JP4741434B2 - Cg合成装置およびcg合成プログラム - Google Patents

Cg合成装置およびcg合成プログラム Download PDF

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本発明は、バーチャルスタジオで用いられるカメラの表示部(モニタ)に表示するための映像として、実写映像とコンピュータグラフィックス(Computer Graphics;以下、CGという)とを合成したCG合成映像を生成するCG合成装置およびCG合成プログラムに関する。
従来、スタジオにおいてカメラで撮影する実写映像と、別途生成されたCGとを合成して映像を生成する、いわゆるバーチャルスタジオ(仮想スタジオ)による映像制作が一般的に行われている。このバーチャルスタジオによる映像制作手法では、カメラの動作に連動して、逐次CGを合成して合成映像を生成している。
このとき、カメラの表示部には、実写映像のみが表示されるため、カメラを操作するカメラマンは、CGで生成された仮想物体が、実写映像のどの位置に合成されるのかを認識することができない。そこで、従来は、仮想物体が実際に表示される位置であるスタジオのセットに、予めシール等のマークを付しておき、カメラマンは、そのマークを頼りにカメラ操作を行っていた。
しかし、近年、CGで生成された仮想物体に動きを持たせることで、演出の効果を高めた映像制作が行われている。このため、マークによって、CGで生成された物体の位置を指定することができない。そこで、最近では、バーチャルスタジオで用いられるカメラの表示部に、実写映像とCGとを合成したCG合成映像を表示することで、カメラマンがそのCG合成映像を見ながらカメラ操作を行うことを可能としている。
ここで、図9を参照して、カメラの表示部に表示するためのCG合成映像を生成する、従来のCG合成装置について説明する。図9は、従来のCG合成装置の構成を示す機能ブロック図である。ここでは、CG合成装置2は、CGデータ記憶手段3と、映像入力手段4と、カメラパラメータ入力手段5と、CG生成手段6と、映像合成手段7と、放送用映像出力手段8と、カメラ用映像出力手段9とを備えている。
CG合成装置2は、カメラパラメータ入力手段5によって、カメラCから撮影映像の画角を特定するためのカメラパラメータ(パン値、チルト値、ズーム値、フォーカス値)を入力する。そして、CG合成装置2は、CG生成手段6によって、CGデータ記憶手段3に記憶されているCGデータから、その画角分のCGを生成する。
そして、CG合成装置2は、映像合成手段7によって、撮影映像とCGとを合成することでCG合成映像を生成する。
このように生成されたCG合成映像は、放送用映像出力手段8によって、放送用映像として出力されるとともに、カメラ用映像出力手段9によって、カメラCに出力される。
これによって、カメラCの表示部Mには、CGが合成された映像が表示されることになる。
なお、表示部(表示装置)の表示領域にCGを合成する技術については、特許文献1、特許文献2等に開示されている。
特許第3363861号公報(段落0031〜0043、図2) 特許第3406965号公報(段落0014〜0038、図1)
しかし、カメラマンが、前記したCGで生成された仮想物体の実際の位置を、予めセットに付したマークによって認識したり、CGが合成されたCG合成映像によって認識したりすることでカメラ操作を行う場合、以下に示すような問題点があった。
まず、マークによって仮想物体の位置を認識する場合、仮想物体の位置を撮影していない状態から、仮想物体の位置を撮影する状態へカメラの向きを変えようとすると、カメラマンは、そのマークの位置を確認するために、撮影現場でマークを目視により確認しなければならない。このとき、カメラマンは、マーク位置の確認と、カメラ操作とを併せて行う必要があるため、カメラ操作が困難になってしまう。
さらに、前記したように、仮想物体が動きを伴う場合、マークではその位置を指定することができない。
一方、CG合成映像によって仮想物体の位置を認識する場合、カメラの表示部に仮想物体が映っていない状態では、カメラマンは、仮想物体の位置を認識することができない。このため、仮想物体の位置を撮影していない状態から、仮想物体の位置を撮影する状態へカメラの向きを変えようとする場合、カメラマンは、カメラ操作を事前に練習しておき、仮想物体の位置を覚えておく必要がある。
また、仮想物体が動きを伴うことにより、カメラの表示部に仮想物体が映っていない状態から、表示部に映し出される状態となる場合、カメラマンは、その動きを正確に把握することができないため、カメラの動きが不自然なものとなってしまう。
本発明は、以上のような課題を解決するためになされたものであり、CGで生成される仮想物体の実際の位置にマーク等を付すことなく、また、仮想物体が動きを伴う場合であっても、仮想物体の位置をカメラマンに対して正確に把握させることが可能なカメラ表示用のCG合成映像を生成するCG合成装置およびCG合成プログラムを提供することを目的とする。
本発明は、前記目的を達成するために創案されたものであり、まず、請求項1に記載のCG合成装置は、撮影映像の画角を特定するカメラパラメータと、カメラに備えられた表示部に前記撮影映像を表示する際の縮小比率を示す仮想ズームパラメータとを個別に調整可能なカメラを用い、当該カメラで撮影された撮影映像にCGを合成して、前記表示部に表示するためのCG合成映像を生成するCG合成装置であって、CGデータ記憶手段と、映像入力手段と、カメラパラメータ入力手段と、再生制御信号入力手段と、仮想ズームパラメータ入力手段と、縮小映像生成手段と、CG生成手段と、映像合成手段と、映像出力手段と、を備える構成とした。
かかる構成において、CG合成装置は、カメラが撮影した映像に合成するCGを生成するためのCGデータをタイムコードに対応付けてCGデータ記憶手段に記憶しておく。そして、CG合成装置は、映像入力手段によって、カメラから撮影映像を入力する。また、CG合成装置は、カメラパラメータ入力手段によって、カメラパラメータを入力する。このカメラパラメータには、例えば、パン、チルト、ズーム、フォーカスの各値であるパン値、チルト値、ズーム値、フォーカス値が含まれる。このカメラパラメータを調整することで、撮影映像の画角が特定されることになる。また、CG合成装置は、再生制御信号入力手段によって、カメラから、CGを再生する旨を示す再生制御信号を入力する。
さらに、CG合成装置は、仮想ズームパラメータ入力手段によって、カメラから縮小比率を示す仮想ズームパラメータを入力する。この仮想ズームパラメータは、カメラの表示部に表示される撮影映像の画角を変えずに映像を縮小する縮小比率を示す値である。
そして、CG合成装置は、縮小映像生成手段によって、撮影映像を仮想ズームパラメータで示される縮小比率分だけ縮小した縮小映像を生成する。これによって、カメラの表示部の表示領域に、撮影映像以外に表示可能な領域を確保することができる。
また、CG合成装置は、CG生成手段によって、カメラパラメータと仮想ズームパラメータ(縮小比率)とに基づいて、CGデータ記憶手段に記憶されているCGデータから、カメラの表示部の表示領域分のCGを生成する。これによって、撮影映像よりも画角が広い表示領域分のCGが生成されることになる。
さらに、CG合成装置は、映像合成手段によって、CG生成手段で生成されたCGと、縮小映像生成手段で生成された縮小映像とを合成したCG合成映像を生成する。そして、CG合成装置は、映像出力手段によって、映像合成手段で生成されたCG合成映像をカメラに出力する。これによって、カメラの表示部には、撮影映像と、その撮影映像の画角よりも広いCGとを合成したCG合成映像が表示されることになる。
また、CG合成装置は、CG生成手段が、時間の経過に基づいて、タイムコードに対応してCGを生成するオンラインCG生成手段と、再生制御信号に基づいて、時間の経過とは独立して、映像のフレーム単位でCGを生成するオフラインCG生成手段と、を備える構成とした。
また、請求項2に記載のCG合成装置は、請求項1に記載のCG合成装置において、前記映像合成手段が、前記縮小映像の中心が前記CG合成映像の中心となるように、前記CGと前記縮小映像とを合成することを特徴とする。
かかる構成において、CG合成装置は、映像合成手段によって、縮小映像の中心がCG合成映像の中心となるように合成を行うことで、撮影映像の周辺(上下左右)の領域にCGを合成する領域が確保されることになる。
さらに、請求項に記載のCG合成プログラムは、撮影映像の画角を特定するカメラパラメータと、カメラに備えられた表示部に前記撮影映像を表示する際の縮小比率を示す仮想ズームパラメータとを個別に調整可能なカメラを用いて撮影を行う際に、当該カメラで撮影された撮影映像にCGを合成して、前記表示部に表示するためのCG合成映像を生成するために、コンピュータを、映像入力手段、カメラパラメータ入力手段、再生制御信号入力手段、仮想ズームパラメータ入力手段、縮小映像生成手段、CG生成手段、映像合成手段、映像出力手段として機能させる構成とした。
かかる構成において、CG合成プログラムは、映像入力手段によって、カメラから撮影映像を入力する。また、CG合成プログラムは、カメラパラメータ入力手段によって、カメラパラメータを入力する。このカメラパラメータを調整することで、撮影映像の画角が特定されることになる。また、CG合成プログラムは、再生制御信号入力手段によって、カメラから、CGを再生する旨を示す再生制御信号を入力する。
さらに、CG合成プログラムは、仮想ズームパラメータ入力手段によって、カメラから縮小比率を示す仮想ズームパラメータを入力する。この仮想ズームパラメータは、カメラの表示部に表示される撮影映像の画角を変えずに映像を縮小する縮小比率を示す値である。
そして、CG合成プログラムは、縮小映像生成手段によって、撮影映像を仮想ズームパラメータで示される縮小比率だけ縮小した縮小映像を生成する。これによって、カメラの表示部の表示領域に、撮影映像以外に表示可能な領域を確保することができる。
また、CG合成プログラムは、CG生成手段によって、カメラパラメータと仮想ズームパラメータ(縮小比率)とに基づいて、CGデータ記憶手段にタイムコードに対応付けて予め記憶されているCGデータから、カメラの表示部の表示領域分のCGを生成する。これによって、撮影映像よりも画角が広い表示領域分のCGが生成されることになる。
なお、このCG生成手段は、時間の経過に基づいて、タイムコードに対応してCGを生成し、再生制御信号に基づいて、時間の経過とは独立して、映像のフレーム単位でCGを生成する。
さらに、CG合成プログラムは、映像合成手段によって、CG生成手段で生成されたCGと、縮小映像生成手段で生成された縮小映像とを合成したCG合成映像を生成する。そして、CG合成プログラムは、映像出力手段によって、映像合成手段で生成されたCG合成映像をカメラに出力する。これによって、カメラの表示部には、撮影映像の画角よりも広いCGを合成したCG合成映像が表示されることになる。
本発明は、以下に示す優れた効果を奏するものである。
請求項1または請求項に記載の発明によれば、CGで生成される仮想物体の位置に予めマーク等を付さなくても、カメラマンは、撮影映像に合成されたCGによって仮想物体の位置を認識できるため、視線を表示部から外す必要がなく、カメラ操作を安定して行うことができる。また、本発明によれば、撮影映像の画角よりも広い範囲のCGをカメラの表示部に表示することができるため、カメラマンは、実際には撮影されていない領域においてCGで生成される仮想物体の位置を認識することができる。
また、請求項1または請求項3に記載の発明によれば、CGで生成される仮想物体を、動きを伴う物体として映像に合成することができる。このとき、カメラマンは、カメラを操作する際に、仮想物体が撮影映像内に映し出される前に仮想物体の位置を把握できるため、カメラ操作を安定して行うことができる。
また、請求項1または請求項3に記載の発明によれば、カメラ側からの指示により、CGで生成された仮想物体の動きをCG合成映像としてカメラの表示部に表示することができる。これによって、例えば、カメラマンは、放送用の映像を撮影する際に、事前に仮想物体の動きを認識することができるため、実際に放送用の映像を撮影する際に、カメラ操作を安定して行うことができる。
請求項2に記載の発明によれば、撮影映像の上下左右に、現時点において撮影されていない仮想物体をCGとして合成することができるため、撮影映像に対してどの方向に仮想物体が存在している場合であっても、カメラマンは、予めその位置を認識することができる。これによって、カメラマンは、カメラを操作する際、仮想物体が撮影映像内に映し出される前に仮想物体の位置を把握でき、カメラ操作を安定して行うことができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
[バーチャルスタジオの概要]
最初に、図1を参照して、バーチャルスタジオの概要について説明する。図1は、バーチャルスタジオの概要を説明するための概略構成図である。
図1に示すように、バーチャルスタジオVは、スタジオセットSと、カメラCと、CGデータを記憶したCGデータ記憶手段10を備えたCG合成装置1とで概略構成されている。
スタジオセットSは、実写映像として撮影される撮影セットである。ここでは、テーブル等を配置してスタジオセットSとしている。
カメラCは、スタジオセットSを撮影する撮影カメラである。このカメラCは、カメラマンによって、カメラCのパン、チルト、ズーム、フォーカス等が操作され、それぞれの操作量を示す値であるカメラパラメータ(パン値、チルト値、ズーム値、フォーカス値)と、撮影した撮影映像(実写映像)とをCG合成装置1に出力する。
さらに、カメラCは、カメラパラメータ以外に、表示部Mの表示領域に撮影映像を表示する際の縮小比率(仮想ズーム値)を示す仮想ズームパラメータをCG合成装置1に出力する。
そして、カメラCは、CG合成装置1で生成されたカメラ用映像(CG合成映像)を表示部Mに表示することで、カメラマンに、放送等に使用される実際の映像を提示する。
CG合成装置1は、カメラCが撮影した撮影映像にCGを合成し、CG合成映像を生成するものである。このCG合成装置1は、CG合成映像を生成し、放送等の映像として出力するとともに、カメラマンへの提示用としてカメラCにCG合成映像を出力する。
なお、CGデータ記憶手段10には、図2に示すように、仮想空間上の仮想カメラCで撮影した際にCGを構成する3次元立体データをCGデータとして記憶しておく。ここでは、3つの仮想物体CG1,CG2,CG3を構成するCGデータが記憶されているものとする。
ここで、図3を参照(適宜図1参照)して、CG合成装置1が生成するCG合成映像について説明する。図3は、CG合成装置が生成するCG合成映像であって、(a)は、放送等に使用されるCG合成映像(放送用映像)、(b)は、カメラの表示部に表示されるCG合成映像(カメラ用映像)をそれぞれ示している。
図3(a)に示すように、CG合成装置1は、撮影映像にCGが合成された映像を放送用映像として生成する。この放送用映像には、仮想物体CG1およびCG2が合成されているものとする。
また、図3(b)に示すように、CG合成装置1は、仮想ズーム値により撮影映像を縮小し、その撮影映像の範囲外に領域を拡げてCGを合成することでカメラ用映像を生成する。このカメラ用映像には、仮想物体CG1およびCG2以外に、撮影映像の領域外に仮想物体CG3が合成されている。
このように、図3(a)の放送用映像に仮想物体CG1およびCG2が合成された状態で、撮影映像に仮想物体CG3が存在しない場合であっても、図3(b)のカメラ用映像には、撮影映像の画角よりも広い範囲で仮想物体CG3を合成し表示することができる。
これによって、CGで生成された仮想物体の位置が撮影映像に含まれていない場合であっても、カメラマンは、撮影映像の画角よりも広い範囲で予め仮想物体の位置を認識することができる。
以下、参考例の実施形態に係るCG合成装置1の構成および動作について詳細に説明を行う。
[CG合成装置の構成:参考例の実施形態]
まず、図4を参照して、CG合成装置1の構成について説明する。図4は、参考例の実施形態に係るCG合成装置の構成を示す機能ブロック図である。ここでは、CG合成装置1は、CGデータ記憶手段10と、映像入力手段20と、制御データ入力手段30と、放送用映像生成手段40と、放送用映像出力手段50と、カメラ用映像生成手段60と、カメラ用映像出力手段70とを備えている。
CGデータ記憶手段10は、CGを生成するためのデータ(CGデータ)を記憶するものであって、ハードディスク等の一般的な記憶装置である。ここでは、CGデータ記憶手段10には、カメラCが撮影した映像に合成するためのCGデータである3次元立体データを記憶しておく。
なお、CGが時系列に変化する動画CGである場合は、このCGデータ記憶手段10には、タイムコード(“時”、“分”、“秒”、“フレーム番号”)に対応付けられたCGデータを台本データとして記憶しておく。
映像入力手段20は、カメラCで撮影された映像を入力するものである。ここでは、映像入力手段20は、カメラCから、映像信号であるインターレース走査信号(またはプログレッシブ走査信号)を入力し、フレームごとに画像を構成する。この構成された画像(フレーム画像)は、逐次、放送用映像生成手段40と、カメラ用映像生成手段60とに出力される。
制御データ入力手段30は、カメラCから、種々の制御データを入力するものである。ここでは、制御データ入力手段30は、カメラパラメータ入力手段31と、仮想ズームパラメータ入力手段32とを備えている。
カメラパラメータ入力手段31は、カメラCから、撮影映像の画角を特定するためのカメラパラメータを入力するものである。ここでは、カメラパラメータ入力手段31は、パン、チルト、ズーム、フォーカスの各値であるパン値、チルト値、ズーム値、フォーカス値をカメラパラメータとして入力する。この入力されたカメラパラメータは、放送用映像生成手段40と、カメラ用映像生成手段60とに出力される。
仮想ズームパラメータ入力手段32は、カメラCから、カメラCに備えられた表示部Mに撮影映像を表示する際の縮小比率を示す仮想ズームパラメータを入力するものである。なお、この仮想ズームパラメータは、例えば、カメラCの操作レバー上に設けたズーム調整手段Zをカメラマンが操作することで、カメラCから出力されるものである。
この入力された仮想ズームパラメータで示される縮小比率は、カメラCの表示部Mに表示される撮影映像の画角をそのままにして、撮影映像を仮想的に縮小するズーム量を示している。以下、仮想ズームパラメータで示される縮小比率を仮想ズーム値ということにする。この仮想ズーム値は、カメラ用映像生成手段60に出力される。
放送用映像生成手段40は、映像入力手段20において入力された映像にCGを合成した放送用映像(放送用CG合成映像)を生成するものである。ここでは、放送用映像生成手段40は、放送用CG生成手段41と、放送用映像合成手段42とを備えている。
放送用CG生成手段41は、カメラパラメータ入力手段31において入力されたカメラパラメータ(パン値、チルト値、ズーム値、フォーカス値)に基づいて、CGデータ記憶手段10に記憶されているCGデータから、現在、カメラCが撮影している映像に対応するCG(放送用CG)を生成するものである。すなわち、放送用CG生成手段41は、カメラパラメータに基づいて、撮影映像の画角と同じ画角となる放送用CGをフレーム単位で生成する。この放送用CG生成手段41で生成された放送用CGは、放送用映像合成手段42に出力される。
なお、CGが動画CGである場合、放送用CG生成手段41は、図示を省略したタイマ等の計時手段で計時される時間の経過に伴って、CGデータ記憶手段10に記憶されているCGデータから、タイムコードに対応して時系列にCGを生成する。
放送用映像合成手段42は、映像入力手段20において入力された映像に、放送用CG生成手段41で生成されたCGを合成した放送用映像(放送用CG合成映像)を生成するものである。ここでは、放送用映像合成手段42は、映像入力手段20から入力されるフレーム画像ごとに、CGを合成することで放送用映像(放送用CG合成映像)を生成する。例えば、図3(a)で示した放送用映像を生成する。このCGが合成された放送用映像は、放送用映像出力手段50に出力される。
放送用映像出力手段50は、放送用映像生成手段40で生成された放送用映像を外部に出力するものである。この放送用映像出力手段50から出力される放送用映像は、視聴者が視聴する映像そのものの映像である。
カメラ用映像生成手段60は、カメラCの表示部Mに表示されるカメラ用映像(カメラ用CG合成映像)を生成するものである。ここでは、カメラ用映像生成手段60は、縮小映像生成手段61と、カメラ用CG生成手段62と、カメラ用映像合成手段63とを備えている。
縮小映像生成手段61は、仮想ズームパラメータ入力手段32において入力された仮想ズーム値に基づいて、映像入力手段20において入力された映像を縮小した縮小映像を生成するものである。例えば、仮想ズーム値として、“1/2”が入力された場合、縮小映像生成手段61は、映像入力手段20から逐次入力されるフレーム画像の垂直方向の画素数と、水平方向の画素数とがそれぞれ“1/2”の画素数となるようにフレーム画像を縮小することで縮小映像を生成する。この縮小映像生成手段61で生成された縮小映像は、縮小されたフレーム画像単位でカメラ用映像合成手段63に出力される。
なお、仮想ズーム値が、“1”(等倍)の場合、縮小映像生成手段61は、映像入力手段20において入力された映像をそのままカメラ用映像合成手段63に出力する。
カメラ用CG生成手段62は、カメラパラメータ入力手段21において入力されたカメラパラメータ(パン値、チルト値、ズーム値、フォーカス値)と、仮想ズームパラメータ入力手段32において入力された仮想ズーム値とに基づいて、CGデータ記憶手段10に記憶されているCGデータから、カメラCの表示部Mの表示領域分のCG(カメラ用CG)を生成するものである。
ここでは、カメラ用CG生成手段62は、カメラパラメータに基づいて、現在、カメラCが撮影している映像の画角を特定し、その画角の中心を基準として、仮想ズーム値の逆数の倍率に相当する画角分のCGを生成する。例えば、仮想ズーム値として、“1/2”が入力された場合、カメラ用CG生成手段62は、カメラCが撮影している映像の画角の中心を基準として、水平方向および垂直方向にそれぞれ2倍した画角分のCGを生成する。
これによって、カメラ用CG生成手段62において、縮小映像生成手段61で生成された縮小映像よりも広い画角分のCGが生成されることになる。このカメラ用CG生成手段62で生成されたカメラ用CGは、カメラ用映像合成手段63に出力される。
なお、CGが動画CGである場合、カメラ用CG生成手段62は、図示を省略したタイマ等の計時手段で計時される時間の経過に伴って、CGデータ記憶手段10に記憶されているCGデータから、タイムコードに対応して時系列にCGを生成する。
カメラ用映像合成手段63は、縮小映像生成手段61で生成された縮小映像に、カメラ用CG生成手段62で生成されたCGを合成したカメラ用映像(カメラ用CG合成映像)を生成するものである。ここでは、カメラ用映像合成手段63は、縮小映像生成手段61から入力される縮小されたフレーム画像を、当該フレーム画像の中心がカメラ用映像を構成するフレーム画像の中心となるように配置することでCGを合成する。
これによって、カメラ用映像合成手段63において、カメラCで撮影された映像に対して、仮想的に画角が広がった映像が生成される。なお、この仮想的に画角が広がった領域は、CGが合成される専用の領域となる。例えば、図3(b)で示したカメラ用映像のように、撮影映像の周辺にCGが合成される専用の領域が確保される。
このCGが合成されたカメラ用映像は、カメラ用映像出力手段70に出力される。
カメラ用映像出力手段70は、カメラ用映像生成手段60で生成されたカメラ用映像をカメラCに出力するものである。このカメラ用映像出力手段70から出力されるカメラ用映像は、カメラCの表示部Mに表示され、カメラマンによって参照される。
以上説明したようにCG合成装置1を構成することで、CG合成装置1は、カメラCの撮影映像よりも広い画角でCGを合成した映像(カメラ用映像)を生成することができる。これによって、CGで表示される仮想物体が、撮影領域の近傍に近づいた段階で、仮想物体の位置を予めカメラマンに対して認識させることができる。
以上、CG合成装置1の構成について説明したが、本発明は、この構成に限定されるものではない。ここでは、CG合成装置1を、カメラ用映像と放送用映像とを生成するものとして構成したが、それぞれを分離して構成してもよい。例えば、カメラ用映像のみを生成する構成とする場合、CG合成装置1から、放送用映像生成手段40と、放送用映像出力手段50とを省くことができる。
なお、CG合成装置1は、一般的なコンピュータを前記した各手段として機能させるCG合成プログラムによって動作させることができる。
[CG合成装置の動作]
次に、図5を参照(適宜図4参照)して、CG合成装置1の動作について説明する。図5は、参考例の実施形態に係るCG合成装置の動作を示すフローチャートである。
まず、CG合成装置1は、制御データ入力手段30によって、カメラCから、種々の制御データ(カメラパラメータおよび仮想ズーム値)を入力する(ステップS1)。具体的には、CG合成装置1は、カメラパラメータ入力手段31によって、カメラパラメータ(パン値、チルト値、ズーム値、フォーカス値)を入力し、仮想ズームパラメータ入力手段32によって、仮想ズーム値(縮小比率)を入力する。
さらに、CG合成装置1は、映像入力手段20によって、カメラCから映像(映像信号)を入力する(ステップS2)。
そして、CG合成装置1は、放送用映像生成手段40の放送用CG生成手段41によって、ステップS1で入力したカメラパラメータに基づいて、CGデータ記憶手段10に記憶されているCGデータから、カメラCが撮影している映像の画角と同じ画角のCG(放送用CG)を生成する(ステップS3)。
その後、CG合成装置1は、放送用映像合成手段42によって、ステップS2で入力した映像に、ステップS3で生成したCGを合成することで放送用映像(放送用CG合成映像)を生成する(ステップS4)。
そして、CG合成装置1は、放送用映像出力手段50によって、ステップS4で生成した放送用映像(放送用CG合成映像)を外部に出力する(ステップS5)。
また、CG合成装置1は、カメラ用映像生成手段60の縮小映像生成手段61によって、ステップS1で入力した仮想ズーム値が“1”(等倍)であるか否かを判定する(ステップS6)。ここで、仮想ズーム値が“1”(等倍)である場合(ステップS6でYes)、CG合成装置1は、ステップS8に動作を進める。
一方、仮想ズーム値が“1”(等倍)でない場合(ステップS6でNo)、CG合成装置1は、縮小映像生成手段61によって、ステップS2で入力した映像を、仮想ズーム値の倍率で縮小した縮小映像を生成する(ステップS7)。
さらに、CG合成装置1は、カメラ用CG生成手段62によって、ステップS1で入力したカメラパラメータと仮想ズーム値とに基づいて、CGデータ記憶手段10に記憶されているCGデータから、カメラCの表示部Mの表示領域分のCG(カメラ用CG)を生成する(ステップS8)。
その後、CG合成装置1は、カメラ用映像合成手段63によって、ステップS7で生成した縮小映像(仮想ズーム値が“1”(等倍)の場合は、ステップS2において入力された映像)に、ステップS8で生成したCGを合成することでカメラ用映像(カメラ用CG合成映像)を生成する(ステップS9)。
そして、CG合成装置1は、カメラ用映像出力手段70によって、ステップS9で生成した放送用映像(放送用CG合成映像)をカメラCに出力する(ステップS10)。
そして、CG合成装置1は、図示を省略した操作スイッチ等により動作の終了が指示された場合(ステップS11でYes)、動作を終了する。一方、動作の終了が指示されていない場合(ステップS11でNo)、CG合成装置1は、ステップS1に戻って動作を継続する。
以上の動作によって、CG合成装置1は、カメラCが撮影した映像に対し、放送用に使用するCGを合成した放送用映像と、カメラCの表示部Mに表示するCGを合成したカメラ用映像とを生成することができる。このとき、CG合成装置1は、カメラCから入力される仮想ズーム値により、カメラ用映像の画角は、放送用映像よりも仮想的に広い画角となり、放送用映像には合成されないCGをカメラマンに提示することができる。
なお、CG合成装置1の動作は、図5に示した動作に限定されるものではない。例えば、ステップS1におけるカメラパラメータや仮想ズーム値の入力は逐次行う必要はなく、割り込み処理によって行うこととしてもよい。
また、放送用映像を生成・出力するステップS3〜S5の処理と、カメラ用映像を生成・出力するステップS6〜S10の処理とは、順序を換えて動作させてもよいし、並列に動作させることとしてもよい。
[CG合成装置の構成:本発明の実施形態]
次に、図6を参照して、CG合成装置の他の構成について説明する。図6は、本発明の実施形態に係るCG合成装置の構成を示す機能ブロック図である。ここでは、CG合成装置1Bは、CGデータ記憶手段10と、映像入力手段20と、制御データ入力手段30Bと、放送用映像生成手段40と、放送用映像出力手段50と、カメラ用映像生成手段60Bと、カメラ用映像出力手段70とを備えている。
このCG合成装置1Bは、図4で説明したCG合成装置1に対し、カメラCから入力される再生制御信号に基づいて、時間の経過とは独立して、カメラマンの操作に基づいて、CGを合成する機能を付加している点が異なっている。
なお、制御データ入力手段30Bおよびカメラ用映像生成手段60B以外の構成については、図4で説明したCG合成装置1の構成と同一のものであるため、同一の符号を付し、説明を省略する。
制御データ入力手段30Bは、カメラCから、種々の制御データを入力するもので、カメラパラメータ入力手段31と、仮想ズームパラメータ入力手段32と、再生制御信号入力手段33とを備えている。カメラパラメータ入力手段31および仮想ズームパラメータ入力手段32は、図4で説明したCG合成装置1の構成と同一のものであるため説明を省略する。
再生制御信号入力手段33は、カメラCから、CGを再生する旨を示す再生制御信号を入力するものである。この再生制御信号は、カメラ用CG生成手段62Bに出力される。
なお、この再生制御信号には、「シーケンス指示信号」、「再生指示信号」、「逆再生指示信号」、「停止指示信号」、「1フレーム再生指示信号」、「1フレーム逆再生指示信号」、「リセット信号」等を含んでいる。
「シーケンス指示信号」は、CGデータ記憶手段10に複数記憶されているCGの中から、どのCGを再生するのかを示すCGデータに予め対応付けた番号(シーケンス番号)を指示する信号である。なお、このシーケンス指示信号は、カメラCから行うCGの再生制御を開始する信号としての意味も有している。
「再生指示信号」は、シーケンス番号で選択されたCGを再生する旨を指示する信号である。
「逆再生指示信号」は、シーケンス番号で選択されたCGを時間が戻る方向に再生(逆再生)する旨を指示する信号である。
「停止指示信号」は、再生中のCGを停止する旨を指示する信号である。
「1フレーム再生指示信号」は、停止しているCGの時系列で1フレーム分後のフレームを再生する旨を指示する信号である。なお、ここでは、1フレーム分後のフレームを再生する旨の信号を例としているが、「nフレーム再生指示信号」として、複数フレーム分後のフレームを再生する旨の信号としてもよい。
「1フレーム逆再生指示信号」は、停止しているCGの時系列で1フレーム分前のフレームを再生する旨を指示する信号である。なお、ここでは、1フレーム分前のフレームを再生する旨の信号を例としているが、「nフレーム逆再生指示信号」として、複数フレーム分前のフレームを再生する旨の信号としてもよい。
「リセット信号」は、カメラCから行うCGの再生制御の終了を示す信号である。
これらの再生制御信号は、例えば、図7に示すように、カメラCの表示部Mの下部に複数の機能ボタンからなる操作パネルPを備え、カメラマンがこれらの機能ボタンを押下することにより、カメラCからCG合成装置1Bに対して出力される。
ここでは、カメラCにおいて、機能ボタンとして、シーケンス選択ボタンNOを押下されることで「シーケンス指示信号」が出力される。また、再生(Play)ボタンPLを押下されることで「再生指示信号」、逆再生(Rewind)ボタンRWを押下されることで「逆再生指示信号」、停止(Stop)ボタンSPを押下されることで「停止指示信号」が出力される。また、1(n)フレーム再生(Frame++)ボタンFRを押下されることで「1(n)フレーム再生指示信号」、1(n)フレーム逆再生(Frame−−)ボタンBKを押下されることで「1(n)フレーム逆再生指示信号」が出力される。さらに、リセット(Reset)ボタンRSを押下されることで「リセット信号」が出力される。
図6に戻って、CG合成装置1Bの構成ついて説明を続ける。
カメラ用映像生成手段60Bは、カメラCの表示部Mに表示されるカメラ用映像(カメラ用CG合成映像)を生成するもので、縮小映像生成手段61と、カメラ用CG生成手段62Bと、カメラ用映像合成手段63とを備えている。縮小映像生成手段61およびカメラ用映像合成手段63は、図4で説明したCG合成装置1の構成と同一のものであるため説明を省略する。
カメラ用CG生成手段62Bは、カメラパラメータと仮想ズーム値とに基づいて、CGデータ記憶手段10に記憶されているCGデータから、カメラCの表示部Mの表示領域分のCG(カメラ用CG)を生成するものである。ここでは、カメラ用CG生成手段62Bは、モード切替手段62aと、オンラインCG生成手段62bと、オフラインCG生成手段62cとを備えている。
モード切替手段62aは、時間の経過に伴ってオンラインで映像にCGを合成するか(オンラインモード)、カメラCからの再生制御信号に基づいてオフラインで映像にCGを合成するか(オフラインモード)のモードを切り替えるものである。ここでは、モード切替手段62aは、再生制御信号入力手段33から入力される「シーケンス指示信号」により、モードをオフラインモードに移行し、「リセット信号」により、モードをオンラインモードに移行する。なお、このモードは図示を省略したメモリ等に記憶しておく。
オンラインCG生成手段62bは、オンラインモード中に、図示を省略したタイマ等の計時手段で計時される時間の経過に伴って、CGデータ記憶手段10に記憶されているCGデータから、タイムコードに対応して時系列にCGを生成するものである。このオンラインCG生成手段62bは、図4で説明したカメラ用CG生成手段62と同様の機能を有している。
オフラインCG生成手段62cは、オフラインモード中に、再生制御信号入力手段33から入力される再生制御信号に基づいて、CGデータ記憶手段10に記憶されているCGデータから、指示されたシーケンス番号のCGを生成するものである。
すなわち、オフラインCG生成手段62cは、再生制御信号により、「再生」、「逆再生」、「1(n)フレーム再生」、「1(n)フレーム逆再生」等のCGをフレーム単位で生成する。
以上説明したようにCG合成装置1Bを構成することで、CG合成装置1Bは、カメラCが放送映像として使用される映像を撮影していないオフライン中に、カメラマンが、CGの合成される映像を確認することができる。これによって、カメラマンは、どの時点でどの位置にCG(仮想物体)が合成されるか、あるいは、どの方向からどの方向にCGが移動するかといったことを事前に把握することができる。
例えば、カメラマンが、図7に示したカメラCの操作パネルPにおいて、シーケンス選択ボタンNOを押下し、再生ボタンPLを押下することで、図8(a)に示すように、CGで生成された仮想物体(ここでは、鳥)が、撮影映像の右上方向から左下方向に移動することを確認することができる。
また、例えば、カメラマンが、CGの再生途中に停止ボタンSPを押下し、1(n)フレーム再生ボタンFRや1(n)フレーム逆再生ボタンBKを押下することで、図8(b)に示すように、仮想物体の位置をフレーム単位で確認することができる。
なお、CG合成装置1Bの動作は、カメラ用CG生成手段62Bが、オフラインモード中に、カメラCからの再生制御信号に基づいてCGを合成する以外は、図5で説明したCG合成装置1の動作と同様であるため、説明を省略する。
以上、本発明に係るCG合成装置によれば、CGによる仮想物体の位置をマーク等によって定めておく必要がなく、カメラCの撮影映像内にCGによる仮想物体が存在していない場合であっても、カメラマンが事前に仮想物体の位置を確認できるため、カメラ操作をスムーズに行うことができる。
バーチャルスタジオの概要を説明するための概略構成図である。 CGと仮想カメラとの関係を示す関係図である。 CG合成装置が生成するCG合成映像であって、(a)は、放送等に使用されるCG合成映像(放送用映像)、図3(b)は、カメラの表示部に表示されるCG合成映像(カメラ用映像)を示している。 参考例の実施形態に係るCG合成装置の構成を示す機能ブロック図である。 参考例の実施形態に係るCG合成装置の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係るCG合成装置の構成を示す機能ブロック図である。 カメラに備えられた操作パネルの一例を示す図である。 操作パネルを操作した際のカメラ映像の表示例を示す図である。 従来のCG合成装置の構成を示す機能ブロック図である。
符号の説明
1 CG合成装置
10 CGデータ記憶手段
20 映像入力手段
30 制御データ入力手段
31 カメラパラメータ入力手段
32 仮想ズームパラメータ入力手段
33 再生制御信号入力手段
40 放送用映像生成手段
41 放送用CG生成手段
42 放送用映像合成手段
50 放送用映像出力手段
60 カメラ用映像生成手段
61 縮小映像生成手段
62 カメラ用CG生成手段(CG生成手段)
62a モード切替手段
62b オンラインCG生成手段
62c オフラインCG生成手段
63 カメラ用映像合成手段(映像合成手段)
70 カメラ用映像出力手段(映像出力手段)

Claims (3)

  1. 撮影映像の画角を特定するカメラパラメータと、カメラに備えられた表示部に前記撮影映像を表示する際の縮小比率を示す仮想ズームパラメータとを個別に調整可能なカメラを用い、当該カメラで撮影された撮影映像にCGを合成して、前記表示部に表示するためのCG合成映像を生成するCG合成装置であって、
    タイムコードに対応付けてCGデータを記憶するCGデータ記憶手段と、
    前記カメラから、前記撮影映像を入力する映像入力手段と、
    前記カメラから、前記カメラパラメータを入力するカメラパラメータ入力手段と、
    前記カメラから、前記CGを再生する旨を示す再生制御信号を入力する再生制御信号入力手段と、
    前記カメラから、前記仮想ズームパラメータを入力する仮想ズームパラメータ入力手段と、
    この仮想ズームパラメータ入力手段で入力された仮想ズームパラメータで示される縮小比率に基づいて、前記撮影映像を縮小した縮小映像を生成する縮小映像生成手段と、
    前記カメラパラメータと前記縮小比率とに基づいて、前記CGデータ記憶手段に記憶されているCGデータから、前記表示部の表示領域分のCGを生成するCG生成手段と、
    このCG生成手段で生成されたCGと、前記縮小映像生成手段で生成された縮小映像とを合成したCG合成映像を生成する映像合成手段と、
    この映像合成手段で生成されたCG合成映像を前記カメラに出力する映像出力手段と、を備え、
    前記CG生成手段が、
    時間の経過に基づいて、前記タイムコードに対応してCGを生成するオンラインCG生成手段と、
    前記再生制御信号に基づいて、前記時間の経過とは独立して、映像のフレーム単位で前記CGを生成するオフラインCG生成手段と、
    を備えていることを特徴とするCG合成装置。
  2. 前記映像合成手段は、前記縮小映像の中心が前記CG合成映像の中心となるように、前記CGと前記縮小映像とを合成することを特徴とする請求項1に記載のCG合成装置。
  3. 撮影映像の画角を特定するカメラパラメータと、カメラに備えられた表示部に前記撮影映像を表示する際の縮小比率を示す仮想ズームパラメータとを個別に調整可能なカメラを用いて撮影を行う際に、当該カメラで撮影された撮影映像にCGを合成して、前記表示部に表示するためのCG合成映像を生成するために、コンピュータを、
    前記カメラから、前記撮影映像を入力する映像入力手段、
    前記カメラから、前記カメラパラメータを入力するカメラパラメータ入力手段、
    前記カメラから、前記CGを再生する旨を示す再生制御信号を入力する再生制御信号入力手段、
    前記カメラから、前記仮想ズームパラメータを入力する仮想ズームパラメータ入力手段、
    この仮想ズームパラメータ入力手段で入力された仮想ズームパラメータで示される縮小比率に基づいて、前記撮影映像を縮小した縮小映像を生成する縮小映像生成手段、
    前記カメラパラメータと前記縮小比率とに基づいて、CGデータ記憶手段に予めタイムコードに対応付けて記憶されているCGデータから、前記表示部の表示領域分のCGを生成するCG生成手段、
    このCG生成手段で生成されたCGと、前記縮小映像生成手段で生成された縮小映像とを合成したCG合成映像を生成する映像合成手段、
    この映像合成手段で生成されたCG合成映像を前記カメラに出力する映像出力手段、
    として機能させ
    前記CG生成手段が、時間の経過に基づいて、前記タイムコードに対応してCGを生成し、前記再生制御信号に基づいて、前記時間の経過とは独立して、映像のフレーム単位で前記CGを生成することを特徴とするCG合成プログラム。
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