのディスプレイ100
1を観察し、望遠カメラがどこを向いているか、また、
これからどこに望遠カメラを向けるかなどの意思決定を
容易に行うことができる。これにより利用者は、PC8
09に搭載されたコントロールプログラムを用いて、雲
台807の位置と望遠カメラのズームとの制御指令を作
成する。
【0047】雲台807の位置は、例えばパノラマ映像
表示ウィンドウ1003上の所望の位置もしくは領域を
マウスで指定することによって指示する。また、望遠カ
メラのズームは、図5,図6に示したスライダバー10
05を用いて指示する。この指示に基づく制御指令は、
雲台・ズーム制御信号8105(d)の制御指令C10
としてPC809よりネットワークに伝送される。そし
て、これが通信制御回路805によって受け取られ、望
遠カメラにズーム・雲台制御信号8108のズーム・雲
台動作指令C13として伝達される。
【0048】通信制御回路805は、雲台807、望遠
カメラを監視制御し、制御指令C10に基づく動作が完
了したとき、画像符号化回路804に対して画像処理回
路803からのパノラマ映像信号8103を選択する指
示を出す。これにより、画像符号化回路804により、
広角カメラ映像信号8102から生成されたパノラマ映
像B21を符号化して符号化映像信号8104のフレー
ムB22を生成する。
【0049】さらに、フレームB22は、通信制御回路
805により、その時点での雲台807と望遠カメラの
ズームのパラメータが重畳されて広角カメラ符号化映像
信号8105(e)のフレームB23となり、それがP
C809に伝送される。この映像は、PC809のパノ
ラマ映像表示ウィンドウ1003にフレームB24とし
て表示される。このときも、PC809のコントロール
プログラムは、フレームB23に重畳されている雲台8
07と望遠カメラのズームのパラメータをもとに、図6
のように、パノラマ映像表示ウィンドウ1003のフレ
ームB24の映像上に矩形の指示枠1004を重畳して
表示する。
【0050】ディスプレイ1001の図7に示した表示
フレームにおいて、Aの符号が付されたフレームは望遠
カメラで撮影された詳細映像であり、Bの符号が付され
たフレームは広角カメラで撮影されたパノラマ映像であ
る。これから分かるように、詳細映像とパノラマ映像は
適時PC809に伝送されてディスプレイ1001に表
示されており、詳細映像の他に、望遠カメラで撮影可能
な範囲の全てがパノラマ映像として同時に提供されるよ
うになっている。
【0051】従って、広角カメラ映像要求信号8105
(c)も適当な間隔で入力することにより、詳細映像だ
けでなく、その周辺の映像もほぼリアルタイムに近い形
で見ることができ、周辺の状況変化を的確に把握するこ
とができる。しかも、広角レンズと望遠レンズが前段部
位101を共有してなり、実質的に同一の光軸を有する
ため、両者間には視差が存在しない。これにより、ディ
スプレイ1001を見ながら望遠カメラのパラメータを
遠隔制御することにより、例えばTV会議において発言
を求めている参加者にカメラを向けたり、遠隔監視にお
いて急な侵入者にカメラを向けるなどとの動作が必要な
際に、カメラがどの方向を向いているか、何を撮影でき
るかをより正確に且つ直感的に知ることが可能となり、
撮影したいアングルにカメラを瞬時に向けることができ
るようになる。
【0052】なお、PC809の利用者にとって詳細映
像はパノラマ映像に比べて重要度が高いので、本実施形
態においては、詳細映像のフレームを伝送する割合をパ
ノラマ映像のフレームを伝送する割合よりも多くし、映
像の変化がより滑らかになるようにしている。
【0053】また、本実施形態においては、広角カメラ
は望遠カメラと共にパン・チルトするため、図5,図6
のように、望遠カメラで撮影対象を変えても常にパノラ
マ映像表示ウィンドウ1003の中央部に矩形の指示枠
1004が位置することになる。ここで、広角画像はパ
ン・チルトしない表示が望ましいことから、画像処理で
広角画像の歪みを修正し、広角画像の雲台の動きを打ち
消すように画像処理(アフィン変換)を行い雲台807
の動作に関わらず一定の方向を向けた映像とする。具体
的には、広角カメラの映像信号8101は、画像デジタ
ル化回路802によってデジタルの映像信号8102に
変換され、さらに画像処理回路803によって歪み修正
を行なう。
【0054】図5,図6では、ユーザは広角カメラが撮
影したパノラマ映像表示ウィンドウ1003により詳細
映像表示ウィンドウ1002の周辺が見渡せるため、パ
ン・チルト値は表示していないが、パン・チルト値を表
示する場合は、スクロールバーを用いて以下の様に表示
することができる。
【0055】図8は、パン・チルト値を表示する画面表
示例を示す模式図である。図8において、1103はパ
ン値表示用のスクロールバー、1104はパン値用ツマ
ミ、1101はチルト値表示用のスクロールバー、11
02はチルト値用ツマミである。
【0056】図9は、同軸カメラを上方から見下ろした
模式図である。図9において、1201は雲台、120
2は雲台1201に搭載された広角カメラ及び望遠カメ
ラからなる同軸カメラ、1211は雲台1201の正面
方向を示す補助線であり、これを0度に規定する。12
12は同軸カメラ1202の正面を示す補助線、121
3は広角カメラで撮像できる範囲の右端を示す補助線、
1214は同左端を示す補助線、1215は望遠カメラ
の撮像できる範囲の右端を示す補助線、1216は同左
端を示す補助線、1217は雲台1201によって同軸
カメラを右方へ最大に動かしたときの広角カメラで撮像
できる範囲の右端、1218は雲台によって同軸カメラ
を左方へ最大に動かしたときの広角カメラで撮像できる
範囲の左端である。
【0057】スクロールバーl003は1217から1
218までの範囲を表しており、中央位置が1211に
一致する。また、パン値用ツマミ1104は大きさが1
213から1214までの範囲を表しており、中央位置
が1212に一致する。即ち、本実施形態でスクロール
バーl003のツマミ1102,1104は、広角カメ
ラが撮像可能な範囲のうち、現在どの辺りを撮像してい
るのかを示している。更に、ツマミ1102,1104
にスクロールバーl003のツマミをもう一つ重畳し
て、望遠カメラの撮像画角を示すことも可能である。
【0058】次に、本実施形態におけるパノラマ映像の
生成方式について、図10及び図11を用いて詳細に説
明する。本実施形態で用いるパノラマ映像は、詳細映像
を取得するために用いる望遠カメラでパン・チルト・ズ
ーム値を変化させて撮像できる最大範囲を1枚に含む映
像である。
【0059】なお、望遠カメラは、例えば、パンが±5
0°、チルトが±20°であり、ズーム倍率は8倍で最
も望遠側では視野角が6.14°とし、最も広角側では
視野角が45.84°とする。以上のパン・チルトの値
は光軸に対するものであり、撮像される範囲を示すとパ
ンは±80°、チルトは±42.9°である。
【0060】本実施形態では、パノラマ映像として、視
野角が一定となる映像を用いる。例えば、視野角の1°
を1ピクセルに対応させると、上述のカメラの場合、パ
ノラマ映像は161×86ピクセルの画像となる。な
お、以下では、説明を簡単にするためにパンの視野が±
90°、チルトが±30°のカメラを想定して説明す
る。
【0061】広角カメラで撮影されデジタル化されたデ
ジタル映像信号8102は、広角(魚眼)レンズによっ
て広範囲の映像が撮像されているが、本実施形態で用い
た正射影投影方式の広角レンズなどでは先に述べたパノ
ラマ映像とは異なり、周辺での法線方向の角度は小さ
く、中心部での法線方向の角度は大きく射影されてい
る。これを説明したのが図10(b)である。すなわ
ち、本来A’とC’間の角度とE’とF’間の角度は共
に30°であるが、中心部におけるA’とC’との間隔
よりも周辺部におけるE’とF’との間隔の方が短くな
っている。
【0062】以下に、実世界と広角カメラによる映像と
パノラマ映像との関係について説明する。図10(a)
に示した各桂A〜Fの像は、広角レンズによって撮像素
子上に投射される。各柱A〜Fの像が撮像素子上にどの
ように投射されるかを模式的に示したのが図10(b)
である。
【0063】すなわち、正射影投影方式の広角レンズで
は、像の光軸中心からの変位yと焦点距離ξ、入射角度
φとの間に、 y=ξ・sin(φ) の関係がある。そのため、図10(a)の6本の柱A〜
Fは、撮像素子上に図10(b)のA’〜F’のように
結像する。
【0064】柱Aと柱Cの間の角度(=30°)と柱E
と柱Fの間の角度(=30°)は、撮像素子上では、 {sin(30°)一sin(0°)}:{sin(9
0°)一sin(60°)}=1:0.27 の違いが出てくる。これを画像処理で補正したパノラマ
映像が、図10(c)である。つまり、柱Aと柱Cの間
の30°と柱Fと柱Fの間の30°が、修正画像上で
1:1にマッピングされるように(A”、C”間と
E”、F”間の距離が同じとなるように)画像処理す
る。
【0065】本実施形態では、広角カメラは、望遠カメ
ラで撮像できる範囲全てを同時に撮像することで表示す
るパノラマ映像を提供するが、表示の方法としては、レ
ンズに対する像の角度が映像面で同じ大きさに射影され
るような投影方式を用いる。したがって、X座標はパン
角を表し、Y座標はチルト角を表すことになる。
【0066】魚眼レンズで撮影した映像をパノラマ映像
に変換するために、パノラマ映像上の位置を(θ,
φ)、これに対応した魚眼レンズによる撮影映像上の位
置を(η,ζ)とし、 η=ξ・cos(φ)sin(θ) ……(1) ζ=a・ξ・φ/π ……(2) の関係で補正する。ここで、aは定数、ξは魚眼レンズ
による撮影映像上の映像部分の円の半径であり、図11
ではξ=100を使っている。
【0067】本実施形態でパノラマ映像として用いるの
は、 −90≦θ≦+90、−30≦φ≦+30 の範囲内である。画像処理回路803は、この範囲内の
全てのパノラマ映像の画素について、魚眼レンズによる
撮影映像の対応する画素を求める。図11(b)に54
で示した矩形がパノラマ映像の範囲であり、矢印55に
従って各画素の値をラスタスキャンして求めていく。図
11(a)の映像51は、面角180°の正射影投影方
式の魚眼レンズが生成する半天映像であり、この中の範
囲52の映像が、図11(b)のパノラマ映像54に対
応する。
【0068】画像処理回路803には、図示しない画像
記憶手段が備えられており、ここに記憶されるパノラマ
映像の全ての181×61画素の各々について、上記し
た式(1),(2)を用いて対応する広角レンズ映像の
画素位置を算出する。このとき、一般には画素位置は整
数にならないので、切り捨てを行う最近傍画素方式や近
傍4点による重み付け平均方式などを使って画素の値を
決定する。
【0069】次に、指示枠1004の重畳方法について
説明する。パノラマ映像表示ウィンドウ1003に重畳
する矩形の指示枠1004の位置は、望遠カメラのパン
・チルト・ズーム値から計算される。すなわち、パン位
をθ(水平角度(°))、チルト値をφ(垂直角度
(°))、ズーム値をZ(画像対角の成す角度(°))
とし、ズーム値Zがあまり大きくないと仮定するCNT
SC方式の画像は4:3の横と縦の比を持っているの
で、横方向の画角は(4Z/5)、縦方向の画角は(3
Z/5)である。
【0070】したがって、指示枠1004は、 点(0−(4Z/5),φ−(3Z/5))、 点(0一(4Z/5),φ+(3Z/5))、 点(θ+(4Z/5),φ+(3Z/5))、 点(θ+(4Z/5),φ−(3Z/5)) を結んだ矩形となる、なお、以上の説明では、矩形の指
示枠1004をPC809で重畳していたが、画像符号
化に先立ってパノラマ映像に重畳しても良い。
【0071】以上詳しく説明したように、本実施形態で
は、望遠カメラで撮影した詳細映像と、望遠カメラで撮
影できる全範囲を広角カメラにより撮影したパノラマ映
像とをPC809に伝送し、それぞれを異なるウィンド
ウ上に表示するようにしたので、PC809のユーザ
は、自分がいま所望する詳細映像だけでなく、その周辺
の映像もほぼリアルタイムに近い形で見ることができ
る。これにより、これらのウィンドウを見ながら望遠カ
メラのパラメータを遠隔制御することにより、詳細映像
の表示をその周辺の状況変化等に応じて瞬時に変えるよ
うにすることができる。
【0072】また、広角カメラによって撮像されたパノ
ラマ映像上に、望遠カメラによって撮像されている詳細
映像の視野に相当する指示枠1004を重畳して表示す
るようにしたので、望遠カメラの現在の撮影姿勢等とそ
のときの周囲の映像とを容易に確認することができ、姿
勢制御等の動作錯誤を防止することができる。
【0073】(第2の実施形態)図12は、本発明によ
る第2の実施形態のカメラ制御システムの構成要素であ
る同軸カメラを示す模式図である。第1の実施形態では
広角カメラを1台使用していたが、本実施形態では2台
の広角カメラを使用し、画像処理によって合成して送出
する。具体的には、各広角カメラの映像信号8101
は、画像デジタル化回路802によってそれぞれデジタ
ルの映像信号8102に変換され、さらに画像処理回路
803によって1つの画像に合成される。
【0074】本実施形態では、2台の広角カメラに18
0°の角度を付けて図12のように固定する。図12に
おいて、901と902は広角カメラであり、903は
ズーム可能な望遠カメラである。
【0075】第2の実施形態によれば、第1の実施形態
の奏する諸効果に加え、広角カメラ901と902によ
ってパン方向180°のパノラマ映像を得ることがで
き、このパノラマ映像をつなげて360°の映像を作成
し、それを望遠カメラ903の制御に用いる。これによ
って、より広い範囲を見ながら詳細画像の表示をその周
辺の状況変化等に応じて瞬時に変えるようにすることが
できる。
【0076】
【発明の効果】本発明によれば、広角レンズと望遠レン
ズが前段部位を共有してなり、実質的に同一の光軸を有
するため、両者間には視差が存在しないため、動作錯誤
を極力防止することができる。このような構成のレンズ
をもつ第1のカメラ部(広角カメラ)及び第2のカメラ
部(望遠カメラ)を備えた第1の装置(カメラ装置)を
構成し、広角カメラの撮影状態を遠隔制御可能な第2の
装置とネットワーク接続することにより、第2の装置の
ユーザは、自分がいま所望する詳細映像だけでなく、そ
の周辺の映像もほぼリアルタイムに近い形で見ることが
できる。これにより、これらのウィンドウを見ながら望
遠カメラのパラメータを遠隔制御することにより、詳細
映像の表示をその周辺の状況変化等に応じて瞬時に変え
るようにすることができる。
【0077】従って、例えば、TV会議や遠隔監視など
映像を見ながら、遠隔の可制御カメラの撮影状態の制御
を対話的に行ないたいとき、可制御カメラが運動して撮
影できるすべての領域の映像を見ながら撮影状態を制御
することができ、使い勝手に優れた容易な操作が実現す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態におけるカメラ制御システムの
構成要素である第1の装置の光学系である同軸カメラを
示す模式図である。
【図2】第1の装置の広角レンズ及び望遠レンズにより
得られる映像を示す模式図である。
【図3】第1の実施形態におけるカメラ制御システムの
概略構成を示すブロック図である。
【図4】第1の実施形態におけるカメラ制御システムの
同軸カメラの外観図である。
【図5】第1の実施形態におけるパーソナル・コンピュ
ータへの映像の表示例を示す模式図である。
【図6】第1の実施形態におけるパーソナル・コンピュ
ータへの映像の表示例の他の例を示す模式図である。
【図7】第1の実施形態におけるデータの流れを模式的
に示すタイムチャートである。
【図8】第1の実施形態におけるパン・チルト値を表示
する画面表示例を示す模式図である。
【図9】第1の実施形態における同軸カメラを上方から
見下ろした模式図である。
【図10】第1の実施形態において使用した広角(魚
眼)カメラによる撮影映像とパノラマ映像との関係を示
す模式図である。
【図11】第1の実施形態における画像処理を説明する
ための模式図である。
【図12】第2の実施形態におけるカメラ制御システム
の構成要素である同軸カメラを示す模式図である。
【符号の説明】
101 前段部位 102 広角レンズの後段部位 103 ハーフミラー 104 望遠レンズの後段部位 105 広角カメラ側センサ 106 望遠カメラ側センサ 111,112,113 光軸 802 画像デジタル化回路 803 画像処理回路 804 画像符号化回路 805 制御通信回路 806 同軸カメラ 807 雲台 808 画像デジタル化回路 809 第2の装置(PC)

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮影した動画像を外部に伝送するカメラ
    装置であって、 広角の第1のレンズ群を有する第1のカメラ部と、 前記第1のレンズ群に比して高倍率の第2のレンズ群を
    有し、撮影状態を制御可能な第2のカメラ部とを備え、 前記第1のレンズ群と前記第2のレンズ群は前段部位を
    共有しており、両者の光軸が実質的に一致していること
    を特徴とするカメラ装置。
  2. 【請求項2】 前記前段部位と、前記第1及び第2のレ
    ンズ群の各後段部位との境界位置にハーフミラーが設け
    られており、 前記ハーフミラーにより前記各後段部位の光軸がそれぞ
    れ分岐することを特徴とする請求項1に記載のカメラ装
    置。
  3. 【請求項3】 前記第1のカメラ部は、前記第2のカメ
    ラ部と共に姿勢制御により撮像方向が可変とされている
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のカメラ装置。
  4. 【請求項4】 前記第1のカメラ部から送出される動画
    像を処理し、当該動画像から前記姿勢制御による影響を
    除去することを特徴とする請求項3に記載のカメラ装
    置。
  5. 【請求項5】 画像処理手段を備え、 前記画像処理手段は、前記第1のカメラ部の動画像を処
    理し、当該動画像から広角撮像に起因する歪みを除去
    し、前記外部装置に伝送することを特徴とする請求項1
    〜4のいずれか1項に記載のカメラ装置。
  6. 【請求項6】 複数の前記第1のカメラ部を備え、 前記画像処理手段は、前記各第1のカメラ部により撮像
    された複数の動画像を1つの動画像に合成処理し、前記
    外部装置に伝送することを特徴とする請求項5に記載の
    カメラ装置。
  7. 【請求項7】 前記第1のカメラ部により撮像される動
    画像はパノラマ画像であり、このパノラマ画像の縦横比
    は前記第2のカメラ部が撮像できる全領域の縦横比に等
    しいことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記
    載のカメラ装置。
  8. 【請求項8】 前記第1のカメラ部により撮像された動
    画像に、前記第2のカメラ部により撮像された動画像の
    視野に相当する枠の情報を重畳することを特徴とする請
    求項1〜7のいずれか1項に記載のカメラ装置。
  9. 【請求項9】 前記第2のカメラ部は、撮影方向及び撮
    影倍率が可変に制御されることを特徴とする請求項1〜
    8のいずれか1項に記載のカメラ装置。
  10. 【請求項10】 広角の第1のレンズ群を有する第1の
    カメラ部と、前記第1のレンズ群に比して高倍率の第2
    のレンズ群を有し、撮像状態を制御可能な第2のカメラ
    部とを有し、前記第1のレンズ群と前記第2のレンズ群
    は前段部位を共有し、両者の光軸が実質的に一致してな
    る構成とされた第1の装置と、 前記第1の装置とネットワーク接続され、前記第1のカ
    メラ部の撮影状態を遠隔制御可能な第2の装置とを備
    え、 前記第1及び第2のカメラ部により撮影された各動画像
    を前記第2の装置に伝送し、前記第2の装置に前記各動
    画像をそれぞれ表示するようにしたことを特徴とするカ
    メラ制御システム。
  11. 【請求項11】 前記前段部位と、前記第1及び第2の
    レンズ群の各後段部位との境界位置にハーフミラーが設
    けられており、 前記ハーフミラーにより前記各後段部位の光軸がそれぞ
    れ分岐することを特徴とする請求項10に記載のカメラ
    制御システム。
  12. 【請求項12】 前記第1のカメラ部は、前記第2のカ
    メラ部と共に姿勢制御により撮像方向が可変とされてい
    ることを特徴とする請求項10又は11に記載のカメラ
    制御システム。
  13. 【請求項13】 前記第1のカメラ部から送出される動
    画像を処理し、当該動画像から前記姿勢制御による影響
    を除去することを特徴とする請求項12に記載のカメラ
    制御システム。
  14. 【請求項14】 前記第1の装置は、画像処理手段を備
    え、 前記画像処理手段は、前記第1のカメラ部の動画像を処
    理し、当該動画像から広角撮像に起因する歪みを除去
    し、前記外部装置に伝送することを特徴とする請求項1
    0〜13のいずれか1項に記載のカメラ制御システム。
  15. 【請求項15】 前記第1の装置は、複数の前記第1の
    カメラ部を備え、 前記画像処理手段は、前記各第1のカメラ部により撮像
    された複数の動画像を1つの動画像に合成処理し、前記
    外部装置に伝送することを特徴とする請求項14に記載
    のカメラ制御システム。
  16. 【請求項16】 前記第1のカメラ部により撮像される
    動画像はパノラマ画像であり、このパノラマ画像の縦横
    比は前記第2のカメラ部が撮像できる全領域の縦横比に
    等しいことを特徴とする請求項10〜15のいずれか1
    項に記載のカメラ制御システム。
  17. 【請求項17】 前記第1のカメラ部により撮像された
    動画像に、前記第2のカメラ部により撮像された動画像
    の視野に相当する枠の情報を重畳することを特徴とする
    請求項10〜16のいずれか1項に記載のカメラ制御シ
    ステム。
  18. 【請求項18】 前記第2のカメラ部は、撮影方向及び
    撮影倍率が可変に制御されることを特徴とする請求項1
    0〜17のいずれか1項に記載のカメラ制御システム。
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