JPH10164420A - カメラ制御システム及びその装置 - Google Patents

カメラ制御システム及びその装置

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JPH10164420A
JPH10164420A JP8314836A JP31483696A JPH10164420A JP H10164420 A JPH10164420 A JP H10164420A JP 8314836 A JP8314836 A JP 8314836A JP 31483696 A JP31483696 A JP 31483696A JP H10164420 A JPH10164420 A JP H10164420A
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Tomoaki Kawai
智明 河合
Toshiyuki Fukui
俊之 福井
Shigeki Shibayama
茂樹 柴山
Koichi Yano
晃一 矢野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カメラのパン,チルト方向に対応して適切な
露光値あるいは焦点位置などを記憶しておき、カメラの
パン,チルト動作を制御することによりあらゆるカメラ
の姿勢位置による撮影においても適切な画像を提供す
る。 【解決手段】 ネットワークを介してカメラサーバ側装
置に接続されたカメラを遠隔制御するカメラ制御システ
ムにおいて、 カメラの姿勢を制御するための姿勢制御
手段と、カメラの姿勢位置に対応してカメラパラメータ
を設定するための設定手段と、設定されたカメラパラメ
ータをカメラの姿勢位置に対応して記憶するための記憶
手段と、制御手段によって制御されるカメラの姿勢位置
に対応して、記憶手段によりカメラの位置に対応して記
憶されたカメラパラメータを呼び出してカメラを制御す
るためのカメラ制御手段とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、ネットワ
ークを介してカメラをパン,チルト,ズームなどの遠隔
制御可能な、TV会議システム、TV電話、映像監視シ
ステムなどに用いられるカメラ制御システムに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】建物内などに多数のカメラ及びコンピュ
ータを配置し、それらをネットワーク化することによ
り、任意の地点間で映像の伝送及び音声による対話を可
能にする。例えば、ビデオ会議システムまたは遠隔監視
システムなどの利用を目的とするカメラ制御システム
は、現在もっとも注目されているものである。
【0003】このようなカメラ制御システムにおいて、
画像を入力するためのカメラの露出合わせは自動で行な
っている(AE:Auto Exposure)。通常、AEでは、画
面全体の平均の明るさを露出値としたり、単なる平均で
はなく、画面中心部分がほぼ適正露出となるように、中
心部分の明るさに重点を置く加重平均を取ったりして露
出を決定している。
【0004】また、画像の焦点を合わせる場合において
も、自動で行なうか(AF:Auto Focus)、または固定焦
点により行なっている。このAFでは、画面中心付近に焦
点を合わせるか、画面内のあらかじめ決められた複数の
固定点(およそ3ないし5点)を比較して焦点を決定す
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような露出合わせでは、たとえば、室内に設置したカ
メラで被写体を撮影しようとすると、ある方向に窓があ
るために逆光になってしまう場合がある。このような逆
光時など、通常の露出決定の処理動作のルーチンでは適
切な露出補正ができない場合には、人為的に補正を行な
う必要がある。
【0006】同様にしてAFにおける焦点決定において
も、焦点決定のためにあらかじめ決められた位置以外の
部分は自動合焦対象から外れるため、例えば手前の被写
体に焦点を合わせようとしているのに、撮影の中心から
外れたところに位置していると焦点がずれてしまう。
【0007】また、オートフォーカス機能を用いて意図
した映像が発信できる場合でも一般にズーム角度や、雲
台の制御などを変更して意図した映像が発信できる場合
でも一般にズーム角度や雲台の角度などを変更してある
姿勢位置を決めてから合焦するまでには時間がかかって
おり、アングルを指示して即座に焦点のあった映像を撮
影して配信することは困難であった。
【0008】たとえば、図15(a)に示すようなビデ
オカメラ400に対する物体401および物体402と
からなる風景をカメラ400を用いて撮影する場合、撮
影アングルが図15(b)のように決まると、カメラ4
00の備えるAF機能を利用した場合、ユーザが物体4
02に焦点を合わせた画像を要求したとしても、多くの
場合、そのカメラ400の視野の画面内で大きな面積を
占める、もしくは画面中央に位置する物体401に焦点
が合うような映像が撮影され、ユーザの要求したものと
は異なることが多々ある状況であった。
【0009】このように、カメラ制御システムにおい
て、カメラのパン,チルト操作を行なった際、あるカメ
ラの方向については逆光状態になるために逆光補正をし
たり、中心以外の部分に焦点を合わせるときに、露出、
焦点などをAE、AFなどを用いずに設定したい場合があ
る。
【0010】特に、監視カメラの場合、カメラがパン,
チルト動作をした場合に、逆光補正や焦点設定などを手
動で設定していては手間がかかってしまい、監視カメラ
としての本来の役割を果たすことが難しくなってしま
う。
【0011】本発明の目的は、カメラのパン,チルト方
向に対応して適切な露光値あるいは焦点位置などを記憶
しておき、カメラのパン,チルト動作を制御することに
よりカメラの方向が変化しても適切な画像を提供するこ
とを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】以上のような目的を達成
するために、本発明の請求項1に係るカメラ制御システ
ムによれば、クライアント側装置において、前記カメラ
の姿勢を制御するための指示を行なう姿勢指示手段と、
前記姿勢指示手段によって指示された前記カメラの姿勢
位置に対応して、前記カメラを調節するためのカメラパ
ラメータを設定する設定手段とを備え、カメラサーバ側
装置において、前記姿勢指示手段によってなされた指示
に基づいて、前記カメラの姿勢を制御する制御手段と、
前記制御手段によって制御される前記カメラの姿勢位置
に対応して、前記設定手段によって設定されたカメラパ
ラメータに基づいて前記カメラを調節するカメラ調節手
段とを備えることを特徴とする。
【0013】また、本発明の請求項2に係る発明によれ
ば、請求項1において、前記設定手段は、前記カメラの
姿勢位置に対応して複数箇所設定可能であることを特徴
とする。
【0014】また、本発明の請求項3に係る発明によれ
ば、請求項1または請求項2において、前記カメラ制御
システムは、さらに、前記設定手段により設定された前
記カメラパラメータを前記カメラの姿勢位置に対応して
記憶する記憶手段を、前記クライアント側装置または前
記カメラサーバ側装置の少なくともいずれか一方に備え
ることを特徴とする。
【0015】また、本発明の請求項4にかかる発明によ
れば、請求項1ないし請求項3のいずれか一項におい
て、前記クライアント側装置において、さらに、前記制
御手段によって制御される前記カメラの姿勢位置におい
て、前記カメラから入力された画像を表示する表示手段
とを備え、前記設定手段は、前記表示手段によって表示
される前記カメラからの入力画像の表示に基づいて前記
カメラパラメータが設定されるように構成されているこ
とを特徴とする。
【0016】また、本発明の請求項5にかかる発明によ
れば、請求項1ないし請求項4のいずれか一項におい
て、前記設定手段によって前記カメラパラメータを設定
するための前記カメラの姿勢位置の範囲を指定する範囲
指定手段を備えることを特徴とする。
【0017】また、本発明の請求項6にかかる発明によ
れば、請求項1ないし請求項5のいずれか一項におい
て、前記カメラの姿勢位置とは、前記カメラのパン角度
及びチルト角度に基づいて示されることを特徴とする。
【0018】また、本発明の請求項7にかかる発明によ
れば、請求項1ないし請求項5のいずれか一項におい
て、前記カメラサーバ側装置には、さらに、撮影画角を
調節するズーム制御手段とを備え、前記カメラの姿勢位
置とは、前記カメラのパン角度及びチルト角度およびズ
ーム倍率に基づいて示されることを特徴とする。
【0019】また、本発明の請求項8にかかる発明によ
れば、請求項6において、前記カメラサーバ側装置に
は、さらに、AF制御手段またはAE制御手段または撮
影画角を調節するズーム制御手段の少なくとも一つを備
えることを特徴とする。
【0020】また、請求項9にかかる発明によれば、前
記カメラパラメータには、焦点距離または絞り値または
シャッタースピードまたはズーム倍率またはAEのon
/off設定または露出補正値または露出パターンの少
なくともいずれか1つを含むことを特徴とする。
【0021】また、請求項10にかかる発明によれば、
請求項9において、前記範囲指定手段によって指定され
ていない前記カメラの姿勢位置の範囲において、前記A
F制御手段によって前記カメラのAFを実行することを
特徴とする。
【0022】また、請求項11にかかる発明によれば、
請求項9または請求項10において、前記範囲指定手段
によって指定されていない前記カメラの姿勢位置の範囲
において、前記AE制御手段によって前記カメラのAE
を実行することを特徴とする。
【0023】また、請求項12にかかる発明によれば、
請求項9ないし請求項11のいずれか一項において、前
記カメラサーバ側装置において、前記範囲指定手段によ
って指定されている前記カメラの姿勢位置の範囲におい
て前記カメラパラメータに焦点距離が含まれるときに、
前記カメラパラメータに基づく前記カメラの焦点調節
と、前記AF制御手段による前記カメラの焦点調節とを
切り換える焦点切換手段とを備えることを特徴とする。
【0024】また、本発明の請求項13にかかる発明に
よれば、請求項9ないし請求項12のいずれか一項にお
いて、前記カメラサーバ側装置において、前記範囲指定
手段によって指定されている前記カメラの姿勢位置の範
囲において前記カメラパラメータに絞り値またはシャッ
タースピードが含まれるときに、前記カメラパラメータ
に基づく前記カメラの露出調節と、前記AE制御手段に
よる前記カメラの露出調節とを切り換える露出切換手段
とを備えることを特徴とする。
【0025】また、本発明の請求項14にかかる発明に
よれば、請求項13において、前記露出切換手段は、前
記AE制御手段によって計測された前記カメラの姿勢位
置における撮影方向の露出値が所定値以上であったと
き、前記AE制御手段による前記カメラの露出調節を行
なうことを特徴とする。
【0026】また、本発明の請求項15にかかる発明に
よれば、請求項13において、前記カメラサーバ側装置
に時刻を計時する計時手段を備え、前記露出切換手段
は、前記計時手段によって計時された時刻に応じて、前
記カメラパラメータに基づく前記カメラの露出調節と、
前記AE制御手段による前記カメラの露出調節とを切り
換えるように構成されていることを特徴とする。
【0027】また、請求項16にかかる発明によれば、
請求項8において、前記記憶手段は、前記カメラが前記
AF制御手段または前記AE制御手段の少なくとも一方
によって制御されているときに、前記カメラの姿勢位置
に対応した前記カメラパラメータを記憶するように構成
されていることを特徴とする。
【0028】また、請求項17にかかる発明によれば、
請求項3において、前記記憶手段は、前記設定手段によ
って設定されるカメラパラメータの設定パターンを複数
記憶可能であるように構成されていることを特徴とす
る。
【0029】また、本発明の請求項18にかかるカメラ
制御装置の発明によれば、前記カメラの姿勢を制御する
ための指示を行なう姿勢指示手段と、前記姿勢指示手段
による指示情報に基づいて制御されたカメラの姿勢位置
において、前記カメラから入力された画像を表示する表
示手段と、前記カメラの姿勢位置に対応して、前記カメ
ラを調節するためのカメラパラメータを設定する設定手
段とを備えることを特徴とする。
【0030】また、本発明の請求項19にかかるカメラ
制御装置の発明によれば、前記クライアント側装置から
の指示情報に基づいて、前記カメラの姿勢を制御する制
御手段と、前記制御手段によって制御された前記カメラ
の姿勢位置に対応して、前記カメラを調節するためのカ
メラパラメータを記憶するための記憶手段と、前記記憶
手段によって記憶されたカメラパラメータに基づいて前
記カメラを調節する調節手段とを備えることを特徴とす
る。
【0031】また、本発明の請求項20にかかる記憶媒
体の発明によれば、前記カメラの姿勢を制御するための
指示を行なう姿勢指示手段と、前記姿勢指示手段による
指示情報に基づいて制御されたカメラの姿勢位置におい
て、前記カメラから入力された画像を表示する表示手段
と、前記表示手段によって表示される前記カメラからの
入力画像の表示に基づいて前記カメラを調節するための
カメラパラメータを設定する設定手段として機能させる
プログラムを記憶することを特徴とする。
【0032】また、請求項21にかかる記憶媒体の発明
によれば、前記クライアント側装置からの指示情報に基
づいて、前記カメラの姿勢を制御する制御手段と、前記
制御手段によって制御された前記カメラの姿勢位置に対
応して、前記カメラを調節するためのカメラパラメータ
情報を記憶する記憶手段と、前記記憶手段によって記憶
されたカメラパラメータに基づいて前記カメラを調節す
る調節手段として機能させるためのプログラムを記憶す
ることを特徴とする。
【0033】また、請求項22にかかるカメラ制御方法
の発明によれば、前記カメラの姿勢を制御する姿勢制御
工程と、前記姿勢制御手段により移動した前記カメラの
姿勢位置に対応してカメラパラメータを設定する設定工
程と、前記設定手段によって設定されたカメラパラメー
タを前記カメラの姿勢位置に対応して記憶する記憶工程
と、前記制御工程によって制御される前記カメラの姿勢
位置に対応して、前記記憶工程により前記カメラの姿勢
位置に対応して記憶されたカメラパラメータを呼び出し
てカメラを制御するカメラ制御工程とを備えることを特
徴とする。
【0034】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面に沿って本発明
の実施の形態を詳細に説明する。
【0035】(第1の実施の形態)図9は、本実施の形
態のカメラ制御システムの概念図を示すものである。こ
の図は、本実施の形態に限るものではなく、本発明のす
べての実施の形態に関わるものである。
【0036】901は、ネットワークであり、LAN、
WAN、あるいはインターネットである。ここでは、イ
ンターネットに接続した本実施の形態のカメラ制御シス
テムについて詳細に説明していく。
【0037】300、300a、300b、300c
は、遠隔地からカメラ制御命令を出すクライアント側装
置である。101はカメラであり、パン、チルト、ズー
ムなど外部から制御可能である。100、100a、1
00b、100cは、それぞれに接続されているカメラ
101をカメラ制御権を有しているクライアント側装置
からの制御指令によってカメラ101を操作し、カメラ
101から入力された入力画像の信号をクライアント側
装置に送信するものである。
【0038】本実施の形態において、図9に示すよう
に、カメラサーバ側装置とクライアント側装置は単体で
ネットワークに接続させてもよいし、あるいは、カメラ
サーバとクライアント側装置を一体化してネットワーク
901に接続させてもよい。このようなカメラサーバと
クライアント側装置を一体化したものどうしにおいて
は、ネットワーク901を介して相手先のカメラを操作
可能とする相互通信が可能となる。
【0039】本実施の形態のカメラ制御システムは、上
述したようなカメラサーバおよびクライアント側装置が
ネットワークを介して無数に接続可能である。一方、カ
メラサーバとクライアント装置の1組のみの接続におい
ても本発明は成立する。
【0040】インターネット上のWWW(World Wide W
eb)システムに接続したカメラサーバは、WWWサーバ
として機能し、クライアント側装置の一部にはWWWブ
ラウザのソフトが組み込まれ、その相互間ではHTTP
(Hyper Text Transfer Protocol)などで通信を行なっ
ている。
【0041】WWWでは、直接、或いはゲートウェイを
使って他のプロトコルを使うサーバにアクセスして、そ
れらの結果を最終的にハイパーテキストにしてユーザに
表示している。つまり、WWWブラウザからは、文書デ
ータやイメージデータの格納先であるWWWサーバに対
して、対象とするデータの格納先が示されたURL(Un
iversal Resource Locator)に従ってその情報を提示す
る。WWWサーバは、これに応えて、対応する文書デー
タやイメージデータをWWWブラウザに返答する。
【0042】カメラサーバ100において、通信インタ
ーフェース手段902は、ネットワーク901を介して
各カメラ制御サーバと各クライアント側装置との信号の
やり取りを行なう。コマンド解釈手段903は受信した
信号を解釈してカメラの所定の操作信号を発信するもの
である。画像入力手段904はカメラからの画像を入力
し、信号処理するものである。また、カメラ制御手段9
05は、カメラのパン,チルト姿勢を制御するものであ
る。
【0043】カメラパラメータ記憶手段906は、ユー
ザが設定した焦点距離、絞りなどのカメラパラメータを
カメラの姿勢に対応して記憶するものである。
【0044】クライアント側装置300において、90
7は表示制御部であり、アクセスしているカメラ制御サ
ーバから受信した画像やカメラ101の制御状態を表示
するものである。操作入力部908は、アクセスしてい
るカメラ制御サーバに対してカメラ制御権の要求や、カ
メラ101のパン,チルトの変更などを指示したり、カ
メラパラメータの設定値を入力したりする。
【0045】なお、このようなカメラ制御システムにお
いて、カメラサーバ100に複数のカメラが接続されて
もよい。
【0046】図1は、クライアントからの指令によって
カメラを制御する本実施の形態のカメラサーバ側装置の
構成の詳細なブロック図である。
【0047】図1において、カメラサーバ100は、ネ
ットワークを介して不図示のクライアント側の装置から
カメラの操作信号を受信し、その操作指令に応じてカメ
ラを制御する装置である。カメラ101は、画像を入力
するものであり、レンズ群及びCCDなどの撮像素子か
らなり、カメラサーバ101からの指示にしたがってズ
ーム、焦点、絞り、シャッタースピードなどが調節され
る。
【0048】雲台102は、カメラ101の下部に設置
され、制御手段として雲台制御回路108からの指示に
したがってカメラ101のパン方向(図のx方向)ある
いはチルト方向(図のy方向)に姿勢を制御する。
【0049】全体制御回路113は、ネットワークI/F
111によって受信されたカメラの操作信号に基づき、
雲台制御回路108に雲台の姿勢制御命令を発信し、ま
た、撮像系制御回路105にカメラのズーム、フォーカ
ス、絞り、ホワイトバランスなどのカメラ101の調節
やカメラ101から入力された画像信号に所定の処理を
施すように指令を発信する。
【0050】雲台制御回路108は、全体制御回路11
3の指令に基づいて雲台を動作させてカメラ101の姿
勢を制御するものである。
【0051】設定パターン記憶部112は、雲台制御回
路108によって制御されたカメラ101の任意の姿勢
位置に対応して、クライアント装置側で設定されたカメ
ラ101の焦点距離、絞り値、シャッタースピード、ズ
ーム倍率などのカメラパラメータを記憶する半導体メモ
リなどの記憶手段である。この記憶されたカメラパラメ
ータはクライアント側から容易に変更可能である。
【0052】撮像系制御回路105は、カメラ101か
ら入力された画像信号を以下に記す回路などに指令を出
すことによってネットワーク上に送信可能な信号に変換
するものである。
【0053】カメラ信号処理回路104は、カメラ10
1の撮像素子によって入力された信号を所定の規格化さ
れたNTSCなどの信号(アナログ信号)に変換する回
路である。A/D103は、規格化された信号をデジタル
信号に変換する。RAM109は、A/D103によって
変換されたデジタル画像信号を一時取り込んでおくため
のメモリである。圧縮符号化回路110は、RAM10
9に取り込まれた信号を圧縮し、さらに符号化してネッ
トワークI/F111からネットワーク上に送信するため
の信号を生成する回路である。
【0054】また、撮像系制御回路105は、設定パタ
ーン記憶部112によって記憶されたカメラパラメータ
に基づいて、カメラの姿勢位置に対応したカメラ101
のズーム制御手段として画像のズーム倍率を調節した
り、あるいは焦点、絞り、シャッタースピードなどを調
節する調節手段である。さらに、撮像系制御回路105
によるカメラ101の焦点調節は、上述したカメラパラ
メータによる設定モードによるもののほか、クライアン
ト装置側からの指令によってAF回路107による自動焦
点調節モードによる焦点調節に切り換え可能である。同
様に、絞り調節においても、AE回路106による自動露
出調節モードによる露出調節に切り換え可能である。
【0055】AF回路115は、カメラ信号処理回路10
4より出力される焦点状態に応じて変化する輝度信号中
の高周波成分を抽出し、焦点状態を検出する回路であ
り、この回路によって検出された焦点評価値は、撮像系
制御回路105へと供給され、焦点評価値が最大となる
ようにカメラ101のレンズを制御することによってA
F制御手段としての役割を担うものである。
【0056】AE回路107は、撮像系制御回路105よ
り出力された輝度信号レベルが一定となるようにカメラ
101内の、絞り、シャッタースピード、撮像素子の蓄
積時間、AGCのゲインなどを自動制御する測光回路であ
り、AE制御手段としての役割を担うものである。撮像
系制御回路105からの制御信号により、露出制御状態
をロックする、いわゆるAEロックを行なうことができ
る。AE回路107による自動露出時には、クライアント
装置側からの指示によって露出補正が可能である。
【0057】ROM114は、各種プログラムを記憶す
る記憶媒体である。
【0058】RAM115は、ROM114によって記
憶されたプログラムを読み出したときにダウンロードし
て全体制御回路113に作業領域を提供する。
【0059】図1においては、カメラサーバ100の構
成をハード的に示したが、図2においては、カメラサー
バ101をソフト的に示したブロック図である。図2に
おいて、201はCPUであり、カメラサーバ100に
おける各種制御を統括して行なうものである。202は
ROMであり、CPU201によって実行される各種制
御プログラムを格納する。203はRAMであり、CP
U201が各種制御を実行する際に必要な作業領域を提
供する。
【0060】204は、カメラ映像インターフェースで
あり、カメラ101からの画像信号を受信する。205
は、RS-232Cなどのカメラ駆動インターフェースであ
り、カメラのパン、チルト、ズームなどを制御する。ま
た、ネットワークインターフェース206は、ネットワ
ークに接続されたネットワーク上の他の装置(クライア
ント側の装置など)との通信を実現するものである。
【0061】なお、上記の構成において、CPU301
は、外部記憶装置307に格納されたカメラサーバプロ
グラムをRAM303上にロードして、該ロードされた
制御プログラムを実行するようにしてもよい。また、外
部記憶装置307は、設定されたカメラパラメータを記
憶するものである。
【0062】また、図1に示したカメラサーバ100内
の各回路は、CPU201がROM201に格納された
制御プログラムもしくはRAM203にロードされたカ
メラサーバプログラム(カメラサーバ100全体を制御
する記憶されたパラメータに基づいてカメラ101の調
節命令を発信する全体制御プログラム、該調節命令に基
づいてカメラ101の撮像系を制御する撮像系制御プロ
グラム、雲台102を制御する雲台制御プログラムを含
む。)を実行することによって実現される機能を示した
ものである。
【0063】図3は、ネットワークを介してカメラ10
1を制御し、また、カメラ101から入力された画像を
表示するクライアント装置側の構成をソフト的に示すブ
ロック図である。図4において、302はCPUであ
り、ROM303に格納されたクライアントプログラム
303aをもとに、後述のカメラパラメータ設定を設定
する設定手段として機能するほか、カメラサーバ側にカ
メラの姿勢を制御するための指示を行なう姿勢指示手段
として機能し、また、撮影画像の表示処理など各種制御
を実現する。304はRAMであり、CPU302が各
種制御を実行するに際して、ROM302に格納された
カメラパラメータの設定プログラムなどをこのRAM3
04にダウンロードすることによって作業領域を提供す
るものである。
【0064】305は外部記憶装置であり、ユーザある
いはシステム管理者によって設定されたカメラパラメー
タを記憶するものであり、光磁気ディスク(MO)、コ
ンパクトディスク(CD−ROM)、ハードディスク、
フロッピーディスクなどで構成される。307は入力部
であり、マウスなどのポインティングデバイスおよびキ
ーボードなどを備え、システム管理者(あるいはユー
ザ)のカメラパラメータを入力する設定手段としての役
割をCPU302とともに担う。また、入力部307は
カメラ101の姿勢を制御するための指示を行なう姿勢
指示手段としての役割をCPU302とともに担う。
【0065】308はネットワークインターフェースで
あり、ネットワーク310を介してネットワーク上に接
続された各種装置との通信を行なう。309はバスであ
り、上述の各構成を相互に通信可能に接続する。特に本
実施の形態においては、このクライアント装置側で設定
されたカメラパラメータまたはカメラ操作信号などをカ
メラサーバ側装置100(図2)に送信し、カメラサー
バ側装置100からカメラ101の姿勢に応じた画像信
号を受信する。
【0066】表示手段306は、ビットマップディスプ
レイあるいはCRTからなる表示装置であり、撮影画像
を表示したり、表示画面上でカメラパラメータを設定す
る。
【0067】次に、本実施の形態のカメラパラメータの
設定方法を説明する。
【0068】本実施の形態において、例えば、カメラ1
01の任意の姿勢位置において、カメラ101を調節す
るためのカメラパラメータは次のようなものがある。
【0069】1) 焦点距離の設定 2) AEと設定されたカメラパラメータによる露出制御
との切換 3) 露出補正値の設定(AEonのときのみ) 4) 絞り値の設定(AEoffのときのみ) 5) 電子シャッタースピード(AEoffのときのみ。た
だしAEonのときにおいてもシャッタースピードを有効
とすることができる。) 6) 露出パターン(AEonのときのみ。ただしAEonの
ときにおいてもシャッタースピードを有効とすることが
できる。) 7) ズーム倍率 このような1)から5)までを1つのグループとするカ
メラパラメータが、以下に述べるパン,チルト角度の二
次元配列のアドレス(i:パン角度,j:チルト角度)に
対応して、設定パターン記憶部112(図1)などに記
憶させるものである。
【0070】ここで、カメラ101のパン可動範囲を例
えば−50゜〜+50゜として、この範囲を例えば12
8ステップで設定して調節するものとし、チルト可動範
囲を例えば−20゜〜+20゜として、この範囲を例え
ば64ステップで設定して調節するものとする。する
と、例えば一つのカメラパラメータである焦点距離は、
図4に示す焦点距離の設定パターン例のように、各アド
レスに焦点距離を設定することが可能である。
【0071】なお、図4に示す1つのアドレス(i,
j)は、 −50+(100i)/128≦P≦−50+100(i+
1)/128(P:パン角度) −20+40i/128≦T≦−20+40(i+1)/1
28 (T:チルト角度) によって表されるカメラの姿勢位置の範囲を示すもので
ある。
【0072】また、焦点距離の設定は1〜255の25
5段階で設定できるものとしており、同図において示さ
れるアドレス内の値が1のときには最も近い焦点距離に
設定され、アドレス内の値が255のときには無限遠を
表すものとし、アドレス内の値が0のときにはAFを実
行させるものとする。またこの方法のほか、0〜255
の256段階で焦点距離を設定し、そのアドレスにおい
て焦点距離の設定がなされていない場合はAF制御を実
行させるようにしてもよい。
【0073】同様にして、図4に示すようなアドレスに
おいて、AEのonまたはoffを1ビットで構成し、同様
に、例えば、露出補正値を2ビット用意してAEにおけ
る絞り値を±1、±2に絞りをステップアップまたはス
テップダウンするように設定可能とする。また、AEof
fのときには、絞り値を6ビットつまり0から63まで
の64ステップで設定し、シャッタースピードを2ビッ
トつまり0から3までの4ステップで設定する。また、
ズーム倍率を6ビットつまり0から63までの64ステ
ップで設定する。また、AEonのときの露出パターンに
は、2ビットを用いて、例えば、あらかじめ用意した以
下に示す4通りを選択設定する。
【0074】 0:中央重点測光(画像の中央部分に合わせて測光す
る。) 1:平均測光(画像全体を平均して測光する。) 2:下部重点測光(画像の下部に合わせて測光する。) 3:上部重点測光(画像の上部に合わせて測光する。)
【0075】また、図4に示すような128×64の細
かいアドレスを用いてカメラパラメータの設定が必要で
ない場合は、例えば8×4のような1つのアドレスにお
いて姿勢位置が広い範囲でカメラパラメータを設定する
ようにしてもよい。図5は、このようなカメラのパン、
チルト範囲を8×4分割した露出パターンの設定であ
る。
【0076】このように設定した場合、カメラ101の
パン、チルトに合わせたパラメータの設定数が少なくな
り、またメモリの使用サイズが小さくなる。
【0077】また、図4および図5は、1つのアドレス
に対してパンチルト角度の範囲はリニアな範囲とした
が、パン、チルト角の範囲はリニアでなくてもよい。ま
た、カメラパラメータそれぞれに対して異なる複数のア
ドレスを用いてもよい。
【0078】図6は、例えば、図5に示すような8×4
にカメラの姿勢位置の範囲を分割した1つのアドレス
(i、j)のカメラパラメータを設定する場合のクライ
アント側装置300の動作フローチャートである。図6
では便宜上すべてのカメラパラメータに対して、128
×64に分割されたカメラ101の姿勢位置の範囲に対
して設定している。
【0079】図6において、クライアント側装置のステ
ム管理者(あるいはユーザ)が、ある場所に設置されて
いるカメラの姿勢位置に対応したカメラパラメータを設
定する場合、まず、クライアント側装置300内のCP
U302は、ROM303に記憶された設定プログラム
を呼び出す。
【0080】すると、呼び出された設定プログラムによ
り、ネットワークを介してカメラサーバ100側に、ア
ドレス(0,0)に対応したカメラの姿勢位置の範囲の
中央にカメラの姿勢制御の指令を行なう。カメラの姿勢
位置が決定し、その姿勢位置における撮影画像がクライ
アント側装置300の表示装置306上に表示される
と、アドレス(0,0)の設定準備が完了する(s10
1)。
【0081】まず、このアドレスにおいて、焦点距離の
設定をするかどうかを決める(s102)。焦点距離を
設定するときは、カメラ101内の焦点レンズをクライ
アント側装置300からの指令によって制御し、カメラ
101から入力された画像を見ながらシステム管理者の
所望の焦点位置に合わせて設定する(s103)。ま
た、焦点距離が設定されなかったときは自動的にAF制
御に設定される。
【0082】次に、このアドレスにおいてAEのon/off
を決定する(s105)。
【0083】AEがoffのとき、システム管理者はカメ
ラの絞り、電子シャッタースピードをクライアント側装
置300からの指令によって制御し、表示装置306上
の撮影画面を見ながら所望の画像になるようにそれぞれ
設定する(s106,s107)。
【0084】AEがonのとき、システム管理者は、露出
補正値を設定するかどうかを決める(s108)。設定
するときは±1、±2の範囲で露出補正値を設定する。
露出補正値が設定されない場合は、AEの露出によって
カメラ101の撮影が実行される。さらに、システム管
理者は、露出パターンの設定をするかどうかを決定する
(s110)。設定するときは、逆光にならないように
表示装置306上の撮影画面を見ながら所望の撮影画像
になるように露出パターンを設定する(s112)。露
出パターンを設定しないときにはAEによる測光を行な
う(s111)。
【0085】次に、システム管理者は、そのアドレスに
おいてズームをするかどうかを決定する。ズームをする
ときには、表示装置306上の撮影画面を見ながら所望
の画像になるように設定する(s114)。
【0086】一つのアドレスに対するカメラパラメータ
の設定が終了した後、クライアント側装置300の外部
記憶装置305およびカメラサーバ100の設定パター
ン記憶部112に設定したカメラパラメータをアドレス
とともに記憶する。なお、カメラパラメータの設定は設
定パターン記憶部112に記憶するのみでもよい(s1
15)。
【0087】このように、すべてのアドレスについて以
上のような設定を繰り返す。
【0088】また、システム管理者(またはユーザ)
は、上述したような各アドレスの設定が面倒でAF、A
Eでも十分な役割を担うことができる場合、カメラ10
1のそれぞれの姿勢位置(各アドレス)にAF、AE動
作を実行させて、そのときに得られる焦点、露出に関す
るカメラパラメータをこのアドレスに対応して設定パタ
ーン記憶部112に記憶させればよい。
【0089】図7は、上述したようなAF、AEによる
カメラパラメータを記憶して設定させるためのカメラサ
ーバ側の動作処理のフローチャートである。
【0090】図7において、クライアント側装置300
からのAF,AE時のカメラパラメータ設定記憶指令を
受信すると、全体制御回路113は、ROM114から
AF,AE設定記憶プログラムを呼び出す(s20
1)。
【0091】すると、全体制御回路113は撮像系制御
回路105にカメラ101のAF,AE指令を与える。
撮像系制御回路105は、AF回路107およびAE回
路106によってカメラのAE,AF制御を実行させる
(202)。
【0092】そして、全体制御回路113は、雲台制御
回路108にアドレス((0、0)から設定する。)に
対応するカメラ101のパン、チルト角範囲の中央にカ
メラの姿勢を設定するように、カメラのパン,チルト角
度を制御させる指令を発し、雲台制御回路108は、こ
の指令に応じて雲台を制御する。
【0093】このカメラ101の姿勢位置において、A
F,AEが実行されるが、そのときの焦点、露出などの
カメラパラメータを撮像系制御回路105が読み取り、
設定パターン記憶部112に伝達する。伝達されたカメ
ラパラメータは、そのときのアドレスとともに記憶され
る(s204)。
【0094】このように、すべてのアドレスについて以
上のような設定を繰り返す。
【0095】上述したようなカメラの焦点、露出調節を
AF,AEに設定した場合には、そのパラメータの設定
が自動で行なうことができるので、システム管理者の負
担が軽減される。
【0096】図8は、上述した設定に基づいて、設定パ
ターン記憶部112にカメラパラメータが記憶された場
合に、ユーザがカメラ101にカメラ操作のアクセスを
したときのカメラサーバ100の動作処理のフローチャ
ートを示したものである。
【0097】図8において、カメラ101の制御権を有
するユーザがアクセスを開始すると(s301)、クラ
イアント側装置300(図3)でのユーザによる操作指
令によって、全体制御回路113および全体制御回路1
08を介して雲台102出のカメラ101のパン、チル
ト角の姿勢制御がなされ、カメラ101による撮影が開
始される。
【0098】同時に、雲台102によるカメラのパン,
チルト角度の制御情報が雲台制御回路108から全体制
御回路113に入力される(s302)。
【0099】全体制御回路113は、このパン,チルト
角度の制御情報によってカメラ101の姿勢のアドレス
を取得する(s303)。さらに全体制御回路113
は、取得したアドレスのカメラパラメータを設定パター
ン記憶部112から読み出す(s304)。
【0100】撮像系制御回路105は、読み出されたカ
メラパターンに基づいてカメラ101の焦点、絞りなど
を調節する(305)。
【0101】使用者は、このような動作処理によって記
憶されたパラメータを呼び出し、そのパラメータに基づ
いて、カメラを調節して撮影することができる。上述し
た動作をカメラの姿勢が制御され、アドレスが変わるた
びにカメラサーバ100によって実行する。
【0102】s306において、ユーザがアクセスを終
了したとき、カメラの姿勢は初期位置の中央部のアドレ
スに制御移動させて処理動作を終了させる。
【0103】なお、カメラサーバ100によるパンチル
ト制御は、動作開始命令および動作終了命令を与える方
法、あるいは変更しようとするパン,チルト角度を直接
指定する方法などがある。
【0104】以上のように、カメラのパン,チルト制御
によるカメラの姿勢位置に応じて、システム管理者(あ
るいはユーザ)が設定した画像に応じた適切なカメラパ
ラメータが記憶可能であるので、このカメラパラメータ
を読み出すことによってカメラの焦点、絞りなどのカメ
ラ調節を調節しているため、カメラ調節の応答速度が速
く、ユーザに負荷を感じさせない。また、カメラが設置
された場所の特徴を、ユーザに十分に理解され、満足さ
せることができるカメラ制御システムを提供することが
できる。
【0105】また、カメラの操作の制御権を有していな
いユーザに対しても、カメラの姿勢位置に応じた適切な
カメラパラメータが設定可能であるので、カメラ制御権
を持つユーザの無造作な制御においても不快感を与える
ことがなくなる。
【0106】(第2の実施の形態)本実施の形態は、第
1の実施の形態のように、すべてのパン,チルト姿勢に
対応してカメラパラメータを設定するわけではなく、設
定を簡略化するため、例えば、システム管理者(あるい
はユーザ)がある特定の被写体について、焦点、絞りな
どのカメラパラメータを設定したいときに、その被写体
が撮影可能なパン,チルト角度範囲内のみにおけるカメ
ラパラメータを設定する形態である。
【0107】本実施の形態において、カメラおよびカメ
ラサーバの構成およびクライアント側装置の構成は第1
の実施の形態と同一なので、その説明は省略する。
【0108】一般にインターネットにおけるWWW文書
中にイメージデータを貼り込むときには、以下のような
記述が用いられる。
【0109】<img src=”http://www.foo.co.jp/imag
e002.gif”>すなわち、www.foo.co.jpというwwwサーバ
のimage002.gifというファイルに格納されたイメージデ
ータ画素の場所に張り込まれて表示が行なわれる。
【0110】図10は、本実施の形態において、カメラ
パラメータを設定する場合のクライアント側装置300
の動作フローチャートである。
【0111】クライアント側装置のステム管理者(ある
いはユーザ)が、ある場所に設置されているカメラの姿
勢に対応したカメラパラメータを設定する場合、まず、
クライアント側装置300内のCPU302は、ROM
303に記憶された設定プログラムを呼び出す(s40
1)。
【0112】上述のような記述に対し、本実施の形態で
は、ファイル名をコマンドとして解釈する。すなわち、
カメラアングルを指定するパン,チルト角はそれぞれ
「P」、「T」で示し、その後にそれぞれの制御量を数
値で示す。ここでは、パン角度は−50゜から50゜、
チルト角度は−20゜から20゜のカメラ101の制御
可能な範囲内で選ぶことにする。例えば、パン角度を2
0゜、チルト角度を5゜とし、gif形式の画像データと
して貼り込みたい場合は、以下のように記述する。
【0113】なお、システム管理者(あるいはユーザ)
がアクセスしようとするカメラサーバ側のネットワーク
アドレスは、www.foo.co.jpであるとする。
【0114】<img src=”http://www.foo.co.jp/P20T
5.gif”>以上のような、HTML文書記述があった場
合、wwwブラウザの組み込まれているクライアント側装
置300は、カメラサーバ(wwwサーバ)100にカメ
ラ101の姿勢がパン角20゜、チルト角5゜に制御し
て撮影を行なうようにアクセスする(s402)。
【0115】この指令を受け、雲台制御回路108は、
要求どおりにカメラ101の姿勢を制御し、その姿勢に
おいて、カメラ101によって撮影が行なわれる(s4
03)。
【0116】カメラ101の撮影画像がネットワークを
介してクライアント側装置300の表示装置306に表
示される。ユーザは、その表示画像をみながらカメラパ
ラメータを設定するパン,チルト角範囲を設定する。
【0117】範囲指定手段としての役割を担うCPU3
02からのカメラ姿勢位置の範囲の希望受け付けがなさ
れると、システム管理者(あるいはユーザ)は、例え
ば、−5≦P≦15、−5≦T≦5のように入力部30
7を用いてカメラの姿勢位置の範囲を指定したとする。
ここで、「P」,「T」は、s402において要求した
パン,チルト角度であり、数字はその角度を基準として
範囲(つまり、先のパン角の範囲の記述においては、要
求した角度から左5゜,右15゜の範囲であり、チルト
角においては、要求した角度から上5゜,下5゜の範囲
である。)を設定することを意味している(s40
4)。
【0118】設定者によって設定範囲が指定されると、
それを認識し、CPU302は、その指定範囲の場所に
おける図6のフローチャートに示したAからBのカメラ
パラメータ設定を処理する。ここでのカメラパラメータ
の設定処理は第1の実施の形態と同様であるので、説明
は省略する。
【0119】次に、カメラ101の新たな姿勢位置から
のパン,チルト角の範囲において、カメラパラメータを
設定したい場合、s402からBまでの処理を同様に行
なう。
【0120】このとき、カメラパラメータを設定するカ
メラ101のパン、チルト角の設定範囲がすでに設定し
た範囲と重複している場合、その重複範囲は更新され、
設定パターン記憶部112に記憶されていく。
【0121】以上のような処理を行なうと、カメラ10
1のシステム管理者(あるいはユーザ)の希望のパン,
チルト角の範囲内でのみ、カメラパラメータが設定で
き、その設定者の負担が大幅に軽減される。
【0122】図11は、第2の実施の形態において、図
10のフローチャートの処理に基づいてカメラパラメー
タが設定され設定パターン記憶部112に記憶された場
合に、ユーザがカメラ101にカメラ操作のアクセスを
したときのカメラサーバ100の動作処理のフローチャ
ートを示したものである。
【0123】図11において、ネットワークを介してあ
るユーザのクライアント側装置300が制御権を獲得し
た場合(s501)、カメラサーバ100はユーザの指
令に従ってカメラ101をパン,チルト制御し、カメラ
101はその姿勢位置において撮影をする(s50
2)。
【0124】全体制御回路113は、雲台制御回路10
8によって制御されるカメラ101の現在のパン,チル
ト角を雲台制御回路108からの情報によって把握す
る。全体制御回路108は、現在のカメラ101の姿勢
位置が設定パターン記憶部112において記憶されたパ
ン,チルト角の設定範囲内であるかどうかをチェックし
(s503)、設定されたカメラ101のパン,チルト
角の範囲内であるとチェックされると、その設定範囲内
に対応して設定パターン記憶部112に記憶された焦点
距離、絞りなどのカメラパラメータに基づいて、カメラ
101を調節する(s504)。
【0125】また、現在のカメラ101の姿勢位置が設
定されたカメラ101のパン,チルト角の範囲外である
とチェックされると、通常のAF,AE制御を行なう。
このパン,チルト角の範囲における他のカメラパラメー
タは必要に応じてユーザの指令によって調節される(s
505)。
【0126】このような処理を、ユーザの操作指令によ
ってカメラ101のパン,チルト角が変更するたびに実
行する。カメラ101の焦点、絞りなどを調節して撮影
された画像は、指定された画像フォーマットの変換さ
れ、ネットワークI/F111を介して要求もとのクライ
アント側装置300に返答する。このとき、ネットワー
クI/F111では、HTTPを用いるため、画像フォーマッ
トに応じた内容情報やステータス情報などが付加され
る。
【0127】以上、上述したようなカメラ制御システム
の動作処理によって第1の実施の形態と同様な効果があ
げられる。さらに、カメラパラメータの設定者(システ
ム管理者あるいはユーザ)の希望するカメラ101の姿
勢範囲のみにカメラパラメータを設定するため、設定者
の負担が軽減される。また、そのカメラの姿勢範囲を拡
大したり縮小したりして設定することが可能であり、ま
た、その設定は、複数箇所で可能であるため、設定者の
要求どおりのカメラパラメータの設定が可能となる。
【0128】上述した第2の実施の形態においては、カ
メラのパン,チルト角の設定範囲に対応して、焦点距離
および絞りなどのカメラパラメータを設定するものであ
ったが、カメラのパン,チルト角およびズーム倍率の範
囲に対応してカメラパラメータを設定することも、本実
施の形態と同等の処理をすることによって、もちろん可
能である。このとき、カメラパラメータにはズーム倍率
の設定は含めない。
【0129】また、カメラのパン,チルト角のある姿勢
範囲ではなく、ある任意の姿勢位置の点に絞ってカメラ
パラメータを設定することも可能である。このような場
合の設定方法は、図10のフローチャートにおいて、s
404の処理過程を、カメラ101のパン,チルト角設
定とすればよい。
【0130】(第3の実施の形態)本実施の形態では、
第2の実施の形態において、例えば、室内にカメラが設
置してあり、カメラのパン,チルト角の設定範囲の方向
に窓があるような場合を想定する。この場合、昼間と夜
間では外の明るさが異なっているため、昼間はその設定
範囲方向では逆光補正が必要であるが、夜間は逆光補正
が必要ではない場合が少なくない。
【0131】本実施の形態では、このような場合を鑑み
て、あらかじめ記憶されたカメラパラメータに基づくカ
メラの焦点、絞りの調節を、露出切換手段としての役割
を担う全体制御回路113によりカメラパラメータの設
定範囲方向の露出情報、焦点情報などの環境に応じてA
Eと切換えるものである。
【0132】本実施の形態において、カメラおよびカメ
ラサーバの構成およびクライアント側装置の構成は、第
2の実施の形態と同一なので、その説明は省略する。ま
た、カメラパラメータを設定する場合のクライアント側
装置300の動作処理も、第2の実施の形態と同一なの
で説明は省略する。
【0133】図12は、クライアント側装置300のユ
ーザがカメラ101にカメラ操作のアクセスをしたとき
のカメラサーバ100の動作処理のフローチャートを示
したものである。
【0134】図12において、ネットワークを介してあ
るユーザのクライアント側装置300が制御権を獲得し
た場合(s601)、カメラサーバ100はユーザの指
令に従ってカメラ101をパン,チルト制御し、カメラ
101はその姿勢位置において撮影をする(s60
2)。
【0135】全体制御回路113は、雲台制御回路10
8によって制御されるカメラ101の現在のパン,チル
ト角を雲台制御回路108からの情報によって把握す
る。全体制御回路108は、現在のカメラ101の姿勢
位置が設定パターン記憶部112において記憶されたパ
ン,チルト角の設定範囲内であるかどうかをチェックし
(s603)、設定されたカメラ101のパン,チルト
角の範囲内であるとチェックされると、全体制御回路1
13は、撮像系制御回路105によって得られた露出値
Aがあらかじめ設定された露出値A0と比較する(s6
04)。
【0136】設定されたカメラ101のパン,チルト角
の範囲外であるとチェックされると、AE回路106に
おいて、通常のAE制御を行なう(s606)。
【0137】s604において、全体制御回路113に
おいてA>A0と判定されたときは、s606でAE回
路106において、通常のAE制御を行なう。一方、A
<A0であると判定されたときは、その設定範囲内に対
応して設定パターン記憶部112に記憶された絞りなど
のカメラパラメータに基づいて、カメラ101を調節す
る(s605)。
【0138】上述の形態では、あらかじめ設定した露出
値と比較して、記憶されたカメラパラメータに基づくカ
メラの露出調整と、AEによるカメラの露出調整とを切
り換えていたが、時刻に応じて上述のカメラの露出調整
を切り換えてもよい。このような場合、ROM114に
時計用のプログラムを計時手段として組み込ませてお
き、全体制御回路113は、このプログラムを用いて、
例えば、時刻t1<t<t2の範囲においては、設定パタ
ーン記憶部112に記憶された絞りなどのカメラパラメ
ータに基づいて、カメラ101を調節するようにすれば
よい。
【0139】このような場合のクライアント側装置30
0のユーザがカメラ101にカメラ操作のアクセスをし
たときのカメラサーバ100の動作処理のフローチャー
トを図13に示す。図13は、s604の箇所を上述し
た説明に変更したのみであるので説明は省略する。
【0140】また、本実施の形態においては、ユーザの
希望により、前記カメラパラメータに基づくカメラの露
出調節と、AEによる露出調節とを切り換えてもよい。
この場合、クライアント側装置300側からCPU30
2によって発信された露出設定切換信号を全体制御回路
113が受けると、その信号に応じて、前記カメラパラ
メータに基づくカメラの露出調節と、AEによる露出調
節とを切り換えることが可能である。
【0141】このような処理は、カメラ101の焦点調
節においても可能である。この場合、クライアント側装
置300側からCPU302によって発信された焦点設
定切換信号を焦点切換手段としての役割を担う全体制御
回路113が受けると、その信号に応じて、前記カメラ
パラメータに基づくカメラの焦点調節と、AFによる焦
点調節とを切り換えることが可能である。
【0142】本実施の形態においては、カメラ101の
パン,チルトの姿勢範囲に対応したカメラパラメータの
設定を設定パターン記憶部に複数記憶してもよい。この
ようなシステムにおけるカメラサーバの構成ブロック図
を図14に示す。設定パターン記憶部以外の構成は、図
1と同一であるので、それ以外の構成の説明は省略す
る。
【0143】図14のカメラサーバ100の構成におい
て、設定パターン記憶部112aと設定パターン記憶部
112bとを、本実施の形態において、s604あるい
はs604における処理と同様な切換処理を実行するこ
とによって、露出値に応じて切り換えたり、時刻に応じ
て切り換えたりすることも容易に可能である。
【0144】上述したように本実施の形態によれば、そ
の場所の状態情報あるいは時刻に応じて、記憶されたカ
メラパラメータに基づくカメラの絞りなどの調節を切り
換えることができ、その場所の状況に応じた適切なカメ
ラの撮影が可能となる。
【0145】本発明の実施の形態では、主としてインタ
ーネットを用いたシステムを記述したが、カメラをリモ
コンを用いてパン,チルト操作するシステムにも適用す
ることができる。このとき、リモコン側にカメラのパ
ン,チルト操作装置を、また、カメラの姿勢に対応して
カメラパラメータを設定するキーを備え、カメラ側にそ
の設定されたカメラパラメータをカメラの姿勢に対応し
て記憶させればよい。
【0146】なお、本発明は、前述した実施形態の機能
を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した
記録媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシス
テムあるいは装置(カメラサーバ側装置およびクライア
ント側装置)のコンピュータ(またはCPUやMPU)
が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実
行することによっても達成できる。
【0147】この場合、記憶媒体から読み出されたプロ
グラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現する
ことになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体
は本発明を構成することになる。
【0148】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピーディスク、ハードディ
スク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、C
D−R、磁気テープ、、不揮発性のメモリカード、RO
Mなどを用いることができる。
【0149】また、コンピュータが読み出したプログラ
ムコードを実行することにより、前述した実施形態の機
能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指
示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペ
レーティングシステム)などが実際の処理の一部または
全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能
が実現される場合も含まれる。
【0150】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指
示にもとづき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニット
に備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行
い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現さ
れる。
【0151】本発明を上記記憶媒体に適用する場合、そ
の記憶媒体には、先に説明したフローチャートに対応す
るプログラムコードを格納することになるが、簡単に説
明すると、本発明のカメラ制御システムに不可欠なモジ
ュールを、記憶媒体に格納することになる。
【0152】本発明は、少なくとも、カメラの姿勢位置
に対応してカメラパラメータを設定する「設定モジュー
ル」、カメラパラメータに基づいてカメラの調節を行な
う「調節モジュール」、カメラの姿勢を制御する「制御
モジュール」の各プログラムコードを記憶媒体に格納す
ればよい。
【0153】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
および請求項6によれば、カメラの姿勢位置に対応し
て、カメラパラメータを設定しているので、カメラの撮
影が任意の姿勢位置に対しても適切に行なうことがで
き、さらにカメラ調節の応答速度が速く、制御権を有し
ているユーザに不快感を与えることのないカメラ制御シ
ステムを実現できる。また、カメラの操作の制御権を有
していないユーザに対しても、カメラの姿勢位置に応じ
た適切なカメラパラメータが設定可能であるので、カメ
ラ制御権を持つユーザの無造作な制御においても不快感
を与えることがなくなる。
【0154】また、請求項2によれば、カメラパラメー
タの設定がカメラの複数の姿勢位置に対して設定が可能
であるので、あらゆる位置においてカメラの適切な撮影
が可能となる。
【0155】また請求項3によれば、設定手段によって
設定されたカメラパラメータが記憶可能であるので、設
定したカメラパラメータは半永久的に用いることができ
る。
【0156】また、請求項4によれば、表示手段によっ
て表示されるカメラからの入力画像を確認しながらカメ
ラパラメータを設定するので、カメラパラメータの設定
が容易になり、また、適切なカメラパラメータの設定が
可能となる。
【0157】また、請求項5によれば、カメラパラメー
タを用いるカメラの姿勢位置の範囲のみが設定されるの
で、設定が容易となり、柔軟なカメラの姿勢位置の範囲
に応じたカメラパラメータの設定が可能となる。
【0158】また、請求項7によれば、カメラパラメー
タの設定は、カメラのパン,チルト角およびカメラのズ
ーム倍率に基づいて設定されるので、より適切な調節に
よるカメラの撮影が可能となる。
【0159】また、請求項10によれば、範囲指定手段
によって指定されていないカメラの姿勢位置の範囲の撮
影においては、AF制御を行なっているので、アクセス
しているユーザに、範囲指定手段によって指定されてい
ないカメラの姿勢位置の範囲においても通常レベル以上
の画像を提供することができる。
【0160】また、請求項11によれば、範囲指定手段
によって指定されていないカメラの姿勢位置の範囲の撮
影においては、AE制御を行なっているので、アクセス
しているユーザに、範囲指定手段によって指定されてい
ないカメラの姿勢位置の範囲においても通常レベル以上
の画像を提供することができる。
【0161】また、請求項12によれば、カメラパラメ
ータに基づく前記カメラの焦点調節と、AFによるカメ
ラの焦点調節とが切り換え可能であるので、ユーザの好
みに応じた焦点調節が可能となる。
【0162】また、請求項13によれば、カメラパラメ
ータに基づく前記カメラの露出調節と、AEによるカメ
ラの露出調節とが切り換え可能であるので、ユーザの好
みに応じた露出調節が可能となる。
【0163】また、請求項14によれば、カメラの姿勢
方向の露出値に応じてカメラパラメータに基づく前記カ
メラの露出調節と、AEによるカメラの露出調節とが切
り換え可能であるので、適切な撮影が可能となる。
【0164】また、請求項15によれば、時刻に応じて
カメラパラメータに基づく前記カメラの露出調節と、A
Eによるカメラの露出調節とが切り換え可能であるの
で、適切な撮影が可能となる。
【0165】また、請求項16によれば、AF,AEの
少なくともいずれか一方が実行されているときのカメラ
パラメータを記憶しているので、カメラの焦点、露出な
どの調節速度が速くなり、ユーザにとって好適なカメラ
制御システムを提供することができる。
【0166】また、請求項17によれば、カメラパラメ
ータの設定パターンを複数記憶可能であるので、ユーザ
ごとに対応したカメラパラメータに基づく撮影あるいは
撮影状況あるいは時刻に応じたカメラパラメータに基づ
く撮影が可能となる。
【0167】また、請求項18および請求項19のカメ
ラ制御装置の発明によれば、カメラの姿勢位置に対応し
て、カメラパラメータを設定しているので、カメラの撮
影が任意の姿勢位置に対しても適切に行なうことがで
き、さらにカメラ調節の応答速度が速く、制御権を有し
ているユーザに不快感を与えることのないカメラ制御シ
ステムを実現できる。また、カメラの操作の制御権を有
していないユーザに対しても、カメラの姿勢位置に応じ
た適切なカメラパラメータが設定可能であるので、カメ
ラ制御権を持つユーザの無造作な制御においても不快感
を与えることがなくなる。
【0168】また、請求項20および請求項21の記憶
媒体の発明によれば、カメラの姿勢位置に対応して、カ
メラパラメータを設定しているので、カメラの撮影が任
意の姿勢位置に対しても適切に行なうことができ、さら
にカメラ調節の応答速度が速く、制御権を有しているユ
ーザに不快感を与えることのないカメラ制御システムを
実現できる。また、カメラの操作の制御権を有していな
いユーザに対しても、カメラの姿勢位置に応じた適切な
カメラパラメータが設定可能であるので、カメラ制御権
を持つユーザの無造作な制御においても不快感を与える
ことがなくなる。
【0169】また、請求項22のカメラ制御方法の発明
によればカメラの姿勢位置に対応して、カメラパラメー
タを設定しているので、カメラの撮影が任意の姿勢位置
に対しても適切に行なうことができ、さらにカメラ調節
の応答速度が速く、制御権を有しているユーザに不快感
を与えることのないカメラ制御システムを実現できる。
また、カメラの操作の制御権を有していないユーザに対
しても、カメラの姿勢位置に応じた適切なカメラパラメ
ータが設定可能であるので、カメラ制御権を持つユーザ
の無造作な制御においても不快感を与えることがなくな
るカメラ制御方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明におけるカメラサーバ側装置の構成の詳
細なブロック図。
【図2】カメラサーバ側装置をソフト的な構成から見た
ブロック図。
【図3】カメラサーバ側装置をソフト的な構成から見た
ブロック図。
【図4】カメラの姿勢位置に応じたカメラパラメータの
焦点距離の設定パターン例を示す図。
【図5】カメラの姿勢位置に応じたカメラパラメータの
露出パターンの設定パターン例を示す図。
【図6】第1の実施の形態において、カメラパラメータ
を設定する場合のクライアント側装置の動作フローチャ
ート。
【図7】AF,AEによるカメラパラメータを記憶して
設定させるためのカメラサーバ側の動作処理のフローチ
ャート。
【図8】第1の実施の形態において、ユーザがカメラに
カメラ操作のアクセスをしたときのカメラサーバ側装置
の動作処理のフローチャート。
【図9】本発明のカメラ制御システムの概念図。
【図10】第2の実施の形態において、カメラパラメー
タを設定する場合のクライアント側装置300の動作フ
ローチャート。
【図11】第1の実施の形態において、ユーザがカメラ
にカメラ操作のアクセスをしたときのカメラサーバ側装
置の動作処理のフローチャート。
【図12】撮影方向の露出値に応じてAEとカメラパラ
メータの設定による露出調節との切換を行なう形態にお
いて、ユーザがカメラにカメラ操作のアクセスをしたと
きのカメラサーバ側装置の動作処理のフローチャート。
【図13】時刻に応じてAEとカメラパラメータの設定
による露出調節との切換を行なう形態において、ユーザ
がカメラにカメラ操作のアクセスをしたときのカメラサ
ーバ側装置の動作処理のフローチャート。
【図14】カメラパラメータの設定が複数パターン記憶
可能なカメラサーバ側装置の構成ブロック図。
【図15】(a)従来例におけるカメラと撮影対象の位
置関係を示す図。 (b)従来例におけるカメラによって撮影される構図例
を示す図。
【符号の説明】
100 カメラサーバ側装置 101 カメラ 102 雲台 104 カメラ信号処理回路 105 撮像系制御回路 106 AE回路 107 AF回路 108 雲台制御回路 111 ネットワークI/F 112 設定パターン記憶部 113 全体制御回路 114 ROM 115 RAM 201 CPU 202 ROM 203 RAM 204 カメラI/F 205 駆動I/F 206 ネットワークI/F 207 二次記憶装置 302 CPU 303 ROM 304 RAM 305 外部記憶装置 306 表示装置 307 入力部 308 ネットワークI/F
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 矢野 晃一 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネットワークを介してカメラサーバ側
    装置に接続されたカメラを遠隔制御するカメラ制御シス
    テムにおいて、 クライアント側装置は、 前記カメラの姿勢を制御するための指示を行なうための
    姿勢指示手段と、 前記姿勢指示手段によって指示された前記カメラの姿勢
    位置に対応して、前記カメラを調節するためのカメラパ
    ラメータを設定する設定手段とを備え、カメラサーバ側
    装置は、 前記姿勢指示手段によってなされた指示に基づいて、前
    記カメラの姿勢を制御する制御手段と、 前記制御手段によって制御される前記カメラの姿勢位置
    に対応して、前記設定手段によって設定されたカメラパ
    ラメータに基づいて前記カメラを調節するカメラ調節手
    段と、を備えることを特徴とするカメラ制御システム。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記設定手段は、前
    記カメラの複数の姿勢位置にそれぞれ対応して、前記カ
    メラパラメータを設定可能であることを特徴とするカメ
    ラ制御システム。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2において、前記
    カメラ制御システムは、さらに、前記設定手段により設
    定された前記カメラパラメータを前記カメラの姿勢位置
    に対応して記憶する記憶手段を、前記クライアント側装
    置および前記カメラサーバ側装置の少なくともいずれか
    一方に備えることを特徴とするカメラ制御システム。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし請求項3のいずれか一項
    において、前記クライアント側装置は、さらに、前記制
    御手段によって制御される前記カメラの姿勢位置は、前
    記カメラから入力された画像を表示するための表示手段
    とを備え、 前記設定手段は、前記表示手段によって表示される前記
    カメラからの入力画像の表示に基づいて前記カメラパラ
    メータが設定可能に構成されていることを特徴とするカ
    メラ制御システム。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし請求項4のいずれか一項
    において、前記設定手段によって前記カメラパラメータ
    を設定するための前記カメラの姿勢位置の範囲を指定す
    るための範囲指定手段を備えることを特徴とするカメラ
    制御システム。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし請求項5のいずれか一項
    において、前記カメラの姿勢位置とは、前記カメラのパ
    ン角度及びチルト角度に基づいて示されることを特徴と
    するカメラ制御システム。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし請求項5のいずれか一項
    において、前記調節手段には、撮影画角を調節するズー
    ム制御手段を含み、前記カメラの姿勢位置とは、前記カ
    メラのパン角度及びチルト角度および前記ズーム制御手
    段によるズーム倍率に基づいて示されることを特徴とす
    るカメラ制御システム。
  8. 【請求項8】 請求項6において、前記調節手段には、
    前記カメラのAFを制御するAF制御手段または前記カ
    メラのAEを制御するAE制御手段または撮影画角を調
    節するズーム制御手段の少なくとも一つを含むことを特
    徴とするカメラ制御システム。
  9. 【請求項9】 請求項8において、前記カメラパラメー
    タには、焦点距離、または、絞り値、または、シャッタ
    ースピード、または、ズーム倍率、または、AEのON
    /OFFの設定、または、露出補正値、または、露出パ
    ターンの少なくともいずれか1つを含むことを特徴とす
    るカメラ制御システム。
  10. 【請求項10】 請求項9において、前記範囲指定手段
    によって指定されていない前記カメラの姿勢位置の範囲
    においては、前記AF制御手段によって前記カメラのA
    Fを実行するように構成されていることを特徴とするカ
    メラ制御システム。
  11. 【請求項11】 請求項9または請求項10において、
    前記範囲指定手段によって指定されていない前記カメラ
    の姿勢位置の範囲においては、前記AE制御手段によっ
    て前記カメラのAEを実行するように構成されているこ
    とを特徴とするカメラ制御システム。
  12. 【請求項12】 請求項9ないし請求項11のいずれか
    一項において、前記カメラサーバ側装置において、前記
    範囲指定手段によって指定されている前記カメラの姿勢
    位置の範囲において前記カメラパラメータに焦点距離が
    含まれるときに、前記カメラパラメータに基づく前記カ
    メラの焦点調節と、前記AF制御手段による前記カメラ
    の焦点調節とを切り換えるための焦点切換手段とを備え
    ることを特徴とするカメラ制御システム。
  13. 【請求項13】 請求項9ないし請求項12のいずれか
    一項において、前記カメラサーバ側装置において、前記
    範囲指定手段によって指定されている前記カメラの姿勢
    位置の範囲において前記カメラパラメータに絞り値また
    はシャッタースピードが含まれるときに、前記カメラパ
    ラメータに基づく前記カメラの露出調節と、前記AE制
    御手段による前記カメラの露出調節とを切り換えるため
    の露出切換手段とを備えることを特徴とするカメラ制御
    システム。
  14. 【請求項14】 請求項13において、前記露出切換手
    段は、前記AE制御手段によって計測された、前記カメ
    ラの姿勢位置における撮影方向の露出値が、所定値以上
    であったとき、前記AE制御手段による前記カメラの露
    出調節を行なうように構成されていることを特徴とする
    カメラ制御システム。
  15. 【請求項15】 請求項13において、前記カメラサー
    バ側装置に時刻を計時する計時手段を備え、前記露出切
    換手段は、前記計時手段によって計時された時刻に応じ
    て、前記カメラパラメータに基づく前記カメラの露出調
    節と、前記AE制御手段による前記カメラの露出調節と
    を切り換えるように構成されていることを特徴とするカ
    メラ制御システム。
  16. 【請求項16】 請求項8において、前記カメラの姿勢
    位置に対応して、前記AF制御手段および前記AE制御
    手段の少なくとも一方によって制御されているときの前
    記カメラパラメータを記憶するように構成されているこ
    とを特徴とするカメラ制御システム。
  17. 【請求項17】 請求項3において、前記記憶手段は、
    前記設定手段によって設定されるカメラパラメータの設
    定パターンを複数記憶可能であるように構成されている
    ことを特徴とするカメラ制御システム。
  18. 【請求項18】 前記カメラの姿勢を制御するための指
    示を行なうための姿勢指示手段と、 前記姿勢指示手段による指示情報に基づいて制御された
    カメラの姿勢位置において前記カメラから入力された画
    像を表示する表示手段と、 前記カメラの姿勢位置に対応して、前記カメラを調節す
    るためのカメラパラメータを設定するための設定手段と
    を備えることを特徴とするカメラ制御装置。
  19. 【請求項19】 ネットワークを介してクライアント側
    装置からの指令に基づいてカメラの制御を行なうカメラ
    制御装置において、 前記クライアント側装置からの指示情報に基づいて、前
    記カメラの姿勢を制御する制御手段と、 前記制御手段によって制御された前記カメラの姿勢位置
    に対応して、前記カメラを調節するためのカメラパラメ
    ータを記憶するための記憶手段と、 前記記憶手段によって記憶されたカメラパラメータに基
    づいて前記カメラを調節するための調節手段とを備える
    ことを特徴とするカメラ制御装置。
  20. 【請求項20】 ネットワークを介してカメラを遠隔制
    御するカメラ制御のための制御プログラムを記憶した記
    憶媒体であって、 前記制御プログラムは、 前記カメラの姿勢を制御するための指示を行なわせ、 前記姿勢指示手段による指示情報に基づいて制御された
    カメラの姿勢位置において前記カメラから入力された画
    像を表示させ、 前記表示手段によって表示される前記カメラからの入力
    画像の表示に基づいて前記カメラを調節するためのカメ
    ラパラメータを設定させることを特徴とする制御プログ
    ラムを記憶した記憶媒体。
  21. 【請求項21】 ネットワークを介してクライアント側
    装置からの指令に基づいてカメラの制御を行なうための
    制御プログラムを記憶した記憶媒体であって、 前記クライアント側装置からの指示情報に基づいて、前
    記カメラの姿勢を制御させ、 前記制御手段によって制御された前記カメラの姿勢位置
    に対応して、前記カメラを調節するためのカメラパラメ
    ータ情報を記憶させ、 前記記憶手段によって記憶されたカメラパラメータに基
    づいて前記カメラを調節させることを特徴とする制御プ
    ログラムを記憶した記憶媒体。
  22. 【請求項22】 ネットワークを介してカメラサーバ側
    装置に接続されたカメラを遠隔制御するカメラ制御シス
    テムにおいて、 前記カメラの姿勢を制御するための姿勢制御工程と、 前記姿勢制御手段により移動した前記カメラの姿勢位置
    に対応してカメラパラメータを設定するための設定工程
    と、 前記設定手段によって設定されたカメラパラメータを前
    記カメラの姿勢位置に対応して記憶するための記憶工程
    と、 前記制御工程によって制御される前記カメラの姿勢位置
    に対応して、前記記憶工程により前記カメラの姿勢位置
    に対応して記憶されたカメラパラメータを呼び出してカ
    メラを制御するためのカメラ制御工程とを備えることを
    特徴とするカメラ制御方法。
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