JP2006025340A - 広角撮像装置、撮像システムおよびその制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】カメラ本体をコンパクトに構成できるとともに、最適な広角撮影が得られ、かつ均一な画質で十分な解像度が得られるようにする。
【解決手段】被写体光を集光して撮像素子4の結像面に光学像を形成する複数の撮像光学手段11,12,13を有し、複数の撮像光学手段の光軸14,15,16がレンズの近傍の1点5で交叉する。各々の撮像光学手段11,12,13はその交叉した点5から等距離になるように配置され、隣接する各々の撮像光学手段の撮影視野が連続するようにその光軸は所定の角度に設定され、各々の撮像光学手段からの撮影画像を用いて広角画像を生成する。
【選択図】 図1
【解決手段】被写体光を集光して撮像素子4の結像面に光学像を形成する複数の撮像光学手段11,12,13を有し、複数の撮像光学手段の光軸14,15,16がレンズの近傍の1点5で交叉する。各々の撮像光学手段11,12,13はその交叉した点5から等距離になるように配置され、隣接する各々の撮像光学手段の撮影視野が連続するようにその光軸は所定の角度に設定され、各々の撮像光学手段からの撮影画像を用いて広角画像を生成する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、監視カメラやテレビ会議カメラなどに用いるのに適した撮像装置に関し、特に、複数の撮影光学系を用いて各々の撮影画像を組合せ、広範囲な撮影画像を取得することが可能な広角撮像装置に係わるものである。
従来、広範囲を撮影する方式として、図10に示すように複数のカメラを放射状に配置して各々のカメラの撮影画像を繋ぎ合わせてパノラマ撮影をする方法が提案されている。カメラ1は多角形の筐体101の各辺に配置され、360°の方向の撮影範囲を分割して撮影するように構成される。このような方式は、例えば特許文献1、特許文献2および特許文献3等に開示されている。
また、図11に示すように双曲線ミラーを用いて全周囲を撮影する方式も提案されている。双曲線ミラー102の下方に1台のカメラ1を配置し、全周の画像をカメラ1の撮像素子に結像するものである。撮像素子上の結像した像を図12で説明する。図中で撮像素子103上には全周の画像がリング状の領域104に結像され、モニタなどに画像を表示するときには図示せぬ処理回路により画像処理を行い、横長のパノラマ画像に変換して表示する。このような方式は、例えば特許文献4および特許文献5等に開示されている。
従来の複数のカメラを放射状に配置する方式を、図13を用いて説明する。
図13はカメラを3台用いて広角撮影するもので、カメラ11,12,13は放射状に配置される。カメラ11は撮影レンズ2とCCDやCMOSなどの撮像素子4と基板6からなり、レンズ2の物体側主点を中心とする扇状の撮影視野角が撮像素子4に結像される。カメラ12,13はカメラ11と同様で、互いの撮影視野角が重複するように配置される。カメラ11とカメラ12の撮影視野角は、視野角境界線21,22と交点20で囲まれる斜線の領域の被写体がカメラ11とカメラ12の各々の撮影画像に重複して写ることになる。
図13はカメラを3台用いて広角撮影するもので、カメラ11,12,13は放射状に配置される。カメラ11は撮影レンズ2とCCDやCMOSなどの撮像素子4と基板6からなり、レンズ2の物体側主点を中心とする扇状の撮影視野角が撮像素子4に結像される。カメラ12,13はカメラ11と同様で、互いの撮影視野角が重複するように配置される。カメラ11とカメラ12の撮影視野角は、視野角境界線21,22と交点20で囲まれる斜線の領域の被写体がカメラ11とカメラ12の各々の撮影画像に重複して写ることになる。
理想的には図14のように各々のカメラの物体側主点3を一致させるように配置できれば、各々のカメラで撮影した画像は視差を持たずに接続部で連続した画像になり、画像を滑らかに接続させることが容易である。しかし実際にはカメラの物理的大きさがあり干渉するので、物体側主点を一致させて配置することが難しく、図13のような放射状の配置になっていた。そのため、隣接するカメラの物体側主点同士は図中に示す距離L(以下、この距離Lを基線長と呼ぶ。)だけ離れてしまう。
このような配置では各々の隣接するカメラの撮影画像は基線長Lが大きいほど視差による差異が大きいため、接続部の重複して写っている部分では隣接する撮影画像で被写体の位置が大きく異なり、接続部で像が一致せず滑らかに接続するのが難しかった。
図15を用いて、隣接するカメラの撮影視野角の重複した領域にある被写体が各々のカメラでどのように撮影されるかを説明する。
カメラ11,12の撮影範囲の最至近距離をS1とし、カメラ11の撮影視野角の境界線21とカメラ12の撮影視野角の境界線22が最至近距離S1にある交点20で交わるように配置されているとする。
カメラ11,12の撮影範囲の最至近距離をS1とし、カメラ11の撮影視野角の境界線21とカメラ12の撮影視野角の境界線22が最至近距離S1にある交点20で交わるように配置されているとする。
カメラ11,12の撮影画像はレンズを通して撮像素子上に撮像されるが、仮想的に撮像面をレンズの被写体側にあるとして考えても撮影画像は変わらないので、撮像面をそれぞれ23,24として説明する。
最至近距離S1の交点20にある被写体25(○印)はカメラ11,12の撮像面23,24上では境界に撮影されることになる。図16はカメラ11,12の撮影画像201,202を接するように並べて表示したものであり、被写体25(○印)の像25aは図のように撮影画像201,202の境界上でほぼ一致するように撮影される。
最至近距離S1の交点20にある被写体25(○印)はカメラ11,12の撮像面23,24上では境界に撮影されることになる。図16はカメラ11,12の撮影画像201,202を接するように並べて表示したものであり、被写体25(○印)の像25aは図のように撮影画像201,202の境界上でほぼ一致するように撮影される。
次に、図15においてカメラ12の境界線22上で撮影距離S2にある被写体26(▲印)は、カメラ11の撮像面23に図の矢印のように投影される。カメラ12の撮像面24では図示されてないが、被写体25と同じように境界線上に投影される。その結果、図16の撮影画像において、被写体26(▲印)は撮影画像202では像26aとして境界線上に撮影されるが、撮影画像201では境界からずれた像26bとして撮影される。カメラ11と12の像のずれ量206を視差量と呼ぶ。
また、図15でカメラ12の境界線22上で無限遠の距離S3にあるにある被写体27(□印)はカメラ11の撮像面23上には図のように境界線22に平行で基線長Lに対応した位置に投影され、カメラ12の撮像面24では被写体25,26と同じように境界線上に投影される。その結果、図16の撮影画像では、無限遠の被写体27(□印)は撮影画像202では像27aとして境界線上に撮影されるが、撮影画像201では点線204上の像27bとして撮影される。被写体の距離が大きくなるにつれ視差量206は増加し、無限遠の被写体は点線204と撮影画像201,202の境界203までの距離で表される一定の視差量に収束して行く。
以上の説明は、カメラ12の撮影視野角の境界線22上の被写体について説明したが、カメラ11の撮影視野角の境界線21の被写体についても同様に被写体距離により視差量を持ち、撮影画像202上では無限遠の被写体は点線205の位置に像ができる。カメラ11,12の撮影視野角の重複した領域にある被写体は、点線204と点線205で挟まれる領域では、被写体距離により2重に撮影され、視差が生じている。
この無限遠の被写体の視差量は、カメラ11、12の基線長Lに比例して大きくなる。そのため基線長Lが大きいとカメラ11,12の撮影画像を接続するとき、その境界では最至近の被写体は一致しているが、無限遠の被写体の視差量は大きくなり、像を一致させることができず滑らかな接続ができなくなる。
このような放射状配置では、基線長を狭く配置しようとしてもカメラの撮像素子基板5が干渉してカメラのレンズ先端が開くようになるので、基線長Lは大きくなり隣接するカメラで撮影した画像の視差による相違は大きくなり、接続部での矛盾を目立たないように接続するのが難しいという欠点があった。
また、カメラのレンズ先端が放射状に開いているため、カメラのレンズ配置が目立ったり、カメラの筐体全体をコンパクトにすることが難しかった。
また、カメラのレンズ先端が放射状に開いているため、カメラのレンズ配置が目立ったり、カメラの筐体全体をコンパクトにすることが難しかった。
一方、双曲線ミラーなどを用いた方式では、撮像素子上にミラーにより歪曲された画像として結像され、画像処理により通常の画像に変換するので、変換後の画像の画素密度は画面全面で均一ではなく、大きく引き伸ばされた部分は画素が粗く画質が劣化する欠点があった。監視カメラなどの用途としては全周の画像が必要なケースは少なく、壁などに取り付ける場合は撮影視野角は水平方向で120〜180°程度あれば十分で、この範囲で解像度の高い画像が得られるものが望まれており、双曲線ミラー方式ではこのようなニーズに対応できなかった。
なお、特許文献6に記載の実存する物体の形状モデルを生成するモデリングシステムでは、主カメラおよび補助カメラがZ軸周りに放射状に配置され、それぞれの視線(受光軸)はZ軸上の1点(たとえば座標原点)で交わるように設定される。
また、特許文献7に記載の同期撮影方法および撮影システムでは、2組の撮像ユニットを持つ3台のデジタル2眼カメラを用い、そのうちの1台は被写体人物の顔面の真正面に、他の2台は顔面から若干下がった左右位置にそれぞれ配置される。
本発明は、上記のような問題を解決するためになされたものであり、複数のカメラを配置した広角撮像装置において、隣接するカメラの物体側主点の距離を最小となるようにし、隣接するカメラの撮影視野が連続するように配置することにより、カメラを放射状に外側に向けて配置した場合に比べ、カメラ本体をコンパクトに構成でき、各々のカメラの撮影画像の視差が少なく画像の接続部の像の不連続部分が目立たないような最適な広角撮影ができ、かつ均一な画質で十分な解像度が得られるようにすることを目的とする。
上記目的を達成するために本発明の広角撮像装置は、被写体光を集光して撮像素子の結像面に光学像を形成する複数の撮像光学手段を有し、前記複数の撮像光学手段の光軸がレンズの近傍の1点で交叉し、各々の撮像光学手段はその交叉した点から等距離になるように配置され、隣接する各々の撮像光学手段の撮影視野が連続するようにその光軸は所定の角度に設定され、各々の撮像光学手段からの撮影画像を用いて広角画像を生成することを特徴とする。
また、本発明の広角撮像装置において、前記複数の撮像光学手段を格子状に配列し、各々の撮像光学手段の光軸が被写体側の1点で交叉し、各々の撮像光学手段はその交叉した点から等距離になるように配置されたことを特徴とする。
また、本発明の広角撮像装置において、前記複数の撮像光学手段の撮影視野角の接続部に、隣接する撮像光学手段の物体側主点同士の距離と同等の幅の重複部分を設けるように配置されたことを特徴とする。
また、本発明の広角撮像装置において、前記複数の撮像光学手段の光軸が交叉した点の近傍に光学フィルターを配置し、前記光学フィルターを通して各々の撮像光学手段に被写体光が入射するようにし、前記光学フィルターの切り替え手段を設けたことを特徴とする。
また、本発明の広角撮像装置において、前記光学フィルターを赤外カットフィルターで構成したことを特徴とする。
また、本発明の広角撮像装置において、前記複数の撮像光学手段と、前記撮像光学手段により撮影された画像信号を処理する画像信号処理手段と、画像データを符号化する画像符号化手段と、前記画像データを伝送する通信制御手段とからなることを特徴とする。
また、本発明の広角撮像装置は、被写体光を集光して撮像素子の結像面に光学像を形成する複数の撮像光学手段を有し、前記複数の撮像光学手段の光軸が交叉する点よりも後方にある被写体に関係する広角画像を生成することを特徴とする広角撮像装置。
また、本発明の撮像システムは、請求項6に記載の広角撮像装置とネットワーク接続されたモニタ装置とから構成され、前記広角撮像装置で撮像した画像データを前記モニタ装置に伝送し、前記モニタ装置に表示するようにしたことを特徴とする。
また、本発明の撮像システムの制御方法は、被写体光を集光して撮像素子の結像面に光学像を形成し、それぞれの光軸が交叉するレンズ近傍の1点から等距離になるように配置され、隣接する各々の撮影視野が連続するようにその光軸が所定の角度に設定された複数の撮像光学手段、前記撮像光学手段により撮影された画像信号を処理する画像信号処理手段、画像データを符号化する画像符号化手段、および前記画像データを伝送する通信制御手段からなる広角撮像装置と、この広角撮像装置とネットワーク接続されたモニタ装置とから構成され、前記広角撮像装置で撮像した画像データを前記モニタ装置に伝送し、前記モニタ装置に表示するようにした撮像システムの制御方法であって、前記広角撮像装置の各々の撮像光学手段の画像データに撮像光学手段を特定する識別番号を付加するステップと、前記モニタ装置が前記画像データを受信し、前記識別情報を判定してモニタ装置の画面上のウインドウの所定の位置に画像を表示するステップとを有することを特徴とする。
また、本発明の撮像システムの制御方法において、前記モニタ装置の画面上のウインドウにおいて隣接する画像の接続位置を所望の位置に変更指示するステップと、その接続位置情報を記憶するステップとを有することを特徴とする。
また、本発明のコンピュータプログラムは、被写体光を集光して撮像素子の結像面に光学像を形成し、それぞれの光軸が交叉するレンズ近傍の1点から等距離になるように配置され、隣接する各々の撮影視野が連続するようにその光軸が所定の角度に設定された複数の撮像光学手段、前記撮像光学手段により撮影された画像信号を処理する画像信号処理手段、画像データを符号化する画像符号化手段、および前記画像データを伝送する通信制御手段からなる広角撮像装置と、この広角撮像装置とネットワーク接続されたモニタ装置とから構成され、前記広角撮像装置で撮像した画像データを前記モニタ装置に伝送し、前記モニタ装置に表示するようにした撮像システムに使用されるコンピュータプログラムであって、前記広角撮像装置の各々の撮像光学手段の画像データに撮像光学手段を特定する識別番号を付加する処理と、前記モニタ装置が前記画像データを受信し、前記識別情報を判定してモニタ装置の画面上のウインドウの所定の位置に画像を表示する処理とをコンピュータに実行させることを特徴とする。
また、本発明のコンピュータ読取り可能な記録媒体は、上記コンピュータプログラムを記録したことを特徴とする。
以上述べたように本発明によれば、複数の撮像光学手段の光軸が被写体側で1点に交差し、各々の撮像光学手段はその交差した点を中心とした円弧上に配置し、隣接する撮像光学手段の物体側主点の距離が最小となるように配置する。これにより広角撮像装置本体をコンパクトに構成することができ、各々の撮像光学手段の撮影画像の視差が少なく、画像の接続部の像の不連続部分が目立たないような最適な広角撮影が可能となる。
以下、図面に基き、本発明による広角撮像装置、撮像システムおよびその制御方法の好適な実施の形態を説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の実施形態の広角撮像装置の概略構成を示すブロック図である。同図において、30は広角撮像装置の筐体であり、レンズ及び撮像素子からなるカメラ11,12,13とカメラの駆動制御回路からなる。カメラ11,12,13は単焦点のレンズを用いており、各々のカメラの光軸14,15,16は各々のレンズの被写体側の交点5で交叉するように配置されている。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の実施形態の広角撮像装置の概略構成を示すブロック図である。同図において、30は広角撮像装置の筐体であり、レンズ及び撮像素子からなるカメラ11,12,13とカメラの駆動制御回路からなる。カメラ11,12,13は単焦点のレンズを用いており、各々のカメラの光軸14,15,16は各々のレンズの被写体側の交点5で交叉するように配置されている。
カメラとしては、パンフォーカスで近距離から遠景までピントが合うレンズを用いてもよい。または、オートフォーカスで被写体に自動的にピントを合わせるようなレンズを用いてもよい。その際は、3個のカメラのフォーカスが異なるとパノラマ表示したときに画像のピントが揃わず見難くなるので、対象となる被写体が主に写る1個のカメラを指定し、そのフォーカスに他の2個のカメラのフォーカスが連動するように制御を行う。
カメラの自動露出調整についても3個のカメラの露出調整が異なるとパノラマ表示したときに画面の明るさが異なり連続して見えないので、対象となる被写体が主に写る1個のカメラを指定し、その露出調整値に他の2個のカメラの露出調整が連動するように制御を行うものとする。
次に、図2を用いて本発明のカメラの配置を詳しく説明する。カメラ11,12,13は各々の光軸が被写体側の交点5で交叉し、各々カメラの撮影視野角が互いに交点5で交叉して広角の撮影領域を分担して撮影できるように配置される。その際、隣接するカメラは、その物体側主点3同士の距離(基線長)Lが最小になるようにレンズ先端をできるだけ接近させて配置される。隣接するカメラ11,12はカメラ11の撮影視野角17の境界線21とカメラ12の撮影視野角18の境界線22とが、図のように基線長Lと同じ幅で重複するように配置される。カメラ12とカメラ13の撮影視野角の境界についても同様に重複して配置される。
図2及び図3を用いて、カメラ11とカメラ12の撮影視野角の重複した領域にある被写体が、各々のカメラでどのように撮影されるかを説明する。
図2において、カメラ11,12の撮影画像は撮像面を被写体側にあるとして被写体像を投影しても撮像関係は変わらないので、撮像面をそれぞれ23,24として説明する。カメラ12の撮影視野角の境界線21上にあって、撮影範囲の最至近距離S1にある被写体25(○印)と同じく、境界線21上で撮影距離S2にある被写体26(▲印)と無限遠の距離S3にあるにある被写体27(□印)がどのように撮影されるかを説明する。
図2において、カメラ11,12の撮影画像は撮像面を被写体側にあるとして被写体像を投影しても撮像関係は変わらないので、撮像面をそれぞれ23,24として説明する。カメラ12の撮影視野角の境界線21上にあって、撮影範囲の最至近距離S1にある被写体25(○印)と同じく、境界線21上で撮影距離S2にある被写体26(▲印)と無限遠の距離S3にあるにある被写体27(□印)がどのように撮影されるかを説明する。
図3(a)は、カメラ11,12の撮像面での撮影画像201,202を接するように並べたものである。最至近距離S1にある被写体25(○印)は、カメラ12の撮影画像202では境界上に像25aとして、カメラ11の撮影画像201では像25bとして投影され、視差206を持ち二重に写ることになる。
次に、撮影距離S2にある被写体26(▲印)についても同様にカメラ12の撮影画像202では境界上に像26aとして、カメラ11の撮影画像201においては像26bとして投影されるが、視差量は被写体25(○印)より少なくなっている。
また、無限遠の距離S3にあるにある被写体27(□印)は、カメラ12の撮影画像202では図のように境界に像27aとして投影され、カメラ11の撮影画像201でも境界に投影されて像は境界で一致する。
また、無限遠の距離S3にあるにある被写体27(□印)は、カメラ12の撮影画像202では図のように境界に像27aとして投影され、カメラ11の撮影画像201でも境界に投影されて像は境界で一致する。
以上よりカメラ11,12の撮影視野角の重複部分にある被写体は、最至近距離S1にあれば、撮影画像201の点線204、撮影画像202の点線205で挟まれる範囲内で視差206を持って二重に撮影される。被写体が最至近距離S1から遠くなるにつれ、視差206は少なくなり、無限遠で撮影画像201、202の境界203に一致して撮影される。
撮影画像201の点線204及び撮影画像202の点線205で挟まれる範囲は、カメラ11,12の基線長Lに比例して大きくなるので、本実施形態のようにカメラ11,12の基線長Lを小さく配置できれば撮影画像の境界付近での像が二重になる領域を狭くすることができるため、像の視差量も小さくなる。これにより撮影画像をそのまま境界で接続して表示しても、接続部での矛盾が目立たないようにすることができる。
図1に戻り、広角撮像装置の全体構成を説明する。図において、31,32,33はカメラ11,12,13の撮像素子4から出力される映像信号をデジタル信号に変換するA/D変換回路、34はA/D変換回路31,32,33からの出力を取り込み、画素補間処理や色変換処理を行い、撮像データに変換する画像信号処理回路である。
35はメモリ制御回路であり、A/D変換回路31,32,33、画像信号処理回路34、メモリ36を制御し、撮像データの取得と格納などを行う。
メモリ36は、揮発性メモリまたは不揮発性メモリからなるメモリであり、撮像データを一時的に格納したり、システムコントローラの動作制御の処理プログラムの格納領域や、システムコントローラの作業領域として使用することができる。
メモリ36は、揮発性メモリまたは不揮発性メモリからなるメモリであり、撮像データを一時的に格納したり、システムコントローラの動作制御の処理プログラムの格納領域や、システムコントローラの作業領域として使用することができる。
39は映像符号化回路であり、撮像データをJPEGなどの符号化方式で圧縮符号化する。38は通信制御回路であり、撮像データ、撮影制御データなどを送信・受信するものである。40は内部バスであり、撮像データ、各種の制御信号を伝送するものであり、システムコントローラ37は内部バス40を通して、メモリ制御回路35や映像符号化回路39及び通信制御回路38を制御し、全体の装置の制御を行うものである。
41はネットワーク回線であり、それを介して遠隔に置かれたパーソナルコンピュータ42とモニタ43からなるモニタ装置に撮像データを転送し、モニタ43にその映像を表示することができる。
次に、以上のように構成される広角撮像装置の動作について説明する。図1においてカメラ11,12,13により同期を取って撮影された映像信号はA/D変換回路31,32,33によりデジタルの撮像データに変換される。各々のカメラのデジタル化された撮像データは画像信号処理回路34により並列に処理され、画素補間処理や色変換処理が行われる。処理された撮像データはメモリ制御回路35により映像フレームごとに一時的にメモリ36に格納される。その際、カメラ11,12,13の符号化された撮像データにはこの広角撮像装置本体の識別番号とこの広角撮像装置内のどのカメラで撮影されたかが分かるような識別番号が付加される。
次に、映像符号化回路39によりカメラ11,12,13の撮像データの映像フレームは順次符号化される。符号化された撮像データは通信制御回路38に送られ、ネットワーク回線41に送出される。ここで、ネットワークは例えばTCP/IPプロトコルを用いたインターネットのネットワークである。
パーソナルコンピュータ42は符号化された撮像データを受け取り、パーソナルコンピュータ42に搭載された広角撮像装置用のコントロールプログラムにより復号化処理を行い、モニタ43に撮影画像の表示を行う。
パーソナルコンピュータ42は符号化された撮像データを受け取り、パーソナルコンピュータ42に搭載された広角撮像装置用のコントロールプログラムにより復号化処理を行い、モニタ43に撮影画像の表示を行う。
図4は、本実施形態によるモニタ43への撮影画像の表示例を示す図である。モニタ43の画面50には、コントロールプログラムにより映像表示用ウインドウ51が表示される。その枠内にカメラ11,12,13の各々の撮影画像201,202,203が接して配置され、パノラマ画像として表示される。撮影画像201,202の境界付近で点線204,205で挟まれる範囲は、近くの被写体が二重に写る領域であるが、その幅はカメラ11,12の基線長Lが狭くなるように配置されているので狭く、被写体の視差量も小さくなっている。そのため実際に撮影画像を観察すると連続して繋がって実質的にパノラマのように見ることができる。
図4の映像表示用ウインドウ51には、撮影画像202を基準に観察者が目視により撮影画像201の位置を微調整する調整ボタン52が設けられる。調整ボタン52の水平方向キーにより撮影画像の境界位置を水平に調整することができる。
例えば、観察対象が比較的近い被写体で遠景の画像の重要度が低い場合には、図3(b)のように観察しようとしている近い被写体の像26a,26bが撮影画像201,202の境界で1つに繋がるように各々の撮影画像の境界を一部カットするように移動させる。このように繋ぎ合わせることで、遠景は少し像が欠けるが観察対象の被写体は二重像とはならずに滑らかに繋がって表示される。撮影画像202と203についても同様に、撮影画像202を基準にして調整ボタン53で撮影画像の境界位置を調整する。これにより観察対象の被写体像がより滑らかにつながって見えるようになる。
また、調整ボタン52、53は、撮影画像201,203の垂直方向の位置も調整できるようになっており、カメラ配置の誤差やカメラレンズの光軸のずれなどによる撮影画像の垂直方向のずれも補正できるようになっている。すなわち、調整ボタンで指示した撮影画像の各境界位置の調整量はコントロールプログラムにより記憶しておき、コントロールプログラムを一旦終了して、次回表示するときに撮影画像の各境界位置の調整量を読み出し、自動的に映像表示用ウインドウにその調整量が設定されるようにする。
この広角撮像装置の一連の動作は、パーソナルコンピュータ42のコントロールプログラムにより制御されており、図5のフローチャートに示すような手順で制御が行われる。
パーソナルコンピュータ42のコントロールプログラムでは最初に、本発明の広角撮像装置が複数ある場合、ステップ501で画像を表示したい特定の広角撮像装置を指定する。ステップ502で、その広角撮像装置への映像要求信号をネットワーク回線41に送信する。この映像要求信号は、所望の広角撮像装置の通信制御回路38で受け取られ、システムコントローラ37にカメラ11,12,13の各々1フレーム分の撮像データをパーソナルコンピュータ42に送信するように指示が与えられる。システムコントローラ37はメモリ制御回路35、映像符号化回路39や通信制御回路38を制御して、各々1フレーム分の符号化された撮像データをネットワーク回線41に送信する。
パーソナルコンピュータ42はステップ503でネットワーク回線41から符号化された撮像データを受け取りメモリに格納する。コントロールプログラムはステップ504でカメラ11,12,13の撮影画像の接続位置情報を参照テーブルから読み取る。ステップ505で各々のカメラの1フレーム分の撮像データを復号化し、接続位置情報に基づき合成して映像表示ウインドウに表示する。その際、各撮像データに付加されたカメラの識別番号を読み込み、その識別番号に基づいて映像表示ウインドウの所定の位置に並べて表示される。
次に、ステップ506では観察者がその画像を見て、各カメラの境界で注目する被写体が連続的に接続するように調整ボタンにより画像の接続位置を調整することができる。その接続位置情報は参照テーブルに更新記憶され、その接続位置情報に基づき撮影画像は表示される。
コントロールプログラムはステップ507でユーザーから受信OFFの操作により終了の指示が出されるまで、映像要求信号を広角撮像装置に送り、次の撮像データを取得し、映像表示ウインドウに更新表示するという動作を繰り返し行う。
上述のような構成により、水平方向に広角の画像が得られ、かつ複数の撮像素子を用いるので均一で高い解像度が得られる。
ここで、撮影画像201,202,203は広角撮像装置から送付された画像を特に画像処理を行わないで表示するとして説明したが、より滑らかに繋がったパノラマ画像を得るために一般的なパノラマ画像作成のための画像の歪み補正処理を行って表示してもよい。例えば、それぞれの撮影画像を円筒面に投影する歪み補正処理を行なって並べて表示し、円筒面の中心から見たような画像に変換し、パノラマ画像にすることもできる。また、両端の撮影画像201、203に対して台形歪み補正を行い、中心のカメラ12の撮像面と同じ平面に投影した画像に変換し、カメラ12から見たようなパノラマ画像にしてもよい。
このような歪み補正処理はパーソナルコンピュータ42のコントロールプログラムで処理を行ってもよいし、広角撮像装置側の画像信号処理回路で行ってもよい。
このような歪み補正処理はパーソナルコンピュータ42のコントロールプログラムで処理を行ってもよいし、広角撮像装置側の画像信号処理回路で行ってもよい。
本実施形態ではカメラを3台配置した構成で説明したが、図6のようにカメラを2台で構成してもよい。カメラ11,12は各々の光軸が被写体側の交点5で交わり、カメラの基線長が最小になるように配置されるので、撮影画像の境界での視差量が少なくでき、実用上問題のないパノラマ画像が得られる。
(第2の実施形態)
図7は、本発明による第2の実施形態のカメラ配置の説明図である。第1の実施形態ではカメラを水平に配置していたが、本実施形態では水平、垂直両方向にカメラ71を並べて、各々のカメラの光軸が被写体側の交点5の1点で互いに交叉するように配置されている。
図7は、本発明による第2の実施形態のカメラ配置の説明図である。第1の実施形態ではカメラを水平に配置していたが、本実施形態では水平、垂直両方向にカメラ71を並べて、各々のカメラの光軸が被写体側の交点5の1点で互いに交叉するように配置されている。
図8(a)は本実施形態の正面図であり、カメラ71はマトリクス状に配列され、図中のX‐X断面図は(b)に、Y‐Y断面図は(c)に示される。(b)のX‐X断面図で見ると、各カメラの光軸は交点5で交叉し、水平方向の撮影視野角は矢印75の範囲となり、(c)図のY‐Y断面図では同じく各カメラの光軸は交点5で交叉し、垂直方向の撮影視野角は矢印76の範囲となる。
この配置により全体の撮影視野はほぼ半球状の広範囲な領域を撮影でき、装置としても従来例のカメラの放射状配置のものよりコンパクトに構成することができる。カメラの基線長が最小になるように配置されてるため、各カメラの撮影画像の境界も第1の実施形態と同様に被写体が二重に撮影される領域を少なくでき繋ぎ目の目立たない画像が得られる。
なお、本実施形態の広角撮像装置の構成と動作は、第1の実施形態の場合と同様にすることができる。
(第3の実施形態)
図9は、本発明による第3の実施形態の説明図である。本発明のような広角撮像装置は監視用途に用いる場合、夜間など低照度の被写体の撮影が必要となる。通常、CCDのような撮像素子を用いたカメラでは、日中の撮影では撮像素子の直ぐ上に赤外カットフィルターが設けられ、低照度撮影をする場合にはその赤外カットフィルターなしの状態に切り替えて撮影が行われる。
図9は、本発明による第3の実施形態の説明図である。本発明のような広角撮像装置は監視用途に用いる場合、夜間など低照度の被写体の撮影が必要となる。通常、CCDのような撮像素子を用いたカメラでは、日中の撮影では撮像素子の直ぐ上に赤外カットフィルターが設けられ、低照度撮影をする場合にはその赤外カットフィルターなしの状態に切り替えて撮影が行われる。
本実施形態の広角撮像装置では、第1の実施形態のように光軸が交点5で交わるように配置されたカメラ11,12が、筐体83に実装されている。筐体83にはカメラのレンズ用の一つの開口部80が設けられ、その開口部80には赤外カットフィルター基板81が図示せぬ駆動機構によりスライド可能に支持されている。駆動機構としては、例えば、赤外カットフィルター基板81を保持する可動部材がスライド軸とモーターの軸に設けたスクリューねじで支持され、モーターを駆動すると矢印方向に移動するような構成としてもよい。
赤外カットフィルター基板81は斜線部82に赤外カットフィルターが形成され、それ以外の部分は赤外フィルターなしの透明基板になっており、駆動機構で矢印の方向にスライドさせることにより赤外カットフィルターがありの状態となしの状態に切り替えることができる。
本実施形態では、複数のカメラの光軸の交点5の付近にフィルターを配置することで、1つのフィルターを切り替えるだけで、各カメラのフィルターを同時に切り替えることができるので、コンパクトな実装が可能となり、低コスト化が図れる。
尚、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記憶した記憶媒体を広角撮像装置に供給し、広角撮像装置がプログラムコードを読み出し、実行するようにしても本発明の目的は達成される。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが上記実施の形態を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することとなる。
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、ROM、フレキシブルディスク、ハードディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、メモリーカード等を用いることができる。
また、上述の実施形態におけるハードウェア構成とソフトウェア構成は、同様の機能を実現する構成と適宜置き換えることができる。
また、上述の実施形態におけるハードウェア構成とソフトウェア構成は、同様の機能を実現する構成と適宜置き換えることができる。
2 レンズ
3 レンズの物体側主点
4 撮像素子
5 レンズ光軸の交点
11,12,13 カメラ
17,18 カメラの撮影視野角
31,32,33 A/D変換回路
34 画像信号処理回路
35 メモリ制御回路
37 システムコントローラ
38 通信制御回路
39 画像符号化回路
41 ネットワーク
42 パーソナルコンピュータ
43 モニタ
51 映像表示用ウインドウ
52,53 調整ボタン
81 赤外カットフィルター基板
3 レンズの物体側主点
4 撮像素子
5 レンズ光軸の交点
11,12,13 カメラ
17,18 カメラの撮影視野角
31,32,33 A/D変換回路
34 画像信号処理回路
35 メモリ制御回路
37 システムコントローラ
38 通信制御回路
39 画像符号化回路
41 ネットワーク
42 パーソナルコンピュータ
43 モニタ
51 映像表示用ウインドウ
52,53 調整ボタン
81 赤外カットフィルター基板
Claims (12)
- 被写体光を集光して撮像素子の結像面に光学像を形成する複数の撮像光学手段を有し、
前記複数の撮像光学手段の光軸がレンズの近傍の1点で交叉し、各々の撮像光学手段はその交叉した点から等距離になるように配置され、
隣接する各々の撮像光学手段の撮影視野が連続するようにその光軸は所定の角度に設定され、
各々の撮像光学手段からの撮影画像を用いて広角画像を生成することを特徴とする広角撮像装置。 - 前記複数の撮像光学手段を格子状に配列し、各々の撮像光学手段の光軸が被写体側の1点で交叉し、各々の撮像光学手段はその交叉した点から等距離になるように配置されたことを特徴とする請求項1に記載の広角撮像装置。
- 前記複数の撮像光学手段の撮影視野角の接続部に、隣接する撮像光学手段の物体側主点同士の距離と同等の幅の重複部分を設けるように配置されたことを特徴とする請求項1または2に記載の広角撮像装置。
- 前記複数の撮像光学手段の光軸が交叉した点の近傍に光学フィルターを配置し、前記光学フィルターを通して各々の撮像光学手段に被写体光が入射するようにし、前記光学フィルターの切り替え手段を設けたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の広角撮像装置。
- 前記光学フィルターを赤外カットフィルターで構成したことを特徴とする請求項4に記載の広角撮像装置。
- 前記複数の撮像光学手段と、前記撮像光学手段により撮影された画像信号を処理する画像信号処理手段と、画像データを符号化する画像符号化手段と、前記画像データを伝送する通信制御手段とからなることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の広角撮像装置。
- 被写体光を集光して撮像素子の結像面に光学像を形成する複数の撮像光学手段を有し、
前記複数の撮像光学手段の光軸が交叉する点よりも後方にある被写体に関係する広角画像を生成することを特徴とする広角撮像装置。 - 請求項6に記載の広角撮像装置とネットワーク接続されたモニタ装置とから構成され、前記広角撮像装置で撮像した画像データを前記モニタ装置に伝送し、前記モニタ装置に表示するようにしたことを特徴とする撮像システム。
- 被写体光を集光して撮像素子の結像面に光学像を形成し、それぞれの光軸が交叉するレンズ近傍の1点から等距離になるように配置され、隣接する各々の撮影視野が連続するようにその光軸が所定の角度に設定された複数の撮像光学手段、前記撮像光学手段により撮影された画像信号を処理する画像信号処理手段、画像データを符号化する画像符号化手段、および前記画像データを伝送する通信制御手段からなる広角撮像装置と、この広角撮像装置とネットワーク接続されたモニタ装置とから構成され、前記広角撮像装置で撮像した画像データを前記モニタ装置に伝送し、前記モニタ装置に表示するようにした撮像システムの制御方法であって、
前記広角撮像装置の各々の撮像光学手段の画像データに撮像光学手段を特定する識別番号を付加するステップと、
前記モニタ装置が前記画像データを受信し、前記識別情報を判定してモニタ装置の画面上のウインドウの所定の位置に画像を表示するステップとを有することを特徴とする撮像システムの制御方法。 - 前記モニタ装置の画面上のウインドウにおいて隣接する画像の接続位置を所望の位置に変更指示するステップと、その接続位置情報を記憶するステップとを有することを特徴とする請求項9に記載の撮像システムの制御方法。
- 被写体光を集光して撮像素子の結像面に光学像を形成し、それぞれの光軸が交叉するレンズ近傍の1点から等距離になるように配置され、隣接する各々の撮影視野が連続するようにその光軸が所定の角度に設定された複数の撮像光学手段、前記撮像光学手段により撮影された画像信号を処理する画像信号処理手段、画像データを符号化する画像符号化手段、および前記画像データを伝送する通信制御手段からなる広角撮像装置と、この広角撮像装置とネットワーク接続されたモニタ装置とから構成され、 前記広角撮像装置で撮像した画像データを前記モニタ装置に伝送し、前記モニタ装置に表示するようにした撮像システムに使用されるコンピュータプログラムであって、
前記広角撮像装置の各々の撮像光学手段の画像データに撮像光学手段を特定する識別番号を付加する処理と、
前記モニタ装置が前記画像データを受信し、前記識別情報を判定してモニタ装置の画面上のウインドウの所定の位置に画像を表示する処理とをコンピュータに実行させることを特徴とするコンピュータプログラム。 - 請求項11に記載のコンピュータプログラムを記録したことを特徴とするコンピュータ読取り可能な記録媒体。
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JP2004203479A JP2006025340A (ja) | 2004-07-09 | 2004-07-09 | 広角撮像装置、撮像システムおよびその制御方法 |
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- 2004-07-09 JP JP2004203479A patent/JP2006025340A/ja not_active Withdrawn
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