JP3774521B2 - カメラ制御システム、カメラサーバ、カメラ操作装置、及びカメラ操作情報の表示制御方法 - Google Patents

カメラ制御システム、カメラサーバ、カメラ操作装置、及びカメラ操作情報の表示制御方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、TV会議システム、TV電話、映像監視システムなどに用いられる、遠隔操作可能なカメラ制御システム、カメラサーバ、カメラ操作装置、及びカメラ操作情報の表示制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
建物内などに多数のカメラ及びコンピュータを配置し、例えば米国ゼロックス社等が開発したイーサネット(商標)などの通信手段を用いてそれらをネットワーク化することにより、任意の地点間で映像の伝送及び音声による対話を可能にする。例えば、ビデオ会議システムまたは遠隔監視システムなどの利用を目的とするカメラ制御システムは、もっとも注目されているものである。
【0003】
このようなカメラ制御システムは、システムの拡張が自由に可能であり、コンピュータネットワーク上の任意の地点から他の任意の地点のカメラのパン,チルト、及びズームなどを遠隔制御し、制御したカメラの映像を自分のコンピュータ画面上に表示することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このようなコンピュータネットワーク上で遠隔にあるカメラから撮影映像を転送してもらう場合、カメラ制御信号の伝達時間、画像通信時間、画像のデータ圧縮・伸長処理時間などによるタイムラグが存在する。例えば、ユーザがある方向にカメラを遠隔操作した場合、転送された画像を見ながら対話的に操作すると、ユーザは、ユーザの希望する画面が表示されるまで操作してしまうと、このタイムラグのためにユーザの希望のカメラ姿勢よりもカメラの姿勢は進んでしまい、希望するカメラの姿勢がとれないという欠点がある。
【0005】
同様のコンピュータの通信・処理などのタイムラグの影響の例としては、クライアント/サーバ型コンピュータのウインドウシステム上のマウス操作による表示ウインドウ上のポインタ制御があげられる。
【0006】
このコンピュータネットワークシステムにおいて、マウスの制御データは、マウス操作が実行されたクライアントからサーバに送られ、サーバの備えるアプリケーションによって処理されてポインタの位置が決定する。決定された位置データは、ネットワーク上の各クライアントに伝送される。この伝送された位置データをもとにポインタの表示位置が画面に反映される。
【0007】
このようなマウス制御では、操作者がマウスを動作させて操作者の意図する位置に静止しようとしても、データの伝送によるタイムラグのためにポインタが移動してしまうという欠点があったが、これはマウスの表示位置の制御をマウス操作実行のクライアントによるアプリケーション処理によってマウス操作中のクライアントの表示画面に反映させ、そのポインタの位置情報をサーバに伝送し、サーバから各クライアントへポインタの位置情報を伝送するという解決方法がある。
【0008】
しかしながら、テレビ会議システムなどのカメラコントロールの場合はネットワーク上のカメラの雲台を遠隔制御するので、上述したようなポインタの制御は不可能である。
【0009】
本発明は、以上のようなことを鑑みて、カメラの移動(パン,チルトなど)中は、その動作中の画像が表示される際に、カメラの移動が実行中であることをユーザに意識させることにより的確なカメラ制御が実行できるようになされたものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
以上のような目的を達成するために、本発明のカメラ制御システムによれば、カメラを制御するカメラサーバと、カメラにより得られる画像信号を受信して表示するカメラ操作装置とを含むカメラ制御システムであって、前記カメラ操作装置は、前記カメラのパン及びチルトのうち少なくとも1つの動作指令、及び前記カメラのズームフォーカス、及び絞りのうち少なくとも1つの調整指令を発行する姿勢指示手段を備え、前記カメラサーバは、前記カメラ操作装置から前記動作指令を受信した場合、前記動作指令によって前記カメラが動作中であるときに撮影されたフレームまたはフィールド単位の画像信号に前記カメラが前記動作指令によって動作中であることを示す動作情報ヘッダを付加する動作情報付加手段と、前記カメラ操作装置から前記調整指令を受信した場合、前記調整指令によって前記カメラが調整中であるときに撮影されたフレームまたはフィールド単位の画像信号に前記カメラが前記調整指令によって調整中であることを示す調整情報ヘッダを付加する調整情報付加手段と、前記動作情報ヘッダ及び前記調整情報ヘッダを付加した前記画像信号を、前記カメラ操作装置対して送信する送信手段とを備え、前記カメラ操作装置は、受信した画像信号に付加された前記動作情報ヘッダ及び前記調整情報ヘッダの両方の内容に応じて、受信した画像信号に関る画像表示の形態を変更するよう制御するよう制御することを特徴とする。
【0017】
また、本発明のカメラサーバによれば、カメラにより得られる画像信号を受信して表示するカメラ操作装置と接続され、前記カメラを制御するカメラサーバであって、前記カメラ操作装置から前記カメラのパン及びチルトのうち少なくとも1つの動作指令を受信した場合、前記動作指令によって前記カメラが動作中であるときに撮影されたフレームまたはフィールド単位の画像信号に前記カメラが前記動作指令によって動作中であることを示す動作情報ヘッダを付加する動作情報付加手段と、前記カメラ操作装置から前記カメラのズーム、フォーカス、及び絞りのうち少なくとも1つの調整指令を受信した場合、前記調整指令によって前記カメラが調整中であるときに撮影されたフレームまたはフィールド単位の画像信号に前記カメラが前記調整命令によって調整中であることを示す調整情報ヘッダを付加する調整情報付加手段と、前記カメラ操作装置において前記動作情報ヘッダ及び前記調整情報ヘッダの両方の内容に応じて受信した画像信号に関る画像表示の形態を変更するよう制御するために、前記動作情報及び前記調整情報を付加した前記画像信号を前記カメラ操作装置対して送信する送信手段と、を備えることを特徴とする。
【0025】
また、本発明のカメラ操作装置によれば、カメラを制御するカメラサーバと、カメラにより得られる画像信号を受信するカメラ操作装置とを含むカメラ制御システムのカメラ操作装置であって、前記カメラのパン及びチルトのうち少なくとも1つの動作指令、及び前記カメラのズーム、フォーカス、及び絞りのうち少なくとも1つの調整指令を発行する姿勢指示手段と、前記カメラサーバにおいて前記カメラ操作装置から前記動作指令を受信した場合に前記動作指令によって前記カメラが動作中であるときに撮影されたフレームまたはフィールド単位の画像信号に前記カメラが前記動作指令によって動作中であることを示す動作情報ヘッダが付加され送信された信号、及び、前記カメラサーバにおいて前記カメラ操作装置から前記調整指令を受信した場合に前記調整指令によって前記カメラが調整中であるときに撮影されたフレームまたはフィールド単位の画像信号に前記カメラが前記調整指令によって調整中であることを示す調整情報ヘッダが付加され送信された信号を受信する受信手段と、受信した画像信号に付加された前記動作情報ヘッダ及び前記調整情報ヘッダ両方の内容に応じて、受信した画像信号に関る画像表示の形態を変更するよう制御する表示制御手段と、を備えることを特徴とする。
【0026】
また、本発明のカメラ操作情報の表示方法によれば、カメラにより得られる画像を表示するカメラ操作装置からカメラを制御するカメラサーバに対して送信されるカメラ操作情報の表示制御方法であって、前記カメラ操作装置において、前記カメラのパン及びチルトのうち少なくとも1つの動作指令、及び前記カメラのズーム、フォーカス、及び絞りのうち少なくとも1つの調整指令を発行し、前記カメラサーバにおいて、前記カメラ操作装置から前記動作指令を受信した場合、前記動作指令によって前記カメラが動作中であるときに撮影されたフレームまたはフィールド単位の画像信号に前記カメラが前記動作指令によって動作中であることを示す動作情報ヘッダを付加し、前記カメラ操作装置から前記調整指令を受信した場合、前記調整指令によって前記カメラが調整中であるときに撮影されたフレームまたはフィールド単位の画像信号に前記カメラが前記調整指令によって調整中であることを示す調整情報ヘッダを付加し、前記動作情報ヘッダ及び前記調整情報ヘッダを付加した前記画像信号を、前記カメラ操作装置対して送信し、前記カメラ操作装置において、受信した画像信号に付加された前記動作情報ヘッダ及び前記調整情報ヘッダの両方の内容に応じて、受信した画像信号に関る画像表示の形態を変更するよう制御することを特徴とする。
【0028】
【発明の実施の形態】
以下、添付の図面に沿って本発明の実施の形態を説明していく。
【0029】
図1は、本実施の形態のカメラ制御システムの概略構成図である。
【0030】
図1において、カメラサーバ101は、ネットワークを介してクライアントとしての端末装置102からのカメラ103を制御するための操作信号を受信し、その指令に応じてカメラ103のパン,チルト、ズーム、絞り、フォーカスなどを制御する。また、カメラサーバ101は、カメラ103から入力された画像を所定の処理を施して再びネットワークを介して端末装置102に送信する。
【0031】
カメラサーバ101は、カメラ制御回路109、画像入力回路106、マルチプレクス回路107、画像圧縮符号化回路108からなる。
【0032】
カメラ制御回路109は、クライアントとして機能する端末装置102からのカメラ操作信号を受信すると、制御手段として、カメラ103の雲台においてカメラのパン,チルトの制御を、また、カメラ103側ではズーム,フォーカス,絞りなどの制御をRS-232Cなどのインターフェースを用いて行なう。また、カメラサーバ101内においてはネットワークに送信可能なように各回路の制御を行なう。カメラ103がパン,チルト動作中、あるいはズーム,フォーカス,絞り調整中であるとき、カメラ制御回路109は、後述のマルチプレクス回路にその旨の信号を発信する。
【0033】
画像入力回路106は、カメラ103から入力された画像の画像信号を取り込む。取り込まれた画像信号は、画像入力回路106によってA/D変換される。デジタル化された信号は、例えばCCIR(Consultative Committee For International Radio) Rec.601などで定義されたフォーマットの信号として出力される。
【0034】
マルチプレクス回路107は、画像入力回路106によって量子化された1フレームの画像信号と同期して、その画像信号がカメラ103のパン,チルト動作中に撮影された信号であるかどうかを判定するための動作判定信号、あるいはズーム,フォーカス,絞り調整中に撮影された信号であるかどうかを判定するための調整判定信号、および不図示のマイクから入力し、デジタル化された音声の音声信号とを多重化する回路である。
【0035】
なお、このとき多重化される動作判定信号、および調整判定信号は、カメラ103からカメラ制御回路109へ発信するパン,チルト動作中であるかどうかを示す動作信号、あるいはズーム,フォーカス,絞り調整中であるかどうかを示す調整信号の発信と同期している。
【0036】
つまり、動作信号がカメラ103から発信されているときは、カメラ制御回路109はその旨の信号をマルチプレクス回路107に発信し、マルチプレクス回路107は、カメラ103がパン,チルト動作中である「1」という動作判定信号を、また、動作信号が発信していないときは、停止中である「0」という動作判定信号を生成している。
【0037】
調整信号がカメラ103から発信されているときは、カメラ制御回路109はその旨の信号をマルチプレクス回路107に発信し、マルチプレクス回路107は、カメラ103がズーム,フォーカス,絞りの調整中である「1」という調整判定信号を、また、調整信号が発信していないときは、停止中である「0」という調整判定信号を生成している。
【0038】
画像圧縮符号化回路108は、多重化された画像データ、音声データ、カメラ動作判定データ、カメラ調整判定データなどの信号を圧縮符号化するための回路である。特に、動作判定信号が「1」のときの画像信号、つまりカメラがパン,チルト動作中に撮影された画像の画像信号は、スムージング処理が施され、表示する際にカメラの姿勢が変化している雰囲気が表れる画像となる。
【0039】
伝達手段としてのカメラ制御回路109は、上述のような処理を施した信号を端末装置102側に伝達している。
【0040】
カメラ103は、撮影するための撮像部とカメラ103のパン,チルトを制御する雲台部からなり、カメラサーバ101の制御指令に基づいて動作する。
【0041】
端末装置102は、ユーザによるマウス105や不図示のキーボードからの入力操作によりカメラ103の操作信号を生成し、ネットワークを介してカメラサーバ101に伝達する。また、カメラサーバ101から伝送された画像信号を所定の処理を施して画像表示可能な信号に変換する。
【0042】
端末装置102は、クライアント制御回路111、画像表示回路110、デマルチプレクス回路113、画像伸長復号化回路114によって構成される。
【0043】
姿勢指示手段または調整指示手段として、クライアント制御回路111は、マウス105を用いたビットマップディスプレイ104上のGUI操作によって得られる操作指令信号をネットワークを介してカメラサーバ103に送信する。また、カメラサーバ103から伝達された信号を伸長して後述のビットマップディスプレイ104上の画像表示ウインドウにカメラ103から撮像された画像を表示する。
【0044】
画像伸長復号化回路114は、カメラサーバ101からネットワークを介して送信された、符号化画像データ、符号化音声データ、符号化動作判定データ、符号化調整判定データなどの多重化されたデータを復号化する。ここで、復号化された動作判定信号、調整判定信号は、判定手段としての機能を備えるクライアント制御回路111に送られ、同期した画像データがカメラ103がパン,チルト動作中、あるいはズーム,フォーカス,絞りなど調整中に撮影されたものであるかどうかを伝える。
【0045】
デマルチプレクス回路113は、画像伸長復号化回路114によって復号化された多重化データを、それぞれ、画像データ、音声データ、動作判定データ、調整判定データなどに分離する。
【0046】
なお、図1では構成の簡略化のために記載しなかったが、カメラサーバ101側に端末装置102の機能を搭載してもよいし、端末装置102側にカメラサーバ101側の機能を搭載してもよい。このようにすれば、カメラサーバ101側と端末装置102側のカメラ103の相互操作および相互の画像の表示が可能となる。
【0047】
表示回路110は、デマルチプレクス回路113によって分離された画像信号を、規格に準拠した出力フォーマットに再生し、表示装置(本実施の形態においてはビットマップディスプレイ104)の仕様に合うように、ライン補間、画素補間、レート変換、フィールド/フレーム変換などを行なう。また、表示回路110は図2に示すような画像ウインドウおよびカメラ操作表示をクライアント制御回路からの指令によって表示させる。
【0048】
図2は、ビットマップディスプレイ104上の表示画面の一例を示す図である。図2において、201は、画像表示ウインドウであり、202はカメラ調整ウインドウである。213はカメラ103によって撮影された画像を表示している。
【0049】
カーソル214は、マウス105(図1)の操作によって表示画面上を自在に移動可能であり、カーソル214を移動させ、指標204a,204b,206a,206b,209a,209b,210a,210b,211a,211bをクリックすることによってカメラ103のパン,チルト制御、および焦点の絞りなどの調整を可能とする。
【0050】
画像表示ウインドウ201において、スクロールバー205は、カメラ103のパン方向の現在位置と移動可能な範囲を示す。マウス105の操作により、指標204aをクリックすると、クライアント制御回路111は、その旨の指示信号をカメラサーバ101側に送信し、カメラ制御回路109はその指示にしたがって、カメラ103を左方向に動作させるように制御する。また、指標204bをクリックすると、同様な制御によってカメラ103が右方向に動作する。
【0051】
スクロールバー207は、カメラ103のチルト方向の現在位置と移動可能な範囲を示す。パン方向と同様に制御可能であり、マウス105の操作により、指標206aをクリックすると、カメラ103が上方向に動作し、指標206bをクリックするとカメラ103が下方向に動作する。
【0052】
カメラ調整ウインドウ202において、スクロールバー208は、カメラ103の現在のズーム倍率とその現在の倍率に対する変動可能な範囲を示している。マウス105の操作により、指標209aをクリックすることにより撮影画像213の倍率がテレ方向に変動し、指標209bをクリックすることにより撮影画像213の倍率がワイド方向に変動するようにカメラ103のズーム倍率が制御可能である。
【0053】
スクロールバー211は、カメラ103の焦点位置を合わせるためのものであり、マウス105の操作により、指標210aをクリックすると画像がカメラ103の近くの被写体に焦点位置が合うようになり、指標210bをクリックすると、カメラ103の遠くの被写体に焦点位置が合うようにカメラ103の焦点位置が制御可能である。
【0054】
スクロールバー212は、カメラ103の絞りを調整するためのものであり、マウス105の操作により、指標211aをクリックするとカメラ103の絞りが開放する方向に制御され、指標211bをクリックするとカメラ103の絞りが閉じる方向に制御される。
【0055】
上述したようなビットマップディスプレイ104上のマウス105によるGUI操作によってなされた指令は、姿勢指示手段および調整指示手段としてのクライアント制御回路111によってカメラ103に対する指令信号が生成され、ネットワークを介してカメラサーバ101に伝送されている。
【0056】
表示手段としてのビットマップディスプレイ104上に表示される画枠203は、例えば、通常は灰色に表示されているが、カメラがパン,チルト動作中の画像が表示されているときには青色に表示され、カメラがズーム,フォーカス,絞りなど調整中であるときには黄色に表示される。ユーザは、この表示の変化によって、カメラ103がどのような状態によって撮影された画像であるのかを視覚的に理解することができる。
【0057】
図1においては、カメラサーバ101の構成をいくつかの回路の組み合わせとして示したが、図3においては、カメラサーバ101の機能をソフトウェアで処理するための構成をブロック図で示す。図3において、301はCPUであり、カメラサーバ101における各種制御を行なう。302は第1の記憶媒体としてのROMであり、CPU301によって実行される各種制御プログラムを格納する。303はRAMであり、CPU301が各種制御を実行する際に必要な作業領域を提供する。
【0058】
304はカメラ映像インターフェースであり、カメラ103からの画像信号を受信する。305はカメラ駆動インターフェースであり、カメラ103のパン,チルト、ズームなどの駆動信号をカメラ103側に発信する。
【0059】
306は、ネットワークインターフェースであり、ネットワーク310に接続されたネットワーク310上の他の装置(端末装置102など)との通信を実現する。307は外部記憶装置であり、例えばハードディスクなどで構成される。
【0060】
308はCRTであり、CPU301の制御によって各種の表示を行なう。309はキーボードなどの入力部であり、CPU301に対して各種の入力を行なう。311はバスであり、上述の各種の構成を接続する。
【0061】
尚、上記の構成において、CPU301は、外部記憶装置307を第1の記憶媒体として用い、この外部記憶装置307に格納されたカメラサーバプログラムをRAM303上にロードして、該ロードされた制御プログラムを実行するようにしてもよい。また、外部記憶装置307、CRT308、入力部309はオプションであり、必要がなければ省略しても構わない。
【0062】
また、図1で示した画像入力回路106、マルチプレクス回路107、画像圧縮符号化回路108は、この実施の形態においては、CPU301がROM302に格納された制御プログラムもしくはRAM303にロードされたカメラサーバプログラムを実行することによって実現される。
【0063】
図7は、1フレーム(あるいは1フィールド)の画像データに多重化された端末装置102側に送信するためのデータの構造を示した図である。図7のデータ構造において、サーバID701は、このデータの送信元であるカメラサーバを示すものである。
【0064】
また、画像データ706は1フレーム(あるいは1フィールド)の画像データである。動作判定データ702は、同期した画像データ706がカメラ103のパン,チルト動作中に撮影された画像か否かを判別するためのデータである。さらに、調整判定データ703は、同期した画像データ706がカメラのズーム、フォーカス、絞りなどの調整中に撮影された画像か否かを判別するためのデータである。
【0065】
音声データ704は、カメラ付近の音声を不図示のマイクを介して取り込んだときのデータである。この音声データ704は画像データ706が撮影されたときの音声のものとは限らない。属性情報705は、そのときの画像データ706などの属性を示す。たとえば、画像データ706に関する属性は、フレームレートや圧縮処理の種別などを示し、カメラ情報に関する属性は、カメラのパン,チルト角またはズーム倍率などの情報を示すものなどを示す。
【0066】
図4は、図1の端末装置102の機能をソフトウエアで処理するための構成を示すブロック図である。図4において、401はCPUであり、第2の記憶媒体としてのROM402に格納されたクライアントプログラム402aに基づいて各種の制御を実現する。このROM402は、クライアントプログラム402aをはじめ、各種制御プログラムを格納する。403はRAMであり、CPU401が各種制御を実行するに際して、ROM402に格納されたプログラムをこのRAM403にダウンロードすることによって作業領域を提供するものである。
【0067】
404は外部記憶装置であり、光磁気ディスク(MO)、コンパクトディスク(CD−ROM)、ハードディスク、フロッピーディスクなどで構成される。107は入力部であり、マウス105などのポインティングデバイス、不図示のキーボードなどを備えている。406はネットワークインターフェースであり、ネットワーク310を介してネットワーク上に接続された各種装置との通信を行なう。407はバスであり、上述の各構成を相互に通信可能に接続する。特に本実施の形態では、端末装置102は、カメラサーバ101から画像データ、音声データ、カメラ姿勢判定データ、カメラ調整判定データなどのデータを受信し、カメラ103の操作信号を必要に応じてカメラサーバ101へ送信する。
【0068】
図5は、本実施の形態のカメラ制御システムのカメラサーバ101側の処理動作のフローチャートを示したものである。図5に沿ってカメラサーバ101側の処理動作を説明する。
【0069】
まず、端末装置102がカメラ103の撮影画像をカメラサーバ101に要求すると、カメラサーバ101は動作を開始してカメラ103によって撮影が行われる(s100)。
【0070】
カメラ103によって画像の撮影中に、端末装置102からカメラ103のパン,チルト動作指令(例えば、カメラをあらかじめ設定された初期位置に戻すホームポジション指令など)がカメラサーバ101に伝達されると(s101)、CPU301は、制御手段としてカメラ103にその指令に応じた動作制御を行なう(s102)。このとき、カメラ103は、CPU301にカメラ103がパン,チルト動作中であることを伝えるための動作信号を発信する(s103)。
【0071】
判定手段としてのCPU301は、この動作信号を受けて、パン,チルト動作中に撮影された画像のフレーム(あるいはフィールド)データに同期させ、パン,チルト動作中であることを示す動作判定信号の「1」を付加する(s104)。
【0072】
さらに、この画像信号を、カメラ103がパン,チルト動作中に撮影された雰囲気を出すために、スムージング処理手段としてスムージング処理を行なう(s107)。
【0073】
また、s101において、端末装置102から動作指令が伝達されていないとき、つまりカメラ103からCPU301に動作信号が発信されていないとき、CPU301は、そのときの画像のフレーム(あるいはフィールド)データに同期させてパン,チルト動作中でないときに撮影された画像のフレームデータであることを示す動作判定信号の「0」を付加する(s105)。
【0074】
s106において、端末装置102から、カメラ103のズーム,フォーカス,絞りなどのカメラ調整指令がネットワーク310を介して伝達されると、s111においてCPU301は、調整手段として調整指令にしたがってカメラ103の調整を制御する。そして、s112においてカメラ103は、CPU301にカメラが調整中であることを伝える調整信号を発信する。
【0075】
CPU301は、調整信号が伝達されると、ズーム,フォーカス,絞りなどが調整されているときに撮影した画像のフレーム(あるいはフィールド)データに同期して、ズーム,フォーカス,絞りなどが調整中であることを示す調整判定信号の「1」を付加する(s113)。
【0076】
また、s106において、端末装置102から調整指令が伝達されていないとき、つまりカメラ103からCPU301に調整信号が発信されていないとき、CPU301は、そのときの画像のフレーム(あるいはフィールド)データに同期させて、ズーム,フォーカス,絞りなど、調整中でないときに撮影された画像のデータであることを示す調整判定信号の「0」を付加する(s108)。
【0077】
このように、画像データに動作判定データ、調整判定データが付加され、多重化されたのち、s109において画像の圧縮、符号化がなされ、s110においてネットワーク310を介して端末装置102に図7のようなデータ構造を有するデータが、伝達手段としてのCPU301によって送信される。
【0078】
以上のようなカメラサーバ101の処理によって、フレーム(あるいはフィールド)単位でその画像がパン,チルト動作中に撮影された画像のデータ706であるのか、あるいはズーム,フォーカス,絞りなどの調整中に撮影された画像データ706であるのかを端末装置102側で判別させることができる。
【0079】
図6は、本実施の形態のカメラ制御システムの端末装置102がカメラサーバ101から画像データを受信したときの処理動作のフローチャートを示したものである。図6に沿って端末装置側の処理動作を説明する。
【0080】
ネットワーク310を介してカメラサーバ101から画像データを受信すると(s200)、CPU401は、サーバID701を読み取り、どのカメラサーバから送信されたデータであるのかを確認した後、受信したデータを伸長し、復号化する(s201)。復号化されたのち、カメラサーバ101側で多重化された画像データ706、動作判定データ702、調整判定データ703などを同期を取りつつそれぞれ分離する(s202)。
【0081】
画像データ(フレームデータ)706を基にして、所定の出力フォーマットに処理が施されたのち、ビットマップディスプレイ104上の画像表示ウインドウ201(図2)に表示される。このとき画像データ706に同期している動作判定データ702が、判別手段としてのCPU401によって「1」であると判別されたとき(s203)、CPU401は、続いてs205aにおいて調整判定データ703の判定を行なうが、さらに調整判定データが「0」の場合、同期している画像データによる画像の表示中の画枠203を青色に表示させる制御を行なう。このときの画像の表示を図8(a)に示す(見やすくするために図8(a)においては画像表示ウインドウ201を最大化している。後に示す図8(b),図8(c)も同様である。)。
【0082】
この画枠203の色の表示によって、ユーザは現在表示されている画像が、カメラ103のパン,チルト動作であるときの画像であると視覚的に確認できる。また、このときの画像表示はスムージング処理された画像となっているので、カメラ103がパン,チルト動作が行われている雰囲気が表れる画像となっている(s204)。
【0083】
また、s205aにおいて、調整判定データ703が「1」であるとき、s208で同期していた画像データに基づく画像が表示されているときの画枠203を黄色と青色とを交互に所定時間表示させる。なお、そのときの画像はスムージング処理が施されている。
【0084】
s203で動作判定データ702が「0」と判別され、さらにs205bにおいて画像データ706に同期している調整判定データ703が、判別手段としてのCPU401によって「1」であると判別されたとき、s206において、CPU401は、同期している画像データによる画像表示中の画枠203を黄色に表示させる制御を行なう。このときの画像表示ウインドウ201の表示を図8(b)に示す。
【0085】
この画枠203の色の表示によって、ユーザは現在表示されている画像がカメラ103のズーム,フォーカス,絞りなどの調整をしているときの画像であると視覚的に確認できる。
【0086】
また、s205bにおいて、調整判定データ703「0」であると判定されたとき、s207においてCPU401は、同期している画像データによる画像表示中の画枠203を灰色に表示させる制御を行なう。このときの画像表示ウインドウ201の表示を図8(c)に示す。
【0087】
この画枠203の色表示によって、ユーザは、現在表示されている画像が現在カメラ103のパン,チルト動作およびズーム,フォーカス,絞りなどの調整をしていないときの画像であると確認できる。
【0088】
このような端末装置102側の処理によって、現在ビットマップディスプレイ104上に表示されている画像が画枠203の色を変化させることによって、カメラ103のパン、チルト動作中の画像であるのか、またはカメラ103のズーム、フォーカス、絞りなどの調整中の画像であるのかを容易に把握することができる。
【0089】
また、上述した実施の形態では、パン,チルト動作中の画像表示において、その画像をスムージング処理するとともに画像表示ウインドウ枠203を青色に変化させて表示させている。このとき、構成の簡略化のために、画枠203を変化させないでスムージング処理のみを行なって画像表示をしてもよいし、スムージング処理を行なわないで画枠203の色を変化させてもよい。
【0090】
本実施の形態では、カメラ103のパン,チルト動作中に撮影された画像表示中の画像表示ウインドウ枠203を青色に、カメラ103のズーム,フォーカス,絞りなどの調整中に画像表示ウインドウ枠203を黄色に表示するものであるが、さらに、各処理動作中に撮影されたときの画像表示中にその処理動作後とに区別して色表示することも可能である。このとき、端末装置102に送信するデータ構造において、各処理動作が実行されているかどうかを示す判定信号を付加すればよい。
【0091】
また、本実施の形態では、カメラ103の動作中、あるいは調整中に画枠203の色を変化させていたが、画像表示ウインドウ201、カメラ調整ウインドウ202の背景の壁紙を変化させるように端末装置102側に設定しても、上述したようなシステムの構成で実行することが可能である。
【0092】
カメラ103の動作中、または調整中などに撮影された画像の表示の際、その画像表示の縁の部分に色をつけ、撮影中のカメラ103の処理動作に応じてその縁の色表示を変化させて表示してもよい。
【0093】
このような処理の場合、カメラサーバ101において、例えば動作信号がカメラ103側からCPU301に伝達されると、CPU301はこの動作信号に同期した画像データをスムージング処理を行なうとともに、画像に青く縁取りをするように指令を行なう。すると、画像データの縁の部分は、撮影画像データから青色に表示するためのデータに変換され、さらにその変換されたデータを圧縮符号化して送信する。このようなシステムの処理の場合、動作判定データなどのカメラの処理判定に関するデータを画像データに多重化させて送信しなくてもよいのでデータの送信量が減るという利点がある。
【0094】
なお、本発明は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記録媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても達成できる。
【0095】
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
【0096】
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピーディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、、不揮発性のメモリカード、ROMなどを用いることができる。
【0097】
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペレーティングシステム)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
【0098】
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示にもとづき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される。
【0099】
本発明を上記記憶媒体に適用する場合、その記憶媒体には、先に説明したフローチャートに対応するプログラムコードを格納することになるが、簡単に説明すると、本発明のカメラ制御システムに不可欠なモジュールを、記憶媒体に格納することになる。
【0100】
本発明は、少なくとも、前記カメラが移動中に撮影された画像の信号であるかどうかを判定する「判定モジュール」、移動中の画像と同期してカメラの移動情報を表示する「表示モジュール」の各プログラムコードを記憶媒体に格納すればよい。
【0101】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の請求項1および請求項2によれば、クライアント側でカメラの姿勢の制御を実行したとき、カメラサーバ側で撮影画像の画像信号と同期してそのときの前記カメラの移動情報をクライアント側に伝達し、クライアント側において前記カメラが移動中に撮影された画像の信号であるか否かを判定し、カメラが移動中であることを示すカメラの移動情報を表示しているので、画像の圧縮伸長処理およびネットワークの伝送時間などのタイムラグが存在しても、その動作が実行中であることをユーザに意識させることにより、ユーザは的確なカメラ制御が実行できる。
【0102】
また、請求項3によれば、1フレームの画像信号ごとにカメラの移動情報を同期させて伝達しているので、ユーザは正確な移動情報を得ることができる。
【0103】
また、請求項4によれば、カメラが移動中に撮影した画像がウインドウに表示されているときに、そのウインドウ枠の色の表示をカメラが移動していないときのウインドウ枠の色表示とは異なるようにしたので、ユーザは表示画像がカメラの移動中に撮影されたものであるか否かを視覚的に迅速に判断できる。
【0104】
また、請求項5によれば、カメラが移動中に撮影した画像がウインドウに表示されているときに、そのウインドウの背景の壁紙の表示をカメラが移動していないときの壁紙の表示とは異なるようにしたので、ユーザは表示画像がカメラの移動中に撮影されたものであるか否かを視覚的に迅速に判断できる。
【0105】
また、請求項6によれば、カメラが移動中に撮影した画像の縁を色表示しているので、ユーザは表示画像がカメラの移動中に撮影されたものであるか否かを視覚的に迅速に判断できる。さらに、クライアント側にカメラの移動情報を伝送しなくて済むので、データの送信量が少なくなる。
【0106】
また、請求項7によれば、姿勢とは、カメラのパン,チルト動作が含まれるので、ユーザはカメラのパン,チルト動作中に撮影した画像であるか否かを確認することができる。
【0107】
また、請求項8および請求項9によれば、クライアント側でカメラの姿勢の制御を実行したとき、カメラサーバ側で撮影画像の画像信号と同期してそのときの前記カメラの調整情報をクライアント側に伝達し、クライアント側において前記カメラの調整中に撮影された画像の信号であるか否かを判定し、カメラが調整中であることを示すカメラの調整情報を表示しているので、画像の圧縮伸長処理およびネットワークの伝送時間などのタイムラグが存在してもその動作が実行中であることをユーザに意識させることにより的確なカメラ制御が実行できる。
【0108】
また、請求項10によれば、1フレームの画像信号ごとにカメラの調整情報を同期させて伝達しているので、ユーザは正確な調整情報を得ることができる。
【0109】
また、請求項11によれば、カメラの調整中に撮影した画像がウインドウに表示されているときに、そのウインドウ枠の色の表示をカメラが調整処理していないときのウインドウ枠の色表示とは異なるようにしたので、ユーザは表示画像がカメラの調整中に撮影されたものであるか否かを視覚的に迅速に判断できる。
【0110】
また、請求項12によれば、カメラが調整中に撮影した画像がウインドウに表示されているときに、そのウインドウの背景の壁紙の表示をカメラが調整処理していないときの壁紙の表示とは異なるようにしたので、ユーザは表示画像がカメラの調整中に撮影されたものであるか否かを視覚的に迅速に判断できる。
【0111】
また、請求項13によれば、カメラが調整中に撮影した画像の縁を色表示しているので、ユーザは表示画像がカメラの調整中に撮影されたものであるか否かを視覚的に迅速に判断できる。さらに、クライアント側にカメラの調整情報を伝送しなくて済むので、データの送信量が少なくなる。
【0112】
また、請求項14によれば、調整には、少なくともカメラのズーム,フォーカス,絞りが含まれるので、ユーザはカメラのズーム,フォーカス,絞り調整中に撮影した画像であるか否かを確認することができる。
【0113】
また、請求項15によれば、カメラが移動中に撮影した画像がウインドウに表示されているときと、カメラが調整中に撮影した画像がウインドウに表示されているときとのウインドウの枠の色表示を異ならせているので、ユーザはカメラがどのような処理を行なっているときのものであるか判断することができる。
【0114】
また、請求項16および請求項17によれば、本発明のカメラ制御システムは、クライアント側でカメラの姿勢の制御を実行したとき、カメラサーバ側で撮影画像の画像信号と同期してそのときの前記カメラの移動情報をクライアント側に伝達し、クライアント側において前記カメラが移動中に撮影された画像の信号であるか否かを判定し、カメラが移動中であることを示すカメラの移動情報を表示するように機能させるプログラムを備えているので、画像の圧縮伸長処理およびネットワークの伝送時間などのタイムラグが存在しても、その動作が実行中であることをユーザに意識させることにより、ユーザは的確なカメラ制御が実行できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】カメラ制御システムの概略構成図。
【図2】クライアント側のビットマップディスプレイ上の表示画面の一例を示す図。
【図3】カメラサーバをソフト的に示すブロック図。
【図4】端末装置の構成をソフト的に示すブロック図。
【図5】カメラサーバ側の処理動作のフローチャート。
【図6】クライアント側の処理動作のフローチャート。
【図7】画像データに多重化されたクライアントに送信するためのデータの構造図。
【図8】(a)は、カメラが移動中に撮影された画像表示中の画像表示ウインドウの状態を示す図。
(b)は、カメラが調整中に撮影された画像表示中の画像表示ウインドウの状態を示す図。
(c)は、通常状態に撮影された画像表示中の画像表示ウインドウの状態を示す図。
【符号の説明】
101 カメラサーバ
102 端末装置
103 カメラ
104 ビットマップディスプレイ
105 マウス
106 画像入力回路
107 マルチプレクス回路
108 画像圧縮符号化回路
109 カメラ制御回路
110 画像表示回路
111 クライアント制御回路
113 デマルチプレクス回路
114 画像伸長復号化回路
201 画像表示ウインドウ
202 カメラ調整ウインドウ
203 画枠
301 CPU
302 ROM
303 RAM
304 カメラI/F
305 駆動I/F
306 ネットワークI/F
307 外部記憶装置
401 CPU
402 ROM
402a クライアントプログラム
403 RAM

Claims (10)

  1. カメラを制御するカメラサーバと、カメラにより得られる画像信号を受信して表示するカメラ操作装置とを含むカメラ制御システムであって、
    前記カメラ操作装置は、
    前記カメラのパン及びチルトのうち少なくとも1つの動作指令、及び前記カメラのズーム、フォーカス、及び絞りのうち少なくとも1つの調整指令を発行する姿勢指示手段を備え、
    前記カメラサーバは、
    前記カメラ操作装置から前記動作指令を受信した場合、前記動作指令によって前記カメラが動作中であるときに撮影されたフレームまたはフィールド単位の画像信号に前記カメラが前記動作指令によって動作中であることを示す動作情報ヘッダを付加する動作情報付加手段と、
    前記カメラ操作装置から前記調整指令を受信した場合、前記調整指令によって前記カメラが調整中であるときに撮影されたフレームまたはフィールド単位の画像信号に前記カメラが前記調整指令によって調整中であることを示す調整情報ヘッダを付加する調整情報付加手段と、
    前記動作情報ヘッダ及び前記調整情報ヘッダを付加した前記画像信号を、前記カメラ操作装置対して送信する送信手段とを備え、
    前記カメラ操作装置は、受信した画像信号に付加された前記動作情報ヘッダ及び前記調整情報ヘッダの両方の内容に応じて、受信した画像信号に関る画像表示の形態を変更するよう制御することを特徴とするカメラ制御システム。
  2. カメラにより得られる画像信号を受信して表示するカメラ操作装置と接続され、前記カメラを制御するカメラサーバであって、
    前記カメラ操作装置から前記カメラのパン及びチルトのうち少なくとも1つの動作指令を受信した場合、前記動作指令によって前記カメラが動作中であるときに撮影されたフレームまたはフィールド単位の画像信号に前記カメラが前記動作指令によって動作中であることを示す動作情報ヘッダを付加する動作情報付加手段と、
    前記カメラ操作装置から前記カメラのズーム、フォーカス、及び絞りのうち少なくとも1つの調整指令を受信した場合、前記調整指令によって前記カメラが調整中であるときに撮影されたフレームまたはフィールド単位の画像信号に前記カメラが前記調整命令によって調整中であることを示す調整情報ヘッダを付加する調整情報付加手段と、
    前記カメラ操作装置において前記動作情報ヘッダ及び前記調整情報ヘッダの両方の内容に応じて受信した画像信号に関る画像表示の形態を変更するよう制御するために、前記動作情報及び前記調整情報を付加した前記画像信号を前記カメラ操作装置対して送信する送信手段と、
    を備えることを特徴とするカメラサーバ。
  3. カメラを制御するカメラサーバと、カメラにより得られる画像信号を受信するカメラ操作装置とを含むカメラ制御システムのカメラ操作装置であって、
    前記カメラのパン及びチルトのうち少なくとも1つの動作指令、及び前記カメラのズーム、フォーカス、及び絞りのうち少なくとも1つの調整指令を発行する姿勢指示手段と、
    前記カメラサーバにおいて前記カメラ操作装置から前記動作指令を受信した場合に前記動作指令によって前記カメラが動作中であるときに撮影されたフレームまたはフィールド単位の画像信号に前記カメラが前記動作指令によって動作中であることを示す動作情報ヘッダが付加され送信された信号、及び、前記カメラサーバにおいて前記カメラ操作装置から前記調整指令を受信した場合に前記調整指令によって前記カメラが調整中であるときに撮影されたフレームまたはフィールド単位の画像信号に前記カメラが前記調整指令によって調整中であることを示す調整情報ヘッダが付加され送信された信号を受信する受信手段と、
    受信した画像信号に付加された前記動作情報ヘッダ及び前記調整情報ヘッダの両方の内容に応じて、受信した画像信号に関る画像表示の形態を変更するよう制御する表示制御手段と、
    を備えることを特徴とするカメラ操作装置。
  4. カメラにより得られる画像を表示するカメラ操作装置からカメラを制御するカメラサーバに対して送信されるカメラ操作情報の表示制御方法であって、
    前記カメラ操作装置において、
    前記カメラのパン及びチルトのうち少なくとも1つの動作指令、及び前記カメラのズーム、フォーカス、及び絞りのうち少なくとも1つの調整指令を発行し、
    前記カメラサーバにおいて、
    前記カメラ操作装置から前記動作指令を受信した場合、前記動作指令によって前記カメラが動作中であるときに撮影されたフレームまたはフィールド単位の画像信号に前記カメラが前記動作指令によって動作中であることを示す動作情報ヘッダを付加し、前記カメラ操作装置から前記調整指令を受信した場合、前記調整指令によって前記カメラが調整中であるときに撮影されたフレームまたはフィールド単位の画像信号に前記カメラが前記調整指令によって調整中であることを示す調整情報ヘッダを付加し、
    前記動作情報ヘッダ及び前記調整情報ヘッダを付加した前記画像信号を、前記カメラ操作装置対して送信し、
    前記カメラ操作装置において、
    受信した画像信号に付加された前記動作情報ヘッダ及び前記調整情報ヘッダの両方の内容に応じて、受信した画像信号に関る画像表示の形態を変更するよう制御することを特徴とするカメラ操作情報の表示制御方法。
  5. 前記カメラ操作装置は、受信した画像信号に付加された前記動作情報ヘッダ及び前記調整情報ヘッダが、前記カメラが動作中であることを示す動作情報ヘッダ及び前記カメラが調整中でないことを示す調整情報ヘッダであった場合、前記カメラが動作中でないことを示す動作情報ヘッダ及び前記カメラが調整中であることを示す調整情報ヘッダであった場合、前記カメラが動作中であることを示す動作情報ヘッダ及び前記カメラが調整中であることを示す調整情報ヘッダであった場合、の3つの場合で、それぞれ異なる画像表示形態になるように制御することを特徴とする請求項1に記載のカメラ制御システム。
  6. 前記カメラ操作装置は、受信した画像信号に付加された前記動作情報ヘッダ及び前記調整情報ヘッダが、前記カメラが動作中でないことを示す動作情報ヘッダ及び前記カメラが調整中でないことを示す調整情報ヘッダであった場合、前記3つの場合とは異なる画像表示形態になるように制御することを特徴とする請求項5に記載のカメラ制御システム。
  7. 前記カメラ操作装置は、前記動作情報ヘッダ及び前記調整情報ヘッダの内容に応じて、前記受信した画像信号を表示するための画枠の表示状態を変更することを特徴とする請求項1、5、6のいずれかに記載のカメラ制御システム。
  8. 前記カメラ操作装置は、前記画枠の色または点滅により前記表示状態を変更することを特徴とする請求項7に記載のカメラ制御システム。
  9. 前記カメラサーバは、前記カメラ操作装置から前記動作指令を受信した場合、前記動作指令によって前記カメラが動作中であるときに撮影されたフレームまたはフィールド単位の画像信号にスムージング処理を施すことを特徴とする請求項1、5〜8のいずれかに記載のカメラ制御システム。
  10. 前記カメラ操作装置は、前記調整指令発行手段による指令を決定するための操作ウインドウを表示し、
    受信した画像信号に付加された前記調整情報ヘッダが前記カメラが調整中であることを示す調整情報ヘッダであった場合、前記操作ウインドウの表示状態を変更するように制御することを特徴とする請求項1に記載のカメラ制御システム。
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