JP2000059682A - 撮像制御装置および方法、画像提供装置および方法、画像提供システム、並びに提供媒体 - Google Patents

撮像制御装置および方法、画像提供装置および方法、画像提供システム、並びに提供媒体

Info

Publication number
JP2000059682A
JP2000059682A JP10299449A JP29944998A JP2000059682A JP 2000059682 A JP2000059682 A JP 2000059682A JP 10299449 A JP10299449 A JP 10299449A JP 29944998 A JP29944998 A JP 29944998A JP 2000059682 A JP2000059682 A JP 2000059682A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
providing
panoramic
client
imaging
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10299449A
Other languages
English (en)
Inventor
Masakazu Koyanagi
正和 小柳
Naoyasu Hosonuma
直泰 細沼
Teruhiko Kori
照彦 郡
Yoshinori Furuya
美紀 古屋
Ken Tamayama
研 玉山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP10299449A priority Critical patent/JP2000059682A/ja
Publication of JP2000059682A publication Critical patent/JP2000059682A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Studio Circuits (AREA)
  • Studio Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数のパノラマ画像から所望のパノラマ画像
を選択する。 【解決手段】 複数の撮像装置により撮像された画像か
ら生成された複数の検索用パノラマ画像505が表示さ
れ、その中の1つのパノラマ画像を選択することで、1
つの撮像装置が選択され、その検索用パノラマ画像が領
域502に、制御対象のパノラマ画像として表示され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、撮像制御装置およ
び方法、画像提供装置および方法、画像提供システム、
並びに提供媒体に関し、特に、複数の撮像装置の映像を
同時に把握し、複数の撮像装置から所望の撮像装置を容
易に選択することができるようにした、撮像制御装置お
よび方法、画像提供装置および方法、画像提供システ
ム、並びに提供媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、撮像装置としてのビデオカメラが
操作者の比較的近くにあり、直接制御可能である場合
は、ビデオセレクタなどで映像を切り替える方法を用い
て、ビデオカメラの選択を行なっていた。また、遠隔地
に置かれたカメラサーバからの映像をインターネットな
どを経由して見る場合、カメラサーバのURLを直接指
定したり、文字情報で書かれた設置場所の情報をインデ
ックスにして、カメラサーバを選択する方法などが取ら
れていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術において
は、複数の撮像装置から、注目すべき1台を選択するに
は、ある程度の経験や慣れが必要とされていた。つま
り、各ビデオカメラで、どういった画像を得ることがで
きるのか熟知していなければ、複数のビデオカメラのう
ち、必要のないものまでも選択してしまうという課題が
あった。特に、インターネットなどのような通信回線を
用いた画像配信の場合、画像転送に必要な回線容量が十
分にないときがあり、所望のカメラサーバを探し出すに
は多くの時間を要するという課題があった。
【0004】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
ものであり、複数の撮像装置から所望の撮像装置を容易
かつ迅速に選択できるようにするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の撮像制
御装置は、複数の撮像部を制御し、所定の画像を撮像さ
せる撮像制御装置において、複数の撮像部により撮像さ
れた画像から生成された複数のパノラマ画像が表示され
るように、その表示を制御する表示制御手段と、複数の
パノラマ画像のうちの所定のものが選択されたとき、そ
の選択されたパノラマ画像に対応する撮像部の撮像を制
御する撮像制御手段とを備えることを特徴とする。
【0006】請求項3に記載の撮像制御方法は、複数の
撮像部を制御し、所定の画像を撮像させる撮像制御装置
の撮像制御方法において、複数の撮像部により撮像され
た画像から生成された複数のパノラマ画像が表示される
ように、その表示を制御する表示制御ステップと、複数
のパノラマ画像のうちの所定のものが選択されたとき、
その選択されたパノラマ画像に対応する撮像部の撮像を
制御する撮像制御ステップとを含むことを特徴とする。
【0007】請求項4に記載の提供媒体は、複数の撮像
部を制御し、所定の画像を撮像させる撮像制御装置に、
複数の撮像部により撮像された画像から生成された複数
のパノラマ画像が表示されるように、その表示を制御す
る表示制御ステップと、複数のパノラマ画像のうちの所
定のものが選択されたとき、その選択されたパノラマ画
像に対応する撮像部の撮像を制御する撮像制御ステップ
とを含む処理を実行させるコンピュータが読み取り可能
なプログラムを提供することを特徴とする。
【0008】請求項5に記載の画像提供装置は、複数の
画像提供装置がそれぞれ提供するパノラマ画像の中か
ら、所定のパノラマ画像を選択するためのパノラマイン
デックス画像を提供する第1の提供手段と、クライアン
トから指示を受けたとき、その指示に対応するパノラマ
画像を提供する第2の提供手段とを備えることを特徴と
する。
【0009】請求項6に記載の画像提供方法は、複数の
画像提供装置がそれぞれ提供するパノラマ画像の中か
ら、所定のパノラマ画像を選択するためのパノラマイン
デックス画像を提供する第1の提供ステップと、クライ
アントから指示を受けたとき、その指示に対応するパノ
ラマ画像を提供する第2の提供ステップとを含むことを
特徴とする。
【0010】請求項7に記載の提供媒体は、複数の画像
提供装置がそれぞれ提供するパノラマ画像の中から、所
定のパノラマ画像を選択するためのパノラマインデック
ス画像を提供する第1の提供ステップと、クライアント
から指示を受けたとき、その指示に対応するパノラマ画
像を提供する第2の提供ステップとを含む処理を実行さ
せるコンピュータが読み取り可能なプログラムを提供す
ることを特徴とする。
【0011】請求項8に記載の画像提供システムは、画
像提供装置のうちの第1の画像提供装置は、複数の画像
提供装置がそれぞれ提供するパノラマ画像の中から、所
定のパノラマ画像を選択するためのパノラマインデック
ス画像をクライアントに提供する第1の提供手段と、ク
ライアントから要求があったとき、第1の提供手段をネ
ットワークを介してクライアントに送信する第1の送信
手段とを備え、画像提供装置のうちの第2の画像提供装
置は、クライアントから指示を受けたとき、その指示に
対応するパノラマ画像をクライアントに提供する第2の
提供手段と、クライアントから要求があったとき、第2
の提供手段をネットワークを介してクライアントに送信
する第2の送信手段とを備え、クライアントは、第1の
画像提供装置からネットワークを介して送信されてくる
第1の提供手段を受信する第1の受信手段と、第2の画
像提供装置からネットワークを介して送信されてくる第
2の提供手段を受信する第2の受信手段とを備えること
を特徴とする。
【0012】請求項9に記載の画像提供方法は、画像提
供装置のうちの第1の画像提供装置は、複数の画像提供
装置がそれぞれ提供するパノラマ画像の中から、所定の
パノラマ画像を選択するためのパノラマインデックス画
像をクライアントに提供する第1の提供手段を備え、画
像提供装置のうちの第2の画像提供装置は、クライアン
トから指示を受けたとき、その指示に対応するパノラマ
画像をクライアントに提供する第2の提供手段を備え、
第1の画像提供装置の画像提供方法は、クライアントか
ら要求があったとき、第1の提供手段をネットワークを
介してクライアントに送信する第1の送信ステップを含
み、第2の画像提供装置の画像提供方法は、クライアン
トから要求があったとき、第2の提供手段をネットワー
クを介してクライアントに送信する第2の送信ステップ
を含み、クライアントの画像提供方法は、第1の画像提
供装置からネットワークを介して送信されてくる第1の
提供手段を受信する第1の受信ステップと、第2の画像
提供装置からネットワークを介して送信されてくる第2
の提供手段を受信する第2の受信ステップとを含むこと
を特徴とする。
【0013】請求項10に記載の提供媒体は、画像提供
装置のうちの第1の画像提供装置は、複数の画像提供装
置がそれぞれ提供するパノラマ画像の中から、所定のパ
ノラマ画像を選択するためのパノラマインデックス画像
をクライアントに提供する第1の提供手段を備え、画像
提供装置のうちの第2の画像提供装置は、クライアント
から指示を受けたとき、その指示に対応するパノラマ画
像をクライアントに提供する第2の提供手段を備える画
像提供システムの、第1の画像提供装置に、クライアン
トから要求があったとき、第1の提供手段をネットワー
クを介してクライアントに送信する第1の送信ステップ
を含む処理を実行させ、第2の画像提供装置に、クライ
アントから要求があったとき、第2の提供手段をネット
ワークを介してクライアントに送信する第2の送信ステ
ップを含む処理を実行させ、クライアントに、第1の画
像提供装置からネットワークを介して送信されてくる第
1の提供手段を受信する第1の受信ステップと、第2の
画像提供装置からネットワークを介して送信されてくる
第2の提供手段を受信する第2の受信ステップとを含む
処理を実行させるコンピュータが読み取り可能なプログ
ラムを提供することを特徴とする。
【0014】請求項1に記載の撮像制御装置、請求項3
に記載の撮像制御方法、および請求項4に記載の提供媒
体においては、複数の撮像部により撮像された画像から
生成された複数のパノラマ画像が表示されるように、そ
の表示が制御され、複数のパノラマ画像のうちの所定の
ものが選択されたとき、その選択されたパノラマ画像に
対応する撮像部の撮像が制御される。
【0015】請求項5に記載の画像提供装置、請求項6
に記載の画像提供方法、および請求項7に記載の提供媒
体においては、複数のパノラマ画像の中から、所定のパ
ノラマ画像を選択するためのパノラマインデックス画像
が提供され、クライアントから指示を受けたとき、その
指示に対応するパノラマ画像が提供される。
【0016】請求項8に記載の画像提供システム、請求
項9に記載の画像提供方法、および請求項10に記載の
提供媒体においては、複数の撮像部により撮像された画
像から生成された複数のパノラマ画像が表示されるよう
に、その表示が制御され、複数のパノラマ画像のうちの
所定のものが選択されたとき、その選択されたパノラマ
画像に対応する撮像部の駆動が制御される。
【0017】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を説明
するが、特許請求の範囲に記載の発明の各手段と以下の
実施の形態との対応関係を明らかにするために、各手段
の後の括弧内に、対応する実施の形態(但し一例)を付
加して本発明の特徴を記述すると、次のようになる。但
し勿論この記載は、各手段を記載したものに限定するこ
とを意味するものではない。
【0018】請求項1に記載の撮像制御装置は、複数の
撮像部を制御し、所定の画像を撮像させる撮像制御装置
において、複数の撮像部により撮像された画像から生成
された複数のパノラマ画像が表示されるように、その表
示を制御する表示制御手段(例えば、図4のステップS
1)と、複数のパノラマ画像のうちの所定のものが選択
されたとき、その選択されたパノラマ画像に対応する撮
像部の駆動を制御する駆動制御手段(例えば、図4のス
テップS7)とを備えることを特徴とする。
【0019】請求項5に記載の画像提供装置は、他の画
像提供装置とともに、クライアントに所定の画像を提供
する画像提供装置において、クライアントからアクセス
を受けたとき、複数の画像提供装置がそれぞれ提供する
パノラマ画像の中から、所定のパノラマ画像を選択する
ためのパノラマインデックス画像を提供する第1の提供
手段(例えば、図3のHTMLファイル311)と、ク
ライアントから指示を受けたとき、その指示に対応する
パノラマ画像を提供する第2の提供手段(例えば、図3
のHTMLファイル44)とを備えることを特徴とす
る。
【0020】請求項8に記載の画像提供システムは、画
像提供装置のうちの第1の画像提供装置は、複数の画像
提供装置がそれぞれ提供するパノラマ画像の中から、所
定のパノラマ画像を選択するためのパノラマインデック
ス画像をクライアントに提供する第1の提供手段(例え
ば、図3のHTMLファイル311)と、クライアント
から要求があったとき、第1の提供手段をネットワーク
を介してクライアントに送信する第1の送信手段(例え
ば、図4のステップS2)とを備え、画像提供装置のう
ちの第2の画像提供装置は、クライアントから指示を受
けたとき、その指示に対応するパノラマ画像をクライア
ントに提供する第2の提供手段(例えば、図3のHTM
Lファイル44)と、クライアントから要求があったと
き、第2の提供手段をネットワークを介してクライアン
トに送信する第2の送信手段(例えば、図4のステップ
S7)とを備え、クライアントは、第1の画像提供装置
からネットワークを介して送信されてくる第1の提供手
段を受信する第1の受信手段(例えば、図4のステップ
S3)と、第2の画像提供装置からネットワークを介し
て送信されてくる第2の提供手段を受信する第2の受信
手段(例えば、図4のステップS7)とを備えることを
特徴とする。
【0021】本発明を適用したカメラサーバシステムの
基本構成について、添付の図面を用いて説明する。図1
は、カメラサーバシステムの構成例を示すブロック図で
ある。
【0022】本実施の形態のカメラサーバシステムは、
パンチルト機能付きビデオカメラ1、サーバコンピュー
タ(本実施の形態においては、パーソナルコンピュータ
(PC)、またはEWS(Engineering Work Station)
などにより構成される)3、パンチルト機能付きビデオ
カメラ1とサーバコンピュータ3との間での情報のやり
とりを行うローカル通信回線(本実施の形態において
は、ローカル通信回線としてRS232Cを使用する)
2、クライアントコンピュータ(PC、EWS、PDA
(Personal Digital Assistant)などにより構成され
る)5、並びに、サーバコンピュータ3とクライアント
コンピュータ5との間での情報のやりとりをするネット
ワーク回線(本実施の形態においては、インターネット
またはイントラネットで構成される)4から構成されて
いる。
【0023】パンチルト機能付きビデオカメラ1は、撮
像素子が捉えた像を、光電変換し、輝度および色の補正
を行った、例えばNTSC方式のビデオ信号をサーバコ
ンピュータ3に対して出力するビデオカメラと、ビデオ
カメラをパン方向、またはチルト方向に回転移動するパ
ンチルタ部とから構成されている。パンチルト機能付き
ビデオカメラ1は、外部からの命令により、ビデオカメ
ラの機能(例えばズーム、フォーカス、アイリス、ゲイ
ン、シャッタースピード、ホワイトバランス等)、およ
びパンチルタ機能(例えばパン位置、チルト位置)のコ
ントロールが可能であると同時に、状態を表すパラメー
タ、例えば、パンチルタの位置、ズームの位置の取得が
可能である。命令の例としては、カメラのズームや、パ
ンチルタのパンおよびチルトの絶対位置指定による駆動
制御命令、パンチルト機能付きビデオカメラ1のパンの
位置、チルトの位置、およびズームの位置の情報を要求
する命令等が挙げられる。
【0024】パンチルト機能付きビデオカメラ1への制
御命令は、ローカル通信回線2としての、コンピュータ
用インターフェースとして一般的なRS232Cケーブ
ル21を経由してサーバコンピュータ3から送られる。
また、パンチルト機能付きビデオカメラ1から出力され
た映像信号(NTSC方式のビデオ信号)は、ビデオケ
ーブル22を経由して、サーバコンピュータ3内のビデ
オキャプチャボード31に供給される。RS232Cケ
ーブル21の通信プロトコルとして、AV機器専用のV
ISCA(Video System Control Architecture)プロ
トコルが用いられおり、サーバコンピュータ3より、周
期的に、カメラおよびパンチルタの状態を問いただす情
報要求コマンドが出力され、それに対する情報が、ビデ
オカメラ1から出力されており、また必要に応じてビデ
オカメラおよびパンチルタを制御する命令がビデオカメ
ラ1に送られる。
【0025】サーバコンピュータ3はまた、パンチルト
機能付きビデオカメラ1を制御するローカルカメラコン
トロールサーバブロック32、およびネットワーク回線
4に対するインターフェース処理を行うHTTPサーバ
機能ブロック33を有する構成となっている。
【0026】ローカルカメラコントロールサーバブロッ
ク32は、ローカルカメラコントロールサーバ34が中
心になって、外部からの動作命令に従い、シリアルポー
ト35を経由してパンチルト機能付きビデオカメラ1を
制御し、また、サーバコンピュータ3に内蔵されている
ビデオキャプチャボード31を制御する。
【0027】シリアルポート35は、上述したように、
周期的に、カメラおよびパンチルタの状態を問いただす
情報要求コマンドをビデオカメラ1に送出し、その情報
要求コマンドに対する情報を受信したり、必要に応じて
ビデオカメラおよびパンチルタを制御する命令を送り出
す。ローカルカメラコントロールサーバ34は、シリア
ルポート35から受信されたパンチルト機能付きビデオ
カメラ1の最新の状態(例えば、パンチルト位置、およ
びズーム位置等)を、カメラ情報メモリ36に書き込む
動作を行う。また、ローカルカメラコントロールサーバ
34は、パンチルト機能付きビデオカメラ1のメカ的制
限値、画像配信するための画像の素性(後述する)、お
よび画像とパンチルト機能付きビデオカメラ1のメカパ
ラメータの関係を示す内容についても、カメラ情報メモ
リ36に書き込む動作を行う。
【0028】さらに、ローカルカメラコントロールサー
バ34は、クライアントコンピュータ5にライブ画像を
配信するため、周期的に、ビデオキャプチャボード31
に対して画像の取得を指示する。また、ローカルカメラ
コントロールサーバ34は、パノラマ画像作成の指示が
あったとき、パンチルト機能付きビデオカメラ1の駆動
範囲を網羅するパノラマ画像を生成するための元画像を
獲得するために、ビデオキャプチャボード31に対して
画像の取得を指示する。キャプチャされた画像は、一時
的にテンポラリな画像としてキャプチャ画像メモリ37
に記憶される。ライブ画像配信の目的のためのキャプチ
ャの場合、テンポラリなキャプチャ画像は、画像圧縮処
理回路38において画像圧縮処理(JPEG画像として
の変換)が施されて、ライブ画像メモリ39に送られ
る。
【0029】ここで、パノラマ画像の生成処理について
説明する。ローカルカメラコントロールサーバ34は、
パノラマ画像の作成命令を、外部より受け付けた場合、
シリアルポート35を介して、パノラマ画像の元画像を
獲得するパンチルト位置、およびズーム位置に、パンチ
ルト機能付きビデオカメラ1を次々と移動させる。ま
た、各画像を獲得する位置に、パンチルト機能付きビデ
オカメラ1が駆動されたとき、ローカルカメラコントロ
ールサーバ34は、ビデオキャプチャボード31に画像
のキャプチャを指示する。キャプチャされた画像は、テ
ンポラリのキャプチャ画像メモリ37を経て、パノラマ
合成処理回路40に入力され、そこにおいて、パノラマ
合成処理される。
【0030】パノラマ合成処理回路40において施され
るパノラマ合成処理では、獲得した画像が、キャプチャ
した時の画角、およびパンチルタの位置に応じて、パン
チルタの回転中心、または視線の中心を基準とした仮想
球面の画像に写像され、画像の連結が行なわれる。さら
に、連結された全ての画像は、仮想球面の緯度、および
経度で正規化された画像に変換される。これらの変換の
詳細については、特願平9-103456号として本願出願人が
すでに提案している。そして、連結されたパノラマ画像
は、画像圧縮処理回路38によりJPEG画像に変換さ
れて、パノラマ画像メモリ41に保存される。
【0031】作成されたパノラマ画像は2画面分保存さ
れ、1画面は基準パノラマ画像とされ、もう1画面は最
新パノラマ画像とされる。通常、パノラマ作成コマンド
で作成されたパノラマ画像は、最新パノラマ画像として
保存される。基準パノラマ画像は、ネットワーク等を用
いないで、サーバコンピュータ3に、サーバコンピュー
タ3の操作者がコマンドを直接送り、最新パノラマ画像
をコピーさせることで生成される。
【0032】サーバコンピュータ3内のHTTPサーバ
機能ブロック33は、インターネット等のネットワーク
回線4を介して行われる、クライアントコンピュータ5
からのアクセスに対してHTMLファイル44を配信し
たり、HTMLファイル44の記述に従って、クライア
ントコンピュータ5内で実行するためのJAVAアプレ
ット43を配信し、さらにクライアントコンピュータ5
からの指示により、サーバコンピュータ5内のCGI
(Common Gate Interface)45を実行する。
【0033】ここで、CGI45について説明する。C
GI45はクライアントコンピュータ5から、その実行
を指示され、サーバコンピュータ3で実行された結果
を、クライアントコンピュータ5に反映させるためのも
のである(以下、このことを、クライアントコンピュー
タ5がCGI45を実行するとも記述する)。本実施の
形態においては、4つの機能のCGIが用意されてい
る。
【0034】CGI45の1つ目の機能は、ライブ画像
の配信を行うことである。CGI45とローカルカメラ
コントロールサーバ34は、ライブ画像メモリ39上
で、メモリを共有している。最新ライブ画像の取得のた
めの引数を付けて、クライアントコンピュータ5がCG
I45を実行すると、ライブ画像メモリ39上に格納さ
れている最新のライブ画像が、JPEG画像として、ネ
ットワーク回線4を経由してクライアントコンピュータ
5に配信される。
【0035】CGI45の2つ目の機能は、パノラマ画
像の配信を行うことである。CGI45とローカルカメ
ラコントロールサーバ34は、パノラマ画像メモリ41
上で、メモリを共有している。このパノラマ画像メモリ
41には、最新パノラマ画像と基準パノラマ画像が格納
されており、最新パノラマ画像取得のための引数を付け
て、クライアントコンピュータ5が、CGI45を実行
させると、パノラマ画像メモリ41上に格納されている
最新パノラマ画像が、JPEG画像としてネットワーク
回線4を経由してクライアントコンピュータ5に配信さ
れる。また、基準パノラマ画像取得用の引数を付けて、
クライアントコンピュータ5から、CGI45が実行さ
れると、パノラマ画像メモリ41上の基準パノラマ画像
がネットワーク回線4を経由してクライアントコンピュ
ータ5に配信される。
【0036】CGI45の3つ目の機能は、クライアン
トコンピュータ5から、サーバコンピュータ3に接続さ
れているパンチルト機能付きビデオカメラ1に制御コマ
ンドを送ることである。パンチルト機能付きビデオカメ
ラ1の制御は、実行時に与える引数を変えることで実行
される。前述した内容と重複するが、引数の代表例とし
ては、パンチルタを指定する位置に移動させるためのも
の、ズームを指定した位置に移動させるもの、パノラマ
画像を再度作成し、最新パノラマ画像を取得するもの等
がある。このCGI45は、クライアントコンピュータ
5から上述した引数を受け取った際、ローカルカメラコ
ントロールサーバ34に以上のような動作を行うような
メッセージを送り、所望の動作を実行させる。
【0037】CGI45の4つ目の機能は、サーバコン
ピュータ3がパンチルト機能付きビデオカメラ1と通信
を行って獲得したパラメータなどの情報の配信を行うこ
とである。CGI45とローカルカメラコントロールサ
ーバ34は、カメラ情報メモリ36上でメモリを共有し
ている。この共有メモリには、パンチルタの現在の位
置、パンチルタのメカリミット位置、ズームの現在の位
置、ズームのメカリミット位置といったパンチルト機能
付きビデオカメラ1のメカ情報、パノラマ画像、ライブ
画像のサイズ、および作成日時といったパノラマ画像の
情報、パノラマ画像上のパンチルタメカリミッタ位置、
ライブ画像のサイズに対応するワイド端でのパンチルタ
メカ量、ワイド端でのライブ画像に相当するパノラマ画
像上でサイズ等の画像データとメカ位置の対応を示すデ
ータ等が格納されており、クライアントコンピュータ5
からこのCGI45が実行されると、以上のデータが、
ネットワーク回線4を介してクライアントコンピュータ
5に配信される。
【0038】次に、サーバコンピュータ3に格納され
た、JAVA(商標)アプレット43について詳細に説
明する。JAVAアプレット43は、サーバコンピュー
タ3に用意され、クライアントコンピュータ5に適宜読
み出され、実行されるプログラムであり、図1では、そ
のうちの、GUI用JAVAアプレット46と、コマン
ドおよび情報要求インターフェース用JAVAアプレッ
ト47の2つが、クライアントコンピュータ5内に既に
読み出されているものとして示されている。
【0039】コマンドおよび情報要求インターフェース
用JAVAアプレット47は、起動されるとサーバコン
ピュータ3内のカメラ情報メモリ36の内容を獲得する
ため、周期的に(本実施の形態では、1秒に1回)、情
報要求のための引数を付けて、サーバコンピュータ3の
CGI45を呼び出す。これによって、CGI45を介
して獲得された情報は、クライアントコンピュータ5側
のカメラ情報メモリ48に格納される。また、獲得情報
に変化があった場合、コマンドおよび情報要求インター
フェース用JAVAアプレット47は、GUI用JAV
Aアプレット46に変化検出のメッセージを送り、情報
のGUI55への反映を促す。GUI用JAVAアプレ
ット46は、コマンドおよび情報要求インタフェース用
JAVAアプレット47と、カメラ情報メモリ48を共
有しており、変化を通知するメッセージを受け取ったと
き、カメラ情報メモリ48を参照して、GUI55にそ
れを反映させる。
【0040】また、この後に詳細に述べるが、コマンド
および情報要求インターフェース用JAVAアプレット
47は、GUI用JAVAアプレット46が描画したG
UI画面上で操作がなされた場合に送られてくるコマン
ドを、サーバコンピュータ3に送信する動作も行ってい
る。このとき、サーバコンピュータ3のCGI45にお
いて、所望の動作が実行されるように、コマンドおよび
情報要求インターフェース用JAVAアプレット47
は、コマンドに対応する引数を付けてCGI45を呼び
出す。
【0041】GUI用JAVAアプレット46は、WE
Bブラウザ49上に、パンチルト機能付きビデオカメラ
1を操作するためのGUI55を提供する。また、GU
I用JAVAアプレット46は、コマンドおよび情報要
求インターフェース用JAVAアプレット47より送ら
れてくる、カメラ情報変化検出のメッセージに従って、
カメラの状態をGUIパネル50上に表示する動作を行
う。また、GUI用JAVAアプレット46は、生成し
たGUI55上でのユーザの操作を所望のコマンドに変
換し、そのコマンドを、コマンドおよび情報要求インタ
フェース用JAVAアプレット47に送り、コマンドお
よび情報要求インタフェース用JAVAアプレット47
に、CGI45を実行させる動作も行う。
【0042】GUI用JAVAアプレット46は、4つ
の機能を有しており、その詳細を以下に図2を用いて説
明する。図2はGUI用JAVAアプレット46の機能
を説明する図である。
【0043】GUI用JAVAアプレット46の1つ目
の機能は、ライブ画像61上での操作を行うための機能
である。この機能は、周期的に(本実施の形態では、1
秒に1回)、サーバコンピュータ3内のライブ画像配信
のCGI45を呼び出し、画像の情報等を獲得し、WE
Bブラウザ49上に表示するものである。そして、この
機能は、表示されたライブ画像61の任意の点85が、
クライアントコンピュータ5に接続されている図示せぬ
マウスのクリックで指定された場合、指定された位置が
ライブ画像61の中心になるように、ライブ画像61上
におけるマウスクリックの位置情報、およびコマンドお
よび情報要求インターフェース用JAVAアプレット4
7を通じて獲得した、カメラ情報であるパンチルタ位
置、ズーム位置、ライブ画像のサイズ、ライブ画像のサ
イズに対応するワイド端でのパンチルタのメカ量をもと
に、パンチルタ駆動目標を演算し、パンチルタ駆動のた
めのメッセージ(コマンド)を、コマンドおよび情報要
求インターフェース用JAVAアプレット47に送り、
CGI45を実行させる。
【0044】GUI用JAVAアプレット46の2つ目
の機能は、パノラマ画像62上でのパンチルト機能付き
ビデオカメラ1の操作を行う機能である。この機能は、
実行開始時、サーバコンピュータ3内のパノラマ画像配
信のCGI45を、最新パノラマ画像取得の引数を付け
て実行し、最新パノラマ画像を獲得し、WEBブラウザ
49上へパノラマ画像62として表示する。このとき、
最新パノラマ表示ボタン63、基準パノラマ表示ボタン
64、パノラマ作成ボタン65の各ボタンもあわせてW
EBブラウザ49上に描画される。本実施の形態では、
パノラマ画像62として、初期状態では最新パノラマ画
像を呼び出し、表示するようにしているが、基準パノラ
マ画像取得の引数を付けてCGI45を実行して、基準
パノラマ画像が表示されるようにしてもよい。また、こ
の機能は、WEBブラウザ49上に配置された最新パノ
ラマ表示ボタン63、または基準パノラマ表示ボタン6
4が押されたことを示すメッセージが発生した場合に
も、対応するパノラマ画像の取得のための引数を付けて
CGI45を実行させる。
【0045】さらに、この機能は、初回、およびカメラ
情報検出メッセージを受け取ると、カメラ情報メモリ4
8の読み出しを行い、パンチルト機能付きビデオカメラ
1の情報、および画像の情報等を獲得し、パンチルタ位
置情報、パンチルタメカ端情報、ズーム位置情報、ズー
ムメカ端情報、パノラマ画像サイズ、パノラマ画像上で
のパンチルタメカリミッタ位置、ワイド端でのライブ画
像に相当するパノラマ画像上でのサイズを基にして、先
に表示したパノラマ画像62上に、現在のパンチルタ位
置および画角を示す枠66と、パンチルタのメカ端を示
す枠68を表示する。そして、表示されたパノラマ画像
62の任意の点67が、マウスのクリックで指定された
場合、この機能は、指定された位置、およびカメラ情報
をもとに、パンチルタ駆動目標を演算し、パンチルタ駆
動のため、コマンドおよび情報インターフェース用JA
VAアプレット47にメッセージを送り、CGI45を
実行させる。
【0046】また、パノラマ作成ボタン65が押された
場合、この機能は、コマンドおよび情報インターフェー
ス用JAVAアプレット47にパノラマ画像作成のメッ
セージを送る。コマンドおよび情報インターフェース用
JAVAアプレット47は、このメッセージに従って、
CGI45を実行させる。そして、サーバコンピュータ
3内で新しいパノラマ画像が更新されたとき、更新され
たパノラマ画像の再描画が行われる。パノラマ画像の更
新の確認は、現在表示中のパノラマ画像の作成日時と最
新パノラマの作成日時を比較し、日時が新しくなったか
否かを判定することで行われる。
【0047】GUI用JAVAアプレット46の3つ目
の機能は、ズーム操作パネル70によりズーム駆動を行
う機能である。この機能は、テレ方向またはワイド方向
へ一定の量だけズーム駆動するためのズームTボタン7
1またはズームWボタン72と、ズームの稼働範囲を示
す領域74を、実行開始時に表示させる。また、この機
能は、実行開始時、または、カメラ情報変化検出メッセ
ージを受け取ったとき、コマンドおよび情報要求インタ
ーフェース用JAVAアプレット47が獲得し、カメラ
情報メモリ48に記憶させたカメラ情報から、ズームの
現在位置の情報、ズームのメカリミットの情報を獲得
し、ズームの稼働範囲を示す領域74上に、現在のズー
ム位置を表すボタン73を表示させる。
【0048】さらに、この機能は、ズームの稼働範囲を
示す領域74上の任意の1点がマウスのクリックで指定
された場合、指定されたズームポジションにズームが移
動するように、上記した領域74上のマウスクリック位
置と、カメラ情報であるズームメカリミットをもとに、
ズーム駆動目標を演算し、ズーム駆動のため、コマンド
および情報要求インターフェース用JAVAアプレット
47に対してメッセージを送り、CGI45を実行させ
る。また、この機能は、ズームTボタン71またはズー
ムWボタン72が押された場合、ボタンが押されたこと
を示す画像を描画し、ボタンが離されたとき、現在のズ
ーム位置からテレ方向またはワイド方向に、一定のズー
ム量だけズームを駆動するため、コマンドおよび情報要
求インターフェース用JAVAアプレット47に対して
メッセージを送り、CGI45を実行させる。そして、
その後、この機能は、ボタンが押されていない状態を、
再度描画させる。
【0049】GUI用JAVAアプレット46の4つ目
の機能は、パンチルタ操作パネル80によりパンチルタ
駆動を行う機能である。この機能は、上、下、左、右、
右上、左上、右下、左下の8方向に、画角に応じて一定
量を駆動するための方向キー82と、パンチルタの駆動
範囲の中心に駆動を行わせるためのホームボタン81
を、実行開始時に表示させる。また、この機能は、コマ
ンドおよび情報要求インターフェース用JAVAアプレ
ット47が獲得し、カメラ情報メモリ48に記憶させた
カメラ情報から、ズームの現在位置の情報、パンチルタ
の現在位置情報を獲得する。
【0050】さらに、この機能は、パンチルタ駆動用の
上、下、左、右、右上、左上、右下、左下の8方向のパ
ンチルタ駆動の方向キー82が押された場合、キーが押
されたことを示す画像を描画し、キーが離されたとき、
キーが押されていない状態に、描画をし直すとともに、
現在のライブ画像の隣りの画角の画像がライブ画像とし
て取得されるように、現在のズーム位置およびパンチル
タ位置から、上、下、左、右、右上、左上、右下、左下
の各方向に、一定のパンチルタ量だけ駆動するため、コ
マンドおよび情報要求インターフェース用JAVAアプ
レット47を介してCGI45を実行させる。また、ホ
ームボタン81が押された場合、ホームボタン81が押
された描画がなされ、ホームボタン81が離されたと
き、パンチルタの駆動範囲の中心であるホームポジショ
ンにパンチルタを駆動するため、コマンドおよび情報要
求インターフェース用JAVAアプレット47を介して
CGI45が実行される。そして、ボタンが押されてい
ない状態に、描画がし直される。
【0051】内容が前後するが、クライアントコンピュ
ータ5のWEBブラウザ49から、サーバコンピュータ
3のHTMLファイル44のURLにアクセスした場
合、サーバコンピュータ3よりクライアントコンピュー
タ5にHTMLファイル44がロードされ、さらに、H
TMLファイル44に記述されている、JAVAアプレ
ット43がロードされる。そして、HTMLファイル4
4に記載されているパラメータ(表示位置および表示サ
イズ等)とともにロードされたJAVAアプレット43
が実行されることになる。また、CGI45は、起動命
令がJAVAアプレット43内に記述されている場合
は、JAVAアプレット43から直接実行され、また、
HTMLファイル44内に記述されている場合は、HT
MLファイル44のロードおよび表示時に、所望の引数
をつけてサーバコンピュータ3上で実行される。
【0052】ここで、本実施の形態で用いられているH
TMLファイル44の説明を行う。本実施の形態では上
述したように、図2に表示されているようなGUI55
でカメラが制御される。パンチルト機能付きビデオカメ
ラ1が接続された、サーバコンピュータ3にアクセスし
て、パノラマ画像、ライブ画像、パンチルト機能付きビ
デオカメラ1の状態を確認しながら、ライブ画像、パノ
ラマ画像上の任意の位置を指定することで、パンチルタ
を指定した位置に駆動したり、ズーム操作パネル70、
パンチルタ操作パネル80を操作して、ズーム、パンチ
ルタの動作を行うものであるが、この動作は上記したH
TMLファイル44に記述されているJAVAアプレッ
ト43を実行することで実現される。
【0053】本実施の形態のカメラサーバシステムによ
れば、パンチルト機能付きビデオカメラ1が接続され、
画像のキャプチャ、RS232C通信の制御、パノラマ
合成、画像の圧縮などを行い、外部からの指示によりそ
れぞれを制御するローカルカメラコントロールサーバ3
4と、CGI45、JAVAアプレット43、およびH
TMLファイル44を含むHTTPサーバ機能ブロック
33とを有するサーバコンピュータ3のURLに、イン
ターネット、イントラネットといったネットワーク回線
4を経由して、クライアントコンピュータ5からアクセ
スすることで、パンチルト機能付きビデオカメラ1の遠
隔操作が実現される。
【0054】以下、図2の各ボタンを操作したときの動
作について説明する。
【0055】基準パノラマ表示ボタン64が押された場
合、GUI用JAVAアプレット46からCGI45に
(コマンドおよび情報要求インタフェース用JAVAア
プレット47を介さずに)、基準パノラマ画像転送要求
がなされる。CGI45内の画像配信処理では、パノラ
マ画像メモリ41に格納されている基準パノラマ画像が
取得され、クライアントコンピュータ5に配信され、W
EBブラウザ49上にパノラマ画像62として表示され
る。
【0056】同様に、最新パノラマ表示ボタン63が押
された場合、GUI用JAVAアプレット46からCG
I45に(コマンドおよび情報要求インタフェース用J
AVAアプレット47を介さずに)、最新パノラマ画像
転送要求がなされ、CGI45により、パノラマ画像メ
モリ41内に格納されている最新パノラマ画像が取得さ
れ、クライアントコンピュータ5に配信され、WEBブ
ラウザ49上にパノラマ画像62として表示される。
【0057】パノラマ作成ボタン65が押された場合、
GUI用JAVAアプレット46からコマンドおよび情
報要求インタフェース用JAVAアプレット47に、パ
ノラマ作成のメッセージが送られ、コマンドおよび情報
要求インタフェース用JAVAアプレット47により、
パノラマ画像作成の引数を付けてCGI45が呼び出さ
れ、起動される。CGI45は、パノラマ画像作成要求
が実行されると、ローカルカメラコントロールサーバ3
4に対し、パノラマ画像作成命令を送り、パノラマ画像
メモリ41のパノラマ画像が更新されるのを待つ。その
後、画像が更新されると、CGI45は、パノラマ画像
メモリ41から更新されたパノラマ画像を取得し、クラ
イアントコンピュータ5に配信し、WEBブラウザ49
上にパノラマ画像62として表示させる。
【0058】ズーム駆動Tボタン71あるいは、ズーム
駆動Wボタン72が押されると、GUI用JAVAアプ
レット46は、カメラ情報メモリ48から獲得したカメ
ラ情報に基づいて、ビデオカメラ1をW側あるいはT側
に固定量だけ移動させるためのカメラ制御要求のメッセ
ージを、コマンドおよび情報要求インタフェース用JA
VAアプレット47に送る。コマンドおよび情報要求イ
ンタフェース用JAVAアプレット47は、所定の引数
をつけてCGI45を実行させる。CGI45は、ロー
カルカメラコントロールサーバ34に対して、引数に対
応するメッセージを送る。CGI45から送られてきた
制御コマンド(メッセージ)により、ローカルカメラコ
ントロールサーバ34は、ビデオカメラ1を固定量に対
応する量だけ制御する。制御された位置でビデオカメラ
1により得られた画像がクライアントコンピュータ5に
配信され、WEB49上にライブ画像61として表示さ
れる。
【0059】サーバコンピュータ3が複数存在し、操作
者がそれらのビデオカメラからの情報を得ようとする場
合は、検索の煩わしさが発生する。なぜなら、インター
ネットやイントラネットで画像を配信する場合、十分な
回線要領が確保できないため、一度アクセスしたサーバ
コンピュータ3から最初の1枚目の画像を取得するに
は、かなりの時間を要するからである。さらに、選択し
たサーバコンピュータ3が所望の画像を出力していない
場合、他のサーバコンピュータ3にアクセスし、再度同
じ動作を繰り返すことになるので、さらに時間を要する
ことになる。
【0060】そこで、サーバコンピュータ3−1乃至3
−3を有する図3の実施の形態では、上述した煩わしさ
が改善されるようになされている。ここでは、HTML
ファイル301内に、図1で説明したカメラ操作用のH
TMLファイル44以外に、カメラ検索用のHTMLフ
ァイル311が用意されている。この後者のHTMLフ
ァイル311は、複数のサーバコンピュータ3−1乃至
3−3の各URLへのリンクを行うためのものである。
本実施の形態では、複数のリンク先のサーバコンピュー
タ3−1乃至3−3内に格納されているパノラマ画像が
パノラマインデックス画像としてクライアントコンピュ
ータ5に伝送される。この複数のパノラマ画像(パノラ
マインデックス画像)自体を、マウスでクリックして選
択することで、そのパノラマ画像を提供するサーバコン
ピュータ3−i(i=1,2または3)の前述したHT
MLファイル44のURLにアクセスが可能になる。
【0061】各サーバコンピュータ3−1乃至3−3に
接続されているパンチルト機能付きビデオカメラ1−1
乃至1−3(それらを個々に区別する必要がないとき、
単にパンチルト機能付きビデオカメラ1と称する。他の
装置も同様とする)のパノラマ画像は、前にも説明した
が、各サーバコンピュータ3−iのCGI45をパノラ
マ画像の取得用の引数を付けて呼び出すことで獲得さ
れ、その複数のパノラマ画像がクライアントコンピュー
タ5に表示される。本実施の形態では、初期状態に最新
パノラマ画像が表示されるように引数をつけCGI45
を呼び出しているが、基準パノラマ画像を呼び出すこと
も可能である。
【0062】図3の実施の形態では、検索用のHTML
ファイル311とカメラ操作用のHTMLファイル44
は、HTMLファイル301としてサーバコンピュータ
3に配置されているが、当然、HTMLファイルを配信
できる機能を有するサーバであれば、どこにおいてもか
まわない。
【0063】また、検索用HTMLファイル311を開
いた状態で、さらに指定されたURLのカメラ操作用H
TMLファイル44のページ(ウインドウ)を同時に表
示するように、検索用ファイルを設定することで、WE
Bブラウザ49上に検索用と操作用の両方のGUIを表
示することが可能であり、これにより、検索と操作が同
時に行えることになり、操作性はさらに改善される。
【0064】ここで、図3の実施の形態において、サー
バコンピュータ3−1乃至3−3から供給されるパノラ
マ画像を選択するための画像(パノラマインデックス画
像)をクライアントコンピュータ5に表示させ、そのう
ちの1つが選択されたとき、選択されたパノラマ画像
を、クライアントコンピュータ5で制御する場合の動作
について説明する。最初に図4のフローチャートを参照
して、クライアントコンピュータ5において、パノラマ
インデックス画像の提供を受け、そのうちの1つを選択
して、選択したパノラマ画像の供給を受けるまでの処理
について説明する。
【0065】ステップS1において、クライアントコン
ピュータ5は、検索用のHTMLファイル311のUR
Lにアクセスする。図3の例の場合、HTMLファイル
311は、サーバコンピュータ3−1に保持されている
ため、クライアントコンピュータ5は、サーバコンピュ
ータ3−1のHTMLファイル311のURLにアクセ
スする。ステップS2において、サーバコンピュータ3
−1のHTTPサーバ51は、アクセスを受けたURL
の検索用HTMLファイル311をネットワーク回線4
を介してクライアントコンピュータ5に転送する。
【0066】クライアントコンピュータ5は、ステップ
S3において、検索用のHTMLファイル311を受信
すると、そこに記述されている文字や図形などの情報を
WEBブラウザ49上に表示させる。これにより、例え
ば、サーバコンピュータ3−1乃至3−3の名称や位置
などの文字情報が、クライアントコンピュータ5の画面
上に表示される。
【0067】次に、ステップS4において、クライアン
トコンピュータ5は、HTMLファイル311に記述さ
れている複数のサーバコンピュータのCGIを実行す
る。この例の場合、HTMLファイル311には、サー
バコンピュータ3−1乃至3−3のCGI45が記述さ
れている。そこで、クライアントコンピュータ5は、例
えば、サーバコンピュータ3−1のCGI45に、検索
用のパノラマ画像(パノラマインデックス画像)として
の最新パノラマ画像の転送を要求する。サーバコンピュ
ータ3−1のCGI45は、この要求に基づいて、パノ
ラマ画像メモリ41に記憶されている最新パノラマ画像
を読み出し、これをネットワーク回線4を介してクライ
アントコンピュータ5に転送する。同様に、クライアン
トコンピュータ5は、サーバコンピュータ3−2,3−
3のCGIに対しても、パノラマインデックス画像とし
ての最新パノラマ画像を要求し、その転送を受ける。
【0068】次に、ステップS5において、クライアン
トコンピュータ5は、サーバコンピュータ3−1乃至3
−3から供給を受けたパノラマインデックス画像をWE
Bブラウザ49上に表示させる。これにより、クライア
ントコンピュータ5のユーザは、サーバコンピュータ3
−1乃至3−3が、どのようなパノラマ画像を提供して
いるのかを、実際の画像から確認することができる。
【0069】そこで、ステップS6において、ユーザは
マウスをクリックして、そのうちの1つのパノラマイン
デックス画像を選択する。HTMLファイル311に記
述され、クライアントコンピュータ5に読み出されてい
るJAVAアプレットは、ステップS7において、選択
されたパノラマインデックス画像に対応するカメラ操作
用のHTMLファイル44のURLにアクセスする。例
えば、ユーザが、サーバコンピュータ3−1のパノラマ
インデックス画像を選択した場合、サーバコンピュータ
3−1のカメラ操作用のHTMLファイル44にアクセ
スが行われる。そして、このアクセスに対応して、HT
MLファイル44がクライアントコンピュータ5に転送
され、クライアントコンピュータ5は、このHTMLフ
ァイル44の記述に従って、サーバコンピュータ3−1
からGUI用JAVAアプレット46や、コマンドおよ
び情報要求インタフェース用JAVAアプレット47を
読み出し、そこに記述されている処理を実行する。これ
により、選択したパノラマ画像をユーザが操作すること
ができる。
【0070】クライアントコンピュータ5に読み取られ
たGUI用JAVAアプレット46は、例えば、図5の
フローチャートに示すような処理を実行する。ステップ
S11において、GUI用JAVAアプレット46は、
内蔵するタイマをスタートさせ、ステップS12におい
て、GUIパネル50をWEBブラウザ49上に表示さ
せる。
【0071】次に、ステップS13において、GUI用
JAVAアプレット46は、サーバコンピュータ3−1
の最新パノラマ画像取得のためのCGI45を実行し、
パノラマ画像メモリ41に記憶されている最新パノラマ
画像を取得し、これをGUI55上に、パノラマ画像6
2として表示させる。さらに、ステップS14におい
て、GUI用JAVAアプレット46は、カメラ情報メ
モリ48から、現在のカメラ情報を取得し、パノラマ画
像62上に、枠66と枠68を表示させるとともに、ズ
ーム操作パネル70の領域74上の所定の位置(現在の
ズーム位置)にボタン73を表示させる。なお、カメラ
情報メモリ48には、コマンドおよび情報要求インタフ
ェース用JAVAアプレット47が、後述する図11の
タイマイベント処理のステップS73の処理において、
サーバコンピュータ3−1のカメラ情報メモリ36から
読み出したカメラ情報を記憶させている。
【0072】次に、ステップS15において、GUI用
JAVAアプレット46は、イベントが発生するまで待
機し、イベントが発生したとき、ステップS16におい
て、そのイベントの処理を実行する。その後、ステップ
S15に戻り、それ以降の処理が繰り返し実行される。
【0073】ステップS15において、タイマイベント
が発生したと判定された場合、GUI用JAVAアプレ
ット46は、ステップS16において、図6のフローチ
ャートに示すタイマイベント処理を実行する。タイマイ
ベントは、例えば、1秒間に1回発生し、このタイマイ
ベントが発生したとき、GUI用JAVAアプレット4
6は、ステップS21において、ライブ画像取得のパラ
メータを付けて、CGI45を実行し、ライブ画像メモ
リ39に記憶されているライブ画像を取得し、これをG
UI55上に、ライブ画像61として表示させる。
【0074】図2に示す最新パノラマ表示ボタン63、
または基準パノラマ表示ボタン64が操作されたとき、
操作イベントが発生し、このとき、図5のステップS1
6のイベント処理として、図7のフローチャートに示す
操作イベント処理が実行される。
【0075】すなわち、最初にステップS31におい
て、GUI用JAVAアプレット46は、操作されたボ
タン(最新パノラマ表示ボタン63または基準パノラマ
表示ボタン64)の画像を再描画する。これにより、例
えば、操作されたボタンが、引っ込んだ状態(操作され
た状態)の画像に変更される。次に、ステップS32に
おいて、GUI用JAVAアプレット46は、操作され
たボタンが、最新パノラマ表示ボタン63であるとき
は、最新パノラマ画像を取得するためのパラメータを付
けて、また、操作されたボタンが基準パノラマ表示ボタ
ン64であるときは、基準パノラマ画像を取得するため
のパラメータを付けて、CGI45を実行する。これに
より、パノラマ画像メモリ41に記憶されている最新パ
ノラマ画像、または基準パノラマ画像が取得される。G
UI用JAVAアプレット46は、その取得した画像
を、パノラマ画像62として表示させる。
【0076】以上の図6と図7のイベント処理は、コマ
ンドおよび情報要求インタフェース用JAVAアプレッ
ト47を介さずに実行される。
【0077】図5のステップS15において、GUI5
5上の最新パノラマ表示ボタン63と基準パノラマ表示
ボタン64を除くパーツが操作された場合の操作イベン
トが発生したと判定された場合、ステップS16のイベ
ント処理において、図8のフローチャートに示す処理が
実行される。
【0078】ステップS41において、GUI用JAV
Aアプレット46は、操作されたGUI55上のパーツ
を再描画する処理を実行する。例えば、パノラマ作成ボ
タン65が操作された場合、このボタンが引っ込んだ状
態の画像に変更される。次に、ステップS42におい
て、GUI用JAVAアプレット46は、操作されたパ
ーツに対応する演算を行い、コマンドおよび情報要求イ
ンタフェース用JAVAアプレット47に対して引数を
付けてメッセージを送信する。
【0079】メッセージの送信を受けたコマンドおよび
情報要求インタフェース用JAVAアプレット47は、
後述する図10のステップS62において、メッセージ
イベントが発生したと判定し、ステップS63のイベン
ト処理において、図12のメッセージイベント処理を実
行し、パノラマ作成画像のパラメータを付けて、CGI
45を実行する。これにより、新たに作成されたパノラ
マ画像がコマンドおよび情報要求インタフェース用JA
VAアプレット47から転送されてくるので、GUI用
JAVAアプレット46は、これをパノラマ画像62と
して表示させる。
【0080】図5のステップS15において、コマンド
および情報要求インタフェース用JAVAアプレット4
7からのメッセージイベントが発生したと判定された場
合、ステップS16のイベント処理において、図9のフ
ローチャートに示す処理が実行される。すなわち、GU
I用JAVAアプレット46は、ステップS51におい
て、カメラ情報メモリ48からパラメータを読み出し、
変化のあったパラメータに対応してパノラマ画像62上
の枠66と枠68、並びにズーム操作パネル70の領域
74上のボタン73を、新たなパラメータに対応して再
描画する。すなわち、枠66または枠68の位置と大き
さが、新たなパラメータに対応して変更され、また、ボ
タン73の位置が、新たなパラメータに対応する位置に
変更される。
【0081】次に、図10のフローチャートを参照し
て、コマンドおよび情報要求インタフェース用JAVA
アプレット47の処理について説明する。最初に、ステ
ップS61において、コマンドおよび情報要求インタフ
ェース用JAVAアプレット47は、内蔵するタイマを
スタートさせ、ステップS62において、イベントが発
生するまで待機する。ステップS62において、イベン
トが発生したと判定された場合、ステップS63に進
み、イベント処理を実行する。その後、ステップS62
に戻り、それ以降の処理が繰り返し実行される。
【0082】ステップS61において、スタートしたタ
イマが1秒間を計時すると、タイマイベントが発生さ
れ、このとき、ステップS63のイベント処理として、
図11のタイマイベント処理が実行される。
【0083】すなわち、最初にステップS71におい
て、コマンドおよび情報要求インタフェース用JAVA
アプレット47は、サーバコンピュータ3−1のCGI
45を介して、カメラ情報メモリ36に記憶されている
カメラ情報を取得する。そして、ステップS72におい
て、カメラ情報メモリ48に、既に記憶されているカメ
ラ情報と比較して変化があるか否かを判定し、変化があ
る場合には、ステップS73に進み、ステップS71で
取得したカメラ情報を、カメラ情報メモリ48に記憶さ
せ、GUI用JAVAアプレット46に対して、カメラ
情報に変化があったことを表すメッセージを送信する。
GUI用JAVAアプレット46は、このメッセージを
受信したとき、上述した図9のメッセージに対応するイ
ベント処理を実行することになる。
【0084】ステップS72において、カメラ情報に変
化がないと判定された場合、ステップS73の処理はス
キップされる。
【0085】図10のステップS62において、メッセ
ージイベントが発生したと判定された場合、ステップS
63において、図12のフローチャートに示すメッセー
ジイベント処理が実行される。この場合、ステップS8
1において、コマンドおよび情報要求インタフェース用
JAVAアプレット47は、GUI用JAVAアプレッ
ト46からのメッセージに対応するパラメータを付け
て、CGI45を実行する。例えば、GUI用JAVA
アプレット46からパノラマ作成ボタン65が操作され
た旨のメッセージが受信されたとき、このメッセージに
対応して、コマンドおよび情報要求インタフェース用J
AVAアプレット47は、CGI45にパノラマ作成処
理を実行させる。そして、その結果得られたパノラマ画
像を、GUI用JAVAアプレット46に転送する。こ
のパノラマ画像は、上述したように、GUI用JAVA
アプレット46により、図8のステップS42の処理
で、パノラマ画像62として表示される。
【0086】本実施の形態では、パノラマ画像表示のた
めに、パノラマ画像配信用のCGI45を直接呼び出す
ようにしたが、サーバコンピュータ3にパノラマ画像表
示用のCGIを呼び出し、パノラマ画像を表示した後
に、パノラマ画像上をマウスなどで指定された場所が、
パンチルト機能付きカメラ1の画像の中心に駆動するよ
うに、パンチルタの位置指定駆動の引数を付けてパノラ
マ画像配信用のCGI45を呼び出し、さらに、所望の
URLへ移る機能を有するJAVAアプレットを新たに
追加することで、検索画面のパノラマ画面でカメラを選
択すると同時に、ライブ画像で見たい位置も指定できる
操作性に優れたCGI45を構成することも可能であ
る。
【0087】以上において、ネットワーク回線4を介し
て、クライアントコンピュータ5から、サーバコンピュ
ータ3へアクセスするシステムを述べたが、ネットワー
ク回線4を介さずスタンドアローンのシステムも実現が
可能である。図13はこの場合の構成例を示す。なお、
同図において、図1または図3の例における場合と対応
する名称の装置は、対応する機能を有するものである。
この実施の形態の基本的な考え方は、ネットワーク回線
4を有する場合の制御と同様であるが、ネットワーク関
連の機能がなくなったため、全体的に簡略化が可能であ
る。3台のパンチルト機能付きビデオカメラをパノラマ
画面やライブ画面上で制御する場合についての概略を以
下に説明する。
【0088】ネットワーク機能を有する上記実施の形態
のシステムと異なる点の1つに、1台のコンピュータ4
04に、複数のパンチルト機能付きビデオカメラ401
乃至403が接続されている点がある。ローカル通信回
線2としてのRS232Cケーブル21がディジーチェ
イン構造で接続され、制御するビデオカメラをハード的
にスイッチングすることなく、命令が送れるようになっ
ている。また、各パンチルタ機能付きビデオカメラ40
1乃至403にアドレスを指定することによって、個々
のカメラを別々に制御することも可能となっている。本
実施の形態では、基本的にすべてのカメラを同時に制御
することは行われない。なお、制御対象となるビデオカ
メラとは、検索によって指定されたビデオカメラ、また
は初期状態で仮に設定されたビデオカメラを意味する。
【0089】さらにネットワークを使用するシステムと
異なる点の2つ目として、キャプチャボード411に多
画像入力可能なものが使用されている点がある。キャプ
チャボード411として、入力が1つのものを用いても
かまわないが、その場合、コンピュータ404の外部に
セレクタを設け、コンピュータ404のパラレルポート
などを用いてチャンネル(処理対象とするビデオカメ
ラ)をスイッチングする必要がある。本実施の形態で
は、多入力可能なビデオキャプチャボード411が使用
されるため、制御対象となるライブ画像の選択は、ロー
カルカメラコントロールサーバ410からソフト的にメ
ッセージを送ることで行う。
【0090】また、キャプチャ関連で、ネットワークを
使用するシステムと異なる点としては、ライブ画像の表
示があげられる。ネットワークを使用するシステムで
は、定期的にキャプチャし、圧縮したJPEG画像のフ
ァイルを用いていたが、このシステムでは、キャプチャ
ボード411に入力されている動画像をそのまま(圧縮
せずに)GUIパネル416に表示している。このた
め、圧縮機能やライブ画像メモリなどは排除されてい
る。また、パノラマ画像も圧縮せず、ビットマップファ
イルのまま保存され、GUIパネル416に表示され
る。これは、ネットワーク回線4を使用しないので、そ
れ程、データ量を減少させる必要がないからである。
【0091】ローカルカメラコントロールサーバ410
の基本動作はネットワークを使用するシステムと同一で
ある。異なる点は、制御対象となるビデオカメラが複数
になったことで、選択されたビデオカメラに応じてRS
232C通信の送り先を変更する点、キャプチャボード
411に対して制御対象となるビデオカメラの映像が表
示されるよう、スイッチングのメッセージを出力する
点、およびパノラマ合成したパノラマ画像や、普遍的な
カメラ情報(例えば、メカリミッタ画像とメカとの相関
データ、画像のパラメータ等)を、各ビデオカメラごと
に保存して管理しておく必要がある点である。周期的な
カメラの状況の質問は、制御対象となっているカメラに
のみ送られる。外部からのコマンドも同様である。
【0092】さらに、ネットワークを使用するシステム
と異なる点は、今まであったHTTPサーバ51および
それに使用されるHTMLファイル、JAVAアプレッ
ト、並びにCGIがなくなり、操作用GUIコントロー
ルのプロセス500が新たに追加になっている点であ
る。しかしながら、GUIパネル416の操作性は、ネ
ットワーク仕様のGUI用JAVAアプレット46が提
供するものと同一である。操作用GUIコントロールの
プロセス500は、ローカルカメラコントロールサーバ
410と協調して動作し、先の例でCGIにおいてやり
とりされていたコマンドがこのプロセス500から与え
られることになる。
【0093】操作用GUIコントロールプロセス500
は、起動されると、周期的にカメラ情報メモリ417の
内容を獲得する。さらに、GUIパネル416上にパン
チルト機能付きビデオカメラ401,402,403を
操作するためのGUI520を描画する。カメラ情報に
差異が生じた場合、カメラ状態に変化のあった内容につ
いてGUIパネル416上に表示する動作を行う。GU
Iコントロールプロセス500は、5つの機能を有して
おり、その機能を図14を用いて詳細に以下に説明す
る。
【0094】操作用GUIコントロールプロセス500
の1つ目の機能は、ライブ画像501上での操作を行う
為のものである。この機能は、キャプチャボード411
によりGUIパネル416にオーバーレイする画像とし
て選択されたカメラの動画像をGUIパネル416上に
表示する。そして、表示されたライブ画像上の任意の1
点がマウスのクリックで指定された場合、指定された位
置がライブ画像の中心になるように、画像のマウスのク
リック位置情報およびカメラ情報であるパンチルタ位
置、ズーム位置、ライブ画像のサイズライブ画像のサイ
ズに対応するワイド端でのパンチルタのメカ量をもと
に、パンチルタ駆動目標が演算され、パンチルタ駆動の
ためのコマンドがローカルカメラコントロールサーバ4
10に対して発行される。
【0095】操作用GUIコントロールプロセス500
の2つ目の機能は、パノラマ画像上でパンチルト機能付
きビデオカメラ401、402、403の操作を行う機
能である。この機能は、制御対象となるビデオカメラ4
01、402、403のパノラマ画像をパノラマ画像メ
モリ414より獲得し、GUIパネル416上に表示す
る。このとき、最新パノラマ表示ボタン511、基準パ
ノラマ表示ボタン512、パノラマ作成ボタン513の
各ボタンもあわせて描画される。本実施の形態では、最
新パノラマ画像を初期状態として描画しているが、基準
パノラマ画像を初期状態として表示してもよい。さら
に、この機能は、GUIパネル416上に配置された最
新パノラマ表示ボタン511、または基準パノラマ表示
ボタン512が押されたことによるメッセージに対応し
て、所望の画像の取得および表示をし直す。
【0096】また、この機能は、パノラマ作成ボタン5
13が押された場合、パノラマ用元画像収得のため、ズ
ーム、パンチルタを所望の位置に移動し、そのときの画
像をキャプチャする動作を繰り返す。本実施の形態で
は、パンチルタの可動範囲を網羅する10枚の画像が獲
得される。キャプチャされた10枚の画像はパノラマ合
成処理を経て、一枚の合成画像に加工された後、GUI
パネル416上に表示される。作成されたパノラマ画像
は制御対象となるカメラ毎に管理され、保存される。
【0097】また、この機能は、初回およびパンチルタ
の位置情報、ズームの位置情報に変化が生じたとき、パ
ンチルタ位置情報、パンチルタメカ端情報、ズーム位置
情報、ズームメカ端情報、パノラマ画像サイズ、パノラ
マ画像上でのパンチルタメカリミッタ位置、ワイド端で
のライブ画像に相当するパノラマ画像上でサイズ等をも
とに、先に表示したパノラマ画像上に、現在のパンチル
タ位置および画角を示す枠506と、パンチルタのメカ
端を示す枠507を表示する。
【0098】そして、この機能は、表示されたパノラマ
画像上の任意の1点がマウスクリックで指定された場
合、指定された位置がライブ画像の中心になるように、
パノラマ画像上のマウスクリック位置、および上記カメ
ラ情報をもとに、パンチルタ駆動目標を演算し、パンチ
ルタ駆動のためのコマンドをローカルカメラコントロー
ルサーバ410に対して発行する。
【0099】操作用GUIコントロールプロセス500
の3つ目の機能は、ズーム操作パネル503によりズー
ム駆動を行う機能である。この機能では、ボタンが押さ
れている間、ワイド方向、またはテレ方向へズームを移
動させるための、ワイド方向Wボタン508、またはテ
レ方向Tボタン509と、ズームの駆動範囲を示す領域
510が、実行開始時に表示される。また、この機能
は、実行開始時、ズームの稼働範囲を示す領域510上
に現在のズーム位置を表すボタン515が表示される。
ズームの稼働範囲を示す領域510上の任意の1点がマ
ウスのクリックで指定された場合、指定されたズームポ
ジションにズームが移動するように、上記領域510上
のマウスクリックの位置、カメラ情報であるズーム駆動
のためのコマンドが、ローカルカメラコントロールサー
バ410に対して発行される。また、ズームTボタン5
09またはズームWボタン508が押された場合、ボタ
ンが押されたことを示す描画がなされ、ボタンが押され
た瞬間、押された方向にズームを移動するコマンドが発
行され、ボタンが離されたとき、ズームの停止コマンド
が発行され、ボタンが押されていない状態に、描画がし
直される。
【0100】操作用GUIコントロールプロセス500
の4つ目の機能は、パンチルタ操作パネル504によ
り、パンチルタ駆動を行う機能である。この機能では、
上、下、左、右、右上、左上、右下、左下の8方向に、
キーが押されている間、ビデオカメラを駆動させるため
の方向キー516と、パンチルタの駆動範囲の中心に駆
動を行わせるためのホームボタン517が、表示され
る。また、カメラ情報に変化が生じたとき、ズームの現
在位置情報が獲得される。さらに、パンチルタ駆動用の
上、下、左、右、右上、左上、右下、左下の8方向の方
向キー516が押された場合、キーが押された描画がな
され、ライブ画像でみたとき、ズーム位置での画面の移
動スピードが一定になるようにスピードが設定され、押
された方向に駆動命令が発行される。また、方向キー5
16が離されたときに、パンチルタ停止コマンドが発行
され、方向キー516が押されていない状態に、描画が
し直される。さらに、ホームボタン517が押された場
合、ボタンが押された描画がなされ、ボタンが離された
ときに、パンチルタの駆動範囲の中心であるホームぺー
ジにパンチルタを駆動するためのコマンドが発行され、
ボタンが押されていない状態に、描画がし直される。
【0101】操作用GUIコントロールプロセス500
の5つ目の機能は、制御可能なパノラマ画像をパノラマ
画像メモリ414から読み込み、GUIパネル416上
に表示する機能である。ユーザは、パノラマ画像を選択
することによって、制御対象を変更することが可能であ
る。別のパノラマ画像を選択すると、ローカルカメラコ
ントロールサーバ410に通信対象の変更があったメッ
セージが送られる。また、制御対象のカメラ変更は、カ
メラ情報変化として、上記の機能に対して送られ、GU
Iパネル416の再描画が行われる。
【0102】さらに、検索用パノラマ画像(パノラマイ
ンデックス画像)505上の任意の1点がマウス等によ
り指定されると、制御対象(領域502に表示されるパ
ノラマ画像)が切り替えられると同時に、指定された位
置がライブ画像の中心になるように、パノラマ画像上の
マウスクリック位置、およびパノラマ画像のサイズ、パ
ノラマ画像のメカリミッタ情報、パノラマ画像上のリミ
ッタ位置情報をもとに、パンチルタ駆動目標が演算さ
れ、選択されたカメラに対して、パンチルタ駆動のため
のコマンドがローカルカメラコントロールサーバ410
に対して発行される。この図13の実施の形態の動作
は、図1と図3に示した構成例における場合と同様であ
るので、その説明は省略する。
【0103】なお、本明細書において、システムとは、
複数の装置により構成される装置全体を表すものとす
る。
【0104】また、上記したような処理を行うコンピュ
ータプログラムをユーザに提供する提供媒体としては、
磁気ディスク、光ディスク、固体メモリなどの記録媒体
の他、ネットワーク、衛星などの通信媒体を利用するこ
とができる。
【0105】
【発明の効果】請求項1に記載の撮像制御装置、請求項
3に記載の撮像制御方法、および請求項4に記載の提供
媒体によれば、複数の駆動可能な撮像部により撮像され
た画像から生成された複数のパノラマ画像から1つのパ
ノラマ画像を選択し、対応する撮像部の撮像を制御する
ようにしたので、複数の撮像部の中から所望のものを容
易かつ迅速に選択し、その画像を得ることができる。
【0106】請求項5に記載の画像提供装置、請求項6
に記載の画像提供方法、および請求項7に記載の提供媒
体によれば、パノラマインデックス画像を提供し、クラ
イアントから指示を受けたとき、その指示に対応するパ
ノラマ画像を提供するようにしたので、所望のパノラマ
画像を迅速勝つ確実に選択し、制御することが可能とな
る。
【0107】請求項8に記載の画像提供システム、請求
項9に記載の画像提供方法、および請求項10に記載の
提供媒体によれば、クライアントから指示を受けたと
き、第1の提供手段と第2の提供手段をクライアントに
送信するようにしたので、クライアントに負荷をかける
ことなく、多くのパノラマ画像の中から、所定のものを
迅速かつ確実に、クライアントに選択させることが可能
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したカメラサーバシステムの構成
例を示すブロック図である。
【図2】図1のGUI用JAVAアプレットの機能を説
明する図である。
【図3】本発明を適用したカメラサーバシステムの構成
例を示すブロック図である。
【図4】パノラマインデックス選択処理を説明するフロ
ーチャートである。
【図5】GUI用JAVAアプレットの処理を説明する
フローチャートである。
【図6】タイマイベント処理を説明するフローチャート
である。
【図7】最新パノラマ表示ボタンまたは基準パノラマ表
示ボタン操作イベント処理を説明するフローチャートで
ある。
【図8】パーツ操作イベント処理を説明するフローチャ
ートである。
【図9】カメラ情報変化のメッセージを受けたときのイ
ベント処理を説明するフローチャートである。
【図10】コマンドおよび情報要求インタフェース用J
AVAアプレットの処理を説明するフローチャートであ
る。
【図11】タイマイベント処理を説明するフローチャー
トである。
【図12】メッセージイベント処理を説明するフローチ
ャートである。
【図13】本発明を適用したカメラサーバシステムの他
の構成例を示すブロック図である。
【図14】検索、操作共用GUIを説明する図である。
【符号の説明】
1 パンチルタ機能付きビデオカメラ, 2 ローカル
通信回線, 3 サーバコンピュータ, 4 ネットワ
ーク回線, 5 クライアントコンピュータ,31 ビ
デオキャプチャボード, 32 ローカルカメラコント
ロールサーバブロック, 33 HTTPサーバ機能ブ
ロック, 34 ローカルカメラコントロールサーバ,
35 シリアルポート, 36 カメラ情報メモリ,
37キャプチャ画像メモリ, 38 画像圧縮処理回
路, 39 ライブ画像メモリ, 40 パノラマ合成
処理回路, 41 パノラマ画像メモリ, 43 JA
VAアプレット, 44 HTMLファイル, 45
CGI, 46 GUI用JAVAアプレット, 47
コマンドおよび情報要求インターフェース用JAVA
アプレット, 49 WEBブラウザ, 61 ライブ
画像, 62パノラマ画像, 63 最新パノラマ表示
ボタン, 64 基準パノラマ表示ボタン, 65 パ
ノラマ作成ボタン, 66,68 枠, 70 ズーム
操作パネル, 71 ズームTボタン, 72 ズーム
Wボタン, 80 パンチルタ操作パネル, 81 ホ
ームボタン, 311 HTMLファイル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 郡 照彦 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 古屋 美紀 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 玉山 研 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 Fターム(参考) 5C022 AA00 AB61 AB62 AB65 AB68 AC01 AC27 AC42 AC69 AC75 5C023 AA04 AA11 AA14 AA21 AA34 AA37 AA38 BA11 BA15 CA01 CA08 DA04 DA08

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の撮像部を制御し、所定の画像を撮
    像させる撮像制御装置において、 複数の前記撮像部により撮像された画像から生成された
    複数のパノラマ画像が表示されるように、その表示を制
    御する表示制御手段と、 複数の前記パノラマ画像のうちの所定のものが選択され
    たとき、その選択されたパノラマ画像に対応する前記撮
    像部の撮像を制御する撮像制御手段とを備えることを特
    徴とする撮像制御装置。
  2. 【請求項2】 前記撮像制御手段により制御された前記
    撮像部のパノラマ画像の表示を制御するパノラマ画像表
    示制御手段をさらに備えることを特徴とする請求項1に
    記載の撮像制御装置。
  3. 【請求項3】 複数の撮像部を制御し、所定の画像を撮
    像させる撮像制御装置の撮像制御方法において、 複数の前記撮像部により撮像された画像から生成された
    複数のパノラマ画像が表示されるように、その表示を制
    御する表示制御ステップと、 複数の前記パノラマ画像のうちの所定のものが選択され
    たとき、その選択されたパノラマ画像に対応する前記撮
    像部の撮像を制御する撮像制御ステップとを含むことを
    特徴とする撮像制御方法。
  4. 【請求項4】 複数の撮像部を制御し、所定の画像を撮
    像させる撮像制御装置に、 複数の前記撮像部により撮像された画像から生成された
    複数のパノラマ画像が表示されるように、その表示を制
    御する表示制御ステップと、 複数の前記パノラマ画像のうちの所定のものが選択され
    たとき、その選択されたパノラマ画像に対応する前記撮
    像部の撮像を制御する撮像制御ステップとを含む処理を
    実行させるコンピュータが読み取り可能なプログラムを
    提供することを特徴とする提供媒体。
  5. 【請求項5】 他の画像提供装置とともに、クライアン
    トに所定の画像を提供する画像提供装置において、 複数の前記画像提供装置がそれぞれ提供するパノラマ画
    像の中から、所定のパノラマ画像を選択するためのパノ
    ラマインデックス画像を提供する第1の提供手段と、 前記クライアントから指示を受けたとき、その指示に対
    応するパノラマ画像を提供する第2の提供手段とを備え
    ることを特徴とする画像提供装置。
  6. 【請求項6】 他の画像提供装置とともに、クライアン
    トに所定の画像を提供する画像提供装置の画像提供方法
    において、 複数の前記画像提供装置がそれぞれ提供するパノラマ画
    像の中から、所定のパノラマ画像を選択するためのパノ
    ラマインデックス画像を提供する第1の提供ステップ
    と、 前記クライアントから指示を受けたとき、その指示に対
    応するパノラマ画像を提供する第2の提供ステップとを
    含むことを特徴とする画像提供方法。
  7. 【請求項7】 他の画像提供装置とともに、クライアン
    トに所定の画像を提供する画像提供装置に、 複数の前記画像提供装置がそれぞれ提供するパノラマ画
    像の中から、所定のパノラマ画像を選択するためのパノ
    ラマインデックス画像を提供する第1の提供ステップ
    と、 前記クライアントから指示を受けたとき、その指示に対
    応するパノラマ画像を提供する第2の提供ステップとを
    含む処理を実行させるコンピュータが読み取り可能なプ
    ログラムを提供することを特徴とする提供媒体。
  8. 【請求項8】 複数のクライアントと、前記クライアン
    トにネットワークを介して接続された複数の画像提供装
    置を備える画像提供システムにおいて、 前記画像提供装置のうちの第1の画像提供装置は、 複数の前記画像提供装置がそれぞれ提供するパノラマ画
    像の中から、所定のパノラマ画像を選択するためのパノ
    ラマインデックス画像を前記クライアントに提供する第
    1の提供手段と、 前記クライアントから要求があったとき、前記第1の提
    供手段を前記ネットワークを介して前記クライアントに
    送信する第1の送信手段とを備え、 前記画像提供装置のうちの第2の画像提供装置は、 前記クライアントから指示を受けたとき、その指示に対
    応するパノラマ画像を前記クライアントに提供する第2
    の提供手段と、 前記クライアントから要求があったとき、前記第2の提
    供手段を前記ネットワークを介して前記クライアントに
    送信する第2の送信手段とを備え、 前記クライアントは、 前記第1の画像提供装置から前記ネットワークを介して
    送信されてくる前記第1の提供手段を受信する第1の受
    信手段と、 前記第2の画像提供装置から前記ネットワークを介して
    送信されてくる前記第2の提供手段を受信する第2の受
    信手段とを備えることを特徴とする画像提供システム。
  9. 【請求項9】 複数のクライアントと、前記クライアン
    トにネットワークを介して接続された複数の画像提供装
    置を備える画像提供システムの画像提供方法において、 前記画像提供装置のうちの第1の画像提供装置は、複数
    の前記画像提供装置がそれぞれ提供するパノラマ画像の
    中から、所定のパノラマ画像を選択するためのパノラマ
    インデックス画像を前記クライアントに提供する第1の
    提供手段を備え、 前記画像提供装置のうちの第2の画像提供装置は、前記
    クライアントから指示を受けたとき、その指示に対応す
    るパノラマ画像を前記クライアントに提供する第2の提
    供手段を備え、 前記第1の画像提供装置の画像提供方法は、前記クライ
    アントから要求があったとき、前記第1の提供手段を前
    記ネットワークを介して前記クライアントに送信する第
    1の送信ステップを含み、 前記第2の画像提供装置の画像提供方法は、前記クライ
    アントから要求があったとき、前記第2の提供手段を前
    記ネットワークを介して前記クライアントに送信する第
    2の送信ステップを含み、 前記クライアントの画像提供方法は、 前記第1の画像提供装置から前記ネットワークを介して
    送信されてくる前記第1の提供手段を受信する第1の受
    信ステップと、 前記第2の画像提供装置から前記ネットワークを介して
    送信されてくる前記第2の提供手段を受信する第2の受
    信ステップとを含むことを特徴とする画像提供方法。
  10. 【請求項10】 複数のクライアントと、前記クライア
    ントにネットワークを介して接続された複数の画像提供
    装置を備え、 前記画像提供装置のうちの第1の画像提供装置は、複数
    の前記画像提供装置がそれぞれ提供するパノラマ画像の
    中から、所定のパノラマ画像を選択するためのパノラマ
    インデックス画像を前記クライアントに提供する第1の
    提供手段を備え、 前記画像提供装置のうちの第2の画像提供装置は、前記
    クライアントから指示を受けたとき、その指示に対応す
    るパノラマ画像を前記クライアントに提供する第2の提
    供手段を備える画像提供システムの、 前記第1の画像提供装置に、前記クライアントから要求
    があったとき、前記第1の提供手段を前記ネットワーク
    を介して前記クライアントに送信する第1の送信ステッ
    プを含む処理を実行させ、 前記第2の画像提供装置に、前記クライアントから要求
    があったとき、前記第2の提供手段を前記ネットワーク
    を介して前記クライアントに送信する第2の送信ステッ
    プを含む処理を実行させ、 前記クライアントに、 前記第1の画像提供装置から前記ネットワークを介して
    送信されてくる前記第1の提供手段を受信する第1の受
    信ステップと、 前記第2の画像提供装置から前記ネットワークを介して
    送信されてくる前記第2の提供手段を受信する第2の受
    信ステップとを含む処理を実行させるコンピュータが読
    み取り可能なプログラムを提供することを特徴とする提
    供媒体。
JP10299449A 1998-06-02 1998-10-21 撮像制御装置および方法、画像提供装置および方法、画像提供システム、並びに提供媒体 Pending JP2000059682A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10299449A JP2000059682A (ja) 1998-06-02 1998-10-21 撮像制御装置および方法、画像提供装置および方法、画像提供システム、並びに提供媒体

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10-170646 1998-06-02
JP17064698 1998-06-02
JP10299449A JP2000059682A (ja) 1998-06-02 1998-10-21 撮像制御装置および方法、画像提供装置および方法、画像提供システム、並びに提供媒体

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008120503A Division JP2008236785A (ja) 1998-06-02 2008-05-02 画像提供装置、画像提供方法、および画像提供システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000059682A true JP2000059682A (ja) 2000-02-25

Family

ID=26493582

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10299449A Pending JP2000059682A (ja) 1998-06-02 1998-10-21 撮像制御装置および方法、画像提供装置および方法、画像提供システム、並びに提供媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000059682A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010510589A (ja) * 2006-11-17 2010-04-02 マイクロソフト コーポレーション スワームイメージング
JP2011155686A (ja) * 2011-04-05 2011-08-11 Canon Inc カメラ制御システムおよびその方法およびその動作処理プログラムを記憶した記憶媒体
JP2018023153A (ja) * 2011-06-27 2018-02-08 オンカム グローバル,インコーポレイテッド 複数の利用者にビデオデータストリームを提供するための方法及びシステム
JP2019029877A (ja) * 2017-07-31 2019-02-21 グリー株式会社 画像表示システム、画像表示プログラム及び画像表示方法

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1997050252A1 (en) * 1996-06-24 1997-12-31 Behere Corporation Panoramic camera
JPH118844A (ja) * 1997-04-21 1999-01-12 Sony Corp 撮像装置コントローラおよび撮像システム

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1997050252A1 (en) * 1996-06-24 1997-12-31 Behere Corporation Panoramic camera
JPH118844A (ja) * 1997-04-21 1999-01-12 Sony Corp 撮像装置コントローラおよび撮像システム

Non-Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
中道: "「VTV(Virtual TV)の活用」", 映像情報, vol. 第30巻第3号, JPN6008010220, 1 February 1998 (1998-02-01), JP, pages 40 - 43, ISSN: 0000992492 *
林 正樹 他: ""パノラマ画像を使った仮想カメラシステム"", テレビジョン学会誌「画像情報工学と放送技術」, vol. 第49巻第10号, JPN6008033562, 20 October 1995 (1995-10-20), JP, pages 1315 - 1322, ISSN: 0001081010 *
河合 智明 他4名: "「Active Awareness:遠隔操作可能なカメラを用いた能動的状況把握」", 情報処理学会研究報告, vol. 第95巻第38号, JPN6008010217, 20 April 1995 (1995-04-20), JP, pages 49 - 54, ISSN: 0000992491 *
海老原: "「PRODUCTS SHOWCASE 98」", INTERNET ASCII98, vol. 第3巻第6号, JPN6008010214, 1 June 1998 (1998-06-01), JP, pages 129, ISSN: 0000992490 *

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010510589A (ja) * 2006-11-17 2010-04-02 マイクロソフト コーポレーション スワームイメージング
US8498497B2 (en) 2006-11-17 2013-07-30 Microsoft Corporation Swarm imaging
US9042677B2 (en) 2006-11-17 2015-05-26 Microsoft Technology Licensing, Llc Swarm imaging
JP2011155686A (ja) * 2011-04-05 2011-08-11 Canon Inc カメラ制御システムおよびその方法およびその動作処理プログラムを記憶した記憶媒体
JP2018023153A (ja) * 2011-06-27 2018-02-08 オンカム グローバル,インコーポレイテッド 複数の利用者にビデオデータストリームを提供するための方法及びシステム
JP2019029877A (ja) * 2017-07-31 2019-02-21 グリー株式会社 画像表示システム、画像表示プログラム及び画像表示方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7092012B2 (en) Image processing apparatus and method, storage medium, and communication system
US7663666B2 (en) Operation at mobile terminal when communicating with remote camera
JP4590039B2 (ja) カメラ操作装置およびカメラサーバおよびそれらの制御方法およびそれらの動作処理を実行させるためのプログラムを記憶した記憶媒体
KR101760142B1 (ko) 카메라 장치, 카메라 시스템, 제어 장치 및 컴퓨터로 판독가능한 기록 매체
JP4332231B2 (ja) 撮像装置コントローラおよび撮像システム
US6580451B2 (en) Communication apparatus, image processing apparatus, communication method, and image processing method
US6750913B1 (en) Camera control system with image parameter display device
US20070165103A1 (en) Terminal apparatus, method and computer readable recording medium
KR101677303B1 (ko) 카메라 장치, 카메라 시스템, 제어 장치 및 프로그램
US6822676B1 (en) Camera control system with electronic zoom processing
JP3744147B2 (ja) パノラマ画像生成装置および方法
JP2001136514A (ja) カメラ制御システム及びその制御方法及び記憶媒体
JPH10164563A (ja) 情報処理装置及び方法及び記憶媒体及び通信システム
JPH10164420A (ja) カメラ制御システム及びその装置
JP2000059682A (ja) 撮像制御装置および方法、画像提供装置および方法、画像提供システム、並びに提供媒体
JPH1188767A (ja) 映像処理システム
JP2008236785A (ja) 画像提供装置、画像提供方法、および画像提供システム
US20050057648A1 (en) Image pickup device and image pickup method
JPH10136246A (ja) カメラ制御システム、及び該システムにおけるカメラ管理装置及び方法、及びカメラ操作装置及び方法、及び記憶媒体
JP4733942B2 (ja) カメラシステム
KR19980080383A (ko) 촬상 장치용 컨트롤러 및 촬상 시스템
JP4332580B2 (ja) 制御装置および制御方法、並びに監視システム
JP2020092308A (ja) 撮像装置、制御方法及びプログラム
JP3423373B2 (ja) 画像伝送システム
JP2005020098A (ja) 携帯端末装置、携帯端末装置を制御するためのプログラム、及び画像配信システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050615

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080303

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080502

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20080703