JPH10308890A - 画像撮像装置及び方法、画像処理装置及び方法 - Google Patents

画像撮像装置及び方法、画像処理装置及び方法

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JPH10308890A
JPH10308890A JP9119999A JP11999997A JPH10308890A JP H10308890 A JPH10308890 A JP H10308890A JP 9119999 A JP9119999 A JP 9119999A JP 11999997 A JP11999997 A JP 11999997A JP H10308890 A JPH10308890 A JP H10308890A
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image
unit
image processing
exposure
white balance
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JP9119999A
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Inventor
Toshiyuki Iijima
利幸 飯島
Tadafusa Tomitaka
忠房 富高
Masakazu Koyanagi
正和 小柳
Naoyasu Hosonuma
直泰 細沼
Ken Tamayama
研 玉山
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 不均一でない一様なパノラマ映像を合成す
る。 【解決手段】 画像撮像装置は、パノラマ映像を構成す
る単位画像を取得する撮像部10と、この10の撮像範
囲を移動させる駆動部と、これら撮像部10及び駆動部
20を制御する中央処理部30とから構成される。上記
単位画像が撮像される際には、上記撮像部10の露出、
ホワイトバランス、焦点等の撮像条件は、該単位画像に
依らず最適条件に保持される。このような単位画像は、
上記中央処理部30の備える画像処理部32にて、1枚
のパノラマ映像として合成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、撮像した単位画
像をパノラマ映像に合成する画像撮像装置及び方法、ま
た、単位画像を画像処理してパノラマ映像に合成する画
像処理装置及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば家庭用ビデオカメラ等を用
いて撮像した複数の画像を、ハードディスク等の記録装
置に記録した後、これら複数の画像を連結して1枚のパ
ノラマ映像とするパノラマ映像作成方法が知られてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、家庭用ビデ
オカメラは、露出、ホワイトバランス、焦点等の撮影条
件の自動調整機能を有するのが普通である。このため、
パノラマ映像を構成する単位画像の撮影の際の条件が相
違すると、自動調整機能が働いて撮影条件を変化させる
ことがある。従って、撮影条件の相違のために、これら
の画像が連結されてなるパノラマ映像の状態が、一様で
なく不均一となる場合がある。
【0004】このようにパノラマ映像の状態が不均一と
なる問題は、パノラマ映像を構成する単位画像の撮影条
件を固定して撮影することにより解決することができ
る。しかし、係る撮影条件の複雑な調整は、撮影者に負
担を与える。
【0005】この発明は、上述の実情に鑑みてなされる
ものであって、複数の画像から一様な状態のパノラマ映
像を合成すると共に、このために必要となる上記撮影条
件の調整の負担を軽減する画像撮像装置及び方法、画像
処理装置及び方法を提供することを目的とする。
【0006】
【発明を解決するための手段】上述の課題を解決するた
めに、この発明に係る画像撮像装置は、画像を撮像して
映像信号とする撮像手段と、上記撮像手段を撮像範囲を
移動させるように駆動する駆動手段と、上記駆動手段に
て上記撮像手段を駆動し、上記撮像手段にてパノラマ映
像を構成する単位画像を撮像制御する制御手段と、上記
単位画像をパノラマ映像に合成する画像処理手段とを備
え、上記制御手段は、該単位画像に依らず、上記撮像手
段の露出、ホワイトバランス及び焦点の少なくとも一つ
を一定とするものである。
【0007】また、この発明に係る画像撮像方法は、パ
ノラマ映像を構成する単位画像を撮像して映像信号とす
る撮像工程と、上記単位画像を処理してパノラマ映像に
合成する画像処理工程とを有し、上記撮像工程では、該
単位画像に依らず、露出、ホワイトバランス及び焦点の
少なくとも一つを一定とするものである。
【0008】さらに、この発明に係る画像処理装置は、
画像を撮像して映像信号とする撮像手段と、上記撮像手
段の撮像範囲を移動させるように駆動する駆動手段と、
上記駆動手段にて上記撮像手段を駆動し、上記撮像手段
にてパノラマ映像を構成する単位画像を撮像制御すると
共に撮影条件を制御する制御手段と、上記単位画像をパ
ノラマ映像に合成する画像処理手段とを備え、上記制御
手段は、上記単位画像の撮影にて得た情報に基づいて露
出、ホワイトバランス、焦点の少なくとも一つの最適条
件を算出し、上記撮像手段を上記最適条件に決定するも
のである。
【0009】そして、この発明に係る画像処理方法は、
画像を撮像して映像信号とする撮像工程と、上記画像を
パノラマ映像に合成する画像処理工程とを有し、撮像さ
れた画像の情報に基づいて露出、ホワイトバランス及び
焦点の少なくとも一つの最適条件を算出し、以降の撮影
では該単位画像に依らず上記最適条件に決定するもので
ある。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、この発明に係る画像撮像装
置及び方法、画像処理装置及び方法の実施の形態の一例
について説明する。
【0011】画像撮像装置は、図1に示すように、画像
を撮像して映像信号とする撮像部10と、上記撮像部1
0をパンチルトの2軸方向に駆動する駆動部20と、こ
れら撮像部10及び駆動部20を含むこの画像撮像装置
の全体を制御する中央処理部30と、データ等を一時的
に記憶する記憶部1と、モニタに供給するデータを調整
するインターフェース2と、パノラマ映像等の情報を表
示するモニタ3とから構成される。
【0012】上記撮像部10は、撮像する画像に対する
所定の光学的変換を行うレンズブロック11と、このレ
ンズブロック11を介して与えられた光学的像を映像信
号に変換するCCD12と、このCCD12から得られ
る映像信号に対してサンプル/ホールド及び自動利得制
御を行うSH/AGC部13と、このSH/AGC部1
3を介して供給される映像信号をデジタル信号とするA
/D部14と、このA/D部14にてデジタル信号に変
換された映像信号に対して所定の処理を施す信号処理部
15とから構成されている。
【0013】上記レンズブロック11は、変倍用のレン
ズを駆動することによって撮像する画角を変化させるこ
とが可能なズームレンズであり、光束の入射する方向に
順に、第1のレンズ41と、第2のレンズ42と、第3
のレンズ43と、第4のレンズ44と、上記第3のレン
ズ43及び第4のレンズ44の間に配設されるアイリス
45とから構成される。また、このレンズブロック11
には、上記第2のレンズ42を光軸方向に移動させるズ
ームモータ46とを備えている。
【0014】上記第1のレンズ41と、第3のレンズ4
3と、第4のレンズ44は、位置が固定されている固定
レンズである。上記第2のレンズ42は、ズームモータ
46により駆動されるズームレンズである。即ち、この
第2のレンズ42は、光軸方向に移動されることによ
り、このレンズブロック11の倍率を変化させる変倍レ
ンズである。
【0015】上記ズームモータ46は、上記中央処理部
30の制御部31からの制御に基づいて、上記第2のレ
ンズ42を駆動する。また、上記第2のレンズ42の現
在位置を上記制御部31に報告する。
【0016】上記CCD12は、受光画素を2次元に配
列した固体撮像素子であり、上記レンズブロック11に
よりCCD12上に結像された被写体の画像を、映像信
号として出力する。
【0017】上記SH/AGC部13は、上記制御部3
1の制御の下に、上記CCD12から供給される映像信
号に対してサンプル/ホールド及び自動利得調整を行
う。これにより、間歇的なパルスとして供給される映像
信号を連続信号となし、また、この映像信号のレベルを
所定範囲内に調整することができる。例えば、アイリス
45の制御信号によって所定のゲインを持つように利得
制御する。
【0018】上記A/D部14は、上記制御部31から
の制御の下に、CCD12から出力され、SH/AGC
部13にて整形された映像信号を所定の分解能にて2値
化してデジタル信号に変換するアナログデジタル変換部
である。
【0019】上記信号処理部15は、上記制御部31の
制御の下に、A/D部15から与えられるデジタル化さ
れた映像信号に対して所定の信号処理を行う。例えば、
入力されてきた信号を輝度、色差、ビデオ信号といった
各信号に変換し、映像信号となし、上記記憶部1及びイ
ンターフェース2に与える。
【0020】なお、この撮像部10は、フォーカス、ズ
ーム等はもちろん、絞り、ゲイン、電子シャッタスピー
ド等の他に、露出、ホワイトバランスの制御、画質調整
等の機能を有するものである。
【0021】上記中央処理部30は、制御部31と、画
像処理部32とから構成される。上記制御部31は、中
央処理部30及びこの画像処理装置全体を制御し、この
画像処理方法に係る一連の手順を実行するものである。
即ち、この制御部31は、上記撮像部10のレンズブロ
ック11の備えるズームモータ46、SH/AGC部1
3、A/D部14、信号処理部15、駆動部20のパン
モータ23、チルトモータ22に制御を与え、またこれ
ら各部における現在位置等の状況について報告を受け
る。また。この制御部31は、上記記憶部1に対して書
き込み及び読み出しを制御するR/W制御信号、中央処
理部30内の画像処理部32に対して処理制御信号を与
える。
【0022】上記画像処理部32は、制御部31から与
えられる処理制御信号により制御され、上記記憶部1か
ら与えられた映像に対して所定の画像処理を施して記憶
部1に出力する。例えば、上記撮像部10にて撮像した
複数の画像を連結することにより、パノラマ映像に合成
する。
【0023】上記記憶部1は、映像信号等を一時的に記
憶する揮発性のメモリである。この記憶部1は、上記制
御部31の与えるR/W信号により読み出し及び書き込
みを制御される。例えば、撮像部10の信号処理部15
から供給される信号を書き込み、上記画像処理部32に
映像信号を読み出し、この画像処理部31にて画像処理
された映像信号を書き込む。
【0024】上記インターフェース2は、上記信号処理
部15及び記憶部1と、モニタ3との間に介在して、映
像信号の形式、タイミング調整等の必要な操作を行う。
このインターフェースを介して接続されるモニタ3は、
この画像処理装置の出力する所定の情報、例えば合成さ
れたパノラマ映像を表示する。
【0025】上記駆動部20は、上記撮像部10をパン
チルトの2軸方向に回転可能に保持する回転雲台21
と、この回転雲台21をパンチルト方向にそれぞれ回転
させるパンモータ23及びチルトモータ22とから構成
されている。
【0026】上記回転雲台21は、通常は固定されてい
る基部と、主面に上記撮像部10を固定する可動部と、
この可動部を上記基部に対してパンチルトの2軸方向に
回転自在に支持する接続部とから構成される。
【0027】この回転雲台21をパン方向及びこれに略
々直交するチルト方向に回転させる上記パンモータ23
及びチルトモータ22は、所定の分解能を有する例えば
ステッピングモータであり、上記処理部31の制御に基
づいて回転雲台21の可動部及びこの可動部に配設され
る撮像部1を駆動し、また、可動部の現在位置を上記制
御部31に報告する。
【0028】次に、この画像撮像方法に係る一連の工程
について説明する。この一連の工程は、図2に示すよう
に、ステップS1からステップS3までの3個の工程か
ら構成される。
【0029】ステップS1においては、上記モニタ3を
参照しながら、又はこのモニタ3上にてこのパノラマ映
像作成に係る一連の工程の開始が指示されると、撮像部
10にて撮影される単位画像と、これらの単位画像が画
像処理部32にて合成されて得られるパノラマ画像と保
存する領域をそれぞれの記憶部1に確保して初期化する
処理が行われる。これに続くステップS2においては、
上記撮像部10その他と周期的に通信を行うために、タ
イマが設定される。そして、これらの初期設定動作が終
了すると、各種発生するイベント待ち状態に推移する。
即ち、ステップS3において、タイマイベント又はパノ
ラマ作成イベントが発生するとこれらのイベントに分岐
するが、そのイベントが終了すると、イベント待ち状態
に復帰する。
【0030】次に、タイマイベントの詳細について説明
する。この画像撮像方法のタイマイベントは、周期的に
モードコントローラと通信を行うために発生するもので
あり、図3に示すように、ステップS11からステップ
S24までの14個の工程から構成される。
【0031】ステップS1においては、タイマイベント
が発生すると、通信ポートの設定が完了していることを
確認する。通信ポートの設定が完了している場合には、
“YES”としてステップS12に進み、設定が完了し
ていない場合には“NO”としてステップS20に進
む。
【0032】ステップS12としては、受信バッファの
受信データの有無を確認する。受信データが有る場合に
は“YES”としてステップS13に進み、受信データ
がない場合には“NO”としてステップS14に進む。
【0033】ステップS13においては、受信データの
解析処理を行う。例えば、受信データから、例えば回転
雲台21の現在位置、ズームレンズとなる第2のレンズ
42の現在位置等の各情報として解析され、分離の上取
得される。そして、次のステップS14に進む。
【0034】ステップS14においては、送信要求フラ
グFlag_soの確認をする。そして、この送信要求
フラグFlag_soが、“True”である場合に
は、送信要求ありとしてステップS21に進み、“Fa
lse”である場合には、送信要求なしとしてステップ
S15に進む。
【0035】ステップS15においては、位置要求カウ
ント値req_cntが0以下であるかによって分岐す
る。即ち、位置要求カウント値req_cntが0以下
の場合には、パノラマ位置要求ありの“YES”として
ステップS18に進み、他の場合には“NO”としてス
テップS16に進む。ここで、位置要求カウント値re
q_cntとは、位置要求を保持する内部カウンタであ
り、イベント処理毎にこの位置要求カウント値を利用し
て3種類の処理の内の1個を処理している。
【0036】ステップS16においては、位置要求カウ
ント値req_cntが1以下であるかによって分岐す
る。即ち、位置要求カウント値req_cntが1以下
の場合にはズーム位置要求ありの“YES”としてステ
ップS17に進み、他の場合の“NO”の場合にはパノ
ラマ要求ありとしてステップS22に進む。
【0037】ステップS17においては、ズームの位置
を要求し、通信データの転送処理を行い、ステップS1
9に進む。また、ステップS18においては、パンチル
タの位置を要求し、通信データの転送処理を行い、ステ
ップS19に進む。そして、ステップS19において
は、位置要求カウント値req_cntをインクリメン
トする。すなわち、位置要求カウント値req_cnt
を1増加させる。そして、この一連の工程を終了する。
【0038】ステップS22においては、パノラマ要求
フラグFlag_paの確認をする。即ち、このパノラ
マ要求フラグFlag_paが“True”の場合に
は、パノラマ要求ありとしてステップS23に進み、
“False”の場合には、パノラマ要求なしとしてス
テップS24に進む。
【0039】ステップS23においては、パノラマ作成
処理を行い、これに続くステップS24としては、送信
要求カウンタ値req_cntを0に設定し、この一連
の工程を終了する。
【0040】ステップS20においては、通信ポートの
処理を行う。例えば、中央処理部30としてパーソナル
コンピュータを用い、通信経路としてRS232Cを利
用する場合には、このRS232Cポートを設定する。
そして、この一連の工程を終了する。
【0041】ステップS21においては、ステップS1
4において、送信要求フラグFlag_soが“Tru
e”であり、送信要求が伝えられたので、送信バッファ
の内容を直ちに送信した後、この一連の工程を終了す
る。
【0042】続いて、上述のタイマイベントに係る一連
の工程の簡易版を、図4に従って説明する。この簡易板
のタイマイベントに係る一連の工程は、上記図3に示し
たステップS14以下を簡易化したものである。なお、
上記図3と同様な部分については共通の符号を付して説
明を省略する。
【0043】図中のステップS31においては、位置移
動フラグが立ってるか否かによって分岐する。即ち、位
置移動フラグが立っている場合には位置移動要求ありの
“YES”としてステップS32に進み、位置移動フラ
グが立っていない場合には位置移動要求なしの“NO”
として、ステップS22に進む。
【0044】このように、この簡易板のタイマイベント
に係る一連の工程においては、内部カウンタreq_c
ntとは別に、位置要求フラグが立った場合に指定され
た位置に撮像部10を移動するものである。
【0045】次に、パノラマ映像を構成する単位画像か
らパノラマ映像を合成するパノラマ作成処理について説
明する。まず、パノラマ映像作成の一連の工程の概略的
な流れを説明する。この一連の工程は、図5に示すよう
に、ステップ61からステップ71までの11個の工程
から構成される。
【0046】ステップS61では、駆動部20にて撮像
部10のズームをワイド端に移動する。続くステップS
62においては、上記撮像部10の撮像位置が合ってい
るか否かを判断しする。即ち、撮像位置が合っている場
合には“YES”としてステップS64に進み、撮像位
置が合っていない場合には“NO”としてステップS7
1に進む。
【0047】ステップS63においては現在の映像を記
憶部1に保存し、ステップS64においては次の撮影位
置を撮像部10に指示し、ステップS65においては位
置移動フラグを立てる。
【0048】これに続くステップS66においては、パ
ノラマ映像を構成する単位画像を必要枚数撮像したか判
断する。そして、必要枚数を撮像した場合には“YE
S”としてステップS67に進み、そうでない場合には
“NO”としてこの一連の工程を終了する。
【0049】ステップS67においては、上記単位画像
の縮小又は連結を行い、ステップS68においてはパノ
ラマ映像を記憶部1に保存し、ステップS69において
はパノラマ映像をモニタ3に表示し、ステップS70に
おいてはパノラマ作成要求を解除する。そして、この一
連の工程を終了する。
【0050】ステップ71においては、位置移動フラグ
を立てる。そして、この一連の工程を終了する。
【0051】続いて、このようなパノラマ作成処理に係
る一連の工程を、より具体的に説明する。このパノラマ
作成処理に係る一連の工程は、図6に示すように、ステ
ップS41からステップS54までの14個の工程から
構成される。
【0052】この一連の工程は、パノラマ映像を構成す
る単位画像の内、内部カウンタのパノラマカウント値P
anoCntに対応する単位画像を取得して、連結する
ものである。パノラマ映像の合成は、この一連の手順に
従って行われ、パノラマ映像が完成した場合には、この
パノラマ映像は保存される。
【0053】即ち、パノラマ作成要求のイベントが発生
すると、単位画像を同定するパノラマカウント値Pan
oCntに従って、パノラマ作成処理がこの一連の工程
に従って実行される。
【0054】最初のステップS41においては、パノラ
マカウント値PanoCntが1であるという条件によ
って分岐する。この条件が満たされる場合には“YE
S”としてステップS53に進み、この条件が満たされ
ない場合には“NO”としてステップS42に進む。こ
のステップS41では、撮像装置の画角の設定が最広角
であるか確認されている。これは、より広範囲のパノラ
マ画像を、少ない画像取得回数で行うためである。
【0055】ステップS42においては、パノラマカウ
ント値PanoCntが2であるという条件によって分
岐する。この条件が満たされる場合には“YES”とし
てステップS54に進み、この条件が満たされない場合
には“NO”としてステップS43に進む。このステッ
プS42では、パンチルタが画像を取得する最初の位置
に設定されていることを確認している。
【0056】ステップS43においては、ズームレンズ
である上記第2のレンズ42の位置が確認される。設定
したズーム位置にある場合には“YES”としてステッ
プS44に進み、設定したズーム位置にない場合には
“NO”としてこの一連の工程を終了する。
【0057】ステップS44においては、パンチルタの
現在位置が確認される。即ち、パノラマカウント値Pa
noCntが3以上の場合に、パンチルタ位置が指定位
置POS(PanoCnt−3)にある場合には“==
POS(PanoCnt−3)”としてステップS44
に進み、そうでない場合には“!=POS(PanoC
nt−3)”としてこの一連の工程を終了する。ここ
で、POSとは、パノラマカウント値PanoCntに
対応するパンチルタ等の位置を指定する関数を意味して
いる。
【0058】ステップS45においては、指定位置にお
ける現在の画像のキャプチャを行い、次のステップS4
5に進む。
【0059】ステップS46においては、画像取得位置
であるPOS(PanoCnt−2)にパンチルタを移
動し、続くステップS47に進む。
【0060】ステップS47においては、先にキャプチ
ャした画像の水平、垂直方向への圧縮処理等を行い、次
のステップS48においてはパノラマ画像作成の進行状
況をモニタ3に表示する。そして、次のステップS49
においては、パノラマカウント値PanoCntをイン
クリメントする。即ち、パノラマカウント値を1増加さ
せる。そして、次のステップS50に進む。
【0061】ステップS50においては、パノラマ映像
が完成したか否かによって分岐する。即ち、パノラマ映
像が完成した場合には“YES”としてステップS51
に進み、パノラマ映像が完成していない場合には“N
O”としてこの一連の工程を終了する。
【0062】ステップS51においてはフラグFlag
Paの値をFalsとして、パノラマ映像の完成を意味
する設定を行い、次のステップS52においてはパノラ
マ映像を保存し、この一連の工程を終了する。
【0063】なお、駆動装置20は、制御部31から制
御される目標位置に対して、常に同じ方向から進入する
ように動作し、画像連結の際に発生し得る、連結画像の
ズレを補正している。このようなズレは、例えばギアの
バックラッシュのような駆動形の機構の遊びによって発
生することがある。
【0064】ステップS52においては、ステップS5
0にて全画面のパノラマ映像が完成したことが確認され
たので、このパノラマ映像を保存する。そして、この一
連の工程を終了する。
【0065】次に、上記画像撮像装置が不均一でない一
様なパノラマ映像を取得するために用いる画像撮像方法
の一例について説明する。
【0066】この方法は、パノラマ映像の作成に際し
て、上記制御部31の制御の下に、撮像部10の備える
シャッタ、AGC・ホワイトバランス・焦点等の撮影条
件の自動調整機能を無効とするものである。実際には、
上記撮影条件はパノラマ映像を構成する単位画像を取得
する間は一定に保持される。これら一定の撮影条件にて
取得された単位画像を連結すると、一様なパノラマ映像
が合成される。
【0067】続いて、一様なパノラマ映像を取得する画
像撮像方法に係る第2の例について説明する。
【0068】この方法においては、パノラマ映像を構成
する単位画像は、上述の方法と同じく、撮影条件を一定
に保持された状態にて取得される。これらの単位画像
は、ハードディスク等の記憶部1にデジタル静止画像と
して保存される。そして、記憶部1に保存されたこれら
単位画像から輝度情報を抽出され、図7に示すような輝
度の度数分布に関するヒストグラムが作成される。そし
て、このヒストグラムにおいて平均操作等の統計処理を
行うことにより、図中斜線のバーにて示す基準輝度値Y
1が決定される。
【0069】これに続いて、上記輝度基準値Y1と比較
してそれよりも明るい部分の面積を求めるなどして、例
えば逆光や過順光の状態を判定し、固定した最初の撮影
条件を考慮して、記憶装置に用意されているテーブル等
から最適な露出を与えるアイリスやゲイン等の条件を決
定する。
【0070】例えば、図8のグラフにおいては、折れ線
aはアイリス開口率、折れ線bはシャッタ、折れ線cは
ゲインをそれぞれ示している。従って、これらアイリス
開口率、シャッタ、ゲイン等の撮影条件は、上記輝度標
準値Y1に対応して、それぞれ図中の点P1、P2、P
3として求められる。
【0071】このような撮影条件の決定により、次回の
撮像以降は最適な撮影条件にて撮影を行うことができ
る。即ち、この画像撮像方法に係る第2の例において
は、図9に示すように、ステップ81からステップ83
までの3個の工程から構成されている。即ち、ステップ
81において輝度情報のヒストグラムを作成し、ステッ
プS82において上記ヒストグラムを解析した情報に基
づいて最適な撮影条件を決定し、ステップS83におい
て最適条件にて露出を決定している。
【0072】なお、ホワイトバランス調整には、例えば
記憶部1に保存された各画像の一定輝度以上の画素を原
色分離して積分し、積分値の白とのズレを算定すること
により、最適なホワイトバランスを決定することができ
る。
【0073】即ち、このようなホワイトバランスの調整
は、図10に示すように、ステップS91からステップ
S93までの3個のステップから構成される。
【0074】ステップS91においては、初回に撮像し
たパノラマ映像を構成する単位画像から輝度情報を抽出
し、輝度標準値Y1と比較し、続くステップS92にお
いては、次のような線形関係式を満足し、Rm’=B
m’=Gm’となる対角行列Mを決定する。
【0075】
【数1】
【0076】そして、ステップS93においては、この
対角行列Mに基づいて、制御部31は撮像部等の制御を
行い、適当なホワイトバランスに設定する。
【0077】続いて、一様なパノラマ映像を取得する画
像撮像方法の第3の例について説明する。
【0078】この方法においては、上述の方法と同じ
く、撮影条件を一定に保持した状態にてパノラマ映像を
構成する単位画像を取得し、記憶部1にデジタル静止画
像として保存する。そして、上記デジタル静止映像から
輝度信号を抽出し、また、焦点の適合具合を判定する。
【0079】ここで、焦点の適合具合は、上記記憶部1
に記録されたデジタル静止画像の周波数成分の分布によ
り判定する。
【0080】即ち、図11中のAに示すように焦点が不
適合なために画像がぼけていて、同図中のBに示すよう
に輝度が位置に関してなだらかに分布している場合に
は、同図中のCにおいて周波数基準値f0を越える周波
数成分は少ない。
【0081】これに対して、図12中のAに示すよう
に、焦点が適合しているために映像が鮮明であり、同図
中のBに示すように輝度が位置に対して急峻に変化して
いる場合には、同図中のCにおいて周波数基準値f0を
越える周波数成分は比較的多い。なお、周波数成分の抽
出には、例えば隣接した画素の輝度の差を利用すること
ができる。
【0082】このようにして得た初回の焦点の適合具合
を記憶部1に記録する。そして、同様に複数回焦点を変
化させてパノラマ映像を構成する単位画像を撮影し、記
憶部1上のデジタル静止映像として焦点の適合具合を判
定し、これら焦点の適合具合をそれぞれ記憶部1に記録
する。そして、上記周波数基準値よりを越える高周波成
分が極大となる場合を合焦状態とみなす。これにより、
上記撮像部1においては、最適な焦点を以て撮像するこ
とができる。
【0083】この手順は、例えば、図13に示す、ステ
ップS101からステップS103までの3個のステッ
プから構成される一連の工程により実現することができ
る。
【0084】即ち、ステップS101においては隣接し
ている画素の輝度の差が規定値以上離れている画素の総
数を求め、この総数を記憶部1に記録する。続くステッ
プS102においては、同様の作業を複数回に亘って行
い、上記総数が極大となったときの撮影条件を最適条件
と決定する。そして、ステップS103においては、例
えばRS232Cを介してしてモードコントローラ7か
らカメラコントローラ5に上記最適条件の焦点を与え、
再度撮影する。
【0085】なお、ホワイトバランスについては、図7
に示したような初回の再像にて得たパノラマ映像を構成
する単位画像の度数の分布の状態を示すヒストグラムに
おいて、輝度基準値Y1より明るい画素の累積度数又は
上記輝度基準値Y1より暗い画素の累積度数から、初回
の撮像時の露出条件における最適な条件Cを決定するこ
ともできる。
【0086】即ち、各画素は、RGB各値とCを引数と
する関数f(R,G,B,C)や、またはそれを記憶部
1上にCとRGB値を与えると補正値が参照できるテー
ブルにより補正が加えられ、適正な露出を持つ映像に加
工される。そして、例えば上記対角行列Mを各画素に乗
じることにより適正なホワイトバランスを持つ映像に加
工される。
【0087】次に、上記画像撮像装置の他の一例につい
て説明する。この画像撮像装置は、図14に示すよう
に、パノラマ映像を取得する撮像部10と、この画像撮
像装置全体を制御するコンピュータ9とが異なった場所
に設置され、これら撮像部10とコンピュータ40とが
伝送線で接続されたものである。
【0088】即ち、この画像撮像装置においては、撮像
部10と、駆動部20と、モードコントローラ7と、図
示しないカメラコントローラ5と、パンチルタコントロ
ーラ6は、パノラマ映像を取得する被写体を撮影する位
置、例えば屋外に配設される。一方、上記撮像部10等
を制御するコンピュータ40と、第1のモニタ3と、第
2のモニタ9と、入力部8は、上記位置と異なる場所、
例えば室内に設置される。そして、これら撮像部10等
と、コンピュータ40等との間は、伝送線にて接続され
ている。
【0089】この画像撮像装置は、図15に示すよう
に、画像を撮像して映像信号とする撮像部10と、上記
撮像部10をパンチルトの2軸方向に駆動する駆動部2
0と、この画像撮像装置の全体の制御と画像処理の一連
の手順を行うコンピュータ40とを有している。
【0090】上記コンピュータ40は、パノラマ映像の
合成等の画像処理を行う画像処理部41と、このコンピ
ュータ40及びこの画像撮像装置の全体を制御する制御
部42と、上記撮像部10から供給される映像信号をキ
ャプチャするビデオキャプチャ部43と、必要なデータ
を一時的に記憶する記憶部44とから構成される。
【0091】上記撮像部10及び駆動部20について
は、上述の画像撮像装置と同様の構成であるので、共通
の符号を付して説明を省略する。
【0092】この画像撮像装置は、カメラコントローラ
5と、パンチルタコントローラ6と、モードコントロー
ラ7とを有している。
【0093】上記カメラコントローラ5は、撮像部10
におけるフォーカス、ズーム等のレンズ制御、絞り、ゲ
イン、電子シャッタスピード等の露出制御、ホワイトバ
ランスの制御、画質制御等を制御するコントローラであ
ると共に、上記モードコントローラ7とのインターフェ
ースを行っている。
【0094】例えば、このカメラコントローラ5は、ズ
ームレンズである上記第2のレンズ42の制御に関連す
るインターフェース制御として、モードコントローラ7
より送られてくるズーム用の変倍レンズの駆動要求に対
して、上記第2のレンズ42が、指定された位置に駆動
されるように制御信号をモータドライバに出力すると共
に、上記第2のレンズ42の現在位置をモードコントロ
ーラ7に報告する。
【0095】上記パンチルタコントローラ6は、モード
コントローラ7より送られてくる上記回転雲台21のパ
ンチルトの各々の方向の駆動要求に対して、回転雲台2
1が要求された位置に駆動されるよう制御信号をモータ
ドライバに出力すると共に、回転雲台21の現在位置を
モードコントローラ7に報告する。
【0096】モードコントローラ7は、コンピュータ4
0と伝送路として例えばRS232Cにより接続され、
コンピュータ40から与えられる絶対位置駆動命令に対
し、回転雲台21、駆動部10のズームレンズである第
2のレンズ42を駆動するようにこれらの命令をカメラ
コントローラ5及びパンチルタコントローラ6に振り分
けると共に、これらカメラコントローラ5及びパンチル
タコントローラ6より送られてくる現在位置情報を、コ
ンピュータ40に送信する。
【0097】また、この画像撮像装置は、第1のモニタ
と、第2のモニタ9と、入力部8とを有している。
【0098】上記第1のモニタ3は、上記撮像部から供
給される映像信号及び他の情報を表示する。上記第2の
モニタ9は、上記コンピュータ40から供給される信号
に基づいて、その表示画面に、現在の撮像映像9aと、
パノラマ映像9bとを表示する少なくとも2個のウイン
ドウを表示している。
【0099】上記入力部8は、キーボード等を有し、ユ
ーザから入力される命令等を上記コンピュータ40に伝
える。また、この入力部8は、上記第2のモニタ9と一
体として、例えば表示画面のタッチパネルとして構成す
ることもできる。
【0100】なお、この発明に係る画像撮像装置として
は、パーソナルコンピュータを利用し、画像処理方法は
ソフトウェア的に実現することができる。例えば、ユー
ザインタフェースのため、コンピュータ40に接続する
CRTの表示画面のグラフィック表示を用いてパノラマ
画像の生成のための内部処理を行い、モードコントロー
ラ7への通信データを生成することができる。
【0101】また、ビデオキャプチャ43としては、映
像信号を任意の画質で表示することが可能であると共
に、キャプチャ信号により、ビットマップ形式、JPE
G形式の静止画、JPEG方式の動画等の任意の画像フ
ォーマットに、任意の画質でキャプチャし、例えばハー
ドディスクに記憶することができる。
【0102】そして、この発明に係る画像撮像方法とし
ては、上述のように、複数回撮影した結果から最適な撮
影条件を決定する方法は、露出・ホワイトバランスの最
適条件を決定する際に利用してもよい。この方法を複数
回にわたって繰り返すことにより、撮影条件は徐々に改
善される。
【0103】さらに、最適な露出やホワイトバランスを
決定した後、パノラマ画面全体にわたり画像処理を施す
ことにより、適正なパノラマ映像を得ることもできる。
【0104】また、上述の画像撮像方法においては、パ
ノラマ撮影終了後は、露出・ホワイトバランス・焦点・
倍率等の撮影条件を元の状態、あるいは予め設定されて
いる初期状態に戻すようにすることもできる。このこと
により、その後の通常撮影をスムーズに行えるようにす
ることができる。例えば、回転雲台21との駆動装置を
利用してパノラマ映像を撮影したときは、撮影後、撮像
部10の向きも例えばパノラマ画面の中央に戻すなどす
る。また、自動調整がオフとされていた場合には、パノ
ラマ撮影終了後には自動調整をオンとすることもでき
る。
【0105】そして、上述の画像撮像方法においては、
パノラマ映像の作成の方法としては、撮像部10を回転
雲台21等を備える駆動部20にて駆動することにより
得た単位画像を連結することにより得ていたが、これに
限定されるものではない。例えば、デジタル静止画カメ
ラやラインCCDにより撮影した映像を連結したり、移
動体を流し撮りしたビデオ映像からパノラマ画面を作成
してもよい。
【0106】なお、以上においては画像撮像装置及び方
法の実施の形態について述べたが、これらの実施の形態
は画像処理装置及び方法に直接適応することができるの
はもちろんである。
【0107】
【発明の効果】上述のように、ビデオカメラ等を用いて
パノラマ映像を得る場合、各部分の映像をそれぞれ撮影
してハードディスク等の記憶装置に保存しておき、撮影
終了後にそれらを連結して1枚のパノラマ映像を作成す
る方法が利用される。この場合、各映像を撮影する際の
露出・ホワイトバランス・焦点等の撮影条件を一定とす
ることで、一様なパノラマ映像を得ることができる。
【0108】また、一旦作成されたパノラマ映像の輝度
・色差信号等の情報と、各種の撮影条件からそのパノラ
マ映像を作成するための最適な撮影条件を決定し、再度
パノラマ撮影を行う。または、画像処理を施すことによ
り、均整の取れた美しいパノラマ映像を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る画像撮像装置の概略的な構成を
示すブロック図である。
【図2】この発明に係る画像撮像方法の一連の工程を示
すフローチャートである。
【図3】上記方法に係るタイマイベントのアルゴリズム
の一連の工程を示すフローチャートである。
【図4】上記アルゴリズムを簡易化した一連の工程を示
すフローチャートである。
【図5】上記方法に係るパノラマ映像作成のアルゴリズ
ムの概略的な工程を示すフローチャートである。
【図6】上記アルゴリズムに係るより具体的な工程を示
すフローチャートである。
【図7】上記方法に係る輝度に係る度数分布を示すヒス
トグラムである。
【図8】上記方法に係るシャッタ速度、ゲイン及びアイ
リス開口度の輝度に対応する値を示すグラフである。
【図9】上記方法に係る露出決定に係る一連の工程を示
すフローチャートである。
【図10】上記方法に係るホワイトバランスの決定に係
る一連の工程を示すフローチャートである。
【図11】合焦状態における画像、輝度分布および周波
数成分の分布を示す図である。
【図12】非合焦状態における画像、輝度分布および周
波数成分の分布を示す図である。
【図13】上記方法に係る焦点の決定に係る一連の工程
を示すフローチャートである。
【図14】上記装置の実施の形態の他の一例に係る設置
の態様を示す正面図である。
【図15】上記装置の実施の形態の他の一例に係る構成
を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 記憶部、2 インターフェース、3 モニタ、10
撮像部、20 駆動部、30 中央処理装置、40
コンピュータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 細沼 直泰 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 玉山 研 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像を撮像して映像信号とする撮像手段
    と、 上記撮像手段を撮像範囲を移動させるように駆動する駆
    動手段と、 上記駆動手段にて上記撮像手段を駆動し、上記撮像手段
    にてパノラマ映像を構成する単位画像を撮像制御する制
    御手段と、 上記単位画像をパノラマ映像に合成する画像処理手段と
    を備え、 上記制御手段は、該単位画像に依らず、上記撮像手段の
    露出、ホワイトバランス及び焦点の少なくとも一つを一
    定とすることを特徴とする画像撮像装置。
  2. 【請求項2】 パノラマ映像を構成する単位画像を撮像
    して映像信号とする撮像工程と、 上記単位画像を処理してパノラマ映像に合成する画像処
    理工程とを有し、 上記撮像工程では、該単位画像に依らず、露出、ホワイ
    トバランス及び焦点の少なくとも一つを一定とすること
    を特徴とする画像撮像方法。
  3. 【請求項3】 画像を撮像して映像信号とする撮像手段
    と、 上記撮像手段の撮像範囲を移動させるように駆動する駆
    動手段と、 上記駆動手段にて上記撮像手段を駆動し、上記撮像手段
    にてパノラマ映像を構成する単位画像を撮像制御すると
    共に撮影条件を制御する制御手段と、 上記単位画像をパノラマ映像に合成する画像処理手段と
    を備え、 上記制御手段は、上記単位画像の撮影にて得た情報に基
    づいて露出、ホワイトバランス、焦点の少なくとも一つ
    の最適条件を算出し、上記撮像手段を上記最適条件に決
    定することを特徴とする画像処理装置。
  4. 【請求項4】 上記制御手段は、初回のパノラマ映像の
    撮像にて得た各単位画像の画像情報に基づいて上記最適
    条件を算出することを特徴とする請求項3記載の画像処
    理装置。
  5. 【請求項5】 上記制御手段は、上記撮像手段の露出、
    ホワイトバランス及び焦点の少なくとも一つを各回毎に
    変化させて撮像を複数回行い、その撮影された画像の情
    報に基づいて露出、ホワイトバランス及び焦点の少なく
    とも一つの最適条件を算出し、上記撮像手段は上記最適
    条件に決定することを特徴とする請求項3記載の画像処
    理装置。
  6. 【請求項6】 上記制御手段は、上記撮像手段の露出、
    ホワイトバランス及び焦点の少なくとも一つを各回毎に
    変化させてパノラマ映像の撮像を複数回行い、そのパノ
    ラマ映像の情報に基づいて露出、ホワイトバランス及び
    焦点の少なくとも一つの最適条件を算出し、上記撮像手
    段は上記最適条件に決定することを特徴とする請求項3
    記載の画像処理装置。
  7. 【請求項7】 上記制御手段は、撮影された画像の情報
    に基づいて露出、ホワイトバランス、焦点の少なくとも
    一つの最適条件を算出し、上記画像処理手段における画
    像処理により上記最適条件を実現することを特徴とする
    請求項3記載の画像処理装置。
  8. 【請求項8】 上記制御手段は、撮影されたパノラマ映
    像の画像の情報に基づいて露出、ホワイトバランス、焦
    点の少なくとも一つの最適条件を算出することを特徴と
    する請求項7記載の画像処理装置。
  9. 【請求項9】 上記撮像装置は、パノラマ映像の作成後
    には、露出、ホワイトバランス及び焦点の少なくとも一
    つを初期値に変更することを特徴とする請求項3記載の
    画像処理装置。
  10. 【請求項10】 画像を撮像して映像信号とする撮像工
    程と、上記画像をパノラマ映像に合成する画像処理工程
    とを有し、 撮像された画像の情報に基づいて露出、ホワイトバラン
    ス及び焦点の少なくとも一つの最適条件を算出し、以降
    の撮影では該単位画像に依らず上記最適条件に決定する
    ことを特徴とする画像処理方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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