JP2001268556A - 遠隔監視システムおよび制御端末装置 - Google Patents

遠隔監視システムおよび制御端末装置

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JP2001268556A
JP2001268556A JP2000080089A JP2000080089A JP2001268556A JP 2001268556 A JP2001268556 A JP 2001268556A JP 2000080089 A JP2000080089 A JP 2000080089A JP 2000080089 A JP2000080089 A JP 2000080089A JP 2001268556 A JP2001268556 A JP 2001268556A
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JP2000080089A
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Naoko Sato
直子 佐藤
Hideaki Enomoto
秀明 榎本
Koji Iiboshi
耕二 飯干
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Toshiba Corp
Toshiba Telecommunication System Engineering Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba Telecommunication System Engineering Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 監視カメラの撮影方向や撮影倍率を制御する
ための操作性を向上させ、限られた操作モニタ画面を有
効利用することを可能とする。 【解決手段】 制御部111は、操作モニタ120に表
示される監視映像上で行われた入力デバイス120のマ
ウスのドラッグ操作を検出し、そのドラッグによるマウ
スポインタの移動量と、その方向を求め、これらに応じ
て監視カメラ210〜230の撮像方向を制御するよう
な制御コマンドを生成し、この制御コマンドをLANを
通じてS/E変換器212〜232およびカメラコント
ローラ211〜231を介して、監視カメラ210〜2
30に与えるようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ネットワーク等の
通信回線に接続される複数の監視カメラを、制御端末装
置より遠隔操作する遠隔監視システムに関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、従来の遠隔監視システム
は、制御端末装置の操作モニタに、例えば図7に示すよ
うな監視カメラ制御用の画面を表示し、オペレータがこ
の画面を通じて、監視カメラの撮影方向や撮影倍率を制
御するようにしている。
【0003】例えば、監視カメラをパーン(左右方向に
旋回)させる場合には、それに対応する左(あるいは
右)方向キーをマウスポインタでクリックし、これに応
動して監視カメラをパーンさせるための駆動機構に制御
端末装置から制御コマンドが送信され、同様に監視カメ
ラをチルト(上下方向に旋回)させる場合には、それに
対応する上(あるいは下)方向キーをマウスポインタで
クリックし、これに応動して監視カメラをチルトさせる
ための駆動機構に制御端末装置から制御コマンドが送信
される。
【0004】また、監視カメラの撮影倍率を可変させる
場合には、それに対応する望遠(あるいは広角)キーを
マウスポインタでクリックし、これに応動して監視カメ
ラのレンズのズーム機構に制御端末装置から制御コマン
ドが送信される。
【0005】しかしながら、このような従来の遠隔監視
システムでは、制御端末装置の操作モニタに、監視カメ
ラの映像を表示する都合から、必然的に上述の制御キー
は小さいものとなる。
【0006】このため、オペレータは、監視カメラの映
像を確認後、制御キーの領域に視点を移動させて、マウ
スポインタが目的の小さな制御キー上に重なるように移
動させてクリック操作し、再び監視カメラの映像表示領
域に視点を移動させるというように、視点の移動が多く
て操作性が悪く、急を要する場合に対応できないという
問題があった。
【0007】また、上述の制御キーにより監視カメラを
制御する場合、オペレータが監視カメラの映像を見て、
相対的な制御を行うため、監視カメラの撮影倍率を制御
して目標領域を拡大表示する場合には、目標領域を監視
カメラの撮像領域の中心となるように、上下・左右に移
動させ、ズーム機構を制御する必要があり、目標領域を
拡大表示するには、非常に手間がかかるという問題があ
った。
【0008】さらには、監視カメラの映像表示領域と制
御端末装置の操作モニタ画面のアスペクト比は、同じ
4:3(将来的には16:9)となっているため、操作
モニタ画面上に、監視カメラの映像表示領域と監視カメ
ラの操作領域をとると、未使用の領域が生じやすく、限
られた操作モニタ画面を有効利用しているとは言い難か
った。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来の遠隔監視システ
ムでは、監視カメラの撮影方向や撮影倍率を制御するた
めの操作性が悪いという問題や、限られた操作モニタ画
面を有効利用していないという問題があった。
【0010】本発明は上記の問題を解決すべくなされた
もので、監視カメラの撮影方向や撮影倍率を制御するた
めの操作性を向上させ、急を要する場合でもオペレータ
が望む表示を迅速に行え、なおかつ、限られた操作モニ
タ画面を有効利用することが可能な遠隔監視システムお
よび制御端末装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に記載の本発明は、監視カメラを通信回
線を介して制御端末装置より遠隔操作する遠隔監視シス
テムにおいて、監視カメラにて撮影された映像を表示す
る表示手段と、この表示手段に表示される映像上に指示
指標を表示させ、オペレータからの要求に応じて指示指
標を移動表示させる指標制御手段と、表示手段に表示さ
れる監視カメラの映像上における指示指標の移動方向と
移動距離を検出する指標挙動検出手段と、この指標挙動
検出手段にて検出した移動方向と移動距離に基づいて、
監視カメラの撮像方向を制御するカメラ制御手段とを具
備して構成するようにした。
【0012】また、請求項4に記載の本発明は、通信回
線を介して監視カメラを遠隔操作する遠隔監視システム
で用いられる制御端末装置において、監視カメラにて撮
影された映像を表示する表示手段と、この表示手段に表
示される映像上に指示指標を表示させ、オペレータから
の要求に応じて指示指標を移動表示させる指標制御手段
と、表示手段に表示される監視カメラの映像上における
指示指標の移動方向と移動距離を検出する指標挙動検出
手段と、この指標挙動検出手段にて検出した移動方向と
移動距離に基づいて、監視カメラの撮像方向を、通信回
線を通じて制御するカメラ制御手段とを具備して構成す
るようにした。
【0013】上記構成の遠隔監視システムおよび制御端
末装置では、表示手段に表示された監視カメラの映像上
における指示指標の移動方向と移動距離に基づいて、監
視カメラの撮像方向を制御するようにしている。
【0014】したがって、上記構成の遠隔監視システム
および制御端末装置によれば、オペレータは、例えばマ
ウスポインタなどの指示指標を、監視カメラの映像上で
所望の方向に所望の量だけ移動させることにより、それ
に対応する方向と量だけ監視カメラの撮像方向が変化す
ることになるので、オペレータは、従来のように、映像
と監視カメラを制御する方向キーとの間で視線を往復さ
せる必要がなくなり、操作性が著しく向上し、急を要す
る場合でもオペレータが望む表示を迅速に行うことがで
きる。
【0015】また、上記の目的を達成するために、請求
項3に記載の本発明は、監視カメラを通信回線を介して
制御端末装置より遠隔操作する遠隔監視システムにおい
て、監視カメラにて撮影された映像を表示する表示手段
と、この表示手段に表示される映像上に指示指標を表示
させ、オペレータからの要求に応じて指示指標を移動表
示させる指標制御手段と、表示手段に表示される監視カ
メラの映像上で指示指標の移動により指定される領域を
検出する指標挙動検出手段と、この指標挙動検出手段に
て検出した領域に基づいて、監視カメラの撮像方向と撮
像画角を制御するカメラ制御手段とを具備して構成する
ようにした。
【0016】また、請求項6に記載の本発明は、通信回
線を介して監視カメラを遠隔操作する遠隔監視システム
で用いられる制御端末装置において、監視カメラにて撮
影された映像を表示する表示手段と、この表示手段に表
示される映像上に指示指標を表示させ、オペレータから
の要求に応じて指示指標を移動表示させる指標制御手段
と、表示手段に表示される監視カメラの映像上で指示指
標の移動により指定される領域を検出する指標挙動検出
手段と、この指標挙動検出手段にて検出した領域に基づ
いて、監視カメラの撮像方向と撮像画角を前記通信回線
を通じて制御するカメラ制御手段とを具備して構成する
ようにした。
【0017】上記構成の遠隔監視システムおよび制御端
末装置では、表示手段に表示された監視カメラの映像上
において指示指標の移動により指定される領域に基づい
て、、監視カメラの撮像方向と撮像画角を制御するよう
にしている。
【0018】したがって、上記構成の遠隔監視システム
および制御端末装置によれば、オペレータは、例えばマ
ウスポインタなどの指示指標を移動させて、拡大表示し
たい目標領域を指定することにより、その目標領域が拡
大表示されるよう監視カメラの撮像方向と撮像画角が制
御されることになるので、オペレータは、従来のよう
に、監視カメラの撮像方向を目標領域が中心となるよう
に移動指示し、拡大表示指示し、そしてまた、目標領域
が中心に映るように撮像方向を微調整するための移動指
示といった繰り返し操作を行わなう必要がなく、拡大表
示したい部分をマウスポインタのドラッグ操作で指定す
るだけで、迅速に所望の部分を拡大表示できる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施形態について説明する。図1は、本発明の一実施形
態に係わる遠隔監視システムの構成を示すものである。
【0020】制御端末100は、例えばパーソナルコン
ピュータなどのマン−マシンインターフェイスであっ
て、LANを通じて、後述する監視カメラ(MC)21
0〜230の撮影方向や撮影画角などの制御や、ビデオ
スイッチャ(VSW)300の切換制御を行うものであ
る。
【0021】制御端末100は、主装置110と、操作
モニタ120と、入力デバイス130を備える。主装置
110は、マイクロプロセッサなどからなり制御端末1
00の中枢をなす制御部111と、後述のビデオスイッ
チャ300を通じて映像信号を取り込み、その映像を操
作モニタ120に表示したり、内蔵するハードディスク
などに記録するためのビデオキャプチャボード(VC
B)112、その他、LAN回線に接続するためのイン
ターフェイスであるLANボード(図示しない)などを
備える。
【0022】操作モニタ120は、制御部111の制御
により、図2に示すように、ビデオキャプチャボード1
12にて取り込んだ映像や、監視カメラ210〜230
やビデオスイッチャ300などの被制御デバイスを制御
するための制御画面を表示する。入力デバイス130
は、オペレータからの指示を受け付けるキーボードやマ
ウスなどマンマシンインターフェイスである。
【0023】制御部111は、新たな制御機能として、
図2に示すような監視カメラ映像を表示する映像表示エ
リア上にて、オペレータが上記入力デバイス130を通
じて行うドラッグ(マウスボタンを押したままポインタ
を移動させる)操作や、上記映像表示エリアの外周部に
設けた方向キーK1〜K4に対するオペレータのマウス
操作に応じて、後述する監視カメラ210〜230を制
御する機能を備える。
【0024】なお、ドラッグ操作の移動量や方向に対応
する監視カメラ210〜230の制御量は、オペレータ
が制御実行に先立ち、予め入力デバイス130を通じて
任意に設定を行うことが可能で、この設定情報は、制御
部111のメモリに保持され、起動時に読み込まれるも
のとする。
【0025】監視カメラ210〜230は、例えばCC
D(Charge-Coupled Device)を用いた電子カメラであ
って、それぞれ監視対象領域に向けて設置され、撮影に
よって得た映像信号は、ビデオスイッチャ300に出力
される。
【0026】また、監視カメラ210〜230は、撮影
方向を高速旋回などにより可変するパーン/チルト駆動
機構や、撮影画角を可変するズーミング機構、撮影した
映像信号を補正する画像補正回路などを備える。
【0027】そして、監視カメラ210〜230は、そ
れぞれ対応するカメラコントローラ(CC)211〜2
31およびS/E(Serial/Ethernet
(登録商標))変換器212〜232を介して、LAN
に接続される。
【0028】S/E変換器212〜232は、LANを
通じ、TCP/IP(TransmissionControl Protocol /
Internet Protocol)などのプロトコルに従って、制御
端末100より監視カメラ210〜230に向けて与え
られる制御コマンドを、カメラコントローラ211〜2
31が理解可能なシリアルデータのコマンドに変換し、
それぞれ対応するカメラコントローラ211〜231に
出力するものである。
【0029】カメラコントローラ211〜231は、そ
れぞれ対応するS/E変換器212〜232から入力さ
れたコマンドに応じて、それぞれ対応する監視カメラ2
10〜230のパーン/チルト駆動機構や、ズーミング
機構、画像補正回路などを制御する。
【0030】ビデオスイッチャ300は、監視カメラ2
10〜230から映像信号、および図示しない他のビデ
オスイッチャを通した映像信号が入力され、LANを通
じた制御端末100からの制御信号に応じて、入力され
る映像信号を選択的に監視モニタ320や制御端末10
0に出力する。
【0031】S/E変換器310は、LANを通じ、T
CP/IPなどのプロトコルに従って、制御端末100
よりビデオスイッチャ300に向けて与えられる制御コ
マンドを、ビデオスイッチャ300が理解可能なシリア
ルデータのコマンドに変換し、ビデオスイッチャ300
に出力するものである。
【0032】ルータ400は、LANを通じて制御端末
100が接続され、これらを例えば当該遠隔監視システ
ムの上位をなすネットワークやサーバに接続するもので
ある。
【0033】次に、上記構成の遠隔監視システムにおけ
る監視カメラ210〜230の制御動作について説明す
る。はじめに、監視カメラ210〜230の撮像方向の
制御動作について説明する。
【0034】図3は、マウスポインタのドラッグ操作に
より、上記撮像方向を制御する処理を示すフローチャー
トで、図4は、方向キーK1〜K4に対するクリック操
作により、上記撮像方向を制御する処理を示すフローチ
ャートで、これらの処理は主として制御端末100の中
枢をなす制御部111によってなされる。
【0035】まず、図3に示す処理について説明する
と、この処理は、オペレータが入力デバイス130のマ
ウスを用いて、そのポインタを、監視カメラ映像を表示
する映像表示エリア上でドラッグすると開始される。
【0036】まず、ステップ3aでは、ドラッグ開始位
置から現在のマウスポインタの位置までの移動量(以
下、ドラッグ量と称する)と、その方向(以下、ドラッ
グ方向と称する)を検出し、ステップ3bに移行する。
【0037】ステップ3bでは、ステップ3aで検出し
たドラッグ量とドラッグ方向に応じた、監視カメラの撮
像方向をパーン/チルトさせるための制御コマンドを作
成し、ステップ3cに移行する。
【0038】なお、この際、1つの制御コマンドで、上
記ドラッグ操作に対応するように監視カメラの撮像方向
を制御できない場合には、複数の制御コマンドを組み合
わせて作成する。
【0039】ステップ3cでは、オペレータが押したま
まだったマウスボタンから手を離し、ドラッグ操作が終
了したか否かを判定する。ここで、ドラッグ操作が終了
した場合には、ステップ3dに移行し、終了していない
場合には、ステップ3a移行する。
【0040】ステップ3dでは、ステップ3bで検出し
たドラッグ量が所定値以上であるか否かを判定する。こ
こで、ドラッグ量が所定値以上の場合には、ステップ3
eに移行し、所定値未満の場合には、当該処理を終了す
る。
【0041】ステップ3eでは、ステップ3bで作成し
た制御コマンドに、現在表示している映像を撮影した監
視カメラ宛てのアドレス情報を付加し、上記制御コマン
ドを上記監視カメラ宛てにLANを通じて送信し、当該
処理を終了する。
【0042】次に、図4に示す処理について説明する
と、この処理は、オペレータが映像表示エリアの外周部
に設けた方向キーK1〜K4のいずれかにマウスポイン
タをあわせて、マウスボタンをクリックする操作を行う
と開始される。
【0043】まず、ステップ4aでは、クリックされた
方向キーがK1であるか否かを判定する。ここで、クリ
ックされた方向キーがK1である場合には、ステップ4
bに移行し、一方、K1ではない場合には、ステップ4
cに移行する。ステップ4bでは、監視カメラの撮像方
向を上方向にチルトさせるための制御コマンドを作成
し、ステップ4hに移行する。
【0044】ステップ4cでは、クリックされた方向キ
ーがK2であるか否かを判定する。ここで、クリックさ
れた方向キーがK2である場合には、ステップ4dに移
行し、一方、K2ではない場合には、ステップ4eに移
行する。ステップ4dでは、監視カメラの撮像方向を下
方向にチルトさせるための制御コマンドを作成し、ステ
ップ4hに移行する。
【0045】ステップ4eでは、クリックされた方向キ
ーがK3であるか否かを判定する。ここで、クリックさ
れた方向キーがK3である場合には、ステップ4fに移
行し、一方、K3ではない場合には、ステップ4gに移
行する。ステップ4fでは、監視カメラの撮像方向を左
方向にパーンさせるための制御コマンドを作成し、ステ
ップ4hに移行する。
【0046】ステップ4gでは、監視カメラの撮像方向
を右方向にパーンさせるための制御コマンドを作成し、
ステップ4hに移行する。
【0047】ステップ4hでは、作成した制御コマンド
に、現在表示している映像を撮影した監視カメラ宛ての
アドレス情報を付加し、上記制御コマンドを上記監視カ
メラ宛てにLANを通じて送信し、当該処理を終了す
る。
【0048】次に、上記構成の遠隔監視システムの監視
カメラ210〜230の制御動作について説明する。
【0049】本実施形態では、監視カメラ210〜23
0の撮影画角と撮像方向の制御動作について説明する。
図5は、この制御動作を説明するためのフローチャート
で、この処理は、主として制御端末100の中枢をなす
制御部111によってなされる。
【0050】そして、この処理は、オペレータが入力デ
バイス130のキーボードの「Shift」キーを押下
しながら、マウスポインタを、監視カメラ映像を表示す
る映像表示エリア上でドラッグして、拡大表示範囲を指
定すると開始される。
【0051】まず、ステップ5aでは、上記ドラッグに
よって指定された領域の形状が、縦長であるか否かが判
定される。ここで、指定領域が縦長の場合には、ステッ
プ5bに移行し、一方、指定領域が縦長でない場合(正
方形の場合も含む)には、ステップ5cに移行する。
【0052】ステップ5bでは、図6(a)に示すよう
に上記指定領域を中心に横方向の領域を補完して、縦横
比が3:4となる指定領域を新たに作成し、ステップ5
dに移行する。
【0053】ステップ5cでは、図6(b)に示すよう
に上記指定領域を中心に縦方向の領域を補完して、縦横
比が3:4となる指定領域を新たに作成し、ステップ5
dに移行する。
【0054】ステップ5dでは、ステップ5bあるいは
ステップ5cにて新たに作成した指定領域の中心を求
め、この中心が監視カメラの撮影領域の中心となるよう
にする制御コマンドを作成し、ステップ5eに移行す
る。
【0055】ステップ5eでは、ステップ5bあるいは
ステップ5cにて新たに作成した指定領域が、図2に示
した映像表示エリアいっぱいに表示するための制御コマ
ンドを作成し、ステップ5fに移行する。
【0056】ステップ5fでは、ステップ5dおよびス
テップ5eで作成した制御コマンドに、現在表示してい
る映像を撮影した監視カメラ宛てのアドレス情報を付加
して、上記制御コマンドを上記監視カメラ宛てにLAN
を通じて送信し、当該処理を終了する。
【0057】以上のように、上記構成の遠隔監視システ
ムでは、操作モニタ120に表示される監視映像上で行
われたマウスのドラッグ操作を検出し、そのドラッグに
よるマウスポインタの移動量と、その方向を求め、これ
らに応じて監視カメラの撮像方向を制御するようにして
いる。
【0058】したがって、上記構成の遠隔監視システム
によれば、オペレータは、操作モニタ120に表示され
る監視映像上でのマウス操作で、監視カメラの撮影方向
の可変とその可変量を制御できるので、オペレータは、
従来のように、監視映像と方向キーとの間で視線を往復
させる必要がなくなり、操作性が著しく向上し、急を要
する場合でもオペレータが望む表示を迅速に行える。
【0059】また、監視映像を表示するエリアの外周部
に、方向キーを設けるようにしたので、方向キーを用い
て監視カメラの撮影方向を制御する場合でも、従来より
視線の移動量は少なく、なおかつ限られた操作モニタ画
面を有効利用することができる。
【0060】さらに、上記構成の遠隔監視システムで
は、ステップ3dの判定にあるように、ドラッグ量が所
定値以上である場合にのみ、ドラッグによる制御を受け
付けるようにしているので、オペレータの意図しない誤
った操作により、不必要に監視カメラが制御されること
を防止できる。
【0061】そしてまた、上記構成の遠隔監視システム
では、「Shift」キーの押下とマウスポインタのド
ラッグを同時に行って、表示中の映像の拡大表示したい
部分を指定すると、この指定領域を拡大表示する制御コ
マンドを自動作成し、監視カメラに対して指示を与える
ようにしている。
【0062】このため、上記構成の遠隔監視システムに
よれば、従来にように、監視カメラの撮像方向を目標物
が中心となるように移動指示し、拡大表示指示し、そし
てまた、目標物が中心に映るように撮像方向を微調整す
るための移動指示するといった繰り返し操作を行なう必
要がなく、拡大表示したい部分をマウスポインタのドラ
ッグ操作で指定するだけで、所望の部分を拡大表示で
き、操作性が著しく向上する。
【0063】また、オペレータは、拡大表示したい部分
を指定する際に、その指定領域が必ずしも縦横比3:4
でなくても、この比率になるように補完するので、オペ
レータは、指定領域の縦横比を気にする必要がない。
【0064】尚、本発明は上記実施の形態に限定される
ものではない。例えば、上記実施の形態では、制御端末
100側でドラッグ操作に応じた制御コマンドを、場合
によっては複数作成して、これを監視カメラ210〜2
30に宛てて送信するようにしたので、監視カメラ21
0〜230は従来より用いられるものと同等のもので微
妙な方向への可変を行うことができる。
【0065】これに代わって例えば、制御端末100側
では、行われたドラッグ操作自体の情報を、S/E変換
器212〜232を通じ対応するカメラコントローラ2
11〜231に送信するようにし、カメラコントローラ
211〜231あるいは監視カメラ210〜230側に
て、送られた上記ドラッグ操作の情報を解釈することに
より、微妙な方向への可変を行うようにしてもよい。
【0066】また、上記実施の形態では、ドラッグ操作
が終了した後に、その操作に応じた監視カメラの撮像方
向制御が行われる構成としたが、これに代わって例え
ば、ドラッグ操作中に、この操作に連動して監視カメラ
の撮像方向制御を行うようにしてもよい。
【0067】さらに、ドラッグ中は、マウスポインタの
形状を他の形状に変えるなどして、オペレータがドラッ
グ操作中であることを認識できるようにすることによ
り、さらに操作性を向上させることができる。
【0068】そしてまた、上記実施の形態では、アスペ
クト比が4:3の場合を例に説明したが、16:9のア
スペクト比を有する場合にも適用可能で、例えば図5に
示した処理により拡大表示を行う場合には、オペレータ
が指定した領域を上記アスペクト比に応じて補完すれば
よく、16:9のアスペクト比の場合でも、同様の効果
をそうすることはいうまでもない。
【0069】尚、本発明は上記実施の形態に限定される
ものではない。その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲
で種々の変形を施しても同様に実施可能であることはい
うまでもない。
【0070】
【発明の効果】以上述べたように、請求項1および請求
項4に記載の本発明では、表示手段に表示された監視カ
メラの映像上における指示指標の移動方向と移動距離に
基づいて、監視カメラの撮像方向を制御するようにして
いる。
【0071】したがって、請求項1および請求項4に記
載の本発明によれば、オペレータは、例えばマウスポイ
ンタなどの指示指標を、監視カメラの映像上で所望の方
向に所望の量だけ移動させることにより、それに対応す
る方向と量だけ監視カメラの撮像方向が変化することに
なるので、オペレータは、従来のように、映像と監視カ
メラを制御する方向キーとの間で視線を往復させる必要
がなくなり、操作性が著しく向上し、急を要する場合で
もオペレータが望む表示を迅速に行うことが可能な遠隔
監視システムおよび制御端末装置を提供できる。
【0072】また、請求項3および請求項6に記載の本
発明では、表示手段に表示された監視カメラの映像上に
おいて指示指標の移動により指定される領域に基づい
て、、監視カメラの撮像方向と撮像画角を制御するよう
にしている。
【0073】したがって、請求項3および請求項6に記
載の本発明によれば、オペレータは、例えばマウスポイ
ンタなどの指示指標を移動させて、拡大表示したい目標
領域を指定することにより、その目標領域が拡大表示さ
れるよう監視カメラの撮像方向と撮像画角が制御される
ことになるので、オペレータは、従来のように、監視カ
メラの撮像方向を目標領域が中心となるように移動指示
し、拡大表示指示し、そしてまた、目標領域が中心に映
るように撮像方向を微調整するための移動指示といった
繰り返し操作を行わなう必要がなく、拡大表示したい部
分をマウスポインタのドラッグ操作で指定するだけで、
迅速に所望の部分を拡大表示可能な遠隔監視システムお
よび制御端末装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる遠隔監視システム一実施形態の
構成を示すシステム構成図。
【図2】図1に示した遠隔監視システムの操作モニタの
表示画面の表示例を示す図。
【図3】図1に示した遠隔監視システムの監視カメラの
撮像方向の制御動作を説明するためのフローチャート。
【図4】図1に示した遠隔監視システムの監視カメラの
撮像方向の制御動作を説明するためのフローチャート。
【図5】図1に示した遠隔監視システムの監視カメラの
撮影画角と撮像方向の制御動作を説明するためのフロー
チャート。
【図6】図5に示したフローチャートに示した監視カメ
ラの撮影画角と撮像方向の制御動作を説明するための
図。
【図7】従来の遠隔監視システムにおける操作モニタの
表示画面の表示例を示す図。
【符号の説明】
100…制御端末 110…主装置 111…制御部 112…ビデオキャプチャボード(VCB) 120…操作モニタ 130…入力デバイス 210〜230…監視カメラ(MC) 211〜231…カメラコントローラ(CC) 212〜232,310…S/E変換器 300…ビデオスイッチャ(VSW) 320…監視モニタ 400…ルータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04Q 9/00 321 H04Q 9/00 321E 361 361 (72)発明者 榎本 秀明 東京都日野市旭が丘3丁目1番地の1 株 式会社東芝日野工場内 (72)発明者 飯干 耕二 東京都日野市旭が丘3丁目1番地の1 東 芝通信システムエンジニアリング株式会社 内 Fターム(参考) 5C022 AA01 AB62 AB65 AC00 AC01 AC13 AC27 5C054 CF06 CG05 CG08 DA09 EA03 FD07 FE19 HA18 5K048 AA04 BA10 DC04 DC07 EB02 FB02 FB10 5K101 KK13 LL05

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 監視カメラを通信回線を介して制御端末
    装置より遠隔操作する遠隔監視システムにおいて、 前記監視カメラにて撮影された映像を表示する表示手段
    と、 この表示手段に表示される映像上に指示指標を表示さ
    せ、オペレータからの要求に応じて前記指示指標を移動
    表示させる指標制御手段と、 前記表示手段に表示される前記監視カメラの映像上にお
    ける前記指示指標の移動方向と移動距離を検出する指標
    挙動検出手段と、 この指標挙動検出手段にて検出した移動方向と移動距離
    に基づいて、前記監視カメラの撮像方向を制御するカメ
    ラ制御手段とを具備することを特徴とする遠隔監視シス
    テム。
  2. 【請求項2】 前記表示手段は、前記監視カメラにて撮
    影された映像を表示するとともに、その表示領域の外周
    部に複数の操作領域を表示し、 前記指標挙動検出手段は、前記指示指標が前記操作領域
    上に位置するか否かを判定し、 前記カメラ制御手段は、前記指標挙動検出手段の判定の
    結果、前記指示指標が前記操作領域上に位置する場合
    に、その位置する操作領域に予め対応づけた方向に、前
    記監視カメラの撮像方向を移動させる制御を行うことを
    特徴とする請求項1に記載の遠隔監視システム。
  3. 【請求項3】 監視カメラを通信回線を介して制御端末
    装置より遠隔操作する遠隔監視システムにおいて、 前記監視カメラにて撮影された映像を表示する表示手段
    と、 この表示手段に表示される映像上に指示指標を表示さ
    せ、オペレータからの要求に応じて前記指示指標を移動
    表示させる指標制御手段と、 前記表示手段に表示される前記監視カメラの映像上で前
    記指示指標の移動により指定される領域を検出する指標
    挙動検出手段と、 この指標挙動検出手段にて検出した領域に基づいて、前
    記監視カメラの撮像方向と撮像画角を制御するカメラ制
    御手段とを具備することを特徴とする遠隔監視システ
    ム。
  4. 【請求項4】 通信回線を介して監視カメラを遠隔操作
    する遠隔監視システムで用いられる制御端末装置におい
    て、 前記監視カメラにて撮影された映像を表示する表示手段
    と、 この表示手段に表示される映像上に指示指標を表示さ
    せ、オペレータからの要求に応じて前記指示指標を移動
    表示させる指標制御手段と、 前記表示手段に表示される前記監視カメラの映像上にお
    ける前記指示指標の移動方向と移動距離を検出する指標
    挙動検出手段と、 この指標挙動検出手段にて検出した移動方向と移動距離
    に基づいて、前記監視カメラの撮像方向を、前記通信回
    線を通じて制御するカメラ制御手段とを具備することを
    特徴とする制御端末装置。
  5. 【請求項5】 前記表示手段は、前記監視カメラにて撮
    影された映像を表示するとともに、その表示領域の外周
    部に複数の操作領域を表示し、 前記指標挙動検出手段は、前記指示指標が前記操作領域
    上に位置するか否かを判定し、 前記カメラ制御手段は、前記指標挙動検出手段の判定の
    結果、前記指示指標が前記操作領域上に位置する場合
    に、その位置する操作領域に予め対応づけた方向に、前
    記監視カメラの撮像方向を移動させる制御を前記通信回
    線を通じて行うことを特徴とする請求項4に記載の制御
    端末装置。
  6. 【請求項6】 通信回線を介して監視カメラを遠隔操作
    する遠隔監視システムで用いられる制御端末装置におい
    て、 前記監視カメラにて撮影された映像を表示する表示手段
    と、 この表示手段に表示される映像上に指示指標を表示さ
    せ、オペレータからの要求に応じて前記指示指標を移動
    表示させる指標制御手段と、 前記表示手段に表示される前記監視カメラの映像上で前
    記指示指標の移動により指定される領域を検出する指標
    挙動検出手段と、 この指標挙動検出手段にて検出した領域に基づいて、前
    記監視カメラの撮像方向と撮像画角を前記通信回線を通
    じて制御するカメラ制御手段とを具備することを特徴と
    する制御端末装置。
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