JP2001145096A - 映像表示形態の制御装置及び映像表示形態の制御方法 - Google Patents

映像表示形態の制御装置及び映像表示形態の制御方法

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JP2001145096A
JP2001145096A JP32424699A JP32424699A JP2001145096A JP 2001145096 A JP2001145096 A JP 2001145096A JP 32424699 A JP32424699 A JP 32424699A JP 32424699 A JP32424699 A JP 32424699A JP 2001145096 A JP2001145096 A JP 2001145096A
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Tetsuro Tanaka
鉄朗 田中
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カーソルの表示状態をカーソル表示形態制御
手段により任意の表示形態に変更し、かつこの変更した
カーソルの表示形態に一致させた状態でイメージ情報を
表示する。 【解決手段】 イメージ情報表示手段24と、このイメ
ージ情報表示手段にカーソル領域2A〜Cを表示するカ
ーソル表示手段23、26と、これらカーソル領域の表
示形態を制御するカーソル表示形態制御手段32と、こ
れらカーソル領域に一致させた状態でイメージ情報を表
示する表示手段23、59〜61とにより、これらイメ
ージ情報をイメージ情報表示手段24に表示することが
出来るように図った映像表示状態の制御装置を提供でき
るようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は表示画面の任意の位
置においてカーソルを表示しかつこの表示したカーソル
の位置情報に基づいて外部の機器を制御することを可能
とする場合に好適な映像表示状態の制御装置及び映像表
示形態の制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、映像表示装置の表示画面の映像上
にカーソルを表示し、キーボードから次に入力したデー
タが表示される位置等をこの装置の使用者が容易に知る
ことができるようにした位置表示方法が良く知られてお
り、また放送局で使用される映像モニタ装置の表示画面
にセーフ・エリア・マーカを表示して有効画面の範囲を
放送番組送出者がこのモニタ装置の表示画面上で容易に
確認できるようにしたエリア表示方法等が良く知られて
いる。
【0003】なおこのセーフ・エリア・マーカとは、表
示画面のアスペクトレシオが16:9のハイビジョン映
像モニタ装置の表示画面上において、NTSC方式の標
準アスペクトレシオの画面の表示範囲を示す為のマーカ
のことをいう。
【0004】しかしながらこれらカーソル或いはマーカ
は、それらを表示する表示装置自体の仕様として装置に
限定して持つ表示機能であったので、これら装置に接続
された機器がある場合に、この接続された他の機器をこ
れらカーソル或いはマーカを使用して制御する機能をこ
の表示装置自体が有するものではなかった。
【0005】その為、例えば番組の制作者が、映像モニ
タとは別に配設された映像カメラから送り出されたこの
番組の映像を、この映像モニタを見ながらこのカメラを
ズームさせたいと判断したときには、この制作者は、こ
の映像カメラを担当するカメラマンに「“そこズームし
て”」等の指示をインターカム等の音声伝送手段を使用
して伝えてこのカメラマンにズーム動作を実行させるよ
うにしているのが一般的である。
【0006】しかしながらこのような音声伝送手段によ
る指示では、番組の制作者が描いたこの撮影場面の構図
に忠実にこのカメラマンがズーム動作を実行してくれる
か否かはこの制作者とカメラマンのキャリヤ・相互の関
係等に左右され、この制作者が描いた撮影場面の構図に
対してこのカメラマンが実際に撮影レンズをズームして
撮影した映像の構図を常に理想的な形で一致させること
には困難が伴う問題がある。
【0007】この問題を解決するために、この番組の制
作者の意志を直接電子データ化し、この電子データに基
づいて番組制作用機器を制御することのできる手段が要
求されているが、このような手段が実用化されていない
という問題がある。
【0008】また最近になりバーチャルスタジオ(Virt
ual Studio)による放送番組等の制作手法により番組の
一部、例えばこの番組の全景を制作し、別途通常の手法
で制作した番組情報をこの全景に情報に組み合わせ合成
して番組全体を制作する方法が実用化されつつあるが、
この組み合わせ合成を行う上で必要な組み合わせ合成デ
ータをこの番組の制作者の意志を直接電子データ化して
生成しこの番組の制作者の意図している点を正確に反映
できるようにすることが要求されている。
【0009】しかしながらこの場合にも、この番組の制
作者の意志を直接電子データ化し、この電子データに基
づいて番組制作用機器を制御するシステムが実用化され
ていないという問題がある。
【0010】なおこのバーチャルスタジオとは、例え
ば、スタジオの全景等の映像イメージをコンピュータグ
ラフィックス技法により制作し電子データ化し、この電
子データに基づく映像イメージに対してスタジオにおい
て別途制作した番組イメージをはめ込み合成して番組全
体の映像データを制作する方法である。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】その為、番組の制作者
のこのような人為的情報伝達手段によらず、この制作者
の意志を電子データに変換し、スタジオ等で番組制作を
行う機器、典型的な例として、スタジオカメラの移動、
ズーム、パン、チルト等の機能をこの電子データで制御
できるようにし、この番組制作用機器から送り出される
映像の内容をこの制作者が描く構図に対して一致できる
ようにしたいという要求があるが、この要求に答えるこ
とのできるシステムは未だに実現されていない。
【0012】本発明は斯る点に鑑みてなされたものであ
って、番組の制作者が描く構図に対して番組制作機器か
ら送り出される映像の構図を実用上充分に敏速かつ正確
に一致させることを可能にする為の映像表示状態の制御
装置及び映像表示形態の制御方法制御方法を提供するこ
とにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の映像表示状態の
制御装置は、所望の領域を全景として撮影する全景撮影
手段と、この全景撮影手段により撮影されたこの所望の
領域のさらに部分領域を撮影する部分領域撮影手段と、
この部分領域撮影手段の機能及び/又は動作を制御する
撮像制御手段と、この全景撮影手段により撮影されたこ
の所望の領域に対応するイメージを表示するイメージ情
報表示手段と、このイメージ情報表示手段にカーソルを
表示するカーソル表示手段と、このカーソル表示手段を
制御し、このイメージ情報表示手段に表示されるこのカ
ーソルの位置及びこのカーソルが囲む範囲を可変するカ
ーソル制御手段とを備え、この撮像制御手段は、このイ
メージ情報表示手段に表示されたこのカーソルが囲む範
囲に対応した領域を、この部分領域撮影手段が撮像する
よう制御することが出来るように図ったものである。
【0014】また本発明の映像表示形態の制御方法は、
所望の領域の撮影形態及び/又はこの所望の領域のさら
に部分領域の撮影形態を制御し得る状態でこの所望の領
域を全景として撮影すると共に、この所望の領域のさら
に部分領域を撮影し、この所望の領域を撮影して得た全
景のイメージをイメージ情報表示手段に表示し、この表
示したこの全景のイメージに対してこの全景のイメージ
内の所定の位置と範囲を示すカーソルを表示した状態
で、このカーソルが表示するこの位置及びこの範囲を可
変したとき、このカーソルが表示するこの位置及びこの
範囲が可変されることに応じてこの所望の領域のさらに
部分領域のこの撮影形態を制御して、このイメージ情報
表示手段に表示されたこのカーソルで示したこの所定の
位置と範囲に対応したこの全景のイメージの領域に対
し、この所望の領域のさらに部分領域を撮影した情報に
対応するイメージを表示できるようにしたことにより、
このイメージ情報表示手段に表示されたこのカーソルが
囲む範囲に対応した領域を、この部分領域撮影手段が撮
像することができるように図ったものである。
【0015】
【発明の実施の形態】以下図1〜図9を参照しながら本
発明の機器の制御方法及びこの制御方法を適用した制御
装置の実施の形態の一例について説明する。
【0016】図1はこの制御装置の実施の形態の一例と
して番組制作用のスタジオカメラ制御システム全体の要
部を示した構成図、図2はこの制御システムの一部を構
成するモニタ部の構成の一例の詳細を示した構成図、図
3はこの制御システムの一部を構成するカメラコントロ
ール部の構成の一例の詳細を示した構成図、そして図4
〜9は図1、2及び3を説明する為の図である。
【0017】先ず図1を参照してこのスタジオカメラ制
御システムの要部の構成について説明する。
【0018】このカメラ制御システムは制作室1に配設
されたモニタ部2と、複数台のビデオカメラ部4、5、
6及び7とカメラコントローラ部8と、これらモニタ部
2とカメラコントローラ部8とを接続する通信用ケーブ
ル部9とより構成され、これら複数台のビデオカメラ部
4、5、6及び7並びにカメラコントローラ部8は、こ
れらビデオカメラ部4、5、6及び7がカメラコントロ
ーラ部8に接続された状態でスタジオ3に設置されてい
る。
【0019】また図1において3Aはこのスタジオ3に
セットされたステージである。この通信用ケーブル部9
はこのモニタ部2とカメラコントローラ部8を接続し、
双方向に制御信号データ及び映像信号データ等の電子デ
ータを伝送するケーブルである。なお符号2A〜B及び
2a〜iで示した部分については後述する。
【0020】このカメラ制御システムを構成する機器の
夫々はフレーム/フィールド周期情報を含む水平・ 垂直
同期信号、クロマサブキャリアー周波数信号、時計信号
等このシステムの動作上必要な基準信号データの夫々に
同期して動作している状態にあることを前提として以下
説明する。
【0021】次に図2を参照してこのモニタ部2の要部
の構成について説明する。
【0022】このモニタ部2は入力選択スイッチ21、
映像回路22、スーパーインポーズ回路23、陰極線管
表示器24、ROM25、カーソル作成回路26、管面
表示回路27、CPU28、RAM29、時計信号発生
器30、ネットワークカード31、ロータリーエンコー
ダ32、マウス33、タッチセンサ34、マイクロフォ
ン35、音声認識回路36、外部インターフェース3
7、LANポート38、RS−485ポート39、制御
・データバス40、タッチセンサインターフェース4
1、ハードディスクユニット42及びマウスインターフ
ェース43で構成されている。
【0023】このタッチセンサ34は陰極線管表示器2
4の表示画面に密着した状態で配設されている。
【0024】この制御・データバス40は入力選択スイ
ッチ21、映像回路22、スーパーインポーズ回路2
3、ROM25、カーソル作成回路26、管面表示回路
27、CPU28、RAM29、時計信号発生器30、
ネットワークカード31、ロータリーエンコーダ32、
音声認識回路36、外部インターフェース37、タッチ
センサインターフェース41、ハードディスクユニット
42、マウスインターフェース43の夫々に接続されて
いる。
【0025】そしてこの制御・データバス40は、これ
ら回路及び機器の相互間での画像信号データの受け渡
し、及びこれら回路及び機器でのこの画像信号データの
使用・実行がCPU28から制御されて必要に応じて行
うことができるようにする為の画像信号データ及び制御
信号データを伝送する為のデータバスである。
【0026】このROM25はCPU28の動作を司る
プログラム情報等が記憶され、このCPU28は、この
ROM25に記憶されているこのプログラム情報に基づ
きRAM29の一部をワークエリア29Wとして使用し
てこの制御を実行する。
【0027】このRAM29は電池等でバックアップさ
れ、モニタ部2が電源オフの状態でもこのRAM29に
記憶されたデータは消滅しないように保護されている。
【0028】このタッチセンサインターフェース41は
タッチセンサ34と制御・データバス40の間のインタ
ーフェース回路、このマウスインターフェース43はマ
ウス33とこのバス40の間のインターフェース回路で
ある。
【0029】このネットワークカード31は、制御・デ
ータバス40とLANポート38の間で信号データの受
け渡しを実行するインターフェース回路、この外部イン
ターフェース37は、制御・データバス40とこのRS
−485ポート39の間で信号データの受け渡しを実行
するインターフェース回路である。
【0030】この入力選択スイッチ21は1回路4接点
構成の電子スイッチで、この入力選択スイッチ21の可
動接点21Aは映像回路22の入力側及びカーソル作成
回路26の入力側の夫々に接続され、この入力選択スイ
ッチ21の固定接点21Bは端子21Fに接続され、固
定接点21Cは端子21Gに接続され、固定接点21D
は端子21Hに接続され、固定接点21Eは端子21I
に接続されている。
【0031】この映像回路22の信号出力側はスーパー
インポーズ回路23の第1の信号入力側23Aに接続さ
れ、このカーソル作成回路26の信号出力側はスーパー
インポーズ回路23の第2の信号入力側23Bに接続さ
れ、このスーパーインポーズ回路23の第3の信号入力
側23Cには管面表示回路27の出力側が接続されてい
る。
【0032】次に図3を参照して図1及び図2と同一の
部分には同一符号を付与して詳細な説明を省略してこの
カメラコントローラ部8の要部の構成について説明す
る。
【0033】このカメラコントローラ部8は制御・デー
タバス50、ネットワークカード51、LANポート5
2、外部インターフェース53、RS−485ポート5
4、カメラ遠隔操作機55、CPU56、カメラ信号切
り換えスイッチ57、カメラ信号切り換えスイッチ5
8、ビデオRAM59、ビデオRAM60、データ比較
器61、映像信号モニタ62、操作キーボード63、R
AM64、ROM65、時計信号発生器66、端子67
A、端子67B、端子67C及び端子67Dより構成さ
れている。
【0034】このカメラ信号切り換えスイッチ57は可
動接点57Aと4個の固定接点57B、C、D及びEで
構成される1回路4接点構成の電子スイッチ、このカメ
ラ信号切り換えスイッチ58は可動接点58Aと4個の
固定接点58B、C、D及びEで構成される1回路4接
点構成の電子スイッチである。
【0035】このカメラ信号切り換えスイッチ57の可
動接点57AがビデオRAM59のデータ入力59Aに
接続され、このカメラ信号切り換え切り換えスイッチ5
8の可動接点58AがビデオRAM60のデータ入力6
0Aに接続され、このビデオRAM59のデータ出力5
9Bがこのデータ比較器61の一方のデータ入力61A
に接続され、このビデオRAM60のデータ出力60B
がこのデータ比較器61の他方のデータ入力61Bに接
続されている。
【0036】このカメラ遠隔操作機55の制御信号出力
側55Aがカメラ部4〜7の夫々の制御信号入力4A、
5A、6A及び7Aに接続されている。
【0037】この端子67Aがスイッチ57の固定接点
57Bとスイッチ58の固定接点58B及びビデオカメ
ラ部4の映像信号出力側に接続され、この端子67Bが
スイッチ57の固定接点57Cとスイッチ58の固定接
点58C及びビデオカメラ部5の映像信号出力側に接続
され、この端子67Cがスイッチ57の固定接点57D
とスイッチ58の固定接点58D及びビデオカメラ部6
の映像信号出力側に接続され、そしてこの端子67Dが
スイッチ57の固定接点57Eとスイッチ58の固定接
点58E及びビデオカメラ部7の映像信号出力側に接続
されている。
【0038】そしてこの端子67Aが図1に示した通信
用ケーブル部9を通じてカメラコントローラ部8側の端
子21Fに接続され、この端子67Bがこのケーブル部
9を通じてこのコントローラ部8側の端子21Gに接続
され、この端子67Cがこのケーブル部9を通じてこの
コントローラ部8側の端子21Hに接続され、そしてこ
の端子67Dがこのケーブル部9を通じてこのコントロ
ーラ部8側の端子21Iに接続されている。
【0039】このLANポート52がネットワークカー
ド51に接続され、このRS−485ポート54が外部
インターフェース53に接続され、このLANポート5
2がこの通信用ケーブル部9を通じてモニタ部2側のL
ANポート38に接続され、このRS−485ポート5
4がこのケーブル部9を通じてモニタ部2側のRS−4
85ポート39に接続されている。
【0040】そしてネットワークカード51、この外部
インターフェース53、カメラ遠隔操作機55、CPU
56、カメラ信号切り換えスイッチ57、カメラ信号切
り換えスイッチ58、ビデオRAM59、ビデオRAM
60、データ比較器61、映像信号モニタ62、RAM
64、ROM65及び時計信号発生器66の夫々の入出
力ポートが夫々制御・データバス50に接続され、そし
て操作キーボード63のデータ入出力ポートがデータバ
ス56Aを通じてCPU56のデータ入出力ポートに接
続されている。
【0041】これらネットワークカード51、この外部
インターフェース53、カメラ遠隔操作機55、カメラ
信号切り換えスイッチ56、カメラ信号切り換えスイッ
チ57、カメラ信号切り換えスイッチ58、ビデオRA
M59、ビデオRAM60、データ比較器61、映像信
号モニタ62及び時計信号発生器66の夫々は、このC
PU56からこの制御・データバス50を通じて制御さ
れて所定の動作を行い、かつこの制御・データバス50
を通じ、必要に応じて画像信号データの交換を実行でき
るように構成されている。
【0042】なお操作キーボード63は、カメラコント
ローラ部8においてカメラ遠隔操作機55を制御する必
要が生じた場合に備えて設けられたもので、モニタ部2
からこのカメラ遠隔操作機55が制御されている状態に
おいては使用しない。また映像信号モニタ62はカメラ
遠隔操作機55の動作状態を表示する為に設けられたモ
ニタで、この操作キーボード63と同様にカメラコント
ローラ部8においてカメラ遠隔操作機55を制御する必
要が生じた場合に備えて設けられたものである。
【0043】次にこのモニタ部2の動作について説明す
る。
【0044】映像回路22には、入力選択スイッチ21
の可動接点21Aでビデオカメラ部4〜7のうちから選
択したビデオカメラ部で生成された映像信号が供給さ
れ、この映像回路22からスーパーインポーズ回路23
を通じて陰極線管表示器24に供給されて表示される画
面において、この映像信号の水平帰線期間を除く水平走
査方向の映像表示幅及び垂直帰線期間を除く垂直走査方
向の映像表示高さの夫々に対して、表示画面の表示幅及
び表示高さの夫々が100%の画面をこの陰極線管表示
器24に表示するようになされる。
【0045】なお以下の説明においては、この映像信号
の水平帰線期間を除く水平走査方向のこの陰極線管表示
器24の表示画面上における映像表示幅及び垂直走査方
向の垂直帰線期間を除くこの表示画面上における映像表
示高さの夫々に対して、この映像信号のこの表示画面の
表示幅及び表示高さの夫々が100%の画面として表示
される映像を全景映像というものとする。
【0046】そしてさらに以下の説明においては、これ
ら表示幅及び表示高さの夫々が100%の画面に対して
実際に表示される表示画面の表示幅及び表示高さの割合
を表示比率というものとし、この表示比率にかかわる情
報を表示比率情報というものとする。
【0047】即ち本例においてはこのビデオカメラ部4
〜7のうちからこの可動接点21Aで選択したビデオカ
メラ部で生成された映像信号によりこの陰極線管表示器
24の表示画面上にこの全景映像が生成される。
【0048】このカーソル作成回路26は、この陰極線
管表示器24に表示されるこの全景映像に対して、図1
に示したカーソル2A〜2Cの夫々を重ねて表示する位
置の情報を表すカーソル位置信号データを生成する回路
である。
【0049】このスーパーインポーズ回路23は、陰極
線管表示器24に表示されるこの全景映像に対して重ね
て表示されているこれらカーソル2A〜2Cの夫々の位
置に、このカーソル位置信号データに基づき管面表示回
路27からスーパーインポーズ回路23に供給される管
面表示情報をスーパーインポーズする回路である。
【0050】このロータリーエンコーダ32は、陰極線
管表示器24の表示画面上に表示されるこの全景信号に
対して、これらカーソル2A〜2Cの夫々の中心位置を
表すX座標、Y座標、この画面上の水平方向のこの表示
比率データ(以下の説明では表示幅データというものと
する)、この画面上の垂直方向のこの表示比率データ
(以下の説明では表示高データというものとする)及び
これらカーソル2A〜2Cの夫々の形状を現したフォー
マットデータ等の表示形態を制御する制御情報信号デー
タの生成部である。
【0051】そしてこの制御情報信号データはRAM2
9に構成される記憶エリアに記憶される。
【0052】なお、この制御情報信号データを構成して
いるこれらデータの夫々をこのように情報比率データで
表すようにしているのは、各カメラ部4〜7から出力す
る映像信号の信号フォーマット(NTSC標準、ワイド
等、映像表示画面のアスペクトレシオを相互に異にする
信号フォーマット)に依存しないデータでこの制御情報
信号データを表現することができるようにする為であ
る。
【0053】そして本例においては、図4に示した如く
3個のカーソル2A、2B及び2Cを陰極線管表示器2
4の表示画面の所定位置に表示する為のこの制御情報信
号データを記憶して置くため、RAM29に3個の記憶
エリア29A、29B及び29Cを設け、このカーソル
2Aに係わるこの制御情報信号データをこの記憶エリア
29Aに記憶し、このカーソル2Bに係わる制御情報信
号データをこの記憶エリア29Bに記憶し、そしてカー
ソル2Cに係わるこの制御情報信号データをこの記憶エ
リア29Cに記憶することができるようにしている。
【0054】またこれらこれら記憶エリア29A、29
B及び29Cの夫々には、モニタ部2を起動した時点に
おいて図4に示した如く3個のカーソル2A、2B及び
2Cを陰極線管表示器24の表示画面の所定位置に表示
できるようにする為、モニタ部2のこの起動時点におい
てROM25からこの表示を行う為のこの制御情報信号
データが読み出されてこれら記憶エリア29A、B及び
Cの夫々に記憶されるようにしている。
【0055】この陰極線管表示器24の表示画面の所定
位置に表示されているこれら3個のカーソル2A、B及
びCの何れかの位置においてタッチセンサ34部分がタ
ッチされると、このタッチした位置の情報がタッチセン
サインターフェース41及び制御・データバス40を通
じてCPU28に供給され、このCPU28において、
このタッチ操作によりこれら3個のカーソル2A、B及
びCの内の何れのカーソルが指示されたかが判断され
る。
【0056】この判断結果に基づき、3個のカーソル2
A、B及びCの内でこのタッチした位置にあったカーソ
ルについてのこの制御情報信号データが記憶されている
RAM29の記憶エリアにある記憶内容を、これら4個
の操作子32A、32B、32C及び32Dの操作に応
じて更新することができるように、RAM29及びロー
タリーエンコーダ32がこのCPU28から制御され
る。
【0057】このロータリーエンコーダ32は4個の操
作子32A、32B、32C及び32Dを具備してい
る。
【0058】この操作子32Aはこのタッチ操作で選択
されたカーソルの夫々をこの表示画面の水平方向に、こ
の操作子32Aはこれらカーソルの夫々をこの表示画面
の垂直方向に夫々移動することができるようにこのロー
タリーエンコーダ32を操作する為の操作子、この操作
子32Cはこれらこれらカーソルの夫々で囲む範囲を水
平方向に縮小/拡大する方向にこの表示比率のデータを
変更し、そしてこの操作子32Dはこれらこれらカーソ
ルの夫々で囲む範囲を垂直方向に縮小/拡大する方向に
この情報比率データを変更する為にこのロータリーエン
コーダ32を操作する為の操作子である。
【0059】従って、タッチセンサ34をタッチしてこ
れらカーソル2A〜2Cの夫々の内の何れかを指定する
ことにより、指定されたカーソル対応するこの記憶エリ
アにあるこの制御情報信号データを構成する夫々のデー
タをこのロータリーエンコーダ32において更新して、
この指定したカーソルの陰極線管表示器24の表示画面
上の表示位置、表示サイズ等を任意に変更することがで
きる。
【0060】次に、陰極線管表示器24の表示画面の所
定の位置に映像をスーパーインポーズする為の第1の手
法及び第2の手法の夫々について説明する。
【0061】この第1の手法においては、カメラ部4に
は予めAを、カメラ部5には予めBを、カメラ部6には
予めCをそしてカメラ部7には予めDを識別番号として
設定しておき、このカメラ部4からの映像信号をスーパ
ーインポーズするカーソル領域をカーソル2Aに、この
カメラ部5からの映像信号をスーパーインポーズするカ
ーソル領域をカーソル2Bに、そしてこのカメラ部6か
らの映像信号をスーパーインポーズするカーソル領域を
カーソル2Cに夫々設定しておいた場合について説明す
る。
【0062】またこれら第1及び第2の手法において
は、この記憶エリア29Aには、カーソル名称「2A」
及びこのカーソル2Aを撮影するカメラ部の識別符号A
夫々のデータが記憶され、この記憶エリア29Bには、
カーソル名称「2B」及びこのカーソル2Bを撮影する
カメラ部の識別符号A夫々のデータが記憶され、この記
憶エリア29Cには、カーソル名称「2B」及びこのカ
ーソル2Bを撮影するカメラ部の識別符号AC夫々のデ
ータが記憶される。
【0063】そしてまたこれら第1及び第2の手法にお
いては、またこの記憶エリア29Aにはこのロータリー
エンコーダ32で設定したこのカーソル2Aのこの制御
情報信号データを構成するデータが記憶され、この記憶
エリア29Bにはこのロータリーエンコーダ32で設定
したこのカーソル2Bのこの制御情報信号データを構成
するデータが記憶され、この記憶エリア29Aにはこの
ロータリーエンコーダ32で設定したこのカーソル2A
のこの制御情報信号データの夫々を構成するデータが記
憶される。
【0064】そしてまたこれら第1及び第2の手法にお
いては、この記憶エリア29Aにはこのカーソル2Aに
スーパーインポーズされる映像情報の撮影表示開始時間
及び終了時間が記録され、この記憶エリア29Bにはこ
のカーソル2Bにスーパーインポーズされる映像情報の
撮影表示開始時間及び終了時間が記録され、この記憶エ
リア29Aにはこのカーソル2Aにスーパーインポーズ
される映像情報の撮影表示開始時間及び終了時間が記録
される。
【0065】この第1の手法においては、これらRAM
29の記憶エリア29A、B及びCの夫々に記憶させた
これらカーソル名称2A、B及びC並びにこれら記憶エ
リア29A、B及びCの夫々の制御情報信号データを構
成するデータの夫々を、CPU28より制御して、これ
ら記憶エリア29A、B及びCの夫々から制御・データ
バス40を通じてカーソル作成回路26に供給する。
【0066】この供給を受けたカーソル作成回路26
で、これら供給されたデータの夫々に基づきこれらカー
ソル2A、2B及び2Cの夫々のエリアを示すデータを
生成し、D/A変換し、スーパーインポーズ回路23に
供給し、管面表示回路27から出力される管面表示情報
をこれらエリアの夫々にスーパーインポーズし得る状態
にする。
【0067】またこの供給を受けたカーソル作成回路2
6で、これら供給されたデータの夫々に基づきこれらカ
ーソル2A、2B及び2Cの夫々のエリアの水平方向及
び垂直方向の夫々からこの表示比率データを選択或いは
生成し、D/A変換してスーパーインポーズ回路23に
供給し、これらカーソル2A、2B及び2Cの夫々のエ
リアに合わせてこれら表示比率データを陰極線管表示器
24の表示画面に表示できるようにしても良い。
【0068】一方この第2の手法においては、この制御
情報信号データの内でこれらカーソル2A、2B及び2
Cの形状を現したフォーマットのデータの少なくとも一
部のデータを、このROM25の作成時点で予めこのR
OM25に記憶させておき、かつこの記憶の際にこれら
データの夫々に対してコード番号を付与し、かつこのコ
ード番号データをこれら記憶エリア29A、B及びCの
夫々に記憶させるようにする点が、この第1の方法と方
法を異にしている点を特徴とする。
【0069】またこの第2の方法により、これらカーソ
ル2A、2B及び2Cで表される陰極線管表示器24の
表示画面の所定の位置でこのスーパーインポーズが実行
されるようにする際には、記憶エリア29A、B及びC
の夫々に記憶させたこれらカーソル名称、並びにこれら
制御情報信号データを構成しているデータの夫々を、制
御・データバス40を通じてこのカーソル作成回路26
に供給する。
【0070】そしてこの供給にタイミングをあわせて、
表示したいフォーマットに対応するコード番号をこれら
記憶エリアの夫々から選択して読み出して制御・データ
バス40を通じてCPU28に送り、このコード番号に
対応したパターン形状データをROM25から読み出し
てカーソル作成回路26に供給する。
【0071】この供給をうけたこのカーソル作成回路2
6で、これらカーソル名称、X座標、Y座標、表示幅、
表示高さの夫々のデータ及びこのコード番号に対応した
パターン形状データを用いて、これらカーソル2A、2
B及び2Cの夫々のエリアを示すデータを生成し、D/
A変換し、スーパーインポーズ回路23に供給し、この
エリアの夫々に管面表示回路27から出力される管面表
示情報をスーパーインポーズし得る状態にする。
【0072】またこの第1の方法と同様に、この供給を
受けたカーソル作成回路26で、これら供給されたデー
タの夫々に基づきこれらカーソル2A、2B及び2Cの
夫々のエリアの水平方向及び垂直方向の夫々からこの表
示比率データを選択或いは生成し、D/A変換してスー
パーインポーズ回路23に供給し、これらカーソル2
A、2B及び2Cの夫々のエリアに合わせてこれら表示
比率データを陰極線管表示器24の表示画面に表示でき
るようにしても良い。
【0073】この第2の手法によれば、これらカーソル
2A、2B及び2Cの夫々のエリアを示すデータをソフ
トウエア手法にたよることなく、カーソル作成回路26
というハードウエアにより生成することができるので、
これらカーソル2A、2B及び2Cの夫々の生成を高速
化できる利点がある。
【0074】またこの第2の手法においては、これらカ
ーソル2A、2B及び2Cの夫々のフォーマットの内で
使用頻度の高いフォーマットのデータをこれらROM2
9の記憶エリアに予め記憶しておき、この使用頻度の高
いフォーマットはこれらROM29の記憶エリアから読
み出して使用することとができるようにする等、これら
第1の手法及び第2の手法を組み合わせることによりこ
れらカーソル2A、2B及び2Cの夫々のデータを生成
するようにしてもよい。
【0075】またこれら第1及び第2の方法において、
これらカーソル2A、2B及び2Cの夫々のデータに基
づきこのスーパーインポーズ領域を同時に生成しても良
く、また之等複数のカーソルの一部(一例としてカーソ
ル2A及び2B)のデータに基づきこの一部のスーパー
インポーズ領域を同時に生成しても良く、また之等複数
のカーソルの一つ(一例としてカーソル2A)のデータ
に基づきこのスーパーインポーズ領域を生成しても良
い。
【0076】次にタッチセンサ34を用いてこの制御装
置の動作を制御するようにした例について説明する。
【0077】なおこの動作において、制御・データバス
40と制御・データバス50の間での映像、映像等のイ
メージ情報データの相互方向の伝送は、この制御・デー
タバス40に接続されたネットワークカード31とこの
制御・データバス50に接続されたネットワークカード
51との間で通信用ケーブル部9を介して 実行される
ものとする。
【0078】またこの動作において、このバス40とこ
のバス50の間におけるCPU28とCPU56の間等
の制御データの相互方向の伝送は、このバス40に接続
されたRS−485ポート39とこのバス50に接続さ
れたRS−485ポート54との間で通信用ケーブル部
9を介して実行されるものとする。
【0079】またこの陰極線管表示器24の表示画面の
アイコン表示エリア2a〜2e及び2f〜2iにアイコ
ンの表示を行う為のデータをROM25に予め記憶させ
ておいた状態で、CPU28から制御してこの表示デー
タをこのROM25から読み出して管面表示回路27に
供給し、これらアイコン表示エリア2a〜2e及び2f
〜2iに所定のアイコンを表示させる。
【0080】図4は、初期状態におけるこの陰極線管表
示器24の表示画面を示し、この表示画面においてアイ
コン表示エリア2aはスタジオ3Aの全景を撮影するビ
デオカメラ部を指定するアイコンFCの表示位置、この
アイコン表示エリア2bはカメラ4の識別符号の識別番
号Aの表示位置、このアイコン表示エリア2cはカメラ
5の識別符号の識別番号Bの表示位置、このアイコン表
示エリア2dはカメラ6の識別符号の識別番号Cの表示
位置、そしてこのアイコン表示エリア2eはカメラ7の
識別番号Dの表示位置であることを示している。
【0081】またアイコン表示エリア2fは、アイコン
表示エリア2g〜2iに表示されるアイコンを機能を選
択するアイコンCCの表示位置を示し、このアイコン表
示エリア2g〜2iはこのアイコン表示エリア2fに表
示されるアイコンCCを切り換え選択した内容に応じて
切り換えられるアイコンが表示される位置を示してい
る。
【0082】図4において、このカーソル2Aで示した
スーパーインポーズ領域に表示されているAは、この識
別符号Aのビデオカメラ部4で撮影された映像信号がこ
のカーソル2Aで示した範囲にスーパーインポーズされ
ることを表し、このカーソル2Bで示したスーパーイン
ポーズ領域に表示されているBは、この識別符号Bのビ
デオカメラ部4で撮影された映像信号がこのカーソル2
Bで示した範囲にスーパーインポーズされることを表
し、そしてこのカーソル2cで示したスーパーインポー
ズ領域に表示されているCは、この識別符号Cのビデオ
カメラ部4で撮影された映像信号がこのカーソル2Cで
示した範囲にスーパーインポーズされることを表してい
る。
【0083】図4に示したこの表示状態において、番組
の制作者がアイコンFCとアイコンDの部分のタッチセ
ンサ34を同時にタッチすると、このタッチ情報がタッ
チセンサ34からCPU28に入力し、このCPU28
により入力選択スイッチ21の可動接点21Aが固定接
点21Eに切り換えられ、カメラ部7で生成した映像信
号が陰極線管表示器24の表示される。
【0084】この表示状態において、番組の制作者がロ
ータリーエンコーダ32からカメラ遠隔操作機55を操
作し、このカメラ部7からスタジオ3Aの全景映像が、
図5に示した如くこの陰極線管表示器24に表示される
状態となるようにこのカメラ部7をセットする。なおこ
のこのカメラ部7のこのセット状態のデータはRAM6
4に記憶され、このRAM64に記憶されたこのデータ
に基づいて遠隔操作機55からこのカメラ部7の状態が
維持される。
【0085】またこの切り換えての動作に合わせてこの
CPU28は、入力選択スイッチ21の可動接点21A
を固定接点21Eに切り換えて端子21Iを選択したこ
とを示すデータをCPU56に伝達する。
【0086】CPU56はこの情報に基づき、カメラ信
号切り換えスイッチ58の可動接点58Aを固定接点5
8Eに切り換え、スタジオ3Aの全景を撮影している状
態のこのカメラ7で得られたこの全景映像をA/D変換
し、このA/D変換した全景映像をビデオRAM60に
供給しビデオRAM60上にこの全景映像をマッピング
して展開した状態で記憶させる。
【0087】この状態において陰極線管表示器24の表
示画面上の表示エリア2bに表示されるAアイコン及び
カーソル2Aの領域の部分のタッチセンサ34をこの制
作者が同時にタッチすると、このタッチ情報がタッチセ
ンサ34からCPU28に入力される。
【0088】CPU28はこの入力に応じて、RAM2
9の記憶エリア29Aに蓄積されているこのカーソル2
Aとして設定されたビデオカメラ部の識別符号A、制御
情報信号データを構成するデータの夫々をデータをCP
U56に転送する。
【0089】これらデータの転送を受けたCPU56
は、この識別符号Aのデータに応じてカメラ信号切り換
えスイッチ57の可動接点57Aを固定接点57Bに切
り換え、ビデオカメラ部4の映像出力を得て、この映像
出力をA/D変換しビデオRAM59に供給してビデオ
RAM59にこの映像出力をマッピングし展開して記憶
する状態を維持し、そしてこの展開した範囲のデータ
を、データ出力59Bから一方のデータ入力61Aを通
じてデータ比較器61に供給する。
【0090】このCPU56は、ビデオRAM60上に
この全景映像をマッピングして展開した状態で記憶され
ているこの全景映像データから、陰極線管表示器24の
表示画面上のこのカーソル2Aの領域に相当する展開領
域を、この制御情報信号データにしたがって抽出し、こ
の抽出したこのカーソル2Aの領域に相当する展開領域
のデータを、データ出力60Bから他方のデータ入力6
1Bを通じてデータ比較器61に供給する。
【0091】このCPU56は、一方のデータ入力61
Aを通じてデータ比較器61に供給したこのビデオカメ
ラ部4の映像出力をマッピングし展開したデータと、デ
ータ出力60Bから他方のデータ入力61Bを通じてデ
ータ比較器61に供給した陰極線管表示器24の表示画
面上のこのカーソル2Aの領域を表すデータを比較し
て、これらデータの間の位置誤差データを抽出する。
【0092】そしてこのCPU56は、この位置誤差デ
ータが最小となるようにカメラ遠隔操作機55を制御
し、このカメラ遠隔操作機55からこのビデオカメラ部
4のズーム比、カメラ位置等を調整し、ビデオRAM5
9にこのビデオカメラ部4の映像出力をマッピングして
展開した領域範囲を変更する制御ループを構成し、この
制御ループによりビデオカメラ部4がとらえている映像
の領域を、陰極線管表示器24の表示画面上のこのカー
ソル2Aの領域に一致させる。
【0093】このCPU56は、この制御ループによる
この一致を得る為のこの制御を実行する際に、データ比
較器61においてこれら一方のデータ入力61A及び他
方のデータ入力61Bの夫々に対してエッジ抽出、フィ
ルタ等の映像処理を行ってからこの一致を取るようにし
て、これらカメラ部4と7の間の設置位置の差によるこ
れらカメラ部間の視差等の影響による誤差を少なくする
ようにする。
【0094】そしてこのCPU56は、このように一致
を取った状態で、このビデオカメラ部4がとらえている
映像の信号を管面表示回路27に伝送し、スーパーイン
ポーズ回路23において図5にカーソル2Aで示した領
域にこのビデオカメラ部4がとらえている映像の信号を
スーパーインポーズさせ、図6に示した如くこのカーソ
ル2Aで示した範囲にこのビデオカメラ部4がとらえて
いるこの映像の信号を表示した映像信号を陰極線管表示
器24に表示できるようにする。
【0095】次に上述の如くこのカメラ部7からスタジ
オ3Aの全景映像が、図5に示した如くこの陰極線管表
示器24に表示される状態となるようにこのカメラ部7
がセットされ、かつスタジオ3Aの全景を撮影している
状態のこのカメラ7で得られたこの全景映像をA/D変
換した全景映像をビデオRAM60に供給しビデオRA
M60上にこの全景映像をマッピングして展開した状態
で記憶させた状態において、陰極線管表示器24の表示
画面上の表示エリア2cに表示されるBアイコン及びカ
ーソル2Bの領域の部分のタッチセンサ34をこの制作
者が同時にタッチした場合の動作について説明する。
【0096】この場合はこのタッチ情報がタッチセンサ
34からCPU28に入力され、このCPU28はこの
入力に応じて、RAM29の記憶エリア29Bに蓄積さ
れているこのカーソル2Bとして設定されたビデオカメ
ラ部5の識別符号B、制御情報信号データを構成するデ
ータの夫々をデータをCPU56に転送する。
【0097】これらデータの転送を受けたCPU56
は、この識別符号Bのデータに応じてカメラ信号切り換
えスイッチ57の可動接点57Aを固定接点57Cに切
り換え、ビデオカメラ部5の映像出力を得て、この映像
出力をA/D変換しビデオRAM59に供給してビデオ
RAM59にこの映像出力をマッピングし展開して記憶
する状態を維持し、そしてこの展開した範囲のデータ
を、データ出力59Bから一方のデータ入力61Aを通
じてデータ比較器61に供給する。
【0098】このCPU56は、ビデオRAM60上に
この全景映像をマッピングして展開した状態で記憶され
ているこの全景映像データから、陰極線管表示器24の
表示画面上のこのカーソル2Bの領域に相当する展開領
域を、この制御情報信号データにしたがって抽出し、こ
の抽出したこのカーソル2Bの領域に相当する展開領域
のデータを、データ出力60Bから他方のデータ入力6
1Bを通じてデータ比較器61に供給する。
【0099】このCPU56は、一方のデータ入力61
Aを通じてデータ比較器61に供給したこのビデオカメ
ラ部5の映像出力をマッピングし展開したデータと、デ
ータ出力60Bから他方のデータ入力61Bを通じてデ
ータ比較器61に供給した陰極線管表示器24の表示画
面上のこのカーソル2Bの領域を表すこのデータを比較
して、これらデータの間の位置誤差データを抽出する。
【0100】そしてこのCPU56は、この位置誤差デ
ータが最小となるようにカメラ遠隔操作機55を制御
し、このカメラ遠隔操作機55からこのビデオカメラ部
5のズーム比、カメラ位置等を調整し、ビデオRAM5
9にこのビデオカメラ部5の映像出力をマッピングして
展開した領域範囲を変更する制御ループを構成し、この
制御ループによりビデオカメラ部5がとらえている映像
の領域を、陰極線管表示器24の表示画面上のこのカー
ソル2Bの領域に一致させる。
【0101】このCPU56は、この制御ループによる
この一致を得る為のこの制御を実行する際に、データ比
較器61においてこれら一方のデータ入力61A及び他
方のデータ入力61Bの夫々に対してエッジ抽出、フィ
ルタ等の映像処理を行ってからこの一致を取るようにし
て、これらカメラ部5と7の間の設置位置の差によるこ
れらカメラ部間の視差等の影響による誤差を少なくする
ようにする。
【0102】そしてこのCPU56は、このように一致
を取った状態で、このビデオカメラ部5がとらえている
映像の信号を管面表示回路27に伝送し、スーパーイン
ポーズ回路23において図5にカーソル2Bで示した領
域にこのビデオカメラ部5がとらえている映像の信号を
スーパーインポーズさせ、図7に示した如くこのカーソ
ル2Bで示した範囲にこのビデオカメラ部5がとらえて
いるこの映像の信号を表示した映像信号を陰極線管表示
器24に表示できるようにする。
【0103】そして次に、上述の如くこのカメラ部7か
らスタジオ3Aの全景映像が、図5に示した如くこの陰
極線管表示器24に表示される状態となるようにこのカ
メラ部7がセットされ、かつスタジオ3Aの全景を撮影
している状態のこのカメラ7で得られたこの全景映像を
A/D変換した全景映像をビデオRAM60に供給しビ
デオRAM60上にこの全景映像をマッピングして展開
した状態で記憶させた状態において、陰極線管表示器2
4の表示画面上の表示エリア2dに表示されるCアイコ
ン及びカーソル2Cの領域の部分のタッチセンサ34を
この制作者が同時にタッチした場合の動作について説明
する。
【0104】この場合はこのタッチ情報がタッチセンサ
34からCPU28に入力され、このCPU28はこの
入力に応じて、RAM29の記憶エリア29Cに蓄積さ
れているこのカーソル2Cとして設定されたビデオカメ
ラ部5の識別符号C、制御情報信号データを構成するデ
ータの夫々をデータをCPU56に転送する。
【0105】これらデータの転送を受けたCPU56
は、この識別符号Cのデータに応じてカメラ信号切り換
えスイッチ57の可動接点57Aを固定接点57Dに切
り換え、ビデオカメラ部6の映像出力を得て、この映像
出力をA/D変換しビデオRAM59に供給してビデオ
RAM59にこの映像出力をマッピングし展開して記憶
する状態を維持し、そしてこの展開した範囲のデータ
を、データ出力59Bから一方のデータ入力61Aを通
じてデータ比較器61に供給する。
【0106】このCPU56は、ビデオRAM60上に
この全景映像をマッピングして展開した状態で記憶され
ているこの全景映像データから、陰極線管表示器24の
表示画面上のこのカーソル2Cの領域に相当する展開領
域を、この制御情報信号データにしたがって抽出し、こ
の抽出したこのカーソル2Cの領域に相当する展開領域
のデータを、データ出力60Bから他方のデータ入力6
1Bを通じてデータ比較器61に供給する。
【0107】このCPU56は、一方のデータ入力61
Aを通じてデータ比較器61に供給したこのビデオカメ
ラ部6の映像出力をマッピングし展開したデータと、デ
ータ出力60Bから他方のデータ入力61Bを通じてデ
ータ比較器61に供給した陰極線管表示器24の表示画
面上のこのカーソル2Cの領域を表すこのデータを比較
して、これらデータの間の位置誤差データを抽出する。
【0108】そしてこのCPU56は、この位置誤差デ
ータが最小となるようにカメラ遠隔操作機55を制御
し、このカメラ遠隔操作機55からこのビデオカメラ部
6のズーム比、カメラ位置等を調整し、ビデオRAM5
9にこのビデオカメラ部6の映像出力をマッピングして
展開した領域範囲を変更する制御ループを構成し、この
制御ループによりビデオカメラ部6がとらえている映像
の領域を、陰極線管表示器24の表示画面上のこのカー
ソル2Cの領域に一致させる。
【0109】このCPU56は、この制御ループによる
この一致を得る為のこの制御を実行する際に、データ比
較器61においてこれら一方のデータ入力61A及び他
方のデータ入力61Bの夫々に対してエッジ抽出、フィ
ルタ等の映像処理を行ってからこの一致を取るようにし
て、これらカメラ部6と7の間の設置位置の差によるこ
れらカメラ部間の視差等の影響による誤差を少なくする
ようにする。
【0110】そしてこのCPU56は、このように一致
を取った状態で、このビデオカメラ部6がとらえている
映像の信号を管面表示回路27に伝送し、スーパーイン
ポーズ回路23において図5にカーソル2Cで示した領
域にこのビデオカメラ部6がとらえている映像の信号を
スーパーインポーズさせ、図8に示した如くこのカーソ
ル2Bで示した範囲にこのビデオカメラ部6がとらえて
いるこの映像の信号を表示した映像信号を陰極線管表示
器24に表示できるようにする。
【0111】なおカメラ部7から出力されたこの全景映
像に対してカーソル2Aの領域にカメラ部4から出力さ
れた映像がスーパーインポーズされて表示され、この全
景映像に対してカーソル2Bの領域にカメラ部5から出
力された映像がスーパーインポーズされて表示され、こ
の全景映像に対してカーソル2Cの領域にカメラ部6か
ら出力された映像がスーパーインポーズされて表示され
るようになされていることは以上の説明から明らかであ
るので、これら図6〜図8においては、この全景映像の
部分を省略してこれら各図のが煩雑にならない状態で示
している。
【0112】図1〜図8に示した例によれば、これらカ
ーソル2A、2B及び2Cの夫々の内の何れかの部分の
指定し、ロータリーエンコーダ32を操作することによ
り、RAM29に構成される記憶エリアにあるこれらカ
ーソル2A、B、Cの夫々の制御情報信号データの内容
を変更し、この陰極線管表示器24の表示画面上のこれ
らカーソル2A、B、Cの夫々の表示領域の形態を変更
することにより、この陰極線管表示器24の表示画面上
の全景映像に対するこのスーパーインポーズの位置等の
表示形態を任意に変更することができる。
【0113】従ってビデオカメラ部4がとらえている映
像の領域をカーソル2Aの領域に一致させた状態でこの
領域の変更に追従させてスーパーインポーズすることが
でき、ビデオカメラ部5がとらえている映像の領域をカ
ーソル2Bの領域に一致させた状態でこの領域の範囲の
変更に追従させてスーパーインポーズすることができ、
ビデオカメラ部6がとらえている映像の領域をカーソル
2Cの領域に一致させた状態でこの領域の変更に追従さ
せてスーパーインポーズすることができる。
【0114】次にこの制作者がタッチセンサ34をタッ
チ操作することにより、カメラ部4〜7の内の所定のカ
メラ部のズーム操作を行うことができるようにした場合
の一例を、カメラ部6のズーム操作を行う場合を例にし
て図8及び図9を参照して説明する。
【0115】この制作者がビデオカメラ部6にこのズー
ム操作を行わせる場合には、アイコン表示エリア2dの
部分のタッチセンサ34をタッチ操作し、同時にカーソ
ル2Cの部分タッチセンサ34をタッチ操作し、さらに
アイコン表示エリア2fのアイコンCCのタッチセンサ
34の部分のタッチセンサ34をタッチ操作する。
【0116】これらのタッチ操作の夫々がタッチセンサ
34で検出されると、これら検出情報がタッチセンサイ
ンターフェース41を介してCPU28に伝えられ、こ
の表示エリア2f〜2iの部分を拡大して図9に示した
如く、この表示エリア2fのアイコンの表示が、ズーム
操作が可能な状態に切り替えられたことを示すアイコン
ZMが表示され、このCPU28によるビデオカメラ部
6の制御状態がこのズーム操作状態に切り替わったこと
を表示した状態になる。
【0117】そして同時に、表示エリア2gには望遠側
へのズーム操作を表すアイコンTが表示され、表示エリ
ア2hには広角側へのズーム操作を表すアイコンWが表
示される状態になる。
【0118】そしてこの様に表示された状態においてこ
の制作者が表示エリア2gにタッチするとこのタッチ操
作がタッチセンサ34で検出され、CPU28からCP
U56を介してカメラ遠隔操作機55が制御され、ビデ
オカメラ部6のレンズがこのタッチが行われている間望
遠側にズームされる状態になる。
【0119】あるいはこの様に表示された状態において
この制作者が表示エリア2hにタッチするとこのタッチ
操作がタッチセンサ34で検出され、CPU28からC
PU56を介してカメラ遠隔操作機55が制御され、ビ
デオカメラ部6のレンズがこのタッチが行われている間
広角側にズームされる状態になる。
【0120】そしてこの様に表示された状態において、
CPU28は記憶エリア29Cからそこに記憶されてい
るこの識別符号C及び制御情報信号データを読み出して
CPU56に転送する。
【0121】この識別符号C及び制御情報信号データの
データの転送を受けたCPU56は、この識別符号Cの
データに応じてカメラ信号切り換えスイッチ57の可動
接点57Aを固定接点57Dに切り換え、ビデオカメラ
部6の映像出力を得て、この映像出力をA/D変換しビ
デオRAM59に供給してビデオRAM59にこの映像
出力をマッピングして展開した状態で記憶させ、そして
この展開した領域範囲のデータを、データ出力59Bか
ら一方のデータ入力61Aを通じてデータ比較器61に
供給する。
【0122】このCPU56は、このカメラ7で得られ
たこの全景映像をマッピングして展開した状態にあるビ
デオRAM60のこの展開領域から、このカーソル2C
の陰極線管表示器24の表示画面上の表示位置に相当す
る展開領域をこの表示位置データ基づいて抽出し、この
抽出したこの展開領域のデータを、データ出力60Bか
ら他方のデータ入力61Bを通じてデータ比較器61に
供給する。
【0123】このCPU56は、データ出力59Bから
一方のデータ入力61Aを通じてデータ比較器61に供
給したデータと、データ出力60Bから他方のデータ入
力61Bを通じてデータ比較器61に供給したこのカー
ソル2Bの陰極線管表示器24の表示画面上のカーソル
領域2Cの表示位置を表すデータを比較し、このカーソ
ル領域2C内のデータを、このデータ出力59Bから一
方のデータ入力61Aを通じてデータ比較器61に供給
したデータ、即ちビデオカメラ部6の映像出力をビット
マップ展開したデータから切り出す。
【0124】なおこの場合このCPU56は、このデー
タの切り出しを実行する際に、データ比較器61におい
てこのデータ入力61Bに対してエッジ抽出、フィルタ
等の映像処理を行ってからこのデータの切り出しをおこ
なうようにして、これらカメラ部4と7の間の設置位置
の差によるこれらカメラ部間の視差等の影響を少なくす
るようにする。
【0125】そしてこのCPU56は、このようにして
切り出したデータを管面表示回路27に伝送し、D/A
変換して映像信号にすると共に、このCPU28によ
り、スーパーインポーズ回路23において図5にカーソ
ル2Cで示した領域をこの管面表示回路27からの出力
に切り換えてこの映像信号をスーパーインポーズさせ
て、図8に示した如くこのカーソル2Cで示した範囲に
このビデオカメラ部6のレンズが望遠側或いは広角側に
にズームされる状態またはこのズームがされた状態でと
らえている映像からこのようにして切り出した部分の映
像を表示するようにする。
【0126】またカーソル2Bで示した領域をこのビデ
オカメラ部5のレンズをズームしている状態あるいはズ
ームした状態でとらえている映像をスーパーインポーズ
させて表示する場合、またカーソル2Aで示した領域を
このビデオカメラ部4のレンズをズームしている状態或
いはズームした状態でとらえている映像をスーパーイン
ポーズさせて表示する場合についても、以上説明したカ
ーソル2Cで示した領域をこのビデオカメラ部6のレン
ズをズームしている状態あるいはズームした状態でとら
えている映像をスーパーインポーズさせて表示するよう
にした場合と同様にして実現することができる。
【0127】また図9に示して説明した例においては、
ズーム操作を表すアイコンZMを表示する状態にし、そ
して表示エリア2gには望遠側へのズーム操作を表すア
イコンTが表示され、表示エリア2hには広角側へのズ
ーム操作を表すアイコンWが表示される状態にしてズー
ム操作を行うようにした例について説明した。
【0128】しかしながら本例においては、これに限定
されることなく、ビデオカメラ部4、5、6及び7に電
動式のパン&チルト機構を組み込むと共に、この表示エ
リア2fにこのパン&チルトを選択するアイコンを表示
しこの表示エリア2g‥‥‥にこのパン&チルト操作ア
イコンを表示し、これらアイコンからこのに電動式のパ
ン&チルト機構によるこれら各カメラ部の姿勢を制御し
て各カーソル領域に表示されるスーパーインポーズの表
示内容を変更できるようにしてもよい。
【0129】さらにまた本例においては各カメラ部を搭
載するドーリーの部分を電動走行可能に構成し、これら
表示エリア2fからこの電動走行モードを選択できるよ
うにし、この表示エリア2g‥‥‥にこの電動走行モー
ドを表示できるようにし、この各カメラ部を搭載するド
ーリーの部分を電動走行方向等を制御できるようにし、
これら各カメラ部の撮影位置を移動制御して、各カーソ
ル領域に表示されるスーパーインポーズの表示内容を変
更できるようにしてもよい。
【0130】また図1〜図9に示した例においては、タ
ッチセンサ34をタッチすることによりこれらアイコン
表示エリア及びこれらカーソル2A、B及びCを選択操
作する例として説明した。
【0131】しかしながらこのタッチセンサ34をタッ
チする操作による選択にこの選択操作が限定されること
なく、図4に示した表示画面を陰極線管表示器24に表
示させた状態においてCPU28により制御してこの画
面にカーソルを表示し、このカーソルをマウス33によ
り移動させてこれらアイコン表示エリア及びカーソル表
示エリアの中から操作したいエリアを選択しクリックす
る選択操作によって実行するようにしてもよい。
【0132】さらに又、図1〜図9に示して説明したモ
ニタ部2及びカメラコントローラ部8全体に対する動作
要求の内容を、一例として「“カメラ4はカーソルAを
写して”」といった動作要求内容をマイクロフォン35
を通して音声で入力し、この音声による指令の内容を音
声認識回路36でデータに変換して制御するようにして
もよい。
【0133】さらに又、図1〜図8に示して説明した例
において、このモニタ部2の外に設けてあるカメラコン
トローラ部8で、これらカーソル2A、カーソル2B及
びカーソル2Cの夫々の制御情報信号データのデータを
生成し、この制御情報信号データのデータをカメラコン
トローラ部8からモニタ部2に送ってRAM29の記憶
エリアに29Aにこのカーソル2Aの制御情報信号デー
タのデータを記憶し、記憶エリア29Bにこのカーソル
2Bの制御情報信号データのデータを記憶し、記憶エリ
ア29Cにこのカーソル2Bの制御情報信号データのデ
ータを記憶した状態にし、この陰極線管表示器24の表
示画面上の全景画像にこれらカーソル2A、カーソル2
B及びカーソル2Cを表示するようにしてもよい。
【0134】即ちこのようにしてこれらカーソル2A、
カーソル2B及びカーソル2Cの領域にスーパーインポ
ーズをする場合は、先ずこのカメラコントローラ部8の
操作キーボード63を操作して入力選択スイッチ21の
可動接点21Aを固定接点21Eに切り換えてビデオカ
メラ部7の出力をステージ3Aの全景をとらえるカメラ
に設定し、このビデオカメラ部7の出力を陰極線管表示
器24に表示する。
【0135】次に可動接点58Aを固定接点58Eに切
り換えてこのビデオカメラ部7の出力をビデオRAM6
0にマッピングして展開し、このように展開した情報を
映像信号モニタ62に表示すると共に、このビデオRA
M60からデータ比較器61の一方のデータ入力61A
に供給する。
【0136】次にビデオカメラ部4から得られたステー
ジ3Aを撮影した映像を、可動接点57Aを固定接点5
7Bに切り換えてビデオRAM59にマッピングして展
開しこのように展開した情報を映像信号モニタ62に表
示するすると共に、データ比較器61の他方のデータ入
力61Aに供給する。
【0137】次に映像信号モニタ62上においてこのビ
デオカメラ部7の出力を表示した第1映像とこのビデオ
カメラ部4の出力を表示した第2の映像を比較しなが
ら、操作キーボード63からCPU56を介してカメラ
遠隔操作機55を制御し、このビデオカメラ部4の位
置、レンズのズーム状態を調整して、この第1映像の表
示に対するこの第2映像の表示位置を所望の最適位置に
なる状態にする。
【0138】次にこの状態における第1映像に対する第
2映像の表示位置のデータをデータ比較器61で生成
し、この生成した表示位置のデータをこのデータ比較器
61からモニタ部2側の情報エリア29Aに伝送し、モ
ニタ部2側の情報エリア29Aに記憶させ、この第2映
像をこのモニタ部2側の管面表示回路27に伝送した状
態で、スーパーインポーズ回路23をこの情報エリア2
9Aに記憶させたこの表示位置のデータで制御して、陰
極線管表示器24に表示しているこのビデオカメラ部7
の出力にこの第2映像をスーパーインポーズする。
【0139】さらにまた、このビデオカメラ部4の映像
信号出力の代わりに、ビデオカメラ部5或いはビデオカ
メラ部6の映像信号出力を、このビデオカメラ部4の映
像信号出力について以上に説明したと同様にして、スー
パーインポーズ回路23において、陰極線管表示器24
に表示しているこのビデオカメラ部7の出力にスーパー
インポーズするようにしてもよい。
【0140】さらに又、図2に示して説明した例におい
ては、ハードディスクユニット42を設けてこのハード
ディスクユニット42の入出力ポート(I/O)を制御
・データバス40に接続して構成している。
【0141】従って図2に示して説明した例において
は、これらカーソル2A、2B及び2Cの夫々のこの領
域の制御情報信号データ及びその変更データ、これらカ
ーソル2A、2B及び2Cの領域の夫々に管面表示回路
27からスーパーインポーズされる状態のカメラ部の夫
々の映像信号出力及び全景カメラ7の映像信号出力並び
にこの変更データを、これらの信号及びデータの間を相
互に関連付けた状態でハードディスクユニット42に記
録して保存するようにしてもよい。
【0142】また図2 に示して説明した例において、こ
れらカーソル2A、2B及び2Cの夫々のこの制御情報
信号データの変更履歴データ、並びにこれらカーソル2
A、2B及び2Cの領域の夫々に対して管面表示回路2
7からスーパーインポーズする時の開始時間、終了時間
等のスーパーインポーズの履歴データを再現する為の時
間等、制作進行状況を後になって再現する為に必要な制
作履歴データを、このハードディスクユニット42に記
録して保存するようにしてもよい。
【0143】このようにこの制作履歴データをハードハ
ードディスクユニット42に記録して保存するようにし
た場合には、この制作履歴データの記録をこのハードデ
ィスクユニット42から読みだせば何時でも、これら制
作室1及スタジオ3における番組の制作状況を再現する
ことができる。
【0144】また本例においては、この全景を表示装置
に表示する映像信号の生成源としてビデオカメラ部を使
用した例を示して説明したが、本例においてはこの全景
を表示装置に表示する映像信号の信号源を、一例として
コンピュータグラフィックスで生成したバーチャルスタ
ジオ等の電子画像データに置換してもよいことは勿論で
あり、ビデオカメラ部を使用した生成したカーソル2
A、2B及び2Cの領域の夫々のこの映像信号の信号源
の少なくとも一部を、このコンピュータグラフィックス
で生成したバーチャルスタジオ等の電子画像データに置
換してもよいことは勿論である。
【0145】また本例においてはカメラ部を全てスタジ
オ3内に設置した例として説明したが、これらカメラ部
を野外に置いたスポーツ中継のような場合にも本例はそ
の効果を発揮できることは勿論であり、なたこれらカメ
ラ部の一部を野外の撮影現場に配置し、他のカメラ部を
ニューススタジオ等に設置して番組制作を行うような所
謂多元中継のような場合に使用して本例はその効果を発
揮できることは勿論である。
【0146】また本例においては、生成したこの領域デ
ータ、各カメラ部からのこの映像信号及びこの時計信号
をハードディスクユニット42に蓄積し、必要に応じて
このハードディスクユニット42から読み出して利用す
るようにした場合を説明したが、本例はこれに限定され
ることなく、制作室1或いはスタジオ3等に別途設置し
た大規模サーバ等の記憶装置に設けてを構築している局
内ネットにLANポート38、52及びRS−485ポ
ート39、54を接続し、これら制作室1或いはスタジ
オ3以外の部所においてこの制作室1で作成した映像信
号等のイメージ情報を共有できるようにしてもよい。
【0147】
【発明の効果】本発明によれば、このイメージ情報表の
示手段に表示されるこのカーソルの表示状態をカーソル
表示形態制御手段により任意の表示形態に変更し、かつ
この変更した表示形態に一致させた状態でこのイメージ
情報を表示することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による映像表示状態の制御装置の実施の
形態の構成の一例を説明する為の構成図である。
【図2】この制御装置の要部を説明する為の構成図であ
る。
【図3】この制御装置の他の要部を説明する為の構成図
である。
【図4】この制御装置の動作を説明する為の図である。
【図5】この制御装置の他の動作を説明する為の図であ
る。
【図6】この制御装置の更に他の動作を説明する為の図
である。
【図7】この制御装置の更に他の動作を説明する為の図
である。
【図8】この制御装置の更に他の動作を説明する為の図
である。
【図9】この制御装置の更に他の動作を説明する為の図
である。
【符号の説明】
1 ‥‥‥制作室、2‥‥‥モニタ部、 2A〜C‥‥‥
カーソル、3‥‥‥スタジオ、4〜7‥‥‥ビデオカメ
ラ部、8‥‥‥カメラコントローラ部、23‥‥‥スー
パーインポーズ回路、24‥‥‥陰極線管表示器、26
‥‥‥カーソル作成回路、29‥‥‥RAM、32‥‥
‥ロータリーエンコーダ32、59‥‥‥ビデオRA
M、60‥‥‥ビデオRAM、61‥‥‥データ比較器

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所望の領域を全景として撮影する全景撮
    影手段と、 前記全景撮影手段により撮影された前記所望の領域のさ
    らに部分領域を撮影する部分領域撮影手段と、 前記部分領域撮影手段の機能及び/又は動作を制御する
    撮像制御手段と、 前記全景撮影手段により撮影された前記所望の領域に対
    応するイメージを表示するイメージ情報表示手段と、 前記イメージ情報表示手段にカーソルを表示するカーソ
    ル表示手段と、 前記カーソル表示手段を制御し、前記イメージ情報表示
    手段に表示される前記カーソルの位置及び前記カーソル
    が囲む範囲を可変するカーソル制御手段とを備え、 前記撮像制御手段は、前記イメージ情報表示手段に表示
    された前記カーソルが囲む範囲に対応した領域を前記部
    分領域撮影手段が撮像するよう制御することを特徴とす
    る映像表示形態の制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載した映像表示形態の制御
    装置において、前記イメージ情報表示手段に表示される
    イメージは、前記全景撮像手段に撮像されている領域に
    対応する電子画像データと、前記全景撮像手段が撮影す
    る映像の合成画像であることを特徴とする映像表示形態
    の制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載した映像表示形態の制御
    装置において、前記イメージ情報表示手段に比率情報を
    表示する手段を設け、前記イメージ情報表示手段に表示
    された前記カーソルが囲む範囲にかかわる前記比率情報
    を表示できるようにしたことを特徴とする映像表示形態
    の制御装置。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載した映像表示形態の制御
    装置において、前記イメージ情報表示手段に表示される
    前記カーソルの前記カーソルの位置及び前記カーソルが
    囲む範囲にかかわる情報を記憶する記憶手段を設け、前
    記記憶手段に記憶させた前記情報に基づき前記カーソル
    表示手段を制御できるようにしたことを特徴とする映像
    表示形態の制御装置。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載した映像表示形態の制御
    装置において、前記カーソル表示手段を前記イメージ情
    報表示手段に複数のカーソルを表示するカーソル表示手
    段で構成し、前記部分領域を撮影する部分領域撮影手段
    を複数の部分領域を撮影する部分領域撮影手段で構成す
    ると共に、前記部分領域撮影手段で撮影した前記複数の
    部分領域を、前記イメージ情報表示手段に表示された前
    記複数のカーソルに応じて表示する手段を設けたことを
    特徴とする映像表示形態の制御装置。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載した映像表示形態の制御
    装置において、タッチセンサ手段を設け、前記タッチセ
    ンサ手段により前記カーソル表示手段を制御し、前記イ
    メージ情報表示手段に表示される前記カーソルの位置及
    び前記カーソルが囲む範囲を前記タッチセンサ手段によ
    り可変できるようにしたことを特徴とする映像表示形態
    の制御装置。
  7. 【請求項7】 所望の領域の撮影形態及び/又は前記所
    望の領域のさらに部分領域の撮影形態を制御し得る状態
    で、前記所望の領域を全景として撮影すると共に、前記
    所望の領域のさらに部分領域を撮影し、前記所望の領域
    を撮影して得た全景のイメージをイメージ情報表示手段
    に表示し、前記表示した前記全景のイメージに対して前
    記全景のイメージ内の所定の位置と範囲を示すカーソル
    を表示した状態で、前記カーソルが表示する前記位置及
    び前記範囲を可変したとき、前記カーソルが表示する前
    記位置及び前記範囲が可変されることに応じて前記所望
    の領域のさらに部分領域の前記撮影形態を制御して、前
    記イメージ情報表示手段に表示された前記カーソルで示
    した前記所定の位置と範囲に対応した前記イメージの領
    域に対し、前記所望の領域のさらに部分領域を撮影した
    情報に対応するイメージを表示できるようにしたことを
    特徴とする映像表示形態の制御方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004007283A (ja) * 2002-05-31 2004-01-08 Ricoh Co Ltd 映像配信システム、プログラム及び記録媒体
JP2008040662A (ja) * 2006-08-03 2008-02-21 Nippon Hoso Kyokai <Nhk> Cg合成装置およびcg合成プログラム
JP2010050555A (ja) * 2008-08-19 2010-03-04 Ikegami Tsushinki Co Ltd 映像表示装置

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